【ワールドトリガー】トリガークエスト【安価ss】 (116)
・ドラクエ的なアレです。若干ソシャゲ要素もあるような
・世界観とかは台無しです
・キャラ崩壊等あるかもしれません
大丈夫という方はお付き合いください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467627322
というわけで主人公を決めたいと思います。
作中で登場したボーダー隊員から>>+1~5まで候補を挙げてください。(後でその5名の中から多数決を取ります)
協力ありがとうございます。
では修・香取・遊真・景浦・太刀川の中から先に3回名前が出たキャラが主人公となります。
投票どうぞ↓
まさかのカトリン大人気。
では少々お待ちを
【ミデン王国・王城広間】
香取「…はあ?」
質素ながら広大な空間に少女の声が響き渡る。
この国の王を眼前にして、或いは失礼極まりない態度かもしれない。
しかして直前に告げられた言葉を鑑みれば、彼女がこのような声を出してしまったのも無理からぬことだろう。
香取「す、すみません。今何と…?」
城戸「聞こえなかったかね?君に勇者として世界を救う旅に出てもらいたい、とそう言ったのだが」
勇者、確かにそう聞こえた。自身の理解に間違いがなければ、世界を救うために魔王と対峙するあの勇者の事だろう。
しかし。
香取「お言葉ですが、魔王などこの世界には存在しないと認識しております」
そう。魔王などお伽噺の住人に過ぎない。従って勇者もまた、この世界には存在する余地がないのだ。―――ない、はずだった。
??「香取隊員、君の疑念はもっともなものだ。」
彼女の問いに答えを与えたのは、この国の防衛機関《ボーダー》のトップ。
香取「し、忍田将軍…!?」
忍田「魔王など存在しない。我々もつい先刻まではそう思っていた」
だが、と一呼吸を置いた後、忍田は告げる。
忍田「魔王を名乗る人物が〝門〟の向こうの世界を掌握しつつあるとの情報が入った」
忍田「魔王を自称する男の名は『ハイレイン』そして彼に従う集団は自らを『アフトクラトル』と名乗っている」
忍田「そしてどうやらそのアフトクラトルの息がかかったものが、このミデン王国の《ミカド村》に現れたらしい」
忍田「君にはまずそれを退治して、情報を集めてもらいたいのだ」
香取「…了解しました」
――何故並み居るボーダー隊員の中で自分が選ばれたのか、等の疑問は付きまとうが、彼女にとっては些細な問題だった。
香取(何だかよくわかんないけど、これって私の力を周りに認めさせるチャンスよね!?)
などど、リスクを放り出してリターンに思考を巡らせる彼女は、いわゆる〝ちょろい〟系なのだから
忍田「早速だが武器を支給しておこう。君はオールラウンダーのようだが、何か希望するトリガーはあるかね?」
香取「>>+2」
①スコーピオン
②ハウンド
③アステロイド
香取「ではスコーピオンをお願いします」
忍田「了解した。ではこのC級スコーピオンを授けよう」
香取「…は?」
香取 は スコーピオン(C級) を装備した
【香取葉子】Lv.1 職業:勇者(オールラウンダー)
メイントリガー スコーピオン(C級)
サブトリガー まだ装備できません
TP10 ATK5 DEF5 SE 無し
特殊 無し
【ミデン王国・城下町】
香取「仮にも勇者に対してC級トリガーってどういうことなのよ…」ブツブツ
香取「お金や回復アイテムとかもくれないし…」ブツブツ
香取「…まあ愚痴っててもしょうがないわね」
香取「これからどうしようかしら>>+2」
①まずは仲間を探すべきかしら
②一人で余裕よね
③…引き返して金でもせびろうかしら
香取「仲間探しは基本よね…多分あそこなら…」スタスタ
【ネツーキの酒場】
根付「いらっしゃい。用件は?」
香取「旅に出るから仲間を探してるんだけど」
根付「ほう、旅のお仲間を…」
根付「…何人お探しですか?三人以上ですと、お値段を少しばかり安く紹介させていただくことが可能ですが」
香取(…しまった…紹介料のこと忘れてたわ…。今の手持ちだとせいぜい…)
香取「…Bランクを一人で」
根付「かしこまりました。希望されるポジション等はございますでしょうか?」
香取「ポジションねぇ…>>+1で」
①アタッカー…いわゆる前衛です。DEFに優れます。
②ガンナー/シューター…いわゆる中衛です。TP(トリオンポイント)に優れます。
③スナイパー…いわゆる後衛です。ATKに優れます。
④オペレーター…???
