モバp「デスノートひろった」  (187)

モバp「まぁ、どうせイタズラだろ。」



モバp「、、、」



モバp「いやいや待て待て。さっきイタズラだろうといったばかりじゃないか。」



モバp「でも、やたら作りこまれているな。手触りもノートにしてはひんやりしてて普通ではない感じ。」



モバp「本物だったりして、、、」



モバp「いやいや待て待て。大の大人がこんなもの信じてたまるか。」





死神「よう」




モバp「」


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翌日



モバp「うーん、、、ここは?」



武内p「あ、目が覚めたのですね。よかった、、、」



美嘉「道端で急に気絶して倒れたって聞いたから、みんな心配してるよ、プロデューサー。」



モバp「武内に、美嘉?ここは病院か?俺が気絶して倒れたって、どういうことだ?」



美嘉「こっちが聞きたいっての、、、」



死神「ホントだぜ。急に俺を見るやいなや、ぶっ倒れるんだからな。」



モバp「あっ、、」



武内「、、、?どうしましたか?どこか痛むのですか?」



モバp「あああああry」

モバp「武内、俺の盾になってくれ!」



美嘉「ちょっとあんた!急にどうしたの?」



モバp「化け物!化け物がいる!」



武内「申し訳ありません、言っている意味が、、、」




モバp「目の前みればわかるだろ!もしかして、見えてないのか?」



死神「そういうこった。デスノートに触れたお前にしか、俺の姿は見えていない。」



モバp「じゃあ、あれは本物?」



武内「?」




美嘉「あたしとりあえず、担当の先生呼んでくる!」




武内「お願いします。」

夕方


モバp「武内も美嘉も帰ったか。ようやくまともに話せるな。死神。」




死神「お前がビビッて話どころじゃなかったからな。」




モバp「、、、うるせえよ。」




死神「あと俺は確かに死神だが、なんで俺が死神だってわかるんだ?」




モバp「名前を書かれたものは死ぬ、デスノート、死神、そしてそれを操り世界を支配しようとたくらむ主人公。そういう漫画があるんだよ。」




死神「ほぅ。じゃあデスノートを知ってるのはお前だけじゃないってことか。」




モバp「実在するなんて思ってるやつはいないだろうけどな。」




死神「結局その漫画はどうなるんだ?」




モバp「主人公はライバルの名探偵をデスノートでの殺害に成功して、世界を支配するあと一歩手前まできたんだ。」




死神「ほうほう。それで?」








モバP「だが主人公は殺したライバルの後継者に敗北。満身創痍のなか、自分の死神にデスノートに名前を書かれて死んだ。これで物語は終わりだ。」




死神「その主人公の名前は、」




モバP・死神「夜神月」




モバP「なんで知っているんだ?」




死神「同じ話を死神界で聞いたからさ。」




死神「リュークという死神にな。」




モバP「なるほどな。ところで、お前の名前は?」




死神「ST。お前は?」




モバP「モバPとよんどいてくれ。事務所のみんなからはそう呼ばれている。」










ST「ところでモバP。」




モバP「なんだST。」



ST「どうするんだ?デスノートの所有権。」




モバP「その前に、こっちから聞かせてくれ。」




ST「あ?」




モバP「どうしてノートを人間界に落としたんだ?」




ST「そりゃあ、おもしれぇものが見れるって言うからよ。リュークのやつが。」




モバP「じゃあお前は俺に、面白いものを期待していると。」




ST「そういうことになるな。んで、どうすんだ?いらないなら他の奴に回すぜ。」




モバP「いや、ありがたく受け取るよ。」




ST「ほぅ。殺したいやつでもいんのかよ。」




モバP「あぁ。山ほどね。」




ST「だれに使うかは知らねぇが、なら契約成立だ。ただ、これだけは言っておくぜ?デスノートを使った奴が軽々しく天国や地獄に行けるとおもうな?これはあくまでも、悪魔でも死神の力だからな。」




モバP「いいよ。死んだあとが何もない無でも。元々、天国も地獄も信じてなかったし。」




ST「お前がいいならいいんだけどよ。よろしくなぁ、モバP」




モバP「こちらこそ、ST。おもしろいもの、見せられるかはわからないけどね。」



3日後



茜「Pさん!退院!おめでとーございます!!」




裕子「あれ、茜ちゃん、Pさんにタックルしないんですか?」




茜「さすがのわたしでも病み上がりの人にはしません!!」




モバP「もう大丈夫だよ。いくらタックルしてきても。みんな、心配k」




茜「ボンバーーーー!!!」ドスッ




裕子「低い姿勢のナイスタックル!」




ST「、、、」




モバP「ユッコ、少しは俺の心配をしてくれ、、、」

夏樹「よう、Pじゃねえか。退院おめでとさん。」




モバP「おう、夏樹。どうだ?多田さんとの仕事は?」




夏樹「Pがいない間でも問題なかったぜ。みくと奈々さんも加わって、いい調子だ。」




モバP「よかった。うちと阿部さんとこと、CPと三つのチームが絡んでいるからな。うまくいくか少し心配だったんだ。」




夏樹「あたしが常務の誘いを蹴ったすぐ後だったしな。ユニット結成したの。」




モバP「そこはそんなでもないぞ。常務は自分が失敗したからって、周りに当たり散らす人じゃない。あ、今は専務か。」





夏樹「あたしも、最初は専務にいい印象なかったけど、今は違よ。もうほとんど、アンチ専務のアイドルはいないしな。」

モバP「、、、」



夏樹「それよりさー、この前涼と小梅が、、、」







夕方


事務員a「お疲れ様でしたー」




ちひろ「お疲れさまー。」




ちひろ(私の仕事もかたずいてきたし、そろそろ上がっちゃおうかな?)




事務員b「ねぇ、千川さん、聞いた?771プロの噂。」




ちひろ「771プロって、最近有名なタレントやアイドルを輩出して力を伸ばしてる、あの?」




事務員b「そうそう。でも771プロ、自分とこのアイドルに枕営業させてるみたいよ。しかもかなりの頻度で。」




ちひろ「だからここ最近急激に771のアイドルが出てきたわけですか。」




事務員b「そういうこと。ほんとに許せない!アイドルは事務所のものである以前に一人の人間、女の子なんだよ!」




ちひろ「そうですね、、、会社に言われた逆らえない弱みを利用して、金儲けなんて。でも346にそんなことあるわけ、」




事務員b「ないですよねー。」




ちひろ「ねー。」




ちひろ「では、わたしはここらへんで。お疲れ様でした。」




事務員b「はーい。お疲れー。」





ちひろ(本当に、ないといいんですが、、、)





モバp「、、、」




ST「なあモバP。なんだよお前の職場。雌ばっかじゃねーか。」





モバP「雌じゃない。うちのアイドルだ。」




ST「アイドル?」




モバP「リュークから聞いてないのか?弥海砂の話。」




ST「そーいやそんなやつ出てきたかもしれないが、忘れたかも。」





モバP「おいおい。」




モバP「いいか、アイドルってのはな、」







数十分後





ST「なるほどな。この世に雄がいる限り需要の絶えない商売ってわけか。」




モバP「、、、もういいや」




モバP「ST、お前が言ったようにアイドルは需要のある商売だし、俺自身もガキの頃は何度もアイドルに発情していたのは認めよう。」




ST「おう。」





モバP「だが、儲かる反面、負の面がある。」




ST「負の面?」




モバP「たくさんが、俺が中でも嫌っているものが、枕営業だ。」




ST「枕営業?なんだよ、人が安眠するのがそんなに嫌なのか?」




モバP「寝具の枕じゃないよ。お前にもわかりやすいように言ってやる。アイドルをその道の権力者と交尾させることと引き換えに売り出すんだ。」

ST「交尾させることがそんなにだめなのかよ。いいじゃねえか。雄も雌も気持ちい思いするんだから。」




モバP「人間はそうじゃないの。だって、やりたくもない奴とやって、しかも必要以上に過激なことやらされて、女性が気持ちよくなれるわけないだろ。」




ST「死神にはわかんねえなー。」




モバP「ていうかそもそも気持ちいとか、そうじゃないとか、そういう問題じゃないんだよ。」




ST「じゃあ、どういう問題なんだよ。」




モバP「まず枕営業は犯罪だ。売春の一種だからな。そんな世間からいいイメージを持たれていない枕営業をアイドルがしているとばれたらどうなる?アイドルの価値はゼロに等しくなるだろう。ファンからは、俺たちをうらぎった。このくそビッチと非難を食らうからな。」





ST「商品的価値がなくなるから売れなくなる。ってわけか。」


モバP「枕をさせた側は逮捕されるのはもちろん、事務所も商品が一つ使い物にならなくなる。そして何より、本人が心身に傷を負う。」



モバP「ばれたらみんな損するだけだ。」




ST「つまりお前は商品が傷ついて売れなくなるリスクがあるから、枕がきらいだと。」




モバP「それ以上に、アイドル本人が傷つくのが許せない。」




ST「?」




モバP「俺が新人の頃にいろいろあったんだよ。」

モバP「まぁ、その話は後にして、今日、デスノートを使おうと思う。」




ST「よっ、まってました!誰をやるんだ?」




モバP「771プロの役員と代表取締役15名だ。」




ST「いきなりそんなに[ピーーー]のか?」




モバP「あぁ。時間を無駄にはできない。俺は芸能界を、アイドルたちが傷つかない世界にしたいんだ。」





ST「そのために、アイドルじゃない奴を傷つけるのか?」




モバP「いいんだよ。いまから[ピーーー]やつらは、死んだほうがいいやつらだから。」




ST「ほぅ、、、」











モバP「名前も顔もわかる。死因も用意した。あとは書くだけだ。」




ST「どうした?早く書けばいいじゃねえか。時間を無駄にはできないんだろ?」




モバP「わかってる、、、」




ST「怖いんだろ?人を[ピーーー]のが?」




モバP「いや、俺はもう、そんなことは言っていられない。いくぞ。まず一人目、、、」



数分後




モバP「書き終わった、、、」




ST「15人もあんな短時間でよくかけたな。」




モバP「まあな。」




モバP「そろそろ効果が出ただろう。テレビで確認だ。」ピッ




モバP「、、、よし」




アナウンサー『ここで臨時ニュースです。えー、大手芸能プロダクション、771プロの役員を乗せた飛行機が墜落したとのことです。果たして、生存者は、、、』





ST「ついにやっちまったな。」




モバP「あぁ。これでもう後もどりはできない。それに、するつもりもない。」




ST(リュークまだまだ捨てたもんじゃないぜ?人間界もよ。)



