蘭子「黒薔薇の集い」 (100)

凛「あれ?蘭子は?」

P「休暇をとってオフ会に行くそうです」




~とある館前~

蘭子「ふぅ・・・結構歩いたなぁ・・・」

蘭子「ここがゴスロリ系コミュニティサイト「黒薔薇の茶会」のオフ会会場・・・」

蘭子「薔薇十字館かぁ・・・」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453380352

蘭子「綺麗な屋敷だなぁ・・・・」

蘭子「でも薔薇が所々に絡まっててちょっと不気味かも・・・・」

??「ようこそおいで下さいました」

蘭子「ひゃっ!」ビクッ

??「すみません驚かせて・・・わたくし今日のオフ会の為に雇われたメイドですわ、以後お見知りおきを」

蘭子「あ、そうだったんですか・・・・」

メイド「あなたも参加者ですわね、もしかして・・・悪姫ブリュンヒルデ様ですか?」

蘭子「さうですけど・・・何故?」

メイド「実はわたくしも茶会のメンバーなんですわ」

蘭子「も、もしかして冥土へ誘う者さんですか!?」

メイド「はい」ニッコリ

蘭子「まさか本当にメイドさんだったとは・・・」

メイド「本日はあくまでメイドとして接して頂ければ結構ですわ」

蘭子(拘るなぁ・・・)

メイド「さて、立ち話も何ですし、中へどうぞお入りくださいまし」

蘭子「あ、はい・・・あの、他のメンバーは・・・・」

メイド「今の所ご主人様・・・管理人様を覗いて3名様程お見えになっておられますわ」

蘭子「誰が来てるんですか?」

メイド「千葉の堕天聖様と、煌様、ルーデンベルク様ですわ」

蘭子(良かった、前者2人とは話が合うんだよなぁ・・・・)

メイド「それではこちらへどうぞ」

蘭子「あ、はい」

~館内~

メイド「こちらですわ」

蘭子(何か血の臭いがするような・・・・)

メイド「この部屋でお待ち下さい」

蘭子「あ、はい・・・じゃなくて、ククク・・・ここまでの案内・・・ご苦労であった」

メイド「ふふ、それではわたくしはご主人様に報告して参りますので・・・」スタスタ・・・


蘭子(さて、最初が肝心だから・・・)

蘭子(カッコよく登場しよう!)

バァン!

蘭子「煩わしい太陽ね!」




??「あら、6が出ましたわ、6000ダメージで私の勝ちですわね」

??「うぎゃー!」



蘭子「・・・・・あれ?」

??「も、もう一回じゃ!」

??「いいですわよ、さて次は何を賭けて・・・・」

蘭子「あ、あの・・・・」

??「はい?」

??「い、いつの間にここに・・・・・」

蘭子「先程着いた所だ・・・我が名は悪姫ブリュンヒルデ・・・」

??「あら、そうでしたの、私はセレスティア・ルーデンベルク、セレスでいいですわ」

??「おお!そなたがブリュンヒルデか!我こそ高貴なる闇の血族、レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌であるぞ!」

蘭子「やはりそうであったか・・・・中々妖絶であるな・・・・」(この子がレイシスちゃん・・・可愛いなぁ・・・)

セレス「本名は羽瀬川小鳩ちゃんですわ」

小鳩「」

小鳩「ちょ・・・何で言うちゃうんじゃ!」

蘭子(あ、何か懐かしい響き・・・・)

セレス「暇だからカードで勝負する事になって折角だから何か賭けようという事になって負けたから本名晒すという約束を貴方も承諾しましたわよね?」

小鳩「そ、それはあんたがこんなに強いなんて思わんかったから・・・」

セレス「フフフ・・・運も実力ですわ」

小鳩「うがー!」プンプン

蘭子(可愛いなぁ・・・)

セレス「貴方も1勝負どう?神崎さん?」

蘭子「いや、私は・・・ってええ!?」

セレス「ウフフ・・・一目見てわかりましたわ」

セレス「神崎蘭子・・・いえ、ローゼンブルクエンゲルさんと呼んだ方がいいのかしら!?」

蘭子(バレてるー!!!)

