八幡「比企谷攻略部隊…」 (54)

八幡「雪ノ下攻略部隊」
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朝、下駄箱

結衣「えと、おはようはちまん…」

八幡「…挨拶で顔真っ赤にしてこの先どうすんだ」

結衣「いや、あの…冷静になるとあたし八幡に告白したわけだし…恥ずかしいなーと…」

結衣「えあ、また放課後、部室で待つ!」

ダダダダダダダダッ


八幡(そもそもクラス同じだから教室で会うんですけどね)

なんか>>1で盛大にやらかしてるんで

八幡「由比ヶ浜攻略部隊」
八幡「由比ヶ浜攻略部隊」 - SSまとめ速報
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これと>>1の雪ノ下攻略部隊の続きがこのスレです

読んでなくても

・奉仕部3人名前呼び
・由比ヶ浜&雪ノ下、比企谷に告白済み、以後アプローチ予定
・一色&葉山がアプローチ手伝い

だけ把握してれば問題なし

教室


八幡(教室に入って誰にも気付かれずに自席に着席。いつものことだが)

八幡(…誰にも気付かれずに、と思っていたが視線を感じるので気付かれてはいるのだろう、結衣には)

戸塚「は、八幡…おはよう」

八幡「戸塚、戸塚か」

戸塚「へ?」

八幡「いや、おはよう」

戸塚「う、うん?」

八幡(戸塚に声かけられた、ラッキー)

戸塚「えと、八幡?ちょっと聞きたいんだけど…」

八幡「何をだ?」

戸塚「…由比ヶ浜さん」

八幡「…だよな、気付くよな」

戸塚「うん…八幡をチラチラずっと見てるから何かあったのかなって」

八幡「何かあったかと言えばあった」

戸塚「あったんだ…大丈夫なの?」

八幡「俺よりあいつの方に大丈夫なのか聞いた方が良いと思うが」

戸塚「由比ヶ浜さんの方が大丈夫じゃないんだ」

八幡(今チラッと結衣さん見たらあの人顔真っ赤にして視線そらしてますし)

戸塚「確かに、真っ赤に見えるし」

八幡「だな」

戸塚「でも、なにか問題があったわけじゃなくて良かったよ」

八幡「だな」

八幡(問題ありまくりなんですけどね、だがそれはさすがに戸塚には言えない)

昼休み

八幡(おかしい、ガハマさんおかしい)

八幡(授業中に何度も先生に注意されるほど俺の方見てた、おかしい)



先生「由比ヶ浜さん?黒板はそっちじゃないですけど?」

結衣「へ、あ!ごめんなさい!」



八幡(これが何回もあって、クラスメイトに心配されてた)




平塚「由比ヶ浜、何を見てるか知らんが今は黒板を見ろ。今は授業中だ、結婚相手を探す時間じゃない。そう、時間じゃないんだ!」

結衣「け、けけけ結婚相手!?」

葉山「なにこれ」

八幡(こっち見んな)



八幡(平塚先生の授業中は特に平塚先生のせいで更に酷かった)

