【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?15スレ目?】 (1000)


 15スレ目
 1人目の主人公モニカは王国を憎み、とうとう悲惨な末路をたどった…
 2人目の主人公シリウスはトレジャーハンターとして世界を歩み、どんな宝にもまさるものを手に入れ、旅を続ける
 3人目の主人公スピカは人の悪意が跋扈する現実で大切なものを失いつつ、誰もが手と手を取り合える理想の世界を信じた
 4人目の主人公ヨダカは見下している人間と一蓮托生の呪いを受けたが、人間との友情を手に入れた
 5人目の主人公エルは生きるための悪行を重ね続け、過ちを繰り返しながら最期は笑って死んだ
 6人目の主人公ライドは生まれ持った聖眼によって畏れられ、人の手を渡り、大切な約束を目前にしながら戦争に巻き込まれ奴隷となった
 7人めの主人公ジェシカは鍛治師として行商の旅をしていたが元は領地であった故郷の事件を知って解決のために奔走し、新領主として返り咲いた
 8人目の主人公インガは魔族の盗賊。亡国の姫とともに旅をして回り、ともに戦場を生き延びて絆を紡いだ
 9人目の主人公ジュダルは革命によって奴隷に身をやつした元王族だが、暗夜王国で騎士となり王国の剣として生きる

 どんな結末も安価とコンマ次第?
 ぶっちゃけ、コンマ要素がけっこう強いかも知れない



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 過去スレ
 1 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?】 - SSまとめ速報
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 14 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?14スレ目?】 - SSまとめ速報
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 アーケノ
 職業:(自称)殺し屋 武器:杖 年齢:15歳 属性:火
 所持品:宝の地図 喋る指輪 
 習得魔法:大~小・劫火/火球/爆裂
 現在行動:暗夜王国騎士団本部へ行き、ドラシロの伝言を伝える


 出会ったキャラ
 ドラシロ:暗夜王国騎士 伝言を託してきた
 パルミラ:敵? 魔物使い
 アルエレナ:旅人 女
 セーブル:旅人 ゲロマズ料理人
 レイド:暗夜王国騎士



アーケノ(と、とりあえず…どうすっかな、えっと…)

ガマーベ兵A「うおおおおおっ…!」ダダダッ

指輪『右、来てるぞ』

アーケノ「!」パシッ

 ブォォンッ
 ガッ…

アーケノ「っ…うおおおおっ!」

 ブンッ

ガマーベ兵A「ちぃっ…!」ザッ

 ジリ…

ガマーベ兵A「はあああっ…!」


 【安価下1】
 1 杖で応戦なんだよ!
 2 魔法なんだよ!
 3 いなして海に突き落としちゃる


 ブォォンッ
 サッ

アーケノ「食らえ――大・火球魔法!!」

 シュボォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

ガマーベ兵A「ぬぐぅっ…!?」

アーケノ「やった、まともに放てた!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 と、思いきや…あれ、止まらぬ
 4~6 いやお前それ、せいぜい中・火球だろ…って指輪に
 7~9 怯ませたとこでトドメをさしてぶっ倒せたぜぃ! ラッキーラッキー


 ズォォォォッ…

アーケノ「っ――?」

 ブワァァァァァァッ
 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドゴゴゴゴゴゴッ

アーケノ「と、まらねえっ…!」

指輪『はあっ!?』

<何だ、火が――

<うああああああああっ!?

アーケノ「止まれっ…止まれっつうの…!」ググッ

指輪『バカ、お前…無差別すぎるだろ!』

アーケノ「勝手に、なっちゃうんだから仕方ないだろ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 事故なんだけど、騎士達からも敵認定…
 4~6 騎士達はさすがとばかりにどうにかしてて、結果的にガマーベ兵をけっこう削れた。ケガの巧妙?
 7~9 ゆーびーわー…


 バチィィッ

アーケノ「痛っ…!?」バッ

アーケノ「はぁっ…止まった…」

指輪『お前さ、そういうの…つか、バカ…。見境なしのせいで、騎士どもまでお前のこと睨んでるぞ』

アーケノ「は?」

騎士A「戦場をかき回すとは…子どもだろうが、容赦はせんぞっ!」ダッ

アーケノ「嘘っ…!?」

指輪『あーあー…』


 【安価下1】
 1 あーあー、じゃねえよバカ指輪
 2 仕方ない、向かってくるなら自衛は必須だ
 3 無視してガマーベと戦ってやれば、こう…味方認定されね?


アーケノ「だったら…態度で示してやる…!」ダッ

騎士A「はぁああああっ!」ブンッ

 スカッ

騎士A「!?」

 ダンッ

アーケノ「覚悟しろっ…!」

ガマーベ兵B「何っ…!?」

 ブォンッ
 ドゴォォォッ

アーケノ「まだまだぁっ…!」

 ザッ
 ヒュォォッ
 ズガァァァァァッ

ガマーベ兵B「だったら――!」

 チャキィッ
 パァァァァンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 2、3発ならハーフのアーケノは戦闘続行可能よ
 4~6 やべっ、杖で防いだらぶっ壊れた
 7~9 ええ具合とちゃうのん?


 ガッ
 ドグシャアアッ

アーケノ「杖がっ――」

ガマーベ兵B「もらったぁぁっ…!」

 ダンッ
 ブォォォッ

 ズバァァァンッ

アーケノ「っぐ…!」

指輪『んなかすり傷でいちいち怯むな、突っ込んでけ』

アーケノ「うるせえ指輪だな…!」ズザッ

ガマーベ兵B「のけぞらな――」

アーケノ「言われなくても…分かってらぁぁっ!!」

 ブンッ
 ドゴォォォォッ

ガマーベ兵B「ぐおおっ…!?」ドサァッ

アーケノ(クッソ、こんなじゃもう、使えねえ…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 数が違いすぎますな
 4~6 騎士団の増援
 7~9 だーれだ?
     7 サリー
     8 オッサン
     9 ゼドファ


<上陸しろ! しょせんは人間だ、数で圧倒しろぉー!!

 ドドドドッ…

アーケノ(まだ、あんなに…!?)

指輪『休んでんなよ、動け』

アーケノ「うるせえっ!」

指輪『もどかしいなあ…』

 タタタッ

アーケノ(とにかく、杖がもうダメだし、素手でやるしかないな…)

アーケノ(騎士は――もう俺に向かってはこないけど、また魔法でやらかすのもやだし…肉弾戦でどうにかするしかない…?)

アーケノ(めんどくせっ!)


 【安価下1】
 1 とにかく、素手で薙ぎ払っていこう、うん
 2 いっそ、倒した敵から得物を拝借すればいいんじゃね?
 3 一気にどーんと終わらせたいなあ…


ガマーベ兵C「でやあっ!」

 ブンッ
 ガシィィッ

アーケノ「せぇえええのっ!」

 ガッ
 ドゴォォォォォンッ

アーケノ「どりゃあっ!」

 ブンッ
 ズドォォォッ

アーケノ「ちまちまちまちま――一気にやれたらいいのにっ!」

指輪『一気に、ねえ…』


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ムリだろ、って。魔法下手くそじゃ
 4~6 そういうのは騎士団にでも期待すれば?って
 7~9 方法があるのか、指輪!?


指輪『そういうのは騎士団に期待してろ』

アーケノ「はあっ?」

指輪『よく周り見ろ、騎士どもが離れたとこに集まって、何かしてんだろ?』

指輪『多分あれ、大掛かりな魔法の準備だ。だから、今は敵の侵入を食い止めてるって段階…』

指輪『バカと脳筋と魔法のできない役立たずは敵を進ませないように盾をやってりゃいいんだよ』

アーケノ「…っ」

アーケノ「ちょっと苦手なだけだ」

アーケノ「むしろ…そう、魔力だけならそうそう負ける自信はねえし? デカすぎる力を持ってるが故のハンデというか――」

指輪『前!』

ガマーベ兵D「うぉぉぉおおおおおおっ!」

 ブォォンッ

アーケノ「うおっ…!?」バッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 いつ、騎士団の魔法部隊は準備を終えるんでしょうねえ…? けっこう押されてるんですが
 4~6 序列上位の騎士達が駆けつけたっぽいよ!
 7~9 敵が多すぎやろーって辟易としてたら…?


<どんどん行けぇーっ!!

<隊列を組め、銃士隊、前進!!

 ジャキジャキジャキィィッ
 パァァァンッ
 パァァンッ
 パァァァァンッ

 ヒュォォォッ
 ズドォォォッ
 ズドォォンッ
 スパァァァンッ

アーケノ「う、おっ…!?」バッ

指輪『ふーん…ああやって運用するのか、銃って…』

アーケノ「これじゃ、迂闊に出れない…。物陰に潜んでちゃ勝てやしねえのに…」

指輪『まーだ騎士団も準備に手間取ってるみてえだし…こりゃ負け戦か?』

アーケノ「はあっ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 3発目の魔導砲…アカン
 4~6 魔法部隊がようやく…!?
 7~9 あらま、形勢逆転?


アーケノ(このままじゃダメだし…いっそ、飛び出してあの隊列を乱してやれれば――)

<道を開けろぉっ!!

アーケノ「!?」

指輪『ん、やっとか?』

<何かするつもりだ…! 狙い撃てぇーっ!!

<撃ちまくれぇえええええええ―――――――――――――――っ!!

<反射結界陣、展開!!

 ブォォォンッ
 パァァァァンッ
 パァァァァァァンッ
 パァァンッ
 パァァァァンッ

 バチバチィィッ

 ズドドドドドッ

アーケノ「何だっ…!? 銃が撃たれたのに、全部跳ね返った!?」

指輪『結界で閉じ込めて、その中で反射させるようにしたんだろ。撃てば撃つだけ、あの中で跳ね返ってく』

指輪『ちゃーんと隊列組んでるから、丸ごと取り込まれてるし、完璧に無効化だな』

アーケノ「…魔法すげー…」


 【安価下1】
 1 この隙に、一気に攻め立ててやるぜぃ!
 2 でもどんどん敵は上陸してくるし…あの軍艦を落とせたりしないかな? 乗り込むか
 3 騎士に混じって進撃だ!!


アーケノ「でも…また、別の軍艦から同じようなの増えるのか…?」

指輪『そうだろうな。けっこうな数揃えてきてるみたいだし』

アーケノ「……だったら、直接、乗り込んで大暴れしてやる」

指輪『………いいけど、死ぬなよ? ほんと』

指輪『1番最悪なのは、俺をはめたまんま海にどぼんで死ぬことだからな?』

アーケノ「知るか」

指輪『知れ!』

アーケノ「とにかく、乗り込む…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うぎゃー、集中砲火やー
 4~6 騎士団の遊撃役で選出されたメンツと乗り合わせたみたいやで
 7~9 危なっかしいなあ、って指輪が


 パァァンッ
 パァァンッ

指輪『頭振ってけよ、頭狙ってるっぽいからそうすりゃ外れる』

アーケノ「うるせえっ…!」ダダダッ

<乗せるんじゃねえ、撃ち殺せっ!

アーケノ「そう簡単に、撃たれて――たまるかぁっ…!」ダンッ

<撃てぇえええええ―――――――――――――っ!!