小鳩「ローゼン!?あのアイドルの!?」

蘭子「え、うん・・・・」

小鳩「そういえばこのCDジャケットの写真そっくりじゃ!まさかこんな所で会えるとは・・・」

セレス「大喜びですわね」

小鳩「サイン!サインちょーだい!こばとちゃんへって!」

蘭子「うむ、よかろう」カキカキ

小鳩「やったー!」

蘭子「それにしてもそなたは一体・・・・・」

セレス「たまたま学校の友達に聞いただけですわ」

蘭子「そ、そうか・・・」

セレス(というかその子もアイドルなんですけど)

小鳩「嬉しいな~♪」キャッキャッ

蘭子「ククク・・・それでは共に宴を奏でよう・・・」

小鳩「よ、よかろう・・・」

らんこば「闇に飲まれよ!」シャキーン!

セレス「すっかり仲良しですわね・・・」

蘭子「ところで、千葉の堕天聖の姿が見えぬが・・・」

セレス「ああ、黒猫さんなら来た時に何かメイドさんとお話してて、そのまま出て行ったっきりですわ」

蘭子「そうなのか・・・・何事であろうか・・・・」

小鳩「おねーちゃん・・・・」

ガチャ

メイド「皆さんお集まりですわね」

セレス「おやメイドさん、どうしたんですの?」

メイド「この館の主・・・「黒薔薇の茶会」の管理人、ローゼンクロイツ様がお呼びですので、食堂にお越しいただけますか?」

蘭子「え、まだ全員集まって・・・」

メイド「それもご主人様がご説明されますわ、どうぞこちらへ・・・・・」

~食堂~

メイド「こちらですわ」

蘭子「わぁ・・・広い食堂・・・」

セレス「これは料理も期待できますわね」

小鳩「そ、そうだな・・・」ジュルリ

??「ちょっと!まだ準備が・・・・」

蘭子「?」

蘭子(何かジャージで割烹着の人がいる・・・・)

セレス「あら黒猫さん、どうしたんですのその恰好?」

蘭子「え、この人が千葉の堕天聖黒猫さん!?」

黒猫「ええ、そうよ・・・これは世を忍ぶ仮の姿・・・」

小鳩「そ、そうなの!?おねーちゃんカッコイイ!」キラキラ

セレス「それで、黒猫さんは何をやってますの?」

黒猫「スルーするのね・・・何でもコックが来られないらしいから、私が今日の晩餐会の食事作ってるのよ」

メイド「申し訳ございません・・・」

黒猫「いいのよ、チャットで皆の好物は知ってるし、自分で作った方が安全でしょ?」

蘭子「あ、安全って・・・・」

セレス「まぁ、こんな館では何か起こるのが定番のパターンですわね」

蘭子「ひいい・・・・」

小鳩「恐い・・・」ガタガタ

黒猫「まぁそんな冗談は置いといて、貴方達も手伝ってくれるかしら?」

セレス「は?何で私達が・・・」

黒猫「人手が足りないのよ、食べたかったら手伝いなさい」

蘭子「は、はい・・・」

セレス「仕方ありませんわね・・・」

小鳩「おねーちゃん!うち何すればいい?」

黒猫「そうねぇ・・・お皿出してくれない?」

小鳩「はーい!」

蘭子(あの2人仲良いなぁ・・・何か声も似てるっぽいし)

~そして夕食の時間~

小鳩「わぁ~美味しそう~♪」

黒猫(着替えた)「フフ、喜んでもらえて何よりだわ」

セレス「後は管理人さん・・・クロイツさんが来るのを待つだけですわね」

蘭子「どんな人なんでしょう・・・・」

黒猫「私もまだ見てないわね・・・・」

ガチャ

メイド「お待たせしました、こちらが当館のご主人にして「黒薔薇の茶会」の管理人であるローゼンクロイツ様ですわ」

クロイツ「おお・・・よくぞ集まった薔薇達よ・・・」

クロイツ「我が名はローゼンクロイツ・・・この館の主・・・」

クロイツ「さぁ!宴を始めよう!!!」バーン!