今日はここまでにします。


駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

そうですね

再開します

翌日


加蓮「おはよー、奈緒、P」




奈緒「おはよう加蓮。」




モバP「おはよう。」




奈緒「おい、見たか、昨日の夜のニュース。」




加蓮「うん。771プロダクションの社員旅行の飛行機が、墜落して、役員と社長が亡くなったやつだよね。」




奈緒「添乗員は全員奇跡的に助かったってニュースで言ってたぜ。」




モバP「役員たちが座っていたのはおそらくファーストクラス。助かった操縦士や添乗員と違って、位置が悪かったんだな。きっと。」




加蓮「なるほどなー。」




奈緒「どうなるんだろうな、771のアイドル達、、、。」




モバP「今日、771のアイドルのことで会議がある。お前たちは切り替えてレッスンに集中しろ。」




加蓮「うん。」




奈緒「おう。」

レッスン室


トレーナー「1,2,3、おい、島村!遅れてるぞ!」




卯月「す、すいません!きゃっ」




美穂「卯月ちゃん!大丈夫?」




響子「立てる?」




卯月「いてて、、、すいません、、、」




トレーナー「どうした島村。昨日まで絶好調だったのに。」




トレーナー「なにかあったのか?」




卯月「えっと、その、、昨日のニュースのことが気になって、、、」




美穂「飛行機事故のこと?」




卯月「はい。」

卯月「771プロ、どうなっちゃうのか心配で、、、771プロに、最近デビューした、養成所の後輩がいるんです。」




響子「せっかくデビューできたのに、事務所がつぶれるかもしれないなんて、、、」




美穂「えっ!771プロ、なくなっちゃうんですか!?」




トレーナー「社長と重要役員が一気に亡くなったからな。残念だが、存続は難しいだろう。」




美穂「うぅ、、そんな、、、」




トレーナー「だが島村。厳しいことを言うが、調子を落としている場合じゃない。近いんだろ?ピンクチェックスクールのライブ。」




卯月「!」




美穂「後一週間後に、このユニット初のライブ、、、」




響子「規模はそんなに大きくないけど、気を引き締めていかなきゃね。」




卯月「そうですよね。みんなでライブ、ガンバリましょう!」




トレーナー「よしっ、さっきのところをもう一度だ!」




はいっ!

夕方



卯月「プロデューサーさんっ」




武内「島村さん。お疲れ様です。」




卯月「プロデューサーさん、あの、、、」




武内「なんでしょう?」




卯月「771プロは、どうなるんでしょうか?」




武内「確か、島村さんの後輩が771プロに?」




卯月「はい。」




武内「771の件は、我々346は、まだ様子をみる、という風に落ち着きました。」




卯月「そうですか、、、」




武内「ここのままだとおそらく、771のアイドルがうちにオーディションを受けに来たり、実力のあるものは、こちらから引き抜いたり、などという風になるでしょう。」




卯月「プロデューサーさん、あの、いいにくいんですけど、、」




武内「後輩さんを引き抜いて欲しい、ですか?」




卯月「えぇ!なんでわかったんですか!?」

武内「島村さんの担当になって、もう1年たちますから。」




卯月「そうですよね。すいません、やっぱり難しいですよね。」




モバP「急に失礼。できないことはないよ。」




武内「モバPさん?いつから?」




モバP「島村さんが、武内に後輩の引き抜きをお願いしたときかな。」




島村「できるんですか!?」




モバP「それは君の後輩の実力次第かな。俺は771のアイドルを受け入れる方針を考えているんだ。だから、771のアイドルの実力を生でみたいし、話もしてみたいと思っている。」




モバP「だから、」




モバP「俺と一緒に、771のライブに行ってくれ。島村さん。」




武内「モバPさん、それは、、、」




卯月「わかりました。島村卯月、モバPさんに、後輩を紹介します!」




モバP「ありがとう。島村さん。」




武内「、、、」

モバP「いいよな、武内。」




武内「わかりました。ですが島村さんはライブが終わって翌日です。無理をなさらないよう。」




卯月「はい!」




モバP「すまんな、無理言って。」




武内「いえ。モバPには、舞踏会の時、木村さんや城ケ崎(姉)さんの協力を、快く受け入れてくれましたから。」




モバP「あぁ。そういやそうだったな。お前も頑張れよ。上にも期待されてるみたいだしな。」




武内「はい。」




モバP「じゃあ島村さん。一週間後にな。」




島村「はい。お疲れ様でした!!」




モバP「おつかれー。」





ST「ずいぶん信頼されてるみたいだな。後輩に。」




モバP「さぁ、どうだろうな」




ST「お前が殺したやつらは一体どういうやつらなんだ?」




モバP「枕営業のこと話したろ。あいつらは過剰ともいえる枕営業で自分たちのタレントを売り出し、急速に力を伸ばした771プロの役員15人だ。」





モバP「ここに証拠資料がある。見てみたら、どいつもこいつも屑ばかり。まずは自分たちと寝かせて支配した後、ほかの業界人に投げての繰り返しをしていたんだ。これのせいで自殺未遂までおこしたやつまでいる。」




モバP「おまけに社長が率先してそのシステムを運営していた。だから、771のアイドルは逃げ場がない。やめようにも会社に辞めさせてもらえない。ほかの事務所にとられたくないからな。最悪の会社だよ。」




ST「死んでいいやつらなわけだ。」




モバP「わかってんじゃん。」




ST「でも、飛行機事故は不自然すぎないか?まぁ、派手でよかったけどよ。」




モバP「あれは、俺が今から消す奴らに対する、死刑宣告の合図だ。まぁ、やたらめったら殺しはしないけどな。」




ST「なんでだよ。情報はすぐに手に入るんだ。全部殺しちまえよ。」

モバP「あのな、ST。デスノートは大量殺人には向いてない。人を一瞬で[ピーーー]爆弾ならともかく、一人[ピーーー]のに名前を書かなければならない。時価がかかりすぎるんだよ。」



ST「ほうほう。」




モバP「しかも業界人をピンポイントで大量に殺したりしたら、例え死因をばらけさせても、誰かがその異常性に気づき、足がつく。」




モバP「漫画の月とLみたいにな。それは避けたい。」




ST「じゃあデスノートは使わないのか?契約した意味だぜ。」




モバP「こいつはあくまでも脅しに使う。そして明日、それを実行することにした。」




ST「まぁいい。見させてもらうぜ。モバP。」




モバP「お前が期待するものかはわからないけどな」

時価→時間で


一週間後


卯月「このショッピングモールですよね、ライブの会場。」




モバP「あぁ。おっあそこに野外ステージが。行ってみようか。」




卯月(このお店の生ハムメロン、おいしそーだなー、、、あ、ペットショップもある。ハナコちゃんにお土産買って行ってあげよっかな♪)




モバP「おーい、島村さん?」




卯月「す、すいません!」




モバP「いや、ライブまで時間あるみたいだからさ。自由に買い物してていいよ。ペットショップの前に4時30分集合でどうかな。」




卯月「いいんですか!?」




モバP「あぁ。ライブ頑張ったみたいだしな。一応仕事で来てることになってるから、おごったりなんだりはできないけど、楽しんでくるといいよ。」




卯月「ありがとうございます!行ってきます!」






モバP「行ったか。」



ST「この一週間あれだけの人数を脅し、そのために無関係な奴を殺しといて、自分は呑気にショッピングとはなw」




モバP「いいんだよ。その無関係な奴も、児童買春の常習犯だからな。それに、脅した奴らはアンチ専務派閥のやつら。あいつらを味方につけるのは、これからの計画でかなり大事だからな。」




ST「お前の担当してる雌が、アンチ専務の奴はほぼいないって言ってたじゃねえか。」




モバP「それはあくまでもアイドルたちの話。俺が言っているのは346の役員の話だ。普通だったら30の若造の話なんて聞かないだろうが、ところがどっこい。俺にはデスノートがある。したがわなければお前らはいつでも殺せえる。そういって一回デスノートを使った殺人をすれば、」




モバP「年功序列なんてすぐに砕け散るさ。」

ST「んで、そのおっさんどもをどう使うんだ。」




モバP「それは後でのお楽しみだ。どれ、俺も時間つぶしに本屋にでも行くか。」







卯月「はぁ、はぁ、どうしよう、モバPさんの指定した時間に遅れそう!」ドンっ




卯月「ヘゴチン!、、、」




?「あっ、すいません、、って先輩!?」




卯月「あ、あなたは、泉ちゃん!」




泉「先輩、なんでここにって、すいませんあたし、これからライブがあって、、、」




卯月「泉ちゃん、時間ない中悪いけど聞いて。」




泉「いや、ほんとに急いでるので、、、」




卯月「お願い!」




泉(先輩、こんなに押し強かったっけ?)








