ネイキッド・スネーク「そうだ、映画を見よう」 (40)

PW事件からしばらくして MSF総司令執務室

ネイキッド・スネーク以下スネーク「暇だ・・・・」

スネーク「MSFはカズという優秀な参謀のおかげで、順調に発展していってる。あいつは軍人として
だけじゃなく経営者としても成功するんじゃないか?」

スネーク「順調にMSFが発展するのはいいんだが、仕事がなくて暇だ。」

スネーク「俺もMSFの運営には参加しているし、総司令として書類仕事もこなさなきゃいけない。仕事は発展する前より
増えたところもあるんだが、今は何もすることがない・・・・」



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スネーク「キルハウスにいって訓練をしてみるか? 兵士の資本は体だ、体ができていないと優秀な
兵士としての行動はできないからな」

スネーク「しかし暇つぶしが訓練というのもなあ・・・・葉巻を吸いつつドリトスとペプシネックスを飲み食い
してみるか? ペプシ・ネックスは実に美味だ。」

スネーク「なんたってうちの糧食班がコカ・コーラ社と同じ製法を見出し独自に改良したコークだからな。」

スネーク「だが、それだと暇人のようにも見えるな・・・」

スネーク「新しい歩兵戦術や特殊戦術の立案、技術班の大型兵器開発を見学してみるのもわるくはないが・・・・」

スネーク「近々できる予定だったマザーベースからさほど離れていない島にあるインジェン社の
動物園みたいなテーマパークができたらそこに遊びに行こうと思っていたが、アクシデントでつぶれたし・・・」

スネーク「そうだ! なんでこんな簡単なことに気付かなかったんだ!」

スネーク「映画だ! 映画を見ればいいんだ!」

スネーク(マザーベースには、兵士の休養のためにシアターがある。他にもゲームセンターや兵士が
経営するマクドナルドを模した店がある。)

スネーク(シアターといっても巨大な大画面とビデオデッキがあるから、兵士が好きに映画をいつでも見れる。
 かなり好評だ。 ポル○ビデオ上映会なんてのも起きたらしいが・・・・)

スネーク(俺は、決していかがわしいんものを見に行くんじゃない! 考えてみれば俺は、今までいろんな
人から映画を勧められてきた。)

スネーク(パラメディック・・・ヒューイー・・・・フランスにもうまもなく帰国する予定のセシール・・・)

スネーク(彼らが勧めてくれた映画を見ようじゃないか!


カズ「ボス、どうした? そんなにあわてた様子で」

カズ「なにかあったのか?」



スネーク「いや、なんでもない。 これからシアターで映画を見に行こうと思っているんだ。」

スネーク「そうだ、カズお前も来ないか? 一緒に楽しもうじゃないか!」

カズ「その誘いはうれしいんだが・・・ボス これから兵士と一緒に釣りをする約束をしているんだ。」

カズ「いやあこれになかなかはまってな 日本人はもとから海に囲まれた島国で魚を食べているからなのか
妙に性に合うんだ 」

スネーク「ああ 確か前にEVAという作戦上の協力者から魚を名前で食べるサバイバルな国と聞いたことがある。」

カズ「それは本当だが、たしかオットンガエルというカエルを日本人がみんな食べるとも信じてたな」

スネーク「ちゃかすのはやめてくれ、カズ 医療担当のパラメディックが
誤った日本知識を持っているのが悪いんだ!」

カズ「ハハハユニークな女性じゃないかボス! 今度俺に紹介してくれないか? それはともかくボス、この前釣り対決
で釣った魚の大きさを競ってたんだが、負けてしまってな」

カズ「その雪辱を晴らさなきゃいけないから、付き合えない。 悪いなボス。」

スネーク「そうか、一人でみるとしよう」


カズ「そうだボス 確かさっきすれ違ったチコがシアターで映画を見るといっていたな」

スネーク「ならチコと一緒に映画を見るとしよう それじゃあカズ」

カズ「あ、ボス・・・ チコが見るつもりといっていた映画はゴジラなんだがボスがゴジラを見て大丈夫か?」

チコ「やった これで念願がかなう!」

チコ「僕はUMAが大好きだ だから日本の映画であるゴジラをずっと見たかったんだ!」

チコ「ニカが内戦続きのせいでその夢はかなわなかったけど、きょうその夢がかなう! スネークがUMAの宝庫の伝説の島を
見つけてくれたけど、架空とはいえキングオブモンスターの異名を持つゴジラを見るのもUMA好きとしちゃあ悪くない!」

ゼロ少佐の生霊(邪道な考えだな、UMAはあくまでUMAとして捉えなければいけないというのに架空のモンスターで
満足するとは、UMA好きの名折れ! それはそうとスネークが連れてきたツチノコの存在を世界に公表しなくては!)