蘭子(綺麗な女の人だなぁ・・・でも)

小鳩(何かポケモンのロズレイドみたいなマスクつけてる・・・)

黒猫(怪しいわね・・・)

セレス(推理モノだったら絶対犯人じゃないパターンですわね・・・)

クロイツ「どうしたの?可憐な薔薇さん達?」

4人「いえ何でも・・・」

クロイツ「え~それでは「黒薔薇の茶会」のオフ会に参加していただき、ありがとうございます」ペコ

セレス(そこで素に戻るのかよ!)

黒猫「ところで、他のメンバーはどうしたのかしら?」

クロイツ「え~それがですね・・・・」

クロイツ「ゴーストプリンセスさん、叢雲13さん、フューチャー忍さんは急用で今日は来られないとの事でして・・・」

小鳩「そ、そうか・・・」

蘭子「真に残念だな・・・」

クロイツ「まぁ皆さん色々忙しいのでしょう」

クロイツ「ここにいる皆さんだけでも、集まっていただいて私は嬉しい・・・」

クロイツ「さぁ!共に狂乱の宴を始めようぞ!」

蘭子(よくわからない人だなぁ・・・・)

クロイツ「え~それではまず皆さん軽く自己紹介でも・・・・」

黒猫「その辺は普通ね・・・」

黒猫「まぁいいわ、私は千葉の堕天聖 黒猫よ、宜しく」

4人「よろしくー」

黒猫「普段はごく普通の高校1年生よ」

小鳩(あんちゃんの1コ下かぁ・・・・でもカッコイイなぁ)

黒猫「どうしたの?」

小鳩「な、何でもない!」

小鳩「次は我だな・・・我は高貴なる闇の血族・・・レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌である!」

黒猫「彼女も中々の魔力の持ち主のようね・・・」

蘭子「うむ」

小鳩「人間に換算すると10と4つの歳月を生きてきた・・・」

蘭子「え!?」

セレス「驚きですわ・・・・」

クロイツ「おお、なんと恐ろしい子・・・・」

小鳩(みんな驚いてる・・・カッコ良かったのかな?」

4人(てっきり小学生かと思ってた・・・・)

セレス「わたくしはセレスティア・ルーデンベルクですわ」

蘭子(外人・・・いや日本人だよね・・・多分)

セレス「わたくしも普段はごく普通の高校生ですわ」

黒猫「その割には高級そうな装飾品つけてるみたいだけど?」

セレス「まぁ色々ありますもので」

クロイツ(まさか・・・私と同じ訳ありの人?)

蘭子(次は私か・・・よーしカッコ良く・・・)

蘭子「ある時はごく普通の中学生・・・神崎蘭子!」

蘭子「またある時はアイドル、ローゼンブルクエンゲル!」

蘭子「しかしその実態は!」

蘭子「傷ついた悪姫!ブリュンヒルデである!」バーン!

蘭子「フハハハハハハ!!!」

クロイツ「おお・・・・」

黒猫「彼女も中々やるわね・・・」

セレス「ていうかもう自分でバラしてますわね・・・」

小鳩(同い年・・・ハァ・・・)

セレス「所で、そちらのメイドさんもメンバーだと伺いましたが?」

メイド「ええ、でもわたくしも自己紹介していいんですの?」

黒猫「いいじゃない別に、ねぇクロイツさん?」

クロイツ「どうぞ」

メイド「では・・・冥土へ誘う者と申しますわ、年齢は秘密ですわ」

蘭子(菜々さんみたいな感じかな?)

