バラライカ「ロック、バイトを頼みたいんだけど」 [R-18] (129)

BLACK RAGOONのSSです。

キャラ崩壊注意です。

原作のかっこいいセリフ回しはありません。

ロクレヴィ描写が主体です。

R-18です。ご注意ください。

最後まで書ききりますのでよろしくお願いします。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1450173041

バラライカ「引き受けてくれるわよね?」

ロック「………」

今は早朝。太陽だって地平線から顔を出したばかりだ。

そんな時間だというのに、部屋をドンドンと勢いよく叩く音がしたものだから何かと思い出てみたら…。

そこにはよく知った、いや、この街に住んでいる者なら知らない者はいない。

あのホテル・モスクワのバラライカさんが部屋の前に立っていた。

バラライカ「今日からちょっとしたお休みなのでしょう?暇よね?」

ロック「えっと、バラライカさん?確かに僕は今日から3連休です。しかし、なぜそれを?」

その情報を掴むにはいささか早すぎる気もする。

それは昨日のイエローフラッグでの飲み会の時に初めてダッチから言われたことだからだ。

前日夜 イエローフラッグ

ダッチ「ヘイ、ロック。レヴィ。急な話で悪いんだがよ。明日の仕事は無しになった」

ロック「へっ?明日はデカイ仕事だから景気づけに一杯ってここに来たんだろう?」

レヴィ「ヘイヘイ、ボス?一体どういうことだよ?それじゃあ何か?この飲みはただの仲良しメンバーのお祭り騒ぎってことになるのか?」ゴクッ

ベニー「いやいやすまないね、二人とも。でも高い酒を注文する前で良かったじゃないか。勘弁してやってくれよ」

ロック「ベニー?君は何か知っているのかい?」グイッ

ベニー「まぁね?」グイッ

ダッチ「明日の仕事だが、正確には仕事内容が急きょ変更になったおかげで、お前ら二人が必要なくなったってことだ」ゴクッ

レヴィ「あ?あたしらがいらない?おいおい、なんの冗談だ?このクソボケ水夫がいらないってんならまだしも、このあたしがお払い箱だと?」イラッ

ダッチ「そうカッカするなレヴィ。俺たちの請け負う仕事のすべてが血のパーティってわけじゃねぇってことだ。」

ロック「銃で解決しない問題になったってことかい?」

ベニー「そういうこと。まぁ君らより僕が必要とされてるってことは…わかるだろ?」

レヴィ「ああ、そういうことかよ。てめぇの大好きなPCとの夜遊びになっちまったってわけだ。ならせいぜいシコシコとやってりゃいいさ」グイッ

ロック「レヴィ?今日は酔いが早いのか?少し落ち着けよ?」

レヴィ「だ~れが、酔っ払ってるってんだよ!このクソロックが!」

ロック「うわっ!なんだよ、いきなり叫ぶなよ」

ダッチ「だから悪かったってレヴィ。お前には前々からデカイ山になるから、銃の手入れは念入りにしとけよって準備させてたからな…」グイッ

ベニー「それに最近の仕事はちょっとちんけなものが多かったからね…。おっとダッチ、気を悪くしないでくれ?
ちんけな仕事を取ってきたことに対して文句を付けているわけではないよ?」ゴクッ

ダッチ「わかってるさベニーボーイ。俺だって好き好んでヘボ仕事を請け負っていたわけじゃねぇ。
ただ血なまぐさい仕事だけを追い求めてたら、いざって時の刺激がなくなっちまう。それはそれで嫌なもんだろう?」

ベニー「確かにね」

ロック「まぁ危険を避けられるに越したことはないけどね。君子危うきに近寄らず、だ」グイッ

レヴィ「けっ!おいバオ!酒だ!」

バオ「ああ!うっせぇな二丁拳銃!んな叫ばなくたって聞こえてるよ!」ドンッ!

レヴィ「んだとこの野郎!こちとらイライラしてんだ!いちいちつっかかってこねぇで黙って酒もってくりゃいいんだよ!また店に風穴開けんぞ!?」

バオ「上等だ!丁度店も改装してぇと思ってたんだ!また新しく穴でもこしらえてくれりゃあ、てめぇんとこのツケに改装費上乗せしてやんぜ!」

ロック「ああもうレヴィ!落ち着きなって!仕方ないだろう?ダッチとベニーの得意分野の仕事になったんだ。
俺たちが行くとむしろ邪魔になる。その磨いたソードカトラスは次の仕事にとっておけばいいじゃないか」ガシッ

レヴィ「あたしは今すぐ打ちてぇンだよ!この仕事をどれだけ待ちわびたと思ってんだ!
このままだとカトラスどころかあたしの腕が錆びついちまうだろうがっ!」ジタバタ!

ダッチ「ああ、わかったわかった。ちょっと待ってろレヴィ。ひとつ心当たりがある。
すぐに戻るからおとなしくしとけ!銃に手をかけるんじゃねぇぞ?」スタッ

ベニー「やれやれだ…」グイッ

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ダッチ「…ちったぁ落ち着いたかレヴィ?」

ベニー「なんとかね、今はふくれっ面のままロックと飲みかわしてるところだ。
ロックも大変だろうけど、しっかりレヴィを抑えてくれるんだから大したものだよ」

ダッチ「ちげぇねぇ…。おいレヴィ!張さんから仕事の依頼だ!明日から3日間!凄腕のガンマンを御所望だとよ!」

レヴィ「ああ?張の旦那が依頼?三合会の連中じゃ足りねぇのかよ?」

ダッチ「言ったろ、レヴィ。凄腕が必要なんだとよ。しかも今回はロックは連れてくるなと言われてる。
バリバリの戦場の最前線で打ちこめるやつが必要なんだとよ」

レヴィ「…ほぉ」二ヤリ

ロック「ダッチ?それって危険な仕事なんじゃ…」

ダッチ「確かに危険だが、その分報酬はたんまりだ。何より張さん自身も前線に出るらしい。
張さんの背中を預けるにふさわしい奴がいま三合会ではでばらっちまってるんだとよ」

ベニー「そんな状況で張さんまで現場に出るって三合会は大丈夫なのかい?」ハハハ…

ダッチ「とにかくだ!明日の朝6時に使いをよこすってよ。それに乗っていけば3日間はひたすら踊れるぜ?
しかも張さんのエスコート付きだ。どうするレヴィ?」

レヴィ「乗った!そしてでかしたダッチ!これで今日の酒はうまくなるってもんだぜ!おい、バオ!酒だ!早くしろ!」

バオ「へいへい。ったく急に上機嫌になりやがって…」

ロック「ははは…。ところでダッチ。君たちの仕事はどれくらいかかるんだい?」

ベニー「僕たちの場合は、まぁ機械次第かな。でもどんなクソPCだろうと僕にかかれば5日もあればなんとかなるよ」

ダッチ「さすがベニーボーイだぜ。…というわけだロック。レヴィが帰ってくるまでの3日間、留守を頼む。
まぁ仕事の依頼が来ても居留守したってかまわねぇけどな」

ロック「どっちだよ」ハハハ

ダッチ「なんなら有給取って3日間休暇でもかまわねぇぞ?」

ロック「そりゃいい。うちの会社はホワイト企業で助かるよ。なら少しばかり休みをもらおうかな。だれもいない休日ってやつをのんびり過ごすよ」ゴクッ

ベニー「ひどいなロック。まるで僕たちといると休まらないみたいな言い方じゃないか」

ロック「い、いやそんなつもりじゃ…」

ベニー「はは、冗談だよ冗談。」

ベニー「でもレヴィの相手をしないで済むのはラッキーだろう」コソコソ

ロック「そんなことないって…」コソコソ

レヴィ「そこ!なにくっちゃべってんだ!飲むぞ!こっち来い!ロック!ベニー!」

ダッチ「だそうだぜ、お二人さん?今日はどたばたさせちまった礼だ。ここは俺が出すから飲みやがれ」

レヴィ「マジか!?うちのボスは話がわかるぜ!」

ベニー「ふぅ、まったく君たちは…」

ロック「ははは…」

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そんなこんなでみんなと飲んだわけだが、仕事のある3人は早めに切り上げることになったわけで、俺も久しぶりにゆっくりとベットに入ることができた。

