・このスレはFateキャラのSSスレです

・ネタの都合上、直近の作品である劇場版遊戯王に登場するカードやFake三巻に関する重大なネタバレが含まれています。これ等の要素が気に障る方はプラウザバックをお願いいたします

・この世界はデュエル脳なので各特異点、イベント等も全てデュエルで決着が付けられています

～カルデア内・シヴァ前～

エジソン「おのれ、ミスターすっとんきょうめ……いきなり因縁を付けてきたかと思えば決闘なぞ仕掛けてきおって……だが、貴様のデッキでは我が直流を体現したこの《超電磁稼動ボルテック・ドラゴン》を越える事はできまい……」

超電磁稼動ボルテック・ドラゴン　ATK3400

テスラ「ふん!!それもこれも貴様が凡骨だからだエジソン!!我が交流の使い魔たるエレキモンスターは直接攻撃出来る!!エレキングコブラでダイレクトアタック!!」

エレキングコブラ　ATK1000

エジソン「その程度読んで居るわぁ!!永続罠発動!!スピリットバリア!!モンスターが居る限り我輩はダメージを受けない!!これでエレキングコブラの効果は発動不能!!」

テスラ「ふん……」

ぐだ子「ちょおっと待ったぁ!!」

テスラ「むっ、マスターか。少し待って居たまえ。叱責ならばこの腑抜けめを打ち倒してから甘んじて受けようが……」

ぐだ子「違う、違う違う!!そうじゃない!!なんで私も呼んでくれなかったのさ!!」

テスラ「……ハッハッハ!!君は相変わらずだなマスター!!なぁに、何分突発的な事だったからなぁ!!仕方なかったと諦めてくれたまえ。後でデュエルしてあげようとも。」

エジソン「うむ。我輩もその折には喜んで戦わせて貰おう……ほれ、すっとんきょうめ。貴様のターンだぞ、速くしろ!!」

ぐだ子「むー……ならいいや。」

テスラ「すまないなマスター。少し待って居たまえ。すぐに終わらせてくれよう。私はカードを二枚セットしてターンエンド!!」

エジソン「我輩のターン!!手札から魔法カード《充電器》を発動!!500ライフを払い、墓地から電池メン単三型を特殊召喚!!」

エジソン　LP4000→3500
電池メン単三型　ATK1000

エジソン「そして手札から速攻魔法《地獄の暴走召喚》を発動!!このコンボによりデッキ・手札・墓地から単三型をさらに二枚特殊召喚する!!」
　　　　(これで手札の《漏電》が使用可能!!この決闘、貰ったぞミスターすっとんきょう――!!)

マシュ「アレは……!!」

ぐだ子「電池メンお得意の単三暴走サーキットの構えだね。」

マシュ「……？テスラさんが負けそうなのに先輩はあまり驚かないんですね？」

ぐだ子「うん。だって……」

テスラ「――――フハハハハハ!!」

ぐだ子「――社長は諦めてないしね？」

エジソン「ぬぅ!?なにがおかしいテスラ!!貴様が負けを悟って笑うような殊勝な男では無い事なぞとっくに知っている!!貴様、【何を仕掛けた】!!」

テスラ「それはどうかな!!という奴だ!!カウンター罠発動!!神の宣告!!LPを半分支払い、その発動を無効にし、破壊する!!
　　　　大量生産、大量展開、効率的で貴様らしいのは結構だが、そのせいでマストカウンターが見え見えだぞ!!」

テスラ　LP4000→2000

エジソン「ぐぅ……しかして貴様、そのように古き神の力を使ってもいいのか!?」

テスラ「ハハハハ!!確かに私は古き神を越えていく男であるが、古き神の偉業を否定する男では無い、という事だ!!」

エジソン「ぬぅ……我輩はカードを一枚セットしてターンエンドだ……」

ボルテックで殴らないのか

>>10
あ、すっかり忘れてた……というかこの先の決闘構成に不備が発覚してどうしたもんか……そういえばあのカードはP召喚制限あったね……とりあえず単三暴走サーキット否定の流れを某所でやりたかったけどタイミングを逃したからコッチでやってみたんだけどちょっと突貫工事過ぎたなぁ……ちょっと調整しながら修正します。