メイド「ちなみにストライクゾーンは10歳以下の男の子ですわ」

5人「え・・・・」

蘭子(これは・・・・)

セレス(もしや・・・・)

黒猫(ショタコン?)

クロイツ(そういやこの人、チャットでも子供についてのコメントが多かったな・・・)

クロイツ「これで全員ですね、では・・・」

セレス「まだあなたが残ってますわよ」

クロイツ「い、いや私は主催者・・・」

黒猫「皆行ったんだから、貴方もやりなさい」

こばくろ「ワクワク・・・」

クロイツ「う・・・・・」

クロイツ(本当の事を言うべきか・・・それとも・・・)

クロイツ「え~我が名はローゼンクロイツ・・・・」

4人「うんうん・・・」

クロイツ「えっと・・・20歳・・・無職です」

4人「・・・・・」

シーン・・・・

黒猫「さて食事にしましょうか」

セレス「そうですわね」

クロイツ「」

セレス「しかし立派なお屋敷ですわね、無職なのに」

クロイツ「うう・・・・」

黒猫「親から譲ってもらったとか?」

クロイツ「ま、まぁ・・・・」

セレス「いいですわね、わたくしもいつかこういうお城で暮らしてみたいですわ」

クロイツ「はぁ・・・・」

クロイツ「さて、そろそろ食事を楽しむといたしましょうか」

黒猫「そうね」

セレス「やっとお楽しみの時間ですわ」

小鳩「やった!」

蘭子(もうお腹ペコペコだよぅ・・・・)

クロイツ「それでは・・・・」

5人「供物をいただくとしよう!」

小鳩「この唐揚げうまーい!」モグモグ

黒猫「私が作ったのだから当たり前でしょう」

蘭子「この肉塊も美味であるぞ・・・」(ハンバーグも美味しいです!)

セレス「この餃子も中々・・・それにミルクティーもわたくし好みに入れてありますわ」

メイド「恐縮ですわ」

黒猫「皆が手伝ってくれたからよ」

クロイツ「ああ、仲良き事は美しきかな・・・・」

4人(アンタは何もしとらんだろうが・・・・)

セレス「それにしても黒猫さんは料理上手ですわね」

黒猫「まぁ・・・妹たちの世話とかしてて・・・ね」

クロイツ「まぁ・・・妹さんがいるのですね」

黒猫「ええ、今は信頼できる人に預けてあるけど・・・・」

黒猫(正直、「あの子」とひとつ屋根の下というのは心配ね・・・・)

蘭子「その者の事・・・信頼しているようだな・・・」

黒猫「ええ、ちょっと頼りなくて、とんでもないシスコンだけれど、いい人よ」

小鳩「あんちゃん・・・・・」

セレス「あら、小鳩ちゃんにはお兄様がいるんですのね」

小鳩「あんちゃ・・・我が眷属はそれはもう強大な力の持ち主で・・・・とにかくすごいんじゃ!」

4人(ブラコンか・・・)

小鳩「でも・・・自分に都合の悪い事は聞いてないフリをするのがちょっと嫌じゃ・・・・」

黒猫「それは辛そうね・・・」

クロイツ(兄・・・か)

クロイツ「セレスさんはそういう人はいないの?」

セレス「いませんわ、ナイトと下僕の豚はいますけど」

小鳩「何か凄そうじゃ・・・・」

セレス「神崎さんは?」

蘭子「わ、我は・・・」///

黒猫「どうやらいるようね・・・・」

蘭子「うう・・・・」

蘭子「そ、その者は始めは言霊を操るのが不得手でな・・・色々苦労した・・・」

小鳩(あんちゃんみたいじゃ・・・・)

蘭子「で、でも苦心を重ね心を理解する事ができるようになった・・・」

黒猫「優しい人なのね・・・」

蘭子「そ、そして我の心にも初めて入ってきた・・・男の人では・・・」

セレス「うふふ・・・ぞっこんですのね♪」

蘭子「うう・・・」///

クロイツ「人の心・・・それは当人しかわからない物・・・」

クロイツ「自分と他では違いがある・・・だから疑い、争いが起こる・・・」

クロイツ(まぁ私が言えたことじゃないんだけど)

