【ネットハイ】俺氏「人気グルメブロガー?爆発しろ!!」【SS】 (238)

PSVita用ソフト『ネットハイ』というマイナーゲームのSSです。

場合によっては安価を出すかも。

一章のネタバレを含みます。

需要?関係ないね!



☆ネットハイ知らねーよって人向け、三行で分かるネットハイ☆

・ 世はリア充至上主義だよ。リア充が一番偉いよ!非リアはゴミだよ!

・ 非リアの俺氏が口喧嘩でリア充の嘘を暴いて爆発させるよ!

・ 三行じゃ説明無理だから製品版買ってね!体験版もあるよ!



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467378248


 ― 非比谷・繁華街 ―


俺氏「はぁぁぁ・・・腹減ったぁぁ・・・・・・流石に三食もやし生活一週間は応えるぜ・・・・・・」

シル「自業自得ですよ!お給料出たその日に殆ど使っちゃうなんて何考えてるんですか!
   あ、何も考えてないんですねわかります。」

俺氏「しかたないだろぉ・・・『PSBeat専用ソフト、墓守超人グレイブバーン ~ 皇帝ハゲールの復活!! ~』の
   発売だったんだから・・・ファンとして、【プレイ用・保存用・布教用】の三本を買うのは当然だろ。
   本当なら非常事態用にもう一本買いたかったのを、涙を呑んで泣く泣く我慢したんだぞ!」


 ※Tips【布教用】

  友人をオタク沼に引きずり込む為の手段。ただし非リアに引きずり込める友人がいるとは言ってない。


シル「意味わかんないです!何なんですか非常事態用って!そんなの買うから今現在非常事態になってるんですよ!!」

俺氏「ちょ!おま!!そんなのとは何だそんなのとは!!十年越しにやっと発売されたゲームソフトなんだぞ!!
   ファンの長年の夢だったんだぞ!ここで俺達が頑張れば続編やら新作アニメやらに繋がるかもしれないだろうが!!」

     
      ぐぅぅぅ・・・・・・


俺氏「あぁ・・・・・・だめだ、さけんだらよけいにはらが・・・・・・」フラフラ

シル「んま!ちょっとマスター!しっかりしてくださいよ!!」

俺氏「くそぅ・・・背に腹は変えられん・・・・・・しかたない、抹野屋でなんか食うか・・・・・・」

 ― 抹野屋 ―


俺氏「どもーす」ウィーン


絵音「いらっしゃいませぇ!!本日は抹野屋へのご来店ありがとうございまぁすっ!!」フルスマイル


俺氏「ファ!?あの!その!うぇい!?」

絵音「…って、なによアンタなの!?まぎらわしいわねまったく!!・・・で?何の用よ。」

俺氏「い、いや、そ、その…は、腹減ったから牛丼を……」

絵音「はぁぁ!?こんな大事な日にわざわざ食べに来てんじゃないわよ!!」

俺氏「ご、ゴメンナサイ!!」

絵音「まあいいわ、並で良いわね?さっさと食べてすぐに帰りなさいよね!」

俺氏「……フォイ」

絵音「全く…こっちは忙しいって言うのに…」ブツブツ


シル「…うわぁ……絵音さん、ピリピリしてて取り付く島も無いって感じでしたね。」

俺氏「な、なぁナビ子…俺なんも悪くないよな?ただご飯食べに来ただけだよな?」グス

シル「んもうマスター!いい大人が涙目にならないでくださいよ!あと私はナビ子じゃなくてシルです!!」


只野「やあ、来てたんだねマイフレンド。」

俺氏「おう只野……ってなんだよお前、その髪型。」

シル「【オールバック】…全くもって全然似合っていませんね。」


※Tips 【オールバック】

髪の毛を前から後ろに撫で付けた髪型の一種、ハゲ進行に於ける生え際の天敵。
  非リアが髪の毛を弄ろうとしても技術が伴わず、最終的にこれか七三分けもどきに落ち着く事が多い。(偏見有り)


俺氏「まるで小金持ちのおぼっちゃまだな。」

只野「ほっといてくれ!…マネージャーの命令なんだ。アンタは見苦しいんだから、
   今日は少しでも見た目に気を配りなさいってさ。」

俺氏「ほーん…今日なんか有るのか?なんか絵音さんも、いつも以上におっかないけど。」

只野「ふひひ…聞いて驚くなよ…なんと!抹野屋にあの“味皇帝”がやって来るんだ!!」

俺氏「……みこーてい?」

只野「えぇ!?なにそのリアクション!?もしかしてキミ、味皇帝を知らないなんて言うんじゃあ…!」

俺氏「知らん。遊○王のカードか何かか?」


只野「ブヒィ!?き、キミ…それ本気で言ってるの…?今ネット上で話題になってる大人気“グルメブロガー”だよ!?」

俺氏「ブログなんて、アニメ感想系か声優のオフィシャル位しか回らねぇからな。グルメなんて別に興味無いし。」

シル「マスターの主食はカップ麺ですからねー。」

俺氏「うるせえよ。もやしだって食ってる。」

只野「それはいけない!!あのブログを見てないなんて、人生の大半を損してるよ!!」

俺氏「んな大袈裟な……」

只野「大袈裟なもんか!!ブログに掲載される数々のうまそうな料理を眺めながら白飯を食べるのは、
   僕の生き甲斐の一つなんだぞ!!写真を見ながら食べれば、無料で豪華な食事をしている気分になれるからね!」

俺シル「「…………」」

只野「……あれ?、ど、どうしたんだいキミタチ?なんでそんなカワイソウな物を見るような目をして……、」

俺氏「いや……なんでもないさ……只野…グスッ……お互い強く生きていこうな……」 ポン!

シル「辛い事があったら、グスッ・・・いつでも相談にのりますよ・・・・・・」

只野「やめて!!優しくしないで!!その優しさが痛い!!」


シル「でも、そこまで言われると、ちょっと興味が出てきますね。」

只野「そうだろうそうだろう!だったらこれをあげるよ。」つ本

俺氏「『至高的美食伝記』…?なんだか大層な名前だな。」


ゴシップGET! 『至高的美食伝記』

          味皇帝の書いたグルメ本。漢文で書かれていて、読むのには時間が必要
          乗せられている店舗はどれも超高級店ばかりである。


只野「味皇帝が書いたグルメ本さ。大丈夫!【布教用】だから遠慮はいらないよ。」

シル「うわぁ…【類友】。」


※Tips 【類友】

 類は友を呼ぶの略。オタクは群れを形成し、狩猟物を持ち寄る習性を持つ
 そうして傷を舐めあう事で辛い現実を生きていくのだ。


俺氏「どれどれ…裏表紙に写真・・・つうか肖像画が載ってるな。コイツがその味皇帝ってやつか。」

シル「すごく恰幅が良くて、如何にも毎日良いものを食べてそうですね。うらやましいです。」

俺氏「そうか?俺には只の不摂生の塊にしか見えないが…
   おまけに笏だの冠だのとごちゃごちゃと着飾ってて、成金趣味丸出しだしさ……」

只野「まあ、始皇帝の末裔を自称してる位だからね…現代を生きる宮廷貴族らしいよ。
    でもその境遇に裏打ちされた確かな味覚センスが話題になってるんだ。」

俺氏「貴族ねぇ~どうも胡散臭いなぁ。」

シル「とにかく読んでみましょうよ!」


俺氏「おう、(ペラペラ)お、小籠包か。えーとなになに……
   『食せば瞬時に口中に迸る肉汁、其は宛ら小宇宙に広がる超新星爆発の如き煌めき也』…ってなんじゃこりゃ!?」

只野「その独特な表現回しが、若者に大ウケしてるんだ。」

シル「どんな味なのか全く判らないです!」

俺氏「しかもこの文書、筆書きな上にレ点や一二点なんかが使われてて読みにくき事正に秋空や乙女心の如し!」

シル「ちょっと影響受け始めてるじゃないですか!!」

俺氏「…駄目だ、読んでて頭痛くなってきた……それで?その人気ブロガーがなんでチェーン店の抹野屋に来るんだよ。」

只野「なんでも、『宮廷貴族が選ぶ、本当に美味しい全国チェーン店ベスト10000』とか言うグルメ雑誌の企画らしいよ。」

俺氏「なにその頭の悪そうな企画!?」

只野「とにかく、これは抹野屋にとってビッグチャンスだからね、だからマネージャーもいつも以上に張り切ってるのさ。
    僕は朝から怒鳴られっぱなしで、店中ピカピカにさせられて溜まったもんじゃないんだけどね・・・・・・」

俺氏「ふーん。まあ頑張れよ。」

只野「人事だと思って・・・・・・あ、そうだ!ところでキミ、当然【アレ】は買ったんだよね?」


 ※Tips 【アレ】
 
 アレとは即ちアレでありアレである。そう、あのアレだ。でもアレの事かも知れないし、アレなのかもしれない
 アレでは無いと思うが、もしかしたらアレである可能性も否定出来ない。とにかくアレだ。


俺氏「もちろんさぁ!使用用・布教用・保存用の3本購入は当然の責務だろぅ?」b

只野「流石だねキミィ!!」d

二人「ドゥフフwww」bd

シル「うわぁ・・・無いわぁ・・・・・・」


絵音「アンタ達!店内でキモい会話してんじゃないわよ!!味皇帝様の印象が悪くなるでしょう!!」

二人「ドゥヒぃ!!ハイ!!スンマセンッしたぁぁ!!」

絵音「只野!!アンタトイレ掃除は終わったの!?さっさと牛の様に働きなさい!!」

只野「ハイ!!ただいまぁ!!」ドタドタドタ!

絵音「全く。はい、並一丁。アンタもくっちゃべって無いでとっとと食べて帰ってよね!
   アンタみたいな非リアが店の中に居たら空気が悪くなって味皇帝様にゆっくり寛いで頂けないでしょ!!」

俺氏「ヒデェ・・・そこまで言うか・・・」



          ―ウィィィン―


???「ホゥム・・・・・・店の佇まいは・・・・・・朕に相応しいとは到底言いえぬが、
     庶民の食事所にしてみればまぁ及第点といった所でおじゃるな。表記しておくでおじゃる。」

シル 「マスター、誰かお店に入ってきたみたいですよ。気付かれやすいよう大声で独り言言ってます。」

俺氏 「あれは・・・・・・」



???「むおっほん!!

     
            “人生の真の充実は美食にこそ在り!!”
       
      “美食同源!美味なる食は人生に潤いと活力を与えるのでおじゃる!!”

       “美食を極めし朕こそが、真なるリア充であり、至高の存在!!”
 

                朕は 『味皇帝』 なり!!           」



        ― 美食道を極めしエンペラー RANK“ E ” 『 味皇帝 』  ―




俺氏 「・・・・・・あの人、あんな恥ずかしい名乗り口上毎回やってるのかな・・・・・・」

シル 「しーっ、聞こえちゃいますよマスター。」

絵音 「い、いらっしゃいませェェェ!!ほほ本日は抹野屋へのご来店ありがとうございまぁぁぁすっ!!」ダッシュ!

俺氏 「あ!ちょ!絵音さん!俺の牛丼!!」

シル 「あぱー。緊張してそのまま持ってっちゃいましたねー。」


絵音 「味皇帝様!!本日はお暑い中当店へお越しいただきまして、真にありがとうございます!!」

味皇帝「ふむ。出迎えご苦労でおじゃる、苦しゅうないぞよ。」

絵音 「ははー!在り難きお言葉!!」


シル 「絵音さん、完全に味皇帝さんの配下みたいになってますね。」

俺氏 「部下子の再来だな。」


絵音 「ささ!長旅で喉が乾かれたでしょう!高級玉露で入れましたお茶に御座います!
    どうぞお召し上がり下さいませ!!」

味皇帝「むほっほ!なかなかの心遣いでおじゃるな!おまけに給仕も中々の美人。うぅむ良きかな良きかな!
     文面にもよぉく表記しておくとするでおじゃるよー」メモガキサラサラ

絵音 「ははー!勿体無き幸せー!!」


シル 「なかなか順調みたいですね!よかったです!!」

俺氏 「順調なのはいいが、俺の牛丼はどうなったんだ・・・・・・ハラヘッタ・・・・・・」


絵音 「それでは直ぐに牛丼をお持ちいたしますので!もう少々お待ちください!!」

味皇帝「あー。その前に、少々込み入った話をするでおじゃるよ。」

絵音 「お話・・・ですか?ああ!掲載用のインタビューですね!畏まりました!!」

味皇帝「いやいやそうではないでおじゃる。」

絵音 「はぁ。ではどの様なお話でしょうか?」

味皇帝「朕は味皇帝なるぞ。その朕がここで物を食すという事がどういう事であるか、そちは理解しているでおじゃるか?」

絵音 「それはもう!至極光栄に存じます!」

味皇帝「そうであろう!そちの人生に置いてもこれほどの幸福はこの先訪れぬでおじゃろうな。
     で、あれば。そちは朕に感謝の意を表し、その恩義に最大限に報いねばならぬ訳でおじゃる。」

絵音 「はい!誠心誠意真心を込めて接客させていただきます!!」

味皇帝「うむうむ・・・・・・ところで、だ。朕の筆も舌も、そうそう安いものではないでおじゃる。
     そちにもそれ相応の対応をしてもらいたいのでおじゃるがのぅ・・・・・・」

絵音 「え、ええっと・・・仰っている意味が・・・・・・」

味皇帝「察しが悪いでおじゃるなぁ・・・お客様が何を求めているのかを察する事も、接客に置いて重要な事でおじゃるよ?
     これは減点対象でおじゃるかなぁ?」

絵音 「も、申し訳御座いません!」


シル 「な、なんだか様子がおかしいような・・・・・・」

俺氏 「・・・・・・・・・」


味皇帝「日本には古来より、“心付け”というものが存在するでおじゃる。礼儀と感謝を忘れぬ良い風習でおじゃるなぁ。」

絵音 「・・・どういう意味でしょうか。」

味皇帝「いやなに。そういった心配りをされれば、たとえあの“豚の餌”の様な庶民の食事で有ろうとも、朕の口に合う
    やもしれぬし、金額により筆の乗り具合にも些か影響がでるやも知れぬという話でおじゃるよ・・・
     まぁ、あくまでも無理強いはせぬでおじゃるがね。ほっほっほ。」

絵音 「・・・賄賂を支払え・・・と・・・」

味皇帝「むほほ!そんな人聞きの悪い!あくまでもこれは心付け、そちの勝手な行為であり、
     朕が催促している訳では無いでおじゃるよ!」

絵音 「・・・・・・・・・」


シル 「な、なんなんですかあれ!!あんなの横暴です!!酷過ぎます!!」

俺氏 「・・・ナビ子、PASの準備だ。」

シル 「え・・・あ!はい!!分かりました!!」

俺氏 「頼む。」


シル 「了解!“デバイスからマスターを認証。PASを起動します!”」


俺氏 「うおぉぉぉおおおおおおおおお!!やぁってやるぜぇぇえええええ!!」

シル 「うぇ!?ちょっとマスター!?何処行くんですか!!そっちは――」


味皇帝「早くして欲しいものよのぉ。下族なそち達とは違い、朕は忙しき身、まだまだ回らねばならぬ店もあるゆえ
     このような場所で無駄な時間を浪費する訳にはいかんのでおじゃる。」    

絵音 「・・・お断りします。」

味皇帝「・・・むぅん?朕の気のせいかの?今、断ると聞こえた気がしたでおじゃるが・・・」

絵音 「ええ、その通りです。抹野屋マネージャーとして、そのような如何わしい取引に応じる事は出来ません。
     申し訳ありませんが、お引取り願えますでしょうか。」


味皇帝「・・・・・・女給風情が朕を愚弄するつもりでおじゃるか?朕がその気になれば
    このような低俗なる庶民の飯屋など、筆先一つで即刻営業停止に追い込むことができるのぞえ?」


絵音 「・・・・・・愚弄してんのはどっちよ!!この飽和脂肪酸脂身塗れのコッテリ豚バラ糞親父!!」


味皇帝「むふうぅん!?!」

絵音 「さっきから黙って聞いてりゃ言いたい放題言ってくれるわね!!庶民の食事!?豚の餌!?
    バカにすんじゃないわよ!!こっちはその庶民の食事を毎日一生懸命魂込めて作ってんのよ!!
    それすらも分からないヤツが食を語ろうなんて十年早いわ!!
    この店にはね!アンタに払う金も!食わせる牛丼も米一粒たりとも有りはしないのよ!!
    分かったならとっとときえなさい!ぶっとばされんうちにね!
    さもないとアンタのその醜い豚っ腹、薄くスライスして玉ねぎと一緒に大鍋で一昼夜コトコト煮込むわよ!!!」

味皇帝「むぎ!むぎぎぎぎぎぃぃぃ!!黙れぃ!!飲食店にとってお客様は神様も同然!!其即ち朕は天帝!!
    神にも等しき存在なるぞよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!
    下女めが!!今すぐ其処へ直れぃ!!裸で土下座して朕に侘びをいれよ!!
    さすればその姿!今度の雑誌の表紙にしてくれるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
    貴様の行いを事細かに記した店の最低評価と共になぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

絵音 「やってみなさいよぉぉぉ!!」コブシ ギュ!




??? 「はーいお客さーん、牛丼並一丁つゆだくだく!!おまたせしゃーしたー!!」


         俺氏

         ↓
___               
        /  >
    ||||| (▼Д▼>
    _|||||ノ(へ )、そぉい!

   /__\  >
   ∬∬∬∬   ザ☆パーーーーーーーーーーーン
   /(   )ヽ

    ││

    ↑
  
   味皇帝



味皇帝「うわぁっちぃぃぃぃぃぃぃ!?!」

シル 「うぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?ちょ!ちょっとマスター!!なにやってんですか!!」

俺氏 「すまん。手が滑った。」

シル 「明らかに確信犯じゃないですか!!厨房で勝手に牛丼盛り付けてたでしょう!!しかもわざわざつゆだくで!!」

俺氏 「つゆだくじゃなくてつゆだくだくだ!!そこ大事な事だ!大事な事だから二回言うんだ!」

シル 「知りませんよ!そんな無駄なこだわり!!」

俺氏 「いやー只野がやってるの見ててさ、一回俺もやってみたかったんだ。素人でも結構上手く出来るもんだな!」

シル 「バッカジャネーノ!?」


味皇帝「ぬぉぉぉぉ!!こ、米が!炊き立てホカホカの国産ブレンド米とタレで程よく煮込まれた牛肉と玉ねぎが!!
     朕の頭上のダンスホールにて三位一体で灼熱のパソドブレを踊っているようでおじゃるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!
     そして噴出したマグマの如き熱々に滴るこの牛丼のつゆ!!こ、これは!!この仄かに鼻をすくこの香り!!
     隠し味に赤ワインを使っておるのでおじゃるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!


     あーーつーーいーーぞぉぉぉぉぉぉぉおおおおおお!!!」ゴロゴロゴロ・・・
 

俺氏 「おぉ、まだ結構余裕ありそうだな、味皇帝。」

シル 「床をのた打ち回りながらもキチンと感想リポートしてますよ。流石ですね!
     こういうのも職業病なんでしょうか・・・・・・って言ってる場合ですか!!」


絵音 「ちょ・・・ちょっとアンタ・・・・・・」

俺氏 「すまん絵音さん。店内で暴れちまった。けどさ、殴っちゃ駄目だ。暴力は駄目だよ絵音さん。
     アンタは女性で、ましてや料理人だ。その手は誰かを傷つけるものじゃない。誰かを料理で感動させるものだ。」

シル 「あのーカッコつけてる所悪いですが、マスターのやってる事も暴力、普通に犯罪ですからね。
     ポリスメン呼ばれたら一発アウトですよー。」

俺氏 「え、マジで!?」

味皇帝「ぐぬ・・・ぐぬぬ・・・そ、そちは一体何者でおじゃる!!朕にこのような狼藉を働き、
     只で済むと思っとるでおじゃるか!!」


俺氏 「俺か?俺は誰でもないさ・・・・・・」

俺氏 「どこにでもいて、どこにもいない。」

俺氏 「お前でも無ければ君でも無い。」

俺氏 「ましてやテメーにへーこら従うそちなんかじゃ断じてねぇ!!」


俺氏 「俺は・・・・・・俺だ!!!」


俺氏 「おいコラ汚いおじゃる○!!テメーに一言言わせてもらう!!」

シル 「アウトーー!!いろいろアウトですマスター!!微妙に伏字になってないです!!」

俺氏 「今大事な所だ!横槍入れるんじゃねーよナビ子!!ちょっと黙ってろ!!」

シル 「(・×・)」


俺氏 「いいか!!さっきからアンタが散々口にしている『心付け』ってのはな!!
     元々食事や宿泊なんかのサービスを受けた『お客様』が!!その感謝の意を返す為の物なんだ!!」


俺氏 「サービスを受けた側も!行った側も!両方が笑顔になる為の…至福を得る為の方法であって!
     間違ってもテメェの私腹を肥やす為に使って良い言葉じゃねーんだよ!!!」


俺氏 「アンタは美食家なんかじゃねぇ!!人を食い物にするテメェは!!ただの薄汚ねぇペテン師だ!!」

味皇帝「ペテン師・・・?朕が、ペテン師でおじゃるとぉぉぉ!!」

俺氏 「俺はテメェを許さねぇ…俺のお気に入りの店を…抹野屋を馬鹿にしたテメェを!!絶対に許さねぇ!!」

???「ほぅ……ではどうするつもりだ?」

俺氏 「決まってンだろ!!ぶっ潰してやる!!」

???「つまり…合意と受け取ってよいのだな?」

俺氏 「おう!!……おう!?」






           「よかろう!!では儀式を始めよう!!」 







「命の物語を聞かせよう。」

「人は何故物を食すのか…
  ただ腹を満たす為?否。美食で心を潤す為?否!否!!否ぁ!!!」

「全ては生きる為だ!!目の前の獲物を狩り、その血を!肉を!!命を喰らった者だけが!!
  今日を生きる活力を、明日を生きる権利を得るのだ!!」

「飽食に甘えた国民達よ!!牙を研げ!爪を磨け!!今一度飢えた野生を取り戻すせ!!!」

「世は正に弱肉強食!!隣を見よ!!旨そうな獲物がゴロゴロ転がっているぞ!!
  食え!喰え!!喰らい尽くせ!!それこそが貴様の命の糧となるのだから!!」


「人生に刺激と喜びを!!世界に混乱と激動を!!」


          ワアァァァァァァァァァァァァァァァ!!