そして3連休。とりあえず1日目はごろごろしながら休日の過ごし方を考えようと思っていたのに…。

バラライカ「急で申し訳ないんだけど、ほら?あなた今日一人だけなんでしょう?
他の3人が仕事してるのに一番下っ端のあなたがごろごろしてちゃあねぇ…」

ロック「バラライカさん…。まるで日本の社会ってやつを学んできたかのような口ぶりですね…。昔のことを思い出しそうになりましたよ…」

バラライカ「あらそう?まぁとにかくこっちもあまり時間がないの。これからすぐにでも戦場に飛ばないといけないのよ。
しかも1ヵ月もよ?たまったもんじゃないわ」

ロック「そりゃまた難儀なことで。」

バラライカ「それにこの仕事は猿でもできるわ。いや猿になられると困るものではあるんだけど…」

ロック「はい?」

バラライカ「軍曹」

ボリス「ハッ」

そういうとバラライカさんの後ろから顔に大きな傷を持つ、これまたよく知っているあのバラライカさんの腹心、ボリスさんが現れた。

手には段ボール箱を抱えている。あれはなんだ?

バラライカ「じゃあロック、部屋に通してくれる?」

ロック「え?いや僕は引き受けるとは…」

バラライカ「あら?私に借りが作れるのよ?とっても美味しいことだと思うのだけれど?」

ロック「そ、それはそうですが…」

バラライカ「それにバイトって言ってもほんとに簡単なのよ?部屋から出る必要もないし」

ロック「は?」

バラライカ「ああ、もうめんどくさいわね。軍曹?」

ボリス「ハッ!すみません、ちょっと失礼します。」

ロック「わっ。ちょっと!」

ボリスさんが僕を押しのけて部屋に入ってくる。そして部屋の隅に段ボール箱を置いて、封をしてあったガムテープをはがす。

すると中には黒くて四角い塊みたいな何かが無造作に入っておりそのうちの一つをボリスさんが取り出し、僕に差し出した。

ロック「これは?」

バラライカ「AVよ」

ロック「………は?」

バラライカ「だからAVよ。アダルトビデオ」

ロック「バイトってもしかして…」

バラライカ「察しが良くて助かるわロック。以前私がやっているのを見たことがあるでしょう?AVのチェックよ。」

ロック「ええぇ…」

バラライカ「ホントは3日後までにすべてチェックしないといけないんだけど、ここのところ立てこんじゃって…。人を雇う暇がなかったのよ」

ロック「………」

バラライカ「でもこれはお得意様のやつでね。納品に遅れるわけにはいかないのよ。
そこで藁にもすがる気持ちでダッチに時間があるかどうか聞いてみたんだけど、なんでもうちで暇してる水夫がいるって言うじゃない?」

ロック(ダッチィイイイ!?休みくれるって言ったのに!!!)

バラライカ「これ幸いってことで、直接頼みに来たのよ。何か質問ある?」

ロック「…僕に拒否権はないんでしょうか?」

バラライカ「ないわ。だって前金で仕事料金払っちゃったんだもの」

ロック(そんなぁああああ!!!)

バラライカ「まぁ頑張ってね?チェックすることはこのビデオテープの大まかな内容をメモ書きでいいから書き記すこと。
音声、映像の乱れがあるかってことも合わせてメモしておいてね。ちなみに倍速とかで見るのはダメ。
ちゃんと最初っから最後まで見て、商品になるかならないのかしっかり確かめて頂戴。
途中でカートゥーンに変わって興ざめなんてよくある話らしいわよ?」

ロック「最初から最後までって…。いったい何本あるんですか?」

バラライカ「ざっと30本くらいかしら」

ロック「30本!?」

ロック(ってことは1本2時間だとして2×30で60時間!?寝ずのぶっつづけで見てもほとんど3日かかるじゃないか!?)

ロック「無理ですよ!3日で30本!?しかも倍速なし!?寝られないどころか飯食う時間だってあやういじゃないですか!?」

バラライカ「仕事、でしょロック?泣き言言ってんじゃないわよ」ゴゴゴ

ロック(あ、ヤバい…)

バラライカ「ホントピーチクパーチクうるさいわね。あたし達はこれから密林の奥地まで行かないとならないのよ。
調子に乗った馬鹿どもを殲滅しに行くの。今は時間がないと二度も言わせないで頂戴」ゴゴゴ

