久「暇だし須賀くんにエロ写メでも送ってみましょ」 (581)


久「ホント暇ねぇ」ゴロゴロ

久「こんな時は須賀くんでもからかいましょうか」

久「かと言って面白い話のネタもないしねぇ……」

久「やっぱ下ネタよね♪」

久(どんな写メ送ろうかなー)

↓1
①お風呂あがりを装ったバスタオル姿
②黒タイツチラ見せ
③部屋着のTシャツ一枚


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1449153308

久「Tシャツ姿送ってまずは様子を伺うわ」

久「一応顔は手で隠してっと」パシャ

久「うーん……ちょっとエロスが足りないわねぇ」

久「もうちょっとブカブカのTシャツにして、下のジャージは脱いで上一枚の方がいいわね」

久「えいっ」パシャ

久「うわっ!ちょっと下、攻めすぎたかしら?もう少し隠してっと……あと若干谷間作って……」パシャ

久「こんなものね……程よく色々隠れてる!送信送信」

久「……」

久「あっ既読ついた。須賀くんも暇なのねぇ」

久「反応遅いわ」

久「ふふっ……」ゴロゴロ

久「あ、返信きた」

京太郎<ちょっwwwwwwww部長wwwwwwwwww

京太郎<いきなりどうしたんっすかwwwwwwwwww

久「必死に草生やしてるわぁ」



久<今なにしてるのー?

京太郎<ネトマっす

久「つまらない男ねぇ」

久<で、さっきの写真どうだった?

久「返信遅い……」

久「ここはもうひと押ししてみようかしら」

↓1
①制服に着替えてセクシーポーズ
②パジャマ姿を送ってみる
③自由安価


久「パジャマに着替えてっと」

久「女の子座りで送ってみるわ」パシャ

京太郎<欲求不満なんっすかwwwwwwww

久「10分長考してそのレスはないわ」

久「パジャマ姿送信っと♪」

久<今日の寝間着、どっちがいいかしら?

京太郎<パジャマっすね

久「パジャマ姿は男のロマンよね」

久(さて、なんとなくエロ写メを送ってみたけどここから先はどうしましょう)

↓1
①もうちょっと須賀くんに餌を与える
②須賀くんにも写メを要求する


久<須賀くんは普段どんな格好で寝てるの?

京太郎<Tシャツ短パンとかですかね

久<ところで和はネグリジェ一枚で寝てるらしいわよ

京太郎<SOA

京太郎<あのおもちが型崩れしちゃうじゃないですか!

久(そんなの知らないわよ)

京太郎<でも参考までに画像ください(土下座)

久<バーカ

京太郎<ふひひっwwww

久(さて、ここはどんな写メを送るべきかしら)

↓1
①とりあえず手ブラ
②パジャマをはだけさせて送ってみる
③自由な発想を大募集


久(パジャマ脱いでっと)

久(セルフタイマー10秒でいいかしら)

久(鏡でポーズ確認して)

パシャ

久(一人だとなかなか背中を綺麗に取るの大変だわ)

京太郎<おーい部長ー

久「うるさいわねえ」

久<黙ってお座り

京太郎<ワン!

久(悪戦苦闘すること十数分……やっと満足行く一枚が取れたわ!)

久(我ながらこの背骨のライン、くびれはいいわねぇ!これなら須賀くんもイチコロよ!)

久「送信っと」

↓1 コンマ
偶数 京太郎<今から会えますか?
奇数 京太郎<おひょwwwwwwww
ゾロ目 京太郎(ここは俺も一肌ぬぐべきかな?)


京太郎<今から会えますか?

久<子供は寝る時間よ♪

京太郎<まだ11時じゃないっすか。明日は休みですし

京太郎<いつものマックでどうですかね

久<営業不振で閉店したわ

京太郎<俺たちのマックが……

京太郎<じゃ、部長の家で

久<どーしてそういう流れになるのよぉ

京太郎<部長が悪いんすよ

久(参ったわね……一人暮らしの女の子の家に押しかけて来るなんて……まったく)

久(ここは何とか貞操を守りたいわね!)

久「……」

↓1
①私をその気にさせる写メ送ってくれたらいいわよ!
②ぜったいだーめ♪

久<私をその気にさせる写メ送ってくれたらいいわよ

久<でもそんなこと須賀くんに出来るかしら?

京太郎<部長……俺はやるときゃやる男ですよ

久<言ったわね!須賀くんの覚悟、見せてもらおうじゃない!

久「……なかなか来ないわね」

久「暇ねぇ……昔の写真でも眺めてよっと」

久「……」

久「あ、写真来た」

↓1 男・須賀京太郎が送ってきた写真とは……!コンマ
偶数:上半身裸で筋肉アピール!
奇数:ボクサーパンツ一枚で股間ドアップ!
ゾロ目:だだの全裸

京太郎<もっこり

久「……///」

久「ナニおっ勃ててるのよっ、もうっ///」

久(形までくっきりわかるし……竿の下の袋、すっごい大きく見える……)

久「……ゴクッ」

久「どうしようかしら」

↓1 コンマ
偶数 やられっぱなしは性に合わないのよね
奇数 もう一声!
ゾロ目 待ってるから


久「で、微妙な沈黙……」

久「……待ってるわねえ、彼」

久「この私がそんなチンケなもので堕ちるとでも?」

久「でも一瞬クラってきたのは悔しいわっ」

久「ここは刺激的なショットを送って挑発してやりましょう」

久「そうねえぇ……」

↓1
①黒タイツでよつん這いになって後ろから
②裸で手ブラ
③自由で大胆な発想を大募集

久「……」ヌギヌギ

久「あはっ、ちょっと濡れてる……」

久「スマホを股の前に置いてっと」

久「……」モジモジ

久「んっ……ちゃんと拡がったかしら……」

パシャ

久「確認……私のここってこんなになってるのね……なんか気持ち悪い」

久「こ、これなら須賀くんもぎゃふんと言うわねっ!」

久「で、でも流石に恥ずかしい……」

久「須賀くん、引いちゃわない?」

久「……」プルプル

↓1 コンマ
偶数:えーい送っちゃえ!
奇数:無理無理!いくら須賀くん相手でも……
ゾロ目:やば、送り間違えた


久<くぱぁ

久「あー、送っちゃった///」

久「ってかなり高画質……これ、須賀くんに今見られてるのよね……」

久「……」モジモジ

久「ちょっと何か反応しなさいよっ、インポじゃあるまいし」

久<これ、何かわかるかしら?

久「……」

久<おーい

久「暇ねぇ……」クチュクチュ

久「暇すぎて股をいじるしかやることがない件」クチュクチュ

久「もう、30分も音沙汰無し……須賀くんもマス掻いてるのかしら」

久「寂しい男ねぇ」

京太郎<部長

久「はうっ」ビクン

久「突然震わせないでよ……もうっ」

京太郎<一生の宝物にします

京太郎<今日はもう おやすみ

久「は、はぁ~~!?」

久「結局来てくれないわけ??家の前にいるぞっとか待ってたのに…」

久「まいっちんぐね、ホント」

久「……近くの雀荘でも行って火照り沈めてきましょ」

久<ほんとバーカ


第一夜 カンッ!

久「最近赤字ねえ」

久「昨日なんてピンで5もすったし…私らしくないわ」

久「お金がないと遊びにも行けないし」

久「今日はご飯食べて寝ましょ」

ジャー

久「須賀くん何してるかなぁ」

久「……」

久「もやし炒めと」

ちーん

久「サトウのご飯。これで今日はしのぐわよ」

久「ぱくぱくもぐもぐ」

久「ごちそうさまでした」

久「味気ない食事だったわ」

久「何もやることないわねぇ」

久「また須賀君でもからかってみましょうか」

久「どうしよっか」

↓1
①またエロ写メを送ってみる
②デートに誘ってみる


久「遊びに誘ってみようかしら」

久<須賀くん今何やってんの?

久「……」

京太郎<ネトマっす

久<アンタいっつもそれね!

京太郎<ww

久<ねえねえ

京太郎<何すか

久<私も今日暇なのよねぇ

京太郎<俺はネトマやってますけど

久<どっか遊びに行かない?

京太郎<ホント暇なんですねww

久「むかっ」

京太郎<どこに行きたいんですか?

久「そうねー」

↓1
①映画館
②ファミレス
③自由安価
ゾロ目でデートに行ける


久<ファミレスとかどうよー?

京太郎<ファミレスww

京太郎<あ

京太郎<倍満ツモりましたー

京太郎<俺、もう飯食ったんで

京太郎<すみません

久「は?この美少女の誘いを断るなんてチョーシ乗っちゃいけないわよ」

久「ここは……そうねぇ、私服姿を送って須賀くんのリビドーを刺激してみましょうか」

久(どの私服にしよう)

↓1
①昔美穂子と買い出しに行った時のようなホットパンツ+黒タイツ
②ジーパンにラフなシャツ
③NAGANOスタイル


久「適当に化粧して、ジーパンにシャツね」

久「まあ普段の私服ね」

久「鏡の前でちょっとセクシーなポーズ撮ってっと」

久「いぇーい」パシャ

久<今日の竹井久

久<どう?

京太郎<ちょっとたちました

京太郎<前送ってくれた、部長の大切なとこの写真思い出しちゃって

久「っ……///」

京太郎<もっとエロいやつ

京太郎<下さい!オナシャス!

久「……」

↓1
①仕方ないわねぇ
②どんなのが欲しいの?
③世の中ギブアンドテイクよ


久「仕方ないわねぇ」

久「後輩の頼みとあらば断れないなんて優しい先輩なのよ、私は」

久「一肌、脱ぎますか!」

久「と言ってももっとエロい奴って……」

久「ちょっと想像つかないわね」

久「Google先生に聞いてみますか」

久「エロ 画像っと」

久「こ、これは……!」

↓1
自由安価


久「……ゴクッ」

久「これはソソるわねぇ」

久「幸い黒ストは持ってるし」ハキハキ

久「鏡の前で開いてっと」

久「あっ、透けてる……恥ずかしいし、もうちょっと厚手のに変えよ」

久「って、一番厚手のでもストッキングだとどうしても透けて……///」

久「股開くってなんかいいわねぇ……被虐趣味を刺激されるっていうか」

久「胸は手で隠して……流石にこれ、流出したら怖いから顔背けて」

久「えいっ」パシャ

久「至玉の一枚、どうよ!」

久「うわっ……って、これ……///知り合い見たら私だって絶対わかるし、ちょっといくら須賀くん相手でも……」

久「前のくぱぁ画像は顔映してなかったからまっいいかって気分になったけど」

久「これはちょっと……うーん……」

↓1 コンマ
偶数 でも送っちゃうのが私なのよねぇ
奇数 ここはベタオリッ!
ゾロ目 せっかくだし色々なポーズで撮ってみましょう


久「危険だからこそ、興奮するってあると思うの」

久「そうしーんっと」

久「須賀くん、どんな反応してくれるかなー」ウズウズ

京太郎<部長!

京太郎<年頃の女の子が男にこんなもの送っちゃ駄目っすよ!

久<なんでー?

京太郎<いやいや

京太郎<俺だからいいっすけど、いつか痛い目見ますよ

久<ならいいじゃない

久<須賀くんにしか送らないし

京太郎<ちょっとこれは話し合う必要がありそうですね

京太郎<夕飯はファミレスでいいっすか?

久<ちょっと今焼き肉の気分なんだけど

京太郎<とほほ

京太郎<じゃあ6時に駅前で

京太郎<参考物件としてその黒ストは履いてきてくださーい

久「エロ写メ一枚で焼き肉。男って単純ねぇ」


久「特上カルビに、この黒毛和牛肩ロース、それぞれ2人前ねー」

久「あと適当に須賀くん、頼んどいて」

京太郎「ちょっと勘弁して下さいよー……バイト代安いんですからぁ」

久「そこは男の甲斐性みせなさいよ」


京太郎「もぐもぐ」

久「あー、美味しい」

京太郎「時に部長」

久「何?」

京太郎「最近溜まってませんか?」

久「ぶっ!なんてこと聞くのよ!突然、デリカシーないわねぇ」

京太郎「いやー、前からちょくちょく際どい写メ送って俺をからかってましたけど、最近は妙に大胆っていうか、その……」

久「なんか不満でもあるの?清楚だったガールフレンドが性を知ってエロくなるって、興奮するもんでしょ、男なら」

京太郎「いやいや清楚って……その前にその発言、突っ込みどころ満載なんですけど」

久「そう?」

京太郎「まあその話は置いといて……最近コッチの方はどうですか?儲かってますか?」

久「ま、それなりにね……須賀くんはどうなの?」

京太郎「ネトマだとそこそこなんですけどね……やっぱりリアルだとハンデでかすぎじゃないですか」

久「和とかが聞いたらただの言い訳よ」

京太郎「あはは……まあ湿っぽい話はやめにしましょうか」

京太郎「肉食ったら次はどうしますか?」

久「お任せするわ」フキフキ

京太郎「じゃあ……」

↓1 コンマ
偶数 ホテルっすねー
奇数 部長の家でいいですか
ゾロ目 俺の部屋に来ませんか


久「ごちそうさまでした」ペッコリン

京太郎「いやいや、今日は付き合ってくれてありがとうございます」

久「たまに奢られると嬉しいわねー」

京太郎「後輩に奢られて満足する先輩の図」

久「いや、今日は後輩じゃなくて男として見てるってコト」

京太郎「あはは……」ポリポリ

久「で、どうする?」

京太郎「とりあえずあっちに歩いて行きましょうか」

久「あー、寒い。もう12月じゃない」ギュッ

京太郎「とりあえず腕組むの恥ずかしいからやめて下さいよ」

久「えー、いいじゃない。ひょっとして照れてるー?」

京太郎「もう……」


第二夜 カンッ!


久「ふあぁ~」

久(昨日は久々に楽しかったわねぇ)

彩乃「どうしたんですか?さっきから生欠伸ばかりで」

久(知らない読者に説明しよう!彼女は寺平彩乃。私が会長やってた頃の学生議会の会計よ!)

久(下級生と思われがちだと思うけど、一応タメらしいの!)

久「ちょっと寝不足なの」

内木「珍しいですね、会長。いつも徹麻明けでも顔色1つ変えないじゃないですか」

久「もう、会長は辞めないさよ……」

彩乃「珍しいことは続きますね~いっつも麻雀部の方で昼ごはん食べてるじゃないですか~」

久「たまには旧交を暖めなきゃね」

内木「旧交……」


菜月「そういえば会長!」

久(またまた説明しよう!彼女は紫芝菜月。清澄高校学生議会のメンバーで下級生よ!)

