遊矢『何やってるんだよ塾長!』 修造『すまない遊矢・・・』 (46)

遊矢「すまないじゃないだろ・・・そんな体勢で」

修造「すまん」

遊矢「・・・」

権現坂「どうした」

遊矢「これ見てくれ」

権現坂「こ、これは!?」

遊矢「塾長が柚子のブレスレットを肛門に突っ込んでるんだ」

修造「しかも抜けない」

権現坂「柚子は」

遊矢「出かけてる」

権現坂「柚子が帰って来る前に肛門からブレスレットを取らねばならぬな」

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アユ「持ってきたよ!」

遊矢「よし!」

権現坂「それは」

遊矢「ローション」

権現坂「そうか!石鹸と指輪の法則だな!」

タツヤ「ふーん・・・石鹸と指輪の法則って?」

遊矢「ああ!」

タツヤ「そういう事か!」

権現坂「ならば男権現坂がローションの妙技を見せよう」

遊矢「頼む!」

権現坂「そりゃあ!!」

ヌルヌルヌルヌルヌルヌル

タツヤ「手慣れてるね」

遊矢「何たって権現坂道場の跡取りだからな!」

フトシ「痺れるゥ~!」

遊矢「さあ突っ込むぞ!」

ズボボ

遊矢「熱い!」

権現坂「どうした!?」

遊矢「塾長の中が熱いんだ」

権現坂「そんなバカな」

ズボボ

権現坂「何というけしからん熱さ!」

フトシ「修造は体内に熱血カウンターを溜め込んでいる。故に熱いんだ」

アユ「え!?」

フトシ「痺れるゥ~!痺れるゥ~!痺れるゥ~!」

アユ「気のせいか」

タツヤ「このままじゃ塾長が柚子姉ちゃんに殺されるよ!」

沢渡「榊遊矢!この前の借りを返しに来たぞ!」

遊矢「後にしろ。今取り込み中なんだ」

沢渡「お、おう」

遊矢「この熱さをクリアしないと先には進めない・・・」

遊矢「どうする・・・こんな時なら父さんは・・・いや父さんの真似ばかりしてたんじゃ意味はない!」

遊矢「俺はペンデュラム召喚を生み出した瞬間から思ったんだ。いつまでも父さんの真似っこじゃダメだって!」

遊矢「榊遊矢流のやり方でこの難問を潜り抜けないと!」

アユ「へえ帝」

タツヤ「ダーツの癖に生意気だぞ!」

沢渡「そうだ!いいか、氷帝メビウスでだな」

遊矢「氷帝・・・そうか!沢渡!」

沢渡「な、何だ!?」

遊矢「氷帝って事は氷帝家臣も凍氷帝も居る!そうだな!!」

沢渡「あ、ああ!」

遊矢「その氷帝達を塾長の尻に貼るんだ。氷帝の凍れる力なら塾長の体内にある熱血カウンターも冷める!」

沢渡「お前正気か!?」

遊矢「ああ!俺はいつだって正気だ!」

沢渡「・・・わかったよ。人の命がかかってるなら仕方ねえよ」

遊矢「ありがとう沢渡」

沢渡「これで貸し借り無しだからな」

遊矢「星読みと時読みの件は許すよ」

アユ「男同士の友情ね」

タツヤ「うん!」

権現坂「遊矢よ・・・立派になったなぁ」

ペタ

ペタ

ペタ

遊矢「準備は完了だ」

沢渡「本当に平気なのか?こんなので」

遊矢「大丈夫」

沢渡「ミスったら」

ポンッ

沢渡「ん?」

権現坂「遊矢を信じるぞ」

沢渡「信じる?こいつをか」

権現坂「うむ」

沢渡「・・・」

遊矢「勝負だ塾長!!」

ズボボ

遊矢「熱くない・・・もっと奥に進めるぞ・・・今だ!」

スポンッ

修造「ウェアッ!」

遊矢「ハァハァ・・・取れた。柚子のブレスレットが!」

アユ「やったー!」

エクシーズ次元



「ウェアッ!」

ユート「ん?」

黒咲「どうした」

ユート「いやドラゴンの雄叫びが聞こえた気がする」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ユート「何だあれは」

