おそ松「ええっ!? 十四松の彼女、抜け忍だったの!?」 (46)

中の人ネタ

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十四松「……」

トド松「絶対上手く行くと思ったのに……」

チビ太「いやフラれるだろ、全員ニートじゃねえか」

トド松「確かに!!」

おそ松「まあぶっちゃけちょっと高菜の花だったかな」

チョロ松「高嶺の花ね、高菜は漬物だから」

カラ松「ふっ、だからこれを履いて行けばよかったのさ……」

チビ太「……」イラッ

ピュン!!

カラ松「あっつ!!」ブン!!

おそ松「いって!!」ブン!!

チョロ松「がっ!!」ブン!!

トド松「あう!!」ピュン!!

チビ太「ああ!! 何靴なんていれてんだバーロー!!」

ガアアアアアン!!!

おそ松「いってええええ!! なんで俺!?」

おそ松「チビ太がおでんなんて投げるからこうなったんだろ!!」

チビ太「カラ松が変なこと言うからだバーロー!!」

おそ松「これトッティの靴じゃん!! 悪いのはトッティでしょ!!」

トド松「チョロ松兄さんが僕に倒れかかって来たのがいけないんだよ!!」

チョロ松「いや、だったら俺に殴って来たおそ松兄さんが悪いでしょ!!」

おそ松「殴ってねーし!! 体勢崩しただけだし!!」

一松「これ、クソ松が原因じゃね?」

カラ松「俺!?」

ワーワーギャーギャー……

十四松「う……」

十四松「うわあああああああん!!!」

一同「!!!」

十四松「うっ……うう……ううう……」

おそ松「……」

十四松「あうっ……ううっ……」

トド松「……彼女のこと……聞いていいかな?」

十四松「……」ズルズル

カラ松「……」

十四松「……うん」

一松「……」

十四松「彼女、実は……」









一松「えっ」

カラ松「なっ……」

トド松「嘘……」

チビ太「マジかよ……」

おそ松「ええっ!? 十四松の彼女、抜け忍だったの!?」

チョロ松「ていうかこの時代に忍者とかくノ一なんていたんだ……」

トド松「ええと……名前は確か……かすみちゃん……だっけ?」

十四松「うん」

十四松「一か月前……僕、波に飲まれて死にかけてたんだ」

十四松「その時助けてくれたのがたまたま通りかかってたかすみちゃんだったんだ……」

十四松「彼女、普段は女子高生に扮して……いろんな仕事をして生活を維持してたんだって……」

おそ松「……」

おそ松(いろんな仕事ねぇ……だからあんな汚らわしい仕事を……)

十四松「彼女、お兄さんが行方不明って情報を聞いて探しにやって来てたんだ……そしたら……」

おそ松「そしたら……?」

十四松「そのお兄さんが参加しているかもしれないっていう格闘大会の招待状が送られてきてたんだ……」

チョロ松「じゃあ……かすみちゃんはそのお兄さんに会うために?」

十四松「うん……彼女、僕のこと大好きって言ってくれたんだ……面白いって……」

十四松「でも十四松くんを巻き込むわけにはいかないって……そのまま行っちゃった……」

カラ松「お前達も俺が誘拐された時にそれぐらいの行動はしてほしかったぜ……」

シーン……

カラ松「……えっ?」

トド松「うーん……」

一松「どうしたのトッティ」

トド松「いや、よくよく考えてみればさ……僕、かすみちゃんどこかで見た気がするんだよね」

おそ松「!!!」

カラ松「まさかお前……かすみちゃんの元彼か?」

トド松「違う違う、そうじゃなくて……なんかの動画で見た気がするんだよ」

おそ松「!!!!!」

おそ松(もしかしたらあのAVは違法アップロードされてるんじゃ……)

