【白猫プロジェクト】嘘予告 (56)

ーアンドロイドによって構成される2つの武装勢力、TAIRAとMINAMOTOの戦争は最終局面を迎えようとしていた

そこに、一人の若武者が馳せ参じた

シャナオウ「ここが…最終決戦の地…!!」

ゼロキス「や、やっぱりボク帰りま」

ベンケイ「あァ?」

ゼロキス「ナンデモナイデス」

シャナオウ「どのような敵が来ようとも、我らに敵などいない!

行くぞ、進撃チャージング!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1457548916

ーだが、彼らを待ち受けていたのは

「戦争? 一体何のこったい」

「そんなことよりどうだい、一杯やってくかい?」

シャナオウ「これは、一体どういうことだ…」

ー新たな出会い

キャトラ「それじゃあ、アンタがミオとユイのマスターなの!?」


ー懐かしい再会

リカ「やっぱりアタシは、シンプルな方がいい。

全て破壊する!!」

ビート「アンドロイドだって癒してみせる!!!

うおおおおおおおおおおおおおおおおお」


ー友達との再会

ミオ「全く、キャトラは相変わらずですね」


ー思いがけない再会

キャトラ「何でアンタがここにいるのよ!?」

バイパー「それはこっちの台詞だ」

ーそして、避けられない運命

キャトラ「こんなのって、あんまりだわ…」

アイリス「…これが、戦争…」


シャナオウ「畜生、これが奴らのやり方か!!」

ー物語は新たな繋がりを生み、戦闘はさらに熱を増していくー

リカ「アンタ、なかなか面白いよ」

ミオ「まさかこの程度で終わりではないでしょう?」


シャナオウ「いざ、進めー!!」

ベンケイ「よっしゃ、いっちょ暴れるか」







ユイ「あの、私は隠れて…やっぱりダメですよね?」

ー明かされていく真実

バイパー「お前たちは、あの島での出来事に何も疑問を持たなかったのか?」

キャトラ「それ、どういうことよ!?」


シャナオウ「ふざけるな!何だそれは!!

ならばなぜ、俺たちに心なんてものを与えたんだ!!」

ーそれぞれの思いを胸に、戦場を駆けていく

リカ「いいよ、もっともっと壊させて!!」

ビート「それでも…救える命を救いたいんだ!!」

ミオ「ここから先は、マスターの命により通しません」

バイパー「俺の牙の味、試してみるか?」




ゼロキス「…あの、やっぱりボク場違いじゃないですか?」

ベンケイ「いいから行くぞ」

ーそして、全ての真実が明らかになった時、若武者が出した答えはとは…


シャナオウ「遠からんものは音に聞け!!

近くば寄ってサイトせよ!!

我が名はシャナオウ!アンドロイドなり!!」



アンドロイド大戦の島、2116年秋公開!!