黒咲「・・・」

バレット「聞け!エクシーズ次元の人間共!我らはアカデミア!」

ユート「・・・何だあいつは」

バレット「我らが頭首である赤馬零王ことプロフェッサーは全次元制覇及びに全次元の女子中学生をその手にかき集めたいそうだ!生えある最初のターゲットは貴様達だ!!」

黒咲「・・・」

バレット「そして女子中学生以外は全てハゲ頭にしろという命令だ!これより我らアカデミアは毛狩りを行う!やれ!!」

「ヒャッハー!」

「ヒャッハー!」

「ヒャッハー!」

黒咲「どうしようもない田舎者連中のお出ましか」

ユート「どうする隼」

黒咲「返り討ちにして自分達の馬鹿さ加減を教えてやる」

柚子「ただいま・・・沢渡?」

沢渡「帰って来たぞ」

権現坂「間一髪だった」

遊矢「ウェアッ・・・あれはドラゴンが孵化した時に最初に叫ぶ鳴き声だ」

遊矢「俺のペンデュラム召喚と塾長の肛門ブレスレット事件は何か関係あるのか?」

【オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン】

遊矢「お前は何者なんだ?どうしてオッドアイズ・ドラゴンは」

柚子「お父さん!?何て格好してるのよ!」

修造「うーん・・・」

遊矢「何か大変だったらしい。ほら」

柚子「私のブレスレット!何で遊矢が?」

遊矢「まあ色々と」

柚子「?」

沢渡「洗ったのか?」

権現坂「親子ならば何ら問題はない」

沢渡「・・・」

数日後

遊矢「なあ」

柚子「ん?」

遊矢「肛・・・尻の穴にこんな輪っかって入ると思う?」

柚子「朝から何言ってるのよ。ほら遅れるわよ!」

遊矢「そうだよな・・・あり得ないだろ。常識的に考えたら」

柚子「遊矢?」

遊矢「ふふふ・・・俺って何であんな馬鹿らしい事で熱くなってたんだろ・・・ふふふ」

黒咲「ここがスタンダード次元だな」

ユート「そうなのか?」

デニス「あ、はい」

黒咲「嘘ではないだろうな!」

デニス「ち、違うよ!」

黒咲「嘘なら貴様に天誅を下す!」

デニス「は、はい!」

ユート「毛狩りの時は瑠璃を庇ってくれてありがとう」

デニス「ハハハ・・・」

デニス「しかしアカデミアの軍勢が敗北するなんて思わなかったよ。バレット隊長なんて黒咲とかいう奴にギタギタにされちゃうし」

ユート「この件が終わったら帰してやるからな」

デニス「いや帰ったら何されるかわからないし」

ユート「ボスにか?」

デニス「プロフェッサーは女子中学生以外には厳しい。だから無駄だと思うけどな」

黒咲「たとえ外道でも息子は可愛いだろ。俺が赤馬零児を襲撃し引きずり出してくれる!」

ユート「隼!話が違うぞ!!」

黒咲「黙れ!人が住んでる街をいきなり戦地に変えた奴の息子だぞ!?そんな外道は俺が退治してくれる!」

ユート「隼!」

柚子「何かブレスレットが臭いんだけど」

遊矢「季節の変わり目だからな」

ドンッ

遊矢「おわっ!?」

ユート「す、すまない・・・」

遊矢「今時曲がり角で衝突するなんて少女漫画でもないぞ」

ユート「!?」

柚子「え?どうなってるの!?」

遊矢「似てる・・・俺にそっくりだ!」

ユート「ど、どうして」

黒咲「まさかユートのクローンではないだろうな」

デニス「し、知らないよ!」

ユート「デッキが散らばってしまったな・・・」

遊矢「俺も余所見してたから」

デニス「2人1組説は本当なんだ。だとしたらユーリってば、ウプププ」

黒咲「おい」

デニス「僕は捕虜だから勝手な事は話しません」

黒咲「それでいい」

黒咲「赤馬零児とは大企業の若社長なのか」

柚子「うん」

遊矢「昨日もそこの母親が塾を乗っ取りに来て大変だった」

黒咲「親が親なら息子も息子だな」

遊矢「?」

ユート「信じられない事だと思うが俺達はエクシーズ次元と呼ばれる世界から来たんだ」

遊矢「ふーん」

柚子「そうなの」

デニス「僕は融合」

黒咲「・・・」

デニス「僕は捕虜だから半分はエクシーズ次元民です」

黒咲「それでいい」

ユート「驚かないのか」

遊矢「最近ペンデュラム召喚を生み出したし」

柚子「今も遊矢そっくりの人が目の前に居るから何て反応すればいいやら」

ユート「逞しい少年と少女だ」

黒咲「それよりも赤馬零児だ!俺はそいつに話がある!」

遊矢「いや大企業の若社長なんかに簡単には会えな」

黒咲「殴り込めば簡単に済む話だろ。少しは知恵を振り絞ってみろ」

プルルルル

河豚田「こちら社長室」

赤馬「では来週の社会人野球の事で」

中島「今年も我らの優勝に間違いありませんよ」

磯野「そうですよ」

赤馬「前から聞こうと思ったが私のボディーガード兼秘書の割りには野球以外の事にはやる気を出さないな」

中島「私と磯野は小学校時代からの腐れ縁であり野球仲間」

磯野「それに社長は賢く腕っ節もあるので我々が居なくても大丈夫でしょ」

赤馬「・・・」

河豚田「ええーっ!おかしな集団が殴り込んで来たのかい!?」

赤馬「殴り込み?」

河豚田「え、ええ」

赤馬「一体何処の誰が」

コンコン

赤馬「入って、どうぞ」

ガチャッ

黒咲「赤馬零児!」

ユート「隼!せっかくノックしたのに飛び込む必要はないだろ!」

遊矢「巻き込まれてしまった・・・」

柚子「今日は厄日ね」

赤馬「そうか」

黒咲「そうかではない!人の街を無茶苦茶にした連中の頭だぞ!」

