【ガルパン】優香里「西住殿のお腹に石ができた話」 (323)



※みぽりんがひどい目にあいます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467130979

練習中です!



みほ「アヒルさんチームは偵察をお願いします、敵車両を発見したら挑発してカバさんチームとあんこうチームの前に引きずり出して下さい」

典子「了解です!」

エルヴィン「why not!」

みほ「うさぎさんチームはヘッツァーに気を付けながらカバさんチームと合流して下さい」

梓「了解しました!」

みほ「これよりボコボコ作戦を開始します、パンツァーフ…」



ズキん…

みほ(ん?)

ズキズキ!

みほ(…んん?)

ズキズキズキ!

みほ(んんん?)

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ!!

みほ()


みほ「んぎぁあああああああ!!!」

優香里「西住殿!?」

沙織「!?」

華「!?」

麻子「…どうした?」

みほ「ぁあああああああああああああ
ああああああああああ!!」

沙織「どうしたのみぽりん、脂汗凄いよ?!」

みほ「あ…あがががが…」ズキズキズキズキ

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ

みほ「痛い痛い痛い!!」ズキズキズキズキ

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ

みほ「お腹が痛い!」ズキズキズキズキ

華「もしかして大きい方ですか?」

みほ「違うがな…」

沙織(がな…?)

優香里「本当にどうしたんですか!?」

みほ「お腹が凄く痛い…痛いが痛い…とにかく痛い吐ぎぞう!」ズキズキズキズキ

麻子「もしかしたら盲腸かも知れないな…大丈夫か?」

みほ「ごめんなざい…無理…無理…」ズキズキズキズキ

優香里「た、武部殿!他のチームに連絡をお願いしますぅ!」

沙織「一旦練習中止!、みんな中止!みぽりんが体調不良だから一旦中止!」

後ろから「ぁぁぁぁぁぁぁぁ!、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!」みほの声

典子「り…了解!」

エルヴィン「大丈夫か!」

沙織「ちょっと無理かも」チラッ

みほ「あぎぎぎぎき…」

優香里「このハンカチを噛んでください!」

沙織「一旦中止訂正!絶対無理!、練習中止!」

梓「ほ、他のチームにも伝えてきます!」

あゆみ「私も!」

あや「早希も行くよ!」

早希「…」


かりな「との事なんですよぉ」アイィ??

杏「あんこうチームにトラブルがあったってさー」

桃「罠かも知れませんよ」

柚子「それは無いと思うけどなぁ」

杏「とりあえず撃っとく?」

桃「そうしましょう」

柚子(やめといた方が良いと思うけどなぁ…)

バシュン??

かりな「」

しゅぽ

ギャガァアァァァァアァァァァァァァアぁあ!!


かりな「」

杏「あちゃー」

桃「」

柚子(やっぱり…)



左衛門座「あんこうチーム吹っ飛んだぞ!」

エルヴィン「カメさんチームは何故撃った!?なんで撃った!?」

優香里「ちょ、カメさんチームの皆さんストップストップ!撃たないでください!」

カエサル「西住隊長大丈夫か!?」

みほ「こっ…こっ…こっ…こっ…」ピクピク

おりょう「やばそうぜよ…」

麻子「今の着弾が止めになった」

沙織「みぽりん白目剥いちゃってるよ!」

優香里「痙攣してますぅ!!」

華「だれか水とバケツを持ってきてください!」

麻子「それと保健室からバファリン持ってきてくれないか」

典子「了解しました!」

典子「根性ー!!」ハビュン??

あや「早ーい??」

みほ「こここここっ…こっこっこっ」


エルヴィン「泡吹き始めたぞ!」

カエサル「とりあえず西住隊長を地面に寝かせよう!寝かせた方が良いと思う!」

左衛門座「戦車から出すけど大丈夫か?」

みほ「なんどが…びどりでぞどまでいぎっまず」

み「いだいいだ…あぁあぁあぁ…」

おりょう「あっしの羽織を敷布にするぜよ!」

みほ「ありが…あだだだだだぃいい!!」パタリ…

ねこにゃー「隊長大丈夫かにゃ!」

ももがー「痛そうもも…」

みほ「あ…あ…あ…」

優香里「顔なしみたいですぅ!」

沙織「ゆかりんちょっと黙ってて」

優香里「はい…」

ナカジマ「ちょっとちょっとどうしたの西住さん?」

スズキ「悪いものでも食べちゃった?」

ホシノ「誰か状況報告できる人いないの?」

沙織「みぽりんが急に苦しみ出して…それっきりこの状態で…」

麻子「右腹を抑えているから盲腸の可能性がある、もし食中毒なら西住さんと同じ食べ物を食べた私達も苦しむはずだ」

ぴよたん「と…とりあえず医療課の先生に連絡はいれたっちゃ??」

みほ「あり…う…」

ツチヤ「蟻…鵜?」

みほ「ふっぐっ…」

優季「河豚ぅ?」

みほ「ウロロロロ…」バシャバシャ

一同「」

ナカジマ「ヤバイヤバイ吐いたよ!」

典子「間に合わなかった…」

エルヴィン「おりょうの羽織が…」

みほ「野上さん…」

おりょう「おりょうぜよ」

みほ「ごべんなさいぃ…ごべんなざぃい…」

おりょう「今は私じゃなくて自分の身を案ずるぜよ」

優香里「おりょうさん優しいですねー」

左衛門座「うむ…何時もおりょうには助けてもらってる」

エルヴィン「うちのチームじゃヘレンケラーみたいなものだ」

カエサル「ナイチンゲールじゃあ無いか?」

優香里「マザーテレサじゃあ無いでしょうか」

一同「「「それだ??」」」

おりょう「照れるぜよ~///」

杏「野上ちゃーん私のこと呼んだー?」

おりょう「野上ちゃんと呼ぶなと言うのに…」

桃「今のは野上が言った案ずると会長のお名前の杏をかけた会長のギャグだ、みんななぜ笑わん」

桃「それはそうとどうしたんだ西住、騙し討ちをしようなんてお前らしく無いぞ!」

桃「まぁ私は引っかからなかったけどな!」

みほ「……」

柚子(あぁぁ…西住さんの顔がヤバイことに…)


みほ「河嶋先輩…」

みほ「貴女はっ…はぁあ」

みほ「あとで…全殺しにします…」

一同(((怖ぁ…)))

桃「」

柚子(私は関係無いよね…?)

桃「それはそうと、どうしたんだ西住…辛そうだな?」ユサユサ

みほ「私に触るなぁああああ!」

ボカっ! ボカっ!

桃「ひぃぃ痛いよ柚子ちゃーん!」

杏「ちょ!暴力はいけないよ!」

みほ「うるせぇぇえ!」

バキャ!

優香里「ストレートが決まりましたぁ!」

華「キレッキレでしたね」

桃「痛いひぃぃぃい!」

優香里「ちょっ!石はダメですって西住殿!」

沙織「みぽりんストップストップ!うさぎさんチーム泣いてるよ!」



桃「痛いよ柚子ちゃ~ん…」

柚子「今のは桃ちゃんが悪いよ…」

桃「ぞんなぁ~…」

みほ「あ…あ…あ?」

みほ「あひっ?」プツン

みほ「」

沙織「あ、気絶した」

ナカジマ「今のは河嶋さんが止めを刺したな…」

優香里「西住殿ぉおお!!!」


病院

みほ「…知らない天井だ…」ズキズキ

みほ「痛みはさっきより引いたけど…まだ痛いや…」

みほ「なんか点滴繋がってるし…なんなのこれ」

コンコン

みほ「はい」

医師「失礼します西住みほさんですね」

みほ「は…、はい」

医師「私はみほさんの担当する医師の〇〇です」

医師「いきなりで悪いんですけど、今から質問をするね」

みほ「は…はぁ…」

医師「持病とかある?」

みほ「あー…とくにこれと言ったものは…」

医師「今まで重い病気を患ったことは?」

みほ「インフルエンザくらいしか…」

医師「最後に食べた食事は?」

みほ「学食のランチセットです」

医師「アレルギー持ってる?」

みほ「アレルギー…ありませんね」

医師「んー…ちょっと腰叩いてみるね」

みほ「え…はい」

ズキズキズキズキ、

みほ「あだだだい!」

医師「ごめんね、響くような痛みあった?」

みほ「あー…ありますね」

医師「うーん…これはCT撮った方がいいわね…、西住さんは閉所恐怖症とかもってる?」

みほ「いえ…」

医師「じゃあ今からCT撮るからね、車椅子持ってくるから、それまでに白衣着替えられる?」

みほ「はい…なんとか頑張ります」

半角のビックリマークは??になるんですね…
気をつけます

CT前

みほ「囚人服だよこれ」

医師「入れまーす」

みほ「はーい」

CT中

ゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥンゴゥン

みほ「うひょ~怖ぁい」

ヴィー…ウィー

みほ「怖ぁ~い」

CT後

医師「はい、もう大丈夫よ、結果が出るまでベットで休んでてね」

みほ「はぁい」



待つ事数10分

医師「結石ですね、若いのに珍しい」

医師「しかもその…ここ見てください、尿管の上部と腎臓内に白い影があるんですよ」

みほ「はぁ…結石?」

医師「本来ならおしっこと一緒に出るはずの成分が腎臓で結晶化してしまうことがあるの、この白いのがそね結石」

医師「それで…おしっこが結石に止められて腎臓が膨らんでるのよ」

医師「その結石が3個あるんですね、真ん中の結石がかなり大きいんですよね…10mmくらいかなぁ、この1番下の出そうな石は4mmの小型だから自然排出できるけど、真ん中のお姉ちゃん結石は手術しないと無理ね」

みほ「」

医師「腎臓内にある妹結石は6mmだね…これは成長するし尿管に下がったら痛み始めるかも…」

みほ「」マッサオ

医師「大丈夫、尿管にある石が無くなれば痛みはなくなります」

医師「…その…最近の食生活はどうでした?、コレステロールが多い脂っこい肉類や同様のジャンクフード、それにシュウ酸を含む…例えばほうれん草や紅茶に偏った食生活を続けていませんでしたか?」