ロック「は、はい」ガクブル

バラライカ「期限は3日後の午前9時。今からだと73時間30分もあるじゃない。その時間に使いをよこすからそいつに渡しなさい。いいわね?」ゴゴゴ

ロック「はい…」ガックシ

バラライカ「そっ。いいこねロック。これは選別よ?受け取って頂戴」スッ

ロック「これは…?」

バラライカ「それじゃあがんばってねぇ」

ボリス「」ぺこり

ガチャン

ロック「………」

ロック「なんなんだよも~」

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とにかく状況を整理しよう。

俺はこれから30本あるビデオテープをすべて見なければならない。

それはすべてAVで内容を事細かにチェックして記録。

倍速はダメ。

3日後の9時までがタイムリミット。

ロック「ほんと3人がいなくて助かったよ…」

3日も休みがあるのに、ずっと部屋でAV見てました~なんて知られた日にはやっていけない…。特にレヴィ…。

彼女にばれでもしたら絶対笑われるに決まってる。しかも酒の肴にされて、言いふらされる可能性が大だ。

そうなったら最後、ロアナプラ中に俺のくそったれなイメージが知れ渡ることになる…。どんな悪夢だ…。

でもダッチとベニーは5日間帰ってこない。問題はレヴィだけど、3日後の夕方に終わって張さん達と酒を飲んでから帰ってくるって言ってた。

とりあえずは心配ないだろう。

ロック「でも鍵を掛けておくに越したことはないよな…」

ガチャリ  ガコガコ

ロック「よし、しっかりかかってる」

ロック「…ところでバラライカさんの選別って何だろう?紙袋だったけど…」ガサゴソ

紙袋中身

ゼリー飲料×9
固形型非常食×9
2Lミネラルウォーター×3
栄養ドリンク×3
簡易おむつ×3

ロック「ひどい…。本気で寝ないでやり通せっていうのか…。ん?奥の方にまだ何かあるな」ガサゴソ

箱ティッシュ×2
コンドーム×6
500mLローション×1
オナホール×1

ロック「………」プルプルッ

ロック「あんまりだろぉおおおおお!!!!!」


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ロック「とりあえず時間がない。早速見てみよう」

ガシャン ウィーン キュルキュルキュル

『オーイエス!オー!シーハッ!カモッ!カモーン!!』パンパンパン

ロック「うわぁ…」

わかってはいたけど洋モノポルノだ。まぁ日本じゃないんだからある程度覚悟はしていたけど…。

そもそも俺、洋モノって苦手なんだよなぁ。そりゃあただ裸になってセクシーポーズを取るとか、

もしくはローワンの店のようなポールダンスの女性や

もうその用途しか使い道のないってくらいのド派手な下着を付けて酌をしてくれるようなウエイターとかならまだ興奮できる。

女らしさっていうか女の武器を存分に見せつけてくれるって感じだからだ。

だがポルノは違う。そりゃ日本にもこういういかにもな演技をするAVはたくさんあるが、やはり洋モノは別格だ。

何か、同じ人間とは思えないような奇声を発し、自らの尻を真っ赤になるほどぶったたいている。

これはセックスじゃなくて交尾ではないだろうか。

そうはいっても俺も男だ。高校時代は彼女の一人や二人いたし、それなりにセックスもしていたが、彼女がいないときはAVを借りて発散していた。

いろいろな女優さんのAVを見て、洋モノに手を出したこともあった。だが好き嫌いは確かに存在していた。

やっぱり俺は大和撫子のような、大きな声であえぐんじゃなくて、吐息が混じるような声に興奮する。

いかにも、生粋な日本人らしい嗜好なんじゃないだろうか。

だが、高校卒業後、俺は浪人して大学生になった。

おかげで勉強に遅れてしまうことを極度に恐れるようになってしまい、彼女を作る余裕がなくなってしまった。

キャンパスライフはすべての人間が豊かに送れるわけじゃない。

俺みたいに高校のときの華やかさがそのまま大学まで続かない人間だっている。

そして就職。思い出すのも腹立たしいが、上司に連れられて風俗に行かされたこともある。

ピンサロくらいならまだしも自腹でソープなんてことになった時はさすがにまいった。

ソープなんてところは自分が行きたいと思ったときにこそ行くべきだ。

仕事で疲れ、ストレスマッハの時にムリヤリ連れて行かれるソープはきつい以外の何物でもない。

実際嬢を前にして勃たなかったこともあったし、そうでもなれば気まずさで押しつぶされそうになる。

だから何も考えずにただ猿のようにサカっていた高校時代がうらやましい。

大人になるにつれて、女性以外のことを考えなければならないようになり、性的な関係はめっきりなくなってしまった。

ロック「まぁそれでもうまくやるやつはいるんだろうけどさ…。」

そしてロアナプラにたどりついて少し変わった。

変かも知れないが、こんな危険な街なのに余裕というものができてしまった。

彼女がほしいとまではいかなくても女性とエロい事がしたいなんて考えてしまっている。

だが、この街の風俗はおっかなすぎる。

いくらぼられるのか、どんなモンスターがでてくるのかわかったもんじゃない。

そりゃラグーン商会に属している俺にあまりに法外なことを仕掛けてくる連中の数はめっきり減ったけれど、

もしそんな問題を起こしたとして、ダッチやベニー、それにレヴィに助けてもらうなんて嫌過ぎる。それこそ二度と顔を合わせることはできないだろう。

ロック「でも日本製のものが全くないんだもんなぁ…」

そう。ここでのAVといえば基本は洋モノ。

あのでかい毬のような胸を大きく飛び跳ねさせ、金色の油性スプレーで染めているのではないかと思われるようなブロンドをなびかせ、

恥じらいも何もなく男の上でただただ腰を振っている。

あの胸はなんだ?おかげでシリコンのあるなしくらいわかるようになっちゃったじゃないか!

ブロンドも染めるなら染めるで根元までしっかりやってくれよ!っていうか黒髪ならそっちの方がいいのに!

たまには正常位でフィニッシュしろよ!なんで毎回男優が相手の口にナニを持ってって自分でしごいているんだ!

ロック「はぁああ…。これから三日間もそんなAVを見続けるのか…。」チラッ

ロックのロック「あまり興味ねぇっす」しなーん

ロック「まぁ少しでも反応するようなら、しごいてみるか?
洋モノが苦手とはいえ女の裸なわけだし。1本くらいは好みのAVが見つかるかもしれないしな…」


それからというもの俺はAVを見続けた。


『イエス!マイプッシー!ファッキン!カモーン!』パンパンパン

ロック「…なんで洋モノってみんなモザイクなしなんだろうな…。
それにみんなパイパンだ。外国人って体臭がきついから剃ってるんだっけか?」

『オー!オー!オー!プリーズファックミー!!イエァ!』パンパンパン

ロック「アナルばっかりだよ…。どんだけ拡張すればあんなに広がるのさ…」

『オウ!マイディッグ!ウオォン!アアッ!』パンパンパン

ロック「黒人のペニスってでっけぇよなぁ…。あれで二本挿しとかよく壊れないよな」

『アーーーーーーーッ!!!!!』パンパンパン

ロック「………」プルプルッ

もしかしてとは思ったけどさぁ!!!

ゲイポルノはないだろう!?

せっかく気分が少し高まってきたってのに一気に萎えちゃったじゃないか!

これも最後まで見ないといけないのかよ!?

もういやだぁあああ!!!


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ロック「…ああ、もう深夜の2時か…。確か朝の8時から見てたんだっけ?ええっと、ひぃふぅみぃ…。
うん確かに9本のビデオテープがある…。あと21本もあるのか…。」

ロック「よし!時間的には60時間で見終わるんだから少し仮眠を取ろう。
よくよく考えれば3日間のうち12時間は休めるんだから1日4時間は寝られる!
とりあえずは6時まで寝て体力を回復させよう!
…一回も抜いてないから回復もなにもないけど」ハァ…

ロック「お休み~」バタン


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ちゅんちゅんちゅん

ロック「ふぁあ~。よく寝た。」グイー

ロック(ん?よく寝た?)

ロック「め、目覚ましは!?」ガバッ!

目覚ましだったもの「ぐちゃ~ん」

ロック「」サーッ

ロック「テッ、テレビ!」バッ!

ピッ

アナウンサー「本日のニュースです…」

ロック「ああ、良かった!まだ朝の9時前だ!予定よりは3時間ほど寝過ぎたけどまだ許容範囲だ!
…うわぁ、目覚ましが落下してたのか。完全に壊れちゃてるよ…」

ロック「それにしても7時間とかよく寝たなぁ…。
そうか、考えても見れば18時間もぶっ通しでテレビとにらめっこしてたら疲れるに決まってるよな…。
よし、バラライカさん!餞別の栄養ドリンク!使わせてもらいます!」

ゴクゴクゴク

ロック「なんか日本のものとは味が違う気もするけど…。まっ、バラライカさんがくれたものだし、大丈夫だろう」

とりあえずは朝食をゼリー飲料と固形型非常食で済ませてミネラルウォーターでのどを潤す。

今日は朝の9時からチェックスタートになるわけだが昨日と同じパターンになるようなことは避けたい。

ならば…

ロック「徹夜しよう…。途中で仮眠を取ったら今日みたいに起きられないかもしれない。
そうなるくらいなら残り21本全部見た後で眠ればいい。最悪寝過しても使いの人が叩き起こしてくれるだろう」

ロック「そうと決まれば早速!」リモコン ピッ

『ピーーーーーーーーーッ』

ロック「………」

なんで1発目でスカトロなんだよぉおおおおおお!!!!

それからというもの、僕は1日目のAVの方がまだいいもの揃いだったことを知る。

スカトロから始まり、おそらく本物のレイプビデオ、ロリコンというかもはや幼児を犯しているもの、

暴力と拷問だけのもの、スナッフフィルムらしきものまであった。

さすが変態御用達。これはもう精神がおかしくなりそうなものばっかりだ。

ロック「………」ゲッソリ

ロック「…今は3日目のお昼を過ぎて午後1時。あと20時間で使いの人が来る…。でも…」チラッ

僕は前日の朝9時からぶっ通しで28時間テレビと向き合い、少しずつ休憩をはさみながら実に13本もの変態AVを見続けた。

まさに終わりなき悪夢のごとし。体力もさることながら精神的な疲弊もピークに達していた。

残り8本で16時間。

正直気が遠くなりそうだが、ここで寝てしまってはもう絶対に起きられない自信がある。

僕は2本目の栄養ドリンクに手を伸ばし、一気にあおる。

固形型非常食を水で流しこみ、片手にゼリー飲料を持ちながらリモコンに手を伸ばす。

どうか変態モノじゃありませんようにと願いながら再生ボタンを押す。

『オーイエス!ファックマイプッシー!アーハン!?』パンパンパン

ロック「いよっしゃぁああああ!!!」

もうガッツポーズが出たね!