香取(アタシの武器は前衛用だし、援護してくれる奴が欲しいわね…)
香取「ガンナーかシューターをお願い」
~間~
根付「お待たせしました。こちらの方があなたに同行なさるようです」
>>+1
※原作のB級射手/銃手をお願いします
諏訪「よう、お前が仲間を探してっるてガキか」
香取「何よアンタ、初対面なのにずいぶんと馴れ馴れしいわね」
諏訪「あぁ?」
香取「まあ一応条件出したのはこっちだし連れてってあげるけど」
諏訪(クソめんどくさそうな性格してやがんなこいつ…だが押さえろ…相手はまだ子供だ…)イラァ
諏訪「…俺は諏訪洸太郎ってもんだ。よろしく頼むぜ、お嬢さん」
香取「アタシは香取。せいぜい足引っ張らないように頑張ってね」
諏訪「…おうよ」
諏訪(いつかぜってー泣かす…!)
【諏訪洸太郎】Lv.1 職業:ガンナー
メイントリガー アステロイド(B級)…
サブトリガー まだ装備できません
TP20 ATK8 DEF5 SE無し
特殊 無し
というところで今日はここまでです。多分明日再開させていただきますので、お付き合いいただけると幸いです。
諏訪さんと香取ちゃんって性格的には相性いいような気がしないでもない…連携は望めなさそうだけど
ではでは再開させていただきます
と、その前にステータス設定をちょいといじくりました。
戦闘がややこしくなりそうなので、DEFを削ってSPDに変更。
従って
香取 TP(=HP)15 ATK5 SPD7 SE無し 特殊無し
諏訪 TP20 ATK10(武器補正+5) SPD5 SE無し 特殊無し にステータスが変化します。
各ポジションの長所は
アタッカー…SPD
ガンナー/シューター…TP
スナイパー…ATK ってな感じです。
オペやトラッパーは?って疑問もあるかと思いますが、それは後々説明回があるのでそのときに
いきなりの変更で申し訳ないですが、何卒ご理解くだされ
【ミデン王国・王都郊外】
諏訪「…で?これからどこに向かうんだ?」
香取「ミカド村」
諏訪「ミカド村ァ?なんだってあんな辺境に」
香取「国王陛下から依頼されたのよ、勇者としてミカド村を襲ってる輩をとっちめろってね」ドヤァ
諏訪(こんなガキが勇者だと…?何か引っかかるぜ…)
香取「ちょっと何してるの?置いてくわよ」
諏訪(…ま、それは後回しだな)
諏訪「ヘイヘイ」
香取「」スタスタ
諏訪「」スタスタ
香取「」スタスタ…
諏訪「」スタスタ
香取「」ピタッ
諏訪「っと急に止まるんじゃねえよ、危ねえだろうが」
香取「…バ…ナイ」
諏訪「あ?」
香取「…チ…ラナイ…」
諏訪「何だって?」
香取「あーもううっさいわね!道が分かんないって言ってんのよ!何?文句あるの!?」モギャー
諏訪「いや文句はねえけどよ…」
諏訪(なんで先歩いてたんだこいつ…)
諏訪「」スタスタ
香取「」スタスタ
諏訪「」スタスタ
諏訪・香取(気、気まずい…)
ガサッ
香取「!?ストップ!」
諏訪「何だ!?」
モールモッド「」オッス
香取「何?アイツ…」
諏訪「…見たことねえモンスターだが…ミカド村もそろそろ近い。こいつがお前の言う――」
香取「―――魔王の手下かもってことね。なんとなくそんな気がするわ」
諏訪「…そんじゃ」
香取「ええ。叩き潰すわよ」
やせい? の モールモッド があらわれた
【モールモッド】 Lv.1
TP10 ATK7 SPD7 SE無し 特殊無し
最初の雑魚はバムスターじゃないのか
まぁ、序盤の敵にしてはでかすぎか
というわけで初戦闘です。今回はチュートリアルなので負けても何やかんや倒したことになります。
ですので、特に深くは考えず適当に御参加ください。
まず、戦闘の目的は敵のTPを0にすることとなります。0にすれば勝利、逆に0にされると負けです。
流れといたしましては、選択可能な行動(初期は攻撃か防御の二択)の中から一つを選んでいただき、敵味方のSPDの順にその行動が実行に移されます。これを双方の全戦闘参加者が終えると、次のターンに移行となります。
各行動の内容は以下の通りです。