みほ「」ハッ

みほ「……」

みほ「脂っこい…脂っこい…」

ポワンポワンぽわ~ん


杏「西住ちゃーん、今日西住ちゃんに紹介したいお店があるからついてきてくれるよねぇ?」

みほ「え…今日はアニメボコIIがあるから…」

杏「来てくれるよねぇ?」

みほ「はい…行きます…」

杏「よーし、西住ちゃんの許可とったから、小山~河島~行くぞ~」

桃「はい!」

みほ「うっ…うぅ…」

柚子「そのうち慣れるから」


お店

店長「おぉ!あんこうチームの隊長さんじゃないか!」

みほ「こ…こんにちは…」

店長「大学選抜戦には感動したよ!、今日は俺の奢りだからたくさん食べてね!」

みほ「は…はい!」

店長「これが新メニューのマウス型カツカレーだ!マウスカツの上にあるハンバーグはカメさんチームのヘッツァーなんだぞぉ!」

桃「おぉ??」

杏「こりゃまた凄いねぇ~」

柚子(凄いボリューム…でも西住さん喜んでるから良いよね)

みほ「おいし~い!」

カメさんチーム(((ホッコリ)))

みほ「肉類は…あ~…ありましたねぇ…」

みほ(サンダースやアンツィオにも晩御飯いただいてたしなぁ…、1ヶ月はコッテリコッテリだったなぁ)

医師「ジャンクフードとかは?」

みほ「ジャンクフード…ジャンクフード…」

ポワンポワンぽわ~ん

愛里寿「凄い…キラキラボコ…」

みほ「ボコチップスカードシリーズが発売されてね、昨日出たんだよ!」

愛里寿「私のは…みほさんみたいにキラキラしてない…」

みほ「あ…」

みほ「…」

みほ「このカード愛里寿ちゃんにあげる」

愛里寿「え、でもレアボコカードだよ」

みほ「大丈夫!、毎日食べてるからまたすぐ当たるよ!!」

愛里寿「…ありがとう…みほさ…、ううん…、みほおねえちゃん///」

ダキッ

みほ「えへへ///」

キャッキャッ

みほ「あ~…ジャンクフードもありましたね…」

医師「紅茶とかは…」

みほ「紅茶…紅茶…」


ポワンポワンぽわ~ん

ダージリン「みほさん、今日は聖グロリアーナのお茶会にようこそ」

みほ「はい!」

カチューシャ「私もいるわよ!」

聖グロ生徒「可愛~い!」

カチューシャ「うるさいわよ!」

ニーナ「緊張するなぁ~」

ノンナ「プラウダの名を汚さぬよう、しっかりとした姿勢でいて下さい…」

アリーナ「はぃい!」

ペコ「どうぞこちらはダージリン(紅茶)です」

アッサム「スコーンですわ」

ローズヒップ「フィッシュ&チップスもありますわ!」

ダージリン「うなぎのにごこりもあってよ」トプンタプン

みほ「うわぁ~美味し~い!」


カチューシャ「紅茶を飲みながら、よくあんなうなぎを食べられるわね…みほーシャなかなかやるじゃない…」

ダージリン「みほさんにできることは貴女にもできるわよねカチューシャ」

カチューシャ「当然よ!」

ダージリン「ねぇカチューシャ、みほさんはうなぎのにごこりをバケツごと飲めるのよ…ね…みほさん?」

みほ「え…あ…、はい出来ます!」

カチューシャ「え?」

ノンナ「カチューシャ、こちらにバケツパンパンのうなぎゼリーがあります」

カチューシャ「えっ?えっ?えっ?、嘘よね…ノンナ!?」

ダージリン「カチューシャ、こんな格言を知ってる?、信用を築くことはとても簡単では無い、しかし信用を失うのはとても簡単だ」

カチューシャ「……」

ニーナ「カチューシャ様」

カチューシャ「!!!、ニーナ、貴女は私の味方よね!、こんなのみんなが間違ってるわよね!?」

ニーナ「私カチューシャ様のこと信じてます!」

カチューシャ「」

アリーナ「私もです!」

カチューシャ「」

ノンナ「早く」

カチューシャ「わかったよやってやろうじゃ無いの!!!!」

一同「「あはははは!!!」」

回想終わり

お昼頃に又更新します

あぁあ…優花里さんの名前間違えてしまいました…

次レスから修正します…

申し訳ございません…

みほ「あははははは!」

みほ「は…ははは…」

みほ「」ダラダラダラ

みほ「心当たりしかございません」

医師「…これからはしっかりした食生活をとる事、大人になって結石になるともっと大変なんだから」

みほ「ごめんなさいぃ…」

医師「まぁ今は元気そうだし大丈夫よね、今から車椅子で部屋まで送ってあげるから」

みほ「え、家までですか?」

医師「病室よ、え、家に帰れると思ってるの?」

みほ「え?」

医師「え?」

みほ「え」

みほ「入院ですか?」

医師「え?当たり前じゃ無い」

みほ「え、入院するくらいヤバイんですか?」

医師「1番出そうな石はすぐに…もしかしたら今日の内に出るかもしれないわ、その石がでたら次はお姉ちゃん石ね、ちなみにお姉ちゃん石は絶対に自然排出されないサイズだから手術で砕いて出すわよ」


みほ「え、しゅ…え?」

みほ「え?」

みほ「しゅっしゅっしゅ?」

医師「落ち着いて」

みほ「はい」

医師「今日から食後に薬を飲んで腎臓内にある結石を少しずつ溶かしはじめますね、なにもしなかったら成長しちゃうから、それと西住さんまだ未成年だから親御さんには連絡を入れておいてくださいね」

おばちゃん医師「病室まで案内しますから車椅子に乗ってちょうだいね~」

カラカラカラ

みほ「」

病室

おばちゃん医師「ここよ~」

みほ「隣のベット空いてる」

みほ「これじゃ個室だよ…」

みほ「…」

みほ「とりあえずお母さんに連絡しなきゃ」

お母さんへ

入院しました、明後日までに良くならないと手術をするそうです。

今までの自分の素行が原因でこんな事になってしまいました、ごめんなさい。

みほ「…こんな感じで良いかな?」

ピッ

ヴーヴー

みほ「返信きた」

差出人 母



まっほ
なにかあつたのか情報をおしえてください
どこの美容院ですか?
名前と場所とでんは晩御飯を教えてくま歳


みほ「……」

みほ「なにこれ?」




数分後

コンコン

おばちゃん医師「失礼するわねぇ」

みほ「あ…どうぞ」

おばちゃん医師「西住さんにこれ渡しとくわねぇ」

q

みほ(なにこの…棒の先に網目が細かいザルが付いてるスティック)

おばちゃん医師「おしっこと一緒に出てくる石が流さないように…おしっこするときはこう!、こんな感じで!」

がに股スタイル

おばちゃん医師「…こんな感じでザルにおしっこしてね」

みほ「は…はぁ」

おばちゃん医師「それとこれ!」

いろはす2本

おばちゃん医師「もしかしたらね水運動療法をすれば石が出るかもしれないの」

みほ「水運動療法?」



おばちゃん医師「痛み止めを飲んだ後にね、お水をたくさん飲んでそのあと上下に跳ねる運動をするの」

おばちゃん医師「そうすると石がゆっくりと下まで下がってきてぽろんと膀胱に落ちてくるのよ」

みほ「へぇ~」

おばちゃん医師「水を飲むときは無理して飲んじゃダメよ吐いちゃうから、それと吐き気があるときに飲むのもだめ、吐いちゃうから」

おばちゃん医師「あ、いけそうだな。じゃダメよ、絶対行ける!ってときに飲みなさい」

みほ「は~い…」

おばちゃん医師「それじゃあ私はこれで失礼するね、何かあったらそこのナースコールを押してちょうだいね」

みほ「了解です…」

コンコン

優花里「あのー…大丈夫ですか西住殿」

痛み『大丈夫ですか西住殿!』

みほ「優花里さん!」

みほ「うん…なんとか…おちつい…」

ドクン…

みほ「…ん?」

痛み止め『もうだめだ、撤退しろ~!』

痛み止め2『了解ですぅ!』

ドクンドクンドクン!!

みほ「うん?」

痛み『ひさしぶり!』

みほ「あっ…あ…」

優花里「西住殿?」

痛み『またあったね』

みほ「ん?うんうんうん??」

みほ「うん」

みほ「」

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ



みほ「あ…あああ…」ズキズキズキズキ

優香里「どうされました西住殿?」

みほ「」ズキズキズキズキ

みほ「あんぎゃぁあああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

優香里「」

みほ(痛い痛い痛い!今までで1番痛い!!…なんで?痛み止め飲んだのに!…痛み止めが…効いていない…、効いてないんじゃなくて痛み止めが効かないくらい痛いんだこれ!!)

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ


みほ「おごっ?!おっおっおっ…?」ガダガダ

みほ「おっほっほ…おっほっほ♪」

優香里「西住殿!西住殿!」

みほ「ゆ…かり、さん…な…す」ガダガダ

優香里「ナスですか、持ってきますか!?」

みほ「ちっが…なっす…ナース…こー…る」ガダガダ

ポチ




30秒くらい後

ダダダダダダダダ!

バァン!

