【安価&コンマ】あかり「艦娘?」那珂「その15」【ゆるゆり×艦これ】 (1000)

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オリ設定、キャラ崩壊、百合注意

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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」【ゆるゆり×艦これ】
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【安価&コンマ】あかり「艦娘?」古鷹「その13」【ゆるゆり×艦これ】
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前回までのあらすじ

そろそろ平時の雰囲気にも慣れてきた感が出てきたあかり達。
多くの艦娘との仲を深めていくうちにあかりは彼女達のはずかしいアプローチから逃げないことを決心する。
手始めに大鳳の胸を揉みしだいたあかりは次々と他の艦娘を毒牙にかけていく
ということはなく艦娘との付き合い方がちょっと深まったかなという程度に収まった。
千歳から逆に開発されそうになったり春雨と駆逐棲姫の間に一時生じた不和を解消しつつ、少しだけ変わったような気もする日常を過ごしていく。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450705075

登場人物

赤座あかり

主人公。
指揮能力は個々への指揮を行える程度に止まった。
はずかしいことから逃げないとは決めたが積極的にはずかしいことをするということはない。

叢雲(改) 練度 58 好感度 100

あかりが最初に出会った艦娘。
改になった記念に七森中の制服に酷似した服を着ている。
月を見るのも好きだが青空を見るのも好きらしくよく空を見上げている。
あかりへの感情:一緒にいると月が綺麗

文月(改) 練度 49 好感度 100

いつも能天気なところがあるがしっかり考えることは考えている艦娘。
最近暇なときは三日月や卯月を伴って探検ごっこをして遊んでいるらしい。
あかりへの感情:幸せにしてあげたい

大和(改) 練度 99 好感度 100

被帽ブラをやめてちゃんと下着を付けている艦娘。
最近の趣味は創作料理を某レシピ投稿サイトに投稿すること。
寝るときは着ない派。
あかりへの感情:幸せなままでいさせてほしい

白雪 練度 41 好感度 100

いつの間にかエロ担当みたいな立ち位置になっていた艦娘。
時たま朝潮とあかりとの理想の触れ合い方について語り合っている。
あかりへの感情:今は無理でもいつかはきっと

神通 練度 44 好感度 100

控え目な性格だが芯はしっかりしている艦娘。
姉と妹がはっちゃけた性格をしているが訓練以外ではっちゃけることはなさそう?
あかりへの感情:側で変わっていきたい

蒼龍 練度 48 好感度 100

色々と包容力のある艦娘。
オスカーと遊びながら猫もいいけど犬も欲しいなと思っている。
あかりへの感情:犬みたいに遠慮なく愛でてほしい

熊野 練度 59 好感度 100

丁寧な言葉づかいをするお嬢様然とした艦娘。
言葉巧みにあかりを誘導してそういうことを仕掛けてくる策士?
左足にあかりからもらったアンクレットを付けている。
あかりへの感情:愛している

三日月 練度 56 好感度 100

駆逐艦の中でもかなり生真面目な艦娘。
没個性化を憂い何か印象強い個性を見つけられないか模索中。
あかりへの感情:なんでも見せられる相手

天龍 練度 34 好感度 80

姉御肌で気の強い艦娘。
攻めると強いがマッサージには弱いので実は攻められると弱いかもしれない。
寝るときは着ない派。
あかりへの感情:もっと会いに来てもいいんだぞ

夕立 練度 99 好感度 85

どことなく犬っぽさを感じさせる艦娘。
春雨と駆逐棲姫、2人妹が増えたが姉としての自覚はあまりないっぽい。
あかりへの感情:改二になりたいっぽい

扶桑 練度 44 好感度 100

大和にちょっと対抗心を持っている艦娘。
刺激的な下着を多数所持しているので山城が見たら卒倒必至。
あかりへの感情:一緒に暮らせて幸せ

古鷹 錬度 34 好感度 100

ちょっとお茶目なところがある艦娘。
雨が窓を叩く音が好きなので雨の日は部屋に篭りがちだが機嫌がいい。
あかりへの感情:いいところを教えてもっと好きになってもらいたい

金剛 練度 37 好感度 100

英国で生まれた帰国子女な艦娘。
明確に好意を表している仲では直接的行為の深さはあまりないが、精神的にはかなり深めの交流をしている。
寝るときはもはや透明と言っても過言ではないくらい薄いベビードール。
あかりへの感情:プリーズセイバーニングラブ

那珂 練度 36 好感度 65

自称アイドルな艦娘。
自分では清純派と称しているもののそういった話題は結構好きだったりする?
寝るときは地味なジャージ。
あかりへの感情:恋の4

千歳(航) 練度 24 好感度 100

お風呂好きな艦娘。
千代田も巻き込んであかりを開発してあげようと画策中?
あかりへの感情:次は私が開発してあげますね

瑞鶴(改) 練度 99 好感度 100

七面鳥ではない艦娘。
自分を慕ってくれる後輩ができてうれしく思っているのは胸のサイズが近しいことも無関係ではない。
あかりへの感情:余すところなく触れ合いたい

千代田(航改二) 練度 61 好感度 100

軽空母になった艦娘。
あかりとの触れ合いがほしいので千歳の案に乗ろうとしている?
寝るときは普段の服に似た色合いのパジャマ。
あかりへの感情:大事に触ってほしい

足柄 練度 99 好感度 100

戦闘大好きな艦娘。
海戦では歴戦の兵でも恋愛ごとに関してはまだまだ新兵。
あかりへの感情:たまには甘えさせてほしい

名取 練度 99 好感度 85

少し怖がりな艦娘。
感情を顕にすることを少しだけ覚えてきたような気がする
あかりへの感情:やったことのないことを一緒に

卯月 練度 83 好感度 81

どことなくうさぎっぽい艦娘。
ボーパルバニーの仮装は気に入ったらしく時々着て首狩りと称して抱きついてくる。
あかりへの感情:なでなでもいいけどぐりぐりもしてほしい

愛宕 練度 26 好感度 30

色々とふわふわした艦娘。
胸の大きさのプライドにかけて明石の巨乳化装置に負けないようにしようと誓っている。
あかりへの感情:胸比べの審査はよろしくね

球磨 練度 45 好感度 83

どことなくクマっぽくはない艦娘。
みんなが積極的になってきてネタが増える反面、自分も何とかしないとという焦りがある?
あかりへの感情:もっとみんなみたいに深い仲になりたい

ビスマルク(drei) 練度 99 好感度 100

ドイツから来た艦娘。
本人は料理ができると言い張るが実力のほどはよくわからない。
あかりへの感情:Ich liebe dich sehr

若葉 練度 18 好感度 45

駆逐艦だけど硬派な艦娘。
春雨の料理は辛いので好きだが更に辛くしようと七味などをかけるので春雨に心配される。
寝るときは着ない派。
あかりへの感情:好き

浜風 練度 29 好感度 100

駆逐艦だけどスタイルがいい艦娘。
日常に寄り添いたいがそういうことをしたいという欲望も抱いている。
寝るときは自分の髪の色に似た白い水玉模様のパジャマ。
あかりへの感情:日常になりたいけど……

筑摩 練度 27 好感度 45

笑顔が素敵な艦娘。
面倒見がいいので山雲が泥だらけになっているときには一緒にお風呂に入って洗ってあげている。
あかりへの感情:お酒のときはお酒のときです

大鳳 練度 99 好感度 100

少し運が低めな艦娘。
淫乱だと自分でも認めてしまうほどあかりに胸を弄ってもらうことが好き。
あかりからもらったお守りを胸に下げている。
寝るときは自主訓練に使う運動用のジャージをそのまま着ている。
あかりへの感情:愛しているからエッチなことしたいと思うんですよ

大鯨 練度 23 好感度 45

お母さんっぽい艦娘。
胸のくじらはくたびれてくると縫い直している。
寝るときは浴衣に似たタイプのバスローブ。
あかりへの感情:私も水着で過ごしてあげましょうか?

浦風 練度 16 好感度 23

広島弁で喋る艦娘。
甘えるよりは甘えられたい気持ちの方が強い。
寝るときはちょっと野暮ったい感じなジャージ。
あかりへの感情:またマッサージしてほしい

明石 練度 31 好感度 40

機械弄りとかが好きな艦娘。
色々と妙な装置を作っているが次に造るのはあかりに自分のマッサージの快感を教える装置。
あかりへの感情:もう1回マッサージしてください

間宮 好感度 600

鎮守府の甘味担当その1。
ポッキーゲームに乗じてあかりとのキスを果たしご満悦
あかりへの感情:もっと色んなところをマッサージしてほしい

伊良湖 好感度 700

鎮守府の甘味担当その2。
間宮に見せ付けられたため対抗心を燃やしている?
寝るときは肌が透けるくらいのネグリジェ。
あかりへの感情:お医者さんごっこしたい

北方棲姫 練度 99 好感度 70

人間に敵意を持たない深海棲艦。
あかりに対する思いは家族愛に近いもの。
『ほっぽ』という名前をあかりから名づけられた
あかりへの感情:オネエチャンッテコンナノ?

山雲 練度 18 好感度 75

文月よりもさらにのんびりした艦娘。
野菜のほかにも花を育てたりもしているようでいつも楽しそうに水やりしている姿が見られる。
あかりへの感情:お野菜できたら一緒に食べよう。

加賀 練度 99 好感度 100

クールな正規空母の艦娘。
葛城が瑞鶴を先輩先輩と慕っているのを見てなんとなく複雑な気持ち。
あかりへの感情:食べてしまいたいくらい好き

霧島 練度 99 好感度 26

金剛型の末妹である艦娘。
暇なときは前にいた神社に手伝いに行ってるいることもある。
あかりへの感情:あめのときはご迷惑を

Верный 練度 99 好感度 35

響から改造された艦娘。
寡黙仲間の若葉とは仲がいいが卯月のような元気のいい艦娘に付き合うのも悪くはないと思っている。
あかりへの感情:少しは信頼できるかな

山城 練度 19 好感度 25

どこか薄幸そうな艦娘。
時間のあるときはパゴダマストの髪飾りを拭いたりして過ごしている。
寝るときは普段の服のように袖の長い無地の浴衣。
あかりへの感情:オスカーを連れて来てくれてありがとう。

伊58 練度 22 好感度 28

語尾にでちを付けるときがある艦娘。
お利口さんな魚雷の出番がもうないことを惜しみつつ残った魚雷の解体作業を手伝っている。
あかりへの感情:マッサージを思い出すとむずむずする

吹雪 練度 15 好感度 12

なんとなくあかりに似た雰囲気を持つ艦娘。
あかりに会いたいという想いは1人だと不安だからかはたまた空気になっていることを察知してるのか吹雪にしかわからない。
あかりへの感情:もっと会いに来てほしい

島風 練度 64 好感度 30

とっても早い艦娘。
不本意ながら妹になったのだからと妹らしいことができるよう研究している。
あかりへの感情:次はお姉ちゃんになるよ!

鳳翔 練度 17 好感度 42

あかり鎮守府はじめての軽空母な艦娘。
暇なときは弓道場で射掛けている空母の艦娘を見守って過ごしている。
寝るときはいつもの服に似た薄紅色の浴衣。
あかりへの感情:娘ができたらこんな感じなのか

武蔵 練度 20 好感度 85

ワイルドな格好をしている艦娘。
朝潮に包帯を貸し出したときは自分と同じになるのかと期待していた様子。
あかりへの感情:自分は一線を越えるわけにはいかない

伊168 練度 18 好感度 15

二人目の潜水艦の艦娘。
潜っていると落ち着くので海やプールで素もぐりしていることもある。
あかりへの感情:次は地肌に触れてほしい

酒匂 練度 43 好感度 80

鳴き声が特徴的な艦娘。
あかりを妹にしようと画策しているが具体案は一切ない
あかりへの感情:お姉ちゃんって呼んでもいいよ

瑞鳳(改) 練度 99 好感度 100

玉子と九九艦爆を愛する艦娘。
舌足らずになるのは甘えたい気持ちがあるからだと認めて受け入れることができた。
あかりへの感情:だいしゅき

谷風 練度 7 好感度 20

江戸っ子気質の艦娘。
暇なときは盛り場をうろついているが口調に反して子供なために色々と施しを受けているらしい
あかりへの感情:気が合いそうだ

長門(改) 練度 99 好感度 30

かつては帝国海軍の象徴とも呼ばれた艦娘。
動物好きな面もあるようでたまに連装砲ちゃんや戦艦棲姫の艤装と戯れているところが見られる
あかりへの感情:あめのときのことは忘れてほしい

飛龍 練度 6 好感度 20

蒼龍とよく似た正規空母の艦娘。
暇なときは弓道場で時間を潰したりしている。
あかりへの感情:弱いところなんでわかるの?

雲龍 練度 6 好感度 20

質素なのにどこか目を引く艦娘。
暇なときは大体ひなたぼっこしているので吹雪と一緒にいることが多い
寝るときはジャージだが胸がキツいのではだけさせている。
あかりへの感情:はずかしがらなくてもいいのに

舞風 練度 6 好感度 30

ダンスが得意な艦娘。
寝る前には就寝の舞と称して1度踊ってから寝ているらしい。
寝るときは着ない派
あかりへの感情:知らないうちに変な快感を覚えてしまってごめんなさい

川内(改二) 練度 99 好感度 70

忍者っぽい艦娘。
夜戦場で深海棲艦のロボをスレイしまくるので妖精に起こられている。
あかりへの感情:夜戦のなんたるかを教えてあげようか

朝潮 練度 1 好感度 100

実直な性格の艦娘。
改になった証としてねこみみとしっぽを付けている。
あかりが大鳳の胸を揉んでいる姿を見てうらやましがっている。
あかりへの感情:笑ってくれたら自分も楽しい

陽炎 練度 1 好感度 10

服がはだけても気にしない艦娘
姉として他の陽炎型との交流を積極的にしていこうと決意した。
あかりへの感情:可愛い司令官

離島棲鬼 練度 99 好感度 45

生き残っていた深海棲艦その1
漫画に出たいという思いが強いがあかりやそういうこと自体への興味もそれなりにある。
あかりへの感情:自分も漫画に出たい

戦艦棲姫 練度 99 好感度 20

生き残っていた深海棲艦その2
天真爛漫な北方棲姫のお目付け役としてよく一緒にいる。
あかりへの感情:暇を紛らわさせて

秋月 練度 3 好感度 100

防空駆逐艦の艦娘。
あかりとの仲がそこまで深まっていないことを危惧してゲーム知識による攻略を目論む。
あかりへの感情:好きだからもっと仲良くなりたい

春雨 練度 1 好感度 50

料理が好きな艦娘。
駆逐棲姫のことで思い悩むこともあったが打ち解けることができた。
あかりへの感情:おかしなこともするけど頼りになる人

葛城 練度 1 好感度 1

後輩キャラな艦娘
1番は瑞鶴だが他の空母の艦娘も先輩と慕っている。
あかりへの感情:あまり話したことがないからわからない

駆逐棲姫 練度 99 好感度 60

春雨に似た深海棲艦。
自分が何者であるのか思い悩んでいたが確固たる自分を確立するために生きていくことを決めた。
あかりへの感情:私だけの思い出をたくさん作っていきたい

歳納京子

あかりの幼馴染。同じ日に飛ばされたがあかりよりも半年前にこちらへついて提督をやっていた。
あかりの鎮守府における艦娘との触れ合いについての同人誌を描こうと思った理由は不明。

榛名(改二)

京子がはじめて会った艦娘。
最近ではベタ塗りが上手くなってきた。

赤城

京子艦隊の艦娘。
自給自足しようと料理を勉強中。



京子艦隊の艦娘。
年越し前はクール間の休みに加えて年末特番でアニメが休みになるのでちょっとブルー。

伊19

京子艦隊の艦娘。
潜水空母となったときにどこから艦載機を飛ばすのかは自分でもわからない。

不知火

京子艦隊の艦娘。
表情が変わらないのでわかりづらいものの、可愛いモノ好きである。

龍田

京子艦隊の艦娘。
槍の訓練はそれなりにやっているが必殺技を覚えようとはしていない。

第六駆逐隊

暁型の面々。
京子よりあかりになついているふしがある。

時雨

京子艦隊の艦娘。
ほとんどクリスマスイベントをこなすためにだけ登場したようなもの。

船見結衣

あかりの幼馴染。あかりより一年前に提督になっておりすでにベテランの貫禄がある。
艦隊の全員とケッコンするや否やすぐさま全員の練度をカンストさせたのは、練度を上げるためだという口実のため。

北上(改二)

結衣の初期艦。
ケッコン初夜の思い出(布団の中でキス)は結衣だけでなく、北上にとっても大切な思い出。

大井(改二)

ようやく第二改装された結衣艦隊の艦娘。
ケッコンしてからは結衣と、結衣とケッコン指輪で繋がる北上を感じられると、指輪を握りしめてニヤニヤする姿見られる。

日向(改)

基本的に落ちついているが常識人枠とはいえないかもしれない艦娘。
飲み比べは負け越しているので練習中。

隼鷹(改二)

お酒大好きな艦娘。
ケッコンして低燃費になったはずだが、酒の量は増えたような気がする。

鈴谷(改)

ノリが今風な艦娘。
軽そうに見えて初心なので結衣との仲の進展度は羽黒とどっこい。

羽黒(改二)

おどおどしているが常識人枠と言える艦娘。
大人しく控えめな子だが酔っぱらうとすごいかもしれない。

吉川ちなつ

あかりの友達。あかりよりあとにこの世界に来た新米提督。
モフモフの中に手を突っ込むと引きずり込まれるともっぱらの評判。



ちなつの初期艦。
ちなつに見分け用のアクセサリーを買ってもらってご満悦。



電のお姉ちゃん。
電のアクセサリーを羨ましがっているがレディーなので催促はしていないと自分では思いつつ催促している。

榛名

ちなつが2-5でドロップした。
エプロン姿がまぶしいちなつ鎮守府の母。

叢雲

あかりのところよりちょっとだけツン比率の高い艦娘。
ダジャレの練習をしているところを度々目撃されている。

大潮

いつも元気でポジティブな艦娘。
鎮守府内を駆けまわると怒られるので外を走り回っているが、帰りが遅くなると結局怒られる。

荒潮

のんびりとマイペースな艦娘。
どこかへ行った大潮を探しに行くのは荒潮の役目である。

高雄

ちなつ艦隊の艦娘
榛名が鎮守府の母ならば鎮守府の姉として駆逐艦の子の皆と接しようとしている。

雲龍

ちなつ艦隊の艦娘
戦力増強のため、あかり鎮守府で建造されたちなつ鎮守府唯一の正規空母。
が、最終決戦には出されなかった。

杉浦綾乃

生徒会副会長。こちらの世界に飛ばされたのはあかりより前だが戦おうとしていなかった。
引っ込み思案なところは多少改善されつつある。

あきつ丸

綾乃の初期艦
色白を綾乃に羨ましがられているが、本人はちょっと白すぎじゃないかと悩んでいる。

熊野

あかりのところのよりも明確に好意を口にしている艦娘。
こちらは胸の大きさをあまり気にしていない模様。

叢雲

あかりのところのよりもツン比率の低い艦娘。
沸点の低さは綾乃と結衣と同様で、ギャグセンスも準じている。

陸奥

綾乃艦隊の艦娘。
彼女前で火遊びはご法度らしい。

翔鶴

綾乃艦隊の艦娘。
彼女の着任より綾乃鎮守府の食事情は大幅に改善された。

神通

綾乃艦隊の艦娘。
あかりのところのとはまた別の意味で綾乃のことを強く慕っている。

武蔵

綾乃艦隊の艦娘。
綾乃の中に拙くとも確かな指揮官としての素質を見出している。
それが間違いでなかったことを、最終決戦の後に確信した。

池田千歳

生徒会役員。こちらへ飛ばされたのはあかりより少し前でそれなりに戦ってきた。
雪風と伊勢の絡みを眼鏡を外して聞くことにより、妄想がより一層捗るようになった。

五月雨(改)

千歳の初期艦
改になって多少はドジさが解消されたが、まだまだなにもないところで転んだりすることがままある。

龍驤(改二)

千歳の艦娘
結局改二になっても胸部装甲は変わらず、はじめて鏡を見た際に倒れ込んだという。

霞(改)

千歳の艦娘
相変わらず手厳しいがそれも千歳のことを思ってのことだということは、本人以外の誰も知るところである。

初春(改二)

千歳の艦娘
改二になって主砲が飛ばなくなったので、なんとか飛ばせないか思索中。

五十鈴(改二)

千歳の艦娘
千歳を含めて小さい艦娘が多い中、お姉さんとしてまとめ役を担っていたが、伊勢が来てくれたので楽になった。

雪風(改)

千歳の艦娘
火力不足に悩む千歳鎮守府の中で、夜戦においてすさまじい火力を誇ることで頼りにされていた。
少し戦いの終わりを恐れていたが、なにも変わらず千歳の側に在れることを幸福に想っている。

伊勢

千歳の艦娘
妹の日向よりも軽いノリで、千歳のことをすぐに名前で呼びだしたので五月雨達が慌てている。

大室櫻子

生徒会役員。あかりよりもかなり前にこの世界で提督をやっていた。
艦娘達からは呆れられつつも放っておけない妹のように見られている。

鬼怒

櫻子の初期艦
櫻子ははじめ鬼怒のことをおにおこと呼んでいたため、自分でも時々その時の名残を口にしてしまうときがある。

利根

櫻子の艦娘
櫻子とは色んなことで張り合ったり共謀したりしている。

夕張

櫻子の艦娘
櫻子が彼女が撮ったちょっと深夜なアニメを見ようとするのを必死で止めている。
語りあえる仲間が漣以外にもほしいと想い色々と話した結果、ステージでのパロディショーが始まってしまい消え入りそうな想いをした。

翔鶴

櫻子の艦娘
空母棲姫が来る前は鎮守府の料理当番としてその腕を振るっていた。今でも時々振るっている。

日向

櫻子の艦娘
航空母艦に改造されても砲撃戦の要だった。
今では瑞雲を遠くのものを取るのに飛ばしている。

潮(改二)

櫻子の艦娘
身長が伸びて縮んだように見えるが実は大きくなっている。

空母棲姫

櫻子が鹵獲した深海棲艦
潮に変わっておっぱい禁止されているが意味はまだわかっていない。

古谷向日葵

生徒会役員。こちらの世界に来たのはあかりより少し前である。
櫻子の隣にいるのが自分でないことに少し寂しさを覚えたが艦娘達に任せようと思っている。

飛鷹

向日葵の初期艦
カードが実体化しているので元からドレスは持っていない。

比叡

向日葵の艦娘
元気で何ごとにも気合を入れて当たるが空回りすることもしばしば。

瑞鳳

向日葵の艦娘
それなりに料理ができるので向日葵のお手伝いをしている。



向日葵の艦娘
艤装に飼っているカニの数は本人も把握していない。

鳥海

向日葵の艦娘
計算をしてから行動する慎重派。

長門

向日葵の艦娘。
あめを食べてないのでこちらはまだ陥落はしてない模様。

松本りせ

生徒会長。
遠征に出たあかりの艦娘達に色々と物をあげたりしていた。
奈々の実験の失敗によりこの世界に飛ばされて最初期から提督として戦っていた苦労人。

日向

りせの艦娘
爆発に縁があることから奈々の意向により、りせの艦隊に編入されている。
度々りせと奈々の関係に対して爆発しろとの見解を示している。

陸奥

りせの艦娘
爆発に縁があることから奈々の意向により、りせの艦隊に編入されている。
りせと奈々の関係をあらあらうふふと見守っている。

大鳳

りせの艦娘
爆発に縁があることから奈々の意向により、りせの艦隊に編入されている。
爆発に縁があるのは他の艦娘もそうなんじゃないかと思いつつ、みんなと共に戦い続けてきた。

摩耶

りせの艦娘
自分も含めて明るいタイプがいない事に思い至ったりせによって艦隊に編入された。
自信家だが実力に裏打ちされている。

初雪

りせの艦娘
あまり外に出たがらないので連れ出そうと考えたりせによって艦隊に編入された。
引きこもりがちだが開口部のある艦娘には飛びついて行く。

那智

りせの艦娘
冷静沈着な副官的な立ち位置の艦娘がほしいと思ったりせによって艦隊に編入された。
主張しすぎる摩耶を諫める役割を担うが、自分もまたその実力に応じた自尊心を持っている。

西垣奈々

七森中の理科教師。
遠征に出てくる艦娘達に度々アイテムを渡して支援していた。
実は船霊降霊装置の理論を作りあげた張本人で、ある意味全ての元凶だが責任はきちんと取っている。

妖精

鎮守府内の雑事や出撃艇の操縦および敵主力艦隊の探索、果ては車の運転までこなす万能な存在。
喋るタイプと喋らないタイプがいるが喋れないタイプはいないらしい。

オスカー

あかり鎮守府で飼われている子猫。
かつてビスマルクの艦内で飼われていた猫と同じ毛並みをしているが雌である。

スレの流れ

あかりの一日の行動を安価で以下から選択します。
選択肢に数字が付いている場合は、数字がない安価は↓となります。

艦娘との交流
艦娘と交流します。キャラの好感度上昇はこちら(一日に同じ艦娘は選択不可)
好感度が100の艦娘との交流は回数消費なし(一日2キャラまでで、次の日は同キャラとの交流不可)

執務
執務を行います。安価で色々なイベントが起きます

外出
外出します。あかり一人の場合はランダムイベント、キャラ指定の場合は複数可で好感度上昇イベントが発生します。

アイテムを使う
アイテムを所持している場合使用することができます


上記の行動を朝二回、昼二回行った後夜の行動を選択します

寝る
自発的にはイベントを起こさず寝ます

誰かの部屋へ行く
誰かの部屋へ行きます。好感度上昇イベント(朝昼に交流した艦娘は不可)

執務
執務を行います。昼の執務と同じ

散歩
散歩します。ランダムでイベントが発生します

バー
バーを開きます。3人艦娘を選んで交流します。

現在持っているアイテム

ドイツの国旗
なんの変哲もないドイツの国旗。
ドイツっぽいものを呼び寄せるかもしれない。

月の絵が描かれたカレンダー
そのものずばり月の絵が描かれたカレンダー。
睦月型は暦や月の名前から船名が取られていると言うが?

ふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
位は一番低いので上がる練度も低い。
現在所持数:30

まんたんのふしぎなあめ
艦娘が食べることで練度が上がるあめ。
最高位のあめでこれ一つで練度が最大まで上がる。
現在所持数:35

クッキー
色んな種類があるクッキー。
艦娘と一緒に食べると仲良くなれるかも。
現在所持数:2

最高級チョコ
有名ブランドの最高級チョコ。
艦娘も大満足の一品。
現在所持数:2

王族御用達のケーキ
どこぞの王族も御用達の超最高級のケーキ。
艦娘の心まで甘くするような一品。
現在所持数:2

香水
柑橘系の香水
化粧っ気のない艦娘達だが気になることは気になっているかもしれないので喜ばれるかも。

チョーカー
首輪、ではなく首飾り。
髪飾りと同じく菊花紋章の意匠が施されている。

髪飾り
菊の花を模した髪飾り。
艦首に菊花紋章のない艦娘にとってはある種の憧れである。

最高級ホテルの宿泊券
軍の保有する最高級保養施設のチケット。
大規模作戦成功に多大な貢献をした艦娘などに褒章として利用させているらしい。

高速修復材
修理を高速で終わらせることができるバケツ。
艦娘を入居させる際に使うことで一瞬で修理を終わらせ、交流可能状態にする。
現在所持数:3

強化改造設計図
艤装を一点集中改造して飛躍的の性能あげる改造方が書かれた設計図
艦娘の能力値一つを上限の1.5倍にする。
現在三つ所持しており、一つは耐久力。残り二つは搭載数。

書類一式&指輪
ケッコンカッコカリに必要な道具。
現在所持数:51

最後に設定を

艦娘

軍艦の船霊の分霊を妖精が作ったカードに呼び出して実体化させた存在
分霊なので同じ艦が複数存在することもある
実は深海棲艦に対抗するために妖精が呼びだした船霊の和魂。
船霊の荒魂である深海棲艦とは文字通り同一の存在である。

当時の政府が扱いきれなかった船霊降霊装置を、妖精が改良することによって生み出された。

深海棲艦

突如として海に現れて人間を襲い始めた謎の存在
一定の海域に艦隊を展開し通りがかる船などを襲う。
主力艦隊を倒すことでその海域にはしばらく出現しなくなるが、時が経つとまた現れるようになる。
理由は不明だが人間を狙って浮上するので、海軍は人間を提督として彼らをおびきだしている。
倒されることで怨念などに凝り固まった思念が浄化、静かな気持ちになって沈んでいくらしい。

その正体は船霊の荒魂。
かつて人間が和魂、すなわち艦娘を生み出す計画に失敗して生み出してしまった存在。
最新鋭潜水艦ですら及ばない深い海溝の底に沈む社から生み出されていて、それを破壊することによって滅ぼすことができる。

実は奈々が元の世界に戻るための研究をする過程で生み出し、扱いきれないと断じた理論を当時の政府が実現させようとした結果生み出された。
あかり達のお祭りにより鎮められ、一度倒されて正気を取り戻した個体以外は全てあるべきところへ帰った。(駆逐棲姫はもう一度呼び出された)

テンプレ終わりです
朝潮に練度更新したと思ってたらまた1のままですいません
前スレに誘導張ってから続き開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城   名取☆   北方棲姫☆
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
○扶桑  Bep    ○ビス子☆
筑摩    ○大和☆ 長門
○千歳☆○熊野   ○古鷹
○金剛☆鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    ○瑞鳳☆ ○朝潮☆ 
吹雪    島風    ○大鳳☆
舞風☆  浜風☆  明石☆ 
夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

○秋月☆ 離島棲鬼 戦艦棲姫         
春雨☆  葛城    駆逐棲姫☆

立て乙
随分と離れてる間に増えたな
今一番ケッコンに違いのは誰なんだ?

あかり「久しぶりにバーを開くよぉ」

妖精(猫吊るし)「本当に久しぶりですね」

あかり「本当に久しぶりなのに反応早いね妖精さん」

妖精(猫吊るし)「待ちわびてましたから」

あかり「バー開くのそんなに楽しい?」

妖精(猫吊るし)「私の楽しみがそれではないことなんて今更言うまでもないでしょう?」

あかり「妖精さんは自分に正直だね」

妖精(猫吊るし)「人生を楽しむ秘訣です」

あかり「そうなの?」

妖精(猫吊るし)「そうなのですよ。さあこんな話をしている暇はありませんよ。皆さんお待ちかねなのですから早く着替えて」

あかり「この服着るのも久しぶりだよぉ。胸がキツくなってたり……しないね」

妖精(猫吊るし)「いくら久しぶりとはいえ1ヵ月そこらでそんなに急成長しませんよ」

あかり「ちょっと浮いてるからはまるくらいにはなっててほしかったよぉ。さてと、今日のお客さんは?」

↓1 バーに来た客(>>16の中から3人まで)

山城「こんばんは提督」

あかり「山城さんこんばんは」

山城「聞いてたけど本当にすごい格好してるんですね」

あかり「妖精さんがバーならこれって言うので」

山城「バーテンダーの服とか色々あるでしょうに」

妖精(猫吊るし)「そちらもそちらでそそるものがありますけどね」

山城「なにを言ってるんですかこんな女の子に」

あかり「山城さん1人ですか?」

山城「ええ」

あかり「いつも3人くらい来てたから新鮮ですよぉ」

妖精(猫吊るし)「たまには1人で飲みたい人もいますよ」

山城「提督とあなたがいるから1人ではないですけどね」

あかり「なに飲みますか?」

山城「日本酒……最近の銘柄はあまり詳しくないのだけれど」

妖精(猫吊るし)「無難に獺祭にしましょうか。人気らしいので仕入れて来たんですが」

山城「ではそれを冷やで」

妖精(猫吊るし)「かしこまりました!」

山城「バーなのに日本酒というのもおかしかったでしょうか?」

あかり「いいんじゃないですか? ジュースしか飲まない人もいますし」

山城「お酒な分まだ似合ってると言っていいのかもしれませんね。まあ提督のような子供の前で飲む野はあまりよろしくありませんが」

あかり「あかりは気にしないので山城さんも気にせずいっちゃってください」

山城「宴会で皆さん飲んでるからもう慣れたということでしょうか?」

あかり「それもありますね。結衣ちゃんほどじゃないですけど」

山城「こんな教育によろしくない格好で教育によろしくないことをさせて。保護者の方に殴られても文句は言えませんね」

あかり「だからお母さん達には内緒ですよぉ」

山城「早速よろしくない成果が出ていますね、ふふっ」

妖精(猫吊るし)「はいお待ちどうさまです」

山城「ありがとうございます」

妖精(猫吊るし)「つまみは焼き鳥というか鳥腿を焼いたのです」

山城「それを焼き鳥と言うのでは?」

妖精(猫吊るし)「焼き鳥というのは串に刺さったのを言うんです。これは焼き鳥ではなく鳥を焼いたものです!」

山城「よくわからないけどその言い方は逆に食欲がなくなるような」

あかり「でもおいしそうですよぉ」

山城「少し食べますか?」

あかり「いいんですか? で、でも、今食べるとちょっとお腹が」

妖精(猫吊るし)「胸も栄養がないと大きくなりませんよ提督」

あかり「な、なら少しだけ……」

山城「どうぞ」

山城(料理も給仕も妖精がやるなら提督はここで何をしているんだろう?)

妖精(猫吊るし)(可愛いでしょう?)

山城(なるほどマスコットですか……あれ私今声に出してた? というか妖精の声も耳から聞こえたものじゃなかったような)

山城「はぁ……」

あかり「少し酔って来ました?」

山城「いえ、この程度なんてことは……」

あかり「でも少し顔が赤いですよぉ」

山城「これでも酒には強い方なのでお構いなく」

あかり「そう言って飲まれちゃだめですよぉ?」

山城「うぅ……」

↓1 コンマ30以上で酔っ払う

山城「うぐぐぅ……」

あかり「ほらやっぱり酔っ払ってるじゃないですか!」

山城「酔ってないれすよ~」

あかり「その言い方がもう山城さんっぽくないので酔ってるの確定です!」

山城「そんらの提督にわかるほど、交流は深くないと思いま~す」

あかり「深くなくてもわかりますよぉ」

山城「わから……あら?」

↓1 山城の酔い方

1 不幸という思い込みが激しくなる
2 あかりにドキドキしてしまう
3 あかりが扶桑に見える
4 その他自由に

あかり「どうしました山城さん?」

山城「い、いえ……」

山城(何かしら、提督を見ていると鼓動が早まってくる……)

あかり「お酒は飲み過ぎると体に毒ですよぉ。艦娘でも酔っ払うときは酔っ払うんですからね」

山城「は、はい、すいません」

あかり「あれ、急にいつもの山城さんに戻りましたね。やっぱり酔ってなかった?」

山城(いつもの私? 違う、いつもの私はこんなに鼓動は早くない。提督にこんなにドキドキすることなんて……)

あかり「すいませんでした山城さん」ペロッ

山城「っ!?」

山城(服のサイズ合ってないから頭下げたら胸のところがめくれた!?)

あかり「きゃあっ!」

山城(慌てて隠したけどしっかりと見てしまった。なだらかな丘の上にちょこんと咲いた小さな桜……)

山城(愛らしくも鮮やかな……あぁ、何で頭から離れないの。湯殿を共にしたことだってあるのに)

あかり「もぉ妖精さん! これ作り直してよぉ!」

妖精(猫吊るし)「提督くらいの年頃の女の子はすぐに大きくなりますから、それくらいがちょうどいいんですよ」

あかり「さっきはそんなにすぐに大きくはならないって言ってたのに!?」

山城(胸にばかり注意してないでお尻も気にした方が、いいですよ提督……それに、足も)

山城(瑞々しくてやわらかそうで……そんな魅力的なものを放り出していては危険、です)

山城(触りたい衝動に駆られてしまいます……)ハァハァ

あかり「山城さん、息が荒いですけど苦しいんですか?」

山城「あっ、いえ、これは、ちがっ、います」

あかり「そんな汗かいてるのに! 今拭いてあげますよぉ」フキフキ

山城「はわっ!?」

山城(そ、そんなに近づかれたらまた浮いたところからまた桜が見えて……!)

山城「きょ、今日はもう失礼します! 明日の秘書艦作業に支障が出るといけないので~!」

あかり「山城さん!? は、はやいもう行っちゃったよぉ」



山城(うぅ、どうしたというの私? 提督にこんなときめくなんておかしいわ、酔ってるの?)

山城(胸を見ただけであんな苦しくなるくらい動悸が激しくなるなんて。ラッキーなのに不幸だわ)

今回はここまでです

ゆるゆり3期も今日で最終回です
3期始まる前に終わるとか言ってたのに3期が終わってもまだ終わりの見えないこのSSの最終回はいつになることか

>>17
ケッコンの条件は練度99で好感度50以上なので今のところできるのは
大和
瑞鶴
足柄
名取
ビスマルク
大鳳
北方棲姫
加賀
瑞鳳
川内
朝潮

になります

朝潮飴使ったから練度99だぞ
叢雲は練度58で足りんがな
てかスレ立ったばかりですぐ上に表があるんだから見直すぐらいしろよな

朝潮の練度はまたミスしてるのであれなんですが>>36さんの言うとおり99になってます
まんたんのあめを使えば大体が練度も好感度も条件に入りますね

開始します

また更新忘れですが夕立も99になってるのでできますね
色々雑ですいません


あかり「おはようございます山城さん」

山城「お、おはようございます提督」

あかり「昨日は大丈夫でしたか?」

山城「ええ、すいませんでしたご迷惑をおかけして」

あかり「いいえ。お酒を飲むのは楽しいかもしれませんけど、ほどほどにしてくださいね」

山城「以後気をつけます」

山城(今はなんともない。昨日感じた胸のときめきはやはり酔いのせいなようですね)

山城(酔ったばかりか姉様以外にあんな熱を上げてしまうとは、山城一生の不覚。猛省しないと)

あかり「お酒酔いは怖いですからねぇ。色々ありますので」

山城「今はうさぎではないんですね」

あかり「普段からあんな格好してたら変ですよぉって、島風ちゃんとかのこと変だって言ってるわけじゃなくてですね」

山城(今、なんで私こんなことを言って? いや、ただ印象に残ったからなんとなく言ってしまっただけ。そうに決まってる!)

あかり「扶桑さんとは仲良くできてますか?」

山城「少しは気安くなれたと思います」

あかり「それはよかったです」

山城「この前なんて一緒に寝させていただいて。とても安らかな気持ちで眠れました」

山城「まどろみながらとりとめのない会話を交わす時間は幸福なものですね」

あかり「ふふっ」

山城「な、なにがおかしいんですか?」

あかり「いえ、あかりもその気持ちよくわかるなぁって思って」

山城「提督もですか?」

あかり「あかりも妹ですから。お姉ちゃん大好きってところは似たもの同士かもしれませんね」

山城「似たもの同士……」

あかり「そこくらいしか似てるとこないかもしれませんけど」

山城「きっと探せばまだ何かありますよ」

あかり「あかりと似てるところがあった方がうれしいですか?」

山城「えっ、あっ、いえ、特段そういうわけでは」

あかり「そうですかぁ、あかりはうれしいんですけど」

山城「べ、別にうれしくないというわけでもなくて、ですね」

あかり「やっぱりうれしいんですか?」

山城「うっ、いいじゃないですかどうだって! お話してないで早速今日のご予定をお聞かせください!」

あかり「どうでもよくはないと思いますが。そうですね」

↓1

1 艦娘との交流(>>16)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「物の整理ですよぉ」

山城「年末の大掃除ですか?」

あかり「クリスマスもまだなのに年末だなんて気が早いですよぉ」

山城「クリスマスからほぼ1週間後なんですけどね大晦日」

あかり「そう考えるとクリスマスの洋風から一週間でお正月の和風に変わるんですね」

山城「まさに師走、ですか」

あかり「でも今年はもう戦いもないですしゆっくり過ごせますよぉ」

山城「クリスマスやお正月に海で撃ち合ってるのも悲しいですものね」

あかり「寒い中海に出る必要はないです。こたつに入ってゆっくりしてください」

山城「そのこたつもありませんが。暖房が効いてるのでいらないかもしれませんけど」

あかり「暖房とこたつはまた別ですよぉ。家具コインもあるしこたつは買っておきましょう!」

山城「来年も使うかどうかわからないというのに。それよりも提督、早く片付けに入りましょう」

あかり「あっ、はい。どこから手をつけましょうか」

↓1

1 ドイツの国旗(ドイツ艦を呼ぶ)
2 月の絵が描かれたカレンダー(睦月型を呼ぶ)
3 ふしぎなあめ(残数30)
4 まんたんのふしぎなあめ(残数30)
5 クッキー(残数2)
6 最高級チョコ(残数2)
7 王族御用達ケーキ(残数2)
8 香水
9 チョーカー
10 髪飾り
11 最高級ホテルの宿泊券(イベント)
12 書類一式&指輪(残数51個)

あかり「このカレンダーももうすぐいらなくなりますね」

山城「絵は綺麗なので飾るのはいいかもしれませんが紛らわしいかもしれませんね」

あかり「確かに絵は綺麗です。綺麗なお月様ですよぉ」

山城「月は古くから詩にも詠まれてきているように、風流、風情の象徴ともいえるものですから」

あかり「名前に月ってついてる艦娘さんもいっぱいいますよね」

山城「駆逐艦の名称は天象や気象などの自然現象から付けられているものですから」

あかり「文月ちゃん達とか秋月ちゃんも。あと暁ちゃん」

山城「いや暁さんは読みだけですから。五月雨さんなら一応月は入ってますが」

あかり「もっと色んな月の艦娘さんに会ってみたかったですよぉ」

山城「月の艦娘というと月から来たみたいに聞こえますね」

妖精(猫吊るし)「そんな提督に朗報です。睦月型、文月さん達の姉妹艦が着任のあいさつに参りましたよ」

あかり「文月ちゃん達の姉妹が! わぁい!」

山城「なぜもう必要ないのに定期的に艦が補充されるんでしょう?」

妖精(猫吊るし)「色々と事情があるのですよ」

山城「はぁ、まあ別に困るわけではないのでいいんですが」

あかり「なんて子なの?」

妖精(猫吊るし)「それは本人に名乗ってもらいましょう。どうぞ」

↓1

1 睦月
2 如月
3 弥生
4 皐月
5 長月
6 菊月
7 望月

如月「如月と申します。おそばに置いてくださいね」

あかり「如月ちゃんって言うんだ。はじめまして、赤座あかりだよぉ」

如月「あら、可愛らしい。今回の戦いを終結させた女の子だって言うから、もっと強面なのを想像してたわ。見た目はこうだけど中身は違うのかしら?」

山城「中身もこんな感じです」

あかり「それってほめてます?」

妖精(猫吊るし)「そういう言い方をするときは大体ほめてないと思います」

如月「うふふ、中身も可愛らしい女の子なんだ。それはそれは、楽しみ、ね」

あかり「なにが?」

如月「聞きたい? 教えてあげてもいいけど、こういうのは2人っきりじゃないとね」

あかり「ん?」

如月「無垢な子なのね。ふふふっ、余計にそそるわ」

山城(駆逐艦なのにませた子ですね。文月さんとは大違いです)

妖精(猫吊るし)(無垢と言ってもその遍歴は中々のものなんですけどね)

卯月「ぴょん、司令官遊びに来たぴょん!」

あかり「あっ、卯月ちゃん」

如月「あらぁ、卯月ちゃんじゃない」

卯月「ん~? 誰だぴょん?」

如月「んもぉ、隊を外れたからって忘れるなんてひどいじゃない!」

卯月「冗談だぴょん如月ちゃん。如月ちゃんもここ所属になったぴょん?」

如月「ええ、なったぴょん」

卯月「やったぴょん! これからよろしくぴょん!」

如月「よろしくね卯月ちゃん」

あかり「あっ、あかりが言う前に言われちゃったよぉ」

如月「んふっ、司令官とももちろんよろしくさせてもらうわ。色んな意味で、あれ?」

卯月「文月ちゃんと三日月ちゃんにもごあいさつだぴょん!」グイグイ

如月「んもぉ、まだ司令官とまともに話せてもないのに」

あかり「あかりはいいよ。これから先たくさん話す時間はあるんだから。先に文月ちゃん達のところに行っておいで」

如月「それは文月ちゃん達とお話しする時間もあるということだと思うけど。司令官がそう言うなら甘えさせてもらいましょうか」

卯月「ぷっぷくぷ~、急ぐぴょ~ん!」

如月「やれやれ、ぼんやりなんてしてられそうにないわね」

あかり「如月、っていうことは2番艦?」

妖精(猫吊るし)「そうですね。旧暦の2月なので2番艦です」

山城「ただ竣工は5番艦の皐月さんが1番早くて、2番目が如月さん。その次に1月、1番艦の睦月さんという順なんです」

あかり「また色々ある系だったんですね」

山城「駆逐艦の子達はあまり姉妹という仲に捉われていないようなので気にしなくていいと思います」

あかり「如月ちゃんかぁ、早く仲良くなれるといいなぁ」

妖精(猫吊るし)「ちなみに睦月型で1番巨乳らしいです」

あかり「その情報はいらなかったかなぁ」

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城☆  名取☆   北方棲姫☆
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
○扶桑  Bep    ○ビス子☆
筑摩    ○大和☆ 長門
○千歳☆○熊野   ○古鷹
○金剛☆鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    ○瑞鳳☆ ○朝潮☆ 
吹雪    島風    ○大鳳☆
舞風☆  浜風☆  明石☆ 
夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

○秋月☆ 離島棲鬼 戦艦棲姫         
春雨☆  葛城    駆逐棲姫☆
如月

あかり「もう建造もできませんけどこうして新しい子との出会いが残っていてうれしいですよぉ」

山城「意図はわかりませんが新しい出会いはいいものです」

あかり「これから後何人新しい艦娘さんと会えるでしょうか」

山城「提督は良縁に恵まれているようですし、少なくとも素敵な関係を築いていける出会いがあるはずですよ」

あかり「えへへ、ありがとうございます山城さん。山城さんと会えたことも良縁ですよぉ」

山城「私も、まあ姉様と引き合わせてもらったり、甘え方の相談に乗ってもらったりしましたし。会えてよかった、ですよ」

あかり「他のみんなにもそう思ってもらえるように、あかりがんばりますよぉ」

あかり「よぉし、それじゃあ次はなにしましょうか」

↓1

1 艦娘との交流(>>50)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は愛宕と交流するところからはじめます

この時期は部屋の中にいても手がかじかんでしまいますね
電源の位置的に暖房直下に配置せざるを得なかったので暖房もあまり使いたくないので困ったものです

開始します

あかり「愛宕さんおはようございます」

愛宕「あら提督。おはようございます」

あかり「さっき新しい子が着任したんですよぉ」

愛宕「そうなのぉ? だからさっき卯月ちゃんがはしゃいでたのね」

あかり「卯月ちゃんのお姉ちゃんですよぉ」

愛宕「睦月型の子なのね」

あかり「如月ちゃんですよぉ」

愛宕「如月ちゃん。2番艦の子ね。またにぎやかになりそう」

あかり「なんとなく愛宕さんと雰囲気が似てたような気がしますよぉ」

愛宕「私と雰囲気が? 浜風ちゃんくらいあるのかしら?」

あかり「いえ睦月型で1番大きいとは妖精さんが言ってましたけど、駆逐艦の中では大きめくらいだと思いますよぉ」

愛宕「そう、新しいライバルが増えなくてよかったわ」

あかり「駆逐艦だと勝てる子はいないと思いますけどね」

愛宕「最近の子は発育がいいから侮れないのよ~」

あかり「最近のってみんな昔の艦なんじゃ」

愛宕「細かいことは気にしちゃだめ~それでなにをしに来たのかしらぁ?」

↓1

1 あかりが可愛がられるだけの話
2 服について
3 胸の大きさ比べ
4 その他自由に

あかり「如月ちゃんを見ていたらなんとなく思い出して来てみただけなんですよぉ」

愛宕「ノープランで来たというわけね。それじゃあ私に付き合ってもらいましょうか」

あかり「大きさ比べですか?」

愛宕「うふふ、それもいいけど今日はあなたと遊びたい気分なの」

あかり「あかりとですか?」

愛宕「そっ。だから一緒に遊びましょう提督」

あかり「いいですよぉ。で、なにして遊びます?」

愛宕「そうねぇ、なにして遊びましょうか」

あかり「結局あかりからも同じこと聞いちゃってますね」

愛宕「ふふっ、そうね。提督が急に来るからいけないんですよ~? ちゃんと来るって言ってくれてたらおもてなしの用意もしたのに」

あかり「如月ちゃんも急だったので急になるのは仕方ないですよぉ」

愛宕「そんなこと言ってぇ~何の用意もできてないから、この体でおもてなしするしかなさそうね」

あかり「体でおもてなし? どうするんですか?」

愛宕「そ、れ、は、こう!」ダキッ

あかり「むぐっ!」

愛宕「愛宕の1番柔らかいとこで提督の体を包んであげます。こうしてぇ、ふふふっ」ムニムニ

あかり「むぅ~」バタバタ

愛宕「あらあら、あまり激しく暴れないでくださ~い」

あかり「ぷはっ! はぁはぁ、死ぬかと思いましたよぉ」

愛宕「愛宕の胸で死ねるなら本望でしょう?」

あかり「全然本望じゃありませんよぉ!」

愛宕「はいはい、怒らないでくださいね~」ナデナデ

あかり「自信があるからってそういうことして」

愛宕「ですが気持ちよかったでしょう?」

あかり「それは、気持ちよかったですけど……」

愛宕「うふっ、苦しくないようにもう1度~」ムニュッ

あかり「わっぷ、もぉ~」

愛宕「よしよし~提督は反応が可愛いですね~」ナデナデ

あかり「子供扱いはやめてくださいよぉ」

愛宕「言葉とは裏腹に声がうれしそうですよぉ~? 提督がなでなでやぎゅ~ってされるの好きだってことは知ってるんですからね~」

あかり「あぅ……」

愛宕「うふふっ、やっぱり可愛い」ナデナデ

あかり「あの」

愛宕「なぁに?」

あかり「頭の上におっぱい置くのはやめてください」

愛宕「ええ~、私のお膝の上に座っておいてそういうこと言うのぉ?」

あかり「膝の変わりに頭を貸してほしいってことなんですか?」

愛宕「そういうわけでもないけど乗せてると楽なのよねぇ~」

あかり「これだけ重ければそうなりますよぉ」

愛宕「うふふっ、肩がとっても軽い。ずっとこうして提督の頭に載せていたいわ~」

あかり「あかりの肩がこっちゃいますよぉ」

愛宕「なら、私が提督の肩を揉んであげればいいってことですね~」モミモミ

あかり「んぁん、そういうことじゃなくってぇ~」

愛宕(反応が可愛いからついついいたずら心がくすぐられちゃうわ。もっと色んなことして反応を見てみたいわ)

あかり「山城さんもおっぱいを何かに乗せてると楽だったりしますか?」

山城「な、なんですか急に!」

あかり「いえ、山城さんも大きいですしそうなのかなぁって」

山城「提督でなければセクハラですよ。ん、まあ、楽にはなりますね」

あかり「そう言うってことは何かに乗せたりしたことあるんですね」

山城「はぁぅっ! ひ、人前ではやりませんからいいじゃないですか!」

あかり「悪いなんて言ってませんよぉ」

山城「は、はしたないのはわかっていますけど、楽なのでついつい。生身の体とはわずらわしいものです」

あかり「小さければそういう心配もありませんよぉ」

山城「大きくても自分には何もいいことがありませんね。人を惹き付けますが姉様には効かないですし」

あかり「大きいからこそ似合う服とかもありますし綺麗に見えますよぉ」

山城「小さいからこそ似合う服もあるので特有の長所とはいえませんよ。もっと小さくてよかったのに。はぁ、不幸だわ」

あかり「小さくて悩んでる人もいますからどっちもどっちですよぉ」

山城「普通がよかったです。適正乳、適乳ですね」

あかり「適乳って。まあ悩んでもしょうがないですし元気にいきましょう」

山城「縮みもしませんが大きくもならないですしね。それで、お昼からはなにをします?」

↓1

1 艦娘との交流(>>50の愛宕以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「如月ちゃん」

如月「司令官」

あかり「三日月ちゃんと文月ちゃんには会えた?」

如月「ええ、ちゃんと会えたわ。みんな会えてうれしいってすごく喜んでた」

あかり「如月ちゃんもうれしいでしょう?」

如月「とってもね。だけど司令官に会えたことだってすごくうれしいのよ?」

あかり「あかりもだよぉ。新しい艦娘さんに会えるのはすごくうれしいことだと思ってる!」

如月「こぉんなに可愛らしい司令官の鎮守府に配属されるなんて如月は幸運だわ」

あかり「そこまで言われると照れるよぉ」

如月「んふっ、それで如月に何かご用? 親睦を深めに来たのかしら?」

あかり「そうだよぉ。如月ちゃんと仲良くなりに来たの」

如月「うれしいわぁ。それじゃ、なにして仲を深めましょうか」

↓1

1 卯月達について
2 距離が近いという話
3 誘惑迷彩攻撃
4 その他自由に

あかり「卯月ちゃん達なんだけどね」

如月「仲を深めようというのに他の子の話をするのぉ?」

あかり「あかりは大体姉妹の話から仲を深めていくタイプなんだよぉ」

如月「どんなタイプなの。というかそれ姉妹いなかったらどうなるのかしら」

あかり「それでね、卯月ちゃん達なんだけど仲良く、はできそうだよね」

如月「できなくてもできるようになるまで卯月ちゃんに付きまとわれちゃうわ」

あかり「すごく喜んでたもんね卯月ちゃん」

如月「まあ可愛い妹だから私も悪い気はしないわ」

あかり「如月ちゃんはお姉ちゃんっていう雰囲気が出てるね」

如月「うふふっ、大人の色香を醸し出しちゃってるかしら?」

あかり「大人のイルカ?」

如月「ううん、ちょっとやりづらいわね」

如月「文月ちゃんはのんびりしていて妹って感じの子ね。守ってあげたくなるわ」

あかり「でも文月ちゃんは叢雲ちゃんの次にこの鎮守府に来てくれた子なんだよぉ」

如月「あら、最古参なのね。意外に侮れないわ」

あかり「叢雲ちゃんと文月ちゃんと大和さん。あかりがここに来た初日に会ったみんなだよぉ」

如月「なんだか1人だけ決戦級の戦力が混じってる気がするのだけど」

あかり「大和さんが最初に来てくれてなかったら、まだ戦いが終わってなかったかもしれないよぉ」

如月「運にも恵まれた子なのね司令官は」

あかり「そうだね。あかりが今こうしてここにいられるのはたくさんの幸運が重なった結果だよぉ」

如月「その歳で司令官なんてやらされてるのは不運にもほどがあると思うけれど」

あかり「あかりも最初はそう思ってたけど今はみんなと会うことができたから、今までの人生の中で最高の幸運だって思ってるよぉ」

如月「……そう」

如月(結構強い子なのね。そうじゃなきゃやっていけない、か)

如月(あの子達がみんな慕ってる理由がちょっとわかった気がするわ)

如月「三日月ちゃんは真面目ないい子みたいね」

あかり「うん。とっても真面目で礼儀正しくて、あかりも見習わないといけないなぁって思うよぉ」

如月「ちょこっと堅物すぎるきらいはあるかもしれないわ」

あかり「あかりは三日月ちゃんの真面目なところ好きだよぉ」

如月「そう言ってあげると喜ぶでしょうけど、もっと砕けた感じになりたいって思ってるかもしれないわよ?」

あかり「それはあるかもしれないよぉ」

如月「だけど堅物さが邪魔してできないでいる。苦労してそうねあの子」

あかり「如月ちゃんもフォローしてあげてね」

如月「どうしよっかなぁ~」

あかり「そんなこと言わずに~」

如月「フォローするのはいいんだけどねぇ~」

如月(会ったばかりだけど人柄とかは弄ってて楽しそうだし、ちょっかいはかけていきたいんだけどなぁ)

如月(一緒に司令官弄りができるくらい私があの子と打ち解ければいいのかしら?)

如月「まあ、できる限りのことはするわよ、お姉ちゃんだもの」

あかり「さすがお姉ちゃんだよぉ!」

如月「うふふっ、お姉ちゃんに任せなさぁい!」

如月「ところで他の睦月型はいないのかしら?」

あかり「うん。あかりのところにいる睦月型の子は文月ちゃんと三日月ちゃんと卯月ちゃんだけだよぉ」

如月「そう、睦月ちゃんや弥生ちゃんはいないのね」

あかり「会いたかった?」

如月「できれば、ね。だけどもう難しいでしょう?」

あかり「でも、あかりの友達のところに行けばきっと会えるよぉ」

如月「そうなの?」

あかり「京子ちゃんのところにならいると思うから」

如月「そっか」

あかり「今度一緒に行こっか?」

如月「絶対に会いたいというわけじゃないからいいのよぉ。機会があれば一緒に行けたらいいけれどね」

あかり「あかりも1回は京子ちゃんの鎮守府行ってみたいよぉ」

如月「司令官も行ったことがないのぉ?」

あかり「みんなあかりのところに集まってくるからね。そもそもそのために広く作られてるみたいだから」

如月「ふぅん、集まったりはするんだ」

あかり「みんなで集まってパーティしたりするんだよぉ。大和さんがお料理上手だからってみんな集まってくるの」

如月「本当に大忙しみたいね大和さん」

あかり「大和さんには感謝してもしきれないよぉ」

如月「今からそうなれるかは難しいところだけど、如月もそれくらい貢献してみせるわね」

あかり「期待してるよぉ如月ちゃん! それじゃ、あかりはもう行くね」

如月「ええ、私はもう少し鎮守府の中を探検するわね」

あかり「行ってらっしゃい。さてとこれからはどうしようかな?」

↓1

1 艦娘との交流(>>50の愛宕、如月以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は夕立と交流するところからはじめます

如月は遠征用の第三艦隊でずっと旗艦張らしていましたので声を聞く機会は結構あって愛着もありました
うちのは遠征このSSではもう戦闘はないので髪の毛が痛んじゃうことはなくて安心です

開始します

あかり「夕立ちゃんいる?」

夕立「いるっぽい~」

あかり「いたっぽいね~」

夕立「ふふふっ、また遊びにきたの?」

あかり「また遊びに来たよぉ」

夕立「提督は暇そうだね」

あかり「夕立ちゃんは忙しいのぉ?」

夕立「私も暇!」

あかり「なら暇同士でちょうどよかったよぉ」

夕立「うん、ナイスタイミングっぽい!」

あかり「えへへ、それじゃあ暇同士なにして解消するか考えるよぉ」

↓1

1 改造する
2 駆逐棲姫と春雨のこと
3 わしゃわしゃしてほしい話
4 その他自由に

夕立「改造したい!」

あかり「そういえばせっかくあめで練度上げたけど結局してなかったね」

夕立「そうだよ! せっかく夕立が素敵なパーティを見せてあげようと思ってたのに!」

あかり「ごめんね夕立ちゃん」

夕立「今からでも遅くないっぽい! 改造しに行こう!」

あかり「行こう!」

夕立「ぽいぽい~って改二になっちゃうっぽい!」



あかり「立て続けにごめんね妖精さん」

妖精「……」フルフル

夕立「改造お願いするっぽい!」

妖精「……」コクリ

夕立「ふふん、ソロモンの悪夢の真の姿を見せるときが来たっぽい!」

あかり「真の姿、なんかカッコいいね! 楽しみだよぉ」

あかり「改二になると大体姿が変わるんだよね。夕立ちゃんはどんなふうになるんだろう?」

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、終わったみたいだよぉ」

夕立「ふふん、これがニュー夕立!」

あかり「ゆ、夕立ちゃん!? すごい、全然違うよぉ」

夕立「どう? これが夕立の真の姿だよ! カッコいい?」

あかり「うん! 体も大きくなってるしなんだか雰囲気も大人びてるよぉ。目の色まで変わるんだね」

夕立「変わってるの?」

あかり「綺麗な赤色になってるよぉ。なんだか響ちゃんからヴェルちゃんになるより変わってるような」

夕立「今までの私は力を制限されてた。だけどこの姿になった今は100%の力を発揮できるようになったの!」

あかり「100%!」

夕立「そう、今の夕立は100%夕立っぽい!」

あかり「その言い方だと今までの夕立ちゃんは何%か夕立ちゃんじゃなかったみたいになっちゃうよぉ!」

夕立「提督さんより背が高くなっちゃったね」

あかり「追い抜かれちゃったよぉ」

夕立「おっぱいも増量したっぽい」

あかり「う、うん、結構大きくなってるね。元から大きかったのに」

夕立「大きくなったからもうわしゃわしゃしてもらえないっぽい?」

あかり「そんなことないよぉ。大きくなっても夕立ちゃんは夕立ちゃんでしょう?」

夕立「ぽい!」

あかり「ほら屈んで。わしゃわしゃ~」

夕立「ぽい~」

あかり「髪の毛のここのところ、犬さんの耳みたいだよぉ」

夕立「犬耳っぽい?」

あかり「犬耳っぽい。カッコいいけど可愛いところもちゃんとあるんだね」

夕立「カッコいいだけが取り得じゃないっぽい~」

あかり「ふふっ、改二になって魅力的なところたくさん増えてるよぉ」

夕立「提督さんにもソロモンの悪夢を見せてあげるっぽい。夕立の魅力的なところをもっとたくさんね」

夕立「せっかく改造したんだからひと暴れしたいっぽい!」

あかり「ひと暴れって言ってもどうするのぉ?」

夕立「夜戦場があるっぽい!」

あかり「あっ、そっか」

夕立「川内さんもたまには役に立つことしてくれるっぽい!」

あかり「たまにはは余計だよぉ」

夕立「だって本当にたまにっぽい。いつもは提督さん攫ってマフラーだけにしたりしてるだけだもん」

あかり「それはまあそうだけど」

夕立「そういえば今の夕立もマフラーしてるっぽい」

あかり「い、今の時期は寒いからね? 風邪ひいちゃうよぉ!」

夕立「夕立はしないっぽい! それよりも早く夜戦場いこ! 夜戦!」

あかり「あぁ、夕立ちゃん。改二になれて本当にうれしいみたいだね」

夕立「まだ軽巡級までしかいないっぽい? 夕立は姫とか強いって言われてるレ級とかでもよかったのに」

あかり「結構な数が出てくるから気をつけたほうがいいよぉ」

夕立「今の夕立なら何台出てこようが負けないっぽい!」

あかり「あんまり調子に乗っちゃだめだよぉ夕立ちゃん」

夕立「平気平気! 全部まとめて相手するっぽ~い!」

あかり「川内さんみたいなことにならないといいけど」

夕立「ふぅん、中々の数を用意してるじゃない。素敵なパーティーになりそうね!」

イ級ロボ「私は偶然ここへ来て、戦って、います。妖精は無関係」

夕立「ロボットにはわからないでしょうけど、ソロモンの悪夢見せてあげる!」

ハ級ロボ「ザッケンナコラー!」

あかり「大丈夫かなぁ」

今回はここまでです
次は前スレの埋め小ネタです

土曜に引越ししてネットの工事が来るのが月曜になるので土日は更新できなくなると思います
31日と1日もさすがに休ませてもらうと思うので休みが多くなってしまいますね

どうも今日から書けそうにないので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもチョイエロでもOKです

>>83にも書いてますが引越しによりたぶん28日まで投下できなくなります
引越しの準備に忙しかったのでクリスマスを楽しむ暇もありませんでしたねええ引越しのせいです引越しのせい

新春改造祭り

開始します

夕立「やられたっぽい~」

あかり「だから言ったのに~」

夕立「でも楽しかったっぽい~!」

あかり「演習弾だから怪我はないけど服がぼろぼろだよぉ」

夕立「また妖精に直してもらえばいいっぽい」

あかり「もぉ、妖精さんだって忙しいんだよぉ」

夕立「じゃあここの服で満足するよ!」

あかり「ここの服着る前にお風呂入ってからね」

夕立「は~い」

あかり「改造すると体力が有り余ってるんだね。前にも誰かいたような気がするよぉ」

夕立「何でここガラス張りっぽい?」

あかり「そういうものなんだって」

夕立「どういうものなのかよくわかんないね」

あかり「服の代えもあるんだよねここ。ボロボロになっちゃうからあるのは当たり前だけど」

あかり「セーラー服とかメイド服とか、なんでコスプレ衣装ばっかりなんだろう?」

あかり「妖精さんは一体どういうところをイメージしてここを作ったのかな?」

夕立「提督さん提督さん!」

あかり「なぁに夕立ちゃん?」

夕立「べちゃ~」

あかり「ぶっ! ガラスにくっつけたら寒いでしょ! やめなさい!」

夕立「おっきくなったから変な感じ~」

あかり「もう~! 早く体洗って出るの!」

夕立「は~い」

あかり「もう、夕立ちゃんったら」

夕立「でも適度に冷えてて気持ちいいっぽい~」

あかり「はしたないからだめだってば~!」

夕立「提督さん、わしゃわしゃ!」

あかり「その前に服着てからだよぉ」

夕立「私の服ある?」

あかり「夕立ちゃんの服も制服っぽいけど、見当たらないよぉ」

夕立「じゃああれ着たい! バスローブってやつ!」

あかり「バスローブ着たいの? あるけど」

夕立「ふふん、大人っぽくなったから似合うっぽい?」

あかり「うん、似合ってるよぉ」

夕立「エロい?」

あかり「エロ……そういうのじゃないから!」

夕立「エロくないっぽい~? ほらほら~」

あかり「エ、エロいから! エロいからはだけるのはやめて!」

夕立「ふっふっふ~、大人の魅力っぽい~」

あかり(大人っぽくなったからそういうことしたくなってるのかなぁ?)

夕立「お布団ふかふかっぽい~ここに住んでいい?」

あかり「川内さんが使えなくなっちゃうよぉ」

夕立「テレビもあっていいのに~」

あかり「このテレビDVDしか見れないみたいだよぉ?」

夕立「DVD見れればいいっぽい! 何があるの?」

あかり「アニメだけど見てみる?」

夕立「見てみたい! 面白そうっぽい!」

あかり「そうっぽいって変な感じだね」

夕立「どれが面白いの?」

あかり「あかりもよくわからないよぉ。面白そうなの選んで見てみよう」

夕立「じゃあね~この、ヴァ、ヴァル? ヴァルキリ? なんとかっていうの見よ! なんか強そう!」

あかり「ならそれ見てみよっか」

夕立「うん!」

あかり(大人っぽくするの忘れてるみたいだね夕立ちゃん)

あかり「……」

夕立「……」

あかり「こ、これ深夜にやってるやつ、だったんだね」

夕立「エロいっぽい~」

あかり「気に入ったのそのフレーズ?」

夕立「気に入ったとかじゃないけど……」

あかり「あ、あんまり言っちゃだめだよぉ。それとこういうのはあかり達にはまだ早い……」

夕立「でも、気持ちいいのかな、ああいうの」

あかり「えっ?」

夕立「提督さん、私気になるっぽい!」

あかり「気になるって言われても」

夕立「確かめるっぽい~!」ガバッ

あかり「ひゃあ~!」

あかり「ま、まだ早いって言ったばかりでしょ!」

夕立「私は大きくなったから大丈夫っぽい!」

あかり「大きくなってもだめだよぉ!」

夕立「どうして?」

あかり「こういうのは好きな人同士で……」

夕立「私、提督さんのこと好きだよ?」

あかり「友達としての好きじゃなくてだよぉ」

夕立「友達としての好きじゃないよ。きっとそういう好きだから」

あかり「え、ええっ?」

夕立「エロいの見たあとだから今の気分はエロいってことだと思うっぽい」

夕立「私、提督さんのこと考えてるときこういう気持ちになるよ。今と同じエロい気持ちに」

あかり「ゆ、夕立ちゃん……」

夕立「これはそういう好きってことでいいんだよね?」

あかり「い、いいの、かなぁ」

夕立「じゃあ何も問題ないね!」

あかり「あかりの方は!?」

夕立「提督さんはそういう気持ちにならない?」

あかり「な、ならないよぉ」

夕立「嘘。さっきべちゃってやったときとか、なってたでしょ?」

あかり「な、なってない、よぉ」

夕立「隠さなくていいっぽい。きっとそれは恥ずかしいことじゃないから」

あかり「はずかしいことだよぉ……」

夕立「ううん、だってうれしいもん。私でそういう気持ちになってくれること」

あかり「うぅ……」

夕立「これはぽいじゃないよ。間違いなく、私は提督のこと好き」

あかり「あっ……」

夕立「はずかしいなら、提督さんは何もしなくていいっぽい」

あかり「えっ?」

夕立「私が提督さんの手、借りるから」スッ

あかり「借りるって、ええっ?」

夕立「こうすれば、問題ない……」

あかり「待って夕立ちゃん」

夕立「なに?」

あかり「本当に、そういうことしたいって思ってる?」

夕立「うん……」

あかり「改造したあとってなんかそういう感じになるときもあるみたいだけど、それじゃない?」

夕立「それじゃないっぽい! 提督さんのこと好きだよ!」

あかり「今はまだわからないよぉ。ちょっと経って落ち着いてからもそういう気持ちがあるなら、ね」

夕立「してくれるの?」

あかり「……うん」

夕立「ほんと?」

あかり「本当だよぉ」

夕立「じゃあ、今は我慢する!」

あかり「よしよし、えらいよぉ」

夕立「でも~」

あかり「なぁに?」

夕立「チュ~だけ先に味見っぽい!」チュッ

あかり「んむっ!?」

あかり(夕立ちゃん、改造してちょっと攻撃的になっちゃってるよぉ)

今回はここまでです

TVをつけながら書いてると結構気が散りますがここで書くしかないので仕方ないです
いつもより遅くなってすいません

>>83で書いたように明日明後日は更新できません
色々立て込んで更新遅くなってしまい申し訳ないです

前スレの>>1000は次の日に着任になります

むしろ熊野ファンに怒られそうな描写をしてるんじゃないかと思っていましたがそう言ってもらえると嬉しいです

では開始します

あかり「改造すると色々と変わりますね」

山城「駆逐艦の子は子供ですので成長もしやすいんでしょう」

あかり「山城さんも改二になれるんですよね?」

山城「設計図がいるようですが」

あかり「そんなに変わらないんですか?」

山城「航空戦艦になります、がそれは姉様と同じで改の段階でなっていますからね」

あかり「服装とかも変わるんですよね?」

山城「ええ。戦闘力もかなり向上します。今では無用の変化ですが」

あかり「改造したいですか?」

山城「なれるならなっておきたいですね。今のままでは不完全体みたいな感じです」

あかり「そんなことないですよぉ。今でも山城さんは綺麗です」

山城「き、綺麗かどうかは関係ないでしょう」

あかり「不完全じゃないですよってことです」

山城「綺麗かどうかが判断基準ではありませんよ……まあ、ありがとうございます」

あかり「山城さんの方こそ今日は秘書艦ありがとうございます」

山城「いえ、それほど大変ではなかったですしお気になさらず」

あかり「それでも働いてくれたことには変わりないので、ごほうびです」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージをしてあげる
4 お菓子をあげる

あかり「改造したいなら練度上げなきゃいけなきゃいけませんね」

山城「例のあめですか」

あかり「はい」

山城「私の場合練度だけではだめなんですけどね」

あかり「改にはなれるんですよね?」

山城「そうでした。練度が上がるのは心地いいらしいのでごほうびにもなりますね」

あかり「でも副作用があるので気をつけてくださいね」

山城「副作用?」

あかり「一気に練度が上がると苦しいみたいなんですよぉ」

山城「苦しいんですか?」

あかり「みたいです。一気に最大になるのと数値的に1上がるのがあるんですけどどっち使います?」

↓1

1 ふしぎなあめ(残数30)
2 まんたんのふしぎなあめ(残数35)

山城「一気に上がる方で」

あかり「大丈夫ですか?」

山城「苦しいのには慣れています。苦しいあとには練度上昇による心地よさが待っているんですから」

あかり「山城さんも強い艦娘ですもんね。きっと耐えられますよぉ」

山城「はい、扶桑型の名を汚さないようにがんばります」

あかり「扶桑型の名を汚さないように、ですか……」

山城「なんですかその神妙な顔は」

あかり「いいえ、なんでもないですよぉ。じゃああかりあめ取ってきますね」

山城「お願いします」

あかり「ええっとどこにしまったっけ?」

山城(姉様も改になられていますし私も追いつかなくては)

あかり「ありました、はいこれですよぉ」

山城「これが例のあめですね。一見して普通のあめですが」

あかり「でもふしぎなあめですよぉ」

山城「味はどんな感じなんでしょう?」

あかり「ふしぎな味です」

山城「ふしぎな味と言われましても」

あかり「あかりは食べたことないのでわからないんですけど、みんなそうとしか言わないんですよぉ」

山城「はぁ、食べてみればわかりますか」

あかり「がんばってくださいね山城さん」

山城「はい。それではいきます」パクッ

あかり「どうですか?」

山城「確かにこれはふしぎな味です」

あかり「それ言わないといけないんでしょうか」

山城「あぁ、あめが溶けていくのと同時に体が暖かく……うっ」

あかり「はじまりましたね」

山城「暖かく、なりすぎ、る……」

あかり「一気に上がるのでそうなるみたいなんです」

山城「なるほど、副作用という言葉が、正しいですね……」

あかり「あかりに何かできることがあったら言ってくださいね」

山城「はい……」

山城(上がりすぎると、こうなる……でも、この熱は……)

山城「はぁ、はぁぁ……」

あかり「椅子座りますか?」

山城「すいません、ありがとうございます……」

山城(熱い……うずいてる、何か……)

山城「んぅ……」チュゥ

あかり(山城さん指曲げて咥えてる、何か噛んでたほうが耐えやすいのかな)

山城(これ、あぁ、これは……)

山城(なんて、いかがわしい気持ちに……こんな、本当に練度が上がっているの……?)

山城「はぁ、うぅ……」

あかり「大丈夫ですか山城さん?」

山城(昨日から、私を惑わせて篭絡しようとしているのでは……)

山城(いや、提督がそんなことをする、メリットはない、し、そんな子では……)

山城「あ、あぁ……!」

あかり「山城さん!」

山城(たまに、すごい波が来る……あぁ、私、こんなに足を開いて……)

山城「ていと、くぅ……見、ないでぇ……」

あかり「見てないと心配ですよぉ」

山城「そん、な、あぁっ……!」

山城(わざとでは、ないのに、こんなに、しなを作って、私……)

山城(これでは、篭絡しようとしているのは、私の方……わざとじゃ、ないのに……)

山城「ふぅ、ふぅ……」

あかり「落ち着きましたか?」

山城「はい……すいません、机に寝そべるなど……」

あかり「構いませんよぉ、それで山城さんが楽になるなら」

山城「思ったよりも、キツ、くて」

あかり「長門さんとかビスマルクさんでも耐えられなかったくらいですからね」

山城「そう、とても強いですからね納得、です」

山城(そもそも、この手の耐久力はなさそうですし……)

あかり「練度が上がった感じしますか?」

山城「はい、とても強い力を感じます」

あかり「これで改造もできますよぉ」

山城「姉様と同じ改になれるんですね」

あかり「はい。お揃いですよぉ」

山城「なら、耐えたかいがありました」

あかり「ごほうびになったみたいでよかったです」

山城「はぁ……」

あかり「もう少しそうしてますか?」

山城「あっ、いえもう起きます!」

あかり「別にいいんですよぉ辛いなら収まるまでそうしてても」

山城「ほ、本当にいいんです!」

山城(提督といると何故か収まりそうにありませんので)

あかり「それでは、明日の秘書艦を決めて終わりましょうか」

↓1 明日の秘書艦(>>50の☆のついてない艦娘)

あかり「葛城さんにお願いしますよぉ」

山城「葛城さん、雲龍さんの妹さんでしたね。わかりました」

あかり「しっかり休んでくださいね山城さん」

山城「はい、ありがとうございました提督」

あかり「おやすみなさい山城さん」

山城「おやすみなさい、提督」

山城「まさかあんなふうになるとは思わなかったわ」

山城「汗もかいて……汗? あぁっ! 服が……」

山城「提督、気づかない振りをしてくれていたんでしょうか……昨日私はこの奥を覗いてしまって逃げ出したというのに」

山城「私、女の子に翻弄されすぎているわ……」



あかり「山城さんはちゃんと上も下着付けてるみたいでよかったよぉ」

あかり「それにしても改造かぁ、1度できるだけやっちゃった方がいいのかなぁ」

あかり「さてと、これからどうしようかな、ん?」

名取「夜分にすいません提督」

あかり「名取さん、どうかしましたか?」

名取「いえ、少し。もう今日のお勤めは終わったのでしょうか?」

あかり「はい、ちょうど今終わったところですよぉ」

名取「お疲れ様です」

あかり「疲れることはあんまりやってませんけどね」

名取「これからはもうお休みになられるのでしょうか?」

あかり「どうしようか考えてました」

名取「それでは、少し私に付き合ってもらってもよろしいでしょうか?」

あかり「いいですよぉ、何するんです?」

名取「夜の海に出ようかと思っていて」

あかり「海に出るんですか?」

名取「散歩です。艦娘だからこそできる海の散歩」

あかり「いいですねやってみたいです! でもあかりはどうすれば?」

名取「それは、私が抱いて――」

あかり「あっ、そういえば。前に妖精さんにあかりも足の艤装だけ作ってもらって、浮かぶだけならできるんでした!」

名取「えっ?」

あかり「ちょっと取ってきますね」

名取「あっ……抱っこしたかったのに」

今回はここまでです
次は名取の好感度100イベントから始めます

前の終わりに書き忘れましたが夕立の好感度も100になったので次の日に浜風のイベントをやってその次の日に夕立のイベントをします
また>>88の小ネタは本編でやった方がよさそうなので本編でやります

遅いですがあけましておめでとうございます
2周年を迎える前には完結できるようがんばります
このペースでは不可能ですが

開始します

名取「夜の海は寒いですからね。大丈夫ですか?」

あかり「着こんで来たので大丈夫です」

名取「濡れないように気をつけましょうね」

あかり「はぁい」

名取「では、行きましょうか」

あかり「これ立てるだけで動けませんから」

名取「私が曳航しますよ」

あかり「お願いします名取さん」

名取「手を」

あかり「離さないでくださいね」

名取「離しませんよ絶対」

あかり「足場が不安定なので変な感じですよぉ」

名取「私は少し懐かしい気がします。近くにいたのに出ることはなかったですので」

あかり「夏なら遊びに行けますけど冬ですからね~」

名取「夏でも遠洋に出ることはありませんけど」

あかり「真っ暗でちょっと怖いです」

名取「川内さんから探照灯を借りて来ましたので照らしながら行きましょう」

あかり「えへへ、ドキドキしますね」

名取「夜遊びだなんて不良ですね」

あかり「名取さんが誘ったんじゃないですか。不良の親玉さんですよぉ」

名取「お、親玉って」

あかり「スケバンっていうやつですね! スケバン!」

名取「スケバン!? 私ヨーヨーなんて使ったことないですよ!」

あかり「お空が綺麗ですよぉ」

名取「空気が澄んでいて雲もないですね」

あかり「あんまり夜戦はしてないので海の上で空を見る機会はあまりなくて新鮮ですよぉ」

名取「艦娘になってからは私もないので新鮮ですね」

あかり「綺麗ですけど航海するのには心許ないですね」

名取「ずっと昔はその心許ない光を頼りに航海してたんですよ」

あかり「技術の進歩に感謝ですよぉ」

名取「ふっ、近くを通る船の邪魔になってはいけませんしそろそろ探照灯は消しましょうか」

あかり「ええっ! それじゃ何で持ってきたんですか?」

名取「提督が泣いて出られなかったら困りますので最低限」

あかり「んもぉ、泣きませんよぉ! あかりだって強くなったですからね!」

名取「でも手が震えてます」

あかり「こ、これは寒いからです! 手袋してないので寒いんです!」

名取「してくればよかったじゃないですか」

あかり「だって手を繋ぐのは分かっていましたから」

名取「えっ?」

あかり「手を繋ぐなら手袋の上よりつけないで繋ぎたいですもん」

名取「……そうですね。手袋をつけるより暖かいです提督の手」

あかり「それはさすがに手袋の方じゃ」

名取「心が暖かい分、手袋より上です」

名取「そこの小島で一休みしましょう」

あかり「ふへぇ、引かれてるだけなのに疲れましたよぉ」

名取「気づかないうちにバランスを取ろうと動いているんですよ」

あかり「そうなんですか?」

名取「そういうふうにできているんです人間は」

あかり「人間の体も結構便利なんですね」

名取「それに冷たい風にさらされていれば疲れもします」

あかり「着こんでも防げないところが凍えちゃってますよぉ」

名取「手以外ですね」

あかり「繋いでない方の手は冷たいですよぉ」

名取「では、そっちも繋ぎましょう」ダキッ

あかり「あ、えっ?」

名取「小島に上るのでこのまま抱き上げますね」

あかり「自分で上がれますよぉ」

名取「ごつごつしていて危ないのでだめです。私が上げます」

あかり「名取さんは過保護ですよぉ」

名取「過保護にさせるのは提督です」

あかり「頼りないですかあかり?」

名取「頼りなければこんなところまで連れてきません」

あかり「じゃあどういうことです?」

名取「それは、ご自分で考えてください」

名取「ここ、濡れていませんのでどうぞ」

あかり「よいしょっと」

名取「もう少し近づいてください私を風避けに」

あかり「それじゃ名取さんが寒いですよぉ」

名取「他に防げるものもないのでどの道2人で冷えるか、1人を守るか選ぶ必要があるんですよ」

あかり「じゃああかりが盾になります!」

名取「私の方が大きいんですよ?」

あかり「あっ……」

名取「私の影に入っていてください」

あかり「むぅ」

名取「ふふっ、大丈夫ですよ艦娘は寒さにも強いんです」

あかり「じゃあまた手だけでも暖かくしてあげます!」

名取「手だけじゃなくて心もだと言ったじゃないですか。ありがとうございます提督」

あかり「それで、なんで急にこんなことをしたくなったんですか?」

名取「ええっと」

あかり「言いたくありません?」

名取「いえ、ただちょっと……」

あかり「ちょっと?」

名取「あっ、艤装に暖かいお茶を入れて来たんです! 飲みますか?」

あかり「あぁ、ありがとうございます」

名取「戦うこと以外にも使えるんですね艤装って」

あかり「そうですね役に立つみたいです」

名取「役に立つことがあってよかったです。これもまた体の一部なので」

あかり「役に立つことまだこだわってるんですか?」

名取「こだわってはいませんけど、役に立ちたいとは思っていますよ今でも」

名取「私に何ができるのか考えてみたんです。戦うこと以外に提督の役に立てることは何かと」

名取「提督はまだ子供ですから知らないこととかたくさんあると思ったんです。この世界に来て多くのことを学びましたけど、まだまだたくさん」

あかり「最近は色々と知らないことたくさんあったんだなぁって思ってます」

名取「なので私が教えてあげようって、私の持ちうる知識で提督の知らないことを教えることで役に立とうと」

あかり「だからこうしてあかりのしたことがないことに連れ出してくれたんですね」

名取「それなんですけど、私も夜にこんなところまで来たことないのではじめてなんですよね」

あかり「それじゃだめじゃないですか」

名取「私にも知らないことが多くあったんです。私のことでさえよくわかってないということをこの前思い知りました」

あかり「この前?」

名取「あぁえっと、なんでもないです。とにかく自分の不明を恥じて思ったんです、私も学ばなきゃいけないんだって」

名取「私も新しいことをして、知らないことを学んでいく必要がある」

名取「それを、提督と一緒に学んで行きたいって、そう思っているんです」

あかり「う~ん、あかりと一緒にしたことないことをしたいっていうことですね」

名取「2人で知らないことを、感じたことのないものを、共に知りたいとそういうことです」

あかり「ふんふん、そういうことですか。そうですね、あかりもそうしていけたらうれしいです」

名取「うれしく思ってくれるんですか?」

あかり「思いますよぉ。それは名取さんと同じ気持ちになるっていうことですもん」

あかり「誰かと想いが通じ合うのはとっても素敵なことです。同じはじめてを経験すれば同じ気持ちになれますよね」

名取「そうなりたいと思ってます」

あかり「それじゃあ、名取さんは今どんな気持ちですか?」

名取「えっと、ドキドキしててうれしい気持ちです」

あかり「あかりも同じです!」ダキッ

名取「きゃっ! 今はびっくりしました」

あかり「えへへ、すいません。でもこうして誰かが同じ気持ちでいてくれるのは、すごく気持ちがいいことですよぉ」

名取「ふふっ、そうですね」

名取(ですが提督、私のドキドキとあなたのドキドキは別物です、このうれしさもまた)

名取(だから、共にたくさんのはじめてを共有して、たくさん同じ気持ちになりましょうね)

名取(そうしていればいつか本当に想いが通じ合うときが来るって信じていますから)

名取「提督、帰りはこのまま抱っこして帰っていいですか?」

あかり「そうしたら名取さんに負担がかかっちゃいますよぉ」

名取「手を繋いでいるのと同じです。触れ合っているところが暖かいんです、それに心も。寒さを防いでくれる分抱いてた方が疲れません」

あかり「なら、いっぱいくっつきますよぉ!」ギュッ

名取「あぅ、うれしいですけど、邪魔しない程度にしてくださいね?」

あかり「はい!」

名取(このとても心地いいドキドキを、速く提督にも伝えてあげたいな)

今回はここまでです
次は五月雨が着任するところからはじめます

好感度100イベントはそのキャラとの交流をしていくうちになんとなくこうしようという考えはできるんですが実際書き始めると別な感じになることもあります
好感度100になった時点でどうしようかまったく決まってないということも時々あります
まだ好感度100になってなくてどんな感じにするか考え付いてるのは今のところ浦風と酒匂と大鯨だけです

機会があれば書くかもしれません
開始します

葛城「おはよう提督」

あかり「おはようございます葛城さん」

葛城「ようやく落ち着いて話す機会が取れたわね」

あかり「すいませんせっかく来てくれたのにお話できなくて」

葛城「いいのよ。あなたはあなたでやることがあるんでしょう」

あかり「特になくてみんなのところを回ってるだけな気がしますが」

葛城「部下の状態に気を配るのも立派な仕事よ」

あかり「葛城さんには配れてないわけですけど」

葛城「私は元気だもの、いらないわ」

あかり「元気だってことを確認しなきゃいけませんよぉ」

葛城「今確認したからいいのよ! さあはじめましょうか!」

あかり「葛城さんは本当に元気ですね」

妖精(猫吊るし)「はじめる前に少しよろしいでしょうか」

あかり「なぁに妖精さん?」

妖精(猫吊るし)「また新しい艦娘が着任のご挨拶にいらっしゃいました」

葛城「また新しい子来たの?」

妖精(猫吊るし)「また来ました」

あかり「良く来るねぇ」

葛城「戦い終わったのに何をしたいのかしら?」

妖精(猫吊るし)「ここ、かなり大人数を収容できますからね」

葛城「艦娘押し付けられてるの?」

あかり「理由はどうあれ新しい人と会えるのはうれしいですよぉ」

妖精(猫吊るし)「大本営に請求する経費も上乗せできるので、その分水増しもしやすくなるってもんです」

葛城「おいこら」

妖精(猫吊るし)「おっとこれは失言です忘れてください。それではどうぞ」

五月雨「五月雨っていいます! よろしくお願いします。護衛任務はお任せください! ってもういらないのか護衛は」

あかり「五月雨ちゃんだよぉ。はじめまして、赤座あかりです」

葛城「葛城よ、よろしくね」

五月雨「赤座提督に葛城さんですね、はい!」

葛城「五月雨っていうと白露型ね」

あかり「夕立ちゃんと春雨ちゃんの妹だよね?」

五月雨「ええ、夕立や春雨とは第二駆逐隊でお友達でした。あとは村雨、きゃっ!」

あかり「どうしたの?」

五月雨「いえ、ちょっと躓いただけですから」

葛城「何もないのに?」

五月雨「何もなくてもよく躓いちゃうんです。ほんと、私ってば、ドジでごめんなさい」

あかり「謝らなくていいよぉ、あかりだって時々あるもん!」

五月雨「ですよね、ありますよね!」

葛城「おばあちゃんか赤ちゃんじゃないんだから」

駆逐棲姫「あかり」

あかり「あっ、わるさめちゃん」

五月雨「深海棲艦、本当にまだ残ってたんだ」

葛城「この子達はいい子よ。わるさめなんて名乗ってるけど」

五月雨「わるさめ……?」

駆逐棲姫「この艦娘は?」

あかり「新しくうちに来た五月雨ちゃんだよぉ」

駆逐棲姫「五月雨」

五月雨「ええっと、その、あれ、どこかで……」

駆逐棲姫「私は、わるさめ。それ以外の何者でもない」

五月雨「あっ、え?」

駆逐棲姫「よろしく」

あかり「色々気になると思うけど、この子はわるさめちゃんだからそう呼んであげてね」

五月雨「は、はぁ、わかりました。よろしくお願いします、わるさめ」

葛城(色々思うところはあるかもしれないけど、そのうち慣れるわよね)

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖   大鯨
山城☆  名取☆   北方棲姫☆
○蒼龍  間宮    霧島 
○加賀☆山雲    ○足柄☆

若葉   ○叢雲   ○白雪
○扶桑  Bep    ○ビス子☆
筑摩    ○大和☆ 長門
○千歳☆○熊野   ○古鷹
○金剛☆鳳翔    谷風  
球磨   酒匂    天龍  
○神通  那珂☆   武蔵
雲龍    ○文月   ○三日月☆
伊168   浦風    伊58
卯月    愛宕    川内
陽炎    ○瑞鳳☆ ○朝潮☆ 
吹雪    島風    ○大鳳☆
舞風☆  浜風☆  明石☆ 
夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

○秋月☆ 離島棲鬼 戦艦棲姫         
春雨☆  葛城☆   駆逐棲姫☆
如月    五月雨

あかり「夕立ちゃん達も姉妹が増えて喜ぶよぉ」

葛城「駆逐艦はたくさん姉妹がいるからいいわよね」

あかり「葛城さんの姉妹は雲龍さんのほかにもう1人いるんでしたっけ」

葛城「天城姉ね。さすがに会う機会はないかしらね」

あかり「どうでしょう、また来るかもしれないですし」

葛城「まあ雲龍姉だけでもいてくれてよかったし、何より瑞鶴先輩がいるんだもの! 何も不安はないわ!」

あかり「瑞鶴さんに憧れてるんでしたっけ」

葛城「まともに会えた唯一の武勲空母だから。この迷彩だって瑞鶴先輩を意識してるんだから!」

あかり「意識してるんですか? 妖精さんが作ったんじゃ」

葛城「妖精に頼んで作ってもらったの!」

あかり「本当に好きなんですね」

葛城「瑞鶴先輩はあなたにご執心みたいだけど」

あかり「えっ?」

葛城「なんでもないわ」

葛城(確かに可愛らしい子だけど、この子のどこにあれだけの先輩達を引きつける魅力があるのかしら?)

葛城「じゃあ出鼻をくじかれたけどはじめましょうか!」

あかり「わぁ~」

葛城「で、何するの?」

あかり「今日はですね、みんなを改造しようと思います」

葛城「改造?」

あかり「改造したいって言う人が結構増えてますので、できるだけしていこうかなと思いまして」

葛城「それはいい考えだと思うけど、私なんて練度全然足りないわよ?」

あかり「そこはあめがあるので何とかなりますけど、問題は設計図ですよね」

妖精(猫吊るし)「ご心配なく。こんなこともあろうかと今鎮守府にいらっしゃる方々に必要な分は確保していますので」

あかり「ええっ、いつの間に!」

葛城「設計図って勲章と交換するんじゃなかったっけ?」

妖精(猫吊るし)「こちとら戦争を終わらせたんだから物々交換の種になるようなのじゃなくて、本物をいくつ叙勲されても足りないくらいなんですよって脅せば一発でした」

葛城「さっきからあくどいことばっかり言ってるけど大丈夫なのこの妖精?」

あかり「大丈夫、だと思いますよぉ」

妖精(猫吊るし)「ちなみに現在未改造の皆さんはこんな感じです」

○は練度99

叢雲(改)
白雪
神通
蒼龍
熊野
天龍
扶桑(改)
古鷹
金剛
那珂
千歳(航)
○瑞鶴(改)
愛宕
球磨
若葉
浜風
筑摩
大鯨
浦風
明石
山雲
霧島
山城
伊58
吹雪
島風
鳳翔
武蔵
伊168
酒匂
谷風
飛龍
雲龍
舞風
陽炎
秋月
春雨
葛城
如月
五月雨

葛城「結構いるのね」

あかり「いっぱいだよぉ」

妖精(猫吊るし)「改造可能練度に達している人もいますが、まだ足りない人も多いです」

あかり「あめはやっぱり必要みたいだね」

葛城「これを1日で全員は難しいわね」

あかり「そうですね。できるだけにしましょうか」

妖精(猫吊るし)「まあ一気に何人か改造することもできますけどね。3人くらいならなんとか」

あかり「あんまり妖精さんに無理はさせたくないけど」

妖精(猫吊るし)「いっぱいいますし交代して働きますよ」

葛城「人数は提督の好きにすればいいと思うわ」

妖精(猫吊るし)「どなたを改造しますか提督?」

あかり「う~ん」

↓1 >>146の中から1~3人

山雲「山雲的には~改造するの~大歓迎~」

あかり「これで畑仕事も楽になるよぉ」

山雲「今でも~そんなにキツくないけどね~」

あかり「山雲ちゃんは練度足りてる?」

山雲「足りてない~山雲は~ちょっと他の駆逐艦より~高めなの~」

あかり「そっかぁ、じゃああめ食べないとね」

山雲「あめ~食べたいって~ずっと思ってた~」

あかり「そうなの? 苦しくなるのに?」

山雲「苦しくなるだけじゃ~ないんだよね~?」

あかり「まあ気持ちよくなるためにやってることだからね」

山雲「改造と~練度で~力モリモリ~大きなカブでも1人で引っこ抜けるね~」

あかり「それじゃあお話が始まらないよぉ」

山雲「うふふ~カブは作ってないから~大丈夫だね~ね~?」

あかり「それは大丈夫かどうかよくわからないけど、とにかくはいあめ」

山雲「これが~綺麗だね~宝石みたい~」

あかり「食べないとだめだからね?」

山雲「食べるよ~ちょっともったいないけど~いただきま~す」パクッ

今回はここまでです
次は小ネタから開始します

意外に早く来てくださるので3人確定になりますが次からは↓1~3にします
小ネタ回収にかこつけてあめによる好感度ブーストを図っているということはありません

外出のときも1対1から複数までできるように↓1で3人までにしてますが↓1~3までにした方がいいですかね

開始します
あかりがプレゼント配りに行く小ネタ

クリスマスイブ

あかり「もうみんな寝静まった頃だよぉ」

妖精(猫吊るし)「提督も寝てましたしね」

あかり「ちょっと寝ればこの時間でも起きてられるよぉ」

妖精(猫吊るし)「このまま寝過ごされたらどうしようかと思っていたところです」

あかり「こうしてちゃんと起きられたんだから大丈夫だよぉ」

妖精(猫吊るし)「ええ、安心しました」

あかり「えへへ、あかりまたサンタさんだよぉ」

妖精(猫吊るし)「今回は人数も増えましたし、プレゼントは私達が用意しました」

あかり「変なのじゃないよね?」

妖精(猫吊るし)「皆さんが望んでいるものですよ。間違えて別の人用のを置かないように気をつけてくださいね」

あかり「うん! それじゃ配達に行ってくるよぉ!」

妖精(猫吊るし)「いってらっしゃいませ提督」

あかり「キラキラ光る星空~聞こえてくる鈴の音~」

あかり「今夜あなたの元へと~サンタがやってくるわ~」

あかり「っと、最初はほっぽちゃんのところだね」

あかり「お邪魔しま~す」

北方棲姫「グ~……」

あかり「ほっぽちゃんまた服がクリスマス仕様になってるよぉ」

北方棲姫「ン~……」

あかり「そのまま寝たらしわになるのに、しょうがないなぁ」

深海艦載機「ZZZ……」

あかり「たこやきちゃんもプレゼント箱の中でおやすみだね」

あかり「ほっぽちゃん、靴下手に持ってたらプレゼント入れられないよぉ」

あかり「取っても起きないかな?」ソッ

北方棲姫「ンンゥ~……」ギュッ

あかり「無意識に取られないようにしちゃうかぁ、よっぽど楽しみにしてたんだね」

あかり「去年のそんなに喜んでもらえたならあかりもうれしいよぉ」

あかり「しょうがないからプレゼントは枕元に置いとくね」

北方棲姫「アカリ~……」

あかり「あかりが夢に出てきてるのかなぁ?」

北方棲姫「オダンゴガタコヤキニ……」

あかり「ど、どんな夢見てるんだろう?」

北方棲姫「シンカイアカリ……フフッ……」

あかり「どんな夢を見てるにしてもすごく幸せそうだよぉ」

あかり「夢の中だけじゃなくて現実でも幸せにしてあげるからね、ほっぽちゃん」ナデナデ

北方棲姫「アカリ……オネエチャ……」

あかり「次は、秋月ちゃん。中身きっとゲームだよね」

あかり「落として壊さないように気をつけないと」

秋月「すぅ……」

あかり「徹夜でゲームとかはしてないみたいだね」

秋月「んぅ……」カタッ

あかり「いやゲーム機の位置的に徹夜しようとして寝落ちしちゃったのかな」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「長10cm砲ちゃん達も同じ感じ? あんまり徹夜するのもよくないよぉ」

あかり「ゲームは1日1時間! とか決めた方がいいのかなぁ」

秋月「うぅ、そんな、私、無理です……」

あかり「すごいタイミングでちょうどいい寝言言ってきたね」

あかり「ちゃんと自分で制限できるなら言わないから、寝るギリギリまでするのはやめようね?」

秋月「う、ん……」

あかり「靴下は、あれ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「長10cm砲ちゃんが砲塔に被ってるやつがそうなのかな?」

あかり「何で靴下被ってるのかはわからないけど、ちょっと借りるね」

長10cm砲ちゃん「きゅ……」スポッ

あかり「わぁっ!? 砲塔が取れちゃった!?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

あかり「なんともない? そういえば長10cm砲ちゃんのは取れるんだっけ、びっくりしたよぉ」

あかり「靴下の中に箱をって、靴下ちっちゃいから広げても入らない!」

あかり「はぁ、しょうがない。また枕元に置いておくよぉ。寝ぼけて踏んづけないようにちょっと遠くに置いてっと」

秋月「司令……」

あかり「またあかりが出てきてるの?」

秋月「キン……ビーなすりつけ……ひどい……ろう……ンドが……」

あかり「ええっ、こっちはなんか怒ってる? 一緒にゲームしててあかりが勝っちゃった?」

あかり「あかりもゲームでは負けられないよぉ」

秋月「ゆるさな……ハリケーン……復讐……」

あかり「なんかちょっと怖いけど夢の中だからね? 引きずらないでね秋月ちゃん」

あかり「現実でもいつか一緒にゲームもしようね」ナデナデ

秋月「99年……」

あかり「加賀さんのこれって靴下型のお菓子の詰め合わせの詰め合わせだよぉ」

あかり「甘いもの好きだしこれが1番かもしれないね」

加賀「……」

あかり「加賀さんもさすがに寝てるよね」

あかり「すごいこれ見よがしに靴下が置いてある、めちゃくちゃ楽しみにしてるよぉ」

加賀「……」

あかり「ていうかこの靴下大きい! 靴下型の寝袋? どんな大きいものが来るって想像してたんだろう」

あかり「そんなに大きくはないですけど、たくさんお菓子を詰め合わせたものを詰め合わせたのですよぉ」

あかり「中に入れておきますね、よいしょ」

加賀「……」

あかり「加賀さんすごい静かに寝てるよぉ。寝息が全然聞こえない」

あかり「もしかして無呼吸症候群とかいうやつじゃ! 息してるか確認しないと!」スッ

あかり「手をかざしたらわかるかなぁ」ソッ

加賀「……」

あかり「あっ、ちゃんと息してるよぉ、よかったぁ」

あかり「よく見たらちゃんと胸は動いてるもんね。息してるに決まってるよぉ」

あかり「気が動転してて全然気づけなかったよぉ。あっと、早く手をどかさないと」

加賀「ん……」パクッ

あかり「か、加賀さん!? あかりの指食べてもおいしくないですよぉ!」

加賀「ん~……」チュゥッ

あかり「吸ってもぺろぺろしても何も出ませんからぁ! 加賀さん、くすぐったいですよぉ」

加賀「んむっ……」チュゥ

あかり「……でも、可愛いかなこんなふうにしてる加賀さん」

あかり「えへへ、もうちょっとだけくわえててもいいですよぉ」ナデナデ

加賀「ん……」ガブッ

あかり「いたぁっ!?」

あかり「噛むのは反則ですよぉ加賀さん、ちょっと歯型付いちゃいましたよぉ」

あかり「ええっと、次は扶桑さん。中身はなんなんだろう? まさか下着とか、いやそんな」

あかり「とにかく行ってこようっと」

扶桑「すぅすぅ……」

あかり「うん、寝てる。さてと、靴下は、あった」

あかり「この白いのいつも使ってるやつかなぁ? プレゼント入れたら使えなくなっちゃうよね」

あかり「で、となりにパンツも置いてあるけど、だめですよぉ自分の部屋だからって脱ぎ捨てたりしたら」

あかり「扶桑さんそういうところはちゃんとしてると思ってたけど、今日はたまたま疲れて早く寝たかったとかなのかなぁ?」

あかり「いやでもパンツを脱ぐ必要はないよね……もしかして扶桑さんも寝るときは着ない派?」

あかり「下着つけてなかったしありえるかも。けど付けるようになったんだし」

扶桑「くぅ……」

あかり「……」

あかり「気になる……」ソッ

扶桑「くぅ……」

あかり「ううん、着ない派だったら寒いだろうしそれはいけないよぉ」

あかり「夜勝手に来てお布団捲っていくなんて変態さんだもん。気になるけど、プレゼントだけ置いて早く出ていかないと」

あかり「そんなことは気にしなくていいの。どんな格好でも扶桑さんの勝手だもん」

あかり「よいしょっと、プレゼント置いて」

あかり「疲れてても下着くらいは仕舞いましょうね扶桑さん。おやすみなさいです」

扶桑「……」

あかり「さてと、次は……」

扶桑「んぅ……」パサッ

あかり「あっ、布団捲れて……ぶっ!?」

あかり「扶桑さん、下着だけなのは普通かもしれませんけど島風ちゃんみたいなパンツ……」

扶桑「んんぅ……」

あかり「布団直さないと。冬場はそのパンツだと寒いでしょうに」

扶桑「ふんぅ……」モゾモゾ

あかり「あ、あんまりもぞもぞすると脱げそうで怖いですよぉ! もう、静かに寝ててください!」パサッ

あかり「蒼龍さんはあかりに何される夢見てたんだろう。犬さんの真似してたけど」

あかり「熊野さんは本当に寝てたのかなぁ。いつもみたいにキスして来ようとしてたよぉ」

あかり「大鳳ちゃんは胸触らせようとしてたし、大和さんも着ない派なのに掛け布団見つからないから触って暖めろとか妖精さんに言われたり」

あかり「ビスマルクさんは枕元にリクエスト書いてたり、川内さんはあれ確実に起きてたよね? 夜戦だってお布団の中に引きずりこんできたもん」

あかり「そんなこんなで色々あったけど、ようやく最後の1人だよぉ」

あかり「結構疲れてあかりも眠い。届けたらすぐに寝るよぉ」

あかり「おじゃましま~す」

叢雲「すぅ……」

あかり「叢雲ちゃん、最後になっちゃってごめんね」

あかり「靴下、叢雲ちゃんは置いてないかな? あれ? 枕の下に敷いてあるのって」

あかり「ふふっ、もうちょっとちゃんと隠さないと見えてるよ叢雲ちゃん」

あかり「最後まで靴下には入れられないね。でもここに置いておくから」

叢雲「くぅ……」

あかり「叢雲ちゃんに出会ってからもう二回目のクリスマスだよぉ。時間が経つのが早い気がするのは、楽しい時間だからなのかな?」

あかり「戦争は終わらせたけどあかりが言ったのは、戦うだけで終わらせない、だよぉ」

あかり「いっぱいいっぱい戦ってもらった。だから、それだけで終わらないようにするって約束したんだよね」

あかり「楽しいことまだまだたくさん待ってるからね。これからもずっと終わらない、ずっと一緒だよぉ」

叢雲「ぐぅ……」

あかり「ふわぁ、やっと終わったって思ったら緊張の糸が切れて……眠気がひどい……」

あかり「あぅ、もう、だめ……」パタッ

叢雲「……っ!? 何、誰!? 司令官!? 何してんのよ!? サンタ!?」

叢雲「えっ、あっ? これは、あれ? 私自身がプレゼントになることだ、とかそういうの!?」

叢雲「こいつがそんなことするなんて完全催眠にでもかかって……ん?」

あかり「すぅ~……」

叢雲「……プレゼント配達中に眠りこけるサンタなんて前代未聞よ、バカ」

叢雲「しょうがないから布団に入れてあげるわよ。また風邪引かれたら困るのは私だもの」

叢雲(最初の日もこうして一緒に寝たっけ。あの時と今とじゃ感じるものが全然違うのね)

叢雲「私のことこんなに変えるだけのものをもう貰ってるのに、今更プレゼントなんて……」

叢雲「プレゼントは私自身って、もうとっくに貰ってたのね。あなた自身が、あなたと出会えたことが、私にとって1番の……」

叢雲「ありがとう、あかり……大好き」

あかり「ふぅんふぅん……はっ」

叢雲「ねぼすけのサンタがようやく起きたわね」

あかり「叢雲ちゃん? あかりは……」

叢雲「袋の中身見たけど私が最後でよかったわね」

あかり「あぁっ! プレゼント配り終えたって思ったら眠くてそのまま寝ちゃったんだ!」

叢雲「少しは余裕持って行動しなさいよ。本当間が抜けてんだから」

あかり「うぅ、サンタさんの正体がバレちゃったよぉ」

叢雲「こんなぽかしなくったってみんなに正体バレバレだから」

あかり「ええっ! そんなことないよぉ、ちゃんと寝てるの確認して配ったもん! 川内さん以外」

叢雲「配るような奴が1人しかいないって言ってんの。というか川内にはバレてたのね」

あかり「はぁ、最後にこんなことになっちゃうなんて。ところで、プレゼントなんだったの?」

叢雲「はぁ? あんたが配ったんでしょ?」

あかり「あかりは配っただけで中身は妖精さんが用意したから」

叢雲「妖精が、道理で」

あかり「みんなが欲しいと思ってるものしたって言ってたよぉ」

叢雲「い、いらないわよあんたの……!」

あかり「あかりの、なに?」

叢雲「……なんだっていいでしょ!」

あかり「よくないよぉ~叢雲ちゃん~」

叢雲「う、うっさい! 布団干すからさっさと出る!」

あかり「むぅ~、妖精さんに聞いたら教えてくれるかなぁ」

叢雲「ったく、私があいつの……欲しがってるなんて誰にも……じゃなくて、欲しがってなんかないわよ!」

あかり「部屋に戻って着替えてこようっと。あっ、そうだ叢雲ちゃん」

叢雲「何よ?」

あかり「意識がなくなる前になんとなく、大好きって声が聞こえたんだけど、空耳?」

叢雲「そっ、そんなのっ……! 好きなほうに思えばいいでしょ」

あかり「そうするよぉ、ありがとう叢雲ちゃん」

叢雲「どっちに思うことにしたのよ?」

あかり「叢雲ちゃんもプレゼントの中身教えてくれないから教えないよぉ」

叢雲「なぁっ!? 教えなさいよ!」

あかり「じゃあ、叢雲ちゃんも教えてよぉ」

叢雲「プレゼントの中身と関係ないじゃないの!」

あかり「関係あるよぉ」

叢雲「どこが!」

あかり「だって、あかりにとってはこれがプレゼントだもん」

叢雲「~~~っ! その言い方だと、どっちだと思ってるか丸わかりでしょうが」

あかり「あっ」

叢雲「本当、どうしようもないバカね。あんたも、私も」

あかり「叢雲ちゃんも?」

叢雲「私もよ。私もバカよ。そんなどうしようもないバカが、どうしようもなく、大好きななんだもの」

今回はここまでです
朝潮との遊園地デートはまた今度で次は本編から開始します

まだたかだか二週間しか経ってないのに季節外れ感が出てしまいますね
本当は書き溜めて全員分書こうと思っていたんですがやはり忙しくて無理でしたのでプレゼントの中身含めて想像にお任せします

外出についてはこのままのほうがいいいという意見が多いようなのでこのままにします

開始します

あかり「おいしい?」

山雲「ん~ふしぎな味~」

あかり「おいしいかどうかだけでも教えてくれるとうれしいんだけどなぁ」

山雲「お~なんか力が湧いてきたよ~」

あかり「それくらいで止まればいいんだけどね」

山雲「力が有り余っちゃう~?」

あかり「有り余ってるってことでいいのかなぁ」

山雲「ある分にはかまわな……あぁ~?」

あかり「始まったみたいだよぉ」

山雲「しれいさん~これ、なに……」

あかり「あめの副作用だよぉ、みんなから聞いてるでしょ?」

山雲「聞いてたけど~ここまでなんて~思わなかったよ~」

あかり「でも割と耐えてる方じゃないかなぁ。喋り方いつも通りだし」

山雲「結構~我慢してる、んだよ~?」

あかり「無理にしなくていいんだよぉ?」

山雲「本当~? 我慢しなくていい~?」

あかり「うん、辛くなるのはわかっててあかりここにいるんだよぉ?」

山雲「司令さんが~楽にしてくれるの~?」

あかり「できるならね。山雲ちゃんはどうしたいの?」

山雲「山雲的には~こうする~!」ダキッ

あかり「あかりに捕まるの?」

山雲「捕まるというか~」スリスリ

あかり「ええっと、体こすり付けてない? こうしてると楽なの?」

山雲「ん、んくぅっ……そう、なの~楽、になる~」

あかり「そっか、じゃあいっぱい擦り付けちゃっていいからね」

山雲「はぁはぁ……足とか、もっと絡めたい、ね~」グイッ

あかり「わっちょ、押し倒すのは危ないっ、わぁっ!」

山雲「しれいさぁ~ん、しれいさぁんぅんっ……!」スリスリ

あかり(なんだか擦り付けるという絡まりあってるみたい。なんだろう、山雲ちゃんの声いつもより色っぽいし)

あかり(あかりまで、変な気分になりそうだよぉ)

山雲「はぁ~だいぶ落ち着いた~」

あかり「落ち着けたならよかったよぉ」

山雲「本当に変な感じだね~これで練度上がってるんだ~」

あかり「みんな上がってたし山雲ちゃんも上がってるはずだよぉ」

山雲「すごいパワーを感じます~伝わりますか~?」

あかり「いや、あかりには何も」

山雲「こんなに近くにいるのに~もっとセンシティブに~ならないとね~」クリクリ

あかり「んんぅ、指であばらのところクリクリするのやめてぇ」

山雲「司令さんの~センシティブなところ~ここなの~?」

あかり「んぁぅ……山雲ちゃんってば、くすぐったいから! センシティブってどういう意味かもわからないよぉ」

山雲「敏感という意味ですよ~センシティブですね~」

あかり「そこは誰でもくすぐったいと思うよぉ。そろそろ足も離してくれないと起きられないよぉ」

山雲「もうちょっと~絡まってたいです~だから~離れない~」

あかり「それじゃ改造できないよぉ、山雲ちゃん~!」

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、やっと改造終わった? 山雲ちゃんは改までだからそんなに変わらないかも」

山雲「そんなことは~ないですよ~」

あかり「お帰りなさい山雲ちゃん」

山雲「これが~山雲改~どこが変わったか~わかります~?」

あかり「えっとねぇ、髪型が変わってるでしょ」

山雲「結ぶところが~変わってる~」

あかり「あとアンテナの髪飾りみたいなの付けてる」

山雲「可愛いですよね~?」

あかり「うん、似合ってるよぉ。あとはあとは~う~ん」

山雲「いけませんわ~気づいてもらねいなんて~乙女心はセンシティブなのに~」

あかり「と、とにかくところどころ変わってるけど、身長がすごく大きくなってたりはしてないみたいだね」

山雲「身長は~変わらないね~でも~山雲的には~同じくらいがちょうどいいと思う~」

あかり「あかり基準で考えなくてもいいのに」

山雲「うふふ~基準になっちゃうんですよ~だって司令さんだものね~ね~?」

妖精(猫吊るし)「ちなみに現在未改造の皆さんはこんな感じです」

○は練度99

叢雲(改)
白雪
神通
蒼龍
熊野
天龍
扶桑(改)
古鷹
金剛
那珂
千歳(航)
○瑞鶴(改)
愛宕
球磨
若葉
浜風
筑摩
大鯨
浦風
明石
霧島
山城
伊58
吹雪
島風
鳳翔
武蔵
伊168
酒匂
谷風
飛龍
雲龍
舞風
陽炎
秋月
春雨
葛城
如月
五月雨

あかり「山雲ちゃんが抜けただけだからわかるよぉ」

妖精(猫吊るし)「そうですか? 知らない間に増えていたりするかもしれませんよ」

あかり「これだけいたら知らない間にまぎれててもおかしくはないけど。実際卯月ちゃんと島風ちゃんは知らない間に来てたわけだし」

妖精(猫吊るし)「実際は増えてはいませんし山雲さん以外減ってもいませんけどね」

あかり「まだまだたくさんだよぉ。次は誰を改造してあげようかなぁ」

↓1~3 改造する艦娘(>>184

那珂「那珂ちゃんついに改二デビューだよ!」

島風「私の改造おっそい!」

山城「扶桑姉様より先に改二になるなんて、いいのかしら」

あかり「やっぱり1人1人だと時間かかるみたいなので、3人まで一気にやります」

那珂「その言い方だと雑っぽいけど、那珂ちゃんの改造がメインイベントでしょ~!」

島風「ずっと改造待ってたのに全然なんだもん、連装砲ちゃんも待ちわびてたんだよ?」

連装砲ちゃん「きゅ~!」

山城「確かに今更感はありますね。私はまともに戦闘に出ていないので今更も何もありませんが」

あかり「改造したら体がよく動くようになるのでいいんです。島風ちゃんはもう改造できると思うけどあめ食べたい?」

島風「食べたい!」

あかり「それじゃあ那珂ちゃんと島風ちゃんにはい」

那珂「これで那珂ちゃんは新たなステージにランクアップだよ!」パクッ

島風「練度上げも私が1番!」パクッ

山城「わ、私は先に改造を……」

那珂「改二の服結構可愛かったからずっとなりたかったんだよね~」

あかり「川内型はみんな改二になれるんだったっけ」

那珂「そうだよ~改二になった那珂ちゃんはアイドルとしての練度も段違いだよ!」

あかり「アイドルの練度は関係ないんじゃ」

島風「連装砲ちゃん達も食べなくていいのかなぁ?」

連装砲ちゃん「きゅ?」

あかり「島風ちゃんの艤装なんだからいいんじゃないかなぁ」

島風「連装砲ちゃん達が改造されるわけじゃないしね」

山城「提督、そろそろその場から離れた方が……」

あかり「あかりは残りますよぉ。2人の側にいてあげないといけませんから」

山城「し、しかしそれでは、提督の何やらが危ない!」

島風「あ、れ……」

山城「あぁっ! 遅かった!」

あかり「島風ちゃんは副作用出るのも早いんだね」

島風「ねぇ、お姉ちゃん、なんか、変な感じなんだけど……」

あかり「練度が一気に上昇するときの副作用だよぉ、辛いけどがんばってね」

島風「うん、がんばる……」

あかり「きっと副作用が終わるのも早いよぉ」

島風「だと、いいけど、うぅ……」

連装砲ちゃん「きゅ~?」

山城「連装砲ちゃん達はこっちに来ていてください」

島風「はぁはぁ……こんなの、へっちゃら……!」

あかり「がんばって島風ちゃん!」

島風「う、うぅ……お姉ちゃん、応援するなら、ね、お腹さすって……?」

あかり「お腹痛いの?」

島風「痛いのとは、違うけど……きゅんってしてる、締め付けられる、みたいで、苦しい……」

あかり「苦しいの?」

島風「せつないの……お姉ちゃん、助けて……」

あかり「わかったよぉ、お姉ちゃんがすぐに楽にしてあげるからね」ナデナデ

島風「おおうっ……!」

あかり「よくなった?」

島風「お腹、もっと下だよぉ……」

あかり「もっと下?」

島風「パンツのギリギリくらいまで……」

あかり「島風ちゃんのだとそこもうお腹って言うか……」

島風「おねぇちゃん……お願い」

あかり「うぅ、お姉ちゃんって言われると断れないよぉ。ここだね」ナデナデ

島風「うあぁぅっ……! んんぅっ……!」

連装砲ちゃん「きゅ~!」

山城「み、見てはいけません連装砲ちゃん!」

那珂「そう言う、山城さん、はすご、い興味津々、みたいです……」

山城「そ、そんなことは! それに那珂さん、すごい汗……」  

中途半端ですが今回はここまでです

山城は前日にあめ食べてるので練度99でしたねすいません
山雲はこれで好感度100になったので浜風、夕立、山雲の順で好感度100イベントです

那珂改二は低練度でなれる改二ということで相応の能力ですけど水雷戦隊の旗艦として割りと重宝してます

開始します

あかり「那珂ちゃんも副作用始まったの?」

那珂「とっくに始まってるよ……だけど、那珂ちゃんは、強いから、耐えてたの」

あかり「長門さんとか加賀さんでも耐えられなかったのにすごいね那珂ちゃん」

那珂「アイドル、だもん……こんなの、人前で……でも……」

島風「あっ、あぁ……」

那珂「そんなの、見せられたら、耐えられなく、なっちゃうよ……」

あかり「そんなのって、島風ちゃんのこと?」スリスリ

島風「おうっ……!? んんんぁぁぅ……!」ビクン

あかり「わっ、ごめんね痛かった?」

島風「ちが、うの……すご、く、て……もっとぉ……」

あかり「よくわからないけど苦しいのが紛れるならもっとしてあげるよぉ」

島風「ひゃあぁっ……!」

那珂「はぁはぁ……だめだよ、那珂ちゃん、アイドルなのに、そんなの……でも……」

あかり「楽になってきた?」

島風「うん、うん……気持ちいいよぉ、おねえちゃぁん……」

那珂「あんなの……もう、無理っ! 那珂ちゃんにも、してぇ……!」ガバッ

あかり「な、那珂ちゃん危ないよぉ。那珂ちゃんもお腹の下のところ苦しいの?」

那珂「そこも、苦しいけど、今1番苦しいの、ここだよ……」パサッ

あかり「えっ?」

那珂「よい、しょ……見える? 那珂ちゃんの、おっぱい……」

あかり「だ、だめだよ、那珂ちゃん! アイドルなのに!」

那珂「アイド、るだけど、もうげ、んかいだよ……すご、く、苦しくて……」

那珂「ていとく、なかちゃんも、楽にしてよぉ……」

あかり「那珂ちゃん本当に苦しそうだし、わかったよぉ。なでればいいの?」

那珂「うん……ちゃんと、ぜんたいてきに、ね?」

あかり「うん、わかった」

山城(わ、わかってしまうんですか!? そこは断るべきところでは!?)

あかり「じゃあ、触るね」スッ

那珂「んぅ……! こんな、感じなんだ……」

あかり「那珂ちゃんも楽になった?」

那珂「まだだよ……まだ、苦しいから、揉み解して……」

あかり「そ、そんなに長くはできないからね?」モミモミ

那珂「はぁぁん……うぅん……」

那珂(こんな、ちっちゃな胸でも、提督の指が押し込まれる感触は、しっかり伝わってくる……)

那珂(本当に、揉み解すみたいな、マッサージするみたいな、触り方……なのに、体が、火照って、くる……)

那珂「ていとくぅ、じらさないで……ぜんたいてきにって、いったよ……」

あかり「う、うん……」

那珂「ここが1番、ぁっ、苦しいんだよ……? ぴんって、なってるのわかる、でしょ……?」

那珂「ここも、もみほぐし、て……」

あかり「こ、ここ揉み解すのって、結構難しいと思うよぉ。あんまり強くすると痛いから、そっとね」クニッ

那珂「んぁっ……!?」ビクッ

あかり「皮むけたりしたらごめんね」クニクニ

那珂「ぁぁっ、ふあぁぁっ……!」

那珂(あぁ、那珂ちゃん今、アイドルが出したらいけない声出してる……きっと顔も、アイドルがしちゃいけない、顔に……)

那珂(くせに、なりそうだよぉ……)

島風「お姉ちゃん、こっちがおざなりになってる……!」

あかり「あっ、ごめんね島風ちゃん」

那珂「ていとく、こっちも、りょうほうともしてよぉ……」

あかり「あかりの手は2本しかないのに無理だよぉ! かたっぽずつで両方するから、我慢して!」

那珂「あぁぁっ……!」

連装砲ちゃん「きゅきゅ~!」バタバタ

山城「だめです、あなた達に見せられません!」ギュッ

山城(こんな、ふしだらな行為……私だって連装砲ちゃん達の目を塞いでいなければ、自分のを塞いでいます)

山城(そう、こんな、いやらしい行為を見ていたら、私、も……)

山城(いけないわ、そんなのいけない! 正気を保つのよ山城!)

山城(あめの威力は身を持って知っているから、ああなるのはわかりますししょうがないんですよ、眼を瞑りましょう)

山城(……もし、乱れているのが提督の方だったら、私は耐えられていたのかしら? そんな疑問が浮かぶなんて、私、私……)

島風「はぁ~……」

那珂「ぁぁ……」

あかり「ふぅ、ようやく2人とも収まったみたいだよぉ」

島風「まだ、すごい、余韻が……」

山城「お、お疲れ様でしたお2人と、それに提督も」

あかり「あかりは疲れてませんよぉ。2人はすごくがんばってましたけど」

山城「いえ、提督が1番がんばったと思います」

那珂「まだつままれてた感触が残ってる……那珂ちゃん、忘れらなくなりそう」

連装砲ちゃん「きゅ~!」

島風「連装砲ちゃん、大丈夫だよ心配しないで。ちょっと、変な気分になってただけだから」

山城「ともかくこれで練度は上がりましたし改造に参りましょうか」

あかり「いける? 2人とも」

島風「うん、いけるよお姉ちゃん!」

那珂「はぁはぁ……うん、那珂ちゃんもオッケー!」

あかり「それじゃあ改造しに行くよぉ!」

島風(改造されたら今より敏感になっちゃうのかな?)

那珂(改二になってからされたら那珂ちゃん、はまっちゃうかも……)

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、終わった? あそこは那珂ちゃんのところだっけ」

那珂「那珂ちゃんだよ! もっと素敵になっちゃった! きゃはっ」

あかり「わぁ~服がすごい可愛いよぉ」

那珂「服が、じゃなくて服も、でしょ! 可愛い那珂ちゃんが着るから服もより一層可愛く見えるんだよ!」

あかり「前の服をアイドルっぽくしてみたみたいな感じだね」

那珂「那珂ちゃんは路線変更しないからね! 今までの意匠を取り入れながらより可愛く進化させたんだよ!」

あかり「させたのは妖精さんだよね?」

那珂「したのは那珂ちゃん!」

あかり「ふふっ、確かに路線変更はしてないみたいだよぉ」

那珂「もっと素敵になった那珂ちゃんがみんなのハートにどっきゅ~んしちゃうんだから!」

あかり「そ、そうだね、那珂ちゃんならきっとあかりにできなかったことをできると思うよぉ」

那珂「提督、これからも那珂ちゃんのことをよろしくね」

あかり「うん、これからもよろしくだよぉ」

那珂「オフのときはさっきみたいなのもあるとうれしいけど……」

あかり「なぁに?」

那珂「な、なんでもない! この勢いに乗ってメジャーデビューを目指すよ!」

あかり「その意気だよぉ那珂ちゃん!」

妖精「……」バンザイ

あかり「次は、山城さんだよぉ」

山城「どうも」

あかり「うわぁ、艤装がおっきい!」

那珂「これは那珂ちゃんじゃ絶対持てないよ。戦艦棲姫さんの艤装くらいあるんじゃない?」

山城「自立して動いたりはしませんけどね」

あかり「髪の毛がふわっとした感じになってますね。前と比べても大人っぽさが増した気がします!」

山城「大人っぽさ、ですか?」

あかり「はい! あかりもこんなふうな雰囲気が出せたらいいなぁって思うくらいの、大人の女の人です!」

山城「そんな私なんて、姉様と比べれば……」

あかり「扶桑さんは扶桑さん。山城さんは山城さんですよぉ。2人とも似てますけど違うんです」

那珂「提督はどっちの雰囲気に憧れる?」

あかり「ん~大人っぽさで言ったら山城さんかなぁ。扶桑さんはちょこっと天然さんなところがあるからね」

あかり(下着のこととか)

山城「わ、私だって姉様との付き合い方に悩んでいたこととか色々……で、ですが、ありがとう、ございます」

山城(少しでも慕われていることが、こんなにもうれしいだなんて)

妖精「……」バンザイ

あかり「島風ちゃんの改造も終わったみたい」

島風「私が最後なの? 改造おっそいよ~妖精!」

那珂「連装砲ちゃん達も一緒にだったから時間かかっちゃったんだよ」

あかり「連装砲ちゃん達も島風ちゃんも見た目はそんなに変わってないけどね」

連装砲ちゃん「きゅ~!」

山城「連装砲ちゃん達も強くなったんだと言っています」

あかり「強くなるより軽くなってほしかったよぉ」

島風「私は体が羽のように軽くなったよ! もっともっと速くなっちゃった!」

那珂「島風ちゃんがこれ以上速くなると誰も追いつけないよ」

島風「それは元からだよ! 私には誰も追いつけないの! お姉ちゃん以外はね!」

あかり「あかりは追いつかれなかっただけなんだけどね」

島風「誰にも追いつかれない私が追いつけなかったんだから、それはすごいことなの! さすがお姉ちゃん!」ダキッ

あかり「島風ちゃん、結構妹気に入ってるみたいだね」

島風「うん! もうしばらく妹でいることにする! だからうんと甘やかしてねお姉ちゃん!」

あかり「えへへ、お姉ちゃんがしてくれたみたいにあかりも妹のことをたくさん可愛がるよぉ」

那珂「むぅ、ずるい! 那珂ちゃんも甘える!」

あかり「ええっ! 那珂ちゃんにはお姉ちゃんがいるでしょ?」

那珂「やだ~提督がいいの~! 那珂ちゃんもお姉ちゃんって呼ぶから~!」ダキッ

あかり「あかりの方が年下だよぉ! 山城さんも何か言ってくださいよぉ」

山城「お、お姉ちゃん……」

あかり「山城さんもですか!?」

山城「ね、姉様に甘える練習ですので。おねえ、ちゃん」

島風「私のお姉ちゃんだよ!」

那珂「おねえちゃ~ん!」

あかり「その呼ばれ方は好きだけど、ちょっとみんな落ち着こうよぉ!」

あかり「大変だったんですよぉ」

葛城「それはまたなんというか」

あかり「山城さんがあかりの妹だったらどっちが姉だかわからないって絶対言われちゃいますよぉ」

葛城「まあそりゃそれだけ身長差があればね」

あかり「見た目だけの話じゃなくて!」

葛城「まあね、山城さんの方がお姉ちゃんに見えるわよね」

あかり「身長は妹の方が大きいっていうのはよくいますからね」

葛城「妹の方が大きい、ねぇ」

あかり「身長の話ですよ?」

葛城「誰のどこと比べたと思ったの?」

あかり「い、いやそれは」

葛城「ふんっ、いいのよ。私は機関が陽炎型のと同一のものを使ってるんだから、しょうがないのよ!」

あかり「陽炎型……浜風――」

葛城「あ~あ~聞こえない~!」

あかり「まあ、雪風ちゃんや谷風ちゃんも陽炎型ですしね。あれ、でも大鯨ちゃんの改造後の龍鳳ちゃんも陽炎型のを――」

葛城「き~こ~え~な~い~!」

あかり「気にしなくていいのに」

葛城「姉さん達があれだったら気にもするわよ。あなたは天城姉とは会ったことないでしょうけど、雲龍姉と同等くらいなのよ」

あかり「姉妹で胸の大きさが違うこともありますよぉ」

葛城「だからって、なんでこんなに差が。はぁ……」

浜風「失礼します」

葛城「うわぁん! デカいのがそんなに偉いのかぁ!?」

浜風「えっ、な、なんです?」

あかり「ちょっとあってね。どうしたの浜風ちゃん?」

浜風「少し提督と外に出たいと思っていたのですが」

あかり「あかりと? いいよぉ。改造する時間はまだあるし……」

葛城「外でもどこでも行けばいいわ! ゆさゆさ揺らして歩いてガン見されてはずかしい思いをすればいいのよ!」

あかり「葛城さんがこれ以上悪化しないためにもね」

浜風「その方がよさそうです。参りましょう、すぐそこを周るだけでいいですから」

今回はここまでです
次は浜風の好感度100イベントからです

何気にお姉ちゃん呼びの艦娘はいないんですよね
名前を使わなくても12通りくらいはあるはずなのに

開始します

浜風「そんな話をなさっていたんですね」

あかり「それを気にしてるところまで瑞鶴さんと同じにしなくていいのに」

浜風「確かにそうですね」

あかり「葛城さんにも気にしなくていいんですよって教えてあげないといけないかも」

浜風「えっと、また胸を揉んで?」

あかり「そ、それは最終手段だから! 葛城さんならきっと言えばわかってくれるよぉ」

浜風「私は言ってもわからないと思ったわけですか?」

あかり「そう言ってるわけでもないよぉ!」

浜風「いえ、いいんです。私は、うれしかったですし」

あかり「うれしかったの?」

浜風「触れられることでやはり自分の一部なんだなと強く実感することができたと言いますか、そういう感じの意味です」

あかり「なるほどね~そういうこともあるんだ」

浜風(揉まれること自体がうれしいという意味でもありますけど)

あかり「うぅ、それにしても寒いよぉ」

浜風「この季節ですし海が近いですから。すいませんこんな時期に散歩なんて」

あかり「ううん、この寒さが色々あって混乱気味だったのを落ち着かせてくれたよぉ」

浜風「色々? 改造していただけでは?」

あかり「改造するには練度を上げる必要があるんだよぉ」

浜風「練度、例のあめですか」

あかり「副作用が苦しいから気を紛らわせてあげないといけないんだけど、あかりにやってって言うことが何でかみんなちょっとエッチな感じで」

浜風(それは苦しいのではなくてそういう気分になっているからだと思いますよ)

あかり「最近みんななんというか、開放的になってる気がするよぉ。慣れてきたからかなぁ?」

浜風(慣れたからじゃなくてデレたからです)

あかり「あかりに構ってくれるのはうれしいけど、過激になりすぎるとあかりついていけなくなっちゃうよぉ」

浜風「そう言いますけど提督側も開放的になっていると思いますよ」

あかり「えっ?」

浜風「以前までの提督でしたら私の胸を揉んで諭すようなこと、しなかったはずですから」

あかり「そ、そうかなぁ。前にも瑞鶴さんにしたことがあるからああしただけなんだけど」

浜風「ですがあんなに堂々とはしていないでしょう?」

あかり「うんまあ、ね」

浜風「提督も成長なさっているということです」

あかり「成長、成長でいいのこれ?」

浜風「ついていけなかったことについていけるようになった。それは成長ということでいいのでは」

あかり「間違った方向に成長してないかなぁ?」

浜風「大人になるにつれそういったことに対して耐性をつけていくのは、必要なことですよ」

あかり「なら、大人に近づいてるってことでいいよね?」

浜風「はい、その通りです」

浜風(例の漫画を読む限り大人でもしないようなことをしている気はしますけど)

あかり「浜風ちゃんはただあかりとお話がしたかっただけ?」

浜風「そう、ですね。お話がしたかったというだけです」

あかり「あかりがいっつもやってることと同じだね」

浜風「提督はもっと予定を立てて行動することを覚えるべきです」

あかり「やりたいことはたくさんあるから予定はあるよ!」

浜風「実際にやる予定は?」

あかり「日時は未定!」

浜風「それは予定とは言いませんよ。一応軍属なのですからしっかりしなくては」

あかり「帰ったら軍属じゃなくて一般人だよぉ。今のうちに一般人の生活に慣れておかないと帰ったときが大変でしょ?」

浜風「提督、そこまで考えて……提督は元々一般人ですし、そもそも元からそうだったじゃないですか!」

あかり「えへへへ」

浜風「まったく、ふふっ」

浜風「こうして当て所なく散歩して、他愛もない会話をする」

あかり「ん?」

浜風「すごく日常的ですね」

あかり「うん、のどかって感じだよぉ」

浜風「こうしたかったんです、私」

あかり「こうしたいって?」

浜風「提督の何気ない日常に寄り添えるように、提督の日常になりたかった」

あかり「あかりの日常に」

浜風「そうです。これから長く続く普通の人間としての生活の中で、提督の側にあれるようにと」

浜風「何か特別なこともない日常の中にいられるように。側にいるのが当たり前だと思ってもらえるようになりたいんです」

あかり「浜風ちゃん……」

浜風「ですが同時にどこかで刺激を求めているところもあって」

あかり「刺激を求めてるってどういうことぉ?」

浜風「それは、えと、私も解放的な行為を、したいと、思うことが……」

あかり「あるの?」

浜風「……あります。あの時提督は私のコンプレックスを解消しようとしてくれていたのに、そんな気持ちにもなってしまって」

浜風「これから先はいつもかつも何かそう言うことが起きるわけではなく、何もない日常が続く方が多いんです」

浜風「だから、刺激なんて望まないようにしないといけないのに私は……」

あかり「う~ん」

浜風「私は提督の日常に溶け込むように――」

あかり「えいっ!」モニュ

浜風「はぁっん……!? て、提督、なぜいきなり胸を!?」

あかり「こうしておっぱいに触るのはいつだってできることだよぉ」

浜風「だ、だから?」

あかり「帰ってからもする機会はあるかもしれないってこと」

浜風「あ、あるかもしれませんけどそれは……」

あかり「浜風ちゃんは『日常』を難しく考えすぎてるよぉ。無理やり日常的にするならそれは『日常』とはいえないよ」

浜風「……っ!」

あかり「浜風ちゃんの言う日常ってどんなこと?」

浜風「それは、さっきみたいに何気ないお話に興じるような」

あかり「あかりとお話して楽しかった?」

浜風「もちろんです!」

あかり「なら、何もなくないよね?」

浜風「あっ……」

あかり「普通の人の日常って言ってもたくさんのことがあるんだよぉ。学校に行ってお勉強したりお友達と遊んだり、部活をやる人もいるかもしれない」

あかり「そういうことを何もないって言うのかもしれないけど、あかりは毎日色んなことを感じてるんだよぉ」

あかり「楽しかったり、悲しかったり、驚いたり。日常の中でたくさんの刺激を受けて生きてるんだよぉ」

あかり「誰かとお話しすることにだってね、楽しいとかうれしいとかたくさんの刺激があるの」

浜風「日常の中に刺激が……」

あかり「そうだよぉ。だからね、無理やり日常的にしようなんて思わなくていいんだよぉ」

あかり「深く考えずに自然な通りに過ごすのが日常でしょ?」

あかり「浜風ちゃんは浜風ちゃんが好きなように生きていいんだよ」

浜風「好きな、ように……」

あかり「うん。自分に嘘ついてまで日常的にしようとなんてしなくていい」

あかり「あかりと浜風ちゃんの日常がそんな窮屈なのはいやだよぉ」

浜風「提督私の日常……」

あかり「日常って言っても人それぞれだし、暮らしてるところによっても変わってくるよぉ」

あかり「元の世界にいた頃と今のあかりの日常は別だよぉ。ここでの暮らしはもうあかりの日常になった」

あかり「そうやって長く暮らしていれば自然に日常になっていくんだよぉ」

浜風「長く暮らしていれば……では、私はもう」

あかり「もう、あかりの日常だよぉ。あかりにとって浜風ちゃんは側にいて当たり前の人」

あかり「一緒に過ごしている内にできた大切な日常」

浜風「提督、私……」

あかり「それで一緒に過ごしている内に自然にこうなったんだから、こうするのがあかり達の日常なんだよぉ」

あかり「前はこんなことしなかったってさっき言ってたよね。でも、今はこうすることもある。そうやって日常も変わっていくんだよ」

浜風「……日常は刺激に富んでいるんですね」

あかり「そういうふうな日常をあかりと浜風ちゃんで作ってきたからね!」

浜風「私と提督で作った日常、ですか」

あかり「うん!」

浜風「私達の絆の証なんですね」

あかり「それだけたくさんの思い出を一緒に作ってきたってことだよぉ」

浜風「私は怖かったのかもしれません。日常的になれなければ提督の側にいられなくなるかもしれないと」

浜風「提督は、日常に生きる人間ですから」

あかり「ずっと一緒だって何回も言ってるのに。大丈夫だよ、絶対に側にいるから」

浜風「私がいなくなったら探してくれますか?」

あかり「探すよぉ、そして絶対に見つけ出す。浜風ちゃんはあかりの日常、側にいて当たり前の人だから」

浜風「……ありがとうございます、提督。安心しました」

あかり「そんなのお礼を言われるようなことじゃないよぉ」

浜風「ところで提督。ずっと私の胸を掴んだままなんですけど」

あかり「あっ、ごめんね。離すタイミングがなくて」

浜風「離さないでください。ただ、掴んだまま動かないので、も、揉んでほしいなって」

あかり「えっと?」

浜風「触れていると側にいる感覚がより伝わります、から」

あかり「ここじゃないとだめ?」

浜風「敏感なところ、ですから」

あかり「ん、わかった……こういうことするの日常だって言ったけど、たまにするだけだからね? いつもじゃないから」モミモミ

浜風「ふぅ……! はい、提督……たまにしてもらえる日を、んぅ、楽しみに、日常を過ごしっ、ますね……」

浜風「あんっ……こんな刺激、毎日はぁ、幸せすぎて非日常的ですからぁっ……」

今回はここまでです

全然関係ないですが日常の漫画いつの間にか終わってたんですね
未来日記とか読むついでに時々読んでたくらいですがなんとなく寂しいですね

開始します

妖精(猫吊るし)「現在未改造の皆さんはこんな感じです」

○は練度99

叢雲(改)
白雪
神通
蒼龍
熊野
天龍
扶桑(改)
古鷹
金剛
千歳(航)
○瑞鶴(改)
愛宕
球磨
若葉
浜風
筑摩
大鯨
浦風
明石
霧島
伊58
吹雪
鳳翔
武蔵
伊168
酒匂
谷風
飛龍
雲龍
舞風
陽炎
秋月
春雨
葛城
如月
五月雨

あかり「これは今日中に全員は無理かなぁ?」

妖精(猫吊るし)「ですね。できてあと2セット、6人までです」

あかり「また全員やるまで毎日続けるのは工廠の妖精さんに悪いから、また今度になるね」

妖精(猫吊るし)「それはいたし方ないですね」

あかり「今回は誰を改造してあげようかなぁ」

↓1~3 改造する艦娘(>>225

白雪「私を改造、ですか」

瑞鶴「瑞鶴の改二への改造はちょっと特殊なんだけど大丈夫?」

秋月「改造、処理能力が上がれば音ゲーもやりやすくなりますね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~」

あかり「瑞鶴さんの改造が特殊ってどんな感じなんですか?」

瑞鶴「改二と改二甲に自由に改造できるみたいなの」

秋月「自由に改造?」

白雪「改二と改二甲を使い分けられるというわけですね。どう違うんでしょう?」

瑞鶴「改二は正規空母のままらしいんだけど、改二甲だと装甲空母になるみたい」

あかり「装甲空母、大鳳ちゃんと同じなんですね」

瑞鶴「どっちも一長一短ってところなんだけど今はもう関係ないし妹ちゃんの好きにすればいいわ」

あかり「そういうの悩んじゃいますよぉ」

白雪「私と秋月さんはまだ改二にもなれないのに、ずるいです」

秋月「1人で改二が二つもあるなんて」

瑞鶴「ふふん、翔鶴型はそこらの艦娘とは格が違うのよ」

妖精(猫吊るし)「霞さんが同じタイプの改二になれるようになるそうですけどね」

白雪「なら私達の改二もそうなるかもしれませんね」

秋月「ビスマルクさんみたいに改三になれるようになるのも憧れますけどね」

あかり「その前に練度上げないとね。白雪ちゃんはもう足りと思うけど食べる?」

白雪「い、いただきます」

秋月「これが噂の、だいじょうぶかな」

瑞鶴「妹ちゃん、終わるまであっちで長10cm砲ちゃん達と遊んでて」

あかり「いえ、あかりは残って2人の面倒をみますよぉ。そうしてあげるのが提督の務めですから!」

瑞鶴「……そっか、じゃあ瑞鶴も残って見張らないと」

白雪「どれほどのものか、いざ」パクッ

秋月「体験するのは必要なことですからね」パクッ

白雪「これはふしぎな」

秋月「味ですね」

あかり「そう言いたくなるんですか?」

瑞鶴「そうとしか表現できないんだから仕方ないのよ」

白雪「練度が上がる感覚、暖かいです」

秋月「どんどんと力が湧いてきます」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

瑞鶴「長10cm砲ちゃんは先に工廠の方に行ってましょうね」

あかり「もうそろそろ副作用出るころだから気をつけて」

白雪「はぁ、あぁ、こ、れが、力が、熱い……」

あかり「白雪ちゃんが始まったみたいだよぉ」

白雪「ふぐっ……」

あかり「少し耐えたら収まるからね」

白雪「けれど、これ、耐えるのは……」

あかり「あかりにできることがあったら何でも言ってね。気を紛らわせること何かしてあげられたら」

白雪「気を紛らわせる……紛らわせるより、これは……」

あかり「どうしたの?」

白雪「はぁ、はぁ……司令官、私、私を、抱いて、ください……」

あかり「抱きしめてほしいの? いいよぉ」ダキッ

白雪「抱きしめる、じゃなく……抱く、って言って、ください……」

あかり「抱くと抱きしめるって何か違うの?」

白雪「少し、お願いしま、す……耳元で、囁くみたいに……」

あかり「よくわからないけどそれでいいなら、こほん。白雪ちゃん、抱いてあげるよぉ」

白雪「はぅんっ……!」

白雪(蕩けた脳内に直接響くみたいな、声。言わせている、だけなのに、妄想が……)

白雪「しれい、かん……次は、耳を、舐めて……」

あかり「ええっ、舐めるなんて、耳が汚れちゃうよぉ」

白雪「司令官の、なら汚く、ないですよ……お願い、します……」

あかり「ううん、白雪ちゃんがそうしてほしいなら、ね」ペロペロ

白雪「ふわぁぁっ……!」

白雪(司令官の舌が、這う感触、たまらない……それに、なめる、音こんなに、近くで……)

白雪(あ、あぁ、妄想が、溢れていく……!)

瑞鶴(胸を触らせるのと耳をなめさせるのって、どっちかが過激なのかしらね?)

秋月「はぁ~はぁ~……」

あかり「秋月ちゃん!? 倒れてるけど、大丈夫!?」

秋月「だいじょう、ぶです……んうぅ……!」

あかり「あんまり大丈夫そうに見えないよぉ!」

秋月「平気、です……こんな、司令の手を、わずらわせずとも……自分で……」

あかり「自分で、どうするの?」

秋月「自分、で……」

秋月(こんなところで、処理を……? 司令や、瑞鶴さんや、白雪さんも、いるのに……?)

白雪「しれぇ、かん、私のこと忘れないで……」

あかり「あぁ、ごめんね白雪ちゃん。でも、秋月ちゃんが……」

秋月「私は、だいじょう……白雪、さんを……」

白雪「秋月、さん……無理をしなくて、いいんですよ……?」

秋月「無理、なんて……」

白雪「指が、いやらしい、動きしてます……」

秋月「ぁぁっ!? こ、これは、いやらしく、なんてない、です……」

白雪「司令官、秋月さんの手を取ってあげて、ください」

あかり「うん! 秋月ちゃん!」スッ

秋月「あぁっ!」

秋月(手に触られただけで、こんな、いくらなんでも……)

白雪「これが、練度が上がることに、伴う副作用なら、私より、秋月さんの方が、辛いはずです」スッ

秋月「し、しらゆき、さんまで……」

白雪「指先も神経が、集中している部分です、こうすれば……」

秋月「あぁぅ……!」

秋月(白雪さん、なんて、ことを、あなたの方がよっぽど、いやらしい動きを……)

白雪「司令官、今度は秋月さんの指、なめてあげましょう」

秋月「……!?」

あかり「それで楽になるの?」

白雪「気は紛れるかと……思います……」

あかり「なら、そうするね。秋月ちゃん」

秋月「あっ、だ、だめ、しれい……」

あかり「んぅ」チュッ

秋月「はぁぁん……!」

秋月(司令が、私の指を……それだけで、こんなにも……白雪さんの、指も、私……)

秋月(手が封じられてる……したくても、できない……生殺し……)

秋月「んんぅ、んんっ……」クネクネ

あかり「なんか秋月ちゃん苦しそうに見えるけど、本当にこれでいいの?」

白雪「ええ、指の刺激に、もだえているのですから、苦しいわけでは、ないんですよ。さあ、もっと激しく……」

瑞鶴「いい加減にしなさい白雪!」バキッ

白雪「あぐぁっ……」バタッ

あかり「白雪ちゃん!?」

瑞鶴「まったく、他人を扇動するようになるタイプもいるのね」

あかり「結構いい音してましたけど白雪ちゃん大丈夫なんですか?」

瑞鶴「練度上がってるんだし大丈夫よ。むしろ毎回こうして気絶させてあげた方が手っ取り早い気がするわ」

あかり「いやそれはさすがに乱暴すぎますよぉ」

秋月「はぁ~あぁ……」

あかり「秋月ちゃん、まだ辛いの?」

秋月「まだ、収まらない、です……」

瑞鶴「……はぁ、しょうがないわね。瑞鶴は白雪を運んでくから妹ちゃんはここで秋月を見てて」

あかり「わかりました!」

秋月「あっ、ひ、1人、にしてくれた、方が……」

あかり「こんな状態の秋月ちゃんを1人になんてできないよぉ」

瑞鶴(1人にしたら確実に我慢できなくなるでしょうからね。本当は瑞鶴が残りたいところだけど、瑞鶴もあめ食べたときは好き勝手やったし)

瑞鶴「早めに終わらせてね」ズルズル

白雪「司令官、そんなところ……なめては、いけないです……ふへへぇ~」

秋月「早めに、て言われても……」

あかり「練度が低いと長くなっちゃうんだよね。ごめんね無理させて」

秋月「い、え……」

あかり「また指なめようか?」

秋月「い、え……今度は……」

秋月(今度は……あ、あぁ、どうしよう、してもらうって、選択肢しか、浮かばない……)

秋月(2人きり、だし、うずきが、止まらなく、て、もう、それ、しか……)

秋月「こん、どは……お、お、おむ……お腹、なでて、ください……」

あかり「お腹だね、わかったよぉ」スリスリ

秋月「うくっんぅ……! はぁ、優しい手触り、落ち着き、ます……」

秋月(あまり急に、その選択肢は、バッドエンド直行……段階を、踏まなくてはいけませんから……)

秋月(残念だけど、これで、いい。お腹さすられるのも、気持ちいい、もの……)

妖精「……」バンザイ

あかり「白雪ちゃんの改造終わったみたいだよぉ」

白雪「ど、どうも改になった白雪です」

あかり「わぁ~、白雪ちゃんはあんまり変わらないタイプだね」

白雪「まだ、改ですから……」

あかり「なら改になったよってわかるように、服装を変えるとかしないと」

白雪「朝潮さんみたいに猫耳、とか?」

あかり「猫耳あんまり好きじゃないんでしょう?」

白雪「す、好きでないわけではありませんよ! 司令官に飼われるならそれで!」

あかり「いやあかりが飼う訳じゃないけど。同じっていうのは芸がないよね」

白雪「このブローチが似合う服がいいです」

あかり「雪の結晶の。ずっと付けててくれてるもんね」

白雪「司令官からいただいた大事な宝物ですから」

あかり「改になっても付けててくれるんだね」

白雪「はい、ずっと肌身離さず持っていたいです」

あかり「ならどんなのが似合うか考えておかないとね」

白雪「私は今のままでもいいんですけど、また司令官からの頂き物が増えるならうれしいですよ」

妖精「……」バンザイ

あかり「秋月ちゃんの改造も終わったよぉ」

秋月「秋月改推参です!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

あかり「秋月ちゃんも変わりがないね」

秋月「私もまだ改ですから。改二になればきっと見た目も変わりますよ」

あかり「そしたら長10cm砲ちゃんはどんなふうになるのかな?」

白雪「もう一基増えるとかでしょうか?」

秋月「そしたら四人プレイできますね! 大体のゲームでの最大同時プレイ人数なのでちょうどいいです!」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅ~!」

あかり「改になってもゲーム好きは変わらないみたいだね」

白雪「改の証は何かのゲームのコスプレとかでいいんではないでしょうか」

あかり「いつもの服自体がそれっぽいけどね」

秋月「こ、コスプレとゲーム好きは違いますからね! コスプレが嫌いなゲーマーだっているんですから!」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~!」

あかり「でも秋月ちゃんはパジャマとか影響されてるし嫌いじゃないんだよね?」

秋月「う、まぁ、そうですが、私服にするのはちょっと……それよりも、瑞鶴さんの改造どちらになさったんですか?」

あかり「瑞鶴さんはね~」

↓1

1 瑞鶴改二
2 瑞鶴改二甲

あかり「改二甲の方だよぉ」

白雪「装甲空母の方になさったんですね」

あかり「これで大鳳ちゃんも1人じゃなくなるしね」

秋月「まあいつでも戻せるわけですが」

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、ちょうど終わったよぉ」

瑞鶴「ふふん、どう?」

あかり「改になる前の前の服に戻ったんですね。でもちょっと違うような」

瑞鶴「そりゃそうよ。航空艤装を全面的に近代化改装したこの瑞鶴。普通の正規空母だとは思わないでね」

白雪「まあ装甲空母になっていますし」

秋月「ん~、少しやせましたか?」

瑞鶴「えっ? 大きくなってると思って喜んでたんだけど」

秋月「いえ胸の話ではなくて。全体的に幅がシュッとなされたような……あれ、気にのせいでしたすいません」

瑞鶴「胸の話だって何で1発でわかるのよ!」

白雪「それはまあ知ってますので気にしているの」

瑞鶴「もうそんなに気にしてないけど大きくなるのはうれしいものよ。空母の中じゃまだ小さい方だけど」

あかり「よかったですね瑞鶴さん。大鳳ちゃんも仲間が増えたって喜びますよぉ」

瑞鶴(むしろ仲間が減ったって悲しむような気がするけどね)

妖精(猫吊るし)「現在未改造の皆さんはこんな感じです」

○は練度99

叢雲(改)
神通
蒼龍
熊野
天龍
扶桑(改)
古鷹
金剛
千歳(航)
愛宕
球磨
若葉
浜風
筑摩
大鯨
浦風
明石
霧島
伊58
吹雪
鳳翔
武蔵
伊168
酒匂
谷風
飛龍
雲龍
舞風
陽炎
春雨
葛城
如月
五月雨

あかり「時間的にこれが最後だね」

妖精(猫吊るし)「はい、最後の3人です」

あかり「最後の3人、どうしようかなぁ」

↓1~3 改造する艦娘(>>240

今回はここまでです

朝潮との遊園地デートの小ネタは次の改造が終わった後になります
台詞だけでエロを表現しようとするとどうしても……が多くなってしまうのが気になりますね

開始します

春雨「改造、時期を逸した感はありますが」

五月雨「そんなに一気に練度をあげて大丈夫なんですか?」

舞風「今よりもっと体が軽くなら私はそれで構いませんよ」

あかり「このあめを食べると練度が上がるんだけど、一気に上がりすぎてキツくなるんだよぉ」

五月雨「やっぱり辛いんですね、大丈夫かな」

あかり「あかりが気を紛らわせてあげるから心配しないで。してほしいことがあったら何でも言っていいからね」

五月雨「すいません、お願いします」

あかり「舞風ちゃんと春雨ちゃんもね」

春雨「私達全員の気を紛らわせるって何をするんですか?」

あかり「何をしてほしいかはみんなに聞くよぉ」

舞風「同時に3人の相手なんてできるの?」

あかり「なんとかするよぉ!」

春雨「1人ずつ食べている時間はありませんし仕方ありません。ここは司令官を信じましょう」

あかり「任せて! はい、これあめ」

舞風「ようは舞風達が耐えればいいだけの話ですね」パクッ

五月雨「うぅ、心配だなぁ」パクッ

春雨「私もついていますから安心してください五月雨」パクッ

春雨「う~ん」

五月雨「ふしぎな」

舞風「味」

あかり「もう何も言わないよぉ」

五月雨「あっ、体が暖かくなってきましたよ」

舞風「練度が上昇している証だね」

春雨「すごい、強くなっていくのが自分でもわかる」

あかり「それくらいで止まってくれればいいんだけど」

舞風「これがいつも使えればウォームアップいらずで便利なんだけど」

五月雨「練度が上がっている結果なのですから、一回だけですよ」

あかり「そろそろ誰か来るかなぁ」

春雨「あぅっ、こ、これは……!」

春雨「こん、な、わきあがる、ちがっ……」

あかり「春雨ちゃんが副作用始まっちゃったみたいだね」

春雨「司令官っ、これっ……」

あかり「体が熱くなりすぎちゃうんだよぉ」

春雨「熱くなる、って、これぇ、なんでぇ……」

春雨(この火照り方は、そんな、練度、って……)

あかり「気が紛れること、何がしたいか教えて」

春雨「気が紛れること、なんて……」

あかり「緊急時だからね、ちょっとはずかしいことでも、いいよ?」

春雨「は、はず、かしいこと……!?」

あかり「うん、なんでかみんなそういうことしてって、言ってくるから」

春雨「なんでか、って、それは……」

春雨(そういうこと、したくて苦しいから、ですよっ!)

あかり「春雨ちゃんはあかりに何してほしいの?」

春雨「なに……そんな、の……」

春雨(言いたいっ……敏感なところ、たくさん、触ってほしいって……うずいて、たまらない……)

春雨(けど、だめっ……!)

春雨「だ、抱きつかせて、くださいっ……!」ダキッ

あかり「わぁっ、勢いが強いよぉ!」

春雨「はぁ~、はぁ~……」

春雨(あぁ、私、司令官に足までがっちりと回して……でもこうしてないと、手足が勝手に動き出しそうで……)

あかり「ちょ、ちょっと重いから、座るね。よいしょっと」

春雨「ふぅ~ふぅ~……」

あかり「抱きつくというより飛びつくって感じだったからびっくりだよぉ。春雨ちゃんの胸で全然前見えないよぉ」

春雨「ふぅっ……!」

春雨(司令官の顔が、私の胸……だめ、今すぐ、服をまくり、あげたい、なんて……考えちゃ……)

春雨「んぅ~んぅ~……!」

あかり「苦しそうな声が聞こえるけど大丈夫?」

春雨「平気、です……」

春雨(我慢して、我慢……司令官の顔に、すりつけて、刺激しよう、なんて……)

舞風「うぁ、春雨、さん、すごい顔、してる……」

五月雨「舞風さん、もですよ……」

あかり「あかり全然見えないけど、五月雨ちゃんと舞風ちゃんは大丈夫なの?」

五月雨「大丈夫、じゃない、です……」

舞風「は、い、全然……」

あかり「は、春雨ちゃん、ちょっといい? 他の2人のことも見ないと」

春雨「んぅ~……!」ギュッ

あかり「は、春雨ちゃん!」

五月雨「わかんな、いです、こんなの、はじめて……何が、おきて、るのか……」

五月雨「あ、あつい、血がふっとうしたみたい……頭がぼーっとして、んあぁっ……!」

五月雨「ときどき、おなかのおくが、びくって、なるの、なんなのこれ……」

五月雨「わからな、い、怖い、こわいよぉ……」

あかり「五月雨ちゃん、大丈夫だから! 少ししたら収まるからね!」

五月雨「少しってどれくらい……治らなかったら、私、どうなる……んぅっ!」

あかり「五月雨ちゃん、え、えっと、手はここかな?」スッ

五月雨「ふぅっ……! ちがっ、そこ、手じゃない……」

あかり「ごめんね、全然見えないの! 春雨ちゃん!」

春雨「耐えない、と……これが、はじめてに、なったら私、ずっと……」ギュッ

あかり「うぅ、まだだめみたい。ごめんね五月雨ちゃん、怖くないように手を握ってていいから」

五月雨「手……握る……」ギュッ

五月雨(こんなに体熱いのに、提督の手の温度は、わかる……)

あかり「大丈夫、すぐに収まるからね」

五月雨「あっはぁぁ……」

五月雨(力が抜ける……うずいてるのが、満足してるのか、な……)

五月雨(すごく、気持ちいい……この手、好き……)

五月雨「んっ……」チュッ

あかり「ええっ!? 五月雨ちゃん何してるの!?」

五月雨「気持ちよく、なったので、感謝の気持ち、込めて……」

あかり「言葉で言ってくれるだけでいいよぉ」

五月雨「それだけじゃ、足りないです……」チュゥ

あかり「んぅっ! 吸ったらくすぐったいよぉ、五月雨ちゃん……!」

五月雨(感謝の気持ちの口付けなのに、なんでか、提督の指を口で、もてあそんでるみたいに……)

五月雨(わからないけど、何でか気持ちが、いい……)

舞風「ていとく、こっちの手は、私が借りて、いい?」

あかり「あっ、うん、いいよぉ」

舞風「ありがと……」

あかり「春雨ちゃん、そろそろ解放してほしいけどまだ?」

春雨「まだ、です、まだ、うずいて、まぁぁん……す」

あかり「ちょっと息苦しくなって来たよぉ」

舞風「はぁ、はぁ……提督の、手……」

舞風(ずっと、私に未知の快楽を、教えてくれた、提督の、手……)

舞風「んぐっ……はぁ……んっ……」ツー

あかり「舞風ちゃん、握るんじゃないんだ?」

舞風「私は、握るより、こうした方が、んっ、楽になります……」

あかり「マッサージしたときと同じ?」

舞風「は、い……同じところ、腿をなでてます……」

あかり「まだ全然見えてないけど、気が済むまでやってていいよぉ」

舞風「ありっ、がとう、ございます……はぁっ……!」

舞風(今、このじわじわ責められる、感じにしてたら、私……)

舞風「はぁ~はぁ~……」

舞風(提督は今、見てない……春雨さんと、五月雨さんも耐えるのに、必死……)

舞風(誰も、見てない……)

舞風「はぁはぁはぁ……」

あかり「舞風ちゃん、手が止まってるけどもう収まった?」

舞風「はぁ、はぁ……んっ……」スッ

あかり「ひゃっ! すごい汗かいてるね舞風ちゃん」

舞風「ぁぁっ、あぁっ……はぁっ……」

あかり「舞風ちゃん?」

舞風「あっ、あっあっ……」スッ

あかり「舞風ちゃん、あかりの指今どこ触ってるの!?」

舞風(提督が何か言ってるけど、もう聞こえない……提督の手、動かすことしか、考えられない……)

舞風(動かして、気持ちよくなる、ことしか……)

舞風「あっ、あぁっんっ、あんっ……んっ、あぁぅ……」

舞風(気持ちいい、気持ちいいよぉ……)

あかり「舞風ちゃん、舞風ちゃんってば!」

舞風「うぁ、あ、ぁぁ……はっ……! あああぁっ……!」ビクッ

舞風「あぁぁぁっ……!」ビクビクッ

あかり「舞風ちゃん!? なんかもう意味ある言葉が聞こえないけど、どうしたの!? 舞風ちゃん!?」

舞風「ぁぁっ、ふぁぅ、はぁぅ……」

舞風(ごめんなさい、提督……勝手に、こんなこと、して……でも、気持ちよくて、しあわせ……)

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、春雨ちゃんの改造終わったよぉ」

春雨「ど、どうも司令官」

あかり「わぁ、春雨ちゃんは改で少し変わるタイプなんだね」

春雨「ほんの少し、ですが。飯盒が大きくなりましたよ」

あかり「もう飯盒というかドラム缶だね。鎖で背負っててワイルドだよぉ」

春雨「ワ、ワイルドさはあまり求めていないんですけどね」

あかり「それにそのヘアピン、夕立ちゃんのと同じだね」

春雨「あっ、そうみたいですね。改二になった夕立姉さんと同じもののようです」

あかり「姉妹でお揃いだね」

春雨「私は姉さんの最後の僚艦でしたので、感慨深いですね」

あかり「これからは春雨スープももっといっぱい貯められるね」

春雨「はい! スープが入り用であればいつでもお声かけくださいね」

妖精「……」バンザイ

春雨「五月雨の改造が終わったようです」

あかり「五月雨ちゃんも変わるのかなぁ」

五月雨「残念ながら、あまり変化なしみたいです」

あかり「そっか、しょうがないね」

五月雨「ご期待に沿えず申し訳ありません」

あかり「いいんだよぉ、変わらないなら変えちゃえばいいんだもん」

五月雨「えっ?」

あかり「変わらないならこっちで変えればいいの。どんなふうにしよっか」

春雨「私達と同じ服を着せるのはいいんじゃないでしょうか」

あかり「そうだね、姉妹だもんね」

五月雨「えっとぉ、服変えるんですか?」

あかり「改になったよぉ、ってわかりやすいようにね」

五月雨「は、はぁ、まあ私は構いませんが」

五月雨(艦娘のために服を買うなんて、お優しい方ですね。さっきのことだって笑って許してくれましたし)

五月雨(そんな優しい人に迷惑はかけられない! ドジを踏まないようにこれから過ごしていかなきゃ!)

妖精「……」バンザイ

あかり「舞風ちゃんのも終わったね」

舞風「改になりましたよ。と言っても容姿は変わりませんが」

あかり「舞風ちゃんも改じゃ変わらないタイプだよぉ」

五月雨「そういう方の方が多いみたいですよ」

春雨「私のようなのが特殊みたいです」

舞風「見た目は変わりませんがスペックは全然違います! これだけ体が軽ければ一日中踊っていられますよ!」

あかり「ところ構わず踊るのは周りの人の迷惑になるからやめようね」

舞風「承知しました! できるだけ人のいないところで踊ります!」

五月雨「人のいないところで1人で踊ってらっしゃると今度は怖いですが」

春雨「慣れましょう」

あかり「ところで舞風ちゃん、結局さっきあかりは舞風ちゃんのどこを触ってたの?」

舞風「……っ!?」

あかり「太ももとは感触が違ったような気がするけど、あかりの手で何してたの?」

舞風「お、おな……おなかをこすっていたんです! むずがゆかったので!」

あかり「お腹ともまた違った気が」

舞風「お腹なんです~! それじゃ私はこれでターン!」

あかり「あっ、行っちゃったよぉ」

春雨「すいません、私がずっと頭を抱えていたせいで」

あかり「抱きつかれるのはいつものことだったから、想像はしていたんだけどね」

春雨「上がるとあんなふうになるなんて、本当に練度ってなんなんでしょうか」

あかり「さぁ、結局その謎はわからず仕舞いだよぉ」

妖精(猫吊るし)「わからなくていいこともあるんですよ」

あかり「あっ、妖精さん」

妖精(猫吊るし)「皆さんお疲れ様でした。提督も今日はこれでおしまいですね」

あかり「そうだね、妖精さん達ありがとうね」

妖精「……」ビシッ

あかり「今度何かお菓子でも買ってあげるよぉ」

五月雨「そういえば、あなたなら舞風さんが何をしていたのか知っているんじゃないですか?」

妖精(猫吊るし)「知ってますけど教えられません」

春雨「なぜです?」

妖精(猫吊るし)「わからなくていいこともあるんですよ」

あかり「またそれ!? というかわからなくていいようなことしてたの!?」

妖精(猫吊るし)「というかその内提督も分からせられる日が来ると思います。そう遠くないうちに」

あかり「分からせられるってなに!?」

妖精(猫吊るし)「期待して待っていてください」

あかり「不安だよぉ……」

今回はここまでです
次は朝潮と遊園地デートする小ネタからです

舞風が何をしていたのかは例によって想像にお任せいたします
好感度ブーストも上々といったところですがやはりまだまだ多いですね

今日はちょっと書けそうにないので↓1~2で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもちょいエロでもいいです

少し忙しくなってきたので休みがちになってしまっていますねすいません

開始します

あかり「遊園地なんていつぶりかなぁ」

朝潮「そんなに頻繁に行くものではないんですか?」

あかり「行けないよぉ。近くになかったしお金もかかるしね」

朝潮「お金がかかるのに人がたくさんいますね」

あかり「人が少ない遊園地はちょっと怖いよぉ」

朝潮「貸切みたいでいいじゃないですか」

あかり「あかりは色んな人の声が聞こえるのも遊園地の醍醐味だと思ってるんだけどなぁ」

朝潮「私は今日が初めてなのでよくわかりません」

あかり「すぐに分かるよぉ」

朝潮「そうだといいのですが」

あかり「そうだよぉ。さっ、行こう! 1日じゃ回りきれないけどできるだけ多くのところ行きたいもん!」

朝潮(司令官がそうやってはしゃいでらっしゃる姿を見るだけで、私はもう元手は取れた気になりますよ)

朝潮(元はただですけどね)

朝潮「しかし、本当に私でよろしかったんですか?」

あかり「何が?」

朝潮「一緒に遊園地に来るのですよ」

あかり「いいも何も当てたのは朝潮ちゃんだよぉ。あかりの方が聞くべきことだよそれは」

朝潮「司令官が支払ったお買い物で貰った福引券ではないですか」

あかり「ガラガラ回したのは朝潮ちゃんだから、朝潮ちゃんが当てたのだよぉ。あかりはティッシュだったし」

朝潮「ですが」

あかり「あかりが払って朝潮ちゃんが当てた、2人で当てたチケットだって思えば2人で来るのは当然だよね?」

朝潮「そう、ですね」

あかり「ほら、気にしてないで! メリーゴーランド乗ろう! あかりメリーゴーランド大好き!」グイッ

朝潮「あっ、はい」

朝潮(他の方に引け目を覚えないでもないですが、私が引き当てたのは事実。なら、気にせずにいましょうか)

熊野『こちらベア。レッドとモーニングはメリーゴーランドへ向かいましたわ、どうぞ』

天龍『こちらスカイドラゴン。確認した監視を続ける、どうぞ』

文月『こちらジュライ~あたしもメリーゴーランド乗る~』

秋月『こちらオータム、私の戦場を見つけたので戦線離脱します、どうぞ!』

大和「ちょっと秋月さん! なにゲームセンターに直行してるんですか!」

白雪「文月さんもバレたらどうするんですか! せめて司令官達が降りてからですよ!」

文月『ええ~早く乗りたい~』

蒼龍『こちらブルードラゴン。この無線でのやりとり必要ですか? どうぞ』

三日月『クレセントも同意します』

天龍『いるに決まってんだろ! 尾行するときはこうやって無線でやり取りするのがお決まりなんだよ!』

白雪『遊園地にまで来てごっこ遊びですか』

天龍『んだと!』

熊野『おやめなさいスノー、スカイドラゴン』

文月『そもそもこんな大勢で尾行する意味あるの~?』

熊野『朝潮さんはあかりと急速に仲良くなった要注意人物ですわ! 2人で遊園地だなんて何が起きるかわかりませんもの!』

大和『だからもう1人の要注意人物である秋月さんも連れてきたわけですけど、さっそくいなくなってしまいましたね』

熊野『わたくしの目の黒いうちはあかりとのハレンチ行為は許しませんわ!』

蒼龍(それならたぶん、ずいぶんと濁ってしまっているんだと思いますよ熊野さん)

叢雲『ふんっ、バカバカしい』

天龍『んなこと言ってお前もついて来てんじゃねぇかよ、クラウド』

叢雲『そのコードネームとかで呼び合うのがバカバカしいって言ってんのよ!』

三日月『尾行自体はバカバカしくないんですか?』

叢雲『そ、それは、言葉のあやよ! と、とにかく、あいつが変なことしないように見張っておきましょう! こんな大勢の人の前で何かしようとしたらただじゃおかないんだから!』

大和(相変わらず分かりやすい人ですね叢雲さん)

神通『皆さんお静かに、メリーゴーランド動きますよ』

熊野『くっ、楽しそうにして! 今に見ていなさい、わたくしは本物の馬であかりと馬上デートを楽しんでみせますわ!』

文月『司令官すぐに落馬しそうだけどね~』

朝潮「意外に早いんですね」

あかり「だね~」

朝潮「ふしぎな感じでした、地面の上で滑るように移動するのは」

あかり「海なら滑れるもんね」

朝潮「陸の上でそういう状況になるのはまた別ですね」

あかり「確かにこの前名取さんに手を引かれて滑ってたときと全然違ったよぉ」

朝潮「まあそもそも、滑る形式が違いますし。足ではなく馬に乗って、ですから」

あかり「本当のお馬さんもあんなにがたんがたん揺れるものなの?」

朝潮「乗ったことがないので分かりませんが、もっとひどいと聞きますよ。ひどいと怪我をするとか」

あかり「怪我するのはやだなぁ、お馬さんには乗ってみたいけど」

朝潮「装飾のおかげで周りがすごくきらびやかに見えました」

あかり「キラキラしてたよね! すごいよぉ」

朝潮「視覚効果というのは大事だと分かりました。綺麗で、楽しい気持ちが湧いてきましたので」

あかり「まだまだいっぱい楽しいものがあるからね、どんどん行こう!」

朝潮「そんなにはしゃぐと疲れますよ司令官」

朝潮(しかし、周囲の人の中に見慣れた姿があった気がしたのは気のせい、ですよね?)

蒼龍『レッドとモーニングは移動を開始しました、どうぞ』

文月『わぁ~い、あたしも乗る~!』

大和『あぁ、待ってください文月さん! えっ、いや、大和は乗るんじゃな、ああっ!』

神通『大和さんも乗りたかったんですね』

蒼龍『カメラは持ってきているので写真撮ってあげますね』

文月『やった~撮って撮って~!』

大和『や、やめてください~!』

天龍『ったく、どいつもこいつも遊びに来たんじゃねぇんだぞ』

白雪『いや遊びに来たようなものでしょう実際』

三日月『司令官は人前で何かいやらしいことをされる方ではありませんよ』

熊野『朝潮さんは分からないじゃありませんの! 見られると興奮する性癖をお持ちかもしれませんわ!』

三日月『いやそんなことないですよ』

叢雲『あいつだって最近なんか、あれがあれであれじゃないの』

神通『どれがどれだかさっぱりですよ』

秋月『こちらオータム、お菓子たくさん取れました! ヒトゴーマルマルには期待していてください!』

熊野『あなたはそろそろ帰ってきな……いえ、帰ってくださいな!』

あかり「朝潮ちゃんは何か乗りたいのある?」

朝潮「私ですか? そうですね……あっ、あれに乗ってみたいです」

あかり「あれって、回転ブランコだね」

朝潮「ブランコなんですねあれ。今度は空でくるくる回ります」

あかり「そんなに回るの好きならコーヒーカップとかの方が」

朝潮「空がいいんです」

あかり「うぅ、ちょっと怖いけど大丈夫だよね」

朝潮「大丈夫でなければ遊具として置かれていませんよ」

あかり「それはそうだけど、ときどき事故とか起きてるし……」

朝潮「事故を起こした回数は車の方が多いですよ。さあ行きましょう!」グイッ

あかり「それは単純に比べられるものじゃないよぉ! う~怖いけどいつまでも怖がってたら大人になれないよね」

朝潮「やはり風を切っていくというのは気持ちいいものです、海でも空でも」

あかり「あわあわわわ……」

朝潮「顔が青ざめていますよ司令官」

あかり「だだ、だって、たか、たかっ……」

朝潮「そんなに高くないと思いますけど」

あかり「十分だよぉ、落ちたら死んじゃうよぉ!」

朝潮「シートベルトもありますし、バーに捕まっていれば落ちませんよ」

あかり「そそ、そう言ってたもんね」

朝潮「それより見てください司令官、あそこ、少しだけ私達の鎮守府が」

あかり「わぁ~! バー捕まってないと落ちるって言ってるのにぃ~!」

朝潮「だからベルトがありますってば、大げさですね」

あかり「ひぃ~! 傾いてきたよぉ! 落ちるよぉ~!」

朝潮「吊り上げている部分が傾いているだけですから」

あかり「あ、朝潮ちゃんに抱きついてていい? あぁっ、でもバーを掴んでないと」

朝潮「しょうがないですね、バーを掴んでる私の手を掴んでていいですよ」

あかり「あ、ありがとう!」ガシッ

朝潮「まったく、怖がりなんですから司令官は」

あかり「こんな高いところでぐるぐるしてたら誰だって怖いよぉ!」

朝潮「私は怖くありません、楽しいです」

あかり「うぅ、あかりは絶叫系は苦手なんだよぉ」

天龍『お、おい、あれ傾いてっけど落ちねぇのか!?』

白雪『そういうふうに作られてるんですよ、見ればわかるじゃないですか』

熊野『けれど万が一ということもありますわ、いつ落ちてもいいように下で待ち受けるべきでは』

叢雲『んなことしたら強制終了されるに決まってんでしょ!』

文月『大和~次あれ乗ろう~』

大和『や、大和はもういいです』

蒼龍『艦載機達の視界を得ることはできますけど、自分で飛べるわけじゃないんで少しやってみたいかも』

神通『蒼龍さんが一緒に乗ってくれるそうですよ』

文月『やった~』

天龍『おおぃっ! 上下に揺れはじめてんぞ! 故障じゃねぇか!?』

三日月『たぶんそれもプログラム通りですよ』

白雪『もしかして司令官より怖がってるんじゃないですか?』

秋月『ううん、やはりアケコンとパッドでは勝手が違いますね、でもアーケードクリアくらいならなんとか!』

朝潮「しし、司令官、何か聞こえませんか?」

あかり「風の音がなってるみたいだね」

朝潮「す、隙間風って何であんなに寒いんでしょうね……」

あかり「なんでなんだろうね~」

朝潮「司令官真面目にこたっ、ひゃあああっ!?」ドガンッ

あかり「わぁっ! びっくりしたよぉ」

朝潮「ひっ、ひぅっ、ただ、大きな音がしただけですか……」

あかり「朝潮ちゃん絶叫系はいけるけどお化け屋敷はだめなんだね」

朝潮「怖さの趣が違いますよ……」

あかり「入る前は自分達艦娘や深海棲艦も広義ではお化けの仲間だ~とか言ってたのに」

朝潮「お、お化けが怖いんじゃありません! いつ来るかわからないものを警戒してるから驚くんです!」

あかり「ほんとにそう~?」

朝潮「本当にです! というか司令官は何で平気そうなんですか!」

あかり「あかりだって怖いけど、朝潮ちゃんがすごいびくびくしてるからなんだか冷静になれるんだよぉ」

朝潮「ふぐっ、本気で人を怖がらせようとして作られたものが、こんなにも怖いだなんて……」

あかり「あかりはお化け屋敷苦手だけど、京子ちゃんは得意なんだよぉ。お化け役の人を驚かせたりしててね~」

「なら脅かし返してやる~!」ドォン

あかり「ひゃあっ!」

朝潮「ひいいやぁぁぁ~! 左舷、敵艦発見! 突撃する!」

あかり「朝潮ちゃん!? 本物のお化けさんになっちゃうからだめだよぉ!」

文月「はぁ~楽しかった~」

神通「ドキドキしましたね……」

天龍「ふ、ふふふ、この程度、子供だましだな」

白雪「涙と刀をしまってから言ったらどうですか」

蒼龍「そんなに怖かったんですか?」

神通「はい、怖くてもあかり達が前にいるので走って逃げるわけにもいかず……」

三日月「それは地味に辛いですね」

文月「ど~んど~んって、お化けが出て来て~びっくりした~」

天龍「こんな怖さは俺に言わせればまだまだだけどなっ!」

叢雲「負け惜しみにしか聞こえないわよ」

大和「そろそろお昼ですね、あかり達もご飯にする頃でしょうか」

白雪「無駄に高いですよね。さっきから見えるお店のメニューチラッと見たら外の倍以上くらいします」

三日月「自販機も数割増しくらいでしたね」

蒼龍「まあある種の閉鎖空間ですからね。飲食物の需要は高いんですよ」

秋月『あっ、そろそろご飯なんですね。私も後一曲踊ったらそちらへ合流します。運動したのでお腹が減りました』

熊野『自由ですわねあなた』

朝潮「ジェットコースター乗りたかったです」

あかり「身長制限に引っかかっちゃったんだからしょうがないよぉ」

朝潮「身長なんてどうにもならないのに」

あかり「明石さんの大人になる装置をもう一回使わせてもらえばいいんだよぉ」

朝潮「確かに! ってもう戻って装置を使う時間なんてありませんよ!」

あかり「すっかり夕方だもんね~そろそろ帰らないと」

朝潮「そうですね……」

あかり「最後に観覧車乗ろうよぉ」

朝潮「観覧車ですか、わかりました」

あかり「なんか最後は乗らないといけない気がするんだよねぇ」

朝潮「何でですか」

あかり「漫画とかで遊園地でデートするとき最後は乗ってる気がするから」

朝潮「そ、そうですか……」

朝潮(デート、そう、デートじゃないですかこれ! なに遊ぶのに夢中になってるの私のバカ!)

あかり「今度は落ち着いて鎮守府の方を見られるよぉ」

朝潮(逃げ場のない密閉空間、これは確かにデートを終えるには絶好場所なのかもしれません)

朝潮(楽しい時間を過ごして気持ちを通じ合わせた後に、こんな雰囲気になったら距離も近くなろうというもの)

朝潮(仲を深めるにはもってこいの場所なんですね遊園地って。でも私は深められたのかな?)

あかり「あっ、見えたよぉ。こうして遠くから見るといつもとは違うように見えるね」

朝潮「え、ええ」

あかり「プラネタリウムとかあるから変な感じだよぉ。あれが鎮守府だって誰もわからないかもね」

朝潮(手ぐらい繋いで……)

あかり「あっ、あっちには夜景が見える!」スッ

朝潮「あっ……」スカッ

朝潮(くっ、タイミングが……)

あかり「綺麗だね~」

朝潮「はい……」

朝潮(次こそは)

あかり「あそこに見える光の下にはたくさんの人が暮らしてるんだよね」

朝潮「えっ、まあはい。街灯やお店の光もあるでしょうけど」

あかり「あかり、あの光を守ったんだ」

朝潮「……っ」

あかり「たくさんの人の暮らしを守れたんだって思うと、誇らしいよぉ」

朝潮「はい、それは誇ってもいい、いえ、誇るべきことですよ」

あかり「えへへ、今更だけどね~」

朝潮(私は、誇れませんけどね。何も、していないから)

朝潮(司令官は気にするなと言ってくれたけど、まだ心のどこかでしこりが残っている)

朝潮(司令官と同じ誇りを持てないことが、ひどく悔しい)

あかり「朝潮ちゃん今自分は誇れない~とか思ってるでしょ」

朝潮「なっ、なんでわかるんですか?」

あかり「朝潮ちゃんがそういう子なの知ってるもん」

朝潮「事実、私は何もできませんでしたから」

あかり「それはそうかもしれないね」

朝潮「私は本当はこんなところで遊んでいていいようなものでは」

あかり「でも、あかりだって昔はただの中学生だったけど、遊園地で遊んだことあったんだよぉ?」

あかり「誰かを守るとかそんなこともできてないけど、遊んでたんだよぉ。それは悪いことだったのかな?」

朝潮「それは、司令官は普通の人間だから。私は艦娘で……」

あかり「あのね、朝潮ちゃん。誇りは1つだけじゃないよぉ」

朝潮「えっ」

あかり「軍人さんとしての誇りは一緒にならなかったかもしれないけど、あかりの誇りはそれだけじゃないよぉ」

あかり「女の子としての誇りとか、ごらく部としての誇りとか、他にもいっぱい色んな誇りを持ってる」

あかり「朝潮ちゃんだって、軍人さんとしての誇りは持てないかもしれないけど他にも色んなの持てるんだよぉ」

朝潮「……」

あかり「それじゃあだめ?」

朝潮「軍属としての誇りは私の大部分を占めます。それが持てない事にはすごく引け目を感じてしまいます」

朝潮「それでもあなたと前を向いていくと決めました。今の私にできることをして、なくした誇りを補えるだけのものを手に入れようと」

あかり「朝潮ちゃん!」

朝潮「今の私にはそれができるんです。艦娘だから、ただの兵器じゃない。戦うこと以外に誇りを見出すことができる」

あかり「そうだよ、艦娘はただの兵器じゃないんだから。なんだってできるよぉ」

朝潮(そうだ、私は艦娘。普通の人間ではないけれど、普通の人間と同じことができて、同じものを感じられるんだ)

朝潮(あの光を守るために戦えた方々への引け目は以前あります)

朝潮(それでも決して引けないものがある)

朝潮(それは、私の最も大事な想い……)

朝潮「司令官……」

あかり「……」

朝潮「司令官、私、司令官を、愛していること誇りに思ってもいいですか?」

朝潮(はっ、私は雰囲気に乗せられて何を!?)

あかり「うん……」

朝潮「えっ、ええっ? いいんですか?」

あかり「うん……」

朝潮(あ、愛してることを誇りに思っていいというお許しが出たということは、そういうことですよね!)

朝潮(こんな雰囲気で、それは、愛しちゃっていいってことで!)

朝潮「じゃ、じゃあ、あの司令官、誇りを持って私、愛情表現を……ん?」

あかり「うぅん、ふぅん……」

朝潮「……こんな状況でよく寝られますね。いくらはしゃぎ疲れたからって」

朝潮「いつか、司令官も私への愛に誇りを持ってくださいね」

朝潮「同じ誇り、同じ思いになれたなら、私の引け目もなくなると思いますから」

朝潮「よいしょっと」

あかり「ぐ~」

朝潮「これは鎮守府まで背負って帰らなきゃだめですかね」

朝潮「身長差がさほどないからちょっと目立っちゃうかな。よいしょ、よいしょ」

熊野「ああっちょっともう一周お願いできませんこと?」

「順番を待っているお客様がいらっしゃいますので申し訳ございませんが並びなおしていただきます」

大和「く、熊野さん静かにしてください!」

熊野「大和さんこそ!」

朝潮「えっ? 熊野さんと大和さん?」

文月「あたしもいるよ~」

朝潮「文月さんまで? あっ、後ろの観覧車に乗ってるのって蒼龍さん!?」

朝潮「これは一体どういうことですか?」

熊野「え、ええ~っとこれはその~、ベアから各自へ、各々の判断にて撤退せよ!」ダッ

朝潮「あっ、こら待ちなさい!」

大和「すいませんでした~!」

文月「逃げろ~!」

朝潮「ずっとでばがめしてたんですか!? お化け屋敷の中まで来てないでしょうね!?」

文月「行ったよ~」

朝潮「~~~っ! もう許しませんから~!」

文月「天龍と神通も一緒だったよ~」

朝潮「何ですって!?」

天龍「お、おい、出待ちは卑怯だろ!」

朝潮「問答無用です!」

神通「ひい~!」

朝潮(その後鬼ごっこは閉園時間まで続き、私達は揃って園のスタッフに怒られることになりました)

朝潮(秋月さん以外みんなこの鎮守府の古参だったこともあり、私の感じる引け目が弱まったことは言うまでもありません)

長くなりましたが今回はここまでです

休みがちになった補填をしようと思ったら想像以上に長くなってしまいました

開始します
本編の続きからです

葛城「今日は何も仕事した気がしないんだけど」

あかり「いつもそんな感じですよぉ」

葛城「いつもじゃだめじゃないの」

あかり「それだけ世界が平和になったってことですよぉ」

葛城「それは喜ばしいことだけどさ。まあ死ぬほど忙しいよりはマシだからいいんだけど」

あかり「のんびりするのが一番ですよぉ」

葛城「のんびりしすぎもどうかと思うけどね」

あかり「何はともあれ今日はお疲れ様でしたよぉ」

葛城「私は全然疲れてないわよ。あなたこそ副作用とかで面倒みててお疲れでしょ?」

あかり「疲れたのはあかりよりあめを食べたみんなの方ですから」

葛城「そこは謙遜するのね。とりあえずお疲れ様、明日の秘書艦決めて終わりだっけ?」

あかり「その前に葛城さんに秘書艦のごほうびですよぉ」

葛城「何もしてないのに?」

あかり「何もしてなくはないじゃないですか。少しは書類を片付けてくれましたよぉ」

葛城「それだけでごほうびって言うのも気が引けるというか」

あかり「引かなくていいんですよぉ。何がいいですか?」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

葛城「そんな大層なことされるわけにもいかないし、頭をなでてくれるだけでいいわ」

あかり「引かなくていいって言ってるのに」

葛城「そっ、じゃあとびっきりの艦載機を用意してもらうわね。震電改と~」

あかり「頭なでてあげるので我慢してください!」

葛城「そうそう素直が1番」

あかり「もう艦載機あったってどうにもならないのに」

葛城「装備してるだけで満足できるわ。それに眺めて楽しめるし」

あかり「瑞鳳ちゃんと気が合いそうですね」

葛城「瑞鳳先輩も好きなのね艦載機が。私は持ってないからなぁ」

あかり「葛城さん、ちょっとしゃがんでください。届かないですよぉ」

葛城「ん~? 背伸びすれば届くでしょ」

あかり「葛城さんは背が高いからキツいですよぉ~」

葛城「背が高いのに胸は小さいねって?」

あかり「誰もそんなこと言ってませんよぉ! ん~!」

葛城(なんか、必死で頭なでようとしてるのちょっと可愛いかも)

葛城「私が椅子に座ればなでられるでしょ?」

あかり「あっ、はい! どうぞ!」

葛城「よいしょっと。提督の椅子に座るなんていくらあなたのでも恐れ多いわ」

あかり「みんな割りと座ってますけどね」

葛城「本当、軍隊の体をなしてないわね」

あかり「今はもう軍隊っぽさより普通の人っぽさが重要になってくる状況ですから!」

葛城「元からこうだったんでしょう?」

あかり「元からこうでしたけど」

葛城「世が世なら軍法会議すっ飛ばして銃殺刑ものね」

あかり「世が世じゃありませんから」

葛城「まあね」

あかり「じゃあなでますね」ナデナデ

葛城「ん、ふぅん、頭なでられるのってこんな感じなんだ。悪くはないかな」

葛城(世が世じゃない、私の生きていた時代じゃないこの世界は、それこそ私にとっても別世界みたいに感じられた)

葛城(この時代で私に何ができるかわからないけど、なんとかなるよね)

葛城(今度は瑞鶴先輩だけじゃなくてたくさんの先輩から学ぶことができるし、そんな先輩達が慕う提督もいてくれるんだから)

葛城「そろそろいいわ」

あかり「もういいんですか?」

葛城「ずっとなでられてると気恥ずかしいのよ、それもあなたみたいな子供に」

あかり「ええ~子供だけど提督ですよぉ」

葛城「それは認めるけど、なでてるときはどう見てもただの女の子だったもの」

あかり「なでられるの初めてみたいでしたけど、嫌だったんですか?」

葛城「いやじゃないわ。だけどよくわかんないけど、なんかこうはずかしくなってくるの!」

あかり「あかりはずっとなでられてても平気ですよぉ」

葛城「それは子供だから! 大人はなでなでする側なんだから」

あかり「なら今度はあかりが葛城さんになでなでしてもらえるようにがんばりますね!」

葛城「そ、そう、私に何かしてくれるならうれしいけど」

あかり「なでなでします!」

葛城「それははずかしいって言ってるでしょうが!」

あかり「えへへ、冗談ですよぉ。それじゃあ明日の秘書艦を決めて終わりにしましょう」

↓1 明日の秘書艦(>>143の☆のついてない艦娘)

あかり「若葉ちゃんにお願いしますよぉ」

葛城「若葉ね、伝えておくわ」

あかり「お願いします。おやすみなさい葛城さん」

葛城「うん、おやすみなさい提督」

葛城「子供らしくて可愛い子。瑞鶴先輩ああいう子が好きなのかなぁ」

葛城「私ももっと後輩っぽい守りたい系みたいなのになった方がいい?」



あかり「せっかく秘書艦だったけど今日はあんまりお話できなかったよぉ」

あかり「葛城さんとは今までもあんまりお話できてないし、またゆっくりお話しする機会を取りたいよぉ」

あかり「いつにするかは今すぐには決められないね。これからは何しようかなぁ」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>143
3 執務
4 散歩
5 バー

あかり「春雨ちゃん、起きてる?」

春雨「司令官? 起きていますよ」

あかり「入ってもいい?」

春雨「もちろんです、どうぞ」

あかり「お邪魔します~もう寝るところだった?」

春雨「布団には入ろうと思っていたところです」

あかり「いいタイミングだったね。春雨ちゃんは寝るときって」

↓1

1  普通のパジャマ
2  ベビードール
3  ネグリジェ
4  浴衣
5  ガウン
6  着ぐるみパジャマ
7  着ない派
8  普段の服
9  ジャージ
10 下着
11 その他自由に

あかり「着ぐるみパジャマなんだね」

春雨「子供っぽかったでしょうか?」

あかり「子供っぽくても可愛いよぉ。髪の毛と同じ、ピンク色の羊さん?」

春雨「普通の羊の毛は白いと思いますけどね」

あかり「ピンクでも可愛いよぉ。杉浦先輩も確か羊さんの着ぐるみパジャマだったと思うよぉ」

春雨「杉浦司令官が。お話を聞く限りでは着ぐるみパジャマなど着るような方ではないと思っていましたけど」

あかり「あかりもそうかもって思ったけど、すごく似合ってたんだよぉ」

春雨「どのような方なのか会ってみたいですね」

あかり「そうだね、そろそろまたみんなで1回集まりたいよぉ」

春雨「司令官のお友達、どのような方々なのか楽しみです」

あかり「みんな素敵な人だよぉ。きっと春雨ちゃんもすぐに仲良くなれるからね」

あかり「羊さんみたいに毛がもこもこしてるね、気持ちいいよぉ」ダキッ

春雨「し、司令官、犬も毛皮でもこもこしていますから!」

あかり「羊さんにはかなわないよぉ。もこもこ~」

春雨「顔をうずめるのはなしですよ~!」

あかり「あかりにもこれだけ毛皮があれば寒くないのにね」

春雨「夏は暑いですよ」

あかり「じゃあ夏は羊さんみたいに毛を狩ってもらうよぉ」

春雨「し、司令官が毛を狩られた羊みたいに……」

あかり「もぉ、変なこと考えちゃだめだよぉ!」

春雨「す、すいません」

春雨(毛狩り……人間でいうとどんなふうになるのかな)

春雨『毛刈りの時間ですよ~』

あかり(羊のパジャマ着てる)『メェ~』ダッ

春雨『こら、逃げてはだめですよ。ちゃんと刈ってすっきりしましょうね~』ガシッ

あかり『メェ~!』

春雨『大人しくしてたらすぐに終わりますからね~』ビリビリ

あかり『メェ~!』バタバタ

春雨『もう、そんなに抵抗しても無駄なんですからね』ガバッ

あかり『メ、メェ~!』

春雨『ふふん、こうやってのしかかってしまえばもう抵抗できませんね』ビリビリ

あかり『メェ~……』

春雨『細かいところまでしっかり刈り上げないと』スリスリ

あかり『メェ~っ……!』

春雨『よぉし、これで終わり。綺麗に丸裸になりましたね』

あかり『めぇ……』

春雨『うん? どうしたんですか? あっ……もう、しょうがない子ですね』

春雨『ふふっ、毛刈りのついでに乳搾りもしておきましょうか……』

春雨(わぁ~! 私何を考えているの!?)ブンブン

あかり「どうしたの春雨ちゃん、いきなり頭を振ったりして」

春雨「な、なんでもないです! ちょっと電気羊の夢を見ていただけです!」

あかり「よくわからないけど改造で疲れてるのかな?」

春雨「いえむしろ元気になってますよ! なんなら今からでもプールの水を全部春雨スープに変えたっていいくらいです!」

あかり「やっぱり疲れてるみたいだね、もう寝よう。電気消すね」

春雨「あっ、ちょっ、はい……」

春雨(まだあめのときの感覚が残ってるのかしら。早く忘れないといけないのに)

春雨(忘れられない、あんな鮮烈な快感なんて。司令官にはしたないことしてしまったことも合わせて、一生記憶に残ってしまう)

春雨(初めてがあんなに強烈だったら、後が続かないかもしれなくてなんとか耐えたのに)

あかり「しっかり寝て疲れを取ろうね春雨ちゃん」

春雨「はい、司令官。おやすみなさい」

春雨(すいません司令官、お休みになられたら少しだけ、ほんの少しだけお手を拝借させてください)

春雨(あの経験を経てなお、私の体が満足できるのか確かめさせてください……)



春雨「んっ……はんっ……よかった、私、ちゃんと、ぁっ、気持ち、いいっ……」

春雨「これで、はぁっ……私、いつでも、毛刈り、されりゅ準備できた……司令官、しれいかぁんっ……」

今回はここまでです

ピンクの動物で思いついたのはブタでしたがさすがにそれはどうかと思ったので羊になりました
これで春雨の好感度も100になったので夕立、山雲、春雨の順にイベントです

開始します

若葉「若葉だ」

あかり「あっ、おはよう若葉ちゃん」

若葉「おはよう」

あかり「今日は秘書艦よろしくね」

若葉「ああ、若葉に任せておけ」

あかり「そんなにすることはないけどね」

若葉「ボーっとしているよりはマシだ。暇なのは案外辛い」

あかり「でも忙しいのは忙しいので辛いんだよねぇ」

若葉「難儀だ」

あかり「ほどほどにやることがあるのがいいんだよぉ」

若葉「あるのか?」

あかり「ん~まあ、ちょこっと?」

若葉「暇の辛みは悪くなくない」

あかり「なら京子ちゃんに連絡する仕事があげるよぉ」

若葉「歳納提督に?」

あかり「またうちに集まろうって」

若葉「新顔も増えたし紹介も兼ねてか」

あかり「そうだね。久しぶりにみんなに会いたいし」

若葉「わかった、じゃあ伝令室に行って来る」

あかり「うん、お願いね若葉ちゃん」

あかり「他の鎮守府ではどういう過ごし方してるのか聞いて、やることがないって困ってるみんなの参考になればいいなぁ」

あかり「さてと、それじゃああかりは何をしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>143)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「若葉ちゃんに仕事をお願いしたのにあかりだけ遊んでるわけにもいかないね」

あかり「何もなくても書類は溜まっていくよぉ、執務をしよう」

あかり「前はちょっと執務しないとすぐに机が見えなくなっちゃってたのに、今はそんなになることはないよね」

あかり「これも平和になった証かな」

あかり「でもちょっと積み上げられすぎてて手が出しにくいよぉ。崩さないように慎重に……取れた!」

あかり「ええっと、これは何の書類かな?」

↓1

1 施設増築の嘆願書
2 酒保充実の嘆願書
3 他の提督からの近況報告
4 近所のお店のチラシ

あかり「ん? ご注文は焼きたてパンですか? ベーカリートホ、新装開店」

あかり「これパン屋さんのチラシだよぉ、妖精さんこれは書類と一緒にしちゃだめなやつだよぉ」

あかり「でもおいしそうだよぉ。ちょうど今日がオープンの日だし行ってみようかなぁ」

若葉「今戻った」

あかり「お帰りなさい若葉ちゃん」

若葉「歳納提督だけでも明日明後日くらいに来ると言っていた。みんなに声もかけるとも言っていたが」

あかり「急だもんね、京子ちゃんだけでも来てくれるならうれしいよぉ」

若葉「で、若葉が仕事してる間にのんびりチラシを読んでいたのか」

あかり「書類に紛れてたんだよぉ!」

若葉「まったく、妖精も仕事が雑になっているな」

あかり「昨日いっぱい働いてもらったから疲れちゃってたのかもしれないよぉ」

若葉「パン屋か、すぐ近くだな」

あかり「うん。ちょうど今日オープンみたいだから行ってみようかなって思ってるんだけど、若葉ちゃんも一緒に行こうよ」

若葉「若葉もか?」

あかり「だってほら、こんなにおいしそうなんだよぉ? 大和さん達だって料理は上手だけど、パンを焼くのはまた別なことだしね」

若葉「大和達ならパンも焼けそうだが、でも本職の味も知っておきたい」

あかり「でしょ? じゃあお昼にでも一緒に行こうね」

若葉「ああ、そうしよう。雑とか言って悪かったな妖精、ありがとう」

あかり「えっ?」

若葉「別に、なんでもない」

若葉「それにしても、鎮守府にまでチラシが来るんだな」

あかり「妖精さんが貰ってきたのかもしれないね」

若葉「妖精は勝手に出回ってるのか」

あかり「前に夜歩いてたら山から帰ってきた妖精さんに会ったし、たぶん普通にお散歩してたりするんじゃないかなぁ」

若葉「歩く軍事機密みたいなものなのにいいのか?」

あかり「きっと妖精さんも自分で身を守ることくらいできるよぉ」

若葉「下手をすれば若葉達の艤装より強力な武器を携行してるかもしれない」

あかり「それはないと思うよぉ、たぶん」

若葉「たぶんか」

あかり「絶対と言い切れないのが妖精さんのすごいところだよぉ」

若葉「つくづく味方でよかったと思う。そもそも味方じゃなきゃ若葉達はここにはいないけど」

あかり「妖精さんも大事な仲間だよぉ。おいしそうなパン買って分けてあげよう」

若葉「それがいい」

あかり「昨日のお礼もあるしね。さってと、そろそろ執務も終わりにするよぉ」

若葉「次は何をするんだ?」

あかり「次はね~」

↓1

1 艦娘との交流(>>143)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「五月雨ちゃん」

五月雨「提督、どうもおはようございます」

あかり「おはよう。来て早々改造してってちょっと目まぐるしかったけどどう?」

五月雨「来て早々出撃に駆りだされるよりは落ち着いていたと思いますよ」

あかり「それは当たり前だよぉ」

五月雨「あはは」

五月雨(精神的には早々の出撃よりも鮮烈な記憶が残ってしまいましたが)

あかり「みんないい子ばかりだからすぐに仲良くなれると思うよぉ」

五月雨「はい、早めに打ち解けられるように精進します!」

あかり「うん、その意気なら大丈夫だね」

五月雨「私の様子を確認しに来てくださったんでしょうか?」

あかり「それと仲良くなりに来たんだよぉ。お話させてもらってもいい?」

五月雨「もちろんですよ、話したいことはたくさんありますから」

あかり「それじゃあ先ずはどうしようか」

↓1

1 改になった証をどうするか
2 姉妹について
3 五月雨がドジっ子だという話
4 その他自由に

五月雨「あっ、私ったら提督をお迎えするのにお茶の1つも出さないで」

あかり「お気づかなくだよぉ」

五月雨「いえ、礼儀正しくするのは大切なことですので。礼儀を正せば精神も正せます」

あかり「五月雨ちゃんも真面目な子なんだね」

五月雨「これでも艦娘なので! それでは今お茶を、わっ、とぁっ!」グラッ

あかり「どうしたの? 立ちくらみ?」

五月雨「い、いえ、少しバランスを崩してしまっただけです」

あかり「一気に練度が上がって改造までしたからかなぁ」

五月雨「ただ少し失敗してしまっただけです、安心してください!」

あかり「それならよかった」

五月雨「それでは少し待っていてくださいね、お茶淹れて来ます」

あかり「うん、お願いね」

あかり(なんだかごらく部を思い出すよぉ。ちなつちゃん元気にしてるかなぁ)

五月雨「お待たせしました!」

あかり「待ってました~」

五月雨「電気ケトルというの便利ですね。あんなにすぐにお湯が沸くなんて」

あかり「1人暮らしするときあると楽だって結衣ちゃんが言ってたよぉ」

五月雨「火を使わないので安全ですしね。どうぞ、冷めないうちに」

あかり「わぁ~ありがとう、って、あつっ!?」

五月雨「えっ!? あ、ああっ! 沸騰したてのをそのまま淹れたから!」

あかり「これじゃ少し冷まさないと飲めないね」

五月雨「も、申し訳ありません! 氷持ってきます!」

あかり「氷で冷ましたら少し味が薄くなっちゃうよぉ」

五月雨「多少薄くとも、あ、あれ? 既に色が薄い、あっ、早く持ってこなきゃってすぐに注いだから!」

あかり「出涸らしのお茶っ葉じゃなきゃすぐに淹れてもおいしいよぉ」

五月雨「うぅ、この色を見るに涸れてはなくとも使いかけの様子です。提督になんてものお出しして……」

あかり「あかり苦いのは苦手だからちょっとくらい薄いほうが好きだよぉ」

五月雨「うぅ、すいません。ふ~ふ~して冷ましますので。あっ、せっかく茶柱が立ってたのに沈んで!」

あかり「2人で見てるからもう意味ないよぉ」

五月雨「うぐぅ、そうでした。重ね重ねすいません……」

五月雨「はぁ……やってしまった」

あかり「元気出して、お茶おいしかったよぉ」

五月雨「それは私の腕前ではなく茶葉の味です。あぁ……こんなんじゃいけないのに」

あかり「あかりも慌てたときはすぐに落ち着けなくて、ミスを重ねちゃうときとかよくあるよぉ」

あかり(花子ちゃんのときのことは本当にはずかしかったよぉ)

五月雨「ドジっ子の艦娘だなんて、危なっかしいですよね」

あかり「もう戦うこともないから普通のドジっ子と変わらないよぉ」

五月雨「ドジっ子は普通じゃないですよ。なるべく慌てないように気をつけてるのになぁ」

あかり「精神を正す云々も気をつけてる証拠だったんだね」

五月雨「作戦中にとんでもないミスを犯して皆さんを危険に晒すことはないとはいえ、ドジばかり踏んでいては仲良くなる道も遠くなります」

五月雨「やはりドジの矯正が必要です! ドジっ子と呼ばれないようになるまで、私がんばります!」ガッ

あかり「あっ、おぼんが」

五月雨「床に置きっぱなし、に、するじゃなかった~!」バタッ

あかり「これはちょっと時間がかかりそうだね」

今回はここまでです
次は若葉とパン屋さんに行くところからはじめます

執務をしていると鎮守府だけじゃなくて周辺地域まで発展していきそうですね

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(○の付いた艦娘は好感度100、☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆   伊良湖   大鯨
山城☆   名取☆   北方棲姫☆
○蒼龍   間宮    霧島 
○加賀☆ ○山雲   ○足柄☆
若葉☆   ○叢雲   ○白雪
○扶桑   Bep    ○ビス子☆
筑摩     ○大和☆ 長門
○千歳☆ ○熊野   ○古鷹
○金剛☆ 鳳翔    谷風  
球磨    酒匂    天龍  
○神通   那珂☆   武蔵
雲龍     ○文月   ○三日月☆
伊168    浦風    伊58
卯月     愛宕    川内
陽炎     ○瑞鳳☆ ○朝潮☆ 
吹雪     島風    ○大鳳☆
舞風☆   ○浜風☆ 明石☆ 
○夕立   ○千代田 ○瑞鶴☆

○秋月☆  離島棲鬼 戦艦棲姫         
○春雨☆  葛城☆   駆逐棲姫☆
如月     五月雨

若葉「五月雨はそそっかしいのか」

あかり「慌てると失敗しちゃうみたいだよぉ」

若葉「平常心を心がければ問題ない」

あかり「若葉ちゃんはあんまり慌てることなさそうだよね」

若葉「若葉はめったなことでは慌てないからな」

あかり「あかりもそれくらい冷静になりたいよぉ」

若葉「提督には無理だよ」

あかり「あかりだって冷静になれるときはなれるよぉ!」

若葉「提督が冷静なのは似合わない。ちょっとしたことで慌ててる方がらしいよ」

あかり「そんなに慌ててるかなぁ?」

若葉「慌ててる。部隊を指揮する司令官としては致命的だが、若葉はそういう提督が好きだ」

あかり「致命的な司令官が好きなの? 刺激を求めてるからな?」

若葉「今の提督は役職ではなく特定の人物を表す言葉で」

あかり「わかりにくいよぉ」

若葉「だ、だから、若葉は、あか……そういう君が好きだって言ったんだよ」

あかり「なるほど、そうだったんだ。ありがとう、若葉ちゃん!」

若葉「ど、どういたしまして」

あかり「人に好きって言うのはめったじゃないことだったんだね」

若葉「て、提督ほど気楽に生きてないからな」

あかり「えへへ、はずかしがりながらでも言ってくれるのはうれしいよぉ」

若葉「むぅ、平常心が……」

あかり「お昼にパン屋さん行く約束だったね」

若葉「ああ、チラシにクーポンがついてた」

あかり「菓子パン1品5パーセント引きだって! これは得したね!」

若葉「パンなんてせいぜい高くても300円くらいだから、5パーセントでも15円引きだぞ」

あかり「たかが15円、されど15円だよぉ」

若葉「そこまで困窮してるわけでもないのに」

あかり「贅沢を覚えると帰った後が辛いからね!」

若葉「もう大和に十分覚えさせられていると思うが」

あかり「大和さんなら節約料理でもきっとすごくおいしいの作ってくれるよぉ!」

若葉「大和、強く生きろ」

あかり「それじゃ行こ!」

若葉「ああ」

あかり「海鳥さんにパン屑あげたら懐いてくれるかなぁ?」

若葉「飼うつもりもない野生動物を餌付けするのはよくない」

あかり「海鳥さんって飼うの許可必要だったりするのかな?」

若葉「どうだろう、なんとなく必要そうな気がするけど」

あかり「じゃあ飼えないね」

若葉「鳥なんか飼ってオスカーが襲われたら大変だからな」

あかり「猫さんはパン食べるのかなぁ」

若葉「食べはするだろうけど、体にはよくなさそうだな」

あかり「人間用だもんね」

若葉「きっと猫にとっては菓子パンよりキャットフードの方がおいしいんだよ」

あかり「好みの問題だねぇ」

若葉「好みとはまた違うと思うけど」

あかり「あっ、見えたよぉ」

若葉「中々素朴な見た目でいいんじゃないか」

あかり「あの煙突とかパン屋さんって感じでいいね!」

若葉「竈を使ってるのか。今時珍しい、のか?」

あかり「少なくともあかりのうちにはないよぉ」

若葉「設備が本格であれば、味も本格であることにならないが」

あかり「食べてみればわかるよぉ」

若葉「そうだな。入るか」

あかり「うん!」

あかり「すごいいい香りだねぇ」

若葉「焼きたてのパンのにおい。お腹が減るな」

あかり「どれもおいしそうだよぉ」

若葉「あぁ、どれにしようか?」

あかり「えっとね~、バターロールにフランスパンにウィンナーロール、あとはサンドイッチとか~」

若葉「そんなにたくさん買うのか?」

あかり「妖精さんとかみんなにも分けてあげないと」

若葉「あぁ、確かにそんなことを言ってたか」

あかり「それにどれもおいしそうで全部買っちゃいたいくらいだよぉ」

若葉「それはさすがに食べきれないからだめだ」

あかり「クーポンがあるんだから菓子パンも買わないと! どれにしようかなぁ、チョココロネおいしそうだよぉ。でもメロンパンもいいなぁ」

あかり「あっ、若葉ちゃんも好きなの選んで買っていいからね」

若葉「若葉は提督に任せる」

あかり「ええ~、せっかく来たんだから若葉ちゃんも選ぼうよぉ」

若葉「む、そ、そうか、じゃあ若葉も何か見繕おう」

若葉(とはいえパンなんてたまに出る食パンやあんぱんくらいしか食べたことないのに。いや、一応ケーキもパンの一種なのか?)

若葉(昼食にケーキはないし、どれがいいんだろう?)

若葉(腹にたまりそうなのは、あの大きいフランスパンだが。あの量を食べきれるか? 半分でも十分大きいぞ)

若葉(カレーパンか。カレーは食べなれてるしこれにしようか? いや、せっかくだし食べなれてないものに)

若葉(このパンはブルーベリージャムが入ってるのか。おいしそう、だが子供っぽくないかな?)チラッ

あかり「これだけ大きかったら妖精さん達のお布団にできそうだよぉ」

若葉(あまりはしゃいでる姿は見られたくないし、やはり冒険するのはやめるか)

若葉「若葉はこれでいい」

あかり「ん、食パン? それでいいの?」

若葉「ああ。食べなれてるからな」

あかり「せっかくだから食べなれてないのを食べればいいのに」

若葉「平常心を保つには平常通りにするのが1番だ」

あかり「若葉ちゃんらしいけどね。スーパーとかで売ってる食パンよりきっとおいしいだろうし、これにしよっか」

若葉(またこっそり来ようかな。でも、あの茶髪の高校生くらいの女の店員が熱い視線で私と提督を見ているのが気になるな)

若葉(妹がどうのって聞こえるけど、なんなんだろうか)

あかり「あの店員さん綺麗だったね」

若葉「確かに綺麗ではあった」

あかり「声がどこか那珂ちゃんに似てたよぉ」

若葉「言われてみればそうかもしれん」

あかり「あと長門さんにも」

若葉「それは那珂と長門が似てるということにならないか?」

あかり「実際似てるよぉ」

若葉「似てるが、本人のイメージが違いすぎてな。長門はいつも低めで、那珂は高いからわかりづらいのもある」

あかり「長門さんが那珂ちゃんみたいに喋ったらきっと声だけだとわからないよね」

若葉「絶対ありえないけどな」

あかり「艦隊のアイドル、ながちゃんで~す、きゃはっ!」

若葉「長門がそんなことしてたら迷わずドックに曳航して頭を沈める」

あかり「はい妖精さん、パン買って来たよぉ」

妖精(お茶)「わざわざ買ってきてくださったんですか?」

あかり「昨日いっぱい働いてもらったからね」

妖精(お茶)「そんな、いいのに。すいません」

あかり「妖精さん達も大切な仲間だから、元気にしてもらわないとね」

妖精(お茶)「お心遣い痛み入ります」

若葉「たくさんあるから好きなのを選んでいいぞ」

妖精(お茶)「私たちの体であれば2,3個で全員分にはなりますよ」

あかり「こんなおっきいのもあるんだよぉ」

妖精(お茶)「わぁっ! こんな山みたいなの、これだけで1日の食事がまかなえますよ!」

若葉「妖精サイズだと山に見えるんだな」

妖精(お茶)「すごくふかふかです。防腐加工して食べられる布団にしましょうか」

若葉「防腐加工して食べられるのか」

あかり「妖精さんだったらお菓子の家も簡単に作れちゃいそうだよぉ」

妖精(お茶)「おいしいです~」パクパク

あかり「よかった、買ってきたかいがあったよぉ」

妖精「……♪」パクパク

あかり「ふふっ、パンを食べてる妖精さんも可愛いよぉ」

妖精(猫吊るし)「チラシをあそこに置いておけば必ず買ってきてくれると信じてましたよ。思ったとおりでよかったです」パクパク

若葉「あそこに1匹可愛くないのがいるんだが」

あかり「妖精さんわざと置いてったんだね。まああのパン屋さんのこと知ることができたんだから感謝しないと」

若葉「まったく。若葉達も食べるか」

あかり「うん、そうしよう」

若葉「若葉の食パンは、あった」

あかり「あかりはこれを食べるよぉ」

若葉「提督も食パン?」

あかり「あかりのはただの食パンじゃないよぉ。上に目玉焼きが乗ってる!」

若葉「食パンの上に目玉焼きを」

あかり「マヨネーズも使ってるみたいで、すっごくおいしそうだよぉ」

妖精(猫吊るし)「ちょっとカロリー高そうですけどね」

あかり「それは言っちゃだめだから!」

若葉「……」

あかり「若葉ちゃんもいる?」

若葉「いや、いい。素の食パンもおいしい」

あかり「そう? それじゃあいただきま~す」

若葉「いただきます」

若葉(ん、これは確かにそこらで売ってる食パンよりも断然にうまい)

若葉(すごくやわかで、しっとりとした舌触りのいい味だ。うまい、うまいけど)

あかり「ん~、おいしいよぉ!」

若葉(……若葉の舌もずいぶんと肥やされたものだな)

あかり「ん? やっぱりほしいの?」

若葉「……いや」

あかり(もう、若葉ちゃんったら。あっ、そうだ)

あかり「若葉ちゃん、あかりやっぱりカロリー気になるから半分食べて」

若葉「えっ?」

あかり「お腹結構気にしてるんだよぉ」

若葉「出てないと思うけど、き、気になるというならしょうがないな」

あかり「ふふっ、それじゃ半分こだよぉ。よいしょっ、あっ!」デロォ

若葉「うわっ、半熟だったのか! 黄身が!」

妖精(猫吊るし)「バターロールにトッピングです!」サッ

あかり「ありがとう妖精さん!」

若葉「礼を言う前にパンを! まだ垂れてる」

あかり「ああっ! えっと、はい若葉ちゃん!」

若葉「お、あ、先ずはこの黄身をなんとか、食べてしまわないと!」

若葉(くっ、少々見苦しいが、垂らして待ち受けるしかないな)

若葉「あ~ん」デロォ

あかり「わぁ~」

若葉「じ、じろじろ見ないで」

あかり「あぁ、ごめんね。若葉ちゃんがそんなふうにしてるの珍しくて」

若葉「だ、誰だって大口開けてるのは珍しいだろう」

あかり「でも口元に黄身がついちゃってるし、本当にレアな光景だと思うよぉ」

若葉「み、見世物じゃない! それより自分のをどうにかしないか!」

あかり「あかりのはもう止まったよぉ」

若葉「むぅ、さっき垂れたのはそっちか」

あかり「食べ終わったら顔拭いてあげるね」

若葉「じ、自分でできるからいい!」

あかり「あかりが食べてってお願いしてなったんだから、あかりがするよぉ」

若葉「ま、まあ、提督がそう言うなら」

妖精(猫吊るし)「食パンで拭いたら玉子つけて食べられるので一石二鳥ですよ」

あかり「頭いいね妖精さん」

若葉「やめろ!」

若葉(冒険するのはやめようと思ったのに、結局こんなことになるのか)

若葉(だが、それもまた悪くないかな)

今回はここまでです

スーパー内に出してるパン屋くらいしか行ったことがないですがそこでも十分おいしいなと思います
ちゃんとした店だとどれくらいおいしくてどれくらいお金がかかるんでしょうかね

>>334
自分でもそろそろ見づらくなったので変えようかなと思っていたところでした
好感度100とそれ以外とで分けるとかした方がいいですかね

ここまで続いてるとこであれなんだけどそろそろキャラ追加だけでも終わりにしないと収集つかなくなりそう

>>348
一応EDを迎えた後はかなり新艦娘は制限してる(と言っても結構増えましたが)し
好感度上昇率を上げてるのでいつかは終わると思いますたぶん

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  名取☆  北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
卯月    葛城☆  駆逐棲姫☆     
陽炎    如月    五月雨  
吹雪        

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆

若葉「口の中が玉子味でいっぱいだ」

あかり「黄身だけ食べればそうなるよぉ」

若葉「でもおいしかった」

あかり「うん! 食パン自体もおいしかったし玉子もいいのを使ってるんだよぉ」

若葉「また食べたいな」

あかり「すぐ近くだしいつでもいけるよぉ」

若葉「また行こう。今度は他のパンを食べる」

あかり「目指せ全種類制覇だよぉ」

若葉「そこまで通い詰めることはないと思う」

あかり「さてと、お昼も食べたしこれからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>350-351の五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「ご飯食べたしちょっとお外に出てくるよぉ」

若葉「また外に出るのか?」

あかり「腹ごなしの運動っていうやつだよぉ」

若葉「まあそれもいいだろう。1人で行くのか?」

あかり「どうしようかなぁ」

↓1 1人で行くor>>350-351から五月雨以外3人まで)

あかり「春雨ちゃん、わるさめちゃん一緒にお外行こう!」

春雨「お出かけですか?」

駆逐棲姫「また、私達?」

あかり「せっかく義肢つけて歩けるようになったんだしね?」

駆逐棲姫「……それなら私だけでいい」

春雨「ああっ、ずるいよわるさめちゃん! 私だって司令官とお出かけしたいんだから!」

駆逐棲姫「春雨は春雨で行けばいい」

あかり「お出かけは人数が多い方が楽しいよぉ」

春雨「そうだよ、抜け駆けはだめ」

駆逐棲姫「むぅ……」

あかり「ふふっ、もうすっかり仲良しさんだよぉ」

駆逐棲姫「どこに行く?」

あかり「どこに行くかは決めてないよぉ。あかりはその辺りをお散歩するだけでもいいんだけど」

春雨「そうだ! 近所にパン屋さんができたみたいなので、そこに行ってみませんか?」

あかり「ごめんね、さっき若葉ちゃんと一緒にそこで買って来た食べちゃった」

春雨「司令官、耳が早いですね」

あかり「妖精さんがチラシを書類に紛れさせてたからね」

駆逐棲姫「散歩、なら私は海岸まで行きたい」

あかり「海岸でどうするのぉ?」

駆逐棲姫「海に入れるか確かめる。艤装と連動させてるとは言っていたけど」

春雨「深海棲艦の艤装解明されていたんですね」

あかり「ほっぽちゃんがいたしね。じゃあ海に行ってみようか?」

駆逐棲姫「他に行きたいところがあれば、そっち優先でいい。いつでも確かめられる」

あかり「春雨ちゃんどこか行きたいところある? あかりは散歩でいいけど」

春雨「私はですね~」

↓1 行くところ

1 このまま散歩
2 海岸
3 コンビニ
4 その他自由に

春雨「コンビニに行っていいですか? お昼まだ食べてなかったのでお腹が空いてて」

あかり「まだお昼食べてなかったの?」

駆逐棲姫「いつもならとっくに食べてる時間」

春雨「あぁ、その、色々あってお部屋に篭っていたらいつの間にか」

あかり「色々って?」

春雨「昨日の夜の反芻とか……いえっ! 色々は色々です!」

あかり「改造のせいで具合悪くなっちゃった?」

駆逐棲姫「顔色は悪くないけど」

春雨「具合が悪ければ外出したりしませんよ。お腹が空いているだけです」

駆逐棲姫「春雨が行きたいところがあるならそっちにする」

あかり「駆逐棲姫ちゃんがいいなら、コンビニに行こっか」

春雨「は、はい。ありがとうございます」

春雨(やはり昨日の私は改造や例のあめでおかしくなっていたとしか思えません)

春雨(寝ている司令官に対して、あ、あんなことを……)

あかり「ん? どうかしたの?」

春雨「あっ、いや、その、昨日はどうも失礼しました」

あかり「昨日のことはもういいよぉ。あめでああなるのはあかりもわかってたんだから」

春雨「で、ですが、あんな顔にしがみつくみたいな格好、足まで……」

あかり「なんだか動物の赤ちゃんみたいで可愛かったよぉ。コアラさんの赤ちゃんなんてあんな感じ抱きついてるよぉ」

春雨「あ、赤ちゃんみたいな……」

春雨(むしろ赤ちゃんにするみたいに、吸わせたい衝動を抑えていたんですけど!)

駆逐棲姫「あめの副作用、そんなにきつい?」

あかり「みんな変になっちゃうくらいだよぉ」

駆逐棲姫「私は食べても効かないみたい」

あかり「ほっぽちゃんにも効かなかったしね。たぶん練度最大なんだよぉ」

駆逐棲姫「練度最大ならケッコンできる」

あかり「ケッコンかぁ」

駆逐棲姫「あかり、私とケッコンする?」

あかり「ええっ!? そんなちょっとコンビニ行く?みたいなノリで聞くことじゃないよぉ!」

駆逐棲姫「ケッコンしたら、私もあめ食べられる」

あかり「あめ食べたいからケッコンするの?」

駆逐棲姫「春雨が我を忘れるほどだから、どんなものなのか試したい」

春雨「わ、我を忘れてはいませんよ! 少なくともあめのときには!」

あかり「それくらい辛いだけなんだよぉ?」

駆逐棲姫「そろそろ本当はどうなってるのか知ってもいいんじゃ」

春雨「だめです! どんなふうになってたかなんて教えられません!」

あかり「ん?」

春雨「そういうのに頼る必要はないんですよ。実践しましたから」

駆逐棲姫「昨日の夜あかりに何した?」

あかり「2人とも、ついたよぉ」

春雨「お、お腹空いたのでお弁当のコーナー見てきます!」

あかり「すごいお腹減ってたんだねぇ」

駆逐棲姫「……ずるいな、私もそういう後押しがほしいのに」

あかり「……?」

駆逐棲姫「私は漫画読んでるから」

あかり「あっ、うん」

駆逐棲姫(静かな気持ち……静か過ぎるのも考え物かな)

春雨(気持ちを静めないと。いつもいやらしいこと考えてるって思われたら軽蔑されちゃう)

あかり「春雨ちゃん、どれ食べるのぉ?」

春雨「えっとですね。あっ、スープ春雨がありますよ」

あかり「そっちが気になっちゃうんだね」

春雨「お昼ご飯ですのでこれくらいでもちょうどいいんですよ」

あかり「あかりはもう少し食べたいけどね~」

春雨「ワンタンとかかきたまごとか色々種類があるんですね」

あかり「ほんとだ、いっぱいあるねぇ」

春雨「春雨単体だと味が薄くなってしまうので、こうして味付けをしているんですね」

あかり「薄いからこそ色んな味付けができるのかもね」

春雨「私もこんなふうに色んな味が出せればいいんですけど」

あかり「色んな味って?」

春雨「色んな私を見せられたらいいなぁって」

春雨(そしたら色んなうちの一種だと言い訳付きますし)

あかり「色んなところもう十分見せてもらってると思うよぉ」

春雨「そんなに見せられていますか?」

あかり「お料理と辛いもの好きな春雨ちゃんに、自分のこと深く悩んでる春雨ちゃんもいて、後は昨日羊さんの春雨ちゃんも見たよぉ」

あかり「色んな春雨ちゃんをあかりは見てきてるよぉ」

春雨「会ってまだそんなに経っていないのに、もうそんなにも……」

春雨「あ、あのっ、これからも私の、その新味は出て、中にはその、お口合わないのもあるかもしれませんけど」

春雨「ど、どうか、春雨そのものとは長くお付き合いいただけますように、お願いします!」

あかり「そんなの今更言われるまでもないよぉ。ずっとずっと、食べ続けるからね!」

春雨(はぁぅ、食べるって言われてこんなにドキっとしてるなんて、この味はなんとか期間限定にしなきゃ!)

あかり「わるさめちゃん、お買い物終わったよぉ」

駆逐棲姫「……あと少し読ませて」

あかり「そんなに面白いのあった?」

駆逐棲姫「うん」

あかり「どんなの? バトル物?」

駆逐棲姫「すごい迫力。止まった絵なのに今にも動き出しそう」

あかり「これだけ描くのにすごい時間がかかるからね。京子ちゃんのお手伝いさせてもらっただけでも大変だったもん」

駆逐棲姫「あかりも漫画描いたことあるの?」

あかり「京子ちゃんのお手伝いしてトーンとか張ったことがあるだけだよぉ」

駆逐棲姫「トーン?」

あかり「ここみたいに背景とかに色を付いた紙を張るんだよぉ。ベタ塗りってペンで塗りつぶすのもあるけどね」

駆逐棲姫「そんな作業もしてるんだ」

あかり「してるんだよぉ。だからね、大変な苦労をしてみんなに漫画を読んで楽しい時間をくれてる漫画家さんって、すごいなぁって思うんだよぉ」

駆逐棲姫「人を楽しませるのには、自分が苦労しなくちゃいけないんだね」

あかり「人を楽しませるのってすごく難しいことだからね」

駆逐棲姫「私も人を楽しませられる人になれるかな」

あかり「なりたいって思えばきっとなれる。難しいけど、きっとね」

駆逐棲姫(漫画家、少しだけ話だけでも聞いてみようかな。うちに詳しい人いるだろうか)

今回はここまでです

明日はゆるゆりの新刊発売日ですね
書下ろしがなければ全部既読ですけど特装版には3期でも登場した先生達が出る特典漫画が付くみたいなので見逃せませんね(ステマ)

開始します

若葉「春雨もわるさめも来たばかりの頃と雰囲気が違う気がする」

あかり「わるさめちゃんもそうだけど、春雨ちゃんだって成長してるんだよぉ」

若葉「成長と呼ぶべきものかはわからないけど」

あかり「成長だよぉ!」

若葉「まあ成長もしてるだろうけど」

あかり「あかりもここで暮らしていくうちに変わってったもんね。成長できたよぉ」

若葉「若葉が会った頃とあまり変わらないような」

あかり「ええっ! ちゃんと成長してるよぉ!」

若葉「冗談だよ。ちゃんと変わってるところあるから」

あかり「でしょう? びっくりしたよぉ」

若葉「ふっ、成長しても変わらないところは変わらないのが提督のいいところだよ」

あかり「ありがとう若葉ちゃん!」

若葉(一概にほめ言葉というわけでもないんだけどな)

あかり「これからももっと成長できるように過ごすよぉ! さてと、どうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>350-351の五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

>>373
名取好感度100では?

>>375
修正しておきます指摘ありがとうございます


如月「ふぅ、何もなくて静かねぇ」

あかり「如月ちゃん!」

如月「あら司令官、どうしたのぉ?」

あかり「如月ちゃん暇してないかなって思って」

如月「うふふ、よくわかったわね~司令官がそれを解消してくれるのかしらぁ?」

あかり「解消できるかどうかはわからないけど、一緒に遊ぼうよぉ」

如月「遊ぼう、なんて可愛らしい命令ですね」

あかり「命令じゃなくてお誘いだよぉ」

如月「あらあら、如月を誘惑しようというのね」

あかり「ゆ、誘惑?」

如月「しょうがないわねぇ、せっかくの司令官からのお誘いだし釣られてあげるわぁ」

あかり「誘惑ってほどじゃないんだけど、まあいいや。何しようか」

↓1

1 文月の世話をしたという話
2 距離が近いという話
3 誘惑迷彩攻撃
4 その他自由に

如月「何をするか決めてないのに私を誘惑したのかしら?」

あかり「えへへ、思い立ったら行動するようにしてるから」

如月「意外にやんちゃなところもあるのね。可愛らしいわ」

あかり「やんちゃはもう卒業したつもりだったんだけどねぇ」

如月「ふふっ、それじゃあ何をするかゆっくり座って考えましょうか」

あかり「あかりはお話してるだけでもいいけど」

如月「なら話題を考えましょうか」

あかり「ん~とねぇ、あっ!」

如月「どうかしたぁ~?」

あかり「如月ちゃん、スカートなのにそんな座り方しちゃだめだよぉ!」

如月「何で?」

あかり「だって、パンツ見えちゃってるし」

如月「うふふ、司令官ったら私のパンツが気になるのかしら?」

あかり「それは見えてたら気になっちゃうよぉ」

如月「誘惑してくるだけあってそういうことに興味津々なのね。そういうところも可愛らしい」

あかり「興味津々ではないよぉ! 見ないもん!」

如月「本当?」

あかり「本当だよぉ。パンツなんて見慣れてるよぉ」

如月「それじゃあこのままでもいいわね」

あかり「うっ、い、いいけど」

如月「この座り方が1番楽なのよぉ~」

あかり(見ないように見ないように)

如月(完全に意識しちゃってるわね。からかいがいのある子だわぁ~)

あかり「うんとね、昨日はみんなを改造してたんだけど、如月ちゃんもやりたかった?」

如月「そうねぇ~私は一応改二になれるから、なれるならなっておきたかったわ」

あかり「やっぱりみんなそう言うよね」チラッ

如月「それに、改造だけじゃなくてあめも食べてみたかったし」

あかり「あめを? わるさめちゃんもさっき言ってたけど、副作用キツいんだよぉ?」チラッ

如月「辛い副作用を耐えたら練度最大の幸福が待っているんでしょう?」スッ

あかり「あっ、ええっと、それもそうだけど」チラッ

如月「それに、副作用って私の推測だと実はそんなに悪いものでもないと思うのよねぇ~」スッ

あかり「それってどういう……って! そんな体育座りとかまでされたら気にするなって言う方が無理だよぉ!」

如月「お早い陥落でしたねぇ~私の勝ちですね」

あかり「勝負だったの!?」

あかり「柄が目を引いちゃうんだよぉ」

如月「ダズル迷彩って言うのよ」ピラッ

あかり「見せなくていいから!」

如月「いいから、しばらくの間ずっと見てて」

あかり「ううん、何かあるの?」

如月「すぐにわかるわ」

あかり「何かあるなら見てるけど。京子ちゃんのところの榛名さんの艤装もこんな感じだったような」

如月「榛名さんも砲台にこの迷彩を施していたことがあったそうね。私と睦月ちゃんも試験的にこの迷彩をしてたことがあったの」

あかり「だからパンツがこの柄になったの?」

如月「はぁ、たぶん、そうじゃないかしら」

あかり「ん~、見てると眼が痛くなってくるよぉ」

如月「んふっ、そういう幻惑効果があるって、よく使われていたんだけどね、レーダーの発展に伴って、無意味になっていったのよ」

あかり「そうなんだぁ、レーダーだったら意味ないもんね」

如月「今では逆にレーダーが、どこを向いてるかわからないように、迷彩を使ってるなんてところも、あるらしいわ」

あかり「逆転の発想だね。で、如月ちゃん、そろそろあかり目があれで気持ち悪くなってきたんだけど」

如月「私は、気持ちよくなってきましたよっ! 疑いもせずに純粋に私のパンツを凝視する、司令官の視線がっ! はぁはぁ……」

あかり「あかりにパンツ見せたかっただけなの!? もぉ~! 如月ちゃん!」

如月「ふふふっ、司令官に誘惑されちゃいましたので。私も誘惑し返してるんですよ」

如月「今度は司令官ももっと過激に私を誘惑して見せてくださいね」

あかり「しないからね!」

あかり「如月ちゃんったらびっくりだよぉ」

若葉「それはまた、なんというか」

あかり「扶桑さんのことで慣れてるからって言ってもねぇ」

若葉「扶桑のこと?」

あかり「あっ、ごめんね何でもないよぉ」

若葉「よくわからんがいいんじゃないか? パンツくらい見られても」

あかり「よくないよぉ」

若葉「若葉達は傷ついたときパンツ以上のものを曝け出して戦っていたわけだが」

あかり「そ、それは確かに」

あかり(もしかしてそれがあるから艦娘のみんなはそういうことに抵抗がないの?)

若葉「だが見せびらかすものではないことはわかっている」

あかり「そ、そっか、それがわかってるならいいんだよぉ」

若葉「見せたい人にだけ見せればいいんだな」

あかり「そうそう見せたい人にだけ……見せたい人とか普通いないからね?」

若葉「あっ、いや、その、服を着飾るのと同じで、誰かに見せて可愛いって言ってもらいたい気持ちがあるのもわかるかなって」

あかり「う~ん、そっかぁ、そういう気持ちだったのかなぁ」

若葉(わかるんだな、若葉にも。着飾りたいという気持ちが。服なんて前はどうでもいいって思ってたのに)

あかり「でもさっきも言ってた通り見せびらかしちゃだめだからね?」

若葉「いや、若葉はしないぞ」

あかり「それならいいんだよぉ。さてと、それじゃあ今日のお仕事はこれで終わりだね」

若葉「そうか、もうそんな時間か」

あかり「京子ちゃんへの伝令とかしてくれてありがとうね。ごほうびだよぉ」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージをしてあげる
4 お菓子をあげる

今回はここまでです
次は若葉の頭をなでてあげるところからはじめます

初期の頃は結衣がパンチラ要員だったんですよね
今ではあかねの被り物でくらいしかパンツが出てくることないですけど

扶桑がパンツ押しになったのは例のはずかしくないあれと関係があるようでないです

今日は書けなかったので↓1で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでもOKです

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
卯月    葛城☆  駆逐棲姫☆     
陽炎    如月    五月雨  
       

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆

あかり「若葉ちゃんは刺激が強いのがいい?」

若葉「いや、今日は刺激はなくていいかな」

あかり「それじゃあなでなでしてあげるよぉ」

若葉「ああ」

あかり「はい、じゃあこっち来てね」

若葉「ん、提督がこっちに来てほしい」

あかり「えっ? こっち来て椅子座ってほしかったんだけど」

若葉「立ったままでいい」

あかり「せっかくごほうびなんだから座ってようよぉ」

若葉「だって、なんかはずかしい。自分からなでられるに行くの」

あかり「じゃあお菓子に変えようか?」

若葉「いや、なでられるのがいい」

あかり「しょうがないなぁ、それじゃあ若葉ちゃんが立ってる辺りにお布団敷くからそこに座ろうね」

若葉「うん……」

若葉「よく考えたらこれはこれではずかしい」

あかり「はずかしがってたらなでなでなんてできないよぉ」

若葉「なでなでなんて滅多にされるものじゃない。若葉はオスカーじゃないぞ」

あかり「滅多にされないからごほうびなんだよぉ」

若葉「言いえて妙か」

あかり「じゃあなでるね~」

若葉「向かい合ってするのか?」

あかり「後ろからの方がいい?」

若葉「向かい合ってでいいけど」

あかり「なでなでだよぉ」ナデナデ

若葉「ん……」

あかり「若葉ちゃんの髪はさらさらだねぇ」

若葉「そ、そうか?」

若葉(気持ちいいしうれしいけど、気恥ずかしさも強いな。若葉の顔、無愛想になってないだろうか)

あかり「艦娘のみんなはこういう面も高性能だからうらやましいよぉ」

若葉(なってない、かな。よかった。刺激はないけど存外気にすることは多いみたいだ)

若葉「提督、もういい」

あかり「もういいのぉ?」

若葉「ああ。ありがとう、元気出た」

あかり「どういたしまして」

若葉「経験があまりないからわからないけど、なでるの上手いと思う」

あかり「そうかな? お姉ちゃんやちなつちゃんのお姉ちゃんによくなでてもらってるからかなぁ」

若葉「体で覚えたんだな」

あかり「頭で覚えたんだよぉ」

若葉「そう言うと勉強したみたいに聞こえるけど、頭を撫でられて覚えたということだろう?」

あかり「えへへ、そうだよぉ」

若葉「ふっ……さてと、明日の秘書艦決めて終わりだな」

あかり「そうだね、明日の秘書艦誰にお願いしようかなぁ」

↓1 明日の秘書艦(>>397-398の☆のついてない艦娘)

あかり「卯月ちゃんにお願いするよぉ」

若葉「卯月だな、わかった」

あかり「お願いね、若葉ちゃん」

若葉「任せておけ。それじゃあ、おやすみ」

あかり「おやすみ」


若葉「若葉もずいぶんと柔らかくなれた気がするな」

若葉「知らず知らずのうちに、刺激を受けているみたいだ」

若葉「この感覚、悪くない」


あかり「若葉ちゃん昔に比べてすごく表情が変わるようになったよぉ」

あかり「そして、あかりがその表情をわかるようになった! 仲良くなれてるって気がしてうれしいよぉ」

あかり「さてと、これからどうしようかなぁ。お布団敷いちゃったしもう寝ようかな」

夕立「提督さんっ!」バンッ

あかり「わっ、夕立ちゃんか。びっくりしたよぉ」

あかり「あかりに何か用事?」

夕立「約束、果たしに来たっぽい!」

あかり「約束?」

夕立「覚えてないの?」

あかり「う~ん、ごめん。覚えてないよぉ」

夕立「ぶ~、ひどいっぽい~!」

あかり「ごめんね、どんな約束だったっけ?」

夕立「私に待たせておいて忘れるなんて~あのね」

あかり「うん」

夕立「もし落ち着いたあともそういう気持ちがあったなら」

あかり「うん、あっ」

夕立「私とエロい事してくれるって約束っ!」ガバッ

あかり「あ、ああ~っ!」バタッ

夕立「ぽい~!」ギュッ

あかり「そ、そういえばそんな約束してたね」

夕立「私ちゃんと落ち着くまで我慢してたのに!」

あかり「落ち着いてるようには見えないよぉ」

夕立「あ~、そうやってそういう気持ちがあるってことは落ち着いてないってことだって言い逃れするつもりだったでしょ!」

あかり「い、いや、そんなことは」

夕立「その手には乗らないっぽい! 改造してから時間経ったし、もう落ち着いたっぽい!」

あかり「それでもしたいの?」

夕立「したい!」

あかり「ああぅ、そ、そうなんだ」

夕立「提督さんもお布団なんか敷いて準備万端っぽい!」

あかり「いやこれは夕立ちゃんを待って敷いてたわけじゃなくて」

夕立「とにかく約束したからするっぽい!」

あかり「う、うん、約束だもんね」

夕立「やった! それじゃ服はぽ~い!」

あかり「え、ええっ? いきなり?」

夕立「善は急げだよ!」

あかり「あ、あの、脱がしあいっこしよう!」

夕立「服を?」

あかり「うん、そっちの方がエロいよ、たぶん」

夕立「そうなの?」

あかり「あかりもよくわからないけど」

夕立「よくわからないけどそうなら言うとおりにするっぽい!」

あかり「そ、それじゃ先にあかりが脱がしてあげるね」

夕立「は~い」

あかり「ん、あれここはどうなってるの?」

夕立「ここは、こうやって外すっぽい」

あかり「ここをこうして、よいしょ」

夕立「ほら~早く早く~」

あかり「焦っちゃだめだよぉ」

夕立「焦らすとか高等テクニックっぽい! 提督さん実はエロかったんだね!」

あかり「あかりはエロくなんかないよぉ!」

夕立「じゃあエッチ?」

あかり「同じ意味だよぉ! はい、バンザイして」

夕立「わ~い」

あかり「んしょっ」スッ

夕立「提督さんに脱がされたっぽい~」

あかり「ま、まだ上着だけだよぉ」

夕立「はい、じゃあ次はブラジャーね」

あかり「えっ、す、スカートじゃだめ?」

夕立「おっぱい出してた方がエロっぽい~!」

あかり「う、うぅん」

あかり(なんだかちょっと今までにない感じで戸惑っちゃうよぉ)

夕立「提督さんに買ってもらったの、これ新しいの買わないとキツいっぽい」

あかり「おっきくなったもんね」

夕立「今日はいっぱい触ってもらうから、今度は測る必要ないっぽい!」

あかり「いや、触っただけで数字まではわからないから」

夕立「ならまた測ってもらうっぽい!」

あかり「自分でも測れるんだよぉ?」

夕立「提督さんにやってもらいたいの!」

あかり「そ、そう」

夕立「それよりも早くおっぱい~」

あかり「せ、せめてブラって言ってよぉ!」

あかり「ホック後ろだったっけ」

夕立「ん~、ブラは外さなくても持ち上げて出しちゃえばいいんじゃない?」

あかり「も、持ち上げる!?」

夕立「うん、こうやってぐいって」

あかり「そ、そんなことできるんだ」

夕立「提督さんはできないの?」

あかり「持ち上げられないし」

夕立「そんなに重いっぽい?」

あかり「軽すぎてだよぉ! そもそも持てないの!」

夕立「じゃあ私の持たせてあげる! はい!」

あかり「別に持ちたいなんて言ってないのに……う、ううん」

夕立「どうしたの?」

あかり「い、いや、それじゃ、触るね……」スッ

夕立「んっ、ふ。ちょっとくすぐったいっぽい~」

あかり「えと、こ、こう、ぐいっと!」グイッ

夕立「ぽい~」プルン

あかり「あぅ……」

夕立「かたっぽ出ちゃったっぽい~エロい? エロい?」

あかり「も、もぉ、そういうのいいから、今度はこっちだよぉ!」

夕立「ふふふっ、いつまでもやられっぱなしは主義に反するっぽい」

あかり「えっ?」

夕立「脱がしっこだから私も脱がすっぽ~い!」ガバッ

今回はここまでです
次は小ネタから開始します

実はあかりはバスト78あるという噂もあるそうですが温泉回などを見る限りほぼ無乳なのでそういう設定です

開始します
羽つき大会の小ネタから

山城「うぅ、また負けた……」

夕立「山城弱いっぽい~」

山城「俊敏な動きができる駆逐艦と当たるなんて、新年早々不幸だわ……」

夕立「次はどこに書こっかな~」

山城「で、できれば目立たないところに」

扶桑「ふっ!」

山雲「あ~それは届かない~」

扶桑「ふふっ、まだまだですね山雲さん」

山雲「う~お腹痛くなるのに~扶桑さんに当たるなんて~不幸~」

扶桑「あくどいようですが勝負なので、利用させてもらいますよ」

山城「扶桑姉様が楽しそうだから私はそれで満足です……」

夕立「お歯黒にするっぽい!」

山城「それはもう別の罰ゲームじゃないですか!」

あかり「わっとっとと、えいっ!」パコン

文月「え~い」パコン

あかり「わぁ~! 早くて打てないよぉ!」

文月「えへへ~あたしの勝ち~!」

あかり「はぁ、負けちゃったよぉ」

文月「わぁ~い! らくがきらくがき~!」

あかり「なるべく変なのは書かないでね?」

文月「変なのは書かないよ~」

あかり「んふふっ、筆がくすぐったいよぉ」

文月「ちょっと我慢してね~はいできた~!」

あかり「結構長かったけど何を書いてたの?」

文月「ふふ~内緒! 乾くまで派手に動いちゃだめだよ~」

あかり「それじゃ落としにくくなっちゃうよぉ」

あかり「はぁ~せっかくいいところまで行ったのに負けちゃいましたよぉ」

大和「残念だったねあかり」

あかり「文月ちゃん結構強かったですよぉ」

大和「文月さんも艦娘だからまだまだ手加減されてた方よ」

あかり「そうですね、あかりが打てる様に返してくれてましたから」

大和「よく勝ち残れた方だと思うわ。お遊びの大会だけど賞品が賞品だからみんなそれなりに本気でやってるもの」

あかり「賞品って言ってもあかりが1つだけお願いをかなえてあげるだけですよぉ?」

大和「それはだけというには重すぎる権利だわ」

あかり「そこまでですか?」

大和「ええ。大和だってがんばってたのに武蔵に負けちゃうし」

あかり「その武蔵さんも長門さんに負けてましたね」

大和「あぁ、大和のひめ始めが……」

あかり「ひめ始めって何です?」

大和「き、聞こえてた!? いや、あの、1月2日には姫飯っていう軟らかいご飯を食べる習慣があるのよ!」

あかり「それがひめ始めですか?」

大和「そうそう! 伝統行事を一緒にやりたかったなって、そういうことなの!」

あかり「それならお願いなんてされなくてもやりましょうよ! ご飯食べるときに軟らかいご飯を出してくれればそれでなるんですよね?」

大和「ま、まあね」

あかり「それじゃあ、みんなで一緒にひめ始めですよぉ!」

大和(べ、別に嘘は言ってないもんね!)

あかり「顔いっぱい×印書かれちゃってますね」

大和「うなじのところにはだいわって書いたのよあの子!」

あかり「あはは、大和だからだいわなんですね」

大和「自分だって大和型なのに! でも長門さんからたけぞうって書かれてちょっと落ち込んでたわ」

あかり「おじいちゃんの名前みたいですね」

大和「あの子は色黒だから墨が目立たないし、それくらいされないと罰にならないのよ」

島風「たけぞう負けるのおっそ~い!」

武蔵「たけぞうと呼ぶな!」

酒匂「ぴゃ~酒匂知ってるよ、ゆるキャラってやつだよね」

瑞鳳「違うわ、電脳世界の怪獣よ」

長門「どっちも違う!」

あかり「長門さんも負けちゃったみたいですね」

大和「こういうのは身長があるのは有利だけど、逆に低い位置から打たれると返しづらくなるものね」

あかり「駆逐艦のみんなが有利なんですね」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」パコン

連装砲ちゃん「きゅ~!」パコン

あかり「連装砲ちゃん達は飛べるから艤装ちゃんとも羽つきできるんですね」

大和「未だに飛べる理由がよくわからないわ」

連装砲ちゃん「きゅ~きゅっ!」バゴッ

戦艦棲姫の艤装「ギ~!」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~!」サッ

連装砲ちゃん「きゅっきゅっきゅ~」カキカキ

戦艦棲姫の艤装「ギ~……」

あかり「連装砲ちゃん達も楽しそうでよかったよぉ」

大和「うん、そうだね」

北方棲姫「カガミモチ!」

ビスマルク「あら、あなたがついたの?」

北方棲姫「ン! マミヤニオシエテモラッタ!」

ビスマルク「よくできてるわ。それにしても、羽ついたりもちついたり鐘ついたり、日本の正月は何かとついてばかりね」

北方棲姫「スミモツイテル!」

ビスマルク「これは付けられてるのよ! ったく、負けたからってこの私にらくがきだなんて! ○の中に9ってこれでマルクって読ませたいのかしら」

北方棲姫「ホカニモイミガアルヨウナキガスル」

ビスマルク「他の意味って?」

北方棲姫「シラナイホウガイイコトモアル」

春雨「えいっ!」パコン

夕立「うわぁ~! そんなの届かないっぽい~!」

春雨「やりました!」

夕立「ぐぬぬ、新年早々悪夢を見せられちゃったっぽい?」

春雨「かなりギリギリの戦いでしたよ、さすがですね姉さん」

夕立「むぅ~! 悔しいっぽい~!」

春雨「すいません、ですが勝負ですので」

夕立「しょうがないっぽい~敗者は素直に身を引くよ~」

春雨「その前に姉さん。らくがきがまだなんですけど」

夕立「既に×印だらけの私にこれ以上まだラクガキするっぽい?」

春雨「試合に負けたら×や○よりわかりやすい負け印を書くと決まったじゃないですか」

夕立「ちなみになにを書くつもり?」

春雨「ええっと、金平糖でも」

夕立「何で?」

春雨「何でか知りませんけどソロモンで思い浮かんだので」

夕立「全然関係ないのに何でか違和感がないっぽい」

春雨「何ででしょうね?」

叢雲「ふんっ!」バコッ

白雪「わぁっ!」

叢雲「ふっ、勝負あったわね」

白雪「くっ、ここまで来て負けてしまうなんて!」

叢雲「惜しかったけど私には届かないわ」

白雪「ひめ初めが……」

叢雲「ドイツもこいつも正月から頭の中ピンク色か! 何回聞かせられればいいのよその台詞!」

白雪「ふっ、考えることはみな同じというわけですね。気持ちが繋がっているいい鎮守府です」

叢雲「さもいいことふうに言うな! ほら、さっさと顔を貸しなさい!」

白雪「くっ、私を汚していいのは司令官だけなのに」

叢雲「もうとっくに自分で汚しまくってくるから気にすることないわ。そうね、全面に塗って黒雪に変えてあげましょうか」

白雪「それはさすがにやりすぎですよ!」

あかり「決勝は叢雲ちゃん対春雨ちゃんになったかぁ」

春雨「叢雲さん、負けませんよ」

叢雲「ふんっ、あいつにお願い聞いてもらうのなんてどうでもいいけど! どうでもいいけど、負けるのはいやだから勝たせてもらうわ! どうでもいいけど!」」

神通「どうでもいい言い過ぎて逆効果ですよ」

川内「実際いつものことだし」

那珂「川内ちゃんのそれはいつものことじゃないと思うけどね」

川内「カッコいいでしょ、これ」

神通「誰が書いたんですか頬に艦、殺だなんて」

川内「艦は秋月だけど殺は私が自分で書いた」

秋月「何で書いちゃったんですか……」

川内「いや、いいショドーだったからつい」

秋月「ちゃんと落としてくださいね?」

川内「うん、さすがに直接はあれだからね。マフラーをメンポ代わりにしたときにちょうど頬に当たるところに書いとく」

神通「……好きにしてください」

春雨「くっ! やっ!」パコッ

叢雲「ふっ、はっ!」パコッ

あかり「2人ともがんばって~」

春雨「これなら、どうです!」

叢雲「……っ! こうなったら、奥の手!」ヒュンッ

天龍「なっ、あいつ浮かんでる電探を操って打ち返しやがったぞ!」

春雨「そっ、くぅっ!」パコッ

夕立「それはずるいっぽい~!」

叢雲「艤装は体の一部よ、それを使って何が悪いのかしら?」ヒュンヒュン

春雨「くぅっ! どこに打っても打ち返されるっ!」

叢雲「ふふんっ、私に奥の手を使わせたことはほめてあげるわ。けれど使ったからには負けられないわ!」

春雨「あっ、はぁっ! 危ないっ!」パコッ

叢雲「ふっふっふ、どうしたの? 息が上がってるわよ」

三日月「叢雲さん完全に悪役ですよ」

卯月「そういうのは最後は負けるお約束ぴょん!」

叢雲「あはははっ、何がお約束よ! そんなもの現実じゃ当てはまらないわ!」

春雨「何か、打開策をっ! はぁっ!」パコッ

叢雲「さあ、早く落としてしまいなさい! あなたのその桜色の髪は春を待たずして黒く枯れてしまうことになるのよ!」

春雨「そんなこと、させません!」

卯月「がんばるぴょん、春雨ちゃん!」

夕立「がんばれ~!」

叢雲「これで、とどめよ!」バゴッ

春雨「はぐぅ~! いいえ、まだっ!」パコン

叢雲「まだ粘るのね、往生際が悪いわよ! この電探がある限り私に負けは――」

春雨「その電探を封じます!」シュッ

叢雲「そ、それは! ドラム缶を縛ってる鎖!? 電探が!」

春雨「これでもう電探は使えません!」

叢雲「くっ……もう、届かないっ! ああっ!」

春雨「やっ、やった! 勝ちました! 私の勝ちですよ! 司令官!」

あかり「おめでとう春雨ちゃん!」

叢雲「……はぁ、電探がありならその鎖もありだものね。負けたわ春雨」

春雨「いえ、鎖を避けられていたら私が負けていました。ありがとうございました、いい勝負でした」スッ

叢雲「ええ、またやりましょう」ギュッ

あかり「羽つきを通して2人の間に友情が芽生えたんだね!」

舞風「真剣勝負を繰り広げたあとはこうして絆が深まるんですね」

秋月(あれ? 艤装使っていいなら私長10cm砲ちゃん達と一緒にやってよかったってことなんじゃ?)

島風(連装砲ちゃん達とやってれば私が勝ってたよね?)

戦艦棲姫の艤装「ギギ~」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

戦艦棲姫「……まあいいか」

あかり「それで優勝賞品のお願いなんだけど何にするの?」

春雨「えっ、えっとですね、それはその……」

あかり「別に今すぐでなくてもいいんだけどね」

春雨「い、いや、あの、その、それはえっと、ひ、ひめ――」

あかり「あっごめんね電話だよぉ。はいもしもし、どうしたの? うん、うん。そうなの? すぐ行くよぉ!」

春雨「あの?」

あかり「ごめんね春雨ちゃん。京子ちゃん達が一緒に初詣しようって、あかりも行かなきゃ!」

春雨「え、ええっ!? 今からですか!?」

あかり「もう近くに来てるみたいだからね!」

春雨「あえっと、じゃあ私も一緒に行かせてください! それがお願いです!」

あかり「えっ? いいけど、本当にそれでいいの?」

春雨「は、はい! 一緒に初詣行きたいです!」

あかり「それじゃ一緒に行こっか! みんな、行ってきます!」

大和「行ってらっしゃい、あかり」

熊野「さてと、わたくしもちょうど今から初詣に行こうと思っていたところでしたので」

朝潮「春雨さんがんばったんですし、少しは待ってあげましょうよ」

文月「ふふ~ん、そうだね~」

三日月「やけに楽しそうですね文月ちゃん」

文月「司令官あたしのらくがき落とさないで行っちゃったから~」

蒼龍「それは言ってあげたほうがよかったんじゃ」

文月「だってぇ~落とされたくなかったんだもん~」

瑞鶴「なんて書いたの?」

文月「朱墨で~ハートマークの中に文月って~」

熊野「即刻消しに参りますわ! そんなペイントをして街を歩けば文月さんが好きだという既成事実が捏造されてしまいます!」

夕立「既成事実ってなにっぽい?」

愛宕「ま~ま~、たかが羽つきの罰ゲームなんだし誰も気にしないわよぉ~」

熊野「そういう積み重ねが形を作ってしまうのですよ~!」

間宮「みなさん、お雑煮ができましたよ~」

千歳「その前にお風呂に入って墨を落としたいですね」

卯月「今年の初風呂はう~ちゃんが貰うぴょん!」

島風「私が先だよ~!」

武蔵「漢字とは存外恐ろしいものだ……」

叢雲(ったく、1年の初めからこれじゃこの先どれだけ騒がしい日々が続くのかしらね)

叢雲(それはまあ、少しは、楽しみね)

今回はここまでです
次は春雨と初詣に行く小ネタからです

羽つきはやったことありませんがアウトのラインとか決まってないならスマッシュ打ったもん勝ちになりそうですね

開始します

あかり「うぅ、はずかしかったよぉ」

京子「刺青なんてあかりが不良になったかと思ったぞ」

結衣「いや刺青じゃねぇだろ」

ちなつ「正月早々羽つき大会だなんて元気だねあかりちゃんとこ」

電「むしろお正月だからやったんだと思うのです」

榛名「春雨さん羽つき上手なんですね」

春雨「いえ叢雲さんが電探を使ってくれてなかったからどうなっていたか」

北上「そういうルール無用な感じでやるなら羽つきも楽しそうだね」

結衣「じゃあうちでもやろうか?」

北上「いや寒いからいい。というか大会できるほど人いないし」

ちなつ「この子前いたっけ?」

あかり「みんなと会うのははじめてだよね?」

春雨「はい、はじめまして白露型駆逐艦五番艦の春雨です」

京子「もう建造できないのに何であかりのところは艦娘増えてるんだ?」

あかり「大本営からときどき来るんだよぉ」

京子「あかりのとこだけずるい! うちにも頂戴って西垣ちゃんに直訴しに行ってやる!」

榛名「うちはもうパンパンじゃないですか」

京子「私の艦隊これくしょんのためにはいたしかたない犠牲なのだ」

ちなつ「何を犠牲にしたって言うんですか、まったく」

春雨(みんな楽しげな人みたい。そうだよね、司令官のお友達だもの)

京子「しかしまあ、またここで年を越してしまったなぁ」

ちなつ「まったく、もうここでの役目は終わったというのに何でまだ残らなきゃいけないんですかね」

結衣「しょうがないよ、すぐに帰れる装置が作れるなら先生もすぐに帰ってきて私達がここに来ることもなかったんだから」

榛名「勉強の方が滞ってしまっていますからね」

京子「勉強なんてテストの前日に一夜漬けすればいいんだよ」

榛名「それは勉強ではなく暗記というんですよ提督。テストの日だけ覚えてて次の日から忘れた、じゃ意味がないんですから!」

京子「ちゃんと覚えてるって~1割くらいは」

榛名「せめて半分は覚えててください!」

結衣「なもクエの新作も気になるし私も早く帰りたいかな」

北上「こっちもこっちで帰っても勉強する気はないと」

結衣「するけどそこまで重要視してないってだけだ。1人暮らしだし色々しなきゃいけない」

北上「これからは1人暮らしじゃなくなるし楽できるね」

結衣「どう考えてもよりキツくなる未来しか見えないんだが」

北上「そう悲観してばかりいちゃいけないぞ~」

結衣「誰のせいだと思ってんだ」

電「出店がいっぱい並んでるのです」

ちなつ「回るのは参拝してからだからね?」

電「はい、わかってるのです!」

ちなつ「ふふん、回りたいんだ」

電「あっ、それは、気になりますし」

ちなつ「素直でよろしい。暁ちゃんだったら意地張っちゃうところだったけどね」

電「みんなにおみやげ買っていきます」

ちなつ「だね。大潮ちゃん達喜びそうだだしわたあめでも買って帰ろっか」

春雨(それぞれで艦娘との付き合い方が異なるみたいですね。こうして見るのも面白い気がします)

春雨(ただ全員に共通しているのは、艦娘との仲がすごく気安いということ)

春雨(まるで仲のいい姉妹か友人のように気さくに会話をしていますね)

春雨(私もできるかな……)ジッ

あかり「ん? どうしたの? まだらくがき残ってる?」

春雨「いえ! もう全部落ちていますよ。少なくとも見える範囲では」

あかり「見えないところまでらくがきはされてないよぉ」

春雨「そ、そうですよね!」

あかり「そういえば今日は特別忙しいからってまた霧島さんがお手伝いに行ってるらしいよぉ」

春雨「確かに朝から見かけていませんでした」

あかり「何か差し入れ買って行ってあげよう」

春雨「それがいいです」

京子「おっ、なんだあかりはもう出店周りか? 参拝終わるまで待てないなんて子供だな~」ダキッ

あかり「違うよぉ! 霧島さんへの差し入れを買おうとしてるだけ!」

京子「そんなこと言って、自分の分も買うつもりだろ~? まったく、あかりは変わらないなぁ」

あかり「もぉ、違うって言ってるのに~」

京子「一応ほめ言葉だからそう怒んないでよ。あっ、おっちゃん、やきそば1つ」

あかり「京子ちゃんが買うの!?」

京子「いや、お腹減っちゃって」

あかり「あかりに散々言っておいて~京子ちゃんの方も全然変わってないよぉ!」

京子「なにお~! 測ってないけど少しはでっかくなったわ~! うらうら~!」グリグリ

榛名「提督! 人前ではしたない真似はやめてください!」

春雨(うっ、一気に蚊帳の外へ置かれてしまいました)

春雨「あの、歳納司令官と船見司令官は赤座司令官の幼馴染なんですよね?」

結衣「うん。親同士が知り合いだから本当に小さい頃から一緒だったんだ」

北上「結衣も昔はやんちゃだったからねぇ」

結衣「おい、お前が何を知ってる」

京子「やんちゃだったのは当たりだけどね」

北上「やっぱり? そんな感じしてたんだよね」

京子「もう、手が付けられない札付きのワルでさ。夜の校舎で窓ガラス壊して回ったりして、触るものみな傷つけるようなやつだったんだよ」

結衣「いや何歳だよ、色々と!」

あかり「でも昔はすっごく活発だったんだよぉ。いっつも1番前に立ってあかり達を引っ張っていってくれてたの」

北上「それが今じゃゲーム廃人の引きこもりだなんて、時は残酷ね」

結衣「引きこもりはまではいってねぇ!」

春雨「小さい頃の司令官ってどんな感じだったんですか?」

京子「小さい頃のあかりは神童と呼ばれてて、ざっと3人分以上の仕事をこなせてたからお団子に脳が詰まってるんじゃないかって噂されてたんだ」

ちなつ「ちょっと地味にグロいこというのやめてくれません?」

あかり「あかりは今と変わらないよぉ。ねぇ?」

結衣「う~ん、今よりは少しやんちゃしてたけど、そこまで変わってはないかなぁ」

榛名「1番変わったのがうちの提督なんですよね」

春雨「そうなんですか?」

電「すごく気弱で泣き虫さんだったって聞いたのです」

京子「ちょっと~根も葉もない噂を広めるのやめてよちなちゅ」

ちなつ「ちなちゅ言うな。根も葉もありますよね結衣先輩?」

結衣「うん、京子はもうほとんど別人だよ。小学校の卒業式までは昔のままだった気がするのに、ある日突然こんなふうに」

ちなつ「UFOにでも攫われちゃったんでしょうかね」

電「脳にチップを埋め込まれてしまったのです?」

北上「これが俗に言う中学デビューってやつ?」

京子「ひどい言われようだな! 私はただ成長しただけだ! 今日のこの日のように、年を経るに連れて私は段々と大人になっていってるんだ!」

結衣「別のベクトルだけど子供のままな気がするのは気のせいか?」

春雨「なんにせよ、一緒にいて楽しかったんだろうなってそう思います」

あかり「うん、ずっと昔から一緒にいていつも楽しい時間をくれる、大切な幼馴染だよぉ!」

結衣「あかり……」

あかり「ちなつちゃんもね。幼馴染じゃないけど大切なお友達で、ちなつちゃんが来てから楽しい時間がもっと楽しくなったんだよぉ」

あかり「だから、これからもずっと一緒にいようね、みんな!」

ちなつ「そんなの、当たり前だよあかりちゃん」

京子「いやだって言っても絶対離してやらないからな! あと何回正月を迎えようと絶対に一緒だから!」

結衣「まあ、そうだね。とりあえず、今年もよろしくね」

あかり「うん! よろしくね!」

榛名「新年に際して絆を確かめ合うのもいいことですね」

北上「まあ節目ではあるからね」

電「電もずっと一緒なのです!」

春雨「皆さん固い絆で結ばれているんですね……美しい友情です」

春雨(って、感心してる場合じゃなくて! 私蚊帳の外に置かれっぱなし!)

京子「うっひょ~つめてぇ~!」

榛名「慣わしなので我慢してくださいね提督」

北上「これ直接この桶に手突っこんじゃだめ?」

結衣「だめに決まってるだろ。ほら、早く手出して」

ちなつ「そこ濡れてるから滑って転ばないようにね」

電「水の上で滑るのは慣れてますので大丈夫です!」

あかり「温泉を使った手水場とかないのかなぁ?」

春雨「それはなんとなくご利益がなさそうなのですが」

あかり「ご利益はなくとも効能はあるよぉ。うぅ、冷たい」

春雨「手にかけただけで効きませんから」

あかり「はぁ~はぁ~、今日は冷え込んでるから余計に冷たく感じるよぉ」

春雨「それでは仕方ありませんね。この春雨スープをためておいたドラム缶で暖を……ってない!? 叢雲さんの電探に鎖投げたときに落としちゃってた!?」

あかり「というかそもそもドラム缶で暖を取るのはちょっと」

春雨(せっかくアピールする機会だったのに、かくなる上は!)

春雨「で、では、体でお暖めします!」サッ

あかり「あっ、ちょっ!」

春雨「んんぅっ! つめたっ!」

あかり「冷たいに決まってるよぉ、まだちゃんと拭いてもないのに。お腹冷えちゃうよ」

春雨「た、例え私のお腹が凍り付こうとも……」

あかり「そ、そこまでしてくれなくていいから! ほら、春雨ちゃんも手を洗って!」

春雨「はいっ、あうっ! 本当に冷たいっ!」

あかり「ほら、だから無理しないで。暖めてもらった分は返すよぉ」ギュッ

春雨「そ、そんな、私の手をを握ったりしたらせっかく暖めたのに!」

あかり「2人でこうしてたらすぐに暖かくなるから。離したらまたすぐ冷たくなっちゃうけどね」

春雨「で、では、司令官の手がまた冷たくならないように、手を繋いだまま歩きましょう」

あかり「なら、手袋はつけない方がいいかもね」

春雨「そ、そうかもしれませんね!」

ちなつ「あんなところで手を取り合って何してるんだろあかりちゃん達?」

京子「冬コムも終わったばかりだけどまたすぐネタが入ってくる。いいねぇしびれるねぇ~」

北上「なんかあたしの台詞取られた気がすんだけど」

京子「やっぱり西垣ちゃんにあかりのとこにはできるだけ新人多く送ってて頼んだのは間違いじゃなかったな!」

結衣「いやお前が原因かい! さっき直訴するとか言ってたのに!?」

京子「どれだけ遠くから賽銭箱に入れられるか勝負ね」

榛名「提督、大勢人がいるんですからそういうことは控えてください」

北上「結衣、金」

結衣「おいこら、言い方」

電「あっ! 5円玉用意し忘れちゃってました!」

ちなつ「だと思って電ちゃんの分も私が用意しておいたから」

あかり「春雨ちゃんは持ってる?」

春雨「はい、しっかり用意しておきましたよ」

あかり「なら、一緒にお参りしよう」

春雨「はい、ちょうどお賽銭箱のスペースが空いてますね」

あかり「ちょうどよかったよぉ、今のうちにお参りしておこう」

春雨(司令官と仲良くなれますように……あわよくば特別深い仲になれますように!)

あかり「……よしっと」

春雨「しっかりお願いできましたか司令官?」

あかり「お願いしたよぉ。春雨ちゃんは何をお願いしたの?」

春雨「わ、私は、仲良くなりたい人がいるので仲良くなれるようにと」

あかり「あかりと一緒だね」

春雨「司令官も誰かと仲良くなりたいと願ったんですか?」

あかり「うん。春雨ちゃんとね」

春雨(わ、私!?)

あかり「葛城さんとか如月ちゃんも」

春雨(ですよね、みんなと仲良くなりたいという願いの1つでしかないですよね)

あかり「お願いする前からこうして春雨ちゃんとは1つ仲良くなれたけどね」

春雨「あっ、確かに」

あかり「お願いする前からこれだったら、きっとこれからものすごく仲良くなれるよぉ!」

春雨(そうだ、新年早々こんなにいいことがあったんです、今年はいい年になるに違いありません!)

春雨(運を使い切ったという見方もありますけど、私はこの幸運を戦って勝ち取ったのですから!)

春雨「私もそう思います。きっとものすごく仲良くなれますよね、私達」

あかり「うん!」

京子「よしっ! 参拝は終わったしメインの出店周り行こうぜ~」

榛名「参拝がメインですからね?」

結衣「あかり、霧島さん差し入れありがとうって」

北上「ただ巫女服が汚れないようにソースとかはついてないやつがよかったってさ」

ちなつ「それよりも早くこっち来て二人とも!」

電「追いてっちゃいますよ~」

あかり「待ってぇ~! 春雨ちゃんいそご!」

春雨「はい、司令官」

春雨(これからもがんばろう、ずっと幸運を勝ち取れるように)

春雨(過去の思い出に負けないように、思い出を積み重ねられるように)

今回はここまでです
次は叢雲が分裂する小ネタからです

京子はそろそろ登場する予定ですが他のゆるゆりキャラが中々出せないのでここで出しておきました
特に信仰しているわけでもないのに初詣にだけは行かなきゃいけないような気がするのはなぜでしょう

開始します

あかり「ん~今日も特に異常はないみたいだよぉ」

あかり「お仕事何にもできないしせめて見回りくらいはしないとね」

あかり「さてと、執務室に戻るよぉ」

叢雲「あら、あかりじゃない」

あかり「えっ? 叢雲ちゃん?」

叢雲「どうしたのこんなところで?」

あかり「ええっと、鎮守府内で異常がないか見回りしてたんだよぉ」

叢雲「そうだったの。少しは司令官らしいこともしているのね。えらいえらい」ナデナデ

あかり「ええっ?」

叢雲「どうしたのよそんな怪訝な顔をして」

あかり「いや、叢雲ちゃんなんか変じゃない?」

叢雲「どこが? 私は別にどこも変じゃないけど」

あかり「そ、そう? なんか妙にあかりに優しい気がするけど」

叢雲「私があかりに優しいなんて当たり前の話でしょ。好きな相手にくらい優しくするわ」

あかり「やっぱりなんか変だよ叢雲ちゃん!」

叢雲「変なのはあかりの方でしょ? 見回りで疲れちゃったのかしら?」

あかり「いや絶対叢雲ちゃんのほうがおかしいよ!」

叢雲「はいはい、自分が変だから周りが変に思えるのよ。ほら、来なさい」パシッ

あかり「ど、どこに連れてくの?」

叢雲「私の部屋よ。ここからそんなに遠くないし、少し仮眠でも取ればあかりも元気になるでしょ」

あかり「あかりは疲れてないってば!」

叢雲「そうやって意地を張るのはやめなさい。そんなとこだけ意地っ張りなんだから」

あかり「意地張ってるわけじゃなくて!」

叢雲「しょうがないわね。よいしょっ」ダキッ

あかり「わ、ちょっと」

叢雲「このまま抱きかかえていくわ。なんだったら私の胸の中で寝ちゃってもいいから。その方が私的にはうれしいし」

あかり「む、叢雲ちゃん、本当にどうし……あれ? いつもよりちょっと胸大きくない?」

叢雲「胸の大きさなんて日によって変わったりしないでしょ」

あかり「いや絶対いつもより大きいよぉ! というか身長もちょっと高くなってる! もしかしてあの大人になる機械を使ってるの?」

叢雲「そんなもの使ってないから。私のことそんなにわかってくれてなかったんだ、ちょっとショック」

あかり「いや、わかってないとかそういうのは」

叢雲「起きて疲れが取れたら私の体についてたくさん教え込まなきゃいけないみたいね。また早々に疲れちゃうかもしれないけど」

あかり「な、何するつもり?」

叢雲「そんなの決まってるでしょ。エッ――」

叢雲(本物)「ちょっと待ちなさいよ!」

あかり「あれ、叢雲ちゃん!?」

叢雲(分身)「なんだ、もう見つかっちゃった?」

叢雲(本物)「見つかっちゃったじゃないわよ! 何してんのよ!」

叢雲(分身)「あかりが疲れてるみたいだから休ませようとしてただけよ」

叢雲(本物)「あか……なにそいつのこと名前で読んでるの!」

叢雲(分身)「そんなのあかりがそっちの方が喜ぶからに決まってるでしょ。司令官って呼ばれるよりあかりって名前で呼ばれるほうがうれしいんだよね?」

あかり「えっ、うん、それはそうだけど」

叢雲(分身)「ほらね。何回でも呼んであげるからね、あかり」

叢雲(本物)「やめなさいよ! 人と同じ姿で勝手にそいつにデレデレするな!」

あかり「な、なにが起きてるのかさっぱりわからないんだけど!」

あかり「一体何がどうなってるの?」

叢雲(本物)「あの妖精よ!」

あかり「それはわかってるけど今度は何なの?」

叢雲(本物)「知らないわよ! 朝ごはん食べてたらこの薬飲んでみろとか言われて誰が飲むかって言ったら素直に下がったんだけど」

叢雲(本物)「たぶん隙を見て味噌汁にでも混ぜられてて、部屋に戻ったら急に体が光りだして体からそいつが出てきたのよ」

あかり「分裂したってこと?」

叢雲(本物)「まったく、私を単細胞生物扱いするなんて! あの妖精、覚えてなさいよ!」

あかり「ただ分裂してるだけじゃないみたいだけど」

叢雲(本物)「どんな効果があるかなんて知らないけど、どうせ本人とは正反対の行動を取る分身を作る薬とかそんなんでしょ」

あかり「でもちょっと体が大きくなってるし、胸も」

叢雲(本物)「うるさいわね、知らないって言ってるでしょ!」

叢雲(分身)「そんなの、あかりをこうして包み込んであげるために決まってるでしょ」ダキッ

あかり「わあっ」

叢雲(本物)「そうやって軽々しくそいつに抱きつかないでよ!」

叢雲(分身)「そんなにキーキー騒がないで、あかりがびっくりしてるでしょ」

叢雲(本物)「びっくりしてんのはあんたが急に抱きつくからよ! さっさと離れて!」

叢雲(分身)「いや。私はそんなに長くこっちにいられないから、できるだけたくさんあかりと触れ合いたいもの」

あかり「あ~えっと、分身ちゃんそんなに長くいられないの?」

叢雲(分身)「うん。精々1日くらいかな。本当はもっとずっとあかりをこうしてたいんだけど」

叢雲(本物)「1日だって長すぎるわ! 今すぐ即刻消えろ!」

あかり「そんな、可哀想だよぉ。せめていなくなっちゃうときまで、仲良くしてあげよう?」

叢雲(分身)「本当にあかりは優しいね大好き! 私とは大違いだわ」

叢雲(本物)「私って言うな!」

叢雲(本物)「あの妖精探し出してすぐに消してやる!」

あかり「やめたげてよぉ!」

叢雲(分身)「すぐに消されちゃうなら、短い時間ですごく濃い触れ合い方をしないといけないね」

あかり「濃い触れ合い方って?」

叢雲(分身)「とっても気持ちいいこと。この体ならきっとあかりも満足する――」

叢雲(本物)「誰がさせるかそんなこと!」ブンッ

叢雲(分身)「うわっ、危ない!」

あかり「ひえっ!」

叢雲(分身)「ちょっと、あかりに当たってたらどうするつもり!?」

叢雲(本物)「当てないように振ってるわよ!」

叢雲(分身)「当たらなくてもあかりが怖い思いするでしょ! 本当にもう、なんでそう攻撃的なの!」

叢雲(本物)「偽者の癖に偉そうに説教なんてしないでよ!」

叢雲(分身)「偽者でもわかるほど滑稽なことをしてるって言いたいの!」

叢雲(本物)「なんですってぇ!?」

あかり「もぅ! 叢雲ちゃん同士で喧嘩しないでよぉ!」

叢雲(分身)「あっ、ごめんねあかり。もう喧嘩しないから」

叢雲(本物)「ふんっ、自分で自分を傷つけるなんてバカらしいわ」

あかり「とにかく、すぐにいなくなっちゃうならそれまでは一緒にいようね」

叢雲(分身)「うん!」

叢雲(本物)「なにしでかすかわかったもんじゃないし、私も一緒にいるわ」

叢雲(分身)「役得ね、ありがたく思いなさい」

叢雲(本物)「何が役得か!」

あかり「むぅ!」

叢雲(分身)「あぁっ、ごめんね喧嘩じゃないから」

叢雲(本物)「ちっ、なんなのよこれは!」

叢雲(分身)「あかり、ちゃんと書類間違わずに書けたんだね! えらいえらい!」

叢雲(分身)「掃除も上手だねあかり! お掃除名人だよ!」

叢雲(分身)「何にもしてないけど可愛いからえらい!」



叢雲(本物)「保母さんか!」

叢雲(分身)「何が?」

叢雲(本物)「あんたの言動がよ! 何でもかんでも褒めりゃいいってもんじゃないでしょうが!」

叢雲(分身)「だってあかりが褒められるようなことしてるから」

叢雲(本物)「今何にもしてないって言ったでしょうが!」

あかり「ほめられるのはうれしいけどここまでされるとちょっとはずかしいよぉ」

叢雲(分身)「そう? それじゃあ~あっ、ここ書類の文字間違ってるよ」

あかり「あっ、本当だ。見つけてくれてありがとうね、えらいよぉ分身ちゃん」ナデナデ

叢雲(分身)「えっ、あっ、だめだよって怒ろうと思ってたのに。私が褒められる流れだったんだ」

あかり「ほめられてばっかりであかりがほめてあげられてなかったからね。いなくなっちゃうまでにほめられた分は返してあげたいよぉ」

叢雲(分身)「あかり……ありがとう! たくさんほめられるようにがんばるわ!」ダキッ

あかり「えへへ、叢雲ちゃんがこんなだと違和感はあるけどこれはこれで」

叢雲(本物)「……悪かったわね全然ほめてあげなくて」

あかり「いつもの叢雲ちゃんが悪いって言ってるわけじゃないよぉ!」

叢雲(分身)「本当はほめてあげるようなことでもはずかしがって、当然だ~とか言うもんね。ほめられるのってこんなに気持ちがいいのにね」

叢雲(本物)「ほめ言葉の安売りしてちゃその気持ちよさだって弱まるでしょうに」

叢雲(分身)「ほめてあげたいなって思ってることは否定しないんだ」

叢雲(本物)「……っ! バカなこと言わないで! そもそもがあんたほどほめてやれるラインが低くはないってことよ!」

叢雲(分身)「そういうことにしておいてあげるわ」

叢雲(本物)「しておいてあげるってなによ!」

叢雲(本物)(なんなのよこいつは! ちょっとスタイルよくなってて、こんなに人当たりがよくて。これじゃまるで……)

叢雲(分身)「はい、あ~ん」

あかり「あ~ん」

大鯨「む、叢雲さんが提督にあ~んなんてしてる!」

叢雲(本物)「私の分身が、よ!」

瑞鶴「わかってるんだけどそっくりなんだもの」

あかり「あかりからもあ~んだよぉ」

叢雲(分身)「あ~ん」

足柄「心なしか提督の方もあの叢雲に甘くないかしら?」

筑摩「1日経てば消えてしまうようなのでできる限り甘やかしてあげているのかもしれませんね」

愛宕「それだけじゃないと思うわ~あっちもいっぱい甘やかしてくれてるから、提督もそれを返してあげようって気になってるのよ~」

叢雲(本物)「……」

大鳳「これを気に少しは態度を軟化させてあげてもよろしいのでは? あんなふうになれますよ?」

叢雲(分身)「ちょっと口の周り汚れてるよ。拭いてあげるから動かないで」

あかり「ありがとう、分身ちゃん!」

叢雲(分身)「ううん、大好きなあかりのためだもの」

叢雲(本物)「……なりたくないわよ、あんなの!」

ビスマルク「強情ねぇ」

叢雲(分身)「いつ見ても大きいお風呂だわ」

叢雲(本物)「こんなにデカくする必要本当にあったの?」

あかり「大きい方が楽しいよぉ」

叢雲(分身)「大きい方が楽しいって」

叢雲(本物)「……あんただって大きい方じゃないでしょ」

叢雲(分身)「あなたよりは大きいわよ。こうして比べてみたら一目瞭然なくらいわね」

叢雲(本物)「くっ……」

あかり「胸の大きさはお風呂の大きさとはまた別の話だよぉ」

叢雲(本物)「そうよ、こいつは別に胸の大きさとかどうでもいいタイプだから」

叢雲(分身)「あかりがどうでもよくても、あなた自身はどうでもよくないでしょ?」

叢雲(本物)「う、うるさいっ! こいつがどうでもいいって思ってるなら私もどうでもいいのよ!」

叢雲(分身)「それってつまりは」

叢雲(本物)「あああ~! いつまでも素っ裸で突っ立ってないで、さっさと体洗いにいくわよ!」

あかり「待ってよ叢雲ちゃん!」

叢雲(分身)「ふふふっ」

叢雲(本物)(あいつを見ていると必要以上にいらいらするわ。杉浦司令官のとこのとか、私とは全然違う『叢雲』に対してはこんなことないのにどうして)

叢雲(分身)「あかり、体を洗ってあげるわ」

あかり「うん、ありがとう分身ちゃん」

叢雲(分身)「分身ちゃんじゃなくて叢雲ちゃんって呼んでくれればいいのに」

あかり「それじゃあ本物の叢雲ちゃんとどっちがどっちかわからなくなっちゃうよぉ」

叢雲(分身)「本物の叢雲、か」

あかり「分身ちゃんが偽者って言ってるわけじゃなくて」

叢雲(分身)「ううん、いいの。私は結局あと少しの時間が経てば消えてしまう偽者だから」

あかり「分身ちゃん……」

叢雲(分身)「あかり、あっち向いて。体洗うから」

あかり「うん」

叢雲(分身)「はぁ……あかり!」ダキッ

あかり「えぁっ? ど、どうしたの分身ちゃん?」

叢雲(分身)「このまま体を使って洗ってあげる」

あかり「え、ええっ!?」

叢雲(分身)「もうすぐ消えちゃうこの体だけど、ちゃんと覚えててほしいから。んっ、この体なら、こうしてこすりつけても、大丈夫、でしょ?」

あかり「分身ちゃん……うん、わかったよぉ」

叢雲(分身)「忘れないで、ちゃんと覚えてて、あかりっ! んっ、あぁっ」ヌルヌル

あかり「分身ちゃ――あふっ……あ、あかりの前に回してる、手もなんか動いてるよ!?」

叢雲(分身)「あかりのこともっ、覚えてたいからっ! はぁっ、んぅ……あかりの感触を、この手に……」スリスリ

あかり「そ、そういうなら仕方ないけど、な、なんか、あんっ……動き方がっ、くすぐったい……んっ、そ、そこは、だめだよぉ……」

叢雲(分身)「あかり、あかりっ……あかりぃ――あぐっ!?」ガンッ

あかり「うわっ!? 叢雲ちゃんの電探!?」

叢雲(本物)「人の姿使って勝手に盛るな!」ヒュンヒュン

叢雲(分身)「せっかくいいところだったのに。自分じゃできないからって嫉妬して」サッサッ

叢雲(本物)「うるさいとっとと消えろ~!」

あかり「ふ、2人とも落ち着いて!」

叢雲(本物)「あんたも口車に乗せられて簡単に許してんじゃないわよ~!」バシャッ

あかり「ぶえっ!?」

あかり「起きたらもういないのかな?」

叢雲(分身)「たぶん、いないかな」

あかり「そっか……」

叢雲(分身)「そんな顔しないで。きっとまた会えるわ」

叢雲(本物)「あんな薬もう二度と飲まないわよ!」

叢雲(分身)「……まあそのうちにね」

あかり「本当にまた会える?」

叢雲(分身)「うん、また会えるよ。だから、もうおやすみ。眠いんでしょう?」

あかり「うん……おやすみ、叢雲ちゃん、分身ちゃん……」

叢雲(分身)「また半目開けたまま寝て。しっかり閉じれば可愛い寝顔なのに」スッ

叢雲(分身)「あかり寝ちゃったけどあなたも一緒に寝るの?」

叢雲(本物)「寝てるときのほうが何されるかわからないでしょうが」

叢雲(分身)「確かにね。何でもやりたい放題だわ」

叢雲(本物)「あんたね!」

叢雲(分身)「でも幸せそうに寝てるあかりを起こすようなこと、私にはできないわ」

叢雲(本物)「……」

叢雲(本物)「あんたを見てるといらいらしたわ。他の叢雲を見ていてもこんなことはないのに」

叢雲(分身)「何でかわかる?」

叢雲(本物)「単純にあんたがむかつく性格してるからでしょ」

叢雲(分身)「本当にそう思う?」

叢雲(本物)「……あんたが、そいつにデレデレしてるからよ」

叢雲(分身)「私があかりにデレデレしてるのが何でムカつくの?」

叢雲(本物)「そんなのっ……私がしたくて、できないことだからよ」

叢雲(分身)「できないんじゃなくて、してないだけでしょ」

叢雲(本物)「う、うるさいわね! できないのよ!」

叢雲(分身)「静かに、あかりが起きるわ」

叢雲(本物)「ぐっぬ……」

叢雲(分身)「できないことはないでしょう? その気になればほめるのだって抱きつくのだっていつだってできる」

叢雲(本物)「できないものはできないわよ」

叢雲(分身)「いつまでもお高く留まってると他の子に取られちゃうわよ。あなただって気づいてるでしょ?」

叢雲(分身)「羞恥心やらプライドやらをかなぐり捨ててあかりに迫ってる子だっていること」

叢雲(本物)「あんたが気づいてるなら私だって気づいてるに決まってんでしょ」

叢雲(分身)「だったらどうして動こうとしないの?」

叢雲(本物)「だって、そいつは……好きだって言ってくれた。今の私が好きだって言ったのよ」

叢雲(本物)「私だって本当はあんたみたいにしてやりたいわよ! だけど、あかりは今の私が好きだって、そう言った!」

叢雲(本物)「なら、できないじゃない。あんたみたいにデレデレすることなんて」

叢雲(分身)「そうね、あかりは私のことずっと分身ちゃんって呼んで、あなたとは区別していたわ」

叢雲(分身)「私は『叢雲』じゃないって、無意識のうちにそう思ってたんでしょうね」

叢雲(分身)「あかりが好きだって言ってくれた自分を維持したいのはわかるわ」

叢雲(分身)「それじゃあ、あなたはあなたが好きな自分になれなくていいの?」

叢雲(本物)「私が好きな自分?」

叢雲(分身)「なりたいんでしょう? 私みたいに」

叢雲(本物)「……」

叢雲(分身)「なりたい自分があるならなればいいわ」

叢雲(本物)「それじゃ、あかりに……」

叢雲(分身)「好きな人に合わせようとする必要は少なからずあるでしょうけど、だけど無理をして自分を抑え付けてもいいことはない」

叢雲(分身)「そんな『好き』はあかりを悲しませるだけよ」

叢雲(本物)「悲しませるなんて、私は……」

叢雲(分身)「あなたは自分の全てを曝け出す勇気が持ててないだけ。それでも受け止めてくれるからって逃げてるだけよ」

叢雲(本物)「そんなことない」

叢雲(分身)「ある。私が気づいてるならあなたも気づいてるに決まってるんでしょ?」

叢雲(本物)「それはっ」

叢雲(分身)「あかりが今の叢雲が好きだって言ったのは、必死に隠そうとしてる本心を分かってるからでしょ」

叢雲(分身)「だから大丈夫よ、本当の自分を曝け出したってあかりは受け入れてくれるはず」

叢雲(本物)「……本当に?」

叢雲(分身)「私だって受け入れられてたでしょ? それに他の子が色々と曝け出してるのだって受け入れてるんだから」

叢雲(本物)「……やっぱりだめよ! 全部が全部あんたみたいにはなれない!」

叢雲(分身)「それはそうでしょうね。自分の想いと折り合いをつけて、納得できるくらいの自分になればいいわ」

叢雲(本物)「……まったくお笑い種ね。自分の分身に説教食らうなんて」

叢雲(分身)「ただの分身じゃないからね」

叢雲(本物)「ふんっ、まあなに、ありがとう」

叢雲(分身)「どういたしまして」

叢雲(本物)(あの妖精にも礼を言った方が……いや、調子に乗ってまた変なことされたら困るし怒らないだけにしとこう)

妖精(猫吊るし)「あの薬ですか? あれはですね、最近妄想を具現化する研究を行っていましてね、その一環で作ったものなんです」

妖精(猫吊るし)「なりたい自分、理想の自分の分身を作り出す薬で、名づけてプロトギガロマニアキシンです」

あかり「理想の自分ってことはつまり、叢雲ちゃん……」

叢雲「し、失敗作だっただけでしょ」

妖精(猫吊るし)「そうなんでしょうかねぇ。それにしたってまったく理想ではない存在が生まれることはないと思うんですが」

叢雲「む、胸とかはまあちょっと大きくてもいいかなと思うことがときどきあるから、それでしょ」

妖精(猫吊るし)「うぅん、体を大きくする装置はもう開発してありますからねぇ。まだまだ改良が必要なようです」

叢雲「どうでもいいけど、今度からは勝手に披検体にするのやめなさいよ」

妖精(猫吊るし)「叢雲さんなら巨乳になるとかの身体特徴の理想ではなくて、精神的特長の理想がわかりやすいと思ったんですけどねぇ」

叢雲「おあいにく様だったみたいだけどね」

妖精(猫吊るし)「う~ん、やはり難しいですねこの研究は。だからこそやりがいがありますが!」

あかり「あんまり変なことに使っちゃだめだからね?」

あかり「ねぇ叢雲ちゃん。本当に分身ちゃんは叢雲ちゃんの理想じゃなかったの?」

叢雲「くどいわね、違うって言ってるでしょ」

あかり「そっかぁ、理想ではなかったんだね」

叢雲「あんたは、私にああなってほしいわけ?」

あかり「ううん、無理しないといけないならうれしくないよぉ。叢雲ちゃんは叢雲ちゃんのなりたい自分でいてくれたらそれでいいんだよぉ」

叢雲「あんたもそう言うのね」

あかり「えっ?」

叢雲「人の理想なんていくつもあるものよ。子供の夢がいくつもあるのと同じ」

あかり「うん? いきなりどうしたの?」

叢雲「だからっ、完全な理想じゃないかもしれないけど、その一側面ではあるかもしれないって、そう言ってるのよ」

あかり「ちょっとは分身ちゃんみたいにしたいなって気持ちがあるってこと?」

叢雲「ほんの少し! ときたまに! 一瞬だけ考えることもあるかもしれない、それだけよ!」

あかり「そうなんだ、へぇ~」

叢雲「な、なによ?」

あかり「うれしいなって思ってるだけだよぉ」

叢雲「せ、精々その一瞬に立ち会えることを祈ってることね!」

あかり「うん、楽しみに待ってる!」

叢雲(そう、あれは私の理想の一側面に過ぎない。甘やかしたい、甘えたいという部分を切り出しているだけ)

叢雲(他にもこいつに対しては色んな感情があるわ。カッコよく見られたいし、甘えさせたいって気持ちもあるし、か、可愛く見られたいって気持ちもある)

叢雲(なりたい私、本当の私の理想はまだ見つけられてない。このたくさんの気持ちに折り合いをつけて、見つけ出さなきゃ)

叢雲(きっとまた会える。理想の私との約束、必ず守って見せるから)

今回はここまでです
次は本編の続きからです

次の日が休日だと遅くまで気にせずに書けるので安価を使わない小ネタを書くにはちょうどいいんですよね

開始します

夕立「提督さんもおっぱいかたっぽ出させるっぽい!」

あかり「いや、あの夕立ちゃん、あかりまだ……」

夕立「ぽ~い! あれ? ブラ付けてないの?」

あかり「まだ付けるの早いかなってお姉ちゃんに言われてて」

夕立「ん~? ちょっと大きくなったらすぐ付けるものじゃないっぽい?」

あかり「わかんないけど、これくらいならまだいいんじゃないかな」

夕立「提督さんが困ってないならそれでいいと思う!」

あかり「現在進行形で困ってるんだけど!」

夕立「そっか、私も両方出さないとだめだよね! じれったいから私が出しちゃうっぽい!」

あかり「ゆ、夕立ちゃん!」

夕立「どう? こうなったらエロいっぽい?」

あかり「そ、そんなこと言われても……」

夕立「提督さん強情っぽい! まだ私ときせ~じじつ作りたくないの?」

あかり「き、既成事実?」

夕立「1回エロいことしたらきせ~じじつっていうのができて、恋人になれる制度のことだよ!」

あかり「そんな制度初耳だよぉ!」

夕立「だから私は提督さんときせ~じじつを作りたいの!」

あかり「いや待って、夕立ちゃん! 一旦あかりの話を聞いて!」

夕立「なになに~?」

あかり「あのね夕立ちゃん、1回そういうことしたら恋人になれる制度なんてないよぉ」

夕立「えっ、だってそういうことするのって恋人同士なんじゃないっぽい?」

あかり「そ、そうなんだけど、それじゃあ無理やりにされたらその人と恋人同士にならなきゃいけなくなっちゃうでしょ?」

夕立「ん~確かに、それはいやっぽい」

あかり「だよね。それはやっちゃだめなことだよぉ」

あかり「夕立ちゃんは今そのやっちゃだめなことをしようとしてるんだよぉ」

夕立「提督さんは私とエロいことするのいやなの?」

あかり「い、いやとかそういうんじゃないけど、無理やりはだめなの!」

夕立「でもしてくれるって約束したから無理やりじゃないっぽい!」

あかり「そ、それはその、夕立ちゃんが何でしたいのか分かってなかったからで」

あかり「既成事実なんて作れないってわかったなら、もうする必要ないでしょ?」

夕立「ううん」

あかり「えっ?」

夕立「きせ~じじつはおまけで、私はただ提督さんとエロいことしたかっただけっぽい!」

あかり「ど、どうして?」

夕立「わかんないけどたぶん好きだから!」

あかり「たぶんって!?」

夕立「エロいことしたくなったら好きっていうことじゃないっぽい?」

あかり「ど、どうだろう」

夕立「私、好きって気持ちになるの初めてだからよくわからないから、たぶんとしか言えないっぽい」

夕立「でも、そういう気持ちになってることは本当だよ!」

あかり「そ、そういう気持ちだけなら好きとは違うかもしれないよぉ」

夕立「そういう気持ちだけじゃないっぽい!」

あかり「他にはどんなふうに思ってるの?」

夕立「気持ちよくなりたいって思ってる!」

あかり「それはエロい気持ちと同じなんじゃないかな!?」

夕立「あと、提督さんのこと気持ちよくしたいって気持ちもあるっぽい!」

あかり「あ、あかりを?」

夕立「そうだよ。私、提督さんのこと気持ちよくしてあげたいの」

夕立「私、気持ちよくなりたいし、提督さんのこと気持ちよくしてあげたい。2人で一緒に気持ちよくなりたいの」

夕立「それが私のエロいことしたいって言ってる理由だよ」

あかり「……」

夕立「教えて提督さん、それは好きってことなの? それともただ、私がエロいだけ?」

あかり「……好きってことで、いいと思うよぉ」

夕立「本当に? よかった!」

あかり「そ、そういう気持ちならちゃんと言ってくれればよかったのに」

夕立「だって一言で言ったらエロいことしたいってことだもん」

あかり「そ、そうかもしれないけど!」

夕立「それで提督さん。こういう気持ちだったら、いいの?」

あかり「あ~ぅ~約束しちゃったからね。ちょっとだけ、だよぉ」

夕立「うん!」

夕立「私も詳しくないからちょっとだけでいいっぽい」

あかり「詳しくはないんだね」

夕立「おっぱい触ったらエロいってことは知ってるっぽい!」ムニッ

あかり「い、いたっ! 痛いよ夕立ちゃん!」

夕立「気持ちよくないっぽい?」

あかり「気持ちよくはないよぉ」

夕立「あんまり強くするのは気持ちよくないんだね」

あかり「こ、こうやって優しくしてあげれば」ムニッ

夕立「んぅっ……!」

あかり「気持ちいいでしょ?」

夕立「うん……気持ちよくて、んっ、体が、びくってなる……」

あかり「こ、こういう感じでやれば、いいんだよぉ……」

夕立「あぅっ……提督さん、なんで、こんなっ、知ってるの……? もしかして、自分でやってる?」

あかり「や、やったことないよぉ自分でなんて!」

夕立「んっ……んぅ……」

あかり(下から手を伸ばしてるの結構手がキツい)

夕立「あんっ……提督さぁん、ちょっと手を止めてよぉ。びくってなって、提督さんのこと気持ちよくしてあげられないよぉ」

あかり「い、痛くされるのはいやだから、ちゃんと覚えてもらわないとね!」

夕立「うひゅっ……提督さん、わざと私に、させないようにしてるね……」

あかり「そ、そんなことないよぉ」

夕立「絶対嘘っぽい! 私、提督さんのことも気持ちよくしたいって言ったのに!」

夕立「もうこうなったら、こうするっぽい!」ダキッ

あかり「え、ええっ!?」

夕立「おっぱいとおっぱいくっつけあったら、どっちも気持ちよくなれるっぽい! これで解決っぽい!」

あかり「だめだよぉ、あかり、こんなの、はずかしいよぉ……」

夕立「はずかしがらなくても大丈夫。私のおっぱいで提督さんのおっぱい隠れちゃってるから」

あかり「それがはずかしいんだよぉ……!」

夕立「くっつけあってるだけじゃあんまり気持ちよくない?」

あかり「そ、そうかな? あかりは気持ちいいよぉ」

夕立「気持ちいいって顔もしてないし、声も聞こえないっぽい」

あかり「うぅ……」

夕立「少し動かすね。ゆっくりするから痛くないよ」ムニィ

あかり「あっ、あっ……夕立ちゃん……」

夕立「んふふ、ちょっと気持ちよさそうな顔になったっぽい。このまま続けるね」ムニュムニュ

あかり「あ、ふ……あっ、ふぁぁっ!」

夕立「んんぅっ……! 提督さんもいっぱいびくってなったね。そっか、先っぽ同士がくっつくと気持ちいいっぽい」

あかり「ゆ、ゆうだち、ちゃん……」

夕立「気持ちよくなってるのがわかるよ提督さん。私がなってるのもわかる?」

あかり「う、ん……」

夕立「じゃあ、もっと気持ちよくなろうね。んっ……」ムニムニ

あかり「あぁぁっ……!」

あかり(手で触られるのと、違う感じ……)

あかり「んくっ……」

夕立「はぁっ……! はぁ、提督さん……」

あかり(あかりがびくってなるのと同じタイミングで、夕立ちゃんもそうなってびくってなってる……)

あかり(一緒に、気持ちよくなってる……一緒の気持ちになってるのが、伝わってきて……)

あかり(なんだか、すっごく……)

あかり「ふぅっ……」ビクッ

夕立「あっ……今、提督さんから動いたね」

あかり「だって……気持ちいい、から……」

夕立「ふふっ、気持ちいいもんね。次は、提督さんの好きなようにしていいっぽい」

あかり「うんっ……はぁっん……」

夕立「あっ、あぁっ……ていとくさんっ……」

あかり「ゆうだちちゃんっ……気持ちいいっ? これで、あかりの、気持ちいい……?」

夕立「うん……気持ちいいよ、ていとくさんっ……」

あかり(あかりも、ゆうだちちゃんと同じ、エロい気持ちになっちゃってるよぉ……)

あかり(気持ちよくなりたくて、気持ちよくしてあげたい……)

あかり「ゆうだち、ちゃん……」

夕立「ていとくさん……こっちも、くっつけたい……」チュッ

あかり「んっ……」ムニムニ

夕立(ていとくさん、キスしてるのに……まだうごかしてるっぽい……)

あかり(あぁっ、きもちいいの、とまらないよぉ……)

夕立(すごく、きもちいいの、重なって……)

夕立(私のエロいきもち、満たされてくっぽい……)

夕立「……くっつけあいっこ気持ちよかったね」

あかり「……うん」

夕立「提督さん、すごかったっぽい。グイグイきてたもん」

あかり「だ、だって……」

夕立「それだけ、気持ちよかったんだね」

あかり「だって、あかりが気持ちいいときに、夕立ちゃんもそうなってるんだって、伝わってくるんだもん!」

夕立「それがうれしかったの?」

あかり「そ、そうだよぉ」

夕立「じゃあ提督さんもエロいね!」

あかり「な、なんでそうなるの!?」

夕立「気持ちよくなって、気持ちよくしたいっていうのが私のエロいって気持ちっぽい! 提督さんもそうなってたんだからエロいっぽい!」

あかり「あ、あかりはエロいんじゃなくって、夕立ちゃんが好きなだけなの! それは好きっていうことだって言ったでしょ!」

夕立「エロくて好きなんじゃないの?」

あかり「エロくはないの! 好きなだけなの!」

夕立「ぽい~エロいのは私だけ?」

あかり「そ、そうなの! あかりはエロくはないの!」

夕立「じゃあ提督さんもエロくなるようにがんばるっぽい!」

あかり「あ、あかりもエロくするの!? どうして!?」

夕立「だって、一緒に気持ちよくなりたいっていうのは、一緒の気持ちになりたいってことだから」

夕立「だから、夕立と一緒にエロくなろうね、提督さん!」

今回はここまでです

ここまで来るとあかねが憤死しそうなので逆に安全という状況になっているかもしれません

開始します

卯月「司令官~ちょっと汗臭いぴょん」

あかり「えっ!? き、昨日は暑かったからかな!」

卯月「観測史上最高の大寒波が押し寄せてたってニュースで言ってたぴょん」

あかり「そ、その寒波のせいで寒かったからエアコンをガンガン効かせてたんだよぉ!」

卯月「部屋入ってきたときそんなに暑くなかったぴょん」

あかり「換気したからね!」

卯月「ふ~ん、エアコン付けっぱなしは体によくないって聞いたぴょん! これからは気をつけるぴょん!」

あかり「そうだね、気をつけないとね!」

卯月「……」ジッ

あかり「な、なに?」

卯月「べっつになんでもないぴょ~ん!」

あかり(はぁ、よかった。あかりいつも通り出来てるみたいだよぉ)

卯月(絶対誰かとなんかあったぴょん。司令官はすぐに顔出るからわかりやすいぴょん)

卯月(なんか欲求不満そうだし、今なら棚ぼた狙えるかもしれないぴょん?)

卯月「しれいか~ん」

あかり「な、なに?」

卯月「ぴょん!」ダキッ

あかり「ひゃあっ!」

卯月「大寒波の余波で寒いからくっつくぴょん!」

あかり「え、エアコンまたつけるから」

卯月「付けっぱなしだったんだから節約しなきゃだめぴょん! それにう~ちゃんは人肌の温度が好きなんだぴょん!」

あかり「せ、節約は大事だけど風邪引くよりはマシだよぉ!」

卯月「ふふんっ、それじゃあもっと温くなるように、擦り合わせるぴょん!」スリスリ

あかり「……っ!?」ピクッ

卯月「どうしたぴょん、司令官? 今震えたぴょん、司令官も寒いなら暖かくするぴょん!」

あかり「やっ、だ、だめ、卯月ちゃん……」

卯月「ふっふっふ~、これでもう司令官はう~ちゃんのもの――」

京子「あかり~野球しようぜ~!」バンッ

卯月「な、なんだぴょん!?」

京子「ふっふっふ、なんだぴょん!? と聞かれたら!」

榛名「え、えっと、答えてあげるが世の情け?」

京子「ちょっと榛名~そこは詰まらずにちゃんと言わなきゃだめでしょ」

榛名「すいません提督」

京子「そんなんじゃ世界の破壊を防げないよ。はいテイク2!」

不知火「赤座司令達が本当になんなんだという顔してますからやめてください」

京子「なんだよ~あかりが呼んだんだろ~?」

あかり「いや、急に来たからびっくりしたんだよぉ」

京子「善は急げって言うだろ! 急いで来たんだから許せ!」

あかり「別に怒ってはないよぉ。おはよう、京子ちゃん。それに榛名さん達も」

伊19「おはようなのね赤座提督、卯月ちゃん」

卯月「ぶ~……」

不知火「どうかしましたか卯月さん?」

卯月「なんでもないぴょん……」

京子「で、お団子同士に子供が出来て引き取ってほしいんだっけ?」

あかり「あかりのお団子は生きてないよぉ!」

京子「冗談だって。鎮守府の戦力使って一緒に世界征服しようって話だったよな」

あかり「あかり達は世界を守った側だよぉ!」

京子「最近じゃ世界を守ったら今度はその力を恐れられて自分が殺されそうになるって話は割りとありがちだよ」

京子「がんばって世界を救ったのに、今度は自分が世界の敵になるなんて。こんなに苦しいのなら悲しいのなら……愛などいらぬ!」

あかり「それはなんか違うよぉ!」

不知火「朝から元気ですねお2人とも」

榛名「本当に仲がよくてうらやましいですね」

卯月「ぷっぷくぷ~! 今日はう~ちゃんが司令官を独占する日だったのに~!」

伊19「赤座提督は秘書艦に独占されてるのね?」

あかり「されてないよぉ!」

京子「そうだぞ~あかりは公共の資源だから独占禁止法だ~」

あかり「あかり資源だったの!?」

榛名「独占禁止法の使い方がちょっと違うような」

京子「で、本当に何の用なんだっけ?」

あかり「久しぶりに一緒に遊びたいなって思って呼んだんだよぉ。それにうちに来た新しい艦娘のみんなも紹介したいし」

京子「あぁ、そういえばなんでか知らんけど増えてるんだっけ。もう新しい艦娘も建造できないのに何でだろうな~不死銀だな~」

榛名「白々しいですよ提督」

あかり「京子ちゃんは野球したいの?」

京子「えっ、やだよこんな寒い中野球したいとか、あかりちょっとたくましくなりすぎで引くわ~」

あかり「さっき野球しようぜって言いながら入ってきたよね!?」

京子「友達んちに来たときはとりあえず野球に誘うのがマナーだろ?」

あかり「どんなマナー!?」

京子「ふぅん、とりあえず何も決まってないってことだよね」

あかり「うん、そうなっちゃうかなぁ。ごめんね呼び出しておいて」

京子「いいって気にすんな。何も決まってないってことは何してもいいってことだからな!」

あかり「何してもいいけどちょっとは加減してね?」

京子「ようし、それじゃあ!」

↓1

1 鎮守府の設備で遊ぼう
2 新人紹介してもらおう
3 あかりの恋愛相談に乗ってやろう
4 その他自由に

京子「早速あかりのイカレたメンバーを紹介してもらうじゃないかYO!」

あかり「イカレてはないよぉ!」

卯月「朝からこのテンションはさすがにう~ちゃんもついてけないぴょん」

伊19「朝からやらしいことするテンションはあるのに?」

卯月「兎はいつでも発情期なんだぴょん!」

不知火「それは開き直っているんでしょうか?」

榛名「提督、あまり騒がしくしてはいけませんよ」

京子「自分ちじゃないから関係ねぇYEAH!」

榛名「むしろ自分ちじゃないからこそ静まってください!」

京子「せっかく元気出してるのにすぐそうやって水差すんだもんな榛名は~もっとはっちゃけろよ~」

榛名「提督がはっちゃけてるので諌める役が必要なんです」

京子「そういうのは全部不知火に任せとけばいいんだよ」

不知火「……司令」

京子「ほら、めっちゃ怖いからすぐ静まる」

あかり「陽炎ちゃんまではたぶん会ったことあるよね? それじゃあ陽炎ちゃんの後でここに来てくれた人たちを呼ぶね」

京子「多いと面倒だから1人か2人ずつな~」

離島棲鬼「ふんふ~ん」

戦艦棲姫「朝からご機嫌」

離島棲鬼「そりゃそうでしょ! だってついにラム子先生と生で会えるんだよ!」

戦艦棲姫「私もうれしい。けど、スキップするほどじゃない」

離島棲鬼「スキップだってしたくなるわ! なんなら踊りながら歩いたっていいわよ!」

戦艦棲姫「それは舞風に任せろ」

離島棲鬼「ふふっ、サインしてくれるかなぁ」

戦艦棲姫「どうだろう」

離島棲鬼「握手もしてもらいたいなぁ。そしたら今日1日手を洗わないで過ごす!」

戦艦棲姫「汚いからトイレ行った後くらいは洗え」

離島棲鬼「トイレのときは手袋つけてするから平気よ! 1回行ったら捨てる!」

戦艦棲姫「コスパ悪っ」

離島棲鬼「あぁ、ついた! この扉を開ければついにラム子先生とご対面……心臓がドキドキしてきたわ!」

戦艦棲姫「失礼します」

離島棲鬼「ちょ、ちょっと! 何の感慨もなしに入る普通!?」

京子「……」

あかり「……」

榛名「……」

不知火「……」

卯月「……」

伊19「……」

離島棲鬼(えっ、なにこれ。何でライ……あかりちゃん達スーツ着て机についてるの? 1人水着だけど)

離島棲鬼(んでその前に並べられた2つのパイプ椅子は何? 面接?)

京子「……私服か。確かにOKだとは書いたけどまさか本当に私服で来るとは」

伊19「お世辞を真に受けるタイプなのね。公の場に私服で来るなんてありえないのね」

離島棲鬼(水着で来てるあなたに言われたくない!)

不知火「いつまで立っているんですか、早く座ってください」

戦艦棲姫「はい、失礼します」

離島棲鬼(えっ、なんであんたは平然としてるの!?)

卯月「あのドレスの方、入ってくるときも失礼しますって言わなかったぴょん。礼儀がなってないぴょん」

榛名「あいさつくらいはしっかりしてもらわないと困りますよね」

離島棲鬼(なんか採点されてる!? 何、もしかして艦娘が多くなりすぎたから誰を解体するのか決めようとしてるの!?)

離島棲鬼(最下位になったら私、解体されちゃう!?)

戦艦棲姫(あかりちゃんがやりそうなことじゃないし、ラム子先生。いや、京子ちゃんの差し金かな)

あかり(ごめんなさい離島棲鬼さん、戦艦棲姫さん)

京子「それでははじめます。まずはお2人の名前を教えていただけますか」

戦艦棲姫「戦艦棲姫です」

京子「戦艦棲姫さん。はい、次」

離島棲鬼「り、離島棲鬼です」

京子「……それだけですか?」

離島棲鬼「え、えっ?」

京子「いえ、それだけならよろしいのです。では続きまして」カキカキ

離島棲鬼(ええ~!? もしかして自己PRする流れだったの!? でも戦艦棲姫のときは何も……も、もしかして圧迫面接!? 私目を付けられてる!?)

離島棲鬼(そんなっ! 確かに日がな一日お菓子食べながら漫画読んで寝てただけだけど、目を付けられるようなことは何にも!)

離島棲鬼(はっ! もしかして私が書いてるライトちゃんシリーズの二次小説の存在がバレた!? あまりにもつまらないから先生が怒って!?)

離島棲鬼(ごめんなさい~! 主人公に自己投影するのはこれから控えめにしますから~!)

京子(やっぱりあっちよりこっち攻めた方が面白そうだな)

伊19(表情がころころ変わって面白いのね!)

京子「先ずは本鎮守府を志望した理由はなんでしょう?」

戦艦棲姫「多くの艦娘達がそれぞれの思うとおりに生活している、自由な気風に引かれて志望しました」

京子「ふむふむ、なるほど。離島棲鬼さんは?」

離島棲鬼「え、えっと、ずっとこの鎮守府に来るのが憧れだったので……」

卯月「何で憧れだったぴょん?」

離島棲鬼「それは……漫画に出てくる鎮守府に似ていて」

不知火「漫画、ですか? 今は現実の話をしているんですよ?」

離島棲鬼「も、もちろんわかってます! 漫画と現実が違うことくらいしっかり認識しております!」

京子「ふむ、ここをモチーフにしていたつもりなんですけどねぇ。それはつまり、私の漫画に現実味がないということでしょうか?」

離島棲鬼「そそそそんな滅相もございません! 先生の漫画は現実と見まごうほど緻密で……」

離島棲鬼(どう言えば、どうすればいいの……!?)

不知火「それでは次のしつもぎゅ……」

離島棲鬼「あっ……」

不知火「……なんですか?」

離島棲鬼「い、いえ……」

不知火「不知火に何か落ち度でも?」

離島棲鬼「なんでもないです……」

不知火「ではさっきあっと言ったのはなんなんですか?」

離島棲鬼「それは……」

離島棲鬼(誰か助けて……)グスッ

あかり「不知火ちゃん、もうそこまでにしてあげて! ごめんなさい離島棲鬼さん、大丈夫ですか!?」

離島棲鬼「ごめんなさい、もう変な小説書かないから解体しないで、ごめんなさい……」

あかり「か、解体? 何の話してるんですか?」

離島棲鬼「鎮守府がいっぱいになったから解体する子を決める面接してるんじゃないの?」

あかり「そんな面接しませんよぉ!」

離島棲鬼「えっ、じゃあ、これは?」

京子「いや普通に紹介されるだけじゃつまんないからちょっと遊ぼうかなと思って、面接風にしてみました!」

榛名「ごめんなさい、変な勘違いさせてしまってたんですね」

離島棲鬼「えっ、えっ? じゃあ私、解体されない?」

あかり「離島棲鬼さんも戦艦棲姫さんも解体しませんよぉ。当たり前じゃないですか!」

卯月「ここはまだまだいっぱい空きがあるぴょん」

離島棲鬼「う……うええええ~ん、怖かったよぉぉ!」ダキッ

あかり「ごめんなさい、離島棲鬼さん怖がらせちゃって。戦艦棲姫さんも」ナデナデ

戦艦棲姫「私は別に。離島棲鬼がバカな勘違いしてただけだから」

離島棲鬼「だってぇ~! いつもと雰囲気違うんだもん~! スーツ着てるもん~!」ブンブン

京子「そっか、解体されるかもしれないって恐怖は深海棲艦にさえも付きまとってるものなんだね」

京子「私もみんなのことを気をつけてあげないといけないな!」

榛名「いい話ふうにまとめようとしてるみたいですけど、許されませんからね提督」

離島棲鬼「ラム子先生のバカァ!」

京子「ごめんね、新刊あげるから許して?」

離島棲鬼「えっ、新刊くれるの? やったぁ! さすがラム子先生! 一生ついてきます!」

伊19「チョロいのね」

今回はここまでです

1レス80行が限界だと思ってたんですが超えられるんですね
行数じゃなくてバイト数の問題なんでしょうか

開始します

離島棲鬼「この次の新刊も楽しみにしてますので!」

京子「ん、ありがと。私も海の幸楽しみにしてる」

離島棲鬼「はっ! そういえば最近全然送ってなかった!」

戦艦棲姫「そもそも取りに行ってない」

離島棲鬼「今すぐ素潜って獲って来るので待っててください~!」

伊19「素潜りだったら負けないのね!」

不知火「張り合わなくていいですから」

京子「あそこまで熱心なファンがつくと、まるで自分がどっかの雑誌に連載持ってる本物の漫画家になった気分だよ」

戦艦棲姫「私達にとってはあなたこそ本当の漫画家だから」

京子「おおう、そこまで直球に言われると先生ちょっと困っちゃうな」

榛名「提督の努力の賜物ですよ、素直に受け取っておきましょう」

あかり「ところで京子ちゃんがこっちで描いてる漫画ってどんなのなの?」

京子「えっ!? そ、それはその、鎮守府での暮らしを赤裸々に綴った半ドキュメンタリー的なあれで」

あかり「へぇ~なんだか真面目そうな内容なんだね」

京子(誰の、とは言ってないからな)

あかり「今度あかりも読んでみるよぉ」

京子「い、いやそれははずかしいし」

あかり「前は同人誌よく読ませてくれたのに?」

卯月「司令官は読む必要ないぴょん。司令官は司令官で暮らしてるから」

戦艦棲姫(そしてその暮らしてる内容が描いてあるからな)

あかり「ええ~京子ちゃんの暮らしぶりも気になるよぉ」

京子「そ、それはまた今度お話してやるよ! それより次いこ次!」

伊19「だからほどほどでやめとくって言ったのね」

秋月「はじめまして、秋月です」

春雨「お久しぶりです、歳納司令官、榛名さん。他の方ははじめまして、春雨です」

あかり「そういえば春雨ちゃんは初詣のときに京子ちゃんと榛名さんとは会ってるんだったね」

春雨「その節はどうも」

京子「いえいえこちらこそ」

不知火「今回は態度が低いですね」

京子「さっきが高圧的だったから次は低圧的に!」

卯月「低圧的ってなんだぴょん」

秋月「噂の通り面白い人のようですね」

あかり「秋月ちゃんは結衣ちゃんとは会ったことあるけど、京子ちゃんとは初めてだよね」

秋月「はい。お会いできて光栄です歳納司令」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

京子「あっ、連装砲ちゃん持ってるんだ」

あかり「この子達は長10cm砲ちゃんだよぉ」

京子「ちょ、鳥獣戯画?」

春雨「長10cm砲ちゃん、です」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」

卯月「高角砲ちゃんじゃだめだったぴょん?」

秋月「それは私に聞かれましても」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

伊19「可愛いのね! ねぇ?」

不知火「え、ええ、可愛らしいと、思います」

春雨「お近づきの印に春雨スープをどうぞ!」

京子「そのドラム缶の中身春雨スープだったの?」

春雨「はい! 魔法ドラム缶なので保温が効くんです」

卯月「保温が効く魔法がかかったドラム缶みたいに聞こえるぴょん」

伊19「鎖とかやたらパンクな格好してると思ったら、ドラム缶を背負ってただけなのね」

榛名「それをだけというのも何か変な気がしますが」

卯月「いつもドラム缶ハンマーで戦艦級の深海棲艦を撲殺してたぴょん」

秋月「えっ……」

春雨「えっ、とか言って引かないでください! 私実戦経験ありませんから!」

卯月「ハンマーはないけど鎖で縛ったりはやってるぴょん。この前だって叢雲を」

京子「えっ、叢雲を鎖で縛ってあられもない姿に!?」

春雨「叢雲さんの電探を鎖で落としただけです!」

あかり「そういうことしてくるのは川内さんだよぉ」

榛名(さらっと言ってますけど大丈夫なんでしょうかこの鎮守府)

京子「春雨スープうめぇ……」

卯月「外が大寒波な分余計に暖まるぴょん!」

春雨「エアコンついてますけどね」

伊19「こういうのは雰囲気が大事なのね!」

榛名(そういえば、この寒さの中で素潜りなんて大丈夫なんでしょうか離島棲鬼さん)

あかり(凍えてないといいけど)

京子「エアコンガンガン効かせて食べるアイスもいいけど、更に暖まるのもまたいいもんだねぇ」

卯月「確かにいいもんだぴょん」

秋月「私なんてハードの排熱でエアコン要らずですよ」

あかり「秋月ちゃんが恐ろしい勢いでゲーマーさんになっていくよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ、きゅうっ!」

不知火「熱かったの?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

不知火「そこまで熱くないと思うけど、出したばかりだったのかしら」

長10cm砲ちゃん「きゅふ~」

不知火「これ、もうずいぶん冷めたから飲んでいいわ」

長10cm砲ちゃん「きゅ?」

不知火「私はそっちを飲むから。はい」

長10cm砲ちゃん「きゅ~! きゅう~」ゴクゴク

不知火「ふっ、そんなに急いで飲まなくたっていいのに」ズズッ

不知火「あちゅっ……」

京子「……」

卯月「……」

不知火「……なんですか?」

京子「べっつに~」

卯月「なんでもないぴょ~ん」

不知火「……ぐっ」

伊19(邪魔されたって怒ってたのに、いつの間にか仲良くなってるのね)

あかり(卯月ちゃんと京子ちゃん、雰囲気がなんか似てるもんね)

京子「抱っこできないのがな~座って抱きつくにしてはちょっと小さすぎるし」ダキッ

長10cm砲ちゃん(右)「きゅう~」

榛名「榛名はできますよ」ダキッ

長10cm砲ちゃん(左)「きゅっきゅ~!」パタパタ

榛名「えっ、な、なんですか?」

秋月「よく暴れるので気にしないでください。パタパタするのが好きみたいなんです」

春雨「私のドラム缶もドラム缶ちゃんとかになってくれれば、持ち運びが楽になるんですけど」

伊19「さすがに生き物?の中から出てきたスープは飲みたくないのね」

卯月「1人だけ可愛いアピールしてずるいぴょん! う~ちゃんの主砲と交換するぴょん!」

秋月「いや、島風さんの連装砲ちゃんだっているじゃないですか。あと戦艦棲姫さんの艤装も」

卯月「戦艦棲姫の艤装は別に可愛くないぴょん!」

あかり「ええ~、あの子優しいし性格は可愛いよぉ。見た目は大きくてちょっと怖いけど」

卯月「見た目が重要なんだぴょん!」

京子「あの妖精に頼んだら作ってくれるんじゃね?」

卯月「確かにやってくれるかもしれないぴょん」

不知火「うちの子達も優秀ですが、あの子だけずば抜けて優秀ですよね」

あかり「あははは、優秀なところだけずば抜けてたらいいんだけどね」

伊19「あのぴちぴち体操服はときどき使ってるのね!」

榛名「な、何に? もしかしてうちも人のこと言えないような状況になってる!?」

京子「ふぅ~、春雨スープ飲んでたらもう昼か」

あかり「やっぱり楽しいと時間が経つのが速いね」

卯月「お昼ごはんっぴょん!」

不知火「春雨スープ飲んだのにまだ食べるんですか?」

卯月「あれじゃ全然足りないぴょん!」

京子「そうそう、まだまだ食べ盛りの14歳のお腹を満たすのには足りないよ!」

榛名(あれ、提督こっちに来てもう何年だったっけ?)

伊19「若いからって調子に乗ってると、満たされすぎたお腹が自己主張をはじめちゃうなの」

京子「心肺ゴム用! 私は腹じゃなく胸に来るタイプだ!」

不知火「それなら確かに食べたりていないようですね」

京子「なにお~! 不知火だって妹の浜風や浦風より小さいくせに!」

不知火「それが何か?」

京子「くそぉ! 気にしないタイプだった!」

あかり「あはははっ! お昼食べ終わったらどうしよう? 京子ちゃんが会ったことない子8人だったからちょうど半分だけど」

京子「続けるか、引くか、うむ」

↓1

1 続ける
2 鎮守府の施設で遊ぶ
3 あかりの恋愛相談に乗る
4 その他自由に

今回はここまでです
次は引き続き京子に新人を紹介するところからはじめます

特に理由もなく3人しか連れてきていないのは描写がめんどうもといむずかしくなるからです
1レスごとに1回は全員喋らせるようにしていると1レスが長めになってしまいますね

開始します

京子「どうせまた増えるだろうし今のうちに全員と会っておこうかな」

榛名「そうですね、また増えそうですし」

あかり「ええ~、もう新しい艦娘さんも建造できないんだし滅多にないよぉ」

伊19「もう8人も増えてるのに何言ってるのね」

卯月「もしかしたらまだう~ちゃんや島風みたいに壁の中に取り残されてるのがいるかもしれないぴょん!」

不知火「もしいるならいつ来たかにもよりますけど生存は絶望的な気が」

京子「アメリカの艦娘とか会ってみたいんだけどなぁ」

あかり「アメリカの艦娘? いるの?」

京子「風の噂でいるとか聞いたけど、詳しいことはわからん」

榛名「昔はどうあれ今は仲間同士ですからね。遺恨なく仲良くできたらうれしいです」

伊19「そもそも会えるかどうかすらわからないの」

あかり「英語だったらあかりもちょっとはわかりそうかなぁ」

卯月「ロシア語はさっぱりぴょん!」

不知火「ビスマルクさんのドイツ語ではなく?」

伊19「Bepちゃんのことなのね」

京子「金剛に翻訳頼もう!」

榛名「お姉さまは米国ではなく英国ですので」

葛城「私を呼んで何かご用かしら?」

駆逐棲姫「あかり、何?」

京子「ん? 何でまた春雨が来てんの? もうスープは入らないよ」

榛名「待ってください、春雨さんにしては少し色が薄いような」

伊19「服が汚れたからって体ごと洗濯しなくていいのね」

不知火「どんな強力な漂白剤使ったらこんなになるんですか」

京子「まさか8192分の1の確立で出現するといわれる色違いの!」

駆逐棲姫「私はポケットにもボールにも入らない」

卯月「駆逐棲姫って呼ばれてた深海棲艦だぴょん!」

榛名「深海棲艦、離島棲鬼さん達の他に生き残りが?」

あかり「いえ、色なしのカードを使ったら出てきたんですよぉ」

京子「はぁ~そういえばあかりのとこだとそういうことも起きるんだったっけ」

駆逐棲姫「私はわるさめ」

伊19「わるさめ?」

卯月「悪い春雨でわるさめだって言ってるらしいぴょん」

不知火「悪いなんて自ら言うことではありませんよ」

駆逐棲姫「いや、以前は悪いことをしていたから、その自戒のために」

葛城「そこら辺律儀なところがらしいわよね」

あかり「今はいい子なんだからいいさめでいいのにね」

駆逐棲姫「いや、それはおかしい」

京子「カード、わるい春雨……」

駆逐棲姫「だから違うと言ってる」

不知火「葛城さんは雲龍さんの妹なんですね」

葛城「間に天城姉がいるけどね」

榛名「天城の名が周りまわって空母につけられたのは、何かの縁なのかもしれませんね」

葛城「まあ同じ空母ってだけですけどね」

京子「どういうこと?」

卯月「天城っていうのは元々戦艦だった赤城のお姉ちゃんの名前なんだぴょん」

不知火「震災で大破してしまい修復不能となったので、そちらを破棄して解体予定だった加賀さんを空母に改装したんです」

あかり「そうだったんだぁ。名前が同じ別の艦でも、赤城さんと同じ空母になれたんだね」

葛城「まあ、私や天城姉はあの当時赤城さんには会えなかったけどね」

京子「こうして話を聞いてるとやっぱり歴史ある艦なんだなって再認識するよ」

伊19「普段はなんだと思ってるのね!」

京子「水着で鎮守府を徘徊する妖怪」

伊19「おしおきされたいみたいなのね!」

駆逐棲姫「雲龍と葛城はあまりよく似ていない」

葛城「胸は関係ないでしょ!」

駆逐棲姫「誰も胸のことは言ってない」

榛名「ですが確かに雰囲気は違いますよね。雲龍さんは大人しい方ですが、葛城さんはとても活発な印象を受けます」

京子「天城もどっちかというと大人しい系だよね。やっぱりどっか別人の血が」

葛城「血縁関係はないから!」

不知火「大人しい系なのにあの格好はどうかと思いますが」

伊19「格好の肌色面積だけならそっくりなの!」

あかり「そう? 葛城さんは結構着てると思うけど」

卯月「ふわっとして布地に余裕あるからわかりづらいけど、実際肌を隠してる部分はかなり少ないぴょん」

京子「やっぱり姉達は人目で脱いでます! ってインパクトがあるからねぇ。比べるとどうしても脱ぎっぷりが足りないよ」

葛城「脱ぎっぷりなら足りなくて上等じゃないの!」

京子「見た目のインパクトって結構重要よ。雲龍と天城はおっぱいで担ってるけど葛城にはそれがないわけじゃん」

京子「だったら他のとこでもっとインパクト取らなきゃ! だからもっと脱いで! パンツ丸出しでいるとかさ!」

駆逐棲姫「雲龍も丸出しだぞ」

京子「やはり姉に勝る妹はいなかったか」

葛城「あのねぇ!」

あかり「というか雲龍さんは勝ってるって言っていいの?」

伊19「わるさめは何スープを出してくれるの?」

駆逐棲姫「いや特にスープは出さない」

京子「ええ~わるさめスープ出ないの~?」

葛城「なんなのよわるさめスープって」

京子「えっと、サメを割ったときに出るスープ?」

不知火「それはただのサメの血では」

駆逐棲姫「私はあまり料理をしない」

榛名「同じ艦娘同士よりも違いは大きいみたいですね」

あかり「春雨ちゃんは春雨ちゃん、わるさめちゃんはわるさめちゃんですよぉ」

駆逐棲姫「そういうこと」

不知火「そう言いきれるなら心配はいらないようです」

京子「サメといえば、離島棲鬼大丈夫なのかな」

卯月「ここら辺には出たことないから大丈夫ぴょん」

伊19「サメさんに襲われる前に凍え死にしそうなのね」

駆逐棲姫「離島棲鬼、海に潜ってるのか?」

あかり「京子ちゃんにあげる海の幸を撮りに行ったんだよぉ」

葛城「いつも何考えてんだかよくわかんないけど、本当によくわかんない行動とるわね」

駆逐棲姫「あれくらい単純に生きていられたら幸せだと思う」

京子「そうそう、世の中むずかしく考えずに単純に生きてればいいんだよ」

卯月「シンプルイズベストぴょん!」

榛名「単純なのにものすごい過酷な状況に追いやられているのは気のせいでしょうか」

不知火「追いやられたというより自分で行きましたので気のせいですよ」

京子「艦娘カードはもう作れないけど世界にどれだけ残ってんだろうね」

あかり「う~ん、大本営はいっぱい持ってそうだけど」

榛名「いずれにせよ民間人が簡単に手を出せるところにあるとは思えませんが」

卯月「わかんないぴょん。横流し品が裏のオークションに出回ってるかもしれないぴょん!」

伊19「社会の闇なのね! 怖いのね!」

不知火「内いくつが深海棲艦が出現する危険のあるカードなのでしょうか」

あかり「深海棲艦さんが出てきても、みんなわるさめちゃんみたいに静かな気持ちになってるよぉ」

榛名「はじめはそうかもしれませんが、そんなところからカードを手に入れる人が静かな気持ちのままいさせてくれるとは思えませんし」

不知火「カードから出てきた1体だけが暴走するならまだマシですが、最悪全ての深海棲艦に波及してまた出現しだすようなことになる可能性もあります」

あかり「そんなっ!」

卯月「調べて回収した方がいいぴょんね」

京子「なんか楽しそうだね! 秘密のカードを求めて世界中を大冒険って!」

榛名「遊びではありませんよ提督」

京子「何でも何でも楽しんだもん勝ちなんだって。深刻に考えてて悩むより、楽に構えてた方がいざってときのために体力温存もできるしね」

不知火「ちゃらんぽらんに見えて、ほんのときどきまともな意見を言いますね」

京子「ときどきってなんだよ~私はいつもまともに生きてるだろ~」

あかり「でも、うん。深く考えても仕方ないよね。本当に出回ってるのかもわからないし、大本営に探すように言うくらいしかできないもんね」

卯月「出回ってたら出回ってたときがんばればいいぴょん!」

京子「そうそう、あかりがこうやって杖で汝のあるべき姿に戻れ!って」

妖精(猫吊るし)「コスプレ動画撮影の話をしてると聞いて」

不知火「してません」

開始します

五月雨「はじめまして五月雨です」

如月「如月よぉ、よろしくね」

京子「五月雨と如月かぁ、最後は落ち着いたところで来たね」

あかり「落ち着いたところってなに?」

京子「いや、深海棲艦は言うに及ばずだけど秋月とか葛城とか割とレアなんだよね。でも如月達はそこまででもないから」

如月「あらぁ私達がレアじゃないみたいな言い方するのねぇ」

五月雨「そんなまるでカードみたいな言い方」

不知火「いや実際カードですし」

京子「カッコいいじゃん。如月、レア度10! とかなんか強そう」

卯月「ものすごい勢いでインフレしていきそうな気がするぴょん」

京子「それになんかランク付けされてる感じでさ。レア度黄金の艦娘は銀の艦娘の数倍は強いぞ!みたいな」

伊19「実際そこまでの差はないのね」

五月雨「私は改造されてるから銀ですね」

京子「白銀艦娘だね。如月はまだだから青銅」

伊19「イクは黄金なの! 光速なの!」

如月「何の話をしているのかしらぁ?」

京子「五月雨って新米の提督の元に最初に配属される艦娘候補の1人だったんだよね」

あかり「そうなの?」

五月雨「そうだと聞きました。私の他に吹雪さんと叢雲さん、電さんと漣さんが候補なのだとか」

あかり「あかりが叢雲ちゃんでちなつちゃんが電ちゃん、池田先輩が五月雨ちゃんなんだっけ」

京子「私は榛名だったけどね」

榛名「はい、榛名が1番です!」

如月「いきなり榛名さんが配属だったの? それはそれで大変そうだけどぉ」

卯月「うちも最初が叢雲だっただけですぐに初日に文月と大和が来てるぴょん」

伊19「榛名より大和がいる方が大変なの!」

不知火「燃費があまりよくありませんので」

あかり「でも大和さんがいたから初日からおいしいご飯が食べられたんだよぉ。すごく心の支えになってくれたの」

京子「うまい飯が食えるとやる気出るよね~うちも榛名がいてくれたからすごい楽でさ~」

榛名「初日のうちに素寒貧になるまで建造したせいで、榛名の初日は1日中料理してるだけで終わりましたけどね」

五月雨「中々無茶なことする人ですね」

京子「そうほめるなって~」

卯月「今のをほめ言葉ととるポジティブさをほめてあげたいところだぴょん」

如月「大所帯で大変そうねぇ」

京子「ここもう大所帯だけどね」

あかり「京子ちゃんと再会したときはまだ10人くらいしかいなかったのにね」

榛名「10人でも普通の人間の家族で言えば大家族ですけどね」

不知火「初めて会ったときから考えるとずいぶんとたくましくなったものです」

伊19「あのときはすごくめそめそしてたのね!」

あかり「だ、だって、あのときは上手く指揮できなくて白雪ちゃんのこと傷つけちゃった後だったし……」

卯月「う~ちゃん実はそのときから既にいたんだけどぴょん」

あかり「そういえば、そうなんだよね」

五月雨「実はと言うと? 大規模遠征にでも行ってらしたんですか?」

卯月「大和に包丁で脅かされて壁の中に埋められてたぴょん」

五月雨「ほ、包丁で壁の中に!?」

如月「あらあらぁ、大和さん意外にバイオレンスなことするのねぇ」

卯月「大変だったぴょん。自力で外に出られないから壁の中から外に助けてって言ってたらお化け扱いされるし」

あかり「壁の中から声が聞こえたら驚くよぉ!」

伊19「けど何で大和は卯月を壁に埋め込んだりしてんだろう?」

京子「きっとあかりを独占したかったんだろうね。たぶん気づかないうちに他の新配属になった艦娘も壁に埋め込まれて」

京子「ああっ、五月雨の後ろの壁、なんか不自然に塗りなおされてない? まるで人の形みたいに」

五月雨「ひいいっ!」バッ

榛名「提督! 誤解をまねくような冗談はやめてください!」

あかり「本当は大和さんに追いかけられてびっくりした卯月ちゃんが、壁の向こう側にあった隠し部屋に閉じ込められちゃっただけだから!

不知火「自業自得ですね」

卯月「包丁持ってたのは事実ぴょん!」

京子「自分で包丁よりもっと恐ろしいもんぶら下げてるのに何でそんなにびびったんだか」

五月雨「それにしても、不思議に思わないんですね」

京子「何が?」

五月雨「私が改造されていることですよ。もう戦いもないのにどうやって練度を上げたのかって」

京子「知ってるよ、あのあめでしょ」

あかり「そうだけど、京子ちゃんにまんたんのいっぱい持ってるよって教えてたっけ?」

京子「えっ、いやまあその、あめしか考えられないからさ。結構西垣ちゃんに目をかけられてたみたいだし、持ってるのかなぁって」

あかり「京子ちゃんもあめ使ったことあるの?」

京子「あるよ。あっ、でもまんたんのはないから副作用の対処方は知らないよ」

あかり「そっかぁ。ん? まんたんの使ったことないのにどうして副作用があること知ってるの? あかり言ってないよね?」

京子「いっ、ゆ、結衣に聞いたんだよ、あははは」

あかり「結衣ちゃんはあるんだ。じゃあ今度聞いてみようかなぁ」

京子(すまん、許せ結衣)

如月「私もあめ食べてみたいなぁ。どれだけ火照るのかしら?」

不知火「火照りたいんですか?」

如月「うふふ、どうかしら? 火照りたいより火照らせたいかも? あなたみたいな冷静そうな子は特に」ジリジリ

不知火「やめてください」

京子「そうだぞ、不知火を火照らすのは私の役目だ!」

不知火「火照りませんから」

如月「あらあら仲良しさんなのね。こっちも負けていられないわよ司令官、一緒に火照りましょう」

あかり「ほ、ホテル? 大和さんのこと? 気にしてるから言っちゃだめだよぉ」

卯月「司令官を火照らせるのはう~ちゃんがやるぴょん!」

五月雨「き、昨日のお返しをしないといけませんよね」

榛名「新人さんにもすぐに気に入られるんですね赤座提督は」

伊19「魔性なの!」

不知火「弄られやすいだけど思いますが」

あかり「これで全員と知り合いになれたね」

京子「あかりのとこも中々個性的な面子が揃ってるみたいだな」

あかり「みんな楽しいあかりの大切な家族だよぉ」

榛名「赤座提督の下でならきっと皆さん幸せに暮らせますよね」

不知火「少なくとも漫画の締め切り前に徹夜させられることはないでしょうね」

伊19「眠い中細かい作業をさせられるのは地獄なの」

京子「なんだよお前ら根性なしだな! そんなのあかりだってできるんだぞ!」

あかり「えへへ、あかりは徹夜って言っても仮眠は取ってたよぉ」

京子「夜の9時には電池切れてたもんなあかりは」

卯月「今の司令官なら完全な徹夜もできるぴょん!」

あかり「今でも1日中起きてるのは無理だよぉ」

榛名「成長するには規則正しい生活が1番です。早寝早起き、いいことです」

伊19「じゃあ早寝早起きしなくなったから、今の赤座提督は悪い子なの!」

あかり「あかり悪い子になっちゃったの!?」

京子「悪い子というかいけない子というか」

不知火「なったというよりされた感がありますが」

あかり「……?」

京子「それよりもそろそろ夕ご飯の時間だね」

あかり「もうそんな時間なの?」

卯月「もうそんな時間ぴょん!」

大和「あかり、卯月さん、歳納提督と皆さんも。夕食のご用意ができましたよ」

京子「待ってました!」

榛名「すいません、いつもご馳走になって」

大和「いつも多めに作っていますし、少しくらい増えても変わりませんよ」

伊19「お疲れさまなの!」

不知火「久しぶりに姉さん達と顔を合わせて話ができますね」

卯月「池田司令官もいれば雪風もいたんだけどね~」

不知火「それはまた今度にしますよ」

伊19「イクもイムヤとゴーヤに会うの久しぶりなのね! たくさんお話しするの!」

榛名「お姉さまと霧島の近況を聞かせてもらいましょう。お姉さまからは赤座提督の話ばかり聞かされそうな気がしますが」

京子「私は誰と話そうかなぁっと」

あかり「京子ちゃん、ちょっと相談があるんだけどいい?」

京子「ん? なに?」

あかり「2人きりで話したいよぉ」

大和「それじゃあ先に行ってるわね。なくなることはないと思うからゆっくり話していていいわ」

あかり「ありがとうございます大和さん」

榛名「提督、あまりふざけた答えを教えてはいけませんからね」

京子「わかってるってば……さてみんな行ったし、早速話を聞かせてもらおうじゃないか」

あかり「えっと、ね……」

京子「どうした赤くなって? さては久しぶりに会った京子ちゃんが可愛くなりすぎてて欲情――」

あかり「京子ちゃんって……エッチなこと興味ある?」

今回はここまでです

明後日のイベントで4期か大室家のアニメ化告知とかあればうれしいですね行けませんけど

イベントは一週間前でしたね寝ぼけたこと書いてすいません
開始します

京子「は? なんて?」

あかり「な、何回も言わせないでよぉ!」

京子「いや、だって、ええ?」

あかり「ご、ごめんね変な相談して」

京子「ううん、いいけど……」

京子(あかりもそういうの気になる年頃か……ってなんでそうなのか知ってるわ。あれだけやられたらそりゃいくらあかりでもねぇ)

あかり「で、ど、どうなの?」

京子「……興味なくはないけど」

あかり「本当に?」

京子「ま、まあね。誰だってちょっとはあるんじゃないかな?」

あかり「そうなの? 変じゃないかな?」

京子「変じゃないんじゃないかな?」

あかり「そ、そっか、よかった……」

京子「どうして私にそんなこと聞いたの?」

あかり「最近そういうこと考える機会があったんだよぉ」

京子「……それって、艦娘のみんなと?」

あかり「え、ええっ!? 何で知ってるの!?」

京子「いやそうなのかって聞いたんだけど」

あかり「あっ……」

京子「嘘、本当は球磨に色々と聞いてたんだ」

あかり「球磨さんに?」

京子「うん。あかりのこと漫画のネタにならないかなぁって」

あかり「そ、そうだったんだ」

京子「ごめんね勝手に」

あかり「ううん、それはいいんだけど……」

京子「あかりは本当に色んな人に好かれてるよな~」

あかり「えへへ、それはうれしいことだよぉ」

京子「あかりもみんなのこと好きだもんな」

あかり「うん……」

京子「どうしたの?」

あかり「う、ううん、なんでもないよぉ」

京子「もしかして他にもなんか悩んでることあるの?」

あかり「そ、それは……」

京子「話してみてよ、相談乗るから。勝手に球磨に色々調べてもらってた罪滅ぼしにもなるしね」

あかり「いいのかな?」

京子「私に解決できることだったらしてやろう!」

あかり「できないことだったら?」

京子「できないことはできない! でも私にできないことはないからな!」

あかり「あははは、そうだね京子ちゃんは何でもできるもんね」

あかり「さっき京子ちゃんが言ったとおり、あかり色んな人に好きでいてもらってるの」

京子「端から聞いてると自慢みたいだな」

あかり「確かに自慢したいくらいすごいことだよぉ。でも……」

京子「なにか悪いことがあるの?」

あかり「みんな、あかりのこと本気で好きでいてくれてるんだよぉ。その、そういうことしたいくらいには」

京子「うん」

あかり「みんな、あかりのことが好きで、でもあかりはみんなのことが好きで」

あかり「本当にそれでいいのかなって思って。金剛さんにはそれでもいいって言われたんだけど、まだ気になってて」

京子「ううん、むずかしい話だなそれは」

あかり「本気で好きになってくれてるから、あかりも受け止めようって思ってそういうことから逃げないようにしたけど」

あかり「本当に好きなら、受け止めようってだけじゃなくてあかりからも何かしたいって気持ちがあるはずだよね?」

京子「さっき聞いてきたってことはそういう気持ちがあるってことじゃないの?」

あかり「あるんだけど、それがただそういうことしたいだけなのかもしれないって思ったら」

あかり「みんなはあかりとそういうことしたいって思ってるのに、あかりは誰でもいいって思ってるんじゃないかって」

あかり「そうだったらあかり、みんなに悪いよぉ……」

京子「みんなに悪い、か」

あかり「みんなは真剣にあかりのこと好きでいてくれてるのに、あかりはただ自分がエッチなことしたいだけなんだったらあかりは……」

京子「あかりもそんなに悩んでるなら真剣だと思うけどね」

あかり「……」

京子「あのね、あかり。あかりは人の気持ちを考えすぎだよ」

あかり「えっ?」

京子「そこがあかりのいいところなんだけどね、でもあかりだってそうやって悩んだりするんだからさ」

京子「いいんだよ、そこまで気にしなくてさ」

あかり「気にしなくていいことなんかないよぉ、大切なことなのに」

京子「確かに大切なことだけどね」

京子「あかりは誰かに好きでいてもらってればそれでいいの?」

あかり「えっ?」

京子「あかりもみんなのこと好きなんでしょう? それをみんなに伝えなくていいの?」

京子「一方的にどっちかの言うこと聞くだけって、それは本当の恋じゃないよ」

京子「どっちも本当の気持ちを相手に伝えて、お互いがお互いの気持ちを受け入れること。それが恋だって、私は思ってる」」

あかり「京子ちゃん……」

京子「あかりにもそういう気持ちがあるんだってみんなに伝えなよ。本当に好きなら受け入れてくれるよみんな」

あかり「ほ、本当に?」

京子「あかり、前に教えたでしょ。傷つける勇気を持つことが信頼だよ。本当の気持ちを伝えて傷つくかもしれないけど、それでも本当に好きなら伝えないと」

京子「それが好きってこと、信頼してるってこと。そして、恋してるってことだよ」

あかり「……好きってことは信頼してるってことと一緒なんだね」

京子「私はそう思ってる。少なくとも信じられなきゃ好きにはなれないでしょ?」

あかり「そうだね、確かにそうだよぉ」

京子「まあ、そういうふうに好きな人がいっぱいるっていうのは普通じゃないことかもしれないけどさ、あかりはそうなんでしょ?」

あかり「う、うん」

京子「普通じゃないことかもしれないけど、それが本当の気持ちなら伝えればいいよ。たぶんみんな喜ぶんじゃないかな」

あかり「よ、喜ぶ?」

京子「みんなそういう気持ちがあるのは一緒だし、あかりも同じ気持ちならうれしいと思うよ」

あかり「な、なんだかはずかしいよぉ」

京子「まあねぇ、でもさ恋ってさ気持ちをぶつけ合うことだからね。そういうことってある意味好きって気持ちをぶつけ合ってるとも言えるし」

京子「まああれだよ、好きになったらそういう気持ちが出てくるのは当たり前だから、いいんだよ隠さなくて」

あかり「ちょ、ちょっとは隠した方がいいんじゃないかな?」

京子「あ、あぁ、うん、私もところ構わずそういうことしていいって言ってるわけじゃなくて!」

あかり「時間と場所を考えるんだね」

京子「そうそう、時間と場所を考えなヨーだよ」

あかり「やっぱり、金剛さんの言ってること間違ってないんだね」

京子「うん、そこはね」

京子(中学生の女の子に対してそういう気持ちになるのは間違ってる気がしないでもないけど)

京子(私は幼馴染として止めるべきだったのかもしれない、けど)

京子(この方があかりもあかりの艦娘もきっと幸せになるよね。だったら、私はそれを応援してやるだけだ!)

京子(それに、そっちの方が同人誌のネタにもなるしね~)

今回はここまでです

今日明日と見たい番組を見ながら書くので明日も同じくらい筆が遅くなるかもしれません
すいませんがよろしくお願いします

開始します

京子「はぁ~食った食った」

榛名「本当に遠慮がありませんね提督は」

京子「遠慮するなって言われたんだからする方が失礼ってもんよ」

不知火「それにしたって限度がありますよ」

伊19「赤城じゃないんだから少しは自重するのね」

京子「次からはそうすること考えとく~」

伊19「しょうがない提督なのね」

不知火「まったく、赤座司令の方がしっかりしているのではないかと思えてきましたよ」

京子「確かにそうかもしれないね」

榛名「提督?」

京子「いや今日会って本当にそう思ったんだよ。すごくしっかりと成長してるなぁって」

不知火「そんなにしっかりしていたでしょうか?」

伊19「そんなに変わった印象がなかったのね」

榛名「確かにしっかりしてる印象はそこまでありませんでしたが、夕食前に話していてそう思ったんですか?」

京子「ん、まあね」

伊19「どんな話してたのね?」

不知火「気になりますね」

京子「そこはまああれだよ、私とあかりの2人だけの秘密っていうかそんな感じで」

榛名「何ですかそれは」

京子「……ねえ、榛名」

榛名「はい?」

京子「……いや、なんでもない」

京子(いざ口にしようとするとはずかしいな。やっぱりあかりはすごいなあんな簡単に言えるんだもん)

京子(好きってこと偉そうに言ったけど私も、考えないとね)

あかり「はぁ、今日は楽しかったよぉ」

卯月「う~ちゃんはちょっと不満だぴょん」

あかり「卯月ちゃんも楽しそうだったよぉ」

卯月「もっと司令官と2人っきりでいたかったぴょん」

あかり「ごめんね卯月ちゃん」ナデナデ

卯月「ぷっぷくぷ~、せっかくの秘書艦なのに」

あかり「2人っきりじゃなかったけど、一緒にいた時間はたぶん最近の秘書艦の人達より多かったと思うよぉ」

卯月「歳納司令官にかかりっきりだったぴょん」

あかり「そんなに京子ちゃんのことばっかりだったかなぁ?」

卯月「ばっかりだったぴょん! う~ちゃんというものがいながら浮気ぴょん!」

あかり「う、浮気って」

卯月「許してほしかったらう~ちゃんへの愛を示してもらうぴょん!」

あかり「ん~、愛を示すって言われても。んっ」チュッ

卯月「ぴょんっ?」

あかり「えへへ、これでいい?」

卯月「司令官?」

あかり「なあに、卯月ちゃん?」

卯月「ん、ううん、なんでもないぴょん」

卯月(ちょっと困らせてあげようと思っただけなのに、司令官なんか積極的ぴょん)

あかり「秘書艦の仕事あんまりできなかったけど、さっきちょこっとやってもらったからね」

卯月「まだごほうびくれるぴょん?」

あかり「うん、何してほしい?」

卯月(今なら何でもしてくれそうな気がするけど、どうしちゃおっかなぁ)

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

卯月「うんとね、頭なでてほしいぴょん」

あかり「それでいいの?」

卯月「あ、うん」

卯月(いっぱい考えた結果そこに行き着いちゃったぴょん。ぐりぐりしてって言ったらしてくれたかもしれないのに)

あかり「それじゃあなでてあげるよぉ」

卯月(まあ、さっきおでこにちゅ~してもらったから我慢するぴょん)

あかり「艦娘のみんなは髪の毛綺麗だから、あかりも触ってて気持ちいいんだよぉ」ナデナデ

卯月「う~ちゃんの髪の毛も?」

あかり「卯月ちゃんのもだよぉ」

卯月「そんなに気持ちいいならごほうびに触らせてあげるぴょん!」

あかり「ふふっ、そうだね。あかりの方がごほうびだよぉ」

卯月「ふふん、ふんふ~ん」

卯月「ほっぺたとかも触ってほしいぴょん」

あかり「ほっぺたもだね、はい」プニッ

卯月「んふふっ、気持ちいいぴょん……」

あかり「あかりも。髪の毛だけじゃなくてほっぺたも気持ちいいよぉ」プニプニ

卯月「う~ちゃんも触っていいぴょん?」

あかり「あかりのほっぺた?」

卯月「うん」

あかり「いいよぉ、はい」

卯月「えへへっ、司令官もぷにぷにするぴょん!」プニッ

あかり「んふふっ、くすぐったいね卯月ちゃん」

卯月「くすぐったくて、気持ちいいぴょん」

卯月(こうして2人で触りあってた方が、ただ触られてるだけよりも気持ちいいぴょん)

卯月(好きな人が気持ちよくてうれしい顔してたら、自分も気持ちよくなるんだぴょん)

卯月(だったら、う~ちゃんもしてもらうだけ考えてないで、自分からすることも考えないといけないみたいだぴょんね)

卯月「ぷにぷに~」

あかり「ひゅづきひゃん、ひょろひょろやめて……」

卯月「司令官のほっぺたがよく伸びるから楽しいんだぴょん」

あかり「ほっぺたちぎれちゃうよぉ」

卯月「う~ん、司令官のほっぺたがびよんびよんになっておかめになったらいけないから、そろそろやめるぴょん」

あかり「はぁ、結局あかりの方がいっぱいほっぺた触られてたよぉ」

卯月「う~ちゃんへのごほうになんだからいいんだぴょん」

あかり「うん、ごほうびなったならそれでいいんだけどね」

卯月「ありがとう、司令官」

あかり「どういたしまして。これからもよろしくね卯月ちゃん」

卯月「うん! う~ちゃん、ずっと司令官と一緒だぴょん!」

あかり「うんっ! ずっと一緒だよぉ」

卯月「ふふ、ごほうびしてもらったから最後に1働きするぴょん! 明日の秘書艦誰にするぴょん?」

↓1 明日の秘書艦(>>397-398の卯月以外の☆のついてない艦娘)

今回はここまでです
次は山雲の好感度100イベントからはじめます

これで卯月の好感度も100になったので山雲、春雨の次にイベントになります

やっぱり何かを見ながら書いてるとかなり遅くなってしまいますねすいませんでした
これからはいつものペースに戻ります普段から早くはありませんけど

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎        五月雨☆  

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆  三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆  秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆

ミスったのでもう一度

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    那珂☆
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎    五月雨☆  

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆

あかり「五月雨ちゃんにお願いするよぉ」

卯月「わかったぴょん! 伝えてくるぴょん!」

あかり「うん、お願いね卯月ちゃん」

卯月「まっかせるぴょん! それじゃおやみなさいぴょん、司令官」

あかり「おやすみなさい、卯月ちゃん」

卯月「ふふん、う~ちゃんはまた1つ恋のいろはを学んだぴょん!」

卯月「もはや恋愛博士と言っても過言ではないぴょん! ぷっぷくぷ~!」

卯月「それならば、そろそろう~ちゃん攻勢に出るときみたいだぴょん! 待ってるぴょん、司令官!」



あかり「はぁ、あれくらい積極的でいるのも疲れるよぉ。やっぱりあかり、お願いされないとやる気が出ないタイプなの?」

あかり「ううん、このくらいでめげてちゃだめだよぉ。あかりにもそういう気持ちがあるんだってみんなに伝えないと!」

あかり「あかりにだって、その、エッチな気持ちはあるんだよぉ!」

山雲「ええ~そうなの~?」

あかり「や、山雲ちゃん!?」

山雲「司令さん~そういうの興味ないと思ってたのに~びっくりだね~」

あかり「い、いや、それはこの、ど、どうして外にいるの?」

山雲「夜のお手入れの時間だよ~」

あかり「夜のお手入れ?」

山雲「あ~いやらしいこと考えたでしょ~?」

あかり「えっ、なんで?」

山雲「あれ~? 司令さ~ん、エッチな気持ちあるんじゃないの~?」

あかり「あ、あるけど、それと何か関係があるの?」

山雲「ん~? 気持ちはあるけど~知識はない~ね~?」

あかり「ち、知識はこれからつけてくよぉ! 勉強する、勉強!」

山雲「勉強するの~? ふふ~山雲の方がいやらしいこと考えちゃう~ね~?」クネクネ

あかり「山雲ちゃん、泥んこだね」

山雲「お水をあげてたら~泥になったところで足を滑らせちゃいました~」

あかり「それじゃぬれてるんだね、早くお風呂入らないと!」

山雲「風邪は引かないけど寒いね~」

あかり「あかりもまだだから一緒に入ろう!」

山雲「え~そんな~山雲~まだ心の準備が~」

あかり「心の準備?」

山雲「そういうことじゃない~?」

あかり「どういうこと?」

山雲(この流れで一緒にお風呂って言ったら~ちょっと期待しちゃいます~けど違うみたい~)

山雲「なんでもないです~一緒に入りましょう~」

あかり「じゃあ先にお風呂場で待ってるからね」

山雲「司令さん~気持ちを自覚したのはいいけど~これじゃ大変そう~」

山雲「あ~やっぱり一緒はやめればよかった~」

あかり「どうして?」

山雲「泥でばっちぃ体を見られちゃいます~」

あかり「そのばっちぃのを落とすためにお風呂に入るんでしょ」

山雲「そうですけど~乙女心はセンシティブですから~」

あかり「ちょっと泥だらけになってても誰も嫌いになったりしないよぉ」

山雲「本当~?」

あかり「本当だよぉ。むしろ元気がいいねってこっちまで元気になるよぉ」

山雲「元気がよかったわけじゃ~ないんだけどね~」

あかり「もう夜だからね。あんまり元気よすぎるのもいけないよぉ」

山雲「そうだね~」

あかり「シャワーかけるよぉ」

山雲「どうぞ~」

あかり「しっかり洗って落とさないとね」

山雲「髪の毛~後ろの方についてないですか~?」

あかり「ちょっとついてるよぉ。流すからね~」

山雲「やっぱり~山雲は~髪の毛が長いですから~」

あかり「畑仕事をするならもうちょっと短い方がいいのかな?」

山雲「そうかもしれません~でも山雲の本業は~畑仕事じゃなくて戦闘ですから~」

あかり「そっちこそ髪の毛短い方がいいってわかるよぉ!」

山雲「あ~確かに~けど~もう廃業しましたので~長いままでいます~」

あかり「別に切ろうって言ってるわけじゃないからね。艦娘はまた生えてくるかわからないしね」

山雲「頭の畑も手入れしないと枯れてしまいますね~」

あかり「あかり達は女の子だからそこまで気にすることはないよぉ。たぶん」

山雲「そうやって気を抜いてると~ある日突然~ぽとって落ちちゃいますよ~」

あかり「あかりのお団子は着脱式じゃないから!」

あかり「このままあかりがシャンプーしてあげるよぉ」

山雲「お願いします~髪の毛長いと洗うの大変なんです~」

あかり「そうだよね、こんなに大きいとお風呂入るとき上げないといけないしね」

山雲「長い髪は~面倒なんです~いたわってください~」

あかり「ふふっ、は~い」

山雲「うふふ~」

山雲(すごく~のんびりしてるね~さっきあんなこと言ってたのに~)

山雲(はっ! もしかして~山雲にはないの~? そんな~)

あかり「さっきシャワーで流して水が落ちてるから、目を瞑っててね」

山雲「うん~それよりも司令さ~ん」

あかり「ん、なに?」

山雲「山雲にはエッチな気持ちないの~?」

あかり「ぶっ!?」

山雲「ね~ね~?」

あかり「な、なくはないよぉ」

山雲「なくはないなの~?」

あかり「う、うん、なくはないよぉ」

山雲「う~ん、あんな大声で~宣言してる割に~そんなもの~?」

あかり「そんなに大声だった?」

山雲「大声だったよ~外の山雲に聞こえるくらい~」

あかり「そ、そんなに声出ちゃってたんだ……うぅ、はずかしい」

山雲「誰にでもあるものだから~気にしなくていいんだよ~」

あかり「京子ちゃんにもそう言われたよぉ」

山雲「歳納司令官に相談したの~?」

あかり「うん、みんなにあるんだからはずかしがらなくていいんだって」

山雲「大声で宣言するのは~はずかしいことかもしれないけどね~ね~?」

あかり「な、悩みが解決してうれしかったんだよぉ!」

山雲「でも~なんで急に気になりはじめたの~?」

あかり「急にってこともないんだけど、ほ、他のみんなからそういうことされることがあって」

山雲「ええ~みんなもうそんなことしてるの~ずるい~」

あかり「ええっ?」

山雲「みんなにされてるうちに~自分も気になりはじめたんだね~」

あかり「……うん」

山雲「それはそうだよね~気になっちゃうよね~ね~」

あかり「とってもはずかしいことだと思ったけど、みんなと同じ気持ちなんだよね」

あかり「みんなはずかしいけどそれを見せてくれて、だからあかりは受け止めようとしたけど、それだけじゃだめなんだよぉ」

あかり「あかりも、みんなに打ち明けて見せないといけないんだよね。あかりの気持ち。そういう気持ちがあるんだってこと」

山雲「そうだね~どっちともがどっちともを受け入れることが~大事なんだよ~」

山雲「受け入れるためには~見せないといけないもんね~」

あかり「そう、だからね、あかりにもそういう気持ちあるんだよって教えてあげないとねって京子ちゃんに言われたんだよぉ」

山雲「歳納司令さん~何気にいいこと言うね~」

あかり「で、でも、あかり何も知らないから。そういうこと全然わからなくて」

山雲「みんなにされたこと~すればいいんじゃないの~?」

あかり「そ、そうなんだけど、その、キス、とか、おっぱい触るとか、それくらいしかわからなくて」

山雲「それだけじゃ~だめだね~」

あかり「で、でしょ! あかりはそういうこと全然わからないから、その、お勉強する必要があるの!」

山雲「なるほどね~わかった~」

あかり「山雲ちゃん?」

山雲「山雲が~お勉強付き合ってあげる~」

あかり「えっ、う、い、いいの?」

山雲「いいよ~山雲は~身長同じくらいだし~ぺったんこだし~司令さんと同じ感じだと思うよ~」

あかり「そ、そうかもね、同じだよねたぶん!」

山雲「よ~し、それじゃあはじめよう~!」

あかり「えっ、い、いきなり?」

山雲「善は急げ~問答無用~!」ダキッ

あかり「んっ……!」

山雲「こうやって~裸で抱き合って~」

あかり「う、うん……」

山雲「て~……」

あかり「うん……」

山雲「……」

あかり「山雲ちゃん?」

山雲「裸で抱き合うのが~エッチでいいんじゃないの~?」

あかり「そ、それだけ?」

山雲「山雲的には~これもすごくエッチな気がする~」

あかり「そうだけど、なんか違う気が……」

山雲「そうだね~なんか足りないね~あ~! おっぱい触らないと~!」ムニッ

あかり「んぅっ……そ、それで?」

山雲「それで~それで~? 裸で抱き合っておっぱい触るのが~エッチ?」

あかり「山雲ちゃん、実はあんまり知らないでしょ?」

山雲「だって~知る機会ありませんし~これでも~センシティブに拾った知識なんですよ~」

あかり「おっぱい触ったらエッチな感じになるのはわかってるよぉ。他のことを考えないと」

山雲「これは~山雲も一緒にお勉強しないとだめみたいですね~ね~?」

あかり「そうみたいだね」

山雲「それじゃあ~どこ触ったら気持ちいいか~触りっこして探しましょう~」

あかり「そうしよう! あれ、前に千歳さんにいくつか教えてもらったような」

山雲「いくつかあるなら~触ってればいつか触れるよ~」ペタペタ

あかり「そこはあんまりだよぉ」

山雲「それじゃあ~ここ~」ペタペタ

あかり「んふっ、くすぐったいけど違うよぉ。あかりもやっちゃうからね~」ペタペタ

山雲「ひやぁんっ! 司令さんは1発だよ~すごいね~」ビクッ

あかり「えへへ、山雲ちゃんはここが気持ちいいんだね~」ツンツン

山雲「だめです~センシティブなところ~んんんぅ~……!」

あかり「次はこっちだよぉ」

山雲「ふあっ! 司令さ~ん、絶対なんか目印知ってる~ずるい~!」

あかり「あかりの勘が鋭いんだよぉ」

山雲「むぅ~それじゃあ~ここ~!」スリスリ

あかり「んぅっ……! おっぱいの周りはずるいよぉ、反則!」

山雲「ルール無用です~えいえいっ~」ツンツン

あかり「ふやっ……! もぉ~やったなぁ~!」チョンッ

山雲「ふにゅっ……! 直接触る方が反則~! えい~!」

あかり「あんっ……ルール無用なんでしょ~それっ!」

山雲「あっ、はぁっ……お返し~!」

あかり「……っ! お返しのお返しだよぉ~!」

あかり(なんだかエッチなことしてる気がしない。あかり、今まで特別に考えすぎてたみたいだよぉ)

あかり(そんなにガチガチに緊張することじゃないんだね)

あかり(ただ、大好きって口言う代わりに相手に触れて伝えること。きっとそれだけなんだよぉ)

あかり「ありがとう、山雲ちゃん。勉強になったよぉ」

山雲「ん~? よくわかりませんけど~司令さんとエッチなことできて~山雲的には幸せです~」

あかり「あかりもだよぉ」

山雲「もうちょっとしてていいですか~?」

あかり「うん、もうちょっとだけね」

山雲「うふふふ~次はどこを触りましょうか~司令さんのセンシティブポイントを見つけ出しますよ~」

あかり「あかりも、もっとたくさん見つけるよぉ、山雲ちゃんの敏感なところ」

あかり(この手に込めたあかりの大好きの気持ちが、1番伝わるところを)

今回はここまでです

さすがに120行はだめだって怒られました
おねロリも好きですがどっちもどっちも無邪気なロリロリもいいですよね

開始します

あかり「おはよう五月雨ちゃん」

五月雨「おはようございます提督!」

あかり「五月雨ちゃんは元気だね」

五月雨「はい! 何をするにも先ずは元気ですよ!」

あかり「確かに元気がないと何もできないもんね」

五月雨「私は失敗しちゃうことが多いので、めげずに元気に何でも挑戦するようにしているんです!」

あかり「それはいい心がけだと思うよぉ」

五月雨「気持ちだけ先走ってドジっ子しちゃうこともしばしばですが」

あかり「元気がいいのはいいけど落ち着いていこうね」

五月雨「はい! 元気に落ち着きます!」

あかり「元気に落ち着くってどういう状態なんだろう」

あかり「京子ちゃんとお話してどうだった?」

五月雨「歳納提督はとても面白い方だと思いましたよ」

あかり「京子ちゃんはいつもああやってあかり達のことを笑わせてくれるんだよぉ」

五月雨「ムードメーカーというやつなんですね」

あかり「そうだね。ごらく部の活動は京子ちゃんが何かやろうって言い出すところからはじまるからね」

五月雨「ごらく部、聞いた限りではあまり部活動っぽくはなかった気がしますが」

あかり「好きにだらだらするだけだよぉ」

五月雨「活動ではないですねそれは」

あかり「でもごらく部にいたからあかり達はこの世界に来たんだよぉ。それもやっぱり京子ちゃんが同人誌作ろうって言ったのがはじまりだったしね」

五月雨「同人誌って漫画のことでしたか。漫画を作ろうとしてどうして異世界に飛ばされることになるんでしょうね」

あかり「そこは色々あったんだよぉ」

五月雨「ぽやぽやしているように見えて割りとしっかりとしているのは、そういう経験をなさっているからなんですね。私も見習わなきゃ」

あかり「1番早くここについてた結衣ちゃんの馴染みっぷりからすれば、あかりなんてまだまだだよぉ」

五月雨「その歳で提督に馴染んでいても困りますが。さてと、それでは朝は何をなさるのかお聞かせください」

あかり「あっ、そうだね。どうしよっか」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「五月雨ちゃんとお話しするよぉ」

五月雨「えっ、私とですか?」

あかり「うん、五月雨ちゃんもまだ来たばかりだから。たくさんお話して仲良くなりたいよぉ」

五月雨「提督にそう言ってもらえるとうれしいです!」

あかり「それじゃあしばらくはお話の時間だよぉ」

五月雨「はい! ですがいいんですか秘書艦として」

あかり「いいの。秘書艦だ~って根を詰めすぎてると五月雨ちゃんが失敗しそうだよぉ」

五月雨「もうそこまで私のことを理解していらっしゃるとは!」

あかり「秘書艦って言っても今はもうあかりのお手伝いをちょっとしてくれるだけでいいから、そんなに気合入れすぎなくていいからね」

五月雨「それはそれで何か肩透かしを食らった気分です」

あかり「それじゃ、肩の力抜けたね」

五月雨「力抜けました。はりきりすぎもよくないですよね」

あかり「ここでも好きにだらだらするだけだよぉ」

五月雨「どこでもその精神を忘れないことがごらく部の部活なんですね」

あかり「ふふっ、これはあかりが自分で思ってるだけだよぉ。さてと、それじゃあ何のお話ししよっか」

↓1

1 改になった証をどうするか
2 姉妹について
3 ドジっ子を直すにはどうすればいいか
4 その他自由に

五月雨「提督は夕立と仲がいいんですね」

あかり「夕立ちゃんと? うん、夕立ちゃんとももう長いからね」

五月雨「夕立の方もすごく提督のことが好きみたいで、一緒にいると提督さん提督さんって言ってて」

あかり「大切に想われてるならうれしいよぉ」

五月雨「夕立はあれでソロモン海戦で武勲を立てた駆逐艦ですからね、もう少し気性は荒いのかと思っていましたが」

あかり「そんなこと全然ないよぉ。すごく優しくて人懐っこいわんわんみたいな感じだよぉ」

五月雨「確かにどことなく犬っぽさは感じますね」

あかり「あっ、でも改二になったらちょっと攻撃的っぽくなったかも」

五月雨「そんなに変わったんですか?」

あかり「そこまで変わったわけじゃないけど、ちょっとだけね」

五月雨「そうなんですね。犬が狼になった感じですか」

あかり「ん~子犬が大型犬になったくらい、かなぁ?」

五月雨「どっちも可愛いものですね」

あかり「普段は全然変わらないもん。体は大きくなってるから少し印象は変わるけど」

五月雨「体、大きいですよね。浜風さんや浦風さんのような規格外を除けば、きっと駆逐艦では1,2を争うと思います」

あかり「おっきくなったの胸だけじゃないけどね」

五月雨「……あ、あの」

あかり「なぁに?」

五月雨「い、いえ、なんでもないです」

あかり「ん?」

五月雨(夕立が昨日提督とエロいことしたって自慢?してたけど、どんな内容だったのかな)

五月雨(はずかしくて聞けなかったけど、や、やっぱりあの胸で何か……)

あかり「春雨ちゃんは1個上のお姉ちゃんだよね」

五月雨「1個上と言っても竣工は私の方が早かったんですが」

あかり「また姉妹艦の色々な事情だよぉ」

五月雨「普通の人間と違って歳の差というものもあまりありませんし」

あかり「だから呼び捨てなの?」

五月雨「だからというわけではないのですが、なんとなくです。同じ隊で戦った仲間という印象の方が強いのかもしれません」

あかり「だけどお姉ちゃんって呼んでもらえるとすごくうれしいんだよぉ?」

五月雨「そうなんですか?」

あかり「すごく頼られてるなぁって、大人に見られてるなぁって気分になるんだよぉ」

五月雨「それは提督の個人的な感情じゃないですか」

あかり「そうだけど、頼られてるって思ったらうれしいでしょ?」

五月雨「まあ、確かに。でも私頼られてるって張り切ったら失敗して、逆に助けられてどっちが妹だかわからない状況になりそうで」

あかり「ここでは五月雨ちゃんが1番末っ子さんだから気にしないでいいよぉ」

五月雨「いえ、失敗すること自体がだめなので気にします」

あかり「それじゃあね、わるさめちゃんのことはどう思ってる?」

五月雨「わるさめのことですか?」

あかり「さん付けしてないってことは春雨ちゃんと同じように、お姉ちゃんだって思ってるのかな?」

五月雨「う~、これもよくわかりません。春雨とは違うという気はするんですが、でもさん付けするほど遠くに感じられない気がして」

あかり「難しいよねそこは」

五月雨「わるさめは自分を春雨だと思ってもらいたいんでしょうか?」

あかり「ううん、わるさめちゃんはわるさめちゃん、だって」

五月雨「それを望んでいるなら私も早く分けて見れるようにがんばります」

あかり「うん、そうしてあげて。みんながわるさめちゃんのことをわるさめちゃんだって思ってくれれば、わるさめちゃん本人もそうなんだなって自覚しやすいと思うから」

五月雨「わかりました。あまり会話はできないと思いますが善処します」

あかり「どうして会話できないの?」

五月雨「だって、怖いんです」

あかり「深海棲艦だから? 五月雨ちゃん、そういうのはいけないよぉ」

五月雨「いえ、せっかくつけた義足をドジで引っこ抜いたりしちゃったらどうしようって」

あかり「そんなすぐ抜けたら日常生活でも困るからね!?」

五月雨「他に白露型はいないんですよね」

あかり「そうだね。京子ちゃんのところにはたぶん全員いると思うけど、会ったことあるのは時雨ちゃんだけだよぉ」

五月雨「時雨、改二ですか?」

あかり「うん、改二だよぉ」

五月雨「うらやましいですね、改二になれれば性能が強化されてドジを踏みにくくなるかもしれないのに」

あかり「踏まなくなる、じゃないんだね」

五月雨「性能とは関係ないところで踏んじゃう面もありますので」

あかり「そこは、改造以外でなんとかするしかないね」

五月雨「改造でだめなら修行するしかないです! ドジっ子克服のために毎日お茶を持って鎮守府を1周します!」

あかり「それはドジっ子克服の修行にならないような気がするよぉ」

五月雨「ではどうしましょうか?」

あかり「ん~、考えておくよぉ。さてと、この次はどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は山城と交流するところからはじめます

史実由来ではあるんですが実際通常時はドジやってる台詞がないんですよね五月雨

開始します

山城「はぁ……最近の私は何かおかしいわ。提督に対して欲情にも似た感情を覚えるだなんて」

山城「欲求不満というやつなのかしら?」

あかり「何かやりたいことがあるんですか?」

山城「そんなことは……って提督!? いつからそこにいらして!?」

あかり「今来たばかりですよぉ」

山城「そ、そうですか、よかった。聞かれなかったみたいで」

あかり「ところでよくじょうにも似た感情ってなんですか?」

山城「き、聞かれて……! いや、あの、その」

あかり「よくじょう、浴場。お風呂?」

山城「そ、そう、お風呂のように清潔で心が休まる人だなと!」

あかり「なるほど、それをお風呂みたいって言うのはセンスがありますね!」

山城「ふ、ふふ、俳人になれますね」

あかり「ありがとうございます山城さん」

山城「ど、どういたしまして」

山城(こんな欲情の意味すら知らない子供に対して、どうかしているわ私。お酒やらあめやらで心を乱しすぎているわね)

山城(1度落ち着いて普通に話ができるようにならないと)

あかり「それで、何かやりたいことがあるんですよね?」

山城「えっ、いえ、そうなのかなぁって思っただけですので。強いて言えばそう、提督とお話をしたいなと思います」

あかり「あかりとですか? いいですよぉ、あかりはそのためにここに来たんですし」

山城「そうですか、ではどうぞこの座布団をお使いください」

あかり「ありがとうございます~」

山城(さてと、何を話しましょうか)

↓1

1 扶桑の下着について
2 改二になってどうかという話
3 あかりへの気持ちを探ろうという話
4 その他自由に

あかり「座布団2つあるのは扶桑さん用ですか?」

山城「ええそうです。姉様のために用意しているものですね」

あかり「今はあかりが使っちゃってますけど」

山城「来客用という意味ですよ。姉様くらいしか来ませんので」

あかり「お部屋に呼んだりしないんですね」

山城「お話をするなら談話室がありますので、姉様以外を部屋へ招くならそれこそ秘密の話をするとかでなければないですね」

あかり「それじゃあ秘密の話をします?」

山城「い、いきなり秘密の話なんて……あっ」

あかり「何かありましたか?」

山城「その、少し提督に関係していると思われるのでお聞きしますけど」

あかり「はい、なんでしょうか?」

山城「扶桑姉様の下着のことです」

あかり「し、下着?」

山城「すいません、いきなりなんというか下世話で」

あかり「いえ、それで下着がどうかしたんですか?」

山城「提督が着けるように言ったから着けるようになったんですよね?」

あかり「ええ、それまで下も上もつけてなかったので、そんなに短いスカート穿くならせめてパンツだけでもって」

山城「びっくりしました、いきなり下着を貸してくれなんて言われて」

あかり「そりゃびっくりですよぉ、お姉ちゃんからいきなりパンツ頂戴なんて言われたら」

山城「姉妹間での下着の貸し借りは普通のことなんでしょうか?」

あかり「あかりのお姉ちゃんはかなり歳が離れてるのでそういうのはないですよぉ。お姉ちゃんから服のお古は貰ったりしますけど」

山城「そうですよね、さすがに下着は姉妹間でもありませんよね。私も使っていないのを貸しましたし」

あかり「ちょっとはずかしいですよね。それにあかりのは子供っぽいからもし穿けてもお姉ちゃんには似合いませんし」

山城「まあそれはいいんです、今はもう貸していませんので」

あかり「必要ないですもんね今の扶桑さんには」

山城「そうなんです、そこです。何であんなに下着に凝り始めたんですか?」

あかり「な、なんでですかね。1度気にし始めたらとことん気になるタイプなのかもしれません」

山城「提督が勧めたわけではなくて?」

あかり「あかりが勧めたのはパンツくらいは穿くようにってことで、こだわるようにとは言ってませんよぉ」

あかり(どれが似合うかは言ったけど)

山城「本当ですか? 実はパンツを見るのが好きだから穿くように促したとかそういうことでは」

あかり「ありません!」

山城「で、ですよね、すいません変な疑いをかけてしまって」

あかり「いいえ。まあでも、そんなに悪いことじゃないと思いますよぉ。綺麗に着飾りたいという思いが扶桑さんの中に芽生えたということです」

山城「下着も服の内、ということはわかりますが。時々見えるとギョッとするくらい過激なものを穿いているときもあって」

あかり「ま、まあ見せるために穿いてるわけじゃないので。自分が満足してるっていうことですよぉ」

山城「姉様が見えないところでそういう格好をしていることに、こ、興奮を覚えるような性癖に目覚めてしまっているのだとしたら、私はどうすれば」

あかり「そ、それはないです! だって、見せて楽しいって思うのはあかりにだけって言ってました!」

山城「えっ?」

あかり「あっ……なんでもないです」

山城「見せて楽しい?」

あかり「いやあの、似合うとかそういうのわからないからあかりに選んでほしいって言われて、きっと冗談ですよぉあははは」

山城「……」

山城(姉様、提督のために下着を……? あ、あんな過激なものを提督に見せたというの?)

山城(私の部屋は秘密の話をするところなのに、姉様の部屋ではそんな秘密の遊びを……)

山城(それなら、姉様がパンツなら私は……)

あかり「艦娘って建造されたときから服着てるんだよね?」

五月雨「ええ、服装に船だった頃の名残を残している人もいますので」

あかり「下着着けてない人と着けてる人の違いはなんなんだろうね」

五月雨「えっ?」

あかり「いや、ちょっと気になって」

五月雨「ま、まあその、なんとなく露出高めの服が多いですものね」

あかり「うん、みんな無防備すぎると思うんだよぉ」

五月雨「パンツの方は大戦前にはもう普及していたようですが、ブラの方は大戦時にはあまりつけている人はいませんでしたね」

あかり「さらしとかの方が多かったの?」

五月雨「多かったと言うかほぼそうでした。だから、上の方は着けてない艦娘の方が多いのではないかと思います」

あかり「パンツ穿いてない人もたくさんいるような気がするけど」

五月雨「戦中はほら、物資が困窮している時代ですし、ショーツは洋物なので色々あるんですよ、たぶん」

あかり「色々で片付けちゃっていいのかなぁ」

五月雨「いいんですよ、もう建造されることもないんですし。最初がなくても買えばいいんですから」

あかり「まあ今更な話だったよね。それじゃもうその話は終わりにして、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨、山城以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

連取になってしまうので申し訳ありませんが↓1で


あかり「筑摩さん」

筑摩「あら、提督。こんにちは」

あかり「こんにちは」

筑摩「いつぞやの酒の席では粗相してすいませんでした」

あかり「いえ、バーを開いたときは大体あんな感じになるので気にしないでください」

筑摩「お酒そんなに弱いわけではないのにどうしてでしょうね」

あかり「バーで出すお酒は度数?って言うんですか、きっと強いお酒なんですよぉ」

筑摩「そんなに変わらないと思いますが、まさかあの妖精が艦娘を酔わせる何かを混ぜているとか」

あかり「マタタビですか?」

筑摩「私はオスカーではありませんよ」

あかり「どうなんでしょうか、場酔いっていうやつかもしれませんよぉ」

筑摩「場酔いですか、まあなにやらいつもと雰囲気が違いますのでそういうのもあり得るかもしれませんね」

あかり「今度は酔わないように気をつけて、楽しく飲めるといいですね」

筑摩「あんなふうに自分を失うほどでなければ、少し酔うくらいが楽しいんですけどね」

あかり「すごい、大人って感じの発言ですよぉ!」

筑摩「ふふっ、お酒が飲めるようになったら提督もわかりますよ。それで、私に何か用事でしょうか?」

あかり「いえ、少しお話をしに来たんですけど」

↓1

1 泳ぎの訓練の続き
2 改造の話
3 あかりに利根の真似をしてもらう話
4 その他自由に

今回はここまでです
次はあかりに利根の真似をしてもらう話です

もうそろそろイベントですね
全然備蓄できてませんが小規模イベントみたいなので問題ないですね(お約束)

前スレでは張り忘れてた練度/好感度表です
もうほとんど練度は関係ありませんが


  錬度/好感度
叢雲  59/100
文月  49/100
大和  99/100
白雪  99/100
神通  44/100
蒼龍  48/100
熊野  59/100
三日月 56/100
天龍  34/80
夕立  99/100
扶桑  44/100
古鷹  34/100
金剛  37/100
那珂  99/95
千歳  24/100
瑞鶴  99/100
千代田 61/100
足柄  99/100
名取  99/100
卯月  83/100
愛宕  26/30
球磨  45/83
ビス   99/100
若葉  24/75
浜風  29/100
筑摩  27/45
大鳳  99/100
大鯨  23/45
浦風  16/23
明石  31/30
間宮  0/600
伊良湖 0/700
北方  99/70
山雲  99/100
加賀  99/100
霧島  99/26
Bep   99/35
山城  99/95
伊58  22/28
吹雪  15/12
島風  99/60
鳳翔  17/42
武蔵  20/85
伊168 18/15
瑞鳳  99/100
酒匂  43/80
谷風  7/20
長門  99/30
飛龍  6/20
雲龍  6/20
舞風  99/80
川内  99/70
朝潮  99/100
陽炎  1/10
離島  99/55
戦艦  99/25
秋月  1/100
春雨  99/100
葛城  1/16
駆逐  99/80
如月  1/25
五月雨 99/46

開始します

筑摩「私に何か話すことが?」

あかり「いえ、遊びに来たっていう意味です」

筑摩「提督も暇を持て余しているんですね」

あかり「前からこんな感じでしたけどね」

筑摩「それはどうなのか。それならば少しお遊びに付き合ってください」

あかり「いいですよ」

筑摩「内容を聞く前から了承なさるんですね」

あかり「筑摩さんからのお願いなんですから、あかりにできることならなんでもやりますよぉ」

筑摩「うれしいことです。それでは、お願いしますね」

あかり「はい! で、何をするんですか?」

筑摩「利根姉さんの真似です」

あかり「利根さんの真似?」

筑摩「もう建造もできませんので姉さんがこちらに来る可能性は低いです」

あかり「櫻子ちゃんのところに行けば会えますよぉ」

筑摩「そうですがやはり身近にいてほしいものじゃありませんか」

あかり「それはまあそうですね、お姉ちゃんなんですから」

筑摩「とはいえどうにもなりませんので、提督に真似をしてもらって無聊を慰めようかと」

あかり「利根さんの真似ですかぁ、難しい喋り方しますから難しいですけど」

筑摩「特徴的な喋り方なのでそれさえできれば、少しは似ていると思えるという点もありますよ」

あかり「そうですね、じゃあちょっとやってみますね」

筑摩「はい、どうぞ」

あかり「こほん。え~、我輩が利根であ~る!」

筑摩「だめです」

あかり「ええっ、いきなりですか!?」

筑摩「であ~るではなく、である、です。ここを間違えてはいけませんよ」

あかり「伸ばしちゃだめなんですね」

筑摩「そういうことです。はい、もう1度」

あかり「我輩が利根である!」

筑摩「元気が足りませんよ、もう1回!」

あかり「わ、我輩が利根である!」

筑摩「どもったのでやり直しです!」

あかり「ひえ~、遊びだって言ったのにぃ~!」

あかり「我輩が利根である!」

筑摩「ふむ、まあ及第点ですね」

あかり「ふぇ~、疲れましたよぉ」

筑摩「これで疲れていては困りますよ、名乗りだけ似ていても仕方ありませんので」

あかり「日常的なところまで似せるのは無理ですよぉ」

筑摩「大丈夫です、私がみっちりと見て差し上げますので立派な利根姉さんになってください」

あかり「今日はここまでで勘弁してください~!」

筑摩「仕方ありませんね、今日はここまでにしておきましょうか」

あかり「はぁ、助かったよぉ」

筑摩「なんでも安請け合いをするとこういう目にあうんですよ提督」

あかり「そう思うなら手加減してくださいよぉ」

筑摩「姉さんのことに関しては手抜きは許されませんので」

あかり「本当に利根さんのことが好きなんですね筑摩さんは」

筑摩「ええ、私はそう易々となびくと思わないでくださいね」

あかり「なびく?」

筑摩「ああいえ、気にしないでください」

筑摩(千代田さんは同志だと思っていたのに、中々恐ろしい子ですね提督)

筑摩(私だけは絶対姉さんへの気持ちを忘れたりはしませんからね!)

筑摩「普段から語尾にじゃをつけて話すのはどうでしょうか」

あかり「意識して付けながら会話するの疲れますよぉ」

筑摩「それが意識せずに付けられるようになったら、姉さんに1歩近づけるんですよ」

あかり「あかりを利根さんっぽくしようとするのはやめてください!」

筑摩「ふふふっ、気づいたときにはもう提督は姉さんと化しているのです」

あかり「なんか怖いですよぉ! あかりもう行きますからね!」

あかり「もぉ、筑摩さんはお姉ちゃん大好きすぎるよぉ。なんとか利根さんを呼べればいいんだけど」

あかり「ん~、どうするかはとりあえず置いとこう。次はどうしようかな?」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559の五月雨、山城、筑摩以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

那珂「あめのせいでおかしくなってたとはいえ、那珂ちゃんあんなことアイドルとしてあるまじき行為だよ!」

那珂「反省しなきゃ!でも……」

那珂「はっ! だめだってば! アイドルはそんなところ触ったりしないの!」

あかり「何やってるの那珂ちゃん?」

那珂「提督っ!? なんでもないよ!」

あかり「でもなんか顔赤いよ?」

那珂「な、那珂ちゃんのほっぺは何もしてなくても赤みが差してるんだよ! チークいらずだね!」

あかり「いつもそんなでもない気がするけど」

那珂「うっそだ~那珂ちゃんのほっぺはいつもみんなのことを想って赤くなってるもん!」

あかり「まあ元気そうだから気にしなくていいよね」

那珂「そうそう、気にしなくていいんだよ。で、那珂ちゃんに何か用?」

あかり「改造もしたし様子を見に来たんだよぉ。今はお話しても大丈夫?」

那珂「うん、大丈夫だよ!」

あかり「それじゃあ少しお話してくよぉ」

↓1

1 改二になってどうかという話
2 アイドル活動の近況
3 アイドルと恋のどちらが重要かという話
4 その他自由に

あかり「改二になってからまだライブには出てないかな」

那珂「さすがにまだだね。でももうすぐ出るよ」

あかり「みんなに新しいコスチュームお披露目だね」

那珂「更に可愛くなった那珂ちゃんを見て、みんなきっと大喜びするよね!」

あかり「絶対するよぉ、すごく可愛いもん」

那珂「えへへ、那珂ちゃんったら罪作りだねっ」

あかり「歌とか踊りも上手くなったの?」

那珂「それは元から上手いよ! まあ確かにもっと上手くなった気はするね」

あかり「気は?」

那珂「声量は上がってるし体の動きもよくなったからダンスにもキレが出てると思うけど、それが一概にいいとも言い切れないところがあるんだよ」

あかり「そうなの?」

那珂「例えば声が小さいところが可愛いとか、どんくさいのが好きだったとかそういうのね。歌や踊りが上手くなってもアイドルとしての自分の売りを潰すのは『下手』なの」

あかり「そっかぁ、アイドルって難しいんだね」

那珂「まあ那珂ちゃんは歌は上手いしダンスもキレキレで通ってるから、純粋に上手くなっていけばいいだけなんだけどね!」

あかり「那珂ちゃんは正統派なんだね」

那珂「すこぶる調子がいいしこのままメジャーデビューまで行っちゃうよ~!」

あかり「メジャーデビューかぁ」

那珂「そしたら那珂ちゃん艦隊のアイドルから世界のアイドルになっちゃうよ!」

あかり「日本を跳び越して世界に行っちゃうんだね」

那珂「今までのライブは動画配信されてるから既に世界のアイドルになってると言っても過言じゃないけどね!」

あかり「それはちょっと過言だよぉ」

那珂「提督だってあのときのライブ映像世界配信されてるんだよ?」

あかり「あぁ、そういえばそうだったよぉ」

那珂「再生数結構高かったみたいだし提督の方が今のところは世界のアイドルっぽいね」

あかり「そ、そうなんだ。そう言われるとちょっとうれしいようなはずかしいような」

那珂「け、ど、那珂ちゃんが改二になったからにはその座はすぐに那珂ちゃんが奪回するんだから!」

あかり「あかりはアイドルやってるわけじゃないから那珂ちゃんには負けるよぉ」

那珂「改二になったし新しい曲も作らなきゃ~」

あかり「衣装に合った曲を作らないといけないんだよね」

那珂「この服で演歌とか歌われるのもあれだよね? 服装も曲のイメージを作る重要な要素なの」

あかり「何時間もライブやると服たくさん着替えるもんね。大変だよぉ」

那珂「それができてこそのアイドルだよ!」

あかり「わかっててそういう世界を目指そうとしてる那珂ちゃん、あかりはすごいと思うよぉ」

那珂「まあね、那珂ちゃんはすごいんだよっ!」

あかり「あかりずっと応援してるからね!」

那珂「うん! ファンの応援が那珂ちゃんの元気の源だよ!」

あかり「ふふっ、あっ、でもここでメジャーデビューしても元の世界に帰ったら意味ないんじゃ」

那珂「あっ……」

あかり「……ずっと応援してるから。別の世界でも」

那珂「一緒に帰るよぉ!」

今回はここまでです
次は小ネタから開始します

これで那珂の好感度が100になったので春雨、卯月の次にイベントです

着々と好感度100の艦娘が増えていってますね
もうそろそろ半分に達そうかというところですがさすがに更に15スレはかからないはずですたぶん

開始します
VRギャルゲーであかりを攻略する秋月の小ネタから

妖精(猫吊るし)「ゲームと聞いたらすぐ飛びついて来ましたね」

秋月「だって好きなんですから」

妖精(猫吊るし)「ゲームと言ってもコントローラーで操作するゲームではありませんよ」

秋月「バーチャルリアリティの技術を使った体感型のゲームなんですよね?」

妖精(猫吊るし)「ゲームであっても遊びではないあれみたいな感じです。ネトゲではありませんが」

秋月「あなたの技術力は一体なんなんでしょうか」

妖精(猫吊るし)「さすがに私だけでは無理だったので明石さんや西垣先生にも手伝ってもらいましたよ」

秋月「政府機関とかではなく個人に手伝ってもらってできる時点で全員異常です」

妖精(猫吊るし)「そこは今更ですよ。このヘッドギアを被ってそこのベッドに寝てください。すぐに始まりますよ」

秋月「体は眠って意識だけがゲームの中に入る感じなんですよね。これって寝ていることになるんでしょうか?」

妖精(猫吊るし)「脳は稼動中になるので厳密には眠ってるとはいえませんね。ただやめるまで現実の体を動かすことはできませんよ」

秋月「そう聞くと怖いですね」

妖精(猫吊るし)「デスゲームにはならないので安心してください。やろうとしても精々髪の毛がこげる程度の熱量しか出せないので」

秋月「焦がさないでくださいよ。それと、私の体に変なこともしないでくださいね」

妖精(猫吊るし)「わかってますって、それじゃごゆっくりお楽しみください」

秋月「なんだかんだ言って楽しみですね。どんな物語になるんでしょうか」

秋月「ん……ここは? ベッド、でもさっきのとは違う。妖精もいないしまず部屋が違う」

妖精(猫吊るし)『もう既にゲームの中ですからね』

秋月「うわっ! 外から声かけられるんですね」

妖精(猫吊るし)『まあ一応デバックも兼ねてるのでモニタリングさせてもらってます』

秋月「それは妥当なところですか。それで、どういうゲームなんですか?」

妖精(猫吊るし)『オーソドックスなノベルゲー、所謂ギャルゲーですよ』

秋月「れ、恋愛物ですか? ちょっとはずかしいですね」

妖精(猫吊るし)『秋月さんは今、私立鎮守府学園に通いはじめて2年目となる女子高生です。今日が2年生の1学期の始業式ですね』

秋月「2年生なんですか。主人公はその設定多いですよね」

妖精(猫吊るし)『後輩キャラと先輩キャラが出せますからね。あと修学旅行でイベントも作りやすい』

秋月「あるんですか?」

妖精(猫吊るし)『残念ながら未実装なのです。今後のアップデートに期待してください』

秋月「体験版みたいなものですか。これだけのものですからね、本当に現実と何も変わらない感覚です」

妖精(猫吊るし)『そろそろヒロインが登場しますよ』

秋月「ヒロインって、一体――」

あかり「おはよう、秋月ちゃん!」

秋月「し、司令!?」

あかり「しれい? 違うよぉ、あかりは赤座あかり。幼馴染の顔忘れちゃったの?」

秋月「幼馴染!?」

妖精(猫吊るし)『隣に住む同い年の幼馴染、赤座あかりです。高校生ですが見た目は現実と同じにしましたよ』

秋月「司令を攻略するなんて!」

あかり「秋月ちゃん寝ぼけて幻覚でも見えちゃってるの?」

妖精(猫吊るし)『私の声は当然ゲームのキャラには聞こえていませんよ。変人扱いされて好感度を下げたくなければ、私との会話は心の中で』

秋月(そうできるなら早く言ってください!)

あかり「大丈夫? どこか具合が悪いの?」

秋月「な、なんでもありませんよ、ご心配かけてすいません司令!」

あかり「だから司令じゃないよぉ。それに敬語なんて使って、本当にどうしたの?」

秋月「あ、いや、それは……」

妖精(猫吊るし)『あかりはほとんど生まれたときから一緒というレベルの幼馴染ですからね、当然敬語ではなくため口です』

秋月(司令にため口をきくなんて!)

あかり「熱でもあるの?」ピトッ

秋月「はぅっ!」

あかり「う~ん、ちょっぴり熱い? もぉ、初日から熱出して休んでちゃクラスに馴染めないよぉ?」

秋月「だ、大丈夫! 寝起きは体温高くなるだけだから! 平気、ちゃんと学校行く!」

あかり「無理してない?」

秋月「うん、無理してない。私、元気! 学校、行く!」

あかり「何で片言になってるの? 変な秋月ちゃん」

秋月「その、服着替えるから」

あかり「うん」スッ

秋月「ええっ!? そ、外出ててって言おうとしたのに!?」

あかり「手伝ってほしいんじゃないの? いつもだったらめんどくさいから全部あかりがやって~って言うのに」

秋月(私のキャラどんな設定にしてるんですか!?)

妖精(猫吊るし)『ギャルゲーの主人公にありがちでしょうこういうの』

秋月「も、もう2年にもなるんだし、さすがにいつまでも甘えられないよ! 自分で着替える!」

あかり「そっかぁ、それじゃあかり外で待ってるね」

秋月「すぐに着替えるから! はぁ……提督が出てくるなんて聞いてないですよ」

妖精(猫吊るし)『キャラクターデザインは担当者がいなかったので、現実にいる方達を使わせていただいてるんですよ』

秋月「だからって提督を、しかもこんなあからさまなメインヒロインに据えなくたって」

妖精(猫吊るし)『うれしいでしょう?』

秋月「う、うるさいですね!」

あかり「うるさいのは秋月ちゃんだよ~独り言ちょっと大きいよぉ」

秋月「あっ、ご、ごめん!」

秋月(さっさと着替えよう! 制服はクローゼットの中でしょうか? ん、これは?)

秋月(長10cm砲ちゃんの砲塔? これは一体?)

妖精(猫吊るし)『アイテムは色々と拾っておいた方がいいかもしれませんね。ネタバレになるのであまり詳しいことは言えませんが』

秋月(この手のものは大体重要な物ですよね。とりあえず持っていこう。早く着替えて学校に行かなきゃ!)

あかり「秋月ちゃんが朝ちゃんと起きて、1人でお着替えもするなんてびっくりだよぉ」

秋月「あ、あはは、私だってもう子供じゃないんだよ」

秋月(それで驚かれるって中々酷いですね)

妖精(猫吊るし)『前者は現実の秋月さんも一緒だと思いますけどね』

秋月(失礼な! ヒトマルマルマルには起きてますよ!)

あかり「秋月ちゃん? 秋月ちゃん!」

秋月「はっ! な、なに?」

あかり「ぼ~っとしてたから。やっぱり様子がおかしいよぉ、無理してるんじゃないの?」

秋月「へ、平気だよ! 心配かけてごめんね!」

あかり「ううん、いいけど……」

秋月「えっと、どうしたの?」

あかり「今日まだ秋月ちゃんに名前を呼んでもらってないよぉ」

秋月「えっ?」

あかり「いつも呼んでもらってるからなんだか落ち着かなくて。ねぇ、秋月ちゃん、名前を呼んで」

秋月「うえぇっ!? あぅ、それは、その」

秋月(明らかに好感度に関係しているけど、当然ながら浮かんで来ませんよね選択肢は。どうしよう)

あかり「だめ? あかり、何か秋月ちゃん怒らせちゃったかな?」

秋月「そんなことない! そんなことないよ、あ、あ、あかり……」

あかり「あはっ! ありがとう、秋月ちゃん! これであかりもいつも通りに過ごせるよぉ!」

秋月「ど、どういたしまして」

秋月(名前を呼んだだけでこんなに喜んでくれるなんて、現実でもこうだったらいいのに)

妖精(猫吊るし)(現実でもこうなんですがねぇ)

あかり「2年生でも同じクラスだね! これで小学校からの記録更新だよぉ!」

秋月「席もあか、あきだから前後で並んでるしね」

秋月(というか私の名前は秋月だけど苗字はどうなってるんですか?)

妖精(猫吊るし)『気にしないでください』

島風「オウッ! あかり、秋月、来るのおっそ~い!」

あかり「島風ちゃん!」

秋月「島風さ……島風、おはよう」

秋月(きちんとした制服を着ていますね。リボンはそのままですが)

妖精(猫吊るし)『学園物は制服の統一感が重要ですので』

島風「また2人ともまた一緒のクラスで並んでるんだ」

あかり「島風ちゃんだって同じクラスだよぉ」

島風「私はし~だからちょっと離れてるよ~」

あかり「島風ちゃんならすぐに来られるよぉ」

島風「ふふん、だって私速いもん! いつでも飛んでこられるもんね!」ダキッ

あかり「いつでも待ってるよぉ、ねぇ、秋月ちゃん?」

秋月「あっ、うん、たくさんお話しようね」

島風「うん! 1人ぼっちにならなくてよかった~」

妖精(猫吊るし)『島風は秋月さん達とは中学生の頃からの付き合いです。寂しがり屋なのでよく面倒をみてくれるあかりに懐いています』

秋月(島風さんもヒロインなんですか?)

妖精(猫吊るし)『当然です。出てくるキャラは大体全員攻略できるようにします』

秋月(それはそれで遊びつくすのが大変になりそうですが)

あかり「あっ、チャイムが鳴ったよぉ」

島風「離れてても私のこと忘れないでね!」

あかり「絶対忘れないよぉ!」

秋月「同じクラスの中で大げさな」

足柄「ほら、みんな席に着きなさい。チャイムが鳴ったわよ」

妖精(猫吊るし)『担任の足柄先生です。サバサバした性格で女子からの人気が高いです』

秋月(女子からの人気が高いって、ここ女子校ですよね? 女の子しかいませんし)

妖精(猫吊るし)『つまり人気者ということですね。担当先生が人気の人でよかったですね』

秋月(あなたがプログラムしたんでしょうに)

足柄「始業式に行く前に転校生を紹介するわよ」

秋月(転校生、なんだかこっちもメインヒロインっぽい感じですね)

あかり「転校生だって、どんな子かなぁ」

秋月「きっと素敵な子ですよ」

あかり「そうだといいなぁ。それと、秋月ちゃんまた敬語」

秋月「あっ、すいま……ごめん」

あかり「もぉ、これからは次の日学校なのに夜遅くまでゲームするの禁止だからね」

秋月「そ、そんな! 日を跨ぐのは夜遅くにはあたらないよね?」

あかり「あたります! 9時には歯を磨いてちゃんと寝るの!」

秋月「高校生でそれは逆に不健全だよ!」

足柄「こらそこ! 今はふ~ふ漫才する時間じゃないわよ!」

秋月「ふ~ふじゃありません!」

あかり「そ、そうですよぉ、ふ~ふだなんて……」

秋月(ちなみに当然のことのようにスルーしてましたが、女同志の恋愛については現実と同じなんですか?)

妖精(猫吊るし)『同じです。ただし女子校ですからね、そこまで偏見の目で見られることはないです)

秋月(確かに、笑われてはいますが嫌悪の目では見られてませんからね)

妖精(猫吊るし)『プレイヤーのニーズに合わせるのもマーケティングです』

秋月(私に偏重するのもどうかと思いますが)

足柄「はいそれじゃお待ちかねの転校生紹介タイムよ、入ってらっしゃい」

叢雲「……」

あかり「わぁ、綺麗な子だよぉ」

秋月(転校生は叢雲さんですか)

足柄「自己紹介をお願い」

叢雲「叢雲よ」

島風「……それだけ?」

叢雲「それ以上何か言う必要がある?」

足柄「まっ、転校してきたばかりでまだ慣れてないんでしょ。徐々に打ち解けていけばいいわ」

叢雲「馴れ合うつもりはない」

足柄「こんなこと言う奴に限って馴れ合いを求めてるタイプだから、みんなじゃんじゃん構ってやるのよ」

あかり「は~い!」

叢雲「……」

足柄「それじゃああなたの席は、赤座の隣が空いてるわね」

あかり「よろしくね、叢雲ちゃん」

叢雲「……」ジッ

あかり「なあに? あかりの顔に何か付いてる?」

叢雲「あんたが……」ボソッ

あかり「えっ、なんて?」

叢雲「なんでもない、よろしく」

足柄「じゃっ、ちょっとHRやったら体育館行くわよ。そのあとまたHRやって今日は終わり。あんた達は早く帰れるけど、私は仕事しなきゃなんないんだから面倒起こさないでよね」

秋月(私じゃなくて司令の方に何かある設定なんですね)

妖精(猫吊るし)『どうせ秋月さんの狙いはあかりでしょうし、障害があった方が面白いでしょう?』

秋月(わ、私は、最初からだだ甘でもよかったような気もしますけど……)

妖精(猫吊るし)『今後の参考にさせていただきます』

秋月(それにしてもこれ、本当に恋愛物なの? 叢雲さんの台詞がかなり不穏当なんだけど)

あかり「また明日ね島風ちゃん」

島風「また明日~」

秋月「始業式だから昼前に終わっちゃったね」

あかり「お昼どこで食べよっか? ワック行く? お姉ちゃんがバイトしてるからちょっと割引してもらえるかも!」

秋月「バイトにそこまでの権限はないと思うよ」

あかり「そっかぁ、それじゃあどうしよう? お家帰ってあかりが作ってあげようか?」

秋月「しれ、あかりの手料理?」

あかり「どうしたのそんな驚いたみたいな顔して。いつも作ってあげてるのに」

秋月「あ、うん、そうだね、それがいいよ。あかりの手料理が食べたい」

あかり「ふふっ、明日からの学校に向けて体力が付くようなお料理作るからね!」

秋月「お昼につけてもしょうがないよそれは」

あかり「それじゃお夕飯もあかりが作るよぉ! 秋月ちゃん1人暮らしだからっていっつもカップラーメンとかインスタントに頼るんだから!」

秋月「それが楽だからしょうがないよ」

あかり「楽ばっかりしちゃだめです! でも、自炊は覚えなくてもいいかも」

秋月「何で?」

あかり「手料理食べてもらえなくなっちゃうもん。秋月ちゃん何でもできるから料理覚えたらすぐにあかりなんか追い抜いちゃうし」

秋月「自分で作れるようになってもあかりの手料理は食べたいよ!」

あかり「本当に?」

秋月「本当! 作ってくれるなら絶対食べる!」

あかり「わぁ~、はっ! でもいつまでもあかりに頼りきりはだめなんだからね!」

秋月「わかってるよ、やれることはちゃんとやるから」

あかり「そう、秋月ちゃんはやればできる子なんだよぉ。それはやらないから色々と――」

ちなつ「見つけたわよ」

あかり「えっ?」

秋月(あれは?)

妖精(猫吊るし)『吉川ちなつ、提督のお友達ですよ』

秋月(司令のクラスメートの提督ですか)

ちなつ「まったく、中々見つからないからいるのかどうか疑っちゃったわ。結衣先輩のことを少しでも疑うなんて、チーナったらいけない子!」

あかり「あの、あなたは」

ちなつ「それもこれもあんたの存在感のなさがいけないのよ! そんな力を持ってるくせにその空気みたいな影の薄さはなんなの?」

あかり「い、いきなり存在感ないなんて気軽に口にしちゃいけない一言だよぉ! それに力ってなに?」

ちなつ「うるさい! 怪我したくなかったら大人しく私について来なさい!」

あかり「わっ、ちょ」

秋月「なんだかわからないけど、あかりから離れて!」

ちなつ「何よあんた、邪魔する気? しょうがない、出てきなさいイ級共!」

イ級「イー!」

秋月「なっ、吉川司令の影から深海棲艦が!?」

ちなつ「そっちの赤い髪のは傷つけちゃだめよ、結衣先輩への献上品なんだから。もう1人の方は好きにしていいわ」

イ級「イー!」

秋月(ちょっとどうなってるんですか!?)

妖精(猫吊るし)『私はギャルゲーとは言いましたけど、恋愛物のゲームだとは一言も言ってませんよ。むしろギャルゲーによくあるでしょうこういうの』

秋月(ありますけど! 恋愛物だと思ってたのに!)

あかり「な、何なの、秋月ちゃん、怖いよぉ!」

秋月(長10cm砲ちゃんがいないということは、今の私はきっとただの人間と同じ。深海棲艦と戦えるとは思えない……!)

秋月「と、とにかく逃げよう!」

あかり「う、うん!」

ちなつ「逃がさないわよ」

秋月「……!? 周囲の空間がいきなり赤くなった!?」

ちなつ「結界よ。漫画とか読んだことあるならわかるでしょうけど、この公園からはもう出られないわ」

あかり「あぁ……」

秋月「くっ、あかり! 私の影に隠れて!」

ちなつ「この状況でその子を見捨てて逃げ出さない勇気はほめてあげる。でもそういう勇気は匹夫の勇、本当の勇気とは別のものよ」

イ級「イー!」

あかり「秋月ちゃんっ!」

秋月(どうすればいいの? さすがにここでいきなりゲームオーバーなんてそんなことはないはずだけど)

叢雲「はっ!」ブンッ

イ級「イーッ!?」バタッ

ちなつ「何っ!?」

叢雲「ふっ!」ザンッ

イ級「イーッ!?」ドサッ

あかり「叢雲ちゃん……?」

秋月「叢雲さん、そのマストは」

叢雲「話は後よ! できるだけ下がってなさい! やあっ!」

ちなつ「ちっ! 既に艦娘が接触していたか! だけど!」

イ級「イーッ!」ドンッ

叢雲「くっ!」サッ

あかり「きゃああ~!」

秋月「火砲を撃ってきた!?」

ちなつ「まだ艤装を展開することはできないみたいねぇ。やはりまだその子は力に目覚めてないようね」

叢雲「……」

あかり「な、何、なんであかりを見るの? 力って、何のことなの……?」

秋月(……)

ちなつ「数で押せば勝てるわ! 行きなさいイ級!」

イ級「イーッ!」ドンッ

叢雲「こんな攻撃っ!」スッ

あかり「きゃあっ!」ギュッ

秋月「あかりっ!」

ちなつ「避けるのだけはいっちょ前みたいね。艦種は駆逐艦かしら? それじゃあこの子達を一掃するほどの火力も期待できないわねぇ」

叢雲「そうやって高を括ってろ! 艤装が使えなくたってこんなやつら!」

ちなつ「強がり言っちゃって、もう息が上がってるわよ? 艤装を付けてない艦娘なんてただの人間の女の子に過ぎないもの。そんなもの振り回して走ってればすぐに限界が来るわ」

叢雲「黙れっ!」

あかり「秋月ちゃん、秋月ちゃんっ! 何なの、あかりはどうすればいいの!?」

秋月「あかり、落ち着いて」

あかり「こんなの落ち着けないよぉ! 怖いし、わけがわからないし、もう、いっぱいいっぱいだよぉ!」

秋月「大丈夫、絶対大丈夫だよ」

あかり「秋月ちゃん……」

秋月(なんとなくわかりましたよ。私が今ここでやるべきことは、これですね)スッ

あかり「これは?」

ちなつ「……!? それは、艤装発動体!?」

叢雲「あんたも艦娘だったの!?」

あかり「かんむす……ぎそう? 秋月ちゃん?」

秋月「私の主砲の砲塔……これをあかりが持てば」

叢雲「持つだけじゃだめよ! あんた、その筒に力を込めなさい!」

あかり「力を込めるって、どうするの!?」

叢雲「いいから念じるのよ! 力を込めるイメージで!」

ちなつ「させるか! イ級!」

イ級「イーッ!」

叢雲「させるかは、こっちの台詞よ!」

ちなつ「ぬぅ、邪魔してぇ!」

あかり「力を込める……」

秋月「落ち着いて、深呼吸してあかり。大丈夫、あかりならできるよ。あかりもやればできる子だよ」

あかり「すぅ~はぁ~」

叢雲「悠長にやってないで! 結構ギリギリなのよ!」

あかり「うんっ、なんかできる気がするよぉ!」

秋月「お願い!」

あかり「ん~!」ピカー

ちなつ「やばい! 艤装展開前にあいつを中破させんの! 早くしなさい!」

イ級「い、イー!」ドンッ

叢雲「させないって言ってんのよ!」ブンッ

あかり「ひ、光った、力がこもったの?」

秋月「きっと、そうだよ。ありがとう、あかり、安心して。ここからは、私があかりを守る!」

あかり「秋月ちゃん!」

叢雲「あんたもたぶん駆逐艦でしょ、だったらそれを掲げて叫びなさい!」

叢雲「かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェンジ!」

秋月「は?」

叢雲「な、何回も言わせないで! かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェンジ!よ!」

秋月「えっと? 言わなきゃだめなんですかそれ?」

叢雲「言わないと艤装が展開できないでしょうが!」

秋月「うぅ、じゃあ行きますよ! か、かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェーンジ!」ピカー

あかり「きゃっ!」

ちなつ「むっ、まぶしい!」

イ級「イー!」

叢雲「……」

あかり「光が収まった……秋月ちゃ――ってなんで全裸なの!?」

秋月「きゃ、きゃああ~!?」

叢雲「艤装を展開するときは着ている服がはじけ飛ぶのよ。すぐに艤装が体を覆うわ」

ちなつ「私が結界を張ってたことに感謝しなさい」

イ級「イーイー」コクリ

秋月(ちょっと! 普通光が収まったときには変身完了してるものでしょう!?)

妖精(猫吊るし)『円盤なので券が発行されているんですよ。ちゃんと使用しないと』

秋月(誰に対するサービスなんですか!?)

秋月「あっ、やっと服が、わぁっ!?」バッ

あかり「きゃあっ!? 秋月ちゃんなんでそんな、見せ付けるみたいにするの!? ちゃんと隠しててよぉ!」

秋月「か、体に勝手に手足が開いて!」

叢雲「本当にそうなるんだ、艤装展開するときって。うわぁ、やりたくないわ」

ちなつ「そんな大層なもんでもないのに見せ付けちゃって、あ~はずかし」

イ級「イー!」

秋月(ちょっとぉ!?)

妖精(猫吊るし)『変身バンクですよ』

秋月(こんなことするならもうちょっと光る時間を長くしてくださいよ!)

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

秋月「長10cm砲ちゃん!」

叢雲「自立起動型の主砲!」

ちなつ「こいつ……!」

秋月「わっ、あぁ~! 愛と正義の艦娘秋月! 今日も華麗に登場、きゃるる~ん☆」

あかり「きゃる?」

叢雲「うわっ、あんなポーズまで取らされるの? 急激にやる気が減衰していくんだけど」

ちなつ「あざとい」

イ級「イー!」コクコク

秋月「わ、わざと言ってるわけじゃないのに! くぅっ、行くよ長10cm砲ちゃん!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

イ級「イー……」バタッ

秋月「はぁはぁ、これでイ級は全て片付けました」

ちなつ「ちっ、駆逐艦のくせに強いじゃないの! 相当な練度ね」

妖精(猫吊るし)『現実の練度を反映してありますので』

秋月(強くてニューゲームってやつですね)

ちなつ「だけどイ級ごときを倒したくらいでいい気にならないことね! 所詮イ級は1番の雑魚よ! こっちにはまだ他にも深海棲艦が――」

結衣『そろそろ引き上げ時だよちなつちゃん』

ちなつ「結衣先輩!?」

叢雲「この声、どこから!?」

秋月(結衣、船見司令ですか。師匠が敵だなんて!)

妖精(猫吊るし)『ありがちですね』

ちなつ「私はまだやれます! 今すぐあいつらを片付けてあの女を結衣先輩に!」

結衣『結界を張ってから結構な時間が経ってる。そろそろ辛いでしょう? 戻っておいで』

ちなつ「結衣先輩、任務よりも私の体を気遣って……! はい、チーナ帰還します! チナッツ光です!」

ちなつ「命拾いしたわね! 心優しい結衣先輩に感謝するといいわ! そしてその命、次に会うときまでのものだと思いなさい!」バッ

叢雲「待て! くっ、はやい!」

秋月「さすがにもう追いつけませんね」

あかり「終わった、の?」

秋月「うん、そうだよ、終わったんだよ。助かったんだよ、あかり」

あかり「助かった……よかった、ありがとう、秋月ちゃん、叢雲ちゃ……」バタッ

秋月「あかり!?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」

叢雲「こんな状況で初めて力を使ったんだもの、気絶しても無理はないわ」

秋月「あかり、よくがんばったね」

叢雲「まさかあんたも艦娘だったとはね」

秋月「教えてください叢雲さん、艦娘のこと、それにあかりのことも」

叢雲「いいわ、知っておかなきゃいけないことだしね。その前にこいつをここから移すわよ」

秋月「このままここで寝かせておくわけにはいきませんしね。よいしょ」

秋月(現実の練度を反映してると言ってましたが、それでもかなり強くなってる気がします)

妖精(猫吊るし)『VRなので身体能力の補正はかかりますよ』

秋月『それから私は叢雲さんに話を聞きました。このゲームの艦娘とは艤装と呼ばれる武器を扱う力を持った少女のことらしいです』

秋月『ただし訓練をしなくては自分で艤装を展開することはできないのだと言われました。それを補うのが提督と呼ばれる人間』

秋月『艦娘の能力を向上させ、艤装展開の補助や全体的な戦闘能力を飛躍的に上げる力を持っているとのこと』

秋月『あかりはその提督の中でもずば抜けた能力を持っていて、実戦経験のない私があそこまで強かったのはあかりのおかげもある、という設定らしいです』

秋月『吉川司令や船見司令は深海ごらく部という秘密結社の一員で、艦娘の力を研究して作り出された生態兵器、深海棲艦を使って世界征服をもくろんでいるらしい』

秋月『提督の力は深海棲艦に及ぶため、強力な提督の力を持つあかりを引き入れようと行動に出たわけですね』

秋月『それを察知して大本営という政府組織からあかりを守るために送り込まれたエージェントが叢雲さん。艦娘ですが艤装を出さなくても十分に戦える強さを持っています』

秋月『深海ごらく部の手からあかりを守るため、私と叢雲さんの戦いの日々が始まりました』

秋月『それは過酷な戦いでした。極力人のいないところを探し、あのはずかしい呪文とはずかしい姿を見られないようにするのはとても辛いものでした』

秋月『ですがそれもあかりや仲間達と一緒に乗り越えていきました。あかりに見られるならと耐えているうちにいつの間にかそうすることが癖になっていくようで』

秋月『最初ははずかしがっていたあかりも徐々に慣れてきて、ちゃんと見てくれるようになったんです』

秋月『ちょっとはずかしそうに頬を染めて、でもしっかりと私の体を見つめて、ちょっと興奮してるあかりの視線に晒されると私にもえもいわれぬ快感が……って違う!』

秋月『と、そんなこんなで戦い続けていた私達でしたが、一瞬の隙を突かれてあかりを攫われてしまいます』

秋月『折りしも諜報活動をしていた球磨さんが深海ごらく部の本拠地を突き止めたところで、私達は一気に攻め込む作戦に打って出ました」

秋月『必ずあかりを取り返してあの快感も……じゃなくて、世界の平和も取り戻します!』

秋月「あかり!」

結衣「あははは、よくここまでたどり着けたね秋月!」

あかり「……」

秋月「あかりっ! そんな、ボンテージだなんて! あかりになんて格好をさせるの!」

結衣「洗脳したらとりあえずボンテージを着せるのが悪の美学なのさ!」

秋月「くっ、不謹慎な気持ちに……!」

結衣「ふっ、秋月、君があかりを愛していることはわかっている。だからこんな格好をさせて待ち構えていたというのもあるんだよ」

秋月「私の集中を乱そうというわけですか!」

結衣「いいや、取引を円滑に行うためにだよ」

秋月「取引?」

結衣「我が軍に降るならあかりへの命令権は君に譲渡しよう」

秋月「……!?」

結衣「どうかな? こんな格好よりももっと過激な格好をさせるのだって思いのままだよ」

秋月「あ、あかりを思いのままに……」

結衣「そう、あかりを独り占めできるんだ。本当は鬱陶しかったんだろう、あかりが他の艦娘に力を貸すことが」

秋月「そんなこと、ない! みんな大切な仲間!」

結衣「そうかな? 嫉妬してたんじゃないかな? 他の艦娘が変身するときにあかりの目を覆いたくなったことは?」

秋月「それは……」

結衣「こちらに来ればその必要もない。あかりは君の命令だけを聞く。君の事だけを見てくれるんだよ」

秋月「私のことだけを……」

結衣「そうだよ、邪魔者のいない2人だけの世界を約束してあげるよ」

秋月「2人だけ……」

結衣「くくくっ、さあ、あかりの手を取って私に忠誠を誓うんだ。そうすればあかりは君のものだ!」

あかり「……」

秋月「……」

秋月「断ります!」

結衣「なにっ!?」

秋月「私はただあかりに欲情してるだけじゃない! あなたが言ったように愛してるの!」

結衣「ならばなぜ!?」

秋月「愛してるから、私も愛されたい。私がほしいのはあかりの体じゃなくて心!」

秋月「ちょっとはずかしさや後ろめたさも感じながら、私の変身を見つめて興奮してるあかりのことが好き!」

秋月「その興奮をどう処理すればいいかわからなくてもじもじしてるのも可愛くて好き! そんなあかりにちょっとエッチないたずらして煽るのも好き!」

秋月「我慢できなくなってどうすればいいのって泣き付いてくるあかりに、色々としてあげる時間をこそ私は愛してるのよ!」

結衣「ええっ……」

秋月「いつも私だけを見てくれていなくてもいい。私だけを見てくれている時間はいつもめいっぱい私のことだけを考えてくれてる」

秋月「あかりはそういう子なの! そういうあかりを私は愛してる! だから、何も感じない人形なんていらないわ!」

結衣「そ、そうか。ならばその愛する者の手で地獄に落ちるがいい! あかり、秋月を殺せ!」

あかり「はい……」

秋月「あかり……」

あかり「……」スタスタ

秋月「あかりは今何を考えてるの? 洗脳されてるから、何も考えてないのかな?」

あかり「……」スタスタ

秋月「あかり、私はあかりに見られてるとき、いつもあかりのことで頭がいっぱいになるよ」

秋月「あかりもそうなんだよね? 私のことでいっぱいになってくれてるよね? そう信じてるから」

結衣「む、無駄だ、私の洗脳がそんな方法で……」

秋月「私、あかりの笑顔も好き。うれしいのときや楽しい時の顔も、照れ隠しで笑ってる顔も、全部」

秋月「私はあかりに笑顔でいてほしいの。だから見てて、私の!変身!」

秋月「かがやけ奇跡のスイライエナジー! デストロイプリティチェーンジ!」ピカッ

あかり「……」スタスタ

結衣「目がっ!」

秋月「あかり、見てっ……! 私の、あかりが大好きな、私の、体っ!」

あかり「……」ピタッ

秋月「あっ……!」

あかり「……」ジッ

秋月(見てる……あかりが、私の体を、だめっ! まだ、艤装、止まって……!)

あかり「……うぅ」

結衣「そんなバカな!」

あかり「……秋月ちゃん」

秋月「あかりっ!」

あかり「うううっ! 秋月ちゃん、はずかしいこと言いすぎだよぉ!」

秋月「元に戻ったんだね、あかり!」

あかり「戻った! 戻ったから早く艤装つけて!」

秋月「うん! 愛と正義の艦娘秋月! 今日も華麗に登場! きゃるる~ん☆」

結衣「こんなアホみたいな方法で私の計画が崩されるだと」

秋月「アホみたいで悪かったですね。でも、これが私の愛です!」

あかり「うぅぅ顔から火が出そうだよぉ」

秋月「愛の前に立つ限り恐れるものは何もありません!」

結衣「くっそぉ!」

叢雲「秋月!」

秋月「叢雲さん!」

あかり「叢雲ちゃん!」

叢雲「あんた、無事だったのね」

球磨「基地機能の中枢は破壊したクマーお前の野望もここまでクマー」

結衣「ふっ、ふふっ、今回は私の負けだ。でも次はこうはいかない、必ず君たちを亡き者にしてやる」

大和「次があると思っているのですか!」

結衣「ああ、思ってるね。ちなつちゃん!」

ちなつ「チナッツ光です!」バッ

叢雲「ああっ! あいつ仕留めたんじゃなかったの!?」

ちなつ「結衣先輩がいる限り私もまた不滅なのよ!」

結衣「この屈辱は忘れないよ。恨みは必ず晴らす、それじゃあ!」

秋月「逃げられました!」

蒼龍「ですが組織全体にこれだけ手痛い打撃を受ければ、ほぼ再起は不可能でしょう」

島風「深海ごらく部はこれで終わりってこと? 終わるのおっそい!」

足柄「ほんとよ。これだけサボっちゃって、免職になったらどうしてくれんの? 大本営で雇ってもらえる?」

白雪「なぜ司令官は蹲って赤くなってるんでしょうか?」

あかり「こ、この格好がはずかしいからだよぉ!」

天龍「今まで俺らのこと散々ひん剥いてきた報いだ、ほら、しっかり見せるようにしな!」ガシッ

あかり「あっ、やっ、は、離して天龍さん!」

秋月「……」ジッ

あかり「み、見ないで、秋月ちゃん……」

熊野「おっと、手が滑りましたわ」サッ

明石「あら、ずいぶんと緩い服ですね」

秋月「……!」ジー

あかり「あっ、ふぁ、み、見ないでぇ~!」

ちなつ「大丈夫ですか結衣先輩?」

結衣「ああ、ありがとうちなつちゃん」

ちなつ「いいえ、つっ」

結衣「怪我をしてるのに無理させてごめんね」

ちなつ「いいんです、結衣先輩が無事なら私なんて」

結衣「ちなつちゃん……」

結衣(愛の力か。案外バカにできないものなのかもしれないな)

ちなつ「これからどうしますか結衣先輩? 私としてはこのまま2人きりで余生を過ごすのもいいと思います!」

結衣「余生が長すぎる」

綾乃「そう、それじゃあ短くしてあげるわね」

結衣「……っ!?」

ちなつ「誰!?」

千歳「今までご苦労さん。あんたらはようがんばったわ」

向日葵「おかげでわたくし達も事をスムーズに運べましたわ」

櫻子「あかりちゃんと深海棲艦達のデータはちゃんと私達が、あれ、どこ置いたっけ?」

綾乃「さっきそこに落としてたわよ大室さん。こんな重要なものを落とすなんてさすがに罰金バッキンガムよ!」

ちなつ「あ、あなた達は!」

京子「私達は深海生徒会」

結衣「京子!?」

綾乃「後のことは歳納京子が率いる我ら深海生徒会が進めるから、心配はノンノンノートルダムよ」

妖精(猫吊るし)「こうして深海ごらく部の人類好きだら計画は、秋月達艦娘と提督の手によって潰えた」

妖精(猫吊るし)「しかし、時を置かずして新たな闇は動き始めていたのだった」

妖精(猫吊るし)「次回、艦娘っ子オータムン第二章深海生徒会編。第一話、戦士の覚醒」

妖精(猫吊るし)「目覚めろ、その魂」

妖精(猫吊るし)「どうでしたか、秋月さん? ゲームの感想は?」

秋月「……」

妖精(猫吊るし)「秋月さん? 気に入りませんでしたか?」

秋月「……」

妖精(猫吊るし)「一応MODなんかも用意してみたんですよ。グラフィック変更MODで全キャラクター下着姿にする下着MODとか」

妖精(猫吊るし)「後はデバックモードで会話やイベントを自由に作成できるなんて機能もつけてみました」

妖精(猫吊るし)「そんな拡張性も考えられたこのゲーム、いかがでしたでしょうか?」

秋月「……エロゲだこれ」

長くなりましたが今回はここまでです
次は駆逐棲姫がイ級をペットにする小ネタからです

VRゲームの技術は早く進歩してほしいですね
安価になって手が出せるようになったらそっちの世界に移住します

開始します

駆逐棲姫「義肢でも問題なく航行可能」

駆逐棲姫「本当に大した技術」

駆逐棲姫「もう海を往く機会はそれほどないかもしれないけど、やっぱり落ち着くな」

駆逐棲姫「あまり遠くに行かないように気をつけて、しばらく航行してよう」

駆逐棲姫「ん? なんだ、あそこ不自然に気泡が出てきている?」

駆逐棲姫「イルカか何かでもいるのかな?」スーッ

イ級「……」ザバッ

駆逐棲姫「なっ! あれは、駆逐イ級!」

イ級「……」

駆逐棲姫「バカな、深海棲艦は全てあかり達が成仏させたはず……」

イ級「……!」

駆逐棲姫「こっちへ来る! 敵意は、残ってるのか!?」

イ級「……!」ドンッ

駆逐棲姫「うぐっ! 体当たりしてくるということは、やはりまだ敵意が……」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「なんだ? やめろ、頭を擦り付けるな」

イ級「……!」グイグイ

駆逐棲姫「なんなんだ、敵意があるわけじゃなさそうだけど」

イ級「……」プルプル

駆逐棲姫「震えてる? お前、もしかして1匹だけ残ってしまったのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「あれからずっと1人で正気に戻った後も深海に潜んでいたんだな。出て行けば殺されると思って」

イ級「……」

駆逐棲姫「私のことを仲間が来たと思って出てきたのか。そうか、寂しかったんだな」ナデナデ

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「んぅ、苦しいからやめろ。わかった、お前も付いて来い。一緒に私の住んでるところに」

イ級「……?」

駆逐棲姫「大丈夫だ。あかりも艦娘達もお前のことを傷つけたりはしないから」

イ級「……」スッ

駆逐棲姫「いい子だ。さあ、行くぞ。遅れないようにしろ」

イ級「……」スーッ

駆逐棲姫「そういうわけで、連れて帰ってきた」

あかり「まだ残ってる深海棲艦がいたんだ」

イ級「……」プルプル

文月「隅っこの方で縮こまっちゃってるね~」

三日月「正気に戻った後もずっと1人で深海に取り残されていたから、臆病になってしまったんですね。可哀想に」

卯月「う~ちゃんは味方だぴょん! 怖がらなくていいぴょん!」

イ級「……!」サッ

駆逐棲姫「お前が隠れるには、私は小さすぎるぞ」

卯月「ぷっぷくぷ~」

如月「無理に近づこうとしちゃだめよぉ、徐々に慣れさせていくしかないわ」

あかり「そうだね、こういうのは少しずつ慣れさせてあげないと」

駆逐棲姫「ここに置いてもいいの?」

あかり「当たり前でしょ。このまま放ってはおけないよぉ」

駆逐棲姫「ありがとう、あかり」

卯月「でもちゃんとわるさめが世話するぴょん! お散歩やえさの世話もしっかりやらなきゃだめだぴょん!」

如月「お散歩いるのかしらこの子?」

三日月「他の方に見られるのはよくないですし、むしろお散歩させる方が問題では」

あかり「足が生えてるから後期型っていうやつだよね」

駆逐棲姫「うん」

イ級「……」

あかり「後期型じゃなかったら水槽とか用意しないといけないところだったよぉ」

駆逐棲姫「水槽より、プールがいるレベルの大きさ」

あかり「確かに、金魚さんの水槽じゃ入りきらないよね」スッ

イ級「……!」サッ

あかり「あかりが触ろうとすると逃げちゃうね」

駆逐棲姫「傷つけたりしないと言ってるのに」

イ級「……」シュン

あかり「わかってても怖いんだよね。しょうがないよぉ」

駆逐棲姫(世話、私にできるのかな)

あかり「はい、今日からここがあなたのお部屋だよぉ」

駆逐棲姫「好きに使っていいし、自由に出回っていい。鎮守府の外に出なければ」

オスカー「にゃあ~」

イ級「……?」ジッ

あかり「猫さんだよぉ。そっか、見たことないよね」

駆逐棲姫「深海棲艦は記憶が曖昧だから」

オスカー「にゃあ?」

あかり「新しいお友達のイ級ちゃんだよぉ、仲良くしてあげてね」

オスカー「にゃ~!」

イ級「……!」ビクッ

駆逐棲姫「猫にまでびくびくするのか」

あかり「イ級ちゃんにとっては見たことない生き物だから。大丈夫、怖くないよ。ほら、抱っこしてもこんなに大人しいんだよ?」ダキッ

オスカー「ふ~……」

イ級「……」

駆逐棲姫「むしろお前の方が踏み潰したりしないように気をつけるんだぞ」ナデナデ

連装砲ちゃん「きゅ~!」ピョンピョン

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ピョンピョン

イ級「……!?」オロオロ

あかり「連装砲ちゃん、長10cm砲ちゃん、その子臆病な子だから静かにしてあげて!」

連装砲ちゃん「きゅ~?」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

イ級「……」ソロソロ

あかり「あっ、座ろうとしてるよぉ」

駆逐棲姫「そうだ、そうやって落ち着けば何も怖いことはない」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」

イ級「……!?」ピュー

駆逐棲姫「んうぅ、だから隠れるのは無理だから」

イ級「……!」グリグリ

戦艦棲姫の艤装「ギー……」シュン

あかり「艤装ちゃんのせいじゃないから落ち込まないで」ナデナデ

イ級「……ZZZ」

駆逐棲姫「眠ったか。ずっと怖がっていて疲れてたのかな」

熊野「まだ残っている深海棲艦がいましたのね」

大和「あれだけがんばったのにそれでもだめだったなんて」

駆逐棲姫「いや、少なくとももう憎しみに囚われているものはいないはず。もう人間に危害を加えたりはしない」

熊野「ですが人間側は生き残りに危害を加えますわ。ほっぽ曰く倒されるのは救いらしいですが」

大和「既に正気を取り戻している深海棲艦を倒すのは救いにはなりませんよね」

駆逐棲姫「うん、あの子はこのままここにいさせてあげてほしい」

あかり「他にも残ってる深海棲艦さんがいないか探さないと。他の誰かに見つかって倒されちゃったらいけないよぉ」

熊野「大本営に、いえ、あの西垣先生と言う方に連絡しておきましょう」

大和「あの人なら悪いようにはしないはずですからね」

あかり「それと京子ちゃん達にも言っておきますよぉ」

駆逐棲姫「すまない」

あかり「ううん、元々あかり達人間の責任だもん」

大和「あの子の同胞を数多く沈めた大和達にも最後まで面倒を見る義務があります」

熊野「ええ、わたくし達の罪滅ぼしにもなりますわ。だから気にしないでくださいまし」

駆逐棲姫「ありがとう、あかり、みんな」

北方棲姫「ヒメジャナイノクルノハハジメテ?」

離島棲鬼「私、鬼なんだけど」

戦艦棲姫「あんまり脅かすなよ」

戦艦棲姫の艤装「ギギ」

イ級「……」

駆逐棲姫「ここには私だけじゃなくて、あれだけの深海棲艦がいる。だから、お前も受け入れてくれるよ」

北方棲姫「ン! アカリモカンムスモヤサシイ!」

戦艦棲姫「安心しろ」

離島棲鬼「う~ん、あなたは人型じゃないからヒロインにはなれないけどね~」

イ級「……?」

駆逐棲姫「深海棲艦には環境に適応し進化する力がある」

戦艦棲姫「人間みたいになることもあり得る?」

離島棲鬼「艦種が変わるのかな? でも今はもう和魂に戻ってるようなものだし、艦娘の姿になるのかも?」

北方棲姫「シンカ! カッコイイ!」

イ級「……」

駆逐棲姫「私は別に、このままでもいいけど」

離島棲鬼「そうね! このまま深海棲艦側のマスコット役を担ってもらいましょう!」

戦艦棲姫の艤装「ギギギ」

戦艦棲姫「お前はマスコットってナリじゃない」

深海艦載機「ガァ!」

北方棲姫「オマエラハヒジョウショク」

深海艦載機「ガァ!?」

北方棲姫「サイダイセンソク~!」

イ級「……」ノシノシ

連装砲ちゃん「きゅ~!」ピュー

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」バタバタ

北方棲姫「ヤレ~! ケチラセ~!」

オスカー「にゃっ!」シュッ

離島棲鬼「連装砲ちゃん達との仲が悪くならない程度にするんだよ~」

戦艦棲姫「あの子達も一緒に遊んでる感覚みたい。こうして仲良くなっていく」

あかり「いいなぁ、あかりもイ級ちゃんに乗ってみたいよぉ」

駆逐棲姫「乗って海に出たらきっと楽しい」

あかり「楽しそう! 早くそれくらいできるくらい仲良くならなきゃね」

駆逐棲姫「すぐに慣れさせる」

あかり「焦っちゃだめだよわるさめちゃん。無理をさせたら逆効果だからね」

駆逐棲姫「……」

駆逐棲姫「焦っちゃだめ。わかってる、けど早く何とかしてやりたい」

駆逐棲姫「私をあかりが救ってくれたみたいに、私も……」

駆逐棲姫「とりあえず明日もがんばろう。今日はもう寝て朝早くに会いに行ってやろう」

駆逐棲姫「……絶対私が救ってやるんだ」



イ級「……」ツンツン

駆逐棲姫「……ん? なんだ?」

イ級「……」

駆逐棲姫「お前、どうして私の部屋に? 眠れないのか?」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「だからグリグリはやめろ。わかった、一緒に寝てやるから」

イ級「……」ペタン

駆逐棲姫「体が大きくて布団に入りきらない。かけてやるけど寒くても我慢するんだぞ」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫(1人ぼっちだったからこうなったのに、また1人にしてしまうなんて。私はバカなのか?)

駆逐棲姫(今はできるだけ側にいてやらなきゃいけないな)

駆逐棲姫「今日は鎮守府の中を案内してやる」

イ級「……」

駆逐棲姫「それとここの艦娘達に挨拶も」

イ級「……!」フルフル

駆逐棲姫「怖くても顔くらいは覚えておかないと困る。大丈夫、私が付いてる」

イ級「……」ノソノソ

駆逐棲姫「いい子だ、行くぞ」



天龍「そいつが深海棲艦の生き残りか」

イ級「……」ビクビク

天龍「ああん? どうした、なにビビッてんだよ?」

駆逐棲姫「臆病なんだ、あまり脅かさないで」

天龍「フフフ……オレが怖いってか。そうかそうか、そいつぁ見込みのある奴だな!」

イ級「……」

天龍「覚えときな、オレを怒らせた次の瞬間、テメェはこいつでなますにされてるってことをな」

イ級「……!?」ビクゥ

駆逐棲姫「脅かすなと言ってるのに!」

天龍「はっはっは、わりぃわりぃ、冗談だよ。まあこれからよろしく頼むわ」ブンッ

イ級「……!」サッ

天龍「おわっ!」スカッ

天龍「ったく、これくらい避けんなよな、装甲は飾りか? ビビリにしても限度ってもんが」

イ級「……」ブルブル

天龍「あ~、なんだ。なんか訳ありみてぇだな、わりぃ」

駆逐棲姫「いや……」

長門「ほう、これが例の」

イ級「……」プルプル

長門「ひどく怯えているな」

駆逐棲姫「長い間1人で深海に潜んでいたから」

長門「それは辛かっただろう。安心しろ、お前は捕虜ではなく仲間として迎えられたんだ。お前を脅かすものはここにはない」

イ級「……」サッ

長門「言うだけではやはり解消できないか」

駆逐棲姫「それでできれば苦労しない」

長門「確かにな。手伝えることがあったら言ってくれ、私も尽力しよう」

駆逐棲姫「助かる」

長門「いや、私も多く戦いに出たわけではないが、傷つけあっていることは事実だからな」

長門「沈めて救うよりは生かしたまま救う方がいいさ。そちらの方が困難なのだとしても」

イ級「……」ジッ

長門「今は怖くて近寄れんかもしれんが、お前もいつでも私を頼っていいからな」

イ級「……」ペコリ

長門「ふっ、礼儀は弁えているみたいでよかったよ」

駆逐棲姫(今度は上手くいったかな)

間宮「アイスは食べられるんですか?」

伊良湖「最中もありますよ」

駆逐棲姫「お菓子だ、食べられるか?」

イ級「……」クンクン

伊良湖「匂い嗅いでますね」

間宮「犬みたいね」

イ級「……」パクッ

間宮「あっ、最中を食べたわ」

伊良湖「お味はどうですか?」

イ級「……」

駆逐棲姫「たぶん、おいしいって言ってる」

伊良湖「心なしか喜んでいるように見えます」

間宮「アイスは食べないのかしら?」

イ級「……」ジッ

駆逐棲姫「どうした?」

間宮「そっか、自分で食べようとすると容器ごと食べなきゃいけないから、わるさめさんに食べさせてほしいって言ってるんですよ」

伊良湖「ああ、イ級ちゃんには足しかありませんもんね」

駆逐棲姫「そうなのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「わかった。食べさせてやるから、口を開けろ」

イ級「……」ガバッ

伊良湖「ワニにえさをあげてるみたいですね」

間宮「ワニだったらきっと容器ごと食べてたでしょうけど」

イ級「……!」

間宮「目に見えて喜んでくれてうれしいわ」

イ級「……!」グリグリ

駆逐棲姫「すぐに食べさせるから急かさなくていい」

間宮「おかわりもたくさんあるからどんどん食べていってね」

駆逐棲姫「むぅ、これは手間がかかる」

伊良湖「拾ってきたんですからしっかり面倒見てください」

イ級「……」

駆逐棲姫「だいぶ慣れてきたみたいだな」

駆逐棲姫「これなら、深海棲艦以外に触れられても大丈夫かな?」

イ級「……!」フルフル

駆逐棲姫「まだ無理なのか?」

イ級「……」

駆逐棲姫「……」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「いけるか? そうか、ならやってみよう」

イ級「……」ジッ

駆逐棲姫「心配いらない。ただ触ってもらうだけだ。何回も言ってる、傷つけたりしないから」

イ級「……」

あかり「もう触っても平気なの?」

駆逐棲姫「ああ、もうだいぶ慣れたから」

イ級「……」プルプル

あかり「そうは見えないんだけど……」

駆逐棲姫「自分でやれるって言った。応援してあげたい」

あかり「イ級ちゃんががんばるって言うなら手伝うけど」

イ級「……」

駆逐棲姫「あかり、お願い」

あかり「ちょこっとなでるだけだからね? 怖がらなくていいよぉ」

イ級「……」ブルブル

あかり「落ち着いてね」

イ級「……!」ダッ

駆逐棲姫「あっ、おい、どこに行く!」

あかり「やっぱりまだ早かったみたいだよぉ」

駆逐棲姫「くっ、できるって頷いたのに」

あかり「誰かに触られるのってもしかしてわるさめちゃんから聞いたの?」

駆逐棲姫「そう、間宮達にお菓子貰って機嫌もよくなってたから」

あかり「わるさめちゃん、それは自分でやれるって言ったことにはならないよぉ」

駆逐棲姫「けど!」

あかり「焦っちゃだめだって昨日言ったよね?」

駆逐棲姫「わかってる、でも早く助けてあげたい。辛い気持ち、私もわかるから」

駆逐棲姫「急に正気に戻って何もわからなくて、すごく心細くて」

駆逐棲姫「私はすぐに消えてもう1度蘇ったときにはあかりがいた。でもあの子には誰もいなかった。1人ぼっちで暗い海の底に隠れてなきゃいけなかった」

駆逐棲姫「助けてあげたい、私もあの子のことあかりみたいに!」

あかり「わるさめちゃん……」

あかり「イ級ちゃんの辛い気持ちがわかるから焦っちゃうんだね」

駆逐棲姫「うん……」

あかり「わるさめちゃんが焦っちゃう気持ちもわかるよぉ」

あかり「だけどね、焦って助けようとしたらそれはイ級ちゃんのためじゃなくて、わるさめちゃん自身のためになっちゃうよぉ」

駆逐棲姫「私自身のため?」

あかり「あかりみたいに助けてあげたいっていう気持ちはすごくうれしい。だけど、わるさめちゃん」

あかり「わるさめちゃんはイ級ちゃんを助けることよりも、あかりみたいになりたいって気持ちの方が強いの?」

駆逐棲姫「……っ!」

あかり「どっちの気持ちもあっていいものだとあかりは思う。人の気持ちはたくさんあるものだから」

あかり「でもね、イ級ちゃんを助けたい気持ちよりも自分のための気持ちが大きいなら、それはちょっと違う気がする」

駆逐棲姫「私は……」

あかり「わるさめちゃん、助けたい気持ちがないわけじゃないはずだよぉ」

あかり「その気持ちを強く持ってイ級ちゃんのこともっとよく考えてあげてね」

イ級「……」

駆逐棲姫「私の部屋にいたのか」

イ級「……」

駆逐棲姫「すまない、私が無理に言ったから」

イ級「……」フルフル

駆逐棲姫「こんなに、私のことを頼ってくれるのに……私はっ……!」

駆逐棲姫「利用して、自分の気持ちを満足させようとしてたなんて……!」

イ級「……」グリグリ

駆逐棲姫「ごめん……ごめんなさい……!」

イ級「……」ペロペロ

駆逐棲姫「んぷっ……私、泣いてたのか?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「涙を拭いてくれていたんだな。でも涙以上に唾液でべとべとになったぞ」

イ級「……」シュン

駆逐棲姫「いや、いいんだ。ありがとう」

駆逐棲姫「私、急ぎすぎていたな」

イ級「……」フルフル

駆逐棲姫「お前は優しいな。けど、私自身がそう感じている」

イ級「……」

駆逐棲姫「助けたい気持ちばかり先走って、お前の気持ちを蔑ろにしていた」

駆逐棲姫「私が助けたい以上に、お前も助かりたいと思っている。でもどうにもできなくてもどかしく思ってるのも同じなのにな」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「一緒に少しずつやっていこう。必ず元気にしてやる、どれだけ時間がかかっても必ず」

駆逐棲姫「急に消えたりしない、もう1人ぼっちにはしない。約束だ」

イ級「……!」スリスリ

駆逐棲姫「ふふっ、それくらい優しければ顔をくっつけてもいいぞ」

駆逐棲姫「少しずつやっていく。急ぎはしないけど、やっていく」

駆逐棲姫「何もしないわけにはいかない。お前もずっとそのままじゃいやだよね?」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫(先ずはどうしよう? なにからはじめればいい?)

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「あかり?」

イ級「……!」

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「この歌は……」

駆逐棲姫(あの日聞こえたあかり達の歌。私を、私達を救ってくれたあかり達の想い)

駆逐棲姫(あかりが私に最初にしてくれたこと……)

イ級「……」ユラユラ

駆逐棲姫(喜んでいる。お前もこの歌に救われたんだね……)

あかり「ゆっりゆっらっらっらっらゆるゆり」

駆逐棲姫「だ、い、じけ、ん」

駆逐棲姫(あかりはあってもいいって言ってた。あかりのようになりたいという気持ちは悪いことじゃないんだ)

駆逐棲姫(あかりのようにやってみよう。私の知っている1番の方法でこの子のことを助けてみせる)

駆逐棲姫(この子のため、自分のため。どっちの気持ちも大切な私の気持ちだ)

あかり「だいすきだよみんなのこと、いつまでも一緒で笑ってたい。だから明日また会おうね、それまでちょっとだけ……おやすみ」

イ級「……ZZZ」

あかり「眠っちゃったね」

駆逐棲姫「うん……」

あかり「最初はね自分のことでいっぱいいっぱいだと思うの」

あかり「怖い気持ちを落ち着けて自分のことを受け入れさせてあげるのが先だよぉ。他の人のことはその後だね」

駆逐棲姫「そうだね」

あかり「でも他の人と触れ合うのも自分のこと受け入れるために大切なことだから、わるさめちゃんのやり方も間違ってはなかったと思う」

あかり「でもちょこっと加減してあげないとね」

駆逐棲姫「やりすぎたってわかってる」

あかり「少し失敗してもへっちゃらだよ。あかりも他のみんなだってついてるから」

あかり「わるさめちゃんは1人じゃないよぉ。一緒にイ級ちゃんのこと助けてあげようね」

駆逐棲姫「……」

駆逐棲姫(そうだよ、私には仲間がいる。長門だって助けてくれるって言ってたのに、それを忘れるだなんて)

駆逐棲姫「私はやっぱりバカだな」

あかり「わるさめちゃん?」

駆逐棲姫「あかり、ありがとう。一緒にこの子を助けよう」

あかり「うん!」

駆逐棲姫(助けてみせるから必ず、私達が)

今回はここまでです
次は春雨の好感度100イベントから始めます

以降本編でもイ級は鎮守府にいるという設定で進んでいきます
出てくる機会があるかは例によって安価次第です

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮    霧島    若葉☆  
Bep    天龍    島風
筑摩    長門    五月雨☆ 
鳳翔    谷風    浦風
球磨    酒匂    愛宕 
武蔵    伊58    川内
雲龍    離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168   明石☆   舞風☆  
葛城☆  如月    駆逐棲姫☆     
陽炎     

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆
那珂☆

あかり「そろそろ執務室に戻るよぉ、ん?」

春雨「……」

あかり「春雨ちゃん、何してるの?」

春雨「司令官。いえ、夕日が沈むのを見ていただけです」

あかり「綺麗だよね。すぐそこ海だから水平線に沈んでいくのが見られるよぉ」

春雨「はい、綺麗な茜色です」

あかり「茜色。あかりのお姉ちゃんの名前あかねって言うんだよぉ」

春雨「そうだったんですか? 赤座あかね、というんですね」

あかり「うん。あかりと1文字違いの名前だよぉ」

春雨「この茜色から取ったんでしょうか?」

あかり「由来は聞いたことがないからわからないけど、そうかもしれないね」

春雨「思えば不思議な話です。別の世界の人間である司令官と私がこうして並んで夕日を見ているなんて」

あかり「そうだね、普通はありえない事だよぉ」

春雨「別の世界の人に守ってもらうばかりで何もできなかったというのは、少し情けないですね」

あかり「あ~まあ、そもそもあかり達の先生が実験に失敗してなかったら、助けてもらわなきゃいけない事態にはならなかったし」

春雨「ですがその失敗が結果として深海棲艦と艦娘を生んだんですよね」

あかり「うん、そうなるよぉ」

春雨「なら、塞翁が馬です」

あかり「さいおうがま?」

春雨「災いと思われたことが結果として幸福となることもあると言う意味です。逆の意味もありますが」

あかり「へぇ~、そういうことわざがあるんだ」

春雨「不謹慎かもしれませんが私は感謝しています」

あかり「いいことと悪いこときっと両方あったんだよぉ。いいことには感謝してもいいとあかりは思うよ」

春雨「いいことには感謝を、悪いことには哀悼を。どちらも大切なことですね」

春雨「はじめて会った日、いきなり学校ごっこだとか言われてちょっと驚きました」

あかり「そういえば転校生役で来たんだっけ」

春雨「着任したら転校生役にされただけです!」

あかり「ちょうどいいタイミングに着任したからね~」

春雨「あまりにも突然なのでこの鎮守府は大丈夫なのかと思いましたよ」

あかり「びっくりさせてごめんね」

春雨「いいえ。やっているうちに楽しくなりましたので。逆に不安とか心配事とかをなくしてくれました」

あかり「最初はどうしても不安とかあるよね」

春雨「特に私はもう戦闘行動も必要のなくなったときに、戦争を終わらせた中心人物の鎮守府に配属になったんですから」

あかり「あはは、それは心配事なくしろって言われても無理だよね」

春雨「本当、なんで私はここに配属になったんでしょうね?」

あかり「それはあかりにもわからないよぉ」

春雨「意図はわかりませんがその采配にも感謝しています。ここにいられて私は幸せです」

あかり「あかりも幸せだよぉ。おいしいスープがいつでも食べられて」

春雨「むぅ、スープだけですか?」

あかり「ふふっ、そんなことないよ。春雨ちゃんとこうしてお話してる時間とかも、あかりの大切なものになってるよぉ」

春雨「もう、スープだけだというならしばらくスープを作らないようにして、私の重要さをわからせなきゃいけないところでしたよ!」

あかり「ごめんごめん」

春雨「……こんな時間がずっと続くんですね。これからもずっと」

あかり「ずっと続くよ。いつかここを出ることにはなるけど、その後もずっとね」

春雨「元の世界に帰るんですよね」

あかり「ここにも愛着ができちゃったから寂しいんだけど、帰らないとお姉ちゃん達が心配するよぉ」

春雨「そう、ですよね……」

春雨「私は、受け入れてもらえるでしょうか?」

あかり「お姉ちゃん達に?」

春雨「それもありますが、世間にです」

あかり「世間に?」

春雨「こちらの世界でもですけど、私は戸籍もなく家族もいない人間として生活することになります。見た目は司令官と変わらない歳なのに」

あかり「戸籍とかないと学校行けないかなぁ」

春雨「そりゃ身元の確認くらいはするでしょうし。調べられればすぐに不審な存在だとバレますよ」

春雨「どうしても他人の目は付きまとってきます。私だけでなく一緒にいる司令官にまで」

あかり「あかりはそんなの気にしないよぉ」

春雨「ですが、私達の出自がバレれば色々とまずいことになります。気にしないでいられる程度を超えるかもしれません」

春雨「不安です私。もし司令官に危害を加えられるようなことがあったら、自分が何をするかわからないです」

あかり「ありがとう、春雨ちゃん。そんなに大切に思ってくれて」

春雨「司令官……」

あかり「その気持ちはあかりも同じだよぉ」

春雨「司令官も同じ?」

あかり「あかりも春雨ちゃん達に危害を加える人がいたらたぶん……ううん、絶対戦う」

あかり「戦って止めさせるよぉ。それができる勇気をみんなに貰ったから」

あかり「だから安心して。春雨ちゃんのことは絶対、あかりが守るから」

春雨「……!」

あかり「ってあかりが言っても説得力ないよね」

春雨「……いえ、そんなことないですよ」

あかり「そんな、あかりなんて何の力もないのに」

春雨「何の力もないのに本気で誰かを守ると言えること。口先だけでなくできることを精一杯やろうという気持ちがしっかり伝わってきました」

春雨「司令官の、提督の顔でしたから」

あかり「本当に?」

春雨「はい、本当です」

春雨(あんな顔もできるんですね司令官。戦っているときはいつもああだったのかな?)

あかり「そこまで心配しなくてもきっと大丈夫だよぉ。妖精さんがなんとかしてくれるって言ってたし」

あかり「えへへ、ごめんね守るなんて言って結局妖精さんに頼っちゃってるね」

春雨「いいんです、司令官にだってできることとできないことがありますから」

あかり「できないことの方が多いんだろうね」

春雨「でも、司令官にしかできないことがたくさんあります」

あかり「あかりにしかできないこと?」

春雨「私の心を守ること、とか」

あかり「春雨ちゃんの心を守るの?」

春雨「体を傷つけないようにすることは艦娘である私には容易です。でも、心を傷つけないようにすることはとても難しいことです」

あかり「あかりにならできる?」

春雨「はい、だって私は司令官のこと、好きですから!」

あかり「す、好き?」

春雨「ああっ! 好きと言ってもその司令官として好きとかじゃなくて、恋愛感情の好きです!」

あかり「そ、そうだよね、司令官としての好きじゃなく……いや、逆じゃなくて?」

春雨「えっ、あっ、ぎゃ、逆で……ないです。私はそういう意味で司令官が好きです」

あかり「あ、そ、そう、なんだ」

春雨「で、でも、別に司令官に邪な気持ちがあるとかではなく、たまに一緒に寝てくれたら勝手にするというか!」

あかり「勝手にするって?」

春雨「いえぁ、それは、その……と、とにかくです! 約束ですよ、守ってくださいね私の心」

あかり「それはずっと好きでいさせてほしいとかそういう意味で?」

春雨「そ、そういう意味もちょっとありますけど、それだけではなくて」

春雨「こうして日が落ちた後も、私のことを照らすあかりでいてくださいって」

春雨「そういう、ことですっ!」

今回はここまでです

好感度が100になったときの話時点ではそっちの路線で行くつもりでしたが
最近の好感度100イベントがエロ重点になっていたためエロ控えめになりました
ピンクじゃないのに淫乱なのがいるのでしょうがないですね


そういえばイ級はでかくて鳴かないくちくいきゅうをイメージすればいいのだろうか……

>>689
そんな感じでもいいですし普通の後期型を想像してもらってもどちらでもいいです

開始します

あかり「あかりも色々決心してるつもりだけど、まだみんなには敵わないよぉ」

五月雨「どうかされたんですか?」

あかり「ううん、みんなの想いの強さはすごいなって思って」

五月雨「その発想にいたった経緯がわかりませんが、それもそうなると思いますよ」

五月雨「昔の私達は自由に体を動かすこともできず、ただ想うことしかできなかったですから」

あかり「想いの強さは人一倍なんだね」

五月雨「どれだけ想ってもどうすることもできずに歯がゆい想いをしてきました。それがこうして自分でどうにかできる体を手に入れたんです」

五月雨「言い訳がましいかもしれませんけど、やりすぎてしまってもお目こぼしいただければなぁと」

あかり「うん、みんなの想いをあかりはちゃんと受けとめるよぉ」

五月雨「そう言ってくだされば私も思い切り行動することができます!」

あかり「あっ、で、でもちゃんと加減できるときはしてね?」

五月雨「はい、失敗しないように加減します!」

あかり「そうしてくれるとうれしいよぉ。それじゃあ今日はありがとうね五月雨ちゃん」

五月雨「いいえ、特に何もできませんでしたし」

あかり「合間合間に書類手伝ってくれたでしょ、それで十分。ごほうびをあげるよぉ」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 明日1度交流する
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

五月雨「ごほうびだなんて、そんな大層なもの!」

あかり「そんな大層なものはあかりも用意できないよぉ。今すぐできる何かちょっとしたこと」

五月雨「ちょっとしたことですか」

あかり「そうだ、五月雨ちゃんよくこけちゃうから体痛くなるでしょ? マッサージしてあげるよぉ」

五月雨「そこまでよくこけませんよ! 1日に2回が限度です!」

あかり「普通の人は1週間に1回でも多いほうだと思うよぉ」

五月雨「でもマッサージというのは興味あります。お上手なんですか?」

あかり「みんな上手だって言ってくれるよぉ」

五月雨「なら、少しだけお願いしてみます」

あかり「よぉし、それじゃあそこに横になってね」

五月雨(少しはずかしいですがものは試しにですよね)

あかり「どこか痛いところない?」

五月雨「いえ、お風呂入ったばかりですし」

あかり「それじゃあ痛みを治すより気持ちよくするの重視だね。えっとぉ、何ページだっけ?」

五月雨「本を見ながらやるんですか?」

あかり「せっかく教本があるんだから使わないとって思って。見てなかった頃も上手だって言ってくれてたんだけど」

五月雨(お世辞だったんでしょうか? そうですよね、提督はまだ子供なのにマッサージが上手だなんてそんな)

あかり「う~ん、中々見つからないし今回は自分のやり方でやるよぉ」グイッ

五月雨「んっ……」

あかり「ここら辺気持ちいい?」

五月雨「は、はい、気持ちいいです」

あかり「それじゃあここら辺を重点的にやっていくからね~」

五月雨「んっ、んっ……」

五月雨(この手つき、本当に教本なしでやっているの? すごく上手……)

五月雨(押されているところからぬくもりが広がっていくみたい……)

あかり「よいしょ、よいしょっ!」グイグイ

五月雨(気持ちいい……んっ、なんか段々熱くなってきたような)

五月雨「て、提督、そろそろ別の部位を」

あかり「やりすぎて痛くなっちゃった?」

五月雨「痛くは、ないんですけど……はぁはぁ」

五月雨(あ、あれ、なんで息が上がって、動悸も激しくなって来てる、ような……)

あかり「じゃあ次は、ここら辺だね」グイグイ

五月雨「んあっ……!」

五月雨(さっきまでとは違う……ううん、提督は何も変わってない。私の体が違うふうに受け取ってる……)

五月雨(気持ちよさの質が変わってる……これじゃまるで、あのあめのときみたいな……)

あかり「んしょんしょっ!」

五月雨(提督にそんなつもりはない。じゃあ、私自身がこんなふうに感じさせているというの? あのときの感覚を私は望んで……?)

五月雨「あっ……はぁん……あぁ……」

五月雨(私、こんな、喘ぎ声なんて出して……)

あかり「五月雨ちゃん、大丈夫? 息が荒くなってるみたいだけど」

五月雨「だ、大丈夫、です、だから、もっとぉ、ていとく……」

五月雨(こんな、甘えたみたいな声……私、なんてはしたない……)

五月雨(会ってまだ日の浅い女の子に……私、私……)

五月雨(欲情させられちゃってる……)

あかり「今日はこれくらいで……あれ、五月雨ちゃん泣いてない?」

五月雨「気持ちよくて、あくびが……」

あかり「そっか、眠くなっちゃったんだね」

五月雨「すいません、提督」

あかり「ううん、むしろ眠かったら寝ちゃってもよかったよぉ」

五月雨(眠れるならいっそその方がよかったです)

あかり「ぐっすり寝て明日もまたがんばろうね」

五月雨「は、はい……」

あかり「それじゃ後は明日の秘書艦さんを決めて今日の仕事はおしまいだよぉ」

五月雨「明日の秘書艦、どなたにするんですか?」

↓1 明日の秘書艦(>>>>558-559の☆のついてない艦娘)

あかり「イムヤちゃんにお願いするよぉ」

五月雨「イムヤさんですね、わかりましたお伝えしておきます」

あかり「お願いね五月雨ちゃん」

五月雨「はい、任せてください提督。それじゃあ、おやすみなさい」

あかり「おやすみなさい」

五月雨「本当に何もわかっていない顔をして、私にとんでもない恥辱を与えてくれましたね」

五月雨「気持ちよくて、はずかしくて、わけわからなくなっちゃいました」

五月雨「今ちょっと冷静になって残ったのは、気持ちよかったという気持ちとそれに惹かれる心だけです」

五月雨「ごめんなさい提督、こんな不埒な想いからはじめることをどうか許してください」



あかり「気持ちよくなるの重点なマッサージ方のページは探して付箋を貼っておくよぉ」

あかり「さてと、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>558-559の五月雨、山城、筑摩、那珂以外)
3 執務
4 散歩
5 バー

今回はここまでです
次は島風と交流するところからはじめます

マッサージはなるべく色んなパターンで描写するようにやっていますが割りと被ってる気がしないでもないですね

開始します

島風「今日は連装砲ちゃんセラピールームで寝るみたいだから1人かぁ」

島風「早く寝ちゃえば関係ないよね!」

あかり「島風ちゃんまだ起きてる?」

島風「オウッ!? 提督、じゃなかった、お姉ちゃん?」

あかり「まだ起きてるみたいだね、入ってもいい?」

島風「いいよ!」

あかり「お邪魔しま~す」

島風「一緒に寝に来たの?」

あかり「島風ちゃんがいいならね。それにしても島風ちゃんって寝るときは」

↓1

1  普通のパジャマ
2  ベビードール
3  ネグリジェ
4  浴衣
5  ガウン
6  着ぐるみパジャマ
7  着ない派
8  普段の服
9  ジャージ
10 下着
11 その他自由に

あかり「普通のパジャマなんだ」

島風「普通が1番だよ!」

あかり「それなら何でいつもはあんな服着てるの?」

島風「だって着るの早く済むもん」

あかり「服着てスカート穿くだけなら丈はあんまり関係ないと思うけど」

島風「お姉ちゃんのは着るのめんどくさそう」

あかり「これだって開けて着て閉めるだけだけだから早いよぉ」

島風「そっちの方が早い? じゃあこれからは1番早く済むようにする!」

あかり「1番早く済むように?」

島風「服着ないで寝る」

あかり「着て!」

あかり「柄はいつものセーラ服っぽいのに似てるけどなんだか違和感があるよぉ」

島風「布面積が多いからじゃない?」

あかり「それもあるけど、あっ、リボン付けてないね」

島風「寝るときは外すでしょ普通。お姉ちゃんだってお団子外してるし」

あかり「外したじゃなくて解いただからね? あれだけリボンが大きいとないと印象変わるね」

島風「リボンしか印象ないみたいな言い方~」

あかり「普段はむしろリボン以外に目が行くと思うよぉ」

島風「リボン以外ってどこ見てるの?」

あかり「いや、それはその」

島風「パンツ見てるんでしょ、お姉ちゃんのエッチ!」

あかり「エッチだって思うなら見せびらかすのやめようよぉ!」

島風「お姉ちゃん~」ダキッ

あかり「んぅ、島風ちゃんは甘えん坊さんだよぉ」

島風「甘えん坊よりしっかり者の妹の方が好き?」

あかり「あかりは甘えてくれる方がいいよぉ。甘えられるとお姉ちゃんっぽさ出てくるもん」

島風「じゃあもっと甘える!」ギュッ

あかり「ふふっ、次は自分がお姉ちゃんになる~って言ってたのに」

島風「今は妹だからいいの! しばらくは妹でいるよ!」

あかり「じゃああかりもしばらくはお姉ちゃんでいられるね」

島風「う~、やだ! ずっとお姉ちゃんでいて!」

あかり「ええっ、お姉ちゃんになりたいんじゃないの?」

島風「とにかく、今はお姉ちゃんなんだからお姉ちゃんして!」

あかり「はいはい、妹のわがままを聞くのもお姉ちゃんの務めだよぉ」

島風「ふふん、お姉ちゃん頭なでて!」

あかり「頭なでてほしいの? よしよし」

島風「えへへ~、お姉ちゃん……」ギュッ

あかり(ここまで甘えられるとあかりもうれしい気持ちになるよぉ。何があったのかわからないけど、甘えてもらえるうちにいっぱい甘えてもらうよぉ)

伊168「久しぶり司令官」

あかり「久しぶりって、一緒の鎮守府にいるのに」

伊168「60人くらいいるんだから毎日全員と会うこともないでしょ」

あかり「まあ全員とは会わないけどそんなに会ってなかったっけ?」

伊168「そんなに会ってない、気がするわ」

あかり「う~ん、言われてみればそんなに会ってないような気もするよぉ」

伊168「陸でまで隠れてる必要ないのにこれじゃいけないわね」

あかり「もっと会いに行った方がいいかな?」

伊168「別に司令官が来たいときに来てくれればいいわ。あんまり会えないと嫌いになっちゃったのかなって思うこともあるけど」

あかり「嫌いになんてならないよぉ!」

伊168「わかってる、60人近くのコンディション見て回るの実際大変だしね。どうしてもあぶれちゃうことはあるわ」

伊168「こうして秘書艦として回ってくるだけありがたいってものよ」

あかり「そう言ってもらえると助かるよぉ」

伊168「わかっちゃいるんだけどねぇ、複雑なものね心っていうのは」

あかり「な、なるべく久しぶりにならないように気をつけるよぉ」

伊168「暇なときはスマホ弄ってばかりいるイムヤも悪いんだけどね」

あかり「秋月ちゃんと仲良くなれそうだね」

伊168「コンシューマのゲームは長くて疲れるわ。スマホみたいに気軽にポチポチできる方がいいの」

あかり「でも前にイベントがどうとかですごいやりこんでた気がするけど」

伊168「そりゃあイベントのときはやるわ。メリハリが大事なのよメリハリが」

あかり「暇なときずっと弄ってるならそんな変わらない気がするよぉ」

伊168「意気込みが違うのよ!」

あかり「ま、まあ、やりすぎて体壊さないようにね。秋月ちゃん妖精さんが作ったっていうゲームやってからなんか様子変だったし」

伊168「艦娘はそこまでやわじゃないわ、心配しないで」

あかり「今が元気そうだからそこまで心配もいらない気がするね。さてと、それじゃあこれから何する決めるよぉ」

↓1

1 艦娘との交流(>>558-559)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

朝潮「ふぅ……」

あかり「朝潮ちゃん何見てるの?」

朝潮「司令官、この前の遊園地撮ってもらった写真です」

あかり「写真ちゃんと飾ってくれてるんだ」

朝潮「当たり前です、司令官との大切な思い出ですから」

あかり「最後は色々あったけどね」

朝潮「まったく、でばがめだなんて皆さん趣味が悪い」

あかり「みんなも普通に遊園地を楽しめばよかったのにね」

朝潮「文月さんと秋月さんはそうしていたみたいですがね。私も立場が逆なら同じことをしていたでしょうし強くは言えませんが」

あかり「この写真よく撮れてるよね」

朝潮「はい、いい人に撮ってもらえましたね」

あかり「後ろの方に熊野さんが写ってる熊野さんもくっきりだもん」

朝潮「えっ、あっ本当だ! これはどう見てもわざとですね、熊野さん!」

あかり「気づいてなかったんだ」

朝潮「だ、だって、司令官のことばかり見ていたから……」

あかり「えっ?」

朝潮「な、なんでもないです! それよりも、今日は何しましょうか?」

↓1

1 山雲のところへ遊びに行く
2 ちょっと過度にスキンシップ
3 可愛いもの探しの旅その2
4 その他自由に

あかり「何しよっか?」

朝潮「例によって決まってないんですね、では」

あかり「では?」

朝潮「また適度な触れ合いをしましょう!」

あかり「我慢も必要だって言ったのに」

朝潮「前から時間が経ってるので我慢してますよ」

あかり「そんなに経ってないからね。もぉ、そんなにしたいの?」

朝潮「はい!」

あかり「即答なんだね。しょうがないなぁ、まだ朝なのに」

朝潮「えっと、してくれるんですか?」

あかり「うん、いいよぉ」

朝潮「今日はやけにあっさりとしていますね。前は小細工を弄さなければ頷いてくれなかったのに」

あかり「そうやってみんなが色々やってとかしてとか言うから、あかりにもそういう気持ちができたんだよぉ」

朝潮「し、司令官にもそういう気持ちが!?」

あかり「変じゃないかなって京子ちゃんに相談して、変じゃないよって言ってもらえた」

あかり「それでもちょっと怖いなって思ってたんだけど、山雲ちゃんとお風呂でちょっとしてわかったんだよぉ」

朝潮「ちょっと待ってください、山雲となんですって?」

あかり「山雲ちゃんとお風呂で勉強したんだよぉ、エッチなことするのがどういうことなのかって」

朝潮「べ、勉強!?」

あかり「それでわかったんだよぉ。あかりはただ伝えたいだけなんだって」

朝潮「伝えたい?」

あかり「うん。みんなが好きだって気持ちを伝えてくる分、あかりも好きだよって気持ちを返してあげたい」

あかり「口だけじゃなくて手で触れ合うとか、そういうことでもっとよく伝えられるように」

朝潮「し、司令官……」

朝潮(なんて純粋な。私なんていやらしい気持ちに塗れてるというのに……)

あかり「だからそう、言われてするんじゃだめだよね。あかりから伝えないと」

あかり「朝潮ちゃん、あかり触ってもいい?」

朝潮「はっ、はい、どうぞ……」

あかり「それじゃあ触るね……」スッ

朝潮「んぅっ……!」ビクッ

あかり「えへへ、まだちょっとはずかしいよぉ」モミモミ

朝潮「んくっ……あぁ……!」

朝潮(これは、前よりも強く感じるのは、なんで……)

朝潮(司令官が進んでやってくれてることへの喜び? 司令官がそういう意図を持ってやっているから?)

朝潮「あぅっ……はぁ……」

朝潮(どっちも、だ……私の意思と……司令官の意思、どっちも、違うから……)

あかり「気持ちいい、朝潮ちゃん?」

朝潮「は、はい……司令官っ……」

朝潮(愛でるような、この触れ方……本当に、好きを、愛を伝えるような……優しい、触れ方……)

朝潮「司令官の気持ちっ……伝わって、きます……! こんな、小さな胸、にもっ……んぁっ……!」

あかり「そっか、よかったよぉ。今までの伝えてもらった朝潮ちゃんの気持ちの分、あかりからも全部伝えられるようにするね」

朝潮「そん、むり、ですよ……今も、私、しれいか……んへの、思いがぁん……あふれてるのに……」

朝潮「わたしの、思いと……くぅっん…しれいかんのが、混ざっ、てぇ、いっぱいいっぱいに……」

朝潮「しれ、かん……やっぱり、てだけでなく、くち、も……」

あかり「うん、言葉にするのも大切だよね」

朝潮「そう、すが……いま、ちがぁ、ん……」

あかり「……今は言葉より行動の方がいいみたいだね」チュッ

朝潮「はふっ……」

朝潮(わたしにも、しれいかんにも、意思があって……のぞんで、て……)

朝潮(あぁ、これはもう、睦事と呼んでよいのではないでしょうか……)

朝潮「はぁ、はぁ……」

あかり「また適度超えちゃった気がするよぉ」

朝潮「そう、ですね……これは朝からは、ちょっと過度、です」

あかり「ごめんね、やりすぎちゃったよぉ」

朝潮「いえ、いいんです。こんなに、私への想いを溜めていてくれたんだと、喜ばしく、思います……」

あかり「朝潮ちゃんがそういうことばっかりするからだよぉ」

朝潮「そういうことばかりでは……してますね」

あかり「朝潮ちゃんが想いを伝えてくれるたびに、あかりの想いも強くなっていったんだよぉ。それを返しただけ」

朝潮「そ、それじゃあ、私が伝えてた司令官への想いは、全部返されてしまったということですか?」

あかり「あれ? そういうことに、なるのかなぁ?」

朝潮「なら、私も返します。司令官からもらった分と返された分、そして新しく湧いた分も全部」

あかり「じゃああかりもそれを返してあげないとね。あかりの新しい想いも含めて」

朝潮「そんなこと繰り返してたら最後にはとんでもないことになってしまいます」

あかり「受け止めきれなくなっちゃいそうだよぉ」

朝潮「だ、だから、そういうときは、発散を……」

あかり「発散?」

朝潮(やっぱり、まだしたことない、知らないんだ……私が教え……でも今は、なら、見せ……)

朝潮「~~~っ!」バタバタ

あかり「朝潮ちゃん?」

朝潮(い、今はもうさすがに許容が……一旦落ち着こう)

朝潮「また今度、教えてあげます」

あかり「あかりそういう知識全然ないからね、教えてくれるとうれしいよぉ」

朝潮(あぁ、本当になんて純粋。それに比べて私はこんな浅ましい想いを)

朝潮(この純粋さをこんなことに向けさせた一翼を担っていることが、たまらなく心地いいなんて)

あかり「それじゃあ、またね朝潮ちゃん」

朝潮「は、はい、また」

朝潮(『また』があると聞いてこんなにも体がうずいてしまう。私はもう、どうしようもないところまで倒錯してしまっていますね)

朝潮(ならばいっそ、突き詰めてしまう方に……)

今回はここまでです

もはや(貞操観念が)ゆるゆりになってきてしまっていますね
これも長期化の弊害ですね

開始します

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮   霧島    若葉☆  
Bep   天龍    島風
筑摩   長門    五月雨☆ 
鳳翔   谷風    浦風
球磨   酒匂    愛宕 
武蔵   伊58    川内
雲龍   離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168☆ 明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎     

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆
那珂☆

あかり「そういうことするのはいいけど朝起きてすぐっていうのはいけなかったかもしれないよぉ」

あかり「時間と場所は考えないとだめだって金剛さんも京子ちゃんも言ってたもんね」

あかり「気をつけないと。さてと、これからは何をしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

若葉「うん、美味いな」

あかり「若葉ちゃん! あっ、パン食べてる」

若葉「なんだ提督」

あかり「もうあそこのパン屋さん開いてる時間なの?」

若葉「いや、これは昨日のうちに買っておいた分だ」

あかり「買い置きしてたの?」

若葉「そうだ。朝食にしようと思って。足柄が担当だと朝から重い」

あかり「あはは、足柄さんは量重視した作り方するもんね」

若葉「あの高校生くらいの店員に、今日はお姉ちゃんは一緒じゃないのって聞かれた」

あかり「お姉ちゃん? あかりのこと?」

若葉「若葉が慣れてなさそうだからそう見えたらしい」

あかり「えへへ、あかりお姉ちゃんに見られてたんだぁ」

若葉「若葉の方が姉だと言っておいたから」

あかり「何で言っておくの!?」

若葉「言っておきたかったから」

あかり「もぉ、確かに慣れたら若葉ちゃんの方がお姉ちゃんっぽいけど」

若葉「また来るって言ったから行かないと」

あかり「言っちゃったなら行かないとだね」

若葉「ふっ……それで、今日は何の用だ?」

あかり「遊びに来たよぉ。何するかは~」

↓1

1 24時間寝なくても大丈夫なことについて
2 刺激的なことを探す
3 まったりする
4 その他自由に

あかり「若葉ちゃんが本当に24時間寝なくても大丈夫なのか知りたくて」

若葉「本当だ」

あかり「じゃあいつもずっと起きてるの?」

若葉「寝なくても大丈夫なだけで眠れないわけじゃない」

あかり「じゃあ、いつもは寝てるんだね」

若葉「提督とも一緒に寝たことあるだろう」

あかり「あっ、そっか、着ない派……」

若葉「あれも悪くない。提督もどうだ?」

あかり「いや、あかりはパジャマあるから」

若葉「もこもこしていて寝にくいだろうに」

あかり「それは若葉ちゃんが裸だから外の毛に当たってるだけだよぉ」

若葉「夜は暇だ。起きてても大丈夫だけどすることがないから寝る」

あかり「この辺遊ぶところなんてうちしかないもんね」

若葉「そうなっていることの是非は置いといてまあ事実だ。でもたまに夜に歩き回っていることもある」

あかり「そうなの?」

若葉「ああ。そういう気分のときがときどきあるんだ」

あかり「あかりも時々夜のお散歩することがあるよぉ」

若葉「夜はいつもと雰囲気が違うから、少し楽しい」

あかり「わかるよぉ、ちょこっと冒険してるみたいな感じがするんだよね」

若葉「川内が来てからはたまにうるさいときがあるけど」

あかり「あかりはまだ遭遇したことないよぉ夜の川内さん。1回夜戦には行ったけど」

若葉「夜中にあのテンションはついていけない。若葉は昼でもついていけなさそうだけど」

あかり「夜戦場を作ってあげたから最近はそっちにいるのかな?」

若葉「いや、昨日は近くの竹林で竹にチョップしてカラテを鍛えていた」

あかり「近くに竹林なんてあったっけ? ここ海岸線だよね?」

若葉「気にするな」

若葉「秋月の部屋は夜遅くまで電気がついてる」

あかり「ゲームしてるんだね」

若葉「部屋の外に悔しそうな声とかが漏れてくる。秋月は感情豊かだなと思うよ」

あかり「最近は会いに行くと毎回ゲームに感情をぶつけてるような気がするよぉ」

若葉「明石の部屋もたまに遅くまで明るいときがあるな」

あかり「明石さんも?」

若葉「ああ。部屋から妖精が出てくるところを見ると、また何か悪巧みをしているんだろう」

あかり「悪巧みって言い方はひどいよぉ」

若葉「悪巧みだろう?」

あかり「う~否定はできないよぉ」

若葉「まあ、若葉個人としては刺激的なのは好きだから嫌いじゃないけどな」

あかり「若葉ちゃん色んなところを見て回ってるんだね」

若葉「大半はしっかり寝ているが少しだけ生活が垣間見えるのが楽しい」

あかり「じゃあ、今度あかりも一緒に行くよぉ」

若葉「若葉の夜の散歩にか?」

あかり「うん。若葉ちゃんと一緒に24時間起きてる!」

若葉「若葉も徘徊するときは24時間起きてるというわけでもないんだが。それよりも、提督はたまには自分の部屋で寝たほうがいいぞ」

あかり「えっ、なんで?」

若葉「……いや、みんなの楽しみを奪うのも悪いし忘れてくれ」

あかり「楽しみってなに!? あかりのいない間に何が起きてるっていうの!? ねぇ!?」

若葉「無理に起きていようとすると体に悪い」

あかり「でもだいぶ起きてられるようになったんだよぉ。あかりいつもは9時越えたら眠くなってたもん」

若葉「その歳でそれは逆に体に悪い」

あかり「いや、何歳でも早寝は体にいいと思うよぉ」

若葉「一緒に来るというなら止めないけど。楽しみにしてる」

あかり「あかりも楽しみにしてるよぉ!」

若葉(以前はよく外出に同伴してもらっているのが自慢だったけど、それもなくなった)

若葉(それでもまたこうして一緒に出かける約束を重ねることができている)

あかり「それじゃ、またね若葉ちゃん」

若葉「ああ、また」

若葉(また会おうって、あっちから言ってくれる。それだけでちょっとうれしい)

あかり「お昼までちょっと時間あるね、どうしようか」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

五月雨「はぁ、昨日のことが鮮烈に頭にこびりついてしまってるよ」

五月雨「マッサージであんなに気持ちよくなるんだ、胸とか触られてないのに」

五月雨「ここら辺、違う? ここ?」

あかり「ここだよぉ」ツン

五月雨「うんっ……提督!?」

あかり「昨日どこマッサージしてたのか探してたんでしょ? ここだよ」ツンツン

五月雨「ふっ……な、なんでこんなところ、1回で当てられるんですか」

あかり「なんとなくかなぁ。ここが気持ちよさそうだなぁってところがわかる気がするの。人それぞれ違うんだけどね」

五月雨「その才能を持っているのが提督でよかったです。もっとアレな人が持ってたら大変でしたよ」

あかり「アレって?」

五月雨「あ、アレはアレです! とにかく、悪用しちゃだめですからね?」

あかり「悪用するってマッサージするときにしか使い道ないよぉ」

五月雨「じゃあむやみやたらにしないでください。それで、今日は何のお話ですか?」

↓1

1 改になった証をどうするか
2 ドジしないようにを口実にしてくっつく五月雨
3 ドジっ子を直すにはどうすればいいか
4 その他自由に

あかり「改になった証をどうしようかなぁって」

五月雨「改になった証、服を変えるんでしたか」

あかり「そう。改造しても姿が変わらない人は改造しましたってわかりやすいように、服とかを変えるんだよぉ」

五月雨「もしかして朝潮さんがねこみみとしっぽをつけているのはそれで?」

あかり「そうだね、改になりましたよって証だよぉ」

五月雨「朝潮さんとそういう、ぷ……お戯れをしているのかと」

あかり「違うよぉ。あと叢雲ちゃんの服も改になったときに買った、あかりの中学校の制服に似てる服なんだよぉ」

五月雨「提督の通う中学校の」

あかり「同じのなんじゃないかってくらい見分けがつかないよぉ」

五月雨「動物の耳をつけるよりはそっちの方がいいです」

あかり「五月雨ちゃんには何が似合うのかなぁ」

↓1

1 春雨までの白露型と同じ服
2 江風、海風と同じ服
3 七森中の制服と似た服
4 そのまま
5 その他自由に

五月雨「以前に言っていたように、夕立や春雨と同じ服でいいですよ」

あかり「姉妹でお揃いでいい?」

五月雨「はい。私の下の海風達はまた違うようなんですが、そちらは海風型とも呼ばれる括りがありますので」

あかり「吹雪ちゃんが特型では電ちゃんまでのお姉ちゃんなのに、吹雪型だと違うのと同じ?」

五月雨「ん、まあ似たようなもの、とも言えないような言えるような。とにかく分けられることはたまにあるんですよ」

あかり「建造された時期だけじゃなくて建造されてからも色々あるんだね」

五月雨「軍属ですので」

あかり「それじゃあ、夕立ちゃん達と同じのにしよっか」

五月雨「それはいいんですが、どうするんです? 夕立達はあれを買ったわけじゃないですよね?」

あかり「妖精さん」

妖精(猫吊るし)「こちらに」

五月雨「ええっ、私の分用意していたんですか!?」

妖精(猫吊るし)「こんなこともあろうかと」

五月雨「どんなことがあるって想定していたんですか。実際役に立ちましたが」

妖精(猫吊るし)「私はねもっと冒険してもいいと思うんですよ。体操服とかスク水とか」

あかり「スク水は潜水艦のみんなが着てるよぉ」

妖精(猫吊るし)「くっ、普段からコスプレみたいな格好してる人が多い分、コスプレで得られる非日常感が薄れてしまっている!」

あかり「最初は驚いたけどもう慣れたよぉ」

妖精(猫吊るし)「こうなったらもう婦警とかナースとか職業系に手を出すしか」

あかり「妖精さんはみんなをどうしたいの?」

五月雨「着替え終わりました!」

あかり「あっ、お帰りなさい」

五月雨「どうですか?」

あかり「よく似合ってるよぉ。さすが姉妹だね」

妖精(猫吊るし)「私としては以前の服の方が脇を攻めていて好みだったんですが」

夕立「何してるっぽい?」

春雨「あっ、五月雨の服」

駆逐棲姫「夕立達と似ている」

あかり「改になったからみんなに合わせたんだよぉ」

夕立「お揃いっぽい~!」

五月雨「今まで白だったのが黒になったので印象も変わりますよね」

春雨「確かに。でもよく似合ってるよ」

駆逐棲姫「うん、似合ってる」

あかり「こうして見てみるとわるさめちゃんの服にもちゃんと名残があったんだね」

駆逐棲姫「確かに、似ている」

妖精(猫吊るし)「ならこっちにすればよかったですね。脇攻めてますし」

五月雨「さっきから脇にこだわりすぎですよ」

夕立「服装もおそろいで仲良し姉妹っぽい~!」

春雨「海風からはまた違う服装になるみたいですけどね」

五月雨「ううん、同じ服装になると際立ってしまいますね、差が」

春雨「それは私も同じだから」

駆逐棲姫「数的にあっちが浮いてるから」

夕立「お揃いなのに仲間はずれっぽい!?」

あかり「そこのことは脇に置いて、これからも姉妹として仲良くして行ってね4人ともね」

夕立「は~い!」

春雨「ええ、そうですね。4人ともです!」

駆逐棲姫「……うん」

五月雨(こうして姉妹らしくしていれば、いつか自然と呼べるようになるかな。姉さんって)

今回はここまでです

今回のイベントは本当に小規模みたいですね
例によって掘りもいいみたいですしやる気出してがんばりましょうか

開始します

伊168「改造ねぇ」

あかり「イムヤちゃんはまだ改造してないよね」

伊168「まだ練度足りないしね。潜水艦は割りと高めなのよ」

あかり「じゃああめ使わないと無理だね」

伊168「そこまで改造したいわけじゃないから無理にしなくていいけど」

あかり「練度上がってるときは苦しくなるし無理にすることはないよね」

伊168「スマホのタップ速度が上がるならやりたいかも」

あかり「ううん、身体能力は上がるみたいだけど」

伊168「でも今でも読み込みが間に合わないくらいには早くできるし、どっちかというとスマホを改造したいわ」

あかり「それは練度関係ないよぉ」

伊168「壊れたらいやだししないけどね。さてと、それじゃあお昼からはなにしましょうか?」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

川内「ぐ~」

あかり「川内さん、寝てる」

川内「ん~……」ゴロッ

あかり「あっ、お布団がずり落ちちゃったよぉ」

あかり「お腹も出てるしかけなおさないと」スッ

川内「布団より提督で隠すよ!」グイッ

あかり「きゃあっ! 川内さん起きてたんですか?」

川内「ふふん、提督が来る気配がしたから寝た振りして待ってたんだよ」

あかり「何で寝た振りする必要があるんですか?」

川内「そんなのこうやって寝床に引きずりこむために決まってるじゃん」

あかり「もぉ、引きずり込まないでください」

川内「んふふ、いいじゃん。このまま一緒にお昼寝して夜になったら夜戦しよ」

あかり「お昼寝するのはいいですけど、夜まではいられませんよぉ」

川内「ちぇっ、それじゃあなんかしようか。何する?」

↓1

1 夜戦場の使い心地について
2 夜の過ごし方について
3 あかりを弄って遊ぶ
4 その他自由に

あかり「そうだ、夜戦場の使い心地はどうですか?」

川内「あぁ、結構いいよ。中々楽しいね」

あかり「役に立ってるならよかったです」

川内「深海棲艦のロボットも結構増えてて、今ではヲ級とかもいるんだよ」

あかり「前はイ級だけだったのに妖精さん達がんばったんですね」

川内「相手がロボットだから砲雷撃だけじゃなくて、カラテ重点で戦えるのがいいね」

あかり「普通の戦いとは違う戦い方ができるんですね」

川内「天龍とかも喜びそう。刀使って戦えるしね」

あかり「叢雲ちゃんもマストで戦えるから喜ぶかもしれませんよぉ」

川内「それだけじゃなくて普通なら隙だらけなアクロバティックな動きで戦えるし、実際派手で楽しい」

あかり「あかりも安心して見ていられますよぉ」

川内「また今度見に来てよそこらの演劇よりは楽しませる自信がある」

あかり「はい、見に行きますよぉ」

川内「その後は休憩室で私と一緒にテレビ見ようね」

あかり「え、ええっ、あそこのテレビはその……」

川内「もしかして誰かと見たことある?」

あかり「この前夕立ちゃんと」

川内「ふぅん、夕立とねぇ。で、提督はどんなの見たのかなぁ?」

あかり「え、えっと、気になるんですか?」

川内「うん、提督がどういうの好きなのか気になるよ」

あかり「いや、好きだなんて内容なんて知らなかったですし! あんな、女の子同士でえ、エッチなことして武器になるようなの……」

川内「ふむふむなるほどぉ、提督はああいうのが好きなんだね」

あかり「だから違いますって!」

あかり「妖精さんも何であんなのを休憩室に置くのかな。もっとリラックスできるようなのを置けばいいのに」

川内「例えば?」

あかり「アニメにしてももっとこう、ミラクるんみたいなのとか!」

川内「ミラクるんってどんな話なの?」

あかり「胡桃っていう女の子が変身する魔女っ子ミラクるんが、世界を羞恥心で満たそうとするギガギガ団と戦うお話ですよぉ」

川内「羞恥心で満たす?」

あかり「男の人のズボンを全部半ズボンにしたりするんです。そこをミラクるんがミラクるんドンキって金槌でガンボーを叩いて」

川内「ええ……そんなのよりはあれの方が面白いよ」

あかり「すごく面白いんですよぉ? 何回も映画になってて子供にも大人気なんです!」

川内「それが子供に大人気って、現代人の感性は私にはわかんないわ」

あかり「川内さんも見たら絶対好きになると思いますよぉ」

川内「そんなの見るより、私が提督を羞恥心で満たす方がいいなっ!」ガバッ

あかり「きゃあ、川内さん!」

川内「ふふふ、提督がいっつも休憩室にいてくれれば、あれも必要ないんだけどね~」コチョコチョ

あかり「んあぁん……くすぐったいですよぉ」

川内「でも、2人でああいうの見るのもいいというか、気分を盛り上げるというか」

あかり「気分って、なんのですか?」

川内「そんなの決まってるじゃない、や、せ、ん」

あかり「夜戦? それ見てもう1回夜戦するんですか?」

川内「ん~、わからない子にはこうだよ!」ムニムニ

あかり「ひゃあんっ!」

川内(ふふっ、夜戦場もできたしこういう事したいと想える人もいるし。割と私満ち足りてる気がするな)

川内(ありがとね、提督)

あかり「川内さんはいつもこうなんですから」

川内「猥褻が一切ないでしょ」

あかり「猥褻しかないですよぉ」

川内「そんなことないよ、愛情だって同じだけあるんだよ」

あかり「……そういうこと言っても誤魔化されませんからね! あかりはもう行きますよぉ」

川内「見に来るって約束、ちゃんと守ってね」

あかり「はい、また見に行きますよぉ」

川内「絶対だよ。それじゃあ、オタッシャデー」

あかり「ううん、やっぱり当然のようにされるのはまだ慣れないよぉ」

あかり「これから慣れて行こう。さてと、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨、川内以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

北方棲姫「ンーンー」

あかり「ほっぽちゃんなんだかご機嫌?」

北方棲姫「アカリ! モウスグバレンタイン!」

あかり「そういえばもうすぐだね」

北方棲姫「チョコタベラレル!」

あかり「あげるじゃなくて食べられるなんだね」

北方棲姫「アカリモチョコホシイノ?」

あかり「くれるならうれしいよぉ」

北方棲姫「ジャアツクルカラアカリモツクッテ! コウカンスル!」

あかり「そうだね、交換しようか」

北方棲姫「オッキイノツクルカラ、アカリハソレイジョウニオオキイノ!」

あかり「あかりの方がおっきいからね」

北方棲姫「ゼロノカタチノ!」

あかり「そ、それはあかりには無理だから間宮さんか伊良湖さんに頼んでほしいなぁ」

北方棲姫「ソレデ、アカリハナンノヨウ? アソブ?」

あかり「遊びに来たよぉ。何しよう?」

↓1

1 普通に喋る練習
2 チョコレートを作る
3 あかりに甘える
4 その他自由に

北方棲姫「チョコレートツクル!」

あかり「もう作っておくの?」

北方棲姫「ツクリオキスル」

あかり「当日に作ってたら間に合わないかもしれないしね」

北方棲姫「イマカラツクッテタノシミニスル!」

あかり「そうだね、楽しみになるよぉ」

北方棲姫「イコウ!」

あかり「うん、行こっかほっぽちゃん」

北方棲姫「イソゲー」ギュッ

あかり「もう夕方だけどそんなに急がなくても、引っ張らないでぇ」

北方棲姫(コノテブクロハ、ハズシテタホウガヨカッタカモ)

北方棲姫「ツイタ!」

あかり「はぁ~、来るだけで疲れちゃったよぉ」

卯月「司令官ぴょん?」

春雨「あっ、司令官?」

如月「あらぁ、ほっぽちゃんと司令官も作りに来たのぉ?」

浜風「提督がいらっしゃるとは」

叢雲「……っ!」

北方棲姫「ウヅキタチモ、バレンタイン?」

春雨「そうですよ、バレンタインのチョコを用意しています」

あかり「それはいいんだけど、春雨ちゃんの服は何でメイド服っぽくなってるの?」

春雨「いやあの、五月雨が服を変えましたし私もちょっと変えてみたい気分で。いつもの服のデザインを踏襲してるのでお揃い感は崩れないかと」

あかり「確かにいつもの服っぽいよぉ。そんなふうに改造もできたんだね」

春雨「妖精さんに感謝ですね」

北方棲姫「アカリ、ワタシタチモハヤク!」

あかり「あっ、そうだね。早く作ろう。まだチョコ残ってる?」

如月「残ってるわよ~たっぷりと。たくさん愛情を込めて如月に頂戴ね。このバケツに込めた分につりあうくらいには」

あかり「そ、それちょっと多くない? 全部あかり用だったら食べきれないよぉ」

北方棲姫「キサラギヨリオオキイノツクル」

あかり「大きければいいってわけじゃないと思うよぉ」

如月「大きければ大きいほど愛情を込める容量も増えるのよ~」

卯月「でも小さかったからその分愛情の比率が増すぴょん」

浜風「私はクッキーなので数で勝負します。もちろん質も考慮していますが」

春雨「なら、私はシチュエーションで! メイド服だからメイドっぽく渡して!」

北方棲姫「ンー? ドウスルノガイチバン?」

叢雲「ほっぽの好きなように作ればいいのよ。好きだって気持ちを伝えるためのものなんだから」

北方棲姫「ソッカ! ジャアゼロツクル!」

叢雲「いや自分の技術力は考慮しなさいよ?」

あかり「叢雲ちゃんもバレンタイン?」

叢雲「ええ、そうよ、悪い?」

あかり「ううん、前のもおいしかったからうれしいよぉ」

叢雲「あ、あれは私が買って来たんじゃないって言ったでしょ! 落ちてたの!」

卯月「落ちてたチョコレート司令官にあげたぴょん?」

叢雲「と、届けただけよ。包装紙に包んであったし問題ないでしょ!」

浜風「それじゃあ今回は手作りなんですね」

叢雲「ふ、ふんっ、まあ、なによ、色々感謝するべきことはあるし? 分身との約束もあるし? 一応よ一応!」

春雨「さっき自分で好きだって気持ちを伝えるものだって言ってましたよね」

叢雲「いい、一般論よ! 私は一般論では語れないの!」

如月「ふふっ、素直じゃないのね叢雲ちゃんは」

北方棲姫「アッ……」

あかり「翼が折れちゃったね」

北方棲姫「ゼロ、ムズカシイ……」

あかり「飛行機の形を作るのは難しいよぉ」

北方棲姫「ミナガラツクル」

あかり「あっ、あかりがあげたゼロだね」

北方棲姫「ン、ミナガラナラツクレル」

あかり「見ながらでも難しいと思うよぉ」

北方棲姫「ガンバル!」

あかり「そっか、がんばってほっぽちゃん」

北方棲姫「シンチョウニ……」

あかり(ほっぽちゃんががんばってる姿を見ると応援したくなるよぉ)

あかり(お姉ちゃんもあかりががんばってるときこういう気持ちだったのかなぁ?)

北方棲姫「デキタ!」

あかり「わぁ~すごい!」

春雨「そっくりにできてる」

浜風「見ながら作ったとはいえ、この完成度はすさまじいですよ」

北方棲姫「ガンバッタ!」

あかり「うん、がんばったねほっぽちゃん!」ナデナデ

北方棲姫「フフフッ……ゼロ、ツクレタ!」

卯月「元々イベントごとに敏感で艤装の形も変えてたもんね、造形とかそういうの得意なのかもしれないぴょん」

叢雲「ただ大きいのを作るよりはあっちの方が手間がかかってて、愛情が篭ってる気がするわね」

如月「そうねぇ、バケツいっぱいの愛情じゃ心もとないわぁ」

春雨「私も工夫して作り直そう!」

あかり「みんなほっぽちゃんのを見てやる気が出てきたみたいだよぉ。あかりもがんばらないと!」

北方棲姫「アカリ、アゲル」

あかり「えっ、まだバレンタインじゃないよ?」

北方棲姫「マダジカンアルカラ、ソレハヒゴロノオレイ!」

あかり「お礼なんていいのに。ありがとう、大事に食べるよぉ」

北方棲姫「ホンバンハジツブツダイノツクッテアゲル!」

あかり「実物大って本物の大きさ!? そ、それは作るのも食べるのも無茶だよぉ!」

北方棲姫「ナラ、コンドハレップウカイ」

あかり「ほっぽちゃんがここで作ったやつだね。それも難しいけどほっぽちゃんなら作れるよぉ」

あかり(そっか、開発するときの応用で作ったのかもしれないよぉ)

北方棲姫(アカリトイッショニツクッタノ、アカリカラモラッタモノ。ワタシモアゲテ、イッショニナル!)

北方棲姫(アカリトイッショニイルノ、タノシイカラ)

如月「そうねぇ、胸の型を取るとか。あぁ、だめねぇ、それには敵わないわ」

浜風「敵わないって、取りませんからね! そんなことするくらいなら塗って直接食べてもらいます」

春雨「逆にチョコを溶かしてわざと司令官に垂らして、舐めとりますってするのもいいかもしれませんね」

叢雲(な、なんか私の想像以上にあれな方向に行ってんだけど、これと渡り合えっていうの? 嘘でしょ?)

卯月(ふっふっふ~、いいタイミングで司令官が来てくれたから~やっちゃうぴょん!)

今回はここまでです
次は卯月の好感度100イベントからはじめます

バレンタインというとチョコが安くなる日ですね
バレンタインさんが世界ではじめてチョコレートを作った記念日とかなんでしょうかね

乙です

……マジレスすると「女性主体のチョコ贈答」っていうのは日本の製菓メーカーの陰謀
本来は「士気低下の回避のために兵士の結婚を禁じていた中であえて婚礼を執り行ったヴァレンティヌス司祭の処刑日」→恋人の守護聖人(ヴァレンティヌス)の日ということで恋人同士が贈り物をする日、告白の日となったそうな

昨日は体調があれだったので来れなかったですすいません
好感度100だけでも先にと思っていましたが結局この時間になってしまいました
今日の終わりに小ネタの募集します見逃してなければ受けた小ネタは全部書いてると思います

開始します

あかり「さてと夜ご飯食べに行くよぉ」

卯月「司令官」

あかり「ん、どうしたの卯月ちゃん?」

卯月「う~ちゃんの試作品食べてもらいたいぴょん」

あかり「チョコの? 今からご飯食べようと思ってたんだけど、デザートじゃだめ?」

卯月「だめぴょん! 空腹が1番の調味料なんだぴょん!」

あかり「ん~まあ、チョコならご飯には響かないよね」

卯月「ほんのちょこっとぴょん! 味を確かめてほしいぴょん!」

あかり「うん、綺麗なまん丸だよぉ。中に何か入ってるの?」

卯月「それは食べてのお楽しみぴょん」

あかり「それじゃあいただきま~す」

卯月「……」ニヤッ

あかり「ううん、なんだか食べたことのない味がするよぉ。中に入ってるのなに? お酒じゃないよね?」

卯月「お酒ではないぴょん。司令官はまだ未成年だから飲んだらいけないぴょん」

あかり「チョコレートに入ってるくらいなら大丈夫だよぉ。味は、そんなに悪くはないけどおいしくもない? 無味って言うのかな?」

卯月「味しないぴょん?」

あかり「しないよぉ。チョコの味はするんだけどね」

卯月「ぷっぷくぷ~、おいしくないのができちゃったぴょん」

あかり「本番にはおいしくなってるとうれしいよぉ」

卯月「がんばっておいしく作るぴょん! 味見してもらってよかったぴょん!」

あかり「お役に立てて何よりだよぉ。それじゃあ卯月ちゃんも一緒にご飯……」グラッ

あかり「あ、あれ、なんだか体が重くて……眠く……」

卯月「心配しなくても本番はおいしく作るぴょん。今は、おいしくはないのわかってたぴょん」

あかり「卯月ちゃん……?」

卯月「夜ご飯は少し我慢するぴょん、司令官」

あかり「うぅ……意識が……」バタッ

卯月「ふっふっふ~効き目ばっちりだぴょん。機械系だけかと思ったら調薬もできるなんて工作艦はすごいぴょんね~」

あかり「うんぅ……?」

卯月「司令官、起きたぴょん?」

あかり「卯月ちゃん……?」

卯月「おはようだぴょん」

あかり「おはようって、あれ? ここはどこ?」

卯月「う~ちゃんの部屋の、クローゼットの中ぴょん」

あかり「なんであかりそんなところに……えっ、なんでリボンで縛られてるの!?」

卯月「より密着感を出すためぴょん」

あかり「卯月ちゃんも縛られて、あかりと絡まってるの?」

卯月「絡まってるんじゃなくて、絡めたんだぴょん。結構難しかったんだよこうやって縛るの」

あかり「卯月ちゃんが自分でやったの!? な、なんでこんなこと!?」

卯月「だ~か~ら~密着感ぴょん!」

あかり「それがよくわからないよぉ!」

卯月「前に明石の改修工廠でロッカーの中に一緒に隠れたことあったよね?」

あかり「う、うん、だいぶ前のことな気がするけど」

卯月「そのときの再現をしたかったぴょん」

あかり「そのときの再現? どうして?」

卯月「司令官といっぱいくっつけたからぴょん」

あかり「くっつくだけなら狭いところに入らなくてもいいのに」

卯月「分かってないぴょんね、司令官は。広いところでくっつくのと、狭いところでくっつくのじゃ全然違うぴょん」

卯月「狭いところの方が周りに逃げ場がない分密着感は高いんだぴょん」

あかり「そんな気はしないでもないけど」

卯月「だから狭いところがいいぴょん! 司令官といっぱいくっついてたいぴょん!」

あかり「それはわかったけど、リボンでぐるぐる巻きにしなくても……」

卯月「縛られてた方が余計逃げ場がない感があって、密着度がアップするぴょん!」

あかり「そうなの? でもこの体性ちょっとキツい」ゴソゴソ

卯月「ぴょぁ!」ビクッ

あかり「ほら、縛られてるとちょっと動いただけで体が当たっちゃうんだよぉ」

卯月「それが、いいんだぴょん……ちょっと動いただけで当たっちゃうような距離に、いるってことを感じられる」

あかり「それは狭いところにいるだけでも感じられると思うけど」

卯月「より強く感じたいんだぴょん!」

あかり「ああっ、そんなに体揺らすと」グラッ

卯月「あんっ……!」

あかり「卯月ちゃん?」

卯月「はぁはぁ……」

あかり「大丈夫? もしかしてどこか痛いところに当たってない?」

卯月「大丈夫、ぴょん……痛くはない、ぴょん……」

あかり「それにしても、なんで急にこんなこと」

卯月「んっ……うさぎは寂しいと、死んじゃう……」

あかり「でも一昨日京子ちゃん達と一緒に遊んだよね?」

卯月「っていうのは、嘘らしいぴょん」

あかり「えっ、嘘なの?」

卯月「そうらしいぴょん、世話しないと死ぬっていうのが曲解されただけみたいぴょん」

あかり「そうだったんだ、知らなかったよぉ」

卯月「でも、別の習性があるぴょん」

あかり「別の習性?」

卯月「それはずっと発情……好きな人のことを想う感情が強いんだぴょん!」

あかり「そうなんだ、うさぎさんにそんな習性があったなんて」

卯月(司令官にはこう言わないとたぶん伝わらないよね)

卯月「う~ちゃんも同じで、好きな人のことを想う感情が強いぴょん」

卯月「でもう~ちゃんはうさぎじゃなくて艦娘だから好き好きって感情が強くなっても、我慢できるぴょん」

卯月「でもあんまり蓄積しすぎると死なないけど、実力行使に出ちゃうんだぴょん!」

あかり「ぶ、物騒だね」

卯月「それくらい好きなんだぴょん! う~ちゃんはそれくらい司令官のこと……」

あかり「卯月ちゃん……」グラッ

卯月「ぴゃっ……!」ビクッ

卯月(動揺して司令官の足が動いたぴょん……時々来る刺激を待つのもいいけど、時間かかりすぎるともどかしさが勝っちゃうぴょん)

卯月(お腹の下の方がひくひくするぴょん……自分でぐりぐりしたくて、たまらないぴょんっ……!)

あかり「それならそうって言ってくれたらよかったのに」

卯月「へぇっ?」

あかり「あかりと狭いところで密着したいって、そう思ってるなら言ってくれたらよかったのに」

卯月「言ってたら、やってくれてたぴょん?」

あかり「やってたよぉ」

卯月「変なこと言う子だなって思わなかったぴょん?」

あかり「思わないよぉ。むしろ卯月ちゃんはあかりがそういうこと思うって思ってたの? そうだったら悲しいよぉ」

卯月「う、う~ちゃんそんなこと思ってなかったぴょん! で、でも、ちょっとだけ怖かったんだぴょん」

卯月「変に思われたらどうしようって」

あかり「チョコに睡眠薬混ぜてこんなことする方がよっぽど変だよぉ」

卯月「こ、これは怖くてできなかった結果の暴走だから仕方ないぴょん!」

あかり「怖がらなくてもいいよぉ。卯月ちゃんがどんなことが好きでもあかりは卯月ちゃんのこと変に思ったりしないよ」

卯月「本当に? たまにこういうことしてってお願いしても?」

あかり「お願いしてもだよぉ」

卯月「……いよく、強くても?」

あかり「せ、なに? よく聞こえなかったけど何でもだよぉ!」

あかり「あかりだって卯月ちゃんとくっつくの好きだよぉ!」

卯月「そ、そうなの?」

あかり「うん、だからこんなリボンなんかなくてもっ」ゴソゴソ

卯月「あっ、ひゃっ……」

あかり「あ、あれ、上手く動けないよぉ、卯月ちゃん!」ゴソゴソ

卯月「ぴょんぅ……」

あかり「う、卯月ちゃん? どうしたの?」

卯月「はぇぁ……はぁ……」

あかり「卯月ちゃ、あっ」バタッ

卯月「ぴょあっ……!」

あかり「うぅ、リボンが邪魔で卯月ちゃんにもっとくっつけないよぉ」

卯月「ぴょ、ぴょん……」

卯月(司令官の膝が、もっと危ない位置にっ……!)

あかり「卯月ちゃん、これ解く方法ちゃんと用意してるんだよね?」

卯月「う、うん」

あかり「じゃあ、そろそろ解いて。くっつくなら解いたあとでもできるよぉ」

卯月「わ、わかったぴょん……」

卯月(解くのなら今でも、自力で切れるぴょん、でも……)

卯月「んぅ、あっ、う……」スリスリ

あかり「卯月ちゃん何してるの?」

卯月(我慢、できないぴょん……)

卯月「道具、取り出すから、ちょっとだけ激しく動くぴょん……」

あかり「うん、蹴ったりしたらごめんね」

卯月「じゃあ、動く、ぴょん」

あかり「うん」

卯月「ん、んんっ……!」ビクッ

卯月(さっきまでよりも、もっとすごい、ぴょん……お腹のひくひくが、びくびくになったぴょん……)

卯月「んぅ、はぁ、ぁぁっ……」ゴソゴソ

あかり「う、卯月ちゃん、まだ?」

卯月「はぁ、はぁ……まだ、ぴょん……」

あかり「は、早くしてね? なんだか、あかり熱くなってきて……」

卯月「司令官……」

卯月(司令官の顔、赤くなってる……興奮してる、エッチな気分になってる……! う~ちゃんの興奮が伝わってる……!)

卯月(うれしいっ……!)

あかり(それとも卯月ちゃんのこの声を聞いてると、よくわからないけど体が熱くなるよぉ。卯月ちゃんも熱くなってるから?)

あかり(狭くて近いから卯月ちゃんのにおいでいっぱいで……頭がぼーっとしてくる感覚は……)

あかり(エッチなことしたいときの気分と、似てる……? あかりのお膝今、卯月ちゃんのどこに当たってるの……?)

卯月「んぁぅ、はぁっ……」

あかり「うづき、ちゃん……」

卯月「しれ~かん、どうぐに手が届かない、から、ちょっと、しれいかんが揺らしてほしいぴょん……」

あかり「あ、あかりがゆらすの? 足を……?」

卯月「うん、しれ~かんがゆらして……う~ちゃんの……」

あかり「わ、わかったよぉ……そっとするからね……」モゾッ

卯月「ふぅっ……! だめ、ぴょん、もっとつよくしないと、いけないぴょん……」

あかり「もっとつよく、これくらい……?」グニッ

卯月「ぴょぇあっ……! そ、れ、くらい、ぴょ、ん……も、っと」ビクゥ

あかり「ま、まだ届かないんだね、もっと、ね……」

卯月「ああぅっ……!」

卯月(しれ~かんが、やってる、やってくれてるぴょん……! う~ちゃんの、しれ~かんがっ……!)

卯月(おなかのなか、なにか、ぴょん、ぴょんして、みた……)

あかり「ま、だ……?」

卯月「ふぁぁっ、まだ、ぴょん……まだ、とどかない……」

あかり「はぁ……あと、どのくらい……?」

卯月「んくぅっ……もう、ちょっと……」

あかり「はぁはぁ……もうちょっと、だね……?」

卯月「もう、ちょっと、ぴょん……もうちょっとで……」

卯月(もうちょっと、で……う~ちゃん……)

卯月「あ、ああっ、ぴょんぅぅっ……!」

あかり「結局道具なんかいらなくて自分でちぎれたんじゃない」

卯月「結果論だぴょん、道具を使う予定だったんだぴょん!」

あかり「本当に?」

卯月「ほ、本当だぴょん!」

あかり「むぅ、まあいいけど。これで好きな気持ち満足できた?」

卯月「ん~、寂しかった分はチャージできたぴょん」

あかり「そっか、よかったよぉ」

卯月「でもぉ~気持ちも既にチャージ中ぴょん!」

あかり「ええっ、早すぎるよぉ」

卯月「うさぎを甘くみたらだめぴょん。構ってあげてもすぐにまた好き好き状態になるんだぴょん」

あかり「寂しくしても死なないけど不機嫌にはなっちゃいそうだね」

卯月「むしろ構いすぎはよくないみたいだけど、う~ちゃんはそうなっちゃうぴょん!」

卯月「また睡眠薬飲まされたくなかったら、う~ちゃんのところには定期的に来た方がいいぴょん!」

あかり「また睡眠薬を飲まされるのは勘弁だよぉ」

卯月「だったらう~ちゃんの愛を受け止めに来るぴょん。来ないとまたリボンでぐるぐる巻きにして無理やり受け止めさせちゃうぴょん!」

あかり「ま、またするの?」

卯月「あ~、ちょっと期待した顔してるぴょん」

あかり「し、してないよぉ!」

卯月「し~た~してた~エッチな司令官だぴょ~ん」

あかり「うう、卯月ちゃん!」

卯月「ふふっ、気に入ったならまた同じことしようね。狭いところで縛られてぐりぐりするぴょん」

卯月「人間もうさぎと同じでずっと発情期だぴょんね!」

今回はここまでです

卯月が届いたか届いてないかは想像にお任せします

↓1~2で小ネタを募集します
いつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでもいいです

開始します

あかり「イムヤちゃんは狭いところ好き?」

伊168「えっ? 私は特にそんなことないけど」

あかり「そっかぁ、広いところは?」

伊168「ううん、狭い広いで好き嫌いなんて考えたことあんまりないし」

あかり「ああ、そうだよね」

伊168「でも海に潜ってるのは好きだから、広いところが好きってことでいいのかな」

あかり「イムヤちゃんは広いほうがいいんだね」

伊168「でも陸上で広いところ、例えばレッスンルームとかで1人ぽつんてなるのは寂しいからやだな」

あかり「それはあかりもいやだよぉ」

伊168「でも海では1人でも大丈夫なんだよね」

あかり「じゃあすごく広いプールなら大丈夫かも」

伊168「かもしれないね。でもどうせなら誰かがいてくれた方がいいんだけどね」

あかり「そうだね、狭くても広くても1人ぼっちじゃなくて誰かがいてくれるのが1番だよね」

伊168「どうしてそんなこと聞いたの?」

あかり「ん、ちょっとね気になったから。それじゃあ、今日の執務はこれでおしまいだよぉ」

伊168「合間合間にちょこっとやってただけだけどね」

あかり「それで間に合うくらい平和になったってことだよぉ」

伊168「ものはいいようか。で、またごほうびくれるんでしょ?」

あかり「うん。何がいい?」

↓1

1 頭をなでてあげる
2 ふしぎなあめをあげる
3 マッサージしてあげる
4 お菓子をあげる

伊168「あっ、じゃあマッサージ、してほしいな」

あかり「マッサージ? うん、いいよぉ」

伊168「前よりももっと強くやっていいからね」

あかり「マッサージは強くやればいいものじゃないんだよぉ?」

伊168「あぁ、えっと、そうじゃなくて、その……前より気持ちよく?」

あかり「それなら大丈夫だよぉ。あかりもあれから教本とか読んだしいっぱい他の人にもしたから上手くなってるはず」

あかり「前よりずっと気持ちいいよぉ」

伊168「へ、へぇ、それじゃあ期待させてもらうわね」

あかり「期待に応えられるようにがんばります!」

伊168(前でも相当だったのにそれより上手くなってるなんて)

伊168(今度は私もゴーヤみたいに飛ばされちゃうかも?)

あかり「じゃあはじめるね」

伊168「ま、待って」

あかり「どうしたの?」

伊168「いや、今日は直接肌に触れてほしいなって」

あかり「腕とか足とかにするの?」

伊168「いや、お腹、くらいなら」

あかり「お腹は水着脱がなきゃ直接は無理だよぉ」

伊168「いや、私の水着が普段着だからちょっと特殊で、水抜きからお腹出せるの」グイッ

あかり「ええっ、こんなに開くんだ! それに下の生地がお腹まで来てない」

伊168「ワンピースがブルマと合体したような、感じになってるのかな?」

あかり「何でこんな構造に」

伊168「だって、こうしてないと困るから……」

あかり「何に?」

伊168「……ばかっ、言わせないでよ! 女の子なら、分かるでしょ!」

あかり「あっ……あ、ああっ、そうだね、ずらしてするのはちょっとずかしいもんね」

伊168「うぅ……変な秘密を知られた……」

あかり「だ、大丈夫だよぉ、誰にも言わないから!」

伊168「当たり前でしょそんなの! もう!」

伊168(こんな、自分からお腹見せるような格好して、はずかしい話させられて……)

伊168(犬がお腹見せてるみたいな姿で、はずかしいのに、ドキドキしてる私は、一体何なの……)

あかり「それにしても、お腹のほうこんなに上げられる必要はよくわからないけど。まあそれも何かあるんだよね」

あかり「それじゃあ、お腹のマッサージするね。痛かったら教えてね」

伊168「ひっ……」ピクッ

あかり「あれ、くすぐったい?」

伊168「ちょこっと、でもくすぐったいのはマッサージだし、少しくらい耐えられるから」

あかり「耐えられないくらいになったら教えてね」グイグイ

伊168「ひうっ、ひゃ……!」ビク

伊168(相変わらず、すぐに来る……変な興奮があったから、余計に……)

あかり「お風呂一緒になったときくらいしか見ないから、なんだか新鮮だよぉ」

伊168「ふ、普通はお腹見る機会なんて、誰だってそれくらいなもんでしょ」

あかり「確かに普通はそうだよね。お腹出してる人が多いからそれが当然のようになってたよぉ」

伊168「んんっ……ねぇ、私のお腹みんなに比べて、どう? 変じゃない?」

あかり「ううん? 変じゃないと思う。出てるわけじゃないし、綺麗だしあと触っててあかりも気持ちいいよ」トントン

伊168「んあっ……! そんなことっ、ああっ……!」

伊168(まじまじと見られてる、私が広げてる穴から、司令官が私のお腹……触られて……)

伊168(鼻息も、口から出る息も全部荒くなってる……熱い、お腹出してるのに、火照って、きてる……)

伊168(こんな、じわじわ来るのも……いい、かも……)

伊168「はっはぅ……」

あかり「これくらいでよかった?」

伊168「う、うん、これ以上されたら、目が回り、そう……」

あかり「何で目が?」

伊168「ふぅ、ふぅ……確かに腕を上げたわね司令官」

あかり「でしょ?」

伊168「また、お願いするかもしれないから、そのときはよろしくね」

あかり「いつでもどうぞ~」

伊168「はぁ……それで最後は明日の秘書艦決めだったよね?」

あかり「そうだね、明日の秘書艦誰にお願いしようかなぁ」

↓1 明日の秘書艦(>>724-725の☆のついてない艦娘)

あかり「陽炎ちゃんにお願いするよぉ」

伊168「陽炎ね、わかったわ伝えておく」

あかり「うん、お願いねイムヤちゃん」

伊168「どうってことないわ、それじゃあね司令官おやすみ」

あかり「おやすみ~」

伊168「このスク水が改造されててよかったわ。お腹とか露出できるようになってて……」

伊168「やだ私、露出できるようになっててよかったなんて! あれ、でもスク水自体が露出してるようなもの?」

伊168「じゃあ、気にしなくていいの、かな?」



あかり「普段着にしやすように工夫はされてたんだね。だから指定の水着なんだ」

あかり「納得がいったよぉ。さてと、これからは何を――」

那珂「提督~那珂ちゃんだよ~!」

あかり「うわっ、那珂ちゃん」

那珂「ええ~うわってなに~?」

あかり「いやいきなりで驚いたんだよぉ。どうしたの?」

那珂「あのね、明日ライブあるの! 今まで1番おっきい会場で!」

あかり「それはすごいよぉ」

那珂「それでね、よかったら提督にも見に来てもらいたいなぁって」

あかり「行きたいけどあかりチケット買ってないよぉ。当日でも買える?」

那珂「あるけど後ろの方になっちゃうよ。提督には那珂ちゃんのがんばってるとこ間近で見てもらいたいから~はい!」

あかり「これ、チケット?」

那珂「そう! 最前列のチケット! 無理言って用意してもらったんだよ!」

あかり「うわ~ありがとう那珂ちゃん! 絶対見に行くよぉ」

那珂「ふふん、場所はチケットに書いてあるところで、お昼からだよ。たぶん那珂ちゃんが出るのはヒトサンマルマルくらいかな」

あかり「那珂ちゃん1人じゃないの?」

那珂「あ~、アイドルフェスみたいな感じだから。那珂ちゃん以外にも色んなアイドルやグループが来るんだよ」

あかり「それは楽しみだよぉ」

那珂「むぅ~、1番は那珂ちゃんを楽しみにしてよね!」

あかり「ふふふっ、1番は那珂ちゃんだよぉ。がんばって応援するからね」

那珂「ありがと~! それじゃ、那珂ちゃんは明日に備えてもう寝るから」

あかり「うん、おやすみがんばって」

那珂「おやすみ~絶対来てね約束だよ~!」

あかり「那珂ちゃん、頑張りが認められてるってことだよね。よかったよぉ」

あかり「でも元の世界に帰ることは……今は考えないでいっか。さてと、それじゃあ何しようかなぁ?」

↓1

1 寝る
2 誰かの部屋へ行く(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨、川内、北方棲姫、那珂以外)
3 執務
4 散歩
5 バー

あかり「バーを開くよぉ」

妖精(猫吊るし)「待ってました」

あかり「妖精さんこの部屋盗聴してたりしないよね?」

妖精(猫吊るし)「盗聴しててもこの速度はおかしいと思いません?」

あかり「じゃあこの部屋に隠れて暮らしてたりしないよね?」

妖精(猫吊るし)「もちろんそんなことしてませんよ」

あかり「じゃあどうやって……ううん、今更気にしても仕方ないよね」

妖精(猫吊るし)「分かっていただけたところではい着替えてください」

あかり「そろそろこの服もサイズ合わせない?」

妖精(猫吊るし)「合わせないです。それがこのバーの名物になってしまいましたので」

あかり「なってしまってるの?」

妖精(猫吊るし)「少なくとも山城さんはそう思ってるはずです」

あかり「山城さんが? 何で?」

妖精(猫吊るし)「それはご自分でお考えください。それじゃあ、開店しますってこと皆さんに伝えてきますので」

あかり「行ってらっしゃい。今日は誰が来るかなぁ」

↓1 来た艦娘(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨、川内、北方棲姫、那珂以外)

1~3人って付けるので忘れてたので↓1で他に来た(残り2人まで)or浦風1人か

1 残り2人まで(>>724-725の朝潮、若葉、五月雨、川内、北方棲姫、那珂以外)
2 浦風1人

浦風「げにいっつも突発的じゃのぉ」

大和「こういうのゲリラ開店って言うんでしたか」

あかり「いらっしゃいませ、浦風ちゃん、大和さん」

浦風「な、なんて格好しとるんじゃ!」

大和「ふふっ、いつ見ても可愛らしくてあかりにぴったりよ」

浦風「大和さん! こりゃぁ可愛らしいっちゅうかいやらしいと言うべきで!」

大和「いいんですよこれくらいで。お酒の場ですから多少のいかがわしさは必要です」

浦風「や、大和さん!?」

あかり「何の話をしてるんですか?」

大和「お酒の場の雰囲気についてちょっとね」

浦風「そもそも提督が酒出しとるんがおかしいんじゃないんじゃろうか……」

妖精(猫吊るし)「飲むわけではないのでいいんですよ。さあ注文注文!」

あかり「浦風ちゃんは最近何してるの?」

浦風「うち? うちは特にやることもないから妖精達テゴして、掃除やら洗濯やらしとるが」

あかり「てご?」

浦風「ああっ、手伝ってって意味で」

あかり「そうなんだ、偉いね浦風ちゃんは」

浦風「自分のこたぁ自分じゃるんが当たり前じゃろ?」

あかり「じゃるん?」

浦風「うぅ、自分でするのが!」

大和「ふふっ、方言が深いと大変ですね」

浦風「いっそのことあります口調で話ほうかのぉ」

あかり「あきつ丸さんみたいな?」

大和「陸軍じゃないって怒られますよ」

浦風「そがぁな対立に拘っとったらいけんのです!」

あかり「あかりは可愛いからそのままでもいいって前に言ったような気がするよぉ」

浦風「可愛くても伝わらなけりゃあ意味ないよ」

大和「ちょっと出るくらいならいいけど、少しは標準語に近づけた方がいいかもしれないですね」

浦風「標準語って言ぅても東京弁じゃないですか。首都だかろぉて標準を名乗って!」

あかり「地方民っぽい発言だよぉ」

大和「まあまあ、何事にも標準がなければやりづらいですよ」

妖精(猫吊るし)「はい、田酒とビールおまちどう様です」

大和「どうも、ほらお酒が来ましたよ飲みましょう」

あかり「元気出して浦風ちゃん」

浦風「どうも意識しょぉっても出てしまうんでなぁ……」

↓1 浦風 ↓2 大和 コンマ30以上で酔っ払う

今回はここまでです
次は続きからはじめます

浦風のは台詞は全部翻訳にかけてるのでちょっと遅くなります
なんちゃって広島弁でもいいんですが語尾にじゃが付くだけになりそうな気がするので

開始します

浦風「うぅ……」

あかり「浦風ちゃん、大丈夫?」

浦風「大丈夫、だいじょうぶ……」

あかり「呂律が回ってないよぉ。ちょっと飲みすぎたね」

浦風「これくらい飲めないで艦娘がつとめるか~」

あかり「艦娘とお酒飲むことには関係ないよぉ」

浦風「関係なくな……」

あかり「どうしたの急に黙って?」

浦風「……」

↓1 浦風の酔い方

1 母性が強くなる
2 標準語を喋りだす
3 あかりの服を脱がそうとする
4 その他自由に

浦風「……」バンッ

あかり「ううん? 寝ちゃったの? 突っ伏して寝てたら体痛くなっちゃうよぉ」ユサユサ

妖精(猫吊るし)「カウンター越しでは揺らしづらいでしょう、あっちに出て揺らした方がいいですよ」

あかり「そうだね。浦風ちゃ~ん、起きて~」

浦風「ううぅ~!」

あかり「ええっ、泣いてる!?」

浦風「提督はうちのこと嫌いなん?」

あかり「ど、どうしてそんなこと思うの? そんなことあるわけないよぉ!」

浦風「なら何でうちのことあんまし構ってくれんのん?」

あかり「そ、そんなに構ってないっけ?」

浦風「構っとらん! 全然構っとらん!」

あかり「そうかなぁ?」

浦風「ドラム缶風呂、一緒に入るって言うたのに一向に来る気配ないどころか、お風呂あがぁなふうに改造する始末!」

あかり「あっ、そうだね前にそんな約束したよぉ」

浦風「うちいっつもできるようにドラム缶常備して待っとるんに!」

あかり「常備してたんだ、ごめんね」

浦風「今更謝ってもとろい! 提督は一生浜風のおっぱい揉んで、舞風のこと弄ってりゃぁええんじゃ!」

あかり「普段姉妹でどういう話してるのかあかり気になってきたんだけど!?」

浦風「うぅ、どうせうちは方言で何言うとるかわからんから絡みづらいわ。提督のアホ……」

あかり「な、泣かないでよぉ。ドラム缶のお風呂今度絶対一緒に入るから!」

浦風「げに? うちも浜風や舞風みたいにしてくれる?」

あかり「さ、されたいの?」

浦風「やっぱしうちは1人でお好み焼き焼いてろって言うんだ~!」

あかり「するする! するから! 浦風ちゃんの言うとおり何でもするから!」

浦風「言うたけぇのぉ? 約束で。何でも言うこいうて聞くって!」

あかり「あう、まあ寂しい思いさせちゃったならしょうがないよね」

浦風「ほら、何しとるんじゃ。はやくせんか!」

あかり「な、何を?」

浦風「うちが手を広げとるんから抱っこに決まっとるじゃろ!」

あかり「あかりが抱っこする側?」

浦風「うちだって抱っこされる側になりたいときもあるんじゃ! なんでもするって言うた!」

あかり「あぅ~、がんばるけど浦風ちゃんの方が大きいから大変だよぉ」

浦風「やっぱし嘘なん? うちに希望を持たせてどん底に叩き落すんを楽しんどるんじゃ! うわ~ん!」

あかり「わぁ~、するから泣かないで

浦風「ほら、何しとるんじゃ。はやくせんか!」

ミスったのでもう一度

あかり「な、何を?」

浦風「うちが手を広げとるんから抱っこに決まっとるじゃろ!」

あかり「あかりが抱っこする側?」

浦風「うちだって抱っこされる側になりたいときもあるんじゃ! なんでもするって言うた!」

あかり「あぅ~、がんばるけど浦風ちゃんの方が大きいから大変だよぉ」

浦風「やっぱし嘘なん? うちに希望を持たせてどん底に叩き落すんを楽しんどるんじゃ! うわ~ん!」

あかり「わぁ~、するから泣かないでよぉ!」

大和「……」

あかり「や、大和さんも何か言ってください!」

↓1 大和の酔い方

1 脱ぐ
2 甘えん坊になる
3 脱がせる
4 その他自由に

大和「抱っこなら大和がしますから、あかりはこっちに渡してください!」グイッ

あかり「わぁっ

今日はよくミスをする日ですね


大和「大和「抱っこなら大和がしますから、あかりはこっちに渡してください!」グイッ

あかり「わぁっ!」

浦風「ちょっ、大和さん!」

大和「大和の方が浦風さんの何倍も寂しいんですから!」

あかり「や、大和さんもですか?」

大和「そうだよ~! 大和だって毎日会っても足りないくらいあかりのこと好きなのに~」

大和「仲間が増えるのはうれしいことだけど~ちょっとだけ昔に戻りたい気もする~」

あかり「昔、最初に会った日のことですか?」

大和「今のこの気持ちのまま昔に戻れたら、どれだけいい想いができるのかなぁ~」ギュッ

大和「叢雲さんより先にあかりと一緒に寝て~文月さんよりも先に一緒にお風呂に入って~」

大和「もっと早くにこの気持ちになれてたらよかったのに~ねぇ~」クンクン

あかり「大和さん、髪の毛に顔くっつけたらくすぐったいですよぉ」

大和「はぁ~あ、前は毎日のように会いに来てくれてたのに、ちょっと寂しいよあかり」

あかり「大和さん……」

大和「ごめんね、わがままばっかり言えないのは分かってる。あかりはみんなの提督だもの、大和1人のものじゃないわ」

あかり「すいません、大和さん」

大和「だからこういうときだけは大和だけの提督として、うんと甘えるの~! うふふ、あかり~」ナデナデ

あかり「や、大和さん、くすぐったいですってばぁ」

あかり(大和さん、前もこんな感じだったかなぁ?)

浦風「やっぱしうちは遅参じゃけぇ古参の大和さんの方が大事なんじゃ~!」

あかり「そ、そういうわけじゃないけど」

大和「そういうわけじゃないの?」

あかり「え、ええ?」

大和「最初の日からず~っと支えてきた大和が、浦風さんと同等なんだ~?」

あかり「あぅ、あい……」

浦風「そがぁな言い方は卑怯ですよ! そうやって脅しをかけてくる人なんか放っといてうちのこと抱っこしに来て!」

大和「卑怯じゃないです~大和は貢献度に見合った正当な評価を求めてるだけです~」

浦風「そがぁやらうしようもないこと、うちだって最初に日に会えとったら……」

大和「そういうどうしようもないことで決まってくることもあるんですよ」

浦風「うぐっ……うちは……」

あかり「あっ、な、泣かないで浦風ちゃん」ダッ

大和「ああっ!」

浦風「うち言うほど貢献できとらんが、ええん?」

あかり「みんなそれ気にするけど、いいんだよぉ。まだここで終わったわけじゃないんだから、これらか先にやれることたくさんあるんだよぉ」

浦風「提督……! うち提督のとこおれてよかった!」ガバッ

大和「泣く方が卑怯じゃないですか! もぉ~!」

大和「これからに期待するのはいいけど、これまでに報いるのも大事だと大和は思うな~」

あかり「確かにそれは大事だと思いますけど……」

大和「それじゃあどうすればいいかわかるよね~?」

あかり「う、うぅ……」

浦風「だめじゃ! 提督は今うちの提督なん!」ギュッ

大和「独り占めはだめですよ~」

浦風「どの口が!」

あかり「あ、あぅ……どうすれば?」

妖精(猫吊るし)(そこで2人とも可愛がってあげるよぉって言えないあたりが未熟なんですよ提督)

浦風「こうなりゃぁうちのことしか構えんように、うちのことしか考えらりゃぁせんようにしちゃる!」

大和「いいですよ、どっちがあかりをものにするか勝負です!」

あかり「えっ、ちょ、まっ……」

妖精(猫吊るし)(まあ、まだ可愛がられる方が提督には似合ってますね)

妖精(猫吊るし)(勝負といってもこういう穏便?な方法に持ちこませるのも人徳なんでしょうかねぇ)

浦風「うちはこっち、大和さんはそっちで」

大和「どっちの方がよかったか、あとで聞かせてねあかり?」

あかり「そんなのわからない、あっ、ふわぁっ、浦風ちゃ、そんっ、んんぅ……!」

妖精(猫吊るし)(今はたくさん可愛がられて覚えていってください。それも1つの愛の形ですからね)

妖精(猫吊るし)(私がこうして映像的な形にも残しますので!)ジー

今回はここまでです

ctr+Vでコピペしてると弾みでctr+enter押してしまって専ブラの仕様で投稿されてしまうんですよね
何度もミスしてすいませんでした

妖精は完全に展開に便利なキャラ扱いしてるのでどこかで報わせたいとは思いますが機会がないんですよね

開始します

陽炎「昨日は浦風と飲んでたの?」

あかり「飲んでたというか飲まれてたというか、吸われてたというか……」

陽炎「よくわからないけど司令自身はお酒飲んでないでしょうね?」

あかり「飲んでないよぉ」

陽炎「ならいいわ。もし飲ませてたら浦風に説教しないといけないところだったから」

あかり「陽炎ちゃんお姉ちゃんっぽいよぉ」

陽炎「ぽいじゃなくてお姉ちゃんだもの!」

あかり「でも大和さんもいたよ?」

陽炎「大和さんへの説教は武蔵さんに任せるわ」

あかり「武蔵さんは妹だよぉ」

陽炎「いつもは浦風の方がお姉さんっぽいからうちと一緒よ!」

あかり「それは威張って言うことじゃないよぉ」


※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100未満。☆は秘書艦経験済み)

飛龍☆  伊良湖  大鯨
山城☆  吹雪    北方棲姫☆
間宮   霧島    若葉☆  
Bep   天龍    島風
筑摩   長門    五月雨☆ 
鳳翔   谷風    浦風
球磨   酒匂    愛宕 
武蔵   伊58    川内
雲龍   離島棲鬼 戦艦棲姫 
伊168☆ 明石☆  舞風☆  
葛城☆  如月   駆逐棲姫☆     
陽炎☆

※現在のあかり鎮守府の艦娘+深海棲艦(好感度100。☆は秘書艦経験済み)

蒼龍   叢雲   白雪
加賀☆ 山雲   足柄☆
扶桑   大和☆ ビス子☆
千歳☆ 熊野   古鷹
金剛☆ 神通   浜風☆
文月   大鳳☆ 三日月☆
瑞鳳☆ 朝潮☆ 秋月☆

夕立   千代田 瑞鶴☆
春雨☆ 名取☆ 卯月☆
那珂☆     

あかり「ところで陽炎ちゃんいつも姉妹でどんな話してるのぉ?」

陽炎「姉妹で? そんなに特別なこと話してはないと思うけど。何がおいしかったからまた作ってもらおうとか、どこそこに行きたいとか」

あかり「割と普通な感じだったよぉ」

陽炎「それに司令のこともよく話題に上るわ」

あかり「あかりのことも?」

陽炎「そりゃあまあ司令官だし。みんなの注目を浴びるのは当然でしょう?」

あかり「ちなみにあかりについてはどんな話を?」

陽炎「谷風は快活だから気が合いそうだけど間は合わないねって言ってたわ」

あかり「谷風ちゃんにも最近会えてなかったよぉ」

陽炎「舞風はこの前一緒に寝たって言って、そしたら浜風がちょっとうらやましそうな顔してたなぁ」

陽炎「みんなとよく一緒に寝てるの?」

あかり「うん、時々みんなの部屋に行かせてもらってるよぉ」

陽炎「じゃあたまには舞風とか浜風のところに行ってあげてね。あと浦風もいけん人じゃ~とか言ってたけどたぶん来てほしがってたと思う」

あかり「う~ん、また艦種別でお泊り会をしようかなぁ」

陽炎「それも楽しそうだけどそういうんじゃなくて。でも1人ずつっていうのもあれだし、姉妹艦同士ぐらいだったらちょうどいいかしら?」

あかり「そうだね、姉妹で仲良くしてほしいし今度やってみよっか」

陽炎「姉妹いない人は仲いい人と集まればいいしね」

あかり「そうするよぉ。ん? でも姉妹仲よくするのにあかりがお邪魔しちゃいけないような」

陽炎「それじゃ本末転倒だから司令はいなきゃだめなの」

あかり「そうなんだ? どこに行くかはそのとき考えるよぉ」

陽炎「うちには来てもらいたいところだけどね~っと、それじゃ今日の予定を聞かせてもらおうかしら?」

あかり「今日はお昼に那珂ちゃんのライブに行くのは決まってるけど、これからはどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>847-848の朝潮、那珂以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「春雨ちゃん!」

春雨「きゃああ~! 司令官!」

あかり「どうして隠れるの?」

春雨「だ、だって、私この前あんな……」

あかり「あんな?」

春雨「あんなポエムかダジャレみたいな告白して、落ち着いて考えたらなんてはずかしいこと言ったんだろうって」

春雨「司令官に合わせる顔がありませんよ~!」

あかり「そんなことないよぉ、あかりとっても嬉しかったよ!」

春雨「忘れてください~勢いなんです、ハイだったんです~!」

あかり「忘れないよぉ。春雨ちゃんはあのとき真剣だったもん、あれが本当の気持ちだってあかりにもわかったよぉ」

春雨「うぅ~」

あかり「あかりはああいうふうに凝った言い方はできないけど、ずっと側にいるよぉ。約束、ちゃんと守るからね」

あかり「好きでいてもらえるように、あかりもずっと大好きでいるよぉ。春雨ちゃんのこと!」

春雨「うぐっ……そうやって直球で言うほうがよかったですよ。こんなにドキドキするんですもの」

あかり「あかりは春雨ちゃんにああやって言われたときドキドキしてたよぉ」

春雨「本当ですか? 笑ってませんでしたか?」

あかり「ううん、それよりもあかりって名前で呼んでくれたのがうれしかったし」

春雨「あっ、じゃ、じゃあ、ちょっとだけステップアップしたということで、これからも名前で呼んでもいいですか?」

あかり「もちろんだよぉ。いくらでも呼んでくれて構わないよ!」

春雨「あ、ああ、あかり……ちゃん」

あかり「ちゃんは付けるんだ」

春雨「ど、どうも何かつけないとその、気恥ずかしくて!」

あかり「敬語もやめないんだね」

春雨「こ、これは次のステップのためにとっておきます!」

あかり「ふふっ、ちゃん付けでも名前で呼んでくれるようになったんだから嬉しいよぉ」

春雨「は、はい、あかり、ちゃん。これからもよろしくお願いします!」

あかり「いつでも春雨ちゃんのことを照らすあかりでいるよぉ!」

春雨「それはもうやめてください~!」

あかり「もう、みんな自信満々って言うわけじゃなかったんだね。ちょこっとだけ安心したよぉ」

春雨「うぅ、それで今日は何をしましょうか?」

↓1

1 メイドごっこ
2 改になってどうかという話
3 駆逐棲姫との仲についての近況
4 その他自由に

あかり「そういえば昨日の服可愛かったよぉ」

春雨「あのメイド服みたいなのですか?」

あかり「今日は着ないの?」

春雨「えっ、着てほしいんですか?」

あかり「もう1回見てみたいよぉ」

春雨「しれいか……あかりちゃんがそう言うなら見せてあげますよ」

あかり「わぁい!」

春雨「よいしょっと、それでは着替えますね」

あかり「あっち向いてるね」

春雨「見てていいですよ?」

あかり「な、なんで?」

春雨「あっ、いえ、司令官も自分で着てみたいなって思ったときに、着方が分からないと面倒なので」

あかり「あっ、そ、そっか、じゃあ見てるね」

春雨「あ、う……」

春雨(適当なこと言って見てもらうえるようにしたけど、わからないから着させて言ってもらったほうがよかったかも?)

春雨(だ、だったら、この1回に全力で行くしかないです!)スッ

あかり「わあっ! パンツも着替えるの?」

春雨「メ、メイドたるもの下着の身だしなみも調えなければならないのです!」

あかり「そ、そうなんだ。さすがにそれはあれだから、終わるまで目を瞑ってるよぉ」

春雨「み、見てないとだめです! メイド用の特殊な下着なので付け方がわかりませんよ!」

あかり「そんなのあるの? それじゃあ、見てるけど……」

春雨(て、適当なことを言って自分の首を絞めてるような……あぁでも)

春雨(パンツを脱ぎかけた私のことを、着方を覚えようとしてあかりちゃんが凝視してるよぉ……)

あかり(春雨ちゃんまた勢いではずかしいことしちゃってるけど、後で大丈夫かなぁ)

春雨「ここを留めれば、完了です!」

あかり「そんな特殊でもなかった気がするよぉ」

春雨「わ、私は特殊な訓練を受けているので簡単にできるだけです! あかりちゃんがやろうとしたら途中で爆発して大怪我します!」

あかり「爆発するの!?」

春雨「します! メイドを舐めていてはいけませんよ! 着替えるのにも命がけなんです!」

あかり「メイドさんってすごいんだねぇ」

春雨「なのであかりちゃんが着替えるときは私が着替えさせますので!」

あかり「あ~っと、爆発するのは嫌だからね、お願いするよぉ」

春雨「じゃあ今すぐ着替えましょう! 私のこれを着てください!」

あかり「いや脱ぐの早すぎだから! 今着終わったばっかりだよぉ!」

春雨「そうですね、私のぬくもりをしっかり移してからでないと」

あかり「……」

春雨「へ、変な理由ではありませんよ!? 草履を懐で温めるのと同じですから!」

あかり「まあ冷たいのよりは暖かい方がいいからね」

春雨「そ、そうでしょうそうでしょう!」

あかり「後で着るかどうかは置いといて、やっぱり可愛いよぉ」

春雨「はい、私も気に入ってます。いつもの服の意匠が残っているところがいいです」

あかり「せっかくお揃いにしたもんね」

春雨「はい、姉さんや五月雨も着ればいいんですよ」

あかり「メイドさんとしては春雨ちゃんが1番似合いそうかなぁ」

春雨「夕立姉さんはあまりメイドという感じではないですし、五月雨はドジっ子ですからね」

あかり「ん~でもさっきまでのを考えると、わるさめちゃんが1番かもしれないよぉ」

春雨「なあっ! わるさめには負けません! 私があかりちゃんのメイドさんです!」

あかり「いやあかりのメイドさんではないと思うけど」

春雨「こほん。お嬢様、この春雨に何なりとお申し付けください」

あかり「えっ? ええっと~、それじゃあ回ってみて」

春雨「回るとは? 三回回ってワンと鳴けというあれですか? お嬢様も好き物ですね」

あかり「違うよぉ! スカートがこうひらひらしてるのが見たいの!」

春雨「そういうことでしたか。では」クルクル

あかり「わぁ~ふわふわしてるよぉ。すご~い!」

春雨「お嬢様できればもう少ししゃがんで、下から覗き込むような形で」

あかり「そっちはもうさっき十分見たから!」

春雨「覗くのとはまた別の趣がありますよ」

あかり「そういうのはいいから!」

春雨「そうですか。では、お嬢様熱い春雨スープはいかがでしょうか?」

あかり「紅茶じゃなくて春雨スープなんだね」

春雨「紅茶もお出しできますが……あっ、お嬢様肩に糸くずが」

あかり「えっ、どこ?」

春雨「私がお取りいたしますよ」スッ

春雨「ふぇ~、いいにおいがします~」

あかり「やっぱりわるさめちゃんの方が上みたいだよぉ」

春雨「そ、そんな! わるさめだってきっとこんな感じです! あかりちゃんのいいにおいにつられて紅茶をこぼしちゃうんです!」

あかり「いやそんなことないと思うよぉ」

春雨「あるんです! 次はあかりちゃんの番です! メイドやってください、私がお嬢様するので!」

あかり「ああ、結局着替えることになるんだね」

春雨「……爆発」

あかり「はいはい、わかってるよぉ。着替えお願いね」

あかり「お嬢様役だからってスカートたくし上げろ~とか好き放題言い過ぎだよぉ」

春雨「だ、だって、あかりちゃんが律儀に聞いてくれるから、つい」

あかり「メイドさんだからお嬢様の言うことには逆らえないんだよぉ」

春雨「メイドもいいけどお嬢様もいい、どっちもいいじゃないですか。またやりましょうね」

あかり「春雨ちゃんがやりたいって言うならね。この服着られるのも結構楽しいし」

春雨「ふふっ、妖精さんに作ってもらってよかったです!」

あかり「はぁ、しょうがないなぁ春雨ちゃんは」

あかり「さてと、この後はどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>847-848の朝潮、那珂、春雨以外)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

今回はここまでです
次は叢雲と交流するところからはじめます

春雨と叢雲は好感度100なので行動回数の消費はなく次の行動安価から好感度100の艦娘とは交流できなくなります

近くにメイドさんの生息地がありますが本当にオムライスにおいしくなる魔法とかかけてるんでしょうか
ちょっとだけ見てみたい気もしますが絶対ぼられるので行けませんね

開始します

叢雲「私もチョコで胸型を……いやこれじゃ見栄えよくないしそもそも食べ物で遊ぶなんて不作法にもほどがある」

叢雲「だったらどうしろっていうのかもわからないけど」

あかり「何か悩み事?」

叢雲「ああ、なんでこんなこと考えてるときに限ってくるのかしらね?」

あかり「あかりが聞いちゃだめなこと考えてた?」

叢雲「そうね、聞いちゃだめだから口にするのはやめるわ」

あかり「あかりも力になりたいよぉ」

叢雲「聞いちゃだめだって言ってんでしょうが。力になりたいなら無理に聞かないで」

あかり「ごめんね……」

叢雲(……いや、こんなんじゃだめよ)

叢雲「いや、別に、そんな怒ってるとかじゃないから。ただチョコ、もう少し趣向を凝らしたほうがいいかもって思ってただけだし」

あかり「チョコ?」

叢雲「もう時間もないし、このままあげるわよ! ほら!」

あかり「わぁ~、チョコくれるの? ありがとう!」

叢雲「知ってるでしょうけど、手作りしたのよ感謝しなさい!」

あかり「ハートの形?」

叢雲「そ、それしか型が余ってなかったのよ! 他意はない、んだから!」

あかり「えへへ、ありがとうね。あかりも後でお返しするよぉ」

叢雲「お返しは1ヵ月待ちなさいよ、そうじゃなきゃ友チョコになっちゃうじゃない」

あかり「友チョコになっちゃう?」

叢雲「あっ、そうじゃなくて! こういうイベント事あんた好きでしょ? だから、それに乗りなさいよってことで!」

あかり「そっかぁ、じゃあホワイトデー楽しみにしててね!」

叢雲「ふ、ふんっ、ちょっとは期待してあげるわよ!」

あかり「ふふっ、叢雲ちゃんからチョコもらったよぉ、うれしいなぁ」

叢雲「たかがチョコくらいで! で、何の用よ?」

↓1

1 改二の話
2 もう少し歩み寄ろうとする話
3 今までに報いようという話
4 その他自由に

あかり「この前みんなを一気に改造してみたんだけど、叢雲ちゃんも改二になりたい?」

叢雲「改二にね。そりゃまあ、なりたくないわけじゃないけど」

あかり「じゃあ、改造する?」

叢雲「まだ練度が足りないわよ」

あかり「それじゃあ、あめ食べられる?」

叢雲「あめ、ね。例のあれか……」

あかり「無理そうなら無理にとは言わないけど」

叢雲「食べるわよ! 大和達に食べられて私に食べられないわけがないでしょ!」

あかり「大和さんが食べたのはまんたんのあめじゃないけどね」

叢雲「効果が一緒なら副作用も一緒でしょ!」

あかり「いや違うと思うけど、まあ副作用は練度が上がってるから起きてるみたいだしそうなのかもしれないけど」

叢雲「なら私だってやれるわ。ほら、早く持ってきなさい!」

あかり「うん、じゃあ取ってくるよぉ」

あかり「はい、これだよぉ」

叢雲「見た目は何の変哲もないあめなのに、どうしてそんな効果があるのかしらね?」

あかり「ふしぎなあめだよねぇ」

叢雲「まあなんだろうと関係ないわ。私はただ食べるだけよ」パクッ

あかり「味はどう?」

叢雲「ふしぎ」

あかり「叢雲ちゃんでもそれ言うんだ」

叢雲「結構気持ちいいじゃない。こんなのが辛いなんてみんなやわねぇ」

あかり「最初はみんなそう言ってるんだよぉ」

叢雲「私なら最後までそう言え……」

あかり「言えそう?」

叢雲「い、言える、わよっ……!」モジモジ

叢雲「お、おかしいじゃない、こんな、いつも練度上がってるとき、こんなんじゃ……」

あかり「一気に上がってるからそうなるみたいだよぉ」

叢雲「一気に上がってる、からって、あぁっ!」

叢雲(おかしい、でしょこんなの! なんか、やばいもの入ってんじゃないのっ……!?)

叢雲「ふぅ、ふぅ……」

あかり「ごめんね叢雲ちゃん、あかりこうやって応援してあげることしかできないよぉ」

あかり「何かしてほしいことがあったら言ってね、なんでもするから!」

叢雲「なんでもする……?」

叢雲(体が、火照りすぎて、意識が朦朧としてきた……)

叢雲(熱い……喉、渇いた……)

叢雲「それ、なら……」ガシッ

あかり「む、叢雲ちゃん?」

叢雲(み、ず……しれいかんの、くち、に……)

叢雲「んっ……」

あかり「えっ、ちょっ……」

叢雲(……っ! な、何やってる、私!)

叢雲「な、んでも、ないっ……!」ドンッ

あかり「きゃっ!」バタッ

叢雲「あっ……ごめっ……!」

あかり「いたた、いきなり突き飛ばすのはひどいよぉ」

叢雲(私が、自分で突き飛ばしたのに、そんな無防備に倒れられたら……)

叢雲「う、あぁ……」

あかり「叢雲ちゃん、顔の横に腕付かれたら、あかり動けないよぉ」

叢雲「はぁ~はぁ~……」

あかり「叢雲ちゃん……」

叢雲「んぅ、あぁ……」ゼェゼェ

叢雲(私、こんな、のしかかって、舌出して、荒い息吐いて、るとか、まるで……」

あかり「叢雲ちゃん、なんだかわんわんみたいだよぉ」スッ

叢雲「……っ!」

叢雲(やめてよ、今、そんなふうに、いぬみたいに、ほおなでられたら……)

叢雲「はっ、はっ……」

あかり「ふふっ、犬さんみたいで可愛いよぉ叢雲ちゃん」ナデナデ

叢雲「はっ……! んっ……」チュッ

あかり「んむっ……!? ん、んっ……」

叢雲(なんで、ていこうしないのよ、なんで、力ぬいて、受け、いれて……)

叢雲(いま、うけいれられたら、もう、わたし、はどめ、きかないのに……!)

叢雲「ぷはっ、はぁ、はぁ……」

あかり「はぁ……むらくもちゃん……」

叢雲「わたし、は……」

あかり「うん……いい、よ、むらくもちゃん……なんでもするってことは、なんでも、していいって意味だから……」

叢雲「――っ」

叢雲(あっ……これはもう、無理、だわ)

叢雲「う、ああっ……あか、り、あかりっ……!」ガバッ

叢雲「……」

あかり「……」

叢雲「……なんか言ったらどうなのよ?」

あかり「……叢雲ちゃんはなんて言ってほしい?」

叢雲「あんたが、思ってることそのまま言えばいいわよ」

あかり「そう? それじゃあね」

叢雲「……」

あかり「……内緒」

叢雲「な、んでよ!」

あかり「はずかしいもん」

叢雲「今はずかしくないこと考えてなかったら張り倒すところよ!」

あかり「もう倒れてるよぉ」

叢雲「じゃあ、張り起こす!」

あかり「ええっ、今はもうちょっとだけ寝てたいよぉ」

叢雲「ふんっ……何であんたの方が倒れるのよ」

あかり「叢雲ちゃんのせいでしょ」

叢雲「う、うるさいわね! 悪かったわよ……なし崩し的に……」

あかり「ううん、きっと、こんな勢いをつけないと、ずっと同じとこにいたと思うから」

あかり「先に進めてよかったって思うよぉ、叢雲ちゃんと一緒に」

叢雲「~~~っ! 何、はずかしいこと言ってんのよ!」

あかり「えへへ……はずかしいこと言わないと張り起こされるから」

叢雲「ぐぬっ……もう少し休んだら改造行くわよ! そのために食べたあめなんだから!」

あかり「そうだったよぉ、忘れてた」

叢雲「忘れるんじゃないわよ! そもそもあんたが改造したいかって言い出したのが発端でしょ!?」

あかり「それじゃあ、あかりからってことだね」

叢雲「なっ!?」

あかり「じゃあ今度は、叢雲ちゃんからだね。いつでも、いいから」

叢雲「なっくぁ、あいぅ……あ、あ、ああ、あん、この……バカぁっ!」

妖精「……」バンザイ

あかり「あっ、改造終わったみたいだよぉ」

叢雲「ふっ、まあこんなものね」

あかり「ちょっと大きくなって髪の毛が増えたね」

叢雲「前に言ったでしょ、こうなるって」

あかり「あれ? マストは?」

叢雲「部屋に置いてきたでしょうが」

あかり「あっ、そっか」

叢雲「ったく、あんたも頭改造してもらった方がいいんじゃないの?」

あかり「練度が足りないよぉ。なんかぴったりスーツだしスリットいっぱい入ってるし、大人っぽくなったよぉ」

叢雲「なんか暗喩っぽく聞こえるからやめて」

あかり「でもこれ胸のとこのスリットは何で開いてるの?」

叢雲「し、知らないわよ! 開いてるもんは開いてるんだからしょうがないでしょ!」

あかり「穴が開いてると下手にバンって出してるより気になるよぉ」

叢雲「気にするなっ!」

あかり「ん~、努力するよぉ」

叢雲(本当になんなのよこの穴は。こ、こんなのそういうのに使う以外に使い道ないじゃない!)

叢雲(そういうのに使ったら、喜んでくれるかしら……?)

今回はここまでです

今回はR18 のラインをぴょんぴょんしてしまいましたがもはや超えなきゃいけないところまで来てたので勢いに任せました
キンクリはしたくない派とか言っておきながらリアル時間の都合には勝てなかったです

1度は超えましたが鎮守府が一気に爛れてしまうことはない、と思います

今日は書けなかったので↓1で小ネタ募集します
いつも通りifでも他鎮守府の話でもちょいエロでもOKです

開始します

叢雲「前の服もたまには着るわ」

あかり「そうだね、それを着てた時間が長いからそっちの印象が強くなっちゃったよぉ」

叢雲「改造した証だとか変なこと言っちゃって」

あかり「でもおかげで帰ってから一緒に学校行くようになっても違和感はないはずだよぉ」

叢雲「見た目はそうでしょうけど。私自身は慣れなくて違和感しかないわよ」

あかり「大丈夫、すぐに慣れるよぉ」

叢雲「そうだといいんだけどね。まあいつになるか分からない話だし、今気にしても仕方ないわ」

あかり「まだ時間はあるからまた学校ごっこで慣らしとく?」

叢雲「私はもういいけど、あんたがしたいって言うなら付き合ってあげるわよ」

あかり「えへへ、少し考えてみるよぉ」

叢雲「ふんっ、それじゃあ私はもう部屋へ戻るわ」

あかり「うん、またね叢雲ちゃん」

叢雲「ええ」

あかり「……――~~~っ!」

あかり「あ、あれが、本当の……あかり、まだ全然知らないこと、本当に多くて……」

あかり「と、とにかく、今は頭の隅に追いやっておくよぉ! さ、さてと、これからどうしようかなぁ」

↓1

1 艦娘との交流(>>847)
2 執務
3 外出
4 アイテムを使う

あかり「わるさめちゃん」

駆逐棲姫「あかり、おはよう」

あかり「おはよう」

駆逐棲姫「ん? あかり、なんか雰囲気変わった?」

あかり「え、えっ? どこが?」

駆逐棲姫「わからないけど、なんかそんな気がした」

あかり「雰囲気を変えたつもりはないよぉ」

駆逐棲姫「外見を変えてないなら雰囲気だけ変えようとして変えられるものじゃないから」

あかり「あかりが変わって見えるのはわるさめちゃんが変わったからだよぉ!」

駆逐棲姫「私が?」

あかり「そう、イ級ちゃんのこととかあったからね」

駆逐棲姫「そうか、私も変わったんだな。そうか」

あかり(ふ、雰囲気まで変わっちゃうの? さすがにわるさめちゃんの気のせいだと思うけど)

駆逐棲姫「ところで、今日は何をしに来たんだ?」

あかり「あっ、えっとね」

↓1

1 イ級について
2 わるさめも服変えてみたいという話
3 春雨との近況について
4 その他自由に

あかり「そのイ級ちゃんなんだけど、あれからどう?」

駆逐棲姫「相変わらずびくびくしてるのは変わらないけど、セラピールームの仲間には慣れてきている」

あかり「本当に? よかったよぉ」

駆逐棲姫「でもオスカーの鳴き声でびくってするのは変わらないし、戦艦棲姫の艤装には近づこうとしない」

あかり「あ~、まあまだ来たばかりだからね。そんなにすぐに改善はされないよぉ」

駆逐棲姫「でもこの前自分から連装砲ちゃん達に遊ぼうって言いに行ってた」

あかり「喋ってるの?」

駆逐棲姫「いや、でもなんとなく分かる」

あかり「そうなんだ、あかりはペットはアリさんしか飼ったことないからわからないよぉ」

駆逐棲姫「一応オスカーも飼ってる」

あかり「オスカーはビスマルクさんの猫ってことになってるからね」

駆逐棲姫「そもそも飼ってたとしても犬猫とは違う。もっと頭いい」

あかり「ああ見えて駆逐艦だもんね」

イ級「……」ソッ

あかり「あっ、イ級ちゃんだ」

イ級「……」サッ

駆逐棲姫「またここに来たの? しょうがない」

イ級「……!」ガバッ

駆逐棲姫「んんぅ、お前体大きいんだから、飛び掛ってこないでって言ってるのに」

あかり「犬さんみたいに足が四つあればよかったのにね」

駆逐棲姫「足が付いてて陸上で行動できるだけマシ」

イ級「……」グリグリ

駆逐棲姫「顔擦り付けるの地味に痛い。体表が装甲なんだってこと忘れてるの?」

あかり「やっぱりもうすっかり犬さんや猫さんと一緒だよぉ」

あかり「イ級ちゃん~」

イ級「……」サッ

駆逐棲姫「だから私の後ろに隠れるのは無理があるって」

あかり「う~ん、まだ避けられちゃうよぉ」

駆逐棲姫「人間の姿をしてるのは妖精でも避けてる。違うのは私達深海棲艦か間宮と伊良湖だけ」

あかり「間宮さん達はいいの?」

駆逐棲姫「アイスくれるから大丈夫なんだと思う。間宮達でも一定以上近づいたら逃げるけど」

あかり「そっか、アイス好きなんだね」

イ級「……」コクリ

駆逐棲姫「言葉が分かるなら誰もお前をいじめたりしないって分かるだろうに」

イ級「……」シュン

あかり「分かってても怖いんだよぉ。そうだ、またお歌を歌ってあげるね」

イ級「……!」

あかり「あはは、喜んでるよぉ」

駆逐棲姫「歌……」

あかり「ん~と、今日はね~……ちょっち待っち!中学生。月曜一元冴えない顔しちゃダメダメ」

イ級「……」ユラユラ

駆逐棲姫(揺れてるのは、リズムを取ってるのかな? わからないけど、歌が1番この子の心を開かせるみたい)ナデナデ

駆逐棲姫(私達を救ってくれたあかり達の歌、また助けてもらうことばかり考えてたらだめ)

駆逐棲姫(私もこの子ために練習しないと)

イ級「……」ピョンピョン

あかり「そんなに喜んでくれたならうれしいよぉ」

駆逐棲姫「私の部屋の床に穴が開きそうだが」

あかり「歌が好きなら那珂ちゃんにならすぐ心を開いてくれるかもしれないよぉ」

駆逐棲姫「よく歌を歌ってる」

あかり「そうだよぉ、今日もライブで大勢の前で歌うんだから……っていけない! もうこんな時間だよぉ!」

駆逐棲姫「どうした?」

あかり「そのライブのチケット那珂ちゃんからもらってるんだよぉ! そろそろ行かないと間に合わない!」

イ級「……」

あかり「ごめんねイ級ちゃん、お歌はまた今度聞かせてあげるから」

駆逐棲姫「いってらっしゃい」

あかり「うん、行ってきます!」

イ級「……?」

駆逐棲姫「あかりはライブ、歌を聴きに行ったんだ」

イ級「……!」

駆逐棲姫「お前も行きたいのか? さすがに外を出歩くのは無理だ色々と」

イ級「……」ションボリ

駆逐棲姫「落ち込むな。たぶんテレビで見れるから。音楽番組なら探せばきっとやってる」

イ級「……!」グイグイ

駆逐棲姫「あぁ、わかってるから服は噛むな。まったく、見た目はあれになるけど4つ足になるより手が生えてきてほしい」

あかり「えっと、会場は確かこっちなんだけど……」

あかり「まだ会場前まで着いてないのにこの行列!? すっごいよぉ!」

あかり「でもこれ、ここに並んでて間に合うのかなぁ?」

「赤座あかりさんですね」

あかり「だ、誰ですか?」

「お待ちしておりました。こちらへどうぞ」

あかり「えっ、あの?」

「那珂さんのマネージャーです」

あかり「あっ、那珂ちゃんの。那珂ちゃんがいつもお世話になってます!」

「いえ、こちらこそ。那珂さんから関係者出入り口からお通しするように言われておりますので」

あかり「いいんですか? あかり関係者じゃありませんけど」

「那珂さんの提督なら関係者ということでよろしいかと。それに世界を救ってくれた英雄をこんなところに並ばせておくわけにはいきませんよ」

あかり「え、英雄だなんてそんな、あかりはほとんど何もしてませんよぉ」

「謙遜なさらずともいいです。那珂さんから聞いていますよ、子供で拙いけれど立派な指揮を執るし、隊の士気も取れる有能な提督だと」

あかり「那珂ちゃんがそんなことを」

「見た目はアイドルをしている方がよっぽど似合っているというのに、見かけによらないものですね」

あかり「あかりがアイドルなんてとても!」

「ふっ、ユニットを組めば那珂さんも喜びそうですが。さて話もここまでにして急ぎましょう、既に開場していますので」

あかり「あっ、はい!」

「物販には行けませんが欲しい物があれば後から好きな物をお渡しできますよ」

あかり「そ、そんな悪いですよぉ!」

「那珂さんというアイドルをこの世に呼び戻してくれたことと、私達の命を守ってくれたことに比べればささやかなお返しです」

あかり(うぅ、知らない間にあかり大物になっちゃってるみたいだよぉ)

「どうぞ」

あかり「あ、ありがとうございます。なんだか偉い人になったみたいな気分ですよぉ」

「提督は偉い人ではないんですか?」

あかり「そ、そうなんですけど!」

那珂「提督!」

あかり「那珂ちゃん!」

那珂「もぉ~遅いよ! 物販列最初の人なんて昨日からいたんだからね?」

あかり「いやその人と比べられても! あかりこのライブ知ったの昨日の夜だよ!?」

那珂「まあちゃんと間に合ったからよしとするね」

あかり「がんばってね那珂ちゃん」

那珂「もちろんがんばるよ! 提督も応援がんばってね!」

あかり「うん!」

「那珂さん! そろそろお願いします!」

那珂「あっ、は~い! それじゃまた後で。終わったら楽屋に来てね~」

あかり「わかったよぉ! 那珂ちゃん、こんな大きなところでライブできるなんて、本当にがんばってるんだね」

あかり「そのがんばりが見られるんだね、楽しみだよぉ!」

あかり「うわぁ、広いのに、満席になるくらい人がいっぱいいるよぉ!」

あかり「何人いるのかなぁ? 1000人超えてる? 超えてるよねたぶん」

あかり「あのお祭りのステージのときでもドキドキだったのに、こんなに大人数の前に立つなんてあかりだったら心臓が破裂しちゃいそう」

あかり「アイドルって歌とか踊りよりまず大勢の人の前に立てる勇気を持つことが必要なんだね」

あかり「あかりの席は最前列、ち、近いよぉ。これはすごい迫力がありそう」

あかり「さてと、後は時間を待つだけだけど……何か忘れてるような?」

あかり「う~ん。あっ、サイリウムだっけペンライトだっけ? とにかく光る棒持ってないよぉ!」

「こちらにご用意しました」

あかり「マネージャーさん! ありがとうございます!」

「いえ。持ち手の下の部分にスイッチがあって色を切り替えられます。それで今日の出演者全員の色が出せますので」

あかり「出演者の色?」

「アイドルにもイメージカラーというものがあるんですよ。その人が歌っているときはその色の光を出すんです」

あかり「そうなんですね、知らなかったですよぉ」

「周りを見て合わせるといいです。あと、歌ごとに合わせて振り方とかも決まってますのでそれも周りを見てください」

あかり「ふ、振り方も決まってるんですか?」

「新曲などでは即興ですが既存なら大体は決まってます。あとコールと呼ばれる合いの手なんかが入ることもありますね」

「あとあまり激しく動き回ったり奇声を発したりするのはマナー違反です」

「付け加えるとペンライトを片手に複数指に挟んで振り回したりする通称バルログと呼ばれる行為も好まれませんので。1つしか渡していないのでできませんが」

あかり「み、見る側にも色々とルールがあるんですね」

「アイドルのライブは観客のコールやペンライトがあって完成するとも言われていますからね」

「ただここまで散々言いましたが自分が楽しめるのが1番です。渡しに来ましたが無理に振らずにいても問題はありませんよ」

あかり「迷惑をかけるようなことはしちゃだめだってことですね」

「はい。最低限マナーを守ってくだされば、ライブの楽しみ方は人それぞれです。最前列なら座っていても見れるでしょうし好きに楽しんでいってください」

あかり「はい! 色々とありがとうございました!」

「いえ、それでは私はこれで。ちょうど始まりましたしね」

あかり「あっ、幕が上がってくよぉ! あっ、あれたまにテレビで見かける人達だ!」

――オーネガイシンデレラーユメハユーメデオーワレナイッ

――ワスレナイデーボクタチノキセツー

<ワーワーキャー9ニンメハココニイルヨー!

あかり「はぁはぁ、すごい楽しいけど、熱い……それに腕も痛くなってきたよぉ」

あかり「ライブ見るのも結構大変なんだ、応援がんばってって那珂ちゃんが言ってたのもよくわかるよぉ」

あかり「はぁ、確かこの次が那珂ちゃんの出番。ここは全力で応援しないと!」

那珂『みんなー!』

あかり「あっ、来た!」

那珂『改造されてもっと可愛くなっちゃった艦隊とみんなのアイドル、那珂ちゃんだよー!』

あかり「那珂ちゃ――」

<ナッテナイゾーダレダーカエレー

あかり「なっ……!」

あかり(なんで、今までみんな応援してたのに!?)

那珂「みんな酷い! 那珂ちゃん泣いちゃうよ!?」

<ゴメーン!ウソダヨーカワイイヤッター!

あかり「あ、あれ?」

那珂「もぉ~! みんなそれお決まりにするのやめてよ! 那珂ちゃん正統派アイドルなのにヨゴレみたいになるでしょ!」

あかり(お決まりのやり取りだったの? これもコールとかと一緒でライブを盛り上げる演出なのかなぁ?)

那珂「せっかく改二になった那珂ちゃん初お披露目なのに~! でも那珂ちゃん負けない、こんなときでも笑顔は絶やさないの! 那珂ちゃ~んスマイルゥ~!」

<カイニカワイイイツモノナカチャンダーエガオデス

あかり(那珂ちゃん、ファンのみんなとこうして絆を作って来たんだね……)

那珂「じゃあみんないっくよ~! 恋の2-4-11!」

那珂「恋の2-4-11~」

<パンパァン

あかり「手拍子っと」パンパァン

那珂(ぎこちないけどしっかりやれてるね提督)

那珂「でも誤魔化せない。燃料弾薬補給して、アナタのココロを制圧しちゃうから~」

<アァ、ナカノココロニシュツゲキシチャウカーラー!

あかり「せ、台詞は無理だよぉ」

那珂(まあそうだよね。初めてで分かるわけないよね。でも精一杯応援してくれてるの、わかるよ提督)

那珂(ううん、今は提督だけ見てるわけにはいかない。那珂ちゃんは今、アイドルだもん!)

那珂「恋の2-4-11って何だか知ってる?」

<オシエテー!

那珂「2はスキ」

<エーッ!?

那珂「4はダイスキ」

<モシカシテー!?

那珂「11はセカイイチ アナガタガスキ」

<Foooooooo!!

あかり(す、すごい声援、頭がくらくらするよぉ)

那珂「私はアナタのことが、世界で一番大好きだよ!」

<オレモー!ボクモー!ワタシモー!ワタシハジブンガイチバンスキ!

あかり「ええっと、あかりも大好きだよぉ!」

那珂「……っ!」

那珂(こんな中からでも提督の声を聞き取っちゃう。だめだなぁ、那珂ちゃんまだアイドルとして未熟だよ)

那珂「はぁ……」

あかり「お疲れ様、那珂ちゃん」

那珂「提督。提督もお疲れ様」

あかり「すごかったよぉ! 最初みんなが悪口言い出したときはどうしようかと思ったけど」

那珂「ああ、あれねぇ。那珂ちゃんもやめてって言ってるのに聞いてくれないんだもん」

あかり「でも那珂ちゃんノリノリで返してたように見えたよぉ」

那珂「那珂ちゃんは乗せられやすいタイプだから乗っちゃうの!」

あかり「乗っちゃえるならいいんじゃない?」

那珂「よくない~! 那珂ちゃんは正統派のアイドル目指してるの~!」

あかり「その内なれるよぉ」

那珂「それ、正統派アイドルになれるって言ってるの? それともあのやりとりに慣れるって言ってる?」

あかり「那珂ちゃんがそうだと思うほうで」

那珂「むぅ~!」

あかり「あれも那珂ちゃんとファンのみんなとの絆だよぉ」

那珂「あれよりもっと別のがいい~! それに、実際あれにかこつけて本気で悪口言ってる人もいただろうしね」

あかり「そんな、そんなことないよぉ」

那珂「ううん、いたはずだよ。那珂ちゃんは今日の出演者の中でもランクが1番下だって言っていいくらいだもん」

あかり「那珂ちゃん……」

那珂「それは仕方ないよ。那珂ちゃんはまだアイドル活動をはじめてから日が浅いから、どうしても他の子よりも下に見られちゃう」

あかり「あかりは下になんか見えなかったよぉ」

那珂「ありがとう提督。だけどこればっかりはどうしようもない事実だよ」

あかり「でもこれからだよね?」

那珂「そうこれからだよ! 那珂ちゃんはこれから一気にスターダムにのし上がるの!」

那珂「今はμ'2や334プロの子目当ての人が多いだろうけど、今度は那珂ちゃん目当てのファンで会場を埋め尽くすくらいにしてみせるんだから!」

あかり「その意気だよぉ、那珂ちゃん! やっぱり那珂ちゃんはそうじゃないと!」

那珂「そのためには那珂ちゃんもっとアイドルとして成長しなきゃいけない」

あかり「歌とか踊りとか?」

那珂「ううん、気持ち」

あかり「人の前に立つ勇気のこと?」

那珂「そうじゃなくて、普段の那珂ちゃんとアイドルとしての那珂ちゃんの折り合いだよ」

あかり「折り合い?」

那珂「アイドルはみんなに愛を歌う存在じゃなきゃいけないの。誰か1人だけを愛しちゃいけない」

あかり「恋愛禁止ってやつだよね」

那珂「うちの事務所はそれを前面に掲げてはいないけど、いい顔はしないよ。アイドルに恋人がいるのはプラスよりマイナスの方が大きいから」

あかり「そういうものかなぁ?」

那珂「そういうものなの! でもね、那珂ちゃん時々歌ってるときに1人のこと考えちゃってる」

那珂「1人のことを想って1人のことだけ見て歌っちゃうの。それじゃ、アイドルとしては未熟だよ」

あかり「未熟……」

あかり「那珂ちゃんはどうしてアイドルになりたいって思ったの?」

那珂「昔の那珂ちゃんは人を笑顔にするのとは真逆の存在だったから」

那珂「きっと笑顔よりも泣き顔の方をたくさん作ってきたから、今度は笑顔にしたいなって思った」

那珂「それができる体が今はあるから」

あかり「大切な想いなんだね」

那珂「そう、大切。遊びとかふざけて言ってるわけじゃない。だけど、その人が好きな気持ちも遊びじゃないの」

那珂「その人と一緒にいたらね安心するんだ。なんだかやわらかくて優しくて暖かい雰囲気に包まれて、嫌なことも全部忘れちゃえる」

那珂「明日もまたがんばろうっていう気になれるの。それだけ大切な人なの」

あかり「どっちも捨てられないんだ」

那珂「捨てられないよ。捨てちゃったらもう那珂ちゃんは那珂ちゃんじゃなくなっちゃう」

あかり「う~ん」

あかり「それなら、がんばってアイドルのときはみんなのことを考えられるようになるしかないよぉ」

那珂「そうだよね、アイドルのときはその人のことだけ考えないでみんなのことを考えられるように」

あかり「那珂ちゃんの考えるアイドルがそうなら、そうするしかないよぉ」

那珂「だけど、みんなに好き好きって言ってる那珂ちゃんのことなんてその人は……」

あかり「みんなってことはアイドルのときの好きもその人に向けてるんでしょ?」

那珂「う、うん、そうなるけど」

あかり「そしたらアイドルのときも好きで、普段も好き。ずっと好きだからそれでいいんだよぉ」

那珂「それは、でも、そんなこと……」

あかり「那珂ちゃんは那珂ちゃんのことも笑顔にしてあげないとだめだよぉ」

那珂「那珂ちゃんも笑顔に?」

あかり「ありきたりな言い方しかできないけど、自分が笑顔じゃないと他人を笑顔にすることはできないよぉ」

あかり「そんな顔して悩みながらアイドルやってても、誰も笑顔になんてなってくれないよ?」

あかり「自分が納得できる答えを見つけて、それができるようにがんばるの。それが折り合いを付けるってことだとあかりは思うよぉ」

那珂「提督……そんな難しいこと、考えられたんだ」

あかり「あかりだってここに来てからたくさん色んなこと経験して考えられるようになったの!」

那珂「受け入れてもらえるかな、そんな考え方で」

あかり「その人も那珂ちゃんのことが好きならきっと受け入れてくれるよぉ」

那珂「そう、なら安心だね」

あかり「もう悩みなくなった?」

那珂「なくなった! 那珂ちゃんは早いところアイドルとしてステージに立ってるときは、みんなの那珂ちゃんでいられるようになる!」

那珂「それで普段はアイドルとしてみんなに歌った好きの分、提督に好きだってことを伝えるの!」

あかり「それでいい……って、ええっ!?」

那珂「そうだよ、那珂ちゃんは提督が恋の2-4-11なの!」

あかり「え、あ……」

那珂「なんて意味か分からない? じゃあもう1回教えてあげる。2はスキ、4はダイスキ、11はセカイイチ アナタガスキ」

あかり「そ、それの意味がわからないわけじゃなくて!」

那珂「ん~、今日はざっと5000人くらい来てたからね~あと4999回言わないと。あっ、元から提督も入ってたから4998回かぁ」

あかり「そ、それはさすがに、そんなに聞けないよぉ!」

那珂「ふふっ、じゃあ伝える方法も色々考えないとね。言葉だけじゃなくて行動とか、行為とかでも、ね」

那珂「みんなのことが大好きな那珂ちゃんの好きが集約されるとどうなるのか、教えてあげるね提督」

長くなりましたが今回はここまでです
次は小ネタから開始します

確か改二の歌もあったはずだと思いますが那珂の歌と言ったらこれを想像する人が多いと思いますのでこれにしました
観艦式で那珂の人が歌ったと聞きますけどCD音源化はまだなんですかね


http://i.imgur.com/KYPgIIS.jpg

>>916
画像検索にかけてもヒットしませんでしたが描いていただいたということでしょうか
だとしたらありがとうございます

では開始します
朝潮とイ級の小ネタから

イ級「……」スヤスヤ

駆逐棲姫「まだ寝ているのか。もうマルキュウマルマルなのにねぼすけ」

戦艦棲姫「安心して眠れるのはいいことだ」

離島棲鬼「そうね、この子きっと1人いる頃は満足に眠ることもできなかったでしょうし」

北方棲姫「シズカニシテナキャダメ」

オスカー「にゃあ~」

連装砲ちゃん「きゅっ」

朝潮「これは、みんなおそろいで」

離島棲鬼「あら、朝潮ちゃん」

朝潮「イ級の様子を見ているんですか?」

駆逐棲姫「そう、まだ寝てる」

朝潮「そうですか、寝る子は育つといいますしいいんじゃないでしょうか」

戦艦棲姫「やっぱり育つのか?」

北方棲姫「シンカスル?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

>>916だがスマン拾いものなんだこの画像
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=53564480

イ級「……」

駆逐棲姫「あっ、起きた」

朝潮「おはよう」

イ級「……」ビクッ

朝潮「まだだめみたいですね」

戦艦棲姫「これには時間がかかる」

駆逐棲姫「少しは進歩している。艦娘の姿が見えるだけでも私の後ろに隠れようとしていた」

離島棲鬼「位置的に後ろに隠れた方が近くなるからそうしないだけかも」

戦艦棲姫「余計なことを言うな」

北方棲姫「ワタシタチハチカヅイテモヘイキ」ナデナデ

イ級「……」

駆逐棲姫「同じ深海棲艦だから」

朝潮「私も早くなでてみたいなぁ。可愛いのに触れないなんて」

離島棲鬼「可愛い?」

戦艦棲姫「私の艤装よりは可愛いと思うが」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」シュン

連装砲ちゃん「きゅ~」ポンポン

>>920
pixivは画像検索かからないんですねどちらにせよ可愛らしい画像ありがとうございます


離島棲鬼「歌が好きなんだっけこの子?」

駆逐棲姫「そう、歌が好き。あかり達の歌で救われたから」

離島棲鬼「ああ、あれかぁ。私達はうらやましくて逆に闇を溜めたような覚えがあるけど」

戦艦棲姫「お前が溜めたのはコーラだろ。鼻に」

離島棲鬼「それはあんたがやらせただけでしょ!?」

駆逐棲姫(2人で暮らしてるときに何してたんだこの2人)

北方棲姫「ウタ、ワタシアンマリシラナイ」

離島棲鬼「じゃあ私が歌ってあげよう」

イ級「……!」トコトコ

朝潮「あっ、自分から離島棲鬼さんの方に」

離島棲鬼「ふふん、それじゃ行くよ。夜空舞う粉雪のような~降りしきる桜吹雪でも~」

イ級「……」ユラユラ

朝潮「あれは?」

駆逐棲姫「歌を聴いてるときはいつもああやって体を揺らしてリズムを取ってる」

離島棲鬼「言いたげなお空の月でも~この想いを叶えてよ~」

北方棲姫「リトウセイキ、ウタジョウズ!」

離島棲鬼「普通の声で喋れるように散々練習したからね」

戦艦棲姫「だがその選曲は」

離島棲鬼「なによ、何に使われてる歌だっていい曲な事には変わりないでしょ?」

イ級「……」クイクイ

離島棲鬼「ああ続きね。水辺が鏡のように~」

朝潮「歌、ですか」

朝潮「那珂さん」

那珂「うん? 朝潮ちゃん、どうしたの?」

朝潮「私に歌を教えていただけないでしょうか」

那珂「どうしたのいきなり?」

朝潮「歌が上手くなりたいんです」

那珂「どうして? アイドルになりたいの?」

朝潮「いえ、そうではなくて」

那珂「ええ~那珂ちゃんとデュエット組みたいんじゃないの~?」

朝潮「いやあの、私にアイドルは荷が勝ちすぎると言うか」

那珂「そんなことないよ~朝潮ちゃんなら絶対やれるって! 2人でトップアイドル目指そうね!」

朝潮「だからアイドルやりたいんじゃないんですってば!」

那珂「ふんふん、イ級ちゃんに歌をね」

朝潮「好きみたいなので」

那珂「そっかぁ、イ級ちゃんに好かれたいんだね」

朝潮「はい、可愛いですし」

那珂「わかった、那珂ちゃんが鍛えて立派なアイドルにしてあげる!」

朝潮「まだ言いますか!」

那珂「もう冗談だって。じゃあ先ずは基本的なことから覚えないとね」

朝潮「基本的なこと」

那珂「滑舌、は問題ないよね。まあ本気で歌をするなら鍛える必要があるけど、上手くなりたい程度なら十分だと思う」

朝潮「ありがとうございます」

那珂「じゃあ、腹式呼吸からやっていこう」

朝潮「腹式呼吸?」

那珂「そう。声が出やすい呼吸の仕方なんだよ。なるべく胸を動かさずにお腹で呼吸する方法なんだけど~」

那珂「普段からできるようになれば歌うときも楽になると思うよ」

朝潮「ありがとうございます、那珂さん」

那珂「本当はもっと教えてあげたかったんだけど、時間がなくてごめんね」

朝潮「いえ、こちらこそすいません。お忙しいところありがとうございました」

那珂「じゃあがんばってねイ級ちゃんの心開かせてあげてね」

朝潮「がんばります!」

朝潮「呼吸法でも変わってくるものなんですね。簡単に上手くなりたいなんて浅はかだったかもしれません」

朝潮「そもそも、私全然歌を知らない。軍歌とか君が代をイ級に聞かせるのはあれですし」

朝潮「最近の曲なんて全然知らないんですよね。音楽番組でも見て勉強しよう」

朝潮「それにしても、那珂さん以外に相談できる相手はいないんでしょうか? 司令官は技術とかそういう面は疎そうですし」

加賀「……」

朝潮「あっ、加賀さん。こんにちは」

加賀「こんにちは朝潮さん。歌好きなんですか?」

朝潮「好きというと違うんですが、勉強しようと思って」

加賀「そう、勉強を」

朝潮「手っ取り早く上手くなれればいいんですが」

加賀「そんな方法はありませんよ。どんなものでも技術というのはそれと向き合った時間を対価に身につくものです」

加賀「天賦の才というものもありますが、それにかまけていればいずれ落伍します」

加賀「才能あるものが努力することで、ようやく人を感動させる歌声を出すことができるようになるものなんですよ」

朝潮「そ、そうですね。こんな甘い考えではいけませんよね」

加賀「と、とにかく練習することが大事です。技術は練習している間に覚えられることもありますよ」

朝潮「はい、ありがとうございます加賀さん!」

加賀「いえ、そういえば、なぜ歌を学ぼうと?」

朝潮「イ級が歌が好きなそうなので、私も歌えるようになって懐いてもらいたいなと思ったんです」

加賀「そうですか、イ級が」

朝潮「では、加賀さん私はこれで」

加賀「はい……そう、歌好きなのねあの子。喋れないし、聞かせても誰にもバレないなら……喜んでくれる人がいた方が気持ちもいいですし」

<ヒカリハジメテルカガヤクヒノタメニ

朝潮「このシンデレラ~とかいうのが人気なんでしょうか? さっきも男の人がCMで歌っていましたし」

朝潮「でもこれは1人で歌う曲じゃないみたい。1人で歌える曲は……」

イ級「……」ソッ

朝潮「んっ?」

イ級「……」ビクッ

朝潮「ドアが開いてて外に聞こえてた? ごめんね、うるさかった?」

イ級「……」フルフル

朝潮「そう、でも他のみんなに迷惑になるからドア閉めるから、そっち行くよ?」

イ級「……」ジッ

朝潮「どうかしたの?」

イ級「……」オドオド

朝潮「もしかして、歌に釣られて来たの?」

イ級「……」コクリ

朝潮「いいよ、じゃあ一緒に見よう」

イ級「……」

朝潮「大丈夫、あんまり近づかないから入っておいで」

イ級「……」ソロソロ

朝潮(駆逐棲姫さんのところへ行く途中だったんでしょうか? なんにせよ、タイミングがよかったです)

イ級「……」

朝潮「立ったままでいたら辛いでしょ? 座っていいよ」

イ級「……」ストッ

朝潮(おっかなびっくりという感じ。そんなにびくびくしながらも来るなんて)

朝潮「本当に歌が好きなんだね」

イ級「……」コクリ

朝潮(わるさめさんの例を見る限りでは過去の記憶もあまりないようですし、たった1人で自分を救ってくれた司令官達の歌だけを拠り所にして生きていたんでしょう)

イ級「……♪」ユラユラ

朝潮(なでてあげたいですがそれは逆効果なんですよね、歯がゆいです。何もしてあげられない自分が)

朝潮(歌は加賀さんの言うように一朝一夕で成果が出るものじゃない。何かほかにないんでしょうか)

駆逐棲姫「ん? イ級、ここにいたの」

イ級「……!」

朝潮「わるさめさん、あっ、ドア閉めるの忘れてました」

駆逐棲姫「朝潮とテレビ見ていたのか。本当に歌が好きなやつだ」

朝潮「元々この子ために勉強しようとして見ていたものですので、喜んでるならこれでいいんですよ」

駆逐棲姫「そうか。間宮がアイス持ってきてくれたぞ」

イ級「……!」ピョンピョン

駆逐棲姫「こら、人の部屋で跳びはねるな!」

イ級「……」シュン

朝潮「そんなに怒らないであげてください」

イ級「……」ジー

駆逐棲姫「あげるからこっちに来い。ここで食べたら部屋が汚れる」

イ級「……」ジッ

朝潮「なに?」

イ級「……」ペコリ

朝潮「あっ」

駆逐棲姫「行くぞ」

イ級「……」トコトコ

朝潮「お辞儀してくれた? やった!」

朝潮「けど、私自身が何かやったわけじゃないんですよね。アイス、好きなんでしょうか?」

間宮「簡単なものなら卵と砂糖と牛乳があれば作れますよ」

朝潮「それだけで?」

間宮「はい。混ぜる作業があるので少し手間はかかりますが、それも昔に比べればずいぶんと楽になりましたよ」

朝潮「作り方教えてもらえませんか?」

間宮「構いませんが、急にどうしたんですか?」

朝潮「イ級に懐いてもらいたくて」

間宮「ああ、あの子に。私と伊良湖ちゃんはよくお菓子をあげてるから少しは懐いてもらってるのよね」

伊良湖「あんまり近づくと逃げちゃいますけど」

朝潮「やはりおいしいものを食べさせてあげるのも効果的ですね」

間宮「おいしいものを食べて幸せになれたら、心に余裕ができますから。あの子も早く怯えずに暮らせる日が来るといいですね」

伊良湖「だからおいしいものいっぱいあげます!」

間宮「あげすぎもよくないけどね」

朝潮「火を使うんですか?」

間宮「はい。牛乳をとろ火で温めてぬるくなった程度で砂糖を入れてかき混ぜてください」

朝潮「氷菓なのに温めるんですね」

伊良湖「1度温めて材料を溶け合わせてから冷やすんですね」

朝潮「お菓子つくりも奥が深いです」

間宮「そう簡単にできるようになられたら私達の立つ瀬がないもの」

伊良湖「そういうことです!」

朝潮「いつも感謝していますよお二人には」

間宮「ふふっ、ありがとうございます」

伊良湖「バレンタインの残りでチョコが余ってますし、チョコアイスにしましょうか」

間宮「いいわね、あの子もバニラばかりでは飽きるでしょうし」

朝潮「し、素人が手を出してもいいものなんでしょうか?」

伊良湖「そんなに心配しなくてもチョコを溶かす工程が増えるだけですよ」

間宮「私たちも見ていますのでがんばってください」

朝潮「が、がんばります!」

間宮「うん、おいしくできてます」

朝潮「本当ですか?」

伊良湖「私達も味見してみましょう」

朝潮「んっ、おいしい。あんな液体だったものが本当にアイスになるなんて」

伊良湖「うん、上々の出来上がりじゃないですか?」

間宮「しっかり攪拌もしていましたからね。初めてでこれは十分に誇っていいことですよ」

朝潮「間宮さん達が教えてくれたからですよ」

伊良湖「それももちろんあるでしょうけど、1番朝潮さんががんばったからですよ」

間宮「その想いはきっとイ級ちゃんにも伝わりますよ」

朝潮「はい!」

伊良湖「容器は平べったいお皿か底の浅いボウルにしてくださいね。じゃないとあの子食べられませんので」

朝潮「わかりました! ありがとうございました!」ペコリ

間宮「どういたしまして」

伊良湖「あの子のこと元気にしてあげてくださいね」

朝潮「朝から作って夜に出来上がるなんて、相当時間がかかるんですね」

朝潮「それを船上でしかも今よりも格段に低性能の設備で作って運んでくれていたなんて、本当に感謝の言葉もありません」

朝潮「間宮さん達にも何かお礼を考えないと。でも今はイ級のことですね」

朝潮「溶けないうちに早く持っていかなきゃ」



連装砲ちゃん「きゅ~!」パタパタ

朝潮「ごめんね連装砲ちゃん、後であげるから先にイ級に」

イ級「……!」

朝潮「うん、イ級のために作ったんだよ。間宮さん達もおいしいって言ってたから、よかったら食べてみて」

イ級「……」オロオロ

朝潮「あっ、私は少し離れてるからね」

イ級「……」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」グイッ

イ級「……!」ソロソロ

オスカー「にゃ~」

朝潮「オスカーは食べちゃだめだよ。体によくないからね」

オスカー「にゃっ!」シュッ

朝潮「うぅ、怒らないで! ちゃんとオスカー用のおやつも用意してきたから!」

イ級「……」ペロッ

朝潮「どう?」

イ級「……」パクパク

朝潮「あはっ、よかった口にあったんだ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」

朝潮「あぁはい、みんなの分もここにあるから」

連装砲ちゃん「きゅきゅ~!」パクパク

戦艦棲姫の艤装「ギギ」

朝潮「あなたにはちょっと少ないかもしれないけど、そんなに量作れなかったからごめんね」

戦艦棲姫の艤装「ギ……」フルフル

イ級「……」ジー

朝潮「どうしたの? まだ半分残ってるよ?」

イ級「……」スッ

朝潮「えっ、私にくれるって言うの? ありがとう、でもいいんだよ自分用はちゃんと用意してるから。全部食べていいよ」

イ級「……」ペコリ

朝潮「ちゃんとお礼が言えて偉いね。おかわりもあるからたくさん食べてね」

イ級「……♪」パクパク

朝潮(これで少しは懐いてもらえたかな? そうだったら、少しは心の余裕ができたってことですよね)

朝潮(早く元気になってね。私だけじゃなくてみんなそれを望んでるから)

朝潮「すぅー、はぁー」

あかり「朝潮ちゃん何してるの? 川内さんが時々やってる息の吸い方の真似?」

朝潮「腹式呼吸の練習です」

あかり「腹式呼吸って確かえっと、歌が上手になる呼吸法!」

朝潮「上手になるかどうかはともかく、声が出やすくなるみたいですね」

あかり「朝潮ちゃんもアイドルになるの?」

朝潮「なりませんから!」

あかり「なってたら那珂ちゃん喜んでたと思うけど」

朝潮「私より離島棲鬼さんをスカウトしたほうがいいですよ。上手いですしたぶん私より乗り気だと思います」

朝潮「ただまあ、アイドルが人を笑顔にする職だと言うのなら、少し当てはまるかもしれませんね」

あかり「そっかぁ、最近はお菓子作ったり色々してるみたいだけど何か目標があるんだね」

朝潮「ええ、私は可愛いものが好きですので。可愛いものを守るためなら労力は惜しまないんです!」

今回はここまでです
次は秋月がスマホゲーをする小ネタから

あかりが出てきたのが最後だけなのは好感度100の艦娘でもあかりのことだけ考えているわけじゃないということを書きたかったからです
本編ではあまりあかりが絡まないところは描写できませんので