いろは「へーいせんぱーい暇してますかー?」

八幡「うわ」

いろは「後輩相手にする挨拶としては最低ですね、マイナス20点」

八幡「なんの点数だ」

いろは「んー、じゃあ私の攻略点で」

八幡「お前を攻略してる覚えはない」

いろは「ですよねー、今は先輩が攻略される側ですしね!」

八幡「…」

いろは「…そんなわかりやすい態度とんなくても」

八幡「わかりやすくないだろ」

いろは「まあ、時間もあれですしご飯食べましょうご飯」

八幡「ここで食うのかお前」

いろは「後輩と食べるご飯は美味しさ倍増と風の噂が耳に入りまして」

八幡「それだとお前のご飯が美味しさ倍増しないんじゃねーか」

いろは「先輩さえ美味しさ倍増を味わってくれれば私はいいんですよ?」

八幡「あざとい」

いろは「あざとい後輩です、よろしくお願いしますっ!」

八幡「あざといっての…」

いろは「で、今あの2人にどんなアプローチされてますか?」

八幡「…ガン見?」

いろは「うわ、また典型的な」

八幡「典型的かどうかは知らんが凄えガン見してきたぞ、授業中も」

いろは「ふむ、本当に先輩に惚れてるんですね結衣先輩。ガン見するほど」

八幡「惚れてるとか口に出すなっての」

いろは「告白もされてるのに今更何を…」

八幡「気持ちの問題だ」

いろは「へっ」

八幡「おまいなんなの」

いろは「で?雪ノ下先輩は?」

八幡「今日会ってないが」

いろは「…照れ臭いんでしょーか」

八幡「知りません」

いろは「2人とも奥手ですね…先輩の攻略難易度おかしいんですからもっと攻めないと手に入るものも入らないのにー」

八幡「男をもの扱いするお前が怖いんだけど」

いろは「ま、放課後に期待しましょう」

放課後、教室

・比企谷(先輩)を照れさせたら1点

・比企谷(先輩)にデレたら−1点

葉山「比企谷をデレさせたら、でいいんじゃないか?」

いろは「男がデレるって表現はえぐいので照れさせたらにしてます」

葉山「確かに女の子がデレるのと男の子がデレるのは…違うな」

結衣「なんの話?」

いろは「いえ、なんでも。では早速行ってきてくださーい」

雪乃「もう…?」

葉山「彼だけ部室にいるんだろう?1人で待たせるのは彼に酷いしな」

結衣「あたし今日八幡と目を合わせれる自信ない」

葉山「授業中ひたすら比企谷見てたのに?」

結衣「…八幡はこっち向いてなかったし」

葉山「ワロス」

雪乃「…私も彼を前にしていつもの態度をとれるか不安だわ」

いろは「クールじゃない雪ノ下先輩なら逆に先輩を攻略できそうですけどね」

葉山「ギャップ萌えか」

いろは「…なんかちょいちょい葉山先輩が変な発言してるんですけど…」

葉山「その点では結衣より優位だね、雪ノ下さん」

結衣「負けないし!」

雪乃「…ええ、私も負けるつもりはないわ」

いろは「じゃあお二人とも頑張ってくださいませー」

葉山「さて、俺も部活行くかな」

ちょい離脱

部室前


結衣「部室前だよ、ゆきのん」

雪乃「ええ、部室の鍵は平塚先生に八幡に渡すようにお願いしてあるわ結衣さん」

結衣「ということは」

雪乃「…」

結衣「今、部室には八幡が1人」

雪乃「…」

結衣「部室前には、八幡が好きなあたしとゆきのんの2人…」

雪乃「…」

結衣「…うう///」

雪乃「言ってて恥ずかしくなるなら止めればいいんじゃないかしら」

八幡「…いいから早く入れよ」

結衣「いっ」

雪乃「聞いていたのね…」

八幡「はよ入れ」



結衣「やっ…ほー八幡…」

雪乃「こんにちは、八幡」

八幡「突っ込みどころ満載だなお前ら」

八幡「結衣は言わずもがなだが、雪乃は扉に向けて誰に言葉発してんだ」

雪乃「…こんにちは」

八幡「押し通しやがった…しかもさっきから目も合わさねえの」

雪乃「ええ、わかったわ。紅茶を淹れるから座ってなさい」

八幡「なんも言ってない」

結衣「す、座るね?」

八幡「許可とんなくていい」

雪乃「まだ淹れるまで時間がかかるわ。大人しくしてなさい」

八幡「なんも言ってない」

結衣「は、八幡、今日は、本読んでないんだね?」

八幡「俺今手に文庫本持ってんだが?」

雪乃「それで思い出したわ。私も文庫本を持っていること」

八幡「アッ、ハイ」

結衣「ほ、本読んでないなら、あ、たしが話相手になってあげよっか?」

八幡「お前俺の姿を部室に入ってから1回も目に入れてないだろ」

雪乃「できた」

八幡「乙」

雪乃「当然のことをしたまでよ、感謝は必要ないわ」

八幡「なんで結衣の方見て言ってんだ」

結衣「うん、だから感謝しないよゆきのん」

八幡「ひでえ」

雪乃「はい」

結衣「ありがと!」

雪乃「はい」

