ほむら「まどかがいる世界」 (364)

ほむら(ワルプルギスを乗り越えた世界)

ほむら(そのために払った犠牲は多すぎるけれど)

ほむら(そんな事どうだっていい)

まどか「……おはよう、ほむらちゃん」

ほむら「……」

ほむら「ええ、おはよう」

ほむら(私は今まどかとこうして喋っている)

ほむら(まどかが生きている、それだけで私は幸せなんだから)

まどか「昨日の英語の宿題、難しかったね」

ほむら「ふふ、そうね、まどかにはそうかもね」

まどか「ええっ!酷いよぉ……」

まどか「……あ」

さやか「……」

まどか「さやかちゃーん!」

さやか「……っ!」

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さやか「……」

まどか「おはよう、さやかちゃん」

さやか「……」

さやか「私に……!話しかけるんじゃないわよ……!」

まどか「……」

さやか「……ほむら、いや、転校生」

さやか「……私たちに、関わらないで!」

ほむら「……」

ほむら「……別に私は関わろうとなんてしてないわ」

ほむら「ただ、まどかがあなたと関わろうとした、それだけの事でしょう?」

さやか「……っ……この……!」

まどか「……わぁぁ、もうやめてよぉ……!ご、ごめんね、さやかちゃん、嫌な気分にさせちゃって……!」

さやか「……」

さやか「……殺すわよ、あんた」

ほむら「……」

まどか「……」

まどか「……私、なにかさやかちゃんにしちゃったのかな」

ほむら「……」

ほむら「いいえ、まどかは何も悪くないわ」

ほむら「悪いのは……」

ほむら「……」

ほむら「悪いのは、きっと彼女達よ」

まどか「……そっか」

ほむら「ええ、きっとそう」

ほむら「ほら、だからもう行きましょう、遅れちゃうわよ」

まどか「ま、待ってよ、ほむらちゃん……!」

ほむら(そう、まどかは何も悪くない)

ほむら(私も、まどかの手前ああ言ったけれど、美樹さやか達も、私も、誰も)

ほむら(だから、これはきっと正しいことなんだ)

ほむら「間違っては、いない」

ーーーーーーーーーー

さやか「……うぅ……!まどかぁ……!」

杏子「……」

マミ「……うぅ……」

ほむら「……」

さやか「……駄目だった……!結局、私たちにワルプルギスの夜は……倒せなかった……!」

杏子「……まどか」

さやか「……何が、間違っていたっていうのよ……!」

さやか「……どこに、まどかが死ななくちゃいけない理由があるって言うのよ!?」

まどか「……うぅ、あ……」

さやか「……まど……!」

QB「無駄だよ」

さやか「……!」

QB「今の呻き声はただの反射のようなものだ」

QB「彼女のソウルジェムは、こうしている間にもグリーフシードへと変化を続けている」

QB「もう手遅れだ、助ける方法は無い」

ほむら「……!」

ほむら(……息が……しづらい……焦点が合わない)

ほむら(……だって、こんなにも理想の時間軸だったのに……!)

ほむら(巴マミだって、佐倉杏子だって、美樹さやかだって……!私のことを信じてくれたじゃない……!)

ほむら(四人で力を合わせて戦ったじゃない……!)

ほむら(……それなのに……どうして……!)

まどか「……、……んな……」

ほむら「……!!!」

QB「……」

QB「……驚いたよ、この状態でもまだ自我が残っているなんて」

ほむら「まどか!……まどかぁ!!!」

まどか「……ない、な」

ほむら「……!!!」

まどか「……魔女になんて……なり、たくない……よ」

ほむら「……っ!!!!」

QB「それを彼女に頼むのは酷じゃないかい?鹿目まどか」

ほむら「……うぅ、あああぁ……!!!」

杏子「……」

杏子「いい、どいてろ、あたしがやる」

杏子「……」チャキッ

ほむら「……待って!!待ってよ!!!まだ……!可能性があるかも……!しれないじゃない!」

ほむら「……まどかが魔女にならずに……!!生きていく方法が……!」

杏子「んなもん、ねぇんだよ!!!!!」

ほむら「っ!」

杏子「……ねぇんだろ……?」ポロポロ

QB「無いね」

杏子「……」ジャキッ

マミ「……」チャキッ

さやか「……」スゥッ

ほむら「……このっ……!やめて!やめてって言ってるじゃない!!


ほむら「……人殺し……!!まどかは、まだ生きてる……!のに……!!」

杏子「……そうだな」

杏子「まだ、生きてる」

杏子「だから、心があるうちに、死んでもらいたいんだよ」

ほむら「……うううぅ……!」

杏子「……なぁ、まどか」

杏子「嬉しかったよ、あたしをマミの所に誘ってくれたとき」

杏子「……楽しかったよ、お前らと、話してるとき」

杏子「……」

QB「どうせ同じ死なら、この宇宙のためになるほうがいいのは思わないのかい?」

杏子「……」ドゴォン!!

杏子「……な、まどか」

杏子「うるせぇ奴は、もう居ないから」

杏子「だから、静かに眠れよ」




ほむら「ううううううぅぅぅぅぅ……!あぁぁぁああ……!!」

杏子「……行けよ」

杏子「……お前もとっとと、いっちまえ」

杏子「……大丈夫さ、あんたならいつかきっと、勝てる」タッ

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら(酷くあっけなく、まどかは逝ってしまった)

ほむら(分かってる、誰よりも私が一番分かってる)

ほむら(あれが最善だったということ、あれがこの世界でのまどかの望みだったということ)

ほむら(……分かってる、はずなのに)

QB「やれやれ、僕の言葉にはつくづく耳を傾けてはくれないね」

ほむら「……インキュベーター……!」

QB「この体も無限じゃないんだから、もう少し考えて欲しいな」

QB「君も災難だね、佐倉杏子も酷いことをする」

QB「何も君の目の前で殺さなくてもいいのに」

ほむら(……違う、佐倉杏子は、わざとそうしたんだ)

ほむら(……この世界を諦めさせるために、わざと……)

ほむら(……絶望してる暇なんてない……!一刻も早く……!)ガッ

QB「……またそうやって、無意味に繰り返すのかい?」

ほむら「……なん、ですって……!?」

QB「君はこれまで何度繰り返しても、あの魔女に勝つことが出来なかったんだろう?」

QB「それはつまり、そういう事なんじゃないかな」

ほむら「……黙れ……!」

QB「そんなに怒らないでよ、何も僕は君の願いを否定してるわけじゃない」

QB「単に、もっといい方法があるんじゃないかと思ってね」

ほむら「……!?」

QB「この街の話ではないけれど、ある魔法少女たちは、死んだ人間を生き返らせようと試みた」

ほむら「っ!!!」

QB「もちろん、そんなことは不可能に近い、結局彼女達の試みも失敗に終わってしまったけれど、一人の人間を作ることに成功はした」

ほむら「……そ、んな……どうやって……?」

QB「君はもっと、やりやすいと思うな」

QB「だってそこに、器があるじゃないか」

ほむら「……!」

まどか「……」

ほむら(まどかの、亡骸……)

QB「そこに、入れてあげればいいんだよ」

QB「新しい、魂をね」

学校



和子「……さ、という訳で、今日からまた学校が始まります」

和子「……色々、辛いこともあると思いますが、頑張っていきましょうね」

和子「……あら?暁美さんは、遅刻ですか?」

さやか「……」

さやか(……あれから1週間か……)

さやか(見滝原はほぼ壊滅状態だったけど、何とか学校が再開する位にまでは元に戻った)

さやか(……だけど、元に戻らないものだってある)

さやか(……先生もきっと、もう知ってるんだろうな)

さやか(……まどか、私……あんたが居ないと……)

さやか(寂しいよ)

ガラッ

ほむら「すいません……少し遅れました」

和子「……ええ、仕方ないですね……ほら、早く席に……!?」

まどか「す、すいません……!」

さやか「……!?」

和子「……鹿目、さん……?……あなた、行方不明だって……!」

さやか(……行方不明……行方不明……!?)

さやか(そんなはずない……だって、私たちは、まどかの死体をそこに置いてきた……!スーパーセルの被害者ってことにしようって、決めた……!)

さやか(まどかのために、涙を飲んで死体を置いてきた!!)

さやか「……何が……何で……?」

ほむら「……」

さやか「……ほむら……!」




ほむら「わざわざ昼休みにこんな所に呼び出して、どうかしたの?」

さやか「……いつもの屋上が無いからね……!あんた、何したの?」

ほむら「……は?」

さやか「……そいつは、誰!?」

まどか「……」

ほむら「……誰って、まどかよ」

さやか「……そんな筈ない!まどかは、確実に私たちが……!」

さやか「……私たちが……うぇっ……!」

ほむら「……そう辛いことを思い出すものじゃないわ」

さやか「違う!私はまどかのことを忘れないように、この身に刻んだんだ!」

ほむら「そのために、親友を殺した業を背負うというの?」

さやか「……っ!」

ほむら「良いじゃない、仲良くしましょ、まどかは生きている、あなたは誰も殺してない」

ほむら「それでいいじゃない、それで、一体何が悪いというの?」

さやか「……ほ、本当に……?」

さやか「……本当に、まどか、なの?」

ほむら「ええ」

さやか「……まどか……まどかっ……!!」ギュッ

まどか「……」

さやか「……会いたかったよ……!まどか……!殺したりして……!ごめ……」

まどか「……すみませんが、私にその記憶はありません」

さやか「……!」

さやか(それは、とても人間の声とは思えない、無機質で、雑音がかかったような音だった)

さやか「……まど、か……」

まどか「私にある記憶は、暁美ほむらさんに作られてから今までの記憶だけです」

ほむら「……まどか……!私の前よ……!」

まどか「……」

まどか「……えへへ、ごめんね、さやかちゃん!」

まどか「私は体はまどかだけど、心は全くの別物なの!」

まどか「ううん、心なんて存在しないんじゃないかな」

まどか「だけど、安心してね!ほむらちゃんの前では鹿目まどかとして生きるから!」

ほむら「……そう、そうよ」

ほむら「……それで、いいの、ふふ、ふふふふふふ」

さやか「……ら」

さやか「……ほむらぁぁぁぁぁぁああああ!!!」

ガシャァン!!

ほむら「……痛いわね」

さやか「……あれは……何よ!?」

さやか「……あんた、一体何しちゃったの……?」

さやか「……まどかの、体に……何を……!」

ほむら「魔女の魂を、埋め込んだ」

さやか「……っ!」

ほむら「……」

さやか「……お前えええええええええ!」

ほむら「……苦労したわ」

ほむら「魔女は、その身を絶望に落としたからか、生前の知識すら持っていなかった」

ほむら「それどころか、彼女の体に魂を入れると、魔力が溢れ出して、すぐに戻ってしまう」

ほむら「だからまずは、その魔女の魔力を極力抑えるために、私の魔力を使った」

ほむら「そして、生きていくための知識、固まってしまった体の治癒、全てを私ひとりで行った」

ほむら「ええ、とても苦労したわ」

ほむら「けれど幸い、私にはほぼ無限に時間があった」

さやか「……何してるんだ!!!……まどかは、もう……!」

ほむら「まどかは、生きてる」

さやか「……!」

さやか(……駄目だ、こいつ、狂ってる)

ほむら「いずれ、私は中身の人格すら書き換えて、あの時と何一つ違わない、鹿目まどかを作り出す」

ほむら「いくら時間が、犠牲がかかっても構わない」

ほむら「どの道私には、もうそれしか道は残されていない」バシュッ

さやか「……っ!」ザッ

ほむら「攻撃なんてしないわ」ガチッ

さやか「……!あんた……それ……!」

ほむら「途中で願いが変わってしまったからなのかしらね、この砂は逆さまにしてもそのまま」

ほむら「もちろん、時間を止める事は出来るけれど」

さやか「……」

ほむら「……」

さやか「……どうして……」

ほむら「……どうしてか、本当に分からないの?」

ほむら「……まどかに、生きていて欲しかった」

ほむら「どんな形であれ、まどかに、生きて欲しかった」

さやか「あいつは、まどかじゃないだろ!!!」

ほむら「いいえ、まどかよ」

ほむら「ねぇ?あなたは、何?」

まどか「……」

まどか「……私は、鹿目まどかです!」

さやか「……そんな、心のない人形遊びで、あんたは満足なの?」

ほむら「……」

さやか「本当に、それで満足なの!?」

ほむら「……ええ、とっても」ニコッ

さやか「……」

さやか「……もういい!」バタァン!