ゼロ少佐の生霊(愛国者の設立やなんやかんやで忙しくてなかなかできなかったが、近日中にツチノコの存在を公表する!)

スネーク「チコ、悪いが俺も一緒にみさせてくれないか?」

チコ「スネーク! スネークなら断ったりしないよ 一緒に見よう!」

スネーク「何を見るつもりなんだチコ?」

チコ「ゴジラだよ! 日本の傑作怪獣映画! そのなかで評価の高い第一作を見るつもりさ!」

スネーク「ゴジラだと!」

チコ「スネークはゴジラがいや? なら他の映画でもいいけど・・・・・」

スネーク「いや、そんなことはないぞチコ パラメディックというアメリカ軍時代の
知り合いが作戦中の暇つぶしに面白い映画と勧めてくれてな」

スネーク「今日は彼女が勧めてくれた映画から何かを見るつもりだったから、こちらとしても
悪くない もっとも核実験で巨大生物が現れるならマーシャル諸島は今頃怪獣だらけとも
思ってしまうがな」

チコ「もうスネーク、しらけること言わないでよ!」

スネーク「悪い悪い さっそく見ようじゃないか!」

上映中


チコ「いよいよだ、いよいよゴジラが見られる!」

スネーク「日本の映画も配給会社のロゴから始まるところは同じなんだな。ところでこれはちゃんと英語版か?」

チコ「大丈夫だよスネーク ゴジラには初代のアメリカ版もあってこれは日本版だけど、ちゃんと英語に直されてるから」

スネーク「そうか。」

チコ「うおおお!」

スネーク「ホウ、怪獣映画については否定的だったがどうしてなかなか面白いじゃないか!」

スネーク「ゴジラの破壊力、現実にいたら俺も戦いたくはないレベルだ」

チコ「ゴ、ゴジラが骨に・・・・映画とわかっていてもあのゴジラが骨になるのはなあ・・・・」

スネーク「芹沢博士・・・・ザ・ボスと同じく人々を守るため殉ずる男か・・・」

チコ「ゴジラ面白かったね、スネーク! スネークはどう?」

スネーク「ああ実に面白い! パラメディックという進めてくれた女性は、これは核へのアンチテーゼが
こめられた作品と言っていたが、ゴジラという分かりやすいイメージで伝えた制作人の発想は好意が持てる!」

スネーク「それにゴジラによる破壊シーン、あれはリアル極まりない」

チコ「僕たちのニカにもあんなところがあるから少し複雑だったけどね・・・」

スネーク「俺も戦場を経験してきたからな、あれを純粋に楽しく思うのは不謹慎だとは思わないでもない・・・・だが、
がれきが散乱する都市の廃墟は現実的な空爆の行われた街をリアルに表現していてそこも評価できる!」




スネーク「それにあの病院 ゴジラによる破壊が行われてから、病院で負傷者の治療が
行われているが大量に負傷者が生じ、病院の床にまで負傷者がいる まるで野戦病院だ!
あれも悪くない!」

スネーク「それにゴジラという怪獣 強力な熱戦、いや白熱光だったか、熱で建物を溶解させながら
進む破壊力、すさまじすぎる! メタルギアや伝説の島の動物よりも強いだろう! あの破壊力
・・・思わず惚れてしまうそうだ・・・」

チコ「ゴジラは確かにあの破壊力は魅力だよね 都市を簡単に壊滅できる破壊力 全長50メートルの巨体
移動するだけで町を破壊できる体の頑丈さ やっぱりすごいよあれは!」