医師「大丈夫西住さん!?」

おばちゃん医師「どうしたの!?」

みほ「はっはっはっはっはっ」

おばちゃん医師「んまぁ大変!」

みほ「せんせ…いたみどめ…効いていない…」パクパク

優花里(コイみたいです…)

医師「あー…ナースさん痛み止め持ってきて座薬タイプのやつ!」

みほ()

優花里「え。」

ナース「持ってきました!」

医師「ありがと、西住さんズボン脱げる?」

みほ「む…むりです」


おばちゃん医師「私が脱がすわよ!」

ナース「座薬タイプ持ってきました!」

おばちゃん医師「ありがと、あとは任せなさい!」

医師「すみませんお願いします!」

優花里「私が脱がしますぅ!」

医師「君は部屋から出てって!」

優花里「はぃぃ…」

ズル…

みほ(あ…脱がされた…)

ニュル…

みほ(あ…入った)

みほ(……)

みほ(あ…)

みほ(そうだった…)






みほ(…バイバイ…私のあ○るヴァージン…)






LIN〇「通知だよぉ」

沙織「ゆかりんから連絡きたよ!」

麻子「なんて書いてあるんだ?」

沙織「西住殿の………アナ○処女が散った…だって」

麻子「いやおかしいだろう」

華「あの~…、この書き込みは…大洗チームのグループじゃなくて連合チームのグループですから…他の学校の方にも見られますよね…」

沙織「あ…」

麻子「御愁傷様だな…」

夜に更新します!



数分後

痛み『お疲れ様でしたぁ~』

みほ「あ…あ…あ…」ピクピク

コンコン

優花里「あの…大丈夫ですか西住殿…」

みほ「うん…大丈夫…大丈夫…ははは」

優花里(今のお姿は…大丈夫そうには見えません…)

優花里「お水…飲めますか…?」

みほ「ありがとう…叫んでたから喉渇いちゃった…」

ゴックンチョ


???「通ります!」

喉「貴様、何者だ!」

???「ゲップです」

喉「よし、通れ」

みほ「うっぎゅ…」

優花里「あ…」

みほ「エッバァァァァァア!!」

優花里「ゴミ箱ですぅ!!」

ベシャベシャベシャ!!

みほ「…」

優花里「…」

みほ「はぁ…はぁ…」

みほ「ごめん優花里さん…トイレ行ってくるね…」

優花里「西住殿…」

ブーブー

優花里「とりあえず沙織さんに連絡しておきますか…」

優花里「ん…何ですかこの大量のつう…ち…」

優花里「あ…ああ…あ…」

優花里「ここはひとまず撤退ですぅ、カメさんチームから頂いたお土産を置いておいて…」

優花里「………」

優花里「今から遺書の内容考えておきますか…」

トイレ内

みほ「はー…はー…はー…」

みほ「うっ…おぇぇ…」

おばちゃん医師『絶対に行ける!ってときに飲みなさい』

みほ(ちゃんと忠告通りにしておけばよかった…)

みほ「はぁ…」

みほ「うっ…うっ…」

みほ「なんで私病院にいんだろ」ポロポロ

ジャバジャバジャバ

みほ「なんで…がに股スタイルでおしっこしてんだろ…」ポロポロ

ジョロジョロジョロ

みほ「なんでおしっこがトマトジュースみたいな色をしてるんだろ」ポロポロ

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ

みほ「なんで心と体が痛いんだろ」ポロポロ

みほ「なんで…なんでこんな目に…ん?」

カランカラン

みほ「あっ…」ポロポロ



オギャー…

オギャー…

オギャー…

小型結石「ホギャー!ホギャー!ホギャー!」


みほ「あはは…」


みほ「なんで…」


みほ「なんで、小石から赤ちゃんの声が聞こえてくるんだろ…」ポロポロ

大洗女子、廃校(物理)待ったなしですわ


おばちゃん医師「まぁ、石が出たのね!」

みほ「えへへ、死ぬかと思いました…」

おばちゃん医師「大丈夫よ、私達はあなたを死なせたりはしないわよ」

みほ(……)ジーン

おば医師「今から結石の性質を検査をするから一時この子を預かるわ、それと手術の前に血液を調べるから、採血室まで運ぶわね」

ナース「預かりますね~」

みほ「は。はい…」

小石結石『バイバイおかーさん…』

みほ「あ…」ポロポロ

おばちゃん医師「あら…また痛くなってきちゃった?」

みほ「だ…大丈夫です…目に埃が入っちゃって」

おばちゃん医師「そう…痛くなったらすぐに言ってちょうだいね!」

みほ「もう…ずっと痛いですよ」

おばちゃん医師「そうだったわね!」



あはははは!



みほ(優花里さん待たせちゃって悪いなぁ…、後で待たせてごめんなさいって謝らなきゃ…)


採血室

おばちゃん医師「着いたわよ~」

おばちゃん医師「この台に腕を乗っけてちょうだいね」

みほ「はい…」

みほ(あれ…注射が怖くない)

おばちゃん医師「アルコールで消毒して…はい…20秒ほど待ってねー」

ブツリ

みほ(ん……)

みほ(注射…全然痛くないや…)

回想

みほ(5歳)「インフルエンザの予防接種なんてやだぁー!」

まほ(6歳)「みほ…」

しほ「病院内で叫んじゃダメよ、もう…お姉ちゃんが先に注射したら私もやるって言ったじゃない」

みほ「痛いからやだあぁぁぁ!」

しほ「あなたまだ注射受けたことないじゃない…もう…困ったわねぇ…」

まほ「みほ…」

みほ「やだやだやだ!」

まほ「みほ!」

みほ「うっうっ…」

まほ「大丈夫だ、あまり痛くなかったぞ…、それとこのカードもあげるから」

みほ「え、いいの!?」

しほ「あら、あなたそのカード気に入ってたじゃない」

まほ「カードを上げるよりもみほが病気になる方が悲しい…」

しほ「まぁ…」

みほ「うっ…うっ…」

おばちゃん医師「みほちゃーん、大丈夫?」

みほ「うん…頑張る」

回想終了


みほ(その時カード握りながら注射やったらか…カードがしわくちゃになっちゃったんだよね…)

みほ(懐かしいなぁ…)

コンコン


おばちゃん医師「はぁいどうぞ」

医師「失礼します」

医師「西住さん、1番小さい石を調べたところ…」

医師「結石の性質が硬すぎて体外衝撃波結石破壊は不可能と判断しました」

おばちゃん医師「あらまぁ…」

みほ「…」

医師「理由は…発達途中の女性に対して…、内臓に負担をかける体外衝撃波結石破壊は避けるべきだとのこと…」

みほ「…」

おばちゃん医師「じゃあ…TULになるんですか…?」

医師「そうなりますね…」


みほ「TUL…?」

みほ「え…お腹切って取るとかそんなやつですか?」

おばちゃん医師「お腹を切ったりなんてなんてしないわ、TULはね、経尿道的尿管砕石術と言って、細~い管と細~い内視鏡(細径軟性尿管鏡)を尿道からいれて尿管を塞いじゃってる結石の場所まで入れるの」

みほ「はぁ…」

おばちゃん医師「それでカメラを見ながらホルミウムヤグレーザーでを石を粉砕するのよ、そのあとバスケットカテーテルで砕けた石を回収するの!」

みほ「はぃ…」

おばちゃん医師「大丈夫心配しなくてもいいわ、内臓に負担をかけず安全性が凄く高い手術だから」

医師「明日の朝…11時30分から手術を行うので今から食事は摂らないでください、飲み物は…基本これと言った規制はありませんから」

おばちゃん医師「西住ちゃんも大変よね、お姉ちゃんも同じように結石で入院中なんでしょ?」

みほ「はい…」

みほ「………えっ!?」

みほ「えっ…、へぇ!?」

おばちゃん医師「あら聞いてなかったの?」

みほ「はい、初耳です…」

おばちゃん医師「黒森峰にいる私のお姉ちゃんは私と同じように病院に勤めてるのよ」

医師(プライバシーどうなってるのよ)

おばちゃん医師「それで昨日の夕方ね、西住まほちゃんが戦車で病院に駆け込んできたんだって、私のお姉ちゃん写真送ってくれたわよ」

ピピピ

おばちゃん医師「ほらこれ」

みほ(……)

みほ(確かに…)

みほ(確かにお姉ちゃんがいる…)

みほ(汗だくで髪が乱れているエリカさんに肩で担がれたお姉ちゃんが…写真に写ってる…)

おばちゃん医師「あやらだ、こう言うのあまりベラベラ喋ったりしちゃいけないのよね、忘れてちょうだいね!」

みほ「あはは…」

お昼に更新します!

しほ「おのれ島田流!」

病室

みほ「ごめんね優花里さん…待たせ…」

シーン…

みほ「あ…帰っちゃったのね…」

時計「21:46分だよ」

みほ「もう…こんな時間かぁ…」

みほ「優花里さんには本当に悪いことしたなぁ…」

みほ「…」

ズキズキ

みほ「…石が出ても…痛みは変わらないや…」

ガサ…

みほ「…?」

みほ「なにこれ…手紙と小箱?」

カラカラ

みほ(中に何か入ってる…)

ペラペラ

みほ「手紙は…河嶋先輩からだ…ふんふん」

みほ「…」


みほ「西住へ、先ほどは悪いことをしたな」

みほ「お前が体調不良だってことを知らずにお前に負担をかけてしまった私は大馬鹿だ」

みほ(今更自覚されても…)

みほ「会長と柚子と一緒にお前の好物を調べて小箱に入れておいた、良かったら食べてくれ…へぇ」

みほ「」チラッ

小箱

みほ「」ブンブン

小箱「カラカラ」

みほ「……」

みほ「」にへぇ

みほ(河嶋先輩もいいところあるじゃんけ…)

小箱「カパ」

おやつカルパス×1

みほ「……」

みほ「………は?」

ブンブン

小箱「もう何もないです」

みほ「………」

みほ「……はぁ~…」

みほ「あいつほんまにやってやろうかな…」

まほ「痛い…痛い…いた~い…」

エリカ「それだけ喋れたら大丈夫ですよ」

まほ「痛いんだ…死にそうなくらい痛いんだ…」

エリカ「死にはしませんよ」

まほ「エリカ…、エリカ…私の最後のお願いだ…」

エリカ(最後って…)