十四松「なんの動画……?」

一松「見せてよ」

トド松「なんの動画だっけな……あっ、思い出した!! この動画だ!!」

トド松「ほら、これなんだけど……」

おそ松「見せんじゃねえええええ!!!」

トド松「!!?」

チョロ松「ちょっと!! どうしたのおそ松兄さん!!?」

おそ松「おいトッティ!! お前馬鹿じゃねーの!?」

トド松「は、はぁ!? なんでかすみちゃんの動画見せるのがダメなの?」

おそ松「いや、いくらなんでもこの状況でそれはまずいだろ!! 馬鹿の俺でも分かるって!!」

トド松「……格闘大会の動画が?」

おそ松「……は? 格闘大会?」

トド松「うん、あの見た目と名前、それに格闘大会で思い出したんだ」

トド松「彼女、『DEAD OR ALIVE』って大会に出場経験があるんだよ。 その動画を見せようと思って」

おそ松「な、なんだそっかあー……あははははは」

一松「何と勘違いしたの」

おそ松「なんでもないなんでもなーーい!! あはははは!!!」

カラ松「全く……こういう時は俺がちゃんと参謀としてサポートしてやらないとな」

トド松「これがその動画」

おそ松「うわ!! すっげえ!! 男ボッコボコにしてんじゃん!!」

チョロ松「ていうかマジで抜け忍なんだ……くノ一の格好してるし」

一松「殴られてみたいな///」ボソッ

トド松「ちょっとM松兄さん!! Mっ気出てるよ!!?」

チョロ松「……ていうかさ、これ……」

ヒラ……ヒラ……

チョロ松「……パンツ丸見えじゃん」

おそ松「お、興奮してんのシコ松?」

チョロ松「シコ松言うな!!」

カラ松「白……それ即ち清純を意味する」

トド松「十四松兄さん、もしかしてこの動画初めて見た?」

十四松「……うん」

おそ松「俺さ、思ったんだけどさ」

チョロ松「何?」

おそ松「十四松もその大会に出ちゃえば?」

十四松「!!」

おそ松「お前格闘大会に出てもなんだかんだで優勝しちゃいそうな気がするけどなー……」

おそ松「彼女のこと好きだったらさ、やっぱ会いに行った方がいいと思う!!」

おそ松「かすみちゃんもお前のこと好きって言ってくれたんだろ?」

十四松「……うん」

一松「てゆーかどこでやってんのその大会」

おそ松「あっ」

チビ太「確かにどこでやってるか分かんねえと会えねえな……」

十四松「……ザック島」

おそ松「……へ?」

十四松「招待状に……ザック島で開催するって書いてあったんだって……」

十四松「だからそのまま……ザック島に行っちゃった」

おそ松「な、何ザック島って……聞いたことある?」

カラ松「ないな……」

チョロ松「ないよ」

トド松「ないない」

一松「……」

チビ太「……」

チョロ松「えっ……ちょっとどうしたの二人とも。 いきなり黙りして」

一松「……知ってる」

チビ太「ああ」

おそ松「ええっ!?」

一松「俺さ……この間チビ太と密漁したんだよね」

トド松「初めて聞いたけど!?」

トド松「……ちょっと待ってよ!! 何で言わなかったの!? 囲碁クラブに通ってるのは話せって言うくせして自分は密漁のこと話さないの!?」

チョロ松「えっ俺聞いたけど」

おそ松「俺も」

十四松「……僕も」

トド松「えっ」

一松「お前が他人に興味なくて話聞いてないだけだよ」

おそ松「うわぁ〜……」

チョロ松「うわぁ〜……」

トド松「悪かった!! 僕が悪かったからその顔やめて!!」

カラ松「……続けてくれ一松」

一松「……その密漁していた海の近くにザック島があった」

チビ太「おう、島にでっかい看板があってな、『ザック島』って書いてあったんだ」