ーーーーーーーーー

ほむら(そうだ)

ほむら(だから、やっぱり私は、正しい)

ほむら(世界から望まれるまどかは、生きるべきだ)

ほむら(死ぬなんて、間違ってる)

ほむら「さぁ、帰りましょう、まどか」

まどか「うん、ほむらちゃん!」

ほむら(今は、まだ完全にはまどかではないけれど、いつかきっと……)

ほむら(いつかきっと、本物のまどかにしてみせる)






杏子「……話にゃ聞いてたが、あれか」

マミ「……」

さやか「……」

杏子「たくよ、お前らがもうちょっとあたしに言ってくれれば早く対処できたのに」

マミ「……どう、するの?」

杏子「……決まってんだろ」

杏子「今度は、まどかの体をぶっ壊す」

杏子「魔法を使っても再生出来ないくらい、ばらばらにする」

杏子「……それで、終わりだ」

さやか「……」

マミ「……」

まどほーむ


知久「まどか、お腹すいていないのかい?」

まどか「うん」

詢子「まどかー、あんたさ、最近ちっとも食べてないじゃんか」

諄子「子供は食って育つんだ」

まどか「お腹すいてないから」

諄子「……」

諄子「……まどか、お前、今この街には飯食うことすら出来ない人達がいるってこと、分かってんのか?」

知久「ま、ママ……」

諄子「お前、失礼だと思わないのか?」

まどか「思わない、そう思うなら私の夕食をその人達にあげればいい」

ガタァン!!

諄子「まどか……!お前……!!」

まどか「ママがどうしてそこまで自分に関係の無い人に肩入れできるのかが分からない、私たちは関係の無い人だと思う」

まどか「助ける義理も、助けられる義理も無いと……」

パァン!!!

諄子「……はぁ……はぁ……!」

諄子「しまっ……!」

まどか「……」

まどか「これは、もう私なんて要らないってことで、いいの?」

知久「……まどか、もういい」

知久「止めなさい」

まどか「……?」

知久「お腹が空いてないって言うのが、問題なんじゃない」

知久「これを作った人達に、ママに、僕にも、それはとても失礼なことなんだ」

知久「……今、食べる事にも苦労してる人達が居るのに、食べることが出来る君がそれを放棄したら、望まれてる君がそれを放棄してしまったら」

知久「……それは、とってもひどい事だと、思わないかい?」

まどか「……」

知久「……今日は、食べなくてもいいよ」

知久「……これは残しておくから、明日の朝にでも、食べなさい」

まどか「分かった」

知久「……あと、ママはまどかが、大好きだよ」

知久「そんな事、言っちゃダメだ」

まどか「……」

バタン

知久「……はー……」

諄子「……ごめん」

知久「……いや、ママは悪くないよ」

知久「どうしたんだろうね、まどか」

諄子「……ここ最近、ずっとあんな感じだ」

諄子「……ったく、帰ってきた時はすげぇ喜んだっていうのにさ、これじゃ素直に喜べないな」

知久「……あの災害が、まどかの何かを変えてしまったのかな」

諄子「……さーな」

知久「……最近、少し思うんだ、いや、とても少しとは言えない」

諄子「……?」

知久「あの子が、まどかに見えない、んだ」

諄子「……!」

知久「ずっと、何も見ていない目をする、声も、なんの感情もこもっていない」

諄子「……そうだな……」

諄子「……ん?」

知久「……え?」

諄子「……いや、初めはそんなこと無かった」

諄子「……確か……同じクラスメイトの……何とかちゃんって子に肩を貸してもらいながら来た時は……」

知久「……誰なんだい?その子」

諄子「……ええと……あぁもう!……なんて言ったかな……」

諄子「……何とかちゃん……何とかちゃん……黒い髪の毛の……!」

知久「……ほむら、ちゃん?」

諄子「そう、それだ!」

知久「……1回うちに来てくれたことがあってね、災害前だったけれど」

諄子「……ほむらちゃんか」

知久「……彼女なら、何か知っているのかな」

諄子「……さぁ、今度あったら和子に聞いてみるよ」

知久「……そうだね」

諄子「……」

ほむほーむ



ほむら「……それで私の所に来たってことね」

まどか「うん……ママ達が怒っちゃって……」

ほむら「今はいいわ、事実だけ教えなさい」

まどか「分からないことを分からないと言ったら、怒鳴られて暴力を振るわれました」

ほむら(相変わらず切り替えが早いわ)

まどか「少し前に読んだ本に、親から子への暴力は虐待の可能性があると書いてあったので」

ほむら「それで、ここに居るとまずいと思った、ってこと?」

まどか「そうです、私の体はあなたの所有物です、傷つけられることも、ましてや、殺されることもあってはならないことだと思いました」

ほむら「……じゃあ……」

ほむら「……今後、それを回避するためには、どうすればいいと思う?」

まどか「残さずご飯を食べればいいでしょうか?」

ほむら「……違う」

まどか「……」

まどか「……」

まどか「……生前の鹿目まどかのように、振る舞えばいいのですか?」

ほむら「……そう!そうよ!」

まどか「しかし、私は生前の鹿目まどかについて何も知りません、口調などは暁美ほむらさんに教わりましたが」

ほむら「まどかの思考や好みなんてその時に応じて変えていけばいいわ」

ほむら「そんなものどうとでもなる」

ほむら「まずは……」

まどか「極力この喋り方だよね!ほむらちゃん!」

ほむら「負担は?」

まどか「鹿目まどかの口調を予想して分析して話すのは少し骨が折れるけど、大丈夫だよ!」

ほむら(……いい)

ほむら(確実に、彼女は成長してる)

ほむら(これなら、すぐに……!)

まどか「……うぅん……」

ほむら「……?」

まどか「……お腹がすいちゃったな、ほむらちゃん」

まどか「ご飯、食べてきてもいい?」

ほむら「……!」

ほむら「……良いわよ……ただし……」

まどか「もちろん、分かってるよ!それじゃあ、また明日学校でね!」

ほむら「……」

まどか「……」タッタッタッ

まどか「……」キョロキョロ

まどか「……」

猫「……アオォ……ニャアオ……!」

まどか「……チッチッチッチッ」

猫「……!」

まどか「……チッチッチッチッ」フリフリ

猫「……ニャァァーオ……」

ボグッ

まどか「……」

まどか「……」

まどか「……」





杏子「それがお前の、食事か」

まどか「っ!!」

まどか「……誰?」

杏子「ははは、人と話す時はまず、その口を拭けよ」

杏子「汚くて、見てられねぇな」

まどか「……」ゴシゴシ

まどか「いつから、着いてきてたの?」

杏子「あたしの事は聞いてねーのか、はは、ほむらも酷いやつだな」

杏子「いや、正しいと思ってるから、隠すこともしねーのか」

まどか「……答えてよ、怖いよ……」

杏子「……お前が自分の家出ていった時からだよ」

杏子「あんな美味そうなもん食べないでおいて、何だってこんなもんを食べるんだよ、あ?」

まどか「……わ、私は……」

杏子「別にいいぜ、あたしの前では」

まどか「……」

まどか「私は本質的には魔女です」

杏子「……」

まどか「他の命を喰らい続けないと、いずれ魔力が付き果てて死にます」

まどか「本当は人間を食べるのが一番効率がいいのですが、それでは公に晒されたとき、きっと逃げ切れません」

まどか「なので仕方なく、小動物を食べてます」

杏子「……なるほど、ね」

まどか「得るエネルギーは人間の10分の1ほどですが魔女として魔力を消費しないため、そこまで必要ではありません」

まどか「ついでに体の方も鹿目まどかのときと違い、私の魂に引っ張られつつあります」

まどか「こういった食事が一番体にも魂にも効率がいいのです」

杏子「……ふー、あはは」

杏子「何だか笑えてくるよ、お前、まどかになりきる気あんの?」

まどか「もちろん!」

杏子「……うぜぇ、うぜぇ、超うぜぇ……」

杏子「まどかの体でそんな事すんじゃねぇ……!まどかの声で腐った事を話すな……!」

杏子「……止めだ、少しくらい話してやろうと思ったが、もうダメだ」

杏子「あんたは今すぐ、あたしがぶっ殺す!」

杏子「……オラァァァァァァッ!!!」

ドゴォン!!

まどか「……」

杏子「……どてっぱらに穴が空いても悲鳴一つ挙げずか」

杏子「いいぜ、こっちも叫ばれちゃ困るんでな」

杏子「せめて、痛む間もなく、殺ってやるよ!!」

ガキィィィ!!

杏子「……」

杏子「……んなっ……」

まどか「……身の危険だったら、仕方が無いですよね」

まどか「……ついでにエネルギー効率の良い食事でも、させて頂きます」

ガガガガガッ!!!

杏子「……っぐ、ぁ……!」

杏子(……引っ張られ……てる、か……クソ……!!)

杏子(確かに、もう人間じゃないようだな……!)

まどか「鹿目まどかの事を知ってるということは、きっとあなたも彼女の友人だったんでしょうね」

まどか「ですけれど、今の私は暁美ほむらさんのものです」

杏子「……ぐっ……」

杏子「……てめぇ……それでいいのかよ……!」

杏子「例え本物のまどかでも、あいつはほむらの言いなりなんかじゃなかった……!!」

杏子「良いのかよ!!?」

まどか「良いです、さようなら」

ガガガガガッ!!!

まどか「……」

杏子「……」

杏子「……おま、えら……」

さやか「……ごめん、着いてきちゃった」

杏子「……あたしは……お前らに……見せたくない……から……」

マミ「……うん、うん……分かってる……ありがとう、佐倉さん」

まどか「……」

さやか「……今分かった、あんたはもう敵だ」

マミ「以前の鹿目さんなら、こんな事しない」

まどか「……」

まどか「3対1は流石に不利です」

まどか「それに先程は、不意をつけたからこの状況になりました」

まどか「残念ですけど、引きます」

さやか「逃がすとでも思ってんの?」

マミ「それは流石に甘いんじゃないかしら」




ほむら「そうね、甘いわね」

さやか「……っ!」

マミ「……!」

さやか(……いつの間に……!いや、魔法だ!)

ほむら「そんな御託なんて構わずに、さっさと殺せばよかったのよ」

ほむら「まぁどちらにしても、まどかが殺される前に、私が背後にたっていたけれど」

マミ「……」

マミ「……3対2で勝てると思って?」

ほむら「1人は素人、1人は重傷」

ほむら「そっちこそ、勝てるつもり?」

まどか「……」

ほむら「ねぇ、やり直しましょうよ」

ほむら「私がきっと彼女を本物のまどかにするから、だから、またあの時のように……」

ほむら「……5人で、楽しくおしゃべりでもしましょう?」

マミ(……狂ってる……!)