攻撃…まんまです。自身のATK分のダメージを敵のTPに与えます。
防御…選択ターンと次のターン、自身の被ダメージが半分になります。
>>50 ですね…バムさんはでか過ぎるかなー、と。ラッドやバドだとなんかアレですし。
ちなみに、各トリオン兵ごとに行動パターンが決まっているので、それを把握すると次回以降有利になるかもです。
まあ習うより慣れろの精神でお願いします。香取の行動>>+1 諏訪の行動>>+2 無効はそれぞれ安価下
あ、同じSPDの時は基本味方優先です。言い忘れてましたすみませぬ… 安価下
諏訪「なんか作戦とかあるか?」ジャキッ
香取「あるわけないでしょ。攻撃あるのみよ」スッ
諏訪「だと思ったぜ!」ドガガガガガガガガ
香取→攻撃
諏訪→攻撃
モールモッド→攻撃:香取
SPDに従って香取→モールモッド→諏訪の順に攻撃確定
香取→モールモッド 5ダメージ TP10→5
モールモッド→香取 7ダメージ TP15→8
諏訪→モールモッド 10ダメージ TP5→0
モールモッドを撃破しました! 経験値を5獲得
香取Lv.1→Lv.2[0/10]にレベルアップ。各ステータスが1上昇します。
諏訪Lv.1→Lv.2[0/10]にレベルアップ。各ステータスが1上昇します。
香取「…大したことなかったわね」
諏訪「いやお前結構ダメージもらってたろ。具体的に言うと半分くらい」
香取「うるっさいわね!アタシが前衛で戦ってたからアンタが無傷なんでしょうが!大体アンタの武器ちょっとアタシのより高性能じゃない!どういうこと!?」
諏訪「へーへー。ありがとうござんした」スタスタ
<チョットナニヨソノタイド!チャントキキナサイヨ!モギャーモギャー
諏訪(俺の散弾銃も決して高性能とは言えねえが、確かにこいつの武器の性能は最低クラスだ…。少なくとも勇者様に持たせる類のもんじゃねぇ…)スタスタ
諏訪「…!なんて、考えてる間に着いちまったみてえだな」
香取「…ってことはここが?」
諏訪「ああ、ミカド村だ」
クエスト〖ミカド村に着こう〗をクリアしました!セーブが行われます。
香取「まずは情報収集ね」
香取「誰に話を聞こうかしら?」
>>+1
①厳格そうな男性と美人な女性の二人組。学校の先生とかしてそう。
②中学生くらいの男女4人組。苗字に数字が付いてそう。
③三人集まってるやんちゃそうな男子たち。なんか名前がなさそう。
諏訪「しかし思ったよりひどいことにはなってねえな…」
そう諏訪が口にした通り、化け物に襲われたにしては村の景観は平和的に見受けられた。
とは言え、目を凝らせば道や家屋の端々に戦火の跡は見て取れる。
香取「…抵抗はしたけど、戦力がなさ過ぎてすぐに鎮圧されたって感じかしらね」
皮肉にもそのおかげで被害は少なかったみたい、などど会話を交わしつつ村の中を歩き回る。
そんな中、ふと彼らの目に留まったのは四人組の少年少女。
香取「…決めた。あの子たちにするわ」
諏訪「決めたって何をだ?」
香取「言ったでしょ。情報収集よ」スタスタ
香取「ねえ、ちょっといいかしら?」
一之瀬「!?はい、なんでしょう?」ビクッ
あからさまな怯えを見て取り、幾分口調を和らげて問いを投げる。
香取「あー…この村に最近現れたっていう変な化け物について聞きたいんだけど」
二ッ木「…!トリオン兵のことですか?」
諏訪「トリオン兵?」
二ッ木「あっ、あの…えっと…」ヒッ
香取「ちょっと、怖がらせてどうすんのよ。アンタ顔いかつくて口悪いんだから黙ってなさい」ヒソヒソ
諏訪「お、おう…悪い…」ヒソヒソ
香取「…それで、あの化け物はトリオン兵って言うの?」
三好「多分…。あいつらのボスがそう呼んでたんで」
香取「ボス…ねえ…。そいつの特徴は?」
四谷「とにかく身長が高くて…あと角が生えてます」
諏訪「そいつがこの村を襲ったやつらの頭ってことか」
香取「そうと決まれば話は早いわ。そいつが今どこにいるか教えて」
四谷「」パクパク
香取「…?ちょっと、聞こえないんだk―――!?」
