ベクターP「さあ!!よからぬ事(プロデュース)を始めようじゃねえか!!!」 (51)

キャラ崩壊(特にベクター)注意
カオスなのでエリファスはRUM-ブラウザバックフォース-推奨

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ドルベ「む、ベクター。貴様こんな河原で寝転んで、何を惚けている」

ベクター「あー?ああ、ドルベか…」

ドルベ「全く…バリアン世界がなくなってからというものの、貴様はダラダラしてばかり」

ドルベ「さしずめ、不満足ならぬ不真ゲスだな」

ベクター「全然上手いこと言えてねえぞ」

ドルベ「…コホン!それにしても、だらけてばかりでは…昔のようになにか大きな事でもしてみたらどうだ?」

ベクター「へっ、ごめんだな」

ベクター「俺は腐ってもバリアン戦士、オレがやってきたことはバリアン世界の存続の為だった」

ベクター「そのバリアン世界がなくなった今、もう何もやる気なんざ起きねーよ」

ドルベ「そうか…」

ドルベ(…ん?私たちが死んだのは大体貴様のせいじゃなかったか?)

ドルベ「まあいい…」ストン

ベクター「なに座ってんだ。しかも体操座りかよ気持ち悪りぃな…用がねえなら帰れ」

ドルベ「そういうわけにもいくまい。貴様がそんな調子では遊馬が心配していてしまう」

ベクター「遊馬か…なんだか懐かしいなあ…」

ベクター「今となってはデュエルも…あれ?そもそもオレのアンブラルは?アンブラル無しにドンサウザンドカードやCNo.サポートはどう使えばいいんだ?」

ドルベ「そうだ!」

ベクター「あ?」

ドルベ「ベクター、アイドルをプロデュースしてみないか?」

ベクター「…どういうことだ?」

ドルベ「今、巷で流行っているこの『アイドルマスター』というゲームではアイドルをプロデュースできるのだ」

ベクター「なんだそれ…興味ねーよ」

ドルベ「それはどうかな?」

ベクター「あ?」

ドルベ「実は、このゲームではアイドル同士をリアルソリッドビジョンオーディションで戦わせる事もできる」

ベクター「だからなんだよ」

ドルベ「そしてその『アイドルマスター』に遊馬は熱中している!」

ベクター「…」

ドルベ「『アイドルマスター』を始めて遊馬を倒してみたいと思わないか?」

ベクター「はっ…くだらねえ…」

ドルベ「そうか…これならいけると思ったんだがな」

ドルベ「まあ、いつでもその気になったら言ってくれ。『アイドルマスター』は置いておくぞ」

ベクター「ご自由にー…」

ベクター「…『アイドルマスター』だと?」

ベクター「くだらねえ…こんなもんに熱中できる気がしれねえぜ」

アリト「ベクター!そのパッケージは!お前も『アイドルマスター』やってんのか!?」

ギラグ「意外だな!オーディションバトルしようぜ!」

ベクター「どっから湧いてきやがった…それにこれはドルベに渡されただけだ」

アリト「なんだよつまんねえな」

ギラグ「まあ、心を持たないベクターにまともなアイドルは育てられないだろうしな!」

アリト「違いねえ!」

アリトギラグ「あっはっは!」

ベクター「…」イラッ

ベクター「言ってくれるじゃねえか…テメェら」

アリト「なんだ?やるか?オーディションバトル」

ベクター「だからオレは『アイドルマスター』をやってねえって言ってんだろ」

ギラグ「貸してやろうか?」

アリト「ギラグ…お前正気か!?」

アリト「自分のアイドルを他人に貸すなんて!プロデューサーとしてありえないだろ!」

ギラグ「…いや、『アイドルマスター』の魅力を伝えるにはこれが一番だ。みんなに魅力を伝える…それが、プロデューサーってもんだろ」

アリト「ギラグ…」

ベクター「何言ってんだテメェら」

ギラグ「というわけだ!オレの『アイドルマスター』を貸してやるからこれで勝負しろ」

ギラグ「あ、やよいちゃんはオレのアイドルだから使うなよ」

アリト「逃げんなよベクター」

ベクター「…」イラッ

ベクター「やってやる!」

ギラグ「よし!ベクター、まずは自分のアイドルを選ぶんだ」

ベクター(ヘェ…これが『アイドルマスター』か)

ベクター(天海春香…いかにも平凡ってツラしてんな…)

ベクター(高槻やよい…ヘェ…)

ギラグ「おい!ベクター!やよいちゃんは使うなと言っただろ!」

ベクター「…使いやしねえよ」

ベクター(どいつもこいつも腑抜けたツラしてやがる…アイドルってのは全員こうなのか?)

