QB「僕と契約して変態少女になってよ!」 (8)

ほむら(…また…駄目だった)


ほむら(まどかは魔法少女になってしまったし、巴マミは発狂…美樹さやかに至ってはほぼ毎回魔女化…)


ほむら「…もう嫌」


ほむら(…でも、約束したもの)


ほむら「…弱気になってちゃ駄目、よね…」


ほむら(…今度こそ貴女をこの絶望の未来から救い出してみせるから)




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和子「今日はみなさんに大事なお話があります。心して聞くように」


和子「コーヒーには砂糖を入れますか、入れませんか?」


和子「はい、中沢君!」


中沢「…どっ、どっちでもいいんじゃないかと」


和子「その通り!どっちでもよろしい!」


和子「たかが無糖のコーヒーが飲めないくらいで、女の魅力が決まると思ったら大間違いです!」


和子「はい、あとそれから今日はみなさんに転校生を紹介します」


まどか「そっちが後回しなんだ…」


和子「…じゃあ暁美さん、いらっしゃい」


ほむら「暁美ほむらです。よろしくお願いします」


和子「そ、それだけ?」


ほむら「………」


まどか「あ、暁美さん。…その、質問してもいいかな?」


ほむら(!…まさかまどか、契約を…)


まどか「パンツ何色?」


ほむら「えっ?」

ほむら「…あの、さっきのって」


女子A「あー…気にしなくていいよ。なんか最近ずっとそうだから」


ほむら「そ、そうなの…」


女子A「それよりさ暁美さんって…前はどこの学校だったの?」


女子B「ねぇねぇ、すっごいきれいな髪だよね。シャンプーは何を使ってるの?」


ほむら「あ、その…ちょっと体調が優れないくて。…保健室に行かせて貰えるかしら?」


女子A「それなら、あたしが案内してあげるよ」


ほむら「…いえ、係の人にお願いするわ」


女子B「係の人ってさっきの鹿目さんって子だけど大丈夫なの?」


ほむら「大丈夫よ」


まどか「…暁美さん。それじゃ、保健室まで案内するよ」

まどか「えっと保健室はあっちだよ」


ほむら(…さっきのは聞き間違いだったのかしら)


まどか「あ…暁美さん?」


ほむら「ほむらでいいわ」


まどか「ほむら…ちゃん、その…私に言いたいことがあるんじゃないの?」


ほむら「!……鹿目まどか。貴女は自分の人生が、貴いと思う?家族や友達を大切にしている?」


まどか「…大切にしてるよ。パパもママもさやかちゃん達のことも大好きだもん」


ほむら「そう…案内してくれてありがとう。あと、朝みたいなことは言わない方がいいわ」


ほむら「それじゃ」スタスタ…


まどか「………」

ほむら(…今回こそキュゥべえとまどかを接触させないようにしないと)パンッ


QB「ぎゅぷっ」


ほむら「…何回殺してもすぐに出てくるなんてまるでゴキブリね」パンッ


QB「ぎゅべぇ」


QB[た、助けて!まどか!]


まどか「…キュゥべえ」タタタッ


さやか「ちょっ、どこ行くのよまどか!」


まどか「…ここからだよね」


ほむら「!ま、まどか…」


QB「助けて……」


まどか「ほむらちゃん…。それってほむらちゃんがやったの?」


ほむら「ッ…そうよ。私がやったわ」


まどか「そうなの…。私、ほむらちゃんのこと…見損なったよ」


さやか「え、えっと…どういう状況?」


ほむら「……こんなときにぞろぞろと…」


マミ「…どうしたのかしら?こんなところで」


ほむら「…巴マミ」


マミ「あら、私の名前を知っているのね」


ほむら「嫌という程ね」


まどか「…マミさん。ほむらちゃんが…」


マミ「お話は私の家で聞かせてもらうわ。…もちろんそこに居る貴女達にもね」

マミ「…私の方から話すわね」


マミ「…鹿目さんには少し話したことがあるんだけど…」


さやか「いつの間に知り合ってたのさ…」


マミ「これを見てもらえる?」


さやか「…綺麗な宝石ですね」


マミ「これはソウルジェム。キュゥべえに選ばれた女の子が契約によって生み出す宝石よ」


さやか「契約って?」


キュゥべえ「僕は君たちの願いごとをなんでもひとつ叶えてあげる」


ほむら「この…!」


キュゥべえ「なんだってかまわない。どんな奇跡だって起こしてあげられるよ」


さやか「…そしたら恭介の腕も…」


ほむら(…やばいわね。早くも美樹さやかが契約しそうだわ)


ほむら(そうなったら…上条恭介を銃で脅して彼に契約をとめさせましょう)


キュゥべえ「でも、それと引き換えに出来上がるのがソウルジェム」


キュゥべえ「この石を手にしたものは、痴女と戦う使命を課されるんだ」


ほむら「へ?」

ほむら「ち、痴女って何よ!?貴女達は魔女を狩るんじゃ…」


マミ「?貴女も変態少女じゃないの?」


ほむら「へ、変態少女って…私は変態じゃないわよ!」


マミ「キュゥべえ。…暁美さんは変態少女じゃないの?」


QB「僕は彼女と契約した覚えはないね」


ほむら「変態少女なんてものになりたい人なんているわけないでしょう…」


マミ「じゃあ貴女は何なの?」


ほむら「…それは言えない」


マミ「そう…残念だわ」


ほむら(…貴女の頭が残念なことになってるわよ!)

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