ー……………………

???「さァ、楽しいゲームを始めましョウ?」

終わりです。

最近はお船に乗ったりバイクに乗ったりするドラゴンライダーが増えました

そんな訳で、馬ライダーシャナオウへ実装への期待を込めて書いてみました

一応ストーリーも考えたのですが、展開の都合上どうしてもオリキャラを出さないといけなくなったのでこのような形式にしてみました

蛇足にはなりますが、後程あらすじだけを投下していきたいと思います

以下、蛇足になります

最終決戦の地にやって来たシャナオウと赤髪御一行。

だが、モンスターに襲われた際に赤髪達とシャナオウは逸れてしまう

赤髪が進んだ先で出会ったのはミオとユイのマスター。

彼女はアンドロイドのメンテナンス係としてこの島にやって来たという。

彼女の案内で非戦闘域に向かうが、道中で戦闘に遭遇。

何とか無事に脱出できたものの、戦闘のあまりの苛烈さ、容赦の無さに一行は深いショックを受ける

一方シャナオウ達は戦闘地帯とされる地点に到着。

だがそこで彼らが見たものは、至って平和そのものといった街の風景だった。

ただ一つ普通の街と異なる点は、そこに住む人々が皆心を持ったアンドロイドだということ。

そこでシャナオウ達は住民から手厚いもてなしを受ける。

戦闘を行わずに済んだという安心感が生まれる一方、シャナオウは言葉にすることのできない不安を感じるのだった。

その後、赤髪はマスターに連れられてアンドロイド達の詰所に到着する。

そこで以前飛行島で出会ったリカ、ビートと再会。

そして、赤髪達はこの戦争がどういう理由で行われているのかを知ることになる。

二つのアンドロイドの勢力による戦争、それは帝国と連邦という、世界を二分する勢力による代理戦争であった。

そして、今赤髪達のいる場所はTAIRA、つまりシャナオウ達と敵対する陣営のエリアであった。

かなり危険な状況に置かれていることに気付き焦る一行だったが、戦闘地帯からかなり離れていることをマスターに説明され、一安心する。

だが、突然敵の奇襲が来たとの報せが入り、陣営は大混乱に陥る。

何とか戦闘域を抜け出したものの、一行が辿り着いたのは両陣営に属さないエリア、つまりどちらの勢力に出会っても問答無用で襲われてしまう場所だった。

マスターは、赤髪達をアンドロイド達の攻撃対象から外すユーザー認証を行うことを提案する。

そのためには司令棟のマザーコンピュータに直接情報を入力する必要があるが、まずは司令棟へのロックを解除するために研究所に向かわなければならない。

一行は何とか向かってくる敵を追いやりつつ、研究所へ向かうことに。

一方のシャナオウ達は、休息を味わう暇もなく、敵襲に見舞われる。

街は敵の攻撃により、あっという間に壊滅してしまう。

怒りに震えるシャナオウだったが、それはアンドロイド達も同様であった。

彼らも実は戦闘用アンドロイドであったが、戦争に反発して部隊から抜け出し、街を作って平和に暮らそうとしていた。

怒りに駆られた一同は敵の陣地を目指し、敵勢力を殲滅するために奇襲作戦を決行する。

作戦は成功し、敵の戦力を大幅に削ぐことに成功したものの、全滅させるには至らなかった。

戦闘の中で、アンドロイドの命を奪うことに迷いの生まれるシャナオウだったが、駆け付けた味方の将から兄が司令棟にいること、戦争に勝利した暁には謁見することができることを知らされる。