変な指摘してすまんな
別にニコラの伏せを警戒して攻撃ためらったとかにしたら大丈夫だと思うよ

>>13
いえ、指摘のお陰で重大なミスに気付けたので感謝感激です。

>>9から少し修正。また、事前の状況としてテスラの場に《平和の使者》と《カードトレーダー》が発動されています。暴走サーキットで諸共ロックを吹き飛ばそうとした所にカウンターを受けた……という事にしてください(血涙)

エジソン「ぬぅ……ロックを破る事は出来なかったか……だが、ロックが掛かっている限り貴様もスピリットバリアで攻撃が通らぬ事を忘れるなテスラ……」

テスラ「その程度の事なぞ既に知っているぞエジソン!!私のターン、ドロー――!?フハハハハ!!マスターよ!!君のお陰で私の雷電は更なる領域へ至った!!」

ぐだ子「？」

テスラ「まずはスタンバイフェイズに平和の使者のコストを支払う。」

テスラ　LP2000→1900

テスラ「そしてカードトレーダーの効果で手札を一枚デッキに戻し、デッキからカードを一枚ドローする」(速攻のかかしは無為に終わったか……まぁいい)

テスラ「私は手札から永続魔法、《閃光の宝札》を発動!!」

マシュ「閃光の宝札？ですが、あのカードは……」

ぐだ子「二枚一組で使うカードだし、そもそも一枚に付き一つ魔法罠ゾーンを封じてしまうからこの状況ではただのカードだよね。……あっ、もしかしてロンドンで拾ったアレかな？」

テスラ「私は場の永続魔法三枚を墓地に送り、手札からこのカードを特殊召喚する!!」

テスラ【雷撃を纏いし古き悪魔よ。我が交流により遍く人々の為にその力を振るうがいい!!幻魔よ、人に下れ!!降雷皇　ハモン!!】

降雷皇　ハモン　ATK4000

エジソン「攻撃力4000……!?それに幻魔だと!?」

テスラ「然様!!ロンドンにてマスターと共に消し飛ばした悪魔めを使わせて貰った!!私のデッキと相性がよかったのでね!!バトルだ!!ハモンでボルテックドラゴンを攻撃!!霹靂の雷鎚!!」

エジソン「ええい貴様、相変わらず突拍子も無いな!!しかし、その高火力は自らの首を絞めるぞ!!
　　　　　トラップ発動!!魔法の筒!!自分のモンスターの攻撃で消し飛ぶがいいわ!!」

テスラ「……だろうと思っていたぞエジソン!!貴様ならばスピリットバリアを突破するために高火力モンスターを用意したならば、それを返すだろうとな!!カウンター罠発動!!地獄の扉越し銃!!」

エジソン「な、なにぃ!?テスラ貴様、駆け引きが上手くなってはいまいか!?コミュ障の貴様に対人戦略なぞ組める筈が……」

テスラ「なぁに、生前に受けた貴様のやり方を真似させて貰っただけだ……非常に癇に障るがな。」

エジソン「な、なんと……ぬわー!?」

エジソン　LP3500→0

三幻魔の一体がロンドンに落ちてたのか……

>>17
テスラのキャラクエで強大な悪魔？が出てくる為、それをハモンに当て嵌めました。

～～～～

エジソン「くっ……腕を上げたなテスラ……しかし次は私が勝つ!!」

テスラ「ふん……そうだ。それでこそ我がライバルだ。……勿論、私の方が上だがな？」

ぐだ子「……ところで、なんで社長はエジソンに喧嘩を売ったの？いつもなら喧嘩を売るのはまぁ半々だけどどっちかというとエジソンからが多いよね？それになんか社長ってば不機嫌だし。」

エジソン「そうだな。確かドクターロマンにシバの説明をして貰ってからだったな？」

テスラ「……別に。ただ単にシバの観測の【揺らぎ】とやらに気に入らない光景が写っただけだ……エジソン、貴様が古き神の威光に平伏している等と言う光景がな。」

ぐだ子「……だそうだけどエジソンは覚えがある？」

エジソン「……いや、今の我輩には覚えが無いな……だが、もしや『別のクラス』での召喚であったならば有り得なくも無いかも知れん……勿論、遍く光を与えるこの我輩が神に平伏すなどまずありえんがな!!」

ぐだ子「ところで社長、その【揺らぎ】ってどこにあったの？もしかしたら新しい特異点かも……」

ロマン「いや、今の所はそれは特異点じゃないね。社長が見ていたのは現代……2015年頃のアメリカだ。だが、揺らぎはそれ以降観測できないし、そもそもサーヴァントが召喚されうるような『聖杯戦争がアメリカで行われた事実』はカルデアの観測では存在しないんだ。」

ぐだ子「あ、ドクター……って事は冬木とも状況が違うの？」

ロマン「うん。冬木の場合は聖杯戦争という下地があったからサーヴァントの召喚や特異点足りうる異常も有り得なくは無い。だが、その時代のアメリカは近代過ぎて人理への影響度も高くは無いし、なによりも『聖杯が存在しない』……だから、ボク個人としてはテスラ社長の見間違いだと思うよ？」

テスラ「いいや……それでも私は見た。あのおぞましい古き神を宿した者を……」

ぐだ子「うーん……特異点ならまだしも、特異点でもないとなるとコッチから手出しは出来ないなぁ……ドクター、今後も観測を続けてもらえる？もしかしたら冬木みたいに特異点になる場合もあるだろうし……」

？？？「いいえ、それは必ず特異点となるでしょう。」

マシュ「貴方は……ジル元帥!?」

術ジル「マスター、貴方はその地と関わる事になる……この魔導書が先ほど反応しましたから分かります。その地には『彼女』が居る……彼女が居るのならばこの人理焼却に際してなにも行動を起こさない筈が無い。
　　　……それが世界を救う為だろうとは、とても思えませんが。」

マシュ「……やはり、キャスタークラスの元帥との意思疎通は不可能なのでしょうか……」

ぐだ子「『彼女』……？それってもしかして前にセイバーの方の元帥が言ってた……？」

術ジル「フランチェスカ……いいえ、この名前で言った方が通りがいいでしょう。
　　　『フランソワ・プレラーティ』……と。」

ロマン「フランソワ・プレラーティ――!?そんな、有り得ない!!だってプレラーティは『貴方と同じ年代の人間』のハズだ!!生きているハズが……」

テスラ「いいや、そもそも『人間ではない』のだろう。それならばあの異常にも説明が付く。」

術ジル「恐らくは人間どころか死徒の類ですら無いかも知れない……いえ、むしろ今思えば、アレは『魔神柱の方が近かった』のかも知れない。
　　　……私が堕ちるまで響き続けた、あの呼び声の主であるのだから……」

～同時刻・剣ジルの部屋～

剣ジル「…………」

フランチェスカ『ジール♪私と一緒にあーそぼ♪』

剣ジル「……今の私に、貴様と遊ぶ気は無い。去れ……」

フランチェスカ『もう……やっぱりコッチの姿だとイケズだなぁジルは。ヒドイなぁ……あーんなに私と一緒に【皆で】遊んでくれたのに』

剣ジル「黙れェ!!私は……私は違うのだ……あの姿が【いずれ至る】物だとしても、今の私は違うのだ……違う……のだ……」

フランチェスカ『ウフフフフ♪ジルぅ……やっぱり気付いて無いんだぁ、見て見ぬフリをしてるんだぁ……ウフフフフ♪』

フランチェスカ『ねぇジル？【私達】はあの楽しい遊びの中で気付いたよね？【恐怖という物には鮮度がある】って。静的な、絶望に堕ちきった物よりも、希望を与えられ、そしてそれを奪われる動的な物の方がとっても綺麗だったよね？』

剣ジル「黙れ……黙れ、黙れ黙れ黙れェ!!」

フランチェスカ『だけど、そんな希望からの落差よりも綺麗な物があるんだぁ♪それはね、
　　　　　　　　……【絶望に染まっている事を知っていながら、そこから目を逸らして自分はまだ希望を持っていると錯覚している】事だよ♪
　　　　　　　　そう、ジル♪【正に今のキミそのもの】だ♪』

剣ジル「黙れェェェェェ!!違う!!私は違う!!何れ至るとしても、それは今では無い!!私はまだ……彼女の遺した希望を……」

フランチェスカ『さぁジル♪もっともっと殺しちゃおう？私達でずっと楽しもう？ウフフフフフフフフ……』