まどか「ファイアーエムブレム・・・?」 (236)

以前まどかとFE覚醒のクロスSS書いてた者です
1月は時間取れずにいたら書き込めなくなってしまい・・・
それに、誤字脱字やテンポの悪さなど目立ち、大晦日にも関わらずどこまでお読みになられたかはわかりませんが
率直なご指摘をしてくださり、数少ないですが読んでいる方がいたということがわかったので
以前の反省を活かし、書き直させて頂きます
内容的には、前回落ちてしまったスレと変わりませんがテンポと誤字を改善していきたいと思います
ついでに少し分かりにくかったスレタイも変更
下記がそのスレ
クロム「ぬおっ!?魔法少女だと!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445601665/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454347731

イーリス聖王国南のとある森

クロム「リズ、ルフレと最初に会った場所は本当にこの辺りでいいのか?」

リズ「うーん、道に迷ったみたいだよお兄ちゃん」

クロム「やはりそうなのか…これからどうするか、熊でも狩って今日はそれでしのぐか?」

リズ「えー!か弱い女の子の食事じゃないよ!獣臭いよ!」

クロム「ははっ、そういえばルフレと会って最初の食事は熊肉だったな…ルフレ…」

クロムがそう呟くと草むらが揺れた

クロム「ルフレか!?」

リズ「ううん、熊がいるよ!」

クロム「晩飯が来たな」

リズ「やっぱり・・・」

クロム「とうっ!せいやっ!俺は負けん!」

熊「」

リズ「熊も気の毒だね」

クロム「まあ、無闇に狩ってはいけないな」

リズ「フレデリクも連れて来ればよかったよ…」

クロム「お前が置いてきたんだろう、いや正確には俺たちだけで誰にも知らせず来てしまったのだがな。」

リズ「ルフレさんがいるとしたらあそこしかない!って突然思ったんだもん、お兄ちゃんも納得してたでしょー、もーっ!」

クロム「だが準備くらいはしてきた方がよかったかもな」

ああ、やっぱり前の作者だったか。
地味に期待していたから嬉しい

>>3
誤字直す励みになりますわ・・・感謝ッ
ほとんど前スレ写して誤字直しての作業になると思います
ここ要らないなと思うところは省かせて頂くスタイルで

クロム「さて、熊に感謝して食うか」

リズ「お兄ちゃんだけで食べてね」

クロム「リズも食えばいいのにな」

クロムが火を起こそうとしたその時

リズ「ねえ、お兄ちゃんあれ何!?」

クロム「ぬおっ!?あれは空間に裂け目ができているのか!?」

リズ「ひあっ!?裂け目が広がって来てるよ!このままじゃ飲み込まれちゃう!」

クロム「逃げるぞリズ!・・・・・・!?」

しかしクロム達の後ろには屍兵の残党達が迫っていた

クロム「こいつらいつからここにっ!逃げ場がないぞ」

リズ「お兄ちゃん!裂け目が!」

クロム「何っ!しまった!うおおっ!」

クロムとリズはなすすべなく謎の空間の裂け目に飲み込まれてしまった
屍兵の残党達と共に・・・

見滝原 鹿目家

詢子「おい、まどか遅刻するぞー」

知久「ママは、ともかくまどかが、寝坊なんて珍しいじゃないか」

まどか「ふわぁ・・・変な夢見ちゃって」

詢子「へー、どんな夢さー・・・もしかして王子様が出てる夢だったり?」

まどか「ふぇっ!?なんでわかったのママ!?」

詢子「おっと、当てちゃったかー、それでその王子様どんなやつだったんだい?」

まどか「えーっとね、青い髪でなんか穴の空いた剣を持ってて肩を出してたようなー・・・」

詢子「肩を出してる王子ってそいつぁ王子として大丈夫なのかよ」

知久「夢の話もいいけどホントに遅刻しちゃうよ」

詢子「っといけねぇ、んじゃ行ってくる!」

まどか知久「いってらっしゃーい」

知久「ほら、まどかも早く」

まどか「は、はーい」

タツヤ「たぁい!」

まどか「行ってきまーす」

まどか「いつもみんなと合流するとこに、急がないとね」

まどか「はぁはぁ、さやかちゃんたちまだ待ってるかなー」

その数分前

さやか「って、まどかはまどかね?」

仁美「さやかさん、だじゃれのつもりですか?」

さやか「・・・・・・・ってどうしようマジで遅刻しちゃうよあたしら」

仁美「そうですわねぇ・・・まどかさんには、悪いですが先に行かせてもらいましょう」

さやか「そうだねぇ、あたしらまでまどかみたいに先生にさやかはさやかね?って言われる前に・・・って仁美!先にいくなー!」

まどか「さすがにもう先に行っちゃってるよねぇ・・・」

まどかも急ぎ足で学校に向かおうとしたそのとき辺りを凄まじい光が包んだ

まどか「きゃっ!な、何!?」

屍兵「ぐあぁぁあぁあ」

まどか「な、なんなの誰か助けてー!」

まどかの叫んだその時

???「そうはさせるか!」バシュン

屍兵「ぬがぁあぁあぁぁ」

???「怪我はなかったか?」

まどか「え?あ、はいありがとうございます・・・えと、あなたは?」

???「すまん、名乗り遅れてしまったな、俺はイーリス聖王国聖王代理のクロムだ」

まどか「ク、クロムさん、それとさっきのは一体?」

クロム「ああ、さっきの異形の化け物は屍兵、俺達はそう呼んでいる」

まどか「俺達?あ、あのクロムさんお一人じゃ?(それにこの人夢の中で会った王子様に似てるような・・・」

クロム「何っ!?リズがいない!?それにここは一体・・・」

まどか「え、えっとリズさん・・・お知り合いの方ですか?はぐれてしまったんですか?それにここは一体というのは・・・?」

クロム「リズは俺の妹だ、そして俺とリズとさっきの屍兵は裂け目・・・と言ってもわからんだろうが、それに飲み込まれて気がついたらここにいた」

まどか「えっと、そ、そのわたしもさっきから何がなんだかわからなくって・・・」

クロム「そうだな・・・それは俺も同じだ、お互い情報を交換してみるというのはどうだ?」

まどか「は、はい!わかりました、えーとまずは・・・」

クロム達はお互いの陥った状況について話、今ここがどこでどこから来たのかをまとめた

クロム「なるほど、ここは見滝原というのか聞いたことのない場所だな・・・」

まどか「わたしも、イーリス聖王国という国も知りません・・・」

クロム「それとすまんが名前を教えてもらってもいいか?」

まどか「あっ、すみませんわたしは鹿目まどかです」

クロム「カナメマドカか、ずいぶん長い名前だな(いや俺の知ってるやつにもヴァルハルトとかいたな」

まどか「あ、いや違うんです鹿目は、名字でしてまどかが、下の名前です」

クロム「名字?とりあえずまどかと呼べばいいのか?」

まどか「は、はいどうぞ好きな呼び方で」

クロム「ところでまどか、お前今何かしてた途中ではなかったのか?」

まどか「あっ!いけない!遅刻しちゃうー!ってもう一時間目はじまっちゃってるよぉ」

クロム「す、すまん何かに遅れてしまったのか?とりあえず急いで行った方がいいぞ」

まどか「はい!失礼しますー!」

クロム「ははっ、リズにどこか似ているな・・・リズはどこへ行ったんだ・・・」

そのあとまどかは中沢の代わりに
先生にカレーにしょうゆをかけるかかけないかを聞かれるハメになったとかならなかったとか

見滝原中学校

さやか「では、今日もまどかの弁当の味見しちゃいまーす!」

まどか「ちょ、さやかちゃんひどいよぉ!」

さやか「遅刻してきた罰なのだぁ!モグモグってうま!」

仁美「そうですわね、さやかさんはともかくまどかさんが、遅刻というのは珍しいですわ、何かあったんでしょうか?」

まどか「信じてもらえないとは思うけどそのね・・・・・・・・・・」




さやか「ええーっ!!ゾンビが光の中から出てきて襲われそうになって、そこに青い髪の剣士のクロムってのが助けてくれた!?」

仁美「まどかさん、もうちょっとリアリティのある嘘の方がよろしいのでは?」

まどか「やっぱり信じてもらえないよぉ」

さやか「嘘かどうかは別として、なんかそいつ青い髪で剣士でまどかを助けるとかこのさやかちゃんに喧嘩売ってるとしか思えないぃ!」

まどか「さやかちゃん・・・青い髪しか被ってないよ・・・」

さやか「イーーヤッ!まどかを颯爽と助けるのは、この青い髪で多分戦うときは剣を使うまどかの嫁!このさやかちゃんしかいない!」

仁美「それはそうと、お昼休み終わりますわよ」

まどさや「急がなきゃ!」

放課後

さやか「まどかさん、お昼休みの話が本当ならそのクロムって方は、見滝原にいるってことですわよね?」

仁美「私の真似は、やめて頂けませんこと?」

まどか「下手な真似はともかくクロムさん、見つければ信じてくれるよね?」

こうして放課後のクロム探しが始まった




ほむら「って、待ってちょうだいクロムって誰よ!?まどかに馴れ馴れしく近づいて!」

QB「訳がわからないよ、クロムってやつのせいで接触するタイミングが、後回しになってしまったじゃないか」

ほむら「インキュベーターいつからそこに!?って、そのクロムってやつ本当にいるのかしら?」

QB「クロムは実在するよ、まどかの嘘なんかじゃない、正しく言えば今日からこの世界に存在し始めたね」

ほむら「なんですって!?それは一体どういうこと?(わたしのイレギュラーさはまだ突っ込まれないの」

QB「僕にもわからないんだ、確かに昨日まで"は"この世界に存在はしていなかったと思うよ、そして君のような子とは契約した覚えがないんだけど」

ほむら「そう、あなたに聞いただけ無駄だったけど、実在するのならそいつを捕まえて問い詰めるだけよ」ファッサァ

QB「そううまくはいかないと思うよ、なにしろクロムは現代では、信じられない強さの剣士のようだし・・・もう行ってしまったようだね」

一応の設定

覚醒ワールドの女性ユニットは基本全員既婚者です(チキやおばsインバースさんやフラヴィエなど例外あり
クロムの妻はスミア
リズの夫はロンクー
子世代は全員クロムの時代にとどまっているという設定でお願いします
ルフレはその身を捧げギムレーにとどめを刺しそのさいに消滅
このssは覚醒の時系列的に言うと本編のエンディング後クロムがルフレと再開するまでの間のお話です
ルフレは男で僕1のデフォルト設定ということで

クロムの服装はロード リズの服装はシスター(一応二人とも上級経験ありあくまで服装です

まどか側はほむほむループです
ほむほむはクロムが見滝原に現れる3日前に転校してきて、まどかと接触済み
キュウべえはほむほむによってまどかとの接触に失敗、まどかはマミとも接触していなく
とりあえずほむほむはまだ普通のクラスメート
キュウべえはそのあと2日接触はせずクロムが来た日に接触を予定していたがクロムのせいで断念

そして、スレ主の特徴
更新はチマチマ
基本的に、少し眠いときなどにやることがあり、句読点がおかしかったり
誤字が多い
中2的表現力が低いなりに、頑張ります・・・

クロム「すっかり日が暮れてしまったな・・・リズはどこにいるんだ・・・それにあの縦に長く四角い箱はなんだ」

まどか「あっ!いた!おーいクロムさーん」

クロム「その声はまどかか!あの四角い箱は何なんだ!?」

まどか「え・・・見ての通り自動販売機です(クロムさん知らないのかな?」

クロムが知らないのも無理はない、自販機などなく
あの世界は数千年たっても進歩が見られるのは眼鏡くらいしかないのだから

クロム「ジドウハンバイキというのは見滝原だと当たり前のようにあるのか?」

さやか「まどかー、この人がクロムさんって人?」

仁美「自動販売機を知らないなんて不思議ですわねぇ・・・」

まどか「この方がクロムさんだよ!」

さやか「確かに・・・青い髪で剣を持ってておまけにイケメン!どこまでキャラ立てすりゃ気が済むんだぁ!」コンチクショー

クロム「ぬおっ!?なぜ怒っているんだ!?」

仁美「お気になさらずーこういう方ですの」

さやか「って、仁美もなんか今日あたしの扱いひどいぞぉ!」

クロム「こいつらは・・・まどかの知り合いか?」

まどか「はい、さやかちゃんと仁美ちゃんです、普段はこんなんじゃないんですが・・・(普段もこうだったっけ?」

クロム「そ、そうか、そして自動販売機というのは何に使うんだ?」

仁美「自動販売機というのはお金を入れて・・・」

クロム「ぬおっ!?銀貨が吸い込まれているぞ!」

仁美「欲しい飲み物のボタンを押せば・・・」ポチッガコン

クロム「ずいぶんおもしろい音がするんだな・・・」

仁美「下から飲み物が出てくるというわけです」

クロム「ほう、その容器に飲み物が入っているのか」

まどか(クロムさんの言うイーリスってどこにあるんだろう?)

クロム「よし、俺もやってみるか。確か金を吸い込ませてよくわからないがどれかを押せばいいんだな」ポチッガコン

クロム「そしてこれを取るんだな、ほう見滝原とイーリスでは使う文字は同じのようだ」

さやか「クロムさん、何にしたの?」

クロム「なっちゃんオレンジというやつだ、これはどうやって開けるんだ?仁美の容器とは形が違うが」

さやか「それなら、このキャップをくるくる回せば・・・っとはい、どうぞ」

クロム「なるほど、これはすごいな礼を言う。」ゴクゴク

まどか「うわっ、クロムさん飲むの早いですね(キャップの意味なくなっちゃったよ」

クロム「ああ、ここへ来て何も飲んでいなかったからな、ところでお前達は何をしていたんだ?」

まどか「それはですねー・・・・・・・」

まどかはさやかに弁当を一部取られたところからクロム探索に至るまでの経緯を話した

クロム「なるほどな、確かに光に包まれていきなり屍兵と俺が出てきたなど、にわかには信じられんからな」

まどか「探すような真似しちゃってごめんなさい!」

クロム「いや、俺もお陰で自動販売機の使い方が、わかったこれでとりあえずは喉の渇きの凌ぎ方はわかった」

まどか「リズさん、まだ見つからないんですか?」

クロム「ああ、まどかと別れてからずっと探していたのだが一向に見つからないんだ」

さやか「なら、あたしたちも手伝いますよ!リズさんにも会ってみたいですし」

まどか「さ、さやかちゃん、そうだね、手伝ってもいいですか?」

クロム「迷惑でなければよろしく頼む」

こうしてまどか一行のリズ捜索が始まった

その頃某教会前では・・・

???「もー!お兄ちゃんどこ!?ふぇ・・・もう疲れたよーこれ以上歩けないよー」

???「なんだあの派手なドレス着た奴は・・・教会の前で何してやがる・・・」

???「おい!お前!ここで何してやがる!」

???「ひあっ!くひにはひっは!ぺっぺっ」

???「おい!聞いてのか!?」

???「もー!うるさいなーあなた誰!」

???「あたしは佐倉杏子!お前こそ誰だよ!」

???「わたしリズ!覚えてよね!」

杏子「お、おう、じゃリズ、あんたここでなにしてるんだ?こんなとこに用でもあるのか?」

リズ「ふわぁ、わたしもいたくてここにいるんじゃないんだよ・・・」

杏子「なんだ?この教会が気に入らないってか?」

リズ「そういう訳じゃなくてね、変なところに、飛ばされてわけもわからなくて、お兄ちゃん探してたらここにいたの」

杏子「いや、今の話聞いてて、わけわからないのこっちだから」

リズ「じゃあ詳しく説明すると長いんだけど・・・・・・」

リズは杏子にここに来るまでの経緯をリズらしく説明した

リズ「というわけなの」

杏子「なるほどきらーんときてばーんとかの辺り以外わかった」

杏子「そのお前の兄貴ならあたしは見てないよ、それとあんたまさか魔法少女かい?とてつもない魔翌力を感じるよ」

リズ「まほうしょうじょ?なにそれ、まあわたし魔翌力になら自信あるよ!バトルシスターだけど・・・」

杏子「魔法少女じゃないのにこんな魔翌力を・・・いやあんたシスターだったのか・・・くっ・・・」

リズ「どうしたの?きょーこ、わたしなんか悪いこと言ったかな?」

杏子「いや、あんたは悪くない気にしないでくれ。とにかく今日ここに戻るまで、風見野回って見てたがあんたの兄貴らしいやつはいなかったよ」

リズ「そっかー、どこ探せばいいんだろ・・・」

杏子「見滝原に行ってみたらどうだ?隣町さ」

リズ「見滝原だね!わかった!行ってみる!ありがとうきょーこ!」

杏子(ふう、なんか調子狂うな・・・こいつもやっといなくなってくれるし・・・)

リズ「ところでどう行くの?」

杏子「ちっ、着いてきな」

その頃見滝原では

まどか「いないねーリズさん・・・」

クロム「いつのまにか、もう夜になってしまったな・・・お前たちまだ探してて大丈夫なのか?」

さやか「あたしらはともかく、仁美はヤバイんじゃない?というか仁美あんた・・・お稽古今日あったよね・・・」

仁美「あ・・・すっかり忘れていましたわ・・・いえ、もうここは乗り掛かった船ですわ!最後までお付き合いいたします」

さやか「仁美が、まだ探すってならあたしらも探すわー」

ほむら「その必要はないわ」ファッサァ

まどさや仁クロ「ぬおっ!?」

ほむら(まどかがぬおっ!?ですって!?まどかわまどかわ!)

さやか「って、転校生!あんたがどうしてここに!?」

ほむら(あ、ついまどかを早く帰らせたいから出てきてしまったわ・・・)

リズ「あっ!いた!おにいちゃーん!」

クロム「リズ!無事だったのか!」

リズ「うん!そこにいるきょーこって子が、見滝原に連れてきてくれたの!」

クロム「お前が、リズをここに連れて来てくれたのか礼を言う」

杏子「いや、いいんだそれよりあんた、妹を大事にしなよ・・・」

クロム「?ああ、約束しよう」

まどか「え、えっとわたしからもありがとう、杏子ちゃん」

ほむら(しまった!よりによってなんで杏子が!まだ接触するタイミングではないのに!)

杏子「あんた達は誰だい?リズの兄貴の知り合いか?」

さやか「え、えーとまあそんなとこ、とにかくありがとね」

杏子「礼を言われるのは慣れてないんだ、よしてくれよ」

クロム「いや、杏子お前が、リズを連れてきてくれなければしばらく俺達は、見当違いのところを探してただろう」

杏子「まあとにかくあたしはこれで」ぐううぅ~

仁美「そう言えばお腹が空きましたわね」

杏子「い、今のは違うぞ!その、あれだ!」

クロム「そうだな・・・礼に飯でもどうだ?」

リズ「お兄ちゃん、熊肉はやめてよね」

まどか「群馬にはよく熊が出るんですよね・・・」

クロム「それは大変だな・・・よし今日の晩飯も熊肉だ」

一同は熊を狩って熊肉はやめてくれとクロムを制止した

仁美「そうですわね・・・まどかさん達とよく行くハンバーガーチェーン店でもどうですか?」

杏子「しばらく、ろくな飯食ってないな・・・(盗みも最近しんどいんだよな・・・」

ほむら(これ以上杏子との接触は、今はよした方がいいわ・・・まどかと食事ができないのは残念だけれども立ち去りましょう)

さやか「転校生も一緒にどう?あたしあんたに興味あるからさ!」

仁美「今日は、私がお代を持たせて頂きます」

杏子「そいつはありがたいな」

まどか「よかったらどうかな?」ニコッ

ほむら「ええ、ぜひご一緒させてもらうわ」ファッサァ

ほむら(って完全に勢いに流されてしまったわ!お願いだから気づいても杏子黙っててちょうだい)

一行はハンバーガー屋を目指して足を進めた

ほむら「あと、そのクロムさん、あなたその剣は、隠しておいた方がいいと思うわ」

クロム「なぜだ?見滝原ではダメなのか?」

さやか「そいや、自然と見てたけど銃刀法違反だよねそれ」

まどか「イーリスでは、大丈夫だったんですか?」

クロム「イーリスでは普通だ。すまんこの場所の決まりは知らなかった、人目につかないようにしておく」

リズ「ええっ!?斧は大丈夫かな?」

杏子「普通にアウトだ(あたしも人のこと言えないんだけど」

ハンバーガー屋モスクナルドに一行は到着

さやか「夜だとさすがに、モックは空いてるねぇ」

仁美「そうですわねぇ、夜には、普段来ようと思いませんし」

まどか「あれって中沢君かな?」

クロム「ナカザワ?知り合いか?」

ほむら「ええクラスメートよ(12ループくらい前にまどかが、中沢を慕ってたわね」

杏子「へぇ、結構顔いいじゃん」

まどか「でしょ!わたし中沢君好きなんだよねー」

ほむら「」

リズ「告白しないの?お兄ちゃんは、結婚申し込むときグイグイ言ってたよね」

クロム「い、いやーそこまで勢いよく告白した覚えはないんだが・・・」

まどさや仁ほむ杏「ええっ!?結婚してたんですか!?(してたのかよ!?」

リズ「ええっ!?そんなに意外かな?わたしも、ロンクーと結婚してるよ?」

まどさや仁ほむ杏「ええっええっ!?」

クロム「俺なんて子供もいるぞ、そして驚きすぎだ」

まどか「す、すみません、まさか、結婚してるような歳だとは、思わなかったので」

さやか「まさかでき婚!?」

杏子「おい、そりゃ失礼だろ」

クロム「デキコン?なんだそれは?」

ほむら「食べ物です、たぶん」

クロム「そうか、とりあえず店に入るか」

仁美「そ、そうですわね・・・皆さん何にしますの?」

クロムリズ「そう言えば、ハンバーガーってなんだ?(なに?」

仁美「ハンバーガーもご存知なかったのですね・・・とりあえず、てきとうに、注文してきますので、皆さん先に、座っててください」

ツギノオキャクサマドウゾー ハイオノミモノハドレニー

クロム「見滝原は、すごいところなんだな」ドアモカッテニヒラクシ

リズ「ほんとだよー!わたし、びっくりしっぱなし」

まどか「そう言えば、イーリスってどんな国何ですか?」

クロムはイーリスについて出来る限り話した

さやか「え、クロムさんいやクロム様は、王子様でいらしましたか」

クロム「固いのは、よしてくれさっきのような感じでいい」

杏子「となるとリズは、王女様なのか」

リズ「じゃじゃーん!イーリス王女のリズだよ!」

ほむら(ますます謎が深まったわ・・・イーリスってどこよ・・・)

イラッシャイマセー

クロム「店員は元気だな」

仁美「接客業ですからねぇ」

さやか「お、仁美ありがとー」

仁美「少ししたら、持ってきてくださるそうですわ」

その頃レジでは

???「このダブルチーズデラックスセットも捨てがたいわね・・・けどモックフルーリーも食べたいし控えめにするかしら」

クロム「これは美味いな、見滝原に迷い混んでよかったな!リズ」

リズ「いろいろ大変だったけど、その苦労には、見会うねお兄ちゃん!」

仁美「ここまでモックで、喜んでる方は初めて見ましたわ」

さやか「多分みんなそうだと思う」

まどか「中沢君かっこいいいなーウェヒヒw」

ほむら「中沢帰れ中沢帰れ中沢帰れ」

杏子「おい、お前・・・」

さやか「まどかーそれに転校生ーこっちの話題にも興味を示せー」

仁美「そうですわね・・・突然ですが、クロムさんとリズさんにいろいろ質問してみましょうか?」

クロム「ぬおっ!?質問か。いいぞ」

まどか「じゃあわたしからー、クロムさんは、王子様の他に何かしてるんですか?あんなに強いですし」

ほむら「そうねそれは、わたしも気になるわ」

クロム「一応自警団のリーダーをやっている。それと世界のために自らを犠牲にした友を探している」

杏子「どう言うことだ?その友ってのは死んじまった・・・のか?」

クロム「いや、俺は死んだとは思っていない。ルフレは、きっとどこかで生きているそう思っている」

まどか「クロムさんが、信じているのならその人は、きっとどこかで生きているとわたしも、なぜかそう思えます」

クロム「はは、そうだなそう言ってもらえると、ルフレも嬉しいだろう」

リズ「そうだよお兄ちゃん!わたしたち、ルフレさん探さないと!」

クロム「ぬおっ!そうだったな・・・早くイーリスに戻らねば・・・」

仁美「あのイーリスという国は、どの辺りに?」

クロム「北にフェリア西にペレジアがあるな」

仁美「どれも聞いたことのない国ですわね・・・」

リズ「ええっ!?お兄ちゃんお兄ちゃん、一体どう言うこと!?」

クロム「俺もうっかりしていた、リズおそらく俺達は、異界に迷い混んだのだろう」

リズ「なるほど!ここには、魔符がないみたいだね」

???「異界?魔符?興味深いわね・・・あっ盗み聞きなんていけないわね・・・」


クロム「帰る手段は、早々見つからなそうだな・・・」

リズ「お兄ちゃん・・・ということはまさか・・・しばらく野宿?」

クロム「そうなるな」

リズ「」

ほむら(彼らは、イレギュラー中のイレギュラー、野宿させとくのも危険かもしれないわね・・・)

ほむら「なら、しばらくうちに泊まってみるのは?」

リズ「え、いいの?ほむらは、迷惑じゃない?」

ほむら「ええ、どうせ一人暮らしだし部屋も空いてるわ、ただ二人で同じ部屋を使ってもらうことになるけど」

リズ「全然大丈夫だよ!ね?泊まらせてもらおうよ?お兄ちゃん」

クロム「本当にいいのか?いつまでここにいるかわからないが」

さやか「転校生結構いいやつなんだな・・・」

まどか「あっ、中沢君帰っちゃった・・・」

仁美「まどかさん・・・」

杏子「なあ、クロム、あんたの剣なんかスゲー光ってなかったか?普通の輝きとは違うような」

クロム「ああ、俺のファルシオンは、元々力を封印されていたんだが、覚醒の儀を行ったあとは光るようになっていたな」

???「ファルシオン!力を封印!覚醒の儀!なんて素敵な!特にファルシオン・・・かっこいいわね声かけようかしら・・・」

杏子「お、おう、よくわかんねーがすごいんだな(って、後ろのやつ!今気づいたが、マミの奴じゃねーかよ早いうちにあたしだけでも帰るか」

杏子「悪いけど今日のとこは、もう降りさせてもらうよ、仁美ごちそうさん」

まどか一行「あ、今日はありがとう!またねー!」

杏子「またね・・・か。馴れ合うのは、久々だったけど、あいつらといると調子狂うよなホント・・・だがまあ悪くなかったよ」

まどか「わたしたちも、そろそろ帰ろうか」

さやか「さすがに、これ以上遅くなったら叱られるしねー」

仁美「お稽古を忘れて遅く帰るなんて・・・私も悪ですわねぇオホホ」

さやか「仁美が壊れた」

クロム「よくわからんが、大変なんだな・・・」

ほむら「そうね、みんな急いで帰った方がいいわ。クロム、リズ行くわよ」

クロム「ああ、世話になる」

リズ「ほむらには、イーリスお礼賞を渡さなきゃね!」

クロム「そんなものはないだろう・・・」

まどか、さやか、仁美は帰路に急いだ

クロムリズほむらは、主にリズのせいでのんびりとほむホームへ

???「って、ファルシオンの人たち、もういないじゃない!?フルーリーも溶けてるじゃない!?」グスッ

???「けれど、彼らとは、いずれ出会う気がするわ」

???「覚醒との邂逅・・・とでもいうところかしら」

ほむホーム

ほむら「どうぞ、上がって」

クロム「邪魔する、ずいぶん変わったところだな」

リズ「お兄ちゃん、思っててもそれは、言っちゃダメだよ・・・」

ほむら(リズの方が、よっぽど失礼だと思うのだけれども・・・)

ほむら「とりあえず、あなた達に、聞きたいことがあるのだけれど」

クロム「そうだな、俺もほむらに聞きたいことがあるが、まずはそっちから頼む」

リズ「わたしも、後でいろいろ聞きたいなー」

ほむら「あなた達は、さっき"異界"から迷い混んだと言っていたけれど、異界って何かしら?」

クロム「俺達に言えるのは、俺達がいた場所とは、別の世界と言うことくらいだな・・・」

ほむら「そう・・・(タイムスリップとは違うわよね・・・」

リズ「そういえばさ、お兄ちゃん、異界と未来って、違うのかな?」

クロム「いや、ルキナ達は"未来"から来たと言っていたが・・・異界から来たとは、言っていなかった」

リズ「ふーん、じゃあ違うのかなー」

ほむら(ルキナって誰?未来から来た?)

ほむら(いえ、ルキナ達と言っていたわ・・・)

ほむら(わたし以外にも、時間を操る魔法少女が、何人もいると言うの!?)

ほむら(けれど、クロム達なら何でも喋りそうだし、一か八か聞いてみるしか!)

ほむら「その未来から来たって、よかったら詳しく教えてくれないかしら?」

クロム「絶望の未来と言っても、わからんだろうが、ルキナ達は未来、そして俺達を、救うために来たんだ」

ほむら(なるほど、それが本当ならやっていることは、わたしと変わらないわね)

リズ「ルキナが来なかったら、今頃わたしたち屍兵だったかもね」

クロム「い、いやー、そんな未来になる可能性もあったかもな・・・」

ほむら(屍兵ってまどかが、言っていたゾンビのことよね?)

ほむら(やはり人の成れの果てなのかしら・・・)

ほむら(まるで魔法少女が、魔女になるみたいね・・・)

ほむら「未来からは、何人くらい来たのかしら?」

クロム「リズ、そういえば何人来たんだ?」

リズ「えーっと・・・ウードにルキナにセレナに・・・」

ほむら「大まかな人数で構わないわ」

クロム「確か13人だったな」

ほむら(え、そんなに時を越えれる魔法少女が・・・?)