洋モノポルノがこんなにも素晴らしいものだとは思わなかったよ!

それに…

ロックのロック「なんか元気出てきたぜ!」グググッ

ロック「正直疲れている時だからこそなのかな…。ちょっと上を向いてきた感じだ。」

どうしよう。悩みどころだ。このタイミングで一発抜いてしまっていいのだろうか…。

その後の賢者タイムで冷静にチェックできるかもしれないっていうメリットはあるけれど、疲れ果てる可能性も否定できない…。

ロック「…ってあれ?」

突然映像に砂嵐が入った。そして音声も途切れ途切れだ。これはまさか…。

ロック「これが商品にならないAVってやつか。何もここで出てこなくたって…」

ロックのロック「なんだよ…。いいとこだったのに」シュン…

ロック「ハァ…」

僕はメモを用意して書き示す。

再生時間何時何分頃に砂嵐発生。音声途切れ途切れ。

これを書いている最中に映像が復帰するとまた書き記す。

そして音声が復活したと思ったら、今度はAVじゃなくニュース番組が流れだした。

上書きしてダビングしたビデオらしい。タイミングが多すぎたので一度停止させてメモを取る。

そこで最悪なことに気がついた。

ロック「いちいちメモのために停止したたら…。間に合わないんじゃ…」サーッ

そんな考えが浮かぶもののメモ書きの手の動きが高速になるわけでもなく。

泣きそうになりながらも俺はペンを走らせ続けた。

そして…

ロック「あと…1本だ…」ゼィゼィ

時間は4日目の午前6時40分。

つまりは依頼された3日後の午前9時は2時間20分後に迫っている。思いのほかメモ書きに手間取ってしまったようだ。

この最後の1本にまたメモが必要だった場合、間に合わないかもしれない。

震える手でゼリー飲料を啜り、活を入れるために最後の栄養ドリンクを飲みほした。

もはや効いているのかどうかも不明だがもうどうだっていい。

俺は神様に祈るような気分で再生ボタンを押した。

『ああ…んっ…。ふっ…くぅ…』パンパン

ロック「!?」

日本語?あの聞きなれた、いやもはや懐かしいレベルだが日本語が聞こえた。

そしてそこにはまぎれもない日本人が映っていた。

ロック「なにもこんなタイミングで…」

そこに映る日本人女性はまさに生粋って感じだった。

髪の毛は綺麗な黒。頭の後ろで1本に束ねているがそこから先はファサっと広がり、首筋と背中を隠している。

整った眉に綺麗な鼻立ち。唇も大きすぎるわけではなく、触れたらプルンってなりそうな感じだ。

そして少しつり上がり気味な目のせいで強気な印象が持たれる女優が、気持ちよさからなのかトロンとした表情を浮かべている。

『はぁ…、んん…、いい…よぉ』パンパン

何より声がいい。

あえぎ声が最高だ。

なんか漏れ出しているって感じがする。

自分から出しているんじゃなく、男優の腰振りに合わせて押し出されているかのような…。

『うぅん…。いっ…、はぁああ!』ビクッ

決して大きすぎるわけではない、そしてシリコン入りでも絶対にない丁度いい感じの胸の先端にあるピンク色の乳首を、男優が少し強くつねったらしい。

女優の声が少し大きくなった。そして体も少しはねた。

イッたのだろうか…。

ロック「…はっ!マズイマズイ!見いってしまった!もう時間がないんだ!
最後にすごい上玉が来たからと言って抜く余裕はない!
メモが必要な可能性だってあるんだ!」

ロックのロック「そんな!?殺生ですぜ!?」ギンギン

ロック「くぅ!」

正直泣きたい気持ちだった。

ここまで探し求めていたAVが近くにあるというのに抜くことができないなんて。

俺の愚息もあり得ないくらい反り返っている。

それはもうへそにつきそうなくらいだ!

こんなの中学生以来じゃないか!?それなのに!!!

ロック「ううぅ…」ポロポロ

ロックのロック「ご主人…」ギンギン

いや前言撤回だ。

俺は泣いてしまった。

こんなにも頑張ってきたのにこの仕打ちはひど過ぎる。

俺はAVを見せられながら抜くことが許されないこの状況に一人涙を流し続けたのだった…。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


同日 午前8時55分

ピンポーン

ロック「…はい」ゲッソリ

使いの男「バラライカさんの使いの者だ。例のものは?」

ロック「…これです」スッ

使いの男「これで全部か?」

ロック「…はい、全30本。すべてチェック済みです。詳しいことはメモ書きを確認してください。」

使いの男「了解した。ご苦労だった。」

やっと終わった。

最後の1本は何事もなく終わってくれた。

あれはきっと目玉商品になるに違いない。でも俺が目にすることは二度とないだろう。

だってあれはバラライカさんのお得意様の御用達だ。

俺みたいな一般人が手に取ることはきっとできない…。そんな気がした。

俺にできることと言えば、あの夢のような2時間をなんとか思い出しながら、この三日間さみしい思いをさせてしまった愚息を慰めることだけだろう…。

まだギンギンに勃起しているし…。

まぁそれでも睡眠が先だろうけどさ。

そんなことを考えていたせいか、使いの男の最後の一言がうまく聞き取れなかった。

使いの男「…がいい?」

ロック「あのぉ、もう寝てもいいですか。さすがに辛くて…」

使いの男「ああ、すまない。ではいらないということだな。了解した」

ロック(いらない?)

ロック「…えっと何がいらないんですか?」

使いの男「だからバラライカさんからの伝言で、チェックが終わった30本のテープの中にお気に入りがあれば、
1本だけなら持って行ってもいいとのことだったんだがいらないのだろう?」

ロック「…は?」

使いの男「それではまた」

ロック「ちょっと待ってぇえええええええ!!!!!」ガッシィイイイイ!!!

使いの男「うおお!?」


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


俺は眠気が全部吹き飛んでしまった。まさかあのAVをもらえるなんて…。

俺は恥も外聞も捨てて、バラライカさんにAVを貰ったことがばれてしまうことも、もはやどうでもいいって感じで、使いの人から1本のビデオをぶんどった。

今、俺はまさに初めてAVを見る中学生の気分を味わっていた。

もう俺の愚息もパンツの中ではちきれんばかりに大きくなってしまっている。

はやく抜きたい!もう我慢させないでくれ!

俺はズボンとパンツをいっぺんに下ろしソファに浅く座る。

リモコンは左手。ビデオテープはセット済み。

しかも映像の乱れが全くなかったこともあって、代わりに俺は抜きどころってやつをメモしていた。

そこをおさえて抜ければ申し分ない。いざっ!

ピッ

『ああ…。はぁっ…。くぅん…』パンパン

やっぱり凄い。日本人ものなんて何年振りだろう。

すっごく興奮する。それにこの女優さんどストライクだ!

シコシコシコ

『はぁ…、んん…、いい…よぉ』パンパン

バラライカさんからローションやオナホールを貰っていたけどあんなの後回しだ!

自分の右手こそ自分のいいところを的確にしごくことができるんだ!

シコシコシコ

『うぅん…。はぁああ!』ビクッ

ヤバい!今女優さんがイッた!?

