妖精「死ぬのです」
提督「天寿を全うして儂は死ぬか」
妖精「とてもいいことなのです。元帥にはお似合いな死に方なのです」
提督「死ぬ事に恐怖はない。だが儂は」
妖精「それ以上は止めるのです。悲しい事を言わないで欲しいのです」
提督「悲しい事かの。いやお前が悲しんでくれるなら悪くない人生じゃった。此の手はもう数え切れない血と怨嗟で塗れきっておる。そんな老いぼれが死んで悲しいと言ってくれるお前が儂には何よりもの宝じゃ」
妖精「艦娘達も大事なのです」
提督「またその話かの。あれらは長年儂の元に居た者達。宝ではない。同胞じゃ。守る必要はなく、願うなら共に在りたかった者達じゃ。この事は絶対に言うでないぞ。遺言は…お前に託した通りに敢行せよ。それを元帥権限にて発令。以後、それを絶対の命令とする」
妖精「わかったのです…」
提督「話は以上だ。長年良く私に連れ添ってくれた。お前の、****。お主と出逢えて儂は本当に幸運じゃったよ」
妖精「僕も、私も提督と会えてよかったのです。バイバイ、提督」
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その日、海軍の赤の巨星が落ちる
その死を知るのは艦娘でも人間でもなく、ただ一人の妖精のみ。巨星の輝きを、苦悩を一番近くで見ていた者
それは逆に言えば妖精は誰にも話さなかった
巨星が死ぬ事を誰よりも恐れていた
だから妖精は一つの禁断に手を出してしまう
人類が夢見る技術を妖精は持っていた
艦娘達が若くして産まれるその理由をしる妖精だからこそ持っている技術
妖精は巨星を死から遠ざける為に
禁忌をしようしたのだ
妖精「今から提督の最期の命令を発令するのです。以後、この命令が最優先命令になるのです」
艦娘s「……」ザワザワ
妖精「一つ、一月以内に軍を退役したい者は退役せよ。これは個人の意思をそんちょうするものである」
艦娘s「…」シーン
妖精「一つ、上記より外れる者は速やかに転移先の鎮守府を申請、転属せよ」
艦娘「…」
妖精「……」
鳳翔「それだけなのですか?」
妖精「…」
鳳翔「私達はまだあの人の遺体を見ず、貴女から聞かされる遺言だけを信じるとお思いですか?」
妖精「遺言はあと一つあるのです。ですがその前に艦娘には選んでいただきたい。元帥の遺言をどうされるのですか?」
鳳翔「この鎮守府に残ります。私の居場所はこの鎮守府です」
妖精「それは鳳翔の意志であり他の艦娘の意志とは限らない。ハッキリと意志を見せてください」
艦娘選択
先着で3人
誰にも知らせないまま何もしないでポックリ逝った挙句、自分の所の艦娘は異動か退役ってそれ鎮守府を勝手に畳んでるよね?元帥がトップにいた鎮守府なのに無くしていいの?重要拠点じゃないの?
死んでから部下に「辞めるか異動しろ」って部下も受け入れ先も唐突過ぎて困るだろ、無能過ぎ
阿武隈「軽巡代表で私が表明します!再三に渡る移動要求を拒否してきたように私達はこの鎮守府に残ります!」
妖精「軽巡代表ときましたか。阿武隈が代表に選ばれた辺り、本気と捉えますよ?」
阿武隈「私達は本気です!閣下に移動要求されるならまだしも文章による要求、また妖精に言われたから移動なんてしません!」
妖精「川内型はどうなのです。長良型の意見はわかりました。軽巡代表と言っても数で押さえつけた可能性がありますが」
川内「えー、私達の意見は阿武隈が言ったじゃん。変わらないよ。ここから動かないし、ここを出る気もない。この鎮守府が私達の帰る場所なんだ。今更、何処にも行く気にもならない」
那珂「妖精ちゃんもさーもっとこう気楽にいこうよを気楽にね。ほら那珂ちゃんと一緒にスマイル、スマイル!」
神通「姉さん悪ふざけをしている時ではありません。阿武隈が言った事は本当です。軽巡の意志は阿武隈が代弁しました」
神通「私達はあの人から離れるつもりなどありません」
>>阿武隈「軽巡代表で私が表明します!再三に渡る移動要求を拒否してきたように私達はこの鎮守府に残ります!」←何度も異動しろ言われてその度に拒否ってたの?
>>阿武隈「私達は本気です!閣下に移動要求されるならまだしも文章による要求、また妖精に言われたから移動なんてしません!」←今回以前は元帥生きてたんだし元帥の要求だったんじゃないの?それに閣下を敬愛してたなら妖精が長年連れ添ってる相手だって知ってるはずじゃね?
そもそも「遺言だ、辞めるか異動するか選べ」ってのに「拒否する!ここに残る!」ってただの我儘だよね、しかも妖精も妖精でその後言ってること無茶苦茶だし
たった数レスでツッコミ所ありすぎ、ガバガバ過ぎ
子日「子日達もね、阿武隈さんと一緒なんだよ!ほら今日が何の日か解る?」
妖精「……」
子日「そうまだ何の日でもない。だってまだ妖精さんの口から死んだなんて聞いてないもん!」
妖精「遺言を発表している時点で察して欲しいのですが」
子日「あーもう、はっきり言うね!」
子日「子日達は!」
子日「この目で!」
子日「見たものしか信じない!」
子日「鎮守府の中で一番多い駆逐艦は全員が決めたの!今日が決別の日になるならそれを見届けてからそうするんだって。だから子日が言う!」
子日「駆逐艦は全員が司令官と会うまでこの鎮守府に残る事を決定しました!」
妖精「全ての駆逐艦の総意?それは本当ですか?例えば霞、曙。貴方達はどう考えてますか?」
霞「はぁ?子日が私の意志を言ったじゃない?なにあんた馬鹿なの?あー、馬鹿だったわね」
妖精「…」
霞「家族の死に目を見ないで誰が此処を去る気になるのかしら?それともその鳥頭は長年ずっと居た人の事をもう忘れたの?」
妖精「駆逐艦風情があまり私を舐めないほうがいい」
霞「そっちこそあんまり強い言葉を使わないことね」
霞「弱く見えるわよ?」
妖精「……」
妖精「戦艦と空母はどうなのです」
陸奥「あらあら聞きたいの?」
加賀「愚かな質問ですね」
妖精「それなら特殊艦艇…速水は何処にいるのです?」
バタン
速水「た、大変です皆さん!大変な事が起きました!」
速水「想定されていたポイントにターゲットは居ません!繰り返します、ターゲットは居ません!」
速水「パターン甲です!」
>>霞「家族の死に目を見ないで誰が此処を去る気になるのかしら?それともその鳥頭は長年ずっと居た人の事をもう忘れたの?」
死に目【しに‐め】
死に際。臨終。使用例:「親の―にあえない」
話の流れではとっくに提督死んでるから絶対に死に目を見られ無い霞達は言外にずっとここに残るって無茶苦茶な屁理屈言ってるの?
それとも異動を移動って書くらいだしただ>>1が無知で馬鹿なだけ?
このSSまとめへのコメント
何が気に食わないのかアホみたいに粘着されてるね
小学生かな?
書籍じゃあるまいし、あくまでss何をそんなにツッコむのか
なんでこのスレ気違いに荒らされてるん?
多少の間違いがあっても目をつむり楽しく読むのがSSなのに