久(それにしてももう会長じゃないのに会長扱いはやめて欲しいわ……)

菜月「友達から聞いたんですけどー、昨日男と腕くんで街歩いてたって、ホントですか!?」

彩乃「え!?何その話!?初耳なんだけどー!」

久(チッ……あの当たりはあんまり清澄高校の生徒いないと思ってたんだけどねー……夜も遅かったし)

久「まあね~」

菜月「で、お相手は誰なんですか!?年上の大学生とかですか?」

彩乃「いや、会長の事だから社会人相手かも!若き青年実業家とか!」

久「私の存在っていったい」

彩乃「副会長は何か知ってるの?」

内木「……え?いや、初耳ですけど」

彩乃「何よぉ、興味なさそうね、流石ロリコン」

久「あはは」


久(議会のメンバーには適当にはぐらかしておいたわ)

久(それにしても清澄高校の3年生の授業ってこの時期暇なのよねぇ)

久(受験勉強期間で午後からは自習だし)

久(誰もいない部室でだらだらすることくらいしかやることないわ)

久(1年生の頃とか、柄にもなく思い出しちゃうわね)

久(須賀くんは授業中かしら……ちょっとからかってみる?)

↓1
①部室のベッドで制服をはだけた写真を送る
②今から部室でどう?と誘ってみる
③お昼寝する


久<須賀くーん

久<今ヒマ~?

久「返事遅いわね」ゴロゴロ

京太郎<授業中っす

久<起きてた?

京太郎<寝てました

久<今部室にいるんだけど

久<ど~お?

久<一緒にお昼寝

京太郎<ちょwwwwwwそれはwwwwww

京太郎<神聖な部室ではどうかと

久<だからこそいいんじゃあないか

京太郎<いやいやww

久(さて、須賀くんをその気にさせるにはどうしましょうか)

久(ここは安定のエロ写メよね!)

↓1
自由安価
(ゾロ目で京太郎が折れる)


久「制服ちょっと緩めてっと」

久「お尻突き出してっと」

久「そういえば部室のベッドで撮るのは初めてねー」

久「なんかスリルあるわね」

パシャ

久「程よい谷間ができてていいわね」

久<にゃんにゃん♪

京太郎<やっば

京太郎<授業中なのに勃っちゃったじゃないっすか!

京太郎<これじゃあ部室に行きたくても授業、抜けられませんっ……

京太郎<ペッコリン

久「あちゃー……エロ写メは逆効果だったかー」

久「って、男なら堂々と抜け出しなさいよ」

久「あー、ヒマねぇ」

↓1
①部室で慰めてみる
②今日は家に帰る
③久しぶりに部活に出てみる

久「久しぶりに部活で麻雀打ちましょっか」

久「時間まで寝てよ」

……

久「んっ……誰?」

↓1 部室に最初に来たのは? コンマ
偶数:まこ
奇数:一年生トリオ
ゾロ目:京太郎


京太郎「起きて下さい」

久「あっ……もうこんな時間?」

京太郎「制服はだけてますよ」

久「よいしょっと」

京太郎「……」

久「何よ」

京太郎「まだ部活始まるまでに時間ありますけど」

久「え?」

京太郎「休憩時間、抜けてきたんっす」

久「そ」

久「……する?」


京太郎「本気だったんですか」

久「でも、実際はこんなところでヤったら匂いとかヤバイわよね」

京太郎「窓開ければ何とかなるんじゃないですかね」

久「うーん……そうねぇ……あっ!」

久「お姉さん、イイコト思いついちゃった」

京太郎「?」

久「ねぇ須賀くん。ロッカーの中って興奮すると思わない?」

京太郎「……ゴクッ」


続きは朝起きてから書きます


京太郎「き、きついっすね流石に」ギュウギュウ

久「そうねぇ……でもなかなか密着感あって……」

京太郎「アリっすね」

久「授業終わるまであと1時間半くらいでしょ?ちゃっちゃと済ませちゃお?」

京太郎「ええ」

久「あむっ……んっ……」

京太郎(部長の唇サイコー!)

久「んっちゅっ……」ガタガタ

京太郎「ぷはぁ……結構ぶつかる音しますね……」

久「まあ誰も居ないんだしいいじゃなぁい」ジジジ……

久(屈んで須賀くんの股の下に入ってっと)

京太郎「ちょ、部長!?」

久「早く終わらせるためにね?」

久(すっごい蒸れてるわねぇ……まあ制服のズボンなんて換気性悪そうだし)

久(頭クラクラするわ……癖になっちゃってるんだけどね)

久「ちゅぽちゅぽっ……」

京太郎(部長の口奉仕やべぇんだよなぁ……昨日あれだけ搾り取られたのに)

久「ぷはっ……もうビンビンねぇ……んっ……んっ……」

京太郎「ぶちょ……やばっ……」

久「んっ……」チュパチュパ

京太郎(ロッカー内というシチュエーションが俺の原始記憶を刺激……しているっ!)

↓1 コンマ
偶数:耐えられる
奇数:耐えられない
ゾロ目:部室のドアが開く


京太郎(すんません、部長)ガシッ

久「んっ!!んぐぅ~~~」

京太郎(あ~~部長の頭掴んで口内射精サイコ~~~)ドクッビュルルルッ

久「ふーっ!んー!!(ちょっと離しなさいよ!いきなり!苦しいじゃない!)」

京太郎(そうは問屋がおろしませぇ~ん)ビューッ

久「ふぐっ……んー!」

京太郎(顔真っ赤にしてる部長可愛い!そろそろ解放!)

久「ぷはぁ!はあ……はぁ……んっ……」ゴクッ

久「はぁ……はぁ……」クター

京太郎「ほら、部長、いつも通りしっかり綺麗にして下さいよぉ~」

久(酸素薄いわね、ここ……)

久「はぁ……はぁ……はい……ちゅるちゅる」

京太郎(部長が俺の股ぐらでご奉仕……それだけで俺は何度でも……甦れるんです)ボキーン

久(でも最初ほどの硬度はないわねぇ……ざんね~ん)

京太郎「じゃあ部長、立って下さい」

久「んっしょっと」


京太郎「ん……ブラ、外しますよ」カチッ モミモミ

久「もうっ……好きなんだから」

京太郎(部長ももう少し胸あればなぁ)モミモミクニュクニュ

久「あっあっ……」

京太郎「後ろ向いてください」

久「んっ」

京太郎「くっ!ういっ!」ガシッ

久(腰掴まれちゃった)

京太郎「ふーっ!ふーっ!」スリスリ

久(ちょっとぉ、ストッキングの上から擦って……なんか変な気分)

京太郎「股、じっとり湿ってて……やべ……部長の項からもなんか出てる!」

久「何よぉ」

京太郎「あー……いいにおい……」コスコス

久(この密着感と部室でヤッてる背徳感はヤバイわねぇ……)


京太郎「ぶちょ、そろそろ」

久「んっ……」

久(ちょっと乱暴にストッキング下ろさないでよ……破けちゃうわ)

京太郎「ふーっ……ふーっ……」クチュクチュ

久「あっ……指っ……」

京太郎「ドロッドロですねぇ」

久「言わないで……」

京太郎「じゃあ……挿れ……って」

久「ん?どったの?」

京太郎「ちょっとゴム……」

久「何よ、忘れたの?」

京太郎「すみません、いつも財布の中に入れてるんですが……机の中に忘れて」

久「はぁ?」


京太郎「いいですかね、今日」

久「ちょ、ちょっと待ちなさいよ」

京太郎「安全な日ですか?」

久「いやいや、安全とか……ちょっと……口じゃ駄目かしら?」

京太郎「もう……我慢できないんです、すんません」ぐりぐり

久「いやっ!それは駄目、須賀くん!」

京太郎「部長、先っちょ入りましたよ……!」

久「だめよ…そ…そのまま抜い…て…」

京太郎(駄目だっ……理性で制御出来ないっ……)

久「生だけは……」

京太郎「だ、大丈夫です!外で出しますからっ!」ぐっ

久「……っ!んっ……!」ニュッ!


京太郎「あー…奥入ったぁー……あったけぇ……」

久(須賀くんの熱が直にって……いや、これ、ホント駄目よ)

京太郎「んっ……んっ……(狭くて動かしにくい……)」

京太郎「部長、奥、突いてるの分かりますか」

久「だめ、やだ、抜いて……!」

京太郎「……っ!」ぐっ……ぐっ……

久「ほ、ホント[ピーーー]わよ……」

京太郎(もう何も聞こえねぇ)グッポグッポ

久「ひっ……やだぁ……ちょっと、中だけはぁ!」

京太郎「すんません!もし出来たら責任、取りますから!」

久「ちょっと!(ロッカー、狭くて逃げられないっ!)」ガタガタ

京太郎「んっ……んっ……」グイグイ

久「許して、須賀くんっ……」

↓1 コンマ
偶数:京太郎、我慢できず
奇数:部室の扉が開く
ゾロ目:京太郎、正気に戻る


ガチャ

まこ「誰かおるかー」

久「……っ!」

京太郎「っ!」

久(この時、私の心臓は止まったかと思った)

久(須賀くんも動きを止めた)

久(お互いの心臓が激しく脈打つ音が聞こえる)

久(中で繋がったまま)

久(この狭い密室で息を殺し、肌が擦れる音すら立てないように静止した)

まこ「無用心じゃの、全く……」ガタッ

久(それっきりまこの声は聞こえなくなった)

久(ただ、動いている音は聞こえた。幸い、私達がロッカーの中で行為に至っている、それはまだ気が付かれていない。)

久(そう信じたかった)


久(須賀くんとはアイコンタクトすら取れない)

久(今、中に出されるか否か、という大問題は私の中で棚上げされた)

久(私は全神経をどうやってこの場を切り抜けるかに集中していた)

久(そして中で硬いままの須賀くんのソレを感じながら……)

久(ロッカー内は常に酸欠)

久(お互いに今、交感神経がフルで働いている状態)

久(思考に割り振れる酸素すら非常に惜しい状況だった)

久(さて……どうする、私)

手持ち酸素:100 ※毎ターン酸素10消費されていく
①この場を切り抜ける方法を考える(コンマ分酸素消費)
②須賀くんに任せて身を委ねる(酸素消費10)

↓ 先に3票得票した方へ


久「あっ……」

久(甘い吐息が漏れた。)

久(須賀くんが震える私を抱きしめてくれる)

久(その時、私は思った)

久(この人に、私の全部を委ねてみよう、と)

久(思考から解放された私は、ただ、須賀くんに身体を託していた)


↓手持ち酸素:90 コンマ
偶数:須賀京太郎、起死回生の一手を打てる
奇数:ただ時間だけが過ぎていく(酸素10消費)
ゾロ目:京太郎、中出し


京太郎「……」モゾモゾ

久(……)

京太郎(スマホッ!スマホが必要だッ!)

京太郎(それも、部長のスマホッ!)

京太郎(部長のスカートのポケットに……あったぁー!)

京太郎(でもパスワードが掛かってる……これが厄介っ……最後の関門っ……)

京太郎(えっと部長の誕生日……1113……違う……)

京太郎(部長の大切な人……染谷先輩とかか?誕生日は確か……0505……シット!)

京太郎(いや、あの部長が誰かの誕生日をパスに設定するなんて単純なマネ……イメージできねぇ!)

京太郎(でも試してみたい……俺の誕生日……部長にとって俺は何だ?)

京太郎(でももし……そうだったら……俺は……)ゴクッ

京太郎(ええいっ!南無三!0202!)

まこ「ん?メール……」

久:いますご会議室きて
  しごと鉄だつて

まこ(思いっきりミスっとるけぇ!暗号か!)

まこ(そんな切羽詰まってワシを頼るとはのぉ)ふ……

がちゃ


久「ふー……まこ、帰った……」カタカタ

久(やば、足震えて……)カタカタ

京太郎「……ふんっ!」

久「イヤッ!」ビクンッ

京太郎「っ……!っ……!」ヌチュヌチュ

久「あんっあんっ!いやぁっ!ちょっと、今はっ!」

京太郎「部長っ……もうっ……無理!」

久「ああぁ~~~~」ビクンビクン

京太郎「うっ!」どくっ

久「ひゃっ!」

京太郎「中っ……出てるの、わかりますかっ!」どくんどくん

久「いやぁ!」ゾクゾク

京太郎「フヒュー」ビュルルルッ

久(分かるっ!私の一番奥に須賀くんのっ……!駄目、もう頭真っ白っ……)カクカク

京太郎「やべっ……最後の一滴まで絞られっ……」ドプッ

久「あぁぁ~~~」ジョロロロロ

京太郎「ん?なんかあったけぇ……って部長!?何漏らしてるんっすか~!」

久「もうっ……勘弁してっ……」シャーッ

京太郎「うわわっ」


咲「ねえねえ京ちゃん。なんか部室、変な匂いしない?」パシ

京太郎「ん?そうかー?」パシ

京太郎「どうですかね、竹井先輩」

久「気のせいじゃないかしら」パシ

咲「う~ん……」パシ

まこ「そういや久、昼過ぎのメール、何だったんじゃ?」

久「え?ああ、あれね、結局内木君に頼んだわ。間違ってまこのとこに送っちゃったみたい。ごめんね」パシ

まこ「ならええんじゃが」

和「ロン。竹井先輩、18000です。」

久「あ、そこ~?」

和「……」

久「はい、点棒」ジャラッ

優希「見え見えのマンズ染めだじぇ」

久「あはは……久しぶりだしねぇ~」

久(色々あって頭沸騰しそ……麻雀やってる場合じゃないのに)

京太郎「竹井先輩がラスとか珍しいこともあるんですね。ひょっとして俺たちのレベルが上ったのかな?」

優希「こら、犬、調子にのるな!」

京太郎「へい」

咲「……」

久「あっ……」トロッ

久(奥の垂れてきちゃった)

第三夜 カンッ!

久(流れであんなことしちゃったけど)

久(オギノ式的には危険な日なのよねぇ……)

久(でも私にとっては危険な日こそむしろセーフ……そんなオカルトがあったりするのかしら?)

久(そして須賀くんにはお漏らしした後片付けさせたりさせちゃったわ)

久(さすがに恥ずかしい)

久(どうしようかしら)

↓1
①危険日の事について相談しておく
②粗相をしたことについて謝罪のエロ写メを送る


久(とりあえず今日の事について謝りましょ)

久(でも謝罪の言葉だけ、ってあんまり心に響かないわよね)

久(やっぱり行動が伴わなきゃね、何事も)

久(ここはエロ写メの出番ね♪)

久(さて、どんな写真送りましょうか)

久(最大限の謝意を込めて!)