指輪『バカっ、そんな高く跳んだら思うつぼ――!』

ゼドファ「――大・竜巻魔法!!」

 ビュォォォォォォォォォォォォォッ
 キィィンッ…
 ヒュバァッ

 シュタッ…

アーケノ「何だっ…?」

 スタタタッ…

ゼドファ「銃弾は風魔法で逸らせます」

ヒヒイロ「あいよー」

<叩き出せっ!

 ズバァァァッ

デネブ「つか、この船って動力、どうなってんだ? 帆船っぽくねえし」

ゼドファ「多分、魔力で動いてる」

 カッ
 ドッゴォォォォォォッ

レイド「では…ゼドファ、デネブ、動力源の破壊を頼む」

ヒヒイロ「ありゃ、じゃあオッサンとレイドくんはどうすんのよ?」

<だ、ダメです…強すぎてっ…!

レイド「敵の数を減らします」

ヒヒイロ「んで? そこのコは?」

レイド「……彼もここへ乗り込んできた以上、味方でしょう」チラッ

アーケノ「…え?」

ヒヒイロ「んじゃま、オッサンはめんどくさいからレイドくんに丸投げねー。デネブ、ゼドファ、早いとこ頼むよー」

ゼドファ「はいっ」

デネブ「ちゃんと働けよ、オッサン」


 【安価下1】
 1 レイド&オッサンと一緒に甲板掃除
 2 デネブ&ゼドファについてっちゃう
 3 勝手にやる


レイド「では、速やかに頼むぞ」

デネブ「任せろ、行くぞゼドファ!」ダッ

ゼドファ「うんっ!」タタタッ

レイド「…さて、協力をして――」

アーケノ「知るかっ…!」ダンッ

ヒヒイロ「あーらら…ま、オッサンはどーでもいいけど」

レイド「…ふむ」

 タタタッ

<ぶち殺せっ!!

ガマーベ兵E「うおおおおおっ…!」ザッ

 ブォォォォッ

アーケノ「食らうかぁっ…!」バッ

 ドガァァァンッ
 ガシィッ

ガマーベ兵E「しまった…!」

アーケノ「どぉおおおりゃあああああ――――――――――――――っ!!」

 ブォンブォンブォンッ
 バッ

アーケノ「飛んでけぇえええええっ!」

 ブォォォッ
 ドゴォォォォォォォンッ

指輪『おー、いいジャイアントスイング』

アーケノ「次ぃっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 蜂の巣にされてまう…
 4~6 しーらね、みたいな態度を取りながらちゃっかり守ってくれるオッサンまじオッサン
 7~9 好き勝手に暴れてるつもりだったんだけど、絶妙にレイドにフォローされてた事実…


指輪『バカっ、突出しすぎだ!!』

アーケノ「はあっ!?」

 チャキチャキィッ

<撃てぇええっ!!

アーケノ「っ…!?」

 パァァァンッ
 パァンッ
 パァァァァンッ

 ズドドドォォォッ

アーケノ「うっぐ…!?」ググッ

指輪『考えなしかよ、バカ! とにかく下がって――』

<撃てぇぇぇっ!!

指輪『しまった、二段構えでっ…!?』

アーケノ「!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あーあー…
 4~6 叱られた…
 7~9 レイドがいて良かったね


 パァァァンッ
 パァァァァァンッ

 ズドドドドドッ…

アーケノ「――っ」

指輪『バカ…!』

指輪『クソ、俺が――なら、こんなの…!』

アーケノ(やっ、べ…これは、ちょっと…)

 ドサァッ

<まずひとりだ、トドメをさせ!!

 チャキィィッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 戦闘離脱…
 7~9 指輪ー…


アーケノ(こんな、とこでっ…!)

レイド「! しまった――」ダッ

 パァァァァンッ

アーケノ(死ぬ――)

 グシャアアアアッ

アーケノ「」

レイド「っ…クソ…!」

ヒヒイロ「自業自得だな…」

レイド「…っ」

<まだだ、包囲して撃ち殺せぇっ!!

 パァァァンッ
 パァァァァァンッ

指輪『死にやがった…バカ…』



                                            ―――――― DEAD END



王子「…まあ、うん…」

王子「ソロはつらいんだってば!!!」

王子「分かって、分かろう!? いや、分かってる人は多いのかな…?」

王子「コンマ神もクソったれだし…」

王子「うん、正しい安価をがんばって取ってください」

王子「……ソロはつらいんです、ハードモードです」

王子「そういうわけで、リトライ先を選んでください」


 【安価下1】
 1 >>33
 2 >>35
 3 >>38
 4 >>40


 パァァァンッ
 パァァァァァンッ

 ズドドドドドッ…

アーケノ「――っ」

指輪『バカ…!』

指輪『クソ、俺が――なら、こんなの…!』

アーケノ(やっ、べ…これは、ちょっと…)

 ドサァッ

<まずひとりだ、トドメをさせ!!

 チャキィィッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 戦闘離脱…
 7~9 指輪ー…


アーケノ(こんな、とこでっ…!)

レイド「! しまった――」ダッ

 パァァァァンッ

アーケノ(死ぬ――)

レイド「中・凍結魔法!!」

 ビュォォォォッ
 ガキィィィィィィンッ

 ガンッ
 ガンガンッ…

アーケノ「!?」

 ダッ
 ガシィッ

レイド「下がっていろ…!」ブンッ

 ドサァッ
 ゴロッ…

アーケノ「痛っ…あ…う…」

指輪『大人しくしてろ、もうムリだ、お前』

アーケノ「…けど――」

指輪『死んでもおかしくなかったんだぞ、お前』

指輪『死ぬなっつってんだろ、さんざん』

アーケノ「っ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 動力破壊したぞ、やったー! …て、なったはずなんだけど、アーケノ達がいる軍艦へ魔導砲ががががが…
 4~6 レイドとオッサンつえーなー、って見てるだけしかできません戦闘離脱中なので
 7~9 動力を破壊してデネブとゼドファが戻ってきたら…?


レイド「ヒヒイロさん!」

ヒヒイロ「あーいよ、分かってるって!」ヒュンッ

 ズバァァァァッ

<取り囲んで、さっさと掃射しろと――

<ダメです、捕えきれません…!

ヒヒイロ「レイドくーん、やっちゃって」

レイド「了解――大・凍結魔法!!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィィィィンッ

ヒヒイロ「んじゃ、申し訳ないけどおたくらにはあの世へ逝ってもらうよ」

ヒヒイロ「――吹っかけてきたのに、死ぬ覚悟がねえなんて言わないもんなあ?」

ヒヒイロ「極大・劫火魔法」

 シュゴォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 タタッ…

ゼドファ「動力停止、完了です!」

デネブ「うわ、熱っ…何してんだよ!?」

ヒヒイロ「んん? いや、キミらが遅いから、オッサンが面倒臭がっちゃったんでしょ?」

デネブ「はあああああっ!?」

ゼドファ「とにかく、次の船へ移動して沈めましょうか」

ヒヒイロ「そうね」

 ザッ…

アーケノ「っ…?」

レイド「…ひとつ、問う。俺は人死にを出したくはない」

レイド「お前の意図がどうあれ、ガマーベ軍と戦いたいのであればそれを許可しても良いとも思っている」

レイド「だが、先ほどのように自分勝手な行動をするのであれば陸へお前を放り出す。……どうしたい?」

アーケノ「…っ」


 【安価下1】
 1 連れてけ
 2 クソ食らえ


アーケノ「………連れてけ」

レイド「それはつまり…自分勝手なことをしない、ということだな?」

アーケノ「…」コク

レイド「いいだろう。――ゼドファ! 来てくれ!」

ゼドファ「はい…?」タタッ

レイド「治してやってくれ」

ゼドファ「はい」

 パァァァァァァッ

アーケノ「っ…治癒、術…?」

レイド「ゼドファ、この少年を連れていく」

ゼドファ「分かりました」

レイド「……そう言えば、名を聞いていなかったな」

アーケノ「…アーケノだ」

レイド「そうか。では行くぞ、アーケノ」

指輪『なあ、俺のこと――なの?』

レイド「んっ…? すまんな」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 何もなかったで…
 6~9 おやおや?
  0  きたぜぃ


 【0】

指輪『ちっ…』

ゼドファ「………この声は?」

レイド「ああ…アーケノの指輪なんだが」

ゼドファ「…喋る、指輪?」

指輪『んだよ、――でもできるってか?』

ゼドファ「……何て?」

指輪『だああっ、クソっ…。――だと、――だよ!!』

レイド「この調子でな」

ゼドファ「…アーケノ、手を」

アーケノ「ん?」

 スッ

ゼドファ「……もしかして」

 パァァァァッ
 カッ

指輪『お、おおっ…?』

 パァァァァァァッ

ゼドファ「やっぱり――」

 ボフンッ…

ヨダカ「っ…?」ドサッ

アーケノ「指輪が、外れた…! 消えた!?」

レイド「ヨダカっ…!?」

ゼドファ「魔法で姿を変えられていたんだね。良かった、僕の魔法で解除できて」

ヨダカ「お、おお…おおおおおおっ!? お前っ…お前よくやった!」ガバッ

ゼドファ「うわっ…ど、どうもありが――」

レイド「ヨダカ、俺にも…!」キラキラキラ

ヨダカ「黙れ、何にも気づかなかったくせに」

レイド「」

アーケノ「………お前が、指輪?」

ヨダカ「おお、そうだよ。肝心なことを言おうとすると言えなくなっちゃってたんだよ」

ヨダカ「どうだ、この完璧に美しくてかわいくて愛らしい真の姿に感動してるのか?」

レイド「ああ、しているぞ」

ヨダカ「お前は黙れ」

レイド「…」シュン


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヒャッハァー!ってヨダカは魔法で飛び去ってしまった…ま、まあ指輪からは解放されたし…?
 4~6 乗りかかった船だから手伝ってやるよ、ってノリノリなヨダカ
 7~9 ずぅぅぅ………………………っと、もどかしかったヨダカは大暴れしたいらしく、アーケノを連れて飛び上がった


ヨダカ「とにかくっ、自由だぁあああああ―――――――――――――――――――――っ!!」

 ビュォォォォッ
 フワァッ

ヨダカ「ハーッハッハッハ――――――ー――――――――――ッ!!」

 ヒュォォォォ…

アーケノ「………どっか行った…」

レイド「ヨダカ…」

ゼドファ「……と、とにかく、まだガマーベの軍艦は残ってるし、行きましょう」

レイド「……ああ」

アーケノ「…あ、指輪はまってたとこに垢たまってる…」ゴシゴシ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ガマーベ軍が魔導砲を…
 4~6 初めてのれんけい!!
 7~9 変態ペド野郎でもレイドは優秀なんだよ、うん

そんなに前スレ>>1000嫌だったのか?


