司会「さあさて、いよいよ東京市区町村バトルが始まります！」

各市区町村「うおーーー」

司会「さあ、今年の優勝はいったいどこになるのでしょーか」

司会「では、スタートです」

八王子「おい、ちょっと早過ぎないか？いつもは千代田の長い演説があるのに…」

八王子「ま、いいか」

司会「ふっ、愚か者どもめ」

小平「清瀬がここに来ていないんですが…」

司会「き、清瀬？埼玉県じゃないの？」

杉並「こいつ、怪しいなあ」

八王子「ああ、そうだ。っておい杉並！」

八王子「いつまでたっても杉並三駅（高円寺・阿佐ヶ谷・西荻窪）に中央線止まりやがって、許さねえ」

杉並「ああ？八王子あたりの田舎者が何言ってるのかな？」

八王子「ふざけんな！俺は中核市で、面積も東京都二位だぞ！」

杉並「図体(面積)ばかり大きくても文化がなくては意味ねー」

杉並「戦前から富裕層が住んでて路面電車もあった私に逆らう訳？」

杉並「民度も低いのに」

八王子（もう我慢ならん）

八王子は剣を後ろから取り出した。

杉並「お、大きい」

八王子「誰であろうと八王子を侮辱する者は許さん」

八王子「ぬおおおおおお」

八王子は一気に杉並に畳み掛けた。

杉並の頭上に剣が振り下ろされる。

杉並が籠手でその剣を弾いた。

八王子「何っ」

八王子に一瞬の隙が生まれた。その一瞬で杉並は弓を引いて矢を放つ。

30センチも離れてなどいない八王子と杉並。

八王子は避ける間もなかった。八王子の胸から血が噴き出す。

八王子「ぐふっ」

八王子が倒れる

杉並「そんなに強かったかしら」

八王子「まだまだだ。誰がこんな奴に負けるか！」

八王子「こんな傷くらい、すぐ治る」

杉並「やっぱりね」

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