杏子(……頭のネジ……完っ全……に、……ぶっ飛んで……やがる……)

さやか「嫌だね」

さやか「そいつは、まどかじゃない」

ほむら「まどかよ」

さやか「あんたが作り出した、偽物だ」

ほむら「……」

さやか「……はは、何でこうなっちゃったかな」

さやか「少し前までは、5人集まったら、楽しいことしか起こらなかったのに」

さやか「……何でかなぁ……」

マミ「……」

杏子「……」

ほむら「……」

さやか「……あんた達は、もう私たちの敵だ」

さやか「逃げきれるなんて思わない事ね」

さやか「ほむら、私はあんたを……まどかの死を侮辱したあんたを決して許さない」

さやか「……絶対に……許さない!」ギリッ

ほむら「……」

ほむら「良いわ」

ほむら「そこまで言うのなら相手になってあげる」

ほむら「きっと今に気が付くわ、私は正しいことをしているんだということに」

ほむら「……もう、道はないのかしら」

さやか「……」

杏子「……無い、ね……ぜぇ……はぁ……」

杏子「……お互いが……気にくわないなら…………結局最後は殺し合いだ……」

杏子「……あたし達は、そいつを殺す」

杏子「……絶対に、何がなんでも……!」

マミ「……」

マミ「……ええ」

マミ「……その子を……」




「「「殺す」」」




ほむら「残念ね、利口な人たちだとは思っていなかったけれど」

ほむら「さ、まどか、気を付けて帰りましょう」

まどか「うん、ほむらちゃん!」

ほむら「私が家まで送っていくわ、そこでなら彼女達も手は出せないでしょうし」

まどか「うん、じゃあまた明日、さやかちゃん!マミさん!それと、えーと……」

ほむら「佐倉杏子」

まどか「杏子ちゃん!またね!」

タッ

杏子「……クソが……」

さやか「……」

マミ「……暁美、さん……」

杏子「…どうすんだ」

杏子「ありゃまどかじゃねえ、完全にバケモンだ」

杏子「…どうすりゃいい?」

さやか「…」

マミ「…先手を、打つべきね」

杏子「…先手…?」

マミ「簡単な話よ、彼女が1人の時を狙うのよ」

マミ「彼女が一人時を狙って、彼女を殺す」

マミ「暁美さんには、手出しさせない」

さやか「そんな簡単に…いくもんなんですか?」

杏子「…あぁ…それに、いくら数で勝ってるっつっても、相手はほむらだ」

杏子「…もし勘づかれちまったら、あたしらは…」

さやか「…ほむら」

さやか(…何で、まどかの死を何度も見てきたあんたが…)

さやか(…いいや、きっともうあいつの心は壊れてるんだ)

さやか(まどかの死を見すぎて、もう…)

マミ「暁美さん1人に何を怖がってるのよ」

マミ「特殊な魔法とはいえ同じ魔法少女よ」

マミ「…絶対に、勝てるわ」

さやか「…」

杏子「…」




ほむら「…それで?」

杏子「…」

ほむら「私を呼び出して、何の用?」

杏子「…お前の意見を聞いておこうって思ってな」

ほむら「…意見?」

杏子「あぁ、あれ、どうするつもりだ?」

杏子「まさかマジでまどかとして生活させるわけねーよな?」

杏子「ありゃどう考えても人間の生活には馴染めねぇ」

杏子「第1あれは…」

ほむら「…さっきから…あれ、あれと…」

ほむら「…まどかを、モノ扱いするもんじゃないわ」

杏子「…はは、すまんすまん」

杏子(一番モノ扱いしてんのは、誰だって話だが)

杏子「…で?」

ほむら「…そうね、取り敢えずこの生活になれさせるのが一番かしら」

杏子「それが出来ねぇから言ってるんだが」

ほむら「…はぁ?」

杏子「出来ねぇだろうが、まどかの真似事で精一杯、食うもんは他の命と来たもんだ」

杏子「お前、どうするつもりだ?」

ほむら「分からない人ね」

ほむら「それなら私がとってくればいいじゃない」

杏子「…」

杏子「…お前、自分が何言ってんのかわかってんのか…!?」

ほむら「…あなたが言うの?」

杏子「…っ」

ほむら「散々他の人間を食い物にして、グリーフシードを集めてきた」

ほむら「あなたが、言うの?」

杏子「…この…!」

ほむら「話はおしまい?」

杏子「待てよ!まだ…!」

ほむら「そうやって、見え透いた時間稼ぎはもう十分」

杏子「…!!」

ほむら「まどかは、テレパシーなんて使えないけれど」

ほむら「…私には、協力者がいるの」

杏子「…何を…!」

ほむら「私を無駄話で遠ざけておいてから、あの2人にまどかを殺させる」

ほむら「誰の策か知らないけれど、随分お粗末ね?」

杏子「…ちょっ…待てよ!」

ほむら「さようなら」バシュッ

杏子「…」

杏子「…」

杏子「…クソッ!」

杏子「…」タッタッタッ

杏子『マミ!マミ!』

杏子「…クソッ…遠いか…!」

杏子(…味方の時は心強いが、敵になった途端あれほど厄介なやつもいねぇ…!)

杏子(…待ってろよ…!)






まどか「…」

さやか「…」

マミ「…」

まどか「…何で…?どうして…?」

さやか「…まどかの真似事はもう十分」

マミ「もう逃げられないわよ」

まどか「…」

まどか「…私は、死ぬんですね」

さやか「…」

マミ「…」

まどか「一つ聞いてもいいですか?」

まどか「私の、何がいけなかったんでしょう」

まどか「私は暁美ほむらさんに言われるとおりに鹿目まどかを演じてきました」

まどか「完璧とは到底言えませんけれど」

まどか「一体、あなた達は私の何が気に食わなかったんですか?」

さやか「…」

さやか「…まどかは、死んだ」

マミ「…美樹さん…!」

さやか「大丈夫です、同情したりなんてしませんから」

まどか「…」

さやか「…まどかは、死んだんだよ」

まどか「…」

さやか「私の親友で、誰よりも優しくて、それでいて強いあいつは」

さやか「…もう、死んだんだ」

さやか「それだけが私の知っている事実、お前なんか知らない」

さやか「お前は断じてまどかじゃない」

さやか「まどかの真似事をする、ただの化物だ」

まどか「…酷いよぉ…さやかちゃん…」

マミ「…」ドォン!!ドォン!!

まどか「…っ」

マミ「随分人を煽るのね、それも暁美さんから教わったのかしら」

まどか「少しでも生存率をあげようと思って」

マミ「…」

まどか「…まぁでも、無駄では無かったみたいですよ」

マミ「…っ!」

さやか「…あんたっ…!!」

ほむら「…」

ほむら「…」

ほむら「…何を、しているのかしら」

さやか「…ほむらっ…!」

マミ(佐倉さんの足止めが失敗した…!)

ほむら「…随分と、余計な真似をしてくれるわね」

ほむら「…まどか、大丈夫?」

まどか「うん…」

ほむら「…」

ほむら「まどかによくも、傷をつけたわね…!」

さやか「…まどか?」

さやか「…何度もいうけど、そいつはまどかじゃない」

さやか「あんたが作り出した化物だ」

ほむら「…」

ほむら「…帰るわよ、まどか」

ほむら「…次、こういう目に遭ったら」

ほむら「…構わない、殺しなさい」

まどか「うんっ!」

さやか「…」

マミ「…」

杏子「…っと、…ちょっと遅かったか」

杏子「けど、無事みてーだな」

さやか「…」

マミ「…それでも状況は変わってないわ…いえ、それどころか…」

杏子「…」

杏子「…なぁ、まどかの事、ほむらに教えたのはお前だろ?」

杏子「QB」

「…」

QB「やあ」

さやか「…」

マミ「…」

杏子「…ったく、つくづく分かんねーやつだよなお前も」

杏子「お前何がしたいんだ?」

QB「僕らの目的かい?」

杏子「…今回の件についてだよ」

杏子「なんであいつに協力した?お前へのメリットは?」

QB「可能性かな」

QB「彼女の今回のことに関していえば僕の入れ知恵に過ぎないけれど」

QB「正直に言って驚いたよ、あそこまで完璧に人間を再現するなんて」

QB「ただあと1歩なんだ、心が、生まれない」

杏子「…心?」

QB「心さえあれば契約はできる、彼女は文字通り希望になろうとしてるのさ」

QB「無数のエントロピーを生み出す、その希望にね」

杏子「…はは、つくづくお前には頭が下がるわ」

杏子「どこへ行ってもお前は契約ばかりだな」

QB「…君は、鹿目まどかに生き返って欲しくないのかい?」

杏子「…だから、あいつは…」

QB「…彼女に心が生まれたら」

杏子「あ?」

QB「本物の鹿目まどかになりたい、という願いだって叶えられるかもしれないよ?」

杏子「…!」

さやか「っ…!」

マミ「…」

まどか(…私が鹿目まどかを演じるには絶対的に生前の情報が必要だ)

まどか(…一応暁美ほむらさんに、彼女のことは聞いたけれど)

まどか(どれもこれもあの人の主観でしかない)

まどか(私は知る必要がある、鹿目まどかがどういう人間だったのかを)

まどか(何を好んで、何が嫌いで、何に対して怒りを覚えるのかを)

まどか(…でも、両親に自分のことを聞くのは…)

コンコン

まどか「…はい」

諄子「…よっ、今いいか?」

まどか「…ママ」

諄子「…」

まどか「…」

諄子「…お前さ、何かあったのか?」

諄子「…最近、らしくないなー、ってさ」

まどか「…」

まどか(…これは、好都合)

まどか「…私らしさって何かな?」

諄子「…?」

まどか「ママから見て、私は、どういう人間だったの?」

まどか「…少し前の私と、何が違うの?」

諄子「…」

諄子「はあ、何だ?思春期か?」

まどか「…」

諄子「…お前はな」

諄子「人に流されやすいところもあるけれど」

諄子「自分が決めたことに関しては頑として譲らないやつだった」

諄子「そんでもって、自分より他人のことを気にする」

諄子「一言で言えば自信のないお人好し、だな」

まどか(…なるほど)

諄子「…」

諄子「…でもな」

まどか「…?」

諄子「例えお前がどんなんなったって、あたしはそれでいい」

諄子「気に食わないことがあれば怒っていいし、黙ってる必要なんてない」

諄子「どんな事があったって、あんたは私の娘なんだから」

諄子「…どんな事があったって、あたしはあんたを愛してる」

まどか「…」

諄子「あんた、本当に大丈夫だよな?」

諄子「誰かの嘘に、踊らされてねーな?」

まどか「…」

諄子「…はは、何でかな」

諄子「いつものあんたなら、そんな事ないよ、って言うもんだと思うわ」

諄子「…本当に、愛してる、まどか」

諄子「…叩いてごめんな」バタン

まどか「…」

まどか(…)

まどか(彼女を知るためには、彼女の周りも知らないといけない)

まどか(…でも、私は…)

まどか(…演じるためじゃなくて、ただ、本当に)

まどか(彼女が、そして彼女の周りを知りたい)

まどか(…ねぇ、鹿目まどか)

まどか(あなたは、どういう人間だったの?)

まどか(…どうして、そこまでみんなに愛されたの?)

まどか(…もっと、あなたが知りたいよ)

まどか(…暁美ほむらさんには、言えないな、こんなこと)

まどか「…」

まどか「あなたに、会いたい」

学校




まどか「…」

ほむら「…おはよう、まどか」

まどか「…おはよう…ほむらちゃん」

ほむら「…どうしたの?浮かない顔のようだけど」

まどか「…ううん、何でもないよ」

ほむら「そう、余り思い悩まないようにね、ふふ」

まどか「…」

まどか(…?)