おそ松「じゃあそこに行けばかすみちゃんに会えるじゃん!! 早く船出そうぜ!!」

十四松「……」

トド松「……十四松兄さん?」

十四松「会いに……行って……いいのかな?」

おそ松「いいに決まってんじゃん!! 両思いなんだろ!?」

おそ松「その格闘大会でかすみちゃんがボッコボコにされてピンチな時に恋人が助けに行かなくてどうする!!」

十四松「!!!」

おそ松「ほら、行こうぜ!! チビ太、ボートある?」

チビ太「おう!! すぐ用意してやるぜ!!」

チビ太「おらよ!! 準備完了だ!!」

一松「乗って十四松」

十四松「うん!! ありがとう!!!」

トド松「楽しみだなー」

カラ松「新たな試練が俺を待っている……」

おそ松「女の子いっぱいいるかなー」

チョロ松「いや、ちょっと待って!!!」

トド松「どうしたのチョロ松兄さん」

チョロ松「お前らさ、行く準備してるけど……」

チョロ松「……十四松以外行く必要なくない?」

大松「俺かな」

チビ太「バーローチョロ松、ザック島の場所知ってるのはオイラと一松だけだぜ? 誰が案内するんだよ」

チョロ松「まあ……その二人はいいとして」

チョロ松「残りのやつらは行かなくてもいいよね?」

トド松「僕はほかの出場者の連絡先ゲットするからさー。 この大会っていつも若い女の子結構出場してるんだよねー」

チョロ松「それが目的かよ!! お前絶対十四松のことどうでもいいと思ってるだろ!!」

トド松「おそ松兄さんとカラ松兄さんはなんで一緒に来るの?」

カラ松「俺もニューカラ松ガールズに会うために行くのさ……」

おそ松「俺も!! この大会って巨乳多いってトッティ言ってた!!!」

トド松「!!! 僕の独り言聞いてたの!?」

カラ松「ああ」

トド松「……チッ」

一松「顔怖っ」

おそ松「ほらチョロ松も行こうぜ、 童貞卒業したいんだろ?」

チョロ松「行かねーよ!! 俺らは十四松にとって邪魔者だろ!!」

十四松「行こう!!」

チョロ松「!!!」

十四松「みんなで行こうよ!! 5人で行くより6人!!」

カラ松「そうだな……ライバルは多い方がいいしな」

一松「船酔いしろ」ボソッ

トド松「十四松兄さんは何するか分からないし、いざって時には僕達が必要になるんじゃないのかな?」

おそ松「ほら、行こうぜチョロ松」

チョロ松「……うん」

チビ太「おし!! 出発だバーロー!!!」

ゴオオオオ!!!

十四松「待っててねかすみちゃん!!!」

一松「……」ギーコギーコ

チビ太「……見えたぜ!! あれがザック島だ!!」

おそ松「おお!! なんか南の島っぽい!!」

カラ松「あんな美しい島が……血で汚くなるのか」

トド松「チビ太!! もっと島に近づいて!!」

チビ太「分かってるぜバーロー!!」

ピカッ

一松「ん?」

十四松「えっ!!!」

チョロ松「ちょっと待って!! 浮いてないこのボート!?」

おそ松「てゆーか何この光!?」

トド松「あっ!! 上見て上!!」

カラ松「あれは……」

チョロ松「ゆ、UFO!?」

十四松「すっげーーーー!!!」

一松「チビ太、これって……」

チビ太「おいおい、あの時と同じ目にあうなんてごめんだバーロー!!」バッ!!!

トド松「チビ太がボートから飛び降りた!!」

おそ松「おし!! 俺達も連れ去られる前にボートから飛び降りるぞ!!」

一松「泳げるの?」

おそ松「あっ」

チビ太「ゲボッ!! ……ゲボッ!!」

チョロ松「チビ太溺れてるし!!!」

おそ松「連れ去られるより溺れる方がマシだ!! 兎に角……」

シュウウウウン!!!

