西尾維新「文豪」鎌池和馬「ストレイ」赤松中学「ドッグス」 (61)


西尾(異能)

西尾(この世界に少なからず存在する異なる力)

西尾(僕こと西尾維新も、異能を幸か不幸か授かっている)

西尾(とはいえ、僕の異能は使い物にならない。正直、『羅生門』とか『人間失格』とかがうらやましい)

西尾(僕の異能の名前は『物語』だ。物を語る。そしてそれは現実に干渉する)

西尾(ただ干渉するには、物語を終わらせないといけない。突発的なことにはまるで対処できない。あまり利便性のない異能だ)

西尾(さりとて僕にできるのは、物を語るだけだ)

西尾(だから語ろう。――そう。数日前に遭遇した。僕と同じ異能を持つ者達とは出会いを)


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「おや、先生。起きましたか」

西尾「……目的地についたのか」

「いえいえ、まだ着きませんね。と、言うか、たぶん、永遠に着かないんじゃないでしょうか?」

西尾「は?」

「先生がぐっすりと、私をほったらかして寝ている時に、暇なので外をずぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅと眺めてましたが、ある一時から、同じ景色が繰り替えされるんです」

西尾「田舎だから、似た景色を、同じ景色と錯覚してるんじゃないのか」

「失礼な。なら、先生ご自身で、じっくりと確かめて下さい。その間に、私は寝ますから」

西尾「……」

西尾(そう言うと彼女は、目をつむりそのまま寝始めたので、僕はしかたなく外の景色を見ることにした)


西尾(結論から言おう。彼女が言ったとおりに、ある一定の位置を通り過ぎようとすると、元の位置に戻る)

西尾(否、時間ごと戻っている、と、言った方が良いだろう)

西尾(外の景色をみていると、同じ出来事が、この1時間ごとに繰り返される。例えば事故とかの発生が)

西尾(こう言った出来事には、僕の異能は無意味だ。)

西尾(あくまで物を語るだけ)

西尾「で、キミは何か知ってるんじゃ無いのか?」

「――私は何も知りません。知ってることだけ知ってる、有能な委員長じゃないんですから」

西尾「……」

「まあ、予感、あるいは直感ですが、そろそろこのループも無くなると思いますよ」


鎌池「はぁ、不幸だ――。なんで温泉に入りに行くだけで、こんな目に遭うんだ」

「天性の運の無さを恨むンだな」

鎌池「……男と二人っきりで温泉旅行って時点である程度は分かってるよ!」

「そろそろこのループも飽きてきたンですがー。いつものように異能でどうにかしろ」

「エンドレスエイトを軽く超えてるぞ」

鎌池「――『禁書目録(インデックス)』」

鎌池(俺の異能は『禁書目録(インデックス)』。この中には異能、超能力、魔術や魔法、さまざまな事が記されており、それを引き出し使用することが出来る)

鎌池(とはいえ、デメリットも多々ある。一番の問題は、一度した物は発動してから24時間は使用できないと言った点だ)

鎌池(この状況下では、イ行にある『幻想殺し(イマジンブレイカー)』が妥当だと思う。ただ、問題は起点。ループの始まり)

鎌池(『禁書目録』は発動してから3分しか異能は発動できず、5分ほどのインターバルが存在する。)

鎌池(さて、どうしようか――)


――外

上遠野「ボクの異能『不気味な泡(ブギーポップ)』が発動していると言う事は、――いるかな、近くに」

奈須「師匠」

上遠野「――いや、あのね、師匠と呼ぶのは止めてってば」

奈須「師匠は、師匠だからさ」

上遠野「……まぁいいか。自動的な異能である『不気味な泡』が出ている以上、『敵』が近くにいる。誰かは分からないけど」

上遠野「この異変は「敵」によるものなのか。それとも。……」


――温泉地

赤松「……分かったわ」

女将「受けていただけるでしょうか?」

赤松「任せなさい。この名探偵が、見事にこの依頼、解決してみせるわ!」



そして集う。一癖も二癖もある『異能』を持つ者たちが。


西尾維新 異能『物語』

鎌池和馬 異能『禁書目録』

上遠野浩平 異能『不気味な泡』

奈須きのこ 異能『???』

赤松中学 異能『緋弾』


西尾(誰が何をしたのかは分からないが、あのループから抜けだし、僕は目的地である温泉地へと着いた)

