ヒデノリ「キャンプ行こうぜ!」ヨシタケ「いいね!」(52)

ヨシタケ「で、いつ行くの?」

ヒデノリ「来週辺りだな。三連休だし。」

ヒデノリ「四人ぐらいで行きたいな。俺とお前とあとモトハルと唐沢辺りかな。」

ヨシタケ「おぅ!楽しみだぜ! じゃあ俺唐沢に連絡するわ。」

ヒデノリ「じゃあ俺はモトハルに…」

そして一週間後の金曜日

ヒデノリ「いやー、すごい大自然!」

ヨシタケ「この空気!サイコーだ!」

唐沢「早速テントを張るぞ。」

ヒデノリ「やっぱお前が仕切るのかよ!」

ヨシタケ「それよか飯つくろーぜ。腹減ったわ。」

ヒデノリ「そうだな。」

ヒデノリ「キャンプの定番と言やカレーだろ!」

ヨシタケ「いや!bbqだ!」

モトハル「二人がくだらない言い争いを始めたぞ…」

唐沢「……」←呆れて何も言えない

一時間後

唐沢「結局カレーか。」

ヒデノリ「つかモトハル野菜切るの上手くないか*」

ヨシタケ「マジだ*」

モトハル「うち授業で家庭科あるだろ?それで調理実習やるじゃん」

ヒデノリ「まあ、そうだけど…」

ヨシタケ「にしても上手いな~」

モトハル「そ、そうか?」←若干嬉しい

モトハル(しかし自分がここまで上手いとは…)

モトハル(一度何故か姉を怒らせてしまったほどだからな…)

ヨシタケ「しまった!」

唐沢「?」

ヒデノリ「どした?ヨシタケ」

ヨシタケ「カレーのルー忘れた」

ヒデノリ「」
モトハル「」
唐沢「……」

ヒデノリ「アホかっ!ルーはお前が係だったろーが!」

モトハル「係…?」

ヨシタケ「く~っ…!」

ヒデノリ「どうすんだよこれ!ルーがなかったらただの煮物じゃねーか!ただの味付けされてない煮物じゃねーか!」

ヨシタケ「すまん…」

ヒデノリ「謝ってすむかーー!!」

唐沢「ヒデノリ、これ」

ヒデノリ「あぁ?」

[こ○まろ カレールー]

ヒデノリ「……持ってきてたのかよ…」

ヒデノリ「さて、完成だ!」

ヨシタケ「でもこれ辛口だろ?俺中辛までしか食えねえんだけど…」

ヒデノリ「モトハルー、米炊けたー?」

ヨシタケ「無視かよ!」

モトハル「すまん…」

ヒデノリ「?」

モトハル「米忘れた…」

ヒデノリ「」
ヨシタケ「」
唐沢「……」

ヒデノリ「嘘だろーー!!」

ヨシタケ「なんかトラブル続きだな…」

ヒデノリ「唐沢、持って来てないか?」

唐沢「……すまん」

ヒデノリ「マジでーー!?」

結局四人は辛口のカレーを米なしで食べたのだった。

ヨシタケ「ウヘー、辛えよぉ…」

ヒデノリ「これがホントの辛レー……」

ヨシタケ「そういうのマジいらない今は」

陽が沈み始めてきた。

ヒデノリ「キレイな夕日だ」

ヨシタケ「はいはい、キレイキレイ」

モトハル「夕食の準備しないとな」

ヒデノリ「唐沢、釣り竿持ってきたか?」

唐沢「あぁ」

ヨシタケ「三本?一本足りねえじゃん」

唐沢「俺は森で何か探す」

ヒデノリ「流石 唐沢、先の事を考えてるな」

モトハル「いや、まともなモノが見つかんねえだろ…」

唐沢「行ってくる」

モトハル「行ってしまった…」

ヒデノリ「よし!ひと釣り行こうぜ!」

ヨシタケ「よっしゃー!三匹目!」

ヒデノリ「くそっ!釣れねえ!」

モトハル「俺もだ…」

モトハル(…唐沢の奴、今頃どうしてるんだ?)