カラ松「もう……遅いな……」

六つ子「うわあああああああ!!!」

カラ松「ここは……?」

トド松「UFOの中みたいだね」

一松「この間の密漁のUFOと違う……」

チョロ松「へ?」

一松「前のUFOに乗ってたのは宇宙人だった」

一松「けど今回は……違う」

スタ……スタ……

カラ松「……!! お前がUFOを操縦してたのか……?」

ザック「その通りだぜ六つ子の兄ちゃん達!! 操縦してたのはこのザック様だ!!」

おそ松「うわ!! 黒人じゃん!!」

トド松「なんで僕達にこんなことするんですか!?」

チョロ松「ええっと……無断で島に入ろうとしたからでしょうかね? だとしたらすいません」ペコペコ

カラ松「ブラザー……そんな弱腰になったらダメだぜ?」

カラ松「なぁあんた。 この百獣の王を……こんなところに閉じ込めても無駄だぜ?」

ザック「お!! 兄ちゃんも格闘技がなんかやってるのかい!? 俺はムエタイやってるぜ!!」ブンブン!!

カラ松「いえ、なんでもないです」

チョロ松「弱っ!!!」

おそ松「ねー黒人さーん。 この子も格闘大会に出たいんだってー。 だから島に行かせてよー」

十四松「お願いしまーーーーーす!!!」

チョロ松「うるさっ!!!」

ザック「……お前達がどういう経緯で『DEAD OR ALIVE』がザック島で開催されるのを聞いたかは知らないが……その願いは叶えられない」

十四松「えっ!!!?」

ザック「何故なら……」

ビシッ

ザック「ザック島で『DEAD OR ALIVE』が開催されるのは……真っ赤な嘘だからな!!」

おそ松「えっ……」

六つ子「えええええええええええ!!?」

おそ松「何お前!! かすみちゃん騙したの!? 最低じゃん!! うっわ最低!!」

カラ松「男は女を騙す生き物じゃない……女に騙される生き物だと思うぜ」

一松「クズ」

トド松「一松兄さんがクズって言うってことは相当のクズじゃん!!」

ザック「ストーーーップ!! 一気に騒ぐな!!」

十四松「……よかったぁ」ホッ

トド松「!!」

おそ松「……十四松?」

十四松「かすみちゃん……戦わなくていいんだぁ……よかったぁ……」

一松「……」

トド松「十四松兄さん……」

チョロ松「あの……ザックさんはなんでかすみちゃんを騙したんですか? 何か目的があるんですか?」

ザック「ふっふっふっ……もちろん目的はあるぜ!!!」

ザック「俺は今回『DEAD OR ALIVE』大会に出場したことのある一部の女の子達にしか偽の招待状を送ってない!!」

カラ松「『女の子達にしか』……?」

ザック「そう!! そして俺は!!」

ザック「南の島で水着姿でキャピキャピしてはしゃいでる女の子達をウキウキウォッチングしているところだったんだぜ!!」

おそ松「は……」

六つ子「はああああああああ!!!?」

ザック「今、女の子達はバカンスを楽しんでる最中だぜ!!!」

おそ松「何お前!? 女の子の水着見るために騙したの!?」

カラ松「自分の私利私欲のためにガールズを弄ぶなんて人間のすることじゃないぜ……」

一松「ゴミ」

トド松「一松兄さんがゴミって言うってことは相当のゴミじゃん!!」

ザック「シャーーーラーーーーーップ!!!」

ザック「お前達!! 絶世の格闘家美女達の水着姿見たくないのか!!」

おそ松「!!!」

ザック「この子達を見れば……お前達も俺の気持ちに納得するはずだぜ!!」

ザック「それではお見せしよう!! 俺様がザック島に招き入れた9人の美少女を!!」

パッ

チョロ松「モニターが……!!」

おそ松「……」ゴクリ

パッ

ザック「まずはこの子!! 抜け忍のかすみちゃーーーーん!!!」

十四松「かすみちゃんだーーーー!!」

おそ松「やっぱ可愛いよなー」

ザック「続いてこの子!!」