↓1
①まんぐり返し!
②おさげで裸!
③アイディア大募集!


久「んー」キュッキュ

久「できたっと」

久「本気で謝るにはやっぱコレよね」

久「おさげで裸の写真いっちょあがりっと」パシャ

久(顔つきで裸の写真……こんなの流出したら終わりよねぇ……)

久<おさげで裸!

久<今日はごめんね

久(だからこそ、誠意が伝わるってもんよ)

↓1 京太郎は…… コンマ
偶数 「別にいいっすよ むしろ中に出してすみません」
奇数 「今から部長の家行きますね~」
ゾロ目 「俺に小便片つけさせといて『ごめんね』っすか」

京太郎<おさげ!

京太郎<サイコー!

京太郎<今から部長の家行きます!

久(うっわ、単純な男)

久(って家は……一人暮らしだけどさ)

久(男あげるとか初めてなのよね)

久<どんくらいかかる?

京太郎<もう家出ました!原付きで飛ばして30分っす!

久(30分!?急いで片付けなきゃ!)アセアセ

久(部屋、臭くないかしら……)

久(ええい、こっちにだって心の準備がいるのよぉ)


……

久「いらっしゃい」

京太郎「おじゃましまーす」

京太郎「そういや部長の家、初めてっすね」

久「ええ、そうね。もう夕ご飯食べたの?」

京太郎「まだっすね。もう夕ご飯って時間じゃないですが」

久「じゃあ今から簡単に作るから。ちょっとテレビでも見て待っててね」

京太郎「はい」


久「~~♪」

久(凝った料理は作れないけど、簡単なチャーハン作っちゃいましょ♪)

京太郎「……」ジロー

久「何よぉ、テレビでも見てなさい」

京太郎「おさげでエプロン姿の部長……正直そそるっす」

久「ちょ、ちょっと今は危ないって」

久(後ろからピッタリ……あっ……耳たぶ甘噛……)

久「大人しく待ってなさいよ……もうっ」

京太郎「はーい」

久「あっ……」


久「出来たわ須賀くん!」

久「竹井久謹製、ねぎたまチャーハン、おあがりよ♪」

京太郎「いただきまーす!うまっ!パラパラっすね」ガツガツ

京太郎「突然の訪問にも関わらず、このレベル……さすが部長っす」モグモグ

久「ふふっ」

京太郎(あ~~手料理上手いっていいなぁ……)

久「そんな一気に食べたら消化に悪いわよ。おかわり、いる?」

京太郎「はい!」


京太郎「ふー食った食った……ごちそうさまでした」

久「お粗末さまでした」

京太郎「……」

久「……」

久(何このびみょーな沈黙……)

久(ここは年上としてリードしなきゃね♪)

↓1
①お風呂入る?
②一緒に映画でも見る?


久「お風呂……沸かしてくるわ」

京太郎「ありがとうございます」

~~~

久「ちょっと2人で入るには狭かったかしら?」

京太郎「そんな事ないっすよ」

久「ん……(めっちゃ密着してるわ)」

京太郎「部長のピンクのビーチク可愛いっすね~」

久「もう、やらしいんだからぁ」

京太郎「やらしいのは部長じゃないっすか~」

久「やーねー」

京太郎「ちょ、握らないで」

久「えへへ、洗いっこ、する?」

京太郎「念入りに洗ってあげますね」

久「あんっ……ちょっとぉ」


久(たっぷり洗われちゃった……)

久(ドライヤーで髪、乾かしてっと)

久(パジャマに着替えて……おさげよねぇ)

久「須賀くんおまたせ」

京太郎「パジャマにおさげ……」ボッキーン

久(うわぁ……バスタオル越しにわかるわ……)

久「……」

京太郎「ほら、こっち」

久(いつも寝てるベッドで抱かれるって……新鮮ね)

京太郎「んっ……」

久「あむっ……」チュッチュ

京太郎「じゃあ……」

久「ちょっと部屋、暗くして」

京太郎「乙女っすか」カチッ

久(明るいとムード×なのよ)

~~~~

久(じっくり前戯されて……もう準備万端)

京太郎「じゃあ……」

久「ねえねえ、須賀くん」

京太郎「なんっすか」

久「……」

京太郎「挿れますね」

久(当然のようにゴム無し……竹井久、生解禁って感じねぇ)

久(で、中出し…されちゃうのよね)

久(こんな危険な日なのに)

久(でも……何も言えないのよ)

京太郎「うぐっ……ぐっ」パンパン

久(必死な顔……いつもより)

久(オスの本能よね)

京太郎「ああ~~~うっ」ドッドッド

久「っ~~~~」ギュゥ~~~


京太郎「ぐ~~ぐ~~~」

久「……」ムク

久(のんきな寝顔)

久(殺したいくらい憎たらしいわね)

久(結局中でガッツリ3回……)

久(そうそう当たるもんじゃないと思うけど)

久(でも……)

久(考えるのはやめときましょ)

久(今はこの小さな幸せに……浸らなきゃ損よね)

第四夜 カンッ!

久「最近ホント勝てないわねぇ」ションボリ

久(自分の麻雀がヌルくなっているのを感じるわ)

一「どうしたのさ」

久「ううん、何でも。ちょっと弱気になってただけ」

純「らしくねーなぁ……よし、いっちょ景気付けにレート上げるか?」

智美「私はパス。あんまり負けると自慢のワーゲンを売らなくちゃならなくなるからな。ワハハ」

一「純くんノッてるね」

純「そりゃまあな。流れがあるうちに稼がないと後が辛いぜ」

久「よし、乗ったわ。純、握りましょ」

純「いいねぇ、それでこそ悪魔・清澄の頭!5でいいか?」

久「望むところよ!」

一「竹井さん、大丈夫なの?今日も結構な額負けてるけど」

久「……」ムカッ

久(何で私が心配されなきゃならないのよ)

久(どっちが格上か、思い知らせてやる必要があるわね)

純「国広君、賭場での情けは身を滅ぼすぜ」

智美「ワハハ、痺れるレートって奴だなー」

久「さ、とっとと親決めしましょ」

久(このくらいのレートじゃなきゃ頭シャキッとしないわ。今まで低いところでチビチビ負けて赤字になってただけだし)

久(本気出せばこの相手に負けるわけないのよ!)


久「あー、ムシャクシャする」

久「アッタマ来た!」

久「何であそこでカンチャン来ないのよ!」

久「おっかしいんじゃない!?」

久「かと言ってあの場面で良形の5面張で、智美のクソシャボに負けるとか!」

久「で、結局、サシウマ相手に4連敗!」

久「さっすがに冷えるわね」

久「いえ、負けた金が問題じゃないのよ」

久「あの、純の勝ち誇った顔!智美のクソみたいな笑顔!そして何より許せないのは」

久「一の同情!」

久「あー、畜生!何なのよ、何でこんなツイてないのよ!」

久「12月入ってからいっつもこう!」

久「……貯金半分くらいまで減ったんじゃないかしら」

久「嫌になるわね……」


久<今から会えない?

久「……」

久「はぁ……」

久「待つ身は辛いわねぇ」

久「慰めてよ、須賀くん」

久「……」

ピコーン

久「!」

まこ<12/24ヒマか~部室でクリスマスパーティーやるからどうじゃ?

久「ってまこか……はぁ」

まこ<ちなみに今年は風越のレギュラーメンバーと合同でやることになったぞ

久「ク~リスマスが今年もやってくる~♪」

久「特に予定もないし」

久「どうしよ」

↓1 先に3票得た方
①行く
②行かない

久(クリスマス……須賀くんと……)

久(まあ考えても仕方ないわねぇ)

久<オッケー牧場

久(というかまこもデリカシーないわね)

久(私に男がいないの前提の誘い方じゃん)

ピコーン

京太郎<3時間後に行きます

久「……」


ガチャ

京太郎「遅れてすみませーん」

久「遅いわよ」

京太郎「いや……ちょっと買い出しに」

久「まあ寒かったでしょ。ほら。早く中に」

~~~

久「何、その袋」

京太郎「今日はちょっと趣向を変えてみようと思いまして」

久「?」

京太郎「駅前のショップで買ってきちゃいましたよ!じゃじゃーん!」

久「!」

↓1 京太郎が買ってきたものとは
偶数:手錠
奇数:首輪
ゾロ目:ビデオカメラ


続きは後日

久「ゴクッ」

京太郎「付けますよ、部長」

久「はい」カチャッ

京太郎「へっへっへ……」ジャラッ

久(年下の男に首輪嵌めさせられて、鎖握られるって)

久(私も落ちたのね)ゾクッ

久「ご主人様ぁ……」クネクネ

京太郎「まずは口使って」ボロン

久「はい」

久「んちゅ、ちゅぱちゅぱ」

久(跪いて舐めさせられて)

京太郎「ほら、もっと舌使え」グイッ

久「んぐっ……ちゅっぱちゅっぱ」

久(すっごい屈辱……私は竹井久よ……学生議会長も務めて、清澄高校を全国ベスト4の栄光へ導いた)

久(某有名大学に学費免除どころかそこそこの俸給付きで入学が内定している)

久(順風満帆の人生を歩みだしていたのに)

京太郎「あ~~玉の裏もっと」

久「あい……ちゅっちゅ……むぐっ」

久(こんな男に)

京太郎「動き止まってますよ。やる気あるんですか?」グイッ

久「あんっ!ごめんなさい、ごめんなさい」

久(首輪引っ張られて、言いなりにされちゃってる)

久(なんもかんもこのリー棒が悪いのよ……これでハメてもらうためなら)

久(ああ……いい匂い……)

京太郎「じゃあベッドへ……ほら、よつん這いになって」

久「っ……!」

京太郎「もうヌラヌラ濡らして……ホント変態なんですね」ズポッ

久「ちょっ……須賀くんっ……いきなりぃ!」

京太郎「須賀くん?」

久「やめっ……ご主人様ぁ」

~~~


京太郎「いやぁ、首輪プレイ良かったっすねぇ~部長、いつもより感じてましたよね」

久「もう……」

京太郎「ちょっと中こすり上げるだけで悲鳴あげて……可愛かったなぁ」スリスリ

久「……///」

京太郎「次は手錠に目隠しとかどうですか?」

久「それもまた風流ね」

京太郎「抵抗できない部長を一晩中いじめたいっす」

久「ちょっと想像させないでよぉ」

京太郎「あれ、また乳首硬くなってきましたね」コリコリ

久「やだっ」

京太郎「それはそうと、今日なんかあったんすか?いつもより激しいから」

京太郎「ストレスためちゃ美容の敵ですよ」

久「もう……いいのよ」ギュッ

京太郎「なら良かったっす」


久(男の人の胸板、安心するわ……最近、須賀くんのせいで一人寝がやっばいくらい寂しくなってる)

京太郎「それはそうと、部長、卒業旅行とかどうするんです?」

久「そーねぇ、一応学生議会で一泊二日の小旅行の話は出てるけど……麻雀部の方はまこと広島でも遊びに行こうかしら」

久「春休みは長いしねぇ」

京太郎「もし良かったら、俺ともどっか行きませんか?」

久「えっ……」

京太郎「……」

久「うん……」

京太郎「やりぃ!部長と旅行!」ガッツポーズ

久「そんな喜ばないでよ……」

京太郎「場所はどっか希望とかありますか?」

久「うーん……(突然過ぎて頭回らない……須賀くんが誘ってくれるなんて思ってもいなかったから)」

京太郎「やっぱ女の子は東京ネズミランドとか?最近だとUSJとかがいいんですか?」

久「……」ポーッ

京太郎「部長?」

久「ご、ごめん、ボケっとして……」

京太郎「まあ日程とか予算とか、また今度部長の家で考えましょうよ」

京太郎「楽しみだなぁ」

久(この時の私はきっと幸せの絶頂だったと思う)

久(だから、こんな質問をしてしまったのだとーー後になって後悔する事になるとわかっていてもーー)

久「私ってあなたの……恋人よね?」


美穂子「おじゃまします」

池田「ここが清澄の部室かーせっまいところだなー」

優希「狭いとはなんだ!」

池田「フンッ!風越女子の部室はここの10倍はあるし!卓の数もな!」

優希「いくら大きくても烏合の衆ってやつだじぇ」

池田「なんだと?あ?喧嘩売ってんのか?」

美穂子「カナ!悪いのはアナタですよ!謝りなさい」

池田「キャプテンに怒られちゃったし……悪かったな、タコス娘……つい嫉妬しちまって」ションボリ

まこ「まあまあ、折角のクリスマスじゃけぇ楽しくいこうや」

未春「誘ってくれてありがとね、まこちゃん」

美穂子「久!」

久「あら~?美穂子じゃない、久しぶりねぇ」

美穂子「きょ、今日はありがとうございます」

久「礼ならまこに言いなさいよ……私も今日は呼ばれただけなんだから」

久「まだ美穂子は部活出てるの?」

美穂子「ええ。引退したとはいえ、大学は麻雀関係ですから、練習しないと腕が鈍りますし」

池田「キャプテンが毎日来てくれて現役一同大感謝、大感激だし!」

文堂「洗濯物とかはいい加減1年に任せてくださいよ……」

ドム「うっすうっす」

和「深堀さん、お久しぶりです」

深堀「久しぶり……」

和(特に絡みない人多いですね……)


久「で、まこ、クリパって何するのよ」

まこ「そうじゃなぁ……結局はただの飲み会じゃな」

池田「はぁ?それに何だよ、この申し訳程度の飾り付けは!これがクリスマスツリーのつもりか?」ヤレヤレ

優希「痛いところを付かれたじぇ」

和(観葉植物に飾り付けしただけのツリーは流石にと思います)

まこ「まったく口が悪いのぉ、このネコ娘は……」

まこ「とりあえずケンタッキーとケーキは用意しといたけぇ」

優希「あとタコスも京太郎に人数分作らせておいたじぇ」

未春「シャンメリーは皆さんに行き渡りましたか?」

まこ「それじゃあ……」

一同「メリークリスマ~ス!!」


池田「うまっ!この鶏肉!」モグモグ

優希「池田!行儀が悪いぞ」モグモグ

池田「さんをつけろよデコ助野郎」

深堀「ヤレヤレ」モグモグ


未春「せっかく麻雀卓があるし握らない?」

まこ「ええの、そっちの1年もどうじゃ?こっちは和でチーム戦」

文堂「光栄です」

和「結局麻雀ですね」

未春(クリスマス親睦会という名目だけど、敵情視察も兼ねてるんだよね)

未春(来年の最大のライバルは全国ベスト4の清澄)

未春(負けるわけにはいかないよ!)


