クラスメイト「デュノアさんってさ、前は織斑くんと同じ部屋だったんだよね?」
クラスメイト「あー、あったね。シャルちゃんがシャルくんだった頃が」
シャル「ああ、黒歴史時代の話かな?」
クラスメイト「黒歴史扱いなんだ!?」
シャル「うーん、まあ、今から考えると男装して全寮制の学校に入学とか、無理筋にも程があるし…ね?」
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クラスメイト「あはは、確かに」
クラスメイト「でもかっこ良かったなー。シャルル・デュノアくん」
クラスメイト(シャル様は今のままでも十分凛々しいですよっ///)ハァハァ
シャル「うう…黒歴史なんだから、あまりイジらないで欲しいな」
クラスメイト「えーいいじゃん!たまに男装して学校来てよ!」
クラスメイト「かっこ良いんだからさー」
シャル「やらないよっ」
クラスメイト「それでそれで?同室だった時に一夏くんとなんかあったりしなかったの?」
シャル「ええっ!?な、なにもない……よ?」
クラスメイト「えっ、なにその含みのある言い方…」
クラスメイト「絶対なんかあったよね?それよお?あ?」
シャル「みんな、目がちょっとこわいよ…」
クラスメイト「吐け」
シャル「だからこわいって!!」
シャル「ホントに何もなかったんだってばっ!」
クラスメイト「本当かなぁ?」
クラスメイト「じゃあ質問を変えようか?いっしょにお風呂とか入った?」
シャル「お風呂…?」
シャル「・・・」
シャル「ギリギリいっしょには入ってない…かな?」
クラスメイト「そんなんもう入ったって言ってるようなもんじゃん!」
クラスメイト「シャルちゃんだけズルい!」
シャル「仕方なかったんだってっ!」
クラスメイト「男同士だからって、まさか一夏くんといっしょのベッドで寝てたりしないよね!?」
クラスメイト「いや…それはアンタが男同士をなんだと思ってんのかって話になるけど」
クラスメイト「男同士、密室、何もおこらないはずがなく…」
クラスメイト「さすがに同じベッドで寝るまであるわけないでしょ…」
シャル「・・・」
クラスメイト「ええっ!?」
シャル「い、いや、ちゃんと断ったよ?」
クラスメイト「おいおいおいおい」
クラスメイト「マジかよ一夏くん!!」
シャル「一夏もほらっ!ようやく男の子の同級生が出来てはしゃいでただけだからっ!そういうんじゃないからね!?」
クラスメイト「そ、そうだよね?あの時の一夏くんめっちゃ嬉しそうだったもん…ね?」
クラスメイト「で、どこまでやったの?」
シャル「何もしてないよ!?スキンシップ!友達同士の軽いスキンシップ程度しかなかったよっ!」
クラスメイト「どっちにしろズルいんですけど!」
クラスメイト「一夏くんとイチャイチャしやがって…くそっ!」ガンッ
クラスメイト「羨ましいなーデュノアさん」
シャル「イチャイチャなんて程じゃ…」
クラスメイト「いいなーデュノアさん。一夏くんと一瞬だけでも同室でー」
クラスメイト「男の子と同棲なんて…私らしたことないわ!」
シャル「あはは…」
クラスメイト「その同棲期間もあったから、今でも一夏くんとは仲良いもんねーシャルちゃんはさ。ズルいわ~」
クラスメイト「最近でもいっしょに住んでた頃みたいにスキンシップとかしてるの?」
シャル「えっ?」
シャル(あ、あれ?僕って今までで一夏と一番仲良かった時期って…)
シャル「あれ?黒歴史時代の方が一夏との距離が近かったような…?」
クラスメイト「・・・」
クラスメイト「…この話題やめておこっか?」
クラスメイト「そ、そうだね…もう昔の話だし、ねえ?」
シャル「あれ?あれれ?一夏…あれ??」
クラスメイト「ええと、今はデュノアさんは誰と同室なんだっけ?」
シャル「今?」
クラスメイト「うん、今。過去は忘れよう」
シャル「僕は今ラウラと同じ部屋だよっ」
クラスメイト「へー、いいなー。ラウラちゃんカワイイよねー」
クラスメイト「ボーデヴィッヒさんと同じなんだー」