蘭子「はぁ・・・・」

セレス「まぁ価値観は人それぞれって事ですわね」

クロイツ(私もいつかわかりあえるのかしら・・・兄と)

メイド「皆さん、お風呂の準備ができましたわ」

セレス「あら、もうそんな時間ですのね」

クロイツ「見たら驚愕するであろう・・・・多分」

黒猫「そうなの?」

らんこば「楽しみだなぁ・・・・」ワクワク

~大浴場~

小鳩「わぁ~」キラキラ

セレス「まさか湯船に薔薇が浮かんでるとは・・・・」

蘭子「中々凝っておる・・・」

黒猫「てゆうか貴方のバスタオル黒っ!」

クロイツ「うふふ、気に入ってもらえたようね・・・」

小鳩「わーい!」タタタ・・・

黒猫「こら、ちゃんと洗ってから入りなさい!」

黒猫「まったく・・・」ワシャワシャ

小鳩「ん~・・・・ん?」

蘭子「♪~」プルン

小鳩「む~」ペターン

小鳩(同い年なのにこの差・・・・)ガクッ

小鳩「うがー!」バッ

蘭子「ひゃっ!」

小鳩「ここか!ここがええんか!?」モミモミ

蘭子「ちょ・・・やめ・・・」

黒猫「楽しそうね」(私達は)

セレス「そうですわね・・・」(そんな変わらないし)

クロイツ「若き事は、美しきかな・・・・」ボイン

黒セレ「!」

黒猫(ここにまさかの伏兵が・・・)

セレス(これが最年長の意地ですの・・・)

クロイツ(何か凄い見られてる・・・)

黒猫「ってあなたその背中の十字の火傷は・・・」

クロイツ(あ、そうだった・・・)

クロイツ「こ、これは・・・・」

セレス「触れられたくない過去、って奴ですわね」

クロイツ「え、ええ・・・」

小鳩「それー!」モミモミ

蘭子「ひゃあああああ!!!」

~風呂上がり 皆でトランプ~

セレス「こっちかしら・・・」スッ

小鳩「え・・・・」

セレス「それともこっち・・・」スッ

小鳩「わぁ・・・」キラキラ

セレス「これですわ!」バッ

小鳩「ひゃっ!」

クロイツ「また小鳩ちゃんの負け・・・・」

黒猫「凄いわかりやすいものね」

蘭子「我が友もこれくらい表情豊かなら・・・・」

小鳩「フ・・・構わぬ・・・我こそジョーカーなり!グス

こうして夜は更けていった・・・

~翌朝~

セレス「ん・・・結局皆で騒いでて眠ってしまいましたわ・・・・」

セレス「それにしても妙に外が騒がしいですわね・・・」

チラッ

セレス「え・・・・・」

セレス「ほ、ほんぎゃ~(棒)」

小鳩「ふぁ~」

蘭子「ん・・・・?」

黒猫「何よ今の驚き方・・・」

セレス「そんな事より、外見てくださいですわ!」

クロイツ「え?」チラ

パトカーの大群

クロイツ「」

黒猫「な、何よこれ・・・」

セレス「どういう事ですの・・・」

小鳩「うう、恐いよう・・・」

蘭子「だ、大丈夫・・・ですよね?」

クロイツ(ま、まさか・・・)