久「後輩たちも育ってるわね~」

美穂子「ええ……私も安心して任せられます」


宴もたけなわ……

池田「ウィ~~ヒック……飲んだ食った……」ゲップ

優希「ベロンベロンだじぇ……」ゲップ

深堀「うっす」モグモグ


美穂子「ロン。8000」

まこ「かーっ……これで逆転かぁ」

文堂「何で受けの広い良形両面を捨てて、薄い嵌張待ちに……?」

和「……この形、竹井先輩の待ちに似てますね」

美穂子「久ほどの考えがある訳じゃありませんが……5順前に捨てた6ピンが上手い迷彩になって、ここが飛び出ると……」

美穂子「萬子はどうやら染め屋が2人で分が悪いと感じましたから」

和「流石ですね」

美穂子「運が良かっただけです」

美穂子(それにしても久……)

久「はぁ……」

美穂子(ぼんやり窓の外を見て……)


美穂子「それじゃあ最終のバスの時刻ですから」

未春「お世話になりました。また来年!」

まこ「おう!県大会、楽しみしとるけぇ」

池田「じゃあなタコス!」ガシッ

優希「池田も達者でな」ガシッ


美穂子「久!」

久「じゃあね、美穂子」

美穂子「何か悩みがあるんですか?私で良ければ……相談に乗りますよ」

久「大したことじゃないのよ」

まこ「……」

久「だから気にしないで。大学でもよろしくね」


美穂子「久……」

まこ「そっとしておくのも、優しさじゃけぇ」


久「雪……降ってきたわね……なんてロマンチックなクリスマス・イブ」

第五夜 カンッ!


久「生理が来ない」

久「そりゃ忙しい時期とかは遅れる時もあるし、普段なら気にならないんだけど」

久「思い当たる節がありすぎて……」

久「あんな濃いの排卵日前後にたっぷり注がれたら」

久「悩んでも仕方ないわね」

久「はっきりさせましょ」

久(というわけで私竹井久は正月早々薬局で妊娠検査薬を買うという恥ずかしい経験をしたわけです)


久「ここに……おしっこかければ良いわけね」

久「流石に緊張してくるわ」

久「いや、出来てないと思うのよ、うん」

久「そんな簡単に出来るもんじゃないでしょ……」

久「何ヶ月も出されたらそりゃいつかは出来るだろうけど」

久「確率的にはリーチ一発に振り込む程度よね、多分」

久「陰性だったら安心できるから……」

ちょろろろ……

久「……」ゴクッ


妊娠検査キット「+ダヨ」

久「あっ」

久「……」ゴシゴシ

久「……」

ーー京太郎「すんません!もし出来たら責任、取りますから!」

清澄高校全国ベスト4 学生議会長歴任 国民麻雀大会敢闘賞

麻雀名門大学入学内定 将来を嘱望された新進気鋭のホープ

親の離婚 上埜久 挫折 敗北 夢 

ーーまこ「この麻雀部で全国制覇という夢……ワシにも一緒に見させてくれんか?」

夢 希望 未来 幸福 栄光 充足 

そして愛

ーー京太郎「いや、部長は……恋人と言うか……すみません」


久「……どうしよ」

↓1 先に3票得た方で
① ここは写メの出番ね!!
② 答えは沈黙!!


久「……ふふっ」パシャ

久「……」

久「もうちょっと笑顔でっと」パシャ

久「報告……しなくちゃね」

久(メスを孕ませるってオスの夢よねぇ)

久(私は笑顔で+と表示されているキットと写った写メを須賀くんに送った)

ソウシーン

久「……あっ、既読付いた」

久「早く返事ちょうだい」

久「……」

↓1 京太郎サイドの対応は……
偶数:黙殺
奇数:竹井久を対手とせず
ゾロ目:「今から会えますか?」

~~三時間後~~

久「返事ないわね」

久「動揺しているのかしら」

久「でも流石に返信ないのは誠意に欠けるわよね」

久「……」

久「どうしよ」

↓1 先に3票得た方で
①待つ
②「今から会えない?」


久「ここは案を提示しなきゃね」

久<今から会えない?

久「今日は1月3日……須賀くんも寝正月過ごしてるだろうし」

久「暇よねぇ……」

久(今度は既読が付かない……)

久(まあ既読を付けずに読む方法なんてたくさんあるしねぇ)

久「流石にこれは顔を合わせて語り合うべき問題だと思うのよね」

久「今後の私達の関係についても、曖昧だし」

↓1 京太郎サイドの対応は……
偶数:黙殺
奇数:「すみません」
ゾロ目:「わかりました」


久「へー……」

久「……」

久<おーい

久<京ちゃん?

久<大事な話なのよ?

久「……沈黙して事態が好転するとでも思ってるのかしら」

久「……」

久「どうしよ」

↓1 先に3票得た方で
①電話攻勢に切り替える
②あとはひたすら待つ
③須賀くんとの交渉を終了する


久「先輩の電話には3コール以内に出るのがマナーよ♪」

プルルルル……プルルルル……

久「……」

プルルルル……プルルルル……

スマホ「お留守番サービスに接続しま」ブチ

久「出ないわねぇ~」

プルルルル……プルルルル……

スマホ「お留守番サービスに」ブチ

久「寝てるのかしら」

久「次は出てよね……」

プルルルル……

↓1 京太郎サイドの対応は……
偶数:黙殺
奇数:ホットライン遮断
ゾロ目:「もしもし」


久「出ないわね……」

久「……」

久「どういうつもりかしら?」

久「向こうだって逃げられないのはわかってるでしょ?もう高校生なんだし」

久「何も私だって須賀くんを困らせたい訳じゃない」

久「一緒に建設的な議論がしたいだけなのに」

久「……」

久(ここは緩急織り交ぜて行かなきゃね、エッチと同じよ)

↓1 先に三票得た方で
①「まこに相談するわよ?」とさり気なく恫喝
②「あの娘に相談するわよ?」とガッツリ恫喝


久(仕方ないわね、ここはちょっと揺さぶりをかけてみようかしら)

久<須賀くんがそういうつもりなら

久<こっちにも考えがあるんだけど

久<あの娘に相談するわよ?

久<京ちゃん♪

久(どうかしら?)

久「……」

久「私って惨めな女ね……」ポロポロ

久(送った後で涙が止まらなくなって私は……)

↓1 京太郎サイドの対応は……
偶数:「わかりました。これからサシで会いましょう」
奇数:「返事遅れてすみません、咲も一緒にいいですか?」
ゾロ目:男須賀、黙殺


久「お」

京太郎<わかりました

京太郎<これからサシで会いましょう

久(効果は抜群だったみたいね)

久<私の家でいいかしら?

↓1 京太郎サイドの対応は……
偶数:「はい」
奇数:「駅前の喫茶店で」


続く


久「遅いわね……」イライラ

久(約束の時間はもう2時間も過ぎているんだけど)

久(巌流島の宮本武蔵のつもりかしら?)

久「……」

ピンポーン

久「はぁい」

京太郎「いや、遅れてすみません。雪道で」

久「気にしないで。さ、入った入った」

京太郎「それじゃ、おじゃまします」

久「……」


久「はい、お茶」

京太郎「……」

久「……」

京太郎「で。その……部長はどうしたいんですか……」

久「……」

久(そんなのまだわからないわよ……)

久(どうしようかしら……)

↓1 
①責任……とってよね
②お嫁さんは女の子の夢よね♪
③ここは年上の私が大人にならなきゃね


久(とにかく須賀君と会いたかったんだけど)

久(よく考えたら15の男の子には酷な話よね)

久(実際、堕ろすにしてもそれなりの覚悟がいるわけだし)

久(責任取れって迫ったところで……)

久(今回は私が馬鹿だったってことで……)ポロポロ

久(諦めるしか……ないわよね)ポロポロ

京太郎「ぶちょ……」

久「ごめんね、須賀くん、泣くつもりじゃ……」ポロポロ

久「とにかく不安で……」ポロポロ

久「ううっ……」ポロポロ

京太郎(こんな時に俺に出来ることは……)

↓1 コンマ
偶数:とりあえず一発ヤってから考えよう
奇数:俺の胸で泣いて下さい
ゾロ目:おじゃましました。


久「須賀ぐんっ……ひっぐ……」

京太郎「よしよし、よしよし」

久「ううう~~」ギュッ

久(須賀くんの胸……安心するわ……やっぱり)

京太郎(胸を貸してぼんやり宙を見るしか今の俺には出来ねぇ)

久(もうちょっとこうしてよっと)

久(ひとしきり泣いたら少し落ち着いたわ)

久(大人になろうって決めたのに情けないわね……)

久(で、実際はどうするか頭の中で整理しなきゃ)

久(……一番現実的な選択肢は残念だけど中絶)

久(中絶の方法とかは知らないけど……産むのは無理よね……いくら大学生になるとはいえ)

久(いや、妊娠して大学入学とか流石にありえないわ)

久(麻雀推薦だし、色々な人との約束とか、そういうのを全部裏切ることになっちゃう)

久(須賀くんのことを考えても……私のお腹が膨らんできたら、流石に高校にはいられなくなるでしょ……)

京太郎「……」

久(さて、問題は須賀くんがどう考えているかよね)

久(一体どこまで責任とってくれるのかしら……)

久(そもそも責任って?)

久(今この場で主導権を握っているのは私)

久(孕み損をするつもりはないわよ、須賀くん)

久(私ってーーずるい女なんだから)

久「ね、須賀くん」

久「私にどうして欲しい?」

京太郎「俺はーー」

↓ コンマ
偶数:それを決めるのは部長ですよ
奇数:今回は堕ろしましょう
ゾロ目:産んで下さい


京太郎「それを決めるのは部長ですよ」

久「そうかしら?2人の問題だと思うけど」

京太郎「……」

久「ねえ。このままお腹、大きくなったらね、私も大学に入れなくなるし」

久「あなただって、ね?」

久「あんまりはっきりと言うのは辛いんだけどね、今回は無理だと思うの」

久「……須賀くんはどう思う?」

京太郎「……」

久「……」ぎゅっ

京太郎(上目遣いで弱気になってる部長可愛いなぁ……)



京太郎(こいつを俺が孕ませたのかー)パンパン

久「あんっあんっああぁ!」

京太郎(なんか感慨深いな……)

久「あっ!あっ!」

京太郎「うっ……イク!」どくっ

久「~~~っ!」ビクンビクン

京太郎「あーっ!あ」ドビュドビュ

京太郎「ふーっ……」ぬぽっ

久「奥……暖かいわ」

京太郎(結局、流れで……ヤっちまったなぁ)

京太郎(でも部長の考えは聞けたし……)

京太郎(まあ堕ろすのは無難な選択だとは思うけどさ)


久「ねえ、須賀くん」

京太郎「なんすか」

久「正直、今日の写メ、どうだった?」

京太郎「びっくりしましたね」

久「そうよね、ごめんね」

京太郎「いえ、こちらこそ……ちょっと泡食っちゃって」

久「誰かさんと一緒にいたとか?」

京太郎「いや、一人でした」

久「正月は一緒に過ごしてたんでしょ?」

京太郎「初詣一緒に行きたいって言われたんで……まあ、それくらいっすかね」

京太郎「基本的にはお互い、家族と過ごす感じでしたね」

久「……そ。私は家族いないから、一人ぼっちだったわ」

京太郎「あっ。すみません」

久「ねぇ須賀くん」

久「1つお願いがあるの。聞いてくれる?」

京太郎「まあ……俺に出来る範囲でしたら……」

久「あのね……」

↓1 先に3票得た方
①「咲と別れて」
②「休み明けたら一緒に産婦人科についてきて」
③「愛してるって言って」

続きはまた今度


京太郎「それにしても参りましたね……」

久(正月休み明け、私は須賀君と電車で1時間離れた街にある産婦人科を受診した)

久(まず検査で妊娠していることがはっきりした)

久(私が中絶を希望していると伝えると、医者は説明した。早い段階であればあるほど母体への影響は少ないらしい)

久(私は頭が真っ白で、あまり話についていけなかったけど)

久(命の灯火を消すというのは、簡単な問題では無いという事)

京太郎「堕胎に必要なのは3つ。【本人・家族の同意書】、【裁判所の認可】そして【倫理委員会の承諾】」

京太郎「どうしますか?部長」

久「どうしたもこうしたもないわよ!」

京太郎「ひえっ!ちょっと、喫茶店で大声出さないで下さいよ……」

周り「ヒソヒソ」

久「……正規の手段じゃ無理ってことじゃない、つまり」

京太郎「ま、まあ……少子化ですからねぇ……」

久(裁判所の認可を得ようとする時点で、事が明るみに出るのは明白……内々に済ませたいのに)

久(それに……)

京太郎「……」スマホポチポチ

久(なんか他人事じゃない、あなた)


久「ねえ、もっと真剣に聞いてよ」

京太郎「あ、すみません」

久「もう、こんな時くらいスマホいじるのはよして」

京太郎「へい」ポチポチ

久(生返事)

久「……」イライラ

京太郎「……」ポチポチ

久「……」

久「没収!」

京太郎「あっ!ちょ、部長!」

久「まったく……こんな時くらいスマホ弄るのやめなさいよ……ん?」

京太郎「あ」

こんな大事な時に京太郎がやっていた事は……!?
↓1 コンマ
偶数:咲とのLINE
奇数:優希とのLINE
ゾロ目:一生懸命調べ物していた


優希<今度タコベルの支店が長野に出来るらしいじぇ

京太郎<タコベル?

優希<タコス界におけるマクドナルドのような存在だ

京太郎<タコス界wwww

優希<つまり絶対王者ってわけだじぇ!

京太郎<ほほう

京太郎<そういやタコス

優希<ん?

京太郎<何でタコス好きなの?

優希<もうその質問100回目だじぇ

京太郎<俺とタコスどっちが好きなの?

優希<それは……

優希<モジモジ

京太郎<お

優希<タコス……かな?