ほむら「その人達は、どうやって、過去に来たのかしら?」

クロム「確か・・・ナーガの力だったか?」

ほむら「そう、自力では、ないのならいいわ・・・」

クロム「ああ、だがルキナ達が、来てくれなければ、今頃俺は、死んでいたな」

リズ「ルフレさんの策も、うまくいっていなかったかもね」

ほむら「他にも、聞きたいことがあるけど・・・」

クロム「その前に、1つだけ俺からもいいか?」

ほむら「ええ、いいわ」

クロム「お前からは、魔翌力を感じるが、魔法が使えるのか?」

ほむら(っ!?魔法少女について、やはり知っているのかしら?)

ほむら(リズからも魔翌力を感じていたけれど・・・彼女も・・・)

リズ「わたしも今は斧を使ってるけど、一時期はね、賢者もやってたんだよ!」

クロム「だが、ボルガノンとかを、無駄にし過ぎて、ルフレにバトルシスターにされたな」

リズ「おかげで、かなり鍛えられちゃったよ・・・」

ほむら「賢者とバトルシスターって何かしら?」


クロム「賢者とバトルシスターを知らないのか・・・」

リズ「ほむらは、魔導士かな?」

ほむら(もう、バレているのかしら・・・)

クロム「いや、言いたくないならいいんだ」

リズ「それとね、賢者は魔法と杖を扱える上級兵種なんだよ!」

クロム「バトルシスターは、斧と杖を扱える上級兵種だな」

クロム「俺は、今はマスターロードだな。剣と槍が使える」

ほむら(わたしは魔法少女、盾と現代兵器が使えるわ)

ほむら「そう、よくわかったわ(何もわからないわ・・・」

リズ「ふわあぁ、そういえばもう眠いね」

ほむら「そうね、もう今日は、遅いし休みましょう」

クロム「そうだな・・・ほむら改めて世話になる」

ほむら「どうぞ、この部屋を自由に使って、布団は、押し入れにあるから」

クロム「助かる」

ほむら「では、おやすみなさい」

リズ「おやすみなさーい」

ほむら(まだクロム達の言ってることが、全て本当だとは思えないけど・・・)

ほむら(長年の勘で悪い奴らだとは、思わないわ・・・)

ほむら(長年の勘って、まだ中2だけれども・・・)

こうしてクロム達は異界の地で、ひとまず眠りについた

その頃鹿目家では

まどか「た、ただいまー」

知久「今日は遅かったね、どうしたんだい?」

まどか「その、今日はさやかちゃんたちと放課後ずっといて・・・」

知久「夕飯はもう、食べてきたのかな?」

まどか「うん、あのごめんなさい」

知久「別に、怒ってる訳じゃないし、気にしなくていいよ」

知久「あ、そうだ何か飲むかい?」

まどか「うーん、いいやお風呂入ってくるね!」

知久「うん、わかった(ココア入れる気満々だったんだけどなぁ・・・一人で飲むか」

まどか入浴

まどか(にしても、今日はいろいろありすぎたよ・・・)

まどか(変なゾンビが出てきて、それをクロムさんが・・・)

まどか(でも、やっぱりクロムさん、夢でも会ったような気がするんだよね・・・)

まどか(肩出してたし)

まどか(そろそろ、上がって寝ようかな)

まどか「パパ、おやすみー」

知久「あ、もう上がってたんだね、おやすみー」



まどか「今日は、疲れたなぁ」

まどか「中沢君見れたしいっかーzzz」

まどかの夢の中

???「・・・め・な・・・・あき・・・な!」

まどか「?」

???「あきらめるな!まどか!」





まどか「ひえっ!」バサッ

まどか「なんだ夢か・・・」


まどか「おはよー」

詢子「おう、おはよ!今日は、早いじゃん」

知久「おはよう、まどか」

まどか「また、変な夢見ちゃったんだけどね」

詢子「王子様の夢の続きかい?」

まどか「どうだったかな?そうだったような・・・違うような・・・」

知久「朝ごはん、もうすぐで、できるから、二人とも顔洗っておいで」

詢子まどか「はーい」




詢子「昨日は、帰りが遅かったんだって?」

まどか「うん、昨日は、遅くまでさやかちゃん達といて」

詢子「ま、門限とかうるさいことは、言わないけどさ、晩飯の前には一報入れなよ」

まどか「うん・・・」

まどか「ママはさ、いきなり日常が、変わったらどうする?」

詢子「そうだね・・・あたしなら無理に受け入れちゃいそうだなぁ」

まどか「その方が、やっぱりいいのかな?」

詢子「いや、まどかは、まどからしくやればいいと思うよ」

詢子「人には人のペースってのがあるんだ、まどかは、今のままでいい!」

まどか「そっか、ありがとうママ」

知久「ご飯できたよー」

詢子「今行くー」

まどか(朝からハンバーガーって…)

知久「今日は、朝からハンバーガーにしてみたけど、どうかな?」

詢子「こういうのも、たまにはいいかもなあ」

まどか「う、うん」

タツヤ「たぁい?」

詢子「よし、じゃあ行ってくる!」

まどか知久「いってらっしゃーい」

知久「まどか、今日は遅れないようにね」

まどか「あっ、はーい!いってきまーす」

さやか達と合流

まどか「おはよー」

さやか「おっ、おはよー今日は早いね」

仁美「おはようございます、そういえばクロムさんたち大丈夫ですかね?」

さやか「転校生の家に泊まったんだよなー、まあ、転校生悪い奴じゃなさそうだし」

まどか「そっちの心配じゃないと思うんだけど…」

仁美「とりあえず、急ぎましょう」

物語の都合でなんやかんやで昼休み

まどか「今日は、なんだか時間が過ぎるのが、早い気がするね」

さやか「確かになー、今日も味見を」

まどか「ダメ」

さやか「は、はい」

ほむら「わたしも、ご一緒していいかしら?」

仁美「ええ、ぜひどうぞー」

まどか「昨日あのあと、どうだったの?」

ほむら「ええ、特に何もなかったわ」

さやか「クロムさんたち、今何してんの?」

ほむら「とりあえず、家で待ってもらってるわ」

さやか「んじゃ、今日は転校生の家に行くかー」

ほむら(さやかが、来るのは面倒だけれどキュウベぇと接触されずに済むわね)

ほむら「ぜひ、みんなで来てちょうだい」

さやか「おー、冗談で言ったつもりなんだけどなー」

さやか「まあ、結果オーライって奴だね」

まどか(今日の夢の声って、クロムさんだったような…」

仁美「まどかさん、聞いてますの?」

中沢「誰か助けてくれー!」

まどか「!?中沢君だ!」

仁美「最近、まどかさんが、人の話を聞かない悪い子に…」

さやか「いや、中沢の奴どうしたんだよ」

中沢「変な3年の女子に追われてて」

さやか「とりあえず、もう安心なんじゃない?近くには、いないっぽいし」

ほむら「騒々しいわね…(過去のループでこんなことあったかしら?」

まどか「中沢君は、わたしが守るよ!」

中沢「おう、そいつは助かるけどあの3年ヤバイって」

さやか「その3年どんなやつなのよ」

ほむら(嫌な予感しかしないんだけど)

中沢「なんか黄色っぽくて髪がダブルドリルだった」

中沢(ん?あれってもしかして・・・)

ほむら「」

仁美「昨日、モックでお見かけした方と似ていますわね」

ほむら(そういえば昨日は、そんなとこに気をつかってる暇なんてなかったけど)

ほむら(そういえば、昨日マミっぽいのがいた気がするわ)

ほむら「どうしてあなたが、狙われてるのかしら?」

中沢「なんか俺が飯食い終わって、暇してて」

さやか「あんた、どんだけ食べるの早いのさ」

まどか「中沢君だしね!さすが!」

中沢「お前達に言っても、わからないかもしれないが」

まどか「中沢君のことでわからないことは、ないよ」

仁美「もう何も言いませんわ」

中沢「今朝、ライトニング・ボルテックス拾ったんだよなーって独り言、言ってたら」

???「ライトニング!ボルテックス!ちょっとそこの君!」ドスドス

中沢「ギャアアアアアアアアア」

中沢「というわけだ」

ほむら「訳がわからないわ」ファッサア

まどか「わたしも朝、中沢君がライボル拾ってるの見た」

さやか「いつ見てるんだよ・・・それ遊戯王?」

仁美「魔法カード ライトニング・ボルテックス 手札を一枚捨て発動 相手の表側表示モンスターを全て破壊 でしたっけ?」

中沢「ああ、詳しいな」

仁美「今度、お相手してもよろしいですわ」

まどか「わたしもー、切り札はジャンク・ウォリアーだよ!ウェヒヒw」

中沢(前から思ってたけど、こいつらやっぱ面白い)

中沢「俺は、いろいろ組んでるが、やっぱりシンクロ主体だな」

さやか「まさか、やってないのあたしだけ?」

ほむら「安心して、もう一人ここにいるわ」

さやか「転校生・・・いや、ほむら、ありがとう」

ほむら(この時間軸のさやかとは、うまくやっていけそうだわ)

まどか「ライボルのせいで追われてるの?」

中沢「たぶん、他に心当たりないしなー」

ほむら(どの時間軸のマミでも、という訳ではないけれど)

ほむら(たまに、ある時間軸のマミを刺激しそうな名前だし、間違いなさそうね)

???「あっ、いた!そこの君ー!」

中沢「ギャアアアアア!?」

まどか「こういうときこそ、わたしの出番だね・・・」

中沢(・・・何するんだ?)

まどか「わたしの、魔法少女として願った能力!」

まどか「それは、カードを実体化したい!」

まどか「マジックカード発動!サイクロン!」

ほむら「え」

まどか「というのは、魔法少女とかないし、さやかちゃんがなんとかして」

さやか「まどかも壊れてた」

ほむら(魔法少女の願いとか言われて、かなり焦ったわ)

ほむら「わたしが、話をつけてくるわ」

中沢「暁美さん頼む!」

中沢(ここのみんなは、特徴的すぎる)

ほむら「マミ、あなた魂が躍動して、血が疼くのはわかるけど」

マミ「え?魂が躍動?血が疼く?」

ほむら「いきなり追いかけるのはまずいわ」

マミ「あなた、相当の使い手ね!」

ほむら「ややこしくしたかもしれないわ」

マミ「・・・って、あなたもしかして魔法sy」

ほむら「場所を移すわ」

その頃ほむホーム

クロム「このドミノというのは、面白いな」

リズ「お兄ちゃん、もうそろそろ倒していいんじゃない?」

クロム「いや、もうちょっと長くしよう」

リズ「もう、倒したいよー」

クロム「そうあせるな、本気で行くぞ!」

1時間後

クロム「そうだ、廊下にまで進めてみるか」

クロム「とりあえず、立とう」ファルシオンコツン

リズ「あっ」

クロム「ぬおっ!?」

ドミノ「カタカタカタカタ(ry」

クロム「ちっ、ちくしょう!ファルシオンが、ここまで憎いのは、はじめてだぞ」

リズ「だからもうやめとこうって言ったのに・・・」

まどか「ほむらちゃん大丈夫かな」

中沢「様子見てくるかな・・・」

仁美「ライボルどこに落ちてましたの?」

さやか「もうその話は、いいでしょ」

中沢「って、昼休みもう終わるぞ!」

まどか「ほむらちゃんには、悪いけど先に教室行ってよっか」

さやか「そうだねぇ、すまん!ほむら」

仁美「そうですわねぇ、今日は、昼休みが長くて授業が短いような」

見滝原中某所
ほむら「疲れたけど、とりあえずマミは、ご都合主義のごとく引き入れれたわ」

マミ「暁美さん、感動したわ!」

ほむら「どういたしまして…」

マミ「それに、これから一緒に戦ってくれるなんて!」

ほむら「その点は、わたしも嬉しいわ」

マミ「ええ、これからよろしくね」

ほむら「それはそうと、完全に授業遅れたわね」

マミ「あなたの魔法でなんとかならないの?」

ほむら「それは、無理ね」

まどか「ほむらちゃん、放課後になっちゃったけど、戻らなかったね」

さやか「ほむらの家に行く予定だったのになー」

仁美「今日は、暁美さん捜索でしょうか?」

まどか「そうだねー、2日連続で人探しになるなんてね」

中沢「俺のせいな気もするから、俺も一緒に探すわ」

さやか「中沢も来るのかーって、そうだ恭介のお見舞い忘れてたわ」

中沢「上条の見舞いか、俺も行っていいか?」

さやか「そっか、あんた結構仲良かったしね、手土産なしだけどちょいと行ってくるか」

仁美「なら私もご一緒させていただきますわ」

まどか「たまには、わたしも一緒に行こうかな」

ほむら「しまった!今日はら病院に魔女が出る日だったわ!」

マミ「そうなの!?けどもう、何も怖くない」

QB「クロム達は、いいのかい?君の家にいるみたいだけど」

ほむら「そういえば、まどか達をうちに招いたわね・・・」

マミ「予定があるのなら、今日は、わたし一人で」

ほむら「ここの魔女だけは、それはダメ」

QB「まどかたちなら4人で上条恭介のお見舞いに行ったみたいだよ」

ほむら「4人って、まどかとさやかと仁美はともかく後の1人は?」

QB「中沢という男子だ」

ほむら「中沢もついていくなんて珍しいわね」

マミ「キュウべぇ、そういえば最近はどこに行ってたの?」

QB「最近は、この僕でも慣れないことが多くてね」

ほむら「クロム達には、この時間には帰るって、伝えて出掛けてしまったわね・・・」

ほむら(時間を止めて一旦帰りましょう)

ほむホーム

クロム「ドミノは、やはり面白いな」

リズ「そうだねそう思うよー(棒)」

クロム「よし、ついに玄関の方まで来たぞ!」

ほむら「今戻ったわ」ガチャガタン

ドミノ「カタカタカタカタカタカタカタカタ(ry」

クロリズほむ「あっ」

クロム「ぬおっ!?」

リズ「こうなる気はしてたよ」

ほむら「なんか、ごめんなさい」

クロム「い、いやいいんだ、どうせ暇潰しでやっていたものだ」

リズ(すごい真剣にやっていたのは黙っとこう)

ほむら「今日は、うちにまどか達が来る予定だから、迎えに行ってくるわ」

クロム「そうか、なら俺達も行こう」

リズ「さすがに1日ドミノは疲れるし外の空気が吸いたいな」

ほむら「そうね・・・けど」

クロム「頼む、連れて行ってくれないか?」

ほむら(クロム達を外に連れ出すのは危険だけれど・・・)

ほむら(まどか達を見ててもらえばまどか達が魔女の結界に迷い混む危険性も減る・・・かも)

ほむら「わかったわ、一緒に行きましょう」

なんやかんやで病院前に到着

マミ「どこに行ってたの?突然消えちゃうからビックリしたわ」

ほむら「ごめんなさい」

クロム「こいつも知り合いか?」

リズ「すごい髪型だね」

マミ(昨日のファルシオンの人じゃない!)

QB「おや、君達はクロムとリズだね」

クロム「ぬおっ!?白い狐が喋っているぞ!?」

リズ「わぁかわいい!」

マミ「キュウべぇが見えるの?」

QB「いや、素質はないけど僕が見えるようにしてるんだ」

クロム「ほう、本来俺達には見えないのか」

ほむら「あ、孵化した」

クロム「ぬおっ!?また空間に裂け目が!?」

リズ「また飲み込まれちゃう!?」

魔女結界

マミ「結界に飲み込まれたのは、別にいいのだけれど」

ほむら「クロム達まで・・・まずいわね・・・」

クロム「すごいところだな!見滝原には、まだこんなところがあったのか!」

リズ「すっごーい!けどここどこ?」

ほむら「もう話すしかないわね」

ほむらは、魔法少女のこと、そして倒すべき魔女のことを話した

クロム「ぬおっ!?魔法少女だと!?」

リズ「お兄ちゃんこれって・・・異界の兵種ってやつかな?」

マミ「クロムさんリズさん、兵種ってどういうことですか?」

QB「それはぜひ僕からも聞いておきたいね」

クロム「マミたちも兵種を知らないのか?」

ほむら「その話はあとにして、とりあえず魔女を倒しましょう」

マミ「クロムさん達は、下がっててください」

クロム「いや、女に戦わせておいて男が戦わない、そんな真似はできない」

リズ「わたしも戦えるんだよ!」

ほむら(クロムは強いと言っていたけれど、いくら何でもこいつらとは・・・)

マミ「暁美さん!危ない!使い魔が!」

ほむら「はっ!?」

クロム「守ってみせる!」カキン
NODAMAGE

ほむら「ありがとう助かったわ」

リズ「もー!今わたしが守ろうとしたのにー」

クロム「そこからじゃ間に合わなかっただろ・・・」

マミ「クロムさん、今の技は?」

クロム「技?いや、デュアルガードだな」

マミ「なるほど、参考にさせてもらいます」

クロム「?とりあえず魔女とやらを倒しに行くぞ!」

ほむら「完全に一般人・・・いや、王子に指揮を取られてるわね」

結界深部

ほむら「あれが、魔女よ」

シャルロッテ「・・・・・・・・・」

マミ(わたしが言おうと思ってたのに)

クロム「思いの外弱そうだな」

リズ「ノノみたいに変身したら強かったり」

クロム「かもしれんな、油断せずに行くぞ!」

ほむら(いつも通りやればすぐ終わるのだけれど)

マミ「ティロ・フィナーレ!」

ほむら「って、ちょ」

シャルロッテ「・・・・・・・」グォ-ン

マミ「はっ・・・」

ほむらは、時を止めた

ほむら「マミが、こいつに食われそうになる時間軸いくつもあるのね・・・」

ほむら「結構、トラウマだしやめてほしいわ」

ほむら「マミを避難させてっと」

ほむら「時間停止解除」

シャルロッテ「パクツ・・・・・・!?」

マミ「え?生きてる?」

死を覚悟したマミには、状況が飲み込めていない様子

クロム「しっかりするんだ!まだ戦いは終わってないぞ!(マミが瞬間移動したな・・・ほむらの魔法か?」

クロム「よし、今だ!これで終わりだ!」

スキル 天空 発動

クロム「とうっ!うおおおおおお!」

シャルロッテ「」グリ-フシ-ドコロン

クロム「終わったか」

リズ「ん?なんだろあれ、って景色が変わっていく・・・」

クロム「いや、戻ったのだろう」

ほむら「魔女を倒すと、結界も崩れるのよ」

ほむら「そしてあれは、グリーフシードよ、あなた達には必要のないものよ」

ほむら「マミ、使うかしら?」

マミ「あ、あのそのありがとう・・・助けてもらわなかったら今頃わたし・・・」

ほむら「そうね、死んでたわ、一緒に組む以上これからはあんなことはやめて」

マミ「ごめんなさい」

ほむら「これからは、ちゃんと2人で協力しましょう」

マミ「本当にありがとう」コテッ

リズ「え!?マミ大丈夫!?」

ほむら「気絶してるだけよ、放って置くわけにはいかないし、一旦うちに連れて行くわ」

クロム「そういえば、まどか達は?」

ほむら「すっかり、忘れてたわ・・・」

QB「僕なんか、ずっと一緒にいたのに戦闘中にも戦闘後にも声をかけてもらえてないね」

ほむら「ごめんなさい、すっかり忘れてたわ」

ほむら「できればずっと忘れていたいわね」

QB「ひどい言いようだなぁ」

クロム「なあ、QBお前なぜこんなに嫌われているんだ?」

リズ「わたしも気になるー」

QB「それが僕にもわからないんだ」

ほむら「そのうちわかるといいわね」

その数分前
上条の病室前

中沢「というわけで到着」

さやか「4人で行ったら恭介驚くかな?」

仁美「驚かない方が不思議ですわ」

まどか「だねー、というわけで最初に入るのは・・・」

さやか「まあ、あたs

まどか「たまには、わたしもこういうとこのドア開けてみたかったんだよね」


まどか「こんにちわー、上条君」

中沢「久しぶりだなー上条!」

仁美「失礼いたします、上条さん」

さやか「よ、よう恭介」

上条「やあ、鹿目さん、中沢、志筑さん、さやか・・・って、えーっ!」

さやか「期待通りの驚きようだね」

上条「そりゃ、4人で来たら驚くよ」

仁美「申し訳ありません、こんな大人数で」

上条「いや、嬉しいよ」

中沢「手土産っていうほどのものじゃないけど・・・」ガサゴソ

上条「?何か持ってきてくれたのか?」

さやか「まさか、いやたぶんそうなんだろうなぁ・・・」

まどか「中沢君が今日、手土産になりそうなものを手に入れたのって・・・」

仁美「まさか、ライb

中沢「ほらよ、ライトニング・ボルテックスだ」

上条「・・・・・・」

さやか「中沢も壊れてた」

仁美「さやかさん、人をやたら勝手に壊さないでください」

まどか「たぶん、さやかちゃんも壊れてるよねウェヒヒw」

上条「ありがとう!中沢!嬉しいよ!」

まどさや仁「え」

中沢「まさか、そんなに喜んでくれるなんて思いもしなかったぞ」

上条「左手が動かなくなってから、片手だけでもできることを探してたんだ」

上条「それで出会ったのがカードゲームだったんだ」

上条「手は使うもののカードなら片手でもそこまで支障がないからね」

上条「例え、バイオリンができなくなっても、片手が使えれば何かはできる」

上条「それを、カードが教えてくれたんだ」

さやか「そっか・・・バイオリン以外にもやること見つけたんだね!」

さやか「あたしも、カードゲームはじめてみるかなー」

中沢「まあ、上条が少しでも元気になったならみんな嬉しいさ」

タイヘンデスーセンセイーイシキガナイカタガ

仁美「騒がしいですわね・・・看護師さんが慌ててますわ」

まどか「意識がない人って言ってたね」

上条「それは心配だね・・・」

看護師「すみません、まだ面会時間内ですがお帰りになって頂いても」

上条「やはり急患ですか?」

看護師「そうなんです、外傷は一切ないんですが・・・」

上条「来てくれたばっかりなのに、なんか悪いね」

上条「また、よかったらみんなで来てよ」

さやか「じゃあ、恭介が寂しくならないように、どんどん連れて来ちゃうからねぇ!」

上条「ははは、それは嬉しいな、じゃあまた」

まどさや中仁「またねー」

医師「目立った外傷はないね、それに息はあるが・・・」ガラガラガラガラ

看護師「救急車を、呼んでくれた方が見つけたときには、道路の真ん中で倒れていたそうです」ガラガラガラガラ

医師「そして、119番してくれたということか・・・」ガラガラガラガラ

看護師「車に跳ねられて、どこか打ったのかもしれませんし」ガラガラガラガラ

医師「外傷なしで、息もあるが・・・意識はない、急いで精密検査だ」ガラガラガラガラ


まどか「運ばれてきたのってあの人かな?」

さやか「なんか、すごい暑そうな服だったね」

中沢「なんだっけ、あの服の呼び方、頭の文字は出てるんだが・・・ろ、ろ」

仁美「ローブですわね、コスプレかなにかでしょうか?」

まどか「とりあえず、ほむらちゃん探そう」

ほむら「その必要はないわ」

まどか「うわっ、突然出てくるからびっくりしたよぉ」

中沢「あのあと、大丈夫だったのか?」

ほむら「ええ、マミとは話をつけたわ」

さやか「マミ?あの3年のことですか?」

ほむら「安心して、彼女は悪い子ではないわ」

中沢「なぜ、俺は追われたんだ・・・」

中沢(ここではまだ、面識ないはずなんだが・・・)

ほむら「それは、本人に直接聞いてちょうだい」

ほむら「クロム達と一緒に家にいるから」

ほむホーム

クロム「ほむらにマミと一緒に家で待っていてくれと言われたが」

リズ「暇だね」

クロム「ドミノでもするか?」

リズ「忙しいね」

クロム「・・・」

数分後

ほむら「ただいま」ガチャガタン

まどさや仁中「おじゃましまーす」

クロム「また、一人増えたな」

リズ「今度は、男の子だね」

ほむら達はざっくりとここまでに至る経緯を話した

クロム「中沢も、大変だったんだな・・・」

中沢「ええ、まあそりゃかなり・・・」

クロム「俺達もさっき魔zy」

ほむら「クロムとリズに触って時止め」

クロム「ぬおっ!?周りが止まっているぞ!?」

ほむら「これが、わたしの魔法だから・・・」

リズ「まあ、未来からルキナ達来たし、時間くらい止まるのかもね」

クロム「す、すまん」

ほむら「いい?魔法少女や魔女のことは誰にも言わないで、一般人が知るべきことではないの」

クロム「わかった、イーリスに戻っても喋らないと誓おう」

リズ「極力しゃべらないように努力するね」

ほむら(喋りそう)

ほむら「大変だったのはドミノってことにして」

クロム「了解だ」

ほむら「じゃあ、時間を動かすわよ」


クロム「ド、ドミノがうまくいかなくて大変だったんだ」

中沢「へ、へーそうなんですかー」

まどか「クロムさん、ドミノしてたんですか?」

クロム「暇潰しにな」

リズ「かなり、真剣にやってたけどね」

まどか「ドミノ楽しいですしね!」

さやか「そういえば、マミって人は?」

ほむら「奥で寝てるわ(何で、奥で寝てるかの言い訳を忘れてたわ」

ゴソゴソ

マミ「あれ?ここって?」

まどか「こ、こんにちは」

クロム「起きたか、もう大丈夫か?」

マミ「もう大丈夫だと思うわ、けれどここは?」

リズ「ほむらの家だよ」

マミ「暁美さんが運んでくれたの?」

マミ「さっきの魔女との戦いは、ほんとにありがとう」

さやか「え?魔女?戦い?」

ほむら「」

まどか「訳がわからないよ」

中沢「鹿目さん、俺もだー(棒)」

仁美「ごっこ遊びのことでは?」

ほむら「そ、そうマミとはごっこ遊びしてたのよ」

マミ「暁美さんごっこ遊び扱いというのは聞き捨てならないわ」

QB「その通りだ、魔女との戦いをごっこ遊びだなんて」

まどか「人形がしゃべった?」

さやか「人形には見えないでしょ」

中沢「おい、どうした何かいるのか?」

仁美「ほむらさんの足元に白い狐のようなものが・・・」

QB「僕は狐じゃないよキュウb」



ほむら「時止めそしてキュウべぇをゴミ捨て場へ」


ほむら「何かしら?」

マミ「あれ?キュウべぇは?」


ほむら「時止めそしてマミに説明」

マミ「そうね、でもキュウべぇが見えるなら彼女たちも」

ほむら「あの子達は、十分に幸せよ、危険な目にさらすわけには」

マミ「そうね・・・けど説明くらいしておくべきじゃ?」

ほむら「にしても、今は中沢がいるわ、あとでにしましょう」

マミ「わかったわ」

ほむら(なんとかこの場はたぶんしのげたわ)

まどか「さっきの狐は?」

ほむら「気にしないで」

さやか「いや、気になるだろー」

中沢「俺以外には見えたらしくて怖い」

仁美「気になりますわね・・・ってあら、私はそろそろ時間ですわ」

ほむら「あら、まだろくなおもてなししてないのに」

仁美「申し訳ありませんわ、またの機会にもてなしてください」

まどか「仁美ちゃん、また明日ねー」

さやか「狐のこと、わかったら明日教えるからー」

中沢「狐って、なんだよ・・・とりあえず、またなー」

マミ「え、えっとまた会いましょう」

ほむら「外まで送るわ」

仁美「ありがとうございます」

ほむらが仁美を外まで見送ってる間に

まどか「狐どこ行ったんだろ」

さやか「タンスの中とか?」ガサガサ

中沢「おい、勝手に人の家のタンス漁るなよ」

まどか「ゲームの勇者じゃないんだしさ・・・」

マミ「そ、そうよ黙っておいてあげるから、やめときなさい」

さやか「はーい・・・狐気になるなー・・・」

ほむら「何かあったかしら?」

マミ「とくになにも」

中沢「そういえば、マミさん?でいいかな」

マミ「ええ、マミって呼んでくれて構わないわ」

中沢「マミさん、昼休み何で俺を追いかけてたんですか?」

マミ「えーっと、それは」

ほむら「血の疼きよ」

中沢「はい?」

ほむら「その通りよね?マミ」

まどか、さやか、中沢いろいろと察する

中沢「あ、はい、わかりました(わかったけどわからないぞ」

マミ「ごめんなさい、興奮すると暴走しちゃう癖があって」

まどか「あれ?クロムさんは?」

さやか「リズさんもいない?」

マミ「あれ?さっきまではここにいたはずよね?」

ほむら「玄関から出たのなら、わたしが気づくはずよ」

クロム「なんか、いきなり違うとこにいるんだが」

リズ「もうさすがに、慣れてきちゃったよ」

クロム「だが、ほむらの家にどうやって戻る?」

リズ「というかここって」

クロム「ぬおっ!?イーリスの南じゃないか!?」

リズ「ということは、戻ってこれたの?」

クロム「そのようだが・・・」

リズ「ほむら達に、何も言わずに来ちゃったよね・・・」

クロム「いや、それ以前になぜ何の前触れもなく、ここにいるのかだ」

リズ「そういえば、光に飲み込まれたりしなかったね」

クロム「おまけに脱いでいたはずの靴を履いている」

リズ「もしかして、全部夢だったのかな?」

クロム「俺とリズが全く同じ夢を見るのも変だ、それにまどか達との」

リズ「絆!絆がある!」

クロム「ああ、夢だったらこんなに強く絆を感じる訳がない」

その頃見滝原の病院では

医師「一向に目が覚めないのか・・・」

看護師「精密検査で異常も見られず、外傷もない・・・」

医師「何があったんだ・・・この青年の身に・・・」

???「ク・・・ロム・・・」

医師「今、喋ったか!?」

看護師「間違いなく!ですがなんて言ったんでしょうか?」

医師「よく聞き取れなかった、それに目覚めてはいないな」

???「・・・・・・」

ほむら「まるで煙のように消えたわね・・・」

まどか「わたしも、最初に会ったときクロムさんは突然現れたけど・・・」

さやか「光に包まれてやってきたんだっけ?」

中沢「そういえば、なぜか俺もそれ聞いて当たり前のように受け答えしてたが」

中沢「よく考えたら不思議すぎるよな・・・」

さやか「魔法・・・」

ほむら(確かにリズは、魔法少女ではないのに魔法を使えるけれど、本人達も望んでここに来たわけではない)

まどか「魔法って、実在するのかな?」

中沢「・・・・・・」

中沢「なあ、もう言うしかないんじゃないか?」

ほむら「えっ」

中沢「魔法は実在するよ、暁美さんとマミさんが実際に使える」

まどさや「またまたご冗談を」

ほむらマミ(!?)