まほ「カレーパンを買ってきてくれないか…、お金は渡すから…」

エリカ「無理ですよ…明日手術じゃないですか」

まほ「だって…」

エリカ「だってもこってもありませんよ、お医者様から聞きましたよ、普段の暴飲暴食が原因でお腹に石が出来たことを」

まほ「だって…美味しかったんだもん」

エリカ「ダメですよ、言い付けは守らないと」

まほ「一生のお願いだ…カレーパンを食べれば元気になれるんだ…私はまた羽ばたけるんだ…」

エリカ「……、先ほどきた家元の対応で一生のお願い使ったじゃないですか、自分で言ったこと覚えてます?」

まほ「わからないもん。覚えてないもん」

エリカ(もんて…)

エリカ「ここにボイスレコーダーがありますからよく聞いてください」

エリカ「ちょっ、コラァ!、耳塞がないでくださいよ!」

ぴっ

ボイスレコーダー「エリカ…エリカたのむ…一生のお願いだ…」

ボイスレコーダー「お母様に普段の悪食がばれたら本当にころころされちゃう、今日が私の命日になってしまう…」

ボイスレコーダー「隊長、冗談喋れたら大丈夫ですよ」

ボイスレコーダー「本当の本当にお願いだ…、エリカ…医者に変装してお母様に娘は盲腸だったと説明してくれ」

ボイスレコーダー「いやですよ、絶対にバレますって!」

ブツリ


まほ「……」

エリカ「隊長があまりにも不憫だったから私も一肌脱ぎましたよ、えぇ」

エリカ「あのですね…今日が今日なので言っておきますけどね、昨日今日だけじゃないんですよ、隊長が使った一生のお願いは…」

ガサガサ

まほ「なんだ…そのノートは…」

ノート「西住まほ一生のお願い語録」

まほ「なんだ…そのタイトルは…」

エリカ「隊長が今までに言った一生のお願いを書きまとめたものですよ!」

まほ「記憶にないぞ…いたたた…」

エリカ「痛がってもダメですよ」

まほ「う…っ…うっ…」

エリカ「嘘泣きしたってダメなんですよ…」


まほ「なんで私がこんな目に…なんで…」

エリカ「練習終わりに毎回毎回反省会という名の飲み会続けたらこうなりますよ、いつも言ってましたよね、ノンアルコールだから大丈夫大丈夫って」

エリカ「これが結果ですよ!」

まほ「ひぃぃ…!」

エリカ「ひぃぃじゃないですよ、いつもいつもあなたは…」

エリカ「戦車道のときは真面目なのに…なんでこうなるんですか…」ボリボリ

まほ「エリカ…頭を掻くのは良くないぞ…」

エリカ「誰のせいだと…」

まほ「ひぃぃ!」

エリカ「忘れてませんからね、大学選抜戦の第56回の反省会で赤星と直下の頭にビールぶっかけて…逆上した2人に全裸にされてリンチされたの、私が2人をなだめなかったら黒森峰を全裸で徘徊するはめになってたんですからね」

まほ「そのことについては…謝ったじゃないか!」

エリカ「その次の日赤星と直下に灰皿ビールかましてリンチされた件、まだ謝ってませんよね、私にも、赤星と直下にも!」

まほ「ひぃぃぃいひぃぃい!」

エリカ「こっ…こいつ…」


エリカ「まぁグダグダしましたけどカレーパンは諦めてください」

まほ「けち、ケチ見エリカ」

エリカ「………」

まほ「ひぃぃ!、睨まないでひぃぃ!」

エリカ「…はぁぁ…じゃあ私は帰りますから、明日の手術に備えて早く寝てくださいね…」

まほ「え…?」

エリカ「…?」

まほ「エリカ……帰るのか?」

エリカ「はい、帰るに決まってるじゃないですか」

まほ「私は夜の病室に独りきりなんて嫌だぞ…」

エリカ「……」

シュッシュッ!

まほ「ひぃぃ!シャドーボクシングするのやめてぇぇぇ!」

まほ「わがっだ…わだしも妥協しよう」

エリカ(泣き始めたよ)

まほ「私が寝るまで…手を繋いでくれないか…」

エリカ(………)

まほ「さぁエリカ…手を出すんだ…」

エリカ(………)

エリカ「早く寝てくださいね…」


数時間後

エリカ「隊長…寝ましたか…?」

まほ「すぅ…すぅ…」

エリカ「よし…寝たか…」

エリカ(途中永眠させてやろうかと思ったけど、この寝顔をみたらそうは言えないわよね…)

まほ「すぅ…すぅ…」

エリカ(私もいつか母になるのかぁ…大変そうだなぁ…)

まほ「すぅ…すぅ…」




時計「0:46分よ」

エリカ「もう家には帰れないわね…この時間で漫画喫茶空いてるかしら…」

携帯「ブーブー」

エリカ「だれよ、こんな夜遅くに…」

携帯「着信中:西住まほ」

エリカ「………」


ピッ

携帯「エリカぁ!、助けてくれ!」

携帯「おばけが!おばけが!」

携帯「ぁあああああああああああ!」

エリカ「チッ…」

ブツリ

携帯「ブーブーブー!」

携帯「着信中:西住まほ」

携帯「ブーブーブーブーブー!」

携帯「ブーブーブーブーブーブー!」

エリカ「長いなぁ…」

ピッ


携帯「切るなぁぁぁあ!」

携帯「ばかぁぁぁぁぁぁあ!」

携帯「なんで早く出ないんだぁああああ!」

エリカ「隊長…」

エリカ「…今から引き返しますから待っていてくださいね…」

携帯「う゛ん゛!!!」

ピッ

エリカ「はぁ…」

エリカ「永眠させてやるかぁ…」

夜に更新します!



エリカ「そのせいで私は寝不足よ…」

みほ「ごめんなさい…姉が粗相をしまして…」

エリカ「別にみほに謝ってほしいわけじゃないのよ、助けてほしいの」

みほ「え…?」

みほ「何かあったんですか?」

エリカ「一昨日隊長が緊急入院してね、今から手術を受けさせなきゃいけないの、最初はしっかりしてたんだけど手術の説明を聞いた途端ベットの足にしがみついて離れなくなったのよ」

みほ「………」

みほ「………はぇ…?」


電話越し

医師「離れてくださいよ!

まほ「いやだぁぁぁぁあ!やぁぁぁぁあ!」

医師「離れてください!、貴女の後に他の患者様が待ってるんですよ!」

まほ「絶対に嫌だぞ!、手術なんて受けないからな!」

まほ「私に少しでも触れてみろ!、セクハラでうっだえてやる!」

医者「ちょっ…お母様もなにか言ってくださいよ!」

エリカ「みほちゃん…お医者様困ってるわよ~…」

まほ「お゛ま゛え゛なんがお゛があざんじゃないもん!!」

エリカ(こいつ…)



みほ「はぁ…」

エリカ「私もたくさん溜め息吐いたわよ…さっきからこんな感じなのよ、良い案教えて頂戴よ、一応あなたのお姉ちゃんでしょ」

まほ「一応ってなんだ聞こえたぞエリカ…電話相手はみほなのか!!?」

エリカ「だったらどうするんですか…」

まほ「みほぉ助けてくれ、助けてくれ!」

エリカ「うるっさいわね!今話し中よ!」

まほ「ひぃぃぃいこわぃいいい!」

みほ「……」

みほ「あー…」

みほ「ありましたね、一つ効果があるやつ」


エリカ「教えて頂戴!」

みほ「みんなで無視してください、お姉ちゃんが何をしても何を叫んでも何をねだっても絶対に反応しないでください」

エリカ「……」

エリカ(そんな…犬じゃないんだから…)

みほ「お医者様に説明するので変わってください」

まほ「やだぁぁぁ!やだぁぁぁ!」

エリカ「すいません…こちら…変わって頂けないでしょうか…」

医師「は…はぁ…」

まほ「お゛お゛お゛お゛お゛!」

医師「もしもし…お電話変わりました、まほさんの担当医の〇〇です、はい…はい…はい…はぃ?」

医師「そんな…犬じゃないんだから…」

医師「はい…一応やってみます…、失礼します…」






まほ「やだあぁあああ!やだぁぁぁあああ!」

エリカ「………」

医師「………」

1分後

まほ「………やぁあ!やぁぁあ!」

エリカ「………」

医師「…………」

3分後

まほ「…ぁっ……ぁ」

エリカ「………」

医師「…………」

5分後

まほ「……ぁの…」

まほ「…………」

まほ「………手術…受けます」

携帯「作戦成功、ありがとう、ありがとう」

みほ「ははは…」



11:00

コンコン

医師「失礼します」

おばちゃん医師「しつれいするわぁ」

おばちゃん医師「昨日は寝れたかしら?」

みほ「いえ…お腹が痛くて少ししか寝れませんでした…」

おばちゃん医師「その痛みとも今日でお別れよ!」

みほ「…ははは」

医師「今からTUL(経尿道的尿管砕石術)の説明します、まぁ、昨日の補足みたいなものです」

医師「血液検査をしたところ麻酔に拒絶反応は出ませんでした」

医師「手術前に脊椎麻酔をした後に尿道から膀胱…尿管までカテーテルを通します、そのあと極細ワイヤーを結石真下まで送ります。」

医師「そのワイヤーに沿って体内と結石を観察する内視鏡(細径軟性尿管鏡)を挿入します」


みほ「…」

医師「結石の確認ができたら尿管をカテーテルバルーンで少しずつ拡張して尿管を広げます、この行程のあと、レーザーと衝撃で結石を細かくして少しずつ取り出します」

医師「最後に尿管に傷がないことを確認して一時的にカテーテルを留置し手術が終わります」

みほ「はぁ…わかりやすいですね…」

おばちゃん医師「いれて見つけて砕いてじょば~よ」

みほ「はぁ~」

おばちゃん医師「手術はだいたい1~3時間で終わるわね」

医師「手術後に血尿や痛みがなくなったらその翌日に歩行、食事が開始できますよ」

みほ「わぁ~」

おばちゃん医師「ちゃんとバランスよく食べるのよ、一汁三菜長寿の元よ!」

みほ「はい…これからは…気をつけます…」

おばちゃん医師「よし!」

おばちゃん医師「それとこの同意書にサインをお願いしたいわ」

みほ「…」

みほ(…あれ…)

みほ(もう保護者印にサインがしてある)

みほ「これって…」

医師「先ほどお母様がお見えになりまして、その時にいただきました」

おばちゃん医師「きれいなお母様だったわねぇ~、あなたの寝顔を見た後直ぐに帰っちゃったけど」

みほ(………)

医師「では、25分後に迎えに行きますので…それまで休んでいてください」

おばちゃん医師「ばいちゃ!」

みほ「…ははは…」

135: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]

電話越し

医師「離れてくださいよ!