ユート「何故女子中学生に拘るんだ?君の父は」

赤馬「性癖だ」

ユート「毛狩りは」

赤馬「コンプレックスだ」

ユート「・・・」

黒咲「幸い被害は少数で済んだ」

ユート「だが街は無茶苦茶にされた」

赤馬「いつか、こうなる事はわかっていた。すまなかった」

黒咲「謝って済む問題ではない!」

赤馬「わかってる。共にアカデミアと戦おう」

黒咲「何?」

赤馬「父に対抗する為に考えていた事がある。それには共に戦う仲間が必要だと」

黒咲「・・・」

赤馬「その名はランサーズ!必ずや邪知暴虐の王を倒す!我々の手で!!」

遊矢「・・・」

黒咲「何だここは」

赤馬「ここで私とデュエルし君の力を見させてもらおう」

黒咲「・・・」

赤馬「アクション・フィールドの準備だ!」

中島「どれにする磯野」

磯野「これにしよう」

中島「よし!アクションフィールド!父親の趣味!!」

柚子「な、何のよこれ・・・」

ユート「これは酷い・・・」

デニス「えぇ・・・キモいよ」

黒咲「何だこれは!」

赤馬「磯野!中島!」

中島「2人は赤馬零王と因縁がある」

磯野「これが適していると我々は思う」

黒咲「お前の父親は本物の変態だ!」

赤馬「この父親の自室こそが私の幼少時代からのトラウマだった」

ユート「制服にブルマ・・・下着まである」

デニス「これ!け、検便だよね!?」

柚子「・・・」

黒咲「ランサーズか何か知らんが俺はそんな訳のわからないものに加入するつもりは毛頭ない!」

黒咲「デュエルで貴様に天誅を下し貴様をプロフェッサーの元に叩き込んでくれる!」

赤馬「デュ」

遊矢「デュエル!」

柚子「ちょっと遊矢!」

遊矢「俺がデュエルをする!だから、あんたは引っ込んでてくれ!」

赤馬「しかしな」

遊矢「先攻は俺が貰うぞ黒咲!」

黒咲「RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!RR-バニシング・レイニアスが召喚に成功した事で手札からRR-バニシング・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「レベル4のRR-バニシング・レイニアス2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-フォース・ストリンクス!!」

黒咲「そして俺は魔法『エクシーズ・シフト』を発動!フォース・ストリンクスをリリースしエクストラデッキからRR-ライズ・ファルコンを特殊召喚!」

遊矢「エクシーズ次元エクシーズ次元って言うだけある。前の志島北斗と違って本物の匂いがプンプンする」

黒咲「RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

黒咲「オーバーレイ・ユニットを持つこのモンスターは相手への直接攻撃が可能!行くぞ榊遊矢!!」

遊矢「くっ・・・」4000→3000

黒咲「そして!これが地下デュエル王者の拳だッ!!」

ガシッ

遊矢「そうライフを減らされてたまるか・・・こっちはアクションデュエルの本場だ!」

黒咲「俺の拳を受け止めるか、かなり鍛えているようだ」

遊矢「数少ない塾生なんだ。それに塾長は俺のもう1人の父さんみたいなもんだし」

黒咲「ブレイズ・ファルコンが相手にダメージを与えた時、相手モンスター1体を対象に破壊する!EMコンを破壊!」

黒咲「ひ弱な見た目の割に性根は座っているな。うちのユートに根っこはそっくりだ」

遊矢「人は変わらなきゃいけない。こう見えても前まではいじめられっ子だったし」

遊矢「それに笑顔を大切にしたい、黒咲も赤馬も笑わないとな。どっちも仏頂面だしさ・・・って言っても俺も2人がどういう人物なのかはわからないけど」

黒咲「笑顔・・・」

『美貌の秘訣は笑顔!キープスマイリングよ!』

黒咲「フッ・・・ククク!ハーハッハッハ!!!」

ユート「隼・・・あの子の事を思い出したのか」

柚子「誰?」

ユート「隼が地下入りした時に唯一のファンだった女の子が居た。今は遠いところに居るが」

黒咲「すっかり忘れていたな。地下王者となり侵略者と戦い血生臭い日々ばかりだった。キープスマイリング・・・それは俺に笑顔を与えてくれた女の口癖!」

ユート「久しぶりにブレイブするんだな隼!」

黒咲「ああ!」

遊矢「キープスマイリング?とりあえず笑顔って意味か」

黒咲「礼を言うぞ榊遊矢!」

遊矢「何にしても楽しんでくれたら俺はいいや」

黒咲「ターンエンド!」

遊矢「ドロー!俺はEMディスカバー・ヒッポを攻撃表示で召喚!EMディスカバー・ヒッポの効果で俺はこのターン1度だけアドバンス召喚ができる」

遊矢「EMユニとEMディスカバー・ヒッポをリリースしオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをアドバンス召喚!」

遊矢「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでRR-ブレイズ・ファルコンを攻撃!螺旋のストライクバースト!!」

遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンが相手モンスターと戦闘を行う場合、そのダメージは倍になる!」