ベクター「…こいつは……」

アリト「ベクター!決まったか!?」

ベクター「ああ…オレが使うのは…こいつだ!」

如月千早「…」

ギラグ「千早ちゃんか、意外だな」

アリト「ああ…だがいいチョイスだ」

ベクター「オレにはわかるぜ…こいつは他とは違う!」

アリト「じゃあ早速一戦やろうぜ!」

ベクター「へっ…テメェのアイドルを早く出しやがれ」

アリト「俺のアイドルは…こいつだ!」

菊地真「へへっ、やーりぃ!」

ギラグ「出たな!アリトの真!」

ベクター「なんだあ?」

ギラグ「アリトの真は営業をほとんどせず、レッスンに特化している!だから思い出ゲージこそ少ないものの、ステータスは通常をはるかに上回る!」

アリト「これがレッスンの力だ!」

ベクター「うるせえよ!」

ベクター「早くはじめようぜェ…オーディションバトルを!」

ーーーーー
ーーー

ベクター「バカな…このオレが負けただと!?」

千早「…こんなことでは…!」

アリト「よっしゃああああ!!!」

真「やりましたね!プロデューサー!」

ベクター「どうなってやがる…!」

アリト「さっきギラグが営業とかレッスンって言ってただろ?」

ベクター「ああ」

アリト「プロデュースの過程でその営業やレッスンを何度も繰り返しすることでアイドル達のステータスは上がるんだ」

アリト「だからプロデュースしてないアイドルはプロデュースされたアイドルには敵わねえってわけだ」

ベクター「なに…!?」

ベクター「ギラグ!テメェ真面目にこいつのプロデュースしたのか!?」

ギラグ「いや、俺はやよいちゃんPだから千早ちゃんはやってない」

ベクター「ハメやがったな!」

アリト「ま、俺達に勝ちたかったらちゃんとプロデュースするこったな」

ギラグ「そういうことだ」

ベクター「っ…テメェら…今に見てろよ…!」

ベクター「おい!ドルベ!」

ドルベ「なんだ?」

ベクター「オレに『アイドルマスター』を教えろ!」

ドルベ「やる気になったのか」

ドルベ「いいだろう。まず『アイドルマスター』とは元々アーケードゲームで…」

ベクター「そんなもんどうでもいい!勝つためにはどうすりゃいいんだ!」

ドルベ「営業とレッスンをすることだな」

ドルベ「そしてオーディションに受かってアイドルランクをアップするんだ」

ベクター「ランクアップだと?待ってろ…確かこの辺にバリアンズフォースが…」ゴソゴソ

ドルベ「ベクター…アイドルはNo.じゃない」

ドルベ「アイドルランクとはその名の通りアイドル達のランクで、アイドルランクがアップすることでより効率良く営業とレッスンができるようになる」

ベクター「なに…!?」

ドルベ「お前のアイドルのアイドルランクはまだ最低のFにすら届いてない。アリトやギラグアイドルのアイドルランクはC」

ドルベ「頑張って追いつくことだな」

ベクター「チッ…やってやる…!」

ドルベ「ちなみに私の雪歩はアイドルランクBだ」

ドルベ「見てくれ、可愛いだろう…思い出ゲージもこんなにいっぱい……」

ドルベ「………行ってしまったか」

ベクター「なるほどねェ…まずはストーリープロデュースをしてこいつのアイドルランクとステータスを上げなきゃならねえのか」

ベクター「とりあえず、営業するか。まずはミーティングだな」

千早「名前は如月千早です。歌が私の全てです」

ベクター「ヘェ…えらく自分の歌に自信持ってんじゃねえか」

千早「はい。私の歌を聴いてくれた人は皆褒めてくれます」

ベクター「…」

千早「私はもっと歌が上手くなりたいんです!」

ベクター「ならオレがビシバシシゴいてやるよォ!キヒヒヒ!」

千早「ありがとうございます。私、いいプロデューサーに恵まれたようです」

ベクター「…」

ベクター(やりにくいな…)