クラスメイト「ラウラさんと同室ってどんな感じなんだろ?」
クラスメイト「あんまり想像できないよね」
シャル「普通だよ、普通」
クラスメイト「シャルちゃんはラウラちゃんとはいっしょにお風呂入ったりしないの?なんつって…
シャル「うん!身体を洗いあったりもするよっ」
クラスメイト「…えっ?」
シャル「ん?」
クラスメイト「えっ、今、洗いあったり…って?」
シャル「うん。ラウラといっしょにお風呂に入った時には、身体を洗いっこって言うのかな?お互い泡まみれになって…」
クラスメイト「えっ、えっと、ラウラさんと?裸で?」
シャル「それはそうだよ。服を着てお風呂に入るのかい?」
クラスメイト「おうふ」
クラスメイト「…まさか、いっしょのベッドで寝たりもするの?」
シャル「うん!たまにね…いや、毎日かな?」
クラスメイト「え…」
シャル「えへへ、部屋の中ではラウラにね、猫の着ぐるみパジャマを着せてるんだよっ、黒猫の!」にまー
クラスメイト「・・・」
シャル「僕とおそろいで買ったんだ。あ、ちなみに僕のは白猫。最初はすごく恥ずかしがってたなーラウラ。それもまたカワイイんだけどね」
クラスメイト「・・・」
シャル「その着ぐるみパジャマを着たラウラをね、こう、抱きしめて寝るんだっ!もう撫でまわしたくなる可愛さだよっ!」
クラスメイト「……ズルい!」
シャル「えっ?」
クラスメイト「なにそれ!?めっちゃズルいじゃん!!」
クラスメイト「ラウラちゃんに着ぐるみパジャマ!?話聞いてるだけでくっそ萌えるんですけど!?」
クラスメイト「写真よこせおい!!」
シャル「ちょ、ちょっと、みんな…?」
クラスメイト「なんでコイツだけすごい部屋割り良いの!?これ不公平じゃない!?」
クラスメイト「デュノア、テメェふざけんなマジで」
シャル「コイツとかテメエって!なんかみんな、一夏の時と反応違くない!?」
クラスメイト「ったりめえだろ。オスなんか学園の外出ればいくらでもいるけど、軍人口調の銀髪眼帯っ子はここにしか居ないんだよ」
シャル「オスって…」
クラスメイト「そんな子と同じ部屋に住んでるだけでも羨ましいのに、着ぐるみパジャマ着せて抱きしめて寝るだぁ?」
クラスメイト「いい加減にしろよデュノア?」
シャル「僕のせいじゃないよね!?部屋割りは偶然だってばっ!」
クラスメイト「着ぐるみパジャマはてめえが仕出かしたことだろうがよぉおお!」
クラスメイト「くそっ!くそっ!」ガンガンッ
キイタカ イチカ? オマエガイマモテテイルノハ カノジョラノキマグレナンダ チョウシニノッテハダメダゾ
ワカッテルッテ
アハハー! オリムーッテ ケッコウサメテルトコアルヨネー
クラスメイト「ボーデヴィッヒさんに他に何やった?」
シャル「何もしてないよっ!」
クラスメイト「どうせ他にもコスプレさせてんだろ、おい」
シャル「え、えっと…メイド服とか?」
クラスメイト「ほらーっ!やっぱりやってるよ!」
クラスメイト「ラウラちゃんメイドにして何する気だよもーーっ!」
シャル「だから何もしてないってばっ!」
クラスメイト「ほんとさー!部屋割りなんなの?なんでコイツだけルームメイト良いとこ当たるわけ!?」
クラスメイト「くたばれデュノア」
シャル「くたばれは酷すぎないかな!?」
マァ ミンナダンシガメズラシイカラ カラカッテルダケッテイウノハ ワカッテルサ
ムゥ ソレナラヨイガ…
エー? デモワタシ オリムーノコトハ スキダヨー?
中断
クラスメイト「つーかさ、着ぐるみパジャマ着せるのはまあ良いとしてもだよ?」
シャル「良いんだ…」
クラスメイト「カワイイもんね、ラウラちゃん」
クラスメイト「猫の着ぐるみ着せたくなったとしても仕方ないよね」
クラスメイト「でもさ。そのラウラちゃんを抱きしめて寝るってどういうこと?」
シャル「うっ…」
クラスメイト「セクハラだよね」
クラスメイト「この変態!!」
シャル「変態じゃないよっ!そ、そんな意図があっていっしょに寝たわけじゃなくてっ!」
ナッ ナニ!? イチカ キサマノホホンサンニ ナニヲシタ!?
