スモーカー「お前はいつもそうだ。 美味そうなもんがあったらそいつを吸い寄せて食おうとしやがる」

ズボン「美味いもんをスルーなんてできるかよ」

スモーカー「この間も……更にその前の時もそうだ」











スモーカー『悪ィな。 おれのズボンがハンバーグ食っちまった。 次ァハンガーガーを買うといい』












スモーカー『悪ィな。 おれのズボンが鯛焼き食っちまった。 次ァ鯛を買うといい』
















ズボン「でもお前、あの台詞言う時ちょっと楽しんでるよな？」

スモーカー「……」

ズボン「スモーカー、腹減った」

スモーカー「これでも食っとけ」

ズボン「どあっち！！ 葉巻を食わせる馬鹿がどこにいるんだよ！！」

スモーカー「馬鹿はてめぇだ。 食いもん欲しがるズボンがどこにいるんだよ」

ズボン「欲しいもんは欲しいんだからしょうがねぇだろ！！」

スモーカー「黙ってろ」

たしぎ「スモーカーさん！！」

スモーカー「どうした」

たしぎ「道化のバギー、金棒のアルビダ、麦わらのルフィが処刑台に！！」

スモーカー「……！！ すぐ行く」

スモーカー「……！！！」

スモーカー「足が……動かねぇ」

ズボン「そりゃおれが動かないようにしているからな」

スモーカー「……てめぇ」

スモーカー「……何が不満だ」

ズボン「おれに葉巻食わせたことを謝れ。 後、これから美味いもんいっぱい食わせることを誓え」

スモーカー「……何が好きでてめぇにそんなこと誓わなきゃいけねぇんだ」

ズボン「じゃあこのまま動けなくてもいいのかよ？ 海賊捕まえられないぜ？」

スモーカー「……っち、こうなったらパンツ一丁で……」

ヌギッ

スモーカー「……！！ ズボンを脱ごうとしたら……パンツも脱いじまった……」

ズボン「俺の所為さ。 俺がパンツ一丁で行かせると思うか？」

スモーカー「てめえ……」

たしぎ「スモーカーさん！！ 早く！！」

スモーカー「……ああ、分かってる」

スモーカー「……」タッタッタッ

たしぎ「……スモーカーさん、本当にこれでいいんですか？」

スモーカー「……こんなことになるんだったらズボンをもう一着買っとくべきだったな」

たしぎ「……そうですね」

「見ろ！！ 白猟のスモーカーだ！！」

「下半身丸出しで走ってるぞ！！」












ズボン「あいつ……ほかの海軍のやつのズボン奪えばいいのによ」

たしぎ「スモーカーさん……あそこに洋服屋が……」

スモーカー「そんなところに行ってる暇はねぇ！！」

たしぎ「は、はいっ！！」

スモーカー「……！！ あれか……」











バギー「ギャーハッハッハッ！！ ハデに死ねぇ！！」

ルフィ「わりい、おれ死んだ」

ゾロ「ば……」

サンジ「馬鹿なこと言ってんじゃねぇ！！」

スモーカー「！！！」

スモーカー（笑った……？）

バギー「！！！！！」

ポロッ

カバジ「バ、バギー船長が……剣を落とした……？」

バギー「ぷっ……くくっ……」

スモーカー（バギーも笑った……？）

バギー「ギャーーーッハッハッハッ！！ お、お前達！！ ハデにあそこを見ろぉ！！」

「あ、あれは……」

「海軍本部大佐の……白猟のスモーカー！！」

「チンチン丸出しだぞ！！」

バギー「あ、あまりにも面白すぎて……思わず剣落としちまったぜ！！ ギャーハッハッハッ！！！」

「あーーーっはっはっはっ！！」

スモーカー「……///」

ルフィ「生きてた。 もうけ」

サンジ「おいお前……変態を信じるか？」

ゾロ「……後にも先にもこんな変態はいねぇだろうな」

ゴロゴロゴロゴロ……！！

ルフィ「よしお前ら！！ 逃げるぞ！！」

サンジ「ああ」

たしぎ「ま、待ちなさい！！」

スモーカー「おい……バギーが麦わらを殺ろうとしていたなら早く言え。 おれが来た所為で麦わらが死に損ねた」

たしぎ「す、すいません……」

スモーカー「……まぁいい。 捕まえるやつが増えるだけだ」

スモーカー「おれは今まで……この街から海賊を逃げ出させたことはない」

スモーカー「必ず……捕まえてみせる！！」