八幡「嫌がらせか!なんで紅茶入ってないコップを渡すんだ!」

雪乃「あ、ごめんなさい。ついドジを働いてしまったわ」

結衣「…!ギャップ萌え効果早速使ってきた…!」

八幡「ドジの領域じゃないんだが…」

雪乃「コップをちょうだい。今度こそ入れるわ」

八幡「…おう」

結衣「…」

雪乃「はい、紅茶よ」

八幡「おう」

雪乃「あっ」

八幡「あっつ!?」

雪乃「ごめんなさい、ドジよ」

八幡「失敗をドジのせいにすればいいと思うなよ!」

雪乃「今吹くわ」

八幡「紅茶で濡れた上履きに何吹くつもりだ!」

雪乃「間違えたわ、拭くわ」

八幡「…」

雪乃「…拭いたわ」

八幡「…雪乃」

雪乃「え、あ!あ、頭を掴まないでちょうだい!」

八幡「…」

雪乃「ーーー///」

雪乃「うっ」

八幡「…頭掴んで無理やり目を合わせたら顔真っ赤にして倒れたお( ^ω^ )」

結衣「ゆきのーーーーーん!」

八幡「というか、お前もだ結衣。教室からそうだったが目を合わせろ」

結衣「ゆきのーーーーーん!!」

八幡「誤魔化すなっての」

結衣「あ、や!つ、掴んじゃダメ!や!」

結衣「ーーーーー」

結衣「/////」

八幡「…頭掴んで無理やり目を合わせたら頭から湯気出して倒れたお( ^ω^ )」

八幡「…お前らそんなんじゃ部活できないだろ」

雪乃「あ、う///」

結衣「逆に、逆になんで八幡平気なの!?」

八幡「や、俺だって…思い告げてきた女の子相手に緊張してんだが」

雪乃「…あなたも、緊張?」

八幡「ぶっちゃければ」

結衣「ぜ、全然そんな風に見えない…」

八幡「緊張してる素振り見せてないからな、そこが俺とお前らの差」

結衣「でも…八幡も緊張してるってことは…」

八幡「…」

雪乃「…そうね、私達が緊張してあなたを攻略できないのでは意味がないものね」

結衣「…うん、よし落ち着いた!今から攻略頑張る!」

八幡「じゃあ目を合わせろよ…さっきと変わってねえじゃん」

雪乃「そうね…」

結衣「じ、じー」

八幡「…」

結衣「ふぐう」

八幡「…」

雪乃「…」

八幡「…」

雪乃「う…///」

八幡「…前途多難すぎる」

ガハマさんとゆきのんで攻略点は別々で、最終的に高かった方がヒッキーを攻略したことにしようかなっておもてます

というわけでまずは部室でガハマさんとゆきのんが出来るアプローチ募集中です、2人ともヒッキーと目も合わせられない状態なんですがね

案はガハマさんかゆきのんのどっちかが◯◯をする、みたいなのでおなしゃす

2人で一緒にやる案は取れないのでそこもおなしゃす、今日はここまで

>>1 じゃないけど自分用に前スレ貼り直し

八幡「雪ノ下攻略部隊」
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すいません、遅れました




下校時刻


八幡「なんでいるんだ」

葉山「君を待ってたからね…けど結衣と雪ノ下さんは?」

八幡「あいつらなら先に帰ったが」

葉山「帰った?先に?」

八幡「また明日って言ってとっととな。おかげで部室の戸締りを俺がしたわけで」

葉山「…下校時に何もしないってのもなあ」

八幡「もういいか?俺も帰りたい」

葉山「いやいや、君を待ってたって言ったじゃないか」

八幡「…マジだったのかよ」

葉山「というわけで帰ろうか…ちなみに雪ノ下さんと結衣の現在の君との状況を確認したら去る予定が本当のことだ」

八幡「2人とも帰って状況も何もわからんと」

葉山「まあ2人がどうしようと俺に何か言えるわけじゃないしな」

八幡「そもそも何でこれに首突っ込んできたんだお前」

葉山「…」

八幡「…はあ」

校門前

いろは「あ、きたきた」

葉山「あれ?まだいたのかいろは」

いろは「ええ、結衣先輩と雪ノ下先輩が帰るところを見たので先輩が何したのか尋問をしようかと思いまして」

八幡「尋問すんな…俺が特に何かやったわけじゃねえし」

いろは「?」

八幡「また明日って言われてとっとと帰っていっただけだ。俺は何もやっとらん」

いろは「…つまり?」

葉山「恥ずかしくて逃げたんだろう」

いろは「なるほどなるほど」

葉山「なあいろは」

いろは「はい?」

葉山「ーーーーーーーーーー」

いろは「ーーーーーーーーー」


八幡「目の前でこそこそ話しとかいつ以来だろうとか思っちゃう俺マジぼっちの鏡」

いろは「先輩、私達は応援してますからね!」

八幡「あ?なんだいきなり。こそこそ話し終わったのか?」

葉山「しばらく俺といろはは首を突っ込まないことにするってことを話してたんだよ」

八幡「また唐突に…まあ今回の件は俺が引き起こしたもんだしお前らは本来なら何も関わってくる必要ないんだけどな」

