男「次は世界戦です!」 (26)

インタビュアー「見事東洋1位の挑戦者のラフファイトを捌いてのTKO防衛でしたね?」

男「ありがとうございます!!肘でカットしたときはちょっと頭にきましたけど熱くならずに冷静に戦えたことが勝因です!」

インタビュアー「次の目標はなんですか?」

男「次は世界戦です!」

インタビュアー「ありがとうございました!以上勝利者インタビューでした!」

女「おめでとう!」

男「ありがとう!今日は危なかったなあ・・・」

女「私はあなたが勝つって信じてたから!次の試合のことも任せてね!試合にだけ集中してチャンピオンになって!」

男あ、ありがとう(女さんの家族に世話になってばかりだ・・・恩を返すには世界を取るしかない!)頑張るよ!」

女「いやん!真面目な顔も可愛い!!」

シュッシュ!
男「コーチ・・・勝てる見込みは?」

コーチ「難しいだろうな。チャンピオンのデキレーサイ・3Kマッチポンプは強敵だ。打たれ強いしワンパンチで倒す強打もある。」

コーチ「お前もタフなファイターだが王者はラフファイトも得意だ。前のようにフェアプレイを貫いていたら泣きを見るかもしれん」

男「ラフに行って勝っても自分やみんなが満足できる勝利じゃなきゃ価値がない」

コーチ「相変わらず真面目だな」

新聞「チャンピオン不敵!KO宣言!」

デキレーサイ「挑戦者の顔面を壊してきてって子供たちに頼まれたんだ。何Rで倒されたいのかきいてきてくれ。」

デキレーサイ「浅草に寄ったついでに大金をもらってついでにスパーリングをしにきたんだ」

デキレーサイ「俺とやって無事に帰った奴はいない。」

新聞「デキレーサイ(タイ、29)は勝利がすべてKOというハードパンチャーだ。その強打をかわしながら如何に接近戦をものにするかが挑戦者には問われそうだ。」

コーチ「ヤローなめやがって!

新聞「挑戦者の男(八王子屋中、28)は(リングに上がればその認識は改められることになるだろう。口だけじゃなく拳で証明する。)と冷静さを貫いた。」

コーチ「むかつくヤローだ。あんな奴ぶったおしてやれ!」

男「おう!」

そして
女「で勝つ見込みはあるの?」

コーチ「正直言って難しい。実力も経験もこっちが不利だ。善戦はできるかもしれないが・・・」

女「ちょっと!このジムにいくら投資したと思ってるの???!!トレーナーなら何とかしなさいよ!」

コーチ「あんたの支援には感謝してるがこればっかりは・・・」

女「頼り甲斐のない男ね・・・」

女(でももしかしたら男クンは勝てないかも・・・あんな強打を浴びたら無事に帰ってこれない・・・死んじゃうかも!!)

女「仕方ない。こうなったら奥の手よ!」

計量前日・・・
デキレーサイ「ペラペラ(で話とはなんですか?あなたは挑戦者のマネージメントをしてるとのことですが・・・)」

女「ペラペラ(単刀直入に言いますが負けてください。)」

デキレーサイ「なんだと!馬鹿にするな!俺は王者だぞ!」

デキレーサイ「このことは告発させてもらう。」

女「待ってください。あなたのお母様は難病で苦しんでいるとのこと。私たちならあなたのお母様を直すことができます。」

デキレーサイ「!!」

女「承諾していただけますね?」

デキレーサイ「(この下衆が)・・・はい」

コーチ「おい!今の話はどういうことだ!」

女「コーチ・・・あなたは黙っていてください。これは人助けですから。」

コーチ「八百長を見過ごせというのか!あいつが知ったら・・・」

女「あなたも愛弟子を王者にしてあげたいのでは?」

コーチ「ぐう・・・しかし」

女「いいんです手を汚すのは私たちだけでいいんです。彼にはピュアでいてほしい。このことは黙っていてください。いいですね?」

コーチ「・・・」

当日・・・
実況「王者は調整失敗か!??足元が定まっていません!」

男「効いてる。効いてるぞ!この試合勝てるぞ!」

コーチ「。。。ああ」
セコンドアウト!
コーチ「。。。このRで決めて来い」

男「おう!(イケル!勝てるぞ!)」

コーチ「。。。」

女「頑張って!勝てるって信じてるから!」
女(ニヤリ)