MC 「我が名はMC!!ミラクル・キッチン!と書いてMCだ!!気軽にMCちゃんと呼んでくれて構わない。」

俺氏 「MC…!出やがったな変態女!!」

シル 「なんで厨房から!?しかもエプロンと帽子も完全装備です!」

MC 「ふむ。私も一度くらい、労働の喜びと言うものを味わってみたくてな…さて接客とはこうだったか。」 コホン


MC 「おかえりなしゃいませ☆ごしゅじんさま♪まつのやへようこそ!にゃん☆」キャピルーン☆


俺氏 「うわキツ」

MC 「ん!?まちがったかな…」

シル 「なにもかもがまちがってます……どうしてでしょう、見ているだけで無性にはずかしいです・・・・・・」

MC 「うるさい。そんな事どうでも良いんだ。重要な事じゃない。・・・それで、貴様はどうしたいのだ?
    店を侮辱したこの男に何がしたいのだ?ん?何を申し込みたいのだ?んん?どうした?おねーさんに言ってみろ?
    もしや、『え』で始まって『る』で終わる、間に『ん』『じ』『ょ』『い』『ば』『と』を含む 8文字の」

俺氏 「だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!うっぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
    ああそうだよ!テメェの口車に乗るみてーでちぃとばかし癪だが、俺のやる事は変わらねぇ!!」

   
 
俺氏 「味皇帝!!俺はアンタに!『爆発炎上バトル』を申し込むぜ!!」ビシィ!!



MC 「・・・すばらしい!守るべきものの為に立ち上がった男のなんと立派な事か!!素敵!カッコいい!抱かないでー!
    ・・・さて、味皇帝。その宣言を受けて貴様はどうするのだ?まさか、おめおめと引き下がる訳ではあるまいな?」

味皇帝「無論そのような事がある訳ないでおじゃる!!朕を愚弄する不遜の振る舞い!!万死に値するぞよ!!
    碌な物も食えぬ貧相な下民風情が!!朕に立て付いた罪!煉獄の炎でジューシーに炙られて購うでおじゃる!!」


MC 「よかろう!!さあ!役者は出揃った!!開幕のベルを鳴らそう!!」ビシィ!!



俺氏 「ちょぉっと待ったぁぁ!!」ビシィ!!

MC 「・・・なんだ貴様。せっかく私がビシィ!!っと決めたのに。よもや土壇場になって怖気づいた訳ではあるまいな。」

俺氏 「そうじゃねぇよ。ただ何の準備も無しに戦っても泥仕合になるだけだ。
    そんなのはお前も、お前の大好きな国民達も望んでないだろ?」

MC 「ふむ・・・・・・確かにその通りだ。よかろう、3時間待ってやる。」

俺氏 「はぁあ!?たったそれだけかよ!!いつもなら、翌日とか三日後にすんのに!!」

MC 「いつもとは勝手が違うのだ。そんなに悠長にやっていては、すぐに1000に到達してしまうだろう
    ゲームとは違うのだよ、ゲームとは!」

シル 「メタぁ!!」

MC 「何なら権利者権限で、今すぐに始めても良いのだぞ?このssを読んでいる国民達だって、
    そろそろ長い日常展開に飽きているだろうしな。読まれていればの話だが。」

シル 「メメタぁ!!」

俺氏 「わ、分かった!それで良い!だから時間をくれださい!!」

MC 「素直で結構。貴様もそれで良いな?」

味皇帝「・・・かまわぬでおじゃる。貴族たる朕はそこな下郎とは違い、心に余裕があるゆえな。
    美食を巡り、ゆるりと時を楽しむとするでおじゃるよ。」スタスタ・・・ ウィーン

MC 「あい分かった。では勝負は三時間後だ。それまでにせいぜい足掻くがいい!」ヒュン!


俺氏 「さて、時間が無い。ナビ子!とにかく味皇帝について調べるぞ!調査開始だ!!」

シル 「はいです!マスター」

絵音 「ちょっとアンタ!」

俺氏 「え、絵音さん!?」

絵音 「全く!勝手な事してくれたわね!!これは抹野屋の問題なのよ!勝手に口を挟まないで頂戴!!
    誰もアンタに、助けを求めてなんかいないんだから!!」

シル 「んま!!なんなんですかそれ!!マスターは絵音さんと抹野屋の為を思って!!」

絵音 「・・・・・・でも、まぁ、一応は感謝しておくわ・・・・・・ありがと。スッとした。
    ・・・それだけだけよ!バトル頑張んなさいよね!抹野屋の未来はアンタにかかってるんだから!!」

俺氏 「・・・おう!任せてくれ!!」

シル 「全く、素直じゃない人ですね。」

絵音 「あ、そうだ。床にぶちまけた牛丼は、アンタが責任を持って掃除しなさいよね。それじゃ。」

俺氏 「お、おう・・・・・・」


俺氏 「はぁ・・・とりあえず片付けるか・・・・・・面倒だけど」

シル 「まったく・・・どうしてこんな事したんですか!」

俺氏 「いや、なんつーか、つい勢いで?」

シル 「・・・マスターはホント後先考えない駄目人間ですね・・・・・・」

俺氏 「うるせーよ・・・・・・ん?」

シル 「どうしました?マスター?」

俺氏 「いや、床に何か落ちてる・・・・・・これは、財布か?」

シル 「金色のがま口ですか・・・・・・なんていうか、趣味が悪いです。いかにも成金趣味って感じです。」

俺氏 「成金趣味・・・・・・もしかして味皇帝がここで転げまわった時に落としたのかも知れないな。
    ちょっと中身を覗いてみるか。」

シル 「んま!?だ、駄目ですよマスター!!勝手に他人のお財布の中を見るなんて!!
    プライバシーの侵害です!破廉恥です!いーけないんだーいけないんだー!!」

俺氏 「落とし主の確認作業だよ!不可抗力だ!・・・それに、お前は気にならないのか?貴族の財布の中身。」

シル 「う・・・それは、チョット・・・・・・」

俺氏 「というわけで・・・・・・オープンザ・がまぐち!!」パカ。

シル 「あわわ・・・シル、しーらなーいっと」チラッチラッ


俺氏 「・・・・・・なんだこりゃ。」

シル 「小銭と、領収書やレシートが沢山入ってますね。ゴチャゴチャしてます。」

俺氏 「結局みてんじゃねーか。」

シル 「(・3・)~♪」

俺氏 「ったく・・・にしても、貴族の財布っていうぐらいだから、開けた瞬間札束がギッシリってのを想像してたんだがな。」

シル 「随分と庶民的な感じでしたねぇー。ひょっとしてコレ、小銭入れなんでしょうか。」

俺氏 「かもな。ま、一応拾っといて、今度アイツに会ったときにでも返してやるか。」


ゴシップGET! 金色のがま口

         抹野屋の店内に落ちていた物を拾った。
         派手な色合いに反して、中身は大量の領収書に少量の小銭と庶民的。



只野 「ま、マネージャ~トイレ掃除終わりました~!」

シル 「あ、只野さん。すっかり存在を忘れてました。」

俺氏 「・・・・・・・・・」

只野 「あ、や、やあマイフレンド!まだ居たんだね!ゴメンネ!トイレ掃除に夢中で気が付かなかったよ~
    ほら、僕って綺麗好きで几帳面でしょ?一度始めちゃうと、周りの事が耳に入らなくなっちゃってさぁ~」アハハ

俺氏 「・・・・・・只野。」

只野 「な、ナニカナ?マイフレンド?」

俺氏 「お前、味皇帝が店に居る間中、ずっとトイレの中に隠れてただろ。」

只野 「ブヒィ!?なななななななにをいってるのかなチミは?そそそんなわけないだろぅ!?
    何だか只ならぬ【ふいんき】を感じて、関わりたくなくて隠れてたなんて!
    そんなことぜんぜんちっともこれっぽちもまったく無いんだからね!勘違いしないでよね!!」


 ※Tips 【ふいんき】

      何故か変換出来ない。


シル 「うわっ・・・只野の表情、分かり安すぎ・・・?」

俺氏 「たぁだぁのぉぉぉぉぉぉ・・・・・・」コフォ・・・・・・

只野 「ぶ、ブヒィィィィィィィィィ!!!」

※ イメージです。


   /      `ヽ                         __
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 |   ぎ  あ   |    __               / 、;;;;;;;;;;i  ヽ;ヽ
 |             !  /;;;;;;;;;;;;;ヽ    >....´ ̄ ̄`ヽ   i(`'´′  ヽ ヽ;;i
 ヽ     ぎ   > /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ  i::::::::::::::::::::::i:::::::`ーi ,    ㌧'  !;/
  ヽ       ノ  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/ ̄::::::::::::::::::::/:::::::::::::∧     ,-  !ヽ′
    > -> ´ ̄ ̄`  ̄ ̄ ´ ̄/:::::::::::::::::::::::::::::,___ii 、  ¨ヽ _ j´
     /            /::::‐‐‐-:::::::、__/      ヽ ヽ_  <
    i´                \::::::::::::::::::::::::!、 i         |ーi′\
  /                  \::::::::::::::::::::/        /\'\────
./  > ´                \:::::::::/       /  /\;;\ ̄ ̄ ̄ ̄
  /                     \/__        /   i:::::::::\;;\
/                      /二⊆ヽ___/   |::::::::::::::::\;;\
                      ,r冫─   i、 `丶、 |:::::::::::::/  \;;\
    /              ヽ'\´ ⊂    | i , i i|/::::::::::::i    \;;\
  //         i二二二i ⊂二ヽ  /'ヽ、 _!ij ! /! ̄ ̄::::|        \;;\
/ ./                     / ̄/    し'/じ'′':::::::::::::::|        ´ ̄
i'  /                   ,'´:::::, ̄ ̄`丶/:::::::::::::::::::::::::::/
!   ̄ ̄\                ,'::::/::::::::::::::::::' ̄T ̄!i!¨ ー´  / ̄ ̄\
         \            i::::::::::::::::::::::::::::::::::::|!i!i!i!i|    /
    ,    \             !:::::::::::::::::::::::::::::::::::::|i!i/   <   む
    ヽ.     \       /::::::::::::::::::::::::::::::::::::::!       |
      ヽ、    \     ∧:::::::::::::::::::::::::::::_::::/       |   ん
__ー      > 、  \   / ヘ:::::::::::::::::::::::ヘ::::|        \

       /   \    `ー′   ',:::::::::::::::::::::::ヘ.|          \__/
       !     \       ヘ:::::::::::::::::::::::ヘ
[SPLIT]

     ,,,,, ,,,,,,_
   ,,;;;彡-ヽ;;;;;;;                      /ヽ_,-
  {;;彡;;;;;;;;;;-"`;}                  ヽー-'

  {彡< //、_,-'_ヽ                  /
   >;/ ,---, l三|)      ,-、         ゝ~     が
  ヾ=、. '^"`.ヽ,. |/^ヾ-、__/'_ ヽ        <
   ,-ヽ.  _'=-'、/ こ\\/: :-/`-、     ノ     あ
. _,-ー/|::|ヽ、' ~./-,、__~ヽ 〉'|ヽ/: : : : : :\   \

': : : : ヽ|: ヽ `>< |.  `;;-///: : : : : : : : ヽ  ノ     あ
ヽ: : : : |: :/、 /ミミ/'|  ;;. |<: : : : : : : : : / \ `)
: :ヽ: : :'-/: .ヽ /,:ヽ.|  ; |、ヽ。。o-::/     ヽ<     あ
-、: :ヽ: :<: : ヽ/ヽ;>ヽ l .|_/-、:_/>----ー--、\ヽ_

~ー-::<: :ヽ: :/;/|/  〉  )-,、 ,_/    ̄ ̄`-、  ヽ, )>、 あ
: : : : : :|:/: :.>;;(/, , }`---' > / ,-、      \ \  ヽ
: : : : : : ): : :|ー( }ヽ.ヽ.ヽ-、_,/   /~          ヽ<./
: : ://`/~:~:~: :ヽ^>-' ;;ヽヽ:l:ヽ-'/           ヽ|

.: :://: : : : : : : \`/ ヽ;ヽ/: :| /     ,-ー---   ヽ-、 ,、
ヽ:| J/: : : : : :。。/| /ヽ;;;;ヽ::|   ,-, /     _,--) ` ヽ/`/
: :ヽ: : :_,--ー/--、 |゚_,-' ヾ;;;ヾ|  ///  _,,,-ー'-ー~ ヽ
: : :`: :/: : : /_`ー /__./  ヽ、/  ='~~/__,-----`

: : /: :o /:-:-:~:~:~:~~:~:_:ヽ  .|-ヲ-'~~  /; ; ; ; ; ;`|; ; ; |
/: : : : :/: : : : : |: : |':~: : :ヽ  |-/    /;`-; ; ; ; ; ヽ_; |
: : : : : /: : : : : : |: |: : : : : :|   >-ー'~~ /-、; ; ; ; ; ; ; ; ;/
: : : ::/: : `、ヽ: : :|: :|: : : :(/.ヽ/   /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/

: : : /-'~~: : :`-、: :/、_,/: :_/  /; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/;;〉
: : / ~:~:~ニニヽ: : : :ニ: / ,.-'~/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /;;;;;;〈
: /: : : : : : : :/、-:':~:/:::::::::/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ;/;;;;;;;;;;;;ヽ
: : : : : : _/:/   \:/:::::::::::/; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; ; /;;;;;;;;;;;;;;;; ;ヽ
: -:=:~: : /   /:::::::::::::/; ; ; ミミ`; ; ; ; ; /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;; ; ; ヽ

:~: : : : /    /::::::::::::::::/; ; ; ; ; `--、_ / ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;--'、_
: : : : /    /::::::::::::::::::|; ; ; ; ; ; ;`--`|   /、;;;;;;;;;;;;;;;;;//;;;;;\

俺氏 「てんめぇぇ!抹野屋の危機だってのに!!なに自分だけ安全圏に逃げ込んでんだぁぁぁぁ!!」

只野 「イダダダダダ!!お、折れる!!僕のポッキーのような細腕が折れちゃう!!ポキッって!
    ポキッてもぎ取れちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

俺氏 「なぁにがポッキーだ!!豚足の間違いだろうが!!」

只野 「ゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイゴメンナサイ!!」

シル 「あ、それ以上・・・・・・」

只野 「言って!!せめて最後まで言い切って!!ていうかさっさと止めてェェェェェ!!」


           アッ―――



俺氏 「ったく。お前も調査を手伝えよな!」フー!フー!

只野 「わ、分かってるよ・・・・・・」イタタ・・・

俺氏 「それじゃあ何か分かったらメールしてくれ!あとそこの掃除もヨロシクな!」

只野 「えぇ!!そ、掃除もかい!?」

俺氏 「何か?」ワキワキ

只野 「なんでもありませんだからいたくしないで!!」

シル 「マスターはホンットクズですね。」

俺氏 「使えるものは何でも使う主義なだけだ。」

只野 「うぅ・・・小学校の頃、イジメっ子に掃除を押し付けられたのを思い出すよ・・・・・・」フキフキ


  ―自宅―


俺氏 「よし、それじゃあ取り合えず、味皇帝のツイイッターでも洗ってみるか。」

シル 「はいです!それじゃあ検索掛けてみますね!」


   --------------------
  |   味皇帝 |  
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  フォロワー
     23万4352人

ツイイート

味皇帝
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆月■日(水)午後10時43分

本日二食目。  

ふとジンギスカンが食したくなったので
『マトントルネード』へと向かう。

やはり本場の味は違う。故郷のプルコギを思い出すでおじゃる
 
       [画像]

[味皇帝]
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆月■日(水)午後10時30分

本日初の食事。

まずは軽く、鴨南蛮蕎麦と天麩羅盛りから食するべく
『蛙寺庵』へと赴く

喉越しの良い麺に鴨出汁の風味が心地よき事この上なし。
天麩羅の揚げ具合も絶妙よ
  
       [画像]

[味皇帝]
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆月●日(火)午後9時12分

本日の締め。

甘味所、『石榴屋』の白玉クリームぜんざい。

大振りな白玉に濃厚なクリームが相まって
正に天上の調べ也。

今宵は以上とするでおじゃる。

       [画像]

[味皇帝]
――――――――――――――――――――――――――――――――――――

☆月●日(火)午後8時25分

本日13食目。

中華飯店、『大熊猫飯店』で夕餉。

本日はこの店の創業記念日の為、
予約制で特別に満干全席が提供されておる。

ゆっくりと堪能させていただいたでおじゃる。
美味美味。

       [画像]
  
       [画像]

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


シル 「わぁ~やっぱりグルメブロガーだけあって、ツイイッターもお料理の事ばかりですね!
    どれもこれもすっごくおいしそうです!!」ジュルリ

俺氏 「う・・・うぐぐ・・・ぐぅぅぅぅ!!」

シル 「うぇぇ!?ど、どうしたんですかマスター!!お腹を押さえて急に苦しみ出して!!
    あわわ!た、大変です!!きゅ、救急車!!えっと!119番は何番に掛ければいいんでしたっけ!?」

俺氏 「ぐぅぅぅぅ・・・は、ハラヘッタ・・・・・・【飯テロ】やめちくりー・・・・・・」グゥゥ…


 ※Tips 【飯テロ】

  深夜や空腹時等に美味しそうな食事の画像を載せる精神攻撃。許されざる悪魔の所業。
  極稀に、とんでもない料理を使ったメシテロ(物理)にワープ進化する場合もある。


シル 「・・・は?」

俺氏 「結局牛丼食いそびれたし、家にはもやしすらねーし・・・ああ、ひもじいよぅ・・・・・・」

シル 「・・・お腹空いてるだけですか・・・あ、取り合えず救急車は呼んどきますねー黄色い方。」

俺氏 「・・・にしても、こいつは一日にどんだけ食ってるんだ。13食食って其の上デザートまで。」

シル 「満干全席・・・・・・ハァ~一生に一度は食べてみたいなぁ・・・・・・マスターのお給料じゃ一生無理でしょうけどね。」

俺氏 「そもそもお前、AIなんだから食えねーだろうが。」

シル 「んま!夢の無い事言わないで下さい!!フンだ!そんなこと言うなら、この画像ゴシップノートに張っつけて
    やります!!見る度に苦しめば良いのです!!プンプン!!」

俺氏 「おいばかやめろ」


ゴシップGET! 『大熊猫飯店』

         かなりお高めの超高級中華飯店 創業記念にそこで提供された
         満干全席を味皇帝が食べたらしい。私も食べたいです。


俺氏 「マジで貼り付けやがった・・・・・・」


シル 「ツーン・・・・・・それにしても、この味皇帝さんってかなり几帳面な人ですね。
    画像もそうですけど、食べに行った日付と時刻も分単位で書き込んでますよ。まるで日記みたいです。」

俺氏 「だな・・・んお!?見ろナビ子!こいつ蕎麦と天ぷら食った後、僅か十分足らずでもうジンギスカン食ってるぞ。
    化けもんかよ・・・・・・」

シル 「ほぇ~よく食べる人ですねぇ~。」

俺氏 「こりゃ煽り燃料位には使えるかもな。ナビ子、チェックだ。」

シル 「はいはい。・・・使えるんですかねぇ。」


ゴシップGET! 『味皇帝の食事』

         味皇帝は一日に十食以上食べる事が当たり前らしい。
         ある日など、僅か十分足らずで蕎麦屋とジンギスカン屋をハシゴしていた。



俺氏 「うぅ・・・だ、駄目だ・・・これ以上料理の写真を見ていたら、胃がおかしくなりそうだ・・・・・・」

シル 「んもー仕方ないですねー。それじゃあ気分転換に、『燃料投下ツイイート』でもやっちゃいましょうか!」ソワソワ

俺氏 「お前、ただ単に俺のアカウントを炎上させたいだけじゃねーか?」

シル 「ソ、ソンナコトナイヨー」

俺氏 「・・・・・・まぁ良いけどよ」

シル 「っし!」グッ!