中沢「気づいていなかっただろうけど、俺は狐野郎に以前会ったことがある」

ほむら「中沢君、マミに影響でもされたのかしら?(マミの影響よねきっと・・・いや、そうであって」

中沢「狐野郎の名前は確か、キュウべぇ」

ほむら「!?とりあえず、中沢掴んで時止め」

中沢「・・・グリーフシードの消耗激しくなるんじゃないのか?」

ほむら「どうしてあなたがそれを・・・?」

中沢「今まで、黙っていて悪かった」

中沢「俺は、実はこの時間の人間じゃないんだ」

ほむら「まさか・・・魔法少女?」

中沢「いやいやいや、俺は普通の男だ、暁美さん前の時間軸の俺はどういう奴だったか?」

ほむら「そういえば、あまり見かけなかったわね・・・」

中沢「俺は、その中沢だ」

ほむら「どうして、この世界にいるの?」

中沢「暁美さん、あんたについてきたんだよ」

ほむら「一体どうして?どうやって?」

中沢「俺は、前の時間軸ではマミさんとは昔からの知り合いだったんだ」

ほむら「確か前の時間軸のマミは・・・」

中沢「そう、この時間軸と同じように暁美さんとはうまくやってた」

ほむら「けれど、ワルプルギスとの戦いで死んでしまった・・・そしてまどかも契約してしまった・・・」

中沢「俺、マミさんから聞いてたんだ魔法少女の事」

ほむら「それは、そういうことになるわね」

中沢「そして、とても強い魔女と戦うって聞いて、止めようとしたが行ってしまったんだ」

ほむら「ごめんなさい、わたしが誘っていなければマミは死なずに・・・」

中沢「いや、マミさんはどんなに危険だとわかってても行ったと思うよ」

ほむら「そうね、どの時間軸でもマミとうまくいけば、マミは優しかった」

ほむら「決して、止めてもワルプルギスとの戦いを止めるような人じゃない」

中沢「うん、そうだだけど、俺が何もしてやれないなんて悔しかった」

中沢「だから、あの日俺は避難所から出て見に行ったんだ」

中沢「けどあのキュウべぇの野郎が俺の前に姿を現し、彼女達は勝てない」

中沢「そう言われた・・・けど俺は必死に近くまで見に行ったんだ」

中沢「そこには、もう死んだマミさんの姿があったんだ・・・」

ほむら「確か、わたしも、もう諦めて他の時間軸に移ろうとしていたときね」

中沢「俺は、無我夢中でそこに、突っ込んだんだ」

ほむら「それで一緒に時間を越えれてしまうのね・・・」

ほむら「まだ受け入れられないとこもあるけど、頑張って受け入れるわ」

ほむら「けど、なんで追ってくるマミから逃げにのかしら?」

中沢「あれは・・・マジでしばらく誰かわからなくて怖かった」

ほむら「この時間軸のマミは確かにかなり特異ね・・・」

中沢「気づいたのは、昼飯食ってた暁美さん達のとこに行ったときだ」

中沢「けどうまくいけば暁美さんとマミさんを繋ぐことができないかと思ってさ」

ほむら「結果オーライってヤツね」

中沢「今がよければいいよな」

中沢「にしても、クロムさん達は暁美さんが時を止めてどこかに移動させたんじゃないのか?」

ほむら「本当にそれについては何もわからないわ」

ほむら「そしてそろそろ、限界ね」
時間停止解除

この時点での兵種設定

覚醒組
クロム 兵種 マスターロード 使用武器 剣 槍 習得スキル デュアルアタック+ カリスマ 王の器 天空

リズ 兵種 バトルシスター 使用武器 斧 杖 習得スキル 祈り いやしの心 幸運の叫び

スミア 兵種 ダークペガサス 使用武器 槍 魔道書 習得スキル リフレッシュ 移動の叫び 疾風迅雷

ロンクー 兵種 ソードマスター 使用武器 剣 習得スキル 待ち伏せ 流星 剣の達人

ルキナ 兵種 マスターロード 使用武器 剣 槍 習得スキル デュアルアタック+ カリスマ 天空 王の器

ウード 兵種 ソードマスター 使用武器 剣 習得スキル 幸運の叫び 月光 待ち伏せ 流星

まどマギ組
まどか 兵種 村人 使用武器なし 習得スキル なし

さやか 兵種 村人 使用武器なし 習得スキルなし

仁美 兵種 村人 使用武器 護身術 習得スキル 腹パン

中沢 兵種 村人 使用武器なし 習得スキル なし

ほむら 兵種 魔法少女 使用武器盾 現代兵器 習得スキル 爆弾作製 時止め 盾収納

マミ 兵種 魔法少女 使用武器 リボン 魔法で出した銃など 習得スキル 血の疼き ティロ・フィナーレ

キュウべぇ 兵種??? 使用武器 話術 習得スキル 契約

その頃イーリスでは

クロム「とりあえず、今はどうしようもない」

リズ「むー、そうだよね」

クロム「そうだ、ルフレと会ったとこ見に行くか?」

リズ「でももう暗いね・・・」

クロム「そうだな、ここからだと城のが近い、一旦帰るか」



クロムとリズはイーリス城へ

フレデリク「!クロム様、リズ様一体どこへ行かれてたんですか!?」

リズ「見滝はr」

クロム「森で熊を狩っていた」

フレデリク「!?く、熊を狩るのはいいですが、城の者に声をかけてください」

フレデリク「そして、今度からは私を同行させてください」

クロム「す、すまん」

リズ「ごめんなさーい」

フレデリク「ところで、その熊はどうされたのですか?まさか、今から熊を調理予定とかでは!?」

クロム「いや、もう森で食ってきた」

リズ「う、うん(狩ったけど、食べてはないよね」

クロム「そういえば、俺達が城からいなくなってどのくらい経ったんだ?」

フレデリク「そうですね、私が最後に確認したのは今日の昼食の後です」

クロム(異界には、2日はいたはずだが・・・)

リズ(そういえば、熊どうなったんだろ)

クロム「そうか、日が暮れるまで留守にして悪かったな」

フレデリク「いえ、置いてきぼりをくらって寂しかったとかはありません」

リズ「寂しかったんだね・・・」

フレデリク「いえ、決してそのようなことは」


ルキナ「お父様!お帰りになられてたのですね!」

クロム「ああ、今戻ったところだ」

リズ「あっ、ルキナただいまー」

ルキナ「お帰りのところ申し訳ありませんが・・・」

ルキナ「ウードの話を聞いてあげてください」

リズ「・・・たぶん、いつもの必殺技とかのことだよね・・・」

クロム「必殺技をいくつ作れば気がすむんだ・・・」

ルキナ「それが、今回は違う様子で・・・」

リズ「ん?なんだろう」

ウード「あっ、母さん!今日俺も必殺技を試しに熊を狩りに」

クロム「やはり、必殺技の話か?」

ウード「できれば、俺も必殺技の感覚とか話したかったんですがね」

クロム「とりあえず、聞いてみるか」

ルキナ「私には、理解できませんでしたが、リズさんやお父様に話すと言って聞かないので・・・」

リズ「必殺技じゃないなら、決めセリフかなぁ」

ウード「決めセリフの話はアズールとセレナにもう話しましたが」

ウード「クロムさん達も、やっぱり聞きたいですか?」

クロム「いや、それはいい」

ウード「即答ですか・・・とりあえず話の続きを」

ウード「そして、森で熊を見つけたんですが既にもう死んでいて」

クロム(それ、たぶん俺が狩った熊だな)

リズ(たぶん、お兄ちゃんが狩ったやつだよね)

ウード「気の毒に思えたので、大地の躍動が伝わる地に葬ってやりました」

ルキナ「早い話、熊を埋葬してやったと」

リズ「生きて会ってたら必殺技をその熊に試してたんだよね・・・」

ウード「・・・」

クロム(熊、すまん・・・)

ウード「それで、仕方なく他の熊を探してたんですが」

リズ「さっき埋めてあげた動物をすぐ狩ろうと思えるんだ・・・」

ルキナ「私もさすがに、これには驚きました」

クロム「だが、ここまでならウードの驚き行動以外は理解できるが」

ルキナ「ここからが本番です」

フレデリク「熊の話題が続くのでしょうか・・・城の見回りをしてきます」

リズ「フレデリク・・・会話に入ってこないから、いたの忘れてたよ」

ウード「そしたら、いきなり見たこともないとこにいたんですよ!」

クロム「まさか・・・!」

ウード「そこが異界だとは、すぐ気づいたんですが」

リズ「それってどんなとこだったの?」

ウード「そういえば、地名はわからなかったな・・・」

ウード「けれど、その異界には縦に長い謎の箱があったり」

ウード「馬も引いてないのに、すごい速度で動く乗り物があったり」

ウード「一番衝撃的だったのが、少年がライトニング・ボルテックスと聞き慣れなくも」

ウード「一度聞いただけでも、今まで体験したことのないような血の疼きを感じたことですよ!」

ウード「今、記憶を辿っただけでも魂が躍動する」

ウード「それで、その少年に声をかけようと近づいたところ」

ウード「気がついたら森に戻ってしまっていた・・・」

クロム「無事帰れたのだから、喜ぶべきだろう」

ルキナ「私には理解できません・・・」

リズ「もしかして、そこって見滝原じゃない?」

ウードルキナ「えっ」

クロム「実は、俺達も異界に迷い混んでいたんだが」

クロム「その縦に長い箱も乗り物も、何か知っているぞ」

リズ「確か、自動販売機とクルマだっけ?」

ルキナ「そんな異界があるなんて本当ですか、お父様!?」

ウード「そういえば、周りの人がミタキハラーとか言っていたような」

リズ「やっぱり見滝原だよ!」

クロム「そうだな、間違いなくウードの迷い混んだ異界は見滝原だろう」

見滝原ほむホーム

ほむら「わかったわ・・・マミ、中沢と話したわ、彼も無関係ではなかった」

ほむら「まどか達が、魔法少女を知らないで終わる時間軸なんてなかった」

ほむら「魔法少女について話しましょう(魔女化などは伏せて」

マミ「えっ?どういうこと?けれど話してしまっていいの?」

ほむら「ええ、話すわ、まどか、さやか今から話すことは冗談ではないわ」

ほむら「真剣に聞いてちょうだい」

中沢「俺からも頼む、真剣に聞いてやってくれ」

まどか「う、うん真剣に聞くよ」

さやか「展開がわからないけど、マジな感じってのはわかる、ちゃんと聞く」

ほむらとマミは魔法少女や魔女のことを説明した

さやか「さっきの狐は、そういうことだったのか・・・」

まどか「それじゃあ、見えたわたしたちって」

ほむら「そう、魔女少女の素質があるってことよ」

中沢「けど、容易に契約なんてしちゃダメだ」

さやか「けど、中沢何であんたがそれを知ってたのさ」

中沢「・・・俺の大切な友達は、魔法少女だったんだが」

中沢「強い魔女との戦いで死んじまったんだよ」

さやか「っ・・・!ごめん」

中沢「お前が謝ることはないさ・・・」

マミ「そうね、戦いで死ぬ・・・」

マミ「魔法少女の最後なんてだいたいそんなものよ・・・」

ほむら「契約して最初の戦いで、死んでしまうことだってある」

まどか「危険なんだね・・・」

さやか「十分危険ってのは、わかった」

さやか「けど、クロムさん達はどこいったのさ?」

ほむら「少なくとも、わたしとマミが原因ではないわ」

中沢「キュウべぇのせいとかじゃ?」

ほむら「それもないと思うわ、あいつにそんな力はないはず」

マミ「神隠しとしか言いようがないわね・・・」

まどか「とりあえず、外を探しててみるしかないんじゃないかな?」

さやか「魔法でもさすがに別世界に一瞬で移動!とかはできないんでしょ?」

ほむら「そうね、魔法少女には不可能だと思うわ(別の時間軸ならともかく、クロム達の言ってた異界には行けないわ」

ほむら「けれど、今日はもう遅いわ、わたしとマミで探しておくから」

マミ「そうね、みんなはもう帰った方がいいと思うわ」

まどか「で、でも」

中沢「確かに、俺達一般人が探すより二人に探してもらった方がいいと思う」

さやか「足引きずりそうだしねぇ」

ほむら「話が早くて助かるわ、さやかは特に足を引きずりそうだし」

さやか「何をぅ!?昨日は、すぐ見つけちゃいましたからね!」

まどか「どっちかと言うと仁美ちゃんがあそこはどうかなって、感じで言ってたよね」

さやか「今日は、ほむらもマミさんもありがとね」

まどか「切り替え早いね」

中沢「とにかく二人とも魔法少女のことは徐々に受け入れろよ」

マミ「そうよ、いきなり全部受け入れろと言われても難しいものね」

さやか「え、もう受け入れたけど?」

まどか「さやかちゃん・・・単純だしね」

さやか「とりあえずかいさーん!クロムさん達の捜索任せた!じゃあ!また明日!」

ほむら「わたしの家なのだけど、さやかに仕切られてるわね」

マミ「ここは、先輩のわたしが、リーダーシップ発揮しないとなのに・・・」

ほむら「そして、いつの間にかみんな帰ってるわ」

ほむら「引き受けたものの、手がかりがないわね」

マミ「名探偵マミの出番ね」

マミ「玄関に靴はあったかしら?」

ほむら「そういえば、靴もなくなっているわね」

マミ「これで少なくとも家にはいないってことがわかるわ」

ほむら「これで、家にいたら逆に怖いわ」

数十分後

マミ「というわけで、外を探してみたものの、いないわね・・・」

ほむら「仕方ないわ、今日は、もう帰りましょ」

ほむら「マミ、できればうちに泊まってくれるかしら」

ほむら「クロム達のこと以外も重要な話があるの(ワルプルギスのことも早いうちに・・・」

マミ「え、えっとよ、喜んで!(お泊まりに誘われるなんて初めて!嬉しすぎて返事がおかしかった気もするわ」

ほむら「一応、着替えとかを取ってきてちょうだい、明日は、土曜だし学校のことは気にしなくてもいいわね」

マミ「急いで取ってくるわ、暁美さんは先に家で温まってて」

ほむら「お言葉に甘えて、家で待ってるわね」

マミ「お泊まり♪お泊まり♪」

マミ「お泊まり♪お泊まり♪」コテッ

マミ「スキップしてたら転んだわ・・・」

遠くから見ていたほむら「大丈夫かしら・・・」

その頃病院では

???「?ここは、どこだ?」

医師「おおっ、意識が戻ったか!」

医師「ここは、見滝原病院だよ」

???「見滝原病院?それに、見慣れない物がいろいろあるな・・・」

医師「まあ、医師でなければ見慣れる物ではないからね」

医師「で、聞きたいことがいくつかあるんだが」

医師「まずは、名前を聞いてもいいかな?」

???「えーっと・・・僕は・・・誰だ?」

医師「なっ!?記憶喪失か、これは厄介だな・・・」

ガチャ

看護師「先生、様子は?あら、意識が戻ったのですね!」

医師「だが、記憶喪失のようなんだ」


???「徐々に、思い出してきた・・・確か・・・」

医師「思い出したことがあったら、何でも言っておくれ」

???「そうだ、僕の名前はルフレだ」

ルフレ「だが、それ以外全く思い出せない・・・」

看護師「ルフレ・・・やはり、外人の方でしょうか」

医師「それは、下の名前かね?それとも名字かい?」

ルフレ「名字?それってどういう?」

医師「名字の意味すらわからないのか・・・」

看護師「重症ですね・・・」

医師「とりあえず、落ち着くまで寝てなさい」

看護師「無理は、体に悪いですから少しずつ頑張って行きましょう」

ルフレ「・・・・・・」

医師「看護師君、そろそろ次のオペの時間だ」

看護師「では、準備を」

医師「ルフレさん、とりあえず今は安静にしているといい」

医師「それと、何か思い出すことがあったら、そこに紙とペンを置いておくからそれに、書き起こしておくといい」

看護師「先生、そろそろ時間です」

看護師「ルフレさん、無理はなさらず」

医師「では、行こう」ガチャ


ルフレ「僕は・・・あれ、今誰かに呼ばれたような・・・」

ルフレ「いや、これは記憶なのか・・・?」

ルフレ「何か、強大なものと戦ったときの・・・」

ルフレ「記憶の中の声が大きくなってきたぞ・・・」

???「あきらめるな!ルフレ!」

ルフレ「この声は・・・クロム!?」

ルフレ「クロム、おかげで思い出したぞ!」

ルフレ「さすがに、二度も深い記憶喪失なんてごめんだ」

ルフレ「クロム達の思いで、僕は消えずにすんだんだな」

ルフレ「けど、ここはどこだ・・・」

ルフレ「そうだな・・・一応外に出よう」

ルフレ「さっきの人たちには、悪い気がするが、イーリス城に行くか」

ルフレ「一応、紙にイーリス城に行きますと書いておこう」カキカキ

ルフレ「よし、行こう!」ガチャ

ルフレ「なんか、だいぶ床が綺麗だな・・・まるで大理石だ」

ルフレ「なんだか、ドアなんかも不思議だったな」

ルフレ「それに、変な目で見られてた気がするな・・・」

ルフレ「外に出たぞ!って僕は誰に報告してるんだろう」

ルフレ「外は、暗いな・・・まあ、夜だs」

ルフレ「って、えー!?何!?あの光ってるのは!?魔法か!?」

ルフレ「少なくとも、たいまつとかではないな・・・」

ルフレ「そして、あの謎の中に椅子が4こくらい埋まってるものはなんだろう」

ルフレ「お、人が乗り込んだぞ」

車「ブルルルルブウゥゥゥン」

ルフレ「うわああ!?動いたぞ!?」

ルフレ「本で見たことのある、シューター砲台というものか!?」

ルフレ「怖い、とりあえず逃げよう」タタッ

ルフレ「何だかんだで、この町を走り回って、特に暗いとこに来てしまった・・・」

QB「ゴミ置き場に、捨てられた死体はさすがに不味いね」

ルフレ「うわぁ!?動物が、しゃべっているぞ!?」

QB「白い狐と言われないだけマシかな」

ほむら「キュゥべえが、元気に死体を食べてるわね」

ほむら「そして、一般人に見つかってるわね」

ほむら「って、え」

マミ「着替えとか持ってきたわ、ってキュゥべえ何してるのよ!?」

ルフレ「しかも共食いするのか・・・」

マミ「男性なのにキュゥべえが見えるのね」

ほむら「いろいろ、この状況ツッコミどころ満載だけれども、なぜだかは知らないけど多分見えるようにしたのよ」

QB「いや、僕は見えるようにしてはいないけれど?」

ルフレ「とりあえず、怖いし走って逃げよう」

ほむら「ちょ、聞きたいことがあるから待ちなさい」

ルフレ「やっぱり怖い」タタッ

ほむら「あの服装で、一般人なのにかなり早いわね・・・」

ほむら達から逃げるルフレは、まるで疾風の如く
すぐに視界から消えてしまいそうな早さだった

ルフレ「ブーツ使ってるし、足には自信があるんだよなー」

ほむら「疲れたわ・・・時止めそして追い付く」

ほむら「この時間軸は、本当に異常ね・・・」

ほむら「クロムとリズに、中沢を慕っているまどかに、異常なテンションのマミに、前の時間軸から来た中沢に、このローブのこいつ・・・」

ほむら「とりあえず、縛ってうちに持っていって何で、キュゥべえが見えたのか、吐かせましょう」

ルフレ「」

ほむら「悪いけど縛らせてもらうわ」

ルフレ「」

ほむら「さてと、マミうちに帰りましょう」

マミ「え、その人どうして縛ってるの?」

ほむら「話を聞こうにも、逃げるからとりあえず縛ってうちに連れていこうと思って」

QB「僕も聞きたいことがあったしちょうどいいね」

仁美「暁美さん・・・何してますの?」

ほむら「え」

そこには、お稽古事を終えて偶然このタイミングで通りかかった仁美がいた

仁美「あら、なかなかに素敵な方を背負われていますわね」

マミ「いや、最初にツッコむところ違うと思うけれど」

ルフレ「」

ほむら「そうね、けれどまどか以外にそういう感情は抱かないわ」

仁美「あら、それに先程の狐さんもご一緒ですのね」

QB「僕は、狐ではないよ、志筑仁美」

仁美「まあ、私の名前をご存知なのですね」

QB「早速なんだけど僕と契約して魔法少女になっt」

ルフレ「ギガサンダー」

QB「」

ほむら「あれ、縛ったのにほどかれてるわ」

マミ「気の毒だったから、わたしがほどいたのよ・・・」

ほむら「って、さりげなく魔法を使ってるわ」

マミ「そうね、なんかもういろいろありすぎて多少のことじゃ驚かなくなったわ」

仁美「魔法だなんて、ふふ、お二人とも可愛らしいですわ」

ルフレ「いや、僕が今ギガサンダー使ったから・・・でも弱くて魔法だと思われなかったのか・・・」

ほむら「何であなた、魔法少女でもないのに魔法が使えるのかしら」

QB「それは、僕も興味があるね」きゅっぷい

マミ「って、キュゥべえって何匹もいるのね、驚かないけれど」

仁美「まるで、スペアがたくさんあって死んでも他の社員が、契約を迫る悪徳企業ですわ」

しかも仁美のとんでもない例えが、ほぼ的確にあっている

ルフレ「魔法少女って、なんだい?僕の兵種は神軍師だけれども」

ほむら「兵種!?それってクロム達が言っていたやつね!」

ルフレ「クロムを知っているのか!?それと、今どこにいるかわからないかい?」

ほむら「あなたも、クロムの知り合い?」

ルフレ「知り合いどころじゃないさ、クロムは僕のことを半身とまで呼んでくれた」

ルフレ「けど、ちょっとした事情でしばらく会えない状態になっていたんだ」

ほむら「そう・・・クロムは、ルフレという友を探していると言っていたけれど」

ほむら「まさかあなた・・・」

ルフレ「僕はルフレだ」

仁美「まあ、素敵なお名前ですわね」

ほむら「って、本当に!?」

仁美「急いでクロムさんに知らせないとですわ!」

マミ「それが、クロムさんとリズさん、今は行方不明なのよ・・・」

仁美「私がお稽古事に行ったあと何かあったのですか?」

その少し前中沢家では

中沢「ただいまー」

中沢ママ「あら今日は、帰り遅かったわね」

中沢「ごめんごめん、上条のお見舞い行ったりいろいろしててさ」

中沢ママ「上条君、元気にしてた?」

中沢「そうだなー、手土産渡したらすげー喜んでた」

中沢ママ「その手土産って、お菓子?お花?」

中沢「えーっと・・・どっちでもいいじゃん」

中沢ママ(これは、別の物ね・・・聞くの怖いしもういいわ)

中沢ママ「他に何してきたの?」

中沢「えっと、あk・・・(クラスの女子の家に行ったなんて言ったら、いろいろ面倒なこと聞かれるぞこれ」

中沢ママ「もしかして 言えないこと?」

中沢「グーグルみたいに言うなよ!」

中沢ママ「もしかして クラスの女子の家に行った?」

中沢「すげーよ、グーグル先生もびっくりだよ!こえーよ!」

中沢ママ「冗談で、言ったけどガチなやつだったのね」

中沢「」

中沢ママ「一人で?」

中沢「いや、一人じゃないよ、鹿目さんと美樹さんと志筑さんとだよ」

中沢ママ「へー、あなたも隅に置けないわねぇ!」

中沢「いやいや、このメンツに深い意味はないよ、お見舞いもこのメンツだったし」

中沢ママ「冗談よ」

中沢「・・・・・・」

中沢ママ「まあ、ご飯出来てるから、さっさと手洗ってきなさい」

中沢「はーい」


中沢「というわけで、飯を食い終わった」

中沢ママ「誰に報告してるのよ・・・ごちそうさまでしょ」

中沢「ご、ごちそうさま!ふ、風呂入ってくる!」

中沢ママ「なんか、ここ一ヶ月元気になったわね・・・」


風呂中沢「そいや、この時間軸の俺ってどんな感じだったんだろ・・・だいぶ根暗とかだったらヤバイな」

中沢「明日、鹿目さんに聞いてみるか・・・最近、ジロジロ見てくるし」

中沢「たぶん、すごい違和感があるんだろ」

中沢「そろそろ上がって寝るか」

同じ頃鹿目家では

風呂まどか「魔法少女かぁー」

まどか「どんな願いも叶う・・・」

まどか「フフフヒ・・・あっ、ウェヒヒw」

まどか「けど、命懸けなんだよね・・・」

まどか「中沢君の友達もそれで・・・」

まどか「それにしても中沢君、最近、急に人が変わったかのように明るくなったよね」

まどか「前のあの感じも好きだったけど」

まどか「今の明るい感じのが、なんだろう親近感わくよね!」



知久「リビングからも、わかるくらいまどかが騒いでて怖い」

まどか「あっ、いけないついはしゃいじゃってw」

まどか「さやかちゃんは、どう思ってるんだろ」

まどか「そういえば、クロムさん達見つかったのかな」

まどか「もうそろそろ上がって寝ようかな」

時を同じくしてほむら宅付近

ルフレ「とりあえず、クロムについて聞いてみるか」

ほむら「かくかくしかじかそういうわけよ」

ルフレ「なるほど、そしてここは異界というわけなのか」

ほむら「驚かないのね・・・」

ルフレ「いや、少しは驚いたさ、けれど僕は軍師だ」

ルフレ「策を考える身が、動揺していたら軍の皆に安心してもらえないからね」

ルフレ「今は、異界だけど」

マミ「帰り方、知ってるんですか?」

ルフレ「知らない」

仁美「クロムさん達は、もうお帰りになられたとかですかね?」

ルフレ「うん、異界は何が起こるかわからないからね、その可能性、なくはないよ」

仁美「とりあえず・・・ほむらさんの家に行きましょう」

マミ「そうね、それがいいと思うわ」

ほむら「マミは、ともかく仁美まで・・・構わないけど」

ほむら「ということで、ルフレも強引に連れてうちに来たわ」

ルフレ「異界の子供は物騒だな・・・」

マミ「イーリスに、私達が行く方法とかないのかしらねぇ」

仁美「行ってみたいですわぁ」

ルフレ「うーん、僕のように帰れなくなるかもしれないよ?」

ほむら「無駄に変なとこには、行きたがらない方がいいと思うわ」

仁美「そうですわね、いかいのおすしとも言いますし」

QB「それを言うなら、いかのおすしだと思うよ、そもそも使うところが違うしね」

ルフレ「うわっ、また出た」

ほむら「こいつは、ゲームでいう無限湧きよ」

ルフレ「ゲームって、しりとりとかのことかい?」

マミ「イーリスには、ゲームもないのね」

仁美「ということは、イーリスにはFEがないのですね、お気の毒ですわ」

ほむら「仁美、ゲームやってたのね、意外だわ」

ルフレ「えふいーって、なんだい?」

仁美「ファイルエスケープの略ですわ、シミュレーションゲームですの」

マミ「確か、クリアファイルが敵を倒してダンジョンから脱出するゲームね」

ほむら「よく考えたら、とんでもない設定のゲームで有名よね(そういえば、遊戯王やってるし意外でもないわ」

ルフレ「よくわからないけど・・・すごそうだなぁ」

ほむら「それはそうと、あなた、これからどうするつもり?」

ルフレ「そうだな、しばらく、どうやったらイーリスに戻れるか、どこかで考えるよ」

マミ「よかったら、ここで寝泊まりしても構わないですよ」

ルフレ「えっ!いいのかい?」

ほむら「ちょ、勝手に」

ほむら(いや、ルフレからも、もっと何か聞き出したいし、出歩かせるのも危険(魔女とかに関わる的な意味で)かもしれないし)

ほむら「そうね、それでいいわ」

ルフレ「じゃあ、お言葉に甘えて」

仁美「zzz」

マミ「志筑さん、いつの間に寝てるわね・・・」

ほむら「起こしましょう」

ほむら「ほら、仁美起きて」

仁美「zzz」

ほむら「ちょっと、悪いけど叩きましょう」ペチペチ

仁美「zzz」

ルフレ「起きないね」

マミ「志筑さんもお泊りかしら」

ほむら「仕方ないわ、仁美の家に電話しましょう」


ほむら「というわけで、仁美の親には話しをつけてきたわ」

ルフレ「なんか、電話というのは知らないけど早いな」

マミ(そういえば、ルフレさんにはテレパシーできるのかしら)

マミ(ルフレさーん、聞こえますかー?)

ルフレ(!?なんだ!?頭の中にマミの声が響いてくるぞ!?)

