人事部兵士「絶対に認めんぞ、そんなこと!」 (7)

ラインハルト「なにっ!」

キルヒアイス「ラインハルト様、落ち着いてください!」

人事部兵士「この人事部に勤めて約50年のリー・ハートマン軍曹は、絶対に貴様の要求をのまんぞ!」

人事部兵士「例え血が流れずとも人事部として長年勤務してきたのは私の誇り・・・・馬鹿な要求は飲まん!」



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ラインハルト(姉上があの老人の妃となったたために戦死して問題にならないようにあのような場所に俺を
配属するようにして・・・・この愚物が!)

人事部兵士「一つだけ言わせてもらおう 恐らく責任問題になることを恐れて俺が後方勤務にしたと思っているのだろうが、
俺の判断ではない たかだか軍曹が人事をそこまで決められるか? 厳密な人事査定の結果だ」

人事部兵士「前線勤務を志望したようだが、幼年学校を首席で卒業しさらに適性検査などで見ても前線指揮官としての
素質が天才的という結果が出ていても士官学校に通っていない士官を即座に前線配備することはできないという判断だ
事務処理能力もかなり高いレベルにあったから、後方勤務に配属されただけだ・・・」

人事部兵士「お前が今考えているような事情も多少あるかもしれないが、そうではなく厳密な人事査定の結果だ!」

キルヒアイス「流石に帝国軍も皇帝の妃の関係者といえど遠慮しませんか・・・・」


ラインハルト「私の才能は、将帥にあります! ぜひとも前線勤務を!」

ラインハルト(姉さんを奪った皇帝から姉さんを取り返すため・・・あの老人を殺すためには軍隊で武勲を立て
絶大な軍事力を支配下に置くしかないのだ!)

人事部兵士「黙れ!」

人事部兵士「幼年学校で習わなかったか! 軍人に求められるものは命令遵守だ! 我が銀河帝国軍は伝統的に
嘆かわしいことに命令遵守しようとしない兵士や士官が貴族を中心に大量にいるが、そんなものは軍人として失格だ!」

人事部兵士「お前は後方勤務に派遣された・・・後方勤務に派遣された以上、後方勤務の人間として働くのが筋というものだ!」

人事部兵士「言っておくが、銀河帝国や忌々しいフェザーン、自由惑星同盟を僭称する叛徒共を始め銀河系がいくら
広かろうとどこの企業も基本的に同じだ・・・・ 多少本人の意向を聞くこともあるが、企業が配属先として
ある部署を指定してその部署が嫌だとわめきたてるのは社会人として失格だ!」

人事部兵士「軍人だけではなく、一般社会人としてみた場合も貴様の精神は幼稚なところがあるようだな・・・」

ラインハルト「くぅぅぅ・・・」

キルヒアイス「ラインハルト様落ち着いてください!」

ラインハルト「いや大丈夫だ(悔しいが、何も言い返せない・・・これが大人というものか・・・)」


ヤングジャンプのラインハルトの配属先に対する態度が不満だったもので・・・・・

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