優希<せめて名前にタコがあれば……勝負はまだわからなかったじぇ

京太郎<しぇーん


久「……」ピクピク

京太郎「ちょ、ちょっと返してくださいよ!」


久「こんな大事な時に、よくそんな中身の無いLINE出来るわね」

京太郎「すみません……中々話の切り時が見当たらなくて」

久「……まあいいわ」

久(会話の中身的に私のほうが上よね、優希より……多分)

久「で、どうする?」

久「このままには出来ないでしょ?何とか方法探そうよ」

京太郎「うーん……」

久「で、一応ネットでも堕ろす方法って調べておいたんだけど」

京太郎(じゃあこの結果になること、わかってたんじゃないっすか)

久「やっぱり、こういう形で望まない妊娠になることって避妊技術がいくら発達したとはいえ、今の日本でもあるらしいのよね」

京太郎(まあゴムもピルもなしじゃ、人間も動物ですからねぇ)

久「そういう闇の仕事を生業にしている人ってやっぱりいるらしいのよね」

京太郎「闇の……仕事!?www」

久「みなまで言わせないでよ。中絶技術はヒポクラテスの時代から綿々と現代まで受け継がれているそうよ。医師免許のある表の医者は、正規の手続きを踏まないと出来ないみたいだけど」

久「光が強ければ闇もまた濃くなる……政府の規制を逃れてこっそり堕ろす方法ってのも今の日本で十分に需要があるってことよね」

京太郎「つまり……モグリの医者のところに行くってことですか」

久「端的に言えばそうなるわね。まあ堕ろし専門がほとんどらしいけど」

京太郎「モグリかー……ひょっとしてですけど、金、かかりますかね。俺にはBJ先生のイメージしかないもんで」

久「相場は50万らしいわよ、この時期だと」

京太郎「まじっすか」


久「もちろん、標準価格ってのはないから」

久「交渉次第ってことにはなるんだけどさ」

久「何より、厄介な手続きもなくて、お金さえ払えばその日のうちにしっかりやってくれるらしいのよ」

久(50万くらいなら何とか捻出できるけど……最近麻雀も赤字続きだし、そんな余裕あるって訳じゃないのよね)

久「それに問題がもう一つ。そういう仕事って大体後ろにヤのつく連中がいるらしいの」

久「賭場もそうだけど、連中に関わると厄介なのよね」

久「ほら、私ってそこそこ有名人じゃん」

久「下手したら今回のこと、ゆすりのネタにされたりしたら面倒くさいのよね」

久「それでさ、きちんとした筋を通して口の固いしっかりしたところにしたいのよ」

久「口止め料とか、仲介料とかも含めて大体予算は100万を見てるんだけど……」

京太郎(中出し数十回で100万!?wwww)

京太郎(どんな高級風俗っすか~~)

久「どうしよっか」


京太郎「……」

久「……」

京太郎(やっべぇ沈黙……)

京太郎(俺の貯金は確か……お年玉もらったから7万くらいかぁ……バイト頑張っても月10もいかねーしなぁ)

京太郎(問題は部長がどれくらい持ってるかだよな)

京太郎(高レートで打ってるらしいし100万くらい自前で用意出来るだろうけどさ)

京太郎(全部自腹って、腹積もりじゃないよな、こんな話切り出してくる時点でよ)

京太郎(少なくとも折半くらいは……期待してるんじゃないかな)

京太郎(いや、むしろ自分が被害者って思ってるかも知れねぇ)

京太郎(そうしたら金以上の事……要求されるかも……)

京太郎「ふー……」

京太郎「部長は……どうして欲しいんですか?」

久「そうね」

↓1 先に3票得たほうで
①責任とってほしい
②須賀くんはむしろどうしたいのよ?


久「責任……とって」

京太郎(今日一番、小さな声で部長がつぶやいた)

京太郎(俺は聞こえないふりをしてやり過ごそうとまず考えた)

京太郎(妊娠宣言されてから、今日は成り行きで遠くの街の産婦人科くんだりまで同行して)

京太郎(待合室でも俺はこの人の何なのかと時折自問自答しながら)

京太郎(部長のことは?好きだ)

京太郎(人として尊敬しているし、また一緒にいて楽しいと思える人だ)

京太郎(ここだけの話、身体の相性もいい)

京太郎(だが俺にはーー)



京太郎「ほんと参ったなー」

京太郎「ほい、リーチっと」

京太郎「……」カチカチ

京太郎「ツモ。ネトマはいいなぁ」

京太郎「それにしても……責任って」

京太郎「坊主頭にすればいいのか?」

京太郎「別段辞職するような仕事に就いている訳じゃねーし」

京太郎「あの人は俺に何を求めているのか」

京太郎「わからなかった」


京太郎「でも俺一人でどうこう出来る問題でもねぇし」

京太郎「あ、もうこんな時間だ」

京太郎(今日は咲との約束の日)

京太郎(昨日、部長とあんな事があって頭がぐちゃぐちゃの中、気乗りはしないが)


京太郎「おまたせ」

咲「おはよ、京ちゃん」

京太郎(咲って地味だけどお洒落したら可愛いんだよなぁ……)

京太郎「待った?」

咲「えへへ。早起きしちゃって……5分位先に」

京太郎「そういうのやめてくれよ、俺だって10分前に来てんだから。次は20分前に来なくちゃいけねぇ!」

咲「不毛だね……じゃあ次はどっちが遅く来れるか賭ける?約束の時間ギリギリに来た方に、早く来たほうにジュース奢るってことで」

京太郎「でも経済状況を反映していないからフェアじゃねーよな」

咲「じゃ、土下座?」

京太郎「俺の土下座とか何の価値もないぜ」

咲「ふふ、冗談。で、今日はどうするの?」

京太郎「そうだなー」

↓1
①水族館でも行くか
②街でショッピングでもするか


京太郎「クラゲになりてぇ」

咲「なにそれ」

京太郎「何も考えず、プカプカ浮かんでるだけで幸せそうだし」

咲「うん」

京太郎「それにしても世界には色々なクラゲがいるんだな」

咲「可愛いね」

京太郎「そろそろイルカショーだし、そっち行くか」

京太郎(やっぱカップルと子連れ多いなぁ)

咲「家族っていいよね」

京太郎「ああ」

咲「京ちゃんは何人家族がいい?」

京太郎「そんな質問するなよ、照れるわ」

咲「ご、ごめん、変なこと聞いちゃって///」

京太郎「でもそうだな、俺、兄弟いないし、子供は3人位いたら楽しそう」

咲「家族麻雀出来無いよ」

京太郎「俺は外で見てるからいいって」

咲「わ!イルカジャンプ!」

京太郎「すげえ!」

京太郎(咲の子供とか絶対麻雀強いわ)

京太郎「水族館のレストランで魚を食べるの巻」

咲「なんか美味しくない」

京太郎「まあ、新鮮って感じしないよな。逆に。魚市場とかなら美味く感じるんだけど」

咲「ぱくぱく」

京太郎(食ってる姿も……)

咲「何?ごはん粒でもついてる?」

京太郎「な、なんでもねー」

京太郎「ん?」

ブーブー

京太郎(電話……まさか……)

京太郎「咲、ちょっとすまん、確認」

咲「うん」

京太郎「……」

京太郎(やべえ、部長だ……こんな時に何のようだよぉ)

↓1 出る?出ない?


京太郎「すまん、ちょっと電話出てくるわ」

咲「誰から?」

京太郎「えっと……あ、部長から(何も隠す必要ねえよ、同じ部活の先輩後輩だし)」

咲「染屋さんから?雑用なら今日は断ってよ」

京太郎(やべ、いつもの癖で……頭回ってねぇ)

京太郎「あっと、竹井部長の方」

咲「……」

京太郎「あちゃ、そういえばもう部長じゃねーな、未だに慣れないぜ……」

咲「早く出なよ」

京太郎「おう、先輩待たせちゃいけねーな、それじゃ」ガタ

咲「ちょっと京ちゃん、ここでいいんじゃない?」

京太郎「え?」

咲「別に私は気にしないよ?どうせ部活のことでしょ」

京太郎「……ゴクッ」

京太郎(咲にしては強く引き止めてきたな……まさか……疑っている?)

京太郎(俺と部長の関係を……ってそろそろ出ないと流石に怪しい)

京太郎(くそ、腹括るしかねぇ)

ピッ

京太郎「はい、もしもし、須賀です」

久「あ、私だけど。今暇?」

京太郎(暇じゃねー!って、あの件か?ちょっと待て……今はとっとと電話切り上げないと)

咲「……」

京太郎(咲の表情はいつもと変わらん……きょとんとしてるけど)

京太郎「いや、今は……」

久「昨日の事、謝ろうと思って」

京太郎「すみません、今日ちょっと大事な用事の最中で……ええ、またの機会に」

久「大事な用事って?まさか今、咲とデートでもしてるの?」

京太郎(なんで非難がましいんだよー!いいじゃねーか、先輩公認の関係でしょ!)

京太郎(整理しろ、須賀京太郎……どうする……今、部長の機嫌を損ねるのはあらゆる点で得策じゃねえ)

京太郎(よく考えると、主導権は部長に握られているんだ。俺が部長を孕ませたこと、公表されたら麻雀部どころか学校にもいれなくなるわ)

京太郎(そして咲を……悲しませることになる。それだけは男としてやっちゃいけねぇ!)

久「須賀くん?今一人なの?誰かといるの?」


京太郎(頼む、部長!ここは察してくれ!)

京太郎「あ、その件ですね、すみません。明日の昼までには必ず!」

京太郎「明日の昼には報告の連絡しますから」

京太郎「いやー、実は今友達と勉強会やってる最中なんですよ、図書館で」

京太郎「前々から約束してたんで断れなくって……あ、図書館なんでそろそろ電話切りますね」

京太郎「失礼します」ブチ

京太郎「ふー……(流石に強引だったかな)」

咲「京ちゃんも大変だね……流石に先輩から頼まれた仕事を、デートしてるからまだやってませんとは言えないよね」

京太郎「そうだな」

咲「でも竹井先輩から頼まれるって珍しいね。あの人、もう引退して久しいでしょ」

京太郎「ああ……惜しい人をなくしたもんだぜ」

咲「間に合いそう?私と遊んでる場合じゃないんじゃ?」

京太郎「そこは雑用のプロ、間に合わせてみせますよ」

咲「よかった~」

京太郎(ここはこうするしかなかったんだ……許してください、部長。あとで隙見てフォローの連絡いれますから)

プルルルル……

咲「わ!」ビクッ

京太郎「ん?」

咲「わわ、私のスマホ……珍しい、誰からだろ」


咲「あれ?竹井先輩からだ。珍しいなぁ」

京太郎「どきっ!」

咲「ごめんね、京ちゃん。出るね。」

京太郎(まさか……ばらすつもりじゃ……それとも探りを?)

咲「あ、もしもし宮永です。あ、今年もよろしくお願いします」

咲「はい、はい。」

京太郎(何の話してるんだよぉ)ドキドキ

咲「え?京ちゃん?ああ、はい」

京太郎(俺?俺の話??)

咲「多分大丈夫だと思いますけどー……はい」

咲「そうですね。ちょっと手帳見てみないとなんとも。ええ」

咲「それじゃあまた改めてお返事しますね。失礼します」ガチャ

京太郎「……」ドキドキ

咲「どうしたの?京ちゃん」

京太郎「えっと、何の話?」

咲「今度新年初打ちしようってお誘い。楽しみだな~」

京太郎「部活のみんなで?」

咲「それは部のLINEで流れてたでしょ?京ちゃん、ちゃんと見てる?これは別件」

京太郎(やべ、すっかり忘れてた)

咲「……京ちゃんも来る?みんなに紹介したいし」

京太郎「え?」

↓1
①行く
②丁重にお断りする

京太郎「メンツは?」

咲「多分、加治木さんと一ちゃん。今でもたまに打つんだよね」

京太郎「へぇ~~(こいつら昼間は学校、夕方部活でいつ打ってんだ?)」

咲「2人は京ちゃんの事あまり知らないし……どうかな?」

京太郎「いや、恥ずかしいし……そのメンツに混ざっても勝てるわけねぇから」

咲「そんなことないよ!京ちゃんも最近上手くなってきたし」

咲「楽しめるくらいは出来ると思うよ!」

京太郎「これ以上俺に麻雀を楽しませないでくれ……」

咲「ええ~~」


京太郎「水族館楽しかったなぁ」

咲「うん」

京太郎「もういい時間だな。次、どうする?」

咲「おまかせ」

京太郎「そうだなぁ」

↓1
①公園をのんびり散歩
②お家でまったりする


京太郎「家来る?」

咲「うん」

~~~~~

咲「……」ペラッ

京太郎「……」

京太郎(咲とのんびり休日の午後……幸せやぁ)

京太郎(本読んでる咲を見ながらぼーっと出来る時間)

京太郎(落ち着くなぁ)

咲「ねえ京ちゃん」

京太郎「何?」

咲「隠し事してない?」

京太郎「え?」

咲「……」ジー

京太郎「……ゴクッ」

咲「今なら……笑って許してあげられる……かもだよ」

咲「部長……竹井さんと何かあった?」ゴッ

京太郎(俺は……)

↓1 先に3票得たほうで
①「何もなかった」
②「正直に告白」

続く

久(絶対咲とデートしてたわよね)

久(こんな大事な時期に。私の事はどうでもいいのかしら?)

久(ヤキモチ焼いて咲に電話したけど、あの子平常心だったわね)

久(正妻の余裕って訳?)

久「はぁ……」

久「寂しい」

久「暇だしエロ写メでも送って構ってもらお」

久「どんな写メ送ろう」

↓1
①クパァ
②エロポーズ
③自由かつ大胆な発想を求める

久「もういい加減ただのエロ写メじゃ満足しないよね」

久「ここはアイコラで行きましょう!」

久「あいつの好きなグラドル……まあはやりんでしょうね」

久(本当に28歳なのかしら、この身体で)

久「牌のお姉さんが性的ではいかんでしょ」

久「ええっと、自分の顔上手くきりとって……」

久「出来た!」

久「ひさりんよ~」

久「送信!」

久(流石に虚しい)


京太郎<ちょwwww何やってんすかwwwwひさりんwwww

久<ひささ~~☆


久(返事がない、ただの屍のようだ)

久「う~ん、流石にはやりんコラは痛かったかしら」

久「何とか須賀くんの下半身を刺激したいわねぇ」

久「どうしよう」

↓1
①アイコラ続行
②たまには動画を送ってみる



久「なら次は戒能プロね♪」

久「……」モクモク

久「おお、ナイスバディよ!」

久「これなら須賀くんもイチコロね!」

久<イェーイ、須賀ボーイ、ウォッチしてますか~

久(戒能プロってこんな口調だったかしら??)


京太郎の反応は……
↓1
偶数:黙殺
奇数:だ、大丈夫っすか、部長
ゾロ目:暇なら遊びに行きますね


久「返事ない」

久「忙しいのかしら」

久「構ってよぉ、須賀くん」

久「参ったわね……また疼いて来ちゃった」

久「どうしよ」

↓1
①自慰に耽る
②雀荘に出かける


久「んっ……」クチュッ

久「最近暇だといつも濡れてる気がする」

久「はー……これ、どうにかしないとねぇ」クチュクチュ

久「まずクリちゃん弄って」クニクニ

久「程よく温まったら……んっ!お膣に指二本」

久「あっあっ!」ぐっちゅぐっちゅ

久(切ない……やっぱり須賀くんの……欲しいよぉ)

久「あっあっあっ」

↓1 コンマ
偶数:しっかりいけた
奇数:いけない

久「んっんっくぅ」

久「はぁ……疲れた……」

久(いつもならこれでしっかりイクのにねぇ……)

久「駄目だわ、指だけじゃ」

久「どうしよう」

↓1
①道具を用いる
②お尻の穴を使ってみる
③須賀くんに懇願してみる


久「前々から興味はあったんだけど」

久「暇で時間もあるし、今日はこっちを開発してみましょう」

久(たまに須賀くんに指突っ込まれたりして遊ばれてるけど、本格的に開発はしてないのよねぇ)

久「まずはウォシュレットで綺麗にしなきゃね♪」

ウィーン……シャー~~~~

久「あうっ……こそばゆい……」

久「お腹の中に暖かい水入ってちょっと気持ちい」

