提督「パンツチェックの時間だああああああああ」 (285)

提督「…」

パンツ「…」

提督(執務室で実家からの仕送りを整理しようとしていたところ、床で存在感を放つ布を見つけてしまった)

提督(形は三角で純白。ちょっぴりレースも入っておりどこからどう見ても女性の物だ)

提督母の手紙「ちゃんとビタミンは摂ってる?艦娘の子達とはうまくやってるの?女の子は扱いに注意しないとダメよ(ハート)」

提督(母上。艦娘どもはきちんと扱ってるつもりですが艦娘のパンツはどう扱っていいかわかりまてん)

提督(いやこれほんとどうしたらいいの?触っていいの?持ち上げた瞬間青葉とか飛んできて写真パシャパシャされて晒しあげられて投獄とかない?)

提督(とにかく艦娘に見つかっては変な誤解を生みそうなので移動させなければ。なんか棒とか無いか。これでいいや→指示棒)

提督(なんか虫の死骸いじってるみたいで嫌だな。よし持ち上げられた)

パンツ「…」

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提督(さて、ところでこれは誰のパンツだ)

提督(この鎮守府には当然女の子は艦娘しかいない。今日執務室に一度でも訪れた艦娘は…)

提督(榛名…嫁。朝飯を一緒にと誘いに来た)

提督(摩耶…気が合う腐れ縁。暇つぶしと遊びに来た)

提督(陸奥…現在の秘書艦。今日の仕事の打ち合わせに来た)

提督(明石…口搾艦。デイリー開発の報告に来た。)

提督(鹿島…かわいい。最近入ってきた新入りのため秘書官の研修で陸奥と一緒に来た)

提督(第6駆逐隊…癒し。朝から遠征に行ってもらってたのでその報告に来た。ご褒美にお菓子あげた)

提督(ということはこの中で今履いてない娘がいるのか?それは興奮す…いや待て、パンツって落とすのか?)

提督(こう…何かの拍子でズリズリっとずり落ちてそのままスポーンと…あるのか?俺男だからわかんねーや)

提督(…意図的に落とした説は….無いよな。好意をストレートにぶつけてくる艦娘は多いがパンツ置いていく娘は流石に見たこと無い)

提督(あ、そもそもこれ履いていた物とは限らないんじゃ無いか?例えば洗濯物が制服に引っかかってたりしてここで落ちて気づかずに出て行ってたとか)

提督(それなら問題無い。落としてった艦娘はちょっと恥ずかしいだろうが俺は問題は無い)

提督(見た感じ綺麗だしその可能性も大いにある)

提督(それを調べる方法は…皺は微妙に寄ってるが制服に引っかかってたりした場合ちょっとぐらいクシャッとなるよね?)

提督(あとは…温もり?これが履いていた場合は微かに温もりがあるかもしれない)

提督(確かめるためには直に触る必要があるが…仕方ないよな?ちょっとだけだから。これは仕事だから)ソーッ

ガチャ

陸奥「ちょっと提督?昼寝でもし…て…」

提督()←指示棒にぶら下げた女性物下着に手を近づけている状態

提督「むむむむむむむつつつつつつ」

陸奥「…パンツ…フィッシング?」

提督「何その競技初耳」

陸奥「えっと…憲兵さん呼んだ方がいいかしら?」

提督「待て誤解だやめてください」

陸奥「じゃあ…何してるの?」

提督「パンツの温もりを確かめようと…」

陸奥「憲兵さん呼ぶわね」

提督「やめろ!!!!ちがう!!!これには深い理由があるの!!!!っていうかお前ノックもせずに入ってくるなよ!!!」

陸奥「何回もしたわよ!返事なかったし鍵も開いてたから入ってきたの!」

提督「なんてこった…パンツに夢中になって全然気づかんかった」

陸奥「けんぺ」

提督「だから違う!!こういうとこの自分と日本語の不器用さが憎い!!」

陸奥「何かよく分からないけど、私が通報ボタンを押す前に言い訳してみなさい」

提督「かくかくしかじかというわけだ」

陸奥「…まるまるうまうまなわけね。それならそうとさっさと言いなさいよ。ただの変態にしか見えなかったわよ」

提督「ぐぬぬ」

陸奥「しかしパンツの落し物ねぇ…珍しいし恥ずかしいし」

提督「ところで女のむっちゃんに鑑定してもらいたいんだがこのパンツは洗濯物なのか脱ぎたてなのかどっちだ」

陸奥「脱ぎたてって貴方ね…。全く、見分けられる自信は無いけど貸してちょうだい」

提督「どきどき」

陸奥「うーん…しかたないわね…(ボソ)」

提督「!!!」(むっちゃんがパンツの匂い嗅いでる!!)ムクムク

陸奥「…確定ってわけじゃ無いけど言っていい?」

提督「オープンザプライス!!」(う、うむ)

陸奥「多分…洗濯物じゃなくて、その…脱ぎたてね。綺麗だけど洗剤の匂いが薄くなってるし。」

提督「なん…だと…」

陸奥「ぬ、温もりは無いから多分だけどね。ていうか落ちてから時間経ったら冷えるでしょ?」

提督「その発想はなかった」

提督「むっちゃんのじゃないの?」

陸奥「違うわよ!履いてるし!」

提督「まぁ確かにそんなウルトラ短いスカートでノーパンでいてられる娘は中々いないか」

陸奥「ちょっと…いやらしい目で見ないでよね?」

提督「いや無理だろ」

陸奥「…そうよね」

提督「とりあえずこの脱ぎたてパンツの持ち主を探したいのだが」

陸奥「鎮守府内放送ででもコールしてみればいいんじゃないの?」

提督「ばかだなぁむっちゃんは。想像力が足りないよ」

陸奥「…なんか凄いイラッとしたんだけれど」

提督「例えばだな」

ーーーーーーーーー
放送「執務室に脱ぎたての女性物パンツの落し物があります。持ち主の方は至急執務室へ」

ざわ…ざわ…
「パンツ?」「脱ぎたてってどういう…」
「履いてないから違うなのね」「我輩もじゃ」
「ハラショー」「日本ってすごいねマックス。パンツって落とすものなんだ」「落とすものなのかしら…」

鹿島(うう…私だ…。でもここで動いたら私だってバレちゃうしその後どんな目で見られちゃうか…)

ーーーーーーーーー

提督「ってなりかねんだろ?」

陸奥「なんで鹿島ちゃんなのよ」

提督「かわいいから」

陸奥「貴方そんなキャラだったっけ?ていうか2人ほど履いてないのいなかった?」

提督「まぁイメージだから」

陸奥「ノーパンの女の子イメージしてる提督は嫌よ」

提督「だって明石が基本ノーパンだからなぁ…」

陸奥「え?」

提督「ん?」

陸奥「……?…??」

提督「変な奴だな。とにかくこういう事にならんように考えてたわけだ俺は。紳士的に」

陸奥「確かにそうなるでしょうけど」

提督「それ故に温もりをチェックしようとしたわけだ」

陸奥「紳士なのか変態なのか分からないわね」

陸奥「ちなみにこれ、いつからあったの?」

提督「わからん。昨日はなかったから今日のどこかだな」

陸奥「今日ここに来た艦娘は?」

提督「榛名、摩耶様、むっちゃん、明石、鹿島、あと第6駆逐隊の4人だ」

陸奥「じゃあその内の誰かじゃないの?私は違うけど」

提督「明石も多分違うよなぁ。履いてないし」

陸奥「…………」

提督「あと摩耶っちも多分違う。机に腰掛けてた時にチラッと見えたが水色だった」

陸奥「なにナチュラルにパンツ見てるのよ」

提督「あんな短いスカート履いてる向こうが悪いの!」

提督「あと第6も違うと思うんだよ」

陸奥「まぁ…ちょっと大人びたパンツだものね。暁ちゃんが背伸びして履いてた可能性もあるけど」

提督「…となると榛名もしくは鹿島なわけだ」

陸奥「嫌な絞り込みね…。2人だけなら名指しで呼んで訊けばいいんじゃない?よくここに来る2人だし不自然でもないでしょ」

提督「そうだな…提督として艦娘の羞恥に触れるというのは非常に心が痛む行為であるがこれは仕事だから仕方ない」

陸奥「ねぇ仕事の要素ある?」

提督「メンタルヘルスケアだ」

陸奥「どこにケア要素があるのよ」

ーーーーーーーーー

榛名「提督。榛名参りました」

鹿島「同じく、鹿島も参りました!」

摩耶「おーっす。摩耶様だぜー」

提督「うむ。急に呼んで悪いな。呼んでない娘もいるが」

摩耶「細かいことは気にすんなって」

提督「えーっ…と摩耶っぴ。ちょっと…そうだ、大事な作戦の話なんで退室希望なのだが」

摩耶「んだよー。作戦ならエース級のアタシにも話せよー」←レベル99

陸奥(余計なワードつけちゃったわね…。ほんと不器用なんだから)

