鋼の錬金術師inthe.Skyrim (4)

別のサイトに投稿していく奴を投稿します
2週間な2ヶ月でスレが落ちるらしいので
一週間か一ヶ月に一回くらいのペースです

金髪碧眼の少年エド
目が覚めたエドの目に入ったものは顎にひげを蓄えたレイロフという反乱軍の人間だった
自分は年齢の割に身長が小さいためよくチビと呼ばれるがこのレイロフは今まで見た中でも群を抜いて大きく見えた
否エドは持ち前の観察眼と判断力で理解した
自分が小さくなっているということに
俺みたいなやつを「転生した」とでも言うのだろうか
俺にはレイロフに拾われる前の記憶があまりないし思い出そうとすると頭痛と吐き気に襲われる
思い出せない……記憶にもやがかかっているようなそんな感じなのだ
だからいつも喉に魚の小骨が引っ掛かったような、歯と歯の間になにか引っ掛かったようなむず痒く鬱陶しい感覚に悩まされている

ただ覚えてることもある
俺には弟がいたんだ名前はアル
どういう理由かは分からないがアルと俺は体を取り戻す度をしていたんだ
父親は出ていってたらしい……母親のことはまだ思い出せない
でも恐らく母親が深く関わってるんだと思う

俺は国家?こっちで言うホワイトランやそういった城の長に認められた錬金術師だった

ということは辛うじて覚えていた
記憶の中の俺がやっていたことを真似すると俺も同じようなことが出来た

俺の顔によく似たキャラクターを模様したエルリックバット
(見た目はお伽噺によく出る鬼が持っている棍棒に近い)を駆使し俺は村の悪い奴らを懲らしめたりしていたらいつしか村のみんなから

「鋼の錬金術師」

と呼ばれるようになっていた
錬金術師と呼ばれるのが妙に嬉しくて俺はそれから錬金術について研究するようになった
分かったのは錬金術で錬成できるのは同等のものだということ
これは記憶の中の俺が言っていた「等価交換」という物に関係するんだと俺は自己解釈をした

?「まーたやってるのエド」

エド「うっせぇよ、俺の勝手だろマズミ」

マズミ「うっさいとはなによ!お母さんからのお昼ご飯の差し入れ届けに来てあげたのに!!」

このとにかくよく喋って声のボリュームがでかいのはマズミ
この村に初めて俺が来た時に俺に村のことを教えてくれた
女の癖にやたらと力が強くて悔しいが今の俺じゃとてもじゃないが勝てないのは認めざる負えない

マズミ「これでも私は将来優秀なのよ!お母さんが凄いからってみんなよく言ってるわ!」

ふふんと得意げに胸をはりながおれを見下してくるのが無性に腹が立つので一つ錬金術を御見舞してやろう

エド「うっせぇ!テメェみたい親の言いなりで何もできない奴をでくの坊って言うんだよ!バーカ!!」

パンッと手を合わせ地面に両手を叩きつける
そうするとあら不思議先程まで少し傾斜だった地面に子供ひとりが入るくらいの穴ができる
マズミはその穴に落ちるこれで立場が逆転する訳だ

マズミ「ぐぬぬぅ……こんなことしてただで済むと思ってんの?」

立場を逆転させたはずなのにマズミは突っかかってくる

エド「なぁマズミ、お前の言ってることって負け犬の遠吠えって言うんだぜ?」

ガーンという効果音が聞こえてきそうなくらいショックと言った様子のマズミをみて「よし!今日は勝てた!」と密かにエドは安堵する

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マズミ「……」

口をへの時に曲げムッスーとした顔でマズミが睨んでくる
お気に入りの服が汚れたのと俺が錬金術を使ったことを怒ってるらしい

エド「悪かったって……」

ほれとマズミのお母さんイズミさんが作ってくれたサンドイッチを差し出してやる

マズミ「ねぇエド……」

サンドイッチを食べているとマズミが少し悲しそうな顔をしながらこちらを見てくる
この顔はマズミのお父さんが死んだ時と同じ顔だ

エド「……なんだよ」

マズミのこんな顔を見ると何故か胸の奥が締め付けられる感覚になる
これもきっとなにかの作用なんだと出来の悪い頭を使い素っ気ないふりをとる

マズミ「エドは成人したらさ……この街でちゃうの?」

この土地での成人は15
俺の今の歳が7歳だ
だとするとあと8年

エド「んなのわかんねぇよ…」

とりあえずは頭の中で霧がかってる記憶を取り戻す度にでも出てみようか
そのためには錬金術を更に極めなければならない

マズミ「……ゃ……ょ」

珍しくマズミが言い渋っている
その手は小刻みにだがかすかに震えている
そしてゆっくりと俺の赤い自作のコートの袖を掴んで

マズミ「嫌だよ……エド死んじゃやだよ」

どうやらマズミ自体も察してはいたらしい
これでも空気を読んだりはできる奴だということを俺は忘れていた

エド「ばっかやろう、おれはしんだりしねぇよ」

そう俺は死ねない
ここでするべきことが、終われば俺はアルのところに戻らないといけない
どこにいるかも分からない
ただ、こことは別の世界ということは分かる
帰れるかもわからない。
いや、帰れるという表現はおかしいか
今の俺が過ごしてきたのはマズミとレイロフのおっさん達がいるこのリバーウッドだ

マズミ「でも……」

それでもマズミは納得出来ないらしい
まぁ、当たり前か

エド「なら約束しようぜ、あと8年したら一緒に旅に出るってよ、そしたらお前が俺と一緒にいるから死ぬなんてことはねぇだろ?」

自分でも意味不明なことを言ってるのはわかる
だがマズミはそれに納得したらしく

マズミ「うん!約束だかんね!」

とはにかみながら笑った
俺はマズミに惚れた……んだと思う

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