黒咲「うおおおおおおおおおおおおおおお」3700→700

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!」

ユート「隼がブレイブしている。魂が燃えている!」

黒咲「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!!」

遊矢「ターンエンド!」

黒咲「RR-アルティメット・ファルコンはRRモンスターをオーバーレイ・ユニットとしている場合、お互いのエンドフェイズごとに攻撃力が1000下がる」

遊矢「俺のターン・・・星読みの魔術師」

星読み「遊矢よ。私の声が聞こえるか?」

遊矢「その声は・・・誰!?」

星読み「星読みの魔術師だ。さっき彼とぶつかった事で君のデッキにモンスターが紛れ込んでしまったようだ」

遊矢「ユートのモンスターが!?」

星読み「その瞬間から勝利の方程式は揃っていた。勝つぞ遊矢!」

遊矢「EMシルバー・クロウを攻撃表示で召喚!そしてEMモンスターが召喚に成功した事でEMヘルプリンセスを特殊召喚!」

星読み「レベル4のEMシルバー・クロウとEMヘルプリンセスでオーバーレイ!」

遊矢「エクシーズ召喚!」

遊矢・星読み「ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

黒咲「それは」

ユート「・・・さっきぶつかった時に」

柚子「並ぶと似てるわね。オッドアイズとダーク・リベリオンって」

デニス「似てる・・・ユーリのスターヴ・ヴェノムにも」

ユート「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを二つ使うんだ!」

黒咲「忘れたか!アルティメット・ファルコンがカード効果を一切受け付けない事を!」

ユート「そ、そうだった」

デニス「君もハッスルすると前へ進むタイプだね」

遊矢「星読み!」

星読み「勝つ日もあれば負ける日もあるさ」

遊矢「いやいや負けって決まってないから」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

黒咲「そして再び1000下がる。オッドアイズもダーク・リベリオンも」

遊矢「あのモンスターを攻略するには」

黒咲「ドロー!『RUM-ソウル・シェイブ・フォース』を発動!ライフを半分払いRR-フォース・ストリンクスを特殊召喚!」700→350

黒咲「RUM-ソウル・シェイブ・フォースの効果で特殊召喚されたRRエクシーズモンスターよりランクが二つ戦いエクシーズモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!」

黒咲「ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

遊矢「えぇ・・・」

黒咲「バトル!RR-アルティメット・ファルコンでオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃!」

遊矢「うわああああああああああああああ」

黒咲「勝った・・・いいデュエルだったぞ遊矢」

遊矢「ハァハァ・・・」LP3000

黒咲「何?」

遊矢「俺は墓地のEMディスカバー・ヒッポとEMユニを除外しこのターン1度だけ相手への戦闘ダメージを0にした」

黒咲「だがレヴォリューション・ファルコンが残っている!レヴォリューション・ファルコンでダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!」

黒咲「レヴォリューション・ファルコンは相手フィールドの特殊召喚されたモンスターと戦闘を行う時、そのモンスターの攻撃力と守備力を0にする!」

遊矢「罠発動!『攻撃の無力化』これでレヴォリューション・ファルコンの攻撃を封じた!」

黒咲「まだだ!RR-レヴォリューション・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターを破壊!そして破壊したモンスターの攻撃力の半分を相手に与える!」

遊矢「くっ・・・」3000→2500

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「この瞬間!アルティメット・ファルコンの効果を発動!相手フィールドにモンスターが存在しない時、1000のダメージを与える!」

ユート「隼・・・俺のダーク・リベリオンを」

黒咲「寂しそうな目で俺を見るな」

遊矢「俺の・・・ターン!!来た!」

遊矢「俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!」

黒咲「ペンデュラム?」

ユート「それは一体」

遊矢「エクストラデッキから蘇れ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

黒咲「このスタンダードだけの召喚なのか?融合同様に」

赤馬「いや榊遊矢が生み出した榊遊矢だけの召喚だ。だが私も所持している養殖物だがな。しかし天然物の魚には虫が多く湧いている。だから養殖物の方がいいと私は思う」

ユート「君も負けず嫌いなタイプなんだな」

デニス「そうだよね。鰤なんか腹割いたら虫がウジャウジャと」

遊矢「行けオッドアイズ!」

黒咲「罠発動!」

遊矢「時読みの魔術師のペンデュラム効果を発動!ペンデュラムモンスターが戦闘を行う場合、相手はダメージステップ時まで罠を発動する事ができない!」

遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでRR-レヴォリューション・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「・・・」