提督「ぐぬぬ」

榛名「提督…?海上作戦なら摩耶さんがいてくださった方が、榛名も心強いと思うのですが」

提督「いや…うん。そうなんだけどね?対空番長は頼りにしてるけどね…?」

摩耶「んだよ煮え切らねーな。…ん?何だそれ机にあるの?…パンツ?」

提督(げ)

榛名「え?」

鹿島「ぱんつ…?」

提督(むっちゃん!!!!何で隠しといてくれんかったん!!!)

陸奥(知らないわよ!すぐ本題に入るつもりだったんだから!)

提督(おのれ摩耶様あああああ)

摩耶「…なんで女もんのパンツがここにあんだ?え、待って提督…これお前の?」

提督「んなわけあるか!!そんな趣味は無い!」

摩耶「それはなによりだけどよ…。じゃあ何でこんなもんがあんだよ?」

榛名「て、提督…まさかお盗みに…」

鹿島「そんな…提督さん…」

提督「ちがう!一切そんなことしてないから安心して!ていうかこれがお前ら2人呼ぶことになった原因だから!」

榛名「え?」

鹿島「はい?」

提督「単刀直入にきくけどコレ。榛名もしくは鹿島、どっちかが脱いでったやつだろ?」

摩耶(なにそれどういうこと)

榛名「え…?」

鹿島「脱いで…?」

提督「うん。まぁその、アレだ。好意をぶつけてくれるのは嬉しいが、もうちょっとシンプルでストレートな方法の方が俺もありがたい…かな?」

榛名「提督のことは愛していますが…違いますよ?」

提督「おう、ありがとう。俺も愛してるぞ」

陸奥「イチャつくのは後にしなさい」

提督「じゃあ、かし…」

鹿島「私も違います!提督のことはす…、そ、尊敬していますが、パンツを脱いで置いていくなんて…恥ずかしくて絶対できません!」

提督「なん…だと…」

提督「じゃあまさか、摩耶りん…」

摩耶「ちげーよ。お前さっきアタシのガン見してたから色も知ってるだろ?」

提督「なななななななんのここことかかななな」

摩耶「言っとくけど見られてる側はよく分かんだぞ」

榛名「あの、提督…?その、ご不満なら榛名がいつでも…」

提督「違う!いや違うとは言えないけど!男なら見ちゃうものだから!本能的なあれだから許して!」

陸奥「2人とも恥ずかしくて本当のこと言えない…とかは無い?私から見ても2人とも良い子だからお互い言いふらしたりはしないわよ?もちろん私たちも」

榛名「榛名は本当に違いますよ?」

鹿島「私もです!」

提督「そんな馬鹿な…じゃあこれは一体誰の…」

「……………」

摩耶(なにこの空気)

陸奥「…明石の、じゃないの?」

提督「それは無い。あいつが履いてるなんてありえん」

陸奥「ありえないのね…」

榛名「榛名と提督が朝ごはんを食べに食堂に行った時に誰かが入ったのでは…」

提督「それも考えた。が、ちゃんと鍵はかけといたし窓も閉めてたはずだ」

鹿島「えっと、提督さんか、誰かがドアを開けた瞬間に誰かが投げ入れた…とか?」

提督「かわいい。じゃなくて。流石にそんなマニアックな早業を習得してる娘はいないと信じたいし、もしそうでも俺も気づくと思う」

摩耶「天井とか床下とかに隠し通路あったりしたらどうだ?」

提督「この前青葉が天井裏に潜んでてな。その辺もちゃんとチェックと対策しておいたから無いと見ていい」

摩耶(なにやってんだあいつは)

提督「…謎だ。執務室に突然現れた得体の知れない脱ぎたてのパンツ…。そうか!これは…挑戦状だ」

陸奥「は」

提督「決めたぞ。むっちゃん。俺はこのミステリー。いや、完全犯罪を解き明かしてみせる!」


「パンツチェックの時間だああああああああああああああ」


陸奥「そっちの方がよっぽど犯罪じゃない?」



陸奥(あれから数分。現在執務室には私、提督、摩耶の3人)

提督「榛名と鹿島は置いてきた。この戦いについていけそうもない」

陸奥(実際のところは提督が真面目な2人に付き合わせるのは悪いと考えてるそう)

陸奥(ちなみに榛名に嫁艦としてパンツチェックはどうなのかと尋ねてみたら「榛名は大丈夫です!」とのことだった。意外と寛容なのね…)

陸奥(鹿島ちゃんについては変態じみたこのイベントに流石に疑問を抱いてたみたいだけれど、提督の「正義の為だ」の一言に納得して帰っていった。あの子ちょっとアホの子入ってるんじゃないかしら)

陸奥(摩耶については私と並んで歯止めがきかなくなった提督の制止役。提督を殴れる数少ない艦娘だものね)