エエッ!? オレハナニモシテイナイッ!
エッヘッヘー オーリム~♪ ギュッ
クラスメイト「まぁでも、百歩譲って抱きしめて寝るまでは良いとするよ?」
シャル「ええ!?そこも良いんだ!?」
クラスメイト「ボーデヴィッヒさんに着ぐるみパジャマなんか着せたら抱きしめたくなるのは仕方ないもんね」
クラスメイト「うん。そんなカワイイ生き物抱きしめて寝たくなるに決まってるし」
シャル「僕がさっき変態と罵られたのは何だったんだ…」
クラスメイト「でもさ、自分もラウラちゃんとおそろいの着ぐるみパジャマ着るってのはどうなの?」
シャル「へっ…?」
イチカ…キサマ ノホホンサント イツノマニソンナ フカイナカニ… ワナワナ
チョッ ノホホンサン…! チガウンダ ホウキ!
フフーン♪ ノホホンサンジョークダヨォ ホウキチャン!
クラスメイト「何自分もラウラちゃんの黒猫に合わせて白猫の着ぐるみパジャマ着ちゃってるんだよ…」
クラスメイト「なんでお前まで猫さんになってるわけ?」
クラスメイト「罪深いわぁ」
シャル「罪深い!?おそろいのパジャマ着るのが罪悪レベルの話なの!?」
クラスメイト「えっ?なに?デュノアさんはラウラちゃんといっしょに猫さんのパジャマ着たら、
猫ラウラちゃんみたく可愛くなれる気でいたのかな?」
クラスメイト「ラウラちゃんと並んで白猫黒猫~カワイイ~とか、お前痛くねえ?」
シャル「やめてよ!なんか恥ずかしくなってきたよっ!」
ソ、ソウカ ジョークカ…
ノホホンサンモ ヒトガワルイゼ カラカワナイデクレヨ
ンー デモ ワタシガ オリムースキナノハ ケッコウホンキナンダケドナー
クラスメイト「おそろいのパジャマ着るのが一番質が悪いまである」
シャル「一番悪いんだ…」
クラスメイト「他にもラウラちゃんにセクハラしてないだろうね?」
クラスメイト「てか着ぐるみパジャマの写真はよ」
シャル「もう、セクハラなんて始めからしてないってば…」ごそごそ
シャル「はい、ラウラの黒猫着ぐるみパジャマの写真だよっ」
クラスメイト「「カワイイーー!!」」キャーキャー
ヤレヤレ ノホホンサンノジョークニモ コマッタモノダナ
ビックリシチマウゼ
ウーン オリムーガソレデイイナラ イマハソレデイイヨ~
クラスメイト「なにこれヤバい!」キャッキャ
クラスメイト「ラウラちゃんカワイイ!シャル同室ズルすぎる!!」
シャル「ねー、カワイイでしょ~」どやぁ
クラスメイト「シャルロットうぜぇ!部屋代われ!!」
シャル「いや♪」ふふん
クラスメイト「うわっ、そして本当にシャルがおそろいでパジャマ着てやがるし!」
シャル「そこはもうイジらないでってばっ!」
ハッハッハ! ヤハリイチカヲ カマッテヤルオンナノコナンテ オサナナジミクライシカ イナイノダナ!