泉「ホントに時間ないんです!すいません、先輩、、、」



卯月「じゃあ、ライブ終わった後、すぐに私に連絡ください。メールでも、電話でも、SNSでもなんでもいいですから!」



泉「わっ、わかりました。では、私はこれで。」




卯月「後、ライブ、がんばって。私も見てますから。」




泉「はい!」




ライブステージ


卯月「すいません、遅れてしまいました、、、」



モバP「大丈夫だよ。どう?楽しめた?」




卯月「はいっ!とっても楽しかったです!」




モバP「そっか。よかったよ。もうすぐライブが始まるようだ。場所はとっといたよ。」




卯月「あ、私、後輩とさっき話してきました。」




モバP「おっ、どうだった?」




卯月「ライブで急いでたみたいなのであんまり話せませんでした。でも、ライブが終わったらすぐに連絡して、と伝えました。」




モバP「島村さん、ナイスだ。向こうに会いに行く手間が省ける。」




卯月「島村卯月、頑張りました!」




さくら「みんなー、お待たせー!」




卯月「始まりますよ!」




モバP(これを期に、STもアイドルに興味をもたないかな、、、)




ST「~♪」ハナホジー

さくら「今日は私たち、ニューウェーブのライブに来てくれてありがとう!」



亜子「ふひひ、今日は泉ちゃんの遅刻のせいで遅れちゃったけど、みんな許してねーw」



泉「ちょっと、亜子!」



さくら「事務所がいま、大変なことになってるけど、笑顔いっぱい、3人でアイドル頑張るから、みんな、よろしくね!」



モバP「あのピンクの子、なんか島村さんみたいだね。」



卯月「ええっ、そうですか?」



モバP「あのこが例の後輩?」



卯月「いえ。右の青の衣装のこです。大石泉ちゃんっていいます。」



モバP「大石泉ちゃん、ねぇ、、、」



さくら「それでは一曲目、、、」

すいません、さっき調べたら、ニューウェーブ普通にアニメに出てました。

いまさら帰るのは難しいので、ニューウェーブは他事務所のアイドルの設定でいきます。

ライブ後 ファミレス



モバP「771のユニット、ニューウェーブの、大石泉さん。だよね。」



泉「はい。私になにか。」



モバP「私は346プロのプロデューサーを者です。モバP、と呼んでください。」



泉「はぁ。先輩の担当なんですか?」



モバP「いや、俺は別のアイドルの担当なんだ、君に会うために、養成所時代の君の先輩である島村さんに都合を合わせてもらって、紹介してもらったわけだ。」



卯月「すいません、生ハムメロン一つ♪」



店員「かしこまりました」



泉「それで、私にどんな用で?」



モバP「346プロは知っているかな?」



泉「はい。以前、ユニットの3人で見学に行きました。バランスボールを使ったトレーニングとか、いろいろしたのを覚えています。」



モバP「そっか。じゃあ、単刀直入に言おう。」



モバP「346プロにこないか?」



泉「!?」



モバP「悪いはなしではないと思うが。」



泉「、、、少しだけ、話を聞かせてください。」



モバP(よしっ、食いついたっ!)



今日はここまでにします。


駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

再開します

泉「私に、今の771プロをやめて、346プロに来い、ということですか?」




モバP「あぁ。最低でも今の771プロよりは、良い環境で仕事ができるが、どうだい?例えば、ボイス、ダンストレーニングも、今までのよりワンランク上のものを受けられる。アイドルの数が多いから、様々な人間と
ユニットを組み、仕事の幅も増える。」




泉「、、、」




モバP「そして何より、もう枕におびえる必要もない。」




泉・卯月「!?」





卯月「枕って、そんな!どういうことですか、モバPさん!」




モバP「枕」

モバP「そのままの意味さ。島村さん。君は知らないと思うけど、771プロは枕営業が横行している。」




卯月「嘘、、、」




泉「、、、はい。モバPさんの言う通り、うちの事務所では枕営業が当然のように行われていると、私の同期が、、、あっ、さくらと亜子のことじゃないですよ!」




モバP「枕をしなければ売らせてもらえず、それを拒もうにも会社を辞めさせてもらえない。」




泉「なぜ、そこまで詳しいんですか?」




モバP「俺は、個人的に、なんだけど、不必要にアイドルが傷つくのが許せないんだ。だから、そういう話は調べるようにしているんだ。」





泉「でも、アイドルとして売れるためには必要だって、会社の人が。少しくらい体を犠牲にすることも、必要だって、、、君が売れるためなんだって、君に必要なことだって、、、」





モバP「そんなわけないだろ!!」





泉「ひっ、、」




モバP「なんで、会社のために君が傷つく必要があるんだ。言っておくけどな、そいつは君のことなんてこれっぽっちも考えちゃいないぞ。自分の性欲と金銭欲のために言っているんだ。」




泉「でもっ、、、」





モバP「あんな会社に体捧げるくらいなら、いますぐアイドルなんてやめたほうがいい。」




泉「そんな、アイドルを辞めるなんて!」




モバP「君はもうそういう営業をしたのか?」




卯月「ちょっ、モバPさん、」




泉「いえ、まだです、、」




モバP「そうか。」




泉「さっきから、なんなんですか?急に346に入れだの、話を聞いてみたら、枕営業がどうのって。辞めるなんてできるわけないじゃないですか!会社が許すはずないもの!」




泉「会社におびえなくていいのなら、とっくに、、そうしてますよぉ、、、」




卯月「泉ちゃん!」




モバP「大石さん、なぜ、体を売る恐怖におびえてまで、アイドルを続けてきたんだ?」




大石「ニューウェーブの3人で、頑張ろうって、幼馴染3人一緒なら、こんな環境でも頑張れるからって、信じてきたから、、、」




モバP「346プロダクションは、枕営業などの売春行為を一切認めていない。アイドル部門のトップが女性であることも大きいだろう。」




卯月「モバPさんは、城ケ崎美嘉ちゃんをプロデュースしているから、プロデューサーとしての実力も十分あると思います。」




卯月「それに、346は素敵なとこです!会社の中もきれいで、事務員さんも、プロデューサーさんも、みんな優しくて、なにより、」




卯月「素敵なアイドルの仲間たちが、いっぱいいます!」








泉「でも、さくらや亜子、771のみんなを置いて、私だけなんていけない!それに一番の問題として、会社が許すはず、、、」





モバP「それについては両方問題ない。」





泉「え?」





モバP「これについては信じてほしい、としか言えないけどな。」




卯月「泉ちゃん、急にこんなことになって、混乱してると思うけど、モバPさんは、わたしが所属しているチームが解体の危機になったとき、自分のチームのアイドルと一緒に助けてくれたんです。きっと、泉ちゃんのことも、助けてくれます。」




モバP「今日はもう遅い、ライブで疲れているのに、呼び出して申し訳なかった。」




泉「いえ、、、」




モバP「うちに来るつもりなら、俺の名刺に書いてある番号か、島村さんに連絡してくれ。」




卯月「泉ちゃん、私は、泉ちゃんと一緒にお仕事してみたいです。待ってます。泉ちゃんのこと。」




泉「はい。ありがとうございます。」





駅前



モバP「今日はありがとね。」




卯月「いえ!でも、どうするんですか?771の役員さんたちの大半は、事故でなくなったとはいえ、会社自体はまだあるんですよね?」




モバP「買収する。」




卯月「えっ?」




モバP「771プロダクションを買収して、丸ごとアイドルを引き取る。」

卯月「要するに、771プロを346が買っちゃうってことですか?」




モバP「表向きは合併の形にしたいが、そういうことだ。そうすれば大石さんやニューウェーブだけじゃなく、771に残ったアイドルを346のアイドルとして雇うことができる。」