まどか(…浮かない、顔?)

まどか「…???」

まどか(…鹿目まどかを知ることは、私が鹿目まどかを演じるために必要なこと)

まどか(…でも、誰1人として、彼女の事を知り尽くしている人はいない)

まどか(…だとしたら、私は本当に彼女を演じることが出来るの?)

まどか(…彼女の事をずっと助けようとしてきた暁美ほむらさんにさえ、分からないのに)

まどか(…)

「…おーい、鹿目、授業聞いてるか?」

まどか「…」

「…おーい!」

まどか「…」

まどか「…っさいな」ボソッ

まどか「…少し、体調が悪くて…」

まどか「…保健室に行ってもいいですか?」

「あ、そうだったか」

「えーと、保険係は…って、お前か」

まどか(…鹿目まどかは保険係…こんなのが、手がかりになるなんて思えない)

「…じゃあ、美樹、お前連れていってやれ」

さやか「…」

さやか「…はぁ!?」

「はぁ、ってお前、仲良いだろ」

さやか「…」

まどか「…」チラッ

ほむら「…」

まどか(…分かってるよ)

まどか(…仕掛けてきたら、殺す、そうだよね?)

ほむら「…」

さやか「…分かりました…」

さやか「…」

まどか「…」

さやか「…何、本当に体調でも悪いわけ?」

まどか「…さやかちゃんこそ、私なんかについてきてもよかったの?」

さやか「…あの厄介な奴が見張ってるからね、魔法なんて使ったらすぐに駆けつけてくるでしょ」

さやか「…今は手を出さないよ、今は、ね」

まどか「…」

まどか「…鹿目まどかって、どんな人だったの?」

さやか「…」

さやか「…それを、私があんたに言うと思う?」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…私は…」

さやか「…?」

まどか「…私は、鹿目まどかが知りたい」

さやか「…どういう意味?よりまどからしくなりたいってこと?」

まどか「…分からない」

さやか「…」

まどか「…でも私は、彼女を知っておかなくちゃならない」

まどか「…もちろん演じるために、でも、何より…」

まどか「…私が、知りたいと思ってるの」

さやか「…人間にでも、なりたいと思ってんの?」

さやか「…」

さやか「…まどかは…」

さやか「…まどかは、優しい奴だった」

まどか(…やっぱり、彼女の事を語る人たちは皆そう言う)

まどか「…」

さやか「優しくて…誰よりも優しくて…」

さやか「…他人の心配ばっかりする」

さやか「…私がね、まだ魔法少女になりたての頃…」

さやか「あいつはいつだって私の心配をしてくれた」

さやか「そんな戦い方は、ダメだよって…!」

さやか「…痛いはずがないって…!!」

さやか「…あいつは、自分よりも他人の心配をしてた…!!!」

さやか「…だから、あいつは死んだ」

さやか「…最後まで、私たちのことばかり気にかけて」

さやか「…だからこそ、傷つく私たちを見て見ぬ振りできなくて…」

さやか「…だからっ!ムカつくんだ!」

さやか「…まどかの事をなんにも知らないくせに…!まどかを演じてるあんたにも!!」

さやか「…まどかの覚悟を弄ぶ真似をする、あいつにも!!!!」

まどか「…」

さやか「…何で、死んじゃったんだよ…」

さやか「…まどか…」

まどか「…」

まどか(…彼女のことは、何も知らない)

まどか(…でも、これだけは言える)

まどか「…」

まどか「…鹿目まどかは、愛されてたんですね」

まどか「…あなたにも、マミさんにも、杏子さんにも」

さやか「…」

まどか「…」

まどか(…そうだ、そして、それは)

まどか(…私には絶対に、無理なことなんだ)

さやか「…」

まどか(…羨ましくない、といえば嘘になる)

まどか(…他人から愛されるということは、どういうことか分からないけれど)

まどか(…死の間際まで、死んでも尚思われる彼女の人生は)

まどか(…魔女として死んだ私よりも、素晴らしいことのように思えるから)

まどか「…ここまででいいよ、ありがとう」

さやか「…気を抜かないことね…私はいつだって…!」

まどか「…うん」

まどか「…ありがとう」

さやか「…っ…!」バタン!

さやか(…まどかの声で…!まどかのように…!!)

さやか(…同情するな…するな、するな!!)

まどか「…」

ほむら「…どうだった?」

まどか「…うん、特になにも」

ほむら「そう…忠告が効いているようね」

まどか「…」

ほむら「…ねぇ、本当にどうしたの?」

ほむら「…何か、あった?」

ほむら「…まどか」

まどか「…」

まどか(…この人だけが、私のことをまどかと呼ぶ)

まどか(…皆薄々感じてる、私が鹿目まどかではない事に)

まどか(…なのに、どうして…)

まどか「…」

ほむら「…あなたに、何かあったら…私はもう…」ギュッ

まどか「…」

まどか「…」

まどか(…震えてる)

まどか(…)

まどか(…あ、そっか)

まどか(…彼女はきっと、怖いんだ)

まどか(…繰り返すのも、この姿が消えてしまうのも)

まどか(…全てが怖くて、仕方が無いんだ)

まどか(…ふふ、愛されるはずもない)

まどか(絶望を材料に、恐怖から生まれた私に)

まどか(…そんな資格が、あるわけが無い)

まどか「…ごめん、ほむらちゃん…今日はもう、帰ってもいいかな?」

ほむら「…」

まどか「…ううん、約束するよ」

まどか「…私は、鹿目まどかだよ」

ほむら「…私もついて行くわ」

まどか「…」

まどか「…うん、お願い」




まどか「…特に、何もなしか」

まどか「…」グゥ

まどか「…お腹減ったな」

まどか「…しかも、本当に熱っぽい」

まどか(…帰り道に頼んで、何か食べればよかったかな)

まどか「…ん?」

「今日は用事があるから、温めてから諄子さんと食べてください」

「残さないこと!」

まどか「…」

まどか「…猫よりも効率が落ちるけど、仕方ないか」

チーン


まどか「…」

まどか「…」

まどか(…クリームシチューか)

まどか(…鹿目まどかは、好物だったらしいけど)

まどか(…私には薄味に感じて、正直不味い)

まどか「…」ズズッ

まどか「…」

まどか(…不味い、不味い、不味い)

まどか(全てが腐った、ドブ川みたいな味がする)

まどか(…食べたい、命が、人間が食べたい)

まどか「…人間が…!!食べたいッ!!!!」

まどか「…」

まどか「…ふふ、あははは…あはははは…!!」

まどか(…嘘)

まどか「…嘘、嘘、嘘だよ」

まどか「…美味しいよ…!」

まどか「…とっても、美味しいよ…」

まどか「…いくら思ったって、口に出してみたって…!」

まどか「…自分に嘘はつけないよ…」

まどか「…」

まどか「…本当に、美味しいなんて思わなかったのに」

まどか「…何で…こんなに温まるんだろう…」

まどか「…何で…」

まどか(…それも嘘)

まどか(本当はもうわかってるくせに)

まどか(羨ましくて、仕方が無いんだ)

まどか(例え本当は自分に向けられてないとしても、その愛情が嬉しいんだ)

まどか(…知ってしまったんだ、思い出したんだ)

まどか「…何でかな?」

まどか「…心って…こんなにも、辛いものだったっけ」ポロポロ





QB「…」





さやか「…」

マミ「困ったものね、本当に隙がない」

杏子「力づくでってのも無理話か、あの魔法じゃあな」

マミ「彼女が魔女を狩っているところを狙うって言うのも、現実的ではないわね」

杏子「だな、あいつは馬鹿みてーにストックしてるっぽいから」

さやか「…」

杏子「…ん?どうしたよ、さやか」

さやか「…」

さやか「…ん?あ、いや、何でもないよ…」

杏子「らしくねーな」

マミ「なんか引っかかることでもあるの?」

さやか「…」

さやか「…」

さやか「…例えば、例えばさ」

さやか「…第三者から見て、ほむらの…転校生の行動に」

さやか「…疑問を持たないやつっているのかな?」

マミ「それは、全ての事情を知っている第三者ってこと?」

杏子「居るかもしんねーけど、そう多くはねぇだろ」

杏子「だって人の道から外れたあたしが違うんだから」

さやか「…そうだよね」

さやか「…だったら…」

さやか「…だったら、あいつは、疑問を持ったりしないのかな?」

マミ「…」

杏子「…」

マミ「あの子に、お願いするってこと?」

杏子「そもそもあいつは第三者じゃねーだろ、むしろ当事者だ」

杏子「手紙でもしたためるか?「死んでください」って」

さやか「ちょっと…茶化さないでよ、私は真面目に話してるんだから」

杏子「へいへい」

さやか「…もうこの際、あいつを殺すのは諦めるって言うのはどう?」

マミ「…」

杏子「…」

さやか「…手を出さない、その代わり命を奪うのをやめてもらう」

さやか「…ついでに言えば、まどかの真似事もね」

杏子「…なんだ?同情でもしたか?」

さやか「…」

さやか「…正直いうと、そうかも」

さやか「…でも、まどかの姿をしてる奴を、殺したくないってわけじゃない」

杏子「だろうな、そんな奴がまどかの真似事をやめろなんて言わねぇだろうから」

さやか「…あいつ、あいつ自身が…少し、可愛そうなの」

さやか「…もちろん、あいつは今までに奪ってきた命を償うべきだと思う」

さやか「人間は殺してないだろうけど、ほかの生き物とかにね」

さやか「…でも、あいつはそれしか知らなかったんだ」

さやか「赤ちゃんが「他の命を奪うことでしか生きられない」と教えられていたら」

さやか「そうじゃないにしても、「命を奪う方が効率がいい」と教わっていたら」

さやか「…そう思い続けて来たあいつを、全部否定は出来ないと思う…」

さやか「…だから、寝返ってもらう…」

さやか「…転校生の凶行を止めるために、あいつには味方になってもらって」

さやか「…そして…おまけの人生を…自分のために使ってほしい」

さやか「…あいつら2人には、酷なことだと思うけれど…」

さやか「…」

杏子「…」

マミ「…」

さやか「…って、ダメだよね」

さやか「…何甘いこと言ってるんだか」

杏子「…どうするよ?」

マミ「そうねぇ、まずは絶対的な問題として記憶よね」

マミ「友達にも、家族にもその他大勢の人たちにも彼女は「スーパーセルで生き残った被害者」として既に定着してる」

杏子「だな、そんな奴らの記憶改竄なんてあたしは出来ねーぞ」

マミ「…そうね」

杏子「だったら?」

マミ「一度死んでもらうっていうのはどうかしら」

マミ「本当に死んでもらうわけじゃなくて、何かの事故、スーパーセルとは全くの無関係な事故で死んでもらう」

杏子「…振りをするってわけか」

さやか「ちょ、ちょっと!?」

さやか「な、何二人で話進めてんのよ!?」

杏子「…何だよ?やんねーのかよ?」

さやか「…いや、そりゃ、まぁ…いやでも!」

マミ「ふふ、正直いうと、心が軽くなったわ」

マミ「誰だって、殺したいとは思わないもの」

杏子「…」

マミ「もしかしたら、どっちかが言うのを待ってたのかもね…私」

マミ「…命を奪うよりも、やり方があるんじゃないかって、思っていたの」

マミ「…それに…」

マミ「…」

さやか「…でもあいつは…」

マミ「顔なら変えてもらえばいいわ、整形でも魔法でもやりようはいくらでもあるでしょう?」

杏子「大別すりゃそれも殺したうちになんのかな」

マミ「鹿目まどかの魂を救う、何てだいそれたことを考えたものだわ、私たち」

杏子「いつだって死んだ奴の魂は救えねぇ、無い物ねだりになっちまうんだから」

さやか「…」

マミ「…無理して、転校生なんて、呼ばなくてもいいのよ、美樹さん」

マミ「鹿目さんは、あなたの親友だったけれど」

マミ「暁美さんも間違いなく、あなたのお友達なんだから」

杏子「…」

杏子「…へへ」

杏子「…方針は定まったか」

杏子「…覚悟は、決まったか?」

さやか「…」

さやか「…うん」

さやか「…ごめん、2人とも」

さやか「…私はほむらを救う」

さやか「…馬鹿してるあいつをぶん殴って」

さやか「目を覚まさせてやる…!」

さやか「…待ってろよ!ほむら…!!絶対に…!」

さやか「…絶対にあんたを止めてやる!」





ほむら「…」

ほむら「…」

ほむら「…ちっ…これもだめね」

ほむら(魔女から魔力の部分を抜き出そうとすると魂がそっちに引っ張られてしまう)

ほむら(…どうしようもないわね…)

ほむら(…だったら、逆に魂だけを取り出すのはどう…?)