提督「さて、さっそくオープンコンバットといきたいところだがそういうわけにもいかん」

陸奥「そうなの?」



提督「無策で突っ込んでは効率が悪い。例えば…むっちゃん、ちょっとパンツ見せてくれ」

陸奥「え、嫌よ」

提督「ぐぬぬ、摩耶様、ちょっとパンツ見せて」

摩耶「んだよいきなり。見せねーけどよ」

提督「…と、この様にいきなりパンツ見せてって言っても艦娘は応じてくれんわけだ」

摩耶「まぁそりゃそうだな」

陸奥「じゃあどうするの?」

提督「まずは…スカートめくり」

摩耶「小学生か」

提督「これはアラアラウフフなお姉さん的な性格の艦娘にやる。「悪戯っ子さんねぇ」てな感じに許してもらうわけだ」

陸奥「はぁ…」

提督「次に、土下座して全力でお願いする。提督にここまでされては断れないという、真面目で俺への忠誠心が高い子に効果的だと思う」

摩耶「その後忠誠心とやらが一気に下がりそうだが大丈夫か」

提督「他には…会話を盛り上げて話の途中でさりげなくパンツの話題を出してみて見せてもらう手段」

陸奥「それってさっき私と摩耶にしたやつじゃないの?」

提督「あれはかなり突然だった。もっと会話途中で、自然に、さりげなーく言うんだ。そうすれば見せてくれるはずだ」

摩耶「根拠は?」

提督「勘だ」

摩耶「勘かよ」

提督「ちなみにこのパターンはノリのいい子に特に効果的だと思う。摩耶様とかこのパターンだろ?」

摩耶「セクハラで訴えるぞ」

提督「あとは絶対見せてくれなさそうなガードの堅い子に対してだが…」

陸奥「どうするの?」

提督「これを使う」

テッテレテッテッテッテー

摩耶「…手榴弾?」

提督「爆発の規模を思いっきり小さくしておいた。これでブワッと神風を吹かせ、ラッキースケベを誘発する!」

陸奥「テンションと頭おかしくなってきてるわよ」

提督「最後に俺に対するあたりが強めな子達だが」

陸奥「曙とか霞とか?」

提督「あと満潮とかあの辺だ。あの辺に関しては実はあまり心配してなくてな。何故なら幼い駆逐艦に集中してるからだ」

摩耶「どーゆーこった?」

提督「俺はこの作戦、直接パンツチェックをする艦娘を絞る。幼め、具体的には睦月型、朝潮型、漣型とその他一部駆逐艦。あの辺は除外する」

陸奥「理由は?」

提督「事案で逮捕されそうだからだ」

摩耶「おい」

提督「その代わりに…この子を呼んでおいた」パチン

響「ハラショー」

提督「俺の将来の右腕候補、フェニックス響だ」

響「響だよ」

陸奥「いつの間にそんなポジションに…」

摩耶「ていうか今どっから現れた?」

提督「俺の代わりに、さっき言った事案になりそうな駆逐艦達は響にチェックしてもらう。できるな?」

響「できるさ。信頼の名は伊達じゃない」

提督「うむ。では早速作戦開始だ。ゆけ!」

響「やぱー!」

陸奥「…思ったんだけど、ちびっ子だけじゃなくて大人の艦娘も他の艦娘に」

提督「聞こえまてん」

摩耶「お前実は下心たっぷりだろ」

ネタだとは思うけど「ура!」は「やぱー」じゃなくて「うらー」だからな

>>52
ネタだから安心してよいよ
あと口搾艦もネタだよ。そんな変換したことなかったよ

>>提督「俺はこの作戦、直接パンツチェックをする艦娘を絞る。幼め、具体的には睦月型、朝潮型、漣型とその他一部駆逐艦。あの辺は除外する」

朧「……」


あと、響の「やぱー」は意図的でいいの? 正しくはウラーだけども

>>提督「俺はこの作戦、直接パンツチェックをする艦娘を絞る。幼め、具体的には睦月型、朝潮型、漣型とその他一部駆逐艦。あの辺は除外する」

朧「……」


あと、響の「やぱー」は意図的でいいの? 正しくはウラーだけども

>>提督「俺はこの作戦、直接パンツチェックをする艦娘を絞る。幼め、具体的には睦月型、朝潮型、漣型とその他一部駆逐艦。あの辺は除外する」

朧「……」


あと、響の「やぱー」は意図的でいいの? 正しくはウラーだけども

連投失礼
荒らしじゃないからお許しを

>>1よ、現実を見ような?明石は穿いてるだろ(中破絵ガン見しながら)

うわぁずっと漣型と思ってた…恥ずかしい
>>66
個性とかパンツとか色々と原作と違いがあると思っていてくれたら嬉しいです。摩耶のパンツが水色なのも勝手なイメージです

提督「とりあえずはこのいくつかのパターンを軸に、あとは臨機応変にやっていこうと思う」

陸奥「まぁ私たちは見てるだけだからご自由って感じにだけど」

提督「ピンチになったら助けてね」

陸奥「嫌よ」

提督「この薄情者!ドスケベボディ!歩くテンプテーション!」

摩耶「ちなみにパターンは分かったがチェックする艦娘どういう感じで選ぶんだ?」

提督「そらもう艦娘とエンカウントしたら所構わずだな」

陸奥「大勢いるところでやるわけもいかないでしょ…変な噂も立ちそうだし警戒されまくるわよ」

提督「む、確かにそうか…。じゃあ、人通りの少ないところで、なるべく1人でいる娘を選ぼう」

摩耶「犯罪臭がすごい」

提督「さて、そろそろ行動を開始するぞ」スタスタ

提督「」ピタッ

提督「…………」

陸奥「?提督?どうしたの?」

摩耶「それはドアって言ってな、その取っ手を掴んで開けるんだぞ」

提督「それぐらい分かってるわ!」

陸奥「じゃあどうしたのよ」

提督「………艦娘達に嫌われたり、憲兵に連れて行かれたらどうしよう…」

摩耶「なんで今になってビビりはじめてんだよ」

提督「だってお前女の子にいきなりパンツ履いてるか訊くんだぞ!っていうか見せてもらうんだぞ!犯罪の臭いがプンプンするじゃねーか!」

陸奥「何を今さら」

提督「ちくしょう…なんて卑劣な奴なんだ犯人は。初めから俺を変態に仕立てあげるのが狙いだったのか…?」

摩耶「ならパンツチェックとかしなかったらいいと思うんだが」

提督「それでは…この謎は迷宮入りしてしまうじゃないか…」

摩耶「はいはいそうだな。ホラ早くしないと犯人がパンツ履いちまうかもしれねーぞ」

提督「!!そうだな…早くしないと…パンツを履かれてしまうかもしれない…」

陸奥「なんて会話してんのよ」

提督「もし死にそうになったら逃げる…そんで隠れる…運が良ければ隙をついてぶっ殺す…」ブツブツ

陸奥「摩耶、あなたけっこうノリノリよね」

摩耶「だって見てるだけならおもしろそーだろ?」

陸奥(…否定できない)

提督「よし!いk「テートクゥー!!!」ドアバァン

摩耶「あーっと提督くんふっとばされたー!」

金剛「テートクがワタシのパンツを見たがっているというのはリアリー!?」

比叡「ひえー!」

金剛「テートク!テートクはどこデース!」

摩耶「お前がドアで吹っ飛ばしたんだよ」

提督「うごご…鼻が」

金剛「!テェートクゥー!」

提督「あでででで!どうした金剛!何なんだ急に!」

金剛「マイシスター榛名からテートクが私のパンツを見たがってしょうがないと聞いたデース!」

比叡「正しくはパンツをちゃんと履いてるか確認しにくるかも、です!妙な方向に曲解するお姉さまも素敵です!」

金剛「さぁ!たんと見てくだサーイ!」バサァァン

提督「!!!!!!」

提督(何が何だかわからないまま視界に飛び込んできたのは穢れなき純白。むっちりとした、健康的な肌色の太ももと下腹部の中心に存在するそれは輝いて見えた)

提督(例えるなら、それは…夏空に浮かぶ積乱雲)