ベクター「じゃあ次はレッスンか」

ベクター「レッスンはイメージUPに大きく関わる!基礎をしっかりとやっていくことが重要だ!」

ベクター「なに言ってんだオレは」

ベクター「早速はじめんぞ」

千早「はい」

〜♪

ベクター「指示に合わせてボタン押しときゃいいんだよな」

千早「このリズムですね」

千早「なるほど、こうですね!」

ベクター「あ、失敗した」

千早「プロデューサー、真面目に教える気がないならやめてください」

ベクター「」

千早「今日はレッスンありがとうございました。次回も頑張ります」

ベクター「ノーマルレッスンか…まあ最初にしてはまずまずなんじゃじゃねえか…?」

ベクター「あ、テンションが下がってやがる…」

ベクター「今日はオーディションすっか」

千早「はい。準備は万端です」

社長「やあ、君たち。今日はデビュー曲を決めてもらうよ

ベクター「曲か…前にアリトと戦った時は適当に蒼い鳥だったんだが」

ベクター「他にも色々とあるんだよな」

ベクター「太陽のジェラシー…relations…どれも悪かねェ…」

ベクター「……こいつは!?」

千早「さあいっぱい食べよお よ はやお きで きた ごほ お びっ!」

ベクター「どうなってやがる…!?」

ベクター「おはよう‼朝ごはん…」

ベクター「これだけはねえな…」

ベクター「やっぱり蒼い鳥でいいか」

千早「はい。精一杯歌います」

ベクター「ああ…」

ーーーーー
ーーー

審査員「今回のオーディションの結果は…!」

審査員「1番、3番、5番の方です!」

審査員「それ以外の方は帰っていただいて結構です」

千早「私、1番です!」

ベクター「ヒャハハハ!やったぜ」

ベクター「あららら…他のアイドル達ぃ、ちょっとイケてないんじゃなぁい?」

ベクター「はっずかしぃー!」

千早「プロデューサー」

ベクター「あ?」

千早「そういうのは良くないと思うんです…真剣に勝負した方達に対して失礼では?」

ベクター「チッ…」

千早「ですが、これで私も晴れてアイドルです。まだFランクですが…これからも一緒に頑張っていきましょう」

ベクター「…ああ」

ベクター「今日もプロデュースすっか…」

ベクター「データは…っと…三浦あずさ アイドルランクA……なんだこりゃ」

ベクター「プロデューサー名…サウザンドP…!?」

ドン・サウザンド「我がお前のデータを書き換えたのだ…」

ベクター「ざけんなテメェ!!!」

ベクター「削除だこんなもん!」

ドン「あっ!こら!」

ベクター「また最初からプロデュースすんのかよ…」

ミザエル「よし!アイドラランクが上がったぞ!」

ベクター「ん?ミザエルか…あいつも『アイドルマスター』やってんのか」

ベクター「おいミザエ…」

ミザエル「よし!これでタキオンドラゴンのアイドラランクはA!私こそ真のアイドルドラゴンマスターだ!」

タキオン「グオー」

ベクター「…いや、あいつに声掛けんのはやめとこう」

ベクター「営業とレッスンを繰り返してるうちに結構アイドルランクも上がってきたな」

千早「はい。これもプロデューサーの指導のおかげです」

ベクター「ああ…そろそろアリトの野郎にもリベンジしねえとな…」

ベクター「おいアリト!」

アリト「あん?…ベクターか」

ギラグ「ベクター!何の用だ!?」

ベクター「テメェじゃねえよ」

ベクター「アリト!オレとオーディションバトルしやがれ!」

アリト「ああ!いいぜ!」

ギラグ「ちょっと待て!」

ベクター「なんだァ?」

ギラグ「このオーディションバトル、俺も参加する!バトルロイヤルといこうじゃねえか!」

アリト「いいぜ!」

ベクター「好きにしろ」

ギラグ「よし!現れよ!俺のアイドル!」

ギラグ「そのハイタッチでこの世の全てを握り潰せ!やよい!」

やよい「うっうー!」

アリト「現れよ!俺のアイドル!」

アリト「その姿、まさにアイドルの絶対王者!真!」

真「バリバリ気合い入れていきますよー!」

ベクター「えっ?お前ら自分のNo.の召喚口上アイドルにつけてんのか?」

ギラグ「次はお前の番だぞベクター」

アリト「はやくしろよ」

ベクター「お、おう…いでよ!オレのアイドル!」

ベクター「そのまばゆき聖なる歌声で、愚かな虫けら共をひざまずかせよ!如月!」

千早「まあ、なんでも、いいですけれど」

ドルベ「…」

萩原雪歩「…?プロデューサー、どうしたんですか?」

ドルベ「…いや」

ドルベ(私も召喚口上欲しいなあ…あ、デュエルカーニバルのやつがあったっけ…でもノーブルデーモンがなあ…)