突如、自身に降りかかった影を感じ、うっとうしげに背後を振り返る。
そこにいたのは―――
???「俺に何か用か?」
―――とにかく背の高い角の生えた大男。例えるなら赤鬼、と言ったところだろうか。
香取「…誰よ、アンタ…」
???「俺か?俺の名はな―――」
圧迫感。空気が重い。目の前の恐怖が口を開く。
???「―――ランバネイン。『アフトクラトル』の四天王、と言えばピンとくるか?」
はい。そんなこんなで今日はここまでです。次回は多分木曜日か金曜日。よかったらお付き合いください。質問等ございましたらお気軽に。ではでは
ゆっくりだけど再開します。
【ミカド村】
香取「アフトクラトルの四天王…ですって…?」
ランバネイン「如何にも。我があn――いやこう呼ぶと怒るんだった。…我が主ハイレインの命によりあるものを探しに来たんだがな」
香取「あるもの…?」hh
ランバネイン「嗚呼。まあ残念ながらここには無かったようだがな」
諏訪「おい香取…誰だか知らんがこいつ相当やべーぞ」
香取「煩い。言われなくてもわかってるわよ」
そう、わざわざ言われるまでもない。目の前の男から発せられる強烈な圧迫感が何よりも雄弁にその実力を物語っているのだから。
香取(認められるチャンスだと思ってたけど、こんなの相手じゃ割に合わないわね…)
例え諏訪と二人掛かりでも恐らく勝ち目は薄いであろう敵。普段の彼女なら彼我の戦力差を鑑みて即座に逃げの一手を打っていたであろう。
しかし――
香取(もしアタシが放り出したらたぶんここの人達は無事じゃ済まない…でしょうね)
香取「関係ない人達の為に体張るなんてアタシらしくもないけど」
――彼女は“逃げ”を選ばなかった。
香取「“勇者”が逃げるわけにはいかないし」
ランバネイン「…!その貧弱な装備で俺と戦り合うつもりとはミデンの人間はなかなか面白い」
ランバネイン「――だが、外面だけを見て侮るべきではないな。全力で蜂の巣にしてやろう」
香取葉子Lv.2 TP16 ATK6 SPD7 SE無し 特殊無し
諏訪洸太郎Lv.2 TP21 ATK11 SPD6 SE無し 特殊無し
ランバネインLv.60 TP120 ATK75 SPD75 SE無し 特殊:雷の羽…攻撃が全体攻撃となり、相手のSPDが自身より高い場合自身のSPDに+10
香取の行動(攻撃/防御)>>+1
諏訪の行動(同上)>>+2
香取 攻撃
諏訪 攻撃
ランバネイン 防御
香取の攻撃→ランバネインに3ダメージ
諏訪の攻撃→ランバネインに6ダメージ
香取「余計なこと考えてたら命取り、とにかく数の有利を活かして攻めまくるわよ!」ダダッ
諏訪「ま、それしかねえわな!」ズガガガガガガガガガ
ランバネイン「…動きは悪くないが見てくれ通りの低火力だな」ニイッ
香取「ッ!?」ザザッ
ランバネイン「さて…ではこちらもいかせてもらおうか」ギイィィイン
香取 行動>>+1
諏訪 行動>>+2
※ランバネイン残TP111
諏訪「!?なんだありゃ…」
香取「何突っ立ってんのよ!死にたいの!?」
ランバネイン「―――賢明な判断だが、さてコイツをどう防ぐ?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドッ
香取「ッ!」
諏訪「クソがッ!!」
ランバネインの攻撃 対象:香取・諏訪 75ダメージ
香取 戦闘隊活動限界
諏訪 戦闘隊活動限界
【戦闘に敗北しました】
香取「チッ…」
諏訪「あんなもんありかよ…」
ランバネイン「我々アフトクラトルのトリガーは少々特殊でな。敵同士でなければ公平な条件で戦いたかったものだが…まあ悪く思うな」ギイィィイン
香取「クッ…」ギリッ
諏訪「万事休すか…」
思わず目を閉じる。生身であんなものを食らったら間違いなく生きてはいられまい。などと迫りくる死の恐怖を必死に振り払いつつ覚悟した衝撃は―――しかし自らに届くことは無かった。
何故?そんな疑念を抱きながら目を開く。そこには―――
>>+1のコンマ下二桁が
01~50 あれは…満身創痍のメガネボーイ…?