ラウンド4・・・
レフェリー「BOX!」

実況「挑戦者ゴングと同時に責め立てる!」

解説「チャンスです!でも大振りにならない方がいいですね!」

実況「王者負けじと手を返すが!}

実況「あああああ!!!左がカウンターになりました!!!王者もんどりを打ってダウン!!これはたてないかあ!!??」

実況「レフェリー試合を止めた~~~~!!!!KO奪取!!KO奪取!!!WBAフェザー級チャンピオンに輝く!!!!!」

解説「素晴らしい!!!よくやりました!!」

女「やったあああああああああああああああああ勝った勝った!!!!!」

コーチ「。。。」

男「かったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

コーチ「よく、、、やった。。。」

男「コーチ!!!もっと喜べよ!!!」

女「おめでとう!おめでとう!絶対やれるって思ってた!」
控室にて
女「おめでとう!!!大好き!!!!!!」

男「ありがとう!!!俺一人の力じゃここまで来れなかった!君のおかげだ!!!」

女「盛り上がってるところ悪いけどちょっと用があるから行ってくるね。」

男「え?どこへ?俺も行くよ。」

女「いいからいいから。ホントにおめでとう!」
そして
男「ちょっと気になる。」

コーチ「なあ??ホントにこれでいいのかよ!」

女「いいのいいの彼が喜んでるし私も彼のために最善を尽くせてよかった!」

コーチ「しかし、、、選手を買収なんて、、、」

男「??!!!!」

男「おい!それどういうことだ!」

女「!!!」

男「買収?!勝つって信じてただと?ふざけるな!」

女「こ、これは、そのぅ・・・」

男「俺バカみたいだよ!道化だよ!!くそッたれ!」

女「あなたに危険な目にあってほしくなくて・・・」

男「どこまでもバカにするな!!・・・もうお前とは一緒にいられない・・・勝ったら君にプロポーズしようと思ってた。完全にだまされたよ。こんな狸みたいな女だとは思わなかった」

女「!!そんな!!あなたのためにここまでお金も出して試合のプロモートも全部やってきたのに!!あなたが好きだから。。。」

女「捨てないで!!お願い!!!心を入れ替えるから!!!」

男「・・・(スタスタ)」

女「・・・・・・・・・・・・!!!???????????!!!!」

女「ゆるさないから・・・ここまですべてをあなたに捧げてきたのに・・・捨てるなんて許さないから・・・離れられない!!!絶対に私が必要になる!!!そうなるから!!!」

女「あなたはわたしのものよ!!!!

インタビュアー「男選手、、、勝利おめでとうございます!」

男「ありがとうございます。王者は本調子じゃなかった。次の防衛戦は1位の選手とやります。」

インタビュアー「一位の選手!あのフレディ・アルバレスとですか?!五輪連覇の?」

男「そうです。この防衛戦に勝ってこそ真の王者です!」

インタビュー「勇敢な王者でした!次も期待しています!ありがとうございました!」

新聞「男選手ジムを移籍!遺恨か?」

男「じゃあなコーチ」

コーチ「ああ。。。俺はお前には謝り切れない。頑張ってくれ。」

男「。。。」
ガチャン

コーチ2「本当にフレディとやるのか?!初防衛戦なんだからもう少しイージーな相手でも・・・」

男「やりたいんだ。本当の王者になりたい。ハードな相手との対戦をサポートしてくれる約束で移籍したんだ文句はないだろう?」

コーチ2「そうだなしかし彼は強い!完璧なボクサーだ。絶対に勝てないとは言わないが絶無に等しい。あの強打を浴びたら死ぬかもしれない。実際に対戦車が何人も再起不能になった」