パッ

ザック「くノ一のあやねちゃーーーーん!!!」

おそ松「うわ!! かすみちゃんに負けじと巨乳じゃん!!」

トド松「顔も可愛い!!」

一松「……」

カラ松「紫同士……お前とお似合いかもしれないな。 早くしないと俺が奪うかもしれないぜ?」

シーン……

カラ松「……ん?」

ザック「まだまだいくぜ!! 次はこの子!!」

パッ

ザック「ヒトミちゃんだーーーー!!!」

チョロ松「こ、この子も可愛い!!」

パッ

ザック「京都美人という言葉がぴったりのこころちゃーーーん!!!」

おそ松「すっげーーー!! 四連チャンでハズレなし!!」

トド松「みんなヘソのシワがいいね!!」

チョロ松「そこ!?」

パッ

ザック「くノ一の紅葉ちゃーーーーん!!!」

一松「……へえ」

十四松「みんなでっけーーーーーー!!!」

パッ

ザック「オペラ歌手のエレナ様ーーーー!!!」

カラ松「ビューティフル……」

おそ松「いいぞいいぞーーー!! 次次ーーー!!」

パッ

ザック「最年長の女天狗様ーーーー!!!」

一松「……お前この人の尻に敷かれそう」

カラ松「ふっ……付き合ってみないと分からないぜ?」

おそ松「いいねーーザック!!! あんた女の子を見るセンスあるよ!!」

ザック「だろぉ!? もっと褒めていいんだぜ!!?」

トド松「早く残りの二人見せてよ!!」

ザック「そう焦るな!! 残る二人はレベルが高いぞ!!」

十四松「めちゃくちゃ強いの!?」

チョロ松「いやそういう意味じゃないから」

ザック「驚くなよ……まずはこの子!!!」

パッ

ザック「最年少にして最強かつ最胸!!! ほのかちゃーーーーん!!!」

おそ松「うわああああああ!!! めっちゃでけーし可愛いーーーー!!!」

チョロ松「す、すごい……アイドル姿とか似合いそうだ!!!」

トド松「もしかして残る一人はこの子より巨乳とか!?」

ザック「……」

一松「……?」

ザック「最後の一人は……唯一の貧乳!!!」

カラ松「貧乳だと?」

パッ

ザック「召使いのマリーちゃんだーーーーーーー!!!」

おそ松「か……」

六つ子「可愛いーーーー!!!」

十四松「でもかすみちゃんの方がもっと可愛いーーーー!!!」

ザック「ビーチだけじゃない!! ポールダンスもカジノもやりたい放題!!!」

ザック「そう!! それがザック島だーーーーーーー!!!!!」

おそ松「カジノあんの!? やりてーーー!!!」

ザック「さぁ!! お前達の好みの女の子はいたかい!!?」

おそ松「俺ほのかちゃーん!!」

カラ松「……フライングガールなら俺を養ってくれそうだな」

一松「……この人達俺のゴミっぷりに耐えられるの?」

十四松「かすみちゃん!!!」

トド松「まぁ僕の手にかかれば全員の連絡先ゲットできるかなー」

おそ松「はぁ!!? 俺のほのかちゃんだからな!!!」

チョロ松「……」

カラ松「……どうしたブラザー?」

チョロ松「……いない」

トド松「へ?」

チョロ松「なんでだ!! なんでこんなに可愛い女の子達の中に!!」

チョロ松「なんでトト子ちゃんがいないんだよおおおおおおおおおお!!!!」

おそ松「あっ!!」

おそ松「そうだよザック!!! なんでトト子ちゃん招待しねーんだよ!!!」

ザック「いや、俺知らねーしその子……可愛いのかい?」

チョロ松「はいこれ!! 画像!!」

ザック「……!! 確かに可愛い……もう少し俺に早く教えてくれればな」

ザック「……この魚姿はダサいけどな」

チョロ松「は?」

ザック「えっ」

おそ松「お前この魚姿のトト子ちゃん見て可愛いとか思わねーの!? マジ!?」

トド松「めちゃくちゃ可愛いじゃん!!! おしゃれじゃん!!!」

ザック「あ、ああ……」

カラ松(俺は何も言わん)