そんな事を考えて、モトハルは自分の竿に魚が掛かった事に気づかなかった。

モトハル(唐沢もたまにわけわかんないことするな…)

その頃、唐沢は…

唐沢「キノコでも採るか」

キノコ苅り中の唐沢。
時刻は18時30分。夏でも暗くなっている。そして……

唐沢「参ったな…こりゃ」

唐沢は森で迷子になったのだ…。

ヒデノリ「いや~釣った釣った」

ヨシタケ「あれ、唐沢まだ帰ってきてないじゃん」

モトハル「ホントだ」

ヒデノリ「んじゃ、先に飯食うか」

ヒデノリ達は魚を棒で刺して焼いた。定番の飯である。

モトハル「一応唐沢の分三本は残しとこう」

それからかなり時間が過ぎた

ヨシタケ「なあ、いくらなんでもおそすぎじゃね?」

ヒデノリ「お、おぅ…」

モトハル「……熊」

ヒデノリ・ヨシタケ「!!!」

ヒデノリ「おいおい、冗談だろ?」

モトハル「いや、ありえなくもないぞ」

ヨシタケ「やベーって!唐沢探そう!今すぐ!!」

ヒデノリ「だったら俺をつれていきな」

ヨシタケ「?何してんの?」

ヒデノリ「俺の名はジャック!」

ヨシタケ「行こうモトハル」

ヒデノリ「ちょっと!待てや!」

三人は森の中に消えた。

気分展開に書いてます。

唐沢「19時か…」

もう真っ暗である。
その時、遠くの草陰から何かが…

ガサガサっ…

唐沢「!?熊か…?いや、ありえない」

ヒデノリ達は見てなかったが、唐沢は山の麓の掲示板を見ていたのだ。

熊は出現しません

唐沢「だとすると猪…!?」

ガササササ

ガサァッ

唐沢「…っ!」
唐沢は思わず帽子を深くかぶった。

しかし、出てきたのは熊でも猪でもなかった。

羽原「と、としゆき…?」

訂正
気分展開x
気分転換○

唐沢「…っ!は…羽原…」

羽原「としゆき…何してんの…?」

唐沢「羽原こそ…」

羽原は柳と生島と一緒にキャンプに来ていたのだ。
そしてキノコ苅りにきた羽原はそのまま…

唐沢「迷子か…」

羽原「うん…」

唐沢「じゃあ俺はこれで…」

羽原「待ってとしゆき!」

唐沢「…!?」

羽原「一緒に行動しよう?危ないからさ…」

唐沢「…おもしろい冗談だな 羽原…」ガシッ←羽原が唐沢の手を掴む

羽原「冗談なんかじゃないよ…」

その頃、ヒデノリ達は

ヒデノリ「唐沢ー」

ヨシタケ「おーい!」

モトハル「ダメだ…」

既に時刻は20時を越えた。

モトハル「携帯が繋がればなぁ…」

ここは山。携帯は通じない。


唐沢(参ったな…熊や猪より恐ろしいモノに遭遇するとは…)