西尾(しばらく見回っていると、少女というか、童女というか、幼女というか、ツインテールの少女、名探偵、赤松中学を見つけた)

西尾(一応、僕と彼女は顔見知りだ。彼女は名探偵。その功績を僕は物語る)

西尾(休暇より仕事と言う彼女がここにいると言う事は、仕事だろう)

西尾(……別に彼女の事は好きでも何でもない。あくまでビジネスとしての付き合いだ)

西尾(まー、ただ、だ、大人の対応として見かけたのに、無視すると言う対応というのもいかがなものか)

西尾(見かけてしまった以上は仕方ない。ここは大人の対応として、声をかけるぐらいはしておこう)


西尾「あ~~~か~~~~~ま~~~~――、

赤松「死ネ」

がはっ」


西尾「まさか、いきなり、溝内に拳を見舞ってくるとは――」

赤松「いきなり名前を叫びながら、気持ち悪い顔で向かってくる男に正当な対応よ」

赤松「一応顔見知りだから「緋弾」は勘弁してあげたわ」

西尾「……やめてくれ。僕の異能はそういうのには、全く意味をなさない。喰らえば死ぬ」

赤松「そうでしょうね。あんたは物語るだけだもん。何をしてもね」

西尾「――それはおいておいて。赤松がいるって事は、事件か、それとも依頼か?」

赤松「言う分けないでしょ。探偵にも守秘義務があるのよ」

西尾「そんな堅いことを言うなよ。僕とお前の仲だろ?」

赤松「……ストーカーと被害者かしら」

西尾「違う! ビジネスパートナーだよ! お前が活躍して、僕はそれを物語る」


「先生。そこまでです。これ以上ロリに欲情してると、警察を呼ばれますよ」

西尾「してないからな!」

赤松「……誰。こいつ」

「お久しぶりです。私は先生の影で秘書でお目付役で友人の者です」

赤松「――ああ。そう言えばそんなのが居たような、気がするわ」

「ええ。私は影が薄いので忘れられやすいんです。お気になさらず」

「ほら行きますよ。先生」

西尾「襟を引っ張るな。首が絞まる」

赤松「……」

赤松(あれってどう見ても――。まあいいか。私は依頼の方を遂行しないと)


鎌池「……不幸だ。なんで列車で移動してたのに、徒歩で目的地に向かわないと行けないんだ」

「変な黒の外套を纏ったのと、異能者とのバトルに巻き込まれたからだろ」

鎌池「なんで異変の起点を探して解除するだけで、他のヤツのバトルに巻き込まれなきゃいけないんだ……」

「そういう宿命なンだろう」

鎌池「お祓いしてもらいたい」

「それよりもなんで歩いてるンだよ。普通に『禁書目録』からテレポート系の能力を出して行けば良いだろ。歩き疲れたんですがー」

鎌池「今の流れだとテレポートした先に、突如として不幸な事に巻き込まれる事もありえる」

鎌池「インターバルがある以上、直ぐに能力は使えない。周りの様子が分からないまま死にたくないだろ」

「まあな」

鎌池「――それよりもどうしても訊きたい事があったんだ。なんで今日に限ってそんなしゃべり方なんだよ。――三雲」

三雲「え。あの喋り方の方がかっこよくないか?」

鎌池「いや、見た目とあってない。ああいうのは、白髪の赤目で生意気そうなヤツが言って合うんだ」

三雲「やけに喩えが具体的だな。そういうなら元に戻すけど」

鎌池「そうしてくれ。……夜まで温泉につきたいな」

三雲「そうだな」


――???