そりゃ演技だってわかってるさ!

けどこの女優さんにならきっとみんな騙されるよ!

すっごくい美人さんだし!

ほんとにイっててくれないかな?

シコシコシコ

『ああ!だめだめっ…くぅうう!』パンパンパンパン

男優の腰が早くなってきた!

もうイクよな確か!チェックした時も後少しでフィニッシュだったはず!

シコシコシコ

『んっんっ!んん~~~~!!あっあっあっ!!!』パンパンパンパン

もうラストスパートだ!

俺もヤバい!

これはタイミングがぴったしな気がする!

シコシコシコ

『ああっ!だめぇ!いくいくっ!いくぅううううう!!!!!』ガクガクガクッ

うおおおおおおっ!!!!!

シコシコシコ!


レヴィ「おい!ロック!酒盛りしようぜぇ!!!」バーーーン!!!


ロック「………」


『いくぅううううう!!!!!』どぴゅ!どぴゅ!どぴゅ!


レヴィ「………」

俺はイキそこねた…。

もうあと1コスリしてたら確実に発射していたはずだった。

だけどあの声が俺を一気に現実世界に引き戻した。

右手で自分のちんこを握りしめる俺。

両手に酒瓶を抱えたレヴィ。

俺は鍵をかけていたはずだった。

でも彼女にはそんなの関係ないんだ。

彼女にとって両手がふさがっているときのドアとは蹴破るものなのだから。

ロック「………」

レヴィ「………」

そしてこんな状況下で彼女が取る行動は大体予想がつく。

きゃー!ロックのえっちー!なんて間違っても言ってくれないし、そっとドアをしめて出て行ったりもしてくれない。

彼女はただ…

レヴィ「………ぷっ」

レヴィ「だぁはははははははは!!!!!」ゴロゴロゴロゴロ ← 床を転げ回る音

ロック「………」

レヴィ「ひーひっひっひっひっひ!!!!」バンバンバンバン ← 床を叩く音

笑い飛ばすだけなのだ…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


なんでもレヴィの任された仕事は予想以上に早くかたづいてしまったらしい。

本当なら仕事の後の酒盛りだったらしいが、張さんはさらに別の用事が入ってしまい断られたそうだ。

仕方なしにレヴィは休暇中の俺を訪ねて部屋まで酒をもってやってきたのだ。

まだ午前中だというのに…。

レヴィ「あー面白かった!…おいロック!3日間の休みは何やってたかと思えばナニをやってたのかよ!?」ククク

ロック「勘弁してくれよレヴィ。バラライカさんの仕事だったってさっきから言ってるだろう?」

レヴィ「なんだよロック?姉御のバイトにはセンズリ料金でも入ってたのかよ?」ケケケ

ロック「ぐぅ…」

レヴィ「しっかしおまえもよくやるわ!3日間ぶっ続けでAV鑑賞とは!
その間に何発そのニューナンブから弾をぶっ放したんだよ?」カカカ

ロック「…1発も出してないよ。さっきのがこの3日間で初だったのさ」

レヴィ「ほーん?AV30本中の最高傑作があれだったってわけだ…。」

ロック「もういいだろレヴィ。俺はもう寝るよ。ダッチ達が帰ってくるまであと2日はある。
俺はもう部屋から出ないし飲みにも付き合わないからそのつもりでいてくれ…」

レヴィ「まぁ待てよロック。ふてくされんなって。仕方ねぇから酒はまた今度にしてやるよ!」

ロック(は!?レヴィが酒をあきらめるだって!?どういう風の吹きまわしだ!?)

レヴィ「その代わり!」

ドサッ!

ロック「…なんだいレヴィ?ベットに座り込んで…」

レヴィ「お前のお気に入りのAV!今から見ようぜ!」

ロック「は?」

レヴィ「だーかーらー!AV見るぞ!つってんの!ほらおまえはソファに座れ!」

ロック「いやいやいや!なんでだよ!」

レヴィ「あたし、実はAVを最初っから最後まで見たことねぇんだよ!あれは男のモンなんだろ?
女のあたしが見てもおもしれぇのかどうかちょっとだけ気になってたんだ!」

ロック「だったら!今度1人で見ればいいじゃないか!」

レヴィ「今だからこそ!お前が3日間センズリも扱かずに、このためだけに溜めてたっていう一品を!
二人で鑑賞しようぜって言ってんだよ!」

ロック「はぁあああ!!??」

レヴィ「いいじゃねぇか!減るもんじゃなし!
なんなら横でセンズリこいてても気にしないようにしてやるからよ!」

ロック「こっちが気にするわ!!!」

レヴィ「いいから黙って、座れやぁああ!!!」

ギャーギャー…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


『ああ…。はぁっ…。くぅん…』パンパン

レヴィ「………」ジーッ

ロック「………」

どうしてこうなった…。

AVを見始めてもう1時間になる。

その間レヴィは食い入るようにして画面から目を離さない。

一方俺はというと…

ロックのロック「もう耐えられません…」ギンギン

なんの拷問だよ!?

これ絶対レヴィにだってばれてるよ!?

ズボン突き破る勢いで盛り上がってんじゃん!

っていうか触りたい!しごきたい!出したい!!!

っていうかレヴィ!お前のそのパンツは何なんだよ!

ダメージジーンズの短パンバージョンだかなんだか知らないけどほどがあんだろ!

綺麗な足が見えすぎなんだよ!

それにへそ出しの黒のタンクトップ!胸を強調しすぎなんだよ!

めちゃくちゃ柔らかそうじゃないか!もうもみしだきたいよ!

そして動かずにAVをじーっと見てると思ったらときどき髪を書きあげたり、立てた膝にあごを載せたり!

いちいち反応がかわいいんだよ!

おまけに顔!いままでだって思ってたさ!おまえ美人なんだよ!

このAV女優だって誰かに似てるとかよく考えたらお前じゃないかレヴィ!

さっきからAVなんか全然頭の中に入ってこないんだよ!

レヴィ「…なぁロック?」

ロック「は、はいっ!」

レヴィ「何だよ、声裏返ってんぞ?」

ロック「い、いいだろ別に…」

レヴィ「…日本人てのはこんなもんで最後までイけるのか?」

ロック「は?」

レヴィ「いや女の方がさ、全然あえがねぇしよ。
男の腰振りだってもっとこう…。パンパンパンパンやるもんなんじゃねぇの?」

ロック「いや…それは…」

レヴィ「姉御んとこで見たみたいに尻に入れるわけでもねぇしよ?なんかつまんなくね?」

ロック「…日本人のセックスってこんなもんだと思うぞ?…いや他のやつのを知ってるわけじゃないけどさ」

レヴィ「ふーん…」

ロック「………」

ロック「おまえはこれより、激しくあえぐのか?」

レヴィ「………」

しまった。

これは聞いちゃいけなかった。

というか踏みこんじゃいけない話だった。

そもそもレヴィは悪いことは何でもやったって言っていたはずだ。

しかも小さいころから。

それはつまり客を取るような。

そういう仕事だってやっていたってことで…

ロック「失言だった。忘れてく…」

レヴィ「そうでもしなきゃ早く終わんなかったんだよ…」

ロック「………」

レヴィ「あたしは別にセックスに何も感じちゃいなかった。
ただ男のアレがあたしん中に入ってきて中をぐいぐい押し上げる。
違和感ってやつしか感じなかった」

レヴィ「最初は痛みだけだったが、慣れるとなんてことはねぇ。
違和感があるなぁ程度までにはおさまったしな。
ただただ客に向かって尻でも出しときゃその日の食いぶち以上の金が手に入った」

