【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第四の間【オリジナル】 (420)

ご注意

完全な初心者です

完全な二次創作です

舞台はオリジナルの絶望旅館です

原作のネタバレある…かもしれない


――――前スレ――――


○キャラ作成~第2章非日常編まで○
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】
【安価】ダンガンロンパ・ユートピア【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451288696/)


○第2章捜査編~第3章まで○
【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第二の間【オリジナル】
【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第二の間【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1451747040/)

○第四章○
【安価】山下「ダンガンロンパ・ユートピア」第三の間【オリジナル】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1452306002/)




SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1452870314

【宿泊リスト:男性】

サイノウ:【超高校級のクイズ王】
オナマエ:山下 瑰(やました かい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【主人公】犯人にも被害者にもならない
【優しい心】人の気持ちを察して動こうとする優しい心の持ち主
【ポーカーフェイス?】何が起こってもあまり顔には出ない
【天才気質】クイズ好きが高じてかそれとも生まれつきか…はたまた両方か。頭がすごくいい

サイノウ:【超高校級のカラーギャング】 死亡
オナマエ:田辺 璃流(たなべ りる)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傲慢】かなりのわがまま、自分の思う通りに突き進む
【世話焼き】なんだかんだ言って他人の事が気になる
【ハッタリの性格】実はDQN系の厨二病でなにも悪いことの出来ないチキン

サイノウ:【超高校級のミュージカル俳優】 死亡
オナマエ:篝火 縁(カガリビ エン)
セイベツ:男性
トクチョウ
【傍若無人】人前をはばからず、勝手に振る舞う
【稀血】血液型の種類がこの世の誰とも一致しない
【兄貴肌】仲間想いなのだが自分にも他人にも厳しい

サイノウ:【超高校級の動物学者】 死亡
オナマエ:村田 龍馬(むらた りょうま)
セイベツ:男性
トクチョウ
【天才中学生】海外で飛び級して現役高校生になっているが実年齢は中学1年
【マイペース】トロいわけではない、マイペースなだけだ
【動物大好き!】動物の話題でテンション上がる

サイノウ:【超高校級の薬剤師】 死亡
オナマエ:桑原 雄大 (くわばら ゆうだい)
セイベツ:男性
トクチョウ
【野生児】凄い野生児。現代からはかけ離れている
【マッドサイエンティスト】決して狂気的な感じではないが、実害は被る
【失踪癖】すぐにどこかにいく

サイノウ:【超高校級の水球選手】
オナマエ:青木 空(あおき そら)
セイベツ:男性
トクチョウ
【ゲイ】同性大好き!タチらしい
【ムードメーカー】明るく常に周りには人が居る
【笑顔大好き】人の笑顔を見るのが大好き

サイノウ:【超高校級の幸運】
オナマエ:落合 豊(おちあい ゆたか)
セイベツ:男性
トクチョウ
【皮肉屋】凄い低姿勢で人の痛いところをわざと付いて来る
【努力家】影での努力は凄いしている
【ネガティブ】すぐに落ち込んで凄く引きずる

サイノウ:【超高校級のスナイパー】
オナマエ:井貫 刈矢(いぬき かるや)
セイベツ:男性
トクチョウ
【正義漢】正義感が強く協調的
【世間知らず】少々常識のはずれた面が見え隠れする
【自信家】自分の行動には絶対の自信がある

【宿泊リスト:女性】

サイノウ:【超高校級の女将】 死亡
オナマエ:柚葉 美海(ゆずは みう)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ヒロイン気質】何かあるとみんなを励ます健気な子
【女将の技】細かな事に気がつくプロ
【オカン気質】家事全般は自分で何でもやってしまう

サイノウ:【超高校級のコスプレイヤー】
オナマエ:大歩危 粗茶(おおぼけ そちゃ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【ナルシスト】自分大好き!手鏡を常に持ち歩いている
【二次元の進出】どんなキャラにもなりきれる、もはや変身と言った方が正しいレベル
【照れ屋】コスプレしている時以外は凄いシャイ

サイノウ:【超高校級の鷹匠】 死亡
オナマエ:飛騨 とんび (ひだ とんび)
セイベツ:女性
トクチョウ
【隻腕】右肩から先が一切ない
【匠の佇まい】無口で何があってもドンと構えている
【ド天然】凄いしっかりしてるように見えるけど、実は天然

サイノウ:【超高校級の宅配人】
オナマエ:鈴原 涼子(すずはら りょうこ)
セイベツ:女性
トクチョウ
【姉御肌】悪さはいいが卑怯と裏切りは許さない
【怪力俊足】足の速さと力の強さが群を抜いている
【スピード狂】スピードが命。何でもかんでも凄い早い

サイノウ:【超高校級のアシスタント】 死亡
オナマエ:小判鮫 付録 (こばんざめ ふろく) 女
セイベツ:女性
トクチョウ
【縁の下の力持ち】さりげなに業界では有名
【初心】基本的に恋愛面、特に下ネタには初心
【依存癖】何かに頼っている時が一番精神的に安定している

サイノウ:【超高校級の歌い手】
オナマエ:メアリー リリス
セイベツ:女性
トクチョウ
【下半身不随】事故によって車イス生活に
【現代のマリア】聖母のような方。すごく優しい
【ネット娘】ネットスラングを多用する、気が抜けるともう何を言ってるのかわからなくなる

サイノウ:【超高校級のSP】 死亡
オナマエ:大槻 理兎(おおつき りと)
セイベツ:女性
トクチョウ
【仕事人間】勉学や恋よりも仕事が一番
【ド貧乳】断 崖 絶 壁
【残念美人】口調や動作が粗暴

サイノウ:【超高校級の掃除屋】 死亡
オナマエ:大樹林 陽菜(だいじゅりん はるな)
セイベツ:女性
トクチョウ
【清掃の鬼】きっちりとした性格。一つのホコリも見逃さない
【隠れリッチ】実は名家のお嬢様
【自然なぶりっ子】可愛い仕草が多い

【ビジュアル設定 詳細 男】

山下瑰 身長160cm
気の弱そうな感じの少年。ダンロンのちーたんにちょっとクールさを足しておかっぱっぽい頭にして。少し背を伸ばした感じ。髪色はクリーム色
服はお坊ちゃまっぽい白いシャツに灰色の地味なジャケット、こげ茶のズボンを着用。

田辺璃流 身長171cm
遊戯王の城之内くんにクールさをかなり足した感じ、髪色は黒だけど前髪に緑のメッシュが入っている
服はP3の荒垣さんっぽい感じで基本深緑か緑主体

篝火緑 身長181cm
アメリカドラマのスーパーナチュラルディーンさんっぽい見た目。髪型は赤茶色のオールバッグ
キャラメル色の皮のベストの胸にはサングラスが刺さってる、後は普通の白シャツにジーパン

村田龍馬 身長151cm
ワンピースのルフィを縮めた感じ、髪は赤色。鼻には絆創膏
服装に至っては普通の白のタンクトップにちょっとボロボロの短パン

桑原雄大 身長171cm
ダンロンの桑田君の髭とか装飾品とかすべて取っ払って、そこにダンロン2の終里さんの黒さと目つき足した感じ。髪色はこげ茶
白衣は意外と綺麗、白衣の下は裸。ズボンはボロボロのジーンズ(裾が千切れているので左右の長さがアンバランス)

青木空 身長177cm
黒バスの青峰くんをかーなーり人懐っこくした感じ、髪は明るい青色
服装は黄色いジャージ

落合豊 身長165cm
ダンロン1の苗木君と腐川さんを足した感じ、髪型は苗木君からアンテナを取っ払って少しぼさっとさせた感じ、色は明るめの茶色
フードは深緑色でサイズは大きめ。ズボンも深緑色

井貫刈矢 身長175cm
ダンロンの石丸君とダンロン2の弐大君を足した感じ、髪の色は黒。髪型は石丸君寄りで色も黒
軍服はヘルシングの大佐をイメージしとります

【ビジュアル設定 詳細 女】

柚葉美海 身長159cm 胸D
ペルソナ4の天城さんにダンロンの朝比奈さんの人懐っこい表情を足した感じの人、髪色は黒
来ている着物は桜色

大歩危粗茶 身長155cm 胸C
ハルヒの長門さんのクールさマイルドにした感じ、おかっぱ頭で基本目は隠れてる、色は水色
服は中学の時のセーラー服。リボンは赤黒くて大きい

飛騨とんび 身長164cm 胸B
ダンロンの霧切さんっぽいクールさを持った人、ポニーテールの長さは腰上位まで、色は黒。くくってる紐は赤色で装飾は少ない
巫女服っぽい服、というよりほぼ巫女服を着ている、右腕が無いので、服の右腕も切り取っている

鈴原涼子 身長167cm 胸E
ダンロン2の罪木ちゃんをキリッとさせてかなりセクシーにした感じ、ソバージュの髪の長さは肩下位で色は暗い青
ライダースーツは青。サイズが小さいのか胸が強調されている

小判鮫付録 身長154cm 胸C
[たぬき]のジャイ子をかなり可愛くして小柄にした感じ、髪型はボブ。眼鏡は伊達、髪色は灰色
クリーム色のハイネックのニットに短めの紺色のスカート、白タイツ着用

リリス 身長162cm 胸F
ハルヒの朝日奈さんを大人っぽくしてそこにクールさを足した感じ、髪は腰上までのロング、色はピンク色
服は真っ白なワンピース。怖い話の八尺様っぽい服のイメージ

大槻理兎 身長172cm 胸無し
ダンロン2の九頭竜君を女体化させて髪と背を伸ばしたらこうなると思う。ショートヘアーなので首くらいの長さ、色は明るい茶色
スーツはどこにでもありそうな普通のスーツ

大樹林陽菜 身長156cm 胸D
おジャ魔女のあいちゃんを女の子らしくした感じ、バンダナの色は赤、エプロンは白、髪色は赤
エプロンの下は安っぽいTシャツに緑のロングスカート

全員体重は標準かそれより少し上か少し下くらいで
[ピザ]は居ませんっす

そして下手なりに頑張ったドッド絵

http://i.imgur.com/VpYRK4T.jpg


これとビジュアル設定を照らし合せてくれたら何とかなるかも
はい…。

引き続き5章に行きますか?













第五巻 『そして絶望(アナタ)が居なくなった』 (非)日常編













部屋のチャイムが鳴った


裁判後はいっつもこう。誰かが来る



僕を心配して。


僕はそんなにみんなに心配をかけてるのかな…
はぁ…


無視するわけにもいかない。


誰だろう?


【誰が来た?】

下2

部屋に来たのは落合君だった

いつもより元気がなさそうなのは気のせいじゃない
でも…意外だな


落合「入るよ」


そうとだけ言って入ってきた。



山下「どうしたの?」


落合「どうもしてない…っていうと嘘になるね。ヒヒッ」



僕達は皆どうかしてるんだ

そう。どうもしてないわけがない

部屋に入って座った落合君は独り言の様に話し始めた。

いや…声の大きさからして、呟いている。
そう…僕に呟いている



落合「記憶が戻って僕達を[ピーーー]」

落合「それってどんな記憶なんだろう」

落合「どうして絶望…なんて感じたかったんだろう?」


桑原君は絶望を感じたいって言っていた。
僕達が絶望した顔が見れて満足だとも



一体桑原君の目的は何だったんだろう


山下「分かんないよ」


山下「そんなの」

落合「…もしかして記憶にとんでもないものが」


落合「なーんて…ヒヒッ」



いや、実際そうかもしれない。
だって…あそこまで人間が歪む。

それってきっと何かあったに違いない


落合君はきっとそれを認めたくないだけで



山下「…そんなわけないよ」



それは僕も同じで


落合「君は記憶を戻したいと思う?」

落合「もしその薬が残ってたとして」


落合「…どう?」


失った三年間。
それを立った一瓶で復活させれる



山下「僕は…」


どうなんだろう。三年間の僕の記憶
今の僕はその三年を手に入れたいの?