俺氏 「・・・・・・・・・」


         燃料投下ツイイート



① 『味皇帝の食事』        ② 『俺の食事』



③ 『至高的美食伝記』       ④ 『おすすめのうまい店』




選んで投下して下さい


安価↓1


今日はここまで。
明日の昼まで投票が無ければ安価なしでそのまま続行します。

一つ訂正を。

>>28の安価は↓1~4でお願いいたします

安価は↓


俺氏 「よし、それじゃあ呟くぞ。内容は・・・そうだな。
    味皇帝が知らないような隠れた旨い店について聞いてみるか。」

シル 「そんなの知ってる人いるんですかぁ?」

俺氏 「聞いてみなくちゃわからないだろ。」



   --------------------
  |   俺氏  |  
  -------------------- 

  フォロワー
11万3421人




[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

[緊急] 味皇帝が知らない旨い店おしえろください [募集]

[馬胃贈]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そんなの無いんじゃね?

[奈菜氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

○×亭が旨いぞ!壁なんか歯ごたえ抜群。


[たくみん]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

↑店食うなwww


[牛丼王子]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

抹野屋って牛丼屋が旨いよ!!是非行ったほうが良いよ!!

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



シル 「ロクな情報が集まりませんねーやっぱりグルメブロガー以上の情報なんてそうそう無いですよ・・・・・・」

俺氏 「ていうか牛丼王子ってただの只野だろ!!何やってんだあいつは!!」

シル 「きっと職業病ですよ。旨い店って所に反応しちゃったんです。涙ぐましい営業努力ってやつですね。」

俺氏 「と、トモダチ相手に営業してどうすんだよ。取り合えずメール送っとくか。『サボってないで牛の様に働け。』っと。」



[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

味皇帝食いすぎワロタwww一日十六食wwwwwwピwザwデwブww


[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

草早してんじゃねえよ


[グルメ通]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

味皇帝様は偉大な美食家様です。
貴方は何の権限が有って侮辱されているのでしょうか?


[ぽっちゃり王子]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

デブをバカにしないで下さい!!


[ぽっちゃり王子]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


デブだって生きてるんです!傷ついたりもするんですよ!!


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

↑ デブ乙


[らんらん]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

↑↑豚は出荷よー


[ぽっちゃり王子]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


(´・ω・`)そんなー

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

フォロワー[- 入1210]



俺氏 「くそ!フォロワーが減っただけで有益な情報が集まらない!
    ていうかぽっちゃり王子ってまた只野だろ!!」

シル 「名前変えてまで抗議に来るなんて、やっぱりちょっと体系気にしてるんですかね?」

俺氏 「とりあえず只野にはメールしておこう。『いいかげんにしろデブ。口動かしてないで動けデブ。(#^ω^)』っと。」

シル 「ひどい言い草です・・・・・・」



引き続き選択安価 ↓1、2


[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

味皇帝の「至高的美食伝記」呼んだけど文章意味不でワロタww
ていうか味皇帝が評価すんのって高級店だけじゃね?成金趣味乙ww

[ダイタン]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

たしかになー高くて食いにいけねーよ。

[お金大好き]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

貧乏人の僻み乙。


[もんもり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

意味不なのはアンタの頭が悪いだけ。

[グルメン♂]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

>>高級店だけじゃね?

そんなこと無いぞ

つhttp//:○○○○○○○○

味皇帝のブログの一昔前のページ。
昔はリーズナブルで旨い店が多かった。今はしらん。


[ちょこ]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

たしかにむずかしーかも。うちもぁんましゎからん(*ノ▽ノ)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


シル 「賛否両論って感じですね。やっぱり店の選考基準に疑問をもってる人もいるみたいです。」

俺氏 「それよりも、気になるのはこの書き込みだな。」

シル 「昔はリーズナブルなお店が多かった・・・ですか。でも今は高級店しか選んでないんですよね・・・
    味皇帝さんに一体何があったんでしょうか。」

俺氏 「よし!取り合えずこのURLの店に行ってみようぜ!!敵情視察だ!!」

シル 「・・・ただ単にマスターが美味しいご飯食べたいだけじゃないですか?」ジトー

俺氏 「そそそそんな事あるはずがないだろ!!俺はただちゃんとこの目で見て調べたいだけだ!!
    其の店で食えば、味皇帝について何か分かるかもしれないだろ!!他意は無い!!」

シル 「ハイハイ・・・とりあえず場所は記録しておきますから、後で行ってみましょうねー。」



[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

今日でもやし生活一週間目だぜ。

わぁいもやし 俺氏もやしだいすきー(白目)


[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

イ㌔


[健康大好き]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

節制してて健康的ですね!(白目)


[にゃーん]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

(´;ω;`)ウッ…

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

フォロワー[+1121]


俺氏 「・・・・・・・・・」

シル 「わ、わぁー!よかったですね!マスター!!フォロワーが増えましたよ」

俺氏 「それよりも、もっと大切な何かを失った気がする。あと同情するなら金をくれ。」

シル 「・・・お金が無いのはマスターの自業自得だという事は黙っておきましょう。」

俺氏 「なら口に出すな。」



シル 「取り合えずここで得られそうな情報はこれ位ですかねー。
    マスター、これからどうします?」

俺氏 「どうするも何も、とにかく教えてもらった安くて旨い店へ行ってみるぞ!!
    さあ行くぞすぐ行くぞ!!」グーキュルルルゥ…

シル 「ちょっとマスタぁ?目的を見失わないで下さいよぉ?」

俺氏 「もちろん見失ってないさ!!行くぞナビ子!!旨い飯を食いに!!」

シル 「思いっきり見失ってるじゃないですかぁー!!」



 ― 繁華街 ―


俺氏 「おいナビ子~目的の店にはまだ着かないのか~?」

シル 「もー!今調べてるんですから話しかけないで下さい!!あと私はシルです!!ちょっと待ってくださいよ!!
    えーっと、ここの通路がこれで、あの角があれだからー・・・んー?あれー?」

俺氏 「大丈夫なのかよ・・・・・・」

シル 「あーもう!!シルわかんない!!マスター!ちょっと近くの交番で道聞いてきて下さい!!」

俺氏 「おいコラポンコツ!!お前ナビゲーションAIだろうが!!職務怠慢も甚だしいぞ!!ちゃんと導け!!」

シル 「私はマスターの人生を導くのであって、道案内は専門外なんです!!
    ・・・あ!マスター!あそこ!!あのお店!!『板乃食堂』ってお店です!!」

俺氏 「おお!漸く着いたのか!!これで飯に在り付ける!!」ダッシュ!

シル 「だから目的は情報収集ですってばぁ!!」



 ― 板乃食堂前 ―
 

俺氏 「なん・・・だと・・・」


貼紙 ( 真に勝手ながら暫くの間休業させて頂きます。 店主 )


俺氏 「何なのだ、これは!どうすればいいのだ?!」

シル 「あちゃー閉まっちゃってますねー。」

俺氏 「やっぱりご飯食べられないじゃないですかー!!やだー!!」ジタバタ!

シル 「うぇ!?ちょ!?マスター落ち着いてくだしあ!!こんな所で暴れないで!!え、衛生兵!!えいせいへー!!」


???「ちょいとアンタ!!一体どうしたんだい!?こんな街中で!!」


シル 「ほらぁ!他の人の迷惑に為っちゃってますよ!!すみませんおばさん!!ちょっとした頭の発作なんで、
    ほっといて頂いて結構ですのでどうか警察だけは!!」

オバチャン 「ん?女の子の声?・・・なんだか分からないけど発作起こしてんだね?じゃあとにかく店ん中に入んな!
       ほら!!ちゃんと立って!!シャンとする!!」

俺氏 「うぅ・・・・・・」

シル 「ほえ?店の中って・・・・・・」





  ― 店内 ―


オバチャン 「少しは落ち着いたかい?わるいねぇ・・・お茶だけしか出せなくて・・・・・・
       オバチャンホントにビックリしたよ!店の風通しに来たら、まさか前で苦しんでる人が居るなんてさ。」

俺氏 「あ、いえ、その・・・ありがとう御座います。頂きます。」ズズ・・・

オバチャン 「その年で発作持ちなんて大変だねぇ。連れの【ピコピコ】のお嬢ちゃんにも感謝すんだよ?
       アンタの事凄く心配してたんだから。」


 ※Tips 【ピコピコ】 

      ある一定以上の年齢の人が差す、電子機器の総称。
      その人達にとっては、パソコンだろうがプ○ステ4だろうがW○iUだろうがバーチャ○ボーイだろうが
      等しくピコピコなのだ。等しく掃除機でコードを抜いて電源を消してしまう物なのだ。


シル 「あ、いえ、その・・・・・・はは・・・・・・」


俺シル (い、言えない・・・お腹空いて暴れてただけだなんて・・・・・・)


シル 「あの、えっとお姉さん。」

オバチャン 「プッ!アハハ!!やだよこの子は!お姉さんだなんて!!オバチャンでいいよ!!」

シル 「あ、じゃあ・・・オバチャンはここのお店の人なんですか?」

オバチャン 「そうだよ。ここはアタシと旦那の店さね。今はちょっと休んでるけどね。」

俺氏 「休んでるって・・・・・・この店って、味皇帝のブログに紹介されるほどの店なんですよね?」

オバチャン 「・・・・・・アンタ、もしかしてあのブログを見てきたのかい。」ムッ

俺氏 (あ、ヤベ!なんか【地雷】踏んだっぽい!)

 ※ Tips 【地雷】

      地上または地中に設置され、人や車両の接近や接触によって爆発して危害を加える兵器である。
      直、この説明文は作中の意味とは然程関係ない。作中の【地雷】の意味ついてはとりあえずググレ。


俺氏 「あ、いや・・お、俺実はその・・・こ、この後味皇帝とエンジョイバトルする事になってて
    ・・・それで少しでも情報が欲しくて。その」ナミダメ

オバチャン 「アハハ!そんなに怖がること無いじゃないか。別にアタシャ怒っちゃいないよ!
       そうかい、味皇帝とねぇ・・・いいよ。これも何かの縁さね。何でも聞いとくれ。」

俺氏 「あ、ありがとうございます。えっと、それじゃあ、その、ちょっと聞きにくいんですが・・・」

オバチャン 「この店が閉まってる理由かい?」

俺氏 「あ、はい。」

オバチャン 「この店が閉まってるのはね・・・味皇帝のブログで紹介されたからなんだよ。」

俺氏 「ファ!?」

シル 「な、何でですか!?ブログで紹介されたら、お客さんいっぱい来るんじゃないんですか!?」

オバチャン 「その通り、確かに新規のお客さんがいっぱい来て、店はいつでも満員になったんだ。
       それこそ外に長い行列も出来たさ。でもね。そのせいで常連のお客さんが離れちゃってねぇ。
       何というか、店の空気が変わったんだろうね。」フゥ

俺氏 「・・・何となく分かる気がする。ネトゲでも、新規が大量に増えれば古参は疎ましく思うもんだ。」

シル 「いやそのりくつはおかしいです。」

オバチャン 「それでね。増えたお客さんも・・・何というか、ミーハーなお客さんばっかでさ。
       一度食べちゃうと満足しちゃったり、遠方から来てたりでリピーターになってくれないんだよね。
       それだけならまだよかったんだけどねぇ・・・・・・」

オバチャン 「中には、マナーの悪いお客もいてさ。ウチの亭主、昔気質の頑固な石頭でね。
       そういったお客さんと衝突して。そんですっかりやる気をなくしちまってね。店もこのザマさ。」

オバチャン 「こんな事なら、ブログになんて乗らなかったらよかったのに・・・・・・
       別に、味皇帝のせいって訳じゃないんだけどねぇ・・・やりきれないよ・・・
       まったく。商売ってのは難しいもんだねぇ。」


俺シル 「・・・・・・・・・」

オバチャン 「ごめんよ。湿っぽい話しちまったね。」

俺氏 「いえ。こちらこそ不躾な質問してすいませんでした。」

オバチャン 「アハハ!良いんだよ!こっちも愚痴聞いてもらってスッキリしたしね。
       どうだい、こんな話だけど、役に立ちそうかい?」

俺氏 「はい。心に刻んでおきます。」

シル 「ゴシップノートにもしっかり刻んでおきます!」



ゴシップGET! 『板乃食堂のオバチャンの話』

         味皇帝のブログで紹介された事で、新規のお客さんは確かに増えた。
         しかしそのため店の雰囲気が変わってしまい、常連のお客さんが離れてしまったらしい。



オバチャン 「勝負、頑張んなよ!」

俺氏 「はい!!」 




シル 「オバチャン・・・笑ってたけど、すごく寂しそうでした・・・・・・」

俺氏 「ナビ子。味皇帝との炎上バトル。必ず勝つぞ。」

シル 「マスター・・・・・・はいですっ!」

俺氏 「味皇帝め・・・・・・あいつのせいで旨い飯を食えなかったじゃねーか!!絶対にゆ”る”ざん!!」

シル 「んま!!完全に八つ当たりじゃないですか!!なんですか!せっかく良い感じだったのにぃ!!」



俺氏 「さて・・・次は何をするか・・・・・・そういや、只野の方はどうなってるかな。」

シル 「一度、連絡してみますか?」

俺氏 「そうするか・・・・・・」ピポパ!


只野 『やあ、マイフレンド。どうしたんだい?』

俺氏 「おう。そっちの調子はどうだ?」

只野 『あーうん・・・ゴメンよ、あんまり良い情報は見つかってないんだ。』

俺氏 「そうか・・・・・・」

只野 『僕、何を調べたら良いのか分からなかったからさ・・・取り合えず味皇帝が最近行った店を
    順番に片っ端から回って見ようと思ったんだ・・・・・・けどさ』

俺氏 「どうした?」



只野 『一軒一軒が離れた場所に有って全部は回れない上に、やっとたどり着いたお店が最近火事で焼けちゃっててさ。
    調査が出来なかったんだ・・・・・・。こんな時、タクシーが使えたらもっと楽なんだけどね・・・・・・』



俺氏 「・・・・・・・・・んん?」

只野 『ん?どうしたんだい?マイフレンド。』

俺氏 「いや、お前さっきサラッと言ったけど、それ結構・・・てかかなり重要だぞ?」

只野 『ブヒ?』

俺氏 「いやだって、お前に回れなかったものを、味皇帝はどうやって回ったんだ?それもあんな短時間で。」

只野 『・・・・・・・・・・・・・・・あ。』

俺氏 「考えられるのは二つ。味皇帝は、俺達には考えもよらない方法を使って移動する事が出来た。若しくは・・・」

只野 『味皇帝が・・・・・・嘘をついている・・・・・・?』

俺氏 「という事だろうな。」

只野 『い、一体何の為に!?』

俺氏 「そこまでは分からん。ただ、何となくきな臭くなってきたと思わないか?」

只野 『うん、そうだね・・・よし分かった!僕は引き続き味皇帝の足取りを追ってみるよ!!じゃあまた後でね!』

俺氏 「ああ、頼む。」プツ。


ゴシップGET! 『味皇帝の嘘』

          味皇帝のツイイッターでは、一日に数十件の店を回った様に呟かれていたが
          実際には移動は距離の問題が有り不可能であった。


シル 「ぷは!ふぃー。苦しかったぁー」

俺氏 「お前、やっぱ通話中は息とめてんのな・・・・・・」

シル 「そういう仕様なんです!・・・で、これからどうするんですか?只野さんも不発みたいですし
    他に何か調べる事なんて・・・・・・。」

俺氏 「いや、まだ有る。」

シル 「ほぇ?」

俺氏 「只野が言ってたろ。『最近火事になったお店がある』って。そこを調べてみようぜ。
    ネットで調べればそれらしい話が転がってるだろ?もしかしたら何か手がかりが見つかるかもしれん。」

シル 「あ!はい!わっかりました!!」



シル 「ええと・・・・・・・・・・・・あ!ありました!多分これのことだと思います!!今画面に出しますね!」 ピコン!

俺氏 「おう。なになに・・・・・・」


 『中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間以上燃え続け、通報を受け駆けつけた消防隊員によって
  鎮火された。幸い死傷者は居らず、警察では事故と事件両方の観点から捜査が続けられている。』


俺氏 「『大熊猫飯店』か・・・確かに聞いた事がある名前だな・・・・・・」

シル 「あれですよ!味皇帝さんが満干全席を食べた場所です!!かわいい名前だなーって思ってたんで
    覚えてたんです!間違いないです!!」

俺氏 「・・・大熊猫飯店で火災か、覚えておいた方がいいな。」



ゴシップGET! 『火災記録』

         中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間近く燃え続け、通報を受け駆けつけた消防隊員によって
         鎮火された。幸い死傷者は居らず、警察では事故と事件両方の観点から捜査が続けられている。


俺氏 「この火事について、もっと詳しい事が知りたいな・・・・・・」

シル 「それなら!ツイイッターで呟いてみましょう!!」

俺氏 「おう。」



   -------------
  | 俺氏   |  
  ------------- 

  フォロワー
11万3332人


[俺氏]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『大熊猫飯店』の火事について、情報求む。


[パンチョ]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

火事なんてあったの?


[バイト娘々]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

マジ最悪。あの火事のせいで暫く働けなくなったし。
店長が味皇帝のブログに乗るお祝いって自給上げてくれた所だったのにさ。

[くいしんBOY]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

なに!火事だと!!よぉし誰か肉と芋を持って来い!!

[ななし]――――――――――――――――――――――――――――――――――――

↑やwwwくwwwなwwwwてかもう消えてるよwwww


[アニメだいすけ@プリペラファン]―――――――――――――――――――――――――――

あーあの火事か。俺近くに住んでるんだけど、消防車のサイレンが煩くて
アニメに集中出来なかったんだよな。リアルタイムで『プリペラ』の劇場版見てたのに。
せっかくのライブシーンが台無しだった。訴訟も辞さない。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――



シル 「うぅん・・・・・・あんまり有益な情報は集まりませんでしたね・・・・・・」

俺氏 「いや、そうでもねーぞ。」

シル 「ほえ?」



俺氏 「『劇場版プリペラのライブシーンでサイレンが聞こえた』・・・
    
    劇場版プリペラがテレビ初放送されてたのは、先週の火曜、つまり☆月●日だ。
    でもって、プリペラの放送開始時刻が夜の7時、劇場版だから放送時間はそこから二時間。
    ライブシーンは終盤の見せ場だから、おおよそ8時30分辺りだろうな。」ペラペラ



俺氏 「つまり。『大熊猫飯店の火災は、☆月●日の8時30分頃に起こった』と推測される!!」ドヤァ・・・



シル 「・・・・・・・・・・・・」ウワァ

俺氏 「んッんー?どぉうしたのかねナビ子くぅん。俺の華麗な推理に度肝を抜かれたのか?」フフーン    

シル 「ええ、少女向けアニメからそこまで推測出来るなんてある意味度肝を抜かれました。流石マスターです。」

俺氏 「フフーン!もっと褒めてくれていいんだぞ?」


シル 「ともかく、『火災は、☆月●日の8時30分頃に起こった』、と。
    ・・・・・・あれ?」

俺氏 「ん?どした?」

シル 「いえ。何か違和感が・・・・・・何かがおかしいような・・・・・・」

俺氏 「おかしい?違和感?」

シル 「んーーー?・・・考えてもわかりません!取り合えずゴシップノートに記録しとくんで、
    後はマスターが考えて下さい!」

俺氏 「このポンコツが。」


ゴシップ更新! 『火災記録』

         中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間近く燃え続け、通報を受け駆けつけた消防隊員によって
         鎮火された。出火時刻はおおよそ8時30分頃らしい。

記入ミス


×ゴシップ更新! 『火災記録』

          中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間近く燃え続け、通報を受け駆けつけた消防隊員によって
          鎮火された。出火時刻はおおよそ8時30分頃らしい。


                  ↓


○ゴシップ更新! 『火災記録』

          ☆月●日(火)中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間近く燃え続け、
          通報を受け駆けつけた消防隊員によって鎮火された。出火時刻はおおよそ8時30分頃らしい。

でお願いします。


俺氏 「・・・そろそろ時間だな。抹野屋へと向かうか。」

シル 「そうですね・・・あ!」ピコーン!

シル 「マスター、メールみたいです!」

俺氏 「メール?只野からか?」

シル 「ちょっと待ってくださいね・・・えっと、差出人は書いてないです。」

俺氏 「迷惑メールじゃねーのか?」

シル 「前にも言いましたけど、迷惑メールだったら勝手にゴミ箱に行くはずですよ。」

俺氏 「どーだかなぁ。お前ポンコツだし、何処か機能が調子悪くなっててもおかしく無いだろ。」ヘヘヘ

シル 「んま!失礼しちゃいますね!迷惑メールフィルタの方は正常です!!
    調子悪いのはバトル関連の機能の方ですから!主にゴシップフィルタとチートスキルです。」

俺氏 「はは!悪い悪いてええええええええ!?ちょっと待て!何それ!!そんなの初耳だぞ!?」

シル 「・・・あ、・・・アレーイッテマセンデシタッケー?」

俺氏 「聞いてねえよ!!」

シル 「大丈夫です!!データは現在進行形で自動修復されてて、明日には直りますから!!たぶん!!」

俺氏 「遅せぇよ!!この後のバトルどうすんだよ!!」

シル 「そこはほら、マスター主導の手動操作で頑張ってもらうしか・・・それにホラ、どうせSSなんですから
    殆どのチートスキル、有っても意味無いじゃないですか!だから大丈夫ですよ!!」

俺氏 「メタい事言ってんじゃねーよ!!」

シル 「(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい・・・・・・あ、メール!メール読みましょうよ!!
    今画面に表示しますね!!」ヒュン!

俺氏 「あ、くそ!逃げやがった!!・・・はぁ・・・しかたねぇ、読むか・・・・・・」




  差出人 : NO NAME


  この表は味皇帝に『心付け』を要求されている店の一覧だ。何かの役に立つことを願う。
  どうか味皇帝を倒してくれ。
  
   ○×○××飯店  レストラン▼■△ ―――――
 



俺氏 「・・・な、なんだよこのメール。」

シル 「味皇帝さんに心付け・・・賄賂の要求をされているお店のリストだって書いてありますね。凄い数です・・・
    ・・・・・・本物なんでしょうか?」

俺氏 「・・・解らん。けど、実際抹野屋は賄賂の要求をされていた訳だしな・・・
    味皇帝はああいうヤツだったし、敵を作っていてもおかしくはない。そいつが協力してくれた・・・のか?」

シル 「ど、どうしますか、マスター。」

俺氏 「・・・眉唾だが、今は藁にでも縋りたいしな。一応ゴシップノートに記録しておいてくれ。」

シル 「わ、わかりました・・・・・・うぅ・・・何だか怖いなー、一応ウイルススキャンしとこ・・・・・・」


ゴシップGET! 『“心付け”の一覧表』

          味皇帝に店の評価をして貰う代わりに、賄賂を要求された店舗の一覧表。
          ただし、ソース元は謎のメールであり信憑性は薄い。


俺氏 「・・・メールの件は気になるが、考えていても仕方が無いか。
    よし、それじゃあ抹野屋へ戻るぞ。」

シル 「はいです!」


 ― 抹野屋前 ―


俺氏 「はぁ・・・はぁ・・・・・・くそぅ・・・・・・腹が減った・・・・・目が回る・・・・・・」フラフラ

シル 「マスター、大丈夫ですか?」

俺氏 「大丈夫じゃ・・・ねぇ・・・もう・・・・・・む、り・・・・・・」バタン!

シル 「ま、マスター!しっかりして下さい!!マスター!!マスターってばぁ!!」


只野 「はぁ・・・結局有益な情報は無かったなぁ・・・・・・マイフレンドに何て言おう・・・・・・ってええええええ!?
    ま、マイフレンド!?ど、どうしたんだい!!」

シル 「た、只野さぁん!!マスターが、ますたぁがぁ・・・・・・!!」グスン

只野 「そ、そんな・・・・・・まさか味皇帝に!?キミ!!しっかりしろ!!
    キミの冒険はこんな所で終わっちゃだめだ!!おい!マイフレンド!!」ユサユサ

俺氏 「・・・ただの、か・・・・・・いままで、ありがとう・・・な・・・」ガク。

只野 「マイフレンド!!マイフレンド!!そ、そんな・・・・・・」


只野 「・・・助けてください!!助けてくださいぃぃ!!」


俺氏 「・・・・・・・・・ん?んん?」クンクン


        カッ ガバぁ!! ← 俺氏、目を見開いて起き上がる。


只野 「ま、まいふれんど・・・?」

俺氏 「クイモノ・・・クイモノノニオイダ・・・・・・」ユラァ

只野 「ブヒ!?」

俺氏 「クイモノ・・・グワゼロォォォ!!」

只野 「イヤァァァァァァァァァァ!!ズンビィィィィィィィィィィ!!!
    やめて!僕に乱暴(真意)する気でしょ!グロ同人みたいに!グロ同人みたいにぃ!!」


シル 「いや、なんなんですかこの茶番。」



※ イメージです。

               。    _|\ _
            。 O   / 。  u `ー、___
          ゚  。 \ヽ / u ⌒'ヽ゛  u /   ゚
          -  ・。 / ; ゚(●)  u⌒ヽ i   @ 。

        ,  ゚ 0 ─ { U u r-(、_, )(●) .| / 。  ,'´ ̄ ̄`',
         ゚ ,,、,r-'⌒l u //トェェェ、 ) 。゚ / o    ,! ハ ハ !
      。 ゚ r-'⌒`ー-'´ヾ,. ir- r 、//u / 。 ・゚  l フ ム l

        ヾヽ、_,,,、-、/ミ,ヽヽ/ ノ_, -イ-、\   ∠  ハ ッ j
          ー = ^~、 ̄r'´ ̄`''jヽ、  〃ヾ ゚ 。 ヽ フ   /
 jヽjvi、人ノl__     / /  ヽ´{ミ,_   ̄`'''-ヽヾ    ` ̄ ̄
 )   ハ   7      /  / `'='´l  ̄i'-、_,,ン ノ 。
 )   フ    て   /  /   !。 l  l  - ニ
 7   ッ    (  __ヽ、__l ___ .!。 l__l__,-=-,___
  )   !!     ( ,-=-, ∠ヾゞゝヽ ,-≡-,l  l-=二=-,
  ^⌒~^⌒^~⌒^└==┘   ̄ ̄ ̄ ヽ==ノヽ=ノ\__/


シル 「うわキモ。」

只野 「ああ・・・ぼ、僕の・・・僕の、お昼の牛丼がぁぁ・・・・・・」←手に持ってた奴取られた。

俺氏 「ごっくん!!・・・ふぃぃ~食った食った。いやー助かったぜ只野!!やっぱ持つべきものは親友だな!!」

只野 「え・・・し、親友・・・?も、もぅ!!しょおがないなぁ~!マイベストフレンドはぁ!!
    やっぱりキミには、僕っていう存在が必要なんだね!!ブヒヒ!」

シル 「チョロい。そしてキモいです。」

俺氏 「・・・ああ!いつも助かってるぜ。それで、親友のお前にもう一つ頼みたい重要な仕事があるんだが・・・」

只野 「なんだい!何でもいってくれ!!この親友の僕に!!」

俺氏 「実は、さっきこんなメールが届いたんだ。」

只野 「これは・・・味皇帝に賄賂を贈った人のリストかい?」

俺氏 「ああ。それで、頼みたい仕事なんだが・・・」

只野 「皆まで言うな!このメールの送り主を探すんだろ?任せてくれ!!」

俺氏 「流石だな・・・親友!!」

只野 「ブヒ!ブヒヒ!!よぉし!僕頑張っちゃうぞぉぉ!!」ダダダダダ!!


シル 「・・・えっとマスター。バトルはもうすぐ始まっちゃうのに、今からで間に合うんですか?」

俺氏 「しらね。なんとなく只野がウザかったから言っただけだし。」

シル 「マスターはホントーに清清しい程の人間のクズですね。」



 ― 抹野屋 ―


   ウィーン!

??? 「いらっしゃいませー!お一人ボッチ様でしょうかー。」

俺氏 「あ、いや、俺は客じゃなくて・・・・・・」

MC 「なんだ、ならば帰れ。私は忙しいのだ。」

俺氏 「ってMC!?お前一体何を!!」

MC 「何。せっかくのMCちゃん抹野屋バージョンの立ち絵だ。単発で終わらせるのは勿体無いと思ってな。
    丁度あの只野とかいう奴も出掛けていた事だし、しばらく変わりに働いてやろうと思ったのだ。」

シル 「いや、意味が解かりません!立ち絵って何の事ですか!?」

MC 「ところが、待てど暮らせど何故か一向に客が来なくてな。暇していた所だ。」

俺氏 「そりゃ、ほぼ裸エプロンの痴女がカウンターに立ってれば、良識ある客なら回れ右するだろうよ。」

MC 「という訳で。牛丼アタマ大盛りネギだくつゆきり一丁お持ち帰り入りました!!」

俺氏 「やめろ!!勝手になんか友達連れの大学生がノリで頼んだ様なカスタム牛丼を注文するな!!
    俺が粋がって頼んだみたいで恥ずかしいだろ!!」
  
           牛丼アタマ大盛りネギだくつゆきり一丁お持ち帰りかしこまりましたぁ!!> バイト

俺氏 「あ!ちちがいます!!キャンセル!!キャンセルで!!」


MC 「ふむ。満足した。ではそろそろ時間だ。
    小便とお祈りを済ませ、部屋の隅で三角座りでもしてガタガタと震えながら待っているがいい。ではな。」ヒュン。

俺氏 「散々引っ掻き回して消えやがった!!」

シル 「MCちゃん。フリーダムですねー」

俺氏 「フリーダムすぎるわ!!危うく頼んでもない牛丼買わされそうになったんだぞ!!」


絵音 「ちょっとアンタ!!買うつもり無いのに変な注文入れんじゃないわよ!!バックが混乱するでしょ!!」

俺氏 「あ、いや!アレは俺じゃなくてMCが勝手に・・・・・・」

絵音 「言い訳するな!!」

俺氏 「ハイ!!スンマセンっしたあ!!」

絵音 「全く・・・・・・次やったら出禁にするわよ!!」

俺氏 「・・・ハイ。」



絵音 「・・・で、どうなの?あのコッテリ豚バラ糞親父とのバトル、勝てそうなの?」

俺氏 「え、えっと・・・その・・・始まってみない事にはまだ何とも・・・・・・」

絵音 「ハァァァ!?ふざけんじゃ無いわよ!!アンタには抹野屋の未来が掛かってるのよ!?
    全身全霊全身の毛穴から血反吐を吐くまで頑張って、何が何でも絶対に勝ちなさい!!
    いいわね!!解かった!?」

俺氏 「ははははい!!勝ちます!!勝たせて頂きます!!!」

絵音 「よろしい。・・・ほら、」コト。

俺氏 「え・・・これ・・お弁当・・・・・・?」

絵音 「さっきのゴタゴタで提供し損ねた分の牛丼。こっちのミスだから御代は良いわ。
    これ食べてバトル頑張んなさい。・・・・・・頼んだわよ(ボソ」 スタスタ



俺氏 「・・・絵音さん。」

シル 「きっと、絵音さんなりの激励なんでしょうね。素直じゃないです。」





俺氏 「俺、今腹一杯なんだけど・・・・・・夕飯にしよ。」

シル 「牛丼と牛丼で牛がダブっちゃいましたねー。」






      MC 「タァァァァイム、アァァァァァァァァップ!!!」




MC 「さあ!時は満ちた!!目の前に極上の餌をぶら下げられ続け、私の我慢もそろそろ限界だ!!
    今すぐ喰らい付きたい衝動を必死に抑え、涎だのなんだのをダラダラと垂れ流し続けている!!」

MC 「これだけお預けさせられたのだ、さぞや甘美で刺激的、濃厚なバトルを味わわせてくれるのだろうな?」

MC 「・・・あぁ!!もう我慢できなァい!!想像しただけで色々と滴り落ちそうだぁ!!」



       MC 「今ここに!ENJバトルの開幕を宣言しよう!!」


       MC 「人生に刺激と喜びを!!世界に混乱と激動を!!」


           MC 「さあ!儀式を始めよう!!」



    MC 「Let's!!エンジョォォォォォォォォォォォォォォォォイ!!!」
 




取りあえず導入は以上です。

これ以降は安価多めで進行されますので
よろしければご参加ください。



  ―ENJバトル・ステージ―


MC 「私は…初めて河豚を捌いた人間に敬意を表する。 初めて毒キノコを食った人間を崇拝しよう!
    初めてルアックコーヒーを飲んだ人間は・・・まあ、その、なんだ・・・そういう趣味ではないかと邪推しておこう。 

MC 「当時は嘲笑われ、罵られ、愚か者のレッテルを張られた事だろう。」

MC 「だがしかし、その愚か者達が居なければ!今日の我々は安全に河豚差しを食えなかった!!
    安心してホイル蒸しを味わえなかったのだ!!」

MC 「彼らの一歩は、端からみれば大した事のない一歩だったろう…」

MC 「だが、食の歴史に置いて、その一歩は偉大なる一歩なのだ!」!


MC 「今日のバトルは旗から見れば低ランク同士の小競り合いに過ぎない…」

MC 「だがしかし!!この試合もエンジョイバトルに置いて偉大なる一歩になるやも知れないのだ!」!

MC 「私は、存分に期待しているぞ。」



俺氏 「…あいっ変わらず能書きの長い奴だ!こっちは元気百倍腹一杯!気合い十分だ!!とっととおっ始めようぜ味皇帝さんよぉ!!」

味皇帝「やれやれ…品の無い奴でおじゃるなぁ……貴族の戦とは、もっと雅で、趣のある物でおじゃるぞ。」ムホホ

シル 「んま!笏で口許を隠して笑ってますよ!!余裕“笏”々って感じです!!」

俺氏 「今のうちに精精笑わせとけばいいさ!後でそのにやけ面、凍りつく事になるんだからな!!」


味皇帝「抑、そち如きが、朕と勝負しょうと思う事事態おこがましいのでおじゃる。」




さて、ここでチュートリアルです。

これから皆様方には、安価によって対戦相手の嘘を暴いて頂きます。


具体的な方法は2つ。『煽る』と『噛み付く』です。


『煽る』 は相手を挑発し、新たな発言や失言等を引き出します。

やり方は、『(相手のセリフ、又はセリフ番号)』 を 『煽る』、とご記入下さい。


『噛み付く』 は相手の発言に対し持っているゴシップソースを使って意義を申し立て、相手の嘘を暴きます。

やり方は、『(相手のセリフ、又はセリフ番号)』 に 『(ゴシップ名)』)で噛み付く、とご記入下さい。


・・・まあぶっちゃけて言えば、
逆転○判の『待った』と『意義あり!!』の関係性と思っていただいて概ね間違いありません。
ダンガン●ンパの『それは違うよ!』でも大丈夫です。



            アピール 『朕は味皇帝也』




①  味皇帝 「朕は味皇帝也!!」

 

②  味皇帝 「食を極めし朕こそが、真のリア充で有り、至高の存在におじゃる!!」



③  味皇帝 「そちの様な賎しき下民如き、本来口を利くことすら叶わぬ存在なるぞ!!」



④  味皇帝 「争いとは、同じ位にある者同士でのみ成立する物。」



⑤  味皇帝 「理解したならば、即刻平伏し、潔く敗北を認めるでおじゃる!!」





シル 「高圧的な態度、上から目線で喋ってますね…戦い辛いです・・・・・・」

俺氏 「いや、奴は俺と闘ってるつもりすら無いだろうぜ。奴にとって、このバトルの勝者は既に決まってるんだからな。」

シル 「ど、どうするんですかマスター…」

俺氏 「どーもしねーさ。いつもと同じだ!油断して緩みきって弛みきったあいつのどてっ腹に、キッツイ先制攻撃をお見舞いしてやるだけだ!!」

シル 「ハイです!!・・・それじゃあ頑張って下さいね!マスター」

俺氏 「おう!」


俺氏 「・・・・・・・・・」

シル 「・・・・・・・・・?」


俺氏 「いや、「?」じゃねーよ。いつものゴシップ選出はどうした!?」

シル 「フィルタ機能が壊れてます!!」(´>ω∂`)てへぺろ☆

俺氏 「おいぃ!!このポンコツが!!」

シル 「取りあえず持ってるゴシップの一覧は表示しとくんで、後はマスターが自力で何とかして下さいね!」

俺氏 「くそぅ・・・やるしかないか。」



          ―ゴシップ一覧―

――――――――――――――――――――――――――――――――――――


☆『俺のメガネ』

 ウェアラブル端末「MEGA‐NEXUS」
 男ゴコロをくすぐるイカしたデザイン。


☆『俺のスマホ』

 持っているだけで安心できる。現代を生き抜く為の必需品。


☆『至高的美食伝記』

  味皇帝の書いたグルメ本。漢文で書かれていて、読むのには時間が必要
  乗せられている店舗はどれも超高級店ばかりである。


☆『金色のがま口』

  抹野屋の店内に落ちていた物を拾った。
  派手な色合いに反して、中身は大量の領収書と少量の小銭と庶民的。


☆『大熊猫飯店』

 かなりお高めの超高級中華飯店 創業記念にそこで提供された
 満干全席を味皇帝が食べたらしい。私も食べたいです。


☆『味皇帝の食事』

 味皇帝は一日に十食以上食べる事が当たり前らしい。
 ある日など、僅か十分足らずで蕎麦屋とジンギスカン屋をハシゴしていた。


☆『板乃食堂のオバチャンの話』

 味皇帝のブログで紹介された事で、新規のお客さんは確かに増えた。
 しかしそのため店の雰囲気が変わってしまい、常連のお客さんが離れてしまったらしい。


☆『味皇帝の嘘』

味皇帝のツイイッターでは、僅か十分足らずで数件の店を回った様に呟かれていたが
実際には移動は距離の問題が有り不可能であった。


☆『火災記録』

 ☆月●日(火)中華料理店『大熊猫飯店』にて出火。火は2時間近く燃え続け、
 通報を受け駆けつけた消防隊員によって鎮火された。出火時刻はおおよそ8時30分頃らしい。


☆『“心付け”の一覧表』

 味皇帝に店の評価をして貰う代わりに、賄賂を要求された店舗の一覧表。
 ただし、ソース元は謎のメールであり信憑性は薄い。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――



安価で炎上させよ!! ↓1

        
          俺氏 「待ちな!!」



俺氏 「おうおう!!下民たぁ言ってくれるじゃねーか!!そんな風に他人を見下せるほど!アンタはお偉い存在なのかよ!!」

味皇帝「ムホホホ!当然でおじゃろう?」


   味皇帝「朕は貴族におじゃる!!高い地位と莫大な富を有する朕が、賎しき者を見下して何が悪い!!」


  
                   『 釣れた!! 』
 

 
         \   ∩─ー、    ====
           \/   、_`ヽ   ======
           / \ |つ

           |        ミ   そんな餌で俺様が釣られタ――
            、     ノ /⌒l
            /\___ノ゙_/  /  =====
            〈         __ノ  ====
            \ \_    \
             \___)     \   ======   (´⌒

                \   ___ \__  (´⌒;;(´⌒;;
                  \___)___)(´;;⌒  (´⌒;;  ズザザザ




            アピール 『朕は味皇帝也』




①  味皇帝 「朕は味皇帝也!!」

 

②  味皇帝 「食を極めし朕こそが、真のリア充で有り、至高の存在におじゃる!!」



③  味皇帝 「そちの様な賎しき下民如き、本来口を利くことすら叶わぬ存在なるぞ!!」



④  味皇帝 「朕は貴族におじゃる!!高い地位と莫大な富を有する朕が、賎しき者を見下して何が悪い!!」



⑤  味皇帝 「争いとは、同じ位にある者同士でのみ成立する物。」



⑥  味皇帝 「理解したならば、即刻平伏し、潔く敗北を認めるでおじゃる!!」





安価で炎上させろ!! ↓1






       俺氏 「炎上しろぉ!!」つ『金色のがま口』


        ― 莫大な富 ―  バォォォゥ!! 




俺氏 「ほぅ…『莫大な富』ねぇ……」

俺氏 「所でアンタ、最近亡くし物をしてねーか?」

味皇帝「亡くし物…?そちは一体何を申しておるでおじゃる?」

俺氏 「いやな、実はついさっき、抹野屋で『こんな物』を拾ってなぁ。落とし主を探してるんだよ。」つ金色のがま口

MC 「何だそれは?・・・随分と趣味の悪い財布だな。」

味皇帝「んなぁ!?そ、それは朕のがま口!?どど、どうしてそちが……はっ!」

俺氏 「ほぉう…そーかそーか!これはアンタの物だったかぁ…いやぁー落とし主が見つかって良かったぜぇ…」ニタアァァ

シル 「うわぁ・・・・・・わっるい顔してますねぇ・・・・・・」

味皇帝「そ、そうでおじゃる!!ささ、解ったならばはよう其れを返すでおじゃる!礼なら後でいくらでもして信ぜよう!!」

俺氏 「おおっと!!そうは行かねえさ!!コレがホントにアンタの物だって、まだ決まった訳じゃねえからな!!」

味皇帝「な、何を言うておじゃる!!朕がそうだと申しておるではないか!!」

俺氏 「だったら証拠を見せな!!」

味皇帝「し、証拠…とな……」



    俺氏 「アンタがもし本当に落とし主だったら!!この財布の中身、今すぐ此処で言って貰おうか!!」




味皇帝「んな!!!ななななな!!!何を申すか!!そんな事言えるわけ!!」

MC 「ふむ、どうした味皇帝?奴があまりに勿体付けるから、私もあの財布の中身に興味が出てきてしまったではないか。早く言ってみろ。」

味皇帝「むぎ!!むぐぐ…むぎぐむむぅぅ!!」

MC 「…ふん、もうよい。おい貴様。早くその財布を開けて見せろ。」

味皇帝「むほぅ!?え、MC殿!?貴殿は何をいっておじゃる!?朕に対してその様な暴挙が許されるわけ…!!」

MC 「黙れ。此処では私が絶対的支配者だ。許される許されないではないのだよ。国民達もそれを望んでいる。」



                              《貴族の財布…ゴクリ》三

《メガネあくしろよ!》三
                       《私、気になります!》三

           《サ・イ・フ!S・I・F!》三


                  《さあ、もりあがって参りました!!》三



味皇帝「むぐほっ!な、なんでおじゃるかこれは!!」

俺氏 「下民の期待に応えるのも、貴族の立派な義務だと思うぜ!!それじゃあご唱和下さい!!」
    

俺氏 「オープン・ザ・がま口!!」


 
       味皇帝「や、やめろおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」





           パカッ!!



MC 「……なんだこれは……小銭に、領収書の束、か?別に大した物など入っておらんではないか。つまらん。」

俺氏 「ああ、そうだな…たしかにツマンネエよなぁ…開けた瞬間札束ドサァ!!なんて訳でもねえ、」
   

俺氏 「『只の!』『平凡な!』『どこにでもある!』『普通の!』『庶民的な!!』中身だもんなぁ!!」


味皇帝「ぐ…ぐむむ……ぐぎぎぎぎ!!」

俺氏 「おいおい!!これは一体どういう事なんだ!?偉そうにその手に持ったご立派な笏は只の飾りか!?なあ!!」



         俺氏 「『莫大な富』をお持ちの『宮廷貴族』様よお!!」



味皇帝「ち、ち、ち……」



   味皇帝「チッキショウめェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


           
             ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!







 《しゃwもwじwwwww》三       《庶民的www米吹いたwww》三  


                           《あ、おかわりお願いしまーす》三


撃しそう(小並感》三                                  《しゃwもwじwwwww》三 


                 『 笏 』 → 『 しゃもじ 』



          《庶民的www米吹いたwww》三                  《貴族感ゼロ……》三


   《貴族感ゼロ……》三
                    《隣に突撃しそう(小並感》三




《あ、おか





シル 「ほわぁ…高そうな笏が随分と庶民的に成っちゃいましたね。」

俺氏 「おーおー!!チキショーなんてハシタナイ!お里が知れましてよ、お貴族様!?」プークスクス


味皇帝「ぐぬ……ぐぬぬぬぬぬ!!(…フ)」


俺氏 「…え!?(今、微かに笑った…?)

味皇帝「よ、よくも朕の顔に泥を塗ってくれたでおじゃるな!!もう勘弁ならぬぞよ!!」

シル 「マスター!味皇帝さんがまた新しいアピールをするみたいですよ!!…マスター?」

俺氏 「あ、ああ…(気のせいか?)」




書き溜めのストックが少なくなってきたので、今回はここまでにします。
安価にお付き合い頂きありがとう御座いました。




              アピール『朕の使命』



①  味皇帝  「朕にはそちの様な矮小な存在にかまけておる暇などはないのでおじゃる!」



②  味皇帝  「朕には、世に蔓延る食を見極め、書に認めるという崇高なる使命があるのでおじゃる!!」



③  味皇帝  「一軒一軒朕自らが己が足で赴き、自らの目と舌で見極め書に記す!!」



④  味皇帝  「美味なる食を後世に拡める事こそが、朕の崇高にして重大なる使命、義務なのでおじゃる!!」



⑤  味皇帝  「人生を只のうのうと浪費しておるだけのそちには、理解出来ぬやもしれぬがのう!!」




シル 「味皇帝さん、自分のお仕事に誇りを持ってるんですねぇ…いっつもテキトーにお仕事してるマスターとは大違いです。」

俺氏 「本当にそうだろうかな。」

シル 「え?」

俺氏 「まあ見てろって。奴にとって、グルメブロガーの仕事がどれ位の価値を持つのか
    これからじっくりと話し合っていこうぜ。」




ゴシップ一覧 >>66

安価で炎上させよ!  安価 ↓
 

すみません。説明が足りていませんでした。

やり方としては >>62 の通りで

噛み付く場合や煽る場合には、どこに使用するかの場所指定もお願いします。

反応が無い様なので、申し訳有りませんが上記安価は無効にさせて頂きます。

再安価 ↓1


 味皇帝  「一軒一軒朕自らが己が足で赴き、自らの目と舌で見極め書に記す!!」


   俺氏 『 待ちな!! 』


俺氏 「ほぉ~お貴族様が自分の足で一軒一軒ねぇ!!そりゃご苦労様なこって!!
    俺には真似出来ねぇぜ!!そんな疲れそうな事はよぉ!!」

味皇帝 「むふん。解かっておらぬのぅ。己が目で見てこそ、良き文が書けるのよ。
     まぁ、そち如きには解からぬ世界やもしれぬがの。ムホホ!!」


シル 「んま!鼻で笑われましたよ!!」

俺氏 「い、今の内だけだ。精精笑わせておけ」

シル 「怒りで声を震わせてたら説得力ありませんよ・・・」


最安価 ↓


味皇帝  「一軒一軒朕自らが己が足で赴き、自らの目と舌で見極め書に記す!!」

      
       俺氏 「それは嘘だ!!」つ『味皇帝の嘘』



          ― 自らの足で ―  バォォォゥ!! 



俺氏 「一軒一軒自らの足で回っている・・・?」

俺氏 「そいつはちぃとばっかし妙じゃねぇか?味皇帝さんよぉ!!」

味皇帝「・・・なにが言いたいのでおじゃる?」

俺氏 「取りあえず、こいつを見てくれ!!」つ>>26

味皇帝「これは・・・朕のツイイッターアカウントでおじゃるな。」

俺氏 「たとえばだ!!この日、☆月■日のアンタのツイイッターでは、『蛙寺庵』って蕎麦屋と
    『マトントルネード』ってジンギスカン屋を、僅か10分足らずでハシゴしたって書いてあったよな。」

味皇帝「・・・確かに覚えがおじゃるな。」

俺氏 「だが!!俺の知り合いが実際に回ろうとしたら!!その二件の位置関係は非日谷の端と端!!
    とてもじゃあねェが10分なんて短時間で回れる距離じゃ無かったそうだ!!」


俺氏 「味皇帝さんよぉ!!コイツは一体全体どういうことだってばよ!!」ビシィ!!


MC 「・・・味皇帝よ。どういう事だか説明してもらおうか?」

俺氏 (よし!!決まった!!)

レスミス・・・


味皇帝  「一軒一軒朕自らが己が足で赴き、自らの目と舌で見極め書に記す!!」

      
       俺氏 「それは嘘だ!!」つ『味皇帝の嘘』



          ― 自らの足で ―  バォォォゥ!! 



俺氏 「一軒一軒自らの足で回っている・・・?」

俺氏 「そいつはちぃとばっかし妙じゃねぇか?味皇帝さんよぉ!!」

味皇帝「・・・なにが言いたいのでおじゃる?」

俺氏 「取りあえず、こいつを見てくれ!!」つ >>26

味皇帝「これは、朕のツイイッターアカウントでおじゃるな。」

俺氏 「たとえばだ!!この日、☆月■日のアンタのツイイッターでは、『蛙寺庵』って蕎麦屋と
    『マトントルネード』ってジンギスカン屋を、僅か10分足らずでハシゴしたって書いてあったよな。」

味皇帝「・・・確かに覚えがおじゃるな。」

俺氏 「だが!!俺の知り合いが実際に回ろうとしたら!!その二件の位置関係は非日谷の端と端!!
    とてもじゃあねェが10分なんて短時間で回れる距離じゃ無かったそうだ!!」


俺氏 「味皇帝さんよぉ!!コイツは一体全体どういうことだってばよ!!」ビシィ!!


MC 「・・・味皇帝よ。どういう事だか説明してもらおうか?」

俺氏 (よし!!決まった!!)



味皇帝「・・・ふむ。致し方あるまいのぅ。よかろう。お答えするでおじゃる」


俺氏 「・・・え?」


味皇帝「確かに、朕はその二件の店を、一日で回った訳ではおじゃらぬ。
    別々の日に取材したものを、そう書いただけでおじゃるよ。」

MC 「ほぅ・・・認めるのか。では、一体何故そのような事を。」

味皇帝「簡単な事でおじゃる。朕のツイイッターのコンセプトは、貴族が巡る美食。
    されど朕とて生身の人間。体調を崩す事も有れば、取材に都合の付かぬ日も有る。
    そういった日の為に、あらかじめ幾つかの店の記事を残してあるのでおじゃるよ。」


味皇帝「所謂、『ストック』というやつでおじゃるな。故あって今回はそれを使った迄。」


味皇帝「まぁ、黙っていた事によりあらぬ誤解を与えた事については詫びようぞ。
    されど、記事の内容を自ら調べているという朕の発言に嘘偽りはないでおじゃるよ!!」


俺氏 「ぐ、ぐほぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?」ズキュゥゥゥン!!

シル 「ま、マスター!」


MC 「ふむ。なるほどなるほど。しかし、『故あって』ストックを使った、か・・・・・・
    どうだ味皇帝よ。差支えが無ければ、なぜストックを使ったのかを話してみる気はないか?
    なに、これは唯の私の好奇心に過ぎない。断ってくれても構わないぞ。」

味皇帝「・・・むぅん?・・・・・・ふむ、朕は別に構わぬでおじゃるが、然程面白みの有る理由ではおじゃらぬぞよ?」

MC 「構わない。少し気になっただけだからな。」


味皇帝「まぁ、MC殿の頼みと有れば話して進ぜようぞ。然らば参ろうか。」




        アピール 『ストック使用の委細』



① 味皇帝  「何故、件の日にストックを使うたのか。別に面白みの有る理由などはおじゃらぬよ。」



② 味皇帝  「只、その日は些か腹の調子が芳しくなくての。」



③ 味皇帝  「動くに動けなんだ故、ストックに頼らざるをえなんだのでおじゃる。」



④ 味皇帝  「情報も食材と同じ、鮮度という物が存在するゆえの、
        なるべくで有れば新鮮な物を提供したいのでおじゃるが、致し方無いでおじゃる。」


⑤ 味皇帝  「恥話故、あまり話していて気分の良い話ではないでおじゃるが。
        MC殿の願いと有らば話すことも吝かではないでおじゃるよ。」





MC 「・・・成程。体調を崩していてストックに頼らざる得なかった、と。
    すまなかったな。不躾な事を聞いてしまった。」

味皇帝「むっほほ!なに、構わぬでおじゃるよ。寧ろ国民に対してきちんと釈明の場を持てたゆえ、
    朕にとっても良き機会におじゃった。」


MC 「さて、貴様。先ほどの話だが貴様はどう対処する?
    さっきも言ったが、これはあくまでも私の個人的な疑問だ。別に聞き流してもらって構わないが。」

俺氏 「・・・いや。舞台で発言された言葉は、どんな些細な事でも全て検証させてもらうぜ!!」

俺氏 (さっきのやり取りで、味皇帝は落ち着きを取り戻し、逆に俺は間違いなく追い込まれた。
    何処かに逆転の糸口を見つけなければ、このままズルズルと負けちまう。)

MC 「ふむ。了解した。」


やり方    >>62 

ゴシップ一覧 >>66


安価で炎上させよ!  安価 ↓
 



 味皇帝  「動くに動けなんだ故、ストックに頼らざるをえなんだのでおじゃる。」


             俺氏 『待ちな!!』


俺氏 「動けなかった?一体如何してだ?」


MC 「・・・どうやら貴様は、小学生の通信簿に、『おちついてひとのはなしをききましょう』と書かれた口らしいな」

味皇帝「朕の話を聞いておらんだのか?朕は腹具合が芳しく無かったのでおじゃる。御殿で一日寝ておったのじゃ。」

シル 「ハァ・・・マスター。人の話はしっかり聞かないと駄目ですよ。マスターも良い大人なんですからね?」


俺氏 「くそぅ。味方が一人もいねぇ・・・・・・」


再安価 ↓1



味皇帝  「情報も食材と同じ、鮮度という物が存在するゆえの、
      なるべくで有れば新鮮な物を提供したいのでおじゃるが、致し方無いでおじゃる。」


            俺氏 「笑わせるぜ!!」


俺氏 「おい!ちょっと待て味皇帝!!鮮度が大事っていうんなら、ストックにしたお店はどうなんだ!!
    同じ様に取材をした店なのに、鮮度を優先する店とストックにする店があるなんておかしいんじゃねーか!?」


味皇帝「解かっておらぬの・・・確かに鮮度は大事でおじゃる。だがそれは、新しく開店した店など、勢いを付けたい店が多い。
    だが朕がストックにした店は、一定数の顧客がついておる、比較的安定したみせでおじゃる。」

俺氏 「だ、だとしてもだ!!お店の人は記事に成るのを今か今かと待ってるかも知れないだろ!?」


味皇帝「・・・朕は確かに記事に書くと約束はした。約束はしたが、その時と場所の指定まではしておらぬ。
    つまり・・・朕がその気になれば記事の執筆は10年後 20年後ということも可能だろう……ということ……!」


シル 「ざわ・・・ざわ・・・」

俺氏 「へ、屁理屈だ!!」



再安価 ↓



味皇帝  「只、その日は些か腹の調子が芳しくなくての。」


       俺氏 『待ちな!!』



俺氏 「腹の調子が悪かった?なんだ?拾い食いでもしたのか?」

味皇帝「ば、馬鹿を申すでないわ!!朕は貴族なるぞ!!
    そのような野良犬の真似事の様な事する筈なかろうが!!」


シル 「貴族じゃなくても、落ちてる物なんて普通食べないと思いますけどねー。」

俺氏 「・・・・・・・・・うん。そうだな。」

シル 「んま!?何なんですかその不穏な間は!!
    ・・・え、マスター?ちょ、う、嘘ですよね?からかってるだけですよね!?」

俺氏 「・・・・・・・・・・・・」

シル 「コッチミロォ!!」


味皇帝「只・・・その・・・、前日に些か食しすぎただけでおじゃる。」

俺氏 「食いすぎた・・・?おい味皇帝!!その話kwsk話して貰おうか!!
    それとも何か?MCみたいに、自分より目上の存在の話しか聞けねーってか?ハァン?」

味皇帝「むぎ、むぎぎぎぃ・・・!!一言余計な奴よのう・・・!!よかろう!!
    そこまで言うのであれば下民のそちにも特別に話して進ぜようぞ!!」




     アピール 『ストック使用の委細・前日談』



①  味皇帝  「腹具合が悪くなったのは、前日に少々無理をしてしもうたせいでおじゃる。」



②  味皇帝  「皿の上に出された物は全て食すのが朕のポリシーなのでおじゃる。
         されど、その日は些か勝手が違うての。」


③  味皇帝  「『大熊猫飯店』という店で馳走になったのだが、出された食事が所謂『満干全席』での。」



④  味皇帝  「然しもの朕の腹を持ってしても、全てを食し切ることが出来なんだのでおじゃる。
         流石に子豚の丸焼き一匹は無理でおじゃったよ・・・・・・」



⑤  味皇帝  「朕の記事を待つ読者にも、先方の料理人にも失礼な事をしてしもうたわ。美食家として猛省せねばならぬよのぅ。」




シル 「ううー満干全席・・・子豚さんの丸焼き・・・いいないいなー。私も食べて見たいなー。
    マスターもそう思いますよね?ね?」

俺氏 「・・・ああ、そうだな。『本当に食べれるならな』」


シル 「ほえ?どういう意味ですか?」


俺氏 (どうやら、ようやくアイツの吐いた本当の『嘘』が見えてきたみたいだな。)


やり方    >>62 

ゴシップ一覧 >>66


安価で炎上させよ!  安価 ↓




味皇帝  「『大熊猫飯店』という店で馳走になったのだが、出された食事が所謂『満干全席』での。」


         俺氏 『炎上しろぉ!!』つ『火災記録』



     ― 『大熊猫飯店』という店で馳走になった ―  バォォォゥ!! 




俺氏 「・・・・・・味皇帝。一つ確認しておきたい。お前が大熊猫飯店へ行ったのは。
    ストックを使った『☆月■日』の前日。つまりは、『☆月●日の火曜日』で間違いないんだな?

味皇帝「な、なんでおじゃるか急に・・・・・・う、うむ。間違いはないでおじゃる。
    確かに火曜日でおじゃった。」


俺氏 「・・・もう一度だけ聞く。ツイイッターが確かなら。アンタが子豚の丸焼きを食ったのは。
    『☆月■日の8時半頃』に『大熊猫飯店』でなんだな!?」


味皇帝「くどいぞ!!朕がそうだと申しておるのが解からぬのか!!」

俺氏 「・・・・・・そーかそーか・・・ありがとう。よぉぉぉく解かったぜ。」コフォォォォ・・・



    俺氏 「アンタが、とんでもない大嘘つきだって事がなぁ!!!」
 




味皇帝「む、むふぅ!?な、なんじゃと!?」

俺氏 「アンタはその日、大熊猫飯店なんて店に行っちゃいないし!!
    ましてや満干全席や子豚の丸焼きなんて食っちゃいねぇ!!」

MC 「おい貴様、さっきから何をゴチャゴチャいっている。反論があるならきちんとソースを出せ。
    証拠無き言葉に力無し。それがENJバトルのルールだ。」

味皇帝「そ、そうでおじゃる!!朕がその時に別の場所にいたというならば!その証拠を出すでおじゃる!!
    朕が何処に居たのか、そちに解かるのでおじゃるか!?
    
俺氏 「おいおい!アンタが何処に居たかなんて、俺に解かるはずが無いだろ?
    だがな、大熊猫飯店に居なかったって事だけは確証を持って言い切れるぜ!!なぜなら!!」


俺氏 「喰らいぃぃぃやがれぇぇ!!」つ「火災記録」


MC 「・・・これは・・・ふむ、成程な。確かにこやつは店には居なかったようだな。」

味皇帝「んな!?MC殿まで何を!?朕にも、朕にも解かるよう説明してたもれ!!」


俺氏 「単純な話さ!!大熊猫飯店は☆月■日の8時半頃、火災で超!エキサイティング!!してたんだからな!!」


味皇帝「・・・・・・・・・むほ?」



      味皇帝「むほほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?!」



俺氏 「当然アンタが居た時間、店内は火の海だっただろうな!!そんな中暢気に子豚の丸焼きなんて食っててみろ!」


俺氏 「アンタの方がこんがりジューシー、ウルトラ上手に焼けちまう事になるぜ!!」



味皇帝「んなあ!そ、そそそんなの!!め、めめめめめめ・・・め!!」







\   \\   \  \\  , ェェェェェェ、\  \\ \
\\   \\   \  \,ィ三三三三三三ヽ.  \\ \
\\\   \\, -‐≦三三三三三三三三三ヽ   \\

  \\\    /   ィエミ ヾ三三三ツ" ̄`ヾ三ヲ\   \\
\  \\\  l     !三リ  ヾ三ヲ'   ヽ、  \  \   \
  \  \ f三ミ        /三三     `ヽ.、 \  \
\  \  ` ヾ三        ヾ三三    ,ィ全、 \ \  \
\\  \  \.゛l    f≧  ノ三三  ./三三、   ヽ. \
  \\  \    、 fn,  ~   /三三".  ,'三三三、.  l  \
\  \\  \  .i≧ュ __,、 /三三"  ,'三三三三、 ノ
  \  \\  \ |三ミ≧≠三彡"    l三三三三三「\\
   \  \\  `!三三三リー - 、._ !三三三三三   \\
\   \  \\ }三三彡 \\\  ヾ三三三彡"≧,   \
  \   \  \.ノ三三リ\  \\\     ヾ三三ミ、
━━━━━━━{三三彡━━━━━━━━━━ ̄━━



  味皇帝  「  飯食ってる場合じゃねぇ!! 」




味皇帝「か、火事だとぉ!!き、聞いてねぇぞ!!んな事ぁよぉ!!」

俺氏 「動揺してる所悪いが味皇帝さんよぉ。説明してもらえるか?」

味皇帝「な、何をでぃ・・・おじゃるかぁ!!」

俺氏 「アンタの吐いた『嘘』についてだ!」

味皇帝「嘘・・・だとぅ?」


俺氏 「アンタはあの日、大熊猫飯店には居なかった。それじゃあ何で、
    大熊猫飯店についての食レポを、ツイイッターに上げる事が出来たんだ!?」


味皇帝「っ!!そ、それは・・・!そ、そう!!この店も!!ストックの一つでおじゃ!!だから!!」


俺氏 「大熊猫飯店も『ストック』の一つだった・・・?そんな訳がねぇ!!」


     
           捏造リべレーション



味皇帝の嘘を暴くゴシップを提示せよ!

ゴシップ一覧 >>66


安価 ↓




        『ソースはコレだ!!』つ『大熊猫飯店』



俺氏 「おいおい!アンタ自分の呟いた内容すら覚えて無いのか!?満干全席は、『創業記念』に
    特別に提供された物だ!他の日に食えるはずがねぇ!!」
 
味皇帝「むぐぃ!?」

俺氏 「じゃあ何で、店に行ってねぇアンタが、食ってもいねぇ料理の写真を持っていたのか。
    これはあくまでも俺の推測だが・・・」


俺氏 「アンタ。店側と裏で結託してたんじゃねぇのか!!」


味皇帝「な、ななな!なぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

MC 「ステマ・・・か。」

俺氏 「そう考えてみると他の店についても納得が行く。アンタ自身はその場に行く必要が無いから、
    どんなに離れた場所にある店でも同日に書くことが出来る。つまり!!」


俺氏 「アンタの代わりに、ゴーストライターならぬゴーストイーター!!影武者がムシャムシャしてたって事だ!!」ドヤァ!