ロック「………」

レヴィ「だが男のあれってのはやっかいだ。人それぞれ違いがある」

レヴィ「ひたすらしゃぶってやってもイけない奴もいたし、尻の穴じゃなきゃイけない奴だっていた。
だがそんなやつらにも共通点があった。なにかわかるかロック?」

ロック「………」

レヴィ「声だよ。男の耳に聞こえるように大きな声でな、あえいでやるんだよ。
甘えた声出したり、泣き叫んだり、スラングなんかをささやいたりもした」

レヴィ「客によって欲しがる声色は違うが、それがわかればさっさとイかせられた。
勝手に男の腰が早くなっていくんだよ。その分仕事を早く終わらすことができたってわけだ」

ロック「………」

レヴィ「なぁロック…。あんたはこういう芝居が好きなのか?」

ロック「………」

レヴィ「…今日はお互い失言だらけだな。お前も忘れてく…」

ロック「俺は芝居なんかしてほしくない。ただ感じたままにいてくれればそれでいい」

レヴィ「…はっ。まるで童貞みたいなこと言うんだなおめぇは。まさか童貞か?」

ロック「いやそうじゃない。確かに最後にやったのはもう何年も前になるし、その時の子だってもしかしたら演技をしてたかもしれない。
でも俺は。俺の行動に逐一反応してくれてた彼女がとても愛おしく思えてたんだ」

レヴィ「けっ!なんとも平和ボケした日本人のメルヘン全開なお話だな。あたしにゃ考えらんねぇよ…」

レヴィ「いままで自分から声を出す以外の状況に…なったことがねぇンだからよ」

ロック「…ならためしてみるか?」

レヴィ「あ?」

ロック「レヴィ。今、俺はお前を抱きたいんだが………許可をくれないか?」

レヴィ「………」

ロック「………」

レヴィ「ふざけてんのか?」

ロック「いいや本気だ」

レヴィ「AVに当てられたか?穴が近くにあったから突っ込みたくなったのか?」

ロック「いいやレヴィだからだ」

レヴィ「あたしは高ぇぞ?」

ロック「金は1セントも払う気はないよ」

レヴィ「ああ!?あたしは安かねぇって言ってん…」

ロック「俺は!!!」

レヴィ「!」

ロック「一人の男として、一人の女であるレヴィ。お前を抱きたいと言っているんだ」

レヴィ「………」

レヴィ「あわれんでんのか?」

ロック「違う」

レヴィ「金でしか男と寝たことがねぇあたしはかわいそうってか?」

ロック「違う!」

レヴィ「本物の愛を教えてやるとでも言うつもりかよッ!」

ロック「違う!!!」

レヴィ「ならなんだってんだ!!!」

ロック「俺は日本人だ!日本人のセックスは自分だけが気持ち良くなるだけじゃダメなんだ!
AVとは違う!風俗とも違う!相手も一緒に気持ち良くなってくれないとダメなんだよ!」

レヴィ「そんなの童貞の絵空事だ!」

ロック「なんとでも言うがいいさ!ただ!今の俺は!さっきからAVが垂れ流しになってるこの部屋で!
もうお前しか見えてないんだよ!」

レヴィ「!」

ロック「お前にキスをしたい!体に触れたい!挿入したい!イかせたい!イきたい!そんなことを考えている!
そしておまえが少しでも気持ち良くなってくれたらって!本気で思ってるんだ!」

レヴィ「あたしを…気持ち良くする…だと?」

ロック「ああ」

レヴィ「あたしは今までセックスで…イったことねぇンだぞ?」

ロック「ああ」

レヴィ「金さえ払ってくれるなら…どんな男とも寝たんだぞ!」

ロック「ああ」

レヴィ「どんな汚ねぇ男と寝たのかもわかんねぇンだぞ!!!」

ロック「それでもレヴィ!おまえは俺の目に!とても綺麗に映っているんだ!」

レヴィ「!」

ロック「はぁ、はぁ、はぁ…」

レヴィ「………」

レヴィ「ハァ…。わかったよ。どうせ最近ご無沙汰だったしな…」ポリポリ

ロック「レヴィ…」

レヴィ「やってみるか。そういう演技もなんもねぇセックスってやつをよ」

ロック「ムードもへったくれもないよね、レヴィは…」ハハハ

レヴィ「んで?あたしはどうすりゃいい?とりあえず脱ぐか?」

ロック「いやまず先に…」

レヴィ「?」

ロック「シャワーだ」

レヴィ「は?」

ロック「俺、実は3日もシャワー浴びてないんだ。これでレヴィを抱くのは失礼すぎる。
先にシャワー浴びるから待っていてくれ」

レヴィ「お、おう…」

こうしてロックはバスルームにさっさと入っていきやがった。

くそっ!早まったか?

勢いで押された感も否めねぇが、とりあえずはセックスするだけだ。

なんてことはねぇ。

ただ仕事仲間同士ではそんなことはやらねぇって決めてたから予想外のことが起きてちょっとパ二クってるだけだ。

…それにしてもシャワー浴びてくるんだな…。

今までのやつらは部屋に行ったらすぐに抱いてきやがったからなぁ。

なんかわかんねぇなこれ。

数分後

ロック「待たせたねレヴィ。君はシャワー浴びるかい?」

レヴィ「こういうのって浴びるべきなのか?」

ロック「うーん。自分で汗臭かったりしないって思うのならいいんじゃないかな?
ちょっと嗅いでみてもいい?」

レヴィ「!?ちょっ!?馬鹿!近寄るんじゃねぇ!」

ロック「な、なんだよ…」

レヴィ「わかったよ!シャワー浴びりゃいいんだろ!」

ロック「…じゃあこのバスタオルを巻いて出てきてくれよ」ファサ

レヴィ「…ちっ!わあったよ」パシッ

ロックからバスタオルを受け取ってあたしはバスルームに入った。

そういえばロックの姿。バスタオルを腰に巻いているだけだったな…。

しかもあそこがかなり盛り上がってたし…。

そういえば奴がセンズリこいてたときにはちゃんと見てなかったなあいつのあそこ。

どんなもんなんだろうか。

でもまぁ前に相手した客の中には20cm越えもいたし問題ないか?

そういやよかったわ、仕事のすぐ後で。

あのパンツ履くとき、油断するとはみ出すからしっかり整えてたんだよな。

とりあえず無駄毛はなしっと。

生理も前にきてひぃふぅみぃ…。

まぁ大丈夫か。さっき紙袋からちらっとゴムも見えてたしな。

レヴィ「って何気にしてんだあたしは!///処女じゃあるめぇし!///何緊張してんだよ!///」

とりあえずここまでが日常パートです。

こっからエロパートに移ります。

ロックとレヴィのいちゃいちゃがうまく書けてるといいのですが。

ちょっと休憩して、もう一度今日中に載せられるよう頑張ります。

どうぞよろしくお願いいたします。

それでは

エロパートの前に今さらですけど…

レヴィの過去の仕事についてはもちろん、ねつ造です。

レヴィはそんなことしない!

って考えている人で、既に読んでしまった人がいたらごめんなさい。

注意書きすべきだったかなとちょっと反省中です。

とりあえず9時30分から再開できそうなのでよろしくおねがいします。

再開します。

数分後

レヴィ「…出たぞ」

ロック「あ、ああ」

レヴィ「………」

ロック「………」

くそっ!とりあえずどうすべきなんだ!?奴はベットに腰掛けてる!

とりあえずは膝の上にでも跨るか!?

それともひざまずいて足の指でも舐めればいいのか!?