中身の分からないこの三年を?



【選択肢】

1はい
2いいえ
3自由


下2

山下「今すぐ記憶を取り戻したくはない」

山下「でもいつかは自分の力で記憶を取り戻して見せるよ」

山下「ちゃんと過去と向き合って…ね」



落合「それは違うよ。過去が分からないのに過去と向き合うなんて」

落合「それは違う」


落合「…僕はね。思うんだ」

落合「記憶のない僕と記憶の戻った僕。それは同じ人間で別の人間だって」

落合「桑原君を見て思ったんだ」



山下「…え?」


落合「だからあの瓶の中にはきっと記憶じゃない物が詰まってた」

落合「…もう一人の自分が」



酷く真剣な表情の落合君。
…けど、一理あるかもしれない

落合「…だから、もし記憶が戻って桑原君みたいになるなら」

落合「僕は未来の自分を殺すべきだと思うんだ」

落合「そして今の自分が別の自分を作り上げる」



落合「なーんて…ヒヒヒッ」


山下「…なんだか、大人なことを言うんだ」


落合「こう見えて考えてるんだよ?ヒヒヒッ」



そんな事を話しているうちに、落合君は帰っていった
記憶。無くした記憶がどんなものなのか…


僕は知りたい。


けど…知ればきっと僕は僕じゃなくなる


僕は僕ならざる僕になる。


…はぁ


またため息が止まらない


今日はここまで!


明日はほぼ一日更新するよ☆
お楽しみに!


というよりもうすぐこれが終わりそうですね…

10時くらいから更新する

ひとはっ!?

【三十一日目】


―――――― 1F 食事場 ――――――――――


今日は僕が食事場に一番乗りらしい。

と言っても、お腹なんて減ってないんだけど…


あの部屋に居たら何だか。自分の思考に押しつぶされそうになって
だから僕は逃げる様にここに来た


ここならきっと――――


いや。何か起こる事も無いかな



【食事場に入ってきたのは?】

下2

青木「よーっす」

山下「あ。青木君」


青木君は相変わらず元気そうだ
ううん、そう言う風にふるまってるだけなのかな?

まあ、どっちにしろ僕には真似できないけど…



青木「なんかボーっとしてんな!」

山下「ああ。まあね」


青木「何か食えよー!元気でっぞ?」

山下「いやぁ…何だか食欲湧かなくてさ」


青木「仕方ねえ…青木デリシャスを作ってやるか」


山下「なんか名前変わってない?」

青木「新作」

青木「んま!これ食って元気出せって!」


ほんとにお腹減ってないんだけどな…
でもせっかくだし…


【誰か乱入させますか?】

させないでもOK


下2

大歩危「…あれ?お邪魔?」

次は言ってきたのは大歩危さん。
僕達二人の姿を見て一瞬入るのを躊躇った


山下「お邪魔って?」

青木「おう!お前も入れよ!」



大歩危「…お邪魔します」


大歩危さんは少し僕と距離を置いて席に座る


青木「んじゃあ今から大歩危の分も作ってやっから!」


青木君はそう言うとそのまま厨房の中へ戻っていった
一体何を作るつもりだろう…

――――――――――――――

――――――――――――

―――――――



青木「できたぞ!」

青木君が運んできたのは鍋。
しかも…凄い臭いがする。にんにく?


大歩危「なにこれ?」


青木「元気の出るニンニクちゃんこ鍋!食えっ!」


山下「朝からヘビーだよ。」


大歩危「……しかもちゃっかり三人前だし」


青木「早いもん勝ちだぞ?」


…いただきます。
食べないと失礼だし


山下「胃がもたれそうだな…」

大歩危「…」

青木「…」


食事中。僕達は無言だった
一切喋る事なく、無言で食べ続けた


いや、鍋が美味しくないとかいうわけじゃない

普通より少し美味しい。
けどそれのリアクションも出来ない


何だか一気に空気が重くなってる気がする…



…どうしよう



【話題を振れ!】
下2

山下「あ…そうだ!恋愛の話しようよ!」

山下「皆やっぱり好きな人とか居るんでしょ?」


凄く明るく振舞ってみた。
これで…どうだ?

この重たい雰囲気を――――




大歩危「……」

青木「……」


って…なんでそんな気まずそうなの?
あれ…何か触れちゃいけない話かな?




【選択肢】
1話題を変える

2とりあえず大歩危に振る

3とりあえず青木に振る


下2

山下「あ。青木君、好きな人誰なのか教えてよ」

山下「この前言ってたじゃん!」



大歩危「――――」


青木「お…おう」


大歩危さんが凄い顔をしてる…
青木君もなんか…変だ


山下「え?」


青木「い…いやー」


大歩危「…辞めないその話?」


山下「え?どうして?」

山下「やっぱり何か悪い事…」


大歩危「…違う。悪いとか悪くないとかじゃなくて」

大歩危「…いきなり過ぎて…ね?」


青木「…お…俺に振るなよ!!」


大歩危「…あっ。ごめん!」


山下「何?二人して」

山下「何かあったの?」

山下「あ…もしかして…」


もしかして二人は付き合ってる?
あ。もしかするとそうかも…


大歩危「それだけは絶対に無い!」


山下「え!?」

大歩危「何考えてるかくらい。分かる」


…じゃあどう言うことだろう。
分からないな…

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――― 2F 廊下 ―――――――――――


リリス「…記憶。とは」

鈴原「分かんないわよ。けど…桑原がああ言う風になる何かはあったのよ」

リリス「…あのバカが」

山下「バカって…」


リリス「なら…私たちは?」


山下「分かんないよ。僕達はそれを手にする術がないんだから」


リリス「…」


リリスさんは先日の裁判後からかなり参っている
桑原君の豹変が余程…



鈴原「うじうじしてんじゃないわよ」


リリス「記憶」

僕の知識が三年分失われている。
それは僕も取り戻したい


山下「僕だって取り戻したいよ」

鈴原「アタシもよ」


きっと取り戻したいのはみんな一緒だ。



リリス「あの薬、もらえないでしょうか…」

リリス「もう一度モノクマに頼み込んで」


鈴原「やめておきなさい」


鈴原「アンタも桑原みたいに…」


リリス「そうなったとしても思い出したい」


【選択肢】

1自分も止める

2一緒にモノクマのところに行く

3自由

下2

山下「記憶の戻った僕達って僕達なのかな…」

山下「記憶のない僕と記憶の戻った僕、それって限りなく僕だけど僕じゃない…別人なんじゃないかなって」


鈴原「…」


山下「昨日落合君と話してたんだけど」


山下「…僕も記憶を戻したいよ。けど…」


リリス「自分が別人になってしまうのを恐れている?」


山下「うん」


山下「……どうなんだろう」

山下「そこまでして僕は今を捨てる意味があるのかなって思うんだ」


リリス「今を捨てる?」

山下「未来を手に入れる代わりに…。今を捨てる。そう言うことじゃないかな?」


リリス「……」

リリス「ではもしも。もしもの話です」

リリス「未来の私が凄く善人だとして。それも今を捨ててまで手に入れる必要のない物ですか?」


山下「…うん」

山下「だって。それはリリスさんじゃないじゃない」


山下「僕達の知ってるリリスさんは消えてしまう」


鈴原「…一度死ぬのと同じね」



リリス「……」


鈴原「記憶を戻すって、案外重たいテーマなのね」

鈴原「…アタシがアタシで無くなる…か」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――― 1F 大宴会場 ―――――――――


井貫「山下か」

山下「…なんでこんな所に?」

大宴会場の襖が開いてたから中を覗いた。
中には一人で座っている井貫君が見えた


井貫「貴様も座れ」


井貫「少し話そう」


山下「……うん」


井貫「…」


話す…って言っても。何を?

肝心の井貫君も何も話してくれないし…
けど何か話せる雰囲気でもないし


井貫「覚えておるか?」

山下「え?」


井貫「最初ここで皆に会ったのだ」

井貫「柚葉が皆をまとめて」

井貫「村田が場を賑やかし」


井貫「…ここには16人居たんだ」


――――――――そう。
僕達は16人居た


柚葉さんに…田辺君。
小判鮫さんに大樹林さんに村田君
飛騨さんと篝火君
大槻さんと桑原君



…皆がここに居た


井貫「…どこへ行ったのだ。奴らは」

山下「…みんなもう。」


井貫「分かっておる」


井貫「吾輩が言っているのはそう言うことではない」

井貫「…そう言うことではないんだが、何と言いたいのか…」


井貫「自分でもわからんのだ」



山下「…」


暫くそっと隣に居ておくくらいしか僕にはできないと思う。
今の井貫君に何て声を掛ければいいのかもわからない。



山下「……」


井貫「…まだ、続くのであろうな」

山下「…分かんないよ」

山下「もしかしたら上の階に出口があるかも。まだ…見てないし」


井貫「五階に…か」


井貫「吾輩は記憶などは欲しておらん」

井貫「だがな、どうして桑原の事に気付けなかったか」

井貫「近かった吾輩が、どうして…」


井貫「もしかしたら未然に防げたかもしれんのにな」


山下「それは…」

山下「それはきっと…」


きっと僕でも無理だっただろう。
いや…無理じゃないかもしれないけど

そんなのその時にはわからないよ



【選択肢】

1井貫を励ます
2黙っている
3自由


下2

山下「井貫君…。そんな事ないよ」

山下「僕がもし井貫君なら、きっと井貫君と同じで気づけなかった筈」


山下「それにね、記憶を失ってるなんて…」

山下「その記憶が戻ってるなんて誰も気づかない」

山下「気づけないよ」



井貫「…であるが…」



山下「…きっともう大丈夫」


山下「大丈夫だよ」


うん…もう大丈夫。
僕は僕にそう言い聞かせる、そして井貫君にも


井貫「…そうか」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

お昼休憩取ってきます

14時に再開

被害者発見まで行ければいいなー

きたく

おひとは?

―――――― 1F 廊下 ――――――――


山下「次はどうなるのかな」

落合「次?」

リリス「殺人w…ですね」


リリス「…さあ。動機によって変わるのでは」

山下「…だよね」


五階はまだ解放されてない。
確認しに行ったけど…、シャッターは閉まったままだった


リリス「記憶に関することなら…www」

山下「…僕も動機によっちゃ分かんない、かな」



落合「はぁ…何言ってるの!」


山下「…え?」


初めて聞く、落合君の大きな声だった

落合「何が来て何が起こるか…じゃなくて、何が来て、どう防ぐかじゃないの?ヒヒヒッ」


山下「…」


落合「何だか最近。皆おかしいよ?ヒヒヒッ」


リリス「貴方に言われるなんて…まじおこw」

でもその通りかもしれない…
そうだ、肝心なことを忘れてるのかもしれないな



山下「そうだね…」


落合「そうだよ。ヒヒッ」


落合「けど…どうしようか」

落合「次の殺人を防ぐ方法」


山下「前回の件もあるし、皆の様子を知らせ合う…とか?」


リリス「私は…反対」

リリス「つーかwww勝手にやってろwwゲラゲラゲラ」



山下「…リリスさん」


リリス「群れ合う気とかwないwんでwwww」

リリス「ないから」


元に戻っちゃったよ…
でも何とかして協力お願いできないかな?


【リリスを引き入れる言葉を考えろ!】


下2

山下「いつまでそうやってるの?」

山下「君がどういう風に考えているのか…どんな辛い目にあったかはわからないけれど、このままじゃいけないよ!本当はわかってるんでしょ?」

山下「…桑原君の事を見て、何か思ったんじゃないの?」


落合「そうだよ…ヒヒヒッ」

落合「わざわざそう言うこと言って強がる必要もないんじゃない」



リリス「…」

リリス「……」


リリス「…考えといてあげる」


あ…リリスさん、行っちゃったよ…



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――――― 4F 資料室 ―――――――――――

山下「またそこで資料探してるの?」

青木「おう。読めねーけどな」


読めない資料を呼んで何になるんだろうって思うけど。
もしかしたらこの膨大な資料の中に何か一つ脱出のカギになる物があるかもしれない


青木「…んー。なんか地図みたいなんでもあればなー」


青木「って…これ何回言ってんだろうな」


はぁ…と。大きなため息をついて資料を棚に戻す青木君。
どうやらこの資料も読めないらしい


山下「手伝おうか?」


青木「マジか?助かる!」

暫く青木君と資料を探してた
けど、結局何も見つからない。

この前みたいな写真も…


青木「ねーな」


山下「ちょっと休憩する?」

青木「いやー…もしかしたらあるかも」



多分ない。
きっとここにある物はモノクマがすべて処分しているはず

この前のは運が良かったのかもしれない


青木「ん?どした?そんなボーっとしてよ」


山下「え?」

山下「ああ…うん」


【選択肢】

1この前見た写真のことを言う

2言わない

3自由

下2

山下「この前…ここである本を見たんだ」

青木「本?」

山下「かろうじて文字は読めたんだけど」


そこから僕は書いてあった内容を話した

「超高校級の絶望」の事
「伝染」「隔離」の事

とにかく読めた文字を全部



青木「超高校級の絶望?」

山下「確かに本にはそう書いてあった」


僕もそれがなんなのかは分からない…
何もヒントが無いから…。手掛かりもないし…


青木「超高校級の絶望…」




青木「―――――桑原?」

山下「そんなわけ…」


けどあそこまでの豹変のしよう。
そして狂気的で…。死を喜んだ…


もしかすると…



青木「…でも、こう言うこと言うのも何だけどよ」

青木「あいつが死んで呉れてちょっと…安心してる」


山下「安心?」


青木「…ああ。こえーじゃねーか」

山下「うん…」

でも僕もそうかもしれない。
実際悲しいって言う感情は少ないんだ

山下「…でももしさ。僕達の中に他の「絶望」が居たらどうなるんだろう」


青木「え?」

山下「あの本。伝染とか潜伏とか。そんな事も書いてあった」

山下「もしかしたら…絶望は伝染するのかも…」


青木「やめてくれよな」

山下「…あはは」


青木「また…誰かがあんな風になんのは嫌だぞ」


一瞬だけ桑原君が脳裏をよぎる…
その瞬間全身が寒くなった。まるで冷蔵庫の中に居るみたいに


山下「そうだね」



来客がありましたので少し席を外します!

これが最後の地図です


http://imgur.com/xSaeQCN.jpg


来客も帰りましたし、更新再開してもよかよか?

それじゃあ夜時間タイム

【どこに行ってみますか?】

1一階

2二階

3三階

4四階

5五階


下2

――――――――― 5F 廊下 ―――――――――――――


…五階が開いていた。

眠れないから散歩していたのに。
気が付いたら五階に来ていた


山下「…部屋は一つ…か」


目の前にあるのは巨大な扉。

裁判場に似ているけど色が違う


――――ガチャガチャッ


けどドアは施錠されていて開かない…
…またここを開けるからって言うのが動機になるのかな…




【同じく五階に来た人は?】
居ないでもOK

下2

落合「…奇遇だね。ヒヒッ」



後ろから急に声を掛けられて、一瞬だけ全身がビクッとする。
だけどこの特徴的な笑い方…

あ。落合君か。



山下「どうして君も?」

落合「僕も同じことが効きたいよ」


山下「…僕は散歩。眠れないから」

落合「僕も同じ」


偶然というかなんというか…
流石は幸運って言うべきなのかな?


落合「ドア。開かないの?」

山下「うん」

落合「VIPルームと同じかな?」

山下「違うと思うよ。鍵を入れる場所もないし」

この奥には何があるんだろう。
考えれば考えるほど気になる


山下「この中に何があるのかな」


落合「VIPルームより凄い物…だったりね、ヒヒヒッ」

山下「冗談になってないよ」


もしかしたらここにも僕達の記憶が?なんて。
…あり得そうだよね

落合「明日皆に教えてあげる?」

山下「教えて何になるの?開いてないし」

落合「一応報告として…だよ。ヒヒヒッ」


別にそこの事はどうでもいいけど…
開いていないわけだし、部屋はここだけなわけだし


山下「別に僕はどっちでもいいと思うけど」


落合「ヒヒッ。じゃあ教えてあげよう」


【三十二日目】

あの後すぐに分かれた僕達。
僕はそのまま部屋に帰った。



山下「ふぁぁぁ」


よく寝た。

今何時だろう…もうとっくにモノクマのアナウンスは聴いた気がするし…
寝すぎちゃったな

今日もみんなのところに行こう


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

――――――――― 2F バー ――――――――――

山下「またお酒?」

鈴原「お酒なんてどこにもないわよ」

鈴原「…捨てたの見たでしょ」


山下「…あ。」

山下「じゃあここで何してたの?」


鈴原「…考え事よ」


山下「考え事?」


鈴原「ここから出る方法よ」

鈴原「って、いっつも答えは出ないんだけど」


それはみんな一緒だよ。
ここから出る方法なんてないのかもね


鈴原「けどさ、アタシたちもう7人よ」

鈴原「減ったもんよね」


井貫君も昨日一緒のこと言ってたな
皆考える事は一緒か


山下「…減らないよ。もう」


鈴原「これ以上減ると寂しくなるわ」

鈴原「勘弁願いたい物ね」


ここにお酒があったらきっと今のタイミングで鈴原さんは一気飲みしてるはず
何だか僕にもわかるようになった


【選択肢】

1出る方法の話題を掘り下げる

2死んだ人たちの話をする

3自由

下2

山下「ねえ、少しだけ皆の話しよう」

山下「柚葉さんとか…田辺君とか」


鈴原「……死んだ9人の事?」


鈴原「良いわよ。たまには昔話も悪くないわ」


鈴原「で?誰の話をする?」


誰の…誰の話をしよう。


山下「えっと…」


【誰の話をする?】

下2

山下「田辺君のこと話す?」


鈴原「あー…アイツね」

鈴原「…良い男だったんじゃない?」

鈴原「ちょーっと子供っぽいけどね」


遠い目でそんなことを言う
うん…。田辺君、優しかったしね



鈴原「最初喧嘩したでしょ?あの時実は後悔」


鈴原「アンタが間に立ってくれて良かったわ」


鈴原「感謝してる」


感謝??

山下「感謝って?」


鈴原「え?」

鈴原「なんだ…アイツの話フッてきたから気づいてるもんだと思ってたわ」


山下「気づく?え?何を??」

鈴原「そーね。んー」

鈴原「もうちょっと後に教えてあげるわ」


山下「え?」


鈴原「…鈍感ねー。いつか身を亡ぼすわよ」


なんなんだろう。
それっきり田辺君の話をしてくれなくなっちゃった…


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下2

――――――――――― 1F 廊下 ―――――――――

鈴原さんと別れた後。
僕は鈴原さんの言っている意味が分からずに悶々と歩いていた


青木「またなんか辛気臭い顔してんぞ?」

大歩危「…だね」


声をかけてきたのは大歩危さんと青木君


青木「どーしたんだよ!」

大歩危「またなんか見つけた?」


山下「違うんだ」


僕は鈍感なのかな?
…人一倍頭は回る方だけど


青木「ん?んじゃあなんだよ」

山下「あのね、僕って鈍感なの?」


青木「ああ」

大歩危「うん」

即答…
即答されちゃった…


山下「どこら辺が?」


大歩危「それは――――」

ハッとした顔で大歩危さんが口を押える
ん?何?


青木「とにかく。鈍感だな」


青木「つーかなんで今更?」


【選択肢】
1鈴原さんとの話を話す
2その他自由

下2

山下「いや―――――」

話して良い事かどうかわかんないけど。僕は鈴原さんと話したことを二人に話した。
話せば話すほど二人の表情は変わって行って



大歩危「…恋でしょ」

青木「完全に惚れてんな」


山下「え?…惚れてる?」

青木「ああ。それはもうきっと好きなんだ」


えっと…それって…え?
いや…もしかしたら友達として…かも


山下「いや…もしかしたら友達として凄い大切だって」


青木「ねーわ。」

大歩危「…無い」


大歩危「…これは重症」

青木「深刻だな」


え…ええ?
そんなにみんな分かる物なの?

僕と同じ考えの人って居ないの?


大歩危「…これは君を好きになる人は大変だ」


青木「かなりな」


二人は顔を見合わせてため息をついた。

山下「ぼ!僕は気づくよ!」

山下「そんなの!自分自身の事なんだから、もし誰かが自分の事好きになったんだったら」

山下「すぐ気付くと思う!」


大歩危「…だって」

青木「無理だわ」

山下「決めつけないでよっ」

なんで鈴原さんの話で気づけなかったことくらいでこんな鈍感扱いされるんだろう
…僕だって間違える事はあるよ。



青木「んま、気づけるように頑張れよ」

大歩危「…そろそろ可哀そう」


山下「え?え?え?」


大歩危「…五階開いてるか見に行ってくる」

青木「お。開いてるらしーぞ、落合が言ってた」


青木「じゃな!」


……行っちゃった


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下2

―――― 1F 食事場 ―――――――

井貫「何をそんな不機嫌そうな顔をしておる」

山下「え?」

僕が食事場に入ると井貫君が声をかけてきた。
不機嫌そうな顔?…ああ。きっとさっきのだ


井貫「めずらしいな、貴様が露骨に顔に出すなど」


山下「え…そんなに怒ってるかな?」

井貫「いや、なんというか…不服という顔をしておるぞ?」


そりゃ不服だよ!
なんて言える訳もないし…


山下「ちょっといろいろと」


井貫「ん?どうしたであるか?」

山下「いや…」


井貫「いつもは相談に乗ってもらっておったからの」

井貫「たまには吾輩が」


井貫君…でも。その…えっと――――
僕より鈍感そうだし。

って!僕は決して鈍感な訳じゃないし


井貫「ほら。話してみよ」


山下「その……」


【選択肢】
1自分は鈍感なのか相談
2その他の事に付いて相談 指定
3自由


下2


山下「井貫君…僕ってさ。鈍感なのかな」

井貫「…鈍感とは?」

山下「さっきね青木君たちに言われたんだ」



井貫「うむ…どうであろうな」

井貫「見る者にもよるからな」


井貫「貴様は青木達には何らかの理由で鈍感に見えているのかもしれんな」

山下「何らかの理由?」


井貫「何か気づかないといけないことに気付いていない」

井貫「何かを察して動けていない」

井貫「などであるか」


山下「…何それ?」



井貫「相手が自分と他人でどういう態度を取っているのか」

井貫「それを考えてみれば自ずと察してほしい事や気づかないといけない事…に気付けるのではないか?」

井貫「その対象が自分でなくともまた然り」

井貫「全てに置いて対応が同じ人間など存在せぬ」



…なんだか。凄いきっちりしたアドバイスをもらえちゃった……
なるほどね、けど。言ってることは理解できた


でも…青木君と大歩危さんが僕に気付いてほしい事察してほしい事?


…それって何だろう。
また会ったときにじっと観察してみよう


山下「アドバイスありがとう」


井貫「お互い様である」


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下2

―――― 1F 食事場 ―――――――

井貫君がどこかに行って。
代わりに入ってきたのは大歩危さんだった


大歩危「…ご飯?」

山下「ううん。考え事」


そうだ。今ここであのアドバイスを生かすんだ!
…じーっと観察して

大歩危「見つめて何?」


大歩危「そんなに可愛い?」


山下「んー…駄目だ」


大歩危「…?」

分からない。
というより…表情が読めないよ!



山下「…というより青木君は?」

大歩危「まだ五階」

大歩危「出口かもしれないからって、ドアをずっとカチャカチャしてる」

…青木君は何としてでも外に出たいんだな。
皆の為に一番頑張ってくれてるかもしれない


山下「最近いつも一緒だよね?」


大歩危「人が減ったからね」

大歩危「…それに。相談相手だし」


山下「大歩危さんの?」

大歩危「…違う。青木君が」


青木君が大歩危さんに相談か…
何だか珍しいかも。というより意外だ


【選択肢】

1鈍感と言われた意味を聞く

2何を相談されてるのか聞く

3自由

下2


山下「僕って…どうして鈍感なの?」

大歩危「…気にしてたんだ。ごめん」

山下「い…いや、そう言う事じゃなくて」

山下「その。意味を知りたいなって」


大歩危さんは一瞬だけ。一瞬だけ困った雰囲気を出した。
顔は分からないけど、きっと困ってる



大歩危「んー…何て言うんだろ」


大歩危「…私からはあんまりその」


山下「言えないような事?」


大歩危「うん…」

大歩危「けど、悪い事じゃない…」


悪い事じゃないのに言えない事?
なんなんだろう。それって何なんだろう


益々分からない


山下「解くためのヒント…もらえない?」

大歩危「ヒントか…」


大歩危「そうだね。じゃあ言ってみる」

大歩危「ヒントを出してもらえるように」

大歩危「…って。ヒントだらけなんだけど」


山下「…大歩危さんからのヒントは貰えない?」


大歩危「…今まで。かな?」



今までがヒント?

…何だろうそれ


大歩危「じゃあね」






―――― 夜時間タイム ――――


誰かが部屋に来ました
誰ですか?

いないでもOK

下2

部屋に来たのは青木君だった。

部屋に来てくれるのは久しぶりかな?


山下「どうぞ。入って」

青木「おう」


部屋の中に入って、青木君はベッドのそばに座る。
いつもの定位置だ。


山下「今日はどうしたの?」

青木「いや…別に」


山下「だよね。僕落ち込んでないし、今は元気だよ」


青木「ならよかった」

テレビも何もない部屋だから青木君の声が凄くよく聞こえる
…意外といい声してるよね




青木「…」

今日の青木君は口数が少ない…
もしかして、何か悩んでるのかな?


山下「あ。何か悩み事?」

山下「いつも励ましてもらってるし…。僕でよかったら相談のるよ!」


青木「悩みじゃねー」


青木「うん。それは大丈夫だ」

山下「大丈夫なの?」


青木「二階も言わせんな。大丈夫だっつーの」


……大丈夫ならいいけど。

無理に話を掘り返すのも気分悪くするかもだし…
何か別の話題でも

【選択肢】
1鈍感と言った意味を聞く

2大歩危と話したことを話す

3自由

下2

山下「あ…そうだ。今日ね大歩危さんと――――」

大歩危さんと食事場で話したことを青木君に話した。
哀しい話題じゃない筈なんだけど…

何だか表情が重たい気がする


青木「そっかー…ヒントか」


山下「うん。ヒント」

山下「…それに今までっていうのもヒントだって」


青木「むずかしー問題だな」

山下「うん。ほんとに」


暫く沈黙が僕達を支配した。
何だかすごく空気も重苦しい…




青木「なあ。」


青木「…んじゃあ、そのヒント………」



青木「……もし聞けるなら。聞きたいか?」



【選択肢】

1はい

2いいえ

下2

山下「うん」

どうしても解きたい。
そう、知りたいんだ…。分からないからこそ





青木「んー…あー。えっとなー」

青木「俺の。その…あー……好きな奴って言うのがヒントになっかな」


青木君の好きな人?
…それっていったい?


青木「この中に居るんだよ」


山下「…鈴原さんみたいな感じ?」


青木「…ちょっとちげーな」






青木「まだ生きてるからな」


山下「生きてる?」


青木「ああ。生きてんだ」

大歩危さん?リリスさん?鈴原さん?

けど…大歩危さんに相談してるってことは大歩危さんは選択肢から外されて
で…そうなるとリリスさんと鈴原さんになるわけで…。

青木君とリリスさん?いや…違うと思う。でも…もしかすると

いや、まさかね…


となれば鈴原さん?
なら僕…悪いこと言っちゃった?鈴原さんは田辺君の事が…。


でも…僕が鈍感って言われる理由に…青木君の好きな人が関連してくるわけで


……

青木「うし。帰るわ」

青木「ヒント出し終わったしな」



青木君が立ち上がった。



【選択肢】

1 もっと詳しく聞く

2 見送る


下2


青木「んじゃあな」



青木君はそうとだけ言って部屋を出ていった。
…うん。


もう一晩だけ考えよう。


…今日もどうせ眠れないだろうな…



【三十三日目】


予想通り結局眠れなかった。

どうしても青木君の好きな人と僕の鈍感さが結びつかない。
それに大歩危さんの今までって言うのも変だ。

僕は分け隔てなく皆と接してたはず…


……モヤモヤするな

ここから脱出する方法も考えないといけないのに



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

―――――――― 1F 食事場 ――――――――――


なにしてるんだろ、あの二人…

青木「……」

リリス「……」


お互い黙ってるし。
もしかしてまた喧嘩?


山下「どうしたの二人して…」

青木「んー?いや。なんでもねえ」

リリス「……ええ」


青木「ちょっとリリスの話をなー」

リリス「たまたま居合わせたんで」


意外と仲良い?
でも…結構深刻そうだったけど…



リリス「…ま。相談という物に乗ってもらっていただけです」

リリスさん…真面目モードだ。
と言う事は結構深刻な?


青木「まあ、しょうもない奴だったけどな!」


リリス「しょうもないとか氏ね」

青木「杞憂だっつーの」


青木「ま、考えすぎんなよ?」


リリス「…考える脳が誰かと違ってあるので。困りものです」


青木「俺の方見て言っただろ!」


山下「リリスさん、ちょっと変わったね」


リリス「は!?どこがだよwww」


青木「確かに。ウザさが減った」

リリス「私にとってウザいのはお前らなんですがwww」

山下「毒抜けたよね」

リリス「マジでwww死ねwww」


…リリスさんも変わってきたな。
これだと本当に皆で外に出れるかも。


リリス「何にやにやしてんだよwww」

青木「なんか不気味だぞ?瑰」



山下「あ…いや。ちょっとね」


青木「何だよ。言えよー」

【選択肢】

1言う

2言わない

3話題変更

下2

山下「言わない」


リリス「はw言えやwww」

青木「秘密って奴かよ」


うん。今は言わない。
皆で出れた時に言おう


山下「まあ、うん…」


リリスさんはリリスさんで明るく?ん?良い人?
取りあえず何だか毒が抜けた感じだし

もう心配するようなことはないよね。



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

―――― 1F 廊下 ――――――


リリスさんのささやかな変化。
うん…みんな仲良くなれそうで良かった。


大歩危「…何にやにやしてるの?」

井貫「不気味であるぞ」


…また顔に出てた!?

井貫「相当嬉しい事があったと見受けられる」


大歩危「…あ。まさか」


井貫「ん?」


大歩危「…なんでもない」


山下「いや。ちょっとね」


井貫「そこまで喜ぶ理由。教えてほしいであるぞ」

大歩危「…で。デリカシーの問題だから…聞かない方が」


山下「え?いや…リリスさんも変わったなって」


大歩危「…そっちか」

山下「ん?なにか言った?」

大歩危「別に」

…大歩危さん。なんか変だよ。


井貫「であるが、確かにそれはそうであるな」

井貫「自分から話しかけてくることが増えたというか…」

大歩危「…わざわざ嫌われるような事しなくなったよね」

大歩危「…それに……前なんか通常時とネット言葉?が入り混じって」

大歩危「何言ってるか分からなかった」


井貫「もはやそこまで来ると二重人格であるな」



【選択肢】

1リリスが変わった理由について皆で話す

2外に出る方法を話す

3自由

下2


山下「でもリリスさん…どうして…かな」

大歩危「…デレ期」

井貫「なんだそれは?」

大歩危「…けど。桑原君の一件からだよね」


井貫「飛騨の裁判の後からじわじわと変わって行っている気もしたがな」


大歩危「でも一気に」

大歩危「誰かに何か言われたとか?」


…もしかして僕?
けど…あの時はまだツンツンしてたし


井貫「好きな奴が出来た…は無いな」


大歩危「…確かに」



大歩危「…分からない」

大歩危「リリスさん。あんまり話したことないし」


井貫「吾輩もまともに話したことはないな」

山下「言われてみれば僕も…」


山下「まともに話したことは少ないかも…」


結局リリスさんが何を考えて居るかは分からずじまい。

…今度直接聞いてみようかな…

って。絶対教えてくれないよね


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

―――― 2F 廊下 ――――――

リリスさん…なんであんなに変わったんだろう。
僕の一言?落合君が何かした?


落合「…どうしたの?ひとりで」

山下「ああ…落合君。」


山下「その、リリスさんの事なんだけど」

落合「なんだ、リリスさんだったらさっきまで僕と居たよ。ヒヒッ」


山下「リリスさんと?」


落合「ああ。別に皆に不審な様子はないって。ね」

落合君が嬉しそうに笑う。
なんだ…リリスさん結局協力してくれるんだ


落合「君の一言のおかげかな」

山下「いや…僕のおかげってわけじゃ」

山下「それに…落合君だって。色々協力してくれたじゃないか」


落合「ヒヒッ」


照れたように笑ってる…
最近落合君も表情豊かになったな…



落合「もう動機が提示されても、あまり怖くはないね」

山下「…だといいけどね」

山下「きっと次はあの部屋に入れるようになる…とかだと思う」


山下「あそこが最後の階みたいだし」


落合「じゃあ…その中に玄関の鍵があるのかな」


山下「きっとね」


【選択肢】

1外に出た後の事に付いて話す

2動機意外にあの部屋の中に入る方法がないかを探す

3自由

下2

今日はここまで。

予想以上に長くなる日常パート
けどもうクライマックス近いしね


明日は多分一日お休みすることになるかも…
お仕事で忙しいんだぜ

予定では月曜の20時から21時に

ひとはー?

山下「落合君は外に出たら何したい?」

落合君は一瞬だけ笑って、一瞬だけ悲しそうな顔をする
なんだかすごく人間っぽい…。まるでいつもの落合君みたいじゃない顔だった


落合君「じゃあ君は?」

山下「僕はお母さんとお父さんに会いたい。他の家族にも」

とにかく家に帰る。それが僕が外に出た時にする事だ
家に帰って「帰ってきたよ」って言う。
きっと心配かけてるしね


落合「僕は…。――――――――」


落合「まだ決めてない。ヒヒヒッ」


決めてないって言う落合君はどこか嘘をついているような…
けどきっと深く触れちゃいけない、そんな気がする。

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

―――――――― 1F 縁側 ―――――――――――

縁側には青木君が居た。
一人でぼーっと池を眺めている


山下「何か考え事?」

青木「ん。まーな」

青木「ちょーっとな」


青木君は僕が居る事に気付くと、いつも通りに笑ってくれる
…けど、どこか顔は疲れている感じで……


山下「…またみんなで出る方法?」

青木「ん?ちげーよ」

山下「好きな人の事?」

青木「当たらずしも遠からず?っていうのか?そんな感じだな」


使い方は間違ってないと思う…
いや、僕は青木君の心の中まで分からないから。その言葉選びが正解なのか分かんないけど…

青木「この池、いっつもきれーだよな」

ふと青木君が池を指さした。
確かに…誰が掃除してるんだろう


山下「そうだね」


青木「俺さ。五階に行ったんだよ」

山下「ああ、あの閉まってる部屋のこと?」

青木「俺は多分あそこが出口だと思う、いや…きっとあそこに何かがあるんだよ」


青木「だから瑰もちゃんと調べてくれ」


山下「青木君が調べてどうだったの?」


青木「なーんもなかった、開きもしねえ」

山下「だったら調べる前に開ける方法を調べないと」


青木「だな」

【選択肢】

話題を提供してください
下2


そんな事を考えてる時に落合君が来た。


落合「二人並んで何してるの?ヒヒッ」

山下「あの部屋に入る方法を考えてたんだ」

青木「んで?お前は何しに来たんだよ?」


落合「僕は散歩に。ここは唯一の外だしね」

外。っていっても全部壁に包まれてて、太陽とか月の光さえライトで代用されてる
限りなくセットとかに近い作り物…なんだけどね


落合「ここが本当の外じゃないくらい分かっているよ…ヒヒヒッ」

僕の方を見て笑う落合君。
…口には出してないはずなのに……


落合「さ、僕に構わず二人で話しててよ」


落合「僕は散歩するからさ」

















―――――――――ボチャンッ












一瞬何が起こったのかわからなかった。

急に津波の様に水が跳ね上がって、大きな音が鳴った。
そして――――



落合「うわっ!!!」


池で落合君がもがいてる


青木「おい!大丈夫かっ!?」

―――ダッ

――――――ジャボンッ



青木君が池に飛び込む。
って、この池普通の池よりかは深いと思ってたけど……

そんなに深かったの!?



―――――――――――
―――――――――
――――――


落合「まったくついてないよ…ヒヒッ」

青木「って…足元注意して歩けよな…」

青木「俺がいねーと溺れてたぞ」


山下「でもこの池凄い深いんだね」

青木「だな、俺が飛び込めるくれーだからな…」


泳げないのは僕もだし…。あんまり近づかないようにしておこう
…近づくのは青木君が居る時だけにしよう



落合「服がぬれちゃったし、着替えに帰るよ…ヒヒッ」


青木「俺も。んじゃなー瑰」


二人ともびちゃびちゃのまま行っちゃった……
…廊下で滑らなかったらいいんだけど




―――――――――ゴンッ

落合「いたっ!」



って…早速滑ってるし…

【夜時間タイム】


行きたい場所か会いたい人を選択してください


下2

すいませんが今日はここまで

このペースだと金曜か土曜には事件が起こるかな?
もうフラグは乱立しております

今日の17時くらいに更新する予定です

――――――――――― 5F 扉前 ――――――――――

山下「落合君?」

扉の前に居たのは落合君。
ここに居るってことはきっと――――


山下「落合君もここが開いてるか?」

落合「君もそのようだね、ヒヒヒッ」


やっぱりそうか
落合君もここが開いてないか調べに来てたんだ。
僕と一緒だ



山下「どうしてここだけ開いてないんだろう」

落合「鍵もないし」

VIPルームみたいに鍵があれば別だけど。
ここには鍵すらついてないし…
となればここは本当に出口とか?



落合「きっとここが開いたら」

山下「開いたら?」


落合「外に出れる…気がするんだ」

山下「珍しいね、落合君がそんな事言うなんて」

落合「僕だってたまにはそう言うこと言いたくもなるよ」

山下「そうなんだ。でも、僕もそう思うかな」

山下「それか外に繋がる何かがあるに違いない」


僕がこの奥に何か希望があると思うみたいに、落合君もそう思っていたみたい
きっとほかの皆もそうなのかな

…それを逆手にとって――――



落合「また暗い事?」

山下「え?」

落合「そんな雰囲気出てたよ」

山下「あ…はははは」


落合「でもまあ、もう大丈夫じゃないかな?ヒヒッ」

山下「え?」

落合「リリスさんもあんな感じだし」

落合「ほかの皆が誰かを殺す…なんて…ヒヒヒッ」


鈴原さん、青木君、大歩危さん、リリスさん、落合君、井貫君
確かにこの中から殺人者が出るようには思えない、思いたくない

けど…いつでもその希望は脆く砕け散ってきた。
だから警戒しておかないと


落合「暗い事ばかり考えて居ると、僕みたいになるよ?ヒヒヒッ」

山下「落合君も少しずつ変わってきたよね…」

落合「ヒヒヒッ」


【選択肢】

1生き残った皆の事を話す 指定
2落合君の才能を詳しく聞く
3扉の開け方を予想
4自由

下2

僕は生き残った人の中から青木君の話を切り出してみた。
あのメンバーの中では一番色んな人を笑顔にしようとしてくれてる気がするし。
何かあったらすぐに助けに来てくれる。

落合君はどう思ってるのか、何か知ってるのか。
僕はそれを聞いてみたくなった


落合「…青木君も良くここに来てるよね」

山下「そうなんだ」

落合「凄くよくここに来ているみたいだよ?ヒヒッ」


意外…だな。
開かないからすぐに諦めそうだと思ってた


山下「けどドアは開かないのにね」

山下「何か開ける方法…。もしかして壊そうとしてるとか?」


落合「ないない。この前もずっと突っ立ってただけだから」

山下「…ふーん」


山下「他にここで見た事のある人って居る?」

落合「よく見るのは君と青木君だね」

落合「開かないってわかってるのにね…ヒヒヒッ」


山下「それは落合君もだよ」

落合「ヒヒヒッ」


山下「けど…青木君は一人でなにしてるんだろうね」

落合「さあ?ずっと一人でぼーっとしてたよ」

山下「時間が経てば開くと思ったのかな?」

落合「僕は分からないよ」


今度青木君に聞いてみようかな…
きっと青木君だし教えてくれるよね



――――――――――――
――――――――
――――――

【三十四日目】




【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

――――――― 1F 食事場 ――――――――――

鈴原「いい加減変な意地張ってないで、素直になんなさいよね」

リリス「…」

山下「あれ?えっと…何してるの二人とも…?」

食事場ではリリスさんと鈴原さんが向かい合わせに座ってる。
鈴原さんは少し苛立ってる感じで、リリスさんは何だかバツの悪そうな顔で

…どういう状況?


鈴原「アンタは黙ってそこ座っときなさい」

山下「え…あ。うん」


有無を言わさず座らされる。
それも二人とは少し離れた位置に…


もしかしてお邪魔?だったかな…

鈴原「もうね、この際だからハッキリ言っておくけど」

鈴原「アンタが何しようと正直どうでもいいの。子供じみた言動とかもこっちは全然気にしてないの」

鈴原「というよりまたやってるな、くらいにしか思われてないのよ?」

リリス「……」


鈴原「まあ、今までは適当にそう言う風にあしらってきたからいいわ」

鈴原「けど最近は何?中途半端なことばっかしてさ」

鈴原「そう言うの、一番ムカツクのよ!」


鈴原さんが机を凄い勢いで叩き付けた。
食事場に大きな音が鳴り響いて、リリスさんも体をビクッとさせる



鈴原「今ここで宣言しなさいよ」

鈴原「どっちに転がるか」

鈴原「ほら。早く」



……何だか僕は起こられてない筈なのに、自分の事の様に体が強張る
なんだか色んな所が締め付けられるような気になる




リリス「…る」

鈴原「はぁ!?」


リリス「……いる」


鈴原「はっきり喋んなさいよ!!!」





リリス「―――――皆と一緒に居るッ!」






鈴原「…あっそ」

鈴原「今の言葉忘れないでね。」


鈴原「じゃ、アタシは消えるわ」



鈴原さんが出ていった。

…リリスさんは、まだここに居るけど……
どうすれば良いんだろう。


【選択肢】
1リリスに声をかける
2そっとしておく

山下「リリス…さん?」

リリス「……」


僕の声なんて聞こえていない様に下を向くリリスさん
やっぱり声かけない方が…よかった?


リリス「……」

―――キイッ


車椅子が反転する。
そしてリリスさんは何か言いたげな顔で僕の顔をじっと見上げた




山下「…なに?」


リリス「帰るから…どいてください。」


そう言って食事場から出ていくリリスさん
……大丈夫かな?


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下2

―――――――――― 4F 娯楽室 ―――――――――

山下「寝たらダメだよ?」

娯楽室のソファでは青木君が横になっている。
起きてるみたいで一安心だ


青木「お。瑰かー」

山下「何してるの?」

青木「ボーっとしてんだよ」


僕は近くのソファに腰かけた。


山下「見ればわかるよ」

山下「でも、めずらしいね」


青木「たまにはこうやって考え事すんのも悪くねーぞ」

山下「外に出る事?」


青木「まあそれに近いな」

山下「資料室が解放されてからずっとだよね」

青木「そりゃな。外に出れそうなんだからよ」

青木君が起き上がって、ソファに座る。


青木「どうやったら外に出れんだろうって考えんのはふつーだろ」

山下「けど考えすぎも良く無いよ?」


このままだと青木君がいっぱいいっぱいになってしまう気がする…
それが心配だから…


山下「…僕も手伝うからね」


青木「お。心強いな!」



【話題提供タイム】

話題を提供せよ
下2

山下「外に出られたらやりたいことってある?」

青木「あー…俺がもし外に出れたら…か」


一瞬だけ悩み込んだ青木君。
…で、少し恥ずかしそうに口を開く


青木「告白…とかか?」

青木「って。こう言うセリフって死亡何とかっていうんだよな」


山下「死亡フラグ?」

青木「それだ!」

山下「現実にそう言うの、無いと思うけど」


青木「まあまあ。俺の告白上手く行くよう願っててくれよ?」


山下「青木君だったら絶対うまく行くよ」

青木「お。言ったな?」

意地悪そうな笑みを浮かべる青木君
失敗しても僕に責任はないよね?

青木「けどまあ、皆で生きて出れるといいな」

青木「いや…きっと。みんな何とかなる…だろ」

ボソッと。
今までとは違う様子で青木君はそう呟いた


山下「え?」


青木「なんでもねえ」

青木「みんな生きれればいいなって思ってよ」


山下「うん。そうだね」


青木「まあ、うん。何とかなるぜ」

青木「心配すんな!」



【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

―――――――― 3F メイク室 ――――――――――


山下「大歩危さん?」

メイク室に居た大歩危さんは少し変わっていた。
いや…少し別の人に変わっていた


大歩危「どうしたの?」

山下「いや…コスプレしてるからさ」

大歩危「ああ、たまには息抜きに良いかなって」

大歩危「けどあんまりメイクしないで済むのにしたんだ」

大歩危「自分は残しておきたい気分だったから」



大歩危さんはいつもとは比にならないくらい饒舌だ。
表情もすごく豊か。


大歩危「ねえ、山下君はいっつも事件のときとか率先して動いてるけど」

大歩危「辛くないの?」

山下「辛くはないよ。それに僕が出来る事って頭を使うことくらいだし」

大歩危「凄いね。私は何もできないよ」

山下「そんな事ないと思う…けど」

大歩危「ううん。山下君はすごいと思う」

今ここに居るのは大歩危さんで大歩危さんじゃない
限りなく大歩危さんに近い別の人なんだ。
けどその人が大歩危さんの心境を話してる気がする


大歩危「皆で外に出たいね」

山下「うん」


大歩危「きっと外に出れる…って思わないとね」

大歩危「部屋もあの五階で最後だし」

大歩危「出口なんだよね。きっと」


【話題提供タイム】

話題を提供せよ
下2

あ…そうだ。あの後のリリスさんに付いて聞こう
もしかしたらリリスさんと接触があったかも


山下「ねえ、最近リリスさんの様子はどう?」

大歩危「あんまりあってないから何とも言えない」

大歩危「けどこの前すれ違った時…」


大歩危さんが怪訝そうな表情で視線をそらす
何があったんだろう…


大歩危「なんか…楽そう?だったよ」


山下「楽?」

大歩危「何だかスッとした顔してた…」


気に病んでないみたい?かな…
…今度またあったらゆっくり話してみよう…

今日はここまでで

死亡フラグを万弁に立てるのは辞めた方が良いと思います(戒め)

おはやうございます
お人は??

平日で人が少なそうですね。
夕方六時に変更しましょうか?

んでは6時からで!

おひとは?

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――― 1F 廊下 ――――――――

部屋に帰る途中、リリスさんに会った。
大歩危さんは…リリスさんがどこか楽そうって言ってたけど

僕には分かんないや。


山下「なにしてるの?」

リリス「特に何も」

山下「…そっか」

自分ってやっぱりボキャブラリーが少ないな。
こういう時鈴原さんとかだとどう言う風に話題を切り出すんだろう




リリス「…ごめん」



山下「え?」

リリス「とりあえず謝っておきます」

リリス「反省はしていない。」

山下「え?え?」

リリス「なんだよwその反応ww」

リリス「今までwwごめんwってww言ってんじゃんww」

リリス「なんか言えよww」

山下「え?いや…なんで?」

リリス「なんでってwwwオマエ知ってんじゃんw」

あ…確かに今日の朝。
だけど…リリスさんからこんな言葉聞けるなんて…

山下「えっと…じゃあみんなと協力して…くれるんだよね?」

信じてないわけじゃないけど。確認しておきたい
「協力する」の一言を聞いておきたい。リリスさんの口から


リリス「いいでござるww」

リリス「…まあ。出来る事は少ないですけど、こんな体だし」


一瞬だけ視線を落としてボソッと呟く
リリスさんは車椅子の車輪を恨めしそうに見つめていた


山下「そんな事ないよ」


山下「きっとリリスさんにしかできないことだってあると思うし」


リリス「偽善者乙」


そうだ…今までリリスさんは殆ど単独行動だったし…
何か分かってる事とかないかな?

今の機会に聞いてみよう

【聞きたいことを指定】
↓2

山下「リリスさんは。モノクマはどんなことを考えてるんだと思う?」

リリス「は?皆殺しだろJK…と言いたいところなのだがw」

リリス「試されているように思うでござるwww」

山下「試されてる?って」


リリス「例えば一回目の動機。あれはピンポイントで二人を狙った」

リリス「まあ小判鮫さんを巻き込んだのは私でござるがww」

リリス「二回目はピンポイントで一人」

リリス「三回目からは全員を狙い撃ちするようなww。四回目に至ってはもう事故でござるからな」

ああ…言いたいこと何となくわかるかもしれない。
僕達を殺し合わせるなら三回目の動機を一回目に持ってくればいい話
それなのにモノクマは――――

僕達は試されてると言うより遊ばれている?


リリス「このメンバーでコロシアイが起こるのを楽しんでいるのでござるよw」

山下「それは皆重々承知だと思うけど…」

リリス「それに動機発表と死体発見と裁判。必要な時にしか出てこないと言うのも…」

リリス「もっと私みたいにかき乱すべきだろwww」

リリス「殺し合わせるならww」


確かにモノクマが僕達に接触する機会は限りなく少ない。
言われてみれば確かに変に思えてくる…


リリス「なんだかコロシアイ以外の意図…を感じる」

リリス「まあ憶測でござるがなww」

コロシアイ以外の意図?

リリス「それに資料室のあの資料と写真w」

リリス「普通処分するだろJKwww」


写真?
写真ってまさかあの写真?

山下「写真って?」

リリス「お前がハブにされてる写真wwwボッチ乙ww」


ああ…あの写真。今はリリスさんが持ってたんだ

山下「あの写真の他に何か気になる資料とかって」

リリス「まず座った状態だからとれる範囲の書物が少ないでござるww」

リリス「それに暫くしてからはガチホ…じゃねえ、青木達が入り浸る様になったでござるからな」

リリス「あんまりそれ以降は入ってないでござりんちょw」


やっぱりあの資料室にあった有益な資料ってあれくらいか…
まあ。でも写真の行方が分かって良かったかな?


リリス「では。夕飯を食ってくるでござる」


リリスさんは僕をの横を通り過ぎて食事場に向かって行った。


…あそこまで長くまとも?に話したのは初めて…かな…
うん…いろいろ聞けて良かった

この調子で皆で生き残る方法を考えよう

【夜時間タイム】


行きたい場所か会いたい人を選択してください


下2

僕は一人で資料室に居る。
もしかしたら何か見つかるかもしれないと思ったら、自然と部屋から出ていた。



山下「やっぱり読めない」

資料を手に取ってみるけど。文字は依然読めないまま


―――ハラッ


あれ?何だろうこの紙…
こんなのが挟まってた


山下「……!?」





『超高校級の絶望は この中に 居る』





誰かの字で書かれたこの紙。
この字…どこかで見覚えが…

けど、これ。…

とにかく持って帰ろう。こんなのが他の人に見られたらまた……
悪戯にしても酷過ぎるよ…

【三十五日目】




【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り4ターン】

下2

短いですが今日はここまで
続きは明後日、時間はまた後日

明後日更新(木曜とは言っていない)
というわけで今日は21時から更新

ひとはー?

――――――――― 1F 食事場 ――――――――――――

昨日のあの紙。あの紙はまだ僕のポケットの中にある
この紙のせいで昨日はあんまり眠れなかった。


青木「よっ!」

山下「わ…。おはよう」


青木君が中に居るのなんて気が付かなかった…
というより紙の事で頭がいっぱいいっぱいだった


青木「どーしたよ?」

山下「いや…うん…その」

山下「なんでもない」

青木君の視線が痛い。
いや…まだ目を見てないけど、きっと青木君は僕の事を疑り深い目で見てるはず…
きっと、いや、そんな気がした


とりあえず少し青木君より少し離れた場所に座ろう

青木「お?なんだなんだ?なんかつめてーな」

青木君が水の入ったコップを片手に僕の居る席の隣に移動してくる。
…いつも通りの明るい雰囲気で


山下「いや…今日はここに座りたかったんだ」

青木「ふーん」


なんだか返答がつっけんどんになってしまう。

だけど、この紙の事を正直に話すわけにもいかない。
いや…話しちゃ駄目なんだ



山下「……」

青木「……」


僕がいつも通りじゃないから青木君も気を使ってる
けど今から無理に明るく振舞ってもきっと変だ


……どうしよう


【選択肢】
1紙の事を話す
2話さない
3自由

↓2

山下「…これ見て」

机の上に僕は例の紙を置いた。
くしゃくしゃに丸まってたけど、字はまだ読める。



青木「――――!?」

青木君の目が丸くなる。


青木「瑰…」

山下「悪戯…だと思うんだ」

青木「ん…ああ。悪戯だ」

青木「こんなの悪戯に決まってんだろ」


青木君がその紙をクシャクシャに丸めて自分のポケットにしまう。

山下「え?なにしてるの?」

青木「これ…俺が貰ってもいいよな」

山下「けど…」

青木「いいから」

初めて強引な青木君を見たかもしれない…
有無を言わさずにこの話は収束を迎えさせられそうだ…


【選択肢】
1紙を取り返す
2話を移す
3自由

↓2

山下「その紙の事」

青木「わーってるって、秘密にだろ?」

山下「うん」

僕は最後に誰にも話さない様に。
それだけを青木君に念押しした。


青木「そんな事よりリリスがちょっとまともになって良かったよな」

山下「え?あ。うん」

青木「瑰の努力の賜物だなっ」

山下「ううん…皆が頑張ってくれたからだよ」


やっぱり最初から紙の事は話しておくべきだった。
そうすればこう言う風にいつも通りに戻れてたのに


山下「これなら本当に皆で出れるかもね」

青木「だといいな」

山下「だといいな…って?」

青木「え?」

山下「…いつもの感じじゃなかったから…気になって」

青木「あ…ほら。五階の部屋。あそこの開け方が分かんねえからな」

青木「またどうせ動機だろうけどな」

山下「ああそう言う事か」

青木「他にどう言う事なんだよ」

山下「ううん。深く考えすぎたみたい」

青木「いっつもそうだよな、深く考えすぎんなよ?」

青木「体に毒だぞ?」

山下「うん。ありがとう」

青木「なんかあったら俺にでもいいから話せよ?」


紙の事を口にしたことに対しては少しハラッとしたけど
言ってからはいつも通りだった。

青木君…誰にも話さないよね?

【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り3ターン】

下2

――――――――――――― 4F 娯楽室――――――――――――――――


青木君と別れた後。僕は一人で四階の娯楽室に来た
中に居るのは鈴原さんと井貫君。
二人で何か話しているみたいかな?


井貫「完全に詰まッているであるな」

鈴原「そうね、けど…。きっと道はあるわよ」


山下「…何の話してるの?」

井貫「出口の話である」

鈴原「五階に入れたら…何かあると思うのよ」


やっぱりその話か……
けど皆その話で持ち切りだからな


山下「きっとまた」

鈴原「動機ってことでしょ」

井貫「そんなのは分かっておるのだがな…」


すいません回線が絶不調なので交信が途絶えるかもです…

俺は!帰って!きたぞおおおおおおお

人は?

鈴原「人を殺さないで裁判を起こす」

井貫「そんな方法があると言うのであるか?」

鈴原「無いわね」

皆五階に行けるようになってから五階の話題しか話してない。
でも本当にあそこが出口なのかなって…。
モノクマの事だからその奥に六階の階段が…

って。そんなこと考えてても今は無駄か


鈴原「ここ最近そればっかり考えてるわね」

井貫「モノクマの思い通りの事が進んでいる…気がするである」


目の前に出口があるかもなのにそれに手が届かない。
もどかしい感情に皆疲れているみたいだ

【選択肢】

1「でも…動機が出口の開放って…矛盾してない?」

2「五階は本当に出口なの?」

3「自由」

↓1

山下「でも…動機が出口の開放っておかしくない?」

山下「殺人が起きれば出口は解放されるけど…殺人に成功した犯人は外に出れるはずだし」

山下「今回犯人になる人は何のメリットもないよね?」

よく考えればわかる事だった。
動機が出口の開放だとするなら、それは破たんしている。
だって殺人を犯せば、それが成功すれば外には出れるんだから。
わざわざみんなを外に出すために殺人を犯すなんてそんな事する人は居ない…


鈴原「じゃあ五階のあの扉の奥には何があるっていうのよ」

井貫「……わからぬ」

もしかしたら本当に六階への扉?


鈴原「出口があるって思い込んでたからかしら…そんな簡単なことにも気づかなかったわ」


井貫「…うむぅ……」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り2ターン】

下2

―――――――――― 1F 廊下 ――――――――――――――



井貫「…ということであるぞ」

リリス「わろたww。そんな事とっくにわかってたでしょ」

一回の廊下では井貫君たちが話している。
多分内容的に…今さっきの話かな?



リリス「それにわざわざ外に皆を出すために人を殺すなんてのは居ないでしょJK」

井貫「…うむ。そうであるが」

リリス「いくらみんなが仲良くても…ね」


山下「そこまで自己犠牲に溢れた人なんて…居ないもんね」

リリス「居たんだ。まあ…一番心配なのは君だけどなwww」

井貫「くれぐれも変なことは考えるでないぞ?」


山下「分かってるよ。」


けど……。
もしも本当にそうなら……――――――


【乱入者タイム】
誰かを乱入させる?
1させる 指定
2させない

↓2

落合「…誰かを助けるために誰かを殺すなんてね」

落合「それは良い事なのかなって」

リリス「イミフw哲学的すぎwww」

井貫「善悪のバランスが狂うであるな」

井貫「人命を救うために人命を落とすか」

井貫「…――――――」


リリス「ってwスナイパーならwwwしそうww」

リリス「一番そう言うのなれとるwww」

井貫「むっ?」


リリス「へwんwなwこwとw考えんなよwww」

井貫君がビックリした顔でリリスさんを見つめてた。
もしかして図星だった?


落合「…でも、動機が本当にそれだったらどうする?」

回線復旧したと思ったらパソコン壊れるとか何事wwww
ふへwwもうこれ超高校級の不幸で希望ヶ峰行けるんじゃないですかね…

ということで私は不死鳥のようによみがえりました

19時に再開

http://imgur.com/3mCIMUL.jpg

なんかいろいろPCの不具合でこんな感じになったけど
次回作のドットを貼っておきます

http://imgur.com/CaDfFyI,.jpg

おっきくできた……
こっちの方が見やすいです

http://imgur.com/CaDfFyI.jpg

間違えました…
すみません

落合「誰かを殺して皆を出せるなんて提示されたら。この中で動かない人は居ないと思うんだ」

落合「そうだと思わない?」

落合君がぐるっと皆を見回す。
皆目が合わない様に俯いたり横を向いたり、僕だって横を向いた。


落合「僕はそうだけど」


リリス「けどそれってエゴじゃんwww」

鈴原「最低でも一人は殺さないといけないわけだしね…」


いや、違うよ。
誰も殺さなくても殺人を起こす方法がある。


けど…それを今口に出すわけには行かない。

井貫「まあ、動機が来ない事には話は進まんしのう」

井貫「こんな暗い話をしていても無駄である」


山下「そうだよ。とにかくみんな無事出れる方法を考えようよ!」


その話が終わって皆それぞれ行く場所に行った。

ここでの生活ももう長いから、皆が基本何処に居るかって言うのもある程度分かる。
各々の場所が出来てる


僕ももう少しだけブラブラしようかな――――


―――――


リリス「ねえ」

歩き始めた僕はリリスさんに呼び止められる


リリス「井貫と一緒で、妙なこと考えないでね」

山下「え?なにそれ?僕は人なんて殺せないよ。返り討ちになっちゃうし」

リリス「あっそ」

一瞬だけリリスさんは僕の心の中を覗いた…そんな気がした。
僕がさっき何を思いついたのか、それを言い当てられそうな気がして急いで言葉を濁した。

けど、悪手だったかもしれない


リリス「それじゃ。」

山下「うん…ばいばい」


【自由行動開始 誰と過ごしますか?】
【二人まで指定できます! 残り1ターン】

下2

――――――― 1F 食事場 ――――――――――――

何となくゆっくりしたくて食事場に来てみた。
中に居るのは大歩危さんとリリスさん。

広い食事場に3人だけって言うのは何だか物凄く寂しく感じる


山下「座ってもいい?」


リリス「座れよwww」

大歩危「…うん」

山下「いや、何か重要な話してたらマズいかなって」


リリス「気使い過ぎwwワロタwww」

大歩危「まあ重要って言えば重要だけど…」

山下「…聞いてもいい話?」


大歩危「うん…」

大歩危「…うん、どうだろう」


大歩危さんが戸惑っている。
ということはきっとこの話は僕に関わる話な訳で

リリス「…話せば、薄々みんなも気づいてるはず」

リリスさんが真面目に言葉を紡ぐ。
それだけで話の重要性が増す


リリス「山下だけ気づいてないのは今逆に」

大歩危「けど…これ…」


大歩危さんは一向に口を開かない。
リリスさんは何も言わずに紅茶を飲む


山下「皆薄々気づいてるって?」

リリス「…客観的に見ればすぐに気付くだろJK。私はすぐに分かった」

山下「だったらリリスさんが教えてくれれば…」

リリス「それ!妙案でござるなww」

大歩危「ふざけないで」


【選択肢】
1;誰か乱入させる
2:コンマ判定に進む(50以上で発展)

↓2

大歩危「ごめん。やっぱやめとくね」

リリス「だってお」

気になる…
僕以外が殆ど気づいて居て、僕だけが気づいていない事って?


山下「うん。分かったよ…」

かなり気になるけど、言いたくないんだったら無理に聞き出すことなんてできない。
それにここまでのヒントをもらえたんだったら自分で調べればいい話だしね


山下「僕一人で解いてみせるよ!」

リリス「波乱の幕開けのヨカーン」

大歩危「…頑張って?でいいよね」


???
何だか二人の反応がおかしい気がする。

益々気になってくるよ……

イベントタイム

【山下と一緒に居る人物を指名してください】
(2名まで可能)

↓2

暫く食事場でぼーっとして部屋に帰ろうと、僕は食事場を出た。


青木「お!よっ!」

井貫「先ほどぶりであるな」

二人と鉢合わせして、暫く食事場前でなんてことない事を話す。
夕飯はこれを食べたとか食べる予定とか…

とにかく、本当になんて事のない話だった



――――――――ヒョコンッ


モノクマ「やあ」


そんななんてことない雰囲気を壊しに来たのはモノクマ。
僕は、いや…多分他の二人も身構えている


モノクマ「もー…そんなに身構えないでよ!」

モノクマ「楽しそうだからボクも混ぜてもらおうと思っただけじゃん!」

モノクマ「イジメ!良く無い!!」


青木「お前が来るときは大抵ろくでもない時だろうが!」

井貫「同感である」

モノクマ「いやいやいや、今日は本当に世間話だよー」

無理に僕達の輪の中に入ってくるモノクマ。
だけどこう考えると、モノクマがこう言う風に僕達に関わってくるのは珍しい気もする…


モノクマ「いやー…アツはナツいでおまんなー」

山下「…え?」

モノクマ「そこは突っ込みでしょ!もう!なってないんだから!」

山下「あ。うん…」


本当に世間話をしに来ただけなのかな?
…動機発表のときみたいな刺々しい感じはしないし…

青木「おい。もう飯食いてえから入っていいか?」

井貫「貴様と付き合っている暇はないのである」


モノクマ「えー…いま来たばっかりなのにー」

青木君と井貫君がモノクマを退けて食事場に入ろうとした時。
その時モノクマが―――――――――







モノクマ「あ。明日は動機発表するからねっ!みんな来てね!」




最悪の捨て台詞だった。




モノクマ「さ。皆の所にも伝えに行かないと!」

モノクマ「いやー、つかの間だったけど楽しかったよ!」



モノクマ「んじゃ!ばいならー」


―――――ヒョコンッ

青木「…なんで予告なんだよ」

井貫「身構える準備を呉れたと言うことであるか?」

青木「そんな優しいやつだっけか?」


意外と二人は飄々としている…様に見える。
…けど、どうして動機発表の予告なんて?


青木「あーあ。気分悪い」


山下「あの…二人とも…大丈夫?」

普通過ぎて心配になる。
どうしてこんなに普通にふるまえてるの?


青木「いや…だってまだ動機は発表されてね―しよ」

井貫「憂鬱ではあるが、明日はもっと苦しくなるであるからな、ここでへこたれる訳に行くまい」


何だか二人ともすごくたくましく見える…
僕も見習わないと



【選択肢】

【誰の元に行きますか?】

下2
指定できるのは1名まで

―――――――――― 夜時間 大歩危の部屋 ―――――――――――――


大歩危「…何?」

部屋に入れてくれた大歩危さんは開口一番そう言った。
別に何かあるってわけでも…

ただ心配なだけで


大歩危「…モノクマの事?」

山下「うん…」

山下「心配で……」


大歩危「まだ動機も発表されてないのに?」

大歩危「予告だけじゃ、動きたくても動けないよ」


確かにそうだ。
けど…皆たくましいな、僕なんて予告だけでドキマギしてる

大歩危「只今はすごく、絶望してる」

山下「え?どうして…?」

絶望してる。
動機も発表されてないのに……?
僕には少し意味が理解できなかった。


大歩危「だってまた誰か確実に死ぬのに、それを止めれないから」

大歩危「明日を止めれないから」


山下「あ…」

もうとっくにそんな感覚に僕は慣れていたんだって、今気づいた。
事件は起こる物だし、それを未然に阻止なんて限りなく難しい。
五階が解放されてから僕達はずっと足踏みしてたからかもしれない。


山下「…大丈夫だよ」

大丈夫じゃないけど。

そう言うしかない


大歩危「死なないでね」

山下「うん」


そこから沈黙が続いた。

だって今話す話題は明日の事。
明日の事の後の事。

全部暗い話題ばかりで…



大歩危「……」

山下「……」


それが分かっているからこそ、僕達は言葉を発せなかった。


【選択肢】
1;何か話すOR聞く(内容指定)
2そのまま去る

↓2

20時くらいに更新します

お人は居ますか??

僕は大人しく部屋に戻る事にした。

今ここで何か言ったとしても、きっと大歩危さんの事を納得させるなんて無理だ。
大歩危さんが一人で解決するしか…



???「――――!」

僕の名前を呼ぶ声がした。

一体誰だろう?



【選択肢】
山下を呼び止めた人を指定

↓2

後ろを向くと、落合君が居た。
特にいつもと変わりのない様子で。

落合「皆の事心配なんだね…ヒヒヒッ」

僕が何をしてたのか察したみたいで、落合君はそう言う。

山下「うん。ほっとけなくてさ」

落合「明日以降は殺人が起こる事が確約されているからね…」

嫌な言い方だけど。言い返せない。
落合君の言う通りだから


山下「あれ?でも落合君はなにしてたの?」

素朴な疑問。こんな夜に一人で出歩いて何してたんだろう?
食事場も閉鎖されてるはずだし、バーのお酒ももうないし……

落合「特に何もしてないよ、ヒヒヒッ」

落合「強いて言うなら明日以降に備えての凶器の確認…かな」


山下「落合君らしいね」

山下「けど確認って?」

落合「これだよ。骨が折れたけどね…ヒヒヒッ」

落合君は凄い量の紙の束を出した。
全部に文字がびっしり書き込まれていて、数字や備考も書き込まれている。


山下「…なにこれ?」

落合「この旅館内で凶器になりそうなものを全部確認しておいたんだ」

落合「今までの経験上未然に殺人を防ぐのが無理なら、殺人が起こったときに少しでも動きやすいようにね」


確かに凶器がリストアップされていれば。
戸数が減っていたり、何かおかしい所があれば、犯人が絞りやすくなるかもしれないけど…
落合君がこれ一人で全てを?

凄い努力だよ……


落合「食事場の包丁から、洗剤のグラム数まで計ったからねヒヒヒッ」

落合「ばれない様にするには骨が折れたよ」

けど落合君ももう殺人を防ぐことじゃなくて、怒ったときの対処を考えてるんだ…。

山下「お疲れ様。今日はもう休んでね」

落合「ありがとう、明日からお互い…ヒヒヒッ」

最後に僕達は短い言葉を交わして部屋に戻ることにした。
そう、明日以降。僕も気を張らないといけない。
もしかしたら僕が狙われるかもしれないし…


とにかく。何が何でも頑張ろう




【三十六日目】


今日は動機発表の日…だよね。
憂鬱だけど。行くしかない


モノクマ『えー。それでは動機発表を行います』

モノクマ『オマエラは大宴会場に急いできてくださーい』



今度は一体どんな動機が……


――――――――――――

――――――――

――――――


――――

―――――――― 1F 大宴会場 ――――――――――


モノクマ「ふう。とりあえずもうみんな来たから動機の発表」

ガランとした大宴会場。

僕が一番最初に付いたらしく。
次々と襖の開く音が聞こえてくる。

けど誰も話さないってことは……。きっと僕と同じで身構えている。


モノクマ「んーっとね!またまた動機を変えましてー」

モノクマ「これがボクからの最期の動機発表です!」


山下「最期!?」

モノクマ「うん!最後!だよ」


モノクマ「うぷぷぷ」

と言う事はやっぱり……
やっぱり今回の動機は僕達の想像通り――――


青木「……チッ」

落合「出口の開放…」

鈴原「予想通りね」

皆が口々に言葉を出す。
けどモノクマはそれに答える事はない


井貫「最低でも二人を犠牲に外の世界に…」


山下「……で?動機は?」


もう予想できているけど。モノクマの口から聞かないと。
…いや、聞きたくなくても。聞かなきゃいけないんだ





モノクマ「は?出口?なにそれ???」






モノクマ「オマエラ何言ってんの???」

モノクマ「出口?」

モノクマ「うぷ…うぷぷぷぷ」

モノクマ「そんなわけ無いじゃーん」


山下「は?」


大宴会場内の空気が一瞬にして凍り付いた


鈴原「だったら何よ…」

大歩危「…最後の動機発表なんでしょ?」

井貫「吾輩たちは外に出れないと言うことであるか!?」


皆が皆平静を崩す。
僕だってそうだ、だっててっきり僕達は外に出れる物だと思っていたんだから



モノクマ「はぁ…そう言うのはボクじゃなくて……」


















モノクマ「この中に居る『超高校級の絶望』に直談判してよねー」















 
 

あの時の紙がフラッシュバックする。
…これが今回の動機?僕達の中に居る絶望を探すって事が?