チコ「ゴジラに会ってみたい!」

スネーク「芹沢博士の最後も泣けるな 人々を守らんただひとえにそのために自らの命を犠牲にする
覚悟 感動できる!」

スネーク「チコ、この作品続編はないのか?」

チコ「う~ん スネークはこの作品のリアルさを気に入っているところもあるんだよね ゴジラの逆襲
だと確かにリアルさがないわけじゃないけど、そのあとの作品はだんだん娯楽性を入れて行っているからね」

チコ「スネークが気に入るかどうか・・・・・ゴジラ対ヘドラだと公害に対する批判が込められているけど」

スネーク「ゴジラという怪獣の破壊シーンを期待しているんだ俺は だから娯楽性が強くとも問題はない
続編はあるということでいいんだな?」

チコ「うん、続編はあるよ ただ今年日本で公開されたメカゴジラの逆襲で作品はいったん終わりだってさ・・・」

スネーク「そ、そうなのか・・・・ こんな面白いものを・・・・」




チコ「大丈夫だよ 多分10年ぐらいしたら続編が作られるはずだから」

スネーク「10年か、その頃俺に映画を楽しめる余裕があるといいんだが」

その後 ザンジバーランド建設に向けての準備をしている最中のスネークはゴジラ(1984年版)が公開されると
きくやいなや一人日本で映画鑑賞に向かったという ちなみにこのことがカズと別れた理由だとか・・・・

チコ「ゴジラが好きならこの東宝という配給会社はほかにも怪獣映画を作っているんだ」

チコ「それをみたらどう それと怪獣じゃないけど特撮という同じジャンルの面白いのがあるらしいよ!」

スネーク「どんなのがあるんだ?」

チコ「そうだなあ ガス人間第一号 美女と液体人間 電送人間 マタンゴ」

チコ「海底軍艦に宇宙大戦争 モスラにラドン フランケンシュタイン フランケンシュタインの怪獣サンダ対
ガイラ」

チコ「吸血鬼題材のとか殺人事件題材の映像表現がいいというのもあった気がするよ 透明人間のものもあったはず」

チコ「一番のおすすめは妖星ゴラスかな」

スネーク「妖星ゴラス? ラブクラフトの作品みたいなタイトルだな」

チコ「この作品だと妖星ゴラスという名前の通りまさしく妖星にふさわしいゴラスという天体が
地球に接近するんだ! なんとその天体は・・・・」

チコ「非常に小さい星でありながら質量は地球の何百倍何千倍 圧倒的な重力を持ち、地球に接近しただけでも
その重力で地球は全滅してしまう、ぶつかってしまったら確実に地球が真っ二つになる恐ろしい天体らしいんだ!」

スネーク「現実にそんな天体があるのか? H・G・ウェルズか誰かのSF作品で黒色矮星という天体がそんな
性質をもつとなっていたが、フィクションだろう。」

チコ「もうスネーク これは映画なんだよ 現実と多少違うところがあってても目をつぶらなきゃ!」

スネーク「俺の悪い癖だな」

チコ「とにかくこのゴラス危機の回避やゴラスに近づいた宇宙船の船長の格好良さが魅力だから見てみなよスネーク」


作者はちなみにゴジラ第一作は見たことがありません 昭和は三大怪獣地球最大の決戦ぐらいしか
みたことが・・・・・ 進撃のゴジラというヨウツベの動画を見て第一作のシーンを見て一作目に興味を持ってます

個人的に今まで見た中で面白いのはミレニアムシリーズとVSシリーズは大体見たんですけど、ビオランテですかね
G細胞をめぐる政治的な争いとか自衛隊の活躍とか 1984年版ゴジラもゴジラが現れると政治的にまずい
的な描写があってよかったんですけど、DVDで途中をどうしても見れなくてそうこうしているうちに返却期間が
きてみれなくて・・・・ 2014年のハリウッド版はちょっと言いたいことがありますが迫力があって面白かったです