ジョシコウニ ヒトリダケオトコガイタッテ ゲンジツハ コンナモンサ
オリムーシダイダト オモウケドナー
クラスメイト「他には!?他の写真は!?」
シャル「あるよ~。プールに行った時の写真とか見る?」
クラスメイト「水着!?ラウラちゃんの水着?マジで??」
シャル「うんっ!僕が選んであげたんだ~♪」ピッ
クラスメイト「キャー!ビキニだ!やべーー!!」キャーキャー
クラスメイト「髪カワイイ!ツインテール!!」
クラスメイト「これはグッジョブすぎる…」
シャル「照れてるラウラ、可愛かったなぁ」ニコニコ
クラスメイト「……ん?」
クラスメイト「あれっ、こっちの水着の写真……」
クラスメイト「ラウラちゃんが、スクール水着?」
シャル「ああ、それかい?それはラウラの自前の水着で…」
クラスメイト「なにこれ…室内で水着着てる」
クラスメイト「寮の部屋の中だよね?ベッド上で写真撮ってるし…」
シャル「いくらなんでもその水着はどうかなって思ったから、僕が新しい水着を買いに連れて行ったんだよっ!」どやぁ
クラスメイト「うわっ、スク水の胸元にひらがなで『らうら』ってゼッケンが付いてる…」
クラスメイト「えっ…ラウラちゃん、シャルにこんなの着せられてるの…?」
シャル「えっ?」
クラスメイト「…この、変態!!!」
シャル「うぇっ!?」
クラスメイト「この変態!!ラウラちゃんになんてもの着せてんだ!!」
シャル「違う違うッ!僕が着せたんじゃないよ!?」
クラスメイト「信用出来るか…!ボーデヴィッヒさんにこれを着せてどんな変態プレイをした!?」
シャル「変態プレイ!?するわけないよ!?」
クラスメイト「この『らうら』のゼッケンが何よりも変態臭い…」
シャル「だからそれは僕が用意したんじゃなくてっ!ラウラの副官の趣味で…!!」
クラスメイト「くたばれデュノア!」
シャル「だからくたばれは酷すぎるって!信じてよみんな!!」
クラスメイト「変態!変態ッ!変態!!変態ッッ!!」
シャル「違うんだーーっ!僕が、僕が着せたんじゃないーーっ!!」
こうしてシャルロットの変態疑惑と一夏のホモ疑惑は
『くたばれデュノア』のスローガンと共に、瞬く間に学園中を駆け巡った
中断
クラスメイト「ええっ!?デュノアさんがボーデヴィッヒさんに変態プレイ!?」
クラスメイト「ラウラちゃんに無理矢理スク水猫耳コスプレさせたって!?」
クラスメイト「シャル様とラウラさんでは、ラウラさんがネコらしいんですの///」
他クラス生徒「えっ?なんだって?」
セシリア「一夏さんは男の方同士でされる人でしたの!?///」かぁぁ
他クラス生徒「大変だ!痴女だ!スク水を着た変態が現れたらしいぞ!」
他クラス生徒「女の子を襲う変態がいるぞーーッ!!」
他クラス生徒「変態色情狂が生徒に紛れこんでるんだって!!」
ガヤガヤガヤガヤ・・・
コンコン、ガチャ!
簪「お姉ちゃん、あの噂は聞きましたか!?」
楯無「ええ、聞いたわ。私も驚いているところ」
簪「学園中が噂で持ちきりで…大混乱なんです!どうにかできませんか?」
楯無「どうにか、って言われてもねぇ…」
簪「お姉ちゃんでもどうにもならないでしょうか?」
楯無「うーん、まさか一夏くんがガチホモだったなんてね。どうりで私が誘惑してもなびかないわけよね」
簪「そっちじゃないですっ!」
簪「シャルロットさんの変態疑惑の方ですよ!もう噂に尾ひれが付いて、大混乱なんです!」
楯無「ああ、そっちの方?噂は噂でしょ?どうせそのうち治まるわよ…」
簪「そ、それが、おさまるどころかとんでもない事態になってて…」
楯無「んー?」
わーわー!ザワザワザワザワ・・・!
楯無「そう言えば、校庭が何やら騒がしいような…」
クラスメイト「変態に裁きをーー!!」
「「裁きをー!!」」
クラスメイト「ラウラちゃんに手を出す変態を粛正しろーー!!」
「「粛正しろーー!!」」
クラスメイト「魔女に火をかけろーー!!」
クラスメイト「異端者を断罪せよーー!!」
わーわー!ギャーギャーギャーギャー!!
シャル「どうしてこんなことに…」
イチカサン!イチカサンハホントウニ オトコノカタドウシデサレルンデスノ!?
セシリア!?オマエマデナニヲイッテ…
イチカーッ!!アンタヤッパリダントデキテタノネ!?
リンマデ!!ソレデ ヤッパリッテドウイウイミダヨ!?
シャル(ああ、入学したての頃は良かったな…)
クラスメイト『キャーキャー!男の子よーー!』
クラスメイト『すっごいイケメン!』
クラスメイト『シャルルくん、放課後もし時間があったら…///』
クラスメイト『ずるーい!抜け駆け禁止よ!』
シャル(黒歴史だなんて、全然そんなことないじゃないか!)