マミ(テレパシーもできるのね、ますます謎だわ)

ほむら(テレパシーの盗聴には気づかないようね)

ルフレ「な、なんなんだい今のは!」

マミ「テレパシーよ、普通、魔法少女やキュゥべえとでないと、出来ないのだけれど」

ほむら「キュゥべえが、テレパシーできるようにしてるって可能性も」

QB「いや、僕はそんなことはしていないよ、ますます興味深いね」

ほむら「もう訳がわからないわ」

仁美「zzz」

ほむら「とりあえず、仁美を布団に移動させてくるわね」

仁美「zzz」

マミ「ところで、キュゥべえ、最近、気になっていたけど魔法少女って大人になっても少女なの?」

QB「成長途上の女性を少女と言うだろう」

QB「そう、マミならわかるはずだ、魔法少女の少女を大人に変えると」

マミ「魔法女!」

ルフレ「えっ」

QB「訳がわからないよ」

マミ「なんかダサいじゃない!」

QB「いやいや、だからそうじゃなくて」

ルフレ「なんか、黙らせた方がいい気がする」

ルフレ「えーっと、魔道書、魔道書、あっ、これはもったいない」

ルフレ「これは、ダメだ!聖書ナーガ、何てもったいない」

ルフレ「ええいっ!節約だ!残り3回の青銅の剣」バシュッ

QB「」

マミ「魔女って、魔法少女と似てるわね・・・」

仁美を布団に移しに行ったほむらが戻ってきた

ほむら「寝かせて来たわ」

QB「」

ルフレ「青銅の剣もやっぱりもったいない」

マミ「魔法少女が退化すると法と少が抜けて魔女になるのかしら」

ほむら「何があったのよ」

ほむら「ルフレ、お手柄よ!マミに、変な誤解を招いたけれど」

ルフレ「なんか、黙らせないといけない気がして」

マミ「暁美さん!退化したら魔女になるっぽいの!退化しないようにしましょう!」

マミ「けれど、大人になれば魔法女になって、セーフっぽいの!」

ほむら「そ、そうなのー、退化しないように早く大人になりたいわねー(棒」

ルフレ「眠いな・・・」

ほむら「あら、ならもう寝ていいわよ」

ルフレ「そうかい、じゃあ・・・zzz」

ほむら「え、そういう意味で言ったんじゃ」

マミ「二人とも一瞬で寝る能力持ってるのかしら」

ほむら「例によって叩いて起こすわ」ペチペチ

ルフレ「zzz」

マミ「例によって起きないわね」

ほむら「もう、めんどうだし放っておくわ」

マミ「わたしも、眠い」

ほむら「あなたには、大事な話があるからまだダメよ♪」

マミ「マミ眠いの!zzz」

ほむら「こんなところに爆弾が」

マミ「話って、何かしら」

ほむら「近いうちにワルプルギスの夜が来る」

マミ「へぇ、ワルプルギスが・・・」

ほむら「驚きなさいよ!」

マミ「まださすがに、キュゥべえ無限湧きのがびっくりよ」

マミ「けれど、それが本当なら対策をたてないとよね」

ほむら「そう、今晩はとことん付き合ってもらうわ」ファッサァ

マミ「けど、ごめんなさい・・・本当に眠いの」

ほむら「ワルプルギスの対策と睡眠どっちが大事なの!?」

マミ「今は、寝ることの方を優先したいわ・・・ふわあぁ」

マミ「ルフレさん、気持ち良さそうに寝てるわね・・・zzz」

ほむら「ちょっ、マミ!お風呂もまだよね!?」

ほむら「あっ、仁美もルフレもお風呂まだじゃない!」

ほむら「朝シャン確定ね・・・」

ほむら「こうなったら、わたしも寝ましょう・・・」

イーリス城

クロム「ウード、また見滝原に行きたくないか?」

ウード「ええっ!?行けるんですか!?」

リズ「ほっ!また行けるの?」

クロム「行きたくないか?」

ウード「ふっ・・・ライトニング・ボルテックス・・・それが、何なのかを確かめてみたいな」

リズ「うん、行きたい!ほむら達ともうお別れなんて嫌だしね!」

クロム「決まりだな、では行ける方法を考えよう」

ルキナ「お父様、行ける方法を知らないんですか?」

リズ「ええっ!知らないで言ったの!?」

ウード「く、クロムさーん、そりゃないですよー」

クロム「す、すまん」

ルキナ「もしかしたら、その異界は、行くには何か条件を満たさないといけないとか」

ウード「選ばれし者にしか満たせぬ条件か!血が騒ぐぜ・・・!」

リズ「いや、そうと決まった訳ではないからね」

クロム「だが、そうだな、俺達とウードは、見滝原に迷い混んだとき満たしていた条件は」

ルキナ「そうですね・・・熊を狩っていた及び狩ろうとしていたくらいですね」

ウード「もしや、熊を狩ろうとしたりすると行けるとか!」

リズ「けど、そしたら結構、昔にその条件は、何回か満たしてるよね」

クロム「そうだな・・・熊の線はなさそうだな」

ウード「いや、選ばれし熊のみが異界へと迷わせるとかないかッ!?」

クロム「選ばれし熊ってなんだ・・・」

ルキナ「明日、ウードが熊を埋めた場所に行ってみましょう」

リズ「ルキナ、なんかいつもより乗り気だね」

クロム「俺は構わんが、とりあえず今日は、もう寝よう」

リズ「明日に備えなきゃね」

ウード「はーい、おやすみなさい」

ルキナ「おやすみなさい、お父様」

クロム「おやすみ、リズも早く寝るんだぞ」

リズ「お兄ちゃんは、まだ寝ないの?」

クロム「フレデリクに、一応明日の予定を話しておこうと思ってな」

リズ「それはよしといてあげようよ、熊埋めたとこに行くって言ったらフレデリク・・・」

クロム「そうだな・・・よし寝るか。おやすみ、リズ」

リズ「うん、おやすみ」

さやかの部屋

さやか「なんか、いろいろあったなー」

さやか「クロムさん達が、いきなりいなくなったり」

さやか「魔法少女とか・・・」

さやか「まあ、いいや」

さやか「これから、あたしも大活躍するような予感がするし」

さやか「寝よっと・・・zzz」

こうして、ある運命に巻き込まれた者達は一時の休息を迎えた・・・

イーリス南部森

クロム「起きて、そうそう熊を埋めた場所に来たぞ!」

リズ「うん、ここにいるみんな知ってるよ」

ウード「まさか、俺達を監視している者がいるというのか!?」

ルキナ「お父様は、恐らく疲れているのでしょう・・・」

クロム「と、とにかく埋めた熊を掘ってみるか?」

リズ「なんかそれは、罰当たりな気がするよ」

ウード「ええっ!?もう掘っちゃったんだけど!?」

ルキナ「熊を埋めて、その後狩ろうとして翌日には、それを掘る・・・」

リズ「自分の息子ながら、すごいよ、悪い意味で」

熊「」

クロム「死んでいるな」

クロム「なんだ、あれは熊の首元が光ってないか?」

リズ「ん?なんだろう」

リズが、熊の首元を覗いてみると、大きな宝石のついたネックレスをかけていた

ウード「熊がネックレス・・・やはり、これは選ばれし者の証なのか!?」

ルキナ「熊が、装飾品をつけているなんておかしいですね」

ルキナ「誰かが、つけたのでしょうか?」

クロム「うーん、しかしなぜつけたのかが謎だな」

リズ「ちょっと、取ってみよっと」

リズが熊のかけているネックレスに、触れた瞬間辺りが光に包まれた

クロム「ぬおっ!?」

ウード「この光は!?まさか俺達を混沌の狭間へと!?」

ルキナ「お父様ーー!」

リズ「なんかもう慣れっこだよね」

ほむホーム

ほむら「結局、なんの為にマミを招いたのかしら・・・」

マミ「zzz」

ルフレ「zzz」

ほむら「結局、わたしもリビングで仲良く寝ていたけれど・・・」

ほむら「みんな、まだ寝てるわね・・・」

ほむら「とりあえず、仁美を見てこようかしら」

ほむら「仁美、入るわよ」ガチャ

仁美「まあ、暁美さんおはようございまs・・・zzz」

ほむら「みんな、どれだけ寝れば気がすむの・・・」

ほむら「とりあえず、わたしはシャワーしてきましょ」

ほむらは、シャワーに入ってきた

ほむら「さてと、起こすわ」

ほむら「まずは、仁美」ペチペチ

仁美「あら、暁美さん!?えっと確か私は・・・」

ほむら「家の方には、連絡しておいたから、その辺は大丈夫よ」

仁美「あの、ご迷惑をおかけしたようで、申し訳ありませんわ」

ほむら「大丈夫よ、けれど仁美も二度寝するのね」

仁美「朝は苦手でして・・・」

ほむら「さて、次はリビングにいる二人を起こしましょう、仁美も手伝って」

仁美「起こすの"は"得意ですわ」

マミ「ティロzzz」

ルフレ「ここは・・・進軍させた方がzzz」

ほむら「どんな、夢見ているのか気になる寝言ね・・・」

仁美「お二人とも起きてくださいませ」ドスッドスッ

なんと、仁美は問答無用で二人の腹部に拳を食らわせた

ほむら「!?ちょっ、仁美!?」

仁美「あら、何かまずいことをしてしまいましたか!?」

ルフレ「ごふっ、な、なんだい!?」

マミ「ティロっ!?」

ほむら「とりあえず、お目覚めのようね・・・」

仁美「お目目パッチリでしょう?」

ルフレ「ああ、ものすごい目覚めだったよ」

マミ「こんな、目覚めはじめて」

ほむら「確か、昨日寝たのが12時くらいで」

仁美「今が、9時ですわね」

マミ「結構、寝ちゃったわね・・・」

ルフレ「うーん、かなり長い間寝てたのか・・・」

ほむら「みんな、シャワーにする?」

仁美「あっ、昨日お風呂に入りませんでしたわね・・・」

マミ「悪いけど、そうさせてもらおうかしら」

ルフレ「シャワーってなんだい?」

ほむら「体を洗う物よ、仁美、マミ、ルフレの順で使ってちょうだい」

仁美「では、お先にお借りしますわね」

マミ「はーい、暁美さん達と雑談してるからゆっくりどうぞ」

ほむら「マミ、昨日話そうとしたこといいかしら?」

マミ「ルフレさんもいるけれどいいの?」

ほむら「彼には、どうせわからないでしょうし問題ないわ」

ルフレ「うーん、僕これでも軍師だから、一応知識には自信があるんだが」

ほむらは、ワルプルギスのことを詳しくそれでいて簡潔に話した

ほむら「とまあ、そういうわけよ」

ルフレ「確かに、全くわからなかったよ」

マミ「かなりの数の、グリーフシードが必要ということね」

ほむら「物わかりがよくて、助かるわ」

仁美「出ましたわー、暁美さんありがとうございました」

ほむら「礼には及ばないわ、さあ、マミ」

マミ「オッケー、任せて」

ほむら「いいから、早く入ってきて」

マミ「わかりました」ショボン

ルフレ「そういえば、僕のローブの中に武器は、今いくつ入ってるんだろう」

ほむら「武器?興味あるわ、よかったら見せてくれないかしら」

仁美「どんなものなのですか?」

ルフレは、武器を取り出して並べた

ルフレ「まず、残り二回の青銅の剣に、ギガサンダーに、聖書ナーガに、トロンに、えーっと」

ほむら「どんだけ詰め込んでるのよ・・・わたしも人のことは言えないけれど」

ルフレ「普段は5つくらいしか持てないが、ギムレーに立ち向かうべく無理矢理つめてたからなぁ」

ルフレ「まだまだ出てくるぞ、サンダーソード、ファラフレイム、レクスカリバー、銀の剣、それと使えもしないリザイアか」

ほむら「本ばかりね」

仁美「参考書のようなものですの?」

ルフレ「そうか、この異界には魔道書がないのか」

ルフレ「魔法を使うものだと思ってくれればいいよ」

ほむら「この剣は、とても真面目に作られていなそうね」

仁美「ギザギザに、曲がっていますわ」

ルフレ「そうだね、その剣は人を斬る為の物じゃないんだ」

ルフレ「魔翌力で、攻撃する、いわゆる魔法武器だ」

仁美「へぇー、すごいですわね」モッテカカゲッ

ルフレ「そうそう、そう持って掲げると雷が・・・って、ちょ」

仁美が、掲げた瞬間雷がほむホームのリビングに炸裂した

仁美「うわあっ!びっくりしましたわ」

ルフレ「一回消費してしまったか・・・」

ほむら「家があああ」

仁美「あら、雷が落ちたところに何か転がっていますわ」

そこには、黒焦げた狐のようなものが転がっていた

QB「」

ほむら「昨日から何回、死んでいるのかしら」

仁美「昨日も、雷にうたれてましたわね」

ルフレ「避雷針でも、ついてるんじゃないか?」


スペアQB「ほむら達といると無駄にスペア減る気がするし、近寄らないでおこっと」

イーリス

ルキナ「お父様無事ですか!?」

リズ「ウード!お兄ちゃん!平気!?」

ルキナ「って、あれ二人とも姿が見えませんよ!?」

リズ「まさか・・・二人だけ他の場所へ飛んだのかな」

ルキナ「ということは・・・置いてきぼりですか?」

リズ「そうみたいだね・・・たぶん、見滝原に飛んだと思うし」

ルキナ「リズさん、どうしますか?」

リズ「仕方ないし、お城に戻ろっか」

リズ「お兄ちゃん達なら、たぶん、大丈夫だよ」

ルキナ「だといいんですが・・・」

リズ「っと、帰る前に今起こったことはさ」

ルキナ「はい?」

リズ「この熊じゃなくてネックレスに、原因がありそうだよね!」

ルキナ「そうですね・・・持ち帰って調べてみましょうか」

リズ「誰に調べてもらおうかな・・・」

ルキナ「マークに、調べてもらいましょう」

リズ「そうだねー、じゃあネックレスはわたしが持っておくね」

ルキナ「お父様が気がかりですが」

リズ「大丈夫だよ、あっちに知り合い、いるし」

ルキナ「わかりました、ネックレスを早く調べて原因究明ですね」

ルキナとリズは城に帰り、マークにネックレスを調べてもらった

マーク「そうですね・・・何らかの力があるのは、確かなのですが」

リズ「マークにも、それがなんなのか、わからないのかー」

マーク「お役にたてなかったようで、すみません」

ルキナ「いや、このネックレスが何らかの力を秘めてることがわかっただけでも、十分ですよね」

リズ「うん!マークありがとー!」

マーク「私が、わからないことも母さんなら、何か、知ってるかもしれませんよ」

リズ「確かに、いろんな魔術で実験とかしてそうだしね」

マーク「昨日も、何か闇魔法の実験してましたよ」

リズとルキナは、マークの母の元へネックレスを持って急いだ


リズ「あっ、いたいたー!サーリャ!」

サーリャ「何か用・・・?今カエルを捕るのに忙しいのだけれど」

ルキナ「実は、かくかくしかじかー」

ルキナは、ネックレスについて話し
それを調べてほしいと頼んだ

サーリャ「ふーん・・・面白そうじゃない」

リズ「調べてくれるの?」

サーリャ「その代わり、調べている間」

ルキナ「?何でしょう」

サーリャ「代わりに、カエルを20匹捕ってきて」

リズ「なんだ、そんなことでいいんだ」

ルキナ「リ、リズさん!?そんなことって結構、大変ですよ!」

リズ「わたし、カエル捕るの得意だよ?よくいたずらに使うし」

サーリャ「決まりね、一時間くらいで捕ってきて・・・」

ルキナ「が、頑張ります」

ルキナとリズは、カエル捕りに向かい
サーリャは、ネックレスを調べはじめた

その頃鹿目家

まどか「おはよー」

・・・・・・

まどか「って、誰もいない!」

まどか「あれ・・・もう9時なの!?」

まどかが、テーブルに目をやると、メモ書きが残されていた

まどか「えっとー、ふむふむ」

まどか「まどかが、起きてこないからメモを残して置きます」

まどか「ママとタツヤと、サツィで買い物をしてきます」

まどか「夕方まで、帰って来ないかもしれないから、朝御飯と昼御飯は、お金を置いておくのでそれで、適当に食べてください」

メモの裏には2000円が置いてあった

まどか「えええ!そんなぁ・・・」

まどか「お腹空いたし、顔洗ってコンビニ行こうか・・・」

コンビニ

まどか「ふわぁ、もう9時半だよぉ」

まどか「パンでも、買おうっと」

さやか「あれっ、まどかじゃん!朝からこんなとこで会うなんて奇遇だねぇ」

まどか「さやかちゃん!さやかちゃんも、朝御飯?」

さやか「いやいや、もう9時半だよまどか」

まどか「起きたら9時でみんな出掛けてて・・・」

さやか「なるほど、それで朝からコンビニってわけか」

さやか「あたしはねぇ、暇だからなんか立ち読みしようかと」

まどか「さ、さやかちゃん・・・暇潰しなら、もっと他のことやろうよ」

まどか「課題はもうやったの?」

さやか「ギクッ、いや、あのさー課題は明日やろうかなーって」

まどか「わたしも、まだだから一緒にうちでやる?」

さやか「うーん、まどかに誘われちゃ断れないねぇ」

まどか「とりあえず、パン買ってくるから待っててね」

まどかは、足早にメロンパンとカレーパンを買ってきた

さやか「朝から、メロンパンとカレーパンの組み合わせって」

まどか「変・・・かな?」

さやか「うーん、甘いのと辛いのを朝から一緒に食べるってなかなかだよね」

まどか「お腹空いたから、歩きながら食べちゃうね」パクパク

さやか「よし、じゃあ、課題取りにまずはあたしんちか」

まどか達は、さやかの住んでる部屋の前にたどり着いた

さやか「あれっ、鍵が空いてない」

まどか「さやかちゃんのママ出掛けたのかな?」パクパク

さやか「かもねー、土曜だしスーパー行ったのかも」

さやか「とりあえず、鍵で・・・」

さやか「って、鍵持たずに出掛けてたわ」

まどか「ごちそうさま、さやかちゃんどうする?」

さやか「しょうがない、課題は諦めるかー」

まどか「なんか、嬉しそうだよ・・・」

さやか「そ、そんなことねぇって!」

さやか「というわけで、暇潰しにほむらの家の前に来た」

まどか「ほむらちゃん、いるかな?」

さやか「もう10時だしねぇ、出掛けてるかもしれないけど」

まどか「とりあえず、ピンポン押そっか」ピンポーン

ほむホーム内

ほむら「こんな、朝早くから誰かしら」

仁美「もう、朝早くでもないですわ」

マミ「わたしたちは、朝御飯なうだけれどね」

ルフレ「この、サンドイッチというのは美味しいな」

ほむら「とりあえず、見てくるわ」


ほむら「誰かしら」ガチャ

さやか「よー、ほむらっ!」

まどか「おはよー、ほむらちゃん!」

ほむら「まどか、さやか!?何かしら」

さやか「暇でさぁ、ほむら、今忙しい?」

ほむら「今うちで、4人で朝食を食べてたところよ」

まどか「4人・・・?」

さやか「まさか、同居人!?」

ほむら(あらぬ、誤解を生みそうね)

ほむら「いえ、違うわ」

ほむら「よかったら、上がっていって」

さやか「んじゃ、遠慮なく」

まどか「おじゃましまーす」

まどかとさやかが、ほむらの家に上がって見た光景は
仁美とマミと見知らぬ男が、サンドイッチを食べている光景であった

まどか「えっ!仁美ちゃんにマミさんに」

さやか「あんた誰!?」

ルフレ「あんたって、僕のことかい?」

ほむら「説明が必要ね」

ほむらは、昨日のことと、ルフレのこと、今朝のことを説明した

まどか「ということは、あなたがクロムさん達が探してたルフレさん!?」

さやか「珍しいこともあるもんだねぇ」

ルフレ「君達も、クロムの知り合いだったのか」

仁美「まどかさんは、クロムさんが見滝原に来て、最初に会ったそうですの」

ルフレ「そうか、まどか、さやか、よろしくね」

まどさや「よろしくお願いしますー」

さやか「そういえば、クロムさん達見つからなかったのかー」

まどか「心配だね・・・」

ルフレ「なに、大丈夫さ」

仁美「心配では、ないのですか?」

ルフレ「ああ、クロム達は強いからね、僕の策なしでも問題ないさ」

マミ「!?暁美さん!」

ほむら「この気配、魔女ね!」

ルフレ「何だって!?早く倒しに行かないと!」

ほむら「みんなは、うちで待ってて」

マミ「みんなは、心配しないで、家で静かにしててね!」

と、ほむら達は言い残し魔女退治に向かった

魔女結界内

クロム「くっ!見滝原に飛んで、早々に巻き込まれるとは!」

ウード「ええっ!?何なんですか、こいつは!?」

クロム「それについては、後で説明する!こいつを倒すぞ!」

剣の魔女「フフアハハアアアアア!」

ウード「こいつ!なかなか手強いな!」

クロム「この前倒したやつより強いぞ!」

その魔女は、無数の剣を自由自在に扱い
隙を見せれば、怪我では済まない。クロムは、そう思った

クロム「うああああ!」

剣の1つがクロムに炸裂してしまった

剣の魔女「グアアアアハアアア!」

そして、怯んでいるクロムに、すかさず、魔女は手に持っている、大きな剣をクロムに向けて振りかざした

クロム「しまった!くっ!」

しかし、その一撃はクロムに当たらなかった

ほむら「間に合ってよかったわ」

クロム「ほ、ほむら!マミ!来てくれたのか!」

マミ「暁美さん、ナイスだわ!さあて、ここから、わたしたちも加勢するわ!」

ウード「貴様らは・・・もしや!選ばれし者達か!」

マミ「選ばれし者!?」

マミ「そう、呼ばれちゃ、カッコいいところ見せるしかないわね!」

ほむら「マ、マミ!何をする気!?この前のような無茶な真似は!」

マミ「わかってるわよ!暁美さん!」

マミ「あの魔女の、さっきの攻撃は隙がでかいわ」

マミ「みんな!動き回って!」

ほむら「マミ!いったい何を!?」

クロム「マミには、何か考えがあるみたいだ、ここはマミの言う通りにしてみよう」

ウード「やはり彼女は、真の選ばれし者!彼女に賭けてみるか!」

ほむら「・・・わかったわ」

ほむら達は、マミに言われるまま攻撃を避けつつ動き続けた

マミ(わたしだけ、動かなければあの攻撃がわたしに来るはず・・・)

剣の魔女「グアアアアハアアア!」

マミ「来たっ!」

ほむら「マミ!?」

マミ「インターセプト・ティロ・フィナーレ!」

マミが、そう叫ぶと魔女の攻撃が止まり、マミのいつもとは違うティロ・フィナーレが発射された

剣の魔女「グギャアアアアアア!」

ウード「す、すごいな」

ほむら(なんて、威力・・・過去のループでこんな技見たことがないわ)

魔女は、その一撃で消え去った

クロム「おかげで助かったぞ、礼を言う」

マミ「お礼を言うのは、こっちの方です」

クロム「どういうことだ?」

マミ「さっきの技は、クロムさんが見せてくれた、デュアルガードを取り入れた技なんですよ」

ほむら(インターセプトって確か迎撃という意味ね)

ほむら「攻撃を受ける直前に出すと、その攻撃をこちらのものにして返すという技かしら?」

マミ「そう、敵の攻撃にさらにティロ・フィナーレの威力も上乗せした技ね」

ほむら(カウンター・ティロ・フィナーレの方がいいと思うけど、やはり、マミは強いわ・・・)

ウード「俺も、さっきの技を見ていて、魂が躍動したぞ!」

マミ「ありがとう、えーっと」

クロム「こいつは、ウード、リズの息子だ」

マミ「あら、そうでしtって、えええ!」

ウード「まあ、母さんを知っているなら、そりゃ驚きますよね」

ウードは、未来から来た子供ということを説明した

マミ「よく考えたら、まだキュゥべえ無限湧きのが、不思議ね」

クロム「?よくわからんが・・・」

ウード「えっとー、クロムさん、ここが見滝原でいいんですよね?」

クロム「そうだな、間違いない」

ほむら「よかったわ、また会えて」

クロム「俺も嬉しいぞ」

ほむら「会わせたい人がいるの」

マミ「クロムさんも、ウードさんもびっくりすると思うわ」

ウード「誰でしょうかね?もしや・・・!他にも選ばれし者が!」

クロム「いや、違うと思うが・・・」

ほむホーム

ルフレ「マミ達も、大変だな・・・」

仁美「それにしても、暁美さん、お手製のサンドイッチ美味しかったですわ」

ルフレ「また、振る舞ってもらいたいな」

まどか「コンビニよらずに、ほむらちゃんのとこ来れば、よかったよぉ」

さやか「でもそしたら、さやかちゃんに会えなかったぞー」

まどか「そっか、そうだよね」

QB「あまり、ここには来たくないんだけど」

ルフレ「あっ、また出た」

まどか「キューべえだっけ?」

さやか「ほむら、曰くどす黒い獣だね」

QB「失礼だなぁ、僕は真っ白なんだけれど」

仁美「何か、ご用が?」

QB「そうだよ、もうすぐここは、魔女の結界に飲み込まれるよ」

ルフレ「ふーん、って、今なんて?」

QB「もうすぐここは、魔女の結界に飲み込まれるよ」

まどか「えええ!ほむらちゃん達、他の魔女を倒しに行っちゃったのに!?」

仁美「いざとなったらまどかさん達は、私の護身術で守りますわ」

QB「魔女相手に護身術は、心もとないと思うのだけれど」

さやか「なるほど、それであんたは契約しに来た訳か」

QB「その通りだよ!さやか」

さやか「けど、願い事もないし、命懸けなのは、しんどいし」

まどか「だよねー、わたしもパス」

仁美「普段は、お稽古事で忙しいですし」

ルフレ「僕、男だしー」

QB「でも、もう結界に飲み込まれてるようだね」

ほむらの部屋ピンポイントに、魔女結界に飲み込まれてしまった

ほむホーム内の魔女結界

まどか「うわぁ、思いの外、幻想的なとこなんだね」

さやか「想像と違うって言うか」

仁美「あまり、怖くないですわ」

ルフレ「いや、すごいゾクゾクするんだけど・・・」

QB「このまま、身を危険に晒して、ほむら達の帰りを待つかい?」

仁美「まるで、子供の話題を出してまだ、小学生でかわいい時期なんだよなぁ?お子さんどうなってもいいのか?と脅す悪徳企業ですわ」

ルフレ「僕は、軍師だがそれなりに戦える自信はある」

ルフレ「みんなは、僕が守る!」

さやか「おー、ルフレさん男前!」

仁美「よよいのよい!ですわ」

ルフレ「けれど、念のためにみんなに武器を渡しておこう」

ルフレ「さやかには、はい銀の剣」

と言い、ルフレは、さやかに銀の剣を渡したが

さやか「うわっ、重たい」

ルフレ「まあ、その代わり威力はかなり高いからね」

ルフレ「仁美には、さっきも使えてたサンダーソードを」

仁美「使い方は覚えてますわ、ありがとうございます」

ルフレ「まどかには、うーん魔道書は使えるかな」

ルフレ「とりあえず、ギガサンダーを渡しておこう」

まどか「えっと、これどう使うんですか?」

ルフレ「まあ、軽く読みながら魔法を使いたい!と念じれば多分打てるよ」

まどか「ちょっと、試してみますね」

ルフレ(僕も、記憶なくして以来無意識に使っててよくわからない)

まどか「ギガサンダー!」バチバチ

ルフレ「おおっ!使えたようだね」

さやか「まどか、すごいなー」

仁美「けれど、使える回数には限りがあるのでしたっけ?」

ルフレ「そうだね、武器は強力だが壊れてしまう」

ルフレ「その、銀の剣は新品だ、あと30回は使えるだろう」

さやか「そりゃ、頼もしい」

ルフレ「その、サンダーソードは、それなりに使っている16回が限界だろう」

ルフレ「ギガサンダーは、かなりもう消耗している、あと11回で壊れるよ」

ルフレ「みんな、武器の使用回数には気を付けてくれ!」

まどさや仁「はーい」

現時点のユニット設定

ルフレ 兵種 神軍師 使用武器 剣 魔法 習得スキル 七色の叫び 太陽 方陣 華炎 

まどか 兵種 村人 使用武器 魔道書 習得スキル 武器節約

さやか 兵種 村人 使用武器 剣 習得スキル 覚醒

仁美 兵種 村人 使用武器 拳 剣 習得スキル 腹パン 深窓の令嬢

ルフレ「わわっ、なんだ!あの小さいのは!?」

QB「あれは、使い魔だよ」

まどか「敵だよね!ギガサンダー!」

使い魔「ぐえっ」

ルフレ「まどかは、武器を温存しないと」

さやか「そうだなーまどか、しばらくさやかちゃんにまかせなさーい」

仁美「油断なさらずに、いきましょう」

ルフレ「あれ、まどか?ギガサンダーまだ、11回使えるようだな」

まどか「そうなんですか?わたしには、よくわかりませんが」

まどかに、秘められていたスキル 武器節約が発動していたことにルフレは、すぐ気がついた

ルフレ「なるほど、そういうことか」

ルフレ「まどか、君は運がいいようだね」

さやか「まどかこの前、商店街の福引きで一等当ててたしねぇ」

仁美「薔薇園のようなところですわね」

まどか「確かに、そんな感じがするね」

ルフレ「うーん、さっきから、僕達どんどん奥に進んでるような気がするなぁ」

ルフレ達も、気がつかないうちに奥に進んでしまっていた

仁美「きゃっ、あれって」

ゲルトルート「・・・・・・」

さやか「うわっ、ぐろっ」

ルフレ「キュゥべえ、あれが魔女かい?」

QB「そうだよ、あれが魔女だ」

QB「使い魔共は、生身でも戦えていても魔女は訳が違う」

QB「みんな、契約しないかい?」

ルフレ「その必要はないよ、僕が1人で倒してくる」

ルフレ「みんな、見ていてくれ」

ルフレは、1人でゲルトルートに、近づいた

まどか「ルフレさーん!わたし達も・・・」

さやか「くっそぉ、足が震えて動けない・・・」

仁美「・・・・・・」

ルフレ「今は、もったいないとか、言ってる場合ではないね・・・」

ルフレ「これでも、食らえ!ファラフレイム!」

ルフレが、そう叫ぶと、凄まじい炎がゲルトルートを襲ったかのように見えたが・・・

ゲルトルート「・・・・・・」

ルフレ「かわされた!あんな巨体でなんてスピードだ」

隙もなく、ルフレはゲルトルートに掴まれ、壁に叩きつけられてしまった

ルフレ「ぐはっ!・・・くっ・・・なんて力なんだ・・・」

ルフレが、追撃をもらいそうになったそのとき

ゲルトルート「・・・!?」バチバチ

雷鳴が、轟きゲルトルートに炸裂した

仁美「そうはさせませんわ!」

ルフレ「仁美!助かったよ」

仁美「もう一撃!」バチバチ

ゲルトルート「!!!」

ゲルトルートに再び雷が、炸裂した

さやか「これも、食らいなさいよ!」ザシュ

ゲルトルート「!!!!!」

まどか「力が溢れてくるよ!ウェヒヒw」バチバチ

ゲルトルート「!!!!!!!」

ルフレ「!二人とも・・・」

さやか「あたしらも、役に立つっての!」

まどか「なんか、今のギガサンダー・・・」

仁美「先程のとは、違ってましたわね」

ルフレ「まどか、やはり君は運がいいね」

ルフレ(必殺の一撃か・・・まどかは、天才だな)

さやか「こっからが、反撃!」

ルフレ「ああ、そうだね!やってやるさ!」

まどか「あとギガサンダー10回で終わらせないと!」

仁美「私はあと、14回でしたっけ?」

ルフレ「けちらず、一気に決めてしまうよ!」

ゲルトルート「・・・・・・!?」

屍兵×5「ぐああああぁはあああ」

ルフレ「な!?なんで屍兵が!?」

まどか「こ、これって・・・」

さやか「なに!?まどかの言ってたゾンビって、こいつら?」

仁美「ええい!てえい!それー!そこでっすわね!もう一発!」バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ

まどさやルフレ「」

屍兵×5「ぐぎゃああああ」

なんと仁美が、5匹の屍兵を一掃してしまった

ルフレ「あの、屍兵達って、いったい・・・」

まどか「少し気の毒だったね」

ゲルトルート「・・・・・」シュルルルル

さやか「ぎゃああああ!」

屍兵に、気を取られている間にゲルトルートは、さやかに強烈な一撃を放った

まどか「いやああああああ!さやかちゃーーーーん!」

ルフレ「くそっ!こいつ!」

仁美「なんとも、卑劣な!」

ゲルトルートは、普通に攻撃したつもりなのだが罵声を浴びてしまった

さやか「げほっ・・・・・・・・・」

ルフレ「くっ、仁美!さやかを見ていてくれ」

仁美「わかりました!さやかさん!しっかりしてください!」

仁美は、さやかと戦闘から退避した

まどか「もう・・・許さないよ」

ルフレ「まどか!気持ちはわかるが冷静に戦ってくれ」

まどか「ルフレさん!そんなこと言ったって!」

ルフレ「君には、これを使う資格がありそうだ」っチェンジプルフ

まどか「これは?」

ルフレ「魔女の気を少しの間引いておく」

ルフレ「それを、掲げて強くなりたいと祈ってくれ!」

ゲルトルート「・・・・・・」

ルフレ「さあ、僕が相手だ」




まどか「強く・・・さやかちゃんを助けたい!」

まどか「たあっ!」

まどかが、チェンジプルフを掲げると、プルフが宙に浮きまどかは、光に包まれた

CLASSCHANGE

魔道士まどか「こ、これって!?すごい、体の中から力が溢れてくる!」



仁美「まどかさん!?いきなり服装が変わりましたわ!?」

さやか「・・・ま・・どか・・・」

仁美「さやかさん!安静にしててください!」

ルフレ「よし!使えたか!」

ルフレが、油断したその瞬間

ゲルトルート「・・・・・・」シュルルルル

ルフレ「くっ!しまった!?避けれない!」

まどか「間一髪!デュアルガードだよ!」カキン

ルフレ「デュアルガードも使えるのか!」

ルフレ「ここは、ダブルを組んでいこう」

まどか「ダブル?」

ルフレ「お互い、身を寄せて、デュアルガード、アタックをしやすくする戦術だ」

まどか「わかりました!」



さやか「はぁはぁ・・・い・・くよ仁美!」ゴゴゴゴ

仁美「さやかさん!?だ、ダメですわ!その傷で無茶ですわ!」

さやか「今なら・・・負ける気がしない・・・んだよ・・・」

仁美「さ、さやかさんから凄まじい力を感じますわ」

さやか「おかしいよね・・・こんな、大怪我してるのに・・・でも!」

仁美「私のサンダーソードはあと、9回・・・」

さやか「それに・・・この傷じゃ・・・早く終わらせないとヤバイかも」

仁美「止めても、戦うつもりですわね・・・せめて私と、ダブルを組んでください!」

さやか「オッケー・・・!仁美!あたしの背中・・・預けた!」

ルフレ「たあっ!ファラフレイム!」

まどか「そこだよ!ギガサンダー!」

ゲルトルート「・・・・・・」シュゥシュゥ

ゲルトルートは、華麗にまどか達の魔法を避けきっている

仁美「苦戦しているようですわね!」

ルフレ「なっ!なんで二人とも!?」

まどか「さ、さやかちゃん!?ダメだよ!動いちゃ!」

さやか「これで終わらせる・・・!」

ゲルトルート「・・・・・・」シュルルルル

ゲルトルートが、標的をさやかに変え一撃を放った

まどか「やめてえええ!」

しかし、その一撃は外れていた

さやか「そんなんじゃ、このさやかちゃんには当たらないよ!」

さやか「これで・・・止めだあああ!」バシュン

ゲルトルート「!!!!!!!!!!」

ゲルトルートは、さやかの必殺の一撃によって散った

ここまで発動したスキルの説明

天空 技÷2%の確率で発動。太陽と月光の2回連続攻撃(太陽は、敵へのダメージの半分HP回復 月光は敵の守備 魔防を半減して攻撃

武器節約 幸運×2%の確率で武器耐久力を減らさずに攻撃する

覚醒 HPが半分以下の時、命中・回避・必殺・必殺回避+30

さやか「ふぃー・・・・」バタッ

まどか「さやかちゃーん!!!!!」

ルフレ「くっ、薬をなんで、僕は、持ってないんだ!」

仁美「さやかさん!しっかり!お願いですから!」

マミ「ただいまー・・・って!美樹さん!?」

ほむら「どうしたの?って、いったい何があったのよ!」

クロム「!さやか!?ルフレ!何があったんだ!?」

ウード「そ、そうだ!母さんを!って母さんは、ここにはいないし!?」

マミ「わたしの、回復魔法でなんとか!」

マミは、さやかに回復魔法を試みた
マミが、魔法をかけ続けること5分、怪我は完治した

さやか「マ、マミさん・・・ありがとう・・・」

マミ「怪我はもう大丈夫なはずよ、けれど体のショックは大きいから、布団で休んでいて」

ほむら「さやか、こっちよ」

さやか「あ、ありがとう・・・」

ルフレ「ひとまず、大丈夫なようだね・・・」

クロム「そうだな、よかった」

ウード「マミの魔法・・・まさか、回復も出来たとは!やはり、選ばれし戦士だな」

まどか「さやかちゃんが、無事で・・・ホントによかったよ」ヒッググス

仁美「まあまあ、まどかさん、さやかさんは無事でしたし泣かなくてもいいのですよ」グッス

ルフレ「そういう、仁美も泣いているね・・・」

クロム「そうだな、それほど心配だったんだろう」

ウード「って、なんか、変な状況だな」

マミ(なんで、感動の再開で喜びも驚きもしないのかしら)

ルフレ「・・・って!クロム!?ウード!?」

クロム「ぬおっ!?ルフレ!?ルフレお前も無事だったのか!」

ウード「うわわわ!ルフレさん!また会えてよかったぁ!いや、悠久の時を経て再び因果が交わり、再開を果たせたな!」

まどか「あっクロムさん!無事だったんですね!」

仁美「再開おめでとうございます!」

マミ「反応遅い気もするけれど・・・いい話だわ!」

ほむら「感動の再会のところ悪いのだけれど、まず状況をまとめましょう」

ルフレ「そうだね、まずはそっちから話してくれないかい?」

クロム「よし、ウードは面倒だし、俺が説明する」

ウード「・・・」

クロムは、熊のことと魔女との戦闘を話した

ルフレ「すごいな・・・特に熊を埋めたところの辺りが」

ほむら「ウード・・・あなた、相当にすごい・・・わね」

ウード「ふっ、俺の秘められし力に気づいているのか、ほむら!」

ルフレ「よし、では僕たちの番か」

まどか「ほ、ほむらちゃん安心してね、この服装は契約した訳じゃないからね!」

ほむら(そういえば、まどかから凄まじい魔翌力が・・・けれど魔法少女ではないようね)

ほむホームに魔女が出たこと、そして戦闘で起こったことを話した

ほむら(過去にうちに魔女結界が、貼られることなんて無かったし・・・)

ほむら(今回の時間軸で、見てないと思ったら、ゲルトルートは、こんなところに・・・)

その頃中沢家

中沢「うーん・・・鹿目さん、電話に出ないな」

中沢ママ「どうしたの?鹿目さんに、デートのお誘い?」

中沢「いや、違うって、聞きたいことがあって」

中沢ママ(ちっ、つまらないわね・・・)

中沢「まあ、あとでいっか」

中沢ママ「そういえば、最近、何かいいことあったの?」

中沢「いや、特には」

中沢ママ「だって、最近、すごい明るくなったじゃない」

中沢「」

中沢ママ「少し前なんて、金魚の餌1パックに、いくつ入ってるか数えたり」

中沢ママ「学校から帰って来たって、課題やってぼーっとしてるだけだったし」

中沢(おいおいおい!なんだよ!金魚の餌を数えるって!?)

中沢(ヤバイよ!完全に頭がイカれてるよ!)

中沢「あー、そうだー、俺ー、上条のお見舞いいってくるー」

中沢ママ「あとは、接続してないキーボードを打っていたり・・・って、いないわ」

上条病室

中沢「か、か、上条!」

上条「わあっ!中沢か、びっくりしたよ」

中沢「す、すまん・・・それよりさ、最近までの俺ってどんなやつだったよ!?」

上条「うーん、少なくとも、僕が入院する前は、ドミノでお手玉したり」

上条「ものすごい、訳のわからない遊びをしていたね」

上条「それに・・・」

中沢「それに?ハッキリ言っていいぞ」

上条「相当な、根暗だったよね」

中沢「そ、そうだったよな!?最近明るくなるように頑張っててさ!」

上条「うん、今の中沢の方がいいと思うよ」

中沢「あ、あとほい、死者蘇生」

上条「ありがとう!中沢!」

中沢「んじゃ、俺そろそろ行くわ!」

上条「そうか、じゃあまたね」

見滝原公園

中沢「はぁー、マジでヤバイやつだったじゃねぇか!」

中沢「さすがに、落ち込むぜ・・・」

杏子「なんだよ、あんたスゲー深刻そうな顔して」

中沢「俺、そんな深刻そうな顔してるのか・・・」

中沢「けど、暁美さんのが、ワルプルギスとかのことで深刻だろうな・・・」

杏子「あんた!今なんて言った!?」

杏子「ワルプルギスって、まさか!?」

中沢「まさか、君・・・魔法少女か?」

杏子「あんた、何故だかは知らないけど、知ってるんだな」

杏子「無理矢理にでも、聞き出してやるからな?」

中沢は、見ず知らずの少女に、だいたいの知っていることを話した(話させられた

中沢「というわけだ」

杏子「なるほど、あんた、あいつらの知り合いだったのか」

中沢「君、暁美さん達と知り合いなの?」

杏子「ちょっとした、縁でね」

杏子「あと、あたしは、佐倉杏子だ」

中沢「そうか、俺は中沢」

杏子「んでさ、中沢」

中沢「ん?」

杏子「ほむらの家に行こうぜ」

中沢「まあ、ワルプルギス対策しないとだしなー、行ってみるか」

イーリスとある池

リズ「カエルいないねー」

ルキナ「もう、13匹捕まえたし、もういないのでしょうか?」

リズ「あっ!ルキナ!今なにか動いたよ!」

ルキナ「あそこですね!よっと」

ルキナ「捕まえました!」

リズ(結構ルキナも、カエル捕まえるの楽しんでるよね)

数分後

ルキナ「20匹集まりましたね」

リズ「じゃあ、サーリャのとこに持っていこっか」

サーリャ「おかえり・・・それでカエルは?」

ルキナ「ぴったり、20匹捕まえてきましたよ!」

リズ「ルキナには、カエル捕りの才能あるよね」

サーリャ「そう、それならいいわ・・・」

ルキナ「それで、ネックレスの方は?」

サーリャ「奇妙なそれでいて、神聖な類の魔法がかけられてるわ」

サーリャ「それで、原理はわからないけれど強い衝撃を与えることで、異界に飛ばすみたいね・・・」

サーリャ「おもしろいわ・・・うふふふふふ!」

リズ「なるほど、それで異界に飛ばされてたのか」

ルキナ「強い衝撃って、与えてましたっけ?」

リズ「わたしとお兄ちゃんが飛ばされたときは・・・」

リズ「お兄ちゃんが、熊を仕留めた時に攻撃が、当たったと思うけど」

ルキナ「ウードは、埋めただけですし・・・」

サーリャ「埋めたときに、土を被せた衝撃じゃない?」

リズ「それって、そこまで強い衝撃かな?」

ルキナ「ウードなら、必殺!土落としアタック!とか力を入れて埋めてそうですよ」

リズ「ルキナ・・・そのネーミングセンスはさすがにどうかと思うよ・・・」

ルキナ「・・・」

サーリャ「わたしは、カエルを使った呪術をさっそく試してくるわ・・・」

リズ「ありがとねー、サーリャ」

ルキナ(ということは、リズさんが触っただけで発動したのって・・・)

リズ(さっき、軽く触っただけのつもりだったんだけどなー)

ルキナ「どうしましょう?ネックレス使ってみます?」

リズ「うーん、お兄ちゃん達が帰ってくるまで様子見しとこ」

ルキナ「わかりました(異界行ってみたいですね・・・」

ほむホーム前

中沢「腹減ったな」

杏子「あたしも、そう思ってたとこだよ」

杏子「ほむらにご馳走になりゃいいな!」

中沢「うーん、まずいるかな」

マドカァ-ケイヤクシナクテホントヨカッタ- コレガキズナカ!

杏子「騒がしいし、いるんじゃね」

中沢「うん、パーティでもやってるのかな」

杏子「とりあえず、ピンポン押すか」ピンポ-ン

マミ「また、来客かしら」

ほむら「誰かしら」

まどか「わたし、見てこようか?」

ほむら「それには及ばないわ、見てくるわ」


ガチャ

ほむら「誰かしら」

杏子「よー!飯おごってくれ!」

中沢「いやいや、違うだろ!」

杏子「あっ、そうだった。ワルプルギスのことでさ」

ほむら「杏子!?中沢!?それにワルプルギス!?なぜそれを!?」

ほむら「と、とにかく上がってちょうだい」

中沢「お、おじゃましまーす」

杏子「おっじゃっましまーす!」

ほむホーム内一同「こ、こんにちはー」

杏子中沢「!?ま、マジでパーティやってたのか!?」

ほむら「説明するわ・・・(最近、説明することが多いわね」

ほむらは、この状況を二人に説明した

ほむら「今、うちにはまどか、さやか、仁美、マミ、杏子、中沢、クロム、ルフレ、ウード・・・とわたし」

まどか「けど、あまり狭く感じないね」

クロム「外から見るより広いしな」

ウード「10人もいるのか」

さやか「それで、ワルプルギスってなんなの?」

マミ「あら、美樹さんもう大丈夫なの?」

さやか「この通りぴんぴんしてますよ!」

中沢「まあ、とりあえず本題に入ろうぜ」

杏子「中沢から聞いた限り、ほむらが一番詳しいんだろ?説明頼むわ」

ほむら「そうね、ワルプルギスというのは」

ほむらは、ワルプルギスのことを話した

マミ「佐倉さん、本当にわたしとまた戦ってくれるの?」

杏子「あれは・・・昔のあたしは、やけになってただけさ」

杏子「だから・・・あんときはごめんな・・・マミ」

マミ「佐倉さん!こちらこそ、ごめんなさい!」

ほむら(この時間軸の杏子は、かなり丸いわね・・・おかげでいい感じに事が進みそうね)

まどか「あの、わたし達も一緒に戦うよ!」

さやか「町が危ないんじゃ、黙ってられないしね!」

仁美「ですわ!」

クロム「まどかは、魔道士になっているが、さやかと仁美はそのままでいいのか?」

ほむら「まどかも、戦わなくていいわ」

ほむら「マミと杏子とわたしで十分よ」

クロム「いや、まどか達が戦わなくとも、俺とルフレとウードがいるだろう?」

ルフレ「そうだね、ほむらには恩がある!この恩返したい!」

ウード「母さんに、昔言われたしな、困ってるやつがいたら迷わず助けろと」

ほむら「いいの?命がけよ、あなた達、部外者をこれ以上巻き込むわけに・・・」

クロム「俺達との、絆にそんなものは関係ないだろ?」

ルフレ「それに、戦力は多い方がいい」

マミ「でも、1ヶ月くらい先なんですよ?」

中沢「そうです、それにホント天災ってレベルですよ」

ほむら「こらっ!中沢!」

中沢「あっ(未来から来たってことは秘密だったじゃねええかあああ」

中沢は、自分がいかにまずい失言をしたかに気がついた

まどか「なんで、中沢君が知ってるの?」

ほむら「中沢君、もうこうなったら話してしまいましょう」ニコニコ

中沢「ひ、ひえぇ」

中沢は、ほむらの意味深な笑顔に恐怖を抱いた

中沢「わ、わ、わかったよ、話そう」

中沢と、ほむらは自分達が未来から来たということを話した

マミ「そうなの、未来からーへぇ・・・ウードさんも未来から来たって言ってたし、驚かないわ」

ウード「けど、ほむらは自分の力ならすげーって!」

まどか「何度も、倒そうとしたけど倒せなかったって・・・」

さやか「そいつ、相当にヤバイんだね」

仁美「なおさら、黙っているわけにはいきませんわ」

クロム「・・・いや、今度こそ勝てる」

ルフレ「ちょっとの間、城を空けても大丈夫だろうしね」

ウード「運命を変える!」

クロム「・・・」

ほむら「けど・・・」

杏子「そこまで、言われちゃ断れないよな?ほむら!」

マミ「そうね・・・その覚悟を無駄にする方が失礼だと思うわ」

まどか「クロムさん!ルフレさん!ウードさん!」

さやか「けど、あたしたちもいざとなったら戦うよ」

仁美「それでも、いいのでしたら」

ほむら「わかったわ、ただし条件つきで」

クロム「なんだ?その条件は」

ほむら「ワルプルギスが来るまで、まどか達を守ってほしい」

ルフレ「魔女からかい?」

ほむら「いいえ、キュゥべえと契約させないように」

まどか「ほむらちゃん、それは大丈夫だよ」

さやか「あたしたち、結構強いっぽいし」

仁美「今のままでも、腕には自信ありですわ!」

ほむら(なんか、魔法少女の存在意義が薄れてる気がするわ)

ほむら「と、とりあえず契約はしないでね・・・」

QB「僕としては、契約してほしいんだけどなぁ」

ルフレ「あっ、出た」

杏子「なんか、無性にぶち殺してやりたい」

QB「それに、ワルプルギスは、明日だよ?」

ほむら中沢「えっ、まだ24日はあるはずなんだけど」

まどか「嘘でしょ?」

QB「僕自信も、驚いているんだ、嘘ではないよ」

ほむら「どういうこと?説明しなさい」

キュゥべえ「確かに、暁美ほむら、君の言う日に現れる予定だった」

キュゥべえ「そしてその、ほむらが言う日には別のことが起きるらしいんだ」

一同は、キュゥべえの言っていることを理解できなかった

ほむら「・・・けれど、憎たらしいあなたたちも嘘はつかないものね・・・」

杏子「だったら、明日決戦なのか・・・」

マミ「・・・やるしかないわね」

ルフレ「僕は、武器の調達を」

クロム「俺とウードは、出来る限り休んでおこう」

ウード「血が疼くぜ・・・!」

杏子「よし、グリーフシード集めに行くか!」グウゥー

杏子「そいや、腹減ってた・・・」

中沢「だな・・・」

ほむら「なにか、ご馳走したいところだけれど、さすがに10人分は無理ね」

仁美「どこか、食べに行きます?」

一同「さんせーい」アルカリセーイ

QB「これは、契約は難しそうだね・・・」

QB「まどかは、惜しいけれど他の女の子を探そう」

なんと、キュゥべえはあっさりと諦めてしまった
・・・が誰もそれを気に止めてはいなかった

ほむら「外に出てみたけど、10人で行くとしたら」

マミ「どこがいいかしらね・・・」

中沢「そうだ、俺の母ちゃんの店に来るか?」

中沢「みんななら、多分まけてくれるよ」

まどか「お母さん、イタリア料理店やってるんだよね」

さやか「前に一度行ったけど、うまかったなぁ」ジュルリ

杏子「マジか!そりゃいいな!」

クロム「ほう、イタリア料理というのはわからんがよさそうだな」

ルフレ「見滝原、いいところだなぁ」

一同は、中沢ママのやっているイタリア料理店へ向かった

イタリア料理店 中沢イタリー

中沢「店名は、適当だけどな」

まどか「逆におしゃれだね」

さやか「こういう、店の方がうまいんだよね!」

マミ「かなり、お客さんいるようだけど、大丈夫かしら」

中沢「母ちゃんには、電話しといたし10人分の席取っといてもらってるぜ」

クロム「電話というのは、やはり便利だな」

ルフレ「イーリスにもほしいね」

仁美「では、早速お邪魔させて、いただきましょう」カランコロン

中沢ママ「いらっしゃいませー!おっ、来た!」

まどか「こんにちは、お母様、お世話になります」

さやか「いやいや、ちょっと違うだろ」

中沢(鹿目さん緊張してるのかな)

ほむら「くんくん、店に入った途端、いい匂いね」

中沢ママ「そりゃ、嬉しいねぇ!サービスしちゃうわ!」

クロム「どっかで、聞いたことあるような台詞だな」

ウード「アンナさんかなぁ」

一同は、中沢ママにアンナいされ席についた

中沢ママ「ご注文の品が、決まったら、店員呼んでちょうだいね!」

仁美「わかりましたわ」

クロム「なるほど、見滝原にもピザがあるのか」

ルフレ「ピザにしようかな」

ウード「俺も」

まどか(イーリスにも、ピザはあるんだ・・・)

仁美「私は、たらこパスタにしましょうか」

ほむら「わたしも、仁美と同じでいいわ」

まどか「わたしは、中沢君と同じのがいいな!」

中沢「俺、まだ決めてないんだけどな・・・」

さやか「ペペロンチーノにしよっと」

杏子「久々に、ミートスパでも食ってみるかー」

マミ「店長のオススメ ミックススパってやつにしようかしら」

中沢「俺は、半ピザとミニペペロンにするか」

まどか「それ、おいしそうだし、やっぱ中沢君と同じで」

中沢「よし、決まったな」

仁美「注文よろしいですかー?」

バイトA「お伺いいたしますー」

仁美は、全員分の注文をした

中沢「悪いな、手間かけさせて」

仁美「注文するのは、得意ですの」

料理が来るまで、たわいもない会話で盛り上がった

バイトB「ご注文の品は、以上でよろしいでしょうか?」

仁美「はい」

バイトB「では、ごゆっくりどうぞ」

ほむら「って、あまりゆっくりしていられないわね」

ルフレ「作戦会議でも、するかい?」

マミ「時間は、限られてるものね」

ほむら「ルフレ、あなた軍師だったわね」

まどか「軍師って、あまり戦いには出ないって聞いたことあるけど」

さやか「率先して、戦ってたよね」

クロム「ルフレは、流行りの戦う軍師だからな」

ウード「流行ってたんですか!?」

仁美「お料理が、冷めないうちに食べながら話しましょう」

中沢「そうだな、腹が減っては戦にならぬって言葉があるしな」

一同「いただきまーす」


中沢「というわけで、なんだかんだで食うのに、夢中になって作戦会議を忘れてた」

マミ「暁美さん、とりあえず、いつもやってる作戦いいかしら?」

ほむら「こうしてあーしてこういう感じよ」

ほむらは、過去のループで、マミと杏子が生存していた場合の作戦を話した

さやか「爆破しまくり!?」

マミ「ティロ・フィナーレしてる、暇は少ないのね」

杏子「ティロ見れないのか」

ルフレ「なら、こういう策はどうだい?」

ルフレは、ほむらの策に自分達を取り入れた策を提案した

ほむら「さすが、軍師、異論はないわ」

マミ「決まりね」

杏子「出来る限りのグリーフシード集めに行くか」

ルフレ「まどかとさやかと仁美と中沢は、このあと少し時間あるかい?」

まどか「わたしは、大丈夫ですよ」

さやか「あたしも」

仁美「お付き合いいたしますわ」

中沢「わかった」

クロム「何をするんだ?」

ほむら「ルフレ、念のためにのクラスチェンジってやつかしら?」

ルフレ「ああ、戦わなくとも危険があるかもしれないからね」

ルフレ「プルフを渡しておこうと思って」

ウード「俺とクロムさんは?」

ほむら「そうね、わたしの家で待っててちょうだい」

マミ「とりあえず、各々することをして明日に備えましょう」

杏子「行くか!マミ!ほむら!」

一同は、会計を済まし店を後にした

中沢ママ「あの様子、何かあるわね・・・」

中沢ママ「わたしの知らない何かが、世の中に・・・」

中沢ママ「なんつって☆」

見滝原公園

ルフレ「ここでいいか」

さやか「プルフって、まどかが使ってたやつだよね」

まどか「そうだね、今もこの服だし」

まどか「って、元の服は!?」

ルフレ「たぶん、重ね着になるだけだし大丈夫だよ」

まどか「あっ、ホントだ」

さやか「あたしは、プルフ使ったらどうなるんだろ」

仁美「気になりますわ」

中沢「まあ、危なくなったら、使うってことなんだろ?」

ルフレ「だね、けれど使って慣れておくという手もあるよ」

ルフレ「はい、さやか、仁美、中沢ってあれ」

中沢「はい?」

ルフレ「中沢は、マスタープルフが使えるようだね」

まどか「ますたーぷるふ?」

ルフレ「上級兵種になれるプルフだよ」

中沢「マジすか!?あれかな、未来から来たからかな」

ルフレ「かもね、とりあえず二人にはチェンジプルフを」

ルフレ「中沢には、マスタープルフを」

さやか仁美中沢「ありがとうございますー」

ルフレ「いつ使うかどうか、各自で決めてくれ」

中沢「じゃあ、使うか」
classchange

勇者中沢「おおっ!?こいつは、すごいな!今なら、魔女とも戦えそうだ!」

ルフレ「はえーよ!今使うのかよ!?」

さやか「ル、ルフレさーんキャラ崩壊してますよー」

まどか「中沢君、かっこいー」

仁美「素敵ですわ」

中沢「ところで、武器は?」

ルフレ「2回しか使えない青銅の剣しかないな」

中沢「2回しか・・・」

ルフレ「安心してくれ、明日までになんとかするさ」

さやか「中沢だって覚悟決めたんだ!あたしも!」
classchange

剣士さやか「あたしは、もっと強くなる!」

ルフレ「ほむらに、なんて言おうかな」

仁美「私も!」
classchange

ルフレ「あっ、仁美に渡したのチェンジプルフじゃない!?」

次の瞬間、仁美は純白のドレスに身を包んでいた

花嫁仁美「あら、ウエディングドレスみたいですわね」

ルフレ「花嫁のブーケを渡してたか・・・」

ルフレ「まあ、問題なく戦えるはずだよ」

仁美「あら、サンダーソードが使えませんわ」

ルフレ「花嫁の使用武器は槍と弓だからね」

ルフレ「とりあえず、サンダーソードは中沢に渡しておいて」

仁美「はい、中沢さん」

中沢「おっ、悪いな」

ルフレ「そういえば、プルフも、詰め込もうと思えば、こんなに持てるのか・・・」

ルフレ「あと、花嫁は杖も使えたな」

ルフレ「杖は、調達できるかわからないが頑張るか」

ルフレ「まあ、クラスチェンジしてしまったものは仕方ない」

ルフレ「明日までに、各自慣れておいてくれ」

ルフレ「僕は、武器の調達に向かうよ、またあした!」タタッ

まどか「ルフレさん、足早いね」

中沢「すごいなー」

仁美「これから、どうしましょう?」

さやか「ねえ、あたしたちなりにさ」

さやか「明日のこと、話し合うってのはどう?」

中沢「そうだな、この時間軸のみんなとは会ったばかりだが」

中沢「なんだろうな、…少しむずがゆいが、あのとき守れなかったあの人の分まで」

中沢「守りたいんだ、この世界のみんなを」

仁美「中沢さん、私たちも皆さんを守りたい気持ちは同じですわ」

さやか「だね、まどかも仁美も中沢も、それに他のみんなも」

まどか「わたしたちは、何ににも変えられない絆で結ばれてる」

中沢「ありがとう、みんな!だから明日のことどうするかを考えないとな」

まどか「ここでってのも、あれだしうちで話す?」

中沢「いいのか?」

仁美「お言葉に甘えましょう」

さやか「兵種の服どうにかしたいしね」

まどか達は、まどホームに向かった

魔女「ぐえー」

杏子「勝負あったな」

ほむら「上手くいったわね」

ほむら「さすがに、魔女を狩り続けるのは疲れるわね」

杏子「まあ、グリーフシードもこんなに集まったしな」

マミ「少し、使っちゃったけどね」

ほむら「今度こそ、決着をつけてやる」

マミ「守るべきものの為負けられないものね」

杏子「だな、真の戦いはこれからだしな」

ほむら「手加減するほど、わたしは甘くないわ」

ほむら「爆破に巻き込まれないように気をつけて」

マミ「大丈夫よ、暁美さん常に3手先を考えて行動するから、遠慮なくやっちゃって」

杏子「何、戦略を練れば恐るるに足りないさ」

ほむら「そうね、未来は変えてみせるわ!」

まどホーム

まどか「今は、誰もいないから遠慮なく上がっちゃってー」

仁美「まどかさんの家に来るのは久々ですわ」

さやか「あたしは、この前ぶりだなー」

中沢「俺は、前の時間軸含めてはじめてだなー」

中沢「いや、来たことあったかな?」

さやか「曖昧だな、おい」

まどか「4人もいると、わたしの部屋だと狭いしリビングでくつろごう」

中沢「おう、とりあえず、この装備脱ごう」

まどか「洗濯した方がいいのかな?」

仁美「けれど、まどかさんの服、先ほどから思ってましたが」

仁美「あれほど、激しい戦いでしたのに、全く汚れてませんわね」

さやか「汚れないのかな?」

まどか「脱いでみよう」

一同は、兵種の服を脱いだ

さやか「って、あたしの場合普段着のが、ボロボロじゃん!」

中沢「大丈夫だ、はだけてるところは、見てなんかないぞ」

まどか「さやかちゃん・・・思えばお昼もその服で」

仁美「ハレンチですわ」

さやか「ええい!放っておいてくれー!」

まどか「さやかちゃん、とりあえずわたしの予備の制服着る?」

中沢「サイズ合わないんじゃないか?」

中沢「とりあえず、俺の上着貸すよ」

さやか「あっ、悪いねぇ中沢サンキュー」

まどか(いいなー、さやかちゃん)

仁美(まどかさんの考えてることがわかって、自分でも怖いですわ)

中沢「武器の心配は、ルフレさんに任せればいいけど」

まどか「ほむらちゃん達が、もし危なくなったらわたしたちの出番だよね」

さやか「だよねー、最初から戦うわけではないし」

仁美「戦うことになっても、皆さんの迷惑にならないのも、考えないとですわ」

中沢「・・・あと俺、暁美さん以外に内緒にしてたことがあるんだ」

中沢「俺は、お前さん達を信用してる」

中沢「だから、今から前のワルプルギス戦で起こった悲劇を話すよ」

中沢は、ワルプルギス戦でマミが戦死し、まどかが契約して、ワルプルギスを倒したことを話した

中沢「俺さ、だから正直マミさんを戦わせたくないんだ」

まどか「・・・」

さやか「あんたの、大切な友達って、あんたがいたとこのマミさんのことだったのか・・・」

仁美「そんな・・・」

まどか「中沢君、まだ隠してることあるでしょ?」

中沢「えっ、なんのことだかサッパリ」

まどか「なんで、ほむらちゃんはみんなを魔法少女にさせたくなかったか」

まどか「それは、危険だからってだけじゃないって気づいてたんだ」

まどか「けど、わたしがそんなに強い魔法少女なら、危ないってことはないよね」

まどか「それに、ほむらちゃんが、わたしが強い魔法少女になって邪魔なら契約しないうちに殺してしまえばいい」

まどか「中沢君、わたしたちを信用してるんだよね?」

中沢「ああ・・・信用してる」

まどか「じゃあ、ワルプルギスを倒したあとに、わたしがどうなったかも教えてくれるよね?」

中沢「こればかりは、本当に言いたくなかったが・・・」

まどか「中沢君、やっぱり何かあったんだね」

さやか「まどか・・・中沢・・・」

仁美「中沢さん、ここにいる皆さん、こう見えて口は固いですわよ」

中沢「わかった、言おう」

中沢「ワルプルギスを倒した鹿目さんは」

中沢「ワルプルギス以上の魔女になった」

まどか「大方の予想はしていたよ・・・」

中沢「ここのお前は、頭良いんだな・・・」

さやか「魔法少女って、魔女になるってことなの!?」

仁美「そんな!ひどいですわ!こんなのあんまりですわ」

中沢「キュゥべえのやつは、このことは聞かれなきゃ、基本しゃべらないらしい」

中沢「契約するときにも言わねぇらしい」

まどか「中沢君、ごめんね言いたくないことも聞いちゃって」

中沢「いいんだ、悪いのはキュゥべえだろ?」

中沢「俺さ、マミさんを止めたいけど・・・」

中沢「俺には、止められない・・・」

中沢「それに止めたとしても、行ってしまうだろう」

中沢「俺は、いったいどうすりゃいいんだろうな…」

さやか「泣くなよ、中沢!」

中沢「いや、泣いてねぇよ!」

まどか「一人でもう抱え込まなくていいんだよ?」

仁美「そうですわ、あなたは時間を越えてまでここに来て」

仁美「こんなにも、最高な仲間がいるのですから」

中沢「ははっ、そうだな!俺がバカだった!」

中沢「マミさんは、今度こそ死なせはしないぞ!」

まどか「だーれひとーりとしーてしなせーはしーなーい!」

仁美「ファイルエスケープのテーマの一部ですわね」

さやか「ったく、こんなときにー!」

中沢「よし!ならば、俺達だけの作戦会議だ!」

まどか「けど、クラスチェンジしたからって、生身の人間ってのは変わらないんだよね」

ほむら「そうね、まどか」

中沢「ほふぁっ!?暁美さん!?」

さやか「中沢のリアクションどうなってんだよ!」

まどか「っていうか、いつからいたの?」

仁美「今、来たのでしょうか?」

ほむら「いえ、中沢が泣いた辺りから」

中沢「泣いてねぇって!」

まどか「ほむらちゃんは、わたしたちが契約しなくても戦わせたくないんだよね?」

ほむら「そう、契約しなくたって、死んでしまったら意味ないもの」

中沢「だがよ、俺は止めても無駄だぜ?」

中沢「それ相応の覚悟も出来てんだ」

ほむら「止めても無駄?」

まどか「うん、止めてもー」

さやか「無駄!」

仁美「そして、暁美さんはインターホンくらい鳴らして入ってきましょう」

ほむら「実は、さっき魔女狩り一旦休憩ということになって」

ほむら「ちょっと、休みに家に戻ろうと思ったら、なにやらいろんな材料を集めてるルフレに会って」

まどか「クラスチェンジのこと聞いたんだね」

ほむら「そう、そしてここに戦わないようにって、念をおしに来たの」

ほむら「けれど、無駄なようね」

ほむら「怪我させて動かないようにしないと、戦いそうだし」

中沢「ひえぇっ、そいつだけは勘弁してくれ」

ほむら「嘘よ、あなた達も戦っていいわよ」

まどか「えっ?」

ほむら「ただし、魔法少女隊がしくじったらの話よ」

さやか「魔法少女隊?」

ほむら「言い忘れていたけれど、さっきルフレと会ったときに隊を分けることにしたの」

ほむら「わたしとマミと杏子が、魔法少女隊」

ほむら「クロムとウードとルフレが、イーリス隊」

ほむら「そして、中沢と仁美とさやかとまどかが、中沢隊よ」

中沢「中沢隊って、まさか」

ほむら「あなたが、中沢隊の指揮を取ってちょうだい」

中沢「なんで、俺なんだ?」

ほむら「あなたは、一応ワルプルギスを見たことがあるでしょ?」

中沢「確かにな、魔女本体を見たわけではないが」

ほむら「魔女が、見えるようにこちらでなんとかするわ」

ほむら「だから、出撃命令を出すかはあなたが決めて」

ほむら「まどか達も、中沢に従ってちょうだい」

まどか「中沢君ならいいよ!」

さやか「まあ、中沢はその恐ろしさ知ってるなら」

仁美「私達、一般人の中では一番的確に指示を出せるはずですわ」

中沢「わかった、そして無茶はしないようにする」

ほむら「ありがとう、こう見えても中沢、あなたも信用してるわ」

中沢「あんときの失言は、許してくれるってことだな」

ほむら「いえ」

ほむら「それじゃ、わたしは魔女狩りに戻るから、作戦会議頑張って」

ほむらは、まどかの家を後にした

ほむら(なぜかしら、なぜまどか達をもし魔法少女がしくじったら、という条件付きだからって)

ほむら(わたしは、戦わせることにそこまで躊躇していないの・・・)

ほむら(わたしは、まどかを命に代えても守りたい)

ほむら(中沢は、マミを命に代えても守りたい)

ほむら(その対象は違えど、同じ気持ちに絆されたのかもしれないわね)

ほむら(それとも、今回のループ上手くいってて、ワルプルいけるんじゃね?って気持ちのせいかも)

ほむホーム

クロム「暇だな、ウード」

ウード「必殺技しりとりします?」

クロム「いや、それはよしておく」

クロム「そうだ、キュゥべえが言っていた、ワルプルギス以上の何かっていったいなんなんだ?」

ウード「まず、俺たちには、そのワルプルギスがわかりませんしね」

クロム「だな、だがどっちもギムレー以上というのは勘弁してほしい」

ウード「あれは、もう二度と戦いたくありませんね」

ウード「でも、キュゥべえはワルプルギス以上とは言ってなかったですよ?」

クロム「あっ、そうだったか?」

クロム「まあ、どっちにしろ、警戒しておくに越したことはないからな」

ウード「クロムさん、それにしてもこのドミノってやつおもしろいですね」

クロム「ああ、ファルシオンは、今回はちゃんと外しておいたし大丈夫だろう」

見滝原某所

ルフレ「よし!ヤ”ッ”タ"!武器がいくつか作れたぞ!」

ルフレ「銀の剣と同等の性能の剣が5本って、あれ」

ルフレ「僕が、作った武器全部壊れないようだ」

ルフレ「世紀の発明じゃないかな」

ルフレ「あとは、この壊れない銀の弓が3つ」

ルフレ「杖はさすがに壊れるか・・・リライブは1つだけか」

ルフレ「さて、あとは魔道書か」

ルフレ「頑張るぞ!」

ルフレ「いや、ここの素材のおかげかもしれないね」

まどホーム

まどか「にしても、あのときのさやかちゃんの力ってなんだったんだろ」

仁美「まるで・・・鬼神の如くルフレさんよりも、強かったですわ」

中沢「そんなにだったのか、怒らせないようにしないとな」

さやか「まあ、あたし自身、びっくりだったしね」

まどか「さやかちゃん、カッコよかったよ!」

さやか「いやー、照れるなー!あはは」

さやか「まあ、あの怪我はもう御免だけどね」

まどか「わたしも、もうさやかちゃんがあんなことになって欲しくないよ」

仁美「明日は、戦うことになっても慎重にいきましょう」

中沢「だな、暁美さんいや、ほむらに信用されてるしな!」

まどか「わたしたちも、下の名前で呼んでもいいよ!」

中沢「わかった、同じ隊の仲間だしな!」

中沢(俺の住んでた元の時間軸じゃ、こいつらとも、結構仲よかったな、そいや)
ガチャ

タツヤ「たぁいまー!」

知久「ただいま」

まどか「あっ、おかえりー」

詢子「おっ、さやかちゃんに仁美ちゃんに、えっと」

中沢「どうも、中沢です、お邪魔してます」

さやか仁美「お邪魔してますー」

詢子「あんたが、中沢君かー、ゆっくりしていきなよ」

タツヤ「ねったんたち!あさぼぉ!」

さやか「おー、たっくん、元気だねぇ」

仁美「何して、遊びますの?」

知久「ダメじゃないか、お姉ちゃん達はハロウィンのお話をしているんだよね?」

中沢「えっ」

詢子「そこの、服ってハロウィンのコスプレ用の服だろ?」

まどか「そ、そうなんだ!たっくんはパパとママに作ってもらってきて!」

まどかは、あからさまに嘘ですよーというテンションで、タツヤも作ってもらってきてと提案した

詢子(違うんだろうなぁ、学園祭のサプライズ演劇辺りだな)

知久「ココアか何か飲むかい?」

中沢「あっ、お構いなくー、俺達これから」

さやか「外でコスプレ用の杖とか探す予定だったんだよね?中沢」

中沢「そうなんですよー」

まどか「たっくんのも探してくるね!」

仁美「では、行きましょうか」

詢子「コスプレ道具の方は、持ち歩くの大変だろ?置いて行ってまた取りに来てもいいよ」

中沢「じゃ、そうさせてもらいます」

さやか仁美中沢「お邪魔しましたー」

まどか「中沢君ー、あそこの100均なら、おもちゃの弓とか剣とか杖、売ってるんじゃない?」

中沢「えっ、マジで買うの!?」

さやか「明日に備えて、それで練習ってのもいいかもね」

仁美「買ってきますわ」

仁美は、1人足早に店に入って行った

中沢「ところで、まどか」

まどか「何?中沢君」

中沢「最近、やたら俺を見てただろ?」

中沢「それは、やはり俺の性格がいきなり変わったからか?」

さやか「あんた、鈍感だねぇ・・・まあ、それもあるだろうけどね」

まどか「えっと、そのあの、えーー」

中沢「?」

仁美「買ってきましたわ」

まどか「あっ、仁美ちゃん!ありがとう!」

さやか「仁美、もうちょっと時間かかっても良かったんだけどなぁ」

仁美中沢「?」

中沢「とりま、公園行くか」

見滝原公園

中沢「今日、何回ここに来たっけ」

まどか「中沢君!わたしと模擬戦しよ!」

さやか「模擬戦って、あんたは魔道書でしょ!」

仁美「中沢さんが、ビリビリしてしまいますわ」

まどか「そっか、わたしだけそういう武器だもんね・・・」

仁美「だ、大丈夫ですわ!槍も弓もなかったですし」

さやか「スタイリッシュに意味ないじゃん!」

中沢「俺と、さやかがチャンバラするくらいしかできないのか」

まどか「じゃあ、エアー模擬戦だね!」

仁美「このおもちゃは、タツヤ君にプレゼントしましょう」

一同は、エアー模擬戦をはじめた

中沢「くらえー!中沢スラッシュだ!」

まどか「ウェヒヒw甘いよ!まどカウンター!」

中沢「くっ、何!?ぐあっ」

さやか「さや覚醒アタックー!」

仁美「志筑流奥義!ひとみきりですわ!」

さやか「なにー!かわされた!」

和子「な、何やってるんですか???中沢君達は」

中沢「せ、先生!?」

まどか「中沢君とデートとかじゃないですよ!」

仁美「エアー模擬戦ですわ」

さやか「まあ、ごっこ遊びみたいなもんですよ」

和子「ごっこ遊びの割に、本格的ですね」

和子が、本格的と言ったのは技名とかのことではなく
その攻撃方法であった

和子「ごっこ遊びで、あんなにジャンプしますか!?」

そう、中沢達はクラスチェンジによって手に入れた跳躍力を使ったりしていた

中沢(って、エアだからって手加減忘れてたぞ!)

和子「先生がごっこ遊びのお手本を見せてあげます!」

休みにもかかわらず、和子のごっこ遊び教室がはじまった

まどホーム

詢子「そういや、和子そろそろ来るはずだけど、遅いな」

知久「さっき、そろそろ着くよって電話もらってたよね?」

詢子「どっかで、道草くってるなこりゃ」

タツヤ「おさんぽしたぁい!」

詢子「タツヤの散歩ついでに見てくるか」

知久「うちに来たら電話するよ」

詢子「おう、よろしくー」

タツヤ「しくー」

詢子「んじゃ、いってくるか」

詢子とタツヤは、和子を探しに散歩に出た

見滝原公園

和子「ごっこ遊びの、攻撃方法は魔法か剣か!どっちですか!はい!中沢君!」

中沢「ええっと、どっちでもいいんじゃないかと」

和子「その通り!どっちでもよろしい!」

和子「というわけで、皆さん実践してみましょう!」

まどか「は、はーい」

さやか「まさか、休みの日もこうなるなんてねぇ」

仁美「先生が、いつもよりきらめいていますわ」

まどか達は、和子とごっこ遊びをすることになった

まどか「和子先生、やりますね!ウェヒヒw」

和子「そんなことじゃ、先生は倒せませんよ!」

中沢「倒せても、倒せなくてもどっちでもいいんじゃないかと」

さやか「なんで、まどかはあんなに乗り気なのさ・・・」

仁美「私達も、まどかさんに続きますわよ!」

仁美「シヅキーインパクト!」

和子「!?やりますね!」

詢子「和子・・・何やってるんだよ・・・」

タツヤ「たっくんもまぜてぇ!」

まどか「あ、ママ」

和子「詢子もやる?」

詢子「うち来る途中だろ・・・」

和子「あ、そうだった」

詢子「みんな、悪いね和子が迷惑かけたみたいで」

仁美「結構楽しかったので大丈夫です」

さやか「いや、楽しんでたのまどかと仁美だけでしょ」

中沢「そうだな・・・」

詢子「んじゃ、うち行くかー」

和子「じゃあ、皆さんまたね」

和子は、詢子に連れられまどかの家に行った

中沢「なんだったんだ・・・」

さやか「まどかママ、ナイス」

仁美「わりと楽しかったのだけど・・・」

まどか「先生あんなに可愛いのになんで、モテないんだろう」

中沢「まあ、うん、俺はわかる」

さやか「あたしも、だいたい中沢が考えてることわかるよ」

まどか「元気過ぎるからかな?」

中沢「まあ、とりあえずどうするか」

仁美「もう、4時を過ぎてますわね」

さやか「あたしは、まだ大丈夫だよ」

まどか「仁美ちゃんと中沢君はまだ大丈夫なの?」

中沢「俺は、明日のこともあるしまだやることあると思うぜ」

仁美「ですわ!もう私達は運命共同体です!」

まどか「けど、仁美ちゃんは昨日から家に帰ってないんだよね?」

中沢「とりあえず、一報入れといた方がいいと思うぞ」

仁美「そうですわね、少し電話入れてきます」

さやか「ほい、ごゆっくりー」

ブ-ブ-ブ-

さやか「あれ、ケータイのバイブ音が聞こえるけど誰のやつだろ」

まどか「わたしは、マナーモードにしてないよ」

中沢「俺の上着から聞こえるが?」

さやか「ってことは、中沢に電話か」っ上着のポケットからスマホ

中沢「サンキュ、えー、もしもし」

中沢「ほむらか、どうしたんだ?」

まどか「ほむらちゃんから、中沢君に電話ってなんだろ」

中沢「えっ、なるほどふむふむ」

さやか「気になるー」

中沢「わかった、みんなに頼んでみるよ」

まどか「ほむらちゃんから、頼みってなんだろう」

中沢「じゃあ、またあした」

さやか「で、なんだって?」

仁美「何か、あったのですの?」

まどか「ほむらちゃんから、中沢君に電話があったの」

中沢「各隊で、すぐ集まれるように4人で同じとこで寝てくれだってさ」

さやか「どういうことよ!?」

仁美「確かに、合理的ではありますわね」

まどか「いいね!そうしようよ!」

中沢「いやいや、さすがに男1人と女3人で同じ屋根の下で寝るってのは、まずいんじゃね」

まどか「大丈夫だよ!むしろカムバック!」

さやか「いや、カムバックの使い所違うから」

仁美「いいですけれど、どこで眠りますの?」

中沢「俺は、どこでもいいけど」

さやか「うーん、運命共同体だし、一緒に寝るのはいいけど」

まどか「ママに頼んでみよっか?」

中沢「どういう口実で泊まることにするんだ?」

さやか「絆で運命で、負けん!って感じでどう?」

中沢「なにそれ」

まどか「ハロウィンの件でいいんじゃないかな?」

中沢「それだ」

まどかは、家に電話をかけた

まどか「もしもーし」

知久「もしもし、まどかどうしたんだい?」

まどか「えっとね、今日うちでみんなとお泊まり会していいかなーって」

知久「さっきのみんなとかな?」

まどか「うん、中沢君にさやかちゃんに仁美ちゃん」

知久「とりあえず、ママに聞いてみるね」


まどホーム

和子「あの男、卵は半熟じゃないと食べられなーいとかぬかすのよ!」

詢子「流行りの草食系ってやつか?」

タツヤ「そーしょくけー?」

知久「ママ、ちょっといいかな?」

知久は、詢子にまどかがお泊まり会してもいいかを聞いた

詢子「布団足りるかな、まあいいよー」

詢子「まどかには、布団足りないかもって一応言っといてくれ」

知久「うん、まどかに伝えておくよ」

知久は、電話に戻った

知久「お待たせ、まどか」

まどか「どうだった?」

知久「いいってよ、けど布団が足りるかわからないって」

まどか「ありがとうパパ、布団のことは大丈夫」

まどか「ちょっとしたら、またみんなを連れて行くね」

知久「布団とかの用意をして待ってるよ、じゃあ」

まどか「はーい」

まどか「布団足りないかもしれないけど、大丈夫だって」

仁美「ありがとうございます、ではもう一度電話してきますわ」

中沢「いや、とりあえず着替え持ってこようぜ」

さやか「そうだね、一度着替えとか取りに一旦解散でいいんじゃない?」

まどか「そだね、じゃあみんな着替え取りに一度解散で」

仁美「では、荷物をまとめたら、一度ここでまた集まるということでいいでしょうか?」

さやか「オッケー、とりあえずまたねー」

中沢「おう、じゃあまたなー」

まどか「じゃあ、ここで待ってるねー」

各々は荷物を取りに家に戻った

まどか「わたしは、帰っててもいい気がしなくもないね・・・」

まどか「まあ、待ってるって言っちゃったし」

イーリス城

サーリャ「あのネックレスから感じた、謎の魔法・・・他のどこかでも感じた覚えがある・・・」

マーク「母さん、さっきのネックレス、なんだったんですか?」

サーリャ「!?マークから微量ながらも確かにネックレスから感じた魔法を感じる!」

マーク「か、母さん!?珍しく、昂ぶってどうしたんですか!?」

サーリャ「まさか・・・あの魔法の主って!」

ルキナ達が走って駆け寄ってきた

ルキナ「何か、ありましたか!?」

リズ「カエルが逃げたの!?」

サーリャ「いえ、違うわ・・・それよりさっきのネックレス見せてくれる・・・?」

リズ「よっと、はい」っネックレス

サーリャ「とりあえず、みんなわたしの部屋に来て・・・」

一同は、サーリャの部屋に向かった

サーリャの部屋

リズ「サーリャの部屋って、いつ来ても不気味だね」

サーリャ「ルキナ、マークを縛って・・・」

マーク「えっ、母さん!いきなり、何てことを言うんですか!?」

ルキナ「ええっ、何でですか!」

サーリャ「リザイアは、かけたくないわ・・・」

ルキナ「縛りますよ、マーク」

マーク「」グルグルマキ-

リズ「サーリャ、何するの?」

サーリャ「ちょっとした、実験よ」

マーク「きゃー!離してください!」

リズ「大丈夫なの?」

サーリャ「ネックレスについて、何か・・・わかるかもしれないわ・・・」

ルキナ「マーク、かわいそうだけど、我慢してて」

リズ「ルキナって、ときどき怖いよね」

マーク「あっ・・・あぁ・・・」ガクブル

サーリャのマークを使った実験が始まった

ほむホーム

ほむら「今日は、お疲れ様」

杏子「いいのか?こんなにゆっくりしてて」

ほむら「もう打つ手は打ったはず」

マミ「あとは、ワルプルギスね」

ほむら「本当に、来ればの話だけれど」

杏子「来ない方がいい気もするけどな」

マミ「来なければ、被害もないものね」

ほむら「けれど、あいつは嘘はつかない・・・」

ほむら「夕飯にしましょう」

マミ「何か、作るの?」

ほむら「決戦前夜に相応しい物がいいかしら?」

マミ「というより、クロムさん達は、何で会話にも入ってこないで」

マミ「ドミノをあんなに真剣にやってるの?」

ほむら「それは、本人に聞いてちょうだい」

杏子「ってか、お前の家ドミノどんだけあんだよ」

クロム「よし、あと一息だぞ!」

ウード「くっ、永遠とも思われた、聖戦もいよいよ終幕への系譜を奏でているのか!」

マミ「楽しそう!」

ほむら(この時間軸のマミは何ていうか・・・)

ほむら(少し、子供っぽいわね)

クロム「できたぞ!ついに!」

ウード「やりましたね!クロムさん!」

ほむら「確かに、これはすごいわね」

杏子「どんだけ頑張ったんだよ・・・」

マミ「倒すんですか?」

クロム「よし、行くぞ!」

クロム「運命を変える!」

そう言いクロムはドミノを倒した

ドミノ「カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ」

ほむら「感動すら覚えるレベルね」

クロム「これが、絆か!」

ウード「魂が躍動する!」

杏子「まあ、楽しそうでなによりだな」

マミ「ドミノがすごい、こんな気持ちはじめて」

ドミノは、しばらく倒れ続けていた

クロム「いやー、楽しかったな」

ウード「ここまで、俺の魂を揺さぶるとは」

ほむら「じゃあ、夕飯作るからみんなはドミノを片付けておいて」

杏子「ちょ、あたしもかよ!」

マミ「いいもの見れたし、いいじゃない佐倉さん」

ほむらは、夕飯の支度をはじめ
杏子達は、ドミノの片付けをはじめた

マミ「ルフレさんは、まだ帰ってこないのかしら?」

クロム「ドミノに夢中になっていて忘れてたな」

杏子「おいおい・・・」

ウード「明日のこともあるし、早く帰ってきて欲しいんですけどねぇ」

その頃ルフレは

ルフレ「よし、魔道書も結構な数を作れたぞ!」

ルフレ「なんで、僕は魔道書が自作できるのを今日まで知らなかったんだ・・・」

ルフレ「よし、もうほむらの家に行こう」

ほむキッチン

ほむら「6人分作るとなると、さすがに大変ね」

ほむら「グラタンとステーキとサラダ6人分の食材が、うちにあったのも驚きだけれど」

ほむら「わりと楽しいわね・・・」肉ジュ-ジュ-

ほむら「そろそろ、グラタンも出来る頃かしら」

杏子「いい匂いがするな」

ほむら「ええ、もうそろそろできるわ」

杏子「なんか、手伝えることあるか?」

ほむら「じゃあ、グラタンが温め終わったらお皿に置いといてくれるかしら」

杏子「わかった、任せな」

ほむら「ステーキが焼けたわ」

杏子「おっ、グラタンも終わったみたいだな」

ほむら「サラダ作るのすっかり忘れてたわ・・・」

杏子「まあ、いいんじゃないか?こんだけあれば」

杏子「とりあえず、皿に盛ろう」

ほむら「そうね、サラダなんて最初からなかった」

ほむリビング

ルフレ「帰ってきたぞ」

マミ「あら、おかえりなさい」

クロム「何か、収穫はあったのか?」

ルフレ「壊れない武器をいくつか作ってきた」

ウード「ええっ!?それって凄すぎませんか!」

マミ「ルフレさんは、武器を自作できたんですか!」

ルフレ「自分でも驚いてるよ」

クロム「これは、世界中がひっくり返るレベルだな」

ほむら「あら、帰ってたのね」

ルフレ「僕なりに、やることはやっておいた」

杏子「夕飯できたぞ」

マミ「それはありがたいけど、思ったのだけれど、暁美さん」

マミ「まだ5時よね」

ほむら「は、早いに越したことはないわ」

杏子「腹減ったしなー」

クロム「だな、ははっ」

ほむら「じゃあ料理を持ってくるわね」

見滝原公園

まどか「そろそろ、みんな来るかなー」

中沢「お待たせー、まどか」

まどか「あっ、中沢君が一番早かったね」

中沢「ん、そうなのか」

まどか「に、荷物多そうだね」

中沢「いろいろ、持ってきた」

仁美「お待たせしました」

まどか「仁美ちゃんが2番目だったね」

中沢「あとは、さやかだけか」

仁美「中沢さん、そんなに荷物持ってきたのですか?」

中沢「明日に備えてな」

仁美「頼もしいですわ」

10分後、さやかがやって来た

さやか「いやー、ごめんごめん」

まどか「さやかちゃん!?」

中沢「な、なんだよその荷物の量は!」

さやか「えっとー、トランシーバーとかいろいろ」

仁美「あ、明日の備えですわね」

さやか「まっ、そういうこと」

まどか「じゃあ、うちに行こっか」

まどか一行は、まどホームに向かった

まどホーム

和子「なんか、もういろいろと疲れたわ・・・」

タツヤ「げんきだちて!」

詢子「まっ、男なんて星の数だけいるさ」

タツヤ「おほしさま?」

和子「星に手は届かない・・・」

まどか「ただいまー!」

さやか仁美中沢「お邪魔しまーす」

知久「おかえり、みんな」

知久「布団、足りたよ」

まどか「あっ、和子先生」

和子「あら、皆さんでお泊まり会ですね」

中沢「せ、先生どうしたんですか、そんな世界の終わりのような顔して」

詢子「いつものことだよ、気にすることないさ」

詢子「とりあえず、まどかの部屋に荷物置いて来なー、寝る部屋は後で決めよ」

まどか「はーい、じゃ、みんなこっちー」

まどか達は、まどかの部屋に向かった

まどか部屋

中沢「女の子してる部屋だなー」

さやか「だなー、いつ来てもそう思うわ」

仁美「お人形さん素敵ですわ」

まどか「たぶん、ここに2人でもう1つの使ってない部屋に、2人になると思うけどいいかな?」

さやか「オッケー、組み合わせはどうする?」

中沢「俺と一緒になっても、気まずい雰囲気作らないでくれ」

仁美「では、私とさやかさん、まどかさんと中沢さんでいいでしょうか」

まどか「さんせーい、それにしよう」

さやか「仁美と一夜を共にするかー!」

仁美「さやかさん、よろしくお願いします」ニコニコ

中沢(そいや、どのみち気まずくなるじゃん)

まどか「フヘヘ、ウェヒヒw」

トントン

知久「入っていいかな?」

まどか「うん、いいよー」

知久「夕飯は、何がいいかな?」

まどか「うーん、みんなは何がいい?」

さやか「昼は、イタリアンだったしー」

仁美「ご馳走になるのですし、なんでも構いませんわ」

中沢「そうだなー、なんでもいいや」

知久「じゃあ、オムライスにしようかな」

知久「8人分だから、時間かかるかもしれないけど待っててね」

まどか「8人分ってことは、先生も一緒かな」

知久「うん、タツヤとなんか盛り上がってて」

知久「夕飯も食べていくことになったんだ」

中沢「タツヤ君、無茶振りされてないかな・・・」

さやか「あんたなら、得意のどっちでもいいがあるのにね」

知久「?じゃあ、できたらまた呼びに来るね」

リビング

タツヤ「どってでもいいんちゃなあ?」

和子「そう!どっちでもよろしい!」

詢子「いや、今のはどっちでもよくないだろ」

知久「夕飯は、オムライスに決まったよ」

詢子「はいよ、こっちはまだ静かにならなそうだし8人分じっくり頼むよ」

知久「卵足りるかな」

知久は、オムライス8人分を作り始めた

サーリャの部屋

マーク「」

リズ「マーク、大丈夫かな?」

ルキナ「気絶してますね」

サーリャ「別に痛いようなことしてないのに・・・この子自ら気絶してるわ・・・」

ルキナ「ま、まあ怖かったんでしょう」

サーリャ「それで・・・やっと終わったわ・・・」

サーリャ「やはり、このネックレスは・・・」

リズ「何々、なんかわかったの?」

サーリャ「ルフレに極めて似た、魔法がかけられてるわ・・・」

ルキナ「ルフレさんに似た魔法が!?」

マーク「だ、だから、私から母さんは似たものを感じたのでしょうか・・・」

リズ「あっ、マークおはよー」

マーク「気絶してる間、変なことしませんでしたか?」

ルキナ「髪とかは抜かれてたけれど」

リズ「うん、問題ないと思うよ」

サーリャ「ルフレと、このネックレス・・・関係があるのは間違いないわ・・・」

リズ「もっと調べてみなきゃね」

ルキナ「お父様達も心配ですしね」

マーク「まずは、私をグルグル巻きにしてる縄を解いてくださいよー」

サーリャ「解き方がわからないから、リズにやってもらいなさい・・・」

リズ「うーん、千切っちゃっていいかなー」

マーク「どっちでもいいので、早くお願いします」

リズ「じゃあ、ちょっと斧で千切ろう」

ルキナ「縄なら、ファルシオンの方が良くないですか?」

マーク「本気で泣きますよ?」

サーリャ「リズなら、素手で千切れるんじゃない・・・?」

マーク「素手で千切れたら、怖くて泣きます」

リズ「やってみよっと」ブチッ

リズは、縄を本当に素手で千切ってしまった

マーク「うわあぁん」

ルキナ「さすがに、驚きましたよ」

サーリャ「リズは、敵に回したくないわ・・・」

マーク「もう、嫌ですーうわあぁん」タタッ

マークは、泣きながら走って部屋を出て行った

リズ「そんなに怖かったのかな?」

サーリャ「まだ、ネックレス調べてみたいのだけれど」

ルキナ「是非お願いします」

リズ「壊さなきゃいいよー」

サーリャ「壊すわけには、いかない・・・」

サーリャ「ルフレに関わってる可能性があるし、壊すわけないわ・・・」

ほむホーム

ほむら「我ながら、美味しかったわね」

クロム「ほむらは、料理がうまいんだな」

ウード「グラタンっての美味かったな」

ルフレ「鋼の味がしないように、僕も料理頑張ろう」

マミ「暁美さんに、今度お肉の焼き方を教えてもらおうかしら」

杏子「だな、ってあたしは焼くとこがねぇ」

ほむら「あなたの事情は、わかってるつもりよ」

ほむら「しばらく、うちにいてもいいわよ」

杏子「けどよ、ほむらにも悪いし・・・」

ほむら「少し前の時間軸では、あなたうちに住んでいたわよ」

杏子「マジかよ!遠慮ない奴だったのか」

ほむら「そうね、正直この時間軸のあなたは、かなり丸いわ」

杏子「まぁ、今晩は遠慮なく泊まらせてもらうよ」

ほむら「みんな、好きな時間に寝て明日に備えて」

マミ「もう、作戦の確認とかはいいの?」

クロム「俺とウードは、剣でひたすらだな」

マミ「私と暁美さんは、飛び道具で」

杏子「あたしは、槍で頑張る」

クロム「俺も槍は使えるな」

ルフレ「僕は、みんなに的確な指示を出せるように」

ほむら「そうね、これで完璧のはずよ」

ほむら「では、みんな明日は必ず勝ちましょう!」

一同「絶対勝利!」

まどか部屋

まどか「8人分だし、パパも大変そうだね」

中沢「先生って、まどかの母ちゃんと仲良いのか?」

まどか「うん、うちにもよく来てるよ」

さやか「あとで、まどかのママにも中沢の必殺技教えてやんないとねぇ」

仁美「どっちでもよろしいのではなくて」

中沢「教えなくていいよ」

まどか「ウェヒヒw何して待ってよっか」

さやか「ファイルエスケープでもやる?」

仁美「なっ、さやかさん、私も持って来たことに気づいてましたの!?」

中沢「エスパーさやだな、俺も持って来てる」

まどか「じゃ、やろっか」

まどか達は、オムライスができるまでの暇つぶしにファイルエスケープを始めた

まどキッチン

知久「卵ギリギリ足りたなぁ」

知久「隠し味にこれと、あれをっと」

知久「ふぅ、あとはケチャップをかけるだけだね」

知久「あっ」

知久「もしかして・・・」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

和子「オムライスにケチャップは、かけますか?かけませんか?はい!中沢君!」

中沢「えーっと、どっちでもいいんじゃないかと」

和子「その通り!どっちでもよろしい!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

知久「ケチャップは、各自でかけてもらおう・・・」

リビング

詢子「まっ、和子はまだまだいけるさ」

タツヤ「たぁい!げんきだって!」

和子「うん、そうね!男なんて男の数だけいるわ!」

詢子「だな、ってそりゃ当たり前だろ」

知久「できたよ、8人分」

詢子「思いの外、早かったねぇ」

タツヤ「ねったん!ねったん!」

和子「じゃあ、私が呼んで来ましょう!」

詢子「ふっ、休日に先生から呼び出しかい」

知久「じゃあ、お願いします」

まどか部屋

まどか「あっ、A4ファイルちゃんが!」

さやか「くーっ、今のは惜しかったね」

仁美「もう少しでしたわね」

中沢「4人プレイだと盛り上がるなー」

トントン

まどか「パパー?」

和子「残念!パパではなく先生でした!」

まどか「わぁっ、先生!」

和子「皆さん、ご飯ができたようですよ」

中沢「じゃ、ご馳走になるか」

まどか達は食卓に向かった

知久「さあ、召し上がれ」

一同「いただきまーす」

さやか「いやー、やっぱり、まどかのパパの料理はいつ食べてもうまいわ!」

和子「オムライスには、ケチャップをかけますか?かけませんか?はい!中沢君!」

中沢「えーっと、どっちでもいいんじゃないかと」

和子「その通り!どっちでもよろしい!」

知久(結局、こうなるんだ)

まどか「ははは、でもみんな、かけてますねウェヒヒw」

仁美「それにしても、美味しいですわね」

タツヤ「おいちい!おいちい!」

中沢「こんな、うまいもんが毎日食えて、まどかはしあわせ者だなー」

まどか「中沢君だってー」アハハハハ

知久「そう言ってもらえると嬉しいな」

詢子「中沢君のお母さんは、イタリア料理店やってるんだっけ?」

中沢「そうですよ、昼にみんなで来てもらって」

さやか「また、行ってやるとするかー」

知久「お昼は、中沢君のお母さんのお店に行ったんだね」

詢子「今度は、家族みんなで行ってみるかー」

中沢「ぜひぜひ、母ちゃん喜ぶと思いますよ!」

仁美「では、志筑家と使用人全員連れて、今度伺ってもよろしいでしょうか?」

中沢「えーっと、何人くらいかな?」

和子「前に家庭訪問で伺ったときに、軽く20人くらい、いた気がしますね」

中沢「ご、ご予約を入れてくだされば」

この後も、しばらく話は盛り上がり気づけば食事を終えてからも話していた

詢子「って、もうこんなに時間経ってるのか」

中沢「そろそろ、片付けますか?」

知久「そうだね、食器運ぶの手伝ってくれるかな?」

中沢「食器運びは、慣れてますよ!」

まどか「食器運びは、男の仕事ってやつだね!」

さやか「力仕事は、男の仕事ってやつだよ」

和子「ところで、皆さん課題は終わりましたか?」

仁美「お泊まり会ですし、皆さんでやる予定ですの」

タツヤ「かたぁい?やるぅ!」

さやか「たっくんには、まだ何年か早いかなー」

まどか「幼児用ワークとかなら、そろそろやれるかな?」

詢子「今度、買ってみるかー」

知久「ふぅ、中沢君ありがとう」

中沢「いえいえ、俺も役に立てて嬉しいです」

和子「2人ともお疲れ様」

詢子「和子は、まだ帰らなくても大丈夫なのか?」

和子「あっ、ドラマの予約忘れてたわ!」

和子「ってことで、帰るわね」

まどさや仁中「また学校でー」

タツヤ「がこうでー」

詢子「それは、幼児用ワークでもなんとかなんないね」

知久「また、夕飯ご馳走しますよ」

和子「ありがとう、また来ますね」

和子は帰って行った

詢子「そろそろ、布団とか敷いとくか?」

知久「布団は、どうすればいいかな?」

まどか「わたしの部屋に1つと使ってない部屋に2つお願い」

知久「それじゃあ、中沢君お願いしていいかな?」

中沢「はい、もちろん」

中沢と知久は、布団を敷きに2階へ向かった

詢子「まどか達も、旦那にするんだったら中沢君みたいなやつにしなー」

詢子「今どき、珍しいよー、あんないい子」

まどか「うん、ウェヒヒwそうだね!」

さやか「恭介も、中沢を見習ってほしいなー」

仁美「・・・」

まどか「あとね・・・ママ、明日は朝早くから出かけると思うから」

詢子「みんなでか?」

仁美「そうです、朝日をバックに写真を撮ろうと思って」

さやか「ってわけで、もし出かけるとき起こしちゃったら、すみません」

詢子「いいよいいよ、青春だねぇ」

詢子「けど、朝飯の前には帰って来なよ」

まどか「・・・うん」

2階

中沢「布団3人分敷くだけでも、結構大変ですね」

知久「だね、僕も久々に疲れたよ」

中沢「あとは、枕ですかね」

知久「枕は、僕が出しておくから、先に下に行ってていいよ」

中沢「いや、悪いですし、ここまでやったので最後までやりますよ」

知久「はは、中沢君は気がきくね」

知久「将来は、いい旦那さんになると思うよ」

中沢「そうですかねー、まあ将来はいい人と結婚できたらいいんですけどね」

知久「中沢君なら、絶対にいい人と巡り会えると思うよ」

知久「もしかしたら、もう会ってるかもしれないけどね」マクラヲオキツツ

中沢「俺まだ、14ですよ」

中沢「・・・絶対に明日は・・・」

知久「明日が、どうかしたのかな?」

中沢「あっ、独り言ですよ(口に出てたのか」

知久「じゃ、下に戻ろうか」

中沢「はーい、お疲れ様でした」

1階

まどか「あっ、中沢君、パパお疲れ様ー」

中沢「ねみぃな・・・」

さやか「おいおい、中沢まだ寝る前にやることあるでしょー」

仁美「お風呂ですわね」

知久「もう、沸かしてあるから、順番に入ってきてね」

詢子「あたしは、あとでタツヤと入るから、みんなで先に入ってきな」

まどか「さやかちゃん、仁美ちゃん、中沢君の順で先に入って来て」

さやか「ほーい」

3人が、順番に風呂に入って、風呂から上がるとまどかも風呂へ向かった

風呂

まどか(やっぱり、明日は怖いな)

まどか(あの魔女ですら、あんなに強かったのに)

まどか(ワルプルギスって、どのくらい強いんだろ)

まどか(ママ達に、内緒にするのは辛いけど)

まどか(ママ達には、わからないしね)

まどか(それに、ほむらちゃんは何回も繰り返してるんだよね)

まどか(みんなを守る為に)

まどか(わたし達は、負ける訳にはいかないんだ!)

まどか(それと他の時間軸で犠牲になったみんな)

まどか(わたし達の勝利をみんな、見ていてね!)

まどか(そろそろ、上がろうかな)

リビング

まどか「お待たせー」

さやか「んじゃ、FEの続きやるかー」

仁美「負けたままですしね」

中沢「キリ悪いしな」

知久「明日、朝早く出かけるつもりなら早く寝るんだよ」

まどか「はーい」

まどか達は、まどかの部屋に向かった

まどか部屋

まどか「本当にやるの?」

さやか「まっ、やりながら作戦会議でもと思って」

中沢「おいおい、それじゃ集中できんだろ」

仁美「いえ、ゲームをヒントに何か思いつくということもあるかもしれませんわ」

まどか「かもねー、じゃあやりつつ作戦会議だね!」

まどか達は、FEを始めた

中沢「うーん、どうするかー」

まどか「この状況だと、B4ちゃんを2マス先の雑魚と戦わせた方がいいかな?」

さやか「くーっ、どのみちA2が危ないよ」

仁美「必殺スキルが発動すれば、A2も救えると思うのですが」

中沢「ええい!ならこれで終わりだ!」

B4の必殺スキルが発動しました
エスケープ成功です

まどさや仁中沢「やったー!(やりました!」

中沢「って、作戦会議はどうしたーっ!」

さやか「あんたが、一番熱くなってたじゃん!」

仁美「けれど、一体感は得られましたわ」

まどか「コンビネーションならもう完璧かもね!」

中沢「けどよ、作戦ったってどうするか」

中沢「まず、まだ武器すらまともにないし」

仁美「ルフレさんを信じるしかありませんわ」

さやか「って、なんかあたしもう眠いわ」

まどか「昼間、あんなことになったんだし当たり前だよ」

中沢「ワルプルギスも、早朝から出るわけじゃないし・・・朝起きて考えるか?」

まどか「仁美ちゃんもかなり眠そうだしね」

仁美「バレバレでしたか」

中沢「じゃあ、寝るか」

さやか「よし、じゃああたしと仁美はあっちの部屋だね」

仁美「まどかさん」ニコッ

まどか「えっ、えっ!?」

中沢「なんだあの笑顔は」

さやかと仁美は別の部屋に向かった

まどかホーム別部屋

さやか「よし、寝るかー」

仁美「さやかさんと一緒に寝るのは、久々ですわね」

さやか「去年の校外なんとか以来だっけ」

仁美「ですわね、あのときまどかさんは、1人ではしゃいでずっと起きてましたわね」

さやか「そんで、朝になって寝てたんだっけか」

さやか「そいじゃ、電気消しますかー」

仁美「では、おやすみなさい」

さやかと仁美は、一足先に眠りについた

まどか部屋

まどか「中沢君、もう寝る?」

中沢「まどかは、どうするんだ?」

まどか「どうしよっかなー、中沢君に合わせるよ」

中沢「まどかは、優しいな」

まどか「そうかな?」

中沢「ああ、だからよなんだあれだ」

中沢「マミさんも、もちろんだが」

中沢「お前も、他のみんなも絶対に守ってやるからな」

まどか「中沢君・・・ありがとう!」

まどか「わたしも、守りたいものいっぱいあるし」

まどか「やりたいこともいっぱいあるから」

まどか「だから、明日は頑張ろう!」

中沢「ははっ、お前ホントすごいな」

中沢「中2の女の子とは思えない覚悟だよ」

中沢「あっ、もちろん褒めてるんだからな」

まどか「わかってるよウェヒヒw」

中沢「じゃあ、明日に備えて寝るかー」

ブ-ブ-ブ-

中沢「あれ、電話だ」

電話

ほむら「もしもし、中沢」

中沢「ん?なんだ?何かあったか?」

ほむら「結局、どうなったのかしら?報告受けてないのだけれど」

中沢「あー、みんなでまどかの家に泊まることになった」

ほむら「えっ」

中沢「えっ」

ほむら「そ、そ、そうじゃあ、あとこちらの要件」

ほむら「明日の朝5時前にみんなでうちにこれるかしら?」

中沢「大丈夫だ、ちょうど朝早くから出るつもりだったし」

ほむら「そう、ワルプルギスはいつ出るかわからないわ」

中沢「あっ、そうか!現れる日が違うし時間ももしかしたら違うのか」

ほむら「そういうこと、あとルフレが武器の調達に成功したから、いくつか渡すそうよ」

中沢「マジか、そりゃ助かる」

ほむら「じゃあ、またあした」

ほむらは、電話を切った

まどか「なんだって?」

中沢「明日、朝5時前にほむらの家に来てくれだって」

まどか「決戦前の集合だね」

中沢「ルフレさんは、武器を無事調達できたらしいぜ」

まどか「やったね!これで希望は増えたね」

中沢「まあ、俺達はみんなの補欠みたいなもんだけどな」

まどか「じゃあ、もう寝よっか」

中沢「だな、あっ、何もお前に変なことしようとは思ってないから心配するなよ!」

まどか「ウェヒヒw中沢君がそんなことするわけないってわかってるよ」

中沢「あー、もう!おやすみな!」

まどか「中沢君ったら、かわいいなー」

中沢(布団に潜ろう何も聞いてない)

まどか「おやすみ!中沢君」

まどかと中沢も眠りについた

見滝原某所

QB「そうか、つまりそういうことだったんだね」

QB「これで、すべてはっきりした」

QB「こんな、途方もないことがあるなんて」

QB「やはり、魔法少女は条理を覆す存在だ」

QB「そして、世界は1つではないことは」

QB「僕ら、インキュベーターも勘付いてはいたけれど」

QB「まさかこんなにも、あるなんてね」

QB「他の世界にも、僕らはいるのだろうか?」

QB「まあ、それを確かめる術は僕らにはないけれどね」

QB「そして、恐らく他の世界からやってきたクロム達」

QB「彼らに、接触してみれば他の世界」

QB「異界とやらに行けるかもしれないね」

QB「もし、帰ってこれなくてもスペアがある」

QB「この目的なら、スペアがいくつ壊されても、それに見合う収穫はあるだろう」

QB「それにしても、なぜ明日、突然ワルプルギスが現れるんだろう」

QB「訳がわからないよ」

ほむホーム

ほむら「相変わらず、ルフレ達はすぐ寝るわね」

杏子「さっき、勝利を誓ってから、数分も経たないうちに部屋に行ってもう寝たのか」

マミ「わたし達も、早めに寝ておく?」

ほむら「そうね、まどか達が朝早く来るし」

杏子「人の家で寝るなんて久々だな」

マミ「あら、佐倉さん最近はどうしてるの?」

ほむら「ホテルか教会かのどちらかで寝泊まりしてるってとこかしら」

杏子「まあ、そんなもんだよ」

マミ(14歳でもホテルって1人で泊まれるのね)

ほむら「あと、布団2人の分はないから、ソファ辺りで頑張って寝てね」

杏子「ソファで寝れるだけありがたいな」

マミ「そういえば、昨日はリビングで寝てしまったわ・・・」

ほむら「それじゃあ、わたしはあっちの部屋で寝るから」

ほむら「おやすみなさい」

杏子マミ「おやすみなさいー」

ほむら達も眠りについた

そして時は過ぎ

4時半

まどか部屋

中沢「ふぁー、よく寝たな」

まどか「zzz」

中沢「まだ寝てるのか」

中沢「まあ、4時半だしな」

中沢「って、5時前に集合だったよな!?」

中沢「他の2人は起きてるかな」

中沢「ちょっと見に行こう」

まどホーム別部屋

仁美「さやかさん、さやかさん起きてください!」

さやか「zzz」

中沢「お、おはよう仁美」

仁美「あら、中沢さん、おはようございます」

仁美「さやかさんが、全然起きませんわ」

中沢「まどかもまだ寝てるんだよ」

中沢「あと、5時前にほむらの家に集合なんだけどさ」

仁美「私も、早くに集まると思ってたので、目覚ましをかけて起きたのですが」

仁美「さやかさんが、この通りでして」

中沢「悪いけど、叩いて起こすか?」

仁美「さやかさん、いきますよ!」ドスツ

さやか「ぐはっ!?仁美!?」

中沢「マジかよ」

仁美「おはようございます」

さやか「お、おはよう」

仁美「出かける支度をしてください」

さやか「わ、わかったまどかは?」

中沢「お、俺が起こしてくるよ」

まどか部屋

中沢「おい、まどか起きろー!」

まどか「zzz」

中沢「早く起きないと大変なことになるぞー!」

まどか「zzz」

中沢「仕方ない叩こう」ペチペチ

まどか「あれ、もう朝ぁ?」

中沢「ほむらの家に行くぞ、準備しろ」

まどか「あっ、そうだった!すぐ支度するね!」

中沢「俺も顔洗ってこよう」

各自支度をした

まどホーム前

中沢「よし、行こう!」

仁美「兵種の服、着忘れるとこでしたわね」

まどか「だねー、じゃあ早速!ほむらちゃんの家に行こうー」

さやか「オー!」

まどか達は、ほむホームヘ足を進めた

見滝原公園前

中沢「もう少しだな」

まどか「うちからだと、結構遠いね」

さやか「なんかさ、風強くなってない?」

仁美「徐々に勢いを増してる気がしますわ」

中沢「これって、まさか・・・!」

中沢「みんな、早くほむらの家に行くぞ!」

まどか「う、うん!」

まどか達は走り出した

ほむホーム

ほむら「まさかこの風って」

クロム「これが、ワルプルギスの前兆なのか?」

ほむら「そうね、恐らく」

マミ「中沢君達、大丈夫かしら?」

杏子「戦闘準備だけでもしとくか」

ルフレ「一応、余りそうな武器はみんなにも渡しておくよ」

ウード「にしても、なんで壊れない武器をルフレさんが作れたんでしょうかね」

クロム「あるに越したことはないし、いいんじゃないか?」

ルフレ「だね、だけど、元から持ってた武器は壊れるから、注意しないとね」

ウード「俺のミストルティンとかも壊れますしね」

マミ「っ!?暁美さん!佐倉さん!」

杏子「あいつらまだ来てないってのに」

ほむら「いえ、もう出かけてるかもしれないわ」

クロム「むしろ危険という訳か」

ルフレ「よし!行こう!」

ほむら達は、家を出た

中沢「はぁはぁ、向かい風強すぎるぞ」

さやか「さすがに疲れるわ」

まどか「あれ?あれって、ほむらちゃん達かな」

仁美「ほむらさんのお家で集合じゃなかったですか?」

中沢「状況が変わったしな」

まどか達は、ほむら達と合流した

ほむら「よかった、無事ね」

中沢「なあ、やっぱこの風って」

ほむら「ワルプルギスね、本当に来てしまった」

まどか「前もこんなことってあったの?」

ほむら「いえ、初めてよ・・・早くても1日くらいだったはず」

ルフレ「よし、みんなこれが武器だ」

さやか「さすがルフレさん!」

ルフレ「この武器は、不思議なことに壊れないから、どんどん使ってくれ」

仁美「すごいですわね、ありがとうございます」

クロム「ほむら、まだワルプルギス本体は出てないのか?」

マミ「まだ、何も見えませんね」

ほむら「みんなに、魔法でワルプルギスが見えるようにしておくわ」

ほむらは、中沢達にもワルプルギスが見えるようにした

杏子「魔翌力が強くなってきた!来るぞ!」



ウード「ふっ、血が疼くぜ」



中沢「よし、まどかとさやかと仁美と俺は足を引っ張らんように隠れとく」



クロム「運命を変える!」



ルフレ「クロムの背中は、僕が守るよ」ほむら「決着をつけてやる!」

ワルプルギス「アハハハハハハッ!」

クロム「ぬおっ!?あれがワルプルギスか!」

マミ「圧倒的なデカさね」

杏子「だが、こっちには戦力がこんなにいるんだ」

ルフレ「聖書ナーガを1発ぶち込むよ!」

ほむら「待って!いつもなら、爆撃を遠慮なくやるのだけど、避難指示が出てないからできないのよね・・・」

ほむら「その分わたしは、援護に集中するわ」

ほむら「ルフレ、わたしに掴まって」

ルフレは、ほむらに掴まりほむらは時を止めた

ルフレ「ここで、魔法をどんどん撃てばいいんだね」

ほむら「長くは持たないから、早くしてちょうだい」

ルフレ「わかった、なら普段は隙のでかい聖書ナーガとファラフレイムを使い切ってしまおう」

ルフレは、聖書ナーガとファラフレイムをありったけ使った

ルフレ「聖書ナーガが、壊れたか!けどまだファラフレイムは大丈夫のようだ」

ほむら「そろそろ、限界ね」

時止めが解除された瞬間
ワルプルギスに魔法が炸裂した

ワルプルギス「アハハハハハハッハハハッ!」

ほむら「効いてるといいのだけれど」

杏子「す、すげーな」

マミ「攻撃が来るわよ!」

マミ「やるわ!みんな離れて!」

クロム「あの技か!」

クロム達は、マミから離れた

マミにワルプルギスの攻撃が近づいた

マミ「インターセプト・ティロ・フィナーレ!」

ワルプルギスの攻撃がかき消され、ワルプルギスに強烈な一撃が炸裂した

ワルプルギス「!!!!」

クロム「俺達も行くぞ!」

ウード「力が暴走する!」

ウードは、大きく跳躍しワルプルギスに必殺の一撃を放った

杏子「あたしだって!せやーっ!」

クロム「今だ!デュアルアタック!」

杏子とクロムの攻撃も立て続けにヒットした

戦闘外

中沢「すごいな、これならもしかしていけるかもしれないな」

まどか「中沢君、どうする?」

中沢「大丈夫、みんなを信じよう」

さやか「補欠だからね〜あたしら」

仁美「準備だけは、しておきましょう」

中沢「そうだな、そういえばさやか」

さやか「ん?何?」

中沢「トランシーバー、持ってきたか?」

さやか「あー、4人分あるよ」

中沢「貸してもらっていいか?」

中沢「電話より、早く連絡取れると思うし」

さやか「いいよー、結構離れてても話せるやつだし」

さやかは、まどかと仁美と中沢にトランシーバーを渡した

まどか「そういえば、これって街一つ壊れるレベルなんでしょ?」

まどか「みんな、まだ寝てる時間だけど、大丈夫なのかな」

仁美「避難指示でてませんわね」

中沢「そりゃ、突然だしな」

中沢「待てよ、俺のいた時間じゃ、前兆から出現まで時間はかなり、あったはずだぞ」

さやか「って、ことはどうすりゃいいのさ!」

中沢「みんなが、早いうちに仕留めてくれるのを祈るしかねぇよ!」

まどか「わたし達が、一緒に戦えばもっと早く倒せるよね?」

仁美「まどかさん・・・」

さやか「そうだよ、中沢!行こうよ!」

中沢(確かに、倒せるとしたら、俺達も出て行けばもっと早く終わると思う)

中沢(けど、こいつらにもしものことがあったら、どうすりゃいいんだよ・・・)

中沢(だけど、俺の母ちゃんもまどかの母ちゃん達も家にまだいるんだよな・・・)

仁美「今、この事態をどうにかできるのは私達だけです!中沢さん!」

中沢「けどよ・・・」

さやか「あんたはさ、あんた1人だけだったら戦いに行ってたでしょ?」

さやか「それは、あたしらも同じだと思うんだよね」

まどか「うん、きっとそうだと思うよ」

仁美「さあ、隊長さん行くか、行かないかのご決断を」

中沢「じゃあ、あと10分で倒せなかったら、みんながしくじったと判断して」

中沢「俺達も加勢しよう」

さやか「うん・・・わかった」

まどか「そんな、中沢君!なんで!ひどいよ!」

仁美「まどかさん、中沢さんだって戦いたいはずです」

仁美「責めてはいけません!」

中沢「ごめんな・・・」

まどか「わたしこそ、ごめんね・・・」

まどか「中沢君の言うこと聞かないで、戦いに行くから!」

中沢「っ!?待てっ!」

まどかは、中沢の制止を無視し戦いに行った

戦場

ワルプルギス「アハハハハハハッ!ハハハッ!」

ルフレ「まずいな、想像以上に強い」

ほむら「街に大きな被害が、出る前になんとかしないと!」

クロム「運命を変える!せいやっ!」

クロムの天空が発動した

ワルプルギス「!!!」

ウード「結構、効いたみたいですね!」

マミ「さっき、インターセプト・ティロ・フィナーレは使ってしまったから、しばらくは使えないから気をつけて!」

杏子「やっぱ、あの技連続して使えないのか」

ワルプルギス「アハハハハハハッ!」

ほむら「!?杏子危ない!」

ワルプルギスが、強烈な魔法を放ちそれは、杏子に迫っていた

杏子「なっ!かわせねぇ!」

ほむら「今助けるわ!」

ほむらが、時間を止めようとした

ほむら「なっ!?きゃあっ!」

しかし、ワルプルギスの使い魔に不意の攻撃をくらい怯んでしまった
杏子「くっ」

ワルプルギスの攻撃が杏子に当たったと思ったその瞬間

nodamage

まどか「守れてよかったよ、杏子ちゃん」

杏子「なっ、まどか!?なんでここに!」

ほむら「まどか!?まだわたしたちは!」

ルフレ「ほむら!ボサッとしてないで!後ろだよ!」

まどか「はあっ!ギガサンダーだよ!」バチバチ

使い魔「キャアキャアア」

クロム「使い魔共の気配は消えたか・・・ひとまずは、安心だな」

杏子「使い魔は、また湧いてくるかもしれないよ、気をつけな」

まどか「ごめんね、ほむらちゃん」

マミ「鹿目さん、佐倉さんを守ってくれたのはいいけど危ないわ、下がってて」

まどか「それは、できません」

まどか「わたしだって、中沢君達に刃向かってまで、ここに来たんです!」

まどか「そこまでの覚悟で、今ここにいるんです」

まどか「わたしたちが、無事でもママ達や他のみんなが危ないっていうのに」

まどか「自分達だけ、安全にしてるなんて!」

クロム「まどか・・・」

ウード「ふっ、乙女の覚悟ってやつだな」

ルフレ「これは、下がってろとはもう言えないね」

中沢「だな、まどか1人に戦わせるつもりもない」

さやか「まどか抜け駆けするなよ!あたし達、運命共同体でしょ!」

仁美「まどかさん、あとでお仕置きですわよ!」

ほむら「みんな・・・」

中沢「さっさと倒して街救うぞ!」

ワルプルギス「アハハハハハハッハハハッ!」

ワルプルギスは、魔翌力を溜め始めた

マミ「あの攻撃は!さっきのよりもずっと強い!」

ルフレ「マミ!さっきの技はまだ使えないのかい?」

マミ「まだです、それに使えたとしても、あれはさすがに無理そうです」

クロム「あんなのが建物に当たったら大変なことになるぞ!」

ウード「させてたまるか!」

ウードのスキル流星が発動した

ウード「そりゃ!おりゃ!てやっ!おらっ!せいやっ!」

ルフレ「レクスカリバー!」

マミ「ティロ・フィナーレ!」

魔翌力を溜め隙だらけのワルプルギスに全ての攻撃が命中した
だが、ワルプルギスは余裕があるかのように魔翌力を溜め続けていた

ほむら「!こんなに攻撃しても、まだ動じずに魔翌力を!」

中沢「ほむら!俺を掴んで時を止めてくれ!」

ほむら「中沢?一体何を!」

中沢「頼む!早くしてくれ!」

ほむらは、中沢の手を掴み時を止めた

ほむら「何か考えでもあるの?」

中沢「あの攻撃が、何かに当たる前にさ」

ほむら「まさか、受け切るつもりなの!?」

中沢「それも考えたよ、けど、倒しちまえばいいんじゃないか?」

ほむら「そんな簡単に倒せるはずないでしょ!」

ほむら「今までだって、ずっと!倒せなかったのに!」

中沢「今回は、状況が違うだろ?」

中沢「やるんだよ、やらなきゃならねぇ」

ほむら「・・・そうね、まだ奇跡的に被害が出ていない」

ほむら「けれど、どうやって・・・」

中沢「ルフレさんに聞いてみるか」

ほむら「一旦時を動かして、ルフレも掴むわ」

ほむらは、時を動かしルフレを掴んで再び時を止めた

ルフレ「あの攻撃が、来る前に倒す・・・か」

中沢「できませんかね?」

ルフレ「うーん、出来なくはないと思うよ」

ほむら「本当!?」

ルフレ「うん、みんなが全力を出せれば」

ルフレ「けれど、人というのは、そう簡単に全力を出せないものだよ」

中沢「けど、やらないとですよ!」

ルフレ「そうだね、何としてでも倒す!」

ルフレ「って、策でもなんでもなく、ゴリ押しだね」

ほむら「そうね・・・」

ほむら「時間停止を解除して、みんなにも伝えましょう」

ほむらは、時を動かした

ほむら「みんな!この街を守るために!」

クロム「わかったぞ!デュアルガードで防ぐんだな!」

ほむら「いえ、倒すのよ、あの攻撃が来る前に」

ウード「そうきたか」

マミ「なるほどね、フルパワーを」

さやか「ふっふー、見せてやりますかね!さやかちゃんのフルパワー!」

まどか「うん!絶対に倒そう!」

仁美「その前に倒してみせますわ!」

ワルプルギス「アハハハハハハハハハッ!」

しかし、攻撃を当てる前にワルプルギスは、溜めた魔翌力を放ってきた

中沢「こうなったら、あれをかき消してやる!」

クロム「俺は負けん!うおおおっ!」

杏子「ちぇいああああ!」

さやか「そりゃあっ!」

ウード「必殺!アウェイジング・ヴァンダー!」

まどか「うぇい!」

ワルプルギスの攻撃を相[ピーーー]ることができた

マミ「よし、みんな!反撃よ!」

一同が反撃体制に入ろうとしたそのとき

QB「その必要はないみたいだよ」

ほむら「どうしてよ!」

QB「見てごらん、ワルプルギスが消えていくよ」

ワルプルギス「アハハハハハハハハッ!」

クロム「まだ、普通に攻撃してきそうだが」

ワルプルギス「アハハハハハ」

杏子「少し静かになってきたな」

ワルプルギス「アハ・・・」

マミ「疲れたのかしら?」

ワルプルギス「」

まどか「あっ、笑わなくなった」

ワルプルギスは、姿を消した

ほむら「一体どういうこと!?」

中沢「過去に戦闘途中消えてことあったのか?」

ほむら「いえ、撃退すら叶ったことはないわ」

ほむら「倒したとしてもまどかが、あっ」

まどか「大丈夫だよ、知ってるから」

ほむら「そう・・・中沢ね」

まどか「ううん、無理矢理聞いたけどそのことは、もとより予想してたから」

ほむら(この時間軸のまどかは、かなり賢いのかしら)

マミ「でもなんで、街もほぼ壊さずに消えたのかしら?」

クロム「飽きたのか?」

ウード「うーん、なんか不完全燃焼だなぁ」

ルフレ「まあ、被害がなかったんだしいいじゃないか」

杏子「おい、どういうことだ?キュゥべえ」

QB「そうだね、おそらく他の世界にワープしたんだと思うよ」

まどか「他の世界?」

つまんね

>>212 おお!わざわざレスありがとうございます!ありがとうございます!