金剛「……っ!」もじもじ

比叡「勢いで見せたはいいけどやっぱり恥ずかしくなってきたお姉さま可愛いです!」


提督(…セミの鳴き声が聞こえる…)※3月

提督「あぁ…そうか。俺にもあったんだ。少年時代が」

摩耶「おいパンツ見ながら急にどうした」

提督「金剛…」

金剛「わ、what…?」

提督「結婚しよう」

金剛「!!!!!!」

陸奥「どうしてそうなったの!?」

金剛「は、ハイ…!」

摩耶「んで成立しちまったぞ…」

比叡「ひえー!」

…………

提督「ありのまま今起こったことを話すぜ。パンツを見せられたと思ったら婚約していた。何を言っているかわからねぇと思うが俺もわからねぇ」

摩耶「馬鹿だろ」

金剛「~♪」

提督「えー…な、金剛。後で書類一式は手に入れとくから一旦戻ってておくれ。ちょっと大事な戦いが始まるから…」

金剛「ゥー…ダーリンと離れるのは寂しいデース。でも困らせるわけにはいかないネ!聞き分けのある要塞空母になりマース!」

陸奥「良妻賢母ね」

金剛「さー行くネ比叡!今日はお赤飯ヨ!レッドライス!」

比叡「ひえー!あ、司令!」

提督「ん?」

比叡「婚約されてしまいましたが…司令には、恋も、戦いも!負けません!ので!比叡のもどうぞ!」バサァッ

提督「!!!」

提督(ピンクか…意外と可愛いの履いてるんだな比叡…)キュン

提督「パンツって…いいな…誰も知らないその娘の全てを顕しているようだ」

陸奥「何をしみじみしてるのよ。ていうか何婚約してるのよ」

提督「なんか胸に来たんだよ。こう…パンツが俺に大事な何かを思い出させてくれたような」

摩耶「わけわかんねぇし。つーかいいのか?榛名いるのに」

提督「ん?あいつは元から重婚okっていうスタンスのやつだぞ?『榛名が一番なら榛名は大丈夫です!』って」

陸奥「そうなんだ…」

提督「ただその後『でも榛名が一番じゃなくなったなら…』って呟いた時の目が死ぬほど怖かった」

摩耶「榛名ェ…」

提督「まぁ…これを機に重婚解禁するかー」

陸奥「パンツを機に重婚解禁ってどういうことよ」

提督「とにかく記念すべき最初のパンツチェックは無事出来たからよしとしよう。それも…2人も同時にだ…」

摩耶「パンツチェックしてたか?」

陸奥「どっちかというとさせられてたわね」

提督「細かいことはいいんだよ。さぁ行くぞパンツ狩りだ」

摩耶「急にやる気になりやがって。チェックしたら手当たり次第求婚とかすんなよな」

提督「まぁレベル99の子とはいずれ皆するつもりだぞ。摩耶ちーもむっちゃんも書類一式は後で仕入れてくるから金剛と一緒に待ってな」

陸奥「え」

摩耶「え」

陸奥「…摩耶、顔真っ赤よ」

摩耶「うるせぇ。お前もだよ」

提督「さていざ出陣」ガチャ

島風「おぅ!?」

提督「お、島風じゃないか」

島風「提督!おはようございまーす!」

提督「もう昼だぞ」

島風「おっそーい!」

提督「お前がな。何してるんだ?」

島風「これから夕張さんと追いかけっこするの!」

摩耶「ひどい虐めだ」

提督「泣かさないようにな…」

島風「はーい!じゃあねー!」

提督「……………」

摩耶「……………」

陸奥「……………」

提督「む」

雪風「あ!しれぇ!」

天津風「あら、いい風ね」

提督「おうお前ら。あと風って廊下だぞここ」

天津風「いい風なの!それより島風見てない?」

提督「島風なら今向こうに走ってったぞ」

天津風「全く…いきなり誘いに来たと思ったら勝手に行っちゃうんだから」

雪風「皆で追いかけっこするんです!」

天津風「夕張さんを追いかけ回すらしいわ。それじゃあね、ありがと」

雪風「がんばります!」

提督「お前ら…」

摩耶「……」

陸奥「……」

提督「……3人とも履いてたな」

陸奥「履いてたわね」

摩耶「一目瞭然だったな」

提督「島風と雪風は何ていうかもう潔いけど天津風のあの制服は何なんだろうな」

摩耶「風通しでも重視してんじゃね」

提督「羞恥心より風なのか」

陸奥「いっそのこと上…着…?を脱いだ方が違和感無くなるんじゃない?」

提督「ドルフィン刑事みたいになるぞ」

提督「なんか出鼻をくじかれた気分だ」

摩耶「チェックするまでも無かったからな」

陸奥「ひょっとして艦娘って割と変態じみてる子多いのかしらね」

提督「でもお前らの制服も大概…はっ!隠れろ
!!」




(曲がり角の陰)

摩耶「なんだ?誰がいた?」

提督「あれは…浦風だ!」

陸奥「浦風…大人寄りの駆逐艦の1人ね」

提督「うむ。大本営が提督10000人に調査した、甘えたい艦娘ランキングで駆逐艦であるにも関わらず上位に食い込んでいた有望株だ」

摩耶「大本営なにやってんだ」

提督「他には雷ちゃん、夕雲、浜風(乳)、嵐、海風、如月、潮(乳)などがランクインしていた」

摩耶「結構入ってんじゃねーか」

陸奥「(乳)って何よ」

提督「幸い浦風は1人のようだな…。これをチャンスと捉えんでどう捉えるべきか」

陸奥「実質的に最初のパンツチェックね」

摩耶「どーすんだ?」

提督「浦風には…オペレーションスカート捲りだ!」

陸奥「お姉さんっぽく許してもらうってやつだっけ?そう上手くいけばいいけどねぇ」

提督「緊急脱出用に手榴弾は持って行っとくから大丈夫だ」

摩耶「どう大丈夫なんだ」

浦風(まったく…もうすぐ遠征の時間やというのに谷風と磯風はどこにいったんじゃ)

♪いざおおぞらへーはばたーけー

浦風「うん?」

♪あーつーいおもいーのせー

浦風「な、なんじゃ…?」

♪しょうりへーみちびくーいちーだー

浦風「き、きーめーろよ…つーばーさー?」

提督「かっとばせええええツバアアアアサアアアア!!」ブワァサッ

浦風「ほわあああああ!!!?」

提督「よう浦風」

浦風「て、提督さん…?」

提督「…水色と白の縞々…」

浦風「…っ!こぉら!何をするんじゃあもう!」

提督「はっはっは。ちょっとした悪戯心というやつだ」(ポケットの手榴弾に手をかけながら)

浦風「もう…しゃあない提督さんやの。次やったらお仕置きやけんね?」

提督「あぁ^~」

浦風「ウチやったからよかったものの、他の娘にこがなことしたら駄目よ?」

提督「了解なんじゃぁ^~」

提督「作戦は大成功だったな」

陸奥「まさか本当に上手くいくとはね…」

提督「浦風は中々可愛いの履いてたな。やはりまだ精神的には幼さが入ってるのかね。体つきはあんなにエロいのに」

摩耶「冷静な分析やめろ。つーか隠れて見てて分かったけどお前めっちゃ内心ビビってただろ」

提督「心臓バクバクで死ぬかと思った。いつでも自爆の準備はできてたけどな」

陸奥「度胸有るのか無いのかどっちかにしなさいよ」

提督「でもちょっと、あの泣かれたり嫌われたらどうしようっていう感覚に興奮を覚えてしまった気もする」

摩耶「きも」

提督「む、そらまた来たぞ!」

摩耶「アレは…夕雲か」

提督「浦風と同じく大本営が(略)の上位に入ってた駆逐艦だ」

陸奥「てことは?」

提督「当然同じくスカート捲りでいく。浦風ので自信のついた俺に敗北は無い」

摩耶「大丈夫かぁ?」

提督「はっはっは。夕雲が俺と会って最初の挨拶がどんなのか知ってるか?甘えてくれてもいいんですよ、だぞ?キュンと来たね俺は」

陸奥「まぁ確かに何しても許してくれそうな子ではあるけど」

摩耶「つーか駆逐艦続くなぁ…問題にならねぇのかホント」

夕雲「~~♪」

提督「よう夕雲」

夕雲「あら、提督。お疲れ様です」

提督「うむ。今日も可愛いなお前は」

夕雲「あらあら、お上手ですこと。そんなこと言っても何も出ませんよ?うふふ」

提督(あぁ^~)「はっはっは。ん?あれは…巻雲が…襲われている!?」

夕雲「えっ!?」

提督「なんてな!!隙あり!!!」ブァサッ

夕雲「へっ!??」

提督「イェーイひっかかったな!夕雲のパンツは薄むら…さ…」

夕雲「…………」

提督「ゆ、夕雲姉たま?目がすごい怖」

夕雲「提督?」

提督「は」

夕雲「そこに直ってください」

提督「え」

夕雲「そこに、直ってください」

提督「あの」

夕雲「はやく」

提督「はい…」

夕雲「何故こんなことをしたのですか?」

提督(正座)「えっと…ちょっとした悪戯心で…」

夕雲「………」

提督「………」

夕雲「………はぁ、提督もいいお歳なんですから、子供のようなことはしないでください」

提督「……すいません」

夕雲「私も確かに提督に甘えてくださいとは言いましたが、何をしても許してあげるというような意味ではありません。お仕事で疲れた提督を癒してあげたくて、私の前では素直になってくださいね…という意味で言ったのです」

提督「……………はい」

夕雲「それとも、お仕事の疲れやストレスが溜まりに溜まった結果の行動が、あの悪戯だと言うのなら私は目を瞑ります。そうなのですか?」

提督「……ちがいます」

夕雲「ですよね。ちゃんと判断ができる状態で、艦娘の上に立つ提督がそんなのでは私達が困るのです。本当に信頼していいのか、と」

提督「おっしゃる通りです…」

夕雲「それもあんな女の子が嫌がるような…。他の艦娘にはしていませんよね?」

提督「はい、してません」

摩耶(嘘ついてんじゃねぇよ)