ロック「レヴィ…」スッ

なんだ手なんか差し出しやがって。エスコートのつもりかよ。

まぁとにかく今日の相手は客じゃねぇンだ。

相手の望みを読まないと殴られるなんてことはねぇ。

ロックにとりあえずは任せてみるか。

とりあえず導かれるままに…。

このまま奴の右隣りに座んのか?

トスン

ロック「………」

レヴィ「………」

こいついつまであたしの左手を握ってんだ?

近くにいるんだから他にもっと触るとことかあんだろうが。

それともしごいてくれっていう合図なのか?

ロック「レヴィ…」スッ

ん?キスか?まぁ最初はそうか?

とりあえず目をつむってやって…

ちゅっ

レヴィ「ん?」

こいつなんで額にしやがった?

キスは口同士だろ?

ディープもできねぇじゃねぇかっておい!

なんで瞼の上にする!?

なんで頬にする!?

次か!?次なのか!?

って首筋かよ!?

そんで鎖骨って!?

何やってんだこいつは!?

レヴィ「…おい」

ロック「ん?なんだいレヴィ」

レヴィ「なんで口を飛ばすんだ?」

ロック「あ、すぐほしかったのかい?」

レヴィ「そうじゃねぇよ。なんで上から順に来て唇を飛ばすのかって聞いてんだよ」

ロック「ああ、それはさ、レヴィ。じらしたいなって思って…」スッ

ああ、そうですかっと。

別に待っちゃいねぇけどよ。

…お、口に来たな。

触れてすぐ離れた。あ、また来た。また離れた。

なんだよこのキス。こんな軽くでいいのか。

息がかかる時間の方が長いんじゃねぇのか。

…そういや今日はたばこの匂いがしねぇな。

バイト中は吸えなかったのか?

…あっ

レヴィ「ん」

深いキスだ。口が少し開いてる。

けど舌を入れてくるわけじゃねぇ。

あたしの唇をはさんだり、ついばんでやがる。

なんか、こう、むずがゆいな…。

あっ舌が入ってきた。

ぴちゃ にゅる ちろちろ

上唇や下唇の内側、歯ぐきにちょっと触れる。なぞってくる。

なんか軽い感じだな。もっとべちゃべちゃしなくていいのか?

とりあえず真似してみるか…

レヴィ「…ん」

これがロックの舌先か。

まだからませるっていうよりほんとに触れて、なぞって、重ねてるだけみてぇだな。

少しずつ唾液が出てきてあたしのと…混じる…

レヴィ「んぅ…」

舌が絡まる。

これなら知ってる。…だけど知らねぇ。

こんなゆっくりでいいのかよ。

確かにさっきのAVだと全体的に動きはゆっくりだったけどよ…。

けどなんだろうな…。

エロい事して盛り上げてる最中のはずなのに、なんかほっとするというか…。

内側から熱く…。いやぬるく…。

…ぽかぽかって言葉であってんのか?表現しにくい…。




けど…なんかいいな…

スッ

レヴィ「んぅ?」

ああ胸か。

でもバスタオルはとらねぇし奴の右手はずっとあたしの左手を握ったままだ。

キスもまだ続いててずっと舌をからませてる。

少し舌の動きが早くなったか?でもまだおせぇけど…。

最初はバスタオルの上から触るのか?

なんか揉むって感じよりなでるって感じだな。

上乳にそっと左手を這わせて、そのままゆっくり下へ。

乳首かとも思ったがそのまま通り過ぎて下乳に。

そっと持ち上げるような感じで触ってるがバスタオル巻いたままじゃおもしろくねぇんじゃねぇか?

でもまマッサージみたいで少し…イイ感じだ。

レヴィ「ん」

ロックがからだをひねってきた。隣通しに座ってる状態なのに上半身は向き合ってるな。

そのまま左手で胸をなで続けて、キスも続いてる。

もう正直口ん中の舌がどっちのか分からなくなるくらい絡めてたな…。

はげしくしてねぇのに唾液もすげぇ。

そんで…

ファサ

バスタオルが落ろされた。そのまま下げただけだからあたしの腰辺りで止まってる。

まだ下は見えてねぇがこれで胸は丸見えだ。

ん?とりあえず口を放すのか?

ツー

あたしとロックの口に唾液の糸がかかってる。

だけどこいつはそんなの気にしてねぇみてぇだな。

ロック「レヴィ、綺麗だ」

レヴィ「るっせ…」

ロック「直接、さわるよ?」

レヴィ「いちいち確認すんな。………冷めるだろうが」

は?冷める?

あたしが?

何にだよ。

わかんねぇ…。

なんか不意に口から出てきた。

言葉の意味もわかんねぇのに…。

レヴィ「あ………。んぅ…」

ロックがあたしの手を放しやがった。

両手で胸を揉むんだから当たり前だろうけど。

だがあたしはなんで、あ、なんて声を出した?

残念がってるとでもいうのかよ。

…ロックの両手があたしの胸を下からすくいあげるようにして揉んできやがる。

胸がロックの手で形を変えられていく。でも痛くねぇ。かといってマッサージでもねぇ。

ぽかぽかした気持ちが高まってくる。

でもまだ、乳首にはさわってこねぇ。その周りを人差し指だけのばしてなぞるだけだ。



それだけなのに、なんか…心地いい…。

少したってロックはあたしの右胸を揉んでいた手をそっとその先端部まで持ってきて、

人差し指と中指の腹で、触れるか触れないかのフェザータッチで、

初めて乳首に触れてきやがった。

レヴィ「ふぅ…んん…」

なんであたしの乳首はそんなに待ちわびたって感じで主張してんだよ。

いつのまに勃ってやがるんだよ。自分でも気づかなかったわ。

その乳首をロックが今度こそいじってくる。

人差し指で乳首をなぞり、親指と一緒につまみ、転がす。

人差し指と中指ではさみながら、胸全体をまた揉む。

くそっ。これは心地いいとかじゃねぇ。

確実に気持ちよさにつながってくるやつだ。

そんな中、あたしは右胸の刺激に集中し過ぎてた。

だから左胸の先端にまた別の感覚が来たことに変に反応しちまった。

むちゅ

レヴィ「んうぅう」

左の乳首を吸われた。こっちもいじってくるかと思ってたのにいきなりだった。

やわらかな唇に包まれる。熱い舌先がなぞってくる。

ときどきちゅうってやさしく吸ってくる。歯なんか全然当たってこねぇ。

右胸の乳首をいじられて、左胸の乳首を舐められて…。

もうこの時点であたしは確かにこいつから気持ちよさを感じてしまっていたんだろうな。

でもこれ、あたしもなんかしてやった方がいいよな?

せっかく手が空いたんだし。奴のペニスでもさわってみるか?

そっと手を伸ばそうとしたところでロックの右手がそれを阻んだ。

レヴィ「…なんだよ」

ロック「今回は俺に任せてくれよ」

レヴィ「…そうかよ」

ロックがそう言った。任せろと。

ロックは乳首からそっと唇を放すとまたキスをしてきた。

今度はいきなり濃厚なやつだ。舌がいっきにとろけ合う。

何だろう、今度はキスだけなのに、なんか気持ちいい気がする。

パッ

レヴィ「あっ…」

うわ、今度は完全に声に出た。

キスが以外と早く終わって、ロックが離れたのが名残惜しかったのか?

…いやたぶんきっとそうだ。

今のは確実に、もっとキスして欲しかったんだ。

だがロックはそのまま下の方に手を伸ばす。

もう今度は聞いてこない。

奴はあたしのバスタオルを完全に取っちまいやがった。

奴はまだバスタオルを腰に巻いているのに。

だがすげぇ盛り上がってる。

もうおまえも外すべきなんじゃねぇのか?