~~~~

久「すっかり綺麗になったし、早速」

久(初心者だし、なんか潤滑油つけたほうがいいわね)

久(かと言って初心者すぎてローションもワセリンもないし)

久「こういう時は石鹸を使うといいんじゃないかしら!」

久「あんまり刺激なさそうだし、指もそのまま綺麗になりそうねぇ」

久「じゃあ早速……」

久「んっ……」

久(人差し指を突っ込んで見たけど……締め付けられて……)

久(変な感じ)

久「あんまり激しく動かせないわ……ゆっくり出し入れしましょ」

久「んっ……んっ……」


久「んっんっ」じゅぷじゅぷ

久(腸液かしら?なんか滑りは良くなってきたけど)

久(イマイチ気持ちよさが分からない……)

久(結構奥突っ込んだりしてるんだけど)

久(流石にお尻の穴だけじゃ駄目なのかしら……)

久(空いてる左手で前の穴弄ってみよ)

久「あっんっあんっ」ぐっちゅぐっちゅ

久(二穴責め……悪くないかも)

↓1
偶数:しっかりいけた
奇数:いけない
ゾロ目:京太郎から電話

久「んっんっ」

久(頭熱くなってきた)

久(イケそう……)

久「あっあっあっ」

久「ひっ!あっあっ(ここだわ!このリズムッ!)」

久(左手と右手の協調運動よっ!)

久(クるわ~~)

久「ああぁ~~~っ」ビクンビクン

久「ふぁあ」ずぽっ

久「んっ」ビクッ

久「はぁ……はぁ……」

久「これは癖になりそう」

久(結局須賀の奴、連絡一本寄越さないんだから)

久(アイコラでは釣れなかったし)

久(うーん)

↓1
①おしりに指突っ込んだ写メ送ってみる
②密林でアナルグッズ購入
③バイブを使って自慰続行

続く。寝る。


久「最近やってなかったけど」

久「なんか今日は徹底的にやりたい気分ね」

久「バイブ使ってみましょ♪」

~~~

久「あっ……んっ」ブイーン

久(イボ付き……須賀くんのと違う)

久「んっ……」グイグイ

久(須賀君とやるようになってから子宮口すっかり開発されたし)

久(押し付けるの、気持ちいいわ)

久「んっ……んっ……」

久(でもオナニーはオナニーなのよねぇ)


偶数:須賀くんに今の写メを送ってみる
奇数:しっかりイっちゃいました
ゾロ目:咲から電話


久「くそっ…中々達しないわね」グチュグチュ

久(そういえばさっきお尻でイッたばっかりだもんね)

久「須賀くん……」

久「こんな時はエロ写メで誘っちゃいましょ♪」

久「スマホ、股の前に置いてっと」

パシャ

久「うわっ……こんなもの咥えてるのねぇ……ちょっと卑猥」

久(というか、もう何でもありね、私)

久(流石にやり過ぎて、須賀くん、引いちゃってないかしら)

久(でも送りたい……もう一枚送って、返事なかったらもうエロ写メは諦める……っ!)

久(そもそもこんなあられもない姿、形に残して男に贈るって危なすぎるわ)

久(リベンジポルノとかもあるしね)

久(まあ須賀くんに関しては大丈夫だと思うけどね♪)

久「そうしーん」

久「んっ……」グチュグチュ

久(早く返事ちょうだいよぉ)

↓1
偶数:京太郎「今から会いに行きますね^^」
奇数:咲から電話
ゾロ目:美穂子「久……?」 送り間違え

京太郎<今から会いに行きますね

久「やった」ガッツポーズ

久「やっぱホンモノには勝てないわよねぇ」ズポッ

久「それにしてもエロ写メで釣られるなんてホント単純なんだから」

~~~

久「あぁぁ~~~」ビクンビクン

京太郎「ふーっふーっ」パンパン

久「やめっ須賀くんっもう頭おかしくなる!」

京太郎「……」パンパン

久(獣みたいに後ろから……頭真っ白)

久「あんっ!あんっ!あぁん!」

京太郎「……」パンパン

久「もうやぁ……あんっ」ゾクゾク

久(何が須賀くんのリビドーを刺激したのだろう)

久(この晩、須賀くんは気が狂ったように私を犯した)

久(須賀くんのソレは何度果てても不死鳥のように蘇り)

久(私を突いた。私は須賀くんの思うがまま媚びた声をあげ、何度も達した)

久(天国が、見えた)


久「あーっ……あーっ……」ピクピク

久(こんなのにハマったら馬鹿になる……)

久(もうアレのことしか考えられないじゃない)

京太郎「……ふぅ」ずぽっ

久「あっ……」トロー

久「今日もたっぷり中に出して……どうだった?」

京太郎「……」

久「ねぇ?咲とはいつも何でやってんの?」

京太郎「……」

久「流石に生中出しで種付けはさせてくれないでしょ?」

京太郎「……」

久「ねえ、須賀くん……ここにあなたの赤ちゃんもいることだし」

京太郎「……」

久「私達の関係、考えなおさない?」

京太郎「部長」

久「ねえ、その部長呼び、もうやめていいのよ?下の名前で呼んでいいから……」

京太郎「別れましょう」

久「……え?」


久「ねえ、こんな事までしておいてどういうつもりよ?」

京太郎「すみません」

久「理由、言いなさい」

京太郎「すみません」

久「……やっぱり、お腹の赤ちゃんの事?それなら」

京太郎「すみません」

久「咲のことかしら?」

京太郎「すみません」

久「ねえったら、ねえ!」

京太郎「すみません」

久「……」

↓1
①責任、取りなさいよ、男でしょ!
②二号でいいから、捨てないで!
③話にならん、咲を呼べ!


久「ねえ」ユサユサ

京太郎「すみません」

久「……」

京太郎「竹井先輩、こういうことは今日で最後にして……明日からただの先輩と後輩に戻りましょう」

京太郎「思えばあの頃が一番楽しかったんです」

京太郎「ちょっとエッチな事して、俺をからかってた頃の先輩と一緒にいるのが」

京太郎「だから別れて下さい」

久(孕ませといてその言い草はないでしょうの巻)

久「……咲となんかあったの?」

京太郎「ゴクッ」


偶数:「何もなかった」
奇数:「正直に告白」
ゾロ目:咲から電話


京太郎「実はですね……」

久(あ、言うんだ。というかやっぱり咲なのねぇ)

京太郎「咲に問いつめられて部長との関係を洗いざらい喋らされまして」

久「ほう」

京太郎「その……咲と付き合ってるのに、ヤッちゃったあの晩のことから」

久「……」

京太郎「いつの間にか淫乱になっていく部長に密かに興奮していたことから」

久「……」

京太郎「実はおさげが好きな事とか」

久「……」

京太郎「部長からたくさん宝物頂いたことも」

久「……」

京太郎「あと……ロッカーでやったあの日のことも」

久「はぁ?」


京太郎「……と、ここまでは比較的穏やかに聞いていた咲なんですけどね」

京太郎「あの話をしたら……」

京太郎「ええ、あの話。あの話に決まってるじゃないですか」

京太郎「部長が俺の子供孕んだって話」

京太郎「いやー……咲にもあんな一面があったんだな、って」

京太郎「金玉、縮み上がりましたね」

京太郎「ゴッ!どころじゃないですよ」

京太郎「ゴゴゴッ!って感じ?うーん……」

京太郎「あの目は、アッチの人の目でしたわ」

京太郎「って訳で、俺、もう多分咲から逃げられないっす」

京太郎「そういう事ですみません、部長。俺の事は忘れていい男見つけて幸せに暮らして下さい」

京太郎「じゃ」


久「待って」ギュッ

京太郎「おわっ」

久「どうすんのよ、私の事。あと、妊娠のこと」

久「私からは黙って逃げられるとでも?」

京太郎「ははっ……脅しですか?」

京太郎「いいですよぉ」

京太郎「全部明らかになっても。俺が退学になって、みんなから後ろ指刺される事になっても。」

京太郎「ま、その時は部長のあのあられもない姿が……某匿名掲示板で拡散する……という事故が起こらない保証はありませんがねぇ」

京太郎「全国ベスト4清澄高校元部長の爛れた性生活……週刊誌を賑わすのは必死ですねぇ」

京太郎「大学入学もパー!全部パー!あはは……あはは!」

京太郎「ははは!あっはっっは!はーっ……はーっ……ヒューヒュー」

京太郎「ヒューヒュー」

京太郎「オユーオヒュー」

久「大丈夫!?」

京太郎「じごぐ……地獄に……ヒューッ」


久「よしよし、よしよし」背中さすさす

京太郎「はぁ……はぁ……」

久(全く、人を脅しながら過呼吸になるなんて情けないわねぇ)

久(何でこんな男に惚れたんだか)

京太郎「ぶちょ、俺……」

久「ねぇあなた」

京太郎「なんすか」

久「咲に何言われたのかは知らないし、咲が何を求めているのかは知らないけどさ」

久「そんなに咲の事、大事なら、いいわよ」

京太郎「……」

久「私は二番で。どうかしら?」

京太郎「そ、それは……」ゴクッ

久(ふむ、想定になかったパターンのようね)

久「咲の事、大事にしてあげて。そして私の事も……忘れないでくれたら、それでいいから」

久「捨てないで、須賀くん……」

京太郎「あうぅ」


京太郎「部長!部長!」パンパン

久「ああっ!もっと!激しく!」ギューッ

京太郎「うっうっうぉ~~~」ズッコバッコ

久(結局、何だかんだで須賀くんも雄なのね)

久(必死に腰振って……)

久(仲直りのえっち……汗だく)

京太郎「部長……俺、部長のことも幸せに……!」パンパン

久「ありがとう……須賀くん……」

京太郎「愛してます、部長!」ドクンドクン

京太郎「うっ、うっ!」ビューッ

久「んっ」ガシッ

京太郎「あぁぁ~~~幸せぇ~~~」

久「パシャッ」

京太郎「え?」

久「えへへ、撮っちゃった。須賀くんが私の中に出してる時の顔」

京太郎「え?」ドピュドピュ

久「あっ……いつまで奥に出してるのよぉ……」

久「ね?晴れて私と須賀くんも結ばれた訳だし、咲に挨拶しようと思って」

久「須賀くんの二番目の女になる竹井久です、今後ともよろしくお願いしますって」

久「今の写真添えて……送っちゃうわね?」

京太郎「あ、ああぁ……!」


↓1 どうする、京太郎! 先に三票得た方。片方はエンディングです
①首絞めてでも止める
②神に祈る

咲「……」

久「……」

京太郎(大変な事になっちまった気がする……)

ファミレス

咲 ○
テーブル
京 久

咲「で。京ちゃんはどうしたいの?」

京太郎「どうって言われてもよ……ええっと」

咲「昨日話し合った時は、反省して別れてくれるって言ったよね」

京太郎「あ、ああ……」

久「まあ咲、落ち着いて。私も須賀君と話し合ったんだけど、今後は」

咲「京ちゃん!」

京太郎「うひっ!」

咲「はっきりしてよ。どっちがいいの?」

京太郎(部長があんな写メ送って挑発するからカンカンだぜ……)

↓1 京太郎の選択は
偶数:そりゃ咲の事は一番大事だよ
奇数:どっちもって選択肢はないっすかね
ゾロ目:部長……かな

京太郎「どっちもって選択肢はないっすかね」

久「……」ドキッ

咲「……」

咲「……」

咲「はぁ?」

京太郎(やべ、殺されるっ!)

久「ちょっと、咲!」

咲「……」

久「少しは……須賀くんの話、聞いてあげてもいいんじゃない?」

咲「……」

久「ねえ、あなた。さっき決めたこと、提案。」ツンツン

京太郎「あ、ああ」

咲「ちょっと。先輩って、私と京ちゃんがインハイの後から付き合ってるの知ってましたよね?」

咲「いつからですか?」

京太郎「それは説明した通り」

咲「いつから京ちゃんの事、好きになったんですか?」

久「えっとね」

咲「京ちゃんは言ってましたよ。10月くらいだって。先輩とそういう関係持ったの。」

咲「なんでも9月ごろ、私が部活で忙しい時に、国麻も明けて暇な先輩が京ちゃんをからかい出したって話じゃないですか」

咲「どういうつもりなんですか?後輩の男、寝取ろうって」

久(ムカッ!)

久「それは単に誰かさんの魅力がないから……じゃないかしらねぇ」

京太郎「ちょ、ちょっと部長」

久「あ、ごめんね、本音出ちゃった」

咲「……」

久「……」

京太郎(やべぇ)

久「でさ、これからの事だけど」

久「須賀くんから聞いてるかもしれないけど、私、お腹に彼の赤ちゃんいるの」

咲「ジロッ」

京太郎(見えないふり見えないふり)

久「さっき須賀くんともじっくり話し合ったんだけどね」

久「どちらかと言えば先に付き合ってた二人の方を尊重するから」

久「私と須賀くんの関係も続けるって事で……いいかしら?」

京太郎「あはは……」

咲「そんなことより、そのお腹の赤ちゃんどうするんですか?」

久「え?」

咲「産むんですか?」

久「……」


久「それはね」

久「今彼と相談中」

京太郎「……」

京太郎(ちゃんと堕ろしてくれるんですよねぇ、部長!)

京太郎(この年でパパなんて無理ですよぉ!)