一松「……あのさ」

トド松「なに? 一松兄さん」

一松「早くこのUFOから出て島行かないの?」

十四松「あっ!!!」

おそ松「そうだった!!! 忘れてた!!!」

おそ松「ザック!! 俺達島に行くからUFOから出るね!! じゃあね!!」

ザック「おっと!! 行かせねえよ!!」

一松「は? なんで」

ザック「ザック島は男子禁制!!!」

ザック「唯一島に入るのが許される男は……この島の主の俺様だけだ!!!」

おそ子「ねー聞いたー? 男子禁制だってー? これって差別じゃなーい?」

カラ子「そういうことするって本当男って最低よねー!!」

チョロ子「男いないと妄想できないじゃない!!」

一子「ほんと悪知恵だけは働くのね」

十四子「ねーーねーー!! 同じガングロ同士仲良くやりましょーよーーー!!」

トド子「でも私たち女の子だから〜島に入れるかも〜」

ドゴォ!!!

六つ子「はうっ!!?」

ザック「女装しても無駄なんだよ!!!」

おそ松「俺達……」

「「「「「「F6!!!」」」」」」

ザック「女ですらねぇよ!!!」

ザック「お前達みたいな侵入者を追い出すために俺はこうやってUFOを……」

ガシッ

ザック「!!!」

一松「そんな強気だけどさぁ……こっち6人もいるよ?」

おそ松「そのままザックを固めとけ一松!!!」

チョロ松「島にいれてくれないですかねぇ……」ゴゴゴ

カラ松「俺達はもう誰にも止められないぜ?」ゴゴゴ

トド松「ボッコボコの顔が見られるねー☆」ゴゴゴ

ザック「……このクズ共が。 俺を気絶させてその間に島に侵入する作戦か」

一松「あーそうだよ!! 俺達全員クズだよ!! 特にこの俺がなぁ!!!」

トド松「うおおおおお!!!!」

ドカ!! バキ!! ボコ!!!

ザック「おらぁ!!」

カラ松「ぐへっ!!」

トド松「カラ松兄さん!!!」

チョロ松「こいつ……強い!!!」

ザック「伊達に鍛えてないぜ!! 10人でも100人でも来な!!!」

一松「やってやるよおらあああああ!!!!」

ドカ!! バキ!! ベキ!!!

十四松「僕も乱入するーーーー!!!」

ガシッ

十四松「!」

おそ松「……」シー

十四松「……?」

おそ松「俺達がザックと戦ってる隙にここから出なよ」

おそ松「ほら、あそこに出口あるからさ」

十四松「兄さん達は?」

おそ松「折角の再会に俺達がいたら邪魔でしょ?」

おそ松「それに気をそらすには丁度5人ぐらいがいいと思うしさ」

おそ松「お前ならここから泳いで行けるよな?」

十四松「……うん!!!」

おそ松「よし!! じゃあ行ってこい!!!」

十四松「ありがとう兄さん!!!」ダッ

トド松「おそ松兄さん!! ボケッとしてないで加勢して!!!」

おそ松「おーっと悪い悪い。 今行く!!」ダッ

一松「6人で勝てる訳ねえだろおおおがあああああ!!!!」

ザック「馬鹿野郎!! 俺様は第3回『DEAD OR ALIVE』優勝者だぜ!!!」

ドカ!! ドゴッ!! ガン!!!

カラ松「痛い!! タマ!! タマ!!!!」

チョロ松「あれ……十四松がいな……うぷっ!?」

おそ松「……」シー

チョロ松「……?」

ザック島

かすみ「……」

かすみ(どうしよう……格闘大会が嘘だったなんて……)

かすみ(帰りたくても帰してくれないし……)

かすみ(私……十四松くんに悪いことしちゃったわ……)

バシャバシャバシャバシャ!!!

かすみ「……?」

かすみ(向こうの方から何か……)

十四松「うおおおおおおおおお!!!!」

かすみ「!!!!」

十四松「うおおおおおおおおお!!!!」

かすみ「じゅ……十四松くん!?」

十四松「かすみちゃーーーーーーん!!!!」

バサーーッ!!!