雪歩「?」

アリト「よし!それじゃあ」

アリトギラグベクター「オーディションバトル!」

ーーーーー
ーーー

ギラグ「負けただと…」

アリト「そんな…」

ベクター「ハハハ!オレ様達の勝ちだ!」

千早「ええ、私達の勝利です」

やよい「うぅー負けちゃいました…」

真「すみません…プロデューサー」

ギラグ「気にするなやよいちゃん!」

やよい「はい…」

アリト「またレッスンして鍛え直すぞ!今度は負けねえからな!ベクター!」

真「そうですよ!」

ベクター「何度やっても無駄だけどな」

千早「…ふふっ」

ベクター「ミザエルを除くと、バリアン七皇で『アイドルマスター』をやってんのはギラグとアリトと…えーっと…」

ベクター「ああ…ナッシュか…」

ベクター「おいナッシュ」

ナッシュ「…ベクター」

ナッシュ「聞いたぞ、お前も『アイドルマスター』を始めたそうだな」

ベクター「ああ…」

ベクター「プロデューサー同士が出会ったらすることは1つ!」

ナッシュ「オーディションバトル!」

ベクター「今度こそお前を地獄に送ってやるぜ…ナッシュ!」

ナッシュ「そいつは無理ってもんだぜ」

ナッシュ「俺の伊織はアイドルランクAのトップアイドルだ」

ナッシュ「貴様には負けん!」

水瀬伊織「別にあんたの為にトップアイドルになったわけじゃないわよ!わかる?自分の為よ!自分の為!」

ナッシュ「くっ…どこまでも面倒なやつだ…!」

ベクター「テメェが言うな」

ベクター「それに…アイドルランクならうちのアイドルもAだ」

ナッシュ「ならはやく貴様もアイドルを出せ」

ベクター「いいぜ」

千早「くっ…」

ナッシュ「何っ!?千早に猫耳だと!?」

ナッシュ「俺はこれほどまでに誰かを憎いと思ったことはない!!!」

ナッシュ「千早にはもっとふさわしい衣装があるだろうが!」

ベクター(1ポイント)イラッ

ベクター「どうやらやっぱりオレたちは分かり合えねえみたいだな」

ナッシュ「そうだな」

ベクターナッシュ「オーディションバトル!」

ーーーーー
ーーー

ナッシュ「何…!?俺が負けるだと!?」

ナッシュ「どこまでも俺の、俺たちの希望を打ち砕く気か!ベクター!千早!」

伊織「何言ってんのよ!負けちゃったのはしょうがないでしょ。さっさと帰ってレッスンするわよ!次は…負けないんだから!」

ナッシュ「…ああ」

ベクター「やった…遂にナッシュの野郎に勝ったぞ!」

千早「ええ!やりましたね、プロデューサー」スッ

ベクター「…?なんだあ?その手は」

千早「プロデューサー、ハイタッチですよ」

ベクター「そんなもん…」

千早「プロデューサー…?」

ベクター「チッ…」

千早ベクター「いぇい!」パチン

ナッシュ「そういえばベクター、貴様遊馬とはもう戦ったのか?」

ベクター「…いや」

ナッシュ「なら気をつけることだな。遊馬のアイドルは他のアイドルとはわけが違う…ランクS…伝説のアイドルだ」

ベクター「ランクS…か」

ベクター(遊馬…)

ベクター「決めたぜ、オレは明日遊馬とオーディションバトルする」

ナッシュ「!?正気かベクター!相手はSランクだぞ!」

ベクター「ああ…だがやらなきゃならねえんだよ」

ベクター「プロデューサーとしてな」

千早(プロデューサー…)

Mr.ハートランド「さあ!遂に今日という日がやってまいりました!なんとこのドームでファンタスティックッ!な伝説のプロデューサー!九十九遊馬がオーディションバトルをするのです!」