夕雲「それならいいのですが…。これからは一度行動を起こす前によく考えてくださいね。夕雲は心配だわ」

提督「本当にすいませんでした」

提督「作戦は……大成功だったな…」

陸奥「どこがよ」

摩耶「ガチ説教くらってんじゃねぇか」

提督「俺…提督やってていいのかなぁ…」

陸奥「完全に心折られてるじゃないの」

提督「ふふ、駆逐艦に正座させられて説教されるのはクるな…」

摩耶「哀愁が凄ぇ」

陸奥「自業自得とはいえ、ね」

提督「もし生まれ変わったら、私はウニになりたい」

摩耶「こんな状態で続けられるのか」

清霜「あれ司令官?どうしたの?」

提督「でたああああああああ!!!!大本営の提督10000人に調査した娘にしたい艦娘ランキングベスト5が1角、清霜ちゃんだああああああああああ!!!!」

陸奥「続けられるみたいね」

摩耶「切り替えと復活が早いのとだから大本営何やってんだ」

清霜「しれーかん??大丈夫?」

提督「うむ。ところでどうした清霜、1人で」

清霜「これから戦艦になるためにトレーニングにいくの!」

提督「お、おう。そうか頑張れよ」

提督(さてこの子にはどのパターンを使うか…ん?待てよ…)

提督「清霜」

清霜「なーに?」

提督「スカートをたくし上げると戦艦になりやすいと聞いたことがあるぞ」

清霜「え!?す、スカートを…?」

提督「うむ。下半身周りを定期的に開放的にすることで戦艦への成長が促されるらしい。あえて人目につく場所で行うことで精神面も強化されるとのことだ」

摩耶(…)
陸奥(…)

清霜「そ、そうなんだ…でもちょっと、恥ずかしいなぁ…」

提督「おいおい、そんなもんで恥ずかしがってたら戦艦になんて到底なれないぞ」

清霜「わ、わかった…!清霜、がんばる…!えい!!」

提督(水色…)




提督「ちょろいもんだぜ」

摩耶「殴って止めようか迷ったぐらいにはクズな行動だった」

陸奥「よくあんな無垢な子を騙せるわね」

提督「失敬な。誰も傷つかない、最善の手段を選んだまでだ」



この後清霜に露出狂説が浮上した



提督「さてちょっと移動したわけだが」

陸奥「工廠前ね」

提督「口廠前だな」

陸奥「ん?」

提督「ん?」

摩耶「人通りはあんまり無いな」

提督「基本的に艦娘だけではあまり用事は無い場所だからな」



摩耶「ちなみにここを選んだ理由は何なんだ?」

提督「いや別に何も考えてないよ」

摩耶「おい」

利根「おや、3人揃ってどうしたのじゃ?」

筑摩「あら、こんにちは」

提督「お、とねちくじゃないか。」

利根「うむ」

提督「俺らは暇つぶしの散歩中だが、お前らこそどうしたんだ?」

利根「カタパルトの調子が悪くての。明石に調べてもらおうと思ってな」

提督「整備したとか言ってなかったか」

提督(…………さて)

陸奥(…………こっち見ないでよ)

提督(こいつらにパンツチェックしていいと思いますか)

陸奥(知らないわよ勝手にしなさいよ)

提督(むっちゃん的にこいつらはどう見る?履いてる?)

陸奥(…提督のイメージでは履いてなかったでしょ)

提督(あれは俺のイメージだから。で、むっちゃん的にどう?履いてる?履いてるの?これ)

陸奥(……履いてて…欲しい…?)

提督(要するに履いてないと)

陸奥(だってしょうがないじゃない!何なのあの制服!何でお腹までスリット開いてんのよ!!ていうかあれスリットなの!?ねぇ!?)

提督(むっちゃんがキレた)

摩耶「何コソコソ喋ってんだ」

提督(まぁ何かしら履いてたら横から見えるよね。布やら紐やら)

陸奥(ものすごい角度の強いハイレグとか履いてたら大丈夫なんじゃない?あとはその、…何か貼ってたりとか)

提督(それは興奮するな…ぜひ確かめたい)

陸奥(薄々気づいてたけどあなたもう下心でしか動いてないわよね)

利根「よい天気じゃのう筑摩」

筑摩「そうですね利根姉さん」

提督(そう、アレだ。とねちくのどちらか1人としか遭遇しなかった場合はどうとでもできたんだ)

陸奥(どうとでもってどうするの?)

提督(えーっと…こう…あの前の布を暖簾に見立てて掻き分けて「大将、やってる?あれぇー!?飲み屋と思ったら利根じゃないか!」みたいな)

陸奥(馬鹿でしょ)

摩耶「…」←蚊帳の外っぽくて寂しい

提督(筑摩の場合は…まぁ清霜パターンで何とかなるだろ。「前の布をたくし上げなければ利根姉さんの命は無いぞ。謎の暗殺者より」みたいな手紙でも渡して)

陸奥(色々無理があるでしょ)

提督(たくし上げるって言葉すごくエロいよね)

陸奥(やかましい。で、どうするのよ)

提督(うむ。実は今閃いてな。もしかしたらこれからも複数人で艦娘が現れたパターンで使えるかもしれん)

陸奥(どうするの?)

提督(それは…こうだ)

提督「あ!!UFOだ!」

陸奥(えぇ…)

利根「なんじゃと!どこじゃ!?」

筑摩「利根姉さん、雲がある場合は、その下も注意です!」

陸奥(えぇ…)

提督(ここで2人の奥側に手榴弾を転がす!)

利根「なんじゃ、見当たらんぞ提督よ」

筑摩「隠れてしまったのかもしれま」

ドカーン

フワァッ…




提督「!!!!!!」




利根「ぬおっ!?」

筑摩「きゃっ!?」

提督「UFOの威嚇射撃みたいだな。逃げられたようだ。俺はバッチリ見ていた」

提督(お前らのその中身を)

利根「ぬぬ…。逃がしてしもうたか!次は逃がさんぞ!」

筑摩「その為にもカタパルトの修理ですね、利根姉さん」

提督「…利根、筑摩」

利根「む?」

筑摩「はい?」

提督「…ありがとう」

利根「…む?」

筑摩「??」



摩耶「で、コソコソ喋ってたりUFOだったり爆発したり、アタシがわけわかんない内に何悟りを開いたような顔になってんだ」

陸奥「…ちなみにどうだったの?急に爆発したから私も見れなかったんだけど」

提督「…ふふ、陸奥よ。世の中にはな、知る方が無粋なこともあるのだ」

陸奥「何なのよそれ」(気になる…)

提督「ところで」

摩耶「あん?」

提督「俺のバスターライフルが唸りをあげて収まらん」

陸奥「女2人の前で言うんじゃないわよ」

摩耶「つーかそこは主砲じゃねーのかよ」



(て・い・と・く)

提督「!?」

(明石の出番ですかぁ?)

提督(あいつ!直接脳内に…!)

(明石の…出番ですかぁ?)

提督(は、はい!!)

(うふふ…こうしょう裏にどうぞ)

提督「すまんお前ら!ちょっと待ってろ!!」ダッ

摩耶「は」

陸奥「へ」

あ、あぁ…あっ

おっふぅ…んお…

ふぁっ…あぁっ

ウッ!!!






提督「ただいま」スッキリ

摩耶「何してたんだ」

提督「ん?ふふ…強いて言うなら…修理、かな」キリッ

陸奥「何言ってるの」

提督「さて次にいくぞ。まだ見ぬパンツが俺を呼んでる」

摩耶「目的変わってんぞ」

提督「む」

扶桑「あら…」

提督(出たな幸薄美人キャラ筆頭扶桑姉様)

扶桑「提督、こんにちわ」

提督「おう。1人か?」

扶桑「はい。山城は演習の方に出ているみたいで」

提督「そうか」

扶桑「提督の方は…なんだかとても爽やかなお顔をされてますね?」

提督「そ、そうっすか」

扶桑「うふふ…素敵ですよ」

提督「はっはっは。お上手だな」

提督(さて…扶桑はと)

陸奥(どうするの?)