モバP「そうすれば、彼女たちはもう、強制的な売春におびえる必要はない。」



卯月「おぉ!でも、すごい大変じゃないですか?」




モバP「あぁ。ただのプロデューサーが会社の買収なんて、できるわけがない。アイドル部門だけの問題じゃないからな。」




モバP「だが俺は、この一週間と数日、346役員たちとのパイプを持つことに成功している。きっと、成し遂げてみせるさ。」




卯月「専門的なことはともかく、がんばってください、モバPさん!また何かあったら、お手伝いします!」




モバP「あぁ。そのときは、よろしくね。今日はほんとにありがとう。君がいなかったら、大石さんを泣かしただけで終わってた。」




卯月「いえ、私も、泉ちゃんとは、いつか一緒にお仕事できたら、と考えてましたから。そのためなら、島村卯月、頑張りますっ!!ブイっ!」





ST「いいよなぁ、卯月ちゃん。ブイっ!」




モバP「まさか、お前がなぁ。」




ST「今なら、ジェラスの気持ちがわかる気がするぜ。」




モバP「あ、もしもし、この度は、ライブのチケット、役員名簿その他もろもろの情報ありがとうございます。」




モバP「千川さん。」




ちひろ『いえいえ。でも、なぜあんなに771プロの情報を?』




モバP「いえ、771のアイドルに気になった人がいたので。またよろしくお願いしますね。千川さんの情報網は、みんなが頼りにしてますから。」




ちひろ『そうですか。では、またこのような機会があったら。』




モバP「はい、失礼します。」




ST「誰と電話してたんだ?」




モバP「うちの事務員さんだ。俺だけでは届く情報に限界があるからな。そういう時に頼りにさせてもらっている。」

モバP「さぁ、忙しくなるぞ。本業も、計画もな。」



ST「いいケツしてるよなー、卯月ちゃん。」




モバP「、、、。」




翌日



モバP「おはよー。」



美嘉「やっほー☆プロデューサー。」




モバP「あれ、今日お前オフじゃね?」




美嘉「莉嘉の忘れ物、届けに来たんだ。」



モバP「そっか。まぁ、ちょうどいい。言いたいことがあったんだ。」



美嘉「なになに?」



モバP「セカンドシングルだすぞ。」



美嘉「まじ!?やったぁ!」




モバP「新しいCMの仕事も入るかもしれないから、忙しくなるぞ。」




美嘉「まかせて。絶対にトップアイドルになるって、約束したからね!」




モバP「あぁ!」

モバP「さて、俺はもうひと仕事だな。」




ST「もうひと脅迫の間違いじゃないのか?」




モバP「さぁな。」




ST「今日は誰に会いに行くんだ?」




モバP「771の社長が消えた今、現在の771のトップにいる男だよ。」




771プロダクション



771役員「それで、話というのは?」



モバP「まず、見ていただきたいものがありまして。」



771役員「ん?切り取ったノート?」



モバP「今からそのノートに書いてあることを現実にします。」



771役員「なになに?」


渋井丸 拓男

失血死

午後1時45分



771プロダクション前に行き、自ら包丁で心臓を刺し、自殺する。




771役員「なんだねこれは。ふざけるなら、、、」



キャーーーっ



771役員「!?」



モバP「窓の外をご覧ください。」

シブタク「あああああああああああああっ、はぁはぁっ、あぁぁ、、、」ドサッ



会社員「救急車はまだこないのか?」



771役員「あの男、自らの胸に刃物を、、、まさか!」



モバP「おわかりいただけたでしょうか。」



771役員「したがわなければ殺す。そういいたいのか、、、」




モバP「話が早くて助かります。では、ご商談にまいりましょう、、、」




ST「クククッ、、、」



ST「今日も派手にやったな。」



モバP「みたかよ、ST。」



ST「あぁ。あの強姦魔の心臓から血がブシュウウウウウウウってな。」



モバP「それもあるが、あの771役員のおびえた顔。最初は高圧的だったくせにデスノートの能力を見せたとたん、」



モバP「お願いします、会社は好きしていいから、お願いします。家族だけは、小さい娘だけは、だってよ。笑いをこらえるのに必死だったぜ。」



ST「、、、。」



モバP「なんだよ。悪かったな面白いもの見せられなくて。」



ST「あぁ、もうそれはいいや。」



モバP「は?どういうことだよ?」




ST「俺には卯月ちゃんがいるからな!卯月ちゃんのために、人間界にいることにするぜ!」




モバP「」

ST「がんばりますっブイっ」



モバP「毒されてんなー。」



モバP「でもいいのかよ。人間なんかに死神が惚れて。」



ST「いいんだよ。寿命さえ伸ばさなきゃ、俺は消滅しないからな。」



モバP(もし、島村がそういう状況になったらどうするんだよ、、、)



ST「んで、これからどうすんだ?」



モバP「まぁ、しばらくは計画は休み。美嘉のセカンドシングルと、Lipsのライブがあるからな。最低でも1か月後だ。」



ST「そんなに長いのかよ。」



モバP「どうでもいいんじゃなかったのか?」



ST「気にならないわけじゃねぇよ。デスノートの契約もあるしな。」



モバP「そうか。まぁ、たまに島村卯月に会わせてやるよ。お前は島村には見えないだろうけどな。」



ST「本当か!?」



モバP「たまにだからな。」

今日はここまでにします。


明日は用事があるので書けないです。

今日の用事が早く終わったので、少しだけかきます



ちひろ「、、、。」


事務員b「どうしたんですか?千川さん。浮かない顔して。」


ちひろ「そ、そんな顔してました?私。」


事務員b「うん。なにか悩みでもあるの?」


ちひろ「いえ、特になにも。大丈夫ですよ!」


事務員b「もしかして、昨日の自殺のニュースの話?」


ちひろ「!」


事務員b「やっぱり。」


ちひろ「うぅ、、、」


事務員「でも、怖いよねー。突然、刃物を胸に突き刺して、狂ったように死んだって話よ。」


ちひろ「はい、、、」


事務員「それもなんと、飛行機事故があったばかりの、771プロダクションの前で。」


ちひろ「、、、。」


事務員「あそこ、なんか呪われてるんじゃないの?」

ちひろ(そうだ。おかしい。最近の771には違和感がありすぎる。飛行機事故に、謎の自殺。なんだろう、この違和感。しかも、身近な誰かが一つ噛んでるような。まぁ、勘だけど。そう、ただの勘。)


事務員a「千川さん、塩見周子ちゃんの資料、とってもらっていい?リップスのライブが近いからって、モバPさんに頼まれてて。」


ちひろ「わかりました。えっと周子ちゃんは、、これですね。どうぞ。」(モバPさん?)


事務員a「はい、ありがとうございます!」


ちひろ(そういえば、最近モバPさんと連絡を取り合うことが多いような。なんでだっけ?)


アナウンサー『こちら、771プロ前の現場に来ています。ええー、、、』


ちひろ(そうだ。771関連の資料や、情報をモバPさんと取引することが最近多かったからだ。なんで忘れてたんだろう、、、)


ちひろ「私、疲れてるのかな、、、」


事務員b「千川さん、毎日まじめにやってるんだし、今日はもうこの辺に、、、」


ちひろ(モバPさんに私のマル秘ネットワークから入手した、771役員の情報を渡したのは、飛行機事故が起きる、2日前!)


事務員b「おーい、千川さーん。」

ちひろ(あげたライブのチケットも、771プロの、ニューウェーブのもの。しかもペアの。一体誰と?モバPさんの友達?彼女?でもライブの時間帯はっと、、、)


ちひろ(この時間帯、モバPさんは勤務時間。表向きは外回り、新人のスカウトになっているけど、おそらくモバPさんは誰かとライブに行っていた。)


ちひろ(スカウト、771のアイドル、ライブ。ここから導きだせる解は一つ。771のアイドル、ニューウェーブのアイドルの引き抜き!)


ちひろ(飛行事故、771のライブ、今回の自殺。これら全てに対して、771プロダクション以外にかかわっている要素がもう一つ。)




ちひろ(そう、モバPさんだ。)




ちひろ(、、、もっと、モバPさんについて調べてみよう。モバPさんが無関係とは、どうしても思えない。)

一週間後 ファミレス


卯月「すいませーん、生ハムメロン一つ!」


店員「かしこまりました」


卯月「話ってなに?泉ちゃん。」


泉「先輩は、なぜアイドルをやっているんですか?」


卯月「んー、やっぱり、小さいころからの夢、だからかな。泉ちゃんは?」


泉「正直言って、わかりません。さくらや亜子がいなければ、すぐにやめていただろうし、、、。最近思ってたんですよ。会社におびえてまで、アイドル活動をする意味ってなんなのかなって。」


卯月「、、、。モバPさんも言ってました。ニューウェーブの3人は、歌も踊りもルックスも、申し分ないんだけど、笑顔が欠けているって。特に泉ちゃんが。」


卯月「それじゃあ、お客さんを楽しませることはできないって。」


泉「なんなんですか?あのモバPって人。そんなにダメだしするならなんであたしなんか、、、」

泉「急に怒鳴ったり、枕やってるかどうかとか聞いて来たり。ていうか、771プロをどうにかするから信用しろなんて言われても、できるわけないじゃないですか。」


卯月「でも、モバPさんは、誰よりも私たち、アイドルのことを考えているから、ああいう風に怒鳴ったんじゃないかな。さすがに、デリカシーないとこもありましたけど、、、。」


泉「、、、。」


卯月「確かに、モバPさんを急に信用しろっていうのは無理な話ですよんね。それなら、私を信じてください!」


泉「?」


卯月「モバPさんを信じる、私を信じてください!泉ちゃん!同じ養成所で苦楽を共にした私なら、きっと、、、」


泉「それって結局、モバPさんを信じろっていってません?」


卯月「あ、、、」

卯月「あっ!」


泉「どうしたんですか?」


卯月「もうすぐ、レッスンの時間なの、忘れてましたー!どうしよう、、、」


泉「すいません、私が時間をとらせたばかりに、、、遅れてはいけませんよね。先輩は、ちゃんとしたアイドルなんだから、、、」


卯月「なに言ってるんですか?泉ちゃんもアイドルですよ?」


泉「こんな今の、私のどこが、、、。」


卯月「泉ちゃん、、、。」


泉「先輩はうらやましいです。だってもう、私が知ってる、養成所時代の先輩じゃないみたい。いつも事務所におびえている私とちがって、目が光ってて。先輩、どこか変わりましたよね。」


卯月「泉ちゃんも変われますよ。あきらめなければ、必ず。」


泉「本当、ですか?」


卯月「はい!でも、それは泉ちゃん次第。」


泉「私、次第、、、。」


卯月「大事なのは、自分で、今、進んでいける勇気ですよ。」


泉「勇気、、、。」


卯月「それじゃあ、またね。泉ちゃん。またお話ししましょう!」


泉「、、、。はい!」



卯月「大変だよー、遅刻しちゃう、、、。」


ちひろ「卯月ちゃん?」


卯月「ひゃいっ!?」


ちひろ「ちょっとだけ、お話しいいかしら?」


卯月「ちひろ、さん?」

今日はここまでです。明日もかけるかわからないですが、なるべくかくようにします。

すいません、今日は書けそうにないので、できれば誰か保守お願いします。

再開します

卯月「なんですか?話って、、、」


ちひろ「この前卯月ちゃん、771プロダクションのライブ行ったんだって?モバPさんと。」


卯月「は、はい。あっ、決してプライベートな付き合いじゃないですよ?」


ちひろ「わかってるわ。それで、その時のモバPさんの様子、どうだった?」


卯月「様子?特に変わったところはなかったですよ?」

ちひろ「本当に?」


卯月「ちひろさん、どうしたんですか?様子が変なのは、ちひろさんのような、、、」


ちひろ「え?そうかしら、、、?」


卯月「はい。」


ちひろ(確かに、傍からみたらそうね。女の子に急に意味わかんない質問するなんて。)