警官「警視、拡声器です」

警視「ああ」

警視「脱獄犯に告ぐ、ここにいるのはわかってる、すぐに人質を解放して出て来い」

警視「抵抗しても構わんが・・・お前の行く先のゴールは・・・絶望だ」

黒猫「脱獄犯って・・・」

小鳩「解放されし罪人・・・」

蘭子「ああ・・・」ガクガク

セレス「ま、まさか・・・」

クロイツ「・・・・・」







クロイツ「この中に1人、犯罪者がいる!」

セレス「どう考えてもてめぇだろうがあああああああ!!!!!」

セレス「そういえば・・・この辺りで殺人事件があったって知り合いの探偵が言ってましたわ」

セレス「でももう犯人が捕まった・・・」

セレス「まさかあなた・・・」

クロイツ「・・・・・」





クロイツ「てへっ♪」

らんこば「ひいいいいいいい!!!」ガクガク

黒猫「落ち着きなさい、たとえその人が罪人だとしても、今は私達の仲間よ」

クロイツ「黒猫さん・・・・・」ジーン

セレス(調子良すぎだろコイツ)

小鳩「で、でもどうするん?」

蘭子「この境地、どう乗り切るか・・・・」

5人「う~ん・・・・」

メイド(さて、私はもうずらかるとしますか、十分楽しんだし)

メイド(早くショタ分を回復しなくては・・・)シュン

警官「警視、反応がありませんね」

警視「仕方ない、10秒後に突入する、用意しておけ」

警官「ハッ!」

警視「10秒・・・それがお前の絶望までのタイムだ」







??「ヴァルキューレ!」

??「エア・アサルト!」

??「神風ラップ!」

ドカアアアアアアアアアアン!!!

警官達「ぎゃあああああああ!!!」

警視「く・・・何だ・・・」




フューチャー忍「どうやら間に合ったようね」

叢雲13(CV花澤香菜 トリックスター)「敵・・・殲滅」

ゴーストプリンセス「ホロホロホロホロ・・・・パーティに来てみれば何だよこの状況は!」

警視「何だお前らは・・・」

黒猫「あの人達は・・・・」

蘭子「茶会のメンバー・・・なの?」

小鳩「ククク・・・何とも破天荒な奴等よ・・・」キラキラ

クロイツ「皆・・・私の為に・・・」グス

セレス「・・・・では、お願いしますわ」ピッ

セレス「今のうちに裏口から逃げましょう、車を手配しましたわ」

小鳩「ホント!?やったー!」

黒猫「やっと終わるのね・・・・」

蘭子「よかったぁ・・・・」

セレス「それでは外の御三方、時間稼ぎお願いしますわ」

3人「任せて!」

クロイツ「こんな私に・・・皆・・・ありがとう・・・」ジーン・・・

警視「お前ら・・・こんな事してただで済むと思うなよ・・・」

ゴーストプリンセス「勝手にしろ、私は元から悪人だ」

フューチャー忍「同じく」

叢雲13「私は政府の高官と面識がある・・・」

警視「何て奴等だ・・・・行け!」

警官「ハッ!」ダダダ・・・

ゴーストプリンセス「ネガティブホロウ!」ヒュン

警官「ああ、貝になりたい・・・・」シュン

警視「な・・・・」

ゴーストプリンセス「ホロホロ・・・後はお前だけだ・・・」(ていうかコイツにも効いてない・・・)

警視「く・・・だが俺はそんなに甘くないぞ!」

フューチャー忍「しぶといわね・・・・」

叢雲13「ドラゴン退治に比べたら・・・楽」

警視「さぁ!振り切るぜ!」ダッ

叢雲13「アサシンズリアクト・・・発動」

叢雲13「振り切るのは・・・こっち」

~そのころ~

セレス「こっちですわ!」

蘭子「ハァハァ・・・あれは・・・」

黒猫「バイクの・・・大群?」

暴走族の頭「よう、待ってたぜ!」

暴走族共「待ってやした!」

クロイツ「」

セレス「無理を言ってすみませんわね」

頭「ダチの頼みだ、断る理由はねーよ」

セレス「さぁ、皆乗って!」

クロイツ「だ、大丈夫なの?」

暴走族共「さぁ!姐さん達早く!」

小鳩「う、うむ・・・・」

蘭子「疾風の悪魔どもよ・・・頼むぞ」

暴走族共「おう!」

ブオオオオオオオオン!!!!