シャル「それが今や…」
クラスメイト「魔女に火をかけろーー!!異端者を磔にしろーー!!」
クラスメイト「ラウラちゃんに手を出した変態を許すなーー!!」
シャル「ううっ…僕は何も悪いことしてないのに…」ぐすっ
マエカラアヤシイトハオモッテイタノヨネ イチカハオトコトモダチト ナカガヨスギルッテ…
ソンナワケアルカッ! フツウダヨ フツウ!!
イチカサン…ソウヤッテ ムキニナッテヒテイスルダナンテ マサカ…
シャル「ねぇ、放してよ。これはいくらなんでも魔女裁判すぎやしないかい?」ガチャガチャ
クラスメイト「黙りなさい罪人!」
シャル「誤解なんだよお…」ぐすん
クラスメイト「えー、この罪人シャルロット・デュノアには、少女に変態的なコスプレをさせた変態罪の嫌疑がかけられています!」
「「くたばれデュノアーー!!」」
「「変態!変態!変態!!」」
シャル「ううっ、しかも罪状が酷い…」
アア、イチカヨ…ワタシガヒッコシテカラノスウネンデ オマエハカワッテシマッテイタンダナ…
ホウキマデナニイッテンダヨ!?
イチカサンガ ダンセイドウシデ…/// ドキドキ
チョットセシリア アンタダケホウコウセイチガクナイ?
中断
「「くたばれデュノアー!!くたばれデュノアーーっ!!」」
「変態!!」「異端者!!」「魔女ーーッ!」「性犯罪者ー!」
わーわー!わーわー!
楯無「ちょっと!これはどういうことなの!?」
「あ、会長だ」「会長よ」「異端審問です会長!」「魔女を裁いてます!」「変態に正義の裁きをー!!」
シャル「僕は無実だーー!!」バタバタ
楯無「まったく、困ったものね…」
イチカサン ホントウハジョセイヨリモ オトコノカタドウシノホウガスキナノデハ!?
ソンナワケナイダロ
アヤシイ ソレニシテハ オトコドウシデ ナカガヨスギル
アア… イチカヨ…
シャル「会長!僕は無実です!助けてください!!」バタバタ
クラスメイト「会長!この異端者はラウラちゃんと同室なのをいい事に、変態的なコスプレをさせて同衾した性犯罪者です!」
クラスメイト「学園としてこの魔女を放置してはなりません!火刑に処すべきです!!」
楯無「困ったわね。私の立場からはどちらに加担するわけにもいかないんだけど…」
シャル「そ、そんなぁ…!!」
簪「シャルロットさん!その…まさか本当なんですか!?」
シャル「お願い、信じて!!僕はおかしなことなんてしてないんだよっ!!」バタバタ
簪「一夏がホモって本当なんですかーー!!?」
シャル「そっちーー!?」
楯無「ああ、やっぱり簪ちゃんも気になってたのね」
ホライチカ! ヤッパリミンナ キニナッテイタノヨ!!
イ、イチカ…ヤハリホントウニ…!?
イチカサン オトコノカタドウシデスルノッテ ドンナカンショクデスノ?/// ドキドキ
アーーモウ!! ダカラ!! オレハオトコナンテスキジャナインダッテーー!!!
シャル「そんなの僕こそ聞きたいよ!!一夏が本当に男が好きなのかどうかなんてっ!!!」バタバタ
楯無「うーん、やっぱり一夏くんって…」
簪「そんな!違います、絶対何かの間違いです!!」
シャル「僕のこの状況こそ何かの間違いだよーー!!」
クラスメイト「くたばれデュノアー!!」
千冬「貴様ら!何をしている!!」
シャル「織斑先生!!」
「千冬様よ!」「きゃー!織斑先生ー!」
千冬「いったいこれは何の騒ぎだ!?」
クラスメイト「デュノアさんがラウラちゃんにセクハラしたんです!」
クラスメイト「ラウラちゃんに卑猥な事をしたみたいです!!」
クラスメイト「ラウラちゃんと別室にした方がいいと思います!!」
千冬「……本当かデュノア?」
シャル「してません!いえ、コスプレはさせましたが、卑猥な事なんてしませんよっ!」
クラスメイト「嘘だーー!」
クラスメイト「くたばれデュノアーー!!」
クラスメイト「異端者に火をかけろーー!!」
わーわー!ぎゃーぎゃー!!
「くたばれデュノア!」「魔女!異端者!」「ズルいぞお前ばっかりラウラちゃんとイチャイチャしやがって!」「変態!!」
シャル「ズルくないってばーーっ!変態でもなーい!!」
ギャーギャー!