いろは「すいません、つい好奇心が…」

八幡「じゃあお前らは傍観に徹するわけ?」

葉山「比企谷が呼ぶなら手伝うつもりではいる」

八幡「そんな機会ないから傍観者になりきっとけ」

次の日の放課後


八幡「うす」

雪乃「こんにちは」

八幡「結衣が遅れるだとさ」

雪乃「え」

雪乃「…んっ。ええ、わかったわ」

八幡「え、って何だよ…」

雪乃「とくに、なにも」

八幡「はあ」

雪乃「時に八幡」

八幡「なんだ時にって」

雪乃「あなたがやっていたというゲームってどういうものなのかしら」

八幡「なんの話だ?」

雪乃「あなた、とあるゲームに影響されて私たちを攻略すると言いだしたのでしょう?それはどういうゲームだったのか聞きたいの」

八幡「…」

雪乃「その、あなたが現実に行動を起こすくらいに影響が大きいゲームなら…私もやってみようか…と考えていたのよ」

八幡(ただのギャルゲーです)

雪乃「ゲーム、は経験皆無と言っても過言ではないけれど、慣れればそつなくこなせると思うわ。よければあなたがやっていたゲーム名を教えてくれないかしら」

八幡「あー、そのなんだ。お前が想像してるゲームとは絶対違うと思う」

雪乃「?」

八幡「…俗にいうギャルゲーというゲームでして」

雪乃「ぎゃるげー」

八幡「主人公である1人の男がそのゲームに出てくるヒロインを攻略するゲームです」

雪乃「…」

八幡(言っちゃった)

雪乃「…つまり、あなたはゲームの中の女の子を攻略したというの?私達と同じように?」

八幡「…ん?」

雪乃「そのゲームに出てくる女の子を八幡は攻略したのね?それでその女の子は、八幡を…そのどうって」

八幡「待て雪ノ下さん…まさかとは思うが」

雪乃「その女の子は…八幡をどう思っているのかしら!」

八幡「二次元に嫉妬か…」

雪乃「どうなの八幡」

八幡「いや…まあ相思相愛(ゲームの主人公とヒロインが)だったみたいですが」

雪乃「え」

結衣「や、やっはろー…?あれ?ゆきのん?」

八幡「来たか」

結衣「あ、はちまん…や、やっはろー」

雪乃「結衣さん…」

結衣「え、どしたのゆきのん…深刻そうな声だけど…まさか!?」

八幡「こっちみんな」

雪乃「彼…八幡は他の女の子も攻略してたわ」

八幡「ギャルゲーの中でな」

結衣「ま、ままままままじで!?って、え?ギャルゲー?」

八幡「ギャルゲーの説明してたら雪乃さんが勝手に俺がゲームの女の子を攻略したと思ってるらしく」

結衣「もしかしてゆきのん、ギャルゲーって知らないの?」

八幡「知ってるみたいな口ぶりだがお前はどうなんだよ」

結衣「そりゃあ話くらいは聞くけどやったことないよ!ないよ!ないからね!」

八幡「なんでそんな必死なんだよ」

結衣「…でもゆきのんの言う通り確かに女の子を攻略したってことにはなってるんだよね、八幡」

八幡「ちょっと待て、お前もか!」

雪乃「減って2人なのに更に増えたら…」

結衣「八幡!」

八幡「お、おう?」

結衣「たとえゲームだとしても他の女の子の攻略は禁止!」

結衣「今はあたしとゆきのんが攻略する番なんだから八幡は大人しくしてて!」

八幡「理不尽すぎるぜ」

結衣「…やっぱり二次元の女の子は可愛い?」

八幡「なんだ唐突に」

雪乃「そうね、私もそこを…」

八幡「え、なに本当に」

雪乃「…そのゲームの女の子は可愛いのかしら。私は容姿に自信を持ってはいるけれど、空想上のキャラクターはいくらでも私より可愛くできるもの」

雪乃「同じで結衣さんも私から見れば可愛い子だけれど空想上のキャラクターには敵わない場合があるわ」

結衣「可愛い子って…子供扱いだめ!」

雪乃「…どうだったの?」

八幡「…なんかお前変わったな…」

八幡「しかしゲームに嫉妬とは俺も予想できなかった」

結衣「ゆきのんの質問に答えてよー」

八幡「俺がお前らの方が可愛いぜって言えば解決するかもしれんがそれでいいのか?」

雪乃「…」

結衣「…」

雪乃・結衣「それでいい」

八幡「…」

間空けてしまってすいません、今日はここまでにします。また案は次回から拾っていこうと思います。

>>32
ありがとうございます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年11月27日 (金) 00:53:21   ID: SEV1yf4R

キャラ崩壊しすぎ

2 :  SS好きの774さん   2016年12月15日 (木) 10:06:49   ID: VnUXq-2s

続きはぁ~?

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