まほ「いやだぁぁぁぁあ!やぁぁぁぁあ!」

医師「離れてください!、貴女の後に他の患者様が待ってるんですよ!」

まほ「絶対に嫌だぞ!、手術なんて受けないからな!」

まほ「私に少しでも触れてみろ!、セクハラでうっだえてやる!」

医者「ちょっ…お母様もなにか言ってくださいよ!」

エリカ「まほちゃん…お医者様困ってるわよ~…」

まほ「お゛ま゛え゛なんがお゛があざんじゃないもん!!」

エリカ(こいつ…)


ごめんなさい…訂正します…

数分後


優花里「しつれいしますぅ…」

みほ「あ、優花里さん!」

優花里「西住殿…、体の調子は…その…大丈夫ですかぁ…?」

みほ「うん、3個のうち1個でたから少し楽になったよ!」

優花里「そ、そうなんですか!、それは良かったですぅ!」

みほ「……」

優花里「西住殿?」

みほ「私ね…この後すぐ…手術をするの…」

優花里「!」

みほ「それでね…」

みほ「その…」

みほ「優花里さんに…その…」

みほ「言いたかったことがあるの!!」

優花里(やっぱりばれてましたぁ!!)

みほ「今までは…ずーっと、怖かった、昨日なんて…不安と痛みに襲われて…怖くて死にそうだった…、死んじゃうかと思った…」

優花里(…………あれ?)

みほ「でも…、でも…優花里さんが側にいてくれたから…負けずに…前に進むことができた…」

優花里「………」

みほ「あの…優花里さんが良ければ…手…握っていてくれないかな…」

優花里「はい…」

みほ「私…優花里さんと友達になれて良かった…」

優花里「…私もです…」

優花里「私も同じ気持ちです…西住殿…」

みほ「優花里さん…」

みほ「今はみほって呼んで…」

優花里「……!」

優花里「…み…」

優花里「みほ…」

みほ「もう一回…」

優花里「みほ!」

みほ「最後の一回!」

優花里「みほ!!」

みほ「最後の最後!」

優花里「みほ!!!」

みほ「やあ~ん///」

おばちゃん医師「……」

おばちゃん医師「あの…」

おばちゃん医師「盛り上がってるとこ悪いけど」

おばちゃん医師「もう時間よ…」

みほ「はい…///」

優花里「失礼しますぅ…///」



廊下

ブーブーブー

優花里「昨日から通知がやばいであります…」

優花里「特に…プラウダのカチューシャさんからの通知がやばいであります…」

優花里「…」

優花里「どうせばれるんだし…かけてみますか」



ガチャ!

優花里「はやぁ!」

カチューシャ「なにがはやぁよ!遅すぎるわぁ!」

優花里「どうかしましたかぁ…?」

カチューシャ「どうかしましたかぁ…?ですって…あんた…とんでもないこと仕出かしてくれたわねぇ!!」

カチューシャ「あんた自分が何したのか覚えてないの!?」

優花里「はぃ…?」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

カチューシャ「ねぇ!聞こえる、このドアノブをひねる音!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

優花里「凄いですねぇ…」

カチューシャ「この音はねぇ!、ノンナがねぇ!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

カチューシャ「私のア○ルバージン奪おうと必死にドアノブをひねってる音なのよ!」

ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ

優花里「なんでまた…そんな目に…」


カチューシャ「エキシビションの時に言ったのよ!みほーシャにできることは私にも出来るって」

カチューシャ「あんたが西住殿のア○ルバージンが散ったなんて書き込んだからノンナが閃いちゃったのよっ!!!」

カチューシャ「その結果がこれよ!」

優花里「自分の言ったことじゃないですか、自業自得ですぅ…」

カチューシャ「理不尽すぎるわぁ!」

カチューシャ「あのねぇ!このままじゃ地吹雪のカチューシャが痔のカチューシャになっちゃうの、大変なの!」

優花里「ははははは!」

カチューシャ「笑ってんじゃないわよ!」

カチューシャ「昨日の夜からよ!昨日の夜からずーっとトイレで粘ってるのよ私は!」

カチューシャ「時間差でね、ノンナがコインを使って鍵開けてくるから私必死にカギを摘んでるの!ずーっとよ!ずーっと!、もう右手プルプルなの!」

カチューシャ「想像してみなさい!、トイレの前でノンナが必死にドアをこじ開けようとしている姿を!!」

カチューシャ「恐怖以外の何物でもないわよ!!」

カチューシャ「ニーナとアリーナがいなかったらトイレに入る前にやられてたわよ!」

カチューシャ「カチューシャね!昨日から何も食べてないの!あんたわかる?、カチューシャのこの気持ち!!?」

優花里「ピロシキ~~!!!」

カチューシャ「うっがぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」



ドンドンドンドンドンドンドンドン

ガチャンガチャン!

カチューシャ「」

優花里(あ…携帯落としたな)

ノンナ「カチューシャ…開けてください」

カチューシャ「ひぃぃいい!!!」

ノンナ「私はカチューシャのア○ルヴァージンを諦めます…さぁランチにしましょう…」

ノンナ「さぁ…早く…」

ガチャガチャ「はやく」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ「はやく」ガチャガチャガチャ「はやく」ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ「はやく」ガチャガチャガチャガチャ

カチューシャ「ぴぃぃぃぃぃ!ひいぃぃぃい!」



カチューシャ「嘘よ!絶対に嘘よ!」

カチューシャ「今まで何十時間も私を強姦しようとした人間がいきなり一緒にランチを食べようって言って…その言葉を信じれる人間がこの世にいると思う!?」

カチューシャ「私はいないと断言するわ!」

ノンナ「ちっ…!!」

バァン!!!

ノンナ「失礼します…カチューシャ…」

カチューシャ「あ…あ…」

カチューシャ「いやぁぁぁぁ、犯されるぅぅぅ、ランチにされちゃうぅ!!!」

ノンナ「さぁ、カチューシャ…」

ノンナ「今から神聖な儀式を行います…」

ノンナ「お腹の中の不純物質を体外に出すのでお尻をこっちに向けてください」

クラーラ「………」

カチューシャ「!!!」

カチューシャ「クラーラ!、命令よ、今すぐにカチューシャを助けなさい!」

クラーラ「…」

カチューシャ「クラーラ…?」

クラーラ「Разделить на равные…Катюша」

ノンナ「да」

カチューシャ「あーだめだ…ニュアンス的に平等に分けるって言ってるもん!」

カチューシャ「………、あ…」

クラーラ「カチューシャを…平等に分ける…」

ノンナ「はい…」

カチューシャ「…………」

しょぱぁ~

クラーラ「あぁもったいない…」

クラーラ「薬が…」

ノンナ「ええ…」

ノンナ「もったいないですよ…」

ノンナ「薬が…」

カチューシャ「え…なんで…」

カチューシャ「なんで…ストロー…取り出して…」

カチューシャ「え…あ…あ…ぁ…」

カチューシャ「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁ!!」

携帯「ぶっ…ぷーぷーぷー」

優花里「…」

優花里「あぁ…」

優花里「空が…綺麗であります」


お昼に更新します!

手術前準備

みほ「………」

みほ「あの…これ…見られますよね…」

みほ「あそこ…」

みほ「その…」

みほ「おま…ん」

みほ「おま…ん…まん…見られますよね…」

おばちゃん医師「あぁ!お股のお饅頭?」

みほ「そう!」

みほ「お股のお饅頭!」

みほ「見られますよね!」

おばちゃん医師「えぇ…ガッツリみるわよ」

みほ「いや!いゃぁぁぁあ!」

おばちゃん医師「あー…やっぱりお股前回は恥ずかしいわよね…」

医師「下半身麻酔(脊椎麻酔)は意識ありますし…身体が動かないのでその…女性患者の多くは恥ずかしがりますよね…」

おばちゃん医師「いいじゃない、赤ちゃん産む時にもお饅頭見られるんだから」

みほ「………」

みほ(確かにそうだけど…)

おばちゃん医師「あなたのお母様もお饅頭を見られたのよあなたとお姉ちゃん産むときに」

みほ「………」

みほ「…………!!」

みほ「あぁ!、想像しちゃった!想像しちゃった!」

医師「手術前は皆さん変にテンション上がりますよね」

おばちゃん医師「毎回のことよね」

みほ「いゃ~恥ずかしい…恥ずかしい…」

おばちゃん医師「あなた中々元気あるわね…大体の人はみんな泣いてるわよ」

医師「あの~…」

みほ「は…はい!」

医師「あ…西住さん、手術前にこれを履いてくれませんか」

ストッキング「やぁ」

みほ「なんですか…このストッキング」

おばちゃん医師「麻酔をすると血行が悪くなるのよ、そのせいで血管内に血栓が出来ちゃうの、その予防よ」

みほ「エコノミー症候群みたいなやつですか?」

おばちゃん医師「そうよ」

みほ(今絶対に適当に返事したよおばちゃん)

174: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]
おばちゃん医師「あー…やっぱりお股全開は恥ずかしいわよね…」

訂正します


おばちゃん医師「それとお腹に違和感ない?」

みほ「………」

みほ(こう言う時ってあるって言った方が良いのかな…)

みほ「…」

みほ「少しありますね…」

医師「あ~…」

おばちゃん医師「なら今から浣腸するからトイレに行くわよ!」

みほ「………」

みほ(しにたくなってきた)

浣腸後

おばちゃん医師「あと剃るわよ」

みほ「……なにを剃るんですか」

おばちゃん医師「お饅頭の毛よ…」

みほ「……」

みほ「ぱい〇んになるんですか…?」

みほ「私…ぱい〇んになるんですか?」

おばちゃん医師「そうよ、感染症予防よ」

みほ「あなたが…私の毛を剃るんですか…?」

おばちゃん医師「私がやるんじゃないわよ、カミソリ渡すからシャワールームで剃ってきてね!」

カミソリ「よろしく」

みほ(………)

みほ(これで手首切ってやろうかな…)



病室

ベット

医師「麻酔入れますね…少し…だいぶかなりちくっとしますね~」

みほ(言い直したよ…)

ブッスゥゥゥゥ!!