ほむら(…魔女の心臓…QBはマレフィカファルスなんて巫山戯た呼び方をしていたけれど)

ほむら(実際は魔力を生み出す動力源…)

ほむら(…まどかの今の体が魔力で動いている以上、そもそもが無理な話か)

ほむら(もし仮に出来たとしても、その魂を入れた途端に死んでしまう、か…)

ほむら(…)

ほむら(今のまどかは魔力のお陰で生きている)

ほむら(魔力とは切っても切れない関係)

ほむら(…やっぱり一番いいのは…)

QB「…やあ」

ほむら「…何よ…?」

QB「珍しいんだね、君が自分の魔法に閉じこもらないなんて」

ほむら「便利だけど魔力の消費が激しいのよね、あれ」

ほむら「…それで、何の用?」

QB「彼女に…」

QB「…おっと」

QB「鹿目まどかに、心が生まれたよ」

ほむら「…!!!!」

QB「今は少し混乱しているようだけど、時期に落ち着くだろう」

ほむら「本当なの?」

QB「本当さ、事実今日は彼女、体調が優れなかったみたいだし」

ほむら「…まどかを、本当のまどかに出来るのね…!?」

QB「もちろん、彼女がそう願えばの話だけれどね」

ほむら(…これで、悩む必要なんてない…!)

ほむら(…魔女から魔法少女になってしまうけれど、仕方がない…)

ほむら(また次は、第三者でも騙してまどかのために願いを使わせれば…!)

QB「…」

QB「随分と嬉しそうだね」

ほむら「当たり前でしょ?」

ほむら「やっと、願いが叶うのよ…!私の願いが…!!」

QB「…」

QB(君の思考はどんどん人間とはかけ離れたものになっていくね)

QB(まるで僕らのようだ)

QB(第三者を、例え偽りの命だったとしても、赤の他人を)

QB(危険に晒してまで生き返ることを、彼女は望んでいるはずもないのに)

QB(君は気が付いているかな?)

QB(まあ気が付いていないのならわざわざ取り立てていう必要も無いね)

QB(そのどす黒く濁ったソウルジェムはもう、いつ濁りきってもおかしくない)

QB(近いうちに必ず、君は無意識下のうちに、罪悪感に押しつぶされて)

QB(魔女になる)

QB(鹿目まどかのエネルギーは素晴らしいものだった、ノルマもクリアだ、でもね)

QB(出来ることならもっと欲しい、これは…)

QB(これは、生物として、当たり前のことだよね?)

ほむら「あはははっ!あはは!あははははははははは!!!」





ほむら「…おはよう、まどか」

まどか「…おはよう、ほむらちゃん」

ほむら「もう体調は大丈夫かしら?」

まどか「…えっ?あ、うん、…大丈夫」

ほむら「ふふ、ならいいわ」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…っ」

ほむら「…何?まどかに用?それとも私?」

さやか「…別に、通りかかっただけ」

さやか「…あんた、まどかの顔でそんな表情するなよ」

さやか「…」グイーッ

まどか「…ふぁっ!いふぁい、いふぁい!」

ほむら「…何の真似かしら、さやか」

さやか「…」パッ

さやか「…いんや別に?」

さやか「…」

ほむら「…?何だったのかしら」

まどか「…さ、さぁ…私にも…、…!」カサッ

まどか「…」



「今日の放課後家に行く、ソウルジェムは杏子に預かってて貰う」



まどか「…」

まどか(…これって…殺す気は無いってこと?)

まどか「…」

まどか「…」

ピンポーン

まどか「…」ビクッ

ガチャッ

さやか「…」

まどか「…」

杏子「…よう」チラッ

まどか(…本当に、ソウルジェムを持ってる)

まどか「…何の用?」

さやか「まどかみたいになりたいんだったらさ、とりあえず中に入れなよ」

まどか「…」

さやか「おじゃましまーす、っと」

杏子「何かあったら呼べ」ヒソヒソ

さやか「ん」

まどか「…」

さやか「いやー、懐かしいなー、まどかん家」

さやか「もう長いことずっと来てなかった気がするよ」

まどか「話って何?」

さやか「そう焦んなさんなって、あんたをどうこうしようってわけじゃあ…あるのか」

まどか「…」

さやか「皮肉だね、ほんと、何も変わってない」

さやか「あんたの周りは、あんたが死んでもこれっぽっちも変わっちゃいないんだ」

まどか「…」

さやか「私はそれが凄い悲しいことだと思うんだけど、でもまぁ仕方のないことだとも思う」

さやか「だって、あんたはみんなからすれば、ただの女の子だったんだから」

さやか「…」

まどか「…」

まどか「私が普通じゃないって言いたいの?」

さやか「意外だね、それは素?それとも演技?」

まどか「…?」

さやか「口調はまだぎこちない、でも敬語じゃなくなってる」

まどか「…!」

さやか「まぁ座りなよ、腹割って話そうじゃんか」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…」

さやか「…この家、どう?」

まどか「…どうって?」

さやか「家の雰囲気とかさ、家族のこととかさ」

まどか「…」

まどか「あったかいよ、いい人達だと、思う」

さやか「…そっか」

さやか「そんないい人達を、あんたは騙し続けてたんだ」

まどか「…」

さやか「バケモノのくせに、人間の振りをして」

まどか「…」

さやか「あんたの存在が、どれだけの迷惑を振りまいてるのか、あんたは理解した方がいい」

さやか「嘘もときおり必要だとは思うけれど、それでもあんたの嘘は残酷すぎる」

さやか「いざボロが出たらどうするつもり?家族に「私はまどかの皮をかぶったバケモノです」って言うの?」

さやか「それなら、まどかはあそこで死んだまんまの方が良かった」

まどか「…分かってるよ」

さやか「…ふぅん」

さやか「じゃ、さ」

さやか「死になよ」

まどか「…」

さやか「償えなんて言ってない、死ねって言ってるんだ」

さやか「あんたは死んだ方がいい、それが皆のため」

さやか「事故でも自殺でもいいから、あんたは死んで、まどかの体を元ある場所に戻すべきだ」

さやか「ソウルジェムは持ってきてないけれど、こんなものならある」

カラン

まどか「…っ」

さやか「単なる刃物、痕跡とかは魔法でどうにかしとくからさ」

さやか「だから、あんたは安心して死ねばいい」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…」

まどか「…嫌だ」

まどか「…私は、死にたくない」

さやか「…だよね」

さやか「それって、ほむらのため?それとも自分のため?」ヒョイッ

まどか「…これに、理由がいるの?」

さやか「…なるほどね」

まどか「…こんな事になるなら、要らなかった」

まどか「…おまけの人生も、心も…!」

まどか「…要らなかった…!」

まどか「…でも、私には心と恐怖が生まれた…!」

まどか「…要らないのに…!望んでなんか…いないのに!」

さやか「…」

さやか「…まどかの事、聞いた?」

まどか「…暁美ほむらさんからなら、沢山」

さやか「…そっか」

さやか「じゃあ、そいつの事は?」

まどか「…!」

さやか「自分のことすら、あいつにとってはどうでもいいんだ」

さやか「あいつが何でまどかを生き返らせたいのか」

さやか「あいつがどうしてそこまでまどかに執着するのか」

さやか「…私も、全部は知らない」

さやか「でも、ある程度なら」

まどか「…いいんですか?」

さやか「知りたい事は、悪い事じゃない」

さやか「あんたは知るべきだしね」

まどか「…」

さやか「…あいつからほんの少しだけ聞いたあいつの過去、教えてあげるよ」

さやか「…だから、その後、私の話も聞いてくれる?」

まどか「…」

まどか「…約束します」

杏子「…どうなってっかねー」

マミ「さあ」

杏子「うまく説得できてりゃいいんだが」

マミ「そうね、でも簡単ではないはずよ」

杏子「…だな、あたしらにだって、あいつらの気持ちはわかんねー」

杏子「禁忌を犯してでも生き返らせたいやつと、空の器に収まった魔女の魂」

杏子「字面にすると狂ってるとしか言えないね」

マミ「…」

杏子「…」

杏子「…もしかして、同じこと考えてるか?」

マミ「何をしてでも、生き返らせたい?」

杏子「ああ」

杏子「思っちまうよな、そりゃあ」

杏子「生き返らせたい人間がいない奴の方が、少ないんじゃねえか?」

マミ「…」

杏子「実際どうだよ、あいつの魔法が使えたとして、お前は生き返らせたいと思うか?」

マミ「思うわね」

杏子「即答かよ」

マミ「思うけれど、しようとは思わないかも」

杏子「…」

マミ「もう、仕方のないことなんだって、諦めてしまうだろうから」

杏子「…」

マミ「残酷よね、誰よりもチャンスがあるあの子がああなったっていうことは」

マミ「その希望すら吹き飛ばす絶望が何度も何度もあの子の心を傷付けたってことなんだから」

杏子「…しまいにゃもうそのチャンスすらやって来ない」

杏子「…どうしたもんかね、ったく」

さやか「…」

まどか「…」

まどか「…そう、だったんだ」

さやか「…ん」

まどか「…私は…」

まどか「…私は、どうすればいいのかな」

まどか「あの人を、恨めばいいのかな、感謝すればいいのかな」

まどか「…可哀想だって、なぐさめればいいのかな」

さやか「…どうしたい?」

まどか「…」

さやか「あんたがどれだけまどかの真似をしたって、それはまどかじゃない」

さやか「だとしたら、あいつはどうするべきだと思う?」

さやか「あんたは、どうするべきだと思う?」

まどか「…さやかちゃんは、どうするの?」

さやか「ぶん殴る」

まどか「え?」

さやか「ぶん殴って、目を覚まさせる」

さやか「あいつと私はね、どうも馬が合わなかった」

さやか「いっつも喧嘩して、そのたびにまどかが仲裁に入ってた」

さやか「すっげームカつくやつなんだけど」

さやか「…でも、こういうのも悪くないなって思えた」

さやか「ちょっと気がつくのが遅かった、でも遅すぎたわけじゃない」

さやか「私はあいつが好きだ、それももうどうしようもないくらいに」

さやか「まどかが大事で、それしか見えなくて、真っ直ぐで」

さやか「そんで、横目にさりげなく私達に触れていくあいつが、好きなんだよ」

さやか「どうにかしてやりたいんだ」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…実際には、どうするつもりなの?」