摩耶(めくっても許されそうな気はするけどな)

提督(めくってばかりだと面白くな…リスキー?だからな。パターンは変える)

陸奥(扶桑は…)

提督(穏やかで、真面目で、そして俺への忠誠心は強い。そんな扶桑に最適な手法はこれだ)

提督「扶桑よ、お前に頼みがあるんだ」

扶桑「?私に…でしょうか?」

提督「うむ…。こんなこと、頼みたくない…頼みたくないが…!」

扶桑「…?」


バッ(土下座)


提督「頼む!!そのスカートを捲くって俺に中身を見せてくれ!!!!」

扶桑「…………ぇ!?」

提督「すまん!俺だってこんなこと頼みたくは無いんだ!だがこんなことお前に…お前にしか頼めん!」

扶桑「あの…えっと…その、どうして…でしょうか?」

提督「理由は…言えん。すまない…」(もじもじしながらスカート抑える扶桑かわいい)

扶桑「あぅ…その、は、恥ずかしい…です」

提督「すまん…だがこの通りだ!パンツを見せてくれれば、なんでもするから!」

扶桑「…て、提督…頭をお上げになってください…」

提督「…」すっ

扶桑「こ…これで、よいでしょうか…?」ぴらり

提督「……!!」

提督(ひ、紐だああああああああ!!!紐だあああああああああ!!!!汚れなき白の紐パンだああああああああ!!!!!!むっちむちの太ももに煌めく紐だああああああああ!!!!!!!)

扶桑「あの…恥ずかしいので、すぐに忘れてくださいね…?」

提督「あぁ…助かった…。本当にすまなかった」

扶桑「もう…提督じゃなかったら、こんなことしないんですからね?」

提督「…本当にありがとう。扶桑よ」





提督「てな感じで」へらっ

摩耶「果たしてアタシらがゴミを見るような目で見下ろしてたことには気づいてたか?」

陸奥「いい子ね…扶桑は」

提督「実践してみて感じたが、この手法は結構いける気がするぞ。理由は明かせなくするってのもポイン」



「提督」



提督「…ん?」

時雨「こっちだよ、提督」

提督「おう、時雨か。どうし」

時雨「フフ…提督、僕のスカートの中も見てよ」ぴら

提督「ぴゃん!!!」

時雨「フフ…フフフ…もっとじっくり見てもいいんだよ?僕にもっと興味を持ってよ。ていとく」

提督「お、おう…ありがとう。ありがとう?だけどどうしたんだ急に?」(ガン見)

時雨「だって、提督、パンツ見せたら、なんでもしてくれるんでしょ?」

提督「え」

時雨「ホラ、僕のパンツは何色だい?」

提督「く、くろでしゅ」

時雨「そう。どうかな?提督に気に入ってもらおうと、見えないところでも大人っぽくしようと努力してるんだよ?」

提督「い、いいと思いましゅ」

時雨「フフ…よかった。じゃあ、僕は恥ずかしいのを我慢してパンツを見せたから、提督は、…なんでもしてくれるよね?」

提督「えっと、あの、時雨さん?」

時雨「フフフ…。とりあえず、今晩は僕の部屋に来てよ。他の白露型の皆は僕がどうにかしておくからさ。いや、それよりもどこか2人っきりになれる場所を確保しておいた方がいいかな?」

提督「し」

時雨「そうだね。他の皆が何も知らない、いつもと同じ夜を過ごしている内に、っていうのも良いよね。それじゃあ、提督が夜、自室に戻る時間になっても執務室にいてよ。誰ももう執務室に寄り付こうとはしない時間に。念のため鍵もかけてさ」

提督「しぐ」

時雨「あ、もちろん1人でいてね。榛名もダメだよ?フタリッキリのタノシイ時間を邪魔されちゃ嫌だからね。あぁ、楽しみだなぁ。何でも、だもんね。どんなことしてもらおうかなぁ。あ、提督も僕に何でもさせてもいいよ?フフ、いっぱい僕に興味を持ってもらわなきゃ。他の艦娘への興味が……無くなっちゃうぐらいに」

提督「しぐれさ」

時雨「それじゃあ、今晩。皆が寝静まった頃に執務室に行くから、楽しみに待っててね。僕も今からすごく楽しみだよ。イロイロ考えておくね。テ イ ト ク」

提督「……………」

摩耶「……………」

陸奥「……………」

提督「………………」←放心状態

夕立「ぽい!」

提督「」ビクッ

夕立「提督さんっぽい!」

提督「え、あ、お、おう夕立っぽい」

夕立「提督さん…、パンツ見せたら何でもしてくれるの?」

提督「えっえっ」

夕立「時雨が今言ってたっぽい!」

提督「ゆ、ゆうだっちゃん、おまえも」

夕立「えい!!」バッ

提督「……!!」(白…意外と子供っぽいの履いてるっぽい…)


夕立「それじゃあ提督さん!撫でて撫でて!」

提督「え」

夕立「頭っぽい!」

提督「し、しょれだけ?」

夕立「はやくはやく!」

提督「ぽ、ぽい…」ナデナデ

夕立「…えへへ~」

提督(かわいい)

摩耶(かわいい)

陸奥(かわいい)

夕立「じゃあ次は~…」

提督「」ビクッ

夕立「…えい!」(抱きつく)

提督「ぴゃんっ!」

夕立「えへへ~提督さーん…」スリスリ

提督(そうだ結婚しよう)





提督(ひとしきりスリスリすると夕立は機嫌よく去っていったわけだが)

提督「天使は実在した」

摩耶「何ていうか差が凄かったな」

陸奥「あまりの純粋さに涙が出そうだったわ」

提督「心が浄化された気分だ。アニマルセラピーってやつだろうか」

摩耶「まぁ夜に時雨とオタノシミタイムがある事実は消えねーけどな」

提督「やめて思い出させないで。時雨の目がめっちゃ怖かったの。ぼく何させられちゃうの」

陸奥「姉妹で何故こうも違いが出てしまったのかしらね」

提督「逃げたい」

摩耶「逃げたらもっと予想のつかねーことになりそうだけど」

提督「助けて」

陸奥「嫌よ。怖いから」

摩耶「やだよ。怖いし」

提督「この裏切り者ども!むちむち淫乱ボディ!エロテロリスト!」


提督「とりあえず夕立は後で急いでレベル上げしとくとして」

摩耶「まだやんのか?」

提督「あたり前田のクラッカーよ!俺はこの鎮守府の艦娘全員のパンツをチェックすると決めたんだ!パンツこれくしょん~パンこれ~だ!」

陸奥「いつでも憲兵呼ぶ準備はできてるのよ」

提督「控えめにします」

加賀「騒がしいわね」

提督「うぉ、か、かがしゃん…!」

加賀「何を騒いでいるのかしら?」

提督「いや、ちょっとドラゴンボールごっこを…」

摩耶(してねぇよ)

加賀「そう…」

提督(加賀しゃんは…どうするべきか)

提督(寡黙で真面目ではあるが俺への忠誠心は…低くもないと思うが高いかも分からん。嘘が通じるような人でもない)

提督(スカートめくりなんてしてしまった暁にはどんな目にあわされるか分からん)

提督(何が言いたいかと言うと怖い)

加賀「提督…?私の顔に何か?」

提督「ぬ!?えっといやあの、そう、相変わらず美人だなって思ってただけだぞ!!」

加賀「…………そう」

提督(怖いよ怖いよ!何考えてるのかわからないよ!瑞鶴と一緒になって爆撃してくるようになったらどうしよう!)

提督(だが俺には…逃げてはならない使命がある。加賀しゃんが怖いからと言って…例外にすることはできん。パンツチェックだ!)

陸奥(人を動かすのはエロへの追求心とはよくいったものね)

提督(加賀しゃんにはどう攻めるか、それはもう決まった。手榴弾大作戦だ)

提督(ポケットの中にあるコイツをとねちくにやった様に奥側に転がし、神風を起こしてスカートを捲り上がらせる。そのためには…まず注意をそらす!)