MC 「・・・・・・・・・・・・」


シル 「・・・・・・・・・・・・」



                             
《・・・・・・・・・・・・》三
                  《・・・・・・・・・・・・》三

          《・・・・・・・・・・》三

                      《( ´・ω・)(´・ω・)(・ω・`)(・ω・` )【審議中】》三



俺氏 「・・・・・・なんかごめん。」



味皇帝 「む、むむむぐぎぎぐぅさっきから黙っておれば・・・・・・
     そちの言うておる事は全てにおいて出鱈目におじゃる!!
     朕が書き上げたレポートは全て!!確かに朕がこの足で赴き!
     目で!!舌で!!!己自身で料理を食して書いたのでおじゃる!!」


味皇帝 「今日此処に到るまでにも!複数の店に立ち寄り!!
     すでに無数の美食をこの舌で堪能してきておるのでおじゃるぞぉぉぉぉぉ!!!」
 

    
 
             ぐぅぅぅぅ・・・・・・





シル 「んもう!!マスター!!さっき牛丼に食べたばっかですよ!!」

俺氏 「俺じゃねぇよ!!」

シル 「ほぇ?じゃあ。」



味皇帝「おおぉぉぉぉぉ・・・・・・・・・」ぐるるるるぅぅぅぅ・・・・・・


俺氏 「おいお~い!!どうして腹一杯食っている筈の奴の腹の虫が、そんなに盛大に鳴り響くんだよぉ」

味皇帝「ち、ちが!!これは違うのでおじゃる!!えっと…その!とにかく違うでおじゃ(ぐぅぅぅぅぅ」

俺氏 「どうやら、大嘘つきのアンタと違って、腹の虫の方は随分と素直な様だな!!」


俺氏 「認めろよ味皇帝!!アンタは店に出向いちゃいねぇ!!」

俺氏 「それどころか!その腹の虫を聞く限り、最近ろくに物を食ってすらねえんじゃねえのか!!」


俺氏 「ええ!!どうなんだよ!!」



         俺氏 「『美食家』の味皇帝さんよぉ!!!」







味皇帝「ぐ、ぐぐ…ぐぅぅぅ…」




            味皇帝「ぐぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

               (ぐぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!)




「はわ!!悲鳴とお腹の音がユニゾンしてます!!」





           ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!








おなかが……》三

                               《不健康な痩せ方してるな》三

《お米たべろ!!》三



             『 メタボボディ 』 → 『 ガリガリ 』




《うわぁ…悲惨》三 《 Before(  `ハ´) → After  <丶´Д`> 》三



                 《お米たべろ!!》三

《 Before(  `ハ´) → After  <丶´Д`> 》三

                              《裕福そうなおなかが……》三


俺氏 「…それが、アンタの本当の身体か。」

味皇帝「…ああ!!そうでおじゃるとも!!
    新しい店舗の開拓に取材交渉!!拘りに拘り抜いた文章の執筆!!
    
味皇帝「それに伴う新たな語彙の探究!!時間なんぞ幾ら有っても足りぬでおじゃる!!
    忙しすぎて飯など食うておられるか!!」


味皇帝「笑わば笑え!!富裕層気取りの貧相な朕のこの姿を!!ムホ!!ムハハハハハハ!!」


俺氏「…笑えねえよ……物を食えねえ辛さは、身に染みて解ってる……辛ぇよな……」

シル「…マスター。」

シル「いやマスターの場合は自業自得です。」


味皇帝「だがの!!そんな朕でも!!この仕事に誇りを持っておるのでおじゃる!!」





とりあえず本日は以上です。


安価にご参加頂きありがとうございました。




        アピール 『味皇帝の仕事』


①  味皇帝 「確かに最近は執筆に忙しく、店に赴く暇も、物を食う時間すらも取れなんだ。」



②  味皇帝 「されど!朕には長年の経験で培った、美味に対するある種の嗅覚と、
       料理に対する豊富な知識があるでおじゃる!!」



③  味皇帝 「それを駆使すれば実際に食さずとも、料理の味が舌に取るように解るのでおじゃる!!」



④  味皇帝 「この能力を遺憾なく発揮できるこの仕事こそ朕の誇り。いや朕の人生の全てでおじゃる!!」





俺氏 「つまりアンタは、食ったことの無い料理の感想を、想像で書いて評価してるって事だろ!!
    メチャクチャじゃねえか!!」

味皇帝「黙るがよい!!朕は味皇帝なるぞ!!朕ほどの美食家ともなれば!!
    ネット上の食レポを見ただけで、そのものが食した料理を寸分違わず再現する事が可能であるぞ!!」

俺氏 「そんなの最早超能力だろ・・・」

MC 「だが実際、こやつの書いたブログは、味について事細かに触れられており、
    また実際食べた者の感想もその味に共感を示すものばかりだ」

MC 「にわかに信じられんが、まあこやつもリア充の名を冠する者。それ位やってのけて貰わねば、
    こちらとしても困るがな。」



俺氏 「くそぅ・・・なんなんだ。味皇帝のあの、己の舌に対する絶対的自信は・・・
    あの自信、本当に俺に切り崩せるのか・・・・・・」

シル 「しっかりして下さい!!何も相手の土俵で戦わなくてもいいんです!
    話を逸らして話題を変えればイーんです!」

シル 「マスター、そういうの得意でしょ?人の話を聞かず、自分の言いたいことだけを言う。
    それがマスターじゃないですか!!」

俺氏 「・・・なんか、言い方にトゲがある気がするんだが。」

シル 「気のせいです!!ホラ!早くいちゃもんつけて話を脱線させる!!」

俺氏 「お、おう・・・」




やり方    >>62 

ゴシップ一覧 >>66


安価で炎上させよ!  安価 ↓




  味皇帝 「されど!朕には長年の経験で培った、美味に対するある種の嗅覚と、
       料理に対する豊富な知識があるでおじゃる!!」


        俺氏 『笑わせるぜ!!』


俺氏 「へぇぇ。アンタそんなに長い事この仕事をやってるのか?」

味皇帝「むふん。少なくともそちが生まれる前より食に携わっておるじゃろうの。」

俺氏 「つまりはただの老害ってわけか。そろそろ舌の感覚が鈍くなってきてんじゃねぇの?」

味皇帝「むぎ!!青二才めが!!減らず口を言うでないわ!!」


再安価 ↓

  味皇帝 「この能力を遺憾なく発揮できるこの仕事こそ朕の誇り。いや朕の人生の全てでおじゃる!!」
  
            俺氏 『 待ちな!! 』


俺氏 「人生の全てとは大きく出たな。」

味皇帝「さよう。朕とってこの力・・・この舌が全てでおじゃる。」

俺氏 「だったらさ、なんでアンタはグルメブロガーの道を選んだんだ?」

味皇帝「?どういう意味におじゃる?」

俺氏 「いやさ、そんなに舌に自信があるなら、もっと他の道があったんじゃ無いか?
    たとえば、『料理人』とかさ。」



味皇帝「ッッ!!!」



シル 「はわわ!!心拍数急上昇!!味皇帝さん、思いっきり動揺してます!!」

俺氏 「何!?チャンスだナビ子!!“本音シースルー”の出番だぜ!!」


シル 「壊れてます!!」(´>ω∂`)てへぺろ☆


俺氏 「おいぃぃぃぃぃぃ!!!こんのぽんこつぅぅぅぅぅぅぅ!!!」



味皇帝「・・・朕は、作るより食す方が好みなのでおじゃるよ。この話はもう良かろう。話を戻すぞよ。」


シル 「あぁ・・・落ち着いちゃいました・・・・・・せっかくのチャンスだったのに・・・・・・」

俺氏 「誰のせいだ誰の!!・・・くそ!別の手段を考えるか・・・・・・」



再安価 ↓



味皇帝 「確かに最近は執筆に忙しく、店に赴く暇も、物を食う時間すらもとれなんだ。」  

  
             俺氏 『待ちな!!』


俺氏 「・・・なあ、味皇帝。アンタはなぜそこまでして食レポを書くんだ?」

味皇帝「な、いきなり何を言うでおじゃるか。」

俺氏 「・・・いやさ、アンタは何でそこまで頑張れるのかなって・・・ちょっと疑問に思ったんだ。
    食べたい物も食べられず、執筆の為に時間を奪われ、そんなにガリガリになるまで追い詰められて・・・
    俺だったらそんな生活、恐らく耐えられないだろう。」

    
俺氏 「そこまでして、なぜ食レポを書き続ける・・・書き続けた先に何があるんだよ。」


味皇帝「・・・・・・・・・」


味皇帝「そんなもの、決まっておろう。」





         アピール 『全ては読者の為に』


①  味皇帝 「朕が食レポを書く理由。そんなものは一つしかないでおじゃる。」



②  味皇帝 「勿論、全ては朕の書く物を読んでくれる読者の為でおじゃる。」



③  味皇帝 「朕の本を読んだ全ての読者に美味なる物を食してもらい、幸せになってもらう。」



④  味皇帝 「それこそが朕の願いであり、朕が食レポを書く理由でおじゃる。」





シル 「・・・味皇帝さんって、本当はすごく読者思いのいい人だったんですね。
    私、ただの偉そうなだけの人だって誤解してました。」クスン

俺氏 「おいこらポンコツ。なにお前まで騙されてんだ。んな訳無いだろ。」

シル 「・・・・・・・・・え?」


俺氏 「いいかナビ子。『人の幸せを願う』なんて事を、人前で大々的に言っている奴に善人なんて居ないんだよ!」

           ※あくまでも俺氏の偏見です。

シル 「うぇぇぇ!?なんて事言うんですか!!いろんな偉い人に怒られますよ!?」

俺氏 「・・・本当に人の幸せを願う人間というは、それを意識する事無く、ただ黙って目の前の人間に手を差し伸べ続けるものだ。
    それが当たり前だと思ってるものだ。誰かに向けてそれをアピールする人間は、そう言う自分に酔っているだけなのさ。」
           
シル 「ま、マスター・・・」


俺氏 「・・・て、コッセツマンの3話『全治3ヶ月!汝の隣人の秘密!!博愛怪人の闇!!』でも言ってたしな。」

シル 「・・・マスターと一緒に居ると人間不信になりそうです。ちょっとでも感心した私の純情を返してください。
    マスターの馬鹿アホゴミクズ腐れ外道根暗童貞誑しキモオタ駄目人間!!」

俺氏 「そこまで言うか!?」


俺氏 「・・・ま、少なくともあいつが読者の事なんてこれっぽっちも考えてないのは明らかだがな。」 チラ。


やり方    >>62 

ゴシップ一覧 >>66


安価で炎上させよ!  安価 ↓






 味皇帝 「朕の本を読んだ全ての読者に美味なる物を食してもらい、幸せになってもらう。」


             俺氏 『待ちな!!』



俺氏 「本を読んだ全ての人が幸せに・・・?」

味皇帝「さよう!!老若男女、貴賎貧富の差など関係無く。幸せは誰にでも訪れるべきなのでおじゃる。」

俺氏 「ほぅ・・・なるほど。」


シル 「ろうにゃくにゃんにょ、きしぇんひんぴゅの差など無く・・・ですか。
    良かったですね。味皇帝さんの本を読めば、マスターも幸せになれるらしいですよ!」

俺氏 「言えてねぇぞ。」



再安価↓


  味皇帝 「それこそが朕の願いであり、朕が食レポを書く理由でおじゃる。」


          俺氏 『 待ちな!! 』


俺氏 「・・・本当にそれが理由なのか?」

味皇帝「ど、どういう意味におじゃる!!これ以外になんの理由があると申すか!!」

俺氏 「さあな。ただ、俺にはどうも、今のアンタの言葉が表面を綺麗に取り繕っただけの物にに思えてな。」

味皇帝「ぐぬぬぅ・・・そんな訳なかろうが!!」



再安価 ↓



  味皇帝 「勿論、全ては朕の書く物を読んでくれる読者の為でおじゃる。」


             俺氏 『 炎上しろ!! 』つ『至高的美食伝記』


                  ポスン!


味皇帝「・・・そちは一体何が言いたいのでおじゃる?」

俺氏 「え・・・ああ、いや、そのぅ・・・・・・」

味皇帝「良き者を食しておらぬゆえ、脳にまで栄養が行き渡っておらぬのだな・・・」


俺氏 (くそ・・・哀れまれた・・・・・・) 


再安価 ↓



  味皇帝「勿論、全ては朕の書く物を読んでくれる読者の為でおじゃる。」


          俺氏 『 笑わせるぜ! 』


俺氏 「読んでくれる読者の為に・・・ねぇ。」

味皇帝「な、なんでおじゃるか?言いたいことがあるならばはっきりと申すがよい!!」

俺氏 「いんやぁ~べーつにー。」

味皇帝「むぎぎ・・・・・・」

安価 ↓





 

ヒント :

シル 「味皇帝さんの本のお店は、本当に『全ての人』に行けるのでしょうか」


逆転○判あるある

答えがわかっていても投下場所が解かりづらい。



ゴメンナサイ、本当なら上記の答えで進めても良かったのですが。
何となくシビアにいってしまいました。




 味皇帝 「朕の本を読んだ全ての読者に美味なる物を食してもらい、幸せになってもらう。」


            俺氏 『それは嘘だ!!』つ『至高的美食伝記』


            ― 全ての読者美味なる物を ―  バォォォゥ!! 



俺氏 「全ての読者にうまい物と幸福を味わってほしい・・・なんとも壮大で素晴らしい願いじゃねぇか。」

味皇帝「そうであろう!!食は喜び!食は幸福!全ての者の腹が満ち足りれば、争いもなくなるはずでおじゃる!!」

俺氏 「なるほど・・・いい台詞だ。感動的だな。」

味皇帝「うむうむ!!そちにも漸く解かってもらえたのだな!!朕も嬉しくおもうでおじゃ・・・」


         俺氏 「だが無意味だ!!」


味皇帝「・・・る?」


俺氏 「何故なら!!アンタはそんな事、これっぽちも思っちゃいないんだからな!!」

味皇帝「な、ななな!何をいっておじゃる!!朕の壮大なる願いを愚弄するか!!!」


俺氏 「全ての読者に幸せになってほしい。そんな事を考えてる人間が、こんな本を書くはずがねぇ!!」つ『至高的美食伝記』


味皇帝「そ、それは・・・・・・朕の本!?」

俺氏 「この本に記載されている店は、どれもこれも超が何個もつきそうな程の高級店ばかりだ!!
    そんな店に、誰でも彼でもが気軽に行ける訳がねぇ!!それとも何か?この本の読者は誰もが皆アンタみたいな貴族なのか!?
    んな訳ねぇだろ!!」

味皇帝「ぐむぅ!?」

俺氏 「しかも!!この本自体、難解な表現の漢文が読みづらい筆文字で書かれていて、
    誰でも簡単に読めるようなもんじゃねぇ!!アンタの読者の中には、小さな子供だっているはずじゃねぇのか!!
    本当に読者の事を思うのであれば、解かりやすい表現で!親切丁寧に書かれるべきじゃ無いのか!!」


俺氏 「要するに!!この本にはこう書かれているんだ!!」


俺氏 「『貧乏人や馬鹿に食わせるもんはねぇ!!』ってな!!」


味皇帝「ぐ、ぐむむ、ぐぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」


MC 「読者の事など全く配慮されていない本、か。なるほどな。面白い。
    コイツの理想論は、自身の生み出した著作物によって完全否定された訳だ。」

MC 「では貴様に問おう。こいつが食レポを書く本当の理由とは、一体何なのだ?」


俺氏 (味皇帝が食レポを書く理由・・・そんなもん、一つしかねぇ!!)


         ― 捏造リべレーション ―



味皇帝の真実を暴くゴシップを提示せよ!

ゴシップ一覧 >>66


安価 ↓





        『ソースはコレだ!!』つ『“心付け”の一覧表』



俺氏 「独り善がりな本を書く奴が、何のために行動するのか。それは勿論、自分の為だ!」


俺氏 「なあ味皇帝さんよぉ。全ては読者の為に…そんな事を謳っておきながらアンタ、
随分と良い思いをしてたみたいじゃないか…。」

味皇帝「ど、どういう意味でおじゃる……」

俺氏 「なんせ、想像でチャチャっ!と文章を書くだけで、お店からたーんまり謝礼金が貰えたみたいじゃないか。
    いや、アンタの言葉を借りるなら、『心付け』だったか?さすがは特権階級だなぁうらやましいぜ!!」

味皇帝「ぐぬっ!!た、確かに・・・断り切れずに礼金のような物を受け取ってしもうた事もあるでおじゃる。
    されどそれは、相手方のお気持ち故の行動、無碍に断るのも失礼におじゃる。」

俺氏 「なるほどなぁ。確かに相手の押しが強くて断りきれない事もあるだろう。
    俺にだって経験がある。」

シル 「秋葉原・・・イルカの絵・・・うぅ。アタマが・・・」

俺氏 「おいやめろ・・・けどなぁ・・・」



      俺氏 『コイツで決めてやる!!』つ『“心付け”の一覧表』



俺氏 「これはとあるルートで手に入れた、アンタが謝礼を受け取った店の一覧だ
    いくら何でもコイツは多すぎだろ!!明らかにアンタの方から・・・・・・」




           味皇帝「・・・・・・・・・」



俺氏 (・・・・・・・え・・・・・・)



MC 「ふむ、確かにこれは、相手の好意だと言うには些か無理があるな。
    どうなんだ、味皇帝よ。何か反論はあるか。」

味皇帝「ぐ、む・・・ぐむ、ぐぬぅぅぅぅぅううう!!」 



シル 「チャンスですマスター!!ここで国民にアピールして、一気に形勢を決めちゃいましょう!!」

俺氏 「・・・・・・・・・」

シル 「・・・マスター?」

俺氏 「え!お、おお!!任せときな!!」



俺氏 「おい味皇帝!!お前は自分の利益ばかりを優先し、
    食レポの持つ本当の役割ってもんをぜんっぜん解かっちゃいねぇ!!」

俺氏 「そんなお前に、俺が食レポのなんたるかを教えてやるぜ!!」

 




                         ―  民意先導スピーチ ―


                       
                     俺氏 「いいか!そもそも食レポ記事とは!!」




①  A 『読者とお店が出会う為』        B 『俺がムフフな本を見る為』     C 『執筆者が私腹を肥やす為』


②  A 『雑誌と雑誌でカモフラージュする』   B 『お客とお店をその気にさせる』   C 『お客とお店を助け、橋渡しをする』 


③  A 『それだけの手段』           B 『縁結びの手段』          C 『姑息な手段』




                         スピーチするフレーズを決めろ!




上記、① ② ③ に当てはまるフレーズをA~Cの中から一つづつ選んでください。


安価 ↓ 1~3






1st SPEECH 『読者とお店が出会う為』 

           2nd SPEECH 『お客とお店を助け、橋渡しをする』 
                            
                           3rd SPEECH 『縁結びの手段』 




俺氏 「人間誰しも・・・特に俺達みたいなのは、入った事の無い店に入ろうとすれば気後れするもんだ。」

俺氏 「味はどうなのか、店の雰囲気は、料金は・・・考えれば考えるほど二の足を踏んじまう!」

俺氏 「そんな時食レポを見れば、先人の経験を見れば安心して気兼ねなく中に入ることが出来る。
    食レポは、臆病な俺達の手を引っ張り、背中を押してくれるんだ!!一歩踏み出す勇気をくれるんだ!!」


俺氏 「店側だって!どんなに旨い物を出そうと、どんなに内装やサービスに気を配ろうと!それを知ってもらわなくてはお客様は来ない!!」

俺氏 「そんなお店をサポートするのも、やっぱり食レポなんだよ!!
    食レポがあるから、その店がどんなに素晴らしいのか、どんなに頑張って営業しているのかお客様に伝わるんだ!!」


俺氏 「つまり食レポは、お店とお客様。二つを繋げる心の架け橋!縁結びのキューピットなんだよ!!」



MC 「ふむ。最後妙に乙女チックになったのが妙に気になるが。果てさて、このアピールがどの様な結果を呼ぶのか。
    画面の前の国民諸君!!お手元のスイッチで投票したまえ!!」



           俺氏   VS   味皇帝


              民意投票開始! 






さて、折角の安価SSなのでここは少し趣向を凝らして。

皆様には此処から下のレスで実際に、


      『俺氏』 か 『味皇帝』


へと投票して頂きます。


それにより、話の進行に若干の影響が出るやも知れません(出るとは言ってない。)


期間は、次回投稿までとさせて頂きます。

皆様どうぞ奮ってご参加下さい。


本日の投稿は以上です。

解かりずらい問題など、未熟な場面も多々ありましたが。
安価にお付き合い頂きありがとうございました。

俺氏「喰らい・・・やがれ!!」 

  スポンサード・ダーク・ヴェール
『 提 供 目 隠 し 』


<ピンポンパンポーン

..|;:;:_:;:__:;_:;_:;:l:;_;:_:_:;:_;:_:;|
|_____|_____|
|=|  三シノ ヾ三. ::::::.|=!

|=| (提), 、(供)、::|=|   
ヾ|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,  シノ 
 |   ,;‐=‐ヽ   .:::::|   
 \  `ニニ´  .:::/
 /`ー‐--‐‐―´´\




シル「説明しましょう!
   このスキルは、「提・供」の二文字を顔にかぶせて
   どんなイケメンも残念にしてしまう凶悪チートスキルなのです!
   これにかかれば、たちまちネタキャラにされ、
   カリスマ性を失ってしまうのです・・・
   でもしょうがないですよね!面白いんですから!」





            投票終了!