虚淵「まさか上遠野が居たとはな。あれの異能は自動的な事さえ除けば最強だ。いや、最強だからこそ自動的と言えるか」

あざの「本当に勘弁して欲しかった。間一髪で逃げ切れた」

あざの「それに上遠野の弟子っぽいのも中々強そうでした。実際に戦ってはないけど、実力は未知数ってところです」

あざの「ま、言われたとおりに、あの列車に乗っていた異能者の数は数えておきました」

あざの「ループの術は、乗っていた異能者の――ツンツン頭のが見事に消し去ったようです」

虚淵「――そうか」

あざの「温泉地には俺たちを密かに追っている『緋弾』もいることだし。どうします」

虚淵「当初の予定通りに行く」

あざの「分かりました」



三雲岳斗 『鎌池和馬の友人』 異能「???」



虚淵玄 異能「???」

あざの耕平 異能「???」



西尾(僕は名探偵・赤松との邂逅をした後、予約を取っていた宿へと向かった)

西尾(そこでは、と、言うか、この街全体で神隠しが行われていると言う噂話を聞いたから、わざわざやって来た)

西尾(物を語るには、体験しなければならない。だから、僕は実際に現場へと足を運ぶ)

西尾(赤松と出会えたのは、ある意味、噂が事実であるという証左でもある)

西尾(あの名探偵は、並の者なら受けないようにやっかいな依頼事を好んで受ける。だから、こそ、神隠しのような厄介な出来事が起きていると、予想するのは容易い)

西尾(そろそろしつこいと言うツッコミが入りそうだが、僕の異能は「物語」。物を語るしかできない)

西尾(だから、これから語るのは、彼、彼女らから聞いた事を、結合して、時系列に並び替えた物だ)


