ミス・モノクローム「ユルキャラデモ モットモットマエヘデタイ」 (22)


モノクローム「ワタシノ ユルキャラノ ニンキガ、デナイ」

マネオ「ゆるキャラ……ああ! そういえばそんなのありましたねぇ」

モノクローム「ユルキャラデモ モットモットマエヘデタイ」

マネオ「そう言われましてもねぇ……」

モノクローム「チナミニ ゲンザイ ユルキャラグランプリデハ ダイタイ500イ グライ」

マネオ「500位……それはまた微妙な数字な事で」

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モノクローム「ユルキャラノ ニンキヲ、アゲタイ」

マネオ「うーん、どうしましょうかねぇ」

モノクローム「トリアエズ、ミッツノ アンヲ カンガエタ」

マネオ「おお、用意してたんですねぇ! どんな案か聞かせてもらっても?」

モノクローム「イイ。ヒトツメハ キョダイカ」


マネオ「巨大化ですか~。ねば~る君みたいな感じで?」

モノクローム「ソウ。40mグライマデ オオキクスル」

マネオ「40m!? モノクロームさん、それは流石に大きすぎるんじゃないですかねぇ」

マネオ「それにねば~る君でも4mぐらいですからその10倍ですよ10倍」

モノクローム「ヒカリノキョジン リスペクト」

マネオ「えっと、モノクロームさんはゆるキャラ目指してるんでしたよね? 光の巨人さんはヒーローですから」


モノクローム「シンジダイノ ユルキャラハ ヒーローニモ ナル。ヒーローハ コドモカラ ニンキ デル」

マネオ「そうは言ってもですねぇモノクロームさん。どうやって大きくするんでしょうか?」

モノクローム「ソンナノ カンタン。コノサングラスヲ ツカエバ オオキクナル」

マネオ「それは……七の数字の光の巨人さんが付けてそうなサングラス!? どうしたんですかぁ、それ!」

モノクローム「ジツハ タダノ サングラス。キョダイカハ ジョウダン」


マネオ「なんだ、本物かと思って本気で借りようかと思っちゃいました」

モノクローム「ツギノ アン。ユルキャラノ リョウサンカ。ヤヨイタン」

やよい「呼びましたかモノクロームさん!」

モノクローム「ワタシノ ユルキャラヲ 1オクコ ヨウイシテ」

やよい「分かりました! 早速用意して来ます!」ドタドタドタドタドタ

モノクローム「ジョウダン」


ブゥーン キィー 

ドタドタドタドタドタ

やよい「注文して来ました!」

モノクローム「ジョウダン ダッタ」

やよい「ええー!? ごめんなさいまたやっちゃいました……」

モノクローム「キニシナイデ イイ」


やよい「キャンセルしてきます……」トボトボ…

マネオ「……えーでは気を取り直しまして、今の冗談が二つ目とすると第三の案はなんでしょうか?」

モノクローム「ソレハ セカイハケンケイカク」

マネオ「派遣ですかぁ?」

モノクローム「ソウ。セカイカクチニ ハケンシテ、カイガイカラノ シジヲ エル」


マネオ「おお、モノクロームさんが最もらしい事を……! いいと思いますよぉ!」

モノクローム「マネオマネージャー レイセイ二 ナッテ。ユルキャラグランプリハ ニホンデ カイサイ」

マネオ「……あー、そうですよねぇ。ゆるキャラグランプリで勝てないと実際に人気なのか分かりづらいですし」

モノクローム「ソウ ジョウダン。チナミニ アンハ コレデ オワリ」

マネオ「そうなると案は無かったということですよねモノクロームさん……。全部冗談とは」


モノクローム「ソウ ナニモ オモイツカナクテ コマッテル」

マネオ「はあ……あ、それじゃアレです。他のゆるキャラの方にアドバイスをもらうというのはいかがでしょうかー?」

モノクローム「イイ カンガエ」

マネオ「良かったです。では早速知り合いのゆるキャラ関係者を当たって、」