まどか「あの人はもう、時間遡行は使えない」

さやか「使えないって決まったわけじゃない」

さやか「私の友達…ってか杏子は」

さやか「願いに応じた魔法すら使えない」

さやか「QBが言うには過去のトラウマらしいんだけどさ」

まどか「…あの人も、そうなってるって?」

さやか「うん」

まどか「そんなの…」

まどか「…それこそ、残酷だよ」

まどか「…あの人に、そんな希望を持たせるようなこと…」

さやか「魔法少女は希望の象徴、私達がどれだけの条理を覆したところで不思議ではない」

まどか「…?」

さやか「だから、つまりあいつは信じれなくなってんだ、奇跡ってやつが」

さやか「奇跡なんてこの世に無い、心のどこかでそう思っちゃってるんだよ」

まどか「…」

さやか「…」

さやか「…例えば」

さやか「…例えば、あいつに作られたあんたが、命令を聞くだけの存在だったあんたが」

さやか「あいつをぶん殴ったら」

さやか「それは、奇跡って言えない?」

まどか「…」

さやか「譲るよ、ぶん殴る役目」

まどか「…役不足だよ」

さやか「そういう時は力不足っていうんだってさ、で、どうする?」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…奇跡とは、程遠いね」

さやか「だね、でも目を覚まさせる位には、効果はあると思うよ」

まどか「…」

さやか「…」

まどか「…パーでいい?」

さやか「グーだね、じゃ、行こっか」

杏子「…おう」

マミ「…あら」

さやか「へっへっへ、説得できたよ」

さやか「協力してくれるってさ」

まどか「…」

杏子「何だよ?しけたツラしてんじゃねーぞボンクラ」

マミ「もう、そういうこと言わないの」

まどか「…ねぇ」

まどか「最後に一つ聞いていい?」

さやか「…」

まどか「…これが終わったあと、私は死なないといけないんだよね?」

さやか「そだね、死んでもらう」

まどか「…そっか」

さやか「だけど、人を殺さないって約束するなら」

さやか「…ううん、悪戯に命を奪わないって約束してくれるなら」

さやか「その体から、まどかの痕跡を消してくれるなら」

さやか「…あんたには、生きててほしい」

まどか「…っ」

まどか「…欲しい?」

さやか「…きっと意味があるんだよ、その命には」

さやか「…あんたは、まどかにはなれないけれど」

さやか「…あんたは、あんただ」

まどか「…」

まどか「…うん、ありがとう」

さやか「じゃ、ほむら殴り隊、出動!」

杏子「んなもんねーっつの」

マミ「あらあら、元気になったものね」クスクス

杏子「そんでさ、結局どうするんだよ」

杏子「あいつはもうとっくにネジが飛んでる」

杏子「殴ったところで変わんないのはもう知ってるだろ」

マミ「暁美さんの魔法を取り戻す、確かに出来るかもしれないけれど」

マミ「暁美さんがそう簡単に今の方法を捨てるかしら」

マミ「だって彼女の心が壊れてしまった原因は、それこそその方法なんでしょう?」

まどか「…何度繰り返しても、救えなかった…ですか」

杏子「あぁ」

まどか「…そもそもどうして、あなた達はそうまでして暁美ほむらさんの邪魔をするんですか?」

まどか「確かに、褒められた方法ではないけれど」

まどか「…それでも、鹿目まどかを救うためにはこの方法が1番手っ取り早いと…」

杏子「もう見たくないのさ、誰が死ぬところも」

まどか「…?」

マミ「…」

まどか「…どういう…」

杏子「1度目は大切な人達、2度目も、大切な奴だ」

杏子「もう2回もあたし達は失ってんのさ」

杏子「んで、このまま行けばきっとほむらは壊れちまう」

杏子「頭が、じゃねーぞ、それは割と手遅れな感じだからな」

マミ「…ちょ」

杏子「心が、だよ」

杏子「もうあいつのソウルジェムは取り返しがつかないくらい濁ってる」

杏子「自分でも気が付かないほどの重圧に、命を弄ぶ所業に押しつぶされそうになってんのさ」

さやか「…!」

マミ「目ざといわね」

杏子「まぁな、まどかが居なくなってからは割と気を配ってる」

さやか「…」

杏子「あたしはバケモンのお前に協力するわけでもねーし、死んだまどかの魂が云々なんて言うつもりはねぇ」

杏子「ただ、ほむらに死んで欲しくないだけだ」

杏子「だから、あたしは絶対にあいつの目を覚まさせる」

杏子「分かるか?」

杏子「お前が死のうが生きようが、あたしにとっちゃこれっぽっちも興味が無いんだよ」

まどか「…」

さやか「…」

マミ「…」

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死ね

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杏子「…けど」

杏子「…意味があるとは思う」

まどか「…」

杏子「何であんただったのか、どうしてあんたはまどかに興味を持ったのか」

杏子「どうしてお前は、ほむらの操り人形をやめようとしてんのか」

杏子「それが知りたい」

まどか「…そんなの、私にもわからない」

杏子「良いよ、別に」

杏子「あたしにも分かんねえから」

さやか「…つまり」

杏子「…あ?」

マミ「協力してくれってことでしょう?」

杏子「…うっせーよ!」

さやか「はいはい、安定の杏子ねぇ」

マミ「…ふふ、素直じゃないのはいつも通りなのね」

杏子「はぁ!?」

まどか「…」

まどか「…」

まどか(…鹿目まどか、だけじゃない)

まどか(…あなたのそばにも、こんなにいたんだね)

死ね

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まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

諄子「あー、お腹空いたぁー」

諄子「…よっと」

知久「ママ、あんまり飲みすぎないようにね」

諄子「分かってるわかってる」

諄子「…」トクトク

諄子「…で?まどかー?一体何をそんなに辛そうな顔してんのさ」

まどか「…!」

諄子「また何か、考え事でもしてんのか?」

まどか「…」

まどか「…ううん、別に…無いよ」

諄子「…」

知久「…」

諄子「…あんた、周りの奴らに苛められたりとか、ねーよな?」

まどか「…」

まどか「…無いよ…そんなことない…」

まどか「…皆、いい人達で、皆、友達思いで…」

諄子「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

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コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

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まどか「…」

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まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

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まどか「…」

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まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

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まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

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諄子「…まどか、ご飯だぞー」

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まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

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まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

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コンコン

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諄子「…まどか、ご飯だぞー」

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まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

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諄子「…まどか、ご飯だぞー」

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まどか「…」

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コンコン

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コンコン

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まどか「…うん」



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まどか「…」

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コンコン

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諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

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まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

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まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

死ね




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」




まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…うん」



まどか「…」

まどか「…私が生まれてきた、意味、か…」

まどか「元々、私には意味なんてなくて」

まどか「私っていう存在は単なる方法でしかなくて」

まどか「…」

まどか「…でも、それでもあの人になにかしてあげられるなら」

まどか「…それは、意味があるってことなのかな」

まどか「…だとしたら、私は…」

コンコン

まどか「…っ!」

諄子「…まどか、ご飯だぞー」

まどか「…」

まどか「…皆皆、誰かの為を思ってて…!」

まどか「…私、どうすればいいのかな…?」

まどか「…それが間違ってるって、分かってるのに…」

まどか「…分かってるのに、それをどうやって伝えればいいのか分かんない…!」

まどか「…言っても、伝わるか分かんないよ…!ねぇ…!」

詢子「…」

まどか「…私は…!」

まどか「…私は…どうすればいいの…?」

詢子「…」

知久「…」

知久(少し前の変わった様子とは、また違う)

知久(無関係とは思えない、けれど…)

知久(…けれど、まどかは…)

詢子「…あんたは、本気でどうにかしたいって思ってんだな」

まどか「…!」

知久「…」

詢子「…詳しく、話せるか?」

まどか「…」

まどか「…ごめんなさい、それは…無理」

詢子「…」

まどか「…変なことばかり言って、ごめん…」

まどか「…」

詢子「そうか」

詢子「そんじゃ、あたしとパパの馴れ初めでも教えようか?」

知久「え?」

まどか「…はい?」

詢子「馴れ初めって言っても大したことないんだけどさ、要はパパの一目惚れさ」

知久「ちょちょ、ママ!?」

詢子「まぁいいじゃんいいじゃん、減るもんじゃないし」

詢子「お互い友達同士の知り合いで出会ったんだけどさ」

詢子「パパと来たら初めて見た時からあたしに惚れてたみたいなんだ」

詢子「おっかしいだろ?あたしは眼中になかったのに」

詢子「そんでもう、二度と会うこともないかなって思って矢先」

詢子「パパから思いを告げられたのさ」

知久「…」

詢子「なんでか知らないけれど、あたしも舞い上がっちゃってね」

詢子「嬉しかったんだろうね」

詢子「…なぁ、まどか」

まどか「…?」

詢子「伝わるかどうかなんて、些細な問題さ」

詢子「伝えようとしなけりゃ、絶対伝わらない」

詢子「あたしはあんたにどうしろこうしろなんて出来ないけれど」

詢子「ただ一つ言うなら、伝えろ」

詢子「あんたの思い、ちゃんとそいつに伝えなよ」

まどか「…」

知久「…ご飯、食べていくかい?」

まどか「…ううん…要らない…」

まどか「…絶対に、帰ってきてから食べるから…!」

まどか「また皆と、美味しいご飯食べるから!」

バタン!

詢子「…」

知久「…」

詢子「…」

知久「…一目惚れだったのは、ママだからね」

詢子「ありゃ、そうだったか」クスクス

まどか(…暁美ほむらさん…!ううん、ほむらちゃん!)

まどか(私は鹿目まどかには、なれないけれど!)

まどか(あなたにとって私は大切な存在ではないけれど…!)

まどか(…どんな理由でも、私を作ってくれたあなたが…!私は…!!)

まどか(…ほむらちゃん…!ほむらちゃん…!ほむらちゃん!!)

まどか「…んっ…はぁ…はぁ…」

まどか「…はぁ…」

まどか「…」

まどか「…」

キィ

まどか「…!」

ほむら「どうしたの?こんなに夜遅くに」

ほむら「さ、中に入って」

ほむら「まどか」

まどか「…」

ほむら「いいお茶の葉を見つけたの、温まるわよ」

まどか「…」

ほむら「…?どうしたの?」

まどか「…あの…」

まどか「…あのね…!ほむらちゃん…!」

ほむら「…」

まどか「…私、やっぱり…!」

ほむら「まさか、今更生きたいなんて言わないわよね」

まどか「っ!」

ほむら「どういう事かしら?あの3人に何か余計なことでも吹き込まれた?」

まどか「…違う…!」

ほむら「じゃあ何?」

まどか「…私…」

まどか「…やっぱり…ダメだと思うの」

まどか「…鹿目まどかは…こんな事で生き返っても、嬉しくないって…そう思うの…」

ほむら「あなたにまどかの何がわかるのよ!?」

まどか「…!」

ほむら「まどかは生きたがっていた!絶対に死にたくなかったはずなのに!」

ほむら「だから私は彼女を生き返らせる!」

ほむら「彼女の望んだことを、代わりに私がやり遂げる!生き返らせる!」

ほむら「私は悪くない!私は悪くない!悪くない!」

ほむら「私は間違ってはいない!!!」

まどか「…」

まどか「…でも」

ほむら「魔女の分際でそこまで口答えできるなら大したものだわ…!」

ほむら「あなたを消して、また新しいまどかを作ってもいいのよ…!」

まどか「…」

ほむら「…ねえ、まどか…また一緒に放課後に帰りましょう」ギュッ

ほむら「大丈夫、あなたは何も心配しなくていいから」

ほむら「また一緒に、生きましょう?」ギュウウゥッ!!