ヒヒイロ「ありゃりゃー?」

デネブ「おい、おい、どうする!?」

レイド「どうしたっ!?」

ヒヒイロ「3発目、くるっぽいな…」

アーケノ「え?」

ゼドファ「さっきのっ…!?」

ヒヒイロ「多分…この軍艦ごと、くるだろうねえ」

レイド「…ヤバいな」

デネブ「ゼドファ、さっさと移動だ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 尚、間に合わんかった模様…
 4~6 避けられないってことで?
 7~9 戦闘中にね、ひとり魔法使いいると便利なんだよってことよ


ゼドファ「待って、今、浮遊魔法を――」

 カッ

ヒヒイロ「あ――」

アーケノ「!?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 光が放たれた。
 それは海を抉りながら瞬時に放射状に、全てを飲み込んでいく。

 前後左右、上下の感覚さえなくしながらアーケノは色のない光の中で揺さぶられる。

 何もかもの知覚が瞬時に過ぎ去っていく。
 何もかもが溶けて消え去っていくような感覚を味わいながら、アーケノは意識を手放した。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 水の都は復興さえも考えられないくらいの焼け野原となって、ガマーベ軍に占領されました。騎士も多くが死亡した
 4~6 騎士の多くが捕虜に取られた上、水の都も占領された。暗夜王国、大ピンチやで…
 7~9 反射魔法が魔導砲にも通用してガマーベ軍をどうにか撤退させることには成功した模様。被害は甚大だけど


 ――暗夜王国・王都デーモン・王城・玉座の間――

アテム「――水の都が、陥落…か」

サリー「はっ…」

サリー「水の都への増援に向かっていた騎士も、ひとりも戻っておりません」

サリー「…王都下にいる騎士の総数は僅か30人です」

アテム「…厳しいのう」

サリー「…」

アテム「…それで、ガマーベからの要求は?」

サリー「……国民の命を守りたいのであれば、陛下の……」

アテム「ふむ、余の首でも持ってこい…といったところか」

サリー「っ…ですが、そのような要求――!」

アテム「余の命と引き換えに、国を明け渡したとて…本当に、民の暮らしが守られるという保証もない」

アテム「……だが、そうでなければ今度は王都が戦場になる」

アテム「どうにもならぬな、現状は」

大臣「…報告を終えたのならば去れ、サリー」

サリー「……はっ」

アテム「…さて、どうしたものかのう」

大臣「陛下、すぐに避難の支度を――」

アテム「ならん。ここで余が退けば王都はガマーベの手に落ちる。騎士団も崩壊しているような現状では、奪還することも非現実的だ」

アテム「心得よ、余は逃げはせん。そして、民を守る」

アテム「それが1番の大事なのだ。……王都の民を、避難させよ。王都が戦場となった時、無用な犠牲者を出さぬように」

大臣「しかしっ…!」

アテム「余は王である」

大臣「っ……か、かしこまりました。ただちに――」

アテム「混乱を与えぬよう、嘘でも良いから国の危機だとは伝えるでないぞ。それと食料を城の倉庫を空にしても良いから、きちんと分け与えよ」

アテム「……守るべきは余の命でも、玉座でもなく、臣民だ」

アテム「…」

アテム(…………ふむ、どうしたものかのう)

アテム(こちらの兵力は、騎士団の30人。義勇兵を募れども、ガマーベの持つ銃の前には無駄死に…か)

アテム(余が自ら指揮を執ったとて…どうなるものか。各地の駐屯騎士を呼び戻すにせよ、時間がそれを許すかどうか…)

アテム「やれやれ……重責だのう」


 【直下 コンマ判定】
 で、アーケノはどうなってるん?
 1~3 超重傷やで。でも幸い、ガマーベには捕まっとらん
 4~6 それなりの重傷だけど、海を漂流してたとこを少し離れた漁村で拾われたんやで
 7~9 幸いにも、そこまでひどーいケガは負ってないよ


 ――暗夜王国・小さな漁村――

 ザザ----ン…

アーケノ「――っ…ぅ…?」パチッ

アーケノ(…………確か…何だ…?)

アーケノ(……そうだ…ガマーベと…戦ってて、また…アレで…)

アーケノ(…あれから、どうなっ――)ピシッ

アーケノ「うっ…」

アーケノ(ダメだ…全身痛くて、動けない…)

アーケノ(……ここは、どこだ…? 潮の香りがする…)

アーケノ(…室内…何で、こんなとこに…?)


 【安価下1】
 新キャラやで~
 名前+性別なんやで~


 ギィ…

アーケノ「…?」モゾ

(サンタテレサ→)テレサ「あっ…」

アーケノ「…っ」

テレサ「…大丈夫?」

アーケノ「………だ…れ…?」

テレサ「サンタテレサ」

アーケノ「…」

テレサ「…びっくりしちゃった、変な地響きが多いなって思ってたら海から人が流れてきて」

テレサ「すごいケガと火傷だし…」

アーケノ「…」

テレサ「あ、待っててね、今、何か食べもの持ってきてあげるから」


 【安価下1】
 1 どんだけ時間が経ったんだろう、あの後どうなったんだろう…寝てらんねえな
 2 待ってるだけで食べものが出てくるとか…そんなバカなことが…あるの!?
 3 呼び止めて、水の都がどうなったかとか尋ねる


アーケノ(……このパターン…どっかで…)

アーケノ(……………………そうだっ、宝の地図をもらった、あの変人…!)グッ

アーケノ「あ痛っ…」ビクッ

アーケノ(店でもないのに…金も出してないのに、待ってるだけでタダ飯出すヤツ…なんているはずが…)

アーケノ(さっさと、逃げないと…)

アーケノ「っ…ぅっ…ぐ…」プルプル

アーケノ(ダメだ…体が…痛くて、動くのも…)

 ガチャッ

テレサ「残り物なんだけどね、さっき、お昼に食べた分があるから――」

アーケノ「っ…!?」

テレサ「動いちゃダメでしょ!」ムスッ

テレサ「はい、大人しく寝る!」ペシッ

 ズキィィィッ

アーケノ「は、あ…ぐ…」プルプル

テレサ「…もう…はい、ちゃんと寝てなきゃ」

テレサ「で…ご飯、サンドイッチでいい? 嫌いじゃない? ……自分で食べれる?」

アーケノ「……えっ…?」

テレサ「…何?」

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 ………まさかこの女、俺に惚れたかっ!?
 2 ……自分で食べれるし…ま、まあ、受け取ってやるよ
 3 何を企んでる…?


アーケノ「…」ゴクリ

 グゥゥゥゥッ…

テレサ「食欲はあるんだね…。良かった、食べて食べて」

テレサ「食べさせてあげた方がいい?」

アーケノ「……よ、余計な世話だ…。自分で食べれる…」

テレサ「そう?」

アーケノ「…」プルプル

アーケノ「…」スッ

アーケノ「痛っ――」

 ポロッ…

テレサ「…あっ」

アーケノ「…力加減を間違えただけっ――うぐ…痛っ…てて…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 はいはい、って感じで生暖かく見守られた…
 4~6 あーんされた…
 7~9 無償の親切に馴れてなさすぎるアーケノくん


テレサ「…仕方ないね」スッ

アーケノ「…?」

テレサ「はい、あーん」

アーケノ「…は?」

テレサ「とうっ」

 ズポッ

アーケノ「ふぐっ…んぐ…」モグモグ

 ゴクンッ…

アーケノ「いきなり、何をする…!?」

テレサ「だって、自分で食べられなさそうだったから」

テレサ「口に合う?」

アーケノ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ほんとはおいしかったんだけど、ついつい、マズい!て言っちゃった
 4~6 まあまあ、くらいに濁しちゃうアーケノ
 7~9 うまいけど? って言ったら嬉しそうにしたテレサがかわいいな、って思うアーケノでした


アーケノ「…ま、まあまあ…だな」

テレサ「良かった、おいしくないわけじゃなくて」

テレサ「はい、じゃあ口開けて」

アーケノ「…」

テレサ「あーん」

アーケノ「…」

テレサ「……えい」

 グッ
 グリグリ…

アーケノ(顔に押しつけるな…)

テレサ「…強情だな。じゃあ、強硬手段で――」

 ギュムッ

アーケノ「んぅっ…!? 鼻、やめ――もがっ」

テレサ「まだまだあるからね」


 アーケノは 強制あーん攻撃 でサンドイッチを食らった!! ▽


 【安価下1】
 1 親切なことをして、何を企んでる?って
 2 水の都は? どうなったん?
 3 テレサとコミュる


アーケノ「…げふっ」

テレサ「食べられたね、良かった」

アーケノ「…食わせたんだろ…」

テレサ「え、もう満腹だった?」

アーケノ「……ま、まだ腹は余裕があるけどそうじゃなくて――」

テレサ「まだあるよ、食べるっ?」

アーケノ「いらん…」

テレサ「そう?」


 ↓1~3
 テレサとのコミュ内容
 ※なきゃあ「なし」でええで~

貴方もしくは知り合いが魔族に強姦されたことはありますか?


王子「…」

王子「自由安価だとさ、>>96みたいのが、入ることがあるじゃない?」

王子「いやね、絶対ダメとは言わないけど…こう、脈絡がなさすぎたりしてね?」

王子「まして、いきなり強姦された経験があるかってどうなのよ…っていう問題もありましてね?」

王子「…これ、ぶっ込みたい? すすめないけど…」


 【多数決】↓3までの最多票を採用
 1 ぶっこめ
 2 いらぬ


アーケノ「…何で、俺を助けた…?」

アーケノ「……包帯の下も見たんだろ…。だったら、普通――」

テレサ「普通は、見て見ぬふり?」

アーケノ「…」

テレサ「普通は…どっちなんだろう。でも、確かに放っておいちゃう人の方が多いのかな?」

アーケノ「…」

テレサ「でも、困ってる人を助けなきゃって思う気持ちは自然だと思うよ」

テレサ「それが理由じゃ、ダメ?」

アーケノ「…それだけで?」

テレサ「…あとは、もうばっちり目撃しちゃったし、見捨てるって悪いことするみたいで後ろめたいし?」

テレサ「悪い人でもけっこう酷いケガなら、悪いことできないだろうなって思って」

アーケノ「…」

テレサ「…あなたの名前は?」

アーケノ「……アーケノだ」

テレサ「アーケノは、どうして、海に浮いてたの?」

アーケノ「……あっ、そうだ。ここはどこだ?」

アーケノ「それに、水の都は?」

テレサ「ここは、まあ…何の変哲もないただの漁村だけど…水の都?」

アーケノ「何も…知らないのか?」

テレサ「アーケノを拾う前に、確かに水の都の方でピカピカ光ってたから、何だろうとは思ってたんだけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 水の都の現状については分からぬようで
 6~9 王都の方から逃げてきた人がいるようで、漁村がざわめき始めた。それでそれとなく…


テレサ「何か、あったの…?」

アーケノ「…」

アーケノ(ここにいちゃ、何も分からないか…)

テレサ「アーケノ?」

アーケノ(…いやでも…俺は、騎士団本部ってとこに……)

アーケノ(………ガマーベに侵略されたら、全部、水の泡…)

アーケノ(…マズい…)

テレサ「おーい」フリフリ

アーケノ(…メシ食ったら、何となく痛みも引いた気がするし…)

アーケノ(動くか…? あ、でも武器が…)


 【安価下1】
 1 いや、行ってから考えよう
 2 武器持ってない?って
 3 水の都について聞いてきたりしてよ、って


アーケノ「……おい」

テレサ「ん?」

アーケノ「武器、持ってないか?」

テレサ「どうして?」

アーケノ「いるからだ」

テレサ「…戦いに行くの?」

アーケノ「…ああ」

テレサ「じゃあ、持っててもあげない」

アーケノ「!」

テレサ「でも…その理由を教えてくれるんなら、考えるだけ考えてあげる」

アーケノ「…」

テレサ「わたしはどっちでもいいけど」


 【安価下1】
 1 いいから持ってこいよ!
 2 話す…
 3 じゃあもういい。自分で探す。邪魔したぜベイベー


アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「………騎士団本部、ってところに行かなきゃいけない」

アーケノ「でも、水の都まで行ったところでガマーベが海から攻めてきて、そのまま戦いが始まった」

テレサ「!」

アーケノ「…それで、ガマーベの兵器にやられて…気づいたらここにいた」

アーケノ「騎士団本部に用があっても、その前にこの国がどうにかなったら意味がない」

アーケノ「だからガマーベ軍をどうにかして退ける必要があるから行くんだ」

テレサ「…そう」

アーケノ「で、武器は?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やだ…って
 4~6 あるにはあるけど…?
 7~9 おや?