男「それでも、男にはやらなきゃいけない時がある。」

コーチ2「わかった。」

女「汗くさい場所ね。」

男「??なぜここにいる!」

コーチ2「ああこの人が新しいオーナーだ。」

女「買収したの。お父さんの力でね。」

女「あなたにはこちらの指示に従ってもらうから

男「!?」

女「次の相手はイージーな相手を設定するわ。ジムに久々のベルトが来たんだからあなたにはそれを守ってもらいます。」

男「・・・」

女「逆らうならもうボクシングはできないと思ってね。移籍を繰り返すボクサーに門戸を開くジムはないしさせないから。試合枯れして引退ってとこね。」

男「・・・」

女「コーチ2さんちょっとはずしてくれる?」スタスタ・・・

女「あなたが私の元に戻ってくるなら望みを聞いてあげても良くてよ。ホホホ!」

男「こんな奴だとは思わなかった・・・わかったよジムを出る。」

女「??!!さっきの話効いてた?!もうボクシングは続けられないわよ!」

男「なんとかするさ。あんたみたいな外道ばっかりじゃないよ世の中は!もう顔も見たくないね!」

男「本当にどこのジムに行っても門前払いじゃないか。俺はあいつの軍門に下るしかないのか。。。」

女「もう諦めたら?今なら許してあげないことも。。。」

コーチ「その必要はねえよ。」

男「コーチ。。。」

コーチ「次の試合はおれがなんとかする!お前に借りがあるままじゃな」

男「背に腹は代えられない。頼む!」

女「私の邪魔をしやがって!!後悔させてやる!!!お前ら絶対に許さんぞ!」

フレディ「入札は勝てそうにないな。ジャパンマネーが相手じゃ太刀打ちできない。」

coach「フレディ、がっかりするな。チャンピオンは調整不足で勝利したラッキー王者だ。敵地でも問題なく勝てるさ!」

女「大丈夫です!」

フレディ、coach「あなたは?」

女「あなたたちをバックアップしたいと考えているものです。ホーム開催のための資金は私が工面しますわ。小切手でよろしい?」

フレディ「ね、願ってもない話だ!」

女「その代り、チャンピオンを必ず再起不能にしてください。」

フレディ「お安いご用です!」

コーチ「入札も負けた。スパーリングパートナーも雇えない。敵地開催。最悪だ・・・」

男「いいさ。もともと泥のチャンピオンベルトだ。」

男「本物の相手と本物のボクシングをする。これだけで十分だ。」
そして
新聞「王者絶体絶命!敵地に乗り込んで最強挑戦者を迎え撃つ!」

新聞「王者が移籍問題のドタバタで心労が予想される中、圧倒的な実力を誇る「無冠の帝王」に挑む!」

新聞「フレディ・The Enforcerアルバレス(キューバ、アメリカ2重国籍)は、4団体1位の実力者。強すぎて王者に挑めないその姿は、無冠の帝王そのもの」

新聞「五輪2連覇の亡命キューバ人挑戦者はプロの世界でも最強を証明できるか?」

試合当日・・・
敵地・・・
コーチ「糞、アウェイは嫌がらせしかねえのか!」

女「奇遇ですわね・・・」

コーチ「てめえ。。。どこまできたねえ奴なんだ!」

女「今日であなたたちはおしまい。私を捨てたのがすべての間違いよ。」

女「ではごきげんよう。」

男「待てよ。」

男「勝つさ。お前は腐ったやつだ。お前に本当のボクシングを教えてやる。」

女「出来ないことは言わないって習わなかった?さよなら。お葬式に入ってあげるわよ」

リングアナ「here we go!with the main event of the evening!」

リングアナ「right now!ladys and gentleman!12Round boxing!itsshowtime!」

リングアナ「WBAfeatherweight champion ship of the world!the challenger figiting of red corner 」
 
リングアナ「126pounds! come back city come from TOKYO JAPAN! 25wins 2lost is 18coming by win of KO!」

リングアナ「formar OPBFchampion!current WBAfeatherweight champion!The block head! Otoko!」

リングアナ「fighting of blue corner 126pounds! 20wins Nolost is he has 18coming by win of KO!」

リングアナ「come back city comeback Ohio USA! hes orizinaly from JABANA cuba!」

リングアナ「Freddy The enforcer Alvarez!」

リングアナ「judge raul cirz Sr,Stanley knowls and victor aruz!referee joe cortez!」

レフェリー「BOX」

実況「さあ、最強挑戦者を迎えてどのように立ち回るか、チャンピオン。解説さんどのような立ち回りを期待しますか?」

解説「そうですね。挑戦者はとにかく隙がなくパンチも強いので、その堅いディフェンスをパワーなりスピードなりでこじ開けるようなボクシングをしてほしいですね。」

男(速い・・・!)

挑戦者(悪いがベルトは貰うぜ。)
シュッシュ
実況「ああっと貰ってしまった!王者は少し効いているか!?」

解説「ちょっと回復するまでしのいでほしいですね。」

実況「負けじと打ちかえすもすでに挑戦者は射程県外へ!スピード差は歴然です。チャンピオン」

男(クソ!)バキボコ!

実況「挑戦者!おちょくるようにノーガードで左を連発!それでもとらえきれません!」

解説「カッとなって前に出てしまうのはよくありませんね。出ばなをくじくのは挑戦者のパターンです。

コーチ「冷静になれ!大振りするな!」
カン!
実況「1r終了です!王者劣勢!」

解説「10-9で挑戦者です。」

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