村長「安価で勇者様をもてなすのじゃ!」(23)

村長「とある情報により勇者様がこの村の付近で野宿しているらしい」

村人「本当ですか!」

村長「このあたりは他に集落はここのみじゃ、きっとこの村に宿泊なさるじゃろう」

村人「では我々が伝説の一端を担うことに…?」

村長「なるじゃろうな。皆で全力でもてなしこの村を売り込むのじゃ!勇者様が気に入って終の住処に選ばれれば最高じゃ!」

村人「勇者様の終の住処となればうまみの塊ですからね」

村長「うむ、先ずは…村の案内役じゃろうな。愛くるしい子供か豊満な美女か…はたまた屈強な男か…気に入られればパーティーメンバーに引き抜かれるかもしれん」

村人「では>>2を推します」

美女っぽい男

村長「うむうむ。一粒で2度美味しいというやつじゃな」

美女っぽい男「え…なにが美味しいんですか…?」

村人「彼ならば物腰も柔らかいですし適役かと」

村長「では美女っぽい男よ。勇者様をできうる限りもてなすのじゃ」

美女っぽい男「は、はい…」

村長「あとはこの村の特色を前面に出すことじゃな!宴は決まっておるが…それは他の場所でも盛大に行われてるはずじゃ」

村人「そうですね。ぜひ頭一つ抜きんでたい」

村長「この村の運命を左右する大切な問題じゃな!」

美女っぽい男「あの…それならば>>5なんてどうでしょうか…?」

様々な効能を持つ薬を使ったパーリィ

村長「うむ、美女っぽい男が言うならばそれに決定じゃ!」

村人「異議なし!」

村長「道具屋よ、様々な薬草は用意できるな?」

道具屋「勿論、美人っぽい男様の言いなりでございます!」

美女っぽい男「…あの、道具屋さんいつも言ってますが様付けはやめて下さい」

道具屋「ああっ!すみません!このいう事をきかないブタめに是非渾身の蹴りを!」

美女っぽい男「そんなことしませんよ…」

道具屋「ああっ!出過ぎた発言でございました!!お詫びに古今東西どんな薬草も手に入れます!」

美女っぽい男(道具屋さん、悪い人じゃないんだけどなんかちょっと苦手…)

村長「うむ、美女っぽい男と道具屋よ。早くて明日には勇者様が到着なさる。準備を進めておくのじゃ」

美女っぽい男「はいっ!頑張ります!」

道具屋「はい」

村人「会場の設置は残りの村人にお任せ下さい」

村長「では、各自準備にとりかかるのじゃ!」



そして 夜が あけた!

勇者「やった!久々の村だ!ベッドで寝れるぞー!」

美人っぽい男「…あの、こんにちは」

勇者「!!こ、こんにちは!」

勇者(すっごい美人きた!!ランクSSがこんなへんぴな村にいるとは!)

美女っぽい男「もしかして勇者様ですか?」

勇者「は、はい!勇者をしてます!旅の途中でして、よかったらこの村に宿泊してもいいですか?」

美女っぽい男「やはり!強そうなのでそうかと思いました。何もない田舎ですがぜひおからだをおやすめ下さい」

勇者「いえ、何もないだなんて…美しい一輪の花があるではないですか」

美女っぽい男「花…?ああ、ここは自然が多いですからね」

勇者「…奥ゆかしいのもいい」

美女っぽい男「春になると爛漫ですよ!魔王を倒したらまた来てくださいね」

勇者「是非!」

美女っぽい男(よし、この約束の取り付けは大きい)

美女っぽい男「良かったら宿屋に案内します」

勇者「出来たら少し一緒に歩きませんか」

美女っぽい男「では村を案内します>>12へ向かいましょう」

私の家

勇者「えっ!?いきなり!?」

美女っぽい男「す、すみません。勇者様を民家に案内なんて図々しかったですか。では武器屋にでも…」

勇者「図々しいなんて滅相もない!ただ、いきなりお邪魔しては迷惑かと」

美女っぽい男「迷惑だなんてそんな!光栄ですよ!」

勇者「光栄だなんて買いかぶりすぎです。駆け出しのひよっこ勇者ですから」

美女っぽい男「神託があったなんて凄いことですよ!あなたは選ばれし人です!」

勇者「はは…あまり自覚もないですし毎日いっぱいいっぱいなんですけどね」

美女っぽい男「…では、我が家のお客様としてうちでお茶でもどうですか?疲れを癒すハーブティーでも入れますよ」

勇者(性格までいいなんて奇跡すぎる!家にも呼ばれたしこれっていいってことだよな!?)

勇者「じゃあ、客人として呼ばれるということで」

美女っぽい男(勇者様は尊大なイメージだったけど気さくないい人だ!器も大きくて同じ男として憧れるな…)

……
美女っぽい男「どうぞ。粗末な家ですが」

勇者「お邪魔します」

美女っぽい男「お茶を入れてきます。かけていてください」

勇者「はい」

勇者(うおおお!!ワンルーム!こりゃ一人暮らしだろうな!ベッドちけえええー!ダイブしてえ!)

美女っぽい男「お待たせしました」

勇者「いい香りですね」

美女っぽい男「この辺に自生しているハーブです。やくそうほど効果はないですが疲れを癒すそうですよ」

勇者「へえ、毎日飲むにはこれくらいがいいかもしれません。やくそうは味がよくなくて」

美女っぽい男「勇者様も野宿したりと大変ですね」

勇者「世界平和のためですから」

美女っぽい男「とても立派です。勇者様の頑張りを讃えて夜には宴を予定していますがそれまでの間にしたいことはありますか?」

勇者「>>17

社長になってモモ鉄したい

安価把握。続きはまた今度

美女っぽい男「社長…ですか!?この短時間にこの村でけいえいを!?」

勇者「実は…お恥ずかしい話、旅が金欠気味でして」

美女っぽい男「あ…そうですよね。武器なんかも買い替えが必要でしょう?」

勇者「そうなんですよ。前の武器もまだ使えますが場所が変われば魔物の種類も変わりますからかえていかないとダメなんです」

美女っぽい男「さすが勇者様です…!」

勇者(目ぇキラッキラッさせて見られてる…たまらん!)

美女っぽい男「ではどんな経営を?」

勇者「まあ社長は言葉のあやで単なる露天なんですけどね。旅先で集めてきたアイテムを販売する許可が欲しいんです」

美女っぽい男「露天ですか!」

勇者「海辺の町で買った干物や寒冷地方のスパイス、妖精の村の髪飾りなんてのもあります。ここで売って武器と先ほどのハーブのお茶なんかを買おうかと」

美女っぽい男「では後で村長に話をしに行ってきます!ここはあまり商人もきませんから皆よろこびますよ!」

勇者「旅をしてるとこんなスキルばかり身についてしまうんですよ」

美女っぽい男「すごいじゃないですか!ではモモ鉄というのは…?」

勇者「ああ、>>23です」

すごろく屋の名前

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