咲「……プッ」

久「何がおかしいのよ」

咲「何でも」

久「ひょっとして羨ましい?」

咲「はい」

久「そっかあ」スリスリ

京太郎「あわわ」

咲「京ちゃん、ちょっと女同士の話あるから今日は先、帰っててくれる?」

京太郎「ああ」


京太郎(ふー……針の筵って感じだったぜ)

京太郎(やはりここは二人に任せておくのが吉……俺の勘がそう言っている)

京太郎(やれやれ、部長と咲かぁ……俺も幸せモンなんだねぇ)

久(須賀くんはこうして追い出されたけど)

久(気まずいわね)

久(一応、最近まで仲の良い先輩後輩って関係だったのに)

咲「先輩。さっきの提案。別にいいですよ」

久「へ?」

咲「先輩が京ちゃんと関係持っても」

久「あれ?意外」

咲「むしろ今まで黙認してただけですから。でも最近は京ちゃんがちょっと困ってるみたいだったから」

咲「少し問い詰めたら……妊娠って」

咲「妊娠って」

咲「先輩はもっと賢いと思ってたんだけどなぁ」

久「何よ」

咲「で、実際のところはどうするんです?」

久「そうねぇ」

久「ま、現実的には私も大人にならなきゃ……ってところかしら」

久(でも堕ろす手段が……お金がいるのよね、そこを須賀君ともっと詰めたいんだけど)

久(最近麻雀も負けっぱなしでお金100万円くらいしかないし)

久(流石に不安……せめて須賀くんに半分くらい出して欲しいところなんだけどさ)

咲「ひょっとして、お金の問題とかありますか?」


久(読まれてる……のかしら)

咲「京ちゃんに期待しても無駄ですよ。京ちゃんの家はお金持ちだけど、京ちゃんはあんまりお金、持ってないですから」

久「そこは何とかするわよ、二人で。で、咲はこの問題に関係なくない?」

咲「そうですか?……なら京ちゃんに頼もう。」

咲「先輩と別れてって」

久「……っ!」

咲「関係ないわけ、ないんですよ。」


咲「先輩。これからも京ちゃんと関係続ける気なら、私の条件飲んで下さい」

咲「すっごくシンプルな条件ですよ」

咲「京ちゃんの子供、産んで下さい」

久「……え?」


久「いや、でもね、咲。私だって大学あるし……須賀くんだって高校」

咲「とりあえず表向きは……そうですね、京ちゃんの子供って事隠して」

咲「まあ京ちゃんが経済的に一応自立を果たすまでは」

咲「流石に、今の時代、中卒じゃ京ちゃんも可哀想ですし」

久(私の事は無視?)

咲「あと、法的には京ちゃんに認知はさせませんから。でも、たまに顔見せるくらいは許してあげます」

咲「でも、産むにもお金の問題とかありますよね」

咲「お金貸しますよ?先輩ならきっと麻雀で稼いで返してくれると思いますし」

咲「まあ返せなくても先輩向けのいい仕事……紹介しますから」


久「でもね、咲。私、大学」

咲「え?それとこれとは関係ないじゃないですか?」

咲「京ちゃんの子供産めないなら京ちゃん諦めて下さい」

咲「先輩なら大学でもきっといい相手、見つかりますよぉ」

久「でもね、現実的に考えてみてよ?結局父親は誰だって話になるし、清澄麻雀部の問題もあるわ」

咲「今、この話知ってるの、この3人だけですよね?」

咲「京ちゃんのこと、愛してるなら大事にしないで内々に処理しましょ」

咲「先輩が卒業するまでは、多分お腹もそんなに出ないと思いますし」

咲「最悪、行きずりの男と寝て、出来たって事で。お願いしますね」

咲「うん。この話はこれでおしまいにしましょう。先輩もいいですよね?」

↓1
①わかったわ……
②産みたくない!


久「わかったわ……」

久(妊娠……出産……私がママに……)

久(大学は断らなきゃね、せっかく美穂子と同じ大学に進める事になったのに、悪いことしたわ)

久(そもそも好きな人との間に出来た赤ちゃんだもん、そんな簡単に割り切れる問題じゃない)

久(咲が背中を……押してくれたのかしら)

咲「あれ?」

咲(先輩、本気なのかなぁ)

久「何よ。産むわよ。須賀くんの子。文句ないでしょ?」

咲「……」

久(咲はあんな事言うけどね。赤ちゃん産んだら、彼だって揺さぶられるに決まってる)

久(覚悟しときなさいよ、咲)ぼっ

咲「ゾクッ」


~~後日~~

京太郎「う、産む気?本気ですか、部長!」

久「うん。」

京太郎「いやいや、でも部長、大学とか」

久「もういいのよ。すごく心苦しいけどね、もう辞退届出したから」

京太郎「え」

久「何?文句なら咲に言ってよね、京ちゃん♪」

京太郎「いやいや……咲の奴……どういうつもりなんだよ」

久「さあ?あなたには迷惑かけないようにするけど」

久「たまには会いに来なさいよ!」

久「私が全部捨てて産むことにしたんだから、あなたの子供を」ポロポロ

京太郎「ぶちょ……久さん……」

久「ひっぐ……ごめんね、あなた……泣いちゃって……」

京太郎の反応は……
↓1
偶数:じゃ、じゃあ頑張って下さい
奇数:俺は慰めることしか出来ないけど……そばにいますから
ゾロ目:俺も男だ、責任とります 久エンド


京太郎「で、高校卒業してどうするの?」

久「そうねえ……昼はバイト、夜は麻雀でとりあえず生計を建てるわ」

久「雀荘は副流煙とか心配だからあんまり行きたくないんだけど、そうも言ってられないわよね」

京太郎「そっかぁ」スリスリ

久「やっ」

京太郎「今はまだへこんでますね」

久「うん……」

京太郎「俺、出来ることなら手伝いますよ!買い出しとか、重い荷物運ばせるのはなんだし」

京太郎「久さんに鍛えてもらった雑用スキルで!」

久(言ってよかったわ……あなたは責任とらなくていいって。高校もそのまま続けてもらって、認知もしなくていいって)

久(そのおかげでこうやって優しくしてもらえる……捨てられることを考えたら)


久「産むと決めたら、なんとなくあった罪悪感は無くなったけど、現実の厳しさが見えてきたわ」


久(調べた限りだと、今のこの国はすっごく子育て支援が充実してるけど)

久(それは籍を入れた夫婦に対してなのよね)

久(社会的弱者に対して厳しいのは社会の常)

久(病院での検査、出産費用、子育てに必要なものとか考えて、貯金は300万くらいないとまともに産めないのよね、概算だと)

久(不足の事態とかも起こりうるし……お金……お金……)

久(須賀くんにはバイトするって言ったけど……時給700円として、一日8時間働いて5600円。えっと、月20日働いたとして、月10万ちょい。何とか生活費は稼げる……)

久(麻雀は不安定だし、何とか安定収入が欲しいけど、普通のバイトじゃお金が貯まらない)

久「……ゴクッ」

↓1
①京太郎にお金を強請ってみる
②最悪咲にお金を借りればいっか♪
③やっぱり賭け麻雀よね♪


久「あなた、お願いがあるの」

京太郎「なんすか?」

京太郎(喫茶店に呼び出して……また厄介なのじゃなきゃ良いけどよぉ)

久「まず、今後の予定だけど」

久「3月の卒業式、それ終わったら一緒に旅行ね。4月から晴れて自由の身となるわけだけどさ」

久「とりあえず、元気なうちは働くわ。何とかバイトの口見つけて……うん、あなたは高校通って」

久「でね、予定日は9月。もちろん病院もそれまでしっかり通って……」

久「楽しみだわぁ。あなたの子。そうそう、今の技術だと妊娠4ヶ月目くらいには男の子か女の子かわかるらしいの!」

久「ねえ、あなたはどっちがいい?」

京太郎「あはは……」ポリポリ

久「私は断然女の子ねぇ。あ、男の子が嫌ってワケじゃないわよ。あなたの子だもん。どっちでも可愛がるわ」

京太郎(本気……なのかなぁ……ちょっと咲とも話し合ったんだけどさ)

京太郎(絶対、無理だろこれ……いや、咲は俺に責任はとらせないって息巻いてたけど)

京太郎(パパにして責任取らせる腹づもりがヒシヒシと伝わってくるぜ……)


久「でさ、問題になるのはやっぱり名前よね」

京太郎「はぁ」

久「あなたの考えを知りたいんだけど……今時流行りのキラキラネーム……どう思う?」

京太郎「キラキラ?」

久「ほら、この雑誌見てよ!」

京太郎「ひよこ……クラブ?」

久「今流行りの名前は……男の子第一位『光宙(ぴかちゅう)』第二位『伽羅(きゃら)』第三位『新一(こなん)』……女の子第一位『希空(のあ)』第二位『愛妃恵巣(あいぴーえす)』……」

久「どう思うよ?」

京太郎「時代っすねぇ」

久「あなたはこういうのに反対じゃないわけ??」

京太郎「まあ、子供が幸せならそれで……ソヴィエト時代のロシアの子供も名前の付け方も、『共産主義の偉大な勝利』とか『労働者』とかあったみたいですし。従来のアレクセイとかセルゲイとか、聖人の名前をつける習慣が一時的に廃れたとも聞きますし」

京太郎「むしろ今の時代、京太郎、なんて名前がいたらいじめられるんじゃねーかと心配っすね」

京太郎「ほら、俺達の時代にも惟幾とか梅って子いないでしょ。まあ大人から見たら、キラキラネームなんてふざけとるようにしか見えなくても……」

久「は?何屁理屈こねてんのよ、私達の子供の名前よ!その子が大人になって、私達が死ぬまで呼ぶことになる大事な名前なのよ!」バンバン

久「ふざけた名前、付けたくないわ!」

京太郎「お、落ち着いて下さい!じょ、冗談っすよ……俺もまあ、キラキラネーム付けたがるような娘は勘弁と思いますからぁ…」


久「まあ名前はしっかり相談して決めましょ。あなたも考えておいてね」

京太郎(うげ……)

久「むしろ父親に決めて欲しいの。時間はまだあるから、じっくり考えて」

京太郎「はい……」

久「で。話は変わるけどさ」

久「実際、どうする?」

久「咲の手前、二番で良いって言ったけど。この子の事、考えると、流石にさ」

京太郎「はあ」

久「父親、なしってのも、ねぇ」

京太郎「つまり……」

久「まああなたは18歳まで籍、入れられないわけだけど。この子が物心つく時までには解決すべき問題だと思うわ」

京太郎(やべー……)

久「咲はなんて言ってるわけ?」

京太郎「いや……特に」

久「ふーん」

京太郎「あはは」

久「まあそれはまだ置いておいて」


久「あなたのご両親」

京太郎「あっ……」

久「挨拶したほうが良いかしら?」

京太郎「いやいや、無理っす!」

久「何で?」

京太郎「それは政治的事情で……いや、すみません、それだけは勘弁して下さい」

久「でも、こんな事になったわけだし」

京太郎(やべぇ……基本放任主義だけど、これは流石に殺される……)

京太郎「ほんとすみません……その件に関しては、俺が責任ある大人になった時に」ゴニョゴニョ

久「ま、いいわ。私も無理言って産むわけだし」

久「咲とも約束したしねぇ。あなたの子、産めば関係続けても良いってね」

京太郎(咲のやつ、何考えてんだよ、ホント……ちっくしょ)

久「それで、最初のお願いなんだけどね」

京太郎(あ、今までのはお願いじゃないのね……女は話が長いから嫌になるぜ)

久「お金」

京太郎「え」

久「赤ちゃん産むのにお金かかるから……あなたにも少しは負担して欲しいかなーって……」

久「駄目?」

↓1
偶数:京太郎「咲に頼んでみます」
奇数:京太郎「……親に秘密にしてくれるなら」
ゾロ目:京太郎「いやいや、俺に迷惑かけないって約束でしょ」


京太郎「……親に秘密にしてくれるなら」

京太郎「少しとは言わず……全額俺が持ちますよ」

久「えっ」

久「ほ、ホント??」

京太郎「ええ……俺も男です。ちっとはカッコつけさせて下さいよ」

久「うん……」ギュッ

京太郎「久」

久「あっ……」


久(この晩、私は身も心も須賀くんのものだということを思い知らされた)

久(もう彼なしでは生きられない……)

久(生活も全部面倒見てもらう代わりに、もう須賀くんに迷惑をかけないこと)

久(脅したりしないことをしっかり約束させられて)

久(須賀くんの女になった)


京太郎「貯金100万円かー……しけってんなぁ」

京太郎(高レートで打ってるっていうし、久の事だから勝ちまくってると思ってたけど)

久「ごめんね」

京太郎「隠してないだろうな?」

久「うん」

京太郎(まああれだけヨガらせながら白状させたんだし、ホントだろうなぁ)

京太郎(さて、100万円かー……久が言うには産むには300万くらいいるっていうし)

京太郎(当面の生活費のこともあるから、何とかこの軍資金を増やさねぇと)

京太郎(となると、あれしかねぇな)


恒子「すこやんさー」

すこやん「何?」

恒子「そのレベルまで行くと、レートってどれくらいなの?」

すこやん「お金の話?」

恒子「いやー、視聴者のみんなも気になってるよ!トッププロのレート!」

すこやん「プロの公式戦じゃお金賭けるのNGだから!」

すこやん「これ常識」

恒子「でも、仲間内で打つ時くらいは賭けてるでしょ?」

すこやん「まあ、そりゃねー」

恒子「いくらいくら?一晩で人生変わる額?」

すこやん「あのね、こーこちゃん。そういう超コーレートなんて漫画の中の話だよ」

すこやん「せいぜい点ピンかなぁ」

恒子「点ピン??」

すこやん「まあ、勝ったら嬉しい負けた悔しい。そんな範囲内でしか打たないよ」

恒子「そっかー……まあすこやんからお金と男の匂いはしないもんね」

すこやん「失礼な!」


すこやん「そう。私はお金を賭けて麻雀なんて打ちません」

すこやん「たまに三流のプロが粋がって彼女たちの小さな器を超えた額で度胸試しのように打っているのを見るけど」

すこやん「なんて羨ましい光景!」

すこやん「そもそも私だと相手が点ピン以上のレートで打ってくれないよ」

すこやん「そんな私が燃えられるの」

すこやん「何だと思う、こーこちゃん」


恒子「ネットの向こうのみなさーん!本当の麻雀が見たいかー!」

恒子「今夜、日本最強の麻雀プロ、小鍛治健夜の尽力により!」

恒子「全麻雀ファンの夢が実現する!」

恒子「アンダーグラウンド・ポストインターハイ!」

恒子「インハイでも、国麻でも、実現しなかった夢のカードが今宵!」

恒子「選手入場!」


恒子「一人目は、前年度個人戦3位、大阪で一番強い女は愛宕洋榎でも清水谷竜華でもないッ!荒川憩!」

憩「どーもですーぅ」

恒子「続いて二人目ッ!アンダーグラウンド初出場ッ!阿知賀女子の新たな伝説ッ!吉野の山が産んだ『山猿』高鴨穏乃ぉ~~~!!」

穏乃「すっげー明るいなぁ……これ、ネット中継されてるんですか??」

恒子「さて、いよいよ三人目。ついに彼女が来てくれた。表で無敗の女子高生、最強の「宮永」の血の正統後継者、インターハイチャンピオンといえばこの人ッ!」

恒子「みーやーなーがー!てーるー!!」

照「……」

恒子「さあ、役者は揃いました」

恒子「3人共一癖も二癖もある、強者。誰がトップをとっても不思議じゃない」

恒子「だが、そのためには超えなければならない壁がある。そしてこの対戦カード……」

恒子「さあ、最後の一人です。」

恒子「アンダーグラウンド8戦8勝0敗。」

恒子「チャンピオンと戦うことを夢見て立った、インハイの舞台。その夢が、今、叶う」

恒子「あの、小鍛治健夜が認めたッ!私の後を継ぐのはこいつだッ!」

恒子「清澄の嶺上使いッ!宮永咲ッ!入場です!」

咲「お姉ちゃん……」

恒子「夢の姉妹対決の火蓋が、今宵、切って落とされるぅ~~!」


ハギヨシ「本当にいいんですね?」

京太郎「ええ。龍門渕グループも一枚噛む、裏の一大興行アンダーグラウンド日本戦」

京太郎(俺みたいなパンピーじゃ、賭け麻雀で儲けを出すのは無理だ)

京太郎(そんな連中の為にある、ギャンブルがこれ)

京太郎(4人の中から勝利者を一人選んで金を入れる)

京太郎(勝てば数倍になって帰ってくるこのギャンブル)

ハギヨシ「特別ですよ……本来、権力者や大富豪……資格のある人間しか会員になれないんですから」

京太郎(時には美少女たちのあられもない姿も見れるのが売り。流行らねぇ訳がない)

京太郎(俺は、これに勝って、今夜男になるッ!)