ちひろ「そ、そうよねー。卯月ちゃん、ごめんね。急に変なこと聞いて。」

卯月「い、いえ。あっ、そうだ、レッスン遅れちゃう!ちひろさん!また事務所で!」


ちひろ「ええ。」



レッスンルーム


卯月「すいません、時間大丈夫ですか?」


トレーナー「ぎりぎりってとこだな。」


未央「どうしたの?しまむー。しまむー、いつも一番乗りなのに。しかも、しまむーがあんなに楽しみにしてたニュージェネでレッスンなのに。」


卯月「すいません、養成所時代の後輩と話してたら、遅くなっちゃって。後、ちひろさんとも、駅の近くで少し。」


凛「後輩、、、。泉ちゃん、だっけ?その子はわかるけど、ちひろさん?」

卯月「はい。なぜだかわかりませんが、この前の771のライブにモバPさんと泉ちゃんに会いに行ったときのことを、、、。」


トレーナー「とにかく、話は後だ。はやく着替えてこい。」


卯月「はい。」




レッスン終了後


未央「ふーっ。この明日筋肉痛まっしぐらを予感させるこの痛み!レッスンやったって感じがしますなー、しぶりん殿!」


凛「殿って、、、。」


未央「しまむー殿はいかがかな?」


卯月「確かに辛かったですけど、凛ちゃんと、未央ちゃんと一緒に久しぶりにレッスンできて、幸せです!」


凛「もうっ、卯月ったら。」


未央「しまむー、あたしもしまむーとレッスンできて、幸せの極みだよーっ!」


卯月「ちょっ未央ちゃん、くすぐったいですよぉ!」




武内「3人とも、少しよろしいでしょうか?」


凛「プロデューサー?どうしたの?」



武内「7月に大きなアイドルのイベントをやることは知っていますか?」


未央「もちろん!アイドルサマーフェスだよね。それがどうしたの?」


武内「それに、本田さん、渋谷さん、島村さん。あなた方は、ニュージェネレーションズとして、ライブに出てもらいます。」


未央「プロデューサー、」


凛「本当なの?」


武内「はい。これからはより一層、ニュージェネレーションズでの活動に励んでもらうことになるでしょう。」


未央「ーーーっ、やったよしぶりん、しまむー!」


卯月「はい!」


凛「ホントに久しぶりだよね。いつぶりだろ?」

未央「-----!」


凛「ーーー、、、。」


卯月「ガンバリマス!」




モバP「なにこそこそしてんだよ。もっと近くにいきゃいいじゃないか。」


ST「俺はお前に憑いてんだ。お前が行かなきゃ俺も近づけないんだよ。」


モバP(この廊下の距離なら普通に島村のそばまで行ける癖に。小中学生のガキかよ。)

モバP「まぁ、それよりだ。よくやったぞ。あやめ。島村の尾行、ご苦労だった。さすが忍者だ。」


あやめ「なんのこのくらい。P殿には、私が事務所社風改革のあおりを受けたときにお世話になりましたから!」


モバP(まさか、千川ちひろに感づかれるとはな。勘のいい女だ。)


あやめ「でも、P殿。なぜ島村殿を?」


ST「ホントだぜ。俺に任せればよかったのに。」


モバP(お前は黙っていろ)

モバP「あぁ。この前、島村さんとは仕事が一緒になって少しだけ仲良くなったんだ。そのとき、ちょっとだけ勝負をしてね。」


あやめ「勝負?」


モバP「その勝負に俺が勝ったから、島村さんには罰ゲームを受けてもらうことにしたんだ。」


ST「は?お前なにいってんだ?」


あやめ「罰ゲーム?」


モバP「2週間、甘いもの禁止。これが罰ゲームだ。」


モバP(もちろん、こんなの嘘に決まってる。)


あやめ「それで、島村殿がずるしないように私に尾行の命を。」


モバP(島村は、俺が大石泉を手に入れるためのキーパーソンだと、前のファミレスで確信した。)


モバP「そういうことだ。」

モバP「特に大きな意味はないよ。」


モバP(だから、大石と島村の関係がうまくいっているかは結構重要になってくる。だが、この尾行におおきな意味が無かったのは本当。あくまでも、大石に対して、島村がうまくやっているか知りたかっただけ。本来は島村を信じて、何もしなくてもいい。)


モバP(あくまでも尾行は保険のつもりだった。しかし、、、。)


あやめ「でも島村殿は、ファミレスで、生ハムメロンを食べていました。」


モバP「うーん、、、。まぁ、生ハムメロンか。微妙なとこだが、許してやろう。」


モバP「思わぬ敵が釣れたわけだ。」


あやめ「、、、?敵?」


モバP「いや、なんでもない。それより、機会があったら、またよろしくな。頼りにしてるよ。」


あやめ「はいっ。モバPさんの命があれば、いつでも参上します!ではっ!」



ST「あぶなかったなぁ。お前らしくないドジだったぜ。」


モバP「ああ。ほんとにどうかしている。考えていることを口に出すなんて。」


ST「へへ、、、。」


モバP(あの女。島村にまで接近してくるとは。これ以上邪魔するなら、デスノートで、)


モバP「消すしかないな。」

今日はここまでです。
これからは、ちひろVSモバPの展開がメインになります。

駄文につきあっていただき、ありがとうございました。

再開します

一か月後 ライブ会場




skip skip skip,,,

奏「,,,なんてね」


ファン「しきにゃーん!!」


ファンb「美嘉姉ぇーー!」



武内「,,,。」


モバP「どうだ?うちのやつらは。」


武内「いい、笑顔です。」


モバP「お前、それしか言わないよな。」


武内「す、すいません,,,」


モバP「その、首を触るくせもいつもだ。」


武内「,,,。」



モバP「変わんないな。おまえ。」


武内「やはり、そうですか?」


モバP「でも、前より柔らかくなったよ。表情も、雰囲気も。」


武内「ありがとう、ございます。」


武内「モバPさんは、その、、、。」


モバP「どうした?」


武内「険しい顔をすることが多くなったような気が、、、。」


モバP「そうかな?」


武内「いえ、私の勘違いかもしれません。忘れてください、、、。」


モバP「そうか。心配してくれてサンキューな。」


ライブスタッフ「モバPさん、ちょっと、、、。」


モバP「ああ。今行く。じゃあ、またな。武内。」


武内「はい。お疲れ様でした。」


モバP(俺の表情が険しい?そんなわけあるか。芸能界の害虫どもを、これから駆除できると思うと、、ふふっ、、、。)」

ライブ後

モバP「お疲れ様でしたー。、、、ふぅ。ん?電話だ。」


モバP「もしもし?」


泉『771の大石泉です。夜分遅く、申し訳ありません。』


モバP「大丈夫だよ。なんの用だい?」


泉『そちらの誘いを、受けることにしました。』


モバP「そうか。でも、いいのかい?あなたは俺を信用していないみたいだが。」


泉『私や、ニューウェーブだけでなく、事務所のみんなで決めたことですから。それに、』


泉『私はあなたではなく、この一か月間私に会いに来てくれた、島村先輩を信じたまでですから。』


モバP「、、、そうか。これからの予定はまた後日。もう遅いからね。」


泉「はい。これから、よろしくお願いします。失礼します。」


モバP「ああ。よろしくな。」


ST「いよいよじゃねぇか?771の買収。」


モバP「おう。材料はそろった。今度の会議が楽しみだよ。」


モバP「この一か月、千川の捜査に引っかからないように事を進めるのは大変だったな。」


ST「一か月は休みっていったくせに。」


モバP「なにもしないとは言っていない。しかし、あやめにも働いてもらったが、今回のMVPは島村だろう。千川のマークのせいで大石に近づけない俺の代わりに、大石を引き抜いたんだからな。」