51~99 あれは…黒いトリオン体を纏った白髪の少年?
香取「…は?」
諏訪「あぁ?」
ランバネイン「…む…?」
三者三様の戸惑いの視線を集めるのは、倒れ伏した一人の少年。一応トリガーを使ったようだが、すでに生身になっているあたり、先ほどの攻撃を食らって一撃でのされたのだろうか。
一瞬の沈黙の後、静寂を破ったのはランバネインの一声。
ランバネイン「邪魔が入ったが結局は同じことだ、この雷の羽を防ぐ手立てが無い以上次で確実にお前たちを仕留めら―――」
唐突に閉じられた彼の口とは対照的に、唐突に現れた女が一人。
??「撤退よ、ランバネイン。目的のものを手に入れたわ。」
ランバネイン「…!そうか、それは魔王様もさぞお喜びだろうな」
??「ええ、上機嫌のように見受けられたわ」
けれど、と女は言葉を紡ぐ。
??「ミデンの反撃を受けて艇の貯蔵トリオンが削られたの」
ランバネイン「…!」
??「結論から言うと、本国に帰る為には私たち自身のトリオンが必要になる」
ランバネイン「…なるほどな。無駄にトリオンを使うな、というわけか」
??「ええ、付け加えるなら時間も惜しいわ。今すぐ撤退よ、ランバネイン」
―――これはどういうことだ。圧倒的な力の差を見せつけられて、その上で見逃されようとしているのか。
ランバネイン「ではな、ミデンの兵士達よ」
などど言い残して去っていくあいつに。
香取「ランバ…ネインッ」ギリッ
悔しい。悔しいけれど、それ以上に先立つのは生き残ったことに対する安堵の気持ち。それがまた彼女の怒りを助長した。
香取「…ねぇ」
諏訪「んだよ?」
香取「…まだアタシについてくる気はある?」
果たしてこの問いかけをおこなった時、自分はどんな顔をしていただろうか
諏訪「ま、お前みたいな危なっかしいやつをほっとく気にもならねえな」
この答えが返ってきたとき、自分はどんな顔をしていただろうか
香取「…決まりね。これからもっと強くなって、絶対あいつにリベンジする」
香取「―――アタシを見逃したことを後悔させてやる」
【チュートリアル終了】
諏訪「…で、とりあえず何から手を付けるんだ?」
香取「決まってるじゃない、王城に戻ってもっといい装備を要求するわ」
諏訪「そりゃまあ確かに重要だな。ついでにもう一ついいか?」
香取「何よ?」
諏訪「そこに横たわってる俺らの恩人、どうするよ?」
?? 「」チーン
香取「………取り敢えず、連れてく?」
はい、とりあえず今日はここまでです。メガネボーイの扱いが悪くて申し訳ない…次回以降は名前付きで出せるはず。
また日曜辺りに詳しい世界観とか、具体的に何をしてクリアを目指すのか、等の説明をしつつ再開したいと思いますので、よかったらお付き合いください。
間宮隊のアレはメガネに含まれるのだろうか…
てか改めて考えるとボーダーのメガネ人口低いっすね。栞ちゃんもっと頑張らないと
そんなこんなで再開します。今日は多分安価は無さげ
諏訪「…んだこりゃあ…!?」
ミカド村からの帰路、王都を視界にとらえた諏訪がどうにも間抜けな声を挙げた。
・・・
王都――いや王都だった場所、と形容した方が正確だろうか。
ともかくに。そこにあったのは変わり果てた街並みと、当てもなく彷徨う人々。
香取「…王城は無事みたいね。急ぐわよ」
【王城】
香取「だーかーらー、国王陛下か忍田将軍に取り次いでもらえれば分かるってば!」
沢村「今は色々立て込んでるの!特別扱いはできません」
香取「アタシたちには今何がどうなってるか知る権利があると思うんだけど」
沢村「ですから――」
香取「だから――」
ギャーギャー
そんなやり取りを続けること凡そ半刻。
忍田「二人ともすまなかったな、諸々の事情について国王陛下の御前で説明させてもらおうと思う」
―――不毛なやり取りに終止符が打たれた瞬間だった。
…と思うじゃん?いやすみませんちょっと忙しくて進められませんでした。深夜になると思いますが世界観までは投下したいと思います。
【王城・謁見の間】
忍田「………」
鬼怒田「………」
根付「………」
唐沢「………」
沢村「………」
林藤「………」
香取(い、居た堪れない…)
城戸「…まずは、『近界民』討伐ご苦労だった。色々言いたいことはあると思うが、まずはこちらから現状の説明をさせてもらいたい」
忍田「…初めに謝っておかなくてはならないことがある」
香取「…?」
忍田「単刀直入に言おう。先日伝えた君が勇者だという話、あれは事実ではない」
香取「……は?」
唐沢「忍田さん、さすがにその言い方では語弊が生じるのでは?」
忍田「ああ…すまない。順を追って話していこう」
忍田「君がミクモ村で相対したであろう近界民、及びトリオン兵。我々はあれらについて多少の情報をすでに手にしていた」
忍田「数年ほど前から兆候はあったのだ。一か月に数人ほど国民が消える事件が発生するようになった」
根付「無闇に人民を不安にさせないよう情報は統制してたので一般には知られていませんがねぇ」
香取(…よく見たらこいつスカウトのときの…)
鬼怒田「兎も角、その事件を調査した我々は、国民の消失に“門”の向こう側が関わっていることを突き止めた」
忍田「そしてこれ以上の被害拡大を防ぐために『勇者』を派遣したのだ。…正確には“先代の”というべきかもしれないが」
香取「先代の…勇者…ですか?」
忍田「そうだ。名を『迅悠一』」
香取「迅悠一…」
林藤「ま、あんまり人前に出るやつじゃないから知らないのも無理はないが、こう言えばピンと来るかな」
林藤「黒トリガー“風刃”の適合者だ」
香取「…!」
鬼怒田「…話を戻すぞ。迅は3人の仲間と共に“門”の向こうの世界に赴き、事件の原因について報告をおこなっていたのだ」
香取「おこなって“いた”…?」
忍田「…ああ。迅からの最後の報告は君に依頼をおこなった一週間前。“門”の向こうの世界にもう一つの“門”が存在し、その中に『アフトクラトル』という国があること。アフトクラトルは『ハイレイン』という男の指揮下にあること。ハイレインは“魔王”を名乗り、トリオン能力の高い者を集めて何らかの企てをしていること。これらを報告した後に迅とその仲間を消息を絶った」
香取「…黒トリガーの適合者が…!?」
唐沢「彼ほどの実力者がそう簡単にやられるとも思えないが、最悪の可能性は考慮しなくてはならない。そう考えた我々は新たな勇者を選定する為の“試験”を実施することを決めた」
林藤「勇者の素質があると判断された奴らに、勇者として依頼をおこない、その適性を見極める、という試験をな」
香取「…なるほど。私もそのうちの一人だったということですか」
忍田「だが事態は我々の想定より遥かに悪い方向へ進んでいた。本来の試験の内容は、“門”の向こうの協力者によって捕獲された『トリオン兵』と呼ばれる兵器を討伐することだったのだが―――」
鬼怒田「―――いくつかの地域には実際にアフトクラトルの精鋭が入り込んでいたのだ」
香取「…!」
忍田「…思い当たる節があるようだな。結果として、その地域ではかなりの損害を出すこととなった」
唐沢「この王都もその一つ、というわけさ」
忍田「そして我々はもう一つの手痛い損害を被った」
香取「王都の半壊以上に、ということですか?」
城戸「…君は『神殿の巫女』を知っているかね?」
香取「勿論です。高いトリオン能力を持ち、国家によくないことが起こる兆しを感じ取るとか――まさか!?」
忍田「君の想像の通りだ。この王都への襲撃の隙を突かれ、神殿の巫女『雨取千佳』が攫われた」
鬼怒田「敵の目的は分からんが、トリオン能力の高い者を使って何かをしようとしているのは確かだ。それを阻止するためにも、そして国民を守るという意味でも、一刻も早く彼女を取り戻さなければならない」