遊矢「ありがとうございました。いいデュエルでした」

黒咲「変わった男だな。お前は」

ユート「・・・」

黒咲「俺の負けだ。ランサーズとやらに加入しよう」

赤馬「今度君達のご両親に挨拶をしよう・・・それと榊遊矢に合わせたい子が居る」

遊矢「合わせたい子?」

赤馬「君ならば、その子の閉ざされた心を開いてくれるだろう。近い内に君の自宅を尋ねる」

中島「どうでした?アクションフィールドの感想をお聞かせください」

磯野「零児坊っちゃま」

赤馬「社内では社長と呼べと何度も言っている。それと私は坊っちゃまと呼ばれる歳ではない」

黒咲「いくつだ」

赤馬「16だが」

黒咲「嘘をつくな。その顔の何処が16だ」

赤馬「君に言われる筋合いは無い」

遊矢「あ、これ返さないとな」

ユート「いや君が持っていた方がいい。何だかそんな気がしてきた」

遊矢「いいの?」

ユート「それは俺の友情の証として大切にしてやってくれ」

遊矢「うん」

デニス「帰ろうか?いやー短い1日だったね」

黒咲「お前の故郷はスタンダードだ」

デニス「へ?何言ってんのさ」

黒咲「それでいいだろ。もう捕虜ではない」

ユート「君は瑠璃を庇ってくれたからな。とりあえず敵ではないと思う」

デニス「本当に!?じゃあ今度ご飯奢ってよ!焼き鳥とか」

黒咲「人に喧嘩を売るのは楽しいか」

デニス「冗談ですよ冗談・・・」

赤馬「帰るのか」

黒咲「妹が心配している」

ユート「また後日来るよ。また会おう」

遊矢「エクシーズ次元のユートと黒咲か」

柚子「意外といい人達だったね」

シンクロ次元

「前のDホイール!止まりなさい!!」

シンジ「事情を説明しろ!何でトップスの縄張りに居たんだ!」

ユーゴ「クリアウィングがワープしちまったんだよ!」

トニー「嘘くせえ」

デイモン「そういう嘘つくとロクな大人にはならねえんだぞ」

ユーゴ「マジだマジ!」

シンジ「連絡が来たと思ったらよ・・・このバカだけは」

ユーゴ「わかったわかった!俺が悪かった!」

トニー「しかしデュエルチェイサーって同じ見た目してんのな」

デイモン「全部で10人か・・・背丈も見た目も似すぎだぜ」

シンジ「お前ら知らねえのか?あいつら地底人らしいぜ」

デイモン「地底人?」

ユーゴ「嘘つけ」

シンジ「あれと同じ見た目の奴らが地下で生活してるって噂だ。地上支配の為にトップスと手を組んでるとか」

トニー「あれだけ似てりゃな・・・」

デイモン「た、確かに」

「止まらんかクズ共!!」

ユーゴ「あぁん!?誰がクズだ!」

シンジ「ぶっ潰す!」

ユーゴ「どんなもんだ!」

シンジ「ヘッヘッヘ」

トニー「本当に強いな」

デイモン「こいつらが居ればコモンズは負け無しだっての!」

227「こ、この野郎・・・」

シンジ「この野郎だ?誰に向かって口をきいてやがる!負け犬の分際でよ!!」

ユーゴ「やめろって、いいデュエルだったぜ!」

227「こ、こんな事が長官に知られたら・・・俺達は全員・・・」

ユーゴ「あ?」

227「クソ・・・」

シンジ「うるせえんだよ犬の分際でお前は終わりなんだよ!」

ユーゴ「負けたら終わりか・・・どう思うよ」

シンジ「当たり前じゃねえか」

ユーゴ「本当にそうか?」

シンジ「何が言いてえんだよ」

ユーゴ「・・・」

227「クソ!クソ!」

ユーゴ「・・・」

「コモンズの侵入者!」

「もう逃げられんぞ!」

「大人しく縄につけ!」

シンジ「チッ、ハイエナ共が!」

トニー「動くんじゃねえ!」

デイモン「こいつがどうなってもいいのか!」

ユーゴ「おい!」

227「くっ・・・殺せ!」

「・・・」

シンジ「どうするよ?こいつらマジだぜ!」

「はあ?負け犬を人質にとって何だってんだ?」

227「お前ら!俺を」

「コモンズ程度に負けちまう野郎なんてセキュリティには必要ない。お前も纏めてぶち込んでやるよ!」

ユーゴ「それが仲間に向かっての言葉か!てめえら人間じゃねえ!!」

シンジ「そう来るだろうと思ったぜ。1度負けた奴に手助けするほど甘くはねえだろうよ!」

ユーゴ「おかしいじゃねえか!仲間だろ!?だったらシンジは俺らが負けたら見殺しにするってのか!?」

シンジ「それがシティのルールだ。お前だってガキの頃からコモンズに居たろ?わかんねえのかよ」

ユーゴ「わかんねえよ!少しは考えてみろよ!負けたからって何で全てを失っちまうんだ!」

ユーゴ「デュエルってそんなもんじゃねえだろ!!」

シンジ「てめえ・・・頭おかしいんじゃねえか」

ユーゴ「そいつは俺の台詞だぜ」

「奴らをデュエルで拘束せよ!」

「ヒャッハー!!」

ユーゴ「大体革命革命って何すんだよ!てめえは暴れればいいってのか!?」

シンジ「誰かがやんなきゃ始まらねえ!俺が先導者になるんだよ!」

「いつまで喧嘩している!」

ユーゴ「邪魔すんじゃねえ!」

シンジ「引っ込んでろ!」

「ゴフッ・・・」

ユーゴ「てめえが無茶やってパクられたら誰がフランク達の面倒見るんだ!」

シンジ「てめえだって何かあると消えちまうじゃねえか!リンが心配してんのがわからねえのか!?」

ユーゴ「シンジ!」

シンジ「ユーゴ!」

227「強い・・・口喧嘩しながらチェイサーをギタギタにするとは」

「ヤバいぞ・・・どうする!?」

「逃げるぞ!」

「だが長官には」

「あいつ微妙に抜けてるとこがあるから何とかなる!」

「・・・それもそうか」

「覚えてろよ!必ず逆襲してやるからな!」

シンジ「吠えてろクソッタレ!」

ユーゴ「一昨日来やがれってんだ!」

ユーゴ「おっちゃんよ」

227「笑いたいなら笑え」

ユーゴ「俺らと一緒に来いよ、いいよな?」

デイモン「待て待て!」

トニー「何でそうなる!」

ユーゴ「居場所無くしちまったんだろ?仕方ねえじゃん」

シンジ「お前のその甘さが足元を掬われるかもしれないぜ」

ユーゴ「俺は心優しいデュエリストなんだよ」

トニー「でも頭悪くて字も汚いよな」

デイモン「しかもスケベだしよ」

ユーゴ「うるせえな!」

227「・・・」

ユーゴ「よし決まりだな!」

227「おい!俺は」

ユーゴ「俺はおっちゃんに勝った。だから俺の言うことは聞こうぜ、いいよな?」

シンジ「・・・言っとくが寝床は自分で探せよ」

メリッサ「あ、居た居た!コモンズの革命戦士達!」

ユーゴ「やったぜ!デカ乳が逆ナンしに来たぞ!」

227「ありがとよ・・・ユ」

ユーゴ「邪魔だおっちゃん!」

227「な、何だあいつは・・・」

ユーゴ「いやー俺らも有名人ってか?」

メリッサ「私は」

シンジ「・・・女子アナじゃね?」

トニー「そうだ!何か前に彼氏とのハメ撮り映像が流出した!」

デイモン「メリッサ・クレールだ!」

メリッサ「ちょっと!それは関係ないでしょ」

デイモン「あるよな?」

トニー「おう!」

メリッサ「こいつら・・・」

ユーゴ「なあ!経験人数教えてくれよ!」

シンジ「トップスの連中と寝てんだろ?そうじゃねえのか!!」

ユーゴ「当ててやろうか?5人!」

メリッサ「残念!6人よ!」

シンジ「へっ」

メリッサ「し、しまった・・・まんまと騙されたわ」

トニー「あの身体つきじゃな」

デイモン「そりゃ納得だ」

227「確かにな」

「危ないですよメリッサさん!」

メリッサ「大丈夫大丈夫」

シンジ「で?何の用だ」

メリッサ「取材よ取材」

シンジ「とか何とか言って、俺らの弱点を探ってんじゃねえだろうな!?」

メリッサ「弱点?」

シンジ「そうだよ!」

メリッサ「な、何なのこの人は」

ユーゴ「俺らのリーダー」

シンジ「シンジ・ウェーバーだ!」

メリッサ「これは」

ユーゴ「俺のDホイール!自作なんだぜ?」

メリッサ「どうりで変わった形してるわけだわ」

ユーゴ「だろ?これは」

シンジ「罠かもしれねえぞユ」

ピカッ

デイモン「あ、あれ?」

トニー「消えちまった・・・」

メリッサ「2人とも・・・」

227「今日は何て日だ・・・」

スタンダード

遊矢「俺に渡したい物?」

柚子「昨日パック買ったらね。はい!」

遊矢「調律の魔術師?」

柚子「うん!」

遊矢「チューナーモンスターか・・・でも俺はシンクロモンスターないぞ」

柚子「もしかしたら役に立つかもなって」

遊矢「ありがとう。大切に使うよ」

沢渡「・・・」

「沢渡さーん!覗きはやめましょうって」

「そうっすよ」

「自分が惨めになるだけなんすから!」

権現坂「まさに青春だ」

「権現坂くん!」

「ウッス!」

「ウッス!」

沢渡「あいつらって」

権現坂「それに関しては俺も何とも言えぬ」

中島「よく食べますね」

ユーゴ「腹が減ってはいいクソは出ねえってな!」

シンジ「おい」

赤馬「私か?」

磯野「何て口を」

シンジ「んだと」

中島「この紋所が目に入らぬか!」

シンジ「・・・」

赤馬「他次元の人に赤馬の紋所は通用しないぞ」

磯野「残念だったな」

中島「くっ・・・」

コンコン

赤馬「入って、どうぞ」

花沢「あら!ここに居たのね磯野くんと中島くん」

磯野「は、花沢さん・・・」

ユーゴ「化粧お化けだ!」

中島「シッ!」

磯野「受付嬢の花沢さんだ。私や中島とは小学校時代からの長い付き合いだ」

花沢「今日も友達がみえてるのね?気難しい零児坊っちゃまがこんなに友達を連れて来るなんて・・・」

赤馬「やめてください。社内では社長と呼んでください花沢さん」

ユーゴ「だってよ」

シンジ「チッ」

赤馬「今日はシンクロ次元の彼だ」

ユーゴ「おいおい!そっくりだぞ!」

シンジ「しかもリンにも似てる・・・」

遊矢「シンクロか」

シンジ「・・・」

柚子「この人もランサーズに」

赤馬「バランスを考えれば彼も必然的にランサーズ入りする」

遊矢「よろしく」

シンジ「・・・」

磯野「さてアクションフィールドを」

赤馬「前のように妙なフィールドにしないよ」

磯野「アクション・フィールド!バッティングセンター!」

シュパッ

シュパッ

シュパッ

遊矢「な、何だ!?」

シンジ「危ねえじゃねえか!」

赤馬「磯野」

中島「春は野球の季節です」

磯野「その通りです」

赤馬「・・・許可しよう」

中島「この球を避けながらデュエルを行う!」

磯野「球速160キロの球だ!本物のデュエリストならば避けられる!」

権現坂「恐るべきフィールドよ・・・」

シンジ「じゃあ始めるか」

遊矢「ああ!」

シンジ「アクションデュエルってんだな。なるほど周りを駆け回りながらデュエルするってわけか」

シンジ「だったら・・・俺はドラグニティ-レギオンを攻撃表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!ドロー!俺はスケール2のEMドラミングコングとスケール5のホタルンクスでペンデュラムスケールをセッティング!」

ユーゴ「何だありゃ?」

柚子「ペンデュラム召喚よ」

ユーゴ「あー・・・難しそうだからいいや」

柚子「前のユートとは違う性格ね」

権現坂「本当に遊矢そっくりな男だ」

柚子「けど星読みと時読み以外のペンデュラムモンスターが居るなんて」

遊矢「ペンデュラム召喚!EMプラスタートル!EMラ・パンダ!」

柚子「EMプラスタートルの効果でエクシーズ召喚ね!」

権現坂「例のダーク・リベリオンとかいうモンスターか」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

柚子「しないんだ」

シンジ「俺のターン!」

シュパッ

シンジ「おっと」

ゴスッ

遊矢「うぐっ・・・」4000→3500

柚子「遊矢!」

権現坂「あの男・・・まるで後ろに目があるような避け方をしたぞ!」

ユーゴ「そりゃそうだ。コモンズの地域は、いつ喧嘩が起こるからわからねえもんよ。だからシンジの危機察知能力はハンパじゃねえ」

権現坂「・・・」

シンジ「大丈夫か?ガンガン行くぜ!ドラグニティ-ブラックスピアを攻撃表示で召喚!」

シンジ「レベル3のドラグニティ-レギオンにレベル3のドラグニティ-ブラックスピアをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!ドラグニティ-ガジャルグ!!」