戦いに迷いが生まれつつも、シャナオウは次の戦場へ向かうのだった。

研究所に着いた赤髪達は、思いがけない人物と再会する。

かつてダグラスの生まれた島で出会った退魔師の一族の一人、バイパーだ。

彼はすでに研究所の中を調べた後のようで、立ち去ろうとしているところに遭遇したようだ。

一行の身を案じつつも、自分の仕事のため懐かしむ暇もなくすぐに去ってしまう。

だが、去り際に残した意味深な言葉が一行に新たな不安を与えるのだった。

そして、バイパーが侵入したことにより研究所内ではセキュリティシステムが作動していた。

何とかセキュリティシステムとロックを解除した赤髪は、管理棟へと向かうのだった。

シャナオウ達は最後の戦場に辿り着いた。

シャナオウは怒りや迷いの感情にとらわれていたが、ベンケイの一喝で我に返る。

そして、戦闘が始まった。

敵は大型船団を編成して水上から陸地を攻撃してきたが、シャナオウ達の作戦により攻略に成功する。

残る敵も全て撃破していき、遂にアンドロイド戦争は決着を迎える。

だが、シャナオウが勝鬨を上げている最中、突然味方のアンドロイドが同士討ちを始めた。

彼らは、自分の意志とは関係なく戦わされていた。

意味が分からない内に次々と倒れていく仲間達。

そうして残ったアンドロイドは、シャナオウ一人だけだった。

なぜこんなことになったのか、兄の真意を知るためにシャナオウ達は管理棟を目差す。

赤髪達は管理棟に到着し、マザーコンピュータへのユーザー認証を終わらせた。

そこに傷だらけのシャナオウ達が現れる。

シャナオウは兄の姿を探すが、そこにあるのは巨大なマザーコンピュータのみ。

戸惑うシャナオウだったが、マザーコンピュータが独りでに動き出しシャナオウの疑問に答える。

シャナオウの兄の正体こそがマザーコンピュータであり、その目的は戦争をコントロールすること。

戦力を配備し、両陣営に適宜司令を与えて戦闘行為を繰り広げ、最終的に全てのアンドロイドを機能停止するまで導くのがマザーコンピュータに与えられた役割だった。

そして、最後に残ったシャナオウも行動不能寸前であるこを確認してマザーコンピュータは全ての機能を停止させる。

激昂するシャナオウだったが、もはやどうすることもできず一同はただ途方に暮れる。

だが、そうなると疑問が残る。

この戦争は帝国と連邦の代理戦争だったはずである。

しかし、マザーコンピュータは両陣営のアンドロイドを管理していた。

つまり、その両者を裏で操っていた黒幕がいることになる。

それは一体誰なのか。

その疑問に答えたのは、後からやって来たバイパーだった。


バイパーがこの島に来た理由、それは『闇』が今回の戦争に絡んでいる可能性を見つけたからだった。

バイパーのクライアントは、帝国の生産力と戦争に投入されたアンドロイドの数が釣り合わないことに気付いた。

更に、正体不明の博士によって革命的なスピードで進歩したアンドロイドの技術が連邦と拮抗していることにも疑問を抱いた。

裏で糸を引く存在がいる可能性を調べるためにバイパーは派遣されたのだという。

さらに、バイパーはその黒幕の正体を突き止めたと言う。

その正体は…バイパーはマスターを指差した。

バイパーは、研究所でとある資料を見つけた。

それは、かつて赤髪達と出会った島で行われていた実験の内容とよく似ていた。

違うのは、混ぜ合わされる対象が生物ではなく機械という点だった。

闇の力を動力とする機械、それはあまりにも危険な代物だ。

そして、その研究者の痕跡を赤髪と出会うことで発見できた。

赤髪と別れた後、バイパーは島中の防犯システムからこの島でアンドロイド達に何らかの施術をしているのが彼女だけだと突き止めた。

しかし、一体なぜそんなことを…

その答えは、不快な甲高い笑い声に掻き消された

???「さァ、楽しいゲームを始めましョウ?」

そして、停止したはずの島中のアンドロイド達が、黒い瘴気を纏って立ち上がる…

島中のアンドロイドが動き出したことに驚き、怒るマスター。

しかし謎の声の主はどこ吹く風といった様子。

そのままゲームの内容を説明し始めた。

ゲームは『缶蹴り』。島のどこかにアンドロイド達を強制シャットダウンさせるスイッチを隠したので、それを見つけたら勝ち。

鬼役は島中にいる全てのアンドロイド。

彼らにはもはや理性が残っておらず、こちらを見つけたら容赦なく殺しにかかって来る。

もし制限時間内に見つけることができなければ負け。

その場合、アンドロイド達は近隣の島々へ侵攻を始める。

戸惑う一行と怒りが収まらないマスター。


そして、ゲームの開始が宣告される。

そんな中、バイパーはわざわざそんなゲームに乗る必要は無いと言い放つ。

バイパーのクライアントは、最悪の事態を想定して戦闘型飛空挺を用意していた。

そして、バイパーが合図を送れば島全体に爆撃を行うとのこと。

爆撃に巻き込まれないよう、一行は安全地帯まで避難することに。