みほ「いっだぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!」

優花里「みほ殿!」

みほ「痛いよ優花里さん…」

優花里「耐えてください…耐えて…」

みほ「…うっ…うっ…」


医師「麻酔薬注入します」

ぼわぁぁぁぁあ~~ん

みほ「ん…」

みほ(なにこの感じ…お尻の周りが生暖かい…)

医師「数分待ちますね」

数分後

みほ(あ!)

みほ(凄い、足が動かない!)

みほ(指さえも動かない!)

医師「動きますか?」

みほ「無理です…」

医師「足を抓ってるんですけどわかりましたか?」

みほ「え!気がつきませんでした!」

医師「わかりました…、ストレッチャーに移します、ナースさん足お願いしますね」

ナース「は~い」

優花里「手伝いますか?」

おばちゃん医師「大丈夫よ」

おばちゃん医師「そぅらよっこいしょい!!」

ナース「失礼しまーす!」

医師「秋山さん、ありがとうございます、このあとは私達に任せてください」

優花里「は…はい!」



手術室

医師「乗せますね~」

おばちゃん医師「どっこいしょ!」

ESWL「こんにちわ」

みほ「…」

みほ「なんか…すごい機械ですね…」

おばちゃん医師「この機械は結石をバッチリ写すのよ」

医師「西住さんからもモニターを見て何処に結石があるかがわかるので、宜しければ観察してみてください」

おばちゃん医師「貴重な体験よ!」

みほ「ははは…」



数分後

おばちゃん医師「西住さんモニターになにが映ってるかわかる?」

みほ「……」

お饅頭『こんにちは、私』

みほ「その…」

みほ「私の…」

みほ「私のお饅頭が見えます」

みほ「その…私のお饅頭の穴からワイヤーが出てます…」

おばちゃん医師「今から内視鏡を入れるわよぉ~」

みほ「かぽぉ…」

お饅頭『あなたを受け入れるわ』

内視鏡『失礼します』


みほ(ひぃっ…入ってくるぅ!入ってくるぅ!)

ずっぼり

みほ(入ったぁぁぁぁぁぁぁ!、ひぃ…なにも感じない!入っているのになにも感じない!)

みほ「」

みほ(…)

みほ(あ…)

みほ(私の体内…すっごいピンク…)

夜に更新します!

みほ「ん!?」

みほ「なんですかこれ!?」

医師「あ~、ありましたね、結石です」

おばちゃん医師「結構でかいですね…引っかかってます…」

医師「西住さんは尿管が少し狭いから、結構砕かなきゃ、レーザー準備して」

おばちゃん医師「はい」

ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ ぱ

みほ「なんですかこの音?」

おばちゃん医師「これがパルスレーザーの音よ、細くなってるでしょう」

みほ「あぁ~…」

医師「鉗子」

おばちゃん医師「はい」

みほ「わぁ…何か入ってきた…」

おばちゃん医師「これで細かくなった石を救い出すのよ」

みほ「わぁ~…」


10分後

医師「いまからステントチューブを入れますね」

みほ「なんですかそれ」

おばちゃん医師「これはね尿管を保護するためのチューブよ」

みほ「へぇ~…」

医師「導尿用バルーン」

おばちゃん医師「はい」

みほ「なんですかそれ?」

おばちゃん医師「これはねハルンバック、簡単に言うと…おしっこを溜める袋におしっこを送るバルーンよ」

みほ「へぇ~」

医師「設置完了です」

医師「ふぅ…」

医師「手術終了です」

おばちゃん医師「お疲れ様、今から病室に運ぶわね」

みほ「はぁい…」

みほ「あ…」

みほ(なんだか眠くなってきた…)




みほ「爆睡しちゃった…よ…」

みほ「あれ…あ…確か手術が終わったあと寝ちゃったんだ…」

時計「23:17よ」

ナースコール「ぽちっ」

ダダダッ!!

おばちゃん医師「あら西住ちゃん起きたのね!」

みほ「はい…さっきまでぼーっとしちゃってて」

むくり…

おばちゃん医師「あー!あー!起きちゃダメよ!1日は寝てなさい!」

医師「明日歩けるようになりますのでそれまで横になっていてください」

医師「今起きると脊髄圧の影響で頭痛と吐き気に襲われます…明後日仮退院なので、それまで我慢してください」

みほ「はぁい…」

みほ「あ…」

みほ「その…ありがとうございました」

おばちゃん医師「いいのよ、退院してまでが入院だからもう一踏ん張りよ!!」

みほ「はい!」



大洗女子学生 校門

みほ「一週間ぶりかぁ、懐かしく感じるなぁ…」

ひそひそ

大洗生徒「あれよね」

大洗生徒「あのしっきりしてそうな顔でねぇ…」

みほ「?」

ソド子「…おはよう西住さん」

みほ「おはようございます!」

パゾミ「あ…おはよう…」

ゴモヨ「…肛門やぶりが校門にきたよ…」

大洗生徒「んぐっふ…!!」

大洗生徒「んっくっ!」

パゾミ「ちょっとゴモヨ…!」

みほ「?」

ソド子「会長が生徒会室で待ってるから早く行った方が良いわよ」

みほ「あぁ~忘れてました!!」
A

下駄箱

みほ「な…」

みほ「なにこれ…」

みほ殿へ

退院おめでとうございます、
実はみほ殿に謝らなくてはいけないことがあります、それは入院1日目に座薬を入れましたよね、その事をL○INに呟きました、そしたら大変なことになりました、
いちどは死のうと思いましたが死ねませんでした、
私は貴女の前から消えます、さようなら。

秋山優花里より

みほ「………」

みほ「………はぁ?」

みほ「はぁ?はぁ?はぁ?」

ギリギリギリ

手紙「やめてちぎらないで!!」

大洗 お昼 生徒会室

みほ「ふんっ!ふんっ!ふんっ!」

バキャ!ベキィ!ベキィ!

桃「ひぃぃ!!痛いよ柚子ちゃ~ん!」

みほ「ざっ…けんなよ…!」

みほ「秋山もお前も!」

桃「ぴい!?」

みほ「おやつカルパスとかふざけんなよ!!」

みほ「せめて夕張メロンだろ!!!」

杏「大洗に夕張メロンはないよ」

みほ「なら…なら…!」

みほ「ならせめて…カラスミとかあるだろ!乾燥あん肝とか…もっとそう…しっかりしたやつがあるだろ!」

バシンペシン!

桃「ひぃぃぃぃぃぃぃ!おやつカルパス投げないで!!!」

グリグリグリ

桃「ぴぃぃぃぃぃ!鼻の中におやつカルパス入れないでぇ!」

桃「せめて袋は取ってぇぇぇぇ!!」


杏「西住ちゃ~ん、そろそろやめてあげたらぁ」

みほ「あぁん!?」

杏「…」ピキッ

杏「…は?」

杏「え…は?」

杏「今回の件は河嶋と秋山ちゃんの所為で西住ちゃんがイライラしているの、私知ってるよ」

杏「でも私にそんな態度取るのは間違ってるよねぇ」

みほ「あ…」

杏「西住ちゃん」

杏「私が持ってるボタンを押すとね、西住ちゃんの足元のパネルが外れるの」

杏「海までひゅーん」

みほ「」ガタガタガタガタガタガタガタガタガタガタ

杏「ねぇ」

杏「サメの餌になりたいの?」

杏「ん?」

杏「聞いてんだよ」

みほ「」カタカタカタカタ

一同(((こわぁ…)))


みほ「ご…ごめんなさい…」

杏「ん、まぁいいよ、それに私も秋山ちゃんが取った行動気にくわないし」

エルヴィン「そもそもグデーリアンはどこに行ったんだ…?」

おりょう「いきなり姿を見せなくなったぜよ…」

左衛門座「私…サンダースに短期転校したと聞いたぞ」

カエサル「転校じゃなくて亡命だろ…」

一同(((そうだよなぁ…!!)))

杏「まぁ、力は貸してあげるよ…」

杏「ね、武部ちゃん」

沙織「はい…」

華(沙織さんは…一体何を…?)