唐沢と羽原は森を彷徨っていた。

その頃、異常な二人は…

ヤナギン「まさか羽原が迷子になるとはな…」

生島「く、熊とか出たらどーすんの?」

ヤナギン「安心しろ 熊ごとき羽原の相手になるわけがない 羽原の圧勝だ 問題は…」

生島「……?」

ヤナギン「私達が迷子になった事だ」

生島「」

二人は羽原を捜すため、森に入り、見事迷子になったのだ。

生島「お腹空いた~…」

ヤナギン「ったく…これも全部羽原のせいだ!」

ヒデノリ「…なぁ俺らまさか迷子になったとかじゃないよな…」

モトハル「……」

ヒデノリ「なぁ!誰か何か言ってくれよん!」

ヨシタケ「迷子…じゃね?」

ヒデノリ「」

ヨシタケ「いや、俺ら子供じゃなくて男子高校生だから迷男子高校生だな…」

モトハル「充分子供だろ…」

ヒデノリ「いやああぁぁあぁあぁぁぁ!」

モトハル「落ち着けよ!」

羽原と唐沢は森を彷徨っていた。

羽原「ねぇ、としゆき」
唐沢「なんだ?」

唐沢は落ち着けば羽原と普通に会話ができた。

羽原「その(頭の)傷…
唐沢「~っ!!」

唐沢は落ちていた棒を拾い、構えた。

羽原「やっぱり…まだ気にしてるんだね…」

唐沢「……?」

羽原は少し涙目になっていた。
しかし、50000円を払った時とはまた違った目をしていた。

唐沢「……」

訂正
50000円 ×
5000円 ◯

羽原「謝ってすむモノじゃないもんね、その傷は…」

唐沢「……」

羽原「私の事、嫌いでも構わない!吐いたっていい!だから…」

唐沢「羽原、もういい」ガシッ

羽原「!?としゆき…?」

唐沢は羽原の手を掴み言った。

唐沢「俺はお前が苦手だ…吐く事もあるかもしれん…しかし…」

唐沢「お前の事は嫌いじゃない」

羽原「とし…ゆき……?」

羽原「そ、それって…ま、まさか…」

唐沢「好きとは言ってないがな」

羽原「*っ!」

唐沢「……」
羽原「……」沈黙

羽原「…ぷっ
!あははは!」

羽原「なんか…変だね… 泣きそうだったのに…そんな気持ちどっかにいっちゃった…ははは…」

唐沢「そうか…」
唐沢も珍しく笑った。しかし顔に汗を滲ませながら。

ヒデノリ「ん!あれ唐沢じゃねーか!?」

ヨシタケ「あいつ!女といやがる!」

ヒデノリ「見つけたぞ唐沢!このスーパーリア充がぁぁ!」

唐沢「」
羽原「」


ヤナギン「今向こうで声聞こえなかったか?」

生島「聞こえた」

ガサガサっ

ヤナギン「羽原!…としゆき!?」

羽原「ヤナギン!?」

ヨシタケ「え、何?キャラ多すぎてわけわかんないだけど」

羽原「私達…キャンプしてた場所近かったんだね…」

唐沢「あぁ…」

ヨシタケ「俺、昔あんたと会ったことがある気がするわ」

ヤナギン「え?」

生島「ホント男って空気読めないわよね」

モトハル「え…?」

ヒデノリ「男四人に女三人…すごいキャンプに、なってきやがったこりゃ…」

ヨシタケ「花火やろーぜ!」

ヒデノリ「おう! よかったらそこの三人も…」

羽原「えっ!?」

ヤナギン「じゃあ遠慮なく…」

生島「鼠花火あるー?」
モトハル「俺は線香花火やりたいな…」

唐沢「花火…羽原の分…」
羽原「あ、ありがと…」

河原で花火を楽しみ七人の姿がそこにあった…

タダクニ宅

ヒデノリ「…という事があった訳よ」

ヨシタケ「楽しかったぜー」

タダクニ「そっか…ところで…」

ヒデノリ、ヨシタケ「?」

タダクニ「なんで俺誘われなかったの?」

ヒデノリ、ヨシタケ「」

end

ヒデノリ「さーて次回のサ○エさんはー?」
タダクニ「いや違うだろ!?」


ここからまだかくつもりです。↓

男子高校生と修学旅行

男子高校生と最期の時間

どちらかをかくつもりです。

男子高校生と修学旅行

ヒデノリ「まさか修学旅行がシンガポールになるとはなぁ…」

ヨシタケ「沖縄に行くはずだったのになぁ…」

タダクニ「しょうがないだろ…沖縄のホテルが火事になったんだから…」

ヒデノリ「だとしてもだよ!?なんで海外なの!?パスポートの申請とか超面倒くさかったぞ!」

タダクニ「これを機に学校が教育方針として海外に旅行させる事にさせるらしい…」

ヨシタケ「シンガポール語覚えねーと…」

タダクニ「ねーよ!シンガポール語!英語か中国語だ!」

生徒会室

副会長「ホントですか会長!?」

会長「あぁ、なんの思い付きか知らんが、俺も修学旅行に引率せにゃならんらしい」

モトハル「そうなんですか…」

会長「ま、去年は沖縄だったし、俺も海外には行ってみたいしな…あれ?唐沢の奴は?」

副会長「あぁ、唐沢なら…」

校門前
唐沢「おい戻れ 帰るなお前ら」

タダクニ「どうした唐沢」
唐沢「今日の放課後は修学旅行説明会だ」

タダクニ「あぁそうだったな…」

ヒデノリ「なぁ、なんで修学旅行海外になったの?」

唐沢「俺は知らん」

タダクニ「だから学校の教育方針だろ?他国の文化と触れ合う…」

ヒデノリ「そーゆーのはヨソでやってほしーねっ!」ペッ!