司令棟を出ると、ミオとユイが待っていた。

彼女達は、マスターからの任務を受けて別行動を取っていた。

そんな二人の後ろに見覚えのある姿があった。

リカとビートは戦場から逸れてしまい、島の中をさまよっているところをミオ達に保護されたらしい。

再会を喜ぶ一同だったが、爆撃までの時間はそう長くない。

敵の襲撃を受けながらも、目的地を目指すのだった。

一行は何とか安全地帯まで辿り着いた。

程なくして飛空挺が姿を現し、砲撃の準備を開始する。

だが、飛行機能を持つアンドロイド達が飛空挺を迎撃、逆に撃墜されてしまう。

こうなってしまってはゲームに参加せざるを得ない。

一行はスイッチを探すチームと脱出路を確保するチームに別れることに。

前者にはミオとマスター、シャナオウ達3人が、後者には残りのメンバーが向かう。

ミオはスイッチの隠し場所に心当たりがあると言うことで、彼女の案内で先を進む。

だが、どこを探してもスイッチが見つからない。

残り時間がほぼ無くなり皆が諦めかけていたその時、嘲笑うようにゲームの主催者 ー エピタフが姿を現わす。

その瞬間、この時を待っていたとばかりにミオがエピタフに攻撃を仕掛ける。

一方その頃、赤髪達はユイの案内で脱出路へと向かっていた。

ユイは事前に島の戦力分布や地理を詳細に調べていたため、効率的に進むことができた。

そしてユイは、赤髪達がずっと抱いていた疑問、なぜマスターが『闇』と手を組んでいたのかに答える。

マスターの育った島は大部分が瘴気によって汚染されていた。

瘴気を何とかしようとミオやユイなどのアンドロイドが作られたが、根本的な解決には程遠かった。

そんな時、ミオが飛行島で出会った魔剣士の話を聞く。

その男は闇の力を吸収し、己の力とするという。

もしその力をアンドロイドにも搭載できたらー


瘴気を動力とするアンドロイドの開発に成功すれば、島の抱える問題を解決することができる。

だが、そんな技術は前代未聞であり、実用化の目処が立つはずもなかった。

所詮夢物語、諦めるしかなかった。

『闇』が接触してきたのは、そんな時だった。

『闇』はマスター達が欲する技術も資源も全て持っていた。

協力の条件として、帝国と連邦にもアンドロイド製造の技術を流すこと、その際に『闇』に関する情報を全て伏せることを要求された。

開発チームの中には条件に疑問を持つ者もいたが、『闇』の持つ技術はそれ以上に魅力的だった。

結局、取引は成立し新型アンドロイドの製造に成功する。

だが、帝国と連邦にアンドロイド製造の技術が流れた結果、アンドロイドを使った代理戦争が展開される事態になってしまった…

マスターは開発チームを代表して島を訪れ、想像し得る最悪の事態を防ぐために行動してきた。

そして、ユイも知らされていない何か取って置きの切り札があるという。

一行は何とか脱出地点を確保した。

だが、ユイはミオとマスターが心配だという。

バイパーを残し、一行はシャナオウ達と合流に向かうのだった。

突然エピタフに攻撃を仕掛けたミオ。

彼女は、マスターからの命令を受けて『闇』についての調査をしていた。

これまでの『闇』が行ってきた行動や思想を調査、分析した結果、スイッチはエピタフ自身が持っている可能性が最も高いと結論付けた。

果たしてそれは正解で、ミオはスイッチを奪おうと更に追撃を仕掛ける。

だが、ミオの攻撃は全く通用しない。

そんな一同を嘲笑うかのように、エピタフは『プレゼント』を残して姿を消してしまう。

一体、スイッチはどこに…

答えは、ミオの体内にあった。

エピタフは、ミオの中にあるレプリカルーンとスイッチを混ぜ合わせたのだった。

スイッチを取り出せばレプリカルーンが損傷し、これまでのミオの記憶が失われてしまう。

新しいレプリカルーンを使ったとしても、それは今のミオとは完全な別人になってしまう。

それでも、ミオはスイッチを取り出すことを促す。

だが、マスターにはそれができなかった。

そして、制限時間が過ぎ、ゲームに敗北する結果となってしまった…

赤髪達はシャナオウ達と合流する。

そして、ゲームに敗北したことを知り、ショックを受ける。

アンドロイド達は、これから他の島への侵攻を開始する。

もう止める術は残っていない…

だが、マスターには最後の切り札があるという。

それは、シャナオウの体内にある八龍のルーンである。

八龍のルーンはシャナオウのメインバッテリーとしての機能だけでなく、司令棟にあるマザーコンピュータのマスターキーとしての役割もあったのだ。

マザーコンピュータにアクセスして島中のアンドロイドにメッセージを送れば、最悪の事態を回避できるかもしれないという。


マスターはこれまでアンドロイド達の整備をしつつ、ある細工を行っていた。

一つは戦争中はルーンから闇に動力源が移らないよう回路を調整すること。

もう一つは、全てのアンドロイドに心の機能を持たせることだった。

前者はエピタフの妨害によって失敗に終わったが、アンドロイド達にはまだ心が残っている。