忍田「本来なら、我々《ボーダー》の総力を挙げて奪還に向かうべきところだが、この国の復興にも手を回さなければいけない」
唐沢「そうなるとやはり“勇者”に頼ることになる」
忍田「君を騙した上でこんなことを頼むのは心苦しいが、恥を忍んで頼みたい」
忍田「―――香取君、今度こそ本当の“勇者”として世界を救ってくれないだろうか」
香取「…正直、騙されてたことには腹が立ちますし、黒トリガー使いですら危ういようなとこに向かうのもアタシの気は進みません」
忍田「…!そうか…それもまた仕方がない。当然の権利d―――」
香取「――でも、アタシにも理由ができました。仲間と約束もしました。だから」
香取「アタシでよければその依頼、受けさせてもらいます。」
城戸「では香取葉子、今より君を“勇者”に任じ、ミデン国王の名において出来得る限りのサポートを約束しよう」
お、再開嬉しい
取り敢えずここまでです。システムの説明まで行けなかったぜ… また夜に来れたら続きを投下します。
乙
舞ってるよ
待ってる
>>105 >>107 >>108 >>109 ありがてぇ…
いやほんと長々と間が空いて申し訳ございませんでした。取り敢えず世界観とかシステムの説明の続きから再開させていただきます。
レプ○カ「では早速だが、私の方から諸々の説明をさせていただこう」
レ○リカ「まずこのssにおける“勇者”香取葉子とその一行の目的は、“魔王”ハイレインとその配下である“アフトクラトル”の打倒にある。ハイレインに攫われた“巫女”雨取千佳を取り戻し、奴の目論みを崩すこと、これが物語の大筋『メインクエスト』だ」
○プリカ「だがそれを達成するためには先立つものが多々必要になると思う。それは金であったり、武器であったり、或いは仲間であるかもしれないな。それらを得るために必要となるのが『サブクエスト』ということになる」
レプリ○「因みにこの伏字に意味は無い。では次の者に説明を引き継ぐとしよう」
鬼怒田「続いては世界の地理についてだ。ちらちらと話に出てきてはいるが、いい機会なので整理しておくぞ」
鬼怒田「この世界、つまり勇者が暮らしている世界には、“ミデン”という王制国家が存在している。ミカド村やヨツカ村などの村落を内包し、広大な大地と豊かな資源を持つ豊かな国だが、“トリオン”に関しては後進国であり、その運用もまだまだ未熟なのが現状だ。無論今後とも解析を進めていくつもりだが、少なくとも初期は不自由が多いと思う。まあ勇者一行の活躍次第で武器やらがグレードアップするから頑張ってくれ」
鬼怒田「そしてこの世界にはもう一つの別世界につながる穴、通称“門”が存在しておる。向こうの世界のことはこれまた情報不足だが、“アフトクラトル”があちらの世界にあることは確かだ。一つ教えておいてやると、現在“カルワリア”という小国が我々に友好的であるらしい。門の向こうで困ったら行ってみるのも有りかもしれんな」
根付「私の方からは人材、すなわち仲間を得る方法を少々。初めに断っておきますと、当ssで仲間になるのは基本的に〝原作で一定の描写が成された現役のボーダー隊員〟に限定されます。その為、所謂近界民や、ボーダー上層部は仲間にはできないと思ってください」
根付「では本題に移ります。この世界において仲間を獲得する方法は大きく三つ、順に紹介していきましょう」
根付「と、言っても一つ目は何のことはありません。普通にメインクエストを進めることで、所謂ストーリーキャラ(例:メガネボーイ)を仲間にすることができる、という話です。別に特別な行動をとる必要はありません」
根付「二つ目は各国に存在する人材紹介所でのスカウトです。ただし、このスカウトでは個人を指名できません。金を払って、ポジションを指名。後はコンマ任せになります。まあソシャゲのガチャみたいなものですね。因みに、こちらの世界の人材派遣所では原作のB級(一部のC級)隊員しか仲間にできません。A級やそれに匹敵するであろうキャラは、あちらの世界でスカウトをかけることで仲間にできます」