提督「お?あれは赤城じゃないか?」

加賀「……?」クルッ

提督(ここだ!!)スポッ

提督(…すぽっ?)

提督の手「」←手榴弾のピンだけ

加賀「…見当たらないのだけれ」

提督「ぐわああああああああああ!!!」ドカーン

摩耶「ク、クロコダイーン!」

加賀「………何をしているのかしら?」

摩耶「冷静だな」

提督「いででd……!!!」

提督(目を開けると綺麗な肌色と白!!ちょうど加賀しゃんの股下に吹っ飛んだのか!!やったぜ!!)

提督(ん…?)

提督「ふん…どし…?」

加賀「……っ!」

摩耶「ふん」

陸奥「どし?」

加賀「……提督…」

提督「ひっ!!」←急いで起き上がり飛び退く

加賀「…………」

提督「顔赤らめて目をそらしてる加賀しゃんかわいい!!!」(す、すまん加賀!これは事故だったんだ!!)

加賀「どうして急に提督が爆発したのかは知らないけれど…」

提督(ひぃ!怒られる!)

加賀「その…どうだったかしら?」

提督「え」

加賀「…提督の私室にこの前呼んでいただいた時に…えっと、ふんどしものの…そういう本を見つけてしまって、その…」

摩耶「………」

陸奥「………」

提督「やめろ。勢いで買ってしまったんだ。そんな目で見るな」

提督「…ん?てことはあの日からずっとふんどし履いてたの?」

加賀「………もし見られた時に提督が喜ぶかも、と」

提督「………え、加賀しゃんが好きなのって赤城じゃ…」

加賀「私にそんな趣味はありません。赤城さんはあくまで戦友として尊敬しています。ですが提督のことは…」

加賀「………その、男性として、愛しています」

提督「………」

陸奥「………」

摩耶「………」

摩耶(………どうしてこうなった?)


加賀「スケベで、子供っぽくて、落ち着きがなくて、たまに奇行に走って、やかましくて、スケベですが」

提督(スケベ2回言われた)

加賀「………底抜けに優しく、仲間想いの貴方が好きです」

提督「………」←アヒル口

加賀「貴方には榛名がいることは分かっています。ですが…貴方にとっての2番目でも、何番目でもいいですから、その…」

加賀「私と、ケッコンを考えて頂けません…か?」

提督「………」

加賀「………」

提督「………えー、よろしく…お願いします」

加賀「………!!!」パァァ

赤城「やりましたね!やりましたよ加賀さん!」

提督「どっから出てきた」

加賀「赤城さん…うっ…ぐすっ」

陸奥(恋のキューピッドは手榴弾…)

加賀「て、提督…」

提督「ひ、ひゃい」

加賀「………ありがとうございます。愛しています」

飛龍「きゃー!!!多聞丸も喜んでますよ!」

蒼龍「嬉しいなぁ…」

提督「お前らもどっから出てきた」

赤城「すごいです加賀さん!今晩はお赤飯にしてください!」

提督「いやそこはお前が炊いてやれよ」








提督「パンツ見ようとして手榴弾でウッカリ自爆したら逆プロポーズされた」

摩耶「意味不明だってのに言葉通りでしか無いのが困る」

陸奥「にしても加賀も提督のこと好きだったのね。意外だわ」

提督「俺もだよ。かなり長い付き合いだけどクールで真面目な上にあんまり喋らんやつだし、正直なところちょっと怖かったのに」

赤城「加賀さんは不器用なだけで、提督といる時は常に何を話していいか頭グルグルで結果無口になってただけなんですよ!」

提督「お前まだいたんかい」

赤城「さっき提督が加賀さんに美人って言った時も、実は加賀さん嬉しくて死にそうだったんですよ!!」

提督「マジでお前はいつからどこに潜んでた」

摩耶「しかしパンツチェックをきっかけに何人嫁増やす気だお前は」

提督「…パンツチェックは婚活だった…?」

陸奥「時雨のアレは婚約なの?」

摩耶「まぁ既成事実作らされるだろうしある意味婚約なんじゃねーの?」

提督「やめて」




響「突然の響だよ」

響「暁が背伸びして大人っぽいの履いてるかもって陸奥が言ってたね」

響「クマさんだったよ。電の方が大人っぽいの履いてたよ」





提督「さて気を取り直して」

摩耶「まだ続くのか」

陸奥「もう全部さっき加賀にやったみたいに自爆して潜り込めばいいんじゃない?」

提督「俺の肉体がもたんわ。ていうかアレは事故だし」

摩耶「そういや今思ったけど榛名と鹿島ってまだチェックしてなくねーか?」

陸奥「そういえばそうだったわね。自己申告で終わってたわね」

陸奥(あの時はまだ提督がそんなに暴走してなかったし)