まどか「…」

ほむら「…QB」

QB「…」

まどか「…っ!」

まどか(いつの間に…!)

QB「やあ」

ほむら「さぁ、早くまどかの願いを叶えなさい!」

ほむら「本物のまどかをこの器に…!」

QB「うん、でも少し待って欲しいな」

ほむら「…はぁ?」

QB「鹿目まどか、君は、本当にそれが望みなのかい?」

QB「君という人格を消してまで、彼女を再び生き返らせるつもりかい?」

QB「可能性は高いとは言え、絶対とは言いきれない」

QB「それでも君は、本当に…」

まどか「望まない」

ほむら「…」

ほむら「…は?」

まどか「私は…そんな願い叶えない…!」

まどか「…鹿目まどかは、そんな方法で生きたいとは思わない!」

ほむら「黙れ…!黙れ…!!黙れええええええええっ!!!」

まどか「…っ!」

ほむら「黙っていれば…!あなた達にまどかがわかるわけが無い!」

ほむら「だって、私だって彼女のことを知らないのに!」

ほむら「もっと、もっと、私は彼女のことを知りたい!」

ほむら「彼女は…!!まどかは…!!!!」

ズズズズズ

まどか「…これって…!」

QB「魔女の結界、ただし、暁美ほむらのものじゃない」

QB「簡単な話だよ」

QB「彼女は魔女の口づけで、狂っていることすらも気がつかれなかった」

QB「彼女のあまりに強過ぎる鹿目まどかへの執着は既に、狂っていると判断されても仕方が無いからね」

QB「暁美ほむらならば、これ位はやるだろう、皆心のどこかでそう思っていたんだ」

QB「滑稽だよね、鹿目まどかのため、または暁美ほむらのため」

QB「そう言って来た君たち4人は、最後までお互いを信用しきれなかった」

まどか「…知ってたの…!?」

QB「…」

QB「いいデータが取れたよ、ありがとう」

QB「暁美ほむらはもうどうにもならないけれど、せめて君だけは逃げるといい」

QB「結界で息を潜めるんだ、そうすればいずれは彼女達がやってくるよ」

まどか「…あなたは…!あなたは…!!!」

QB「じゃあね、名も無き魔女」ピョンッ

魔女「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!」

ほむら「…うぁ…!!」

ほむら「…ぐぅ…あ…!…た…」

ほむら「…たす…け、……」

ほむら「…」

ほむら「…」

ほむら「…」

まどか「…ほむらちゃんっ!!!!」

まどか「…どうして…!?時間停止は…!!」

まどか(…!!)

まどか(…もしかして…!!もう…!!)

まどか(…ほむらちゃんの魔法は…そこまで…!!)

魔女「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!!」ギュオッ!!!

まどか「…っ!!!」ガギィィ!!!

まどか(…ぐっ…!!無理…!!)

まどか「…きゃあああっ!!!」

魔女「…ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!」

まどか「…」

まどか(…強い…)

まどか(…違う…私が弱いんだ)

まどか(…魔女の力…魔法の力…こんなものがあったって…)

まどか(魔女一人倒せない…)

まどか(…好きな人1人、守れない…)

まどか(…きっと…)

まどか(…あなたは、素敵な人だったんだろうね)

まどか(…そして、そんな人に好かれるあなたも、きっと…)

まどか(…意識が遠のく…もう…ダ…メ…)




杏子「一人で突っ走るところは、生みの親に似てるな」

さやか「だね」

マミ「…さ、行くわよ」

杏子「らぁぁぁぁっ!!!」

まどか「…っ」

まどか「…どう、して…?」

杏子「…別に、魔女の反応があったから来ただけだ」

杏子「…ったく、世話かけさせやがって」

まどか「…」

杏子「…おい、いつまで寝てるんだよ、ほむら」

さやか「…起きろ」

マミ「…暁美さん…」

杏子「…」

さやか「…」

マミ「…」





杏子「起きやがれっ!!ほむらっ!!!」

さやか「ほむらぁっ!!!!」

マミ「暁美さん!!」

まどか(…)

まどか(…そっか…)

まどか(…ちょっと、分かったかも)

まどか(…私が、生まれた…意味が…)

まどか「…」スッ

まどか「…ほむらちゃん」

ほむら「…ぅ、あ…?」

ほむら「…まど、か…?」

まどか「…」

まどか「…ううん」

まどか「…まどかじゃ、無いよ」

ほむら「…あ…!ぅああ…!!ぅうううう…!!!」

ほむら「うあああああっ!!!うわぁぁぁぁっ!!!」

まどか「…」

まどか「皆、あなたの心配をしてる」

まどか「…皆、あなたのことを思ってる」

まどか「…分かるよ…だって、無関係な私にも…」

まどか「…無関係な私だからこそ、分かる」

まどか「…ね、ほむらちゃん」

まどか「…例え、鹿目まどかが居なくなったって」

まどか「…これまでの、彼女達がどうあったって」

まどか「これからの彼女達がどうあっても」

まどか「今、あなたは1人じゃないんだよ」

まどか「…ていっ」コツン

ほむら「…う、ぁ…?」

まどか「目を覚まして、ほむらちゃん」

まどか「…あなたは、1人じゃないんだよ!!!」

ほむら「…っ!!!」

ほむら「…私は…」

ほむら「…私は……!」

ほむら「…ごめん、ごめんなさい…」

ほむら「…ううん、魔女の口づけなんて…言い訳…!!私は本気でそうするつもりだった!」

ほむら「あなたを犠牲に…!!まどかを…!!」

まどか「…」

ほむら「…ここは…」

ほむら「…まどかがいない、世界なのね…?」

まどか「…うん」

ほむら「…」

魔女「ゲラゲラゲラゲラゲラゲラ!!」ギュオッ!!!

杏子「…っとと」ガキィン!!

さやか「あんまり不用意に近付かないでよねー」ガキィン!!

まどか「…」

ほむら「…」

まどか「…恨んでなんかいないよ」

まどか「…とっても、素敵」

まどか「誰かのことをここまで思えるあなた達に出会えて、良かった」

ほむら「…何を…!」

まどか「QB」

QB「呼んだり呼ばなかったり、QB使いが荒いなあ」

まどか「…」

QB「なんだい?」

まどか「願い事、決まったよ」

ほむら「…止めてっ!!止めてっ!!!…もうこれ以上…!私に罪を…背負わせないで…!!」

QB「…ふぅん、鹿目まどかになりたい、か」

まどか「…」

杏子「…」

さやか「…」

マミ「…」

まどか「…」

まどか「…ほむらちゃんの魔法を、元に戻してあげて」

ほむら「っ!?」

まどか「ほむらちゃん、罪を背負いたくないなら、やっぱりあなたは繰り返すしかない」

まどか「繰り返して、繰り返して、繰り返して」

まどか「いつの日かまた、あなたは鹿目まどかと笑い合える」

まどか「そんな未来を掴むしかない」

ほむら「無理よっ!無理なのよ!!もう…!!」

ほむら「…私は…、心が…!!!」

QB「…さぁ、君の願いを言うと良いよ」

まどか「…コネクト」

まどか「…彼女の心と、真に繋がる術が欲しい」

まどか「でも、そこに私は、要らないかな」ニコッ

ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

ーー

ーーーーー

ーーーーーーーー


ほむら「…!」

ほむら「…ここは…」

ほむら(…真っ白…ここは、一体…?)

「…ほーむらちゃん」

ほむら「…っ!」

ほむら「…あ、ぁ…嘘…でしょう?」

ほむら「…あなたは…」

まどか「…」

まどか「…うん、鹿目まどか」

まどか「彼女が、ほむらちゃんと出会う場所を作ってくれた」

まどか「私は、正真正銘、鹿目まどかだよ」

ほむら「…」

ほむら「…ううっ…ああぁ…!!ああああっ…!!」ギュッ

ほむら「…会いたかった…!!あなたに、会いたかった…!!」

ほむら「…あなたの決意を踏みにじって…ごめんなさい…!!」

ほむら「…でも、私は…」

ほむら「…あなたのいない世界が、耐えきれない…!!」

まどか「…」

まどか「…とおっ!!」ゴチンッ!!

ほむら「っつ…!」

まどか「ダブルまどかパンチ」

ほむら「…」

ほむら「…な、何を…」

まどか「…私と、もう1人の私のパンチ」

ほむら「…」

まどか「…もう、ほむらちゃんは…自分の事なんか顧みないで…私のことばかり…」

ほむら「…でも…」

まどか「…そうおもってくれるのは、嬉しいよ」

まどか「…でも、それ以上に、ほむらちゃんが傷付くのは、悲しいよ」

ほむら「…」

まどか「…」

ほむら「…もう、私は…奇跡なんか信じられない」

ほむら「…私はもう…」

まどか「…」

まどか「…そんな安っぽい奇跡なら、もう捨ててもいいんだよ」

ほむら「…え?」

まどか「…私はあの時、奇跡を願ってほむらちゃんにお願いしたんじゃない」

まどか「…ほむらちゃんだから、お願いしたんだよ」

ほむら「…!」

まどか「私のことを、好きでいてくれたほむらちゃんだから、だよ」

ほむら「…あなた…!!まさか…!!」

まどか「…」

まどか「…」

まどか「…魔法は、奇跡じゃない」

まどか「…きっと、思いの力だよ」

まどか「ね、ほむらちゃん」

まどか「もう1回、お願いしていいかな?」

まどか「…私を、助けてくれないかな?」

まどか「QBに騙される前の馬鹿な私を」

まどか「助けてくれないかな…?」

ほむら「…!」

まどか「…」

ほむら「…約束する」

ほむら「私は、絶対にあなたを救う…」

ほむら「…もう二度と、諦めたりしない!!」

パァァァァ

ほむら「っ…!」

まどか「うん、ありがと」

まどか「そう言ってもらえるだけで、私は十分に幸せ」

まどか「…また繰り返すかどうかは、任せるよ」

まどか「…でも、今は取り敢えず…」

まどか「…皆を、助けてあげて」

ほむら「…」









ガチッ!!!







ほむら「…」

まどか「…」

ほむら「いいえ、約束するわ」

ほむら「私は、何度でも繰り返す」

ほむら「何度だって、繰り返す」

ほむら「あなたを助けるために」

ほむら「いくら辛くても、苦しくても」

ほむら「私は、繰り返す」

まどか「…そっか」

まどか「…それじゃあ…気を付けて」ニコッ



ーーーーーーーー

ーーーーー

ーー

ーー

ーーーーー

ーーーーーーーー



ほむら「…」

ほむら「…時が、止まってる」

ほむら「…そう、帰ってきたのね」

ほむら「…また、始まるのね」

杏子「…」

さやか「…」

マミ「…」

ほむら「…馬鹿よ」

ほむら「あなた達って、ほんとバカ」

ほむら「他人の為に願うやつは馬鹿」

ほむら「絶望と希望は差し引きゼロ」

ほむら「それが、魔法少女の逃れ得ぬ運命じゃないの?」

ほむら「…」

ほむら「…ええ、分かってる」

まどか「…」

ほむら「…誰の言葉でもきっと動かなかった」

ほむら「私の操り人形でしかなかったあなたが」

ほむら「…単なる第3者でしかなかったあなたが教えてくれた」

ほむら「…私は、1人じゃない」

ほむら「…こんな私を、思ってくれる人が居た」

ほむら「…」

ほむら「…」

ほむら「錆び付いた祈りと魔法が、動くのなら」

ほむら「逃れられないような絶対的な運命も」

ほむら「いつかは、打ち破ることが出来るのかしら」


ズガガガガガガガガガガガ!!!!