赤松「――神隠しの犯人はアンタよ」

西尾『彼女は根っからの探偵だ。喩えるなら安楽椅子探偵の部分が強い。論より証拠より、証拠より論を優先するタイプだ』

西尾『だから、彼女は僅かな情報から、神隠しの犯人へと辿り着いた』

「――思ったより早く見つかったな」

赤松「その言い分だと、まるで見つかる事が予見できたみたいね」

「別に隠そうとは思ってなかった」

「見つかるなら、別にそれでもいい。――でも、捕まえることは出来ない」

赤松「私から逃げられると思ってるわけ?」

「逃げないよ。それに捕まえるのはキミの方だ」

赤松「やってみなさいよ!」

バンバンバン

西尾『撃たれた弾丸は手品のように消えた。擁護する気は無いが、赤松は多少の慢心があったのかもしれない』

「残念。もう僕のテントリーだ」

バンチッバチバチバチ




赤松「な、なに――。空間が、歪むっ」

「キミも、僕の世界の住人になるんだ。大丈夫。そこは苦しみも悲しみも痛みも何もない。ただ幸せがあるだけの世界だ」

赤松「そんな、世界、お断り、よ――!」

「それに――キミは、俺たちをしつこく追い回してるから、そろそろうざくなった」

赤松「――! あんた、あいつら組織の」

「おしゃべりはお終いだ。さようなら。名探偵」

赤松「――……――…………」

「最後に、キミを捕らえた者の名前ぐらいは教えておこう」

「俺の名前は、川原礫。異能は『加速世界(アクセル・ワールド)』だ」


西尾『名探偵・赤松は敗れた。しかしこれは、相手が悪かった。』

西尾『彼――川原礫の能力『加速世界(アクセル・ワールド)』は、異世界へ対象者を移転させるものだ』

西尾『その異世界を体験した赤松は、何も語らないので、どんな世界かは残念な事に分からない』

西尾『しかし、そこに運良く、或いは悪いことに、やってくる』


鎌池「おい、あんた! さっきの少女に何をしたっ」

川原「……」



川原「鎌池和馬……。異能は確か『禁書目録』」

川原「俺たちの邪魔になる可能性がある芽は、今の内に摘んでおくか」


鎌池「おい! 答えろ。さっきの少女をどうしたッ」

川原「心配なくても、すぐに同じ場所に送ってやるよ」

バチッバチバチ

西尾『川原礫の『加速世界』の異能は、一定の空間にいる相手は己の創り出した世界へ移転させる能力』

西尾『転移させるのにタイムラグはあるとはいえ、範囲内に居れば簡単には逃げる事も、破ることも出来ない』


鎌池「『禁書目録』――」

西尾『この時、鎌池和馬が使用したスキルは瞬間移動。これによって範囲外に一旦移動する手に出た』

西尾『『禁書目録』の次の能力発動までには5分のインターバルが存在する』

西尾『移動して範囲外にでるだけなら、川原礫を倒すことは出来ない。そこで活きてくるのが、友人の存在だ』


鎌池「三雲。攻撃は頼んだ」

三雲「貴方といると、いつもこんな目に遭う!」

鎌池「俺も好き好んで巻き込まれてる訳じゃない」

三雲「できる事なら使いたくないのに……。『ストライク・ザ・ブラッド』!!」


西尾『彼の能力は特殊と言えば特殊なタイプ』

西尾『数ある異能の中でも、己を吸血鬼に変異させる物は中々お目にかかれない』

西尾『吸血鬼に変わることにより、自在に強力な眷獣を使用することができる』

西尾『本人はあまり使用したくはないようだ。それもそのはず』

西尾『満月を見ただけが変われる狼男と違って、彼は吸血鬼から人間に戻るには、純血の――つまるところ処女の血を吸わなければならないのだから』

西尾『さて、三雲岳斗が喚び出した眷獣は7番目。巨大な三鈷剣。それを川原礫に向けて落下させた』

西尾『はた迷惑なことに、十数キロが破壊された』

西尾『名探偵が温泉地からそれなりに離れた場所に犯人をおいつめてくれて良かった。そうではなければ、温泉地に重大な被害が出たことだろう』

西尾『――尚。今現在、一部の温泉宿の温泉が枯渇した事態に陥っているが、出た被害からすればきっと微々たる物だ』


上遠野「――奈須くん。キミのお陰で助かった」

奈須「気にするなよ師匠。でも、とっさの事だったから、周りはどうにもならなかった」

上遠野「本当に、突然だったからしかたないよ。――そして私の異能が発動した」

奈須「あ。『不気味な泡』が!」

上遠野「『鴉(レイヴン)』がまた来たか。それとも別か。――奈須くん。まだ残ってるかい?」

奈須「ああ。さっき使ったけど、まだ2画残ってるよ」


西尾『奈須きのこの能力は『Fate/GrandOrder』。3つの令呪という刻印が腕に刻まれており、英霊などを一画消費することで喚び出せる。令呪は24時間経過することで一画回復する仕組みだ』