根付「最後に少しレアなキャラ達を仲間にする方法です。このキャラたちは、通常のスカウトをかけても絶対に来てくれません。前段階として、そのキャラと原作で縁の深いキャラを仲間にしておく必要があります。その上で門の向こうの世界で発生する“イベント”に乗っかることで仲間にできます。ぶっちゃけかなり面倒ですが、その分強いので、よかったら狙ってみるといいですよ」
忍田「長くなって申し訳ないが、次は戦闘に関する説明だ。まずトリガーについてだが、これにもメインとサブの二種類がある。メインの方はそのまま通常の攻撃に使用されるトリガーで、強化することでステータスを上昇させることができる。CランクからAランクまで存在し、特殊な強化をおこなうことも可能だ。S級に相当する黒トリガーというものも存在するが、こちらは装備できる人間が限られる上、強化はできないので注意してほしい。サブは俗に言う“必殺技”を放つためのトリガーとなる。“旋空”や“鉛弾”、“合成弾”などが該当するな。ただし、必殺技の発動には自身のトリオン、すなわちHPを消費する必要があるので、無闇に使用するのは危険だとも言える」
忍田「そしてポジションとパーティについての説明だ。ポジションは全部で5つ、“攻撃手”“銃手(射手)”“万能手”“狙撃手”“指示者”に分類されるが、前4つについては原作のままだと思ってもらって構わない。指示者は、原作でいうところのオペレーターが担うポジションとなる。直接戦闘には参加しないが、各々が持つ“作戦”に応じて様々な支援活動をおこなってくれるぞ。(例:仁礼光《なるべく粘って○ね!》…指定したキャラに敵の全ての攻撃が集まる。等々)これに伴い、パーティの枠は戦闘キャラ枠4+支援キャラ枠1の計5枠になるというわけだな」
※トラッパーについては鋭意考え中です。
唐沢「最後に、具体的な進め方についてだ。メインクエストは物語の本筋にかかわるクエストで現在はチュートリアルで止まっているが、基本的には国王からの指令がメインクエストになると思ってほしい。サブクエストは各国の人材紹介所にきている依頼のことで、これをクリアすることでお金やトリガーが手に入る。ただし、一つの国で受けられる依頼は原則5つまでなので、どのクエストを受けるのかはよく考えて決めることをお勧めする」
唐沢「因みにクエストで消費したトリオンは宿屋で休むことでのみ回復するが、結構いいお値段するから初期はとにかく金払いのいいクエストを受けないとジリ貧になるかもしれないよ。まあ兎に角、国王の指令を受けて各国へ→メインクエストを遂行する合間にサブクエストで金やトリガーをGET→次のメインクエストに従って行動、これが大凡の流れになるから、覚えておいてほしい」
と、まあ大体こんな感じです。割と穴だらけ且つ理解しにくい説明も多かったと思うので、質問等ございましたら是非に。
一応要点をまとめると
・舞台は玄界→近界に推移。国王の指示に従って各国を回り、魔王打倒を目指そう。
・仲間は各国の人材紹介所でGET可能。(金が要ります)
・パーティは戦闘員4枠+支援1枠。
・トリガーはメインとサブの2種類。入手方法は買うか強化するかクエストで貰うか。
・各国には宿屋、人材紹介所、武器屋が存在。目的に応じた利用を。(金が要ります)
・一つの国で受けられるクエストは5つまで
ってとこですかね。まあ行動については割とこちらから選択肢を提示することが多いと思うので、そんなに気にしていただかなくてもいいかもです。
取り敢えず今日はここまでとします。次回から本筋?に戻ってストーリーを進めていく予定ですので、よければお付き合いください。ではでは
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