カチッ


魔女「…アァァァァァァァ…」

杏子「…」

さやか「…」

マミ「…」

まどか「…」

ほむら「…」

さやか「…目は、覚めた?」

ほむら「…迷惑ばかりかけて、ごめんなさい」

ほむら「…こんな私でも、まだ友達でいてくれる?」

杏子「今更だぜ、バーカ」

マミ「さ、帰りましょう」

ほむら「…」

まどか「…あ」

ほむら(…魔法少女の姿、でもやっぱり、まどかのものとは違う)

ほむら「…」

まどか「…」

ほむら「…帰りましょう、5人で」

ほむら「…ありがとう」

まどか「…!」

まどか「…うんっ!」




さやか(結局ほむらはあれからみんなに謝りっぱなしで)

さやか(「まどか」もそんな彼女を許しているようだった)

さやか(「まどか」は、まどかとして生きることを強要されてた影響なのか)

さやか(生前のあいつにとても良く似てる気がする)

さやか(傍から見れば、私たちはあの頃と、ワルプルギスの夜と戦っていた頃と何一つ変わっていない)

さやか(…でも)チラッ

ほむら「…また出て来たわね」

杏子「今日のは一段と面倒くさそうだな」

マミ「行きましょう」

まどか「うん」

さやか(それでも彼女はまどかじゃない、それでもまどかは帰っては来ない)

さやか(ほむらは、私達は一見自由に見える迷路に閉じ込められている)

杏子「…どうした?行くぞさやか」

さやか「…ん」

ほむら「…」

ヒュオオオオオオオ…


ほむら「…」

ほむら「…」

さやか「バカと煙はなんとやらってねえ」

ほむら「あなた、帰ってなかったの?」

さやか「ん、まぁね」

ほむら「体を冷やすわよ、早く家に帰りなさい」

さやか「…」

ほむら「…?…どうしたの?」

さやか「…あんた、どうするつもりなの?」

ほむら「…え?」

さやか「戻らないの?戻ってまどかを助けてあげないの?」

ほむら「…」

さやか「魔法、元に戻ったんでしょ?巻き戻せるんでしょ?」

さやか「何で戻らないのさ?」

ほむら「…さっきの戦い…あなたまどかを見てた?」

さやか「…?まどか?」

ほむら「…いえ、まぁ、その…」

さやか「いや、「まどか」で良いよ、見てなかった、それで?」

ほむら「…少し前、QBが言っていたのよ」

ほむら「私のやった行為には、前例がある」

ほむら「その時、その子は「人間になりたい」って願ったらしいの」

ほむら「結果、その子は多分今も魔法少女を続けている」

さやか「…」

ほむら「…でも、あの子は、そうは願っていない」

ほむら「…魂は、心臓は未だに魔女のまま」

さやか「…私が言えることでもないけどさ、それ何か問題があるの?」

さやか「確かに…あいつは正確には人間でも魔法少女でもないけど」

さやか「…でも、今はそう生きてるんでしょ?だったら…」

ほむら「…もう、永くない」

さやか「…は?」

ほむら「無理に押さえつけてる彼女の魂は、いずれ外に出てこようと暴れ出す」

さやか「…」

ほむら「魔女の魂は、人間の器には収まりきらない、魔法少女も同じこと」

さやか「何であんたがそんなこと分かるのさ?」

ほむら「私が作ったからよ、彼女を」

さやか「…」

ほむら「…」

ほむら「戻ろうと思えば、多分出来る」

ほむら「…でも、今戻ってしまえば彼女の最後を見ることは出来ない」

さやか「…そんな事…」

ほむら「彼女が再び魔女になってしまった時、彼女を看取るために」

ほむら「…作ってしまった歪な命をこの手で殺す為に」

ほむら「…私はまだ残らないといけないの」

さやか「…それじゃ、あいつにとっては殺されるために作られたようなもんだね」

ほむら「っ…」

ほむら「…」

ほむら「…彼女は、魔法を余り使わない」

ほむら「極力サポートに回ろうとする」

ほむら「それはきっと…大きな魔力を使ってしまうと蓋が外れてしまうことを懸念して、だと思うわ」

さやか「…」

ほむら「…」

さやか「…はあ…一難去ってまた一難、だね」

ほむら「…いいえ、あなた達に苦労はかけないわ」

ほむら「全ての魔女は私ひとりで片付ける」

ほむら「…それは、彼女も同じこと」

さやか「…どうすんのさ、あんたひとりで出来るの?」

ほむら「…」

ほむら「…あの時は、あなた達にやってもらったわ」

ほむら「今回は、私一人でやる」

さやか「…」

ほむら「…」






ほむら「…」

まどか「おはよう、ほむらちゃん」

ほむら「ええ、おはよう」

まどか「…」

ほむら「…」

ほむら(…彼女もきっと、頭ではわかっているはず)

ほむら(まどかとして生きることは出来ないということは)

ほむら(…ホント、最低ね、私)

ほむら(いつだって自分のことしか考えてない、いえ、それもまどかのためなら許せた)

ほむら(でも今回は、どう考えてもまどかの為じゃなく、自分のため)

まどか「…どうしたの?ほむらちゃん」

ほむら「…いえ、何でもないわ」

まどか「…」

ほむら「…」

さやか「おはよ、おふたりさん」

まどか「おはよう、さやかちゃん」

さやか「無愛想ほむらもおはよ」

ほむら「うるさいわ」

さやか「へっへー、図星つかれてるー」

ほむら「…」

さやか「…」

さやか「…ほむらは、予定とかあるの?」

ほむら「…へ?」

さやか「…夏休みの予定」

ほむら「…あぁ」

ほむら(…そっか、もうそんなに経つんだ)

ほむら「…いいえ」

さやか「…行こうよ、まどかもほむらも、マミさんも杏子も…」

さやか「…皆で、遊びに行こうよ…」

ほむら(…そんな、悲しい顔で言わないで頂戴)

ほむら「…ええ、もちろん」

ほむら「ね、まどか」

まどか「…うん!」

ほむら(これが最後の夏になる)

ほむら(この「まどか」は、きっともう生まれることが無いだろうから)






杏子「もーりーをーあーるーけーばー…!」

マミ「佐倉さん、御機嫌ね」

杏子「そりゃそうだろ、外出なんて滅多にしなかったからな」

さやか「あんた毎日外出してるじゃん、居候じゃん」

杏子「そういう事じゃねーの、さやばか」

さやか「なんだと!」

ほむら「…ふふ」

まどか「あはは」

マミ「でも意外ね、暁美さんから言い出すなんて」

ほむら「…正確には、さやかだけれどね」

さやか「まぁでも予定を立てたのはほむらじゃん?」

ほむら「…そうね」

ほむら「目一杯、楽しみましょう、まどかも、皆も」

まどか「…うん…!」

杏子「…おお!ここが秘湯ってやつか!?」

さやか「確かにこれから行く所は温泉旅館だけど違う、これは…」

杏子「うおおおお!!!水風呂じゃねーか!」

さやか「池だっての!出てこい!杏子!」

ほむら「池と露天風呂の区別もつかないのね…呆れるわ」

まどか「そもそも旅館から離れてるのに…」

マミ「置いていきましょうか」

杏子「待てよ!おいコラ!」




さやか「…つ、着いたー…」

マミ「さすがに疲れたわね…」

杏子「そうか?」

ほむら「…あなたは根っから野生児だものね…」

まどか「…疲れた…よ…」

杏子「そもそもお前が場所とっといて疲れるってなんだよ」

ほむら「…うるさいわね」

杏子「よし!さやか探検に行こうぜ!」

さやか「ええ!?ちょ、こら待て!」

マミ「…あぁ、もう…!待ちなさい!二人共!」

ほむら「…」

まどか「…」

ほむら「…」

まどか「ほむらちゃんは、行かないの?」

ほむら「…私は少し疲れたわ」

まどか「…そっか」

まどか「…ね、ほむらちゃん」

ほむら「…何?」

まどか「…もう、分かってるよね?…私、永くないってこと」

ほむら「…さあ」

まどか「誤魔化さなくてもいいよ、こんな風に遊びに行くってことは…そういう…」

ほむら「違うわよ…確かにあなたはもう永くない…でもだから皆で遊びに来たわけじゃない」

ほむら「…あなたと、遊びたかった…皆…」

ほむら「…それじゃ、理由にならないかしら」

まどか「…」

まどか「…ううん、ありがとう」

ほむら「…」

まどか「…ね、ほむらちゃん」

ほむら「…」

まどか「…少しだけ、前のことを思い出したんだ」

ほむら「…前?」

まどか「…あなたに心臓を奪われる、それよりもっと前」

まどか「私が人間だった時の、記憶」

ほむら「…あるの…?」

まどか「…そりゃあ、あるよ…だって私の核は紛れもない魔女の魂なんだから…」

ほむら「…」

ほむら「…聞かせて、あなたの事、知りたいの」

まどか「楽しい話じゃないよ」

まどか「…私は…ずっと親に虐待されてた」

まどか「どんなに抵抗しても、止めてくれないから…抵抗することをやめた」

まどか「…そうしてずっと置物として生きてた時、QBに出会ったの」

ほむら「…」

まどか「ちなみにその頃は9歳…えへへ、文字通りほむらちゃんが育ての親かもしれないね」

まどか「…何を、願ったと思う?」

ほむら「…」

ほむら「…両親の、殺害かしら」

まどか「…」

まどか「…ううん…癒しの力だよ」

ほむら「…!」

まどか「おかしいよね、だって例え殺さないとしても、普通ならその状況を打開するための願いにするはずなのに」

まどか「…私ってば、よりによって…」

まどか「…戦えなかった、戦うことが怖かった」

まどか「…戦って、傷付くくらいなら、戦わずに、傷付くほうがいい」

まどか「どうしようもなく、弱くて、ちっぽけで…」

まどか「…」

まどか「…それが、私」

まどか「私という人間」

ほむら「…」

まどか「…だからむしろ、感謝してるの」

まどか「私に、少ないとは言え、二回目の人生をくれて、ありがとう」

ほむら「…」

まどか「…」

ほむら「…あなたは、優しいのね」

ほむら(それでも、私があなたの命を弄んだことに変わりはないのに)

ほむら(…気にしないでって、言ってるの…?気にしてないって、言ってるの…?)

ほむら「…よし」

まどか「…?」

ほむら「くよくよ考えるのはよしましょう」

まどか「え?」

ほむら「こんな風に時間を使っていたら勿体ないわ」

ほむら「遊びましょう、沢山」

ほむら「沢山話して、沢山遊んで、沢山笑いましょう」

ほむら「あなたが、生きてて良かった、って言えるくらいに」

まどか「…」

まどか(…ううん)

まどか(もうとっくに…)

まどか(…出逢えて良かった、あなた達に出逢えてよかった)

まどか(それだけでも、私は十分に救われた)

まどか「…ありがとう」

まどか「皆、大好き」







QB「人間というのはつくづく予想し難い」

QB「まぁその到底論理的とはいえない思考回路こそが、僕らの求めている感情という部分なんだろうけれどね」

QB「よりにも寄って、彼女を生かしておくなんて」

QB「願いでもしない限り魔女への変化は不可逆だ」

QB「形は保っていても、いずれ彼女は必ず魔女になる」

QB「…だとすれば、彼女はどちらになるんだろうね」

QB「心臓の方の魔女なのか、それとも別の魔女になるのか…」

QB(或いはその両方か)

QB「いずれにせよ、興味深い結果になりそうだ、最後まで見届けさせてもらうよ、暁美ほむら」

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