テレサ「…やだ」

アーケノ「は?」

テレサ「……だって、戦争に行くんでしょ?」

アーケノ「…別に俺は騎士でも兵隊でも――」

テレサ「殺し合いなんて、大っ嫌い…」

テレサ「…行かなくても、いいじゃない。ダメなの?」

アーケノ「何がいいんだよ」

テレサ「だって…!」

アーケノ「俺は別に、この国のヤツじゃないけど…ここまではるばる歩いてきたんだよ」

アーケノ「それなのにここまで来て台無しにされてたまるかっ…!」

テレサ「…」

アーケノ「【安価下1】」

 1 大体お前だって、自分の国がなくなるかどうかなのに、そんな下らないこと言ってる場合か! 黙って侵略されていいのかよ!?
 2 殺し合いの好き嫌いが問題じゃないんだよ!
 3 ……じゃあもう頼まない


アーケノ「殺し合いの好き嫌いが問題じゃないんだよ!」

テレサ「だけどっ…」

アーケノ「やらなきゃやられるんだ!」

アーケノ「指くわえてるだけでどうにかなるわけじゃない!」

アーケノ「殺しにくるから殺し返す、ただそんだけなのに好き嫌いもない」

アーケノ「綺麗ごとだけ言いたいならずっとぶつくさ言ってろ! お前がどんだけ祈ったって何も変わりゃしないけどな!」

テレサ「っ…」

アーケノ「…」グッ

アーケノ「…じゃあな」ヨロッ

テレサ「あっ…まだ、安静にしてなきゃ――」

アーケノ「うるせえっ」

アーケノ「ずっとうだうだ言ってろ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うるせえじゃないよ、って逆に怒られたでござる…?
 4~6 怪我人は安静にしてやがれって抑え込まれちまったぜ…
 7~9 そこまで言わなくてもいいじゃん!って…泣かれたっ!?