唐沢「お前!」

ヒデノリ「あ、すまん 癖で唾吐いちゃったテヘペロ」

唐沢「シンガポールは唾吐いたら捕まるぞ」

タダクニ「」
ヒデノリ「」
ヨシタケ「」

そして修学旅行当日

ごぉぉぉおぉぉぉお
ヒデノリ「俺初めて飛行機乗ったぞ」
ヨシタケ「マジかよ てか見ろよコレ、ポテチの袋パンパンだぜ」

ミツオくん「それ確か…気圧の何かだったよぅな…」

ヨシタケ「あ、いたのミツオくん」
ミツオくん「えぇ!?」


モトハル「うへぇ…怖えぇ」
副会長「大丈夫かモトハル…?」
唐沢「もうヤンキーじゃないな…コイツ…」

ヒデノリ「機内食あんまうまくねーな」
ヨシタケ「これとか絶対インスタントだろ…」

飛行機に乗り、約6時間、ついにシンガポールについた。

ヒデノリ「初海外!って暑!」
ヨシタケ「今10月だろ…なんでこんな暑いの?」
先生「はーい、2ーaはここに集合!」
盛り上がり、なかなか集合しない生徒たち…

先生「」

ヒデノリ「よーし、点呼も終わって自由行動だし、思いっきりシンガポールを楽しむぞ!」

ヨシタケ「おう!」

それからヒデノリ達はシンガポールを満喫したいった

♪[capsule]
ある時はシンガポールの食事を楽しみ……

ある時はシンガポールのマーライオンの前で記念撮影……

またある時はシンガポールの免税店で買い物を楽しみ……

そしてある時はセントーサ島のアトラクションを楽しみ……

こんな楽しい日々が続いていった…

シンガポールホテル

コンコン
ヒデノリ「ん」ガチャッ
タダクニ「よ、明日どこいく?」

ヒデノリ「明日?そうだなぁ…」
ヒデノリは腕時計を見て考えた

ヒデノリ「どこに……!?」

ヒデノリ「今日10月20日じゃねーか!修学旅行とっくに終わってるよ!」

タダクニ「えぇ!?」

ヨシタケ「よぉ何があったの?」

ヒデノリ「修学旅行がとっくに終わってんだよ!」

ヨシタケ「はぁ!?」

隣部屋
コンコン
ヒデノリ「ミツオくーん!!」

更に隣部屋
ドンドン
タダクニ「クギヒコー!!」

ヨシタケ「なんてこったい…」

タダクニ、ヨシタケ、ヒデノリ
「俺達…取り残された…!」

タダクニ「とにかく俺らがやる事はホテルのチェックアウトだ」

ヨシタケ「できんの?俺らに」

ヒデノリ「シンガポール語話せるのか?」

タダクニ「だからシンガポール語なんてねーよ!この3日間で何語使ってきたんだよ!?」

ヨシタケ「おい…受付のボーイさんめっちゃ怖い顔してんじゃん!」

ヒデノリ「」

タダクニ「…誰が行く?」

ヨシタケ「タダのつく方」

ヒデノリ「右に同意」

タダクニ「おい!」

ヒデノリ「タダクニ!お前の英語力を発揮しろー!」

タダクニ「はぁ!?」

タダクニ「ふざけんな!なんで俺ばっか!」

ヒデノリ「仕方がないな。ではここは恒例の」

ヨシタケ「おらぁさっさと行きやがれぇぇぇぇ!!」

ヒデノリ「パパー!!」

タダクニ「やらねぇよ!?」

ヒデノリ「・・・」バキッ

タダクニ「痛い!」

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