双海亜美「これは必見ですねえ」

双海真美「そうですねえ」

ハートランド「実況は私、ハートランドと」

亜美「亜美と」

真美「真美がお送りするよ!」

ハートランド「双子の実況で面白さが!」

ハート亜美真美「はっはっは→!2倍2倍→!!!」

フェイカー「なんだあのやかましい実況は」

カイト「美希イイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!」

星井美希「あはっ☆ハニーってば!」

ハルト「アイドルにうつつをぬかす兄さんは嫌いだ…」

IV「しかし、遊馬のオーディションバトルとは…いいファンサービスだな」

秋月律子「そうね、でもアストラルがいない遊馬はそこまでプロデューサーとしての能力は高くないと思うのだけれど…」

III「いや、遊馬はプロデューサーとして着実に成長しているよ」

我那覇響「だぞ!」

V「遊馬が来たようだ…今こそ私が動くとき!」

四条貴音「ええ…そのようです!」

遊馬「…」スタッ

ハートランド「おっと!ここで遊馬の入場だ!」

遊馬「行くぞ!アストラル!」

アストラル「ああ!」

亜美「あ、見て!アストラルがいるよ!」

真美「本当だ!」

ハートランド「いつの間にこっちの世界へ!?」

ナッシュ「アストラルもいるとなるとベクターじゃかなりきついな」

伊織「おしまいね」

アリト「いや、あいつのここ数日の伸びは尋常じゃねえ」

真「何が起こっても不思議じゃありませんよ!」

ギラグ「うおー!行けー!ベクター!」

やよい「頑張ってくださいー!」

ドルベ「私に言えることはない」

雪歩「えー…」

メラグ「男どもは一体何を言ってるの?」

キャット「きゃっともわからないわ」

小鳥「さあ?」

小鳥「ピヨ?」

小鳥「えっ?」

小鳥「えっ?」

メラグ「ややこしい…」

ベクター「アストラルがいた方がオレにとっては好都合」

ベクター「なんたって遊馬とアストラル2人同時にあのときのお返しができるんだからなァ!」

千早「?」

ベクター「いや…こっちの話だ」

遊馬「ベクター!お前も『アイドルマスター』やってたんだな!」

ベクター「ああ…今日、お前らを倒すためにな!」

アストラル「遊馬、始めるぞ!」

遊馬「ああ!今こそ現れろ!俺のアイドル!」

遊馬「天使、今ここに解き放たれ、縦横無尽に未来へ走る。これが俺達の、天地開闢! 俺達の未来! かっとビングだ、春香! 」

春香「プロデューサーさん!トップアイドルですよ!トップアイドル!」

ベクター「天海春香…あれがSランクアイドルか…」

ベクター「負けてられねえ!現れろ!オレのアイドル!」

ベクター「混沌より生まれし歌姫の歌声が光を覆うとき、大いなる音色が舞い踊る!如月!」

千早「くっ…!」

ベクター「さあ…正々堂々と勝負、といこうぜ!」

遊馬ベクター「オーディションバトル!」

遊馬「よし!いつも通り行くぞ!春香!」

春香「はい!」

ベクター「オレの指示通りにやれ」

千早「はい」

ハートランド「戦いの火蓋が今、切られましたーっ!」

亜美「さあ!白熱のバトルの」

真美「スタートだよ!」

ハートランド「序盤はベクターの千早の方がすこし有利でしょうか?」

亜美「なかなかの滑り出しだね」

真美「でもあんなに飛ばしてたら途中で息切れしちゃうYO!」

千早(こんなに序盤から飛ばして、プロデューサーは何を考えているの?)ハアハア

千早(このままじゃもたない…)ハアハア

千早(春香は?)

春香「♪」

千早(…!負けない!)


遊馬「ベクター!なかなかやるぜ!」

アストラル「だが、そんなに飛ばして大丈夫か?」

ベクター「心配してくれるとは優しいねえ」

ベクター「テメェのアイドルに集中しやがれ」

アストラル「…」

遊馬「…ベクター」

亜美「さあ!オーディションバトルはどんどん盛り上がっていくYO!」

真美「今は千早おねーちゃんの方がリードしてるけど、はるるんはどこまで追いつけるのか!」

ハートランド「今後もファンタスティックッ!なバトルから目が離せなーい!」

千早(よし!)ハアハア

春香「…」ハアハア

遊馬「春香!自分のペースでいいぞ!」

ベクター「如月!いいぞ!頑張れー!」

千早「!?」

アストラル「!?ベクター!?」

遊馬「ベクター…お前、やっぱり変わったんだな!よかったぜ!」

ベクター「ああ…アイドルと一緒にいると…いつの間にかこっちが変わらさせられてたぜ」

遊馬「そうだ!お前は本当はいい奴なんだ!」

アストラル(本当か?)