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました




王子「Q&Aコーナー!!」

クレイン「続きです」

王子「いってみよう、兄様!」

クレイン「はい?」

 前スレ>>983

王子「クレインは死に際の激昂と、今の何か癪に障る態度と、どっちが素なの?」

クレイン「わたしはいつも、このように紳士的な人物ですが? 激昂とは何のことでしょう? 分かりかねますね」

王子「…悲願が、悲願がぁぁっ…って」

クレイン「はい?」ギロッ

王子「…天使擬きィ…って」

クレイン「……どなたのモノマネでしょう?」

王子「………認めないつもりだ…」

 前スレ>>984

クレイン「ハニー王国の王族は滅亡したのか、と」

王子「してませんね。デルザー大陸全土が、闇に覆われてますが、別に死ぬようなものじゃないです」

王子「もっとタチが悪いかも知れない、石化の呪いなんだけど…。そういうわけで、死んじゃないですよ」

王子「あとね、王族なんていうのはそうそう出てこないものなんです。だからあんまり、そこは気にしないでいいと思います」

クレイン「そうそう、出てこない…?」

王子「主人公勢は別!!」

クレイン「…暗夜王国の現国王は」

王子「ジュダル編では絡んでたけど、それ以降はちょいちょいでしょ」

クレイン「…そういうことにしておきましょう」

王子「………しといてください」

 前スレ>>985

クレイン「…アテムの父…前暗夜王国国王が送られた島はどうなっているのか、と」

王子「あー…どうなんでしょうね」

王子「何も考えてないし…再登場の予定も一切ないので…」

クレイン「島送りですし、よほど離れた場所なのでしょうね」

王子「そうだねー。まあ、気に留められずにあっさり闇に飲まれてるか、へーぜんとしてるか…」

王子「島送りですし」

 前スレ>>986

クレイン「シリウスがリトさんのようにえっちい展開でパンツになっていたりはしないのでしょうか?」

王子「しないねー。シリウスに至っては、現在、どんな状況なのか決定されちゃってるし…」

クレイン「と、言うと?」

王子「いや、はっきりとは明かさないよ?」

クレイン「ケチくさいことを…」

王子「ええー…?」


 前スレ>>987

王子「ブラックサタンの皆さんは、仲が良かったんですか? って」

クレイン「我らはともに先祖の悲願を達成するべく、一丸となる必要があったのみです。仲の良いも悪いも――」

王子「で、パランドゥーラはハブ?」

クレイン「あれは協力的ではなかっただけのことですよ。何度もわたしはパランドゥーラを教育していましたし」

王子「でもさ、何だか兄妹みたいな具合な感じだったじゃん? 兄様?」

クレイン「確かに、我々は本来の姿の醜悪さから、他者との関わりを閉ざすしかなかったので、一族内でしか心を開ける相手はいませんでした」

王子「素直に言っちゃいなよ、仲良しでしたって」

クレイン「仲良しに見えたのであれば…それは表面上のもの。わたしはどうなろうが――」

王子「でも他のブラックサタンはけっこう、慕ってたんじゃない?」

クレイン「…………仮染めの関係ですよ、しょせん」

王子「素直じゃないね、クレイン兄様」

 前スレ>>988

クレイン「アーケノでキャラメークはもう打ち止めですか?」

王子「………んー…どうでしょう…。現状、何も」

クレイン「本心は?」

王子「どうでしょうねー…」

 前スレ>>989

クレイン「インガ編におけるリナ、ジュダル編におけるドラシロのようなキャラクターは登場しないのかという質問です」

クレイン「新キャラのヒロインが欲しい…と」

王子「さてさて、サンタテレサちゃんがどうなるかですね。戦えるかどうかでも変わるし…」

クレイン「しかし、ようやく出てきた味方枠に入りそうな新キャラですしね」

王子「そうだよね、そこが大事だよね」

クレイン「しかし、サンタテレサで、略称がテレサ…」

王子「…でも、メリクリ感出ちゃうじゃん? サンタにしちゃうと…」

 前スレ>>990

クレイン「指輪は絶対に破壊されることはなかったのか…と」

王子「まあ、そうそう…壊そうと思って壊せるものではありませんでした」

クレイン「となると、指輪を破壊しようとした安価は…」

王子「無意味だね! ただ、物理的には壊せそうにはない…って分かるための行動に終わってた…はずなんだけどね」

 前スレ>>991

クレイン「ガマーベ軍との戦いの最中、アーケノがやられれば指輪は放り出されてしまうのに、指輪――ヨダカは傍観をしていた」

クレイン「ただ眺めてるだけしかしないのはバカなのではないかと」

王子「性格的に大人しく引っ込んでろ…ってタイプじゃないんだよね。むしろ、少々のスリルは楽しんじゃう系だから」

クレイン「それで傍観?」

王子「ただ傍観ってわけじゃなくて、ちっさーいアドバイスとかはしてたでしょ? 役立ってたかどうかは別として」

クレイン「では、バカということですね。助言を送るのであれば、危険からは遠ざかれ、というのが最善のはずなのですから」

王子「まあ…うーん…そうなっちゃうのかな?」


 前スレ>>992

クレイン「今回の>>1000は叶うのか、と。些細なものではなくとも」

王子「いや、些細か、重大かはあんまり関係ないんだよ。ただね、こう…それはちょっとー…みたいなさ?」

王子「そういうのは叶えてあげられないよ…って」

クレイン「そのムリの具体例を挙げるわけにはいかないのですか?」

王子「だから、その目安として些細なものなら…ってことだったんだけど、何だろ…」

王子「設定が崩壊しちゃいそうなこととか、叶えちゃってもそれメリットあるの? とか、そういうのはNGになりやすいし?」

クレイン「で、今回の>>1000は」

王子「仮にパタリロ、って指輪に名づけるだっけ? になったら、それはもう、指輪がヨダカに戻っちゃっても、パタリロじゃん?」

王子「表記もヨダカにしながら、パタリロって呼ばれることになっちゃうじゃん? それは…ねえ?」

クレイン「ついでに、今スレの>>60については?」

王子「嫌すぎて強引に戻したんじゃないよ。ちゃんと【0】が出たでしょ?」

王子「それにね、ヨダカは呪いを受けて指輪にされてたわけじゃあないんだよ。だから、魔法使いキャラと出会えれば簡単に戻りやすかったの」

クレイン「本当ですか?」

王子「本当です。【0】を叩き出しちゃったコンマ神の意志です!!」

 前スレ>>994

クレイン「話をまとめる時期だから暗夜王国壊滅などの大事件は起きないのか? …と」

王子「話をまとめる時期かどうかについては、触れないけど…起きないこともないと思います」

王子「現に、今、崩壊一歩手前だし? 下手すりゃアテム死ぬ可能性も高いし、名前つきの騎士も死ぬそうだし」

王子「今後次第だからどうとは言えないけど、そういうことは充分に起こりうることです」

クレイン「さっさと滅んでしまえばいいのですが…」

王子「はい、ボス思考はダメですよ」

 前スレ>>996

クレイン「グルメさんはいつ登場する…のか?」

王子「…アーケノの設定時にあった、グルメかな? 登場しませんよ、済んだことですから」

クレイン「しないのですか」

王子「しませんよ」

 前スレ>>997

クレイン「闇が広がっている状況でガマーベ王国が侵攻をする理由は、何なのかと」

クレイン「闇の拡大という混乱に乗じた領土拡大か、ベテルギウスが背後にいるのか」

クレイン「それと、闇をどうにかしようと行動をしている人がいるのか…と」

王子「そこら辺はまだ明かせませんね、残念ながら」

王子「ただ、ガマーベ王国の武器とか兵器は、モニカが企てて、ブラックサタンを実行犯にしてたんだよ」

クレイン「我々は金銭的な儲けを得て、悲願達成のための資金とし、モニカは表立って動かぬことで邪魔者の目を避ける目的でした」

王子「で、モニカが動いてた…ってことは、ベテルももちろん、そのことを分かってるわけですね」

クレイン「黒幕になっていてもおかしくはない…と」

王子「そうね。まあ、ハッキリとはしてないけど。まあ、この理由は追々」

クレイン「では、闇をどうにかしようと行動をしている者は?」

王子「多分、大きな組織ぐるみで…例えば、国家レベルとか、でやってる人はいませんね」

王子「暗夜王国はね、アテムが国王だから行動を開始しててもおかしくなかったけど国際情勢のせいで本腰入れられなくてね」

王子「個人レベルでは…まあ、いるかも知れないけど未登場ですね。いるかどうかはコンマ次第です」


 前スレ>>998

クレイン「ジュダルが完全石化だったのに引き換え、ヨダカが指輪になってべらべら喋っていたのはどういう理由なのでしょう?」

クレイン「種族や、実力の問題なのか、と」

王子「種族でも、実力でもないよ。ヨダカはすでに、別の呪いを受けてたからなんだよ。シャニとの」

クレイン「ほう?」

王子「ここだけの話、呪いは強烈なものが先にかかってると、上書きされちゃいます」

王子「ベテルギウスは呪術を扱えちゃうんだけど、ヨダカにかけられてる呪いよりも強いものを施せなかったんだね」

クレイン「その結果、呪いではなく魔法によってヨダカを指輪に変えてしまった…と」

王子「そういうこと。だから、魔法で解除が可能だったの。でも、面倒なことに魔法にかけられてることは言えないようにされてた」

王子「だから、自分はヨダカだよってことを言おうとしても、――って具合で伝えられないと」

クレイン「名乗ってしまえば、何らかの手段で指輪に変えられていると悟られてしまうから…ですか」

王子「レイドに精一杯アピールしまくってたけど、それも伝わらなかったみたいにね。俺はヨダカだ! って何度も言ったんだけど」

王子「指輪にされてる、ってことさえも言えないもんだから通じない…と」

クレイン「元に戻ったのが癪ですね。海の底へ沈んでしまえば良かったものを」

王子「はいはい、そういう発言しないの、クレイン兄様」

クレイン「だから、度々そんな呼び方を…あなたなどに呼ばれたところで虫酸しか走りませんので」

王子「へいへいへい、兄様怒ってるぅー?」

クレイン「…」イラッ

王子「…ごめんなさい」

クレイン「……許します」

王子「…と、いうわけで、Q&Aコーナーはここまでです」

王子「クレインセクトがちゃーんとアシできたかな? どうかな?」

クレイン「さて、評価するのは己ではなく他者ですのでわたしには何とも答えられぬところですが」

王子「またまた~? 自信満々じゃないの~? どうなの、どうなの~?」

クレイン「…」

王子「…あのさ、ごめん…。でも、気に入らないと黙って威嚇するのも、やめよ?」

クレイン「それはそれは、失礼いたしました」

王子「ぐぬぬぬ…何か、何かこの、この感じ苦手…」

王子「まあでも、アシとしては俺からはオッケーだったよ!」

クレイン「そうですか」

王子「感動薄いなあ…」

クレイン「締めないのですか?」

王子「割と尺が余っちゃっててね。…まあでも、いっか。ありがとう、クレイン!」

クレイン「いえ」

王子「それではそれでは! 皆の王子様と!!」

クレイン「ブラックサタンが当主、クレインセクトの」

王子・クレイン「「Q&Aコーナーでした」」

王子「まったねー」


アーケノ「うるせえっ! ずっとうだうだ言ってろ!」

テレサ「うるさいじゃないよ!!」

アーケノ「っ…?」

テレサ「そうだよ、綺麗ごとだよ、わたしが言ってるのは!」

テレサ「でも、だからって…それを、ただ、綺麗ごとで終わらせるか、ほんとにそうするかは別問題なの!」

アーケノ「…」

テレサ「思考停止で綺麗ごとだふざけるな黙ってろ、なんて言う方がよっぽど悲観してるだけじゃない」

アーケノ「っ…口で言うくらい誰にだってできるんだよ!」

テレサ「だったら、ちょっとは自信あるんなら綺麗ごとの100個や200個、口に出して実現してみてよ!」

アーケノ「何で俺がそんなことしなきゃいけないんだよ!?」

テレサ「どうせ戦いに行くんだったら、それくらいの大口叩いてから行って!!」

テレサ「無駄死にさせるために助けたんじゃないよ、こっちは!」

アーケノ「勝手に助けといて――」

テレサ「エゴで何が悪いの!?」

アーケノ「っ…」

アーケノ「【安価下1】」

 1 ……知るかっ、自分でやれ!
 2 俺は助けてほしいなんて言ってない。だからお前の言うことを聞く理由もない
 3 ふんっ、ほざいてろ


アーケノ「……知るかっ、自分でやれ!」

テレサ「っ…」

アーケノ「俺にはお前の考えなんか関係ない」

アーケノ「他人に強要する前に自分でやってみろ」

テレサ「………いいよ、分かった」

アーケノ「はっ…?」

テレサ「やってあげる」

アーケノ「…え」

テレサ「…」

 スタスタ…
 バタムッ

アーケノ「……え?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 足手まとい1名入りまーす!!
 4~6 ド素人1名入りまーす!!
 7~9 武装した理想論者1名入りまーす!




<ゴソゴソ

<ガタンッ

<うわっ…

<ガチャガチャ…

<あれ? えっと…ああ…

 ガチャッ

テレサ「ついてく」フンス

アーケノ「………何そのかっこ…?」

テレサ「おじいちゃんが昔やんちゃしてた時に使ってたとかいう装備」

アーケノ「は…?」ポカ-ン

テレサ「証明するから、よーく分かったらアーケノも綺麗ごとだとか言うの禁止」

アーケノ「はあっ!?」

テレサ「以上!!」


 テレサがすごく強引に 仲間 になった! ▽


 【安価下1】
 で、アーケノの武器なんだけど…
 1 頑丈な杖ないのん?
 2 もう何でもいいよ…
 3 その他、武器を変更しても良し。併記。ないものはない


王子「ワイヤーって…世界観的にないんじゃ…?」

王子「せいぜい、ロープだとか、鎖だとか?」

王子「でもって、ギロチンって…武器とも違うような…。あれって処刑道具だし、持ち歩くものでも…ねえ?」

王子「ということで、斧…かとも思ったんだけど、まあ、安価にしときましょう」


 【安価下1】
 1 杖でええんや!
 2 じゃあ鎖でいいよ!
 3 斧にしとけって!


 ――暗夜王国・小さな漁村・道具屋――

店主「…」チラッ

アーケノ(何この品揃え…ろくなもんがない…)

アーケノ(…どれもこれも、何か…安っぽいし…)

アーケノ(これなんか、刃こぼれしてるし…しかもこれ、定価…?)

テレサ「…」

アーケノ(…でも、武器はあった方が…)

アーケノ(…どうしたもんか…)

店主「…」ゴホンッ

アーケノ「…」

アーケノ(…ん? 鎖…)

アーケノ(………鎖…鎖か…これは、いいかも…)

アーケノ「……じゃあ、これ」


 【安価下1】
 1 先っちょに分銅的なのがついてるやーつ
 2 先っちょにトゲ的なものがついてるやーつ。槍の穂先だけ持ってきました、的な?
 3 先っちょに返しのついたトゲ的なものがついてるやーつ。何かこう…返しがあるから刺さっても抜けにくいよね、的な?


 ジャラッ…

アーケノ(………いいぞ、このデザイン…)

アーケノ(頑丈そうだし、この先端も触れるもの全部をざくざくにしそうで…)

テレサ「…で、水の都へ行くの?」

アーケノ「…そうだが」

テレサ「…だが?」

アーケノ「…そうだ」

テレサ「………どうやって行く? 浜辺沿いにも行けるし、険しい山があるからそれを迂回して内陸からも行けるし…」

テレサ「小さい小舟くらいならあるから、それで海からも行けるし」


 【安価下1】
 1 浜辺沿いに
 2 内陸から
 3 海から小舟で


 ――暗夜王国・水の都への小道――

 ガサガサ…

アーケノ「っ…ほんとに、この道が水の都に繋がってるのか…?」

テレサ「そうだよ。わたしの村じゃ、ここを通っていくのが普通なの」

 ガサガサ

テレサ「半日もあれば到着するよ」

アーケノ「…この、薮の中を…?」

テレサ「そうだってば」

アーケノ(本当かよ…?)


 【直下 コンマ判定】(水の都は陥落:-2)
 1~3 ガマーベ兵と鉢合わせた…何でおんねん!?
 4~6 何事もなく、水の都へ到着
 7~9 都中、どこからともなくあまったるぅぅ~い、香りが…


 ガサッ…

アーケノ「マジか…」

テレサ「疑う必要ないのに…」

アーケノ「…」

テレサ「……でも…ひどい有様…」

テレサ「……あんなに綺麗だったところなのに、焼け野原だ…」

アーケノ(入口の門が閉められてる…。高台に出られたから中の様子が見えるのはいいけど…)

アーケノ(どうやって侵入すればいいんだ…? まだ、沖に軍艦あるし…)

アーケノ(街の中は見晴らしが良すぎるくらいだし、見張りもたくさんいるし…)

アーケノ(でも、夜だから見つからないで行ける可能性も、ワンチャン…?)


 【安価下1】
 1 …どうしよう
 2 カチコミだ!! 正面から扉をぶっ飛ばしたる!!
 3 よし、ここは手に入れたばかりの鎖を活用してこっそり侵入を試みて、中の様子を探ってみてから考えよう


アーケノ「…」

アーケノ(どうしよ…?)

テレサ「どうするつもりなの?」

アーケノ「……か、考え中だ」

テレサ「…あ、そう」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「…」

テレサ「…もう夜だし、休む? 歩き疲れちゃって…」


 【安価下1】
 1 明け方くらいの1番緩んでそうな時を狙って仕掛けるか
 2 うん、休もう
 3 いや、夜の内に仕掛けて終わらせる…
   A 正面突破や!!!
   B こっそり軍艦に放火でもするか…?


アーケノ「…休みたければ休め、俺はもう行く」

テレサ「…行くよ」

アーケノ「ちっ…」

テレサ「舌打ちしないで」

テレサ「で、何するの?」

アーケノ「連中の軍艦を放火する。そうすれば奇襲になる」

テレサ「…どうやって、中に入るの? 入口の門は閉まってるし、その中にも見張りいるのに」

アーケノ「それは…あー…」

テレサ「…」


 【安価下1】
 1 ノープランだ! とにかく、鎖を使って中に入ってこっそり近づいて、こっそり放火だ!!
 2 そ、そう、別のところをまず放火しておいて注意を惹いておくのだ
 3 よし、じゃあテレサが注意を惹く役で


アーケノ「………ふっ、愚問だな」

テレサ「ぐもん?」

アーケノ「あらかじめ別の場所を放火して、そちらに気を惹いておく」

アーケノ「その混乱に乗じて侵入して、一気にあの艦隊を燃やし尽くすだけだ」

アーケノ「少し考えればこのくらい、誰だって思いつくだろうに…」

テレサ(…何だろう、この…何…? 気取った感じ…?)