千冬「静まれ!!!」
シーン…
シャル「・・・」
千冬「どうやら議論は平行線のようだ」
シャル「先生!こんなの言いがかりです!」
千冬「ならば潔白を証明すれば良かろう」
シャル「でも、どうすれば…」
千冬「ふむ」
千冬「双方の言い分はわかった。要はデュノアの素行に問題が無いとわかればいいのだな?」
クラスメイト「ええと、まあ」
クラスメイト「そういう事には…なります」
千冬「ならばこうしよう。しばらくの間、デュノアは今の部屋から移る」
シャル(部屋変えかー。ラウラと離れるのは残念だけど、磔の刑よりはましだから仕方ないよね)
千冬「デュノアはしばらく私と同室とする!それで私が素行に問題無いとすれば、元の部屋に戻そう!」
シャル「えっ」
クラスメイト「えっ」
千冬「双方、それで文句は無いな!?」
シャル「そっ、そんなぁ!?」ガーン
クラスメイト「元の部屋に戻るって、それじゃあ結局ラウラちゃんはシャルと同室のままじゃないですかっ!」
千冬「ほう?私の決定に文句があるのか…?」ギロリ
クラスメイト「ヒッ!? い、いいえ…(織斑先生の決定に逆らえるわけないじゃん!)」
シャル「それで…いいです…(あうぅ)」
千冬「ならば即刻解散だ!いつまで校庭を占拠しているつもりだ!?見物人も解散しろ!急げ!!」
クラスメイト「は、はいっ!」ダッ
他クラス生徒「てっ、撤収しますっ!」ダッ
千冬「デュノア!荷物をまとめて私の部屋に来い!以上だ!!」
シャル「は、はい…」ガクッ
シャル「ううっ、これからしばらく織斑先生と同室かぁ…」ブルッ
シャル「こっ、こ、恐いよ~~~~っ!!」ガクブル
・
・
・
シャル「ってことが昼間あってさ」
ラウラ「なんと。昼に誰も食堂に来ないと思ったら、そんなことがあったのか?」
一夏「まったく、大変だったぜ。俺は俺で妙な誤解を受けるし…」
箒「・・・」じとー
鈴音「・・・」じとー
セシリア「・・・」じとー
簪「・・・」じとー
楯無「・・・」じとー
シャル「あの、一夏?えっと、その、本当にそんなんじゃないんだよね…?」
一夏「だから違うって!」
のほほん「あはは~!おりむーがソッチの人だったらそれはそれで面白いけどね~」
一夏「のほほんさんまで!全然面白くねーよ!!」
ラウラ「ハッハッハ!嫁は私のことが好きなのだから同性愛者なわけがなかろう!」
一夏「それも違うっ!」
セシリア「でも、一夏さんがそれでイイのでしたらわたくしも見てみた…い、いえっ!なんでもありませんわ///」ポッ
一夏「セシリア!?」
シャル「…まぁ、その件はともかく。僕の変態疑惑だけでも晴らしてくるよ」
一夏「俺の疑惑もただの言いがかりだっ!」
ラウラ「疑惑を晴らすか。どうするのだ?」
一夏「あ、俺もその部分聞いてなかったんだよ。千冬姉が出てきて話をつけたらしいところは遠巻きに見ていたんだけど」
シャル「ああ、それはね。これからしばらく織斑先生と同室で暮らして、素行に問題無いって証明すれば良いんだってさ」
一夏「千冬姉と…」
ラウラ「同室!?」
シャル「うん。織斑先生恐いから、今から不安だよぉ」はぁ
一夏「…ズルいぞシャル!」
ラウラ「…ズルいぞシャル!!」
シャル「えっ?」
ラウラ「織斑教官と同室だって!?か、代わってくれシャルよ!!」
一夏「シャルだけ良いなぁ。俺だって寮の千冬姉の部屋にはほぼ入れてもらった事ないのに」ぶつぶつ
シャル「ええっ!?」
ラウラ「シャルの部屋割りだけズルいぞ!!」
一夏「俺も千冬姉と同室がいい!!」
シャル「も、もう…みんな…」
シャル「僕にどうしろって言うのさーーーーっ!!!」
おしまい!
ISという作品において最もクレイジーな登場人物はクラスメイトのモブ子たちなのではないかと思い
彼女らの出番をメインの登場人物よりも多めにしてみました
ここら辺で終わります
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