バンッ!!!

!?

ハートランド「!?おーっとこれは?」

亜美「いちぶの照明が消えちゃって…」

真美「はるるんのパフォーマンスがほとんど見えないYO→!」

春香「あ、あれっ!?」

遊馬「ど、どうなってんだ!?」

アストラル「…!」

アストラル「まさか…ベクター!貴様!」

ベクター「…ククク」

ベクター「…ハハハハ」

ベクター「ヒャーッハッハッハァ!!!!」

ベクター「ジャンジャジャーン!今明かされるー!衝撃の真実ゥー!」

ベクター「このドームにはお前らを陥れる為の数々の罠が仕掛けられてんだよ!!!」

ベクター「バーカ!まんまと引っかかりやがって!」

ベクター「どうしようもねえ甘ちゃんだな!お前ら!」

ベクター「俺がまさか、本気で改心したとでも思ったのか?」

ベクター「全部この時、お前らを倒す為の伏線だったんだよ!!!」

アストラル「何っ!?」

ベクター「オレがアイドルに影響されて変わったァ?オレがいい奴だァ?ハハハ最高だぜ!最高ォ!」

ナッシュ「ベクター!貴様という奴は!!!」

ドルベ「クッ…なんという卑劣な!」

ベクター「これでお前ら真っ暗!俺無事!」

ベクター「キヒヒヒヒ!あばよ虫けらァ!!!」

千早「ちょっと待ってください!」

ベクター「……お前が最後までやらねえと勝ちにならねえ。さっさと戻りやがれ」

千早「プロデューサーにとって…私は…アイドルは…道具にすぎないんですか!?」

ベクター「…そうだ!テメェもオレに利用されてたんだよ!ヒヒヒ!どうしたァ?ショックで踊れませんてかァ!ヒャハハハ!」

千早「…利用されているのは…構いません。勝つためならなんでもするという精神に口出しする気もありません」

ベクター「ハハハ…」

千早「でも…どうしてもっと信じてくれないんですか!?自分のプロデュースしたアイドルを!」

千早「私なら、こんなことしなくても勝てます!いえ、勝ってみせます!!!」

千早「こんな卑怯な真似せずとも、私は勝ちます!!!それは、プロデュースしてくれたあなたが一番分かってるんじゃないですか!?」

ベクター「…」

千早「私を…信じてください」

ベクター「…………チッ」

バンッ!

ハートランド「…!?照明が直ったようです!」

千早「!」

千早「プロデューサー!」

遊馬「ベクター!」

ベクター「…別に良い人になったわけじゃねえぞ」

ベクター「ただ…こんなもんなくても勝てるだけだ」

千早「…!」

ベクター「遊馬…悪いが仕切り直しといこうじゃねえか」

遊馬「いいぜ!今度は最初っから全力だ!」

遊馬「俺と!」

アストラル「!?私で!」

遊馬アストラル「オーバーレイ!」

ゼアル「眩き希望の光が未来を導く!アルティメット・エクシーズ・チェンジ!ZEXAL!」

ゼアル「最強アイドルのオーディションは全て必然!」

ゼアル「行くぜ!春香!」

春香「はい!」

ベクター「来やがれ!ゼアル!返り討ちにしてやるよォ!!!」

ベクター「…そうだろ?なあ…千早!」

千早「……!はい!!!」

ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーー
ーー

ドルベ「む、ベクター。貴様こんな河原で寝転んで、何を惚けている」

ベクター「あー?ああ、ドルベか…」

ドルベ「全く…バリアン世界がなくなってからというものの、貴様はダラダラしてばかり」

ドルベ「さしずめ、不満足ならぬ不真ゲスだな」

ベクター「全然上手いこと言えてねえぞ」

ドルベ「…コホン!それにしても、だらけてばかりでは…昔のようになにか大きな事でもしてみたらどうだ?」

千早「そうですよプロデューサー。まだ、私のプロデュースは終わっていませんから」

ベクター「そうだな…さあ!!よからぬ事を始めようじゃねえか!!!」




良かれと思って終わっておきました!

というわけでおしまい
ベクターより他のキャラ動かしてたら小ネタまみれになって楽しかった
ドンサウザンドとミザエルのシーンが特に書きたかったあとナッシュといおりん

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