開始します

秋月「ううん、結構難しい……」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

伊168「ゲーム、行き詰ってるの?」

秋月「はい、中々進めなくて」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~」

伊168「私はあんまりゲーム機のゲームしないからよくわからないなぁ」

秋月「スマホのゲームが好きなんでしたよね」

伊168「ええ、手軽にやれるし。なんというか習慣付いちゃって」

秋月「面白いですか?」

伊168「う~ん、私は面白いと思ってやってるけど秋月はどうかなぁ。興味あるの?」

秋月「実は少しだけ。でも課金が……」

伊168「いいのよどうせ大本営が払うんだし」

秋月「いやそれ税金ってことですよね?」

伊168「気にしない気にしない。そもそもの電話料だってそうなんだから」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

伊168「長10cm砲ちゃんにも全員スマホ配るのはさすがにあれかなぁ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

秋月「じゃ、じゃあ、長10cm砲ちゃんのためにもちょっと手を出してみましょうかね」

伊168「本当? じゃあスマホ買ったらアドレス教えてね。招待するから」

秋月「招待?」

伊168「ゲームやってない人を招待すると特典がもらえるのよ。招待された側にもあるからそっちにもメリットはあるわ」

秋月「なるほどそうやってプレイ人口の拡大を図っているわけですね。分かりました、自分で始める前に招待してもらいますね」

伊168「ありがと! 全然招待とかできないからさぁ、困ってたのよね」

秋月(まあ、ゲームだけに使うものでもないですし、持っておく必要はありますよね)

秋月「こんな小さな機械で世界中の人と会話ができるんだよ、すごいよね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」

秋月「文明の発展は本当に目覚しい……あっ、イムヤさんからメールが来たよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

秋月「えっと、楽しいゲームが基本無料でたくさん遊べる無料SNSバモゲー、会員登録はこちらから?」

秋月「イムヤさんが書きそうな文章じゃないね。定型文かな? あっ、また来た」

秋月「先にここに登録しないとゲームできないんですね。登録したら今度はゲーム側の招待メールを送るみたい」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ」

秋月「ちょっとめんどくさいけど、ゲームセンターの会員にならないとそこに置いてあるゲームで遊べないみたいな感じって考えればいいのかな」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「例えもゲームばっかり? だってゲームの話なんだからゲームで例えた方がわかりやすいでしょ!」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅ~」

秋月「うぅ、私だってちょっとゲームばっかりしすぎかなって思ってるけど、しょうがないよ時間が有り余ってて他にすることがないんだし」

長10cm砲ちゃん「きゅう」

秋月「運動しろってそれ長10cm砲ちゃんがその間にゲームしたいだけでしょ! もぉ~!」

秋月「神撃のシンデレラブルーファンタジー? なんだかよくわからない名前だね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「ええっと、最初は属性っていうのを選ぶみたい」

秋月「どれがいいのかな? イムヤさんに聞いてみよう」

長10cm砲ちゃん「きゅ?」

秋月「自分で選ばないのかって? こういうのは効率よくやるべきです。師匠もそう言ってました」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「えっと、どれ選んでも基本一緒だけど今はログインボーナスでパッションのユニットがもらえるから、パッションがいいかもですか」

秋月「なるほどこういうのには時期も関係してくるんだね」

長10cm砲ちゃん「きゅう?」

秋月「ここは忠告に従ってパッションにしよう。次はチュートリアルだね」

秋月「基本的に画面をポチポチしていくだけで進むんだね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「有利不利の関係はあるみたいだけど、戦略性はそれほどなさそう? 強いユニットを持っていればそれでいい感じかな?」

長10cm砲ちゃん「きゅう~きゅ~」

秋月「なんだかすぐに飽きちゃいそうだね長10cm砲ちゃん」

長10cm砲ちゃん「きゅ」コクリ

秋月「あっ、チュートリアルが終わったからガチャが引けるみたいだよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「このガチャが色々と問題になってるんだよね」

秋月「私は絶対どつぼに嵌ったりしないよ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

秋月「本当だよ! みんな血税をこんなことに費やしたりしないから!」

秋月「それじゃあ引くよ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」ドキドキ

秋月「ガチャを引くときの演出でもどれくらいのレア度なのか分かるみたい」

長10cm砲ちゃん「きゅ?」

秋月「私も初めてだからこれがいいかどうかはわからないよ。結果を待とっか」

長10cm砲ちゃん「きゅ……」ドキドキ

秋月「あ~っと、HRの『防空駆逐士』初月だって」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

秋月「うん、私の妹だよ。そうなるとこの子達は長10cm砲ちゃんの妹になるのかな?」

秋月「にしても驚いたね、まさか私達の絵が使われてるなんてね。タイトルに艦娘要素一切ないのに」

秋月「ファンタジー世界で艦娘が冒険するっていうコンセプトもどうなのかな。そこまでして艦娘絡めなきゃだめ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「元々色んなゲームに出てるからいいでしょ? うん、まあ戦争物にはよく出てるけど昔の艦艇としての姿でだし」

秋月「それに、何で私のカードのレア度がレアなの? 私、一応現実だと虹のカードだよ? 何で初月より低いの?」

長10cm砲ちゃん「きゅ、きゅ~!」

秋月「その内バージョンチェンジで高レア度のが出るから? そうだといいんだけど……」

秋月「イムヤさんにHRって強いのか聞いてみよう」

伊168『基本この手のゲームでは最高レア度かその一つ手前以外は弱いよ。無課金を貫くならリセマラした方がいいかもね』

秋月「リセマラ?」

伊168『リセットマラソン。ゲームのデータを消してもう1回チュートリアルから初めて、最初のガチャでいいの引けるまで続けるの』

秋月「強いのが引けるまでガチャを引きなおし続けるんですね」

伊168『でも1章クリアするとまた1回引けるからそこまで行って、それでもだめならやった方がいいかもね。1章は10分もあれば終わるから』

秋月「チュートリアル後がだめでもチャンスはあると」

伊168『それと今回に限っては招待特典があるからたぶん今の時点でもう1回引けると思うよ』

秋月「あっ、確かに」

長10cm砲ちゃん「きゅ~きゅ~!」

秋月「長10cm砲ちゃんが引きたいの?」

伊168『させてみてもいいかもね』

秋月「じゃあ、長10cm砲ちゃんが引いてみて」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ポチッ

秋月「できればリセマラとかしたくないからいいの当ててね」

伊168『そう簡単に当てられたら私の立場が――』

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ピカー

秋月「うわっ、画面がすごい光ってる!」

伊168『えっ、嘘』

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

秋月「ええっと、SSR『純白の騎士』磯風・リリィ? このページに載ってる磯風さんが綺麗なドレスみたいな鎧を着たのです」

伊168『ちょっ、それ今回のガチャの目玉ユニット! 単発で当てるなんて嘘でしょ!?』

秋月「うわっ、能力値が私の当てた初月より1.5倍くらい高い!」

伊168『当たり前でしょ。SSRは進化させれば最大レア度のLRになるユニットだもの。それくらい強いに決まってる』

秋月「やったね長10cm砲ちゃん!」ナデナデ

長10cm砲ちゃん「きゅう!」ピョンピョン

伊168『ぐぬぬぅ~、私だって当ててやるんだからぁ!』

秋月「あっ、イムヤさん! 当たったのはうれしいけどイムヤさん対抗心燃やして課金しすぎなきゃいいけど」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「せっかく強いの当てたんだしもう少しやろっか」

長10cm砲ちゃん「きゅっ!」

秋月「1章クリアしてまたガチャが引けるようになったわ」

長10cm砲ちゃん「きゅ!」スッ

秋月「ううん今度は私がレア度高いの当ててみせる!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

秋月「大丈夫だよ! 同じスマホ使ってるんだから、私だって出せるはず!」

秋月「このページに載ってるもう一個のSSR『花嫁騎士』金剛・ブライトっていうのが当たればいいな」

長10cm砲ちゃん「きゅ」

秋月「そう簡単に当たらない? 簡単に当てて見せたのは長10cm砲ちゃんでしょ」

秋月「よし、引くよ!」

長10cm砲ちゃん「……」

秋月「あぁっ! 特に演出がないまま終わったってことは……うぅ、普通のRだった」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「長10cm砲ちゃんは当たったのに何で? 当たらないように設定されてるわけじゃないでしょ? ん?」

秋月「SR以上確定11連ガチャ? 通常のガチャを引くより1枚分安くて、SR以上のカードが1枚は必ず排出される……」

秋月「今なら初心者限定1回のみ半額の1500円で回せる……」

長10cm砲ちゃん「きゅ、きゅう?」

秋月「だ、大丈夫、長10cm砲ちゃんが当ててくれた磯風さんがいるから。大丈夫だよ、大丈夫……」

秋月「ストーリーを進めるのにはスタミナがいるけど、進めてる間に経験値が入ってレベルアップすると全快する」

秋月「それの繰り返しでずっとストーリー進められるかと思ったけど、さすがにそれはなかったね」

長10cm砲ちゃん「きゅ」

秋月「それじゃスタミナなんて設定してる意味ないもんね。回復するまでどうしようかな?」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ~」

秋月「バトルっていうので他のプレイヤーのユニットと対戦できるんだったね」

秋月「ストーリー攻略中に手に入る勲章の欠片っていうアイテムを負けた相手からもらえて、集めるとユニットが貰えるだっけ」

秋月「さっき2つくらい手に入れたと思うけど……あぁっ!? もうなくなってる、何で!?」

長10cm砲ちゃん「きゅっきゅ」

秋月「ログにバトルに負けて奪われたって書いてる……なんで、強いユニットがいるのに! レベル上げが足りないから?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「相手ユニットの編成も見られるんだ、うわっ! SSRとLRしかいない!? これじゃ、勝てるわけがないよ!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~……」

秋月「どうしよう、これじゃあ勲章の欠片を手に入れてもすぐに誰かに取られちゃう。集められないよ」

長10cm砲ちゃん「きゅう」

秋月「うん、ユニットのレベル上げは必要だね。でも……根本的に強いユニットが足りてないよ」

長10cm砲ちゃん「……」

秋月「……や、安くなってるのに、しないのってちょっともったいないって思わない?」

長10cm砲ちゃん「……きゅ」

秋月「1回だけだから、うん、初心者応援してくれてるから……ね?」

秋月(このナビゲーター役の女の人の笑顔が悪魔の顔に見えてきました……)

秋月「超艦神祭? 11連ガチャのSSR排出率10%アップだって!」

長10cm砲ちゃん「きゅう?」

秋月「こ、コイン余ってるから、ね?」



秋月「ステップアップガチャ、段々と景品がよくなってくるんだ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

秋月「2ステップまで引けばガチャチケ貰えるから、そこまでにするから」

長10cm砲ちゃん「きゅう?」

秋月「う、うん、5ステップでSSR30%チケットあるけど、そこまでは引かない。絶対、約束だから!」



秋月「長10cm砲ちゃん、イベント特攻のユニットがほしいの。だから、ね?」

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

秋月「お願い! 夕ご飯おかわり自由でいいから!」

長10cm砲ちゃん「きゅう~う」ハァ

秋月「ありがとう、長10cm砲ちゃん!」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ガバッ

あかり「ぐええっ! ど、どうしたの、長10cm砲ちゃん? 急に飛び掛ってきたら潰れちゃうよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅきゅう~!」バタバタ

あかり「ば、バタバタしないで~!」

島風「よいしょっと、どうしたの?」ダキッ

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

島風「ふぅん、秋月ちゃんがスマホゲームっていうのにはまっちゃって、お金を使いすぎてるみたい」

あかり「スマホゲーム、そういえば秋月ちゃんも最近買ってからずっとやってたよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

島風「本当のお金がかかってるからほどほどにするようにって言っても聞かないから、お姉ちゃんから言ってほしいんだって」

あかり「ううん、あかり達今ほとんど仕事してないもんね。それなのにお金の使いすぎはよくないよぉ」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

あかり「うん、わかったよぉ。あかりが抑えるように言ってみる」

長10cm砲ちゃん「きゅ~!」ガバッ

あかり「うぐえっ! だから長10cm砲ちゃんのことあかり持てないからぁ!」

あかり「秋月ちゃんゲームに関しては見境がないんだよね」

島風「そんなに好きなんだ」

あかり「うん。初めて結衣ちゃんのところでやったときすごい感動してたし」

島風「私も今の技術力を初めて見たときはすごいなぁって思ったよ」

あかり「でも元々はご飯もあんまり食べないで節約しようっていう子だったのに」

島風「ん~だからじゃないかなぁ」

あかり「えっ?」

島風「秋月ちゃんが節約しなきゃって思ってたのは、戦争末期に生まれて貧困の只中にいた人達のことを覚えてるからだよ」

島風「禁欲しないと生きていけないのが当たり前だったからそうしてて、でも今はもう違うんだってわかったから溜めてた分が一気に開放されちゃったんだよ」

あかり「そっか、辛い想いをしてる分、今を楽しもうと必死になってるんだね」

島風「気持ちはわかるけど熱中しすぎて周りのことが見えなくなるのはだめだよ」

あかり「うん、そこは教えてあげないとだめだね」

島風「がんばって目を覚まさせてあげてねお姉ちゃん!」

あかり「うん、がんばるよぉ!」

秋月「スタドリが切れてる、買わなきゃ。まだ入賞までptが全然足りない……」

あかり「秋月ちゃん」

秋月「あっ、司令。すいません、今ちょっと忙しくて」

あかり「ゲームやるのはいいけど、課金はほどほどにしなきゃだめだよぉ」

秋月「あはは、大丈夫ですよ。月1万円くらいなら無理のない課金で無課金なんです」

秋月「それにこのゲームは良心的です。なんと言っても3000円払えば無料でガチャが回せるんです!」

あかり(お、思ったより重症だよぉ!)

秋月「だから大丈夫です、私は課金をしていないんです。無料でガチャを回してるんです。こひろさんに献金しているだけなんです」

あかり「あ、秋月ちゃん目を覚まして! その1万円があればおいしいものいっぱい食べられたんだよぉ!?」

秋月「食べ物は食べたらなくなります。でもユニットは残り続けます。ゲームを起動すればいつでも会えるんです」

あかり「い、いや、そうだけど! ゲームが終わっちゃったらなくなっちゃうでしょ?」

秋月「そう簡単に終わりませんよ。みんな課金してますので」

あかり「さっきしてないって言ったのに!?」

秋月「すいません、今イベント中なので」

あかり「あ、秋月ちゃん……」

あかり(ど、どうすれば秋月ちゃんのこと目覚めさせられるの? そ、そうだ!)

あかり「ねえ秋月ちゃん、そのゲームがもうすぐ終わるとしてもまだ課金する?」

秋月「さすがにもうすぐ終わるとなればしませんよ。でもさっきも言ったとおりしばらくは安泰――」

あかり「でもあかり達もうすぐこの世界からいなくなるんだよぉ?」

秋月「あっ……」

あかり「あかり達の世界でも似たようなゲームがあるかもしれないけど、そのゲームと同じゲームはないし課金した分は全部なくなっちゃうんだよ?」

秋月「あ、あぁ……」

あかり「秋月ちゃんが残るって言うなら話は別だけどね」

秋月「……っ!」ゴトッ

あかり「秋月ちゃんはそのゲームのためにここに残りたい?」

秋月「いや、です。いやだ、置いてかないでください! 司令!」ダキッ

あかり「秋月ちゃんがいやだって言うなら置いてったりしないよぉ」

秋月「ごめんなさい、司令、私、私……!」

あかり「ううん、いいんだよぉ。秋月ちゃんの気持ちはわかるから。でもね、もうこの平和はなくなったりしないよぉ」

あかり「また苦しい思いをしなきゃいけなくなることなんて絶対ないから。焦って楽しもうとしなくていいの」

あかり「ゆっくりのんびりしよう? 楽しもうと必死になるのも、たぶん辛いことだから。もうそんなに怖がらなくていいんだよぉ」

秋月「うわぁぁ~ん、司令~!」ギュッ

あかり「よしよし」ナデナデ

秋月「浪費してしまった血税の分はしっかり働かせてもらうので!」

あかり「別にあかりはするなって言ったわけじゃないよぉ?」

秋月「分かってますが、その前に自分のしたことを清算しなければなりませんので。それまでスマホは封印します」

長10cm砲ちゃん「きゅう~」

秋月「付き合わせてごめんね、長10cm砲ちゃん。それと、ありがとう」

長10cm砲ちゃん「きゅ~う」フルフル

秋月「それでは街のボランティア活動に参加して来ますので! 行ってきます!」

あかり「行ってらっしゃい。最近ゲームばっかりだったし、こうして外に出るようになってくれたのは結果的によかったのかな?」

伊168「ごめんね、私がもっと課金要素の薄いゲームを教えてあげればよかった」

あかり「ううん、イムヤちゃんは悪くないよぉ」

伊168「ありがとう司令官。でも実際のところスマホゲーで課金要素薄いのなんてほとんどないのよね。ブラウザゲーならいくつかあるんだけど」

あかり「何か違うの?」

伊168「ブラウザゲーっていうのはPCでやるゲームのことよ。まあスマホで動かないこともないんだけど」

あかり「じゃあスマホよりPCを買ってあげるべきだったね」

伊168「それかもう少し先まで待ってればよかったかもね。ブラウザゲーで課金要素が薄いって話題になったタイトルのスマホ版がそろそろ出るのよ」

あかり「そうなんだぁ、課金要素が薄かったら大丈夫だよね」

伊168「うん、そうだね。提督もブラウザ版やってみたら? 言ったとおり課金要素薄くて毛色は違うけど、秋月の気持ちがわかるかも」

あかり「あかりも? う~ん、確かに秋月ちゃんとの話題になるかもしれないしやってみるよぉ。なんて名前なの?」

伊168「艦隊これくしょん、艦これっていうゲームなんだけどね――」

今回はここまでです
次は次スレで本編の続きです

エナンザムがどうとか言って00のパロディしようと考えていたのに何故かこんな方向に来てしまいました
艦これは極めようとしなければ4000円払えば無料で快適にできるので本当に良心的です

途中までしか書き溜められなかったので途中から遅くなります
あかりが艦これをやる小ネタです

あかり「艦これっと」

叢雲「何してんの?」

白雪「パソコンで調べ物ですか?」

あかり「イムヤちゃんから聞いた艦これっていうゲームをしようと思って」

白雪「なんですかそれ?」

あかり「提督の生活を疑似体験できるゲームなんだって」

叢雲「あんたは擬似じゃなく体験してるでしょ」

あかり「でもゲームだからちょっと違うよぉ」

叢雲「暇なことね。あっ、これ吹雪?」

吹雪「呼んだ? あれ? 司令官のパソコンに私が」

あかり「吹雪ちゃんが一応主人公って設定らしいよぉ」

吹雪「一応ってどういうことですか?」

あかり「別に主人公だからって何かあるわけじゃないみたい」

白雪「それは主人公と呼べるんでしょうか?」

あかり「そんなことないよぉ。何もない主人公だっているんだからね!」

叢雲「というかプレイヤーが主人公じゃないのかしら?」

吹雪「本物の艦娘のイラストを使っているんですね」

あかり「もう建造できないから忘れないようにってことらしいよぉ」

吹雪「そういう想いを持っていただけるのはうれしいですね」

叢雲「知らないところで勝手に画像が使われてるのは正直微妙な気分になるけどね」

白雪「それはもう仕方ないですよ。艦艇としての私達はもう色んなゲームに出ていますから」

あかり「じゃあはじめるよぉ。ん? 新規着任の制限?」

叢雲「サーバー満員につき、新規登録後すぐに着任ができません?」

吹雪「サーバーが満員ってどういう意味ですか?」

あかり「うんとね~あかりもよくわからないんだけど、登録した順番に何とかサーバーっていう、なんていうか部屋?に分けられるんだって」

白雪「それで、全部屋が満員なのでできませんということなんでしょうか」

あかり「そうなんじゃないかなぁ」

吹雪「ゲームできないんですか?」

あかり「プレイするボタンがないからね。あっ、イムヤちゃんからメール来てる。えっと、水曜の夜からサーバー開放してるからそれまで待ってだって」

叢雲「ゲーム始めるのにもめんどくさい手続きが必要なのね」

吹雪「でも満員になってるってことはそれだけ人気のゲームだってことだよね? やっぱりうれしいなぁ」

あかり「今日はちょうど水曜日だし夜まで待つよぉ」

あかり「なんとか着任できたよぉ」

文月「画面が変わるのにすごい時間かかったね~」

三日月「何かトラブルでもあったんでしょうか?」

卯月「みんなが一斉にアクセスするから処理が重くなってるんだぴょん!」

如月「パソコンもそういうのあるのねぇ」

あかり「でも入れたから問題ないよぉ! えっと、5人の中から最初に仲間にする艦娘を選ぶみたいだよぉ」

卯月「う~ちゃんは?」

あかり「いないね」

文月「現実でも最初に配属される5人だよ~」

あかり「前にそんな話を聞いた気がする。あかりとちなつちゃんと池田先輩以外は全員違ったみたいだけど」

如月「司令官は誰を選ぶのかしらぁ?」

あかり「ん~、やっぱり叢雲ちゃんかなぁ」

三日月「現実と同じにするんです? 気分を変えるのもいいと思いますが」

あかり「そうかもしれないけど、やっぱりはじめては叢雲ちゃんがいいよぉ」

卯月「ぷっぷくぷ~、そうやって叢雲ばっかり優遇するんだから!」

あかり「卯月ちゃんもすぐに建造するからね」ナデナデ

文月「あたしもあたしも~!」

如月「如月のことも早めに造ってね?」

三日月「わ、私もできれば早く造っていただけるとうれしいです」

あかり「うん。ここにいるみんなのことはなるべく早く仲間にできるようにがんばるよぉ」

あかり「これが執務室の画面だって」

卯月「叢雲が映ってるぴょん!」

文月「お~昔の格好だ~」

如月「今は改二になってるし、私が会った頃にはもう服が変わっていたものね」

三日月「なんだか懐かしいですね」

あかり「この服は今あかりが使ってるからまだ残ってるんだけどね」

文月「妖精が建造しろって言ってるよ~?」

あかり「それじゃあ工廠の画面に行くよぉ」

如月「この画面で建造をするのね」

三日月「他にも兵装の開発や解体ができるみたいです」

あかり「この選択ってところをクリックすると建造できるみたい。建造するのには時間がかかるみたいだよぉ」

卯月「2つしかないってことは同時に建造できるのは2隻までってこと?」

あかり「かなぁ」

三日月「ゲームを進めれば増えていくんじゃないでしょうか?」

あかり「かもしれないね。とりあえず建造するよぉ」

如月「燃料と鋼材と弾薬とボーキサイトの量を決めろって出たわ」

あかり「これの配分で出やすい艦種が変わるんだって。右上にあるのが今持ってるそれぞれの量らしいよぉ」

卯月「まだ全然ないぴょん! これじゃあ建造するのに困るぴょん!」

あかり「建造だけじゃなくて武器の開発にも使うし、修理や補給にも使うから無駄遣いできないよぉ」

如月「なるほど、資源の管理をしていくゲームでもあるのね」

文月「めんどくさいよ~あたし苦手なタイプ~」

あかり「あかりもあんまり得意じゃないかも。とりあえず最低値がこれだからこれで建造してみるね」

PC『睦月です。はりきって、まいりましょ~』

如月「あらぁ、睦月ちゃんだわ~」

あかり「みんなの1番上のお姉ちゃんだね」

卯月「きっと駆逐艦の中でも1番強いぴょん!」

文月「あたし達大東亜戦争の時代だと結構古いからそうでもないと思うけど~」

三日月「叢雲さん達特型と比べられるとさすがに見劣りしそうです」

あかり「叢雲ちゃんと比べてみるよぉ」

如月「う~ん、叢雲ちゃんの方が強いわね~」

卯月「うぅ、う~ちゃんは強いからいいんだぴょん!」

文月「あたしも早く造って~」

あかり「文月ちゃん達は最低値でも出るのかなぁ?」

卯月「wiki見て調べるぴょん!」

三日月「うぃき?」

卯月「このゲームしてる人達が自分調べた情報をまとめてるサイトみたいなもんだぴょん。誰でも自由に情報を載せられるぴょん!」

文月「インターネットって便利だね~」

あかり「簡単に何でも調べられるもんね。それじゃあちょっと調べてみるよぉ」

あかり「文月ちゃんと如月ちゃんと三日月ちゃんは最低値でも出るみたいだね」

文月「簡単に手に入るんだね~」

三日月「なんとなく微妙な気分にもなりますね」

如月「安い女だとか思わないでね?」

卯月「ぷっぷくぷ~……」

あかり「卯月ちゃんだけは何でか建造だと出ないみたいだよぉ」

卯月「う~ちゃんだけ除け者ぴょん。他の睦月型はみんな建造で出るのに」

如月「最初弥生ちゃんと間違えて建造できてたみたいだし」

文月「そもそも水無月ちゃんと夕月ちゃんはゲームに出てないみたいだし~」

三日月「出られている分まだ恵まれてるよ」

あかり「手に入るのが難しい分、出てきてくれたときはうれしいからね?」

卯月「じゃあ早く手に入れるぴょん!」

如月「結構ゲームを進めないと手に入らないって書いてるわね~」

あかり「時間かかりそうだよぉ」

卯月「むぅ~! 壁掘ったら出てくるから掘るぴょん!」

文月「それは現実だけだよ~」

如月「現実でも普通はないと思うわぁ」

三日月「そもそも壁を掘るなんてできるわけないでしょ」

あかり「とりあえず文月ちゃんと如月ちゃんができるまで建造するよぉ」

文月「建造~建造~」

如月「駆逐艦だけじゃなくて大型の艦もあった方がいいと思うわぁ」

卯月「全部最大値にしたらすごいのができるはずぴょん! やってみるぴょん!」

あかり「そんなことしたら資源がなくなっちゃうよぉ!」

大和「で、そんなことした結果昨日は戦闘できなかったのね?」

あかり「中々文月ちゃんが出なかったんですよぉ」

武蔵「欲しいと思ったものだけ中々手に入らなくなる現象だな」

あかり「でも艦隊がいっぱい増えたので出撃も楽になりますよぉ!」

武蔵「その分修理や補給にかかる資源も多くなるんだろう?」

大和「始まったばかりでこれじゃあ大和の運用も厳しいわね」

あかり「現実と違って大和さんは大型建造じゃないと出ませんので! まだできません!」

大和「それはそれでもどかしいよ。早く建造してね」

あかり「がんばりますけどすごく資源がいるみたいですよぉ」

武蔵「造るのにも運用するのにも資源がかかるのか。金食い虫だな」

あかり「その分すごく強いんです! いてくれたら楽になりますよぉ」

武蔵「役に立てるならまあいいか」

あかり「ただこう大型建造したら絶対出るってわけじゃないので、毎日造り続けるとかはできないんです」

大和「結構厳しいのね」

武蔵「満を持して造られたとしても運用費を考えてろくに戦えないんじゃ世話ないな」

あかり「練度上げにも出撃しないといけませんしね」

大和「あめはないの?」

あかり「ないみたいです。出撃で上げるしかできないです」

武蔵「使えるようになるまでどれだけかかるのやら」

あかり「資源が溜まったので出撃しますよぉ」

大和「資源は勝手に溜まっていくのね」

あかり「勝手に溜まるんですけど出撃して司令官のレベルを上げないと勝手に溜まる上限があるみたいです」

武蔵「あまり重要でない拠点に資源を集中させるわけにもいかんだろうしな」

あかり「でも任務なんかで手に入る分は上限を超えても溜まっていくみたいですよぉ」

大和「自動で増えない分は自力でってことね」

武蔵「兵站管理か。提督は妖精に投げっぱなしだったが普通はある程度把握しておくものだぞ?」

あかり「うぅ、面目ないです」

大和「それほど資源を使うことなかったからいいのよ。出撃も建造もあんまりしてないし」

武蔵「最初の出撃からお前を運用してただろ」

大和「そんなの大和が一撃で敵を倒してたから燃料以外は全然……」

武蔵「本当に一撃で倒してたのか?」

大和「……」

あかり「で、でも大和さんがいなかったらこんなに早く深海棲艦さん達を助けてあげられてなかったですよぉ!」

大和「そ、そうよ。大和はちょっと生身の体に慣れてなかっただけ! 慣れてからはもう鬼神のごとく働いてたんだから!」

武蔵「はいはい分かりましたよお姉ちゃん」

あかり「それじゃあ出撃ですよぉ」

PC『や、やだ、ありえない……』

あかり「あっ、叢雲ちゃんが中破しちゃいました!」

大和「ふ、服が破れたわ! これエッチなゲームなんじゃ!?」

武蔵「このくらいでか? いつもの私より肌が露出してる面積は少ないぞ」

大和「武蔵はそうでしょうけど!」

あかり「このゲーム自体は違うんですけどゲームをするために会員にならなきゃいけなくて、そっちは18歳未満禁止なんですよぉ」

大和「じゃああかりがやっちゃだめじゃない!」

あかり「お姉ちゃんの名前登録したからお姉ちゃんの会員証を使わせてもらってる形なんですよぉ」

大和「そんな屁理屈を!」

武蔵「ゲーム自体は提督もしていいって言われてるんなら構わないだろ。それこそ叢雲の裸なんて腐るほど見てきてるんだし」

大和「あかりはそうでしょうけど他のゲームしてる人にまで……大和はどんな感じになっちゃうの?」

あかり「調べてみたら画像が出ると思いますよぉ」

大和「調べたら簡単に出ちゃうの!? 大和のあられもない姿が!?」

あかり「あっ、出ましたよぉ」

大和「こ、これは、被帽が落ちている……」

あかり「大和さん昔はこれしてしましたもんね」

武蔵「それが伝わってるのか。まあ製作陣が他の大和を参考にしたんだろうが」

大和「……安心したわ」

あかり「何がですか?」

大和「この大和は私とは違うわ。今の私はこれをつけてないもの」

大和「絵だとしてもあかり以外の人に見られるのはって思ったけど、これは私じゃない。今の大和はあかりの大和だよ」ギュッ

あかり「大和さん……」

大和「あかり……」

武蔵「顔を近づけるな!」ビシッ

大和「いたっ!? 武蔵何するの!?」

武蔵「こっちの台詞だ。年齢制限がどうとか騒いでた舌の根も乾かないうちに何しようとしてる!」

大和「ゲームはだめでも現実でならいいのよ!」

武蔵「現実の方がもっとだめだろうが!」

あかり「ま、まあ大和さんがイラスト使われてることに納得したならいいですよぉ」

神通「これが私達の出ているゲーム」

那珂「那珂ちゃんはもうゲットした?」

あかり「那珂ちゃんはもういるよぉ」

川内「私は?」

あかり「川内さんだけはまだです」

神通「では、私はもういるんですね」

あかり「はい、今は遠征に行ってもらってます」

川内「早いとこ私も手に入れてよ~」

あかり「あかりもそうしたいですよぉ。川内さん達3人姉妹を編成する任務を達成しないと第3艦隊が使えないんです」

那珂「那珂ちゃん達割と重要な役割を担ってるんだね!」

あかり「そのせいなのか那珂ちゃんはやたらと出てくるんだよぉ」

那珂「那珂ちゃんは親しみやすいアイドルだからね!」

あかり「でも100人までしか艦娘を持てなくて、もう結構キツくなってきてるんだよぉ」

神通「そんなに建造なさったんですか?」

あかり「出撃でも手に入ることがあるので割とすぐに増えちゃうんです」

川内「100人埋まったら私が入れないじゃん! 今いる那珂1人残して解体しよう」

那珂「ええっ!? 何で那珂ちゃん限定!?」

川内「やたらと出るって言ってるからそれだけ多くいるってことでしょ」

あかり「う~、解体しなきゃいけないのは分かってるんですけど、どうしても手が出せなくて」

神通「あかりが優しいのはわかりますけど、ゲームなのですからもっと気楽に考えてください」

川内「第3艦隊のためだよ!」

あかり「ううん、それじゃあ」

那珂「提督まで……あれ、1ページ全部那珂ちゃんで埋まってる」

あかり「2ページ分いるよぉ」

那珂「こ、これはさすがに減らした方がいいかも」

川内「はい、じゃあ全員チェック入れて解体しちゃおう」カーンカーン

那珂「あぁ、でも微妙な気分は拭いきれない」

神通「我慢しなさい那珂。たかがゲームでしょう」

那珂「でもぉ、那珂ちゃんの心が傷ついちゃったよ」

あかり「ごめんね、那珂ちゃん。どうしたらいいかなぁ?」

那珂「そうだねぇ、あっ、1人解体するごとに1回チューしてくれたら那珂ちゃんの心の傷が癒えるよ!」

那珂「今10人解体したから10回ね。はい、チュー……」

川内「イヤーッ!」ブン

那珂「ンアーッ!」

あかり「ゲームの中でもやっぱりいやですよね、解体」

神通「そうですね。でも所詮ゲームですので、今まで現実でしてこなくてこれからもすることはないでしょう?」

あかり「もちろんです!」

神通「それならいいんですよ。さっきも言ったとおりゲームなんです気楽にあかりの思うとおりにやってください」

あかり「わかりましたよぉ、ありがとうございます神通さん!」

神通「で、でも、あかりは優しいですからきっと罪悪感が拭えないと思うので、そういうときは溜め込まずに発散してくださいね」

神通「ちゅ、チューしろとは言いませんので、何か触れ合ってくれるならそれで。も、もちろんチューでもいいですけど!」

あかり「えへへ、考えておきますよぉ」

神通(ちょっと使えそうだなんて、邪な考えが浮かぶなんていけないのに。期待してしまいます)

蒼龍「もう私は艦隊にいるんですね」

あかり「建造したら出ましたよぉ」

飛龍「私はまだなの?」

あかり「まだです。蒼龍さんと同じ配分で出るみたいなんですけど」

飛龍「資源が結構かつかつだからできないってわけか」

あかり「まだ最初の方ですから、いっぱい溜めたら建造します。その前に出撃で出てくれた方がうれしいですけど」

蒼龍「これって執務室に立っている艦娘は立ってるだけなんですか?」

あかり「この画面のままで操作しないでいたり、1時と2時とかキリのいい時間になったら時報として喋ってくれる艦娘さんもいるみたいです」

飛龍「も?」

あかり「時報がない艦娘さんもいるみたいですよぉ。蒼龍さんもそうみたいです」

蒼龍「ええ~私手抜きされてるの? やだやだやだ~!」

あかり「改二はいますから手抜きされてるわけじゃないみたいですよぉ。他にもクリックすると喋ってくれるんです」

PC『えっと、あの、九九艦爆がはみ出ちゃうから』

飛龍「なんか意味深な台詞なんだけど。九九艦爆がどこからはみ出るっていうの?」

あかり「矢筒からでしょうか?」

蒼龍「そもそも九九艦爆ってそのままの意味じゃないと思うけどなぁ。クリックし続けたら何か変わるの?」

あかり「台詞のパターンはありますけど変わったりはしないですよぉ」

蒼龍「本当にはみ出たりはしないんだね」

飛龍「そりゃしないでしょ」

蒼龍「遊び心が足りないなぁ。しょうがない、はい」

あかり「はい?」

蒼龍「私をクリックして九九艦爆をはみ出させていいよ」

あかり「ええっ!?」

飛龍「ちょっと、蒼龍!?」

蒼龍「ほら、早く~」

あかり「クリックって、ほっぺたでいいですか?」プニプニ

蒼龍「もぉ~、そんなところクリックしてもはみ出ないよ。ちゃんと機首を狙ってクリック」

あかり「き、機首ってどこですかぁ!」

飛龍「やめなさいはしたない!」ガシッ

蒼龍「んぁ~! ゲームの私だけ触られてずるい~! はみ出るとかケチなこと言わないで全部放り出すから~!」

飛龍「だからやめなさいってば、蒼龍!」

あかり「あ、あははは……」

熊野「当然わたくしは最強なのですわよね?」

あかり「あ~」

熊野「なんですのその歯切れの悪さは?」

あかり「ええっと、最強ではないと思いますけどそこまで弱いわけでもないかなぁって」

熊野「まあ戦艦の方がいらっしゃいますものね。で重巡の中では最強でしょう?」

あかり「それもちょっと最強とは……」

熊野「改造すれば航巡になりますわよね?」

あかり「たぶん利根さん達の改二の方が」

熊野「改二と比べられたら見劣りするのは当たり前じゃありませんの!」

あかり「だ、だから改二になるまでわかりませんよぉ」

熊野「ゲームの中でも改二なれませんの? 適当に捏造して作ってしまえばいいですのに」

あかり「艦娘のみんなのことを忘れないために作ってるゲームですから、捏造するのはだめですよぉ」

熊野「むぅ、微妙な役どころなんていやですわ」

あかり「ある程度強くなればみんな使えますから。熊野さんも十分に使っていけますよぉ」

熊野「それなら我慢して差し上げますわ。だから早くわたくしを強くしてくださいまし!」

あかり「あめがないから強くするのには時間がかかるんですよぉ。演習に行って練度を上げます」

熊野「ふむ、他のプレイヤーと艦隊を競わせるのですね」

あかり「それが1番経験値が貰えるんですよぉ。勝った方がいいですけど、負けてもいいんで強い人とやります」

熊野「戦闘は見ているだけなんですのね」

あかり「こっちから指示出したりはできません」

熊野「それは艦隊を指揮していると言えるんですの?」

あかり「あかりも最初は似たようなものでしたからなんとも言えませんよぉ」

熊野「あかりの場合は特殊な事情がありましたし」

あかり「それはそうなんですけどねぇ」

熊野「……」

あかり「ん~、これはやっぱり負けちゃいそう。相手はみんな練度100超えてるから仕方ないけど」

熊野「あかり」

あかり「はい、なんっ……」チュッ

熊野「んっ……はぁ。画面ばかり見ていられると寂しいですわ。わたくしがここにいるのに、画面の中のわたくしばかり見て」

あかり「もぉ、蒼龍さんも熊野さんもゲームに嫉妬しなくても、現実のこと忘れたりしませんから!」

熊野「どうせ見ていても結果は変わらないのでしょう? だったら、そちらよりこちらを見ていてください……」

あかり「熊野さんはいつもそうなんですから……演習が終わるまでですからね」チュッ

天龍「なんだまだ戦いに未練があんのか?」

あかり「そんなことないですよぉ。終わってよかったって思ってます」

天龍「だったら何でゲームでもう1回やり直してんだよ?」

あかり「ゲームはゲームですよぉ。現実とは違いますから、気楽にやれるんです!」

天龍「気楽にねぇ。これで体験して提督しての働きに活かせりゃよかったかもしれねぇけど、それももう遅いんだがなぁ」

あかり「仕事とか関係なく遊びとしてやるだけですよぉ」

天龍「しかし、まあおもしれぇのかこれ?」

あかり「面白いですよぉ。段々と仲間が増えていくのがうれしいですもん!」

天龍「けどよぉ、戦闘なんか見てるだけでどいつ攻撃するかも決められないんだぜ?

天龍「ゲームにしてももっとこう自分で動かして敵を倒してくやつとかさぁ、そっちの方がいいんじゃねぇか?」

あかり「あかりはあんまり激しいのよりはこっちの方がいいですよぉ」

天龍「ゲームだからこそ現実じゃできねぇくれぇにど派手にできんだろうに。あっ、オレが大破したぞ?」

あかり「大破しちゃうと攻撃力がかなり下がって魚雷も撃てなくなっちゃうんです。あと夜戦でも攻撃してくれなくなります」

天龍「なまっちょろぇなぁ! 手に持ってる刀は飾りかぁ? 砲や魚雷が撃てなかろうがそれで斬りかかれんだろ!」

あかり「体もボロボロなんでできないんですよぉ」

天龍「どこがだよ傷一つ付いてねぇじゃねぇか」

あかり「そこはまあゲームなんで」

天龍「ったく、中途半端な脱げっぷりだなぁ。もっと全部放り出すくらいにすりゃいいのによ」

あかり「そしたらあかりができなくなっちゃいますから」

天龍「あっ、勝ったのか?」

あかり「勝ちましたよぉ。これで次の海域に進むか撤退するか決められます」

天龍「進軍だ進軍。大破したくれぇで戻ってられっか!」カチカチッ

あかり「ああっ、ちょっと勝手に!」

天龍「ああん? 旗艦が大破したから進軍できませんだぁ? 自沈でも何でもさせて旗艦機能譲渡すりゃいいだろうが!」

あかり「そこまで殺伐とはしてないんです!」

天龍「はぁ、だめだなこりゃ。オレには合わねぇ」

あかり「気に入りませんか?」

天龍「あぁ、やっぱりゲーム見てるより自分で体動かしてた方が性に合ってるわ。夜戦場で一暴れしてくる」

あかり「行ってらっしゃいですよぉ」

天龍「提督もそっちの地味さに飽きたらこっちに来いよ。ど派手なもん見せてやるからさ、戦闘も脱ぎっぷりもな」

あかり「脱ぎっぷりはいりませんから!」

夕立「私は強いっぽい?」

あかり「夕立ちゃんは駆逐艦の中でも火力が1番高いらしいよぉ」

夕立「やったぁ~!」

春雨「私はまだいないんですか?」

あかり「春雨ちゃんは結構レアだから手に入れるのに時間がかかるんだよぉ」

五月雨「私は最初に選べるんでしたっけ」

あかり「うん。あかりは叢雲ちゃんを選んだけど、後からみんな手に入るんだよぉ」

夕立「どういう基準でその辺を設定してるの?」

あかり「それはよくわからないよぉ。あかりが設定してるわけじゃないから」

春雨「でも実際改二になった姉さんの火力は私達とは一線を画していましたから」

五月雨「夜戦場で試しましたけど全然違ったんです」

夕立「2人も改二になったらそれくらいになるっぽい! 時雨ちゃんも同じなんでしょ?」

あかり「時雨ちゃんは火力はそこまでじゃないけど、運が高いから夜戦で強い攻撃ができるんだよぉ」

春雨「時雨姉さんは雪風さん共に幸運艦と謳われた艦ですからね」

五月雨「ゲームの中でも水をあけられてしまっている……」

あかり「さっき夕立ちゃんが言ったみたいに、改二になれば変わるよぉ」

五月雨「そうだったらいいですけど、いつなれるんでしょうね」

春雨「いつかなれるはずだから気長に待とうよ」

あかり「2人ともがんばって練度上げて、ちゃんと活躍させてみせるからね!」

春雨「あかりちゃんが気にしなくていいって言ったことなのに。だけど、ありがとうございます」

五月雨「ゲームの中でくらい一緒に戦いたいですから!」

夕立「最強の私が付いてるからみんな安心していいっぽい!」

あかり「まだ夕立ちゃんは改二にできてないから、それまで育てないと」

夕立「あめ食べさせるっぽい!」

あかり「それがあれば楽なんだけどないんだよぉ。地道に出撃や遠征で上げていくよぉ」

春雨「普通はそうやって上げていくものですよ」

五月雨「あめで練度が上がる方がおかしいんですからね」

あかり「はぁ、育てたい人がいっぱいいて大変だよぉ」

扶桑「これが、ゲーム」

山城「パソコンの画面に姉様の絵が!」

あかり「第一艦隊の旗艦にしてる人がここに出るんです」

扶桑「つ、つまり今の連合艦隊の旗艦ということ!?」

山城「やりましたね姉様!」

あかり「連合艦隊は特殊な海域にしか出られないので、普段は違いますよぉ」

扶桑「ゲームでも連合艦隊旗艦にはなれないのね……」

山城「ね、姉様!」

あかり「あわわ、こうしたら連合艦隊になりますので! ほら、扶桑さんが旗艦ですよぉ!」

扶桑「あぁ、私が連合艦隊旗艦……!」

山城「よかったですね姉様!」

あかり「それじゃあ出撃ますので」

扶桑「えっ、解除してしまうんですか?」

あかり「特殊な海域にしか出られなくて、今そこには行けないんですよぉ」

扶桑「そう、ですか、それなら、仕方ないですね……」

あかり「ごめんなさい扶桑さん。ええっと、編成を変えたから」

扶桑「……」ジー

あかり「……」

山城「……」ジー

あかり「うぅ、第三艦隊で出撃すればこのままでも行けるし、このままにしておこうかなぁ」

扶桑「あはぁっ……!」

山城「姉様の連合艦隊旗艦の座は守られましたよ!」

あかり(扶桑さんの負けず嫌いなところ、久しぶりに見た気がするよぉ)

あかり「古鷹さんはこんな絵ですよぉ」

古鷹「これが私ですか? 可愛らしく描いてもらってますね」

あかり「ちゃんと目の色も違いますよぉ」

古鷹「もうちょっと分かりやすく違えばよかったんですけど。あれ、顔の左側の方、これは?」

あかり「これは影らしいですよぉ」

古鷹「影ですか、火傷痕にも見えたので少しびっくりしてしまいました」

あかり「火傷したまんま絵のモデルになったりしませんよぉ」

古鷹「ふふ、そうですね。ただ、私達が戦いで傷ついていることを表現するためにわざとこうしたのかなとも思えたので」

古鷹「事実、私のこちらの目は探照灯の具現で、傷ついてしまっていましたから」

古鷹「目の色が違うだけでなく、本当に火傷痕として表れていてもおかしくはないものですので」

あかり「火傷痕にならなくて、よかったですね」

古鷹「それは妖精達に感謝しないといけませんね。ところどころにそれらしい意匠を散りばめながら、女の子として造りあげてもらった」

古鷹「火傷痕のような目を逸らしたくなるくらい衝撃の強いものが表れていれば、それは見ただけで印象に残るでしょうけど多くの人に見てもらうことはできなかったはずです」

古鷹「よりたくさんの人に見てもらう、知ってもらうためにこれくらいの差異として出して、何でこうなってるのかと自分で調べてもらう方がいいのかもしれません」

あかり「あかりもまだまだ知らなきゃいけませんね。古鷹さんのこと」

古鷹「提督には自分で調べるのではなく私が直接教えて差し上げます。こんなに近くにいるんですから」ダキッ

あかり「はい、あかり古鷹さんのこともっと知りたいですよぉ」

古鷹「教えてあげますよ、なんでも。いいところも悪いところも、心も体も。私の全てを提督に知ってもらいたいですから」

金剛「ヘーイ! アカリ! そろそろ私を手に入れてくれましたカー?」

あかり「金剛型では金剛さんだけまだですよぉ」

金剛「ワイ!? なぜ!?」

あかり「いや、それはあかりに聞かれても」

霧島「手に入れ方は私達と同じなんですよね?」

あかり「はい、そのはずなんですけど中々出なくて」

金剛「アカリのラブが足りないからデース!」

あかり「ええっ、第四艦隊の開放に金剛型のみんなを集めないといけないんで、あかりもずっと狙ってるつもりなんですけど」

金剛「それでもまだ足りないんデース! これは私が直接バーニングラブを注入するしかありまセーン!」

霧島「むしろあまり気持ちが入りすぎると出にくくなるという噂が」

あかり「あっ、調べてたらよく出てきますよぉ。物欲センサーっていうやつですね」

金剛「なんですかそれ?」

霧島「欲しい欲しいと思って手に入れようと躍起になるときに限って、目当てのものが手に入らなくなる現象です。物欲を感知して出さないようにしてるんじゃないかという」

あかり「本当についてるわけじゃないんですけど、みんなネタとしてそう言ってるんですよぉ」

霧島「欲しいと思ったものが手に入らないのは、いらないものが手に入らないより印象強くて当たり前ですからね」

金剛「なるほど、じゃああかりが私をいらないって思いながらやれば、出てくるわけデスネ!」

あかり「いや実際には付いてないって言いましたよね?」

金剛「ものは試しデース! やってみてくだサイ!」

あかり「あんまり気乗りしないですけど。ええっと、金剛さんなんかいらない、ずっと出なくていいよぉ。このまま第三艦隊まででやってくから必要ないよぉ」

金剛「アカリー! そんなこと言わないでくだサーイ! 私何でもしますカラー!」ガバッ

あかり「うわぁっ!? 現実の金剛さんに言ったわけじゃありませんから~!」

霧島「はぁ、この分だと手に入れたら手に入れたで、ゲームの自分にばかり構わないでとへそを曲げてしまいそうですね」

霧島「多難ですけどがんばってください司令」

金剛「やっぱりラブデース! ラブを極限まで高めればきっと出マース! というわけでラブラブしますヨー!」

あかり「き、霧島さん、見てないで助けてください~!」

千歳「今はゲームを進めないんですか?」

あかり「みんな入渠中なので進められないんですよぉ」

千代田「艦隊6隻に対してドックが4つってどういうことなのかしらね?」

あかり「せめて同じ6つあれば楽なんですけど」

千歳「全てを入渠させてしまうと咄嗟のときに対応できなくなるからじゃないでしょうか?」

千代田「でも他に無傷な艦娘が100人近くいるし」

あかり「ゲームの難易度的にこうする必要があったんですよぉ、たぶん」

千代田「でも入渠が完全に終わるまで執務室でも中破のままなのね」

千歳「千代田をこんな姿で執務室に立たせるなんて、いやらしい提督ですね」

あかり「こ、これもゲームの仕様ですよぉ!」

千代田「本当は現実でもこうしたいって思ってるんじゃないの?」

あかり「そ、そんなわけないじゃないですか!」

千代田「そう、でも千代田はしたいからするね」ヌギッ

あかり「千代田さん!? な、何してるんですか!」

千代田「ふふん、ゲームじゃ見えないところまで全部見えちゃうよ。角度も距離も自由自在……」プヨン

あかり「や、やめてください! 千歳さんも何か言……」

千歳「こっちをお望みですか提督?」パラッ

あかり「こっちもぉ!?」

千代田「ゲームで入渠が終わるまで現実でもこうしてようかなぁ」

あかり「じゃ、じゃあバケツ使って今すぐ終わらせます!」

千歳「資源の無駄遣いはいけません。浪費癖のある手はこうです」ムニッ

あかり「ひゃあっ!?」

千代田「お姉と千代田、どっちも並べるなんてゲームじゃできないでしょ?」

千歳「ゲームが進められない間は、ゲームでできないことを私達がたくさん教えてあげますね……」

あかり「ひ、ひえええ~!」

瑞鶴「これがゲームの瑞鶴か」

あかり「まだ改じゃないので昔の瑞鶴さんですよぉ」

瑞鶴「そうね、改造前の瑞鶴。今の瑞鶴と似てるけどちょっと違う」

あかり「翔鶴さんはまだいませんけど、すぐに手に入れて一緒の艦隊に配属しますからね」

瑞鶴「うん、ありがとう妹ちゃん!」ダキッ

あかり「わっ」カチッ

PC『全機爆装、準備出来次第発艦! 目標、母港執務室の提督、やっちゃって!』

瑞鶴「えっ、今の瑞鶴が言ったの?」

あかり「クリックすると台詞を言うんですよぉ」

瑞鶴「提督のこと爆撃するとか言ってなかった?」

あかり「言ってますね」

瑞鶴「ちょっと、いくら瑞鶴でも提督に対してそんなことしないわよ!」

あかり「したらたぶん死んじゃいますしね」

瑞鶴「何やってるのよゲームの製作者は! 瑞鶴のキャラが誤解されるじゃないの!」

あかり「ゲームなんでみんな多少キャラが濃くされちゃってるんですよぉ」

瑞鶴「印象付けるため? でもこれじゃ悪印象が付いちゃうじゃない」

あかり「爆撃ばかりしてるわけじゃないですから。放置してると……」

PC『てーとくー! なんか……瑞鶴ちょっと退屈なんだけど~! ふてくされるぞー?』

あかり「ほら、こんなふうにちゃんと提督のこと気に入ってるような台詞も言ってくれるんですよぉ」

瑞鶴「なんだっけ、ツンデレっていうやつなの?」

あかり「それに近いんじゃないでしょうか?」

瑞鶴「まあゲームだもんね、多少はキャラつけないとだめなのか。現実とちょっと違っても」

あかり「現実だとどうなんですか?」

瑞鶴「現実だとぉ? そんなの聞かなきゃわからないなんて、お姉ちゃん悲しいよ。妹ちゃんにデレデレに決まってるでしょ~!」コチョコチョ

あかり「あははは、く、くすぐった、くすぐったいですからぁ、瑞鶴さん!」

瑞鶴「お姉ちゃんでしょ?」

あかり「あははは、お、お姉ちゃん、やめてっ!」

瑞鶴「くすっ、やっぱり可愛い、妹ちゃん……」チュッ

あかり「んぅっ……ん……」

瑞鶴(まあ、さすがにこの態度をゲームにされるのはいやだし、これくらいツンケンしててむしろよかったのかもね)

足柄「私は強いの?」

あかり「みんなそこ気にしますね」

足柄「だって気になるでしょ普通」

あかり「戦闘するゲームですしね」

足柄「で、どうなの?」

あかり「強い方だと思いますよぉ。改二になれますしバランスよく強くなるみたいです」

足柄「ふふん、当然よ。飢えた狼共謳われたこの私が弱いわけないもの!」

あかり「ただ装備次第でどうにかなるところもあるので、誰を使うのかは好みの問題になるかもしれないですよぉ」

足柄「ふぅん、好みで、ね?」

あかり「好きな艦を使って遊ぶやり方が主流みたいですよぉ」

足柄「私は人気なのかしら?」

あかり「人気度は出ないんでわからないですよぉ」

足柄「なら、提督は使ってる?」

あかり「はい、重巡で初めて出てくれたので、ずっと使ってます」

足柄「そ、そう、重巡は私が初めてだったのね」

あかり「駆逐艦の子と軽巡の人しかいなかった時期だったので、すごく助かりました。エースですよぉ」

足柄「え、エース、私が……」

あかり「はい!」

足柄「……ゲームの中の鎮守府ではどんなことが起きてたのかしらね?」

あかり「それを想像する楽しみ方もあると思いますよぉ」

足柄(想像する、か。もしも、私が弱くて追い詰められてるこの子の艦隊に現われたエースだったら、この子との関係はどんなふうになってたのかしら)

名取「私は戦力としては微妙じゃありません?」

あかり「いつ改二になってもいいようにみんな鍛えておかないといけませんよぉ」

名取「改二にならないと使えないってことですね……」

あかり「あっ、でもイラストが微妙に変わったり、季節限定でイラストが付いたりして、割と優遇されてますよ!」

名取「微妙に?」

あかり「改になったとき、あかりも分からなかった胸がちょっと大きくなったのを絵でも修正したみたいです」

名取「うぅ、なんだか恥ずかしいですよそれは……」

あかり「それだけ熱心な人に描いてもらえてるってことですよぉ。ほら、季節のイラストはこっちです」

名取「わぁ、浴衣姿ですね。私、こんなに綺麗じゃないのに美化しすぎです」

あかり「そんなことないです! むしろ現実の方がもっと綺麗ですから!」

名取「え、あっ、あ、ありがとうございます」

あかり「ゲームの中でも季節のイベント事を楽しんでるみたいですよぉ」

名取「じゃあ、ゲームの中は割とうちの雰囲気に近いかもしれませんね」

あかり「そうかもしれませんよぉ」

名取「ふふっ、それならきっとゲームの私も幸せですね」

あかり「名取さんが今幸せだからですか?」

名取「そういうことです。この雰囲気の中にいられるなら、無力感に押しつぶされてしまうことはないはずですから」

あかり「押しつぶされる前に気づいて言いますよぉ、役立たずなんかじゃないって」

名取「ええ、そうしてあげてください。私と同じように、この雰囲気の中で幸せに」

愛宕「あらあら~、私が中破しちゃったのぉ?」

あかり「すいません愛宕さん、ちょっと集中的に狙われちゃって」

愛宕「うふふ、大人気ね」

あかり「でもこの中破の絵なんですけど……」

愛宕「あらぁ、これは、下に何も着ていないのかしらぁ?」

あかり「そう見えますよね」

愛宕「衝撃で吹き飛んだとかそんな感じじゃなさそうねぇ」

あかり「や、焼けちゃったんじゃないでしょうか?」

愛宕「服がこんなに残ってるのに下に着てるのが全部焼けちゃうなんてあるかしら?」

あかり「た、たまたま、こうなっちゃったシーンを描いたんですよ、きっと」

愛宕「本当にそう思う?」

あかり「えっ?」

愛宕「もしかしたら、愛宕は下に何も着てないのかもしれないわよぉ~?」

あかり「そっ」

愛宕「見せてあげよっか?」

あかり「い、いいですよぉ! というかスカートの透けてるところからパンツ見えてますから!」

愛宕「あらあら~それじゃあゲームの私はここから全部丸見えになって」

あかり「ゲームの中でもはいてるんです! じゃないと年齢制限上がっちゃいます!」

愛宕「くすくすっ。だけど、他に気になるとしたら、ちょっと寸胴すぎないかしら?」

あかり「腕で隠れてるせいでくびれが見えないだけじゃないですか?」

愛宕「それなら見えるように描いてもらいたかったわぁ、本当はちゃんとこんなにくびれてるんだもの」グイッ

あかり「わ、わぁっ……」

愛宕「くすっ、やっぱり見たい?」

あかり「み、見ません!」

愛宕「やっぱり、提督をからかうと可愛いくて、面白い」

球磨「ん、大井と北上クマ」

あかり「大井さんと北上さんは改二になるとすごく強くなるんです」

球磨「重雷装巡洋艦だからクマ。雷撃がすごいことになるクマ!」

あかり「あと、木曾さんも改二になるとそうなりますよぉ」

球磨「クマ? 木曾は雷巡になってなかった気がするクマ」

あかり「でも現実でもそうなるみたいですよぉ」

球磨「たま~に、昔とは違う改造がされるときがあるクマね」

あかり「今の技術でできるようになったということですよぉ」

球磨「いや今の技術使ったらもっと恐ろしいもんが出来上がるはずクマ」

あかり「そこは昔をリスペクトしたんですよぉ」

球磨「球磨はもっと最新鋭兵器ごてごてに作ってくれてよかったクマ。改二なったら護衛艦とかいうのの装備が欲しいクマ!」

あかり「それは無理だと思いますよぉ」

球磨「じゃあ球磨も雷巡になるクマ! 魚雷いっぱい乗っけて撃ちまくるクマー!」

あかり「球磨さんの改二かぁ、実際どんなふうになるんでしょう?」

球磨「意外に優秀な球磨ちゃんからご存知優秀な球磨ちゃんになるクマ!」

あかり「それは今でも知ってれば誰でもご存知になると思いますよぉ」

ビスマルク「私はまだできないの?」

あかり「ビスマルクさんは手に入れ方がかなり特殊なんですよぉ」

ビスマルク「どう特殊なの?」

あかり「潜水艦で行う遠征を何回もやってレーベちゃんを手に入れてから、レーベちゃんを旗艦にして大型建造するんです」

ビスマルク「すると出るの?」

あかり「出る可能性が出てきます。絶対出るわけじゃないみたいです」

ビスマルク「何でそんなにややこしいのよ!?」

あかり「海外艦だからじゃないでしょうか? 一応マックスちゃんでもいいみたいですけど、マックスちゃんを建造するのにもレーベちゃんがいるんです」

ビスマルク「ぬぅ~! 海外艦だからってそんなに難しくしなくていいのに!」

あかり「現実より深海棲艦の侵攻が厳しくて、中々海外との交流ができないのかもしれません」

ビスマルク「それだけのことをして見合う価値はあるんでしょうね?」

あかり「ありますよぉ、すごく強いんです。ただdreiにするまで設計図が2ついりますけど」

ビスマルク「特殊改造資材ないの?」

あかり「ないです。あめもないです」

ビスマルク「手に入れるだけじゃなくて使えるようになるまでにもかなり時間かかるじゃない!」

あかり「それと潜水艦の遠征も24時間かかったりしますし、潜水艦のみんなのレベルを上げてないと失敗するとか」

ビスマルク「うぅぅ~! 特別扱いしすぎよ!」

あかり「大丈夫ですよぉ、必ず手に入れて見せますから」

ビスマルク「本当に? dreiまでにしてくれる?」

あかり「しますよぉ、ちゃんと強くして大事な戦力になってもらいます!」

ビスマルク「そ、そう、それならいいわ!」

あかり「先ずは遠征に行けるようになるまでがんばりますよぉ」

ビスマルク「ま、まあ、手に入るまでの間はこの私が代わりになってあげてもいいわよ? た、たまに突いたりするんでしょう?」

あかり「えっと、じゃあゲームで手に入れたら終わりになるんですか?」

ビスマルク「……やっぱり手に入れなくていい」ダキッ

あかり「ゲームと現実は違いますから、どっちも大切にしますよぉ」

若葉「若葉だ」

あかり「若葉ちゃんだよぉ」

若葉「このポーズはなんだ?」

あかり「襟を整えてるのかなぁ?」

若葉「いや、襟からかなり離れているが」

島風「でもなんかカッコいいポーズだよ! 顔も凛々しいし!」

連装砲ちゃん「きゅ~!」

若葉「そ、そうか? カッコいいか、うん」

あかり「島風ちゃんはこんな感じだよぉ」

島風「おうっ! これが私? 連装砲ちゃんもちゃんと映ってる!」

連装砲ちゃん「きゅ~! きゅ~!」

島風「あぁ、うん、1人見切れてるけど」

あかり「図鑑で見るとこの子もちゃんと映ってるよぉ、ほら!」

島風「よかったね連装砲ちゃん!」

連装砲ちゃん「きゅう!」

若葉「図鑑で見ると簡潔に自分のことを話すんだな」

あかり「お勉強になるよぉ」

島風「この妖精の頭にいる虫跳ねてるよ?」

連装砲ちゃん「きゅ~?」

若葉「なんだこの虫?」

あかり「この虫がなんなのかはわからないけど、これをクリックするとね」カチッ

若葉「クリックに合わせて跳ぶのか。こういう小さい遊びが隠されているわけだな」

島風「遊び心があっていいね。おうっ!? 跳んでった!?」

連装砲ちゃん「きゅ~!?」

若葉「また本から生えてきたぞ」

島風「不思議な虫だねぇ」

あかり「何回で跳んでくは決まってないみたいだよぉ」

島風「それじゃあ、3人で誰が1番長く跳ばさずにクリックできるか勝負しよ!」

連装砲ちゃん「きゅうきゅう~!」

あかり「6人で、だね」

島風「連装砲ちゃんもクリックならできるもんね、ごめんごめん」

若葉「じゃあ提督はさっきの2回を記録として若葉から」

あかり「ええっ!? もう1回やり直させてよぉ!」

島風「だめ~! 勝負の世界は厳しいんだよお姉ちゃん!」

連装砲ちゃん「きゅ~きゅ!」

あかり「これじゃああかり負け確定だよぉ」

若葉「あっ、1回で跳んでった」

島風「これは、何回で跳ばせるか勝負の方がいいかも」

連装砲ちゃん「きゅ~」コクリ

浜風「目が隠れているのはやはりおかしくないでしょうか?」

あかり「そんなことないよぉ。上げてる方が可愛いかもしれないけど、これでも可愛いよぉ」

浦風「そがぁなこ言っとったら広島弁のうちはどうなるん?」

谷風「谷風さんもこの見た目でこの喋り方は違和感あるかもしれねぇぜぃ」

陽炎「みんな個性的だから目を隠してることくらい気にしなくていいのよ」

舞風「そうだよ。ちゃんと少し見えてるんだし」

あかり「ちょこっとだけ覗いてる目がどうなってるのか気になるって、人気になるかもしれないね」

陽炎「いや、人気になるのはそこよりもやっぱり」

谷風「この乳だろうねぃ。駆逐艦でこれは規格外だよ、どっちも」ムニッ

浦風「こら谷風! どこ触っとるんじゃ!」

浜風「たくさんの人に見られて何を考えられているのかと思うと……」

あかり「気にしちゃだめだよぉ! これは駆逐艦『浜風』のイラストでも、今ここにいる浜風ちゃんとは違うんだから!」

浜風「提督……」

あかり「って、感じに大和さんも納得してたよぉ」

舞風「まあ、気にしますよねそこは」

浦風「これがきっかけで街でいなげなふうに見られたりせんじゃろうか?」

陽炎「これはもうしょうがないわ。私達の名前がそれだけ売れてるということ、有名税ってやつよ」

谷風「そんだけ功績を称えられてんだって思って、開き直るしかねぇよぉ」

あかり「大丈夫だよぉ! もし誰かがこのみんなをこのゲームと同じだと思ってるなら、それは違うってちゃんと言うから」

あかり「ここにいるのはゲームのモデルになったのとは違う、別の暮らしをして別の性格をしたみんななんだって」

陽炎「そういうこと。先ずは私達が強くそれを認識しなくちゃいけないわ。どれだけ容姿が同じで、昔の記憶を共有していても、私達と他の私達は別人よ」

浜風「提督、陽炎お姉ちゃん……そうですよね、先ずは私が気持ちをしっかり持たなくては!」

舞風「うんうん、私もこのゲームの私が知らないようなこと、たくさん知っちゃってるもん!」

浦風「う、うちもたぶんゲームの中じゃ出さんようなとこまで曝け出してしもぉとるし」

浜風「もうすっかり、提督の……」

あかり「み、みんなが自分を持つためのお手伝いをできたなら、あかりはそれでうれしい、よ?」

谷風「谷風さんもそろそろ覚悟しておくべきかねぇ?」

陽炎「ううん、お姉ちゃんの威厳に対する最大の敵はもしかすると司令かも?」

筑摩「なんだか指が絶妙な位置にあるせいでお面を付けてるようにも見えますね」

あかり「見えなくもないですけど、すごく上手な絵じゃありません?」

明石「私はすごいやんちゃな感じが出てますね。足を投げ出して」

あかり「見た感じは確かに。でも台詞が落ち着いてるのでそんな印象はないですよぉ」

筑摩「やはり絵は描き方一つで受ける印象が変わるものですね」

明石「それでもよく描けていますよ。こんな複雑な艤装まで、すごい描き込みです」

あかり「それだけ気合が入ってるんですよぉ」

筑摩「そう思うとむずがゆくなります」

明石「私は酒保の担当もしているとか?」

あかり「はい。アイテム屋さんを開くと明石さんが出てきますよぉ」

PC『どうぞ、よろしくお願いいたします!』

明石「ということは私、と任務で出てくる大淀は最初から鎮守府にいるということなんでしょうか?」

あかり「艦隊には編成できませんけどそういうことなんでしょうか?」

筑摩「でも改修工廠というのは明石さんを編成できるようにならないと使えない?」

あかり「はい、そうですよぉ」

明石「加えて泊地修理というシステムまで担当していたり、大忙しですね私。その分戦闘ではあまり役に立たないようですが」

筑摩「そこは工作艦ですので、戦闘は私達にお任せください」

あかり「筑摩さんは改二で航空巡洋艦になるので、弾着観測射撃がとても強いんですよぉ!」

筑摩「戦力として貢献できるなら何よりです」

明石「衣装もお綺麗ですね。どこかチャイナドレスみたいでセクシーです」

筑摩「現実でも改二になるとこれなんですよね。大室提督のところの姉さんはそうでしたし」

あかり「戦力だけじゃなくて魅力でも貢献できてますね!」

筑摩「……っ」

あかり「どうかしました?」

筑摩「い、いえ、なんでも」

明石「無邪気というのも罪造りなときがありますねぇ」

大鳳「装甲空母は以前までは私1人だったんですよね」

あかり「味方側には大鳳ちゃん1人だけだったみたいだね。今は瑞鶴さんと翔鶴さんがなれるけど」

大鯨「ですが最初から装甲空母なのは大鳳さんだけですよ」

瑞鳳「瑞鶴達がなれたなら瑞鳳だってなれるわ!」

あかり「正規空母と同じ扱いだからどうかなぁ」

大鯨「潜水母艦は正真正銘私1人だけですか」

あかり「1回改造すると龍鳳ちゃんになるけど」

瑞鳳「昔改造されなかった改造をするときには設計図がいる、っていうのが基本らしいけど」

大鯨「私、改造されてたのに何で設計図が必要なんでしょうか?」

あかり「艦種がまるっと変わっちゃうから例外として、なのかなぁ?」

大鳳「潜水母艦の方はゲーム上どういう特性があるんでしょうか?」

あかり「う~んとね、潜水艦の子だけで行かないと行けない海域があるんだけど、そこのルートが簡単になるみたい」

大鯨「……それだけですか?」

あかり「あとは任務とか遠征に必要らしいよぉ」

大鳳「潜水艦に補給はできないんですね」

大鯨「完全に龍鳳までの繋ぎじゃないですか……」

あかり「げ、元気出して大鯨ちゃん。現実では家事なんかでお世話になってるから」

瑞鳳「ん~、ずっと気になってたんだけどさ。艦娘同士の補給ってどうやるの?」

大鯨「どうやるって?」

瑞鳳「艤装に補給用の装置とか付いてないしさ。そもそもそんなに蓄えられそうなところ見当たらないし」

大鳳「大鯨さんが燃料を蓄えられて、補給できるところ……」

あかり「……」

大鯨「な、なんですか?」

瑞鳳「ねぇ、大鯨もしかしてあなた、そこ、出る?」

大鯨「出るわけないでしょう! 何考えてるんですか瑞鳳さん!」

大鳳「いえ、私達が燃料を経口摂取できることを考えると、そういう方法が1番現実的かと思って」

大鯨「現実的じゃありません! 出ません、出ませんから!」

あかり「そ、そうだよね、出るわけないよねうん」

大鯨「……で、でも試したことはないので、もしかしたらもしかするかもしれませんので、て、提督!」

あかり「あかり潜水艦じゃないよぉ!」

間宮「私達は編成はできないのね」

伊良湖「消費アイテムとして使われるみたいです」

あかり「間宮さんは艦隊の疲労を治してくれて、伊良湖さんは指揮を上げてくれるんですよぉ」

伊良湖「指揮が上がるとどうなるの?」

あかり「編成画面でキラキラ光って、攻撃が命中しやすくなったり、回避しやすくなったりするみたいです」

伊良湖「なるほど、便利だね」

あかり「ただキラキラしてても当たるときは当たるみたいです」

間宮「あくまで可能性を上げるだけなのね」

あかり「疲れてると疲れた顔のマークが出て逆に当たりやすくなったりするんですけど、間宮さんはそれを治すことができます」

間宮「疲れを癒すわけね」

伊良湖「私のでも癒されると思うんだけど」

あかり「一緒に使うと艦隊全員がキラキラになるみたいですよぉ」

伊良湖「一緒に使わないと全員キラキラにならないんだ」

間宮「私達は明石さんや大淀さんと違って完全に補助要員ってことかぁ」

あかり「その内編成できるようになるかもしれないとは言われてるみたいですが、今はそうなっちゃいますよぉ」

伊良湖「私達編成してもまともに戦えないのに」

間宮「中破すると服が破れた絵が出るから、それが目当てになるのかしら?」

あかり「れ、練度上げたらいい装備が手に入るかもしれないじゃないですか!」

伊良湖「でも私達そんなにいい装備載せてないからね。やっぱり絵が目的になっちゃいそうだよ」

間宮「まだそれは出ないから、それまでは私達の中破姿はあかりだけの特権ということね」ヌギッ

伊良湖「そういうことだよ、今のうちにたくさん特別な気分を味わってね」パサッ

あかり「じ、自分で脱ぐのと中破するのは違いますから!」

間宮「それじゃあ、あとはあかりに大破させてもらいましょうか」

伊良湖「はい、大事なところは、あかりの手で取ってもらいましょう」

あかり「しませんから~!」

山雲「山雲は~レアなの~?」

あかり「あかりもまだ手に入れられてないよぉ」

朝潮「同じ型の艦でもゲームに出た時期に差があるみたいですね」

Bep「私達は全員最初からいたようだね」

あかり「まだ出てない子もいるよぉ」

山雲「朝雲姉と一緒に~後から来た~ね~?」

Bep「割と早い段階で改二がいたみたいだから、感謝するべきなのかな?」

朝潮「私は最初からいたようですね。光栄の極みです」

あかり「耳としっぽは生えてないけどね」

朝潮「これはっ、私だけの特別仕様です!」

山雲「うふふ~ゲームとは違うね~山雲も~違うとこあるよ~」

朝潮「山雲も? どこですか?」

山雲「司令さんに~ブラ買ってもらってる~」

朝潮「ええっ!?」

Bep「あぁ、そういえばそれがあったね」

朝潮「ヴェルさんも!?」

Bep「いや、ちょうど私の前までに着任していた駆逐艦だけで、司令官と下着を買い行ったらしいんだ」

あかり「は、浜風ちゃんが買いに行くの恥ずかしいって言うから、みんなで行けば恥ずかしくないかと思って」

山雲「その発想はよくわからないけど~司令さんに選んでもらって~山雲的には宝物~」

Bep「ちょうど駆逐艦だけで一緒に寝たときに話題になったから、少し疎外感を覚えたんだ。ねぇ、司令官」

朝潮「わ、私もちょうど新調しようと思っていたところなんです!」

あかり「はぁ、わかったよぉ。仲間はずれはだめだもんね」

山雲「あ~いいなぁ~山雲ももう1個欲しい~」

朝潮「1つじゃ足りないでしょうし、新しいの買うのもいいかもしれないね」

あかり「山雲ちゃんは前に測ったからもういいよね」

山雲「んふふ~どうでしょう~改造して大きくなったかも~」

あかり「うっ、名取さんがそうだったしあながち否定できないよぉ」

山雲「もっかい測りっこ~ついでに突きあいっこもしよ~」

あかり「それはまた別の機会に!」

Bep「ある意味で信頼していないとできないことだよね、これも」

あかり「加賀さんは間宮さんだけでもキラキラになるんです」

加賀「それは私が甘いもの好きだということがバレていると?」

鳳翔「モデルになった加賀さんもそうだったんでしょうね」

加賀「あまり公に喋らないで欲しかった」

あかり「公開された方が加賀さんも見せやすいかもしれませんよぉ」

加賀「元々見せるつもりありませんし」

鳳翔「まあそう意地を張らずに。こそこそ食べるよりは堂々と食べた方がおいしいはずですよ」

加賀「まあ、そうですが」

あかり「あと歌も」

加賀「歌まで?」

あかり「ジュークボックスっていう家具を使うと聞けるんですよぉ」

加賀「……」

鳳翔「元々どちらも恥ずかしがるような趣味ではありませんよ」

あかり「そうですよぉ。歌上手いですし甘いものが好きなのは加賀さんだけじゃないですから」

加賀「威厳が……」

鳳翔「そんなものに拘っていてはいつまでも変われませんよ」

あかり「もっと本当の自分を見せていいんですよぉ。何もおかしいことも恥ずかしいこともないんです」

加賀「……考えておきます」

あかり「はい、考えておいてください!」

鳳翔「私の方は何か暴露されてしまっていることはないんでしょうか?」

あかり「特には。あっ、千歳さんの台詞で食べ物屋さんをやってるっていうのがありますよぉ」

鳳翔「食べ物屋」

加賀「小料理店とかでしょうか? 鳳翔さんにはよく似合いそうです」

あかり「あかりのバーと一緒にやりましょうか?」

鳳翔「私も考えておきますよ」

加賀「鳳翔さんがいたら酔った振りして口付けしたりできなく……」

鳳翔「何か?」

加賀「いえ……」

伊58「改めて見るとゴーヤ達ちょっと浮いてるかも?」

伊168「うん、執務室で水着だもんね」

あかり「それ今更気づくの?」

伊168「こうして客観視することで気づけたのよ」

伊58「自分の姿を客観的に見るのって結構難しいんでち」

あかり「気づけたならよかったけど、どうするの?」

伊58「どうする?」

伊168「客観的に見るとおかしくても、主観的にはこれが性に合ってるし」

あかり「あかりは今更無理に変えろとは言わないよぉ。イムヤちゃん達が過ごしやすいようにしてくれればいいよ」

伊58「ゴーヤ達が過ごしやすいなら水着だよね」

伊168「だね、今更変えるのもなんかね。このままでいるよ」

あかり「あかりもいきなり変わると違和感過ごそうだしそれでいいと思うよぉ」

伊58「だけど提督の世界にいったらそうも言ってられないのかな?」

伊168「家の中で着るくらいならいいんじゃない?」

あかり「家の中では裸っていう人もいるくらいだから、でも外に出るときはちゃんと着替えないとだめだよ?」

伊58「当たり前でち。今でもちゃんと着替えてるでち」

あかり「それならいいけど」

伊168「外行き用のいつもより丈が長いセーラー服に」

あかり「ちなみにスカートはいてる?」

伊58「ズボンはいてるからはずかしくないでち!」

あかり「そ、そうなんだ。ふぅん」

伊168(さすがに提督の世界に行ったらスカートくらいははこう)

酒匂「ぴゃ~長門だ」

長門「むっ、私か」

あかり「大型建造してみたらできましたよぉ」

長門「艦の姿でならいざ知らず、艦娘としてまでこうしてゲームになるとはいやはや、胸が熱いな」

酒匂「酒匂は?」

あかり「酒匂さんはかなり先のステージでしかドロップしないみたいですよぉ」

長門「建造はできないのか?」

あかり「他の阿賀野型の人はできるんですけど、酒匂産はできないらしいです」

酒匂「また酒匂だけ除け者にされてる……」

長門「そうしょげるな酒匂。先のステージで待っているなんて、まるでお姫様のようじゃないか」

酒匂「お姫様?」

あかり「悪い人に捕まったお姫様を助けに行くんですよぉ」

長門「王子や騎士というわりには女しかいないがな」

酒匂「ぴゃあ~! 早く酒匂を助けに来てね司令、長門!」

あかり「すぐに行きますよぉ!」

長門「少しの辛抱だからな酒匂」

あかり「早く先に進まないとって、長門さんそっちの駆逐艦じゃなくて戦艦を狙ってください!」

長門「むっ、しかし駆逐艦も放っておくと厄介になるんだが」

あかり「今は長門さんしかまともに戦艦戦える人がいないんですよぉ。あっ、二回目も駆逐艦に!」

長門「むぅ、この私は手堅いな」

酒匂「酒匂助けられるまでにお姫様って呼ばれる年齢超えちゃいそう」

あかり「雲龍さん達はほとんどイベントでしか手に入らないんです」

雲龍「珍しいんだ私達」

葛城「量産型なのに。いや全然量産できなかったんだけど」

あかり「何とか雲龍さんだけ手に入れましたけど、葛城さんはまだですよぉ」

雲龍「珍しいだけあって強いの?」

あかり「あ~、燃費がいいですよぉ」

葛城「ということは弱いのね」

雲龍「まともに戦ったこともないものね」

あかり「だけど改造すると強い艦載機を持ってきてくれるんですよぉ」

雲龍「艦載機、載せたことないのに」

葛城「そこはゲーム的にね」

PC『ふーん……もっと優秀な艦載機を載せてくれるの? なら、色々してあげようかな』

葛城「なに、今の台詞は?」

あかり「クリックしたときに喋ってくれるんです」

葛城「なんだかやらしいわね、ねぇ雲龍姉?」

雲龍「でも優秀な艦載機乗せてくれるなら色々してあげようって気にはなるよ」

葛城「えっ?」

あかり「もう終わりましたから艦載機はあげられないですよぉ」

雲龍「そうだね、もっと早く来られればよかったんだけど」

あかり「こればっかりは仕方ありません。その代わりゲームではいっぱい活躍してもらいますよぉ」

雲龍「そっか、じゃあ色々してあげないとね。ゲームの中の私にはできないから」

葛城「ちょっと雲龍姉! ゲームと現実をごっちゃにしないでよ!」

雲龍「たとえゲームでもうれしいものはうれしいから、感謝の気持ちは表さないと」

葛城「だからって色々するって!」

雲龍「色々するって言ってるだけでいやらしいことするなんて言ってないよ? 葛城、あなたが考えすぎなだけよ」

葛城「は、ぅ、だ、だってニュアンス的にそうとしか聞こえないもん!」

あかり「まあまあ、とにかく葛城さんも手に入れたら活躍させてみますので期待しててください」

葛城「私は、色々しないわよ?」

あかり「色々してほしいからするわけじゃありませんよぉ」

秋月「ゲームとしてはかなりシンプルなんですね」

長10cm砲ちゃん「きゅ~」

あかり「資源の管理に悩むだけで、他はあんまり頭を使わなくてもできるよぉ」

秋月「しっかり資源が管理できれば課金要素もドックと工廠の開放、あとは都度母校の拡張だけでいいみたいです」

あかり「前みたいなことにはならないと思うよぉ」

秋月「ガチャは本当に恐ろしい。出ないと悔しくて何度もやりたくなってしまいます」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう」ウンウン

あかり「秋月ちゃんもやってみる?」

秋月「これをやっている合間に他のゲームをするということもできそうですね」

あかり「結局ゲームばっかりだよぉ」

秋月「すいません、適度に休みますのでご心配はかけませんよ」

長10cm砲ちゃん「きゅう!」

あかり「任せたよ長10cm砲ちゃん」

秋月「長10cm砲ちゃんだって大概ゲーマーなのに!」

あかり「秋月ちゃんがはじめたらこの友軍艦隊っていうのになれるといいね」

秋月「第2期実装予定と書いてありますが、第2期とはいつでしょう?」

あかり「さぁ、いつなんだろうねぇ?」

長10cm砲ちゃん「きゅ~?」

秋月「そもそも友軍艦隊で何ができるんでしょうか?」

あかり「それも全然わからないよぉ」

秋月「謎が謎を呼ぶ友軍艦隊、気になります」

長10cm砲ちゃん「きゅうきゅう~!」


北方棲姫「アカリ、ワタシハ?」

あかり「ほっぽちゃんは敵でしか出てこないよぉ」

戦艦棲姫「深海棲艦鹵獲システムは?」

あかり「今のところないですよぉ」

離島棲鬼「ええ~、完全に敵なの?」

駆逐棲姫「仕方ない。味方にいたのはほっぽと櫻子という子のところにいる空母棲姫だけだから」

離島棲鬼「一応当時から味方側だったんだけど?」

戦艦棲姫「敵じゃないだけで戦ってないから味方とも言えない」

北方棲姫「テキダケ? ゼロオイテッテクレナイノ?」

あかり「ほっぽちゃんはなにか黒いゼロを抱えてるよぉ」

駆逐棲姫「ほっぽはイラストがたくさんある」

離島棲鬼「くっ、幼女だからか! 幼女だからなのか!」

あかり「こうしてお話できる相手を倒すのは辛いですけど」

戦艦棲姫「そうやって作り上げた平和の上にこうして私達は立っているんだよ」

北方棲姫「タオシテアゲルノガ、スクイニナルッテマエニイッタ」

あかり「うん。こういう気持ちになるから、もう二度と起こさないようにって思えるんだよね」

離島棲鬼「大丈夫、もう二度と起きないよ絶対」

駆逐棲姫「あぁ、確かにあかり達の心は私達に届いていたから」

あかり「そう信じてるよぉ」

イ級「……」

あかり「あっ、イ級ちゃん」

駆逐棲姫「あかり、イ級には」

あかり「見せない方がいいよね」

イ級「……?」

あかり「ううん、なんでもないよぉ。そうだ、お歌が聞けるサイト行ってみよっか」

イ級「……!」

あかり(帰ってからも忘れないようにしないとね)

あかり(みんなと一緒に戦った記憶と誇りを、ずっと)

今回はここまでです
次は次スレで本編の続きです

現状62人いるので1人1レスでも間に合わないくらいなので何人かまとめてしまってすいませんでした

>>1000の小ネタはいつも通りifでも他鎮守府のネタでもちょいエロでも○○が着任などの本編に関わるネタでもOKです

>>1000なら青葉着任

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