グイッ

レヴィ「はっ!?」

ロックがあたしの太ももに手を当ててそっと開かせた。

これはまだわかる。きっと指を入れてくるもんだと思ってた。

ただこいつは私のあそこに顔を近づけ始めた。

レヴィ「おい!ロッ…」

ロック「AVを思い出せよ?あっちでも舐めてたろ?」

確かに舐めてた。

そりゃクンニくらい知ってる。姉御のAVチェックの時になんども見てるしな。

ただ今までの客にあたしのあそこを舐める奴なんて一人もいなかった。

指でさわって、ムリヤリ指を押し入れてきて、中がただの防衛反応で湿ってくるのを乱暴な手つきで促して、

自分のペニスに唾付けて入れてくるのがほとんどだった。

そもそもあたしもそのころは10分20ドルとかで自分の体を売っていたような気がする。

時間もなければそんなことするのはただの無駄だったのだろう。

だからクンニは…やってもらったことがない…。

ロック「なんだ?力を抜けよ。初めてでもあるまいし…」

レヴィ「…当たり前だろ、うるせぇな…」

ロック「………」

くぱぁ

充分に開かせた股の間に体を滑り込ませたロックは両手の親指であたしのあそこをそっと広げる。

…ん?なんか尻の方になにか、つたってったような…。

確認しようと下を向いたときとロックの舌があたしの広げたあそこをべろりと舐めたのは同時だった。

レヴィ「んあっ!」

っーー!!!やべぇ!今の声なんだよ!?

完全に気持ち良くて出た声だった!

ひとなめでこれって!

クンニってこんなに気持ちいいのか!?

レロッ ぺろぺろ ちゅう ちょんちょん ベロリ

レヴィ「~~~~!!!」

もはやロックがあたしの股ぐらに顔をうずめて何をしているのかなんて考えることもできなかった。

あたしは両手で口をおさえ、声がもれるのをなんとか防ごうとすることしかできなかったからだ。

股に力を込めて閉じようとするも、なぜかちゃんと力が入らなかった。

レロレロレロレロ

レヴィ「ん~~~!!ん~~~!!」

ぺろぺろぺろぺろ

レヴィ「ん!ん!ん!ん!」

ちゅううううう

レヴィ「んぅうう!!!」

もう正直何が何だかわからなかった。

ただただ気持ちよかった。

キスの時と同じ舌使いとは思えないくらいロックの舌はよく動いていたと思う。

あそこを舐められて気持ちいい。

クリトリスを吸われて気持ちいい。

あそこの中にほんの少し舌先が入ってくることが気持ちいい。

オナニー以外で本気でイくかもしれないって思ったときに不意にその刺激が止んだ。

レヴィ「ふぅ、ふぅ…。あ?」

ロック「レヴィ。もう我慢できない。挿れたい…」

ロックのバスタオルはとっくに外されていて、あたしは初めてロックのペニスをマジマジと見た。

こんなこと絶対にロックには言わないが感想は普通か?って感じだった。

長さはたぶん15~16cmくらいだと思う。

黒人のそれは20cm超えなんかざらだ。

正直それと見比べると見劣りした。

まぁでかい奴は痛いだけなことも多かったし、これはこれで良かったのだと思うことにした。

ただ煌々と起立していたのには驚いたが…。

レヴィ「…ん。じゃあ今ゴムを付けてや…」

ロック「いや、そのまま横になってくれ。ゴムを付けるのは男のマナーだ」

そういうとロックは6個がつながったままのコンドームの袋を1つちぎり、中身を取りだした。

うすいピンクのゴムがロックのペニスを覆う。

正直付けてやるっていったのは建前で、もうすぐイきそうな体を休憩させるのが目的だったのに、それすらさせてもらえなかった。

レヴィ「なぁ、ちょっと待っ…」

ロック「レヴィ…」

トスン

ベットに仰向けで寝転がされる。

もう覚悟を決めなきゃなんねぇ。

そうさ、あたしはセックスだと一度もイったことがねぇンだ。

さっきイきそうになったとはいえ男の腰振りなんかでイくわけが…




でもロックは客じゃない。

痛いこともしない。

ずっと優しくさわってくれてた。

何よりあたしのことを…綺麗だと…言いやがった…

レヴィ「」カァッ///

ロックが覆いかぶさってきたときに、なぜか顔が熱くなる。

とっさに横を向いた。

隠せてないことはわかっているが、あいつの顔は直視できなかった。

ロック「レヴィ…」

くそっ!すりつけんなよ!

さっさと入れろよ!

クリに当たるんだよ!

こちとらいっぱいいっぱいなんだ!

あそこがもうぬるぬるしまくりで!

もう我慢がさぁ!

ロック「いくよ…」

ズッ

レヴィ「!?!?!?」

なにこれ!?

硬い!

くそ熱い!

こんなペニスあんのかよ!?

いままでのはデカイだけでふにゃちんばっかで!

それでそれでそれで…

ロック「レヴィ、俺だけを見ててくれよ」

レヴィ「!」

そっと左手で正面を向かせられた。

眼と眼が合う。

視線が交差する。

もう…離れられない。

ズブッ ズブッ


レヴィ「っ~~~~!!!」


ひと思いに挿れないのかよ!?


ああヤバいヤバいヤバい!


来る!


なんか来る!

ロック「もう…少しで…」


ズブブッ


レヴィ「くぅうう!!!」

ロック「レヴィ、ホントに、綺麗だ」


ズブン!


レヴィ「!」

耳元で綺麗だなんてささやかれて、


完全にあたしの中にあいつが埋没した時、


もう声なんて、


我慢できっこなかった。


レヴィ「んあぅううううう!!!」ビクッ!ビクビクッ!


ロック「うわっ!中が!うねって!あぁ!」ドクン!


ロック「っーーーーー!!!」どぴゅ!どぴゅどぴゅ!どぴゅ!


あたし達は初めてつながったその瞬間に…。


二人して無様にイったのだ。

レヴィ「はぁ、はぁ、はぁ…」

ロック「はぁ、はぁ、はぁ…」

レヴィ「………」

ロック「………」

レヴィ「この早漏が」

ロック「なんだよ、おまえセックスじゃイかないんじゃなかったのかよ」

レヴィ「ああ、イかねぇよ?てめぇの前戯でイっただけだよ」

ロック「嘘つけ、俺はお前がイったからつられてイったんだよ」

レヴィ「なんだよそれ」

ロック「なんだよ」

レヴィ「………」

ロック「………」

ぷっ

ロクレヴィ「はははははは!!!」

あたし達はどちらからでもなく、ホント同時に噴き出した。

こんなに心地よく笑ったのは何年振りだろうか。

あたしは確かに、この日本人と気持ちのいいセックスをしたのだ。

ロック「ところでレヴィ」

レヴィ「あ?」

ロック「二回戦…いいかな?」

ロックはあたしからペニスを抜くとゴムを外した。

それはそれはたんまりと出したわけだが、ロックのペニスは全然萎えちゃいなかった。

かくいう私も正直しっかり中をついてほしいなんて願望が、頭の中をぐるぐる回っていた。

レヴィ「いいぜ?ロック。もう前戯は無しだ。はやく来いよ」

ロック「確かに…。必要なさそうだね」

にちゃり

レヴィ「んな!?さわんなこの馬鹿!」

ロック「ごめんごめん。…じゃあ、行くよ」

レヴィ「おう…。…ん」

とりあえず今日はここまでにします。

正直ここで終わってもきれいに終わってる気はするんですが。

でも皆さんならお気づきですよね?

ゴムはあといくつ残っているでしょうか。

ゴムの数だけ書きたいことがあるのです。

それではまた明日にでも。

どうぞよろしくお願いいたします。

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