提督「榛名は白黒の縞々だぞ」

陸奥「えっ」

提督「榛名は白黒の縞々だぞ」

摩耶「2回も言わなくていい」

提督「鹿島はなぁ…今朝覗こうと頑張ったんだけどなぁ…見えんかったわ」

摩耶「覗こうと頑張るな」

衣笠「あれ?提督達何してるのー?」

提督「お、キヌガッサ」

陸奥「胞子うちそうね」

提督「俺らは散歩みたいなもんだがお前は1人か?」

衣笠「1人よー。青葉が『長門さんと暁ちゃんが激辛料理我慢大会してるそうなので取材してきます!』ってどっかいっちゃって」

提督「ちょっと見たい」

陸奥「子供と何やってるのよ長門姉」

提督「お前はついて行かなかったのか」

衣笠「だって結果分かってる勝負だし」

摩耶「流石にな」

提督「まぁ勝つのはなが」

衣笠「暁ちゃんが勝つに決まってるもん」

提督「なんやて」

摩耶「なんやて」

衣笠「知らなかったの?長門さんは辛くないシシトウでも泣き出すぐらい辛いのダメよ?」

提督「わけわかめ」

陸奥「カレーとか甘口って言ってるのに絶対食べようとしないからねぇ…」

摩耶「ハバネロ食べさせてみてぇな」

陸奥「匂いだけでショック死すると思うわ」

提督「衣笠はカレーばっか食べてるのにな」

衣笠「美味しいもん!カレーに合わない食材なんて無いのよ!あるとすればその食材が悪いの」

赤城「わかります!」

提督「お前はなんでも美味そうに食うだろ。ていうかまだいたのかよ」

衣笠「提督も毎日カレー生活にしようよー。元気でますよ?ね?」

提督「ところで衣笠」

衣笠「うん?なぁに?」

提督「パンツみせて」

衣笠「はーい!」(ぴらっ

提督「黒!!レース入っててセクシー!!」

衣笠「ってちょっと、何させるのよー!なら提督も見せてよねー!ほらほらー!」

提督「キャー痴漢ー!」

衣笠「どっちがよー!」

提督「キャッキャ」

衣笠「キャッキャ」

陸奥「何あれ何あのノリ」

摩耶「同じ重巡だから知ってるけどあいつらは毎度あんなもんだよ」







提督「衣笠は着替えとか覗いたら嫌がったりする癖に、セクハラしたら逆セクハラ返してきたりよく分からんな」

摩耶「覗くな。セクハラすんな」

提督「というわけでこれが会話中にさりげなく見せてもらうパターンだ」

陸奥「さりげなさあった?」

提督「実際に見せてくれたからさりげなかったんだろう。フハハ」

摩耶「じゃあ香取とか大淀にもさっきのでやろうぜ」

提督「嫌に決まってるだろ。なんで死に急がなきゃらならんのだよ」

摩耶「なんなんだお前は」

陸奥「衣笠のノリが良すぎたとこあるわよね」

提督「いつもお世話になってるよ」

摩耶「お世話になんな」

提督「榛名とは仲良くしてるから安心していいよ」

摩耶「急に何だよ」

提督「しかし中々犯人が見つからんな」

陸奥「見つける気ない癖に」

摩耶「パンツ見たいだけの癖に」

提督「何を言うか貴様ら。俺だってこんなことしたくないことはないことはなくなくないんだぞ」

摩耶「どっちかわかんねぇよ」

提督「とにかく次のターゲットを探すぞ」

陸奥「やっぱやる気満々」

川内「ぐでーん」

提督「む、あのベンチでダラけてるのは」

摩耶「夜戦バカか」

陸奥「昼間だからやる気無さそうね」

提督「あいつもさりげなく見せてもらうのが通用するタイプとみた。行くぞ」

陸奥「まぁノリは軽めな子よね」

摩耶「夜戦に出してあげる代わりに見せてって言ったら見せてくれんじゃねーの」

提督「摩耶…お前俺がそんな最低なことするような人に見えるのか?」

摩耶「ちょっとさっき清霜に何してたか思い出せよ」

提督「よう川内」

川内「んぇ?あー…提督かぁ。なにー」

提督「見事なまでにダラけてんな」

川内「だって日中なんてやることないじゃーん」

陸奥「そうだっけ」

提督「暇なら遠征の艦隊に組み込んでやろうか?」

川内「えーやめてよ。やる気出ないしぐーたらしてたいのに」

提督「完全にダメな若者じゃねーか」

川内「皆が寝静まった深夜3時とかが一番元気出るのよー」

提督「生活リズム狂った大学生かお前は」

川内「皆頑張ってるから1人ぐらい休んだっていいじゃーん。夜は頑張るからさー。夜戦~夜戦~」

摩耶「夜戦のどこがそんな好きなんだ?」

川内「んー?どこってそりゃあ…先に当てるか当てられるか、どちらも決まれば一撃のサドンデスって、こう…血が湧くっていうかゾクゾクするじゃん?」

提督「やだこの子戦闘狂入ってる」

川内「やーせーんーやーせーんー」

提督「分かった分かった。今日夜戦連れ出してやるからやる気出せ。な?」

川内「ホント!?」ガバッ

提督「うお、急に元気になるな」

川内「そりゃなるよ!やったぁー待ちに待った夜戦だぁー」

陸奥「まだ昼だけどね」

提督「やれやれまったく。ところで川内」

川内「ん?」

提督「パンツ見せて」

摩耶(やっぱさりげなさとか無いよな)

陸奥(無いわね)

川内「…え?ぱん…つ?」

川内「……え?」

提督(…あれ、思ってた反応とちゃう…)

川内「えっと…その、…私の?」

提督「え、あ、はい」

提督(マズイ計算が狂った)

摩耶(いや普通はこうなるんだよ)

川内「あ…。それって…えっと」

提督「しぇ、しぇんだ」

川内「私と夜戦…したいってこと?」

提督「えっ」

川内「………うん、提督ならいいよ」

提督「エッ」

川内「…そっちの方の夜戦は、その、初めてだから…優しくしてくれたらなって…」

提督「ゑっ」

川内「あ、もしかしてさっき連れてってくれるって言ってた夜戦もそっちの…」

提督「ちがうよ!」

川内「え、じゃあ…まだお昼だけど私と夜戦するの…?」

提督「そういう意味じゃなくて」

川内「だって夜はあっちの夜戦があるんでしょ?」

提督「せやけど」

摩耶「今日の深夜は予定入ってるしな提督」

提督「余計なことを言うなァァーーーッ!!!」

川内「なら尚更昼のうちにこっちの夜戦しておいた方が…」

提督「あのでしゅね、しぇんだいしゃん」

川内「ぁ…提督はやっぱり、パンツ見たいだけで私とは夜戦…したくない?」

提督「したいに決まってんだろ!!!!」

陸奥「この提督もうダメかもしれない」

川内「じゃあ…」

提督「はわわわ」

川内「提督…?」

提督(やめろおお潤んだ目で見るな!何この子こんな色っぽかったっけ!?)

川内「はやく…夜戦…しよ?」

提督「」プッツーン

提督「さらばだ陸奥…摩耶…そして加賀ロット」←手榴弾用意

摩耶「誰だよ」

提督「ああああああああああああ」ドカァァァン

キラン

川内「えぇ!?提督!?何で爆発したの!?」

摩耶「リア充だからじゃねぇの(適当)」

陸奥「だいぶ飛んでったわね」






陸奥「木に引っかかってた提督を下ろしたわけだけど」

提督「何なんだあの積極さは。危うく過ちを犯すところだった」ボロッ

摩耶「結局パンツチェックできてないしな」

陸奥「川内から伝言よ。『絶対夜戦してよね、約束よ』って」

提督「なんてことだ…アイツはあっちの夜戦だけじゃなくてこっちの夜戦も好きだったとは…」

陸奥「夜戦馬鹿(意味深)…」

摩耶「あいつも特殊だったけど普通の艦娘にパンツ見せてとか言ったら一発憲兵だから助かったと思えよ」

提督「ぐぬぬ…」

陸奥「最初に言ってたパターンはこれで全部試したけど成功したり失敗したりだったわね」

摩耶(川内とあと時雨もある意味成功な気がするけどな)

提督「もっと上手くパンツを見る方法を考えなくては…」

陸奥「やっぱりそうなるのね」



提督「あがのー。さかわー。パンツみせてー」

陸奥「2人ともなんの疑いもなくスカート捲らないの!」


ーーーその後も

提督「霧島。パンツ、チェック、ワン、ツー」

摩耶「んなもんひっかかるわけ…なんでひっかかってんだ霧島」


ーーー提督のパンツチェックは

提督「鈴谷、お小遣いあげるからパンツ見せて」

陸奥「いやそれダメなやつよ」


ーーー意外と怒られずに済みながら

提督「ビスマルクよ。日本ではパンツを見せるのが挨拶の一つになるんだぞ」

摩耶「嘘教えんな」


ーーー懲りずに続いた

ーーー翌日

提督「ふぅ…今日も一日がんばるずい」ゲッソリ

鹿島「なんだかお疲れですね?何かあったんですか?」

提督「いや…まぁ昨晩ちょっとな…」

鹿島「??」

提督(結局パンツ事件の犯人は見つけられなかった…俺は負けたのか…)

提督「鹿島…」

鹿島「はい?」

提督「今日はちゃんとパンツ履いてるか?」

鹿島「…!もう!女の子にそんなこと訊いちゃダメですよっ!というか"今日は"って、昨日もちゃんと履いてました!」

提督「はっはっは。鹿島は可愛いなぁ」

鹿島「そういえば、提督にお手紙が届いてますよ?どうぞ」

提督「んぁ?誰からだ。…実家?どれどれ」









提督母の手紙「わたしのお気に入りのパンツ、仕送りの荷物に紛れてなかった?」









おわれ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月03日 (日) 02:25:21   ID: b9R94GK4

こういう頭を空っぽにして見れるssは大好物だ!
更新待ってるぜ!

2 :  SS好きの774さん   2016年04月04日 (月) 01:46:58   ID: 11Q2G-3R

ク、クロコダイーーン!!!!

3 :  SS好きの774さん   2016年04月13日 (水) 11:30:25   ID: aoctIJf2

加賀ロットで腹筋崩壊するなんて悔しい…

4 :  SS好きの774さん   2016年04月14日 (木) 02:52:12   ID: Meioc7BN

豆知識だけど長時間自転車に乗るときは女物のぱんつの上にレギンス履くと疲れにくいよ
実際ボクサーやトランクスよりなんかこうマッチするんだよね

5 :  SS好きの774さん   2016年04月14日 (木) 08:24:27   ID: F1Z2ZEMQ

↑物凄く局所的な豆知識だなw

6 :  SS好きの774さん   2016年04月16日 (土) 13:35:46   ID: rhwdBz5P

※4
その豆知識を一体何人が参考にするのか、非常に知りたいところだよ

7 :  SS好きの774さん   2016年04月19日 (火) 20:30:27   ID: RAWZIB4a

※4
そんなカミングアウトはいいからw

8 :  SS好きの774さん   2016年10月27日 (木) 14:17:03   ID: s_MPXgU-

もう顔中パンツまみれや(歓喜)

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