          その結果は―――!!






        俺氏 「これが・・・・・・民意だ!!」




           勝者   俺 氏





味皇帝 「ば、馬鹿な!馬鹿な!!馬鹿なぁぁぁぁぁ!!!こんな事が!!ありえんでおじゃる!!
     朕は、朕は味皇帝なるぞぉぉぉぉぉぉぉ!?」


俺氏 「どうやら、国民はアンタの提供する幸せってやつは願い下げらしいぜ!!」

味皇帝「ぐぎぃぃぃぃぃ!!貴様ら!!一体誰のお陰で旨い物が食えると思うておじゃるぅぅぅぅ!!!
    全て朕のお陰であろう!!朕がブログに書いたゆえ!!貴様らは旨い飯に有りつけるのじゃぞぉぉぉぉ!!
    この恩知らずの恥さらし共めがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!」


俺氏 「・・・てめぇ、やっぱり何も解かってねぇじゃねえか!!」



俺氏 「旨い飯が食えるのは!!全国の頑張ってる飲食店の皆さんと!ご家庭のお母さんのお陰に決まってるだろうが!!」



味皇帝「むぐ!!?」



俺氏 「なぁアンタ!アンタは自分で料理した事あるか?ねえよな!!」


味皇帝「ッッ!!」


俺氏 「俺はある。」


俺氏 「一人暮らしを始めて。初めてキッチンに立って。それまで当たり前に食ってた母ちゃんの料理が、
    どれだけすごい物だったのか、身をもって知ったんだ!」

俺氏 「真っ黒に焦げた魚を食いながら、母ちゃんに死ぬほど感謝した!!
    あの日の魚の味を、俺は一生忘れはしないだろうな!!」


俺氏 「・・・その味を知らない野郎に!!料理を作る苦労を知らない奴に!!食を語る資格なんてねぇんだよ!!!」












味皇帝「・・・・・・・・・料理をした事があるか・・・・・・・だと。・・・テメェ、いってぇ誰に向かって言ってやがんだ。」


俺氏 「・・・え?」

シル 「流れ代わったな。」





    味皇帝「舐めたこと抜かしてんじゃねぇぞこのすっとこどっこいがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」





俺氏 「ファ!?」


味皇帝「おうおうおうおうおう!!テメェ誰に向かってモノ言ってんのか解かってんだろうなァ!!
    アァン!!このとんちきがぁ!!」
   

味皇帝「こちとらテメェがろくすっぽ立ち上がれねぇ赤ん坊の時分から板場に立って!!
    ガラガラ振ってる時分から柳一本振るって生きて来てんだ!!!年季がちがうんだよ年季が!
    解かってんのかこの青二才!!」


味皇帝「焦げた魚!?料理を作る苦労!?へん!!ンなモンなぁ!!
    こちとら舌と焼き網にこびり付くくれぇ味わって来てるっつうんでぇ!!このおたんちん!!」


味皇帝 「テメェこそ知ってんのかよ!!冬の洗い場の皸を!!夏の焼き場の炎の暑さを!!親方の拳固の堅さを!!
     一人前と認められた時の喜びを!!初めて旨いって言われて、空んなった皿を見た日の夜の涙をよぉ!!!
     知らねぇだろうがよぉ!!このうすらトンカチ!!」


味皇帝 「テメェ見てェなトーシロ如きがあっしに料理のいろはを語ろうなんざなぁ!!25年早えぇっつうんだどさんぴん!!」

味皇帝 「あんま舐めた口抜かしゃがるとテメェのその尖がり一本残らず毟って卵で閉じて閉じて丼に盛り付けんぞコラァ!!
     横にそっと三つ葉をそえてやろうかってんだ!!こんの表六玉!!」

味皇帝 「解かったら味噌汁で顔洗って一昨日出直してきやがれってんだコンチキショー!!」








俺氏 「・・・・・・・・・」


シル 「・・・・・・・・・」


MC 「・・・・・・・・・」



                             
《・・・・・・・・・・・・》三
                  《・・・・・・・・・・・・》三

          《・・・・・・・・・・》三

                      《( ゚д゚)》三




味皇帝 「ふー!!ふー!!・・・・・・・・・・・・あん?」



MC 「ふむ。では、先ほどのアピールに反論を」

俺氏 「出来る訳ないだろ!!」



味皇帝「や、や、や・・・・・・」




      味皇帝「やっちまったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」




       
             ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!









《長ぇWWWWWWWWWWW》

                                  《料理長偉すぎWWWW》      
      


              【 冠 】 ⇒ 【 和帽子 】


                                           《帽子長いWWWWWWW》


《長ぇWWWWWWW》三         《どんだけ偉いんだよWWWWW》・・・








シル 「わわ!豪華な冠が、板前さんの帽子に変わりました!!すっっっごく長いです!!」

MC 「コメントも和帽子の長さで持ちきりだな。」



俺氏 「・・・成程。アンタの舌に対する絶対的な自信は、長年の辛く厳しい修行から来てたのか。
    悪かった。今の言葉は取り消すよ。本当に・・・スン!・・・・・・すまないと思ってる!」

シル 「・・・それ、ホントーに誤ってます?」


味皇帝「な、なんのことでおじゃるか?朕は、生まれながらの貴族におじゃる。努力や修行などとは無縁の存在でおじゃるよ。」



俺氏 「え!?だってアンタさっき・・・」


味皇帝「黙れぃ!!朕がそうだと申しておるのでおじゃる!!これが!!これが朕なのだ!!!」


俺氏 「・・・なぁ。どうしてだ?さっきのをアンタを見る限り。本当のアンタはもっと義理人情に熱い人間みたいだったぞ。
    何故そこまで、頑なにそのキャラに拘るんだよ!!」

味皇帝「キャ、キャラなんぞではない!!ち、朕は、朕は生まれ落ちた頃よりこのままよ!!
    傲慢無礼で他人の事など露にも思わず、気にも留めぬ!!朕はそういう人間なのだ!!でないと、でないとぉ・・・・・・」



        味皇帝「あっしが!!朕を憎めねぇでは無いかぁ!!!」




シル 「味皇帝さんの言ってる事、支離滅裂で良く解からないです。まるで、自分が悪人じゃないといけないみたいな・・・・・・」


俺氏 「・・・纏っていた嘘の鎧を剥がされ、隠していた本音が漏れ出しはじめたんだ。きっとアイツ自身、
    今自分が何を言ってるのか良く解かって無いだろうよ。」


俺氏  (それにしても、自分が自分を憎めない・・・どういう事だ?)





MC 「さて!いよいよこの物語もクライマックスだ。最後に言っておきたい事はあるか?」



味皇帝 「ち、朕は・・・あ、あっしは・・・」





        アピール 『朕は悪くない!!!』



①  味皇帝  「朕は!!恥ずべき事など何もしてはおらぬ!!」



②  味皇帝  「謝礼を受け取った?己の働きに正統な対価を求めて何が悪い!!」



③  味皇帝  「朕の本を読んだ者は美味い飯を食える!!」



④  味皇帝  「店側は新たな客が得られて賑わい、末永く繁盛する!!!」



⑤  味皇帝  「そして朕は・・・朕は・・・・・・・・・?」



⑥  味皇帝  「朕は・・・謝礼を受け取り!!読者と店の支持を受け!!真の皇帝となる!!」



⑥  味皇帝  「三方誰も損をせず!誰も傷ついてなどいない!!朕がやっている事は、間違ってなどいなぁい!!!」



⑦  味皇帝  「これこそが全ての人間が幸福になれる、たった一つの冴えたやり方ではないかぁぁぁぁぁ!!」






味皇帝「朕は・・・朕が・・・朕が悪い・・・・・あっしは・・・悪くない・・・・・・・・」


シル 「追い詰められて、何かブツブツ言ってます・・・ちょっと怖いです・・・・・・」

俺氏 「・・・・・・俺たちが、アイツを楽にしてやらなきゃな。」

シル 「・・・マスター?」

俺氏 「・・・なんでもねぇ。いくぞ、ナビ子。」

シル 「は、はいです・・・・・・」



やり方    >>62 

ゴシップ一覧 >>66


安価で炎上させよ!  安価 ↓





味皇帝  「店側は新たな客が得られて賑わい、末永く繁盛する!!!」


俺氏 『 炎上しろぉ!!』

     
         - 末永く繁盛する -


俺氏 「アンタがブログに書いた店は繁盛する・・・たしかにそうだろうな。」

味皇帝「そうでおじゃろう!!朕のやっている事に間違いなどないのでおじゃる!!!」


俺氏 「だがな!!末長くってのはちょっと違うんじゃねぇのか!?」


    
俺氏 「確かに、アンタがブログで紹介すれば、お客は来るかも知れない、けどな、それはあくまでも一時的なブームなんだよ!!
    ブームってのは、何時かは終わるもんなんだ!!」

味皇帝「ぐ・・・だ、だが!!それでも元に戻るだけであろうが!!」

俺氏 「元に戻るだけ・・・ほんとうにそう思ってるのか?」

味皇帝「な、何を・・・・・・」

俺氏 「味皇帝・・・アンタだって、本当はもう解かってるんじゃないのか・・・アンタが書いた記事によって、書かれた店がどうなったのかを。」


味皇帝「何を!!なぁにを言っとるんでおじゃるか!!あっしが!!朕が!!一体何をしたと言うんでおじゃるか!!!
    知らぬ知らぬ知らぬ知らぬ知らぬわぁぁぁああああああ!!!」


俺氏 「・・・そうか。あくまでシラを切り続けるか・・・・・・」



俺氏 「それなら!!俺の出来る事は一つだけだ!!」


俺氏 「アンタの嘘を全部暴き切って!!アンタの中に渦巻く“何か”もろとも綺麗サッパリ爆発させてやる!!!」



俺氏 「こいつは、とある店で聞いた話だがな。その店のオバチャンは、こんな事を言っていた。」


俺氏 「『マナーの悪いお客さんが増えて、店の空気が変わってしまって、常連のお客さんが離れていった』、ってな。」


味皇帝「だ、だから何だというのだ!!そんなもの、その客とやらが悪いのだろうが!!朕が何かをした訳でもなし、朕には何の関係もないでおじゃる!!」


俺氏 「ああ、確かにアンタが直接的に何かした訳じゃない。けどな、そのお客だって、アンタのブログを見て店に行ったんだ。
    それでも何も関係が無いと言い切れるのか!?」

味皇帝「む・・・ぐぅぅ!」

俺氏 「そのオバチャンはこうも言ってた。「こんな事なら、ブログになんて乗らなきゃよかった。」ってな!!
    多分、こう思ってるのはオバチャンだけじゃねぇ!!アンタのブログに乗ったせいで、大切な物を失った沢山の人間がこの町にいるはずだ!!」

味皇帝「む・・・ぐぅ」


俺氏 「アンタ、さっきこう言ったよな。これが全ての人間が幸福になれる、たった一つの冴えたやり方だって。
    だがアンタの筆はそれとは逆に、多くの人間を哀しませ、不幸にしてるんだ!!それなのに!!関係ないはおかしいんじゃあねえのか!!」


味皇帝「ぐぅ・・・・・・うう・・・ううう・・・・うううううううううううううううううう」


俺氏 「どうなんだよ!!味皇帝!!!」






味皇帝「ぐぅゥゥゥぅぅぁぁぁぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」



味皇帝「ちがうぅぅぅぅぅぅぅぅ!!こんなはずでは無いのでおじゃるぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!朕は、朕はただ!!本当に、皆に幸せになってほしいだけなのだ!!
    それなのに・・・それなのにぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」





    味皇帝 「どうしてこうなったぁぁぁぁあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」




              ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!








《いい仕事してるな・・・》三                   《これはいいものだ・・・》三
                   《業物だねぇ》三     

 

                                          《いい仕事してるな・・・・・・》
     《綺麗・・・・・》三    【金の筆】  ⇒  【柳刃包丁】




《業物だねぇ》三                       《綺麗・・・・・》三   
               






シル 「わぁ・・・綺麗。あの包丁、とても丁寧に砥がれてて、まるで黒い宝石みたいに輝いてます。」


俺氏 「・・・そいつがアンタの本音か。その包丁も、一朝一夕でそこまでにはならないだろう。アンタは本当に誰かの幸せを願える人間みたいだな。
    アンタの本当の仕事道具は、黄金以上に価値があるぜ。」



MC 「…すばらしい!!!じつに歯ごたえ抜群ボリューム満点のバトルだった!!」

MC 「お腹いっぱい大満足!!実に幸福だ!!」


MC 「……しかし…残念な事に、どんなフルコースにもいつかは終わりが来るものだ。」

MC 「だから私は、この至福の瞬間を提供してくれた二人のシェフに礼儀と敬愛を込めてこう伝えようではないか!!」


MC 「ごちそうさまでした。と」



            MC「さあ!!最後の儀式を始めよう!!」





シル 「デバイサーの脳波レベル上昇。『ネットハイ』に到達しました。」

シル 「現時刻をもって『タイム・オブ・エクスプロージョン』が使用可能になります」


シル 「マスター、ご命令を」


俺氏 「燃料は充分に投下された、後はド派手に爆発させるだけだ!」


俺氏 「タイム・オブ・エクスプロージョン起動!」




        シル 「了解。タイムオブエクスプロージョン、起動します。」




俺氏 「味皇帝!!美食家のアンタに、俺のとっておきのフルコースをご馳走してやるぜ!!
    弾ける美味さと燃え上がる熱さに炎上注意だ!!」



俺氏 「まずは、これがアンタの作り上げた偽りの姿だ」



              【笏】


            【メタボボディ】


              【冠】


             【黄金の筆】




俺氏 「食を極め、贅の限りを知り尽くした美食皇帝!!だが、アンタは本当にそんな姿を望んでるのか!?」


俺氏 「まずは前菜!!」





     俺氏 「裕福さの象徴であるそのふくよかな身体も、苦労と心労続きの生活の結果今じゃあ―――!!」





             【ガ】 【ガ】 【ー】 【リ】 【ン】【リ】


                      ↓


                 【 】【 】【 】【 】






正しい文字を選べ!! 安価↓


        


             ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!







おなかが……》三

                               《不健康な痩せ方してるな》三

《お米たべろ!!》三



             【 メタボボディ 】 ⇒  【 ガリガリ 】




《うわぁ…悲惨》三 《 Before(  `ハ´) → After  <丶´Д`> 》三



                 《お米たべろ!!》

《 Before(  `ハ´) → After  <丶´Д`> 》

                              《裕福そうなおなかが……》三





     味皇帝「ら、ら、ら、らぁぁぁぁぁぁぁいざぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぷ!!!」




シル 「ふわぁ…見違えるくらい痩せちゃいましたね…でも、女の子としてはチョットだけ羨ましいかも…」

俺氏 「え?女の子?」

シル 「あ゛?」

俺氏 「いえ、なんでもないです。…にしても、なんで女子はそんなに痩せたがるかねー。
    俺としては、ナビ子くらいの体型の方が抱き心地良さそうで良いと思うけどなぁ。」

シル 「…………マスターのえっち。」

俺氏 「え?なにが?」←無意識

シル 「・・・・・・ふーんだ」///


俺氏 「・・・まあいい!!お次はサラダだ!!」



俺氏 「貴族の証のその笏!高価なそれも、実は身近なあるものだった!!」



        俺氏 「シャクにさわるその笏は――――!!」




        【も】【ん】【じ】【ゃ】【や】【き】【し】

           
                  ↓



             【 】【 】【 】【 】





正しい文字を選べ!! 安価↓







           ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!




 《しゃwもwじwwwww》三       《庶民的www米吹いたwww》三  


                           《あ、おかわりお願いしまーす》三


撃しそう(小並感》三                                  《しゃwもwじwwwww》三 


                【 笏 】 ⇒ 【 しゃもじ 】



          《庶民的www米吹いたwww》三                  《貴族感ゼロ……》三


   《貴族感ゼロ……》三
                    《隣に突撃しそう(小並感》三











        味皇帝「おじゃじゃジャァァァァァァァァァァー!!?



俺氏 「へ?炊飯ジャー?」

シル 「どういう耳してるんですか!!」

俺氏 「そういや木製のしゃもじなんて久しぶりに見たよな。今は大体がプラスチックだし。」

シル 「マスターのおうち、炊飯器自体無いですしね。」

俺氏 「うっせ。出来合いの物買ってくる方が楽なんだよ。」



俺氏 「まだまだ続くぜ!!お次はスープだ!!」



俺氏 「アンタの立つ戦場に、そんなゴテゴテした冠は邪魔になるんじゃないのか!?
    そんな物より、もっと清潔で機能的な物がいいだろ!!」



       俺氏 「アンタの“位”を表すその冠は――!!」





       【ク】【洋】【和】【供】【風】【コ】【子】【ッ】【帽】


                   ↓
 

              【 】 【 】 【 】   




正しい文字を選べ!! 安価↓







       
             ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!








《長ぇWWWWWWWWWWW》

                                  《料理長偉すぎWWWW》      
      


               【 冠 】 ⇒ 【 和帽子 】
                                           《帽子長いWWWWWWW》



《長ぇWWWWWWW》三         《どんだけ偉いんだよWWWWW》・・・








         味皇帝 「はぁぁぁぁぁぁっとぉぉぉぉ!?」





シル 「何回見てもなっっがいですねー。」

俺氏 「コック帽は長ければ長いほど偉いらしいぞ。」

シル 「それじゃあ、味皇帝さんはやっぱり偉いんですね!!」

俺氏 「いや、あれは和帽子、日本食の板前なんかが被るやつだから、そういう意味は無いんじゃないか?」

シル 「はえ?じゃあなんであんなに長いんですか?」

俺氏 「・・・趣味?」

シル 「うぇぇ!?」




俺氏 「そろそろ折り返し!お次は魚料理だ!!」





   俺氏 「アンタの人生をいつも隣で支えてきたその一本。
       修行時代の汗と涙の染み付いた、黄金よりも輝くその相棒は――!」




      【葉】【柳】【椛】【楓】【包】【一】【心】【丁】【夢】【鳥】【刃】


                   ↓


              【 】【 】【 】【 】



正しい文字を選べ! 安価↓







             ボンボボンボン!!ドゴォォォォォン!!!








《いい仕事してるな・・・》三                   《これはいいものだ・・・》三
                   《業物だねぇ》三     

 

                                          《いい仕事してるな・・・・・・》
     《綺麗・・・・・》三    【金の筆】  ⇒  【柳刃包丁】




《業物だねぇ》三                       《綺麗・・・・・》三   
               








        味皇帝 「ぐっ、ぐぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」




シル 「・・・・・・本当に綺麗です。」

俺氏 「当たり前だ。一人の漢の人生の輝きなんだからな…無粋な事は言えねえさ。」







       俺氏 「さあ!!いよいよメインディッシュだ!!」





 俺氏「厳しい修行に明け暮れて、手にした職で食を支える。ちょっと頑固はご愛嬌。昔気質の職人気質
    包丁一本さらしに巻いて、流れ着いたは非比谷の街よ・・・」



            俺氏 「そんなアンタの正体は―――!!」




            【主】【世】【ェ】【有】【族】【食】
   
           【フ】【貴】【人】【界】【堂】【名】【シ】

  
 
                     ↓

                    

              【 】【 】【の】【 】【 】



正しい文字を選べ! 安価↓








 
               俺氏 「 Let's!!! 」グググ・・・





              【 美食道の王者  味皇帝 】






            俺氏 「炎っ上おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」バキィィィン!!



        





        

       



            ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!














