【SB69】レトリー「チュチュってさ、それわざとやってるの?」 (14)

チュチュ「え?」

レトリー「つまりその……狙ってやってるわけ?」

チュチュ「な、なんの話ですの?」

レトリー「シアンもモアも言わないからずっと黙ってたけど、さすがにボク達もちょっと……困ってるっていうか」

チュチュ「だから何の話を……」ぐいっ

レトリー「うわっ! そ、それだよそれ! 今の感じだよ!」

チュチュ「はあ?」

レトリー「いや、あの、なんていうか……直接は言えないんだけどさ……ここ全年齢板だから」

チュチュ「……」

レトリー「そうやって誘うの、止めてくれないかな……ふ、服装とか、あと、に、匂いとか」

チュチュ「 」

レトリー「まあウサギって年中発○期っていうくらいだから仕方ないのかもしれないけど……お、同じバンド内でそういう事が起きると色々マズいって言うし……」

チュチュ「 」

レトリー「ボ、ボクは別にチュチュが望むならそれでも良いと思ってるよ! でもシアンとかモアの想いも聞いてあげなきゃダメかなって……」

チュチュ「 」


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レトリー「チュチュ、本当の事を言ってよ! そのワガママボディでみんなを篭絡してプラズマジカハーレムを作るつもりなんでしょ!?」

チュチュ「んなわけないですわ!」

レトリー「嘘だね。だったらどうして体のラインを強調するような服ばかり着てるのさ!」

チュチュ「わたくしの趣味ですっ」

レトリー「やっぱり痴女じゃないか!」

チュチュ「痴女ではありません! そういうレトリーこそ、今までずっとわたくしの事をそんな目で見ていたのですか!?」

レトリー「見てたよ?」

チュチュ「そんな『当たり前だけど?』みたいな顔しないでくださる!?」

レトリー「え、逆に聞くけどチュチュは今までボクをどういうキャラだと思ってたの?」

チュチュ「……いえ、まあ分かってましたけど」

レトリー「だから変態なのはチュチュの方だよ」

チュチュ「その理屈はおかしいですわ」

チュチュ「大体レトリーはシアン一筋じゃなかったんですの?」

レトリー「もちろんボクが一番カワイイと思ってるのはシアンだよ。でもそれは最愛の猫を可愛がるのと同じで、情欲が沸いたりすることはない」

チュチュ「あ、そうだったんですの。わたくし勘違いしてましたわ」

レトリー「まあ時々ムラッと来ちゃう事はあるけどね」

チュチュ「やっぱりそういう事なんですわね!?」

レトリー「だって仕方ないじゃん。みんな獣臭すごいんだもん。夏場なんて頭痛くなるレベルだし」

チュチュ「それはまあ……分かりますけれど……」

レトリー「それで言ったらボク的にはモアが一番臭いキツいね。一度あのモサモサヘアーのすぐ傍で臭い嗅いじゃった時は失神するかと思ったよ」

チュチュ「あの子は体毛が多いし手入れが大変ですから」

レトリー「でも……それがイイッ!」

チュチュ「…………」

レトリー「もし許されるなら1週間風呂に入ってないシアンとモアの体に挟まれて思いっきり深呼吸してみたいね」

チュチュ「……わたくしもう帰っていいでしょうか」

レトリー「ちょっと、話はまだ終わってないよ!」

チュチュ「もう十分ですわ……」

レトリー「言っとくけどね。チュチュはあの二人とは比べ物にならない超・激臭なんだからね」

チュチュ「はぇっ!? う、嘘おっしゃい! わたくしは毎日きちんと丁寧にお手入れして……」クンクン

レトリー「ああっ! そのポーズ! 腋見せ! いいよっ、最高ッ!」

チュチュ「…………」

スパァーンッ!!

レトリー「……何も殴らなくても」

チュチュ「つい手が出てしまいましたわ」

レトリー「でも匂いがヤバイってのはマジ」

チュチュ「そんなわけありませんわ。自慢じゃありませんけど、毎日1時間はお風呂に入って髪の毛も念入りにケアしてますもの」

レトリー「ふふふ……それはどうかな?」

チュチュ「どういう意味ですの?」

レトリー「チュチュ、君は確かに獣ミューモンにあるような強烈な体臭は少ない」

レトリー「けどね、君がシャンプーやら化粧水やらをあまりに念入りに使い込んだせいで、もはやそれらは体臭を打ち消す以上の効果を発揮してしまってるんだよ」

レトリー「つまりメスの匂いを極端に増幅させる効果をね……」

チュチュ「!!」

レトリー「これで分かっただろう。今の君はもう歩くフェロモンと言っても過言ではない! あらゆる生物の眠れる本能を呼び起こすスケベ兵器なんだよ君は!」

チュチュ「ス……スケベ兵器……このわたくしが……!?」

レトリー「さらに悪いことにはね、君は嗅覚だけでなく視覚的にも色々と刺激が強すぎる」

レトリー「一体なんなんだその二つのでっかいやわらかそうな物は!!!!」

レトリー「でっかい!!」

レトリー「山は!!!」

チュチュ「急にキレないでくださる!?」

レトリー「……出てる所はしっかり出てるくせに、締まる所は締まってる。どこを突ついても柔らかそうなスベスベ肌……」

レトリー「MIDI CITY始まって以来のドスケベボディだよ!!」

チュチュ「それ言っちゃうの!?」

レトリー「抱いたら気持ち良さそうなミューモンナンバー2だよ!!」

チュチュ「ナンバーワンじゃないんかい!」

レトリー「あ、No.1はしにものぐるいのもんもんさんかな」

チュチュ「アニメ組にはさっぱり馴染みのないキャラですわね!?」

チュチュ「で、でもそれを言うならモアだってプロポーションはかなりのものですわ」

レトリー「はいはいどーせボクはまな板ですよー」

チュチュ「いじけるタイミングそこ!?」

レトリー「まあ確かにモアもすごいお山を持ってるよ。でもねチュチュ、ここで一番最初の話に戻ってごらん?」

チュチュ「な、なんですの?」

レトリー「自分がムッチムチのドスケベボディを持っていると知りながら、なぜ露出の多い服を着るのかって話」

チュチュ「う、それは……た、体型を生かしたファッションをしたいと思うのは普通ではなくて?」

レトリー「はぁ~っ……チュチュ、君はまだ自分に嘘をつこうって言うのかい?」

レトリー「分かってないなぁ……全ッ然分かってないよ、自分というものをさ」

チュチュ「そのキャラ、なんかすごくイラッと来ますわね……」

レトリー「チュチュの本当の心はね、こう言ってるんだよ」

レトリー「『こうすればみんながわたくしのカラダを見てくれる……ああッ! 気持ちいい! もっと見てッ!』ってね」

チュチュ「このド変態!!」スパァーンッ!!

レトリー「ぁ痛っ!?」

チュチュ「さすがに怒りますわよ?」

レトリー「正直じゃないなあ、もう」

チュチュ「……」スッ

レトリー「分かったゴメン! 謝るから頭は叩かないで」

チュチュ「……」

レトリー「代わりにその、ヒ、ヒールで踏んでくれないかな……フヒヒ」

チュチュ「 」


この後めちゃくちゃ踏んづけた。

おわりですぞ♪(・ω<)キャピ☆

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