どんなに心が闇に侵されたとしても、心ある者の真摯な呼びかけがあれば正気に戻すことができるかもしれない。

だが、成功する確率はかなり低い。

それに、マスターは戦争の原因を作った張本人である。

この上シャナオウに戦争の後始末まで頼むことに後ろめたさを感じていた。

一方、シャナオウの胸中は複雑であった。

自分の生まれた意味を知り、人間達への憎しみが生まれた。

人間はアンドロイド達を道具のように使い捨ててきた。

だが、先程ミオを見捨てることのできなかったマスターの姿には、確かに愛情があった。

そして、彼らは新たに生まれようとしている争いを必死に止めようとしている。

もう、何を信じたら良いのか分からなくなっていた。

答えを出せないでいるシャナオウを一喝したのは、ゼロキスだった。

続いてベンケイが、更に赤髪達もエールを送る。

そして、シャナオウの目に光が戻った。

赤髪達は、急いで司令棟へ向かう。

ミオ、リカ、ビートは脱出地点に戻りバイパーと共に少しでもアンドロイドの侵攻を遅らせることに。

司令棟に到着した赤髪一行。

完全に機能を停止したはずのマザーコンピュータだったが、八龍のルーンを使うと再び起動した。

マスターは、メインシステムを掌握するためにはシャナオウの意識をマザーコンピュータ内に転送する必要があると言う。

マザーコンピュータに繋がれたシャナオウは意識を失った。

転送に成功したようだった。

その間、赤髪はシャナオウとマザーコンピュータに襲いかかる魔物達と戦う。

電子の海を進むシャナオウ。

メインシステムに辿り着くと思った瞬間、一つのプログラムに行く手を阻まれる。

それはマザーコンピュータのプロトタイプAIだった。

感情の無い現AIとは異なり、プロトタイプには心があった。

そのため戦争に反対し、その結果使用を見送られ消去されるはずだったが、マスターによってマザーコンピュータ内に密かに残されていた。

そして、プロトタイプのAIを元にしてシャナオウのAIが作られた。

言ってみれば、彼こそがシャナオウの真の兄と呼べる存在だった。

プロトタイプは悪しき者が八龍のルーンを使ってメインシステムを掌握しようとした際、攻撃し破壊するように設定されていた。

プロトタイプはシャナオウに、何のためにこの力を使うのか問いかける。


シャナオウはこれまで出会った人々のことを思い返した。

敵味方を含めた多くの心を持ったアンドロイド、信頼する仲間たち…

そして、今まさに闇に侵され苦しんでいる同胞を救いたい、そのための力が欲しいと答える。

答えに満足したプロトタイプはシャナオウと合体して一つになった。

これで、島にいる全てのアンドロイドにシャナオウの声を届けることができるという。

目を覚ましたシャナオウは司令棟を飛び出すと、そのまま駆け出していった。

そして、多くのアンドロイドが集まる戦場で声を張り上げる。

曰く、お前たちの苦しみも絶望も全て自分が受け止めると。

曰く、もう何者かによって動かされるのではなく、自分達の意志を持って行動するべきだと。

曰く、この島にアンドロイドのための国を作りたい、だから皆の力を貸して欲しいと。

初めは演説に聞く耳を持たないアンドロイド達だったが、次第に武器を下ろす者が増え、気が付けばシャナオウの前には熱狂する多くのアンドロイド達がいた。

彼らは闇に打ち勝った。

シャナオウが奇跡を起こしたのだった。

だが、戦いはまだ終わっていなかった。

エピタフが置き土産に先程撃墜された飛空挺を利用して、巨大な魔物を創り出していた。

あれを止めなければ、これまでの戦いが全て無駄になる。

一同は残された力振り絞り、魔物に立ち向かう。

何とか勝利した一行。

これで本当に全ての戦いが終結した。

バイパーは報告のため帰還することに。

その際マスターを連行しようとするが、アンドロイド達に阻まれて断念。

アンドロイドの国という前例のない事態だが、クライアントと協力して良い方向に持っていけるよう努力すると約束して去っていった。

マスターは今回の事件の責任を果たそうと、アンドロイド達の修理と、暮らしをサポートすることに。

アンドロイド達のリーダーとなったシャナオウは、以後将軍を名乗り『闇』と戦うことを赤髪達と約束する。

そんな中、全てを見届けたベンケイは人知れず島を去る。

その後、各地で琵琶に乗せてアンドロイド達の戦いを物語る巨漢の僧が現れるが、その正体は誰にも分からないという…

以上で終わりになります

蛇足のはずが余計に時間がかかってしまいました…

設定にかなり粗が多いと思いますが、ご容赦下さい

やはりオリキャラを話に絡ませようとすると色々と不都合が出てしまいますね…反省しています

繰り返しになりますが、馬ライダーシャナオウの実装を期待しています

それでは

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom