シルヴィ「冬のある日の出来事」 (19)
シルヴィ「先生の頭を撫でてみました」
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シルヴィ「今日もお仕事お疲れ様です、先生」
シルヴィ「……酷く疲れているみたいですね。少し休みましょう」
シルヴィ「私の膝に頭を乗せてください」
シルヴィ「どうですか? 私の膝の上は」
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シルヴィ「……気に入ってくれて良かったです」
シルヴィ「なぜ頭を撫でているか、ですか」
シルヴィ「その、たまには私からもしてみたいと思いまして……迷惑でしたか」
シルヴィ「……そうですか。ではもうしばらくの間、続けますね」
シルヴィ(ご主人様の髪は短くてちくちくしますね)
シルヴィ(少し気恥ずかしいのでしょうか? お顔が少しばかり赤い気がします)
シルヴィ(撫でられている私も、こんな表情になっているのでしょうか?)
シルヴィ「大きなあくびですね。眠たいのですか」
シルヴィ「お夕飯の支度は私がするので、少し寝てもいいですよ」
シルヴィ「おやすみなさい、先生」
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シルヴィ「あっ、起きたのですね。今丁度料理を作り終えたところですよ」
シルヴィ「お茶も用意しますので、座って待っていてくださいね」
シルヴィ「はい、先生。お茶ですよ」
シルヴィ「では、お夕飯をいただきましょうか」
―――
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シルヴィ「お夕飯はいかがでしたか」
シルヴィ「そうですか……お口にあって、良かったです」
シルヴィ「ところで先生……今夜はどうしますか」
シルヴィ「……はい! 久しぶりなので、たくさん愛して欲しいです。えへへ」
―・―・―・―
シルヴィ「先生と雪が降る町を歩きました」
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シルヴィ「ふあーっ」
シルヴィ「さ、寒いですね。どうしてでしょうか」
シルヴィ「……凄い。雪が積もって一面真っ白です」
シルヴィ「あっ、おはようございます先生」
シルヴィ「そうですね。雪なんてしばらく見ていなかったので、とても綺麗です」
シルヴィ「この雪の中を出かけるのですか」
シルヴィ「はい。しっかり厚着して行きましょう」
―――
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シルヴィ「あっ、お店の中が明るい……」
シルヴィ「この天気の中でも飲食店は開店しているんですね」
シルヴィ「……そうですね。私も温かい飲み物が欲しいと思ってました」
シルヴィ「何を食べたいか、ですか? それは店内に入ってからゆっくり考えます」
―――
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シルヴィ「今日は寒かったですが、楽しかったですね」
シルヴィ「雪に足を取られて転んでしまいましたが、それも含めて楽しかったです」
シルヴィ「どうして今日はお願いしないのか、ですか」
シルヴィ「今日は寒いので服を脱ぎたくないです。風邪を引きそうですし」
シルヴィ「はい、また今度、お願いします」
シルヴィ「おやすみなさい、先生」
終わり
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