麻子(昼休みに生徒会室に行ってたからなんかしら事情は知ってるんだろう)

ぷるるるる

沙織「もしもし、ケイさんですか?」

ケイ「あら沙織じゃない!、あなたから電話をかけてくるなんて珍しいじゃない!」

ケイ「どしたの~?」

沙織「ゆかりんを探しているんですけど、知っていますか?」

ケイ「ゆかりんってオッドボールでしょ?」

沙織「はい、そうです…」

ケイ「オッドボールならいまアリサと話しているわよ、かわる?」

沙織「いえ!大丈夫です!」

沙織「いましたよ」ボソリ

みほ「よし」

一同(((………)))

一同(((秋山さん、運ないなぁ~…)))

ケイ「ん~?」

ケイ「なによ?なんか訳ありね」

沙織「あー…」

沙織「その……来週の月曜日ゆかりんの誕生日なんですよ」

ケイ「あらそうなの、それはHappyね!」

沙織「それで…会長にゆかりんが何処にいるか聞いたらサンダースに短期転校した…って会長が言ったからみんなびっくりしちゃって、みんなでサプライズプレゼントを送りたいんですけど…ケイさんに手伝って欲しいなって…」

ケイ「そういうことなら全然OKよNOproblem!」

ケイ「黒船に乗ったつもりで来週の月曜日、楽しみにしてちょうだいね!」

ケイ「オッドボールをびっくりさせてあげるわ!」

沙織「はい…ご迷惑おかけします…はい、はい…あ、ありがとうございます!、失礼します」


ガチャ

沙織「これでいいんでしょ…」

みほ「ナイスです」

沙織「だったらもう河嶋先輩離しなさいよ、鼻にカルパス何本詰め込んだの…」

みほ「…6本」

桃「は…痛い…はっひっ…!」

ぱっ

桃「う…うぇ~ん」

桃「怖かったよ柚子ちゃ~ん」

桃「痛いよ柚子ちゃ~ん!」

柚子「今回も桃ちゃんが悪いと思うけどな…」

桃「ぞんなぁ~…」

丸山「………」

あゆみ「あぁ!?」

梓「こら沙希!鼻水まみれのカルパス食べようとしない!」

優希「あぁ口に入れちゃった…」

かりな「ぺっしなさいぺ!」

あや「バカが移っちゃうよ~」


杏「で、西住ちゃんはこれからはどうするの?」

杏「西住ちゃんだけでサンダースに行ったとしても秋山ちゃんなら感づいて逃げられちゃうと思うよ~」

みほ「………」

みほ「いまからプラウダに行ってきます」

みほ「カチューシャさんと作戦会議をします、そうすれば、あのモジャ毛を雑巾にすることができます…」

みほ「そうしなきゃいけないんだ…、それが地球のためなんだ…」

一同「………」

梓(狂っちゃった…西住隊長狂っちゃった!!)

杏「最後に一言言っておくけど」

みほ「はい…」

杏「憎しみは何も生まないからね」

みほ「……」

小型結石『バイバイ…おかーさん』

みほ「そんなの…」

みほ「そんなのとうの昔にわかってますよ」

杏「ん…」

みほ「それじゃあ…失礼します」

プレゼントボックスの中です!!

カチューシャ「体が小さくてよかったわ…」

みほ「ははは…」

ガサガサ

みほ「あの…」

みほ「カチューシャさん…なんか…ズボンからガサガサ音が出てるんですけど…」

カチューシャ「そ…そそそ…そんな事ないわよ!」

カチューシャ「気のせいよ…気のせい…」

みほ「まさかオムツなんてつけて…」

カチューシャ「」ビクゥ!

みほ「あ…」

回想

ダージリン「みほさんにできる事は貴女にもできるわよねカチューシャ」

カチューシャ「当然よ!」

プラウダ高校学園艦最下部

ノンナ「西住さんにできることは貴女にもできますよねカチューシャ…」

ブブブブブブブブブ!!!

カチューシャ「ぴぃぃぃぃぃ!ぴぃぃぃぃぃ!」

ノンナ「大丈夫…ニーナとアリーナで試しましたので…大丈夫です」


扉「バァン!」

ガシィ!

ニーナ「逃げてくだせぇカチューシャ様!」

アリーナ「私達が足止めしますから!!」

ノンナ「こいつら…足を…」

クラーラ「まだ喋れましたか…」

ずぶん!

ニーナ「うぐっ…」

グリグリグリ

ニーナ「あ…あひっ…」

パタリ…

アリーナ「ニーナぁぁぁぁ!!」

ずぶん!

アリーナ「うぐぅ!」

カチューシャ「あ…あ…あ…」

アリーナ「カチューシャ様…にげて…」

パタリ…


カチューシャ「ぴぃぃぃぃぃ!ぴぃぃぃぃぃ!」

たたた!!

ノンナ「逃がしません…」

ガシィ!!

カチューシャ「ひっ…ひいぃぃぃぃぃ!やだぁぁぁぁ!」

クラーラ「ノンナ、よくやりました、そのまま足を押さえててください!」

カチューシャ「ちょっとクラーラあんた日本語ペラペラじゃない!!!」

クラーラ「I don't speak Japanese…」

カチューシャ「こ、こいつ流暢な英語を!!」

ズルゥ

カチューシャ「ひいぃぃぃぃぃぃ!パンツ返してぇ!!!」

ノンナ「いまですクラーラ!!」

クラーラ「ア○ル行きます!!!」

カチューシャ「いやぁぁぁぁあ!!!」

ズボン!

カチューシャ「あんぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」

回想終了


カチューシャ「」カタカタカタカタ

みほ「辛い思いをしたんですね…」

みほ「大丈夫です…ここには貴女を傷つける人間はいません…」

カチューシャ「ほんとよね…みほーシャはカチューシャのことをいじめないわよね…」

みほ「はい…、今から悪の根源を狩りに行きます」

カチューシャ「……」

カチューシャ「なんだか…怖いぞ…」

カチューシャ「みほーシャ…手をつないでくれないか…」

みほ「……ん」

みほ「はい…どうぞ」

カチューシャ「う…うん、暖かいな」

みほ(…)

みほ(私も子供を持ったら…こんな気持ちになるのかなぁ…)

朝更新します!

サンダース高校 月曜日

優花里「何ですか?戦車倉庫で見せたいものがあるって…」

ケイ「それはついてからのお楽しみよ!」

優花里(なんか…嫌な予感がします…)

ケイ「その…オッドボールって、もうすぐ短期転校終わっちゃうじゃない?」

ナオミ「思い出作りみたいなものよ」

優花里「そ…そうでしたかぁ」

アリサ「喜びなさいよ、これだから田舎学校の人間は…」

優花里「ははは…」

優花里「嬉しいであります…」



優花里(忘れてましたぁ…そろそろ次の転校先決めなきゃなきゃ行けない時期あります…、どうしましょう…次は継続高校にしますか、継続高校の隊長はL○NEやってませんでしたし)

優花里(転校までにアメリカンライフを楽しめるだけ楽しみます!!)

優花里「ぐへへ…ぐへへ…!」

アリサ「不気味ね…」

ナオミ「ふふふ…」

サンダース戦車倉庫 夕方

ナオミ「着いたよ」

ケイ「これよ!」

木箱「じゃじゃ~ん」

優花里「おぉ!これはたくさんものが入りそうな木箱がありますぅ!」

アリサ「開けてみたら?、私も中身が気になるし」

優花里「うへへ…そうですね!」


ぺりぺり

ケイ「大洗では誕生日パーティーやらないのかしら?」

ナオミ「日本で誕生日パーティーを開いたりみんなではしゃいだりするのは少数派らしいです」

アリサ「サンダースは特にはしゃぎますから…」

優花里「うへ…うへへ」

ぺりぺり

優花里「この板が最後ですぅ!!」

アリサ「もったいぶんないで早く開けなさいよ!」

優花里「はぃぃ!!」

ベルベリ

優花里「行きますよ!」

ガバァ!


カチューシャ&みほ「サプラーイズ!!!」

優花里「」

ケイ「ワァオ!」

カチューシャ&みほ「ピロシキ~!!!」

優花里「」

優花里「あ…ぁ…ぁ」

優花里「あんぎゃぁああああああ!」

カチューシャ「ピロシキ~!!」

優花里「ぴっ…ぴろっ?…ひっ…ひっ…ひぃぃぃぃぃぃぃ!!」

優花里「こはっ…!はっ…!はっ…!」

みほ「元気そうですね優花里さん!」

優花里「はっ…はっ…こはっ…はっ…なんで…」



優花里「なんで…なんで私の居場所が分かったんですか!?」

みほ「…」

みほ「最初はグロリアーナ、次はアンツィオと各校を回りましたが…」

みほ「めんどくさくなったんで河嶋先輩をタコ殴りにしたら会長が教えてくれました」

みほ「優花里さん、河嶋先輩の次はあなたの番です」

優花里「ひ…ひぃぃぃぃ!」

カチューシャ「秋山ぁぁあ!」

カチューシャ「あんたのせいで!あんたのせいで!」

ベシンベシン!!

優花里「痛い!鞭は痛いです!」

カチューシャ「あんたのせいでねえ!、私を助けてくれたニーナとアリーナは2度とうんこが出来ねぇ体になっちゃったのよ!!」

優花里「ひぃ!ごめんなさい!」


カチューシャ「許すわけないじゃない!!」

優花里「ごめんなさい!ごめんな…ってちょっと待ってくださいよ、ニーナさんとアリーナさんがうんこ出来ねぇ体になったのはノンナさんの所為じゃないですか!!」

アリサ「汚いなぁ…」

ナオミ「ははは!」

カチューシャ「なんてことを、おやびん!こいつうちの生徒に責任転換しましたぜ!!!」

みほ「こいつは許せねぇなぁ…」

優花里「いやいやいや!カチューシャさんノンナさんの名前聞いた瞬間からめっちゃ足震えてるじゃないですか!!」

優花里「あの電話のあとなにがあったんですか!?」

カチューシャ「その事は話すなぁ!!」

ペチンペチン!!

優花里「ひぃ痛い痛い!、鞭で叩かないで!」


みほ「秋山さぁ…」

優花里「みっ、みほ殿!助けてください!」

みほ「あんたさぁ…3人の人間の肛門を壊したんだってねぇ…」

カチューシャ「うっ…うぐっ…わだしど…ニーナと…アリーナ…」

カチューシャ「みほーシャ…みんなの仇をどっで…」

ケイ(おやびんは何だったの?)

アリサ(知りませんよ…)

みほ「そうだなぁ」スチャ…

サングラス装着

みほ「いくらだせるの…?」

優花里「あ…」

優花里(あ…これ…)ガタガタガタ

カチューシャ「ピ…」

カチューシャ「ピロシキ3ヶ月分」

みほ「うん…いいよ」

みほ「これはもう…ペナルティしかないねぇ…」

優花里「あ…あ…あ…」ガタガタガタガタガタ

優花里(悟りました…今の西住殿には…なにを言っても無駄であります…私のア○ル工場は本日をもって閉鎖であります…)

夜に更新します!

ごめんなさい夜の仕事が入ってしまいました、
明日の夜に更新します、これからはこのような事が起きないよう心掛けます

優花里(ん…?)