京太郎(100万円と俺の身体を担保に、龍門渕から1000万借りた)

京太郎(部長と咲、二人を囲える男になるにはもうこれしかねぇ!)


恒子「さあ、選手が出揃いました」

恒子「お手元のPCに表示された各選手の基本情報を参考に……さあ、BETスタート!」

「咲に3000万!」「照に1500万!」「照に1000……いや、2000!」「咲に2000!」

恒子「さあ、やはり人気は宮永姉妹に集中っ!」

「荒川先生に8000」「憩様に5000」

恒子「しかし、アンダーグラウンド経験者、荒川憩にも根強い人気があるぞ!」


透華「衣はどう見ますか?」

衣「どいつもこいつも魑魅魍魎……実に美味なる香りがするが……あえて衣が選ぶなら」

衣「たかかもしずの!」

透華「高鴨に5億!」


恒子「ご、5億!5億が入りました!高鴨選手!コレは何か裏があるのかぁ~~?」

「……高鴨に3000!」「高鴨に5000!」

恒子「5億入札で流れが変わったかー!いっきに高鴨選手にベットが集中!」


透華「やりましたわ……最高に目立ってますわ!」


別室

京太郎(5億……いや、それ以上に1000万とか最低ベットほとんど見ねぇ)

京太郎(総額ベットはすでに50億超えてる……)

京太郎(あと5分で締め切り……クソ、どうする、俺!)

ハギヨシ「……」


「宮永照に10億」

恒子「おーっと!ここで10億!いつもとは違う!いつもとは何かが違う、今宵のアンダーグラウンドッ!」

恒子(コレがすこやんの読み……宮永照は、やはり鉄板!)

「……」

「照に2億!」「照に1億5000!」「照に3億!」

恒子「待ってましたとばかりに宮永照に高額ベットが集中~~!さあ、どうなるどうなる~~!」

透華「くきぃ~~~!私より目立ってますわ~~~!」

「宮永サキに15億!」

恒子「何がどうなってる~~~!総額ベットは既に今年最高額に達しているぞ~~!」

すこやん(この声……ネリー・ヴィルサラーゼ!やるねぇ)

「咲に3億!」「咲に2億!」


京太郎(億……はは……)

ハギヨシ「須賀様。ただ今のオッズです」

憩:12.5 穏乃:8.33 照:2.22 咲 2.85

京太郎(クソッ!読めねぇ!)

京太郎(咲の奴……私が鉄板だよ、とか言ってたけどよぉ)

京太郎(正直、照さんの方が強いんじゃねーのか??というか、対戦相手に照さんがいることはあの時想定していたのか??)

ハギヨシ「須賀様。提案があります」

京太郎「何ですか?」

ハギヨシ「……竹井久様を担保に1億円追加」

ハギヨシ「一世一代の大博打。やってみませんか?」

京太郎(残り3分……この状況でこの提案ッ!)

京太郎(俺の残りの人生でこんな大金を得るチャンスはあるか?それに……俺に負けはねぇんだ)

↓1
①部長を担保に軍資金1億追加
②いや、流石にそれは出来ませんぜ


京太郎「ハギヨシさん。これは俺の勝負だ。あいつは関係ない」

ハギヨシ「……そうですか」フッ

京太郎(さて、集中しねぇと……じっくり、彼女たちの表情を見ろ)

京太郎(勝負は馬を見ないと始まらねぇ……)

京太郎(だが……咲は自分が鉄板だと言っていた。それは彼女の自信からくるのか。それとも、何か、裏があるのか)

京太郎(俺は……)

↓1 誰に賭ける? 先に3票
①憩 ②穏乃 ③照
ただし三票集めるまでにゾロ目が出たら咲に賭ける

↓決まった直後のコンマ
00-70 照
71-85 憩
86-99 穏乃
が勝利!


恒子「残り10秒!」

京太郎「くそっ!咲より……俺は直感に賭ける!宮永照に1000万!」

恒子「あーっと、ダメ押しの1000万!最低ベットがイン!」

恒子「これにて締め切り~~!さあ、総額は100億円の大台を突破した今回のアンダーグラウンド」

恒子「勝利の栄冠は誰に手にッ!」


~~~~

恒子「さあ、トップ宮永照で迎えたオーラス!」

恒子「鼻の差で追うのはやはり宮永咲!予定調和というべきか、やはり姉妹対決の形!」

恒子「三着で追うのは山の神、高鴨、そしてその後ろを付ける荒川憩!」

恒子「トップからラスまで2万点以内と、大混戦で迎えたオーラス、親は高鴨!」

恒子「サイコロ振って……さあ、始まりました、泣いても笑ってもコレが最後」

恒子「配牌は宮永照イーシャンテン、ここでギギギが出るか」

恒子「……」

恒子「おーっと、ここで荒川憩追い抜いた、3巡目先制リーチ!」

恒子「チャンピオンから出れば逆転の跳満確定リーチ!」

恒子「おおっと、ここでカン!宮永咲のカン!もう一個カン!」

恒子「ああ~~咲、リンシャンならず。ああっと、ここでアクシデントだぁ~~!」

恒子「宮永咲のカンで荒川憩の手が化ける、カンドラもろ乗りで3倍満!他家出和了りで……」

恒子「あ、ロン!ロンです!ロンが入ったー!不運にも、宮永咲の捨て牌が当たり牌~~~!」

恒子「ああ~~~!決着~~~!姉妹対決は、あっけなく、部外者、荒川憩の勝利で幕引きだ~~!」

恒子「コレには会場から大ブーイングだ~~!!!」

……ブチ

京太郎「1000万」

京太郎「溶けた」

京太郎「つづく」


京太郎「いやいや……冗談だろ、コレ……宮永照は鉄板だろ……」カタカタ

京太郎「誰がこの面子で荒川が勝つなんて想像できる!?」

京太郎「ああ……」ガックリ

ハギヨシ「それでは900万円の返済の件について、話しあいましょうか」

京太郎「……」ガックリ

ハギヨシ「10年、ですね」

ハギヨシ「10年かけて返す方法がありますよ」

ハギヨシ「龍門渕にいい口があります」

京太郎「国広さんもそういや親の借金でって……咲が言ってたなぁ」

京太郎(まあ悪く無いか)

ハギヨシ「あなたの働き口は」

↓1
偶数:龍門渕地下施設のタコ部屋で……
奇数:マグロ漁船で……
ゾロ目:透華お嬢様の犬


ハギヨシ「漁船ですねぇ……ちょうど備品が足りないみたいですし」

ハギヨシ「世の中色々な趣味の人がいますからねぇ……同性愛なんてまだノーマル」

ハギヨシ「あそこにはそんな世界があるかも……しれないですね」

京太郎「ちょっとハギヨシさんっ!?じょ、冗談きついっすよ」

ハギヨシ「丸が2個付く額で誰も冗談なんていいませんが」

ハギヨシ「じゃあ出港は明日なので、すぐに新潟港へ出発します」

ハギヨシ「年間100万契約ですから……途中で魚の餌になってた、なんて事はやめて下さいね」

ハギヨシ「船は新潟を出て間宮海峡を超え、韃靼へ向かいます。そこで荷をおろした後、外洋へ出ます」

京太郎「あ・・・」

ハギヨシ「アリューシャンの向こう側には何を捨てても許される……と、船乗りの間では語り草ですよ」

ハギヨシ「友人の幸運を祈ります」

京太郎「あああああっ!!!ああん!あああぁぁぁ~~~~!!!プルルルルルル!!!」

京太郎「咲につなげ!!」

京太郎「ハギヨシさん!今すぐ返済すれば許してもらえますよね!?」

京太郎(ハギヨシさんの目は全てが事実だと語っていた。俺を見る目!)



咲「負けたらAVですか」

心「そ。おもしろいと思わない?」

咲「お金じゃないんですね」

心「うん。咲ちゃんにはプライド賭けて打って欲しいかな。またワザと負けたりしないように」

心「ルールはシンプルだ。この面子相手に、『参った』と言うまで咲ちゃんは麻雀を打つ」

心「一回でもトップ取れたら咲ちゃんの勝ち。アンダーグラウンド卒業だ」

心「でも参っちゃったら、AV一本撮らせてもらうよ。会員向けの特別販売。ね?面白いでしょ?」

心「あなたに莫大な金を賭けて、ヤオで裏切られたたくさんのお客さんの溜飲を下げる事ができると思う」

咲(アンダーグラウンドS級、小禄心さんかぁ……表には出てないけど強いんだろうなぁ)

善野「……」

咲(この人、確か姫松の)

慕「……」

咲(でもやっぱり一番やばいのはっ……)ブルッ


京太郎「咲!咲!咲!」

京太郎「何で繋がらねぇんだよ!クソ!肝心な時に!」

ハギヨシ「そろそろよろしいでしょうか」

京太郎「待て!ハギヨシさん!」

京太郎「どう考えてもマグロ漁船で年100万は割に合わない。それならコンビニバイトのほうが合理的……っ!理不尽っ……!」

ハギヨシ「それでは具体的に今まで何も経験のない、取り柄といえば若いだけの坊やが一年間100万円を貯金する計画を教えて下さい」

京太郎「いや、コンビニで……月10!俺なら10は稼げる」

ハギヨシ「言いたいことはそれだけですか?」

京太郎「……」

↓1 先に3票 どっちもエンディングです。
①久に働いてもらう
②咲が絶対払ってくれますから!

久「須賀くん、できちゃったみたい」
京太郎「咲に支配された」

京太郎がクズ、咲をセフレにしたがる等
同じような話しか書けないらしい

と、作者が申しております


まいづる港

京太郎「5年ぶりの祖国、か」

京太郎(とおさん、かあさん)

京太郎(いろいろありましたが俺は元気です)

京太郎「墓参り、しねーとな……」


まこ「久しぶりじゃけぇのぉ」

まこ「ちゃ、汲んでクラァ」

京太郎「そういうのいいです」

まこ「ほうか。で?」

京太郎「咲は?」

まこ「シラン」

京太郎「知らんわけないでしょ~が」

まこ「そうじゃの」

京太郎「で?」

まこ「落ちたぞ」


まこ「可哀想な後輩じゃな」

まこ「アノ3人に囲まれちゃ、鬼でも負ける」

まこ「50時間ブッて 泣いて負けを認めたらしい」

まこ「そのまま嬲られてのぉ」

まこ「歯を食いしばって再起を誓うも」

まこ「一度鳴いた犬はもう立てん」

まこ「その後も何度も何度も、白築慕乃には勝てんと骨身に叩きこまれて」

まこ「宮永咲は今、外国で体を売っとるらしい」

まこ「もう麻雀は打っとらんらしい」

まこ「……杯を献ずるか、京太郎」

まこ「ってもうおらん。そうか。アイツも今ごろカラフトの藻屑じゃ。悪い亡霊を見た」


久「気味の悪い話、しないでよまこ」

まこ「……」フキフキ

久「思い出しちゃった。昔のコト」

まこ「今の旦那とは上手くいっとんのか?」

久「ま~ね、カレ、私にホの字だから」

まこ「ならこんな場末の雀荘で、酒飲まず帰ったらどうじゃ?」

久「いーのよ、たまには」

久「結局、アイツ、帰ってこないんだから」

まこ「京太郎のことか?」

久「そ。まこが気味悪い話するから思い出しちゃったじゃない。アイツらのコト」


久「咲もアイツもパタッと消えて……」

久「あーあ、後味悪い」

まこ「あの頃のアンタは見とれんかったわ」

まこ「卒業式も出ずに(情けで卒業にはなっとったが)、大学も蹴って」

久「うん……変な男のとこ、転がり込んで……セックス漬けにされてた」

まこ「よー、立ち直ったのぉ」

久「うん……今のカレなんだけどさ……まこも知ってる人だけど」

まこ「あの副会長か?」

久「うん」

まこ「あ奴はロリコンだと思っとったがの」

久「最初は友達として……だと思う」

久「ボロボロになった私を抱きしめてくれて……ああ、懐かしいなって」

まこ「あっついのぉ」フキフキ


久「ん。もうこんな時間。そろそろ帰るわね。まこ」

まこ「……もう少し待たんか?」

久「もう卓は立たないでしょ?今日みたいな土砂降りの日は……」

まこ「もしかしたらこんな日は海の底から帰ってくるかもしれん」

京太郎「ぼ ぼ ぼ」

久「気味悪いコト、禁止!もう……私には今の幸せがあるんだから」

まこ「すまんな……いや、何。そんな気がする……だけじゃけぇ」

ぎー……

まこ「らっっしゃい!ルーフトップへ!」

久「こんな遅くにだ~れ?」

第一部カン!

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