くび 痛い(どのくびだろう?)
妖怪譚「×りくび」
男「乳首が痛くてたまらないのです」
医師「乳首を×りくびが噛んで垂れ下がっている。それは痛いだろうね」
男「×りくび?」
医師「×りくびは乳首に噛みつく妖怪だ。乳首に噛みつくだけなので害はないのだが、乳首はだるんだるんになる」
男「だるんだるんに。害があるではありませんか」
医師「そうかね?見てみなさい」
男「あ!×りくび!」
医師「私は×りくびと30年近く暮らしているが、こいつは慣れれば可愛い奴さ」
男「ほう、たとえば」
医師「人恋しい時に乳首をちゅぱちゅぱ吸ってくれるのだよ。おかげで片側の乳首はだるんだるんになったがね」
男「害ではないですか」
医師「そうも考えられるが、心地よさが続くのだよ。それは素晴らしいことではないかね」
男「なるほど」
そんな訳で私の乳首には×りくびが垂れ下がっているのです。
終
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