青木「そんな茶番より早く動機の発表しろよ!」

鈴原「…は?どう言う事よ!?」

落合「そんなこと…皆の事を惑わそうとしているのかな?ヒヒヒッ」


モノクマ「だってオマエラが外に出たいって言うんだもーん。ボクはヒントを上げただけなのに…」

モノクマ「酷い言われ様だよ……。ショボン」


大歩危「今になって疑心暗鬼になんて…なるはず…」


モノクマ「じゃあ張り切って動機発表!」

モノクマ「今回の動機は―――――――」



皆が息をのむ。
動機の発表前にこんな嘘を挟んでくるなんて…



そんな時だった。鈴原さんが声を荒げたのは

鈴原「モノクマ!!!!!」

モノクマ「もー。今度は何ー?」

鈴原「アンタ…アンタさっき…みんな揃ったって言ったわよね?」

モノクマ「うん。みんな揃ってるよ?」


鈴原さんが声を荒げた理由はすぐに分かった。
そしてそれと同時に僕の体温が氷点下近くまで下がる。



鈴原「…リリスが……居ないじゃない」


井貫「…っ!?」

落合「…あ」


そう。この場所に一人だけ。一人だけいない。


リリスさんがどこにも見当たらないんだ
















モノクマ「うん。だって生きてる人は全員揃ったから。もういいかなって」












その言葉を皮切りに鈴原さんが真っ先に大宴会場を飛び出した。

続いて井貫君に青木君。僕達も後を追うように大宴会場を後にする。


これも悪い冗談であってほしい。
モノクマが皆を動揺させるために口にした悪い冗談であってほしい



モノクマ「あー!もう!今から動機発表なのに!!」


後ろからモノクマの大声が聞こえてくるけど。今はそんな事気にしてる場合じゃない。
とにかくリリスさんを見つけないと…




【選択肢】

どこを探す?

階数を指定

↓2

とりあえず僕は三階に来てみた。

ここは…篝火君が――――


その光景がフラッシュバックして僕はイベントホールに入る。
だけど、そこはもぬけの殻で



山下「…」


三階のありとあらゆる場所を探した。


けど何も変わってはいない。
何もおかしい所は無い


山下「リリスさん……どこに居るの…」


【選択肢】

どこを探す?

階数指定
↓2

2階は小判鮫さんと大樹林さんが……

一階から上がってきた大歩危さんと合流して二階を手分けして探す。

痕跡はどこにもない。
酒瓶のなくなったバーにも、やたら寒い食料品倉庫にも。

そして室内神社にも。




大歩危「一階は何もなかったから…3階?」

山下「あ…――――

大歩危さんが一足早く三階に向かう
三階にも何もなかったんだけど……

それを言う前に行ってしまった


【選択肢】

どこを探す?

階数指定
↓2

大槻さんが死んだ四階もくまなく探した。
勿論VIPルームも。


だけどいない……


となれば。もう





もう行ける場所は




5階しかない






















5階のドアは―――――――――開いていた――――――――――――



















一歩踏み出すと自動的に電気が付いた



中は出口なんかじゃなかった。


五階は入り口だった。








15つの円卓が並ぶ


見慣れた学級裁判場への







中にあるのはモノクマの席


田辺君の遺影

柚葉さんの遺影

小判鮫さんの遺影

大樹林さんの遺影

村田君の遺影

篝火君の遺影

飛騨さんの遺影

大槻さんの遺影

桑原君の遺影








そして



















リリスさんの遺影。


その下にポツンと座っているリリスさん


首には遺影に付いている黒と白のリボンを巻いて。




【超高校級の歌い手】
メアリー・リリスさんは。そこでもうすでに息絶えていた










大歩危「……あ」

井貫「…っ」

鈴原「なんで…なんでここに…」

落合「なんでここが開いてるんだよっ!!!!」

青木「……死んでるな」








ピンポンパンポーン!






モノクマ「死体が発見されました!」

モノクマ「一定の捜査時間の後学級裁判を行いまーす!」











長かったけどやっとこれで捜査編にうつれる
皆付いて来てくれてありがとう!


それじゃあ今日はここまで

明日は夜更新


時間は21時かな

どうも!
ひとは??

鈴原「何で五階が。どうしてこの部屋が開いているのよ…」

井貫「…犯人はどうやってこの部屋に」

リリスさんが死んだのと同じくらい話題の中心になっている事
それはこの部屋にどうやって入ることが出来たか。だった


モノクマ「あーあ。ボクのとっておきルーム……」

モノクマ「皆に見られちゃったよ!テレリン」


裁判の時と同じようにモノクマはモノクマの席に座って僕達を見下ろしている


モノクマ「さあ。オマエラには例のファイルも配っておいてあげたから、ちゃんと見とくんだよー」


モノクマファイルの事だと思う。
……今回もきっと役に立つだろうし、目は通しておこう

【選択肢】
1遺体を調べる
2モノクマに話を聞く(内容指定)
3自由


↓2

【コトダマを入手しました モノクマファイル06】

【モノクマファイル06】
被害者は超高校級の歌い手メアリー・リリス
死亡推定時刻は昨夜の12時から1時の間
死体発見場所は5階フロア
死因は首を絞められたことによる窒息死
首にはもがいた際にできた傷がついている

リリスさんの遺体は車いすに座っていて、寝ているようにも見えた。
けどよく見ると髪の毛は少し乱れていて、首にはリボンを外そうとした時に自分で作ったであろうひっかき傷が出来ている


山下「……リリスさん」


やっと仲良くなれると思ったのに……
胸の奥がキュッと詰まる感覚に陥る



山下「うわっ」

首のリボンを外そうとした時、車いすごとリリスさんが僕の方へ進んできた。
ストッパーがかかっていなかったみたいだ。


何とか持ち直して、車椅子のストッパーをかけるけど。
何度やっても遺体の重さで死体が変に前のめりになったりして、最初の綺麗な状態に戻せない


…犯人は一体どうやって死体を固定してたんだろう



【コトダマ ストッパーのかかっていない車椅子 を 入手しました】

【ストッパーのかかっていない車椅子】
車椅子にはストッパーがかかっていなくて、わずかな刺激でもすぐに動くようになっていた
遺体も同様。固定するものが無いのですごく動きやすい


【選択肢】
12モノクマに話を聞く(内容指定)
2自由


↓2

僕はこの悪趣味な学級裁判場を調べてみることにした。


鈴原「いつも私たちはここで裁判を?」

モノクマ「ううん!ここはボクの部屋だよ」

モノクマ「オマエラが裁判してるのはここの地下」

こんな悪趣味な部屋でモノクマは暮らしてるんだ…
でも生活感って言う物が皆無だよね、この部屋……


鈴原「…そう」


15個の円卓。皆の遺影。モノクマの席。
華々しい壁紙さえあればもうここは学級裁判場と見分けがつかなくなると思う


けど…何だろうこの違和感は。



【コトダマ もう一つの学級裁判場 を 入手しました】

【もう一つの学級裁判場】
五階に作られたもう一つの学級裁判場
遺影は今まで死んだ人数分。円卓もきちんと15個。
それなのにどこか違和感を感じさせる

【選択肢】
1モノクマに話を聞く 指定
2自由

↓2

山下「五階のドアは最初から開いてたの?いや、いつから開いてたの?」

モノクマ「ん?そりゃあ、開けてって言われたから。ボクが開けたんだよ」

鈴原「ちょ!ちょっと待ちなさいよ!何それ?アタシらが開けろって言ったら開けてくれたわけ?」

モノクマ「うぷぷ。そんなわけないじゃーん」

モノクマ「ボクがここを開けた理由はただ一つ!」

モノクマ「オマエラの中に居る裏切り者がそうボクにお願いしてきたからなんだよねー」

井貫「待たれよ!裏切り者…とは?」

モノクマ「言葉の通りの意味だよ?」

モノクマ「柚葉さんの事件の後から今までずーっと、ボクに皆の行動を報告してくれてた人が居るんだよねー」

あっさりと、本当にあっさりとモノクマはそう言った。
僕達の中に裏切り者が居る。裏切り者が…

落合「……裏切り者?」

青木「おいおい…マジでかよ…」


山下「じゃあ今回、リリスさんを殺害したのって……」


モノクマ「普段だったらぜーったい言わないんだけど。もう最後だし言っちゃう!」














モノクマ「今回のリリスさん殺しは、この中の裏切者によって行われたことなのでーす!」









【コトダマ 5Fのドア を 入手しました】

【5Fのドア】
ドアは常に施錠されていたが、裏切り者によりドアの施錠が解除されたらしい。
ドアの開錠が出来るのはモノクマだけらしい

【コトダマ この中の裏切者 を 入手しました】

【この中の裏切者】
山下・井貫・青木・落合・鈴原・大歩危

この中に一人。裏切り者が存在している事が確定した

【コトダマ 裏切り者=クロ を 入手しました】

【裏切り者=クロ】
モノクマの証言によると今回のクロは裏切り者で確定らしい




【選択肢】
1モノクマに話を聞く 指定
2誰かに話を聞く 内容 人物指定
2自由

↓2

モノクマの最悪の一言で、沈黙は酷くなった。
捜査の手も止まっているように見える


山下「ねえ、今の話全部本当なの?」

モノクマ「嘘だったら皆の事解放するよ!」


ここまで言い切れるってことは…嘘じゃないんだろうな…

山下「でもさ、どうして?」

山下「裏切り者ってモノクマの仲間なんだよね?だったら…どうしてそんな不利になる事するの?」


モノクマ「だってそっちの方が裏切り者にとっては絶望的だからねっ」

モノクマ「それに…桑原君が記憶を戻す薬を飲んでこっちはヒヤヒヤさせられたんだし」

モノクマ「ペナルティって言うのもあるよ」


モノクマ「おっと、これ以上ボクは何も話しませーん!」

モノクマ「うっかり名前が出ちゃいそうだからね」


【モノクマへの質問(ラスト一回)】

下2
内容指定

山下「最後に一つだけいい?」

モノクマ「もー。なにー?」

山下「裏切り者が他にやったことって?裏切り者は最初から僕達の中に居たの?」


モノクマ「ぜんっぜん一つじゃないじゃん!」

モノクマ「ほんっとに最後だからね!」


モノクマ「まずは一つ目、裏切り者が他にした事」

モノクマ「殆どは皆の行動の報告、後は資料室に残ってた読める資料の処分」

モノクマ「動機の選定とかは全然役に立たなかったなー」

モノクマ「次。いつからかって言うのだよね」

モノクマ「これはさっきも言った通り。柚葉さんと田辺クンの事件が起こった後だよ」

モノクマ「事件を増すごとに従順になって行ったよ!」




【コトダマ 裏切り者になった時期 を 入手しました】

【裏切り者になった時期】
モノクマの証言によると、裏切り者が出てきたのは柚葉達の裁判後


【選択肢】
1誰かに話を聞く 内容 人物指定
2自由

↓2

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