~近くの駅前~

頭「じゃあな」

暴走族共「またっす!」

ブオオオオオオオオン!!!!

セレス「お疲れ様ですわ」

小鳩「ふぅ~」

蘭子「助かった・・・・」

黒猫「とんだオフ会になったものね・・・・」

クロイツ「皆・・・ごめんなさい」

??「黒猫~」

??「小鳩~」

??「神崎さん!」

黒猫「あ・・・・」

小鳩「あんちゃん!」

蘭子「プロデューサー!」

セレス「お迎えが来たようですわね」

クロイツ「・・・・・・」

黒猫「先輩・・・・どうしたの?」

京介「いや、親父からお前の行く場所の近くに脱獄犯が潜伏してるって聞いたからさ・・・」

黒猫「心配してくれたのね、ありがとう」

京介「お、おう・・・・」

京介(正直あの目つきのわるい2人が両脇にいた方が恐かったけどな・・・・)

小鳩「あんちゃん・・・」

小鷹「やっぱ小鳩に1人で遠出は早かったか・・・」

小鳩「ご、ごめんなさい・・・」

小鷹「ま、無事だったからいいか、帰って飯にするか」

小鳩「うん!」

小鷹「星奈も待ちくたびれてるしな」

小鳩「」

P「神崎さん・・・無事でよかったです」

蘭子「プロデューサー・・・・」ギュッ

P「さぁ、皆が待ってます、帰りましょう」

蘭子「・・・・・うん!」

蘭子「でも、1つだけ・・・いい?」

P「?」

蘭子「手・・・繋いで帰ろ」

P「・・・・はい」

セレス「良い物ですわね・・・帰る所があるというのは」

クロイツ「・・・・・」

セレス「どうしましたの?」

クロイツ「私・・・孤独な刑務所暮らしに耐えられなくて・・・脱獄して・・・あのサイトを始めたの」

セレス「それはそれは」

クロイツ「そして・・・こんなに私の為に頑張ってくれる人達に出会えた・・・」

クロイツ「もう満足した・・・私は・・・自首する」

警視「そうしてもらえると助かる」

セレス「あなた・・・じゃあ3人は・・・」

警視「逃げられたよ、まぁそれは後だ、とりあえずお前は連れてく」

クロイツ「ええ、どうぞ」

セレス「これでお別れですわね」

クロイツ「たまには面会に来てほしいわ」

セレス「気が向いたらね」

ナイト「セレスさーん!」

クロイツ「どうやら貴方の帰る場所も来たようね」

警視「行くぞ」

クロイツ「わかったわ、じゃあね」

セレス「ええ、またね」

ナイト「セレスさん・・・あの人は・・・」

セレス「大丈夫ですわ、さて・・・帰りましょうか」

蘭子「それからしばらくして、ローゼンクロイツさんの再逮捕を知った」

蘭子「それと同時に「黒薔薇の茶会」のサイトも消滅した」

蘭子「皆今何をしているのかはわからない」

蘭子「でもきっと大丈夫だろう」

蘭子「何故なら私達は・・・・・」

蘭子「漆黒の衣を纏いし、黒薔薇達なのだから」

~END~

これで終わりです

なんか書いてる内にカオスな事になってしまった・・・

黒猫と小鳩のCVが同じだって知った時からいつかこういう話を書いてみたいと思ってました

こんな感じです

ゴーストプリンセス(ぺローナ(ワンピース))

叢雲13(セブンスドラゴン2020主人公(ゴスロリの子))

フューチャー忍(未来(閃乱カグラ))

警視(照井さん(仮面ライダーW))

ナイト(苗木誠(ダンロン))

メイド(アイリ(クイーンズブレイド))

ローゼンクロイツさんはネタバレになりそうなので伏せておいた方がいいかな・・・・

後傀儡子さんオチに出そうかと思ってたら忘れてた・・・・

こんな感じで

地獄の傀儡子(迎えに行き辛いなぁ・・・・)

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