優花里(確かに2vs1なら私は不利ですが、今目の前にいるのは病み上がりのサイコパスとまめちび女だけです)

優花里(私は腐っても装填手…日々の鍛錬は怠りませんでした!)

ガシッ!

カチューシャ「ピャア!」

みほ「あっこらお前何するんだ!!」

優花里「…今まで…」

優花里「今まで反抗せずに何もしませんでした!」

優花里「ところが…気がついてしまったんですよ…」

ペシンペシン

カチューシャ「ぴぃぃ!ぴぃぃ!ビンタしない゛でぇ゛」

優花里「はっはっはっ!君たち弱いんですよ!」

ナオミ「本性出したよあいつ」

アリサ「軍オタなんてみんなあんな感じですよ」

ケイ「それは偏見じゃない?」

みほ「優花里!やめるのです」

バチィ

みほ「ひっひぃぃ!」

優花里「病み上がりサイコパスとまめチビが私に勝てるとお思っちゃったんですか?」

優花里「ん?ん?」

ペチンッペチンッグリグリ

カチューシャ「ぴぃぃぴぃぃ!、指を鼻に入れないで!!せめて手袋とって!!」

優花里「あっはっはっはっは!!」

みほ「くっ…」

カチューシャ「カっ…カチューシャ様をなめるんじゃないわよ!!!」

ブンブンブン

優花里「ん、まめちびちゃん、手が届いていませんよ?」

グリグリ

カチューシャ「ひぃぃ!、鼻から…鼻からピロシキが出ちゃう!」

みほ「…さい」

優花里「すみません今カチューシャさん弄るので忙しいので黙っててくれませんか?」

カチューシャ「カチューシャを舐めるんじゃないわよ!」

グルングルングルングルングルングルン

カチューシャ「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

グルングルン

みほ「ゆっ、優花里!、カチューシャさんをタオルみたいに振り回すのはやめなさい」

カチューシャ「う゛っう゛っ…お゛ぇ゛…」

優花里「やめて欲しければそれなりの態度を見せてくださいよ!」

みほ「!!!?」

優花里「日本語わからないんですかね?」

優花里「やめて欲しければねぇ!土下座するなり服を脱ぐなりしてくださいよ!」

グルングルングルングルン

カチューシャ「だずげで!」

扉「コンコン」

鍵「かかってますよ」

みほ&カチューシャ「あぁ…」

みほ「アリサさん開けてください!このままじゃカチューシャさんがスルメイカになってしまいます!!!」

アリサ「開けるわよ」

優花里「やめてください嫌な予感がします!」

バキャ

アリサ「ひっ…ひぃ!」

ねこにゃー「あ…あの…失礼します」

優花里「……」

ナオミ「んっふ…」

ケイ「ワァオすごい筋肉ね!」

アリサ「」

優花里「…」

パタリ

優花里(終わった…)


みほ「猫田先生そいつをやっちゃってください!」

カチューシャ「ウンコできないくらいお尻をしばいてちょうだい!!」

ねこにゃー「うん、いいよ!」

優花里「」ハッ

優花里「ちょっちょっと待ってくださいよ!、そんな醤油とって、うんみたいなノリはやめてくださいよ!」

ねこにゃー「え?、なんでやっちゃいけないの?」

優花里「え?」

ねこにゃー「え?」

優花里「え?」

ねこにゃー「だって優花里さんはNPCなんでしょ?」

優花里(…へ?)

ねこにゃー「人間はやっちゃったら死んじゃうけど優花里さんはNPCだからやっちゃっても大丈夫って、西住さんが私に教えてくれたんだ!」

優花里「……」

優花里「ひ…」

優花里「ひぃぃぃぃ!!」

優花里「ゲーム脳であります!」

優花里「バーチャルとリアルの世界の区別がわからない人間がいますぅ!!」

ねこにゃー「大丈夫だよ…死んだとしても西住さんが持ってる世○樹の葉で蘇れるよ」

優花里「…」

優花里「は…ははは…」

優花里(こ…ここ…ころされる…私はころされる…、パワー系のアレにころされますぅ!!!)


優花里「お願いします…!、お命だけは…お命だけは助けてください!!!」

みほ「命は奪わないよ、お尻には死んでもらうけど」

優花里「」チラ…

ねこにゃー「ふんっ!ふんっ!」

ケイ「ナオミ、あの子倒せる?」

ナオミ「無理」

優花里「」カタカタカタカタ

優花里「うっ…うぐっ…」

優花里「ふっ…ふぐぅぅぅ…」カタカタカタカタ

バチン!!

優花里「痛い!」

みほ「苦しんだふりをしたってダメなんです、優花里さんは今までした罰を受けなきゃダメなんです」

みほ「ね、カチューシャさん?」

カチューシャ「うん!」ニッコリ

優花里「はっはっ…はっ…」

みほ「確か優花里さんは死にたくても死に切れなかったんでしょ?」

みほ「今楽にしてあげます!」ニッコリ

優花里「あ…あ…こひっ…」

カチューシャ「さぁ秋山!お尻を出しなさい!」

みほ「猫田先生!こやつに思いっきりタイキックしてやってください!」

ねこにゃー「うん、一度だけ人を思いっきり蹴ってみたかったんだ…!」

優花里「」ガタガタガタガタ

ケイ「アリサ、これって因果応報って言うんでしょう?」

アリサ「自業自得とも言いますね」

283: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [Saga]

みほ「猫田先生そいつをやっちゃってください!」

カチューシャ「ウンコできないくらいお尻をしばいてちょうだい!!」

ねこにゃー「うん、いいよ!」

優花里「」ハッ

優花里「ちょっちょっと待ってくださいよ!、そんな醤油とって、うんみたいなノリはやめてくださいよ!」

ねこにゃー「え?、なんでやっちゃいけないの?」

優花里「え?」

ねこにゃー「え?」

優花里「え?」

ねこにゃー「だって優花里さんはNPCなんでしょ?」

優花里(…へ?)

ねこにゃー「人間はやっちゃったら死んじゃうけど優花里さんはNPCだからやっちゃっても大丈夫って、西住さんが僕に教えてくれたんだ!」

訂正します!






優花里「お願いしま゛ずお尻をだすけでください!!」

みほ「なんでそんなに助かりたいんですか?」

優花里「こわいんです!!」

みほ「なんでそんなにウンコしたいんですか?オムツで良いじゃないですか?」

優花里「ウンコがしたいんです!オムツは嫌なんです!」

みほ「そんなにウンコしたいんですか?」

優花里「ばい!、ウンゴがじたいん゛です゛!」

カチューシャ「ガチ泣きしてるじゃない」

アリサ「さすがに可哀想になってきたわ…」

みほ「もう一度だけ聞きます、ウンコがしたいんですか?」

優花里「ばい゛!!」

みほ「じゃあここでウンコしてください」

優花里「…」

優花里「ひゅっ……」



みほ「そんなにお尻のことを愛しているならここでウンコ出来ますよね?」

優花里「…は…は…やぁぁ!」

バチン!

みほ「泣けば良いと思ってんじゃないわよ!!」

カチューシャ「これだからゆとりは」

アリサ(あんたがそれを言うのか…)

優花里「む…むりです…皆様の前でウンコをするなんて私には出来ません…」

みほ「え?」

優花里「え?」

みほ「優花里さんウンコする時何処でするの?」

優花里「トイレで…します…」

みほ「トイレでウンコ出来るのになんでここじゃウンコ出来ないの?」

優花里「……」

優花里「………あ゛ぁ…」

優花里(終わりです…私の人生は今日で終わりを迎えました…)


優花里「」カタカタカタカタ

優花里(ん?)

みほ「…」ブルブルブルブル

優花里「ん?ん?ん?」

カチューシャ「どうしたの...?みほーシャ?」


過去

おばちゃん医師「仮退院おめでとう!」

医師「おめでとうございます」

みほ「ありがとうございます!」

おばちゃん医師「けどまだ終わりじゃ無いわよ~」

みほ「…」

みほ「ふぇ?」

医師「まだ肝臓に石がありますからね、ウロカルン(結石が大きくなるのを防ぐ&結石を溶かす薬)とロワチン(結石の生成を防止、成長を止める薬)を飲んだからって石がなくなるわけではありませんし…」

おばちゃん医師「薬を飲んでも石が成長する人もいるのよ!」

みほ「…」

みほ(なんでこのおばちゃん…不安になるようなこと言うんだろう…)


医師「それと尿管ステントを挿入したままなので…激しい運動は絶対に…絶対にしないでください」

おばちゃん医師「来月の15日に抜くからそれまでは絶対安静よ!」

おばちゃん医師「それとね、あなた血液検査したわよね」

みほ「はい…手術前にしました」

医師「その時の結果なんですけど…その…尿酸の数値が異常に高いんですね…」

みほ「………」

みほ「はい…?」

医師「そんなに深くは考えないでください、しかし、結石ができた原因は食生活なので…食生活に気をつけて下さい、そうすれば尿酸値も下がるので」

おばちゃん医師「まぁ来月ステント取り出すから、その時に審査しちゃいましょ、それまで健康生活よ!」

みほ「……」

みほ「………はぃ…」

回想終了



みほ「」ガタガタガタガタガタ

優花里「みほ…さん?」

みほ「ん…?」ズキズキズキズキ

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ

みほ「ん……?!」

ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ

みほ「ん?」

優花里「どうしたんですか西住…さん?」

アリサ「なにあんた震えてるのよ?」

みほ「あ…」ズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキズキ


「あんぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!」




優花里「次回、西住殿が痛風になる話」






書きだめが終わったら
優花里「西住殿が痛風になった話」と言うタイトルで投稿します。

尿管結石になったのは事実です、人生初の浣腸がおばちゃん医師になるとは毛ほども思ってませんでした。
まさか自分の体内を見るとは思ってもいませんでした。
皆様も食生活と好き嫌いには気をつけてください。

優花里「西住殿が痛風になる話」完

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom