シスクード「オレ、お前のこと弟のように思ってたんだよ？」

ファントム「……」

シスクード「たしかにお前はツインアイだけど」

シスクード「でも説明では中にモノアイがあるっていってたじゃん？」

シスクード「そこらへんに親近感持ったから兄弟だと思ってたんだよ？」

ファントム「……」

シスクード「それが何？今のお前の姿なに？」

ファントム「あの……最終決戦を前に……通常のガンダムフェイズに換装……しました……」

ファントム→ゴーストガンダム

シスクード「はぁああ!?ナメてんのかお前はよぉ!!」

デスパーダ「ちょ、落ち着いてよ兄さん」

シスクード「止めるな弟よ、俺はこいつを一発殴らなきゃ気が済まんのだ」

シスクード「第一、最初からこいつのことは気にいらなかったんだ」

ゴースト(え……さっきは僕のこと兄弟だって……)

ゴースト「えっと……どこが気に入らないのでしょうか？」

シスクード「まずお前の特徴は何だ？」

ゴースト「全身から噴出する光の翼、それによるパイロット負荷度外視の高機動戦闘」

ゴースト「不完全な光の翼を抑えるiフィールド……でしょうか？」

シスクード「もう丸被りじゃん」

デスパーダ(そんなにか？)

シスクード「まずオレもリミッターで制限かけるほどの高機動戦闘ができる」

シスクード「そして外付け式のiフィールドジェネレータを装備している」

シスクード「これに関してはよく文句を言われるが、GP03先輩のジェネレータを考えればそこまで無理な技術ではない」

シスクード「画像を見ればわかるがジェネレータ自体は胴体よりでかいし」

シスクード「さらにお前はあのキモチワルイのに変型できるだろ」

ゴースト(キモチワルイ…………)

シスクード「オレだって巡航形態への変形もできる」

デスパーダ(どうせ寝そべり変型だろ)

シスクード(多分ムーバブルフレームじゃないから製造年を考えれば妥当だ)

シスクード「総合的にみてお前はオレのコンセプトを踏襲しているといえる」

シスクード「それがなに？ツインアイに変えちゃったらただのガンダムじゃん」

シスクード「お前に技術提供したアマクサさんが草葉の陰で泣いてるよ？」

シスクード「友達のレギルス君やザンスパイン君も残念がってたよ？」

ゴースト「そんなこと言われても改修は自分の意思じゃないですし……」

シスクード「それだよ!お前の中の人が巻きこまれたのはエンジェル・ハイロゥの情報が原因じゃん」

ゴースト「まぁそうですが……」

シスクード「そのエンジェル・ハイロゥだってうちの姉さんのシステム・セイレーネをもとにしてんだぞ(※ゲーム設定)」

姉さん…テラ・スオーノのこと。大きなドレスを着てる。

システム・セイレーネ…MAサイズのマインドコントロールシステム。一定空間に蠱毒にする。

デスパーダ(話が散らかってきたな)

デスパーダ「まぁまぁ、ちょっと落ち着こうよ兄さん」

シスクード「なんでそんなに冷静なんだ」

シスクード「クロスボーンガンダムゴースト3巻の表紙見たとき『ちくしょおサイロッドまでパクられた』って発狂してたじゃないか」

サイロッド…サイコミュ式のウミヘビ

デスパーダ「あれはただの鎖だったからいいんだよ」

デスパーダ「というか」

デスパーダ「さっきから聞いてればなんでそんなに後輩につっかかってるの？」

デスパーダ「むしろ僕は兄さんにムカついてるんだよ？」

デスパーダ「勝手にこっそり立体化してるし」ｲﾗｲﾗ

シスクード「す、すまん。その話はあとにしよう」

シスクード(こいつキレるとすぐ姉さん巻き込んで襲い掛かってくるから面倒なんだよな」

システム・ファブニール…テラ・スオーノを利用して無理やり性能を底上げするシステム

ゴースト「あのー」

ゴースト「つまり話も完結して今後GジェネやEXVSへの参戦が約束されている僕たちにイラついている、ということでしょうか？」

シスクード「そうだよ。X-0と一緒に参戦する姿が目に浮かぶんだよ」

シスクード「まったくなんだよ。発表されたときは俺たちのこと散々時代設定にあってないとか言ってたくせに」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

デスパーダ「ごめんね、後輩君。うちの兄さん別に君にイラついてるわけじゃないんだ」

ゴースト「と言いますと？」

シスクード「A.O.Zはまだ許せたよ？大量の可変機群とかの設定を保管する形になったし。でもその後のケストレルってなんだよ。
ティターンズどんだけMS開発してんだよ。そしてまたエゥーゴにとられるのかよ。オレも鹵獲されたけど。刻に抗いし者とか蛇足もいいとこだろ。スコルがありならモノアイガンダムズもありだろ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

デスパーダ「あぁやって本当は広がり続けるZ外伝に対してうちらがまったく話題にならないからイラついてるんだよ」

ゴースト「なるほど」

シスクード「やっとそのシリーズが終わったと思ったらRe-Bootってなんだよ。火星編てこれから火星独立ジオン軍につなげるつもりかよ。
オリンポスキャノンで砕けろよ。だったらこっちの設定もVガンにつなげてくれよ。でも建設重機の設定は面白かったよ……」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

ゴースト「先輩!!」

シスクード「最近ガンダムAでブルーデスティニー始まったしワンチャン漫画化……ん？なんだ？」

ゴースト「まだ希望は捨ててはいけません」

シスクード「どういうことだ」

ゴースト「忘れたんですか？今年発売のGジェネ ジェネシスを」

シスクード「！？」

ゴースト「今作は宇宙世紀オンリー、しかも時代はUCまで」

ゴースト「つまり僕たちは参戦できません」

ゴースト「まだ先輩には外伝枠としてのサプライズ参戦があるはずです」

シスクード「おぉ!!」

シスクード「そういえば最近G-UNITの方々も参戦したし、戦記の方にはギャザービート出身のドム・グロウスバイルもいたし……」

デスパーダ(グロウスバイルさんは他人の空似です)

ゴースト「しかも最近先輩はガチャポンnextで立体化されたんですよ？」

シスクード「バンダイはまだ俺たちのことを忘れていない……」

シスクード「弟よ!!これは……期待してもいいんじゃないかな？」

デスパーダ「そうだね兄さん!!」

デスパーダ(後輩君、辛い役回りを押し付けてしまってすまないね)

ゴースト(いえいえ、僕もみなさんの参戦を楽しみにしてますから)

シスクード「はやくこの事実を姉さんに伝えなくては……そういえば姉さんは？」

デスパーダ「姉さんならガーベラ・テトラの姐さんたちと最近イメチェンしたTR-6ちゃんの歓迎会だって」

シスクード「そんな……姉さん……」

シスクード「ヘ、ヘイゼルなんて嫌いだぁぁぁあああ」ﾋﾞｭｰﾝ

デスパーダ「あぁ……兄さんオフェンスモード2で飛び出しちゃった……」

デスパーダ「後輩君、ちょっと連れ戻してきてくれない？実力行使しても良いから」

ゴースト「でもリミッター解除してるんでしょ？」

デスパーダ「もう半世紀以上技術差があるから余裕だって」

ゴースト「はぁ、わかりました。ちょっと行ってきます」ﾄﾞﾋﾞｭｰﾝ

デスパーダ「……」

デスパーダ「僕も立体化したいなぁ……」

完