つまらんくても完結させる気はあるので、許してください!

クロム「まさか、魔女がイーリスや他の異界にでも行ったとでも言うのか?」

QB「今は、ここ見滝原と他の世界」

QB「君達が、異界と呼んでる場所と緩くだけれど繋がっているようだ」

QB「目に見えないけれどね」

ルフレ「なんだって!いきなり異界に飛ばされる可能性があるってことか!?」

QB「いや、それはないと思うよ」

QB「イレギュラーを抜きにしたらね」

QB「元より[この]見滝原にいたものは異界に行くことは、出来ないだろう」

ウード「元よりってことは・・・」

クロム「俺達、イーリスの者は異界に飛ばされるかもしれないってことか」

ほむら「待って、元よりって言ったわよね?」

中沢「なっ!おい、それって」

QB「他の時間軸から来た、君達も異界には行けるだろうね」

QB「僕達が、行けないのが残念で仕方ないんだけれどね」

QB「今思えば、クロムとルフレ、君達がここに来たときも」

QB「ここと異界、緩く繋がっていたんだろうね」

まどか「あのとき…クロムさん達が、いきなり消えたのも」

QB「そのときも、異界と緩く繋がってたんだろうね」

クロム「だが、ルフレは見滝原にいたままだったんだろう?」

ほむら「わたしと中沢も見滝原にいたままだったわ」

QB「全員が、異界に飛ばされる訳ではないということだろうね」

中沢「いきなり、異界ってのに行くのは勘弁だぜ」

まどか「そうだよ!いきなり中沢君がいなくなるなんて」

ルフレ「うーん、戻りたいような気もするなー」

ルフレが、そう呟いた瞬間辺りが光に包まれた

杏子「おい!みんな無事か!」

ウード「俺は、大丈夫だ」

まどさや仁「なんとも」

クロム「俺も、問題ない」

マミ「あれ、暁美さん?それに中沢君とルフレさんは?」

QB「異界に飛ばされたようだね」

まどか「えっ!?キュゥべえ、中沢君をここに戻してよ!」

さやか「ほむら達の心配もしなさいよ・・・」

QB「それは、僕の力の及ぶところではないし不可能だ」

QB「まどかが、契約の願いでそれを祈ればできるかもしれないけど」

クロム「いや、それには及ばんだろう」

ウード「クロムさんと俺もここに、行き来できたしな」

QB「けれど、再び戻って来れる保証はないだろう?」

まどか「大丈夫、中沢君達の為にも契約はしないよ」

QB「どうしてだい?中沢達の為なら契約した方がいいと思うのだけれど」

マミ「キュゥべえ・・・無理強いはダメよ」

QB「契約は、まどかの自由だしね」

クロム「まあ、大丈夫だろう」

ウード「イーリスなら、心配ないだろうしな」

仁美「無事を祈りましょう」

イーリス南の森

ルフレ「はっ!?ここは」

中沢「えええ、ホントに知らんとこに来たぞ!?」

ほむら「久しぶりに見滝原と風見野以外に来たわ」

ルフレ「えーっと、飛ばされたのは僕と中沢とほむらか」

ほむら「正直、不安でいっぱいよ」

中沢「ルフレさんは、ここがどこだかわかります?」

ルフレ「おそらく、イーリスの森だろう」

ルフレ「もう、暗いな・・・」

中沢「けど、俺達…さっき起きたばっかですよね」

ほむら「時差ボケってやつかしら」

中沢「それとは、違うと思うんだけど」

ルフレ「とりあえず、城を目指すか」

中沢「スマホは、もちろん圏外だな・・・」

ほむら「盾から、懐中電灯を出してっと」ピカ-

ルフレ「これなら、夜道も大丈夫そうだな」

ルフレ「じゃあ、僕についてきてくれ」

ほむら「熊とか出ないわよね・・・」

中沢「魔法少女が恐れるものじゃないだろ」

ほむら「怖いものは怖いのよ」

中沢「ははっ、熊が出たら俺が退治してやるよ」

ルフレ「そういえば、見滝原に来る前に熊と交戦した気がするなぁ」

ルフレ(なにかが、おかしいな…)

ルフレ達はイーリス城に足を進めた

ガサゴソ

中沢「不自然なほど、草が揺れてるな・・・あっちに何かいないか?」

ほむら「熊じゃないでしょうね・・・」

ルフレ「ファイアーしてみよう」

ルフレは、草むらにファイアーを放った

ほむら「人だったらどうするのよ・・・」

???「あっ、あっちあちち」ロ-ブバサバサ

ルフレ「人だった・・・」

???「もー!いきなり何するんですか!」

ルフレ「なっ!その声は!マークか!」

マーク「えっ!?と、と、父さん!?」

中沢「父さん!?じゃあ、この人って」

ほむら「ルフレの子供ってことね」

ルフレ「驚いたな、イーリスに戻って、早々マークがこんなとこにいるなんて」

マーク「父さん!よかったぁ・・・また会えて」

マーク「それに、この方達は?」

中沢「俺は、中沢だ」

ほむら「わたしは、暁美ほむら」

ルフレ「2人は、異界から飛ばされたんだ」

ルフレ「僕は、イーリスから、えっと異界は見滝原ってとこなんだけど」

ルフレ「そこに飛ばされ、またここに戻ってきたんだ」

マーク「ややこしいですねぇ、そういえばクロムさんとウードが異界に飛ばされたままなんですよ」

ルフレ「うん、知ってるよ、2人とも会ったからね」

ほむら「2人も、見滝原に来たわ」

マーク「クロムさん達は、一緒にここに戻されなかったんですか?」

中沢「どうやら、全員が同時に飛ばされる訳じゃないみたいだ」

マーク「そうですか・・・これからどうする予定ですか?」

ルフレ「とりあえず、城に行こうと思うんだ」

ルフレ「マークは、そもそもなんでこんなところにいるんだい?」

マーク「話せば長くなるんですが・・・」

マークは、サーリャ達にされたことの一部始終を話した

中沢「聞いてるだけで、すごいゾクゾクした」

ほむら「異界怖すぎるわ」

ルフレ「サーリャが、特殊なだk」

ルフレは、ヘンリーやインバースのことを思い出した

ルフレ「コワイコワイ」

マーク「ささっ、父さんそれに中沢とほむら、城に行きますよ」

1時間ほど歩いて城門についた

マーク「わたしってば、結構遠くに行ってたんですねぇ」

ルフレ「ずいぶん、久しぶりだなー」

中沢「思ってたより、立派でデカイ城だな」

ほむら「ここ、クロムが治めてるのよね、彼なかなかすごいのね」

城門から人影が現れた

フレデリク「何者ですか!怪しいものであれば」

ルフレ「フ、フレデリクか!僕だよ、ルフレだ」

フレデリク「ル、ルフレさん!?お、お戻りになられたのですね!」

マーク「いやー、わたしもびっくりしましたよ」

フレデリク「それと、その2人はどなたですか?」

ルフレ「それについては、僕が説明しよう」

ルフレは、ほむらと中沢のことと見滝原のこと
そして、クロムとウードのことを話した

フレデリク「クロム様達は、行方不明に近いということですか」

ルフレ「まあ、見滝原にいれば大丈夫だと思うんだが」

マーク「一緒に戻って来てて、他の国とかにいる可能性もありますよね」

フレデリク「では、私は念のために近辺を捜索して来ます」

ルフレ「あっ、待ってくれ・・・ってもう見えないとこまで・・・」

マーク「クロムさんのこととなると、そそっかしいですからね」

中沢「イ、イーリスには個性的な人が多いんだなぁ」

ほむら「そうね(あなたも結構個性的だと思うのだけれど」

ルフレ達は、城に入った

イーリス城内

リヒト「うーん、なかなかルフレさんが、戻って来られる魔法が完成しないなー」

ルフレ「やあ、リヒト」

リヒト「うわーっ!ルフレさん!?げ、げ、幻覚!?」バタン

マーク「気絶しましたよ」

ルフレ「驚かしてしまったかなぁ」

中沢「こ、個性的な人が多いなぁ」

ほむら「そ、そうね(いくらなんでも個性的な人が多すぎるわ」

ルフレ「とりあえず、サーリャ探そうかな」

リズ「あっ、マーク帰ってたんだ」

リズ「それに、中沢とほむらも一緒なんだー」

リズ「って、ルフレさん!?」

ルフレ「リズ!良かったぁ、気絶したりしないで」

ほむら「ようやく、知ってる人に会えたわ」

中沢「異界で知ってる人に会う方が変だと思うけどな」

リズ「でも、中沢とほむらは一体どうして?」

ルフレ「それについては、僕が説明しよう(説明ばっかしてるなぁ」

ルフレは、例によって説明した

リズ「なら、お兄ちゃん達は大丈夫そうだね」

ほむら「わたしの家にわたしが不在で、上がりにくいという場合は、おそらくマミがなんとかするでしょうし」

中沢「他に、まどか達もいるしなー」

ルフレ「とりあえず、サーリャに会いたいんだが」

マーク「じゃ、じゃあ、わたしはちょっと用事があるのでー」

マークは、そそくさと去って行った

リズ「うーん、まあ無理ないよね」

中沢「怖くなってきた」

サーリャの部屋

ルフレ「というわけなんだ」

サーリャ「ルフレが消えてなかったのは、わかっていたわ・・・」

サーリャ「けれど、やっと会えたのね・・・うふ、うふふふふふっ」

中沢「イイハナシダナー」

ほむら「それで何か、見滝原に戻れそうな方法はないかしら?」

サーリャ「あるわ、あのネックレスに強い衝撃を与えればいいだけ」

リズ「あれ?ネックレスは?」

ルフレ「そんなものは、見当たらないが」

リズルフ「まさか!また変な呪いで消したとか!?」

サーリャ「いえ、呪いは今日はまだしてないわ」

ほむら「不安で泣きそう」

中沢「不安と不安しかないんだよ!」

ルフレ「誰かが、持ち出したとか?」

サーリャ「いえ、ネックレスが最後にこの部屋に来てから一度も、誰も出入りはなかったわ」

サーリャ「それと、あのネックレスにルフレの魔法そっくりの魔法が、かっていたわ」

ルフレ「僕そっくり?」

リズ「この様子だと、ルフレさんは何も知らなそうだね」

ほむら「まあ、似たような魔翌力を持つものは世の中に3人いるというしね」

中沢「それ、言うなら似たような顔だろ・・・」

サーリャ「でも、あれは確かにルフレに限りなく近いものだったわ」

ルフレ「うーん、そう言われても覚えはないんだよなー・・・」

リズ「とりあえず、ネックレス探した方がいいんじゃないかな?」

中沢「そうだな、どこ探せばいいかはわからんが」

ほむら「手当たり次第探すしかないじゃない!」

一同は、ネックレス捜索を始めた

見滝原

杏子「なあ?じゃあさ、ワルプルギスも元はこの世界の者じゃないのか?」

QB「正確に言えば、この世界の者だったという方が正しいかな」

QB「もう姿を変えてしまった、それでこの世界の者ではなくなったんだろう」

マミ「姿を変えた?あー、魔法少女が退化したからね」

マミ「あんなにも、強い魔女なのになぜ退化してしまったのかしら」

QB「マミ、君はまだ勘違いしてるのか」

QB「だから、魔女はn」

まどかは、キュゥべえが話の続きを話そうとした瞬間、刹那のごとくキュゥべえを掴んだ

まどか「キュゥべえ、その先はしゃべらないで」

QB「どうして?別にいいじゃないか」

まどか「二度と契約考えなくなるかも」

QB「それは、惜しいなぁ」

QB「じゃあ、よしておくよ、僕は用事があるからこれで失礼させてもらうよ」シュタ

マミ「キュゥべえが、最近変ね・・・」

杏子(マミも変だけどな)

さやか「そいや、どうする?」

仁美「まだ、5時半くらいですわ」

杏子「腹減ったな」

クロム「ほむらがいないしどうするか」

ウード「母さんに、少しくらいなら料理教わってますよ!」

クロム「いや、それはいい」

まどか「うーん、ママに朝ごはんの前には帰って来なって言われてるし」

マミ「じゃあ、こういうのはどうかしら」

マミ「佐倉さんとクロムさんにウードさんは、うちに来る」

マミ「鹿目さんと美樹さんに志筑さんは、鹿目さんの家に戻る」

マミ「それで、落ち着いたらまた、今日会いましょう」

まどか「わかりました、さやかちゃん仁美ちゃん帰ろう」

さや仁「はーい」

まどか達は、まどかの家に帰って行った

杏子「すまんな、マミ」

クロム「ほむらの家に置いてきたものはどうする?」

ウード「魂の詩集を置いてきたんだけどなぁ」

杏子「さすがに、鍵をぶちあけるのはまずいし」

マミ「あとで、暁美さんが帰って来たらにしましょう」

マミ「さあ、わたしたちもうちに行くわよ!」

マミ達は、マミの家に向かった

まどホーム前

まどか「ふうー、ついたー」

仁美「帰りは、風がなくて楽々でしたわ」

さやか「爽快爽快!」

まどか「あっ、待って!」

仁美「あっ」

さやか「あっ」

まどさや仁「中沢君のことどうしよう!?」

まどか「うーん、うーんあれだ!」

さやか「どれよ!」

まどか「急に用事が出来ちゃって、帰らなくちゃならなくなったってことで」

さやか「それなら、みんな考えてるよ・・・」

仁美「問題は、荷物ですわ」

まどか「そっか、中沢君も結構いろいろ持って来てたしね」

さやか「まー、あとで取りに来るってことでいいかー」

仁美「まどかさん、中沢さんがいないからって勝手に物色してはいけませんよ」

まどか「し、しないよぉ!」シュン

さやか「まどかは、あたしの荷物を物色で我慢しといて」

まどか「さやかちゃんのは、いいや」

仁美(まどかさん、前はこんな子では・・・)

まどか「とりあえず、入ろっか」

ガチャ

まどか「ただいまー、ってみんなまだ寝てるよね」

知久「おかえりー」

さやか「起きていらした」

仁美「おはようございます」

知久「あれ?中沢君は?」

まどか「ちょっと、急な用事で急いで帰らなきゃなったみたいで」

さやか「まあ、荷物置いてったんで、また来ると思いますよ」

知久「そうかー、わかったよ」

仁美「では、少し部屋に戻ってますわ」

まどか達は、部屋に戻った

まどか部屋

まどか「はぁー、つっかれたー」

さやか「あたしもー、よくここまで歩けたよ」

仁美「2人とも平常を装っていらしたのですね、私も・・・」

まどか「少し寝よう・・・」

さやか「うん、賛成」

仁美「ですわね、お話はそのあとで」

まどか達は、再び眠りについた

マミホーム

マミ「自分の家なのに、少し久しぶりの気分がするわ」

クロム「俺も、数日くらい城を空けることがあるが…そうは感じないな」

杏子「王子が、城空けていいのかよ」

ウード「言われてみれば、たしかに」

クロム「い、いやー・・・それを言われるとなぁ」

マミ「さ、みんな上がって」

マミリビング

杏子「相変わらずだなー、マミの部屋は」

クロム「ほむらの家とは、だいぶ違うな」

ウード「ほむらの家は、なんかよくわからないものが多かったな・・・」

杏子「ほむらの家の、あの振り子みたいなやつとかなんなんだろうな」

マミ「渾沌の秩序を図りし振り子ってところかしら」

クロム「ウードかと思ったぞ」

マミ「と、とりあえず、朝ごはんにしましょう」

マミ「パンを焼けばいい?」

杏子「あたしは、なんでもいいぜ」

クロム「俺も、なんでもいいぞ」

ウード「俺も、食えるものならなんでも」

マミ「じゃあ、ちょっと焼いてくるわね」

イーリス城廊下

中沢「ネックレスねぇなぁ」

ほむら「ネックレスがないと帰れない。そこが、ネックなのよねぇって、某掲示板にレスしたいわ」

中沢「少し強引だな」

ほむら「・・・」

中沢「ネックレスって、まずどんな感じのやつなんだ?」

ほむら「そういえば、聞き忘れてたわね」

中沢「リズさん達は、別の場所探してるし」

ほむら「聞きに行くのもめんどうね」

リズ「呼んだ?」

中沢「わわっ、リズさん他のとこ探してたんじゃ?」

リズ「探すのに夢中になってたら、いつの間にかここに」

ほむら「なら、ちょうどいいしネックレスの特徴を教えてくれるかしら?」

リズ「あー、それなら・・・でっかい宝石がついてたよ」

中沢「でっかいって、何色でどのくらいなんだ・・・」

リズ「うーん、少し暗い感じの白だったかな」

ほむら「つまり、グレーね」

リズ「それで、このくらいだったかな」

リズは、宝石の大きさを指で表してみた

ほむら「なるほど、ありがとう」

中沢「じゃあ、俺達は引き続き、この辺探してみますね」

リズ「うん!見つけたら見つけたー!って知らせてね」

リズは、他の場所にネックレスを探しに行った

中沢「グレーの宝石なんてあんのか?」

ほむら「さあ、世の中いろんな色の宝石があるし(ソウルジェムとか」

ほむら「それに、黒い宝石とかならあるし、黒がちょっと白ければグレーでしょ」

中沢「スマホで、検索検索ッ!」

ほむら「できない」

中沢「うん」

中沢「ってかさ、この城の人達はもう眠いだろうな」

ほむら「ここは、もう深夜っぽいしリズなんか本当は寝たいのだと思うわ」

ス-ピ-ス-ピ-

ほむら「さっき、リズが去って行った方から寝息が聞こえるわね」

中沢「見に行ってみよう」

中沢達は、様子を見に行った

リズ「zzz」

中沢「やっぱり寝てた」

ほむら「かわいそうだし、城の人いなくてねに伝えましょう」

ルフレ「その必要はないよ」

ルフレ「リズは、運んでおくから」

ほむら「助かるわ、じゃあよろしく」

ルフレ「あと、2人とも空き部屋を使うといいよ」

ルフレ「部屋は、そこの廊下を曲がって少し進めば、空き部屋があるからそこを自由に使ってくれ」

ほむら「ええ、助かるわ」

ほむら「それと更新早くしてほしいわね」

ルフレ「こ、行進?何のことだい?」

中沢「ルフレさん、字違います」

ほむら「会話で、何で字?」

中沢「うーん…謎だ…」

ほむら「あなたが、言ったんじゃない」

ルフレ「と、とにかく部屋は自由に使ってくれ」

中沢「ありがとうございますー」

ルフレ「よいしょっと…重いな…」

ルフレは、リズを背負い連れて行った

ほむら「慣れないところだし、少し疲れたわね」

中沢「俺もだけど、慣れない場所とかいう問題じゃない気もする」

ほむら「空き部屋、早速使わせてもらいましょう」

ほむら達は空き部屋に向かった

空き部屋

中沢「さすが、城だなー」

ほむら「空き部屋だけれど、豪華ね」

中沢「これからどうなるんだろうなー」

ほむら「帰れないってのは困るわ」

中沢「だな、帰れなかったら…お前は、時を戻せるのか?」

ほむら「わからないわ、その時になってみないと」

ほむら「ここから帰れなかった場合で、時が戻せた場合は」

ほむら「あなたも、またついてくるの?」

中沢「うーん、たぶんな」

ほむら「まあ、どっちでもいいけれど」

ほむら「正直に言うと、事情がわかってる人間がいると少し立ち回りやすい気もする」

中沢「そうか、俺もクラスじゃいろんな奴に話が通る方だしな」

ほむら「特に、まどかとさやかと仁美と上条と話せるあなたは便利よ」

中沢「俺は、便利屋じゃねーぞ!」

中沢「でもなんで、上条が関係あるんだ?」

ほむら「あなた、結構鈍いのね・・・」

中沢「?」

ほむら「まあ、話しておいて損はないと思うし、話すわ」

だいたいの時間軸共通のさやかと仁美と上条の関係を話した

中沢「上条モテるんだな」

ほむら「まあ、あなたよりはモテるでしょうね」

中沢「言うなよ」

ほむら「けれど、なんでまどかがあなたに・・・」

中沢「なんか言ったか?」

ほむら「言ったけれど、なんでもないわ」

中沢「そうか・・・少し休憩するか」

ほむら達は、空き部屋でだらけ始めた

支援会話

中沢「はぁ・・・」

ほむら「中沢、悩み事でもあるのかしら?」

ほむら「フルネームが、謎なこと?」

中沢「それ以上は、言っちゃダメだぁぁぁ!」

ほむら「存在を消されるってやつね…(このSSの」

中沢「それはそうと、なんだ?心配してくれんのか?」

ほむら「まあ、前の時間軸から連れてきてしまったのは、わたしだし」

中沢「いや、あれは俺が勝手についてきたんだ、気にする必要はないさ」

ほむら「そうね、あなたが勝手にしたことだったわ」

中沢「否定しないのか」

ほむら「それを抜きにしても、悩み事くらいなら聞いてあげるわ」

中沢「そうか、なら言うよ」

中沢「まどかの部屋で、寝たが何かやらかしてないだろうなぁって思ってた」

ほむら「今すぐ、殺してあげるわ中沢」

中沢「ひあっ!やっぱりなんかまずかったのか!?」

ほむら「冗談よ」

中沢「ふぅ、よかった」

ほむら「けれど、まどかの部屋で寝るというとこが問題よ」

ほむら「でも、泊まれと言ったのはわたしだし、今回は許してあげるわ」

中沢「は、はい、ごめんなさい」

ほむらと中沢の支援レベルがCに上がった

ほむら「そういえば、ワルプルギス…」

中沢「すっかり忘れてたなー、イーリスに一緒に飛ばされたんじゃないのかな?」

ほむら「他の世界に行ったとしたら、その世界には気の毒ね」

中沢「ま、まあ、その世界にも魔法少女かクロムさんみたいな強い人がいるといいな」

ガタン

ルフレ「た、大変だ!ワルプルギスが出たぞ!」

中沢「ここに来てたのか」

ほむら「くっ、マミや杏子達もいないというのに」

ルフレ「いや、こっちの世界の方が希望は多いよ」

ルフレ「森の方だ、急いで行くよ!」

ほむら「ええ!」

ルフレ「僕は、他の何人かを連れて行くから先に行っていてくれ!」

中沢「わかりました!」

ほむらと中沢は、先に森に現れたというワルプルギスの元へ向かった



中沢「ここは、建物の代わりに木が、バッタバッタと倒れてるぞ」

ほむら「木が気の毒ね・・・」

中沢「倒すしかないな」

ワルプルギス「アハハハハハハッ!」

ルフレ「おーい、二人共!みんなを連れてきたよ!」

軍一同「ギムレーに比べればマシだな」

ほむら「ルフレ合わせて13人はいるわね」

中沢「期待しかない」

ルフレ「早速、指示を出すよ!あーしてそうしてこうだ!」

ロンクー「これで終わりだ!」

ソワレ「勝たせてもらう!」

ルキナ「運命を変えます!」

ヴェイク「俺様アタック!」

スミア「これで決めます!」

マリアベル「ぶっ飛ばしますわ!」

サーリャ「うっふふふふふ!」

ドニ「オラにだって!」

アンナ「サービスしちゃうわっ!」

アズール「どいてくれるかな?」

セレナ「目障りなのよ!」

マーク「覚悟はいいですか!」

ほむら「まどかを救う為に!」

中沢「ハイパー中沢スラッシュ!」

ルフレ「戦局を変える!」

全員の、攻撃がワルプルギスに炸裂した

ワルプルギス「ギヤアアアアアアアア!」

ワルプルギスは、断末魔と共に消え去った

ほむら「え?え?たおたおたったおしたの?」

中沢「みみみたぃだな」

ルフレ「ヤ"ッ"タ"!」

軍一同「いやー、おつかれさまー帰ってるね」

ほむらと中沢とルフレ以外は先に城に帰っていった

ほむら「待って、腰が抜けたわ」ストン

中沢「なんか、あっさり過ぎないか」

ルフレ「うーん、ギムレーの方が強かったしね」

ほむら「はぁはぁ・・・あなた達は・・・どんな化け物を相手にしたのよ・・・」コテン

中沢「ありゃ、気絶しちまった」

ルフレ「城に運ぶか、よっと…リズよりは軽くて、楽」

ルフレ「にしても、ほむらには前縛られて背負われたが」

ルフレ「今は、気絶したほむらを背負うことになるとは」

ルフレ「短い間で、いろいろ起こりすぎだなぁ」

中沢「ですねー、ってそんなことがあったんですか」

ルフレ「まあ、あの時は驚いたけどね」

ルフレ「さあ、城へ帰ろう」

ルフレ達も城に向かった

空き部屋

ルフレ「よいしょっと」

中沢「すみませんね、手間かけさせちゃって」

ルフレ「いいよ、君達の方が、今は大変だしね」

ルフレ「じゃあ、何かあったら呼んでね」

中沢「はい、ありがとうございます」

ルフレ「ネックレスの方は、僕の方で探してみる」

ルフレ「中沢は、ほむらを見ててくれ」ガチャ

ルフレは、再びネックレスを探しに行った

中沢「でも、この世界の人達ってホント強いんだなぁ」

中沢「俺も、頑張んなきゃな」

ほむら「頑張るも何も、あなた一般人でしょ」

中沢「あれ、起きてたのか」

ほむら「城に入った辺りから、目が覚めていたけれど…

ほむら「気まずくて、寝てるフリしてたのよ」

中沢「そうだったのか、にしても大丈夫か?」

ほむら「ええ、かなり動揺してしまっただけだから」

ほむら「そう、今までの苦労ってなんだったの・・・」

中沢「もう、戻すつもりはなくなったか?」

ほむら「いえ、まだ何があるかわからないわ」

ほむら「本来、ワルプルギスが現れるはずだった日は何が起こるかわからない」

中沢「まずは、見滝原に帰らないとな」

ほむら「その為にも、ネックレス探しに行くわよ・・・」

中沢「ほむらが、もう大丈夫ならいいぞ」

ほむら「よいしょっと、おっとっと」

中沢「大丈夫か?」

ほむら「あれ、何かおかしいわ」

ほむら「急に目の前が、あぁっ・・・」コテン

中沢「ほむら!?大丈夫か!」オデコサワリ

中沢「おい、すごい熱じゃないか!」

ほむら「最近、無理し過ぎて・・・疲れが溜まったのかしら・・・」

中沢「すぐに、誰か呼んでくるからな!待ってろ!」

ほむら「ええ・・・ごめんなさい・・・お願い・・・」

中沢は、勢いよく部屋を飛び出した

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