モノクローム「ソレナラ チョウド チカクノ ショッピングモールニ フナッシーガ キテル。ソコニ イコウ」


マネオ「みます……ってふなっしーさんですかぁ!? アポなしでは会えないんじゃないでしょうか」

モノクローム「タメシテミナイト ワカラナイ。アタッテクダケル」

マネオ「玉砕覚悟ですかぁ……分かりました、お伴しますよモノクロームさん!」

モノクローム「ナラサッソク ムカウト シヨウ」


モール

モノクローム「キュウケイチュウノ スタッフ ッポイヒト ハッケン」

マネオ「いやー、丁度ショー終わりで良かったです。人が少なくてスタッフの方を探しやすかったですねぇ」

声が高い人「なになっし? ……おっと間違えた、何か用かな?」

モノクローム「フナッシーニ アイタイ」


声が高い人「ふなっしーなっしか……としまった。ふなっしーですか。突然じゃ無理だね」

マネオ「まあそうですよねぇ、ハハハ。ところで汗だくですけど、そんなにお仕事大変だったんですか?」

声が高い人「え? あ、いや……そうですね。今日は暑かったので」

モノクローム「キョウノ オンドハ、イッパンテキナ アキビヨリ。スズシイハズ」

声が高い人「あ、えっと……そう! 僕は極度の暑がりなんですよ。雪でも降らないともう暑くて暑くて」


マネオ「それは大変ですねぇ」

モノクローム「トコロデ フナッシーニ アイタイ」

マネオ「モノクロームさん、さっき無理って言われたばかりですよ」

モノクローム「ソウダッタ。ナラ コノヒトニ ジョゲン モラウ」

声が高い人「助言? なんのことですか?」

マネオ「実はですねぇ、このモノクロームさんにはゆるキャラがいるんですけど、人気が芳しくなく……」

マネオ「そこでふなっしーさんに助言を頂こうとやってきたわけでして」


声が高い人「そうだったなっしか……じゃなくて、そうだったんですか。僕でよければ協力しますよ」

モノクローム「タスカル。デハ ユルキャラトハ ナニカ。ソレヲ キキタイ」

マネオ「早速哲学的な質問ですねぇ。他の質問の方がいいんじゃないでしょうかモノクロームさん」

声が高い人「大丈夫、答えられるよ」

声が高い人「ゆるキャラとはね――」


ナレーション「その後、声が高い人による「ゆるキャラとは」のテーマによる話は5時間に渡り続いたのです」

ナレーション「その話はとても熱く、暑く。ゆるキャラへの愛が溢れていたのでした」

ナレーション「ミス・モノクロームはこの長い話を聞きながら、心の中でハッキリ決めたのです」

モノクローム(スゴイネツイ。コレハ――)


マネオ「いやぁ、いいお話を聞く事が出来ました。コレはゆるキャラの人気に繋げられそうですねモノクロームさん。……モノクロームさん?」

モノクローム「ナカノヒト、ケッテイ」ビシッ

声が高い人「へ?」

マネオ「あ、あのモノクロームさん? 既に中の人がいるのでは?」

モノクローム「イマハ ルーチャンガ ナカニハイッテル。ダカラ ルーチャンニハ カワッテモラウ」


ナレーション「こうして、ミス・モノクロームのゆるキャラの中の人は声が高い人に決まったのでした」

ナレーション「女の子の見た目をした重量感あるゆるキャラが飛び跳ねする、という意外性は大変反響を呼び」

ナレーション「順位はなんと、100位以内まで推し上がったのでした」

第1話END


【ミス・モノクロームのゆるキャラに投票しよう!(ステマ)】
 ゲンザイ順位ハ 500イチョット
 ユルキャラグランプリ モットモットマエニデタイ
 ミンナ トウヒョウ シテネ。1日1票
http://www.yurugp.jp/vote/detail.php?id=00002281

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