十四松「はぁ……はぁ……」

かすみ「十四松くん……どうして……」

十四松「会いに来た!!!」

かすみ「!!!!」

十四松「かすみちゃんが好きだから会いに来た!!!」

かすみ「……」

ギュウ

十四松「!!!」

かすみ「……ごめんね、私……騙されて……十四松くんを突き離して……」

十四松「遊ぼう!!!」

かすみ「!!!」

十四松「折角ビーチに来たんだもん!! 遊ぼう!!!」

かすみ「……うん!!!」

数日後

チョロ松「結局お兄さんは行方不明じゃなかったんだよね」

おそ松「よかったなー……ねぇ、十四松が帰ってくるのって今日だっけ?」

トド松「そうだよ」

おそ松「はーあー……俺もほのかちゃんとカジノしたかったなー」

一松「ちっ……俺に力があればあんなやつすぐに倒せたのに」

カラ松「……顔が怖いぞ一松」

チョロ松「そのまま俺達全員やられて砲台で元の場所に飛ばされたもんね……」

おそ松「そんで十四松だけずっと島にいるとかズルくない?」

トド松「確かかすみちゃんがザックさんに頼みこんだんだっけ?」

おそ松「そーそー」

カラ松「あのザックという男も……やはり女の頼みは断れなかったということか」

十四松「ただいまーーーーーーーーーーーー!!!!」

おそ松「うわっ!! びっくりした!!!」

チョロ松「思えば十四松がいない間って静かだったよね……」

トド松「おそ松兄さんがいなかったら更に静かになってたかも……」

おそ松「十四松ー、バカンスはどうだった?」

十四松「すっごい楽しかった!! 僕ね、オーナーになったの!!!」

一松「オーナー?」

十四松「うん!! 女の子達にいろんな水着あげたんだ!!!!」

十四松「それで水着あげる度に僕の目の前で着替えてくれたの!!!」

一同「!!!!!!?」

十四松「何回かうっかり見ちゃった!! でもかすみちゃんは許してくれたんだ!!」

十四松「あとね!! みんなでビーチバレーもやった!! ビーチフラッグもやった!! ポールダンスもやった!!! あとねあとね……」

ゴゴゴゴゴ……

十四松「うわっ!! 熱っ!! 何この熱気!! すげーー!!」

おそ松「おい十四松……」ゴゴゴゴ

チョロ松「いくらなんでも調子に乗り過ぎじゃないかなぁ……」ゴゴゴゴ

トド松「十四松兄さんだけいい思いするってのは納得いかないなぁ……」ゴゴゴゴ

一松「仲良くなれる方法教えろ」ゴゴゴゴ

十四松「えっ何、何これ」

カラ松「全く……血の気が多いブラザー達だ」

一松「おらあああああ!!!!」

十四松「いたたたたた!!!」

おそ松「爆発しろ十四松!! 一生爆発しろ!!!」ドゴォ

チョロ松「お前なんか一生トト子ちゃんに嫌われろ!!!」ドゴォ

十四松「ギブ!! ギブギブギブ!!!」

トド松「まだだ!! もっともっと!!!」

ワーワーギャーギャー……

カラ松「嫉妬というのは……恐ろしいな」

ガン!!

カラ松「うっ!!!」

ワーワーギャーギャー……

カラ松「……だ、誰……今投げたの……」

おそ松「お前ら!! 殴り合いで勝ったやつが一番モテるっていうのはどうだ!!」

チョロ松「はぁ!? 何それ!?」

トド松「訳分かんないけど賛成!!! もうそれでストレス発散するしかない!!!」

一松「ぶっとばす」

カラ松「……後悔させてやるぜ」

十四松「負けないぞーーーー!!!」

六つ子「うおおおおおおおおお!」
















   __
  |チ|
  |ビ|
  |太|
  |の|
  |墓|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

〜終わり〜

大松「サンキューマッツ」

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