シンジ「ガジャルグの効果発動!デッキからレベル4以下のドラゴン族または鳥獣族を手札に加えその後手札からドラゴン族また鳥獣族モンスターを墓地へ捨てる!」

シンジ「罠発動!『タイラント・ウィング』これによりドラゴン族モンスターの攻撃力と守備力は400ポイントアップ!EMラ・パンダを攻撃!」

遊矢「EMホタルンクスのペンデュラム効果を発動!EMモンスターをリリースしその攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!EMラ・パンダをリリース!」

シンジ「ターンエンドだ。ターン終了と共にタイラント・ウィングは破壊される」

遊矢「俺のターン!来た!」

シュパッ

ゴスッ

遊矢「くっ・・・お、俺は」3500→3000

シンジ「避けろ!」

シュパッ

ガシッ

遊矢「あ、危ない・・・意外と親切なんだな。って言ってもあんたに当たる球だったんだろうけど」

シンジ「やるじゃねえか!」

遊矢「ペンデュラム召喚!刻剣の魔術師!」

遊矢「更に調律の魔術師を通常召喚!調律の魔術師の効果で相手は400回復し俺は400のダメージを受ける!」3000→2600

シンジ「よくはわからねえけど、何でわざわざ入れてんだ?明らかに」

遊矢「調律の魔術師は俺に新しい可能性をもたらせてくれるかもしれない!柚子から貰ったカードだから!」

シンジ「柚子・・・そうかそうか」

遊矢「何が?」

シンジ「世界は違っても似た顔同士・・・惚れてんな」

遊矢「べ、別に・・・」

シンジ「隠すなよ!照れる事じゃねえよ!」

遊矢「レベル4のEMプラスタートルと刻剣の魔術師にレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

遊矢「EMドラミング・コングのペンデュラム効果を発動!1ターンに1度相手モンスターとバトルを行う場合、そのモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで600ポイントアップする!」