アーケノ「朝日は俺のために輝くのだ」

テレサ「………雲多いし、相変わらず空は赤いままなんだろうけど…朝日見えるかな?」

アーケノ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 見事に作戦は裏目に出た! 放火したまではいいんだけど、よく訓練されてるガマーベ軍はさっと警戒態勢に…そして見つかった
 4~6 よし、放火してやったぞ。あとは闇に乗じて軍艦に近づく…はずなんだけど、あれ、見張り増えてねえ?
 7~9 しめしめ、火事に気を取られてやがるぞ、あっさりと侵入に成功した


アーケノ「中・劫火魔法」

 シュボォォォォォォォォォッ

テレサ「……もう、廃屋同然だからいいけど…あんまり、燃やすっていい気分しないね」

アーケノ「うるさい、この隙に行くんだからさっさとしろ!」タタッ

テレサ「あ、待って…!」

 タタタッ…

<カンカンカンカンカン

アーケノ「っ…!?」

<火災発生、速やかに配置につけ!

<繰り返す! 火災発生、速やかに配置につけ!

テレサ「……ねえ」

アーケノ「…う、うるさい、気は惹けてるんだからこれでいいんだ…!」

<人影を確認!

アーケノ「!?」

テレサ「バレてない…?」

<消火は後回しでいい! 取り囲んで殲滅しろ!!

 ザザザッ…

テレサ「バレてるよ!? ねえ、アーケノ、絶対にバレてるって!!」

アーケノ「う、うう、うるさいっ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ささっと取り囲まれはしたけども…したけども、いいんだよ! ぶっ倒すことに変更はないんだから!!
 4~6 取り囲まれる前に突破して、このまま一気に軍艦まで行って燃しちゃえばいいんだよ!!
 7~9 おやおや?


 ザザザッ…

ガマーベ兵A「対象発見、少年1名、少女1名!」

ガマーベ兵B「構わん、やれぇぇっ!」

アーケノ「っ――囲まれる前に、やる…!」ダンッ

 ブンッ
 ジャラララッ

 ギィィンッ

アーケノ(あっさり払いのけられた…!? 予定では、ぐるって巻きつくはずだったのに…!)

ガマーベ兵A「はぁぁああああああっ!!」

アーケノ「ぐっ…!」バッ

 ギャリリリッ
 ジャララッ

アーケノ(よ、よし、鎖を張って受け止めて絡め取るのはちゃんとできる…!)

 グンッ

ガマーベ兵A「ぐおっ…!?」ズザッ

アーケノ(でもって、体勢を崩させてぇっ…!!)


 【安価下1】
 1 トドメのパーンチ
 2 ハイキックで仕留める!!
 3 振り回す! 人間モーニングスターを食らえ!!


 グググッ

ガマーベ兵A「こいつっ――」グラァッ

アーケノ「食らえぇっ…!」

 ヒュバッ
 ドッゴォォォォォッ

 ゴロゴロォッ…

アーケノ「よしっ…!」

テレサ「…だ、大丈夫かな…?」

アーケノ「敵の心配なんかする余裕あるか…!」

テレサ「っ…」

アーケノ(この調子で、一気に突破すれば…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 イメトレ(妄想)だけじゃ、まだまだ使いこなせませんでしたね
 4~6 テェエレサアアアアア! 何しとんじゃわりゃあああああっ!
     4 何をあっさりとっ捕まってるんだよぉぉぉおおおおおお
     5 戦場に綺麗ごと持ち出して勝手に人質になってんじゃねええええええええええ
     6 純粋に足手まといって鬱陶C!!
 7~9 イメトレ(妄想)の成果が出てるぜぃ!! 何か鎖馴れてきた! いけるんちゃう!?


ガマーベ兵B「ちぃっ…!」チャキッ

アーケノ(銃――あれを鎖で絡め取ってやれば…!)

 ブンッ
 ジャララララッ
 グルグルッ…

ガマーベ兵B「何っ…!?」

アーケノ「よっし…!」グンッ

ガマーベ兵B「ならば…!」ダンッ

 ダダダッ

アーケノ(あれっ…そこで、こっちに来られたら絡め取れないし、鎖は緩むばっかだし…!?)

ガマーベ兵B「こうするまでだっ!!」

 スラァンッ
 ブォォォンッ

 ズバァァァァァッ

アーケノ「っぐ…!」


 【直下 コンマ判定】(コンマ神への反逆タイム実行:差はあれど、全部当たり判定)
 1~3 素人なのにテレサがやりよる…!?
 4~6 どうやら暗夜王国も水の都を奪還するために動いていた模様。アーケノが行動を起こしたから便乗してきた
 7~9 ヨダカが保護者ポジ…って、どうなんでしょうね?


王子「それでも俺はッ!!」

王子「状況が好転するまで反逆をやめないッ!!」

王子「例え【0】だろうともッ!!」


 【0】
 【直下 コンマ判定】(コンマ神への反逆タイム実行中:偶数も奇数も良いこと)
 偶数 アテム率いる30人の騎士がアーケノを利用して奇襲実行。捕虜にされていた騎士も解放してガマーベ軍ガタガタ
 奇数 テレサは素人(天才
 ※0は偶数扱いです


アーケノ(やっぱり、鎖じゃない方が良かったかも――!?)

ガマーベ兵B「死ぃねええええええ――――――――――――――っ!!」

アテム「――極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

テレサ「きゃっ…!?」

アーケノ「何、だっ…?」

アテム「ガマーベ軍よ、聞けぇっ!!」

アテム「貴様らの望み通り、余はここまで来たぞ!」

 ザワッ…

アテム「だが…取引は、余の首と引き換えに我が国の民の安全を保障すること」

アテム「故に、余が自ら…この者達を守らせてもらった。文句はあるまいな」

 ザワザワ…

アーケノ(何だ…? あいつ…)

アーケノ(でも…俺を、今…助けた…?)

テレサ「………お、王様…?」

アーケノ「は?」

 ザッザッ…

アテム「さて、ガマーベの蛮勇を振るいし愚か者どもよ」

アテム「その暴力でどれだけの土地を支配してきたか、余はよく知っておる」

アテム「かの大国であるバイスさえも、魔族と結託して落としたというのだから驚きだ」

アテム「だが、その暴力的な領土拡大も今日限りと知れ。我が暗夜王国へ戦火を持ち込んだのだ――貴様らが滅びる覚悟はできていような!?」

<ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「っ…!?」

テレサ「今度は、何っ…?」

<き、騎士だー!!

<捕虜が解放されました…抑えきれませんっ!!

アテム「余の国を甘く見たな。貴様がいかなる武器を、兵器を持ち出そうとてこの暗夜王国は決して討ち滅ぼされはせぬぞ!!」

アテム「暗夜王国王国騎士団に命じる!! ガマーベの艦隊を、葬り去れッ!!!」


 【直下 コンマ判定】(反逆タイムは終了)
 1~3 数の差はけっこうあるんですがね
 4~6 アテムに声をかけられたよ。危ないかも知れないからついてこいって
 7~9 アテムにお礼を言われたよ。かき乱してくれたからやりやすくなった、って


アテム「………さて、数の差は圧倒的不利…」

アテム「余も斬り込まねばならぬのう…」ザッ

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「……え?」

テレサ「王様、かっこいい…」

アーケノ「あ?」

テレサ「…あ、どうするの? 騎士も来たんだし、もう大丈夫じゃない?」

アーケノ「…騎士の数は少ねえし、ガマーベには変な兵器があるんだからまたひっくり返されるかも知れないんだよ」

テレサ「…」


 【安価下1】
 1 だから、手当たり次第に敵を減らす
 2 でも、どうすっかな…?
 3 とりあえず、レイド達でも探すかな。勝手なことはしないって約束…してたし。生きてるか知らないけど


アーケノ「だから手当り次第に敵を倒す」

テレサ「……わ、かった」

アーケノ「…嫌ならついてくんなよ」

テレサ「ついてくって決めたの」

アーケノ「…どうなっても俺は知らねえからな!」ダッ

テレサ「分かってるってば!」タタッ

アーケノ(つか…あの王様? 強え…)

アーケノ(討ち漏らしもなしで、ガンガン進んでるし…)

アーケノ(後ろをついてっても意味ないな…。あんま、騎士達の手が届いてなさそうなとこに――)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 小さめの魔導砲みたいなものが登場した。威力は街を焼き尽くすほどじゃないけど、直撃すりゃかなりアカンやーつ
 4~6 何か、こそこそしてる連中を発見。騎士団も気づいてないっぽいし…あれをやっとこう
 7~9 祭りなら参加させろよ…って

 ※じゃあ、試験的に…1~3の悪いのと、7~9のいいのを逆にしたいなら
  「逆」とかそういう具合に分かるように書いちゃって。そしたら、それに対応するから。4~6は変わらぬよ


アーケノ「んっ…?」ザッ

テレサ「どしたのっ?」

アーケノ「あっちに、こそこそしてるガマーベのヤツらがいる…」

アーケノ「…騎士も気づいてないし…ああいうのから、片づける…!」ダッ

テレサ「待って…!」

 タタタッ

ガマーベ兵C「急げっ…!」

ガマーベ兵D「こいつさえ配置して、ぶっ放せれば…」

ガマーベ兵E「騎士なんか一網打尽だ…!」

 ダンッ

テレサ(台車に乗せて…何かを運んでる?)

アーケノ(まだ気づかれてない――)


 【安価下1】
 1 鎖を放って、敵の首を締め上げる攻撃
 2 鎧くらい貫通しろ! 鎖のトゲ部分をぶん投げて攻撃
 3 足を引っかけて絡め取って振り回す。人間モーニングスター攻撃!


アーケノ(確実に1人ずつ――!)

 ブンッ
 ジャラララッ

ガマーベ兵D「っ――?」

 ギュッ

ガマーベ兵D「が、かっ…!?」ググンッ

ガマーベ兵C「どうしっ――D!?」

アーケノ「お、おおおおおっ…!!」グンッ

 ギュゥゥッ
 ズザァァッ
 ブォォォォォンッ

 ドゴォォォォォォッ

ガマーベ兵D「」

ガマーベ兵C「くっ…E、運べ!」

ガマーベ兵E「あ、ああ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 Cめ、やりおるわ
 4~6 不意打ちはうまくいったんだけどなあ…
 7~9 やるやんけ、テレサ。素人の割に

 ※試験続行中
  逆転したい場合は、分かるようにね


アーケノ「邪魔だぁっ…!」

ガマーベ兵C「邪魔をするのは、貴様らだっ…!」

 ズォォォォッ
 ギャリィィィィィッ

アーケノ「よしっ――あ?」

 グググンッ

 ガマーベ兵Cが背に装備していた槍を手にして繰り出す。
 両手の間で張らせた鎖でいなし、絡め取ろうとしたが逆に鎖を絡め取られた。

ガマーベ兵C「どおおおりゃああああああ―――――――――――――――っ!!」

 ブォォンッ
 ドゴォォォォォォォッ

 引き寄せられたところを逆にカウンターの要領で強かに殴打される。

 ズザァッ…

アーケノ「ちぃっ…!」

 チャキィッ
 パァァァァンッ

 素早く受け身を取って起き上がったアーケノへ、ガマーベ兵Cはマスケット銃を向けた。
 発砲音がしてアーケノの左肩に鉛玉が突き刺さって粉砕する。

アーケノ「ぐぅっ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔導砲(小)が配置されてもうた…!?
 4~6 テレサがフォローに入って、ほんとに僅かな時間稼ぎをした。戦力としてはまだまだ期待できそうにないですね
 7~9 鉛弾如きが怯むなァ!!