            俺氏 「リア充め・・・・・・爆発しろ!!!」






        板乃 「て、て、て・・・・てやんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇい!!!」              
              


         
            【  食堂のおっちゃん   板乃 前次  】





                 特 定     完 了 








板乃 「ち、朕は・・・朕は・・・味皇帝・・・」


板乃 「朕は・・・美食を・・・世に蔓延る・・・・・・美食を・・・」


板乃 「書き・・・しる・・・しる・・・」



板乃 「・・・ちがう」


板乃 「ちがう・・・違ぇ!」





板乃 「違ぇ!違ぇ!!違えェぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


板乃 「あっしは!!あっしはただ!!世の中にはこんな美味ぇもんがあるんだぞって言いたかっただけなんだ!!
    誰も不幸になんてしたくなかったんだ!!」
    

板乃 「ただ皆で一緒に飯食って!!、美味ぇなって笑い合いたかっただけなんだよぅ!!ただそれだけなのに!!
    なんでだ!!なんでこうなっちまうんだよ!!」



板乃 「どうしてだ!!なんで全部あっしの前からなくなっちまうんだ!!店も!!誇りも!!仲間も!!料理も!!」



板乃 「あっしは・・・あっしは・・・・・・・」


   



   



    板乃 「ただ、みんなで笑って腹いっぱいになりたかったんだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」










板乃 「・・・へへ。年甲斐も無く喚き散らしたら、なーんかスッキリしちまったぃ。」


板乃 「いついれぇだろうなぁ。こんなに清清しいのはよぅ。」


俺氏 「・・・味皇帝。」


板乃 「おう、あんちゃん・・・あっしの負けだ。負けも大負け!完敗に乾杯ってなもんよ!!」


板乃 「さ、一思いにやってくんな。覚悟は出来てらぁ。」


俺氏 「・・・その前に、一つ聞いてもいいか?」

板乃 「おう。なんでぃ?藪から棒に。」


俺氏 「俺にこのメールを送ったの、アンタだろ。」つ心付けの一覧


シル 「え、えぇぇぇぇ!?」



板乃 「・・・・・・・・・いつ気が付いた?」


俺氏 「・・・本格的に疑ったのは、このメールをバトルで出した時だ。
    アンタ、自分の悪事の証拠を出されたってのに、眉一つ動かさなかったろ。」


俺氏 「まるで、俺がこれを持っているのを知ってたみたいに。」


板乃「・・・なるほどねぇ。」


俺氏 「それに、このリスト、いくら何でも詳しすぎるぜ。こんなに詳しく書けるのは、やってる本人位のもんだろ。」

板乃 「かかっ!ちげーねぇや!!御推察、天晴れってなもんよ!!」


シル 「ちょ!ちょっと待ってくださいよ!!」


板乃 「おう!?誰でぃ!!隠れてねぇで姿を現しな!!」


俺氏 「ああ、こいつだよ。」


板乃 「・・・なんでぇこいつぁ?ピコピコかぃ?」


シル 「そんな事はどうでもいいのです!!どうして自分が不利になる様な証拠をマスターに送ったんですか!?」

板乃 「おうおう、こりゃまた威勢の良い譲ちゃんだなぁ。気に入った!!・・・んで、質問の答えだがな。」


板乃 「味皇帝を倒して、あっしの店の敵をとって欲しかったんだ。」



シル 「意味が解かりません・・・・・・」


板乃 「かかっ!だろうな!ま、順々に話してやるよ。
    ちぃとばっかし長ぇ話になるが・・・ま、老い先短ぇジジイの遺言だと思って我慢してくんな。」

板乃 「そっちの姉ちゃんも、かまわねえよな?」


MC 「・・・好きにしろ。バトルは終わった、後は勝手にやるが良い。」ヒュン。




板乃 「あっしはな、料理修行の一環でいろんな店を回ってんだがよ、自分の食べ歩いたモンの感想を、ブロッグだかなんだかに
    メモとして毎日書き残してんだ。偶にコメントを貰ったりすると、そいつが妙に気恥ずかしくって。なんつーかよ。
    顔も知らねぇダチ公と、いっしょに飯食ってるみてーでな。」

板乃 「んでよ。気が付きゃそいつがなーんか世間様の話題になっちまってよ。・・・んで、その・・・・・・つい、魔が差しちまったんだ。」


俺氏 「自分の店をネタに上げた・・・と。」


板乃 「別に嘘は書いてねぇぞ!有りのままを書いたんでぃ!・・・で、予想外に客足が伸びたんで、こりゃ幸いと喜んだんだ。
    ・・・伸びたのは・・・いいんだがよ・・・・・・」



板乃 「客の中に、礼儀のなっちゃいねぇやつも混ざり始めてな・・・長ぇ列に並んだ癖に、
    出された飯そっちのけでピコピコいじって写真やらなんやらゴチャゴチャやり始めてよぉ。」


板乃 「んで、最後にゃ時間が経ってすっかり冷え切っちまった飯を一口食って『不味い』ときたもんだ。」


板乃 「こちとらアタマにきてよぉ、そいつの胸倉掴んで怒鳴り散らしてやったんだよ!
    ・・・そしたらそいつ、なんて言ったと思う?」


板乃 「『有名なブロガーが紹介してなきゃ、誰がこんな店に来るか。』だとよ・・・・・・」


板乃 「ピーンと来たね。」


板乃 「ああ、コイツ等の飯は、列に並んで写真取ったら終いなんだな、てさ。別にあっしの作った物なんて食わなくていいんだな、てな。」


板乃 「・・・・・・そう、思ったらよ・・・・・・なんか、急に自分の人生が馬鹿馬鹿しくなっちまってな・・・・・・」


板乃 「・・・今まで・・・死に物狂いでやっきてた料理も・・・何の・・・意味もねぇ、無駄なもんに思えちまってさ・・・」


板乃 「食うもん食うもん味がしねぇんだわ。・・・あんだけ食うの、好きだった、はずなのによぉ。」



板乃 「店も・・・畳んじまった。女房も捨てて、全部全部ほっぽリ出して・・・・・・」



板乃 「気が付きゃ一人っきり、なーんも残っちゃいねぇ。帰る場所すらな・・・」



板乃 「かかっ!笑っちまうだろ、全部自分のせいだからよ、怨む相手すりゃいねーんだわ。」


板乃 「けどな。このまんまじゃ腹の虫の収まりがつかねぇってんで、気が付きゃ一人遊びの延長、怨める奴を自分で拵えてたんだ。
    あっしの店を潰しやがった有名ブロガー様をな。そいつで滅茶苦茶やらかしてよ。いつか誰かが成敗してくれんのをじぃっとまってたんだ。」


シル 「それが・・・味皇帝」


板乃 「馬鹿げた話だろ!そしたらいつのまにか本を出すだのなんだの、話がどんどんでかくなっちまってよ!
    大風呂敷広げすぎて自分では畳めなくなっちまってた。そんなときに颯爽と現れたのが、そこのあんちゃんってわけだ。」


板乃 「感謝したと同時に驚いたね。今時、他人の為に本気で怒れる奴がいんだな・・・って。」


板乃 「あんちゃんともうちぃとばっかし早く出会えてりゃ、あっしも道を違えずにすんだのかねぇ。」


板乃 「・・・さ、馬鹿な老いぼれの昔話はこれで終いだ。もういいだろ。これ以上生き恥を晒させねーでくんな。」


俺氏 「・・・やっぱり、アンタは何にも解かっちゃいないな。」


板乃 「・・・あん?」



俺氏 「あんたのやって来た事は、無駄なんかじゃないさ。」つスマホ


板乃 「・・・・・・こりゃ、あっしの日記・・・・・・」






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  |   味皇帝 |  
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[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ふざけんな。詐欺師。


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻滅しました。もう貴方の本は買いません。


[ななし]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


なにが味皇帝だよ!!バーカ!!


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板乃 「こいつぁ・・・何ででぃ!?あっしの仲間が0になってねぇじゃねーか!?」







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  |   味皇帝    |  
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       ピコン♪
 

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[友蔵]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


前ちゃん、また店開けてくれよ。前ちゃんの飯食わねぇと、一日が締まらねぇんだよ。
また二人で一緒飲もうや。

[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ふざけんな。詐欺師。


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻滅しました。もう貴方の本は買いません。


[ななし]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


なにが味皇帝だよ!!バーカ!!


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  |    味皇帝    |  
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       ピコン♪
 

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[就カツ浪人生]――――――――――――――――――――――――――――――――――――
       
 おっちゃんが叱って励ましてくれたから、内定取れたよ!!
 あの時おっちゃんが奢ってくれたカツ丼の味、俺一生忘れない!!

 今度は、ちゃんと自分のお金で食べにいきます!!


[友蔵]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


前ちゃん、店開けてくれよ。前ちゃんの飯食わねぇと、一日が始まらねぇんだよ。
また二人で一緒に飲もうや。

[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ふざけんな。詐欺師。


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻滅しました。もう貴方の本は買いません。


[ななし]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


なにが味皇帝だよ!!バーカ!!


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  |   味皇帝 |  
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       ピコン♪ピコン♪
 

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[太郎の母]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


この間遠方からお店にお邪魔させていただいた者です。
あの時は無理を言ってお子様ランチを作って頂き、本当にありがとうございました。
太郎共々、また食べにいきます。


[たろう]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


おじちんのごはんおいしかた またたべたい たろう


[就カツ浪人生]――――――――――――――――――――――――――――――――――――
       
 おっちゃんが叱って励ましてくれたから、内定取れたよ!!
 あの時おっちゃんが奢ってくれたカツ丼の味、俺一生忘れない!!

 今度は、ちゃんと自分のお金で食べにいきます!!


[友蔵]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


前ちゃん、店開けてくれよ。前ちゃんの飯食わねぇと、一日が始まらねぇんだよ。
また二人で一緒に飲もうや。

[通りすがり]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


ふざけんな。詐欺師。


[Noname]――――――――――――――――――――――――――――――――――――


幻滅しました。もう貴方の本は買いません。




板乃 「・・・あ、ああ、あああ・・・こいつぁ・・・・こいつぁ・・・・・・!!」ピコン♪ピコン♪ピコン♪


俺氏 「アンタのやって来た事で、これだけの人がアンタに感謝してるんだ。それが全部無駄だなんて、絶対に言わせない。」



              「おまいさん!!」



板乃 「か、かよ子!?お、おめぇ・・・どうして此処に!?」


オバチャン「このお兄ちゃんが味皇帝と戦うっていうんで、心配で見に来たのさ。
      味皇帝・・・おまいさんだったんだねぇ・・・・・・あたしゃ女房なのにこれっぽっちも気が付かなかったよ。」

板乃 「・・・すまねぇ。あっしが馬鹿やっちまったせいで、店が・・・・・・」

オバチャン「済んだことはお言いでないよ。また二人で裸一貫、頑張っていけばいいだけの話さね。」

板乃 「・・・また、あっしとやり直してくれるのか・・・・・・」

オバチャン 「・・・野暮な事聞くねぇ。あたしゃアンタの女房だよ。一緒に墓に入るまで、アンタの側にいさせとくれ。」

板乃 「・・・っ!・・・すまねぇな。苦労掛けてよぅ・・・・・・」

オバチャン 「それは言わないお約束、てね。」グス




シル 「これにて一件落着。ですね。」

俺氏 「ああ。」






板乃 「へ、へへ・・・あっしは本当に大馬鹿野郎だなぁ・・・あんちゃんの言うとおり、なーんも解かっちゃいなかったんだ・・・・・・」



板乃 「あっしには、まだ帰れる場所があったんだ・・・・・・こんなに嬉しいこたぁねぇよ・・・・・・・・・」




       板乃 「あぁ・・・・・・腹いっぱいだぁ・・・・・・・・・・・・幸せだなぁ・・・・・・・・・」






     ― バトルより一月後 ・ 非比谷 繁華街 ―




俺氏 「は、はら…へった……」


シル 「んもう!!だからなんでお給料すぐ使っちゃうんですか!!まったく!!マスターは全然懲りませんねー!!
    ほんっとダメ人間なんだからぁ!!」

俺氏「しかたねーだろ…PSBeat版『グレイブバーン』のサントラが発売されたんだから…ファンとして…」

シル「はいはい!!そのくだりはもうお腹いっぱいです!!」

俺氏「こっちは腹ペコだよ……しかたない、抹野屋に行って只野の牛丼でも狩るか……」

シル「さらっと何言ってんですかこの腐れ外道!!」


    「あらあらあら!!ちょいと!!お兄ちゃんじゃないのさ!!久しぶりだねぇ!!」


俺氏 「うお!?だ、だれ!?」

シル 「あ!!マスターマスター!!板乃食堂のオバチャンですよ!!ほら!味皇帝さんの奥さんです!!」

俺氏 「あ、ああ…お、お久し振りです……」

オバチャン「ピコピコのお嬢ちゃんも元気そうだねぇ!ちょいとお待ちよ!おまいさん!!おまいさーん!!ちょっと表にきとくれよ!!」

俺氏 「あ、あの…」




板乃 「なんでぇなんでぇ!!店先ででけぇ声出しやがって……て、おお!!あんちゃんじゃねぇか!!」

俺氏 「ど、ども……」

シル 「お久し振りです!!味皇帝さん!!」

板乃 「おいおい嬢ちゃん…味皇帝は止めてくンな……今のあっしはしがねえ食堂のオヤジ、
    板乃前次ってぇケチな野郎よ!ま、回りからは板さんだとかおっちゃんだとか呼ばれてんがな!!かかか!!」

俺氏 「…おっちゃん、店…開けるんすね……」

板乃 「おうよ!!あの後かかあと二人で今まで迷惑掛けた店を順順に回って詫び入れてよ、
    そいつが昨日一段落付いたんで、今日からまた開ける事にしたんでぃ!!」

シル 「わあ!!よかったです!!」

板乃 「あンがとよ!こいつも全部あんちゃん達のおかげよ!!……おう!そうでぃ!!
    良かったらウチでなんか食ってってくんな!!営業再開のお客第一号だ!!腕により掛けて作んぜ!!」

俺氏 「あ…そ、その……い、いま俺…持ち合わせが……」

板乃 「カーーっ!!なぁに辛気くせぇ事いってやがんでぃべらぼうめぃ!!」

俺氏 「ご、ごめんなさい!!」

板乃 「んなもん、今日はあっしの奢りに決まってンだろうがよ!!あんちゃんにゃあ世話になったんだからよぉ!!」

俺氏 「ま、マジっすか!?」


板乃 「男に二言はねぇ!!マジもマジ!大真面目よ!!何でも好きなもん食ってってくんな!!」


俺氏 「ありがてぇ・・・ありがてぇ・・・ご、ゴチになります!!」





シル 『この後マスターは、板乃さんのお店でカツ丼を三杯も食べました。全く!マスターってば遠慮ってものを知らないんですから!!
    ホントどーしようもないダメ人間です!!』



シル 『……でも、美味しそうに食べるマスターを見るおじさんとオバチャンの顔はとっても嬉しそうで、とっても優しくて」



シル 『なんだか、家族みたいでした。』



シル 『私にはお父さんもお母さんもいませんが、もしいたらあんな感じなのかなーなんて思ったりして……』







俺氏 「ふー!!いやー!!食った食った!!」

シル 「もーマスター。食べ過ぎですよー。おじさんの奢りなんですから、少しは遠慮して下さい!」

俺氏 「しかたねえだろー旨かったんだからさー……ん?なんだよナビ子。ニヤニヤして……
    俺の顔になんか付いてるのか?」

シル 「べっつにー。なーんでーもなーいでっす♪」

俺氏 「…ふーん、そうか。…んじゃあ!腹も一杯になった事だし、そろそろ家に帰るか!!」



         シル 「はいです!!マスター!!」





本日は以上になります。



といっても、後はストーリー崩壊のおまけ的な話。


具体的に言えば、ネットハイのスタッフロール後のおまけ的なものです。

それでも宜しければ最後までお付き合い下さい。



安価にお付き合い頂き、ありがとうございました。


すみません。

おまけの出来が、自分でも、うわー・・・ないわぁ・・・・というレベルですのでお蔵入りとし
このSSはここで完了とさせて頂きます。



マーベラス様より好評発売中のPSVita用ソフト 『ネットハイ』 は、
このSSの数百倍面白い、大変素晴らしい作品です。

この作品が切欠で少しでも興味を持って頂き、実際にプレイしてみたいと思っていただければ、
何よりの幸せに思います。


ええ、そうです。ダイマです。
ぶっちゃけこのSSも販売数促進狙いの続編狙いです。


それでは

初投稿の拙いSSに最後までお付き合い頂き本当にありがとうございました。
読んでいただいた全ての方、安価を取って頂いた方に最高の感謝を。




おまけを楽しみにされていた方もいらっしゃったみたいですし、
せっかく書いたのに上げないのはなんだか勿体無い気もしてきたので上げ逃げしていきます。

コロコロ意見を変えて申し訳ないです。



※ここから先はストーリー崩壊のメタ空間です。

 物語を綺麗に終わらせたい方はこのままブラウザバックを推奨します。

 キャラ崩壊は多分無いと信じたいです。



           「……見つけたでゴワスよ!!」




俺氏 「誰だ!!」

力士 「おんしが、最近巷を騒がせている、俺氏でゴワスな!!」


ブラック「おいどんの名前はブラック・YOKODUNA!!リア充番付の頂点を目指す者でゴワス!!」


シル 「んま!?何だか、【漫画の打ち切り回に出てくる新たなる敵!!】って感じの人が出て来ましたよ!?」



※ Tips 【漫画の~】

   漫画家の無念が込められた恐るべきキャラクター。
     その強さは作中では語られず、主人公との決着も永遠に付くことが無い。



           ※ 最終回あるある

           突如現れる新たなる敵。


ブラック 「おいどんとエンジョイバトルで戦うでゴワス!!さもないと、この場でSIKOを踏むでゴワスよ!!」


只野 「あれは…暗黒SUMOUの構え!!」

絵音 「し、知っているの!?雷…只野!!」


シル 「え!?ど、どうして只野さんと絵音さんがここに!?」



           ※ 最終回あるある

        いつの間にか集まっている主要人物達
 


只野 「まずいよマイフレンド!!こんな所でSIKOなんて踏まれたら!!非日谷は・・・いや!世界は!!」


俺氏 「ああ・・・解かってるさ。只野。」


シル 「いや大げさな。只の四股ですよね。・・・ていうか何なんですかこの展開!?このSSいい感じに纏まってましたよね!?
    私、モノローグとか入れて頑張って終わり感出してましたよね!?ね!?」

 
          ※ 最終回あるある 
   
           いきなりの超展開          



??? 「キミ!!」

シル 「んもー!!今度は誰なんですか!!」




あの子「・・・頑張って!!非比谷の・・・世界の運命はキミに掛かってるんだよ!!」



俺氏 「き、キミは・・・・・・!!」


シル 「アイエェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェ!?!ナンデ!?あの子ナンデ!?」




俺氏 「優しい性格の為エンジョイバトルを拒み続け、アカウントを停止されこの町では生きられなくなり、
    その復讐に俺がリア充達と戦う切欠になった『あの子』じゃないか!!」


シル 「説明口調!!!」


          ※ 最終回あるある

          生きていたメインヒロイン


俺氏 「ど、どうしてキミがここに・・・」

あの子「そんな事どうでもいいよ!!今は世界が滅ぶかもしれない瀬戸際なんだよ!?キミにはもっとやるべき事があるでしょ?」

俺氏 「・・・ああ、そうだった!!」

シル 「いやいやいやいや!!マスター!!それでいいんですか!?目の前の人が最終目標でしょ!?」


俺氏 「俺は・・・この町を・・・この世界を!救ってみせる!!」

シル 「マスターはそんなに立派な人間じゃないでしょ!?コミュ障非リアの駄目人間でしょ!?
    ・・・あれ~?おかしいな~。さっきから私の声聞こえてないのかな~。もしもーしきこえてますかー。」 


      ??? 「つまり・・・合意と見ていいのだな?」


俺氏 「この声は!?」

シル 「可愛いシルちゃん、そろそろ泣いちゃうゾー。」




      -日本の最終兵器の話をしよう-


シル 「しなくていいです!!ただでさえおまけなのに尺とってるんですから!! (・∀・)カエレ!!」


俺氏 「よぉし!!それじゃあナビ子!!バトルの前にいつもの行くぞ!!」

シル 「へ?」


あの子「シルちゃん!お願い!」

シル 「へ?え?」


絵音 「さっさと牛の様に働きなさい!!」

シル 「あ、あの・・・その・・・ぅ・・・」


只野 「ブヒ!!ブヒブヒ!!ブッヒィィィィ!!!」

シル 「あ、う・・・う」



シル 「う、うう、ううう・・・・・・!!ぅぅぅぅぅぅううううううううう!!!」


     シル 「んまああああああああああああああああああああああ!!!!!」




   *``・*。        。*・``*     *``・*。       。*・``*
もう|   `*。 `  。 *`    |☆  |    ` *。  `。*`    |
  ,。∩ ∧,,∧ *` ☆   ∧,,,/∩  ☆∩ ∧,,,∧   ☆ `* ∧,,/∩。,
  + ( ´・ω・)*。+゚ + (・ω・` )*。+゚+。*( ´・ω・) + ゚+。*(・ω・` ) +

  `*。ヽ   つ*゚*☆・+。⊂   ノ。+ ☆ +。ヽ   つ。+・☆*゚*⊂   ノ 。*` どうにでも
   `・+。*・`゚⊃+∩∧,,∧・+。*+・` ゚ `・+*。+・∧,,∧∩+ ⊂゚`・*。+・`
   ☆ ∪~ 。*゚ . (´・ω・`)∪ ☆    ∪(´・ω・`) . ゚*。. .~∪ ☆
   `・+。*・ ゚ ☆ `・+。  つ─*゚・ ☆・゚*─⊂  。+・`☆ ゚ ・*。+・`
           ⊂  `・+・*+・`゚  ゚`・+*・+・ `  ⊃
             ~∪    なーれ♪  ∪~



          ※ そのうちシルは考えるのをやめた



シル 「了解!“デバイスからマスターを認証。PASを起動します!”」


俺氏 「うおぉぉぉおおおおおおおおお!!やぁってやるぜぇぇえええええ!!」





      俺氏 「リア充め!!爆発させてやる!!!」



    ―  俺氏「人気グルメブロガー?爆発しろ!!」 完  ―



       俺氏の戦いがネットハイ次回作へ繋がると信じて!! 


    ご愛読ありがとうございました!!!>>1先生の次回作にご期待下さい!!!

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