遊矢「このモンスターが相手モンスターを破壊した時そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

遊矢「覚醒の魔導剣士・・・」

シンジ「何を驚いてんだ?お前のカードじゃねえのか?」

遊矢「いや」

シンジ「ふーん」

ユーゴ「帰ろうぜ」

シンジ「帰れんのか?」

ユーゴ「クリアウィングのワープを舐めんなよ」

権現坂「シンクロ召喚・・・どうやら俺の新しい道が開けた気がする」

赤馬「黒咲隼とのデュエルでエクシーズをシンジ・ウェーバーとのデュエルでシンクロか・・・」

ユーゴ「あ、たまに変なとこ行くから気をつけろよ」

シンジ「例えば」

ユーゴ「ジャングルとか」

シンジ「マジで言ってんのか」

ユーゴ「されに砂漠や南極とか」

シンジ「・・・」

ユーゴ「革命するよか楽しいんじゃねえか?ランサーズとかいうの」

シンジ「んなわけねえだろ!」

ユーゴ「何か合ったら呼んでくれよ!マッハで駆けつけるから」

柚子「どうやって?」

ユーゴ「ノリと勢いだぜ!」

柚子「・・・」

赤馬「頼もしいデュエリストばかりだ。エクシーズもシンクロも」

柚子「いつか融合もやりそうよね」

遊矢「かもしれないな・・・エクシーズ、シンクロ、融合それにペンデュラム・・・あ、儀式もか」

融合次元

零王「デッキを捨てろ」

「え?何故ですか」

「これは言わば兵器ですよ?それを捨てるなんて」

零王「代わりに重火器を使用せよ。そっちの方が手っ取り早い」

バレット「さっさと捨てろ!大体こんなカード程度で戦に勝てると思っているのか!?」

零王「威勢がいいな」

バレット「私の顔を焼いた男を抹殺せねばなりません。早くエクシーズ次元へ」

零王「裏側の中でも最も残忍で好戦的な次元か、私の思い通りに動くわ」

バレット「プロフェッサー!」

零王「共に進軍した兵は」

バレット「全て処刑しました。あの連中は消耗品です。替えなど幾らでも」

零王「うむ」

バレット「聞け!我ら融合次元は他次元に劣ってわならぬ!プロフェッサーの命令通り毛を狩り女子中学生を拉致するのだ!」

バレット「もし反抗する者が居るのなら殺しても構わぬ!好きだろう?お前達は」

「はい!」

零王「命が重いなんぞ吐かす連中は戯言をほざく偽善者よ。しかしお前達は違う!」

零王「太古の昔より融合次元は理性も知性も無くただ相手を殺す事だけを考えて来た連中!お前達は親でも殺せる人種だ!」

零王「言わば何の躊躇を持たぬ殺戮集団!その強さを他次元に見せつけてやれ!!」

「ビバ!プロフェッサー!」

「ビバ!プロフェッサー!」

「ビバ!プロフェッサー!」

零王「だが如何せん頭が悪すぎる。所詮は蛮族集団か」

ユーリ「・・・」

素良「ほら逃げるんだ」

セレナ「あ、ああ」

素良「早くしないと!」

セレナ「何故私を」

素良「意味はないよ。連れて来いって命令されて」

セレナ「プロフェッサーか?」

素良「ううん」

ユーリ「僕だよ僕」

素良「連れて来たよ」

ユーリ「やあ」

セレナ「誰だお前?」

ユーリ「話は後だ。じゃ頼むね」

素良「君は」

ユーリ「僕?最後の大掃除をしなきゃ」

素良「どうやって」

ユーリ「君は故郷に未練はある?」

素良「こんな所・・・僕は」

ユーリ「ハゲの息子に言っときなよ。融合のケジメは融合でつけるってね」

セレナ「お前・・・」

ユーリ「融合次元は腐ってる。それは僕らが生まれるずーっと前からだ。この世に表と裏があるようにね」

素良「表と裏?」

ユーリ「あっちの次元の宇宙が誕生した時こっちでも宇宙は誕生した・・・ダークネスってやつと共にね」

素良「ケジメって・・・まさか」

ユーリ「僕のデュエルエナジーとあいつのデュエルエナジーを全開にさせて融合次元を吹っ飛ばす。ダークネスとあいつと僕が持つ光と闇の波動は宇宙誕生と共に生まれたものだ。たまにはいい事に使わないとね。このまま融合次元を残しておいたら、他の次元にも迷惑がかかる」

零王「話は聞かせてもらったぞユーリ」

ユーリ「あ、バレちゃったか」

零王「お前が水面下で表の次元・・・遊城十代とコンタクトを取っていた事を」

ユーリ「そうだよ。プロフェッサーも知ってるでしょ?この次元はダークネスが誕生させたって」

零王「だから私は融合を選んだ。こいつらは虫ケラのような連中だ。何の迷いも無く人を殺せる・・・お前とセレナを覗いてな!」

ユーリ「ロリコンでハゲの癖に」

零王「ロリコンの何が悪い!ハゲの何が悪い!」

十代「モンスターのレベルは12で種族は24・・・表と裏に12ずつだったな」

零王「き、貴様が」

十代「悪いが融合次元は吹っ飛ばさせてもらうぜ。ハゲ親父」

ユーリ「だって、派手にやりすぎちゃったね」

零王「お、おのれ・・・」

ユーリ「融合次元50億の民も道連れなんだけど、平気?」

十代「半分半分の25だ。それにこの次元の連中はどいつもこいつもダークネスに匂いがプンプンするぜ」

零王「それでも人間か!」

十代「そいつはそっくりそのまま返すぜ。さっさと片付けないとダークネスが再び蘇っちまう」

零王「くっ・・・バレット!兵を集・・・」

十代「居ねえよ。お前の戦闘員も幹部連中も」

零王「待て!私はスタンダードだぞ!?それを」

十代「悪党は悪党だ。人殺しが好きなんだってな?クソだなロリコンは」

ユーリ「セレナは女子中学生だ。それを軟禁しちゃうなんてね」

十代「そういう奴はさっさと地獄に行っちまえばいいよ。お前らの仲間も大勢待ってるだろうぜ」

零王「待て!私は・・・私は!!」

十代「じゃあなハゲ!」

ユーリ「さようならプロフェッサー」

零王「うわああああああああああああああああああああああ」

素良「君は故郷に未練はないの?」

セレナ「ずっと隔離されてた」

素良「そうだったね」

柚子「!?」

セレナ「!?」

素良「は、始めまして」

遊矢「えーっと・・・融合?」

素良「うん!」

遊矢「遂に融合だ」

柚子「似てる」

セレナ「そっくりだな」

遊矢「消滅した!?敵の本拠地が」

素良「プロフェッサーもね」

柚子「それって」

遊矢「赤馬に何て言えばいいんだろ」

素良「まあ気にする事はないよ。ほっとけば全滅してた世界だったから・・・あそこは地獄だよ」

遊矢「地獄?」

素良「誰も彼もがやりたい事をやる。殺しも略奪も・・・僕にもその血が流れてるんだ」

柚子「・・・」

遊矢「とりあえず赤馬のところに行こうか」

柚子「話はそれからね」

セレナ「何処へ行くんだ?」

遊矢「赤馬のとこ」

セレナ「?」

赤馬「プロフェッサーが?」

素良「うん」

赤馬「そうか」

遊矢「・・・」

赤馬「天罰覿面だ。悪事を働けば、其れ相応の報いが跳ね返ってくる」

柚子「けど世界一つ吹き飛ばすなんて」

赤馬「彼の話では獣のような連中ばかりだったらしいな」

素良「う、うん」

赤馬「きっとユーリという男達にはそれを背負う覚悟があったのだろう。誰かが手を汚すのではなく自分達が」

遊矢「そいつも俺に似てるんだよな?」

素良「そっくりだよ」

赤馬「やっと父親の呪縛から解放されたか・・・大いなる借りができてしまったな」

遊矢「そういうの思うんだ」

赤馬「私とて人間だ」

遊矢「へえ・・・」

赤馬「みんなを集めよう」

遊矢「ああ」

素良「僕も?」

赤馬「故郷が吹き飛んだ以上ここを故郷だと思ってくれ」

セレナ「私もか?」

赤馬「勿論だ」

続きは一週間後

戻って来なかったら削除依頼でもしといてください

見てるの俺だけなんだし俺がやらなきゃいかんのか?
っていうか設定リセットしたんか?

リセットしたよ

そういうわけだから頼むよ

定期的に戻って来ても寂しくひっそりとしてるよな
わかった。戻らなかったら削除依頼しとく

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