【安価】俺の神様転生 (29)

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但馬「俺の名前は但馬隆平、19歳だ」

但馬「享年19歳と言った方が正しいかも知れない」

但馬「但馬隆平は雨の降りしきる夜に死んだ」

但馬「何故死んだのかは覚えていない」

但馬「だが死んだと言う事実だけは明確に俺の中にあった」



但馬「俺は死ぬその時まで死後の世界というのを信じたことは無かった」

但馬「だがいざ死んで見ると死後の世界というものは確かに存在した」

但馬「そこは真っ暗闇で俺を含めた無数の魂が淡い光を放ち天へと帰る場所」

但馬「意識こそあった。しかし肉体から離れた魂に自由は利かず」

但馬「俺はただ意味も無く【元の世界】へと飛ばされていっているのだ」



但馬「【元の世界】というのがどんな場所なのかは分からない」

但馬「ただ、そこへ辿り着いた時」

但馬「俺は生まれ変わるのだろうなという確信にも似た思いがあった」

但馬「ただ其処へ至るまでの道のりは永く」

但馬「悠久の時を通して自分の記憶が消えてゆくのが分かった」



但馬「記憶が完全に抹消されるその時を境に、俺は本当の意味で死ぬのだなと」

但馬「それを思うと酷く寂しい」

但馬「どうか残された人は俺の生涯を忘れないでくれ」

神様「ポエム乙」

但馬「・・・・・・」



但馬「気がつくと俺は職員室みたいな場所に居た」

神様「解説ご苦労」

但馬「そして目の前にはやたらとケバイおばさんが鎮座していた」

神様「ぶっ飛ばすぞ」

但馬「・・・・・・何これ」



但馬「俺は死んだ筈」

但馬「俺は死後の世界に旅立った筈では?」

但馬「何故職員室で先生に羞恥心溢れるポエム聞かせている図になっているのですかねぇ・・・」

神様「但馬」

但馬「ハイ?」



神様「お前は確かに死んだ」

但馬「はい」

神様「このまま行けばお前は生まれ変わる」

但馬「薄々気づいていました」

神様「だが残念なことにお前の来世はカマキリの雄だ」

但馬「」



神様「カマキリのオスは?」

但馬「メスに食われる・・・」

神様「腹の中には?」

但馬「夢がいっぱい」

神様「寄生虫だろ」



神様「お前、正直なところカマキリに転生したいか?」

但馬「死んでもいやです」

神様「もう死んでるんだがな」

神様「でだ、私はお前に新たな転生プランを用意した」

但馬「転生プラン?」



神様「面倒な説明は省きたいから率直に言う」

神様「但馬、お前私の操り人形として人間に転生しろ」

但馬「はい?」

神様「二度は言わない」

神様「お前に残された道はカマキリに転生するか人形として人間に転生するか」

神様「・・・どちらかだ」

神様「さあ選べ」

但馬「どの道俺の来世お先真っ暗な件」


安価↓1~3 

01歯向かう
02カマキリで
03あなたみたいな美人のおばさんの人形になれるのなら喜んで俺は人間になります。



但馬「あなたみたいな美人のおばさんの人形になれるのなら喜んで俺は人間になります。」

コンマの数値で神様胸キュン00ファンブル~99最高

コンマ↓1

ksk



神様「美人なおばさんて褒めてんのか貶してんだかわかんねーな」

但馬「褒めてます」

神様「・・・まあいいや。人間に転生するって事でいいんだな?」

但馬「是非とも」

神様「お前にはある世界に転生してもらって英雄道を歩んでもらうぞ」

但馬「何それ初耳」

神様「今初めて言ったからな」



神様「まぁ、なんだかんだ言って私はお前の事気に入ってるからな

神様「悪い様にはしないさ」

但馬「そういや何でさっきから俺と顔合わせないんです?」

神様(恥ずかしいからだよ!)

神様「・・・天井の染みが気になってな」



但馬(天井の染みなんてなくね?)

神様「えっと、でだ。私も長くは時間を取れない身だから手短に言うぞ」

但馬「はい」

神様「お前の来世は基本自由に過ごしてくれて構わない」

但馬「え・・・?」



神様「ただ、ターニングポイント・・・」

神様「お前が世界を変える節目の時期を迎えたとき」

神様「その時は私の言う通りに動いてもらうから覚悟しておけよ」

但馬「・・・それだけでいいんですか?」

神様「ん?」



但馬「いや、それだけで人間になる機会を貰えるなんて他の彷徨える魂に申し訳ないっていうか・・・」

神様「いいんだよ」

但馬「え?」

神様【元々この世界は平等でないからな】

神様「私がお前を選んだ。それ以外の理由はいらないだろう?」

但馬「・・・」



神様「・・・そろそろ時間だ」

但馬「時間?」

神様「私も一応神様だからな。これでも忙しい身の上なんだよ」

但馬「貴女神様だったんですか!?」

神様「ここまで話して気付いてなかったんかい!?」



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但馬「そんなこんなで俺は転生することとなったのである」

但馬「俺の来世の行く末は神様ですら知らないらしい」

但馬「・・・正直どうなるのか期待と不安でごちゃごちゃだが」

但馬「これだけはいえる」

但馬「あのおばさん以外と俺のタイプだった・・・」

今日の投下終わりで

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