ST「さっすが、俺の卯月ちゃんだ。早速、買収にかかろうぜ。」


モバP「いや、今度の大きい会議は2週間後。それまでに、771のアイドルたちか、いろいろ集めなきゃいけないものがあるんだ。」


ST「なんだ、そりゃ?」


モバP「会議に来れば、わかることだ。」

今日はここまでです。
短くてすいません。

泉の電話から一週間後

346プロダクション会議室


専務「では、これから、771プロダクションのタレントについての会議を始める。まずは、引き抜きをするアイドルについてだが、モバP。どうだ?」


モバP「はい。今から読み上げる名前が、私の主観で判断した、346に引き抜くに値するものたちの名前です。」


専務「読み上げてくれ。」


モバP「はい。お手元の資料、10ページをみてください。では、大石泉、土屋亜子、村松さくら、的場理沙、結城晴、、、、」


武内「ちょっとまってください。」


役員A「どうしたんだね?武内君。」


武内「この名簿に書いてある34名、全員を引き抜くつもりですか!?」

役員A「それが、どうかしたというのかね?」


武内「なにがなんでも人数が多すぎます!しかも、我が社にオーディションに来る者もいるはず。これでは、、、。」


役員A「武内君!まず、モバP君の話を聞いてからでもいいのではないか?」


役員B「うむ。話の途中で割り込んでは、会議が進まんだろう。」


役員C「みなさん、武内君はまだ若い。はやる気持ちもわかる。多めに見てあげましょう」


HAHAHAHAHA、、、


武内「、、、。」

モバP「まぁ、武内。少し落ち着け。おまえが会社やアイドルたちのことを考えているのもわかるが、少しだけ、話しを聞いてくれないか?」


武内「はい、、、。申し訳ありません。」


モバP「では、続けます。喜多日菜子、、、」



モバP「以上、34名です。」


専務「うむ。それでモバP。」


モバP「はい。」

専務「先ほど武内が言ったように、それだけ大量のアイドルをどうするつもりだ?仕事を回せなくなる未来が容易に見えるが。」


モバP「そうですねー。そこ、難しいですね。」


専務「どうするんだ?君のビジョンを聞かせてもらうか。」


モバP「確かに、難しいんですよ。今の346のアイドル部門では。」


武内「今の?」


モバP「では、単刀直入にいいましょう。」


モバP「私は、771プロダクションの買収を提案します。」


武内「!?」


専務「、、、ほう?」

武内「モバPさん、あなたは一体何を、、、。」


モバP「771プロダクションを買収すれば、事務所の拡大、ライバル社の排除、この両方ができます。」


モバP「いくら771が役員の大半が弱っているとはいえ、一つの会社。買収は簡単なことじゃないでしょう。」


モバP「ですが、今の346では、765や961、様々な事務所、それだけじゃない。346の中の他の部署に食われてもおかしくない状況。」


モバP「そんな状況を打開できるのは、今しかない。」

モバP「十分試す価値はあるかと。いや、やるべきなんです、専務!」


専務「、、、。」


モバP「771のアイドルMさんは、度重なる枕営業の末、もう二度と仕事ができなくなるまで追い詰められた先輩を目にしたそうです。」


武内「!」


モバP「771のアイドルLさんは、自らも枕を何度も経験し、身も心も限界だそうです。」


モバP「他にも、40件以上の771プロの劣悪な環境を語った証言があります。」


専務「なにがいいたい?」


モバP「この買収は企業の利益だけでなく、771のアイドルを救う目的もあります。」

一週間→二週間に変更で。

専務「救う、か。だが、救ったあとはどうするんだ?彼女らすべて、君がプロデュースするのか?」


専務「それに、これはアイドル部門だけで決められる問題じゃない。わかっているとは思うがな。」


役員A「専務、771から来たものたちの担当は、771を吸収して346が大きく成り次第、我が人事部が責任をもちます。」


役員B「社長や本部のほうにも、実はすでに話を通してあります。」


専務「なんだと?」


役員B「そこは我々の部が責任を持ちます。」


モバP「準備はいつでもできています。後は専務が、月末の会議で正式に申し出てくだされば、」


役員C「広報部も、買収には賛成です。専務、どうか許可を!」


役員D「今がチャンスなのです!専務」


専務「、、、。わかった。そこまでの熱意があるなら、断るわけにもいくまい。」


モバP「ありがとうございます、専務、、、。」


武内「、、、。」





会議後


ちひろ「会議、お疲れ様でした。」


武内「はい。千川さんも、お疲れ様です。」


ちひろ「どうだったんですか?771の件は?」


武内「、、、。」


ちひろ「大丈夫ですよ。私たちしかいませんから。」


武内「モバPさんが、771の買収を提案しました。」


ちひろ「買収!?しかも、モバPさんって、言いましたか?」


武内「モバPさんが、なにか?」

ちひろ「いえ、何も、、、。」


武内「ですが、千川さん。最近熱心にモバPさんのことを調べているらしいですね。」


ちひろ「、、、。」


武内「ですが、私もモバPさんは最近、どこかおかしいような気がします、、、。」


ちひろ「プロデューサーさんも、そうおもいますか?」


武内「はい。最近の険しい表情も、771関連のことも、急にいいはじめましたし。」

ちひろ「そう、モバPさんの怪しい行動にはすべて、771が関係している。」


ちひろ「半信半疑でしたが、今回の会議の結果で確信しました。」


武内「モバPさんが771を利用しようとしている。」


ちひろ「何のためにかは、わかりませんが。」


武内「千川さん、これからの調査は、私にも協力させてください。」


ちひろ「プロデューサーさん、ですが、、、。」


武内「私も知りたい。モバPさんが、なにを考えているのか。大事な、先輩ですから。」


武内「それに、2人のほうが、情報収集もはかどりますから。」


ちひろ「わかりました。でも、無理は禁物です。プロデューサーさんには、担当の子たちがいっぱいいるんですから。」


武内「はい。」

今日はここまでです。

駄文にお付き合いいただき、ありがとうございます。

展開遅くて申し訳ないです

再開します

3週間後


アナウンサー『えー、昨日大手芸能プロダクション346プロダクションが、771プロダクションと合併することが決定しました。この合併により、346プロダクション、特にアイドル部門はさらに規模をますと…』


加蓮「ホントに合併しちゃうんだー、771と。」


奈緒「みたいだな。しかも771の役員をまとめるのは…」


モバP「おい、おまえら。もうすぐレッスンだろ。こんなとこでだべってていいのか?」


奈緒「うわさをすれば…」


加蓮「モバPさんも出世したよねー。まだ33でしょ?それで役員の仲間入りなんて、すごいじゃん。」


モバP「まぁな。異例の速さだってよ。」


奈緒「でも、でもよ…」


モバP「どうした、奈緒。」 



奈緒「役員の仕事、忙しくなるんだろ?そうなったら、あたしや加蓮、夏樹や茜のプロデュースはどうするんだ?」


加蓮「なに?奈緒。プロデューサーとお別れになるかも、だから寂しいの?」


奈緒「ちっ、ちげーよ!あたしらの仕事に影響でるだろ!別に、寂しいとかじゃねーからな!」


モバP「心配すんな。お前らのプロデュースは、これからも継続するよ。べつに、俺一人で元771をまとめるわけじゃないしな。」


奈緒「そ、そうなのか。」


加蓮「よかったじゃん。お別れじゃなくて。」


奈緒「かーれーんー!」


モバP「お前ら、ほんと仲いいよな。まぁ、いいや。とりあえず、遅刻だけ気を付けろよ。」


加蓮「はーい。」

モバP「もしもし、事務員bさん。あぁ、中橋課長が裏切者か。わかったありがとう。」ピッ


ちひろ「だれと話してたんですか?」


モバP「千川さん、お疲れ様です。」


ちひろ「役員入り、おめでとうございます。」


モバP「ありがとうございます。それで、なにか?」


ちひろ「事務員bさんと、仲がよろしいのですか?」


モバP「…大事な、仕事仲間ですよ。事務員bさんと千川さんは同僚でしたっけ。」

ちひろ「はい。入社した時から一緒の同期ですよ。」


モバP「そうですか。大丈夫です。そういう仲ではありませんよ。」


ちひろ「そんなことはどうでもいい。」


モバP「?」


ちひろ「モバPさん、私が言いたいことは一つ。」


モバP「なんです?」


ちひろ「モバPさん、」



ちひろ「自首してください。」

モバP「…おっしゃっていることがよくわかりません。」


ST「おいおいおい、やばいんじゃないのか?」


モバP「自首とは?」


ちひろ「とぼけるな。この一か月以上の情報集収で、あなたが771プロダクションを利用しようとしていることは知っている。」


モバP「会議がありますので、失礼します。」


ちひろ「346の役員を何らかの方法で脅したのも、771の役員に同じことをしたのも、すべて知っています。」


モバP「なんらかの方法とは?」


ちひろ「それは、これから暴くことです。」

モバP「仮に私が、771を利用してなにをしようというんですか?」


ちひろ「予想ですが、あなたは芸能界の支配を目論んでいる。なぜなら、あなたは過去に…から。」


モバP「なぜそれをしっている?」


ちひろ「事務員、舐めないでください。」


モバP「とりあえず、また話の機会を設けます。その時に、また。」


ちひろ「…あなたが逃げなければ、の話ですがね。」


モバP「えぇ。では、これで。」



ちひろ(もう少し、もう少しだ。武内Pや事務員さんたちの力を借りて、ここまで来た。)


ちひろ(でも、一つだけわからないことがある。仮にすべてモバPさんの仕業なら、どうやって、飛行機事故や強姦魔の不審死をおこしたのか。)


ちひろ(わからない…。そこさえわかれば、それが証拠になるかも、なのに…)

未央「ちーひーろさんっ」


ちひろ「ひゃっ、なんだ、未央ちゃんでしたか。」


未央「ごめんねー、びっくりさせて。」


ちひろ「どうしたんですか?」


未央「更新の書類。今日が期限だったよね。ぎりぎりでごめんなさい。」


ちひろ「わかりました。お預かりします。」


未央「それとちひろさん、最近、いつにもまして覇気っていうか、オーラがすごいけど、どうしたの?」


ちひろ「えぇ。目標が、目のまえに迫ってますから。」

未央「目標?…まぁいいや。無理は禁物だよ!」


ちひろ「未央ちゃんも。ですよ。」


未央「へへっ…。まぁ、いざとなったら、このスーパーアイドルみおちゃんが、ちひろさんを元気にするからね!」


ちひろ「ありがとうございます…。アイドル?」


未央「じゃあね!ちひろさん!」


ちひろ(そうだ、みつけた。モバPさんの原動力であり、弱点。今思いついた方法なら、モバPさんを止められる。でも、これをしたら私は…)


ちひろ「…なに考えてんだろ、わたし。」

今日はここまでです。


、、、を…に修正しました。

再開します

ちひろ「はぁ…」


武内「どうでしたか?」


ちひろ「だめでした。自首して、なんて言ってみましたが、全然動揺もせずに…」


武内「強気に攻めてもだめ、でしたか。」


ちひろ「飲みの席とかで、遠回しにそれっぽいこと言っても駄目だったんですよね?」


武内「はい…」


ちひろ「やっぱり、勘違いだったんですかね。私の。」


武内「…」


ちひろ「今までのモバPさんの行動記録から見ても、飛行機事故や相次ぐ犯罪者の不審死にモバPさんが絡んでいるのはわかるんです。」


武内「771役員との接触時に、渋井丸が死んだのが決定的ですね。そのほか5件ほども、渋井丸のときと同じように丁度近くにモバPさんがいる。」

武内「そして、モバPさんが買収を訴えた会議の時に、モバPさんに賛同した役員は全員、モバPさんと接触している。そして、その中でも広報部長は…」


ちひろ「モバPさんと一緒に、不審死の現場の近くにいる。」


武内「はい…」


ちひろ「なんで…、なんで証拠がないんでしょうか?ここまで必死に探して、プロデューサーさんの情報網も借りて、危険を承知で事務員bさんも協力してくれて、なんで…」


武内「…」


ちひろ「ここまで怪しいのに、勘違いなんて…」


事務員b「あれ、千川さんと武内プロデューサー。どうだった?モバPさんは?」


ちひろ「全然、だめでした…」


事務員b「そっか…」



ちひろ

ちひろ「すいません、事務員bさんに、スパイみたいなこと…」


事務員b「いいの。大事な同期の頼みだし。それに、成功したわよ。監視カメラをしかけるの。」


ちひろ「ほんとですか!?」


事務員b「えぇ。」


ちひろ「でも、それももう、意味ないかもしれません。」


事務員b「なんで?」


ちひろ「自信が無くなってきたんです。いままで、モバPさんが事務所を乗っ取ろうとしているんじゃないかって思って、行動していたんですが…」


ちひろ「勘違いだったんじゃいかって、思えてきて…」


事務員b「そっか…。じゃあ、とりあえず今回の監視カメラの映像をみてからでいいんじゃないかな?」



事務員b「それで、なにもなかったら、勘違いだったってことで。」


ちひろ「…そうですね。ほんとに申し訳ないです。監視カメラって、犯罪…ですよね。」


事務員b「でも、モバPさんが犯人だったら、モバPさんは20人以上殺した大量殺人犯。私たちが止めなかったら、モバPさんが事務所をどうするかわからない。気に入らない奴は全部殺しちゃうかも。」


事務員b「わたしは、みんなと仕事できるこの事務所がとても大事。アイドルのみんなも、スタッフのみんなも、千川さんにも死んでほしくない。」


事務員b「みんなを守るためなら、監視カメラだってなんだってしかけるよ。」


ちひろ「事務員bさん…。ありがとう、ございます。」


事務員b「じゃあ、明日の夜、カメラを確認しましょう。」


ちひろ「はい。」

夕方  モバPの部屋


モバP「…」


ST「おい、どうしたんだよ、なんで部屋に来た途端、なんもしゃべらないんだ?」


モバP「…」カキカキ


           このへやは盗撮されている


ST「ほう…」


           おそらく千川か、事務員bの仕業だよ。


ST「事務員bって、あぁ、最近お前に近づいて、様子を探ってたおんなか。」


           うん。今日の課長の裏切りの件もでまかせだった。


ST「さっさと家に帰って殺したほうがいいんじゃないのか?」


           この仕事がかたずいたらそうするよ

ST「てか、なんで盗撮にきづいたんだ?」


       部屋の物の配置が微妙にずれていたからだ。俺はそういうのに敏感だからな。
       美嘉や加蓮たちは鍵を持っていないから入れないし、だとしたらピッキングで入られた可能性がたかい。


ST「そんなことをすんのは、お前を嗅ぎまわっている連中だけ。」


      ちょっと外にでるぞ。


ST「どこにいくんだ?」


     本屋。

モバP(そうときまれば、すぐに…)


仁奈「プロデューサー!いるでごぜーますか?」


モバP「あぁ。仁奈か。どうした?」


仁奈「みてみてでごぜーます!新しい着ぐるみでごぜーます!」


モバP「おー!誰かに買ってもらったのか?」


仁奈「ちひろおねーさんと遊んだ時に、買ってくれたでごぜーますよ!」


モバP「…そうか。なぁ仁奈。」


仁奈「?なんでごぜーますか?」


モバP「ちひろさんは好きか?」


仁奈「もちろん、大好きでごぜーます!仁奈の親は仕事で忙しいから、なかなかかまってくれねーでごぜーます…」


仁奈「でも、ちひろおねーさんたちが遊んでくれるし、みりあちゃんや千枝ちゃんたちと一緒にお仕事もできるし、」


仁奈「事務所にいれば、仁奈は寂しくねーでごぜーますよ!」


仁奈「特に、ちひろおねーさんは、いっぱいかまってくれるから、大好きでごぜーます…」


モバP「…」

今日はここまでです。


短くてすいません。

再開します。

本屋

店員「いっらっしゃいませー」


ST「おい、モバP。盗撮を逃れるのはわかるが、なんで本屋なんだよ。」


   お前に頼みがある。


ST「まだ筆談でいくのか…」


   念のためだ。


ST「んで、頼みってなんだよ。」


  監視カメラを外してくれ。報酬はだす。


ST「言っとくけどなぁ、俺はリンゴの1個や2個じゃ釣られないぜ。」


  報酬はこれだ。


ST「これはっ…!」

ST「島村卯月グラビア写真集、The smileing power vol.2初回限定版じゃねぇか!!!」


ST「だから、お前本屋に…」


  やるか?


ST「やらせていただきます。」


夜  事務室


ちひろ「なぜ…なんでなにも映ってないんでしょう?」


事務員b「……」


ちひろ「気づいていたのか、監視カメラに…bさん、監視カメラは何個仕掛けましたか?」


事務員b「……」


ちひろ「bさん?」



ちひろ「どうしたんですか、bさん?」


事務員b「…少し、用事を思い出して…」


ちひろ「用事?でも、監視カメラは?」


事務員b「なんか、どうでもよくなっちゃって…」


ちひろ「…は?」


事務員b「とにかく、私帰るね。お疲れさま。」


ちひろ「ちょっ、bさん!」

武内(サマーライブの打ち合わせで遅れてしまった。まさか、ニュージェネレーションズが元771組とコラボすることになるとは…)


事務員b「……」


武内(あれは、事務員bさん?今の時間は、千川さんと共に、モバPさんを監視している手筈でしたが…)


ちひろ「プロデューサーさん!」


武内「千川さん?どうしたんですが?」


ちひろ「事務員bさん、見ませんでしたか?」ハァハァ


武内「事務員bさんなら、階段を下っていきましたが?」


ちひろ「はやく、追いかけなきゃ…嫌な予感がする…」


武内「…私もいきます。」


ちひろ「はいっ」

スクランブル交差点


ちひろ「bさん!」


事務員b「千川さん?仕事、お疲れさまです。」


ちひろ「どうしたんですか、急に…監視、どうでもいいなんて…」


事務員b「私も、わかんないんです…。なんか、急に、やる気が、スゥーーーーっと抜けた感じで、」


武内「…。」


事務員b「あ、そうだ。用事、思い出しました。」


ちひろ「なんですか…?」




事務員b「これが最後の警告だ、千川ちひろ。次、邪魔をしてみろ。いまから起こることが、お前にも…」


ちひろ「えっ?」


武内「危ない!」


ドガッ  ゴキッ  ドサッ


武内「…トラック?」


ちひろ「ひっ、b、さん?」


武内「千川さん!」


サラリーマン「おい、人がはねられたぞ!」


ギャル「きゅっ救急車、救急車!!」



ちひろ「いやああああああああああああああ」


武内「…。これは、なんなんだ、一体。」

キリがいいので、今日はここまでにします。

再開します

アナウンサー『えー、先日、都内の交差点で、トラックが歩道に侵入し、女性1名を撥ね、電柱に衝突。女性は病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されました。』


アナウンサー『なお、原因は、飲酒運転とみられており、…』


加蓮「まさか、うちの事務員さんが…」


奈緒「あぁ…。今回亡くなった人、人当たりもよくて、うちらでも評判いい人だったのにな…。」


モバP「おはよう。加蓮、奈緒。」


加蓮「おはよう…」


奈緒「おはよう、プロデューサー…。」


モバP「…事務員さんのことか?」


加蓮「うん…」

モバP「事務員bさんは、素敵な人だったよ。」


モバP「仕事を的確にこなしつつ、周りへの気配りを忘れない。なにより、とても聡明だった。亡くすには惜しい人だった。」


加蓮「プロデューサー…。」


モバP「事務員bさんの分まで、俺たちが頑張らないと。レッスン、がんばれよ。」


奈緒「おう。」


加蓮「もちろん。」




モバP(まぁ、俺がデスノートで殺したんだけどねー。)


ST「ちょっと早すぎたんじゃねーか?」


モバP「珍しく慎重だな。」


ST「…。」


モバP「別に、事務員bを狙ったわけじゃない。奴は、千川を戦意喪失させるのに都合がよかっただけだ。」


ST「戦意喪失?あぁ、同僚の死ぬ姿をまじかで見せてか?」


モバP「十分だろ。事実、千川は今日は出勤していない。」


ST「まぁな。」


モバP「邪魔者は消えた。これで、芸能界は俺の物だ。」


ST「そうだな。」


モバP「この一か月近く、嗅ぎまわっていたようだが、もうそうはいかないぞ、千川。」


ST(千川がじゃまならなんで、千川を直接殺さないんだよ…)

会議室

今西「次のサマーフェスの出店の…」


武内「…。」


今西「やはり、今日はもう帰ったらどうだね?」


武内「あっ、いえ。ライブが近いのに、そんな…」


今西「いや、今日は休みたまえ。人の死を見たんだ、君もつらいだろう。」


武内「…。」



廊下


武内「…。」


モバP「よぅ、武内。」


武内「モバP!…さん。」


モバP「部長にでも、今日は休め、とでも言われたか?」


武内「…。」


モバP「悪いなんて思わないよ。俺も休んだほうがいいと思う。」


武内「…。はい。」


モバP「体は大事にな。」


武内「はい。お疲れ様です。」


モバP「お疲れー。」


武内「…くっ。」

今日は時間がないのでここまでで。

最近忙しくて、なかなかかけません。申し訳ないです。

おまたせしました。久しぶりに再開します

ちひろのアパート


ピンポーン…


ちひろ「はい…」


武内「千川さん、武内です。」


ちひろ「プロデューサーさん?とりあえず、上がってください。お茶、用意しますね…」


武内「お邪魔します。」




ちひろ「どうしたんですか?お仕事は?」


武内「部長に言われて、休みをもらいました。あと、モバPさんにも…」


ちひろ「モバP…bさんの敵…」


武内「…!まだ決まったわけでは!」


ちひろ「まだ、そんなこといっているんですか?」

ちひろ「決まったも同然でしょう。bさんが死ぬ直前に言ったこと。おぼえてるでしょう。」


武内「はい。ですが…」


ちひろ「決定ですね。モバPさんは人の死の状況を操ることができる。それなら、不審死の件も、今回の事故の件も説明がつく。」


武内「…方法は?」


ちひろ「さぁ?」


武内「…」


ちひろ「どうしました?」


武内「いえ…」

ちひろ「とりあえず、プロデューサーさんは、この件からは降りてください。」


武内「なぜ?千川さん一人では…」


ちひろ「これ以上首を突っ込んでは、忠告どおり、間違なく今度こそ殺されるでしょう。あなたにはまだ、プロデュースしなければならないアイドルたちがたくさんいます。あなたは死んではいけない。」


武内「千川さんだって、死んではいけません!」


ちひろ「ありませんよ。死ぬつもりなんて。」


武内「ならば、尚更一人では…」


ちひろ「とにかく、これからは一人で証拠探しに奮闘します。いままでありがとうございました。」


武内「千川さん…」


アナウンサー『えー、884プロのライブ会場、幕針エッセから中継です。現場の斉藤さーん?』


斉藤「お前ら、斉藤さんだぞ?…えーこちら幕針エッセで884プロの大人気アイドル、宇佐川はなえさんが、突然急に苦しみだし、間もなく死亡したとのことです。詳しい現場n…」

武内「884プロ?またアイドル関係の不審死…まさか!?」


ちひろ「まだ…殺したりないんですか…。しかも今度はアイドルを直接…。」


武内「千川さん…まずは落ち着いて、」


ちひろ「落ち着いてなんていられません!すぐに、幕針にいきます。あ、プロデューサーさんはここにいてくださいね?」


武内「ですが…」


ちひろ「いいから!!では、行ってきます!」


武内(…。追いかけなければ!)