鎌池「――おいおい、いくらなんでもやり過ぎだろ」

鎌池「これだとアイツに消された少女を元に戻せるどうか……」

三雲「何か――くる」

鎌池「?」

西尾『やってきたのは、全身黒ずくめ姿である『不気味な泡』だった』

西尾『吸血鬼化した事で危険察知能力が向上している三雲岳斗は、『不気味な泡』に向けて攻撃しようとした。本能が危険なものと察知したのだ』

西尾『しかし、『不気味な泡』は最強なのである。それはもう理不尽なぐらいに』

不気味な泡「~~~♪~~~♪♪」

西尾『後々聞いたことだが、不気味な泡が好んで、ニュルンベルクのマイスタージンガーを口笛で吹くのは、同泡がよく吹いていたから、らしい。』


西尾『三雲岳斗の攻撃を軽く躱した『不気味な泡』は、指からナニカを放った』

鎌池「な。三雲の吸血鬼を――解いた?」

西尾『不気味な泡は、一瞥すること無く標的へと向かう。そこには、無傷の川原礫がいた』

西尾『彼は自分を異世界に転移させることで、三雲岳斗の攻撃を防いだのだ』

川原「――『不気味な泡』ッ。俺の世界に転移させてやる」

西尾『自分を中心とする半径約100メートルにサークルを発生させ、『不気味な泡』を異世界へとばそうとする』

西尾『だけど『不気味な泡』は、まず第一に異能を無効化する』

川原「……っ!」

あざの「伏せろっ」


川原「あ、あざの……さん」

あざの「上遠野さん。いるのでしょう」

上遠野「久しぶり――と言っても、『不気味な泡』とついさっき対峙したので、そうでもないかな」

あざの「貴方自身と会うのは久しぶりですよ」

あざの「そう――組織を抜けられたあの日以来だ」

上遠野「……」

あざの「貴方、「川上稔」さん、「時雨沢恵一」さん、強力無比な異能と人望のある3人が抜けて、組織をまとめるのにどれほど苦労したか」

上遠野「私達が抜けたとしても、水野良、神坂一、秋田禎信がいるだろうに」

あざの「水野さん、神坂さんは、もう滅多に表にでなくなりましたよ。秋田さんはたまに顔を出しますけどね」

あざの「今現在、組織を表立って仕切ってるのは、虚淵さんです」


あざの「それに最近は無視できない異能者も増えて来ました。一部の者をあげますが」

『結社』「林トモアキ」「榊一郎」「築地俊彦」「アサウラ」

『団体』「大森藤ノ」「望公太」「さがら総」「橘公司」「渡航」

『協会』「ヤマグチノボル」「山門敬弘」

あざの「他にも、どこにも所属していない在野の異能者には油断できないのがいる。――そこにいる鎌池和馬や三雲岳斗が良い例だ」

鎌池「……」

あざの「……ダメ元ですが、上遠野さん、組織に戻ってきてくれませんか」

上遠野「答えは言わなくても分かってるだろう」

あざの「やはり、駄目、ですか」


あざの「川原くん。今日は退こうか。このメンツを相手に、数も不利だと勝ち目はない」

上遠野「逃がすと思うかい。『不気味な泡』は発動中だ」

あざの「……川原くんが飛ばした名探偵と、温泉街の人は還します。それで手打ちにしてくれませんかね」

西尾『上遠野浩平は、少し、迷う。川原礫は上遠野浩平がいた時には居なかったメンバー。だから、倒したら転移させた人が戻る保証はなかった』

西尾『『不気味な泡』は自身に対する異能の無効は可能だが、周りまで無効にすることは出来ない』

上遠野「――分かった。今すぐ還すのなら、今回は見逃そう」

あざの「ありがとうございます。川原くん」

川原「あ、ああ」

西尾『空間にノイズが奔り、行方不明の人や、さっき消された名探偵・赤松中学が、こちら側へと戻ってきた』

あざの「では、上遠野さん、またいつか」

西尾『「鴉」が宙を舞うと2人の姿は消えていた』

西尾『では、今回の話のオチというか後日談』



赤松「あああああ、次に会ったら絶対に風穴を空けてやるっ」

西尾(名探偵は愚痴を言うために僕が泊まっていた宿に押しかけてきた。いや、少し齟齬がある。たまたま赤松と僕は偶然にも同じ宿に泊まっていた)

西尾(それだけではなく、この一室に豪華の料理に、鎌池和馬、三雲岳斗、上遠野浩平、奈須きのこと言う異能者が揃っている)

西尾(一応、助けてくれた礼と言う事で、全て赤松のおごりなので幾ら飲み食いしても気にする事は無い)

赤松「あ、西尾。あんたの分は払わないから」

西尾「は?」

赤松「あんた。何もしてないじゃない」

西尾「いや、したからな。物語ったからな。それに愚痴を聞いてるじゃ無いか」

赤松「……」

「まあまあ先生。昔から胸が小さい人は度量も小さいと言うじゃないですか、そういう所を察してあげないと」

赤松「ピクッ)ふ、ふん。良いわ。私もそこまで小さくないから、好きに飲み食いすればいいわ」


西尾『ここにいるメンバーとは、後々にも腐れ縁というか、『組織』『結社』『団体』『協会』との抗争に巻き込まれている中で、毎回のように会うことに成るのだが、それはまた別の物語』


一先ず、プロローグじみた物語は終わりです

※あくまでこの物語に登場したキャラは、フィクションで、実在の人物とは性別・性格やその他諸々一切関係ありません。

※あくまでこの物語に登場したキャラは、フィクションで、実在の人物とは性別・性格やその他諸々一切関係ありません。

続きは少し間が空くと思います。

このままレスしていくか新スレを建てるか微妙ですが、新しい物語の際は宜しくお願いします

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