 ※試験続行中


テレサ「っ――アーケノ!」

 ダンッ

ガマーベ兵C「ぬっ…!?」

テレサ「ええいっ…!」

 ブンッ
 ギィンッ…

テレサ「っ――」

ガマーベ兵C「無力な女が、戦場へ出しゃばるなぁあああっ!!」

 ブォッ

テレサ「うっ――」ビクッ

 ジャラララッ
 ガシィィィッ

ガマーベ兵C「しまっ――」

アーケノ「うるっせぇぇぇええええええ――――――――――――――――――っ!!」

 グンッ
 ドゴォォォォォォォォッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔導砲(小)が発射されたぁぁぁぁ…
 4~6 よっし、まだ魔導砲(小)の設置はされてない…!
 7~9 魔導砲設置を阻止完了

 ※続行中


テレサ「アーケノ、ケガ…!」

アーケノ「それより、荷物…!」バッ

アーケノ「まだ、運んでる…よし、間に合う…!」ダンッ

テレサ「ちょっ…ねえ、肩…!?」

アーケノ「こんくらい、すぐ忘れる…!」

テレサ「忘れる!? 治るとかじゃなくてっ!? いや、治るのもおかしいけど…あ、あれっ?」

ガマーベ兵E「くっ…!」

ガマーベ兵E「…だったら、お前らを片づけてから…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔導砲・小の配置は別の位置でも進められていたのだよ!!
 4~6 倒した
 7~9 よーし、倒せた! て、とこで?

 ※続行中


 ブンッ
 ギィィィィンッ

ガマーベ兵E「くっ…!」

アーケノ「おぉぉぉっ!」ダンッ

 ドゴォォォォォッ

ガマーベ兵E「ちぃっ…!」

テレサ「っ…?」チラッ

 ブォォッ
 ギャリィィッ
 ガシッ

アーケノ「終い、だぁっ!!」

 ドゴォォォォォォォォォッ

ガマーベ兵E「っ…」ドサァッ

テレサ「アーケノっ、周り…同じようなの運んでる人が、まだいる!」

アーケノ「えっ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 早々に設置を終えられた魔導砲・小が放たれてく。ガンガン戦場が荒れてくでぇ…
 4~6 急いで別のとこも対処しなきゃいけないじゃん…
 7~9 だーからさー、2人じゃキツいんだってば…

 ※続行中


アーケノ「っ…」

テレサ「…黒い布かけて、見えづらくしてるけど…あっちと、あそこも」

テレサ「……えっと…あっ、向こうにも!」

アーケノ「マジでかよ…」

テレサ「騎士は王様と一丸になって突き進んでて、この動きに気づいてないみたいだし…」

アーケノ「…っ」

アーケノ「やるしかない…か」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかーし、魔導砲・小がアテム達の方へと放たれたぁー!!?
 4~6 けっこう魔導砲が重たいみたいで、阻止はできるけど、どんどん疲労は…
 7~9 誰かヘルプ
     7 にいやー
     8 レイド
     9 風の子?

 ※続行中
  逆にした場合、「3→7」「2→8」「1→9」となります
  もちろん、「7~9が出た場合は1~3」が出たものとして扱います


アーケノ「…せこせこ、しやがって!」

 ブンッ
 ジャララララッ

ガマーベ兵F「気づかれたかっ…!」

 ギィンッ

ガマーベ兵G「設置作業は後回しで、撃退する!」

ガマーベ兵H「ガキでも油断はするな!」

アーケノ(ひとりずつの方が良かったか…? いやでも、一網打尽なら、その方が――)

テレサ「っ…」

ガマーベ兵F「かかるぞぉっ!」

 ザッ…

ヴォルド「――極大・雷撃魔法」

 バチバチィィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「っ…!?」

テレサ「うわっ…!?」

ガマーベ兵FGH「「「」」」プスプス

ヴォルド「ただの民間人――ではないようだな」

アーケノ「!」

ヴォルド「何をしている?」

アーケノ「…こいつらみたいに、何かを運んでるガマーベの連中がいる」

ヴォルド「…」チラッ

ヴォルド「なるほど…。いいだろう、向こうはお前らでやるんだ。残りは、俺が片づける」ダッ

テレサ「……イケメン…」ボソッ

アーケノ「あ?」

テレサ「ゴホンッ…ん゛、んんっ…行こ! 時間なくなっちゃう!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 じわじわとガマーベを追い詰めてたんだけど、味方もろともの軍艦からの魔導砲が放たれちったよ…
 4~6 魔導砲・小の設置は全て阻止できた!!
 7~9 アテム率いる騎士達の本隊がガマーベ軍の旗艦を制圧完了。水の都の奪還完了!!

 ※続行中やで


 ジャラララッ
 ガシィィッ

ガマーベ兵I「しまった、荷車の車輪が…!」

アーケノ「荷台、ごとぉぉっ!!」

 ズズッ…
 ブォォォォォォォォォンッ

テレサ「うぇっ…!?」バッ

 ドゴォォォォォォォォォォォォォォンッ…

アーケノ「はぁっ…ふぅっ…」

テレサ「あっぶな…よく振り回せるね…」

アーケノ「これでっ…あの騎士に指示されたのはやった、けど――」

<カッ

アーケノ「!?」

<ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ

テレサ「っ…」ペタッ

アーケノ「ま、た…しかも、あれって、王様がいたようなとこじゃ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アカンぞ…盛り返してたのに、今のでごっそり…
 4~6 アテムすげー…けど、やっぱ王様が戦場に出るのはリスク高すぎたんや…
 7~9 対策してないはずがなかろうなのだ!ってアテム

 ※続行中


アーケノ「……て、え?」

 ゴゴゴゴゴゴ…

テレサ「……発射された光が…止まって、る…?」

アーケノ「何だ…?」

 ・
 ・
 ・

アテム「凄まじい威力なのは、知っておる」

アテム「そして、お前が味方もろとも敵を討つために放ってくることも織り込み済み」

 ドドドドドド…

アテム「だが、本当にこんな単純な方法が効果を発揮するとは思わなかったのう」

ヒヒイロ「いーいからっ…陛下、さっさと…これ、ぶっ飛ばし…てくれません…?」グググッ

ゼドファ「っ…押さえるだけでも…かなり、キツい…です…!」グググッ

アテム「良いところだと言うに…。もう少し踏ん張るがよい」

デネブ「こんの…バカ、陛下っ…!」グググッ

レイド「…」グググッ

アテム「さあ、この全てを飲み込む破壊の魔力――余が手ずから跳ね返してやろう」

アテム「魔法部隊、この魔力の塊を余へ流せ!」

 ブワァァァァァァァッ…
 ズォォォォォォォォォォッ

ゼドファ(魔導砲で放たれた魔力を、騎士全員の障壁魔法で防御…)

ゼドファ(それを分解して、アテム陛下へ供与させる――)

ゼドファ(常人じゃ、こんな莫大な魔力に耐えられるはずないのに…)

アテム「逆転の一打を受けよ、ガマーベ軍。――極光斬ッ!!」

 ブォォォォッ
 カッ

 ヒュバァァァッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 ・
 ・
 ・

アーケノ「…あの光が、跳ね返った…」

テレサ「綺麗な、光…」

アーケノ(すっげえ、威力…海、割れてね…?)

テレサ「……海上の船が…全部、消えた…」

アーケノ「…………っ…空が、白んできた…」

テレサ「……戦いは、これで終わった?」

アーケノ「……ここでは、ってだけだろ」


 暗夜王国は 水の都 の奪還に成功した!! ▽


 【安価下1】
 1 騎士団本部へ、そのままレッツらごー
 2 とりあえず、休ませて…


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部――

 バタバタバタ…

<治癒術師が足りないぞ!

<水の都からの避難民の管理を進めろ! 健康状態のチェックを!

<捕虜を入れる場所が足りません!

<ハァァレェエエエエエ――――――ー――――ッ!!

<す、すすっ、すみまっせぇぇぇ――――――――――――――んっ!!

 バタバタバタ

テレサ「……てんやわんや…」グシグシ

アーケノ「…すげえ、騒ぎ…」

 バタバタバタ


 【安価下1】
 1 収まるまで待った方がいいかも…?
 2 いや、伝言を伝えないと
 3 なんかこう…暇そうな騎士とかいないの?


アーケノ「…」

テレサ「…ふわぁぁ…」

アーケノ「とにかく、騎士捕まえないと…」

テレサ「後にした方がいいんじゃない…?」

アーケノ「うるせえ」

アーケノ「…」キョロキョロ

アーケノ「…おいっ、そこの騎士」

騎士A「何だっ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 忙しいから後で、って取り合ってもらえなかった
 4~6 忙しいから別のに…ってたらい回されて…
 7~9 忙しいんやってー


アーケノ「用が――」

騎士A「すまないが、今は忙しいんだ。別のに当たってくれ」タタッ

アーケノ「っ…」

テレサ「……だからさ…」

アーケノ「…意地でもとっ捕まえてや――」

 チョンチョン

アーケノ「ん?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 レイドが今はムリだから、宿を取ってあげたからそこで休んでてって。時間作って来てくれるって
 4~6 あ、指w…ヨダカ
 7~9 ゼドファでしたよ


ゼドファ「おはよう…」

アーケノ「あ、お前…指輪の…」

ゼドファ「…良かった、無事だったんだね」

ゼドファ「…お連れさんが増えてるみたいだけど」チラッ

テレサ「…」ペコリ

ゼドファ「騎士に用があるの?」

アーケノ「ドラシロって騎士から伝言があんだよ」

ゼドファ「!」

ゼドファ「ドラシロからっ? 何てっ…?」

アーケノ「あ、通じた…」

ゼドファ「っと…でも、ここはちょっと慌ただしいから…場所を変えよう」

ゼドファ「ついておいで」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部・特殊任務班室――

デネブ「Zzz…」

ヒヒイロ「Zzz…」

ゼドファ「……寝ちゃってる…仕方ないか…。おやすみなさい」

 スッ
 スッ

ゼドファ「声は小さめでね…。好きにかけて」

アーケノ「…」ガタッ

テレサ「ふわぁぁぁ…」

ゼドファ「……そっちのソファーで休んでてもいいよ」

テレサ「どうも…」ヨロヨロ

 ポフッ…

ゼドファ「それで…ドラシロからの伝言っていうのは?」

アーケノ「ガマーベ王国の石工の街で、ジュダルを発見した…って」

ゼドファ「やっぱり…。それで、ドラシロはどうなったの?」

アーケノ「………闇が、石工の街を飲み込んで、俺を逃がして…取り残された」

ゼドファ「………そっか…。それで、わざわざ?」

アーケノ「ああ」

ゼドファ「…ありがとう…。でも、闇の中、か…」

ゼドファ「…もっと詳しく話を聞きたいんだけど、今はかなり忙しい状態なんだ。後でまた、話を聞かせてもらえるかな?」

アーケノ「後でっていつになるんだ?」

ゼドファ「ん…どうだろう…。1、2週間かかるかも知れないし、もっと早いかも知れないし」

ゼドファ「…寝泊まりできる場所は僕から手配してあげるから」


 【安価下1】
 1 オーライ
 2 もう用は済んでるんだから行く
 3 その間、何してろってんだよ


アーケノ「…分かった」

ゼドファ「ありがとう…」

ゼドファ「……とにかく…宿を手配してくるから、それまではここで待ってて」

ゼドファ「静かに頼むね。それじゃ…」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・王都デーモン・仮設住宅街――

