二宮（俺が歌のお兄さんだと？あり得ない）

二宮（そもそも俺は子供に興味はない、むしろ嫌いな方だ）

二宮（それが将来歌のお兄さんになるわけが...）

迅『俺のSEが言ってるんだけど』

二宮「・・・」

二宮（迅は意味のないことはするタイプじゃない、とすると）

二宮「....ﾁｸｼｮｳ」

二宮（とりあえず、なぜそうなるのかは後だ、まず将来ボーダーの株が下がる原因を考える）

二宮（おそらく迅の事だから理由を言わなかったことには理由があるはず）

二宮「つまり、俺自身に自覚させようという事だろう」

二宮「なら、あまり考え込むことはない、思い当たる節はあるはずだ」

二宮「・・・」

ピッポッパ

ｐｒｒｒｒｒｒｒｒｒ

出水『どうしたんすかニノさん、いきなり』

二宮「おい、出水俺は取っつきにくいか？」

出水『はあ！？』

出水『どうしたんすか？いきなり』

二宮「いいから早く答えろ」

出水『まあ、確かに太刀川さんや迅や嵐山さん達に比べたら取っつきにくいっすね』

二宮「やはりそうか」

出水『で、どうしたんすか？』

二宮「すまん、切る」

出水『は！？』

ﾌﾞﾂ

二宮（やはりそうか、確かに年下からしたら俺は取っつきにくい）

二宮（それじゃあ、子供番組出たら大問題だ）

二宮「つまり今から年下にの扱いに慣れとけばいいだけだ、なんてことはない」

二宮（意外と簡単に対策は終わったな）

修（コソ連や基礎連も良いけど個人ランク戦も必要になるだろう）ﾃｸﾃｸ

ｻﾞﾜｻﾞﾜ

修（どうしたんだろう？）

修「すみません、どうかしました？」

諏訪「あー、玉狛の眼鏡、画面見てみろ」

修「画面って...」

ベイルアウト　二宮１０対０で勝ち

修「あれって....」

諏訪「ああ、個人戦２位の二宮がいろんな奴からカモってんだよ」

修「そんな、酷い....」

諏訪「しかも俺が行こうとすると断んだよ」

修「どうしてですか？」

諏訪「分からんけど、データだけ見ると高校生から中学生を中心に点とってる」

修「酷い！酷すぎる！」

諏訪「前々から変な奴だとは思ってたがここまでとは...」

修「どうにかして止めることはできないんですか！？」

諏訪「いま加古が炒飯を作ってる、取りあえずは我慢だ」

修「そんな....」

ベイルアウト　二宮１０対０で勝ち

修「また...」

米屋「よお、眼鏡君」

修「こんにちは米屋先輩」

米屋「なんか今日のニノさんあらぶってんなー」

修（そうだ、米屋先輩ならもしかしたら）

米屋「俺もさっき負けてきたぜ」

修「」

修「米屋先輩も負けたんですか」

米屋「ああ、いい機会だから揉んでもらおうと思ってな」

修「！」

修（そうだ、逆に言えばこんな機会は滅多にないんだ、それにランク戦は相手の承諾が必要なはず）

米屋「しかし、新人をにらみつけて誘うってのはさすがに俺も引いたなー」

修「・・・」

諏訪「おい、そんな事よりやっと加古の登場だ」

米屋「それじゃーこれでお開きっすね」

諏訪「んじゃあ、俺は作戦ルームに戻るかな」

修「え？ちょっと」

「どういうことですかー？」



二宮「」ｽﾞﾘｽﾞﾘ

二宮「....ここは」

加古「気が付いた？ここは医務室よ」

二宮「そうか、そういや....」ｷﾞﾛｯ

加古「ごめんなさい、苦手なものを三つも入れて」

二宮「ﾁｯ、そういう問題じゃねえ、食べ合わせって物があるだろ」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

加古「え？」

二宮「なんでもねえ」

加古「で？なんで新人君ばかり狙ってたの？」

二宮「なんでもいいだろ」

加古「はかないのならもう一度炒飯食べさせるわよ？」ﾆｺｯ

二宮「・・・」

二宮「迅に言われたんだよ」

加古「迅君に？」

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加古「なるほどねえ、年下の扱いに困ってたと」

二宮「つまりそういう事だ」

加古「確かにそうねえ、はたから見たら何考えてるか分からないものね」

二宮「・・・」

加古「でも、それなら力になってあげられるわよ」

二宮「本当か？」

加古「うちの隊には最年少A級の黒江ちゃんが居るのよ」

二宮「なるほどな、なら今から呼んでくれ」

加古「ちょっと待っててね...」ﾋﾟｯﾎﾟｯﾊﾟ

加古「もしもし、黒江ちゃん？ちょっと..

カフェ的なところ

加古「いきなりごめんね」ﾃｸﾃｸ

黒江「いえ、特に予定はありませんでしたし」ﾃｸﾃｸ

二宮「来たな、掛けろ」

黒江「・・・」

加古「そうね、立ってても意味ないし座りましょうか？」

黒江「.....はい」

二宮「それじゃあ、単刀直入に聞く」

二宮「俺をどう思う？」

黒江「はあ？」

二宮「言葉通りの意味だ、俺について何か思うところがあったら言ってくれ」

黒江「・・・」ﾁﾗｯ

加古「そうね、正直に言っていいわよ」

黒江「はい」

黒江「それじゃあ単刀直入に言います」

黒江「そうとうウザいです」

二宮「何？」ﾋﾟｸｯ

黒江「まず、人を呼んでおいて、上から目線で話すのがウザいです」

二宮「・・・」

黒江「それにまず一声目で否定から入るのもウザいです」

二宮「・・・」

黒江「最後に、なぜ服装を変えられるトリオン隊でスーツを着用して戦っているのかわかりません」

二宮「・・・」

黒江「私からはこれぐらいですね」

加古「どう？参考になったかしら？」

二宮「ああ....」

加古（これは結構刺さったわね）

黒江「それじゃあ、私は帰っていいですか？」

二宮「ああ、協力感謝する....」

黒江「それでは」ﾃｸﾃｸ

加古「それじゃあ、私も行くわね」ﾃｸﾃｸ

二宮「・・・」

二宮「鳩原はカッコイイって言ってくれたんだがな....」ﾎﾞｿｯ