事務所

ST「おいおい、このニュースの内容、どういうことだこりゃぁ。おまえがやったのか?」


モバP「なわけないだろ。突然苦しみだした、しかも最新の情報では、胸を押さえながらってはなしじゃねぇか。心臓麻痺なんてだれが使うかよ!」


ST「[ピーーー]理由もねーしな。」


モバP「あぁ。」


モバP「突然の心臓麻痺。答えは一つ。」


ST「あぁ。」


モバP「もう一人、俺以外にデスノートを持っている奴がいる!」


モバP「とにかく、幕針にいくぞ。あそこには手伝いで仁奈、ユッコ、ニュージェネの5人がいる。ノート所有者の狙いは知らないが、アイドルが殺されたなら、5人も危ない!」


ST「なに?卯月ちゃんがいるのか?だったら急ごうぜ!卯月ちゃんはおれが守る!」


モバP「おう!」

今日はここまでです。

ちひろ対モバPも新展開です。

廊下

モバP「幕針まで車でとばせば15分で行ける。すぐに行くぞ。」


ST「おう。」


李衣菜「それで、そん時のライブがさー、」ドンッ


李衣菜「いたっ!」


モバP「あっ、すまない!大丈夫ですか?」


みく「李衣菜チャン、大丈夫?」


李衣菜「大丈夫。ちょっと転んだだけ。」


夏樹「おい、モバP。気を付けろよな。」


モバP「多田さん、ほんと申し訳なかった。今すごく急いでるから、また謝りにいくよ!」


李衣菜「いや、別に大丈夫ですよ。ちょっと転んだだけですし…」


モバP「じゃぁ、また後で!」


李衣菜「あっ…」


みく「行っちゃったにゃ…」


夏樹「……」

都内某所大通り


ちひろ「運転手さん、この渋滞いつまでかかりますかね?」


タクシー運転手「そうですねー、大した渋滞じゃないけど、20分ぐらいですかねー?」


ちひろ「そんな…。裏道とかしらないんですか!?」


タクシー運転手「無茶言わないでください。東京の都心部ですよ?ここ。」


ちひろ「こうしている間にも、モバPが…」




都内某所 裏道



ST「なんでこんな細い道通ってんだよ。しかも車じゃなくてバイクかよ。」


モバP「おそらく今回の幕針の事件で警察が幕針方面で交通規制をしている。だから大通りは渋滞のはずだ。渋滞に巻き込まれるのは避けたい。」


モバP「だからこの裏道を使う。車じゃ無理だがバイクなら走行可能だ。」


ST「なんでこんな道知っているんだ?」


モバP「新人の時に発見したんだ。今ではあまり使わないんだがな。」


モバP「このままいけば、あと10分でつくな。」


ST「よっしゃ。待ってろよ、卯月ちゃん!」

幕針エッセ


警部「それで、被害者は?」


刑事A「はい。宇佐川はなえさん、本名宇佐川華さん17歳、884プロ所属のタレントです。最近はなにゃん、の愛称でテレビ、雑誌、SNSなどで人気急上昇中のアイドルです。」


警部「宇佐川に持病などは?。」


刑事「いえ、特には。」


警部「健常者が急に心臓麻痺か…。」


刑事「まるで、漫画みたいですよね。」


警部「デスノートか?」


刑事「え?警部、知ってるんですか?デスノート」


警部「娘がデスノートのファンなんだ。俺は断然ヒカルの碁だけどな。」


刑事「俺はバクマン。派ですね。」


モバP「すいませーん、」


警部「誰だ、君は?」


モバP「こういうものです。」


刑事「346プロ?あー、有名な大手芸能プロダクションの!」


警部「何の用だね?我々はこれから現場に向かわなければならないのだが。」



今日はここまでです。

再開します

モバP「こちらに我が社所属のタレントの市原仁奈、堀裕子、島村卯月、渋谷凛、本田未央、以上5名はいますか?彼女らの安全を確認したいのですが。」


警部「ふむ。おい!」


刑事「今確認します。…もしもし。こちら…」


警部「申し遅れました。私は警視庁捜査一課の松田と申します。」


モバP「捜査一課の警部?見たところお若いのに…」


松田「あなたこそ…。」


刑事「松田警部、5名全員の安全は確認できました。堀裕子に関しては取り調べが終わっているので、会ってきてもいいですよ。」


モバP「ありがとうございます。ん?取り調べ?」


刑事「はい。今回の件、なんと殺人の線が…」


松田「おいっ!一般人に軽々しく事件の内容しゃべんじゃねぇぞ。」


刑事「すいません…」

モバP「ありがとうございました。」

松田「いや、いいんだ。早く行ってあげなさい。場所はここからまっすぐ行ったところだ。」


モバP「わかりました。」



第3ホール前


裕子「プロデューサーさーん!」


モバP「ユッコ!大丈夫か?」


裕子「はい。けがとかはないですけど…」


モバP「ユッコが無事で何よりだ。本当によかった…。」


裕子「プロデューサーさん、そんなに私のことを…。まぁ、いざとなったらサイキックp」


モバP「…仁奈は?」


裕子「…仁奈ちゃんは、まだ取り調べの順番が回ってきてません。」


モバP「そうか…」

第4ホール前


ちひろ「なんとかついたけど…モバPはどこに…。」


仁奈「ちひろおねーさん!」


ちひろ「仁奈ちゃん!」


仁奈「ついさっき、とりしらべが終わったでごぜーます。プロデューサーさん、どこにいるかわかるでごぜーますか?」


ちひろ「…今、私も探しているところ。」


仁奈「ちひろおねーさん、顔、こえーでごぜーますよ…?」


ちひろ「え?そうかしら…」

仁奈「どうしたんでごぜーますか?」


ちひろ「大丈夫。なんでもないですよ。」


未央「あれ?仁奈ちゃんに、ちひろさん!?」


仁奈「未央おねーさん!」


ちひろ「未央ちゃん…」


未央「ちひろさん…、その…」


ちひろ「bさんの件は、気にしなくていいですよ。」


未央「…。」

ちひろ「卯月ちゃんと凛ちゃんは?」


未央「たぶん、今取り調べの最中です。」


ちひろ「そう。二人は、そろそろ武内プロデューサーが到着すると思うので、この先のロビーで待機していてください。」


未央「わかったけど…ちひろさんは?」


ちひろ「わたしはモバPを探します。」


未央(呼び捨て!?)


仁奈「仁奈も一緒に探すでごぜーます。」


ちひろ「ごめんなさい、仁奈ちゃん。未央ちゃんと一緒にいてくださいね。」


仁奈「なんででごぜーますか?」

今日はここまでです

再開します

ちひろ「それは…」


未央「たぶん、プロデューサーさんが迎えに来てくれるからだよ。入れ違いになったらこまるでしょ?だから、仁奈ちゃんは未央ちゃんと待機だ!」


仁奈「なるほど!そういうことでごぜーますか!」


ちひろ「未央ちゃん、おねがいします。」


未央「ちひろさんも、目標?だっけか。達成できるといいですね。」


ちひろ「ええ。」


仁奈「目標?なんのことでごぜーますか?」


未央「ううん。なんでもないよ。それより仁奈ちゃん。ジュース買いにいかない?」


仁奈「ジュース!いくでごぜーます!」


ちひろ(未央ちゃん…ごめんなさい…)

第4ホール近く 自販機前



未央「そういえば仁奈ちゃんは、なんでアイドルになろうとおもったの?」


仁奈「モバPさんにさそわれたからでごぜーます。」


未央「スカウト?」


仁奈「ママとオーディション受けにいったら、モバPさんに声かけられたでごぜーます。」


未央「なるほどねー。」


未央「モバPさんのことはどうおもってるの?」


仁奈「モバPさんは大好きでごぜーます!家で一人ぼっちだった仁奈を、アイドルにしてくれたで人でごぜーますよ!」


仁奈「おかげで仁奈はもう、寂しくないでごぜーます!」


未央「そっかぁ…」


未央(物腰が柔らかいちひろさんが、モバPさんのことを呼び捨て?しかも最近のちひろさん、雰囲気が違うような…。なんかひっかかるなぁ。)


仁奈「未央おねーさんは、どうしてアイドルになったんでごぜーますか?」


未央「え!?…うーんとねぇ、」


モバP「仁奈!ここにいたのか!」


裕子「仁奈ちゃん!未央ちゃん!」


未央(モバPさん?そっか、仁奈ちゃんたちを心配して…)

モバP「本田さんも、無事でよかった!」


未央「モバPさん、しまむーとしぶりんは…」


モバP「裕子から聞いた。取調べ中らしいな。」


未央「そっか。裕子ちゃんは?」


モバP「スタッフに家に送らせた。」


未央「なるほど。」


モバP「君たちもすぐにスタッフに家に送るよ。」


未央「でも、しまむーとしぶりんが…。」

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