妖精ゴラスは前にテレビの再放映を見ましたが面白かったです 弟には南極のジェット基地建設の作業機械が
おもちゃみたいといわれましたが・・・・

マタンゴは映画を基にしたホラーSFがおすすめです 


すいません 仮面ライダーは平成仮面ライダーでディケイド以降見ていません 昭和は見ていません

それと最近の作品はディケイドでほかの平成仮面ライダーを倒したのが気にいならなくてなんか見る気になれなくて・・・・・

映画的なのはOVAの真・仮面ライダー序章ぐらいしか・・・・・

それと時空ゆがめない限りはドラマ版の平成ライダー作品も登場できませんし、内容おぼろげなところもあって・・・

カズ「ボスにチコ 映画を楽しめたみたいだな」

チコ「カズ!」

スネーク「カズ、釣り対決の首尾はどうだった?」

カズ「ああ俺の勝ちだ! カジキマグロを釣り上げたんだ!」

チコ「ほんとカズ?」

カズ「ああ 今夜はカジキマグロのカルパッチョだ! 生で食べれる人間には、俺の故郷日本の
刺身という料理をふるまうつもりだ」

スネーク「それはうれしいんだが・・・・」

スネーク「カリブ海でカジキマグロが釣れるのは冬じゃなかったか?」

スネーク「まさか不正を使ったんじゃ・・・・・」

カズ「ボス!」アセアセ

カズ「MSF副指令を務めるこの俺が、そんな汚い手を使うとでも思っているのか? これは俺だ、
たぶんカジキマグロの回遊が異常状態になったか未知の海の異常が原因だろう?」必死にごまかし

カズ「俺が不正を使うわけないじゃないか!」

カズ(ヒューイーに頼んで無人小型潜水艦でカジキマグロを釣ったように見せかけてなんて言えるか!)

チコ「カズ・・・」ジトメ

スネーク「まあそういうことにしてやろう」苦笑

カズ「そんなことよりボス あんたのさっきの会話を聞く限りあんたはどちらかというと
リアリズムを重視する派のようだな」

カズ「ならおすすめがあるぞ 俺たちMSFという戦争に携わる人間にとってはな 最も
俺たちMSFを否定しかねない作品もであるんだが」

スネーク「ほう、どんな作品なんだ?」

カズ「それは『西部戦線異状なし』だ!」

スネーク「西部戦線異状なしか、聞いたことはないわけじゃないな 今度見てみよう」

次は西部戦線異状なしをやります フルタメルジャケットをやろうかなと思ったんですけど、制作年代違うので

ヒューイーのおすすめの2001年宇宙の旅は原作小説を読み、映画も見ているのでやってみようかなあ 


スネ-ク「書類仕事とは地味なものだ」

カズ「そういうなスネ-ク 組織を運営するならこういうのも大事だってことあんたならわかるだろ」

カズ「それにだ 机に張り付かなくちゃいけない時間はもうすぐ終わりだ その後は自由時間だ 文句言うなよ」

スネ-ク「そうだな それに俺が指揮を執る大口の依頼も近いことだしがまんしよう」

カズ「そうだ スネ-ク」
カズ「このまえ進めた西部戦線異常なしをみにいくのはどうだ これが終わったら」

スネ-ク「悪くないな この前ためしに映画を見たら映画に目覚めた! 見たくてたまらない気持ちだ」

カズ「西部戦線異常なしは名作だぞ」

スネ-ク「ビデオのパッケージは見たぞ」

スネ-ク「第一次世界大戦を題材にしたものだが、かなり緻密に再現がされている辺り面白そうだな」

カズ「原作は第一次世界大戦に従軍した確かドイツの作家がかいたものだ」

カズ「これも映像にはない心情描写がありおすすめだぞ」

カズはボス呼びか

スネ-ク「小説も見てみたいものだ」

カズ「ならあとでかしてやろう 俺も持ってるからな ところでボス」

スネ-ク「なんだカズ」

カズ「今はビデオだが次はよりコンパクトな記録媒体ができたりしてな」

スネ-ク「おいおい ビデオだって実現するにはかなり時間がかかったんだぞ」

スネ-ク「そんなものできるはず いやビデオができたからありうるかもしれないな・・・・」

グラウンドゼロズの一年前の辺りです

番外編

ゼロ少佐「スネ-ク すまないが君の体は薬物で自由を奪い愛国者のために役立たせてもらうよ」

ゼロ少佐「ほんとうにすまない せめてものお詫びに 君の好きだと言うゴジラをかけてやろう それも初代からいままでを!」

スネ-ク(ゼロ少佐ぁ 俺が嫌いだからって 好きなゴジラをこの状態でかけると言う生殺しをするとは・・・許さん!)

ゼロ少佐(すまんスネ-ク これがわたしのせめての詫びだ!)

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