アーケノ「…暇…」ボソ

テレサ「…そうだねー」

アーケノ(後でくるとか言って、もう8日も待たされてるし…)

アーケノ(メシもいちいち、炊き出しの行列に並ばなきゃいけないし…)

アーケノ(退屈で死ぬかも…)

テレサ「…」

<コンコン

テレサ「?」

アーケノ「やっとか…?」

 ガチャッ

ハレー「こんにちはー。王国騎士団、ハレー・コメットです」

ハレー「アーケノくんと、テレサちゃん…ですよね? ねっ?」

ハレー「ゼドファからの伝言で、もし退屈してたり、不便なことがあるんならわたしに言いつけるようにってことです」

ハレー「…………変なお願い、しないでね…?」


 【安価下1】
 1 いらん。それよりさっさと来いって伝えろ
 2 暇潰しがしたい
   A でもお金がない。………あとは察して
   B 体を動かすとか
   C 有益な暇潰しを所望しようではないか、はははー
 3 それより、しばらく経ったけどこの国って今どんな状態になっとるん?


アーケノ「…あれから8日も経つが、どんな状態になってる? この国は」

ハレー「新聞とか読まないんですか?」

アーケノ「…」

ハレー「…ま、わたしも読んでないんですがね!」グッ

テレサ(テンション高いなあ、この騎士さん…)

ハレー「えーっと…まあ、とりあえず…騎士団がひっどい状態で、過去最悪クラスにガッタガタになってるんですよねー」

ハレー「あの戦いでたくさんの殉職者が出てしまいましたから」

ハレー「そのせいで騎士の手が足りなくって、でもガマーベがまたいつ来るか分からないって警戒状態が続いてて…」

ハレー「水の都がもう焼け野原になっちゃってる状態なんで、王都への物流にも大打撃ですし」

ハレー「その他もろもろ、問題が山積みで陛下が1日72時間生活してるとか何とかって噂も立ってて…」

ハレー「ゼドファは騎士団でも指折りの魔法使いだから、色々と国防のための魔法とかをやらなきゃみたいで手が足りないそうですよ」

ハレー「あとは…んと、まあ…今、また何かに攻め込まれたらすごく危うい状態ですよね」

ハレー「ただ、この一件で世界中に広がる闇の問題と、同じくらい、ガマーベ王国が脅威だってことになって…」

ハレー「周辺の小国と、地上の安定を目指して協力しあっていこう…みたいな、首脳会議をやるとかやらないとかって話もあって…」

ハレー「とにかくもう、色んな問題が山積みすぎて、何が何やらっていう…スーパーカオス時代ですよね」

テレサ(説明そのものも色々とカオス…)

アーケノ(ややっこしい…これ、かなり時間かかりそう…)

ハレー「そうそう、各地の駐屯騎士も招集がかかってて、各領地で自警団を組織するようにーなんてお達しまで出てて…」

ハレー「あとは、闇から逃れて行き場がない人も大勢、王都になだれ込んできてる状態で、トラブルも絶えなくって…」

ハレー「…………まあ、そういう感じですね」

アーケノ「……いつまで待つんだ…?」

ハレー「…本人に尋ねてみないことにはさっぱり」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあもっぺんゼドファに会ってこよう
 2 おや、さらに誰か来たようだ。客の多い日だなあ
 3 状況はかろうじて分かった。じゃあ退屈を紛らわしたい。何かないのん?


アーケノ「はぁぁ…」

アーケノ「…暇なんだけど」

ハレー「でしょうねえ…」

アーケノ(でしょうね、じゃねえよ…)

テレサ「あのっ」

ハレー「はいはい?」

テレサ「…騎士さん達って、お強いですよね」

ハレー「そりゃもう、国を守る盾であり、国王陛下の剣ですから」

ハレー「腕っ節がないとダメですよ」←序列万年アラウンド50位

テレサ「…手ほどき、してもらえないですか?」

ハレー「手ほどきって…戦う、ための?」

アーケノ「お前がぁ?」

テレサ「…だって、何もわたしできないんだもん…」

ハレー「……うーん…手ほどき…」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあ鎖も使いこなしたいし、待ってる間は訓練でもしてるか
 2 そう言えば、ゼドファが騎士団で指折りの魔法使いとか言ってたな…。魔法の制御の仕方とか…教われたり…するかな?
 3 勝手にしてればー?


ハレー「……んー、訓練場なら、ガラッガラに空いてるんですけど、教えられるような人が…」

ハレー「わたしも、色々とありますし…」

テレサ「あう…」

アーケノ「……じゃあ、そこ使わせろ」

ハレー「いいですけど…?」

アーケノ「どうせ待たされるんなら、体動かしてた方がマシだ」

ハレー「そうですか」

ハレー「……一応、ゼドファには言っときますんで、がんばって訓練でも特訓でもしちゃってください」

テレサ「…アーケノ、教えてくれない?」

アーケノ「…俺が? お前に?」

テレサ「………別に、嫌ならいいけど…」


 【安価下1】
 1 まあいいけど…
 2 自分で勝手にやれよ
 3 やだね


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部・訓練場――

テレサ「お願いねっ!」チャキッ

アーケノ(剣…かあ…)

アーケノ(剣ってオーソドックスすぎて、あんまなあ…)

アーケノ(剣なんかより、ちょっとマイナーな、それこそ杖とか、鎖みたいな方がトリッキーでかっこいいし…)

テレサ「アーケノ?」

アーケノ「あ、ああ…」

テレサ「何すればいい?」

アーケノ「素振り…とか?」

テレサ「…正しい型とかあるの? 教えてよ」

アーケノ「っ…こ、こう…ちょっと剣貸せ」パシッ

アーケノ「………こう、いう…感じ?」ブンブン

テレサ「…合ってる?」

アーケノ「…嫌ならいいし」

テレサ「…分かった」

アーケノ「俺は俺でちゃんと自分のことやるんだから、邪魔するなよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そんなこんなで、訓練をしながらさらに待たされていった…
 4~6 割とテレサって筋がいいんじゃ…?
 7~9 ゼドファ~


アーケノ「――ふぅぅっ…」

テレサ「あー…疲れたぁ…」

アーケノ「…」

テレサ「…そろそろ、お昼ご飯の時間だね」

アーケノ「…だな…」

 ザッ

ゼドファ「2人とも」

アーケノ「!」

テレサ「あ、ゼドファさん」

ゼドファ「待たせてばかりでごめん…。まだ、忙しくて時間取れないんだけど…」

ゼドファ「ハレーさんに訓練場を使ってるって聞いたから」

アーケノ「様子見る暇あんなら、さっさと…」

ゼドファ「20分だけの昼休憩だよ…」

テレサ「あっ…」

ゼドファ「…何の訓練?」

アーケノ「こいつは剣。俺は…これ」ジャラッ

ゼドファ「……ふうん、鎖…。あ、そう言えば…前に、キミが魔法使って、暴発させたの見たんだけど」

アーケノ「っ…苦手なんだよ…」

ゼドファ「…苦手? ………どうせ、時間があるんならついでに魔法の訓練もしてみたら」

アーケノ(時間があるんなら、じゃなくて待たされてるんだっつの…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どさどさと大量の本をプレゼントされた。魔法の制御が良くなるといいね、って…
 4~6 魔法の制御を安定させる方法を教わった…目から鱗だった
 7~9 ゼドファ有能


ゼドファ「ちょっと失礼」スッ

アーケノ「あっ…?」

 ギュッ…

アーケノ「な、何だよっ…いきなり、手なんか――」

 ポゥゥゥ…

アーケノ「!?」

アーケノ(何だっ…魔力が、勝手に…)

ゼドファ「………魔力の通り道が、変に複雑になってるね…。体質…かな?」

ゼドファ「これのせいで、魔法が苦手になってるんなら……そうだ、いい方法があるよ」

ゼドファ「僕に任せて――」

アーケノ「っ…」

 ・
 ・
 ・

ゼドファ「じゃあ、教えた通りにやってみて」

アーケノ「……大・火球魔法」

 シュボォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

アーケノ「…」

ゼドファ「…どう?」

アーケノ「………スムーズになった…」

ゼドファ「効果があって良かった。でも、乱発するとすぐにまた乱れちゃう可能性があるから気をつけて」

アーケノ「…お、おお…」

テレサ「すごい…」

ゼドファ「…時間だ、もう行かなきゃ。それじゃ」ザッ

アーケノ(………すげっ)


 【安価下1】
 1 もっと魔法おせーて!!
 2 よし、後は鎖をバッチリにすれば…
 3 制御が完璧になるように特訓せねば


アーケノ「あっ…お、おい!」

ゼドファ「うんっ…?」クルッ

アーケノ「…も、もっと魔法、教えてくれ」

ゼドファ「…もっと?」

アーケノ「っ……た、頼む」

ゼドファ「………あー…時間が、あればいいんだけど…」

ゼドファ「…それに、どこまで学びたいかにもよるし…」

ゼドファ「もしも、一人前の魔法使いを目指すんであれば…簡単な道じゃないよ?」

ゼドファ「魔法を使うのに不便しない程度でもいいんなら、その限りでもないけど」

ゼドファ「どうしたい?」


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 弟子入りコース
 2 魔法を使うのに不便しない程度コース


アーケノ「一人前の魔法使いなんてどうでもいい」

ゼドファ「…分かった」

ゼドファ「それなら、つきっきりにはならなくてもいいだろうし…」

ゼドファ「後で課題を届けてもらうようにするから、それをこなしてね。それじゃあ」ザッ

アーケノ「……課題?」

テレサ「魔法…かあ…」

アーケノ「ん?」

テレサ「…その課題っていうの、わたしもやってみたら魔法上達するかな?」

アーケノ「お前、使えるの?」

テレサ「使ったことないんだよね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そんなこんなで、魔法の制御法を習得でけたよ!!
 4~6 あれれー? ゼドファの課題が予想より遥かに難しいってか、最低限のハードルが高いぞー?
 7~9 ゼドファがガチ勢すぎて、一般的には全然最低限じゃあないくらい高度な魔法の課題を送りつけてきた

 【下2 コンマ判定】
 1~3 テレサ、魔力少ないじゃん…
 4~6 テレサも着々と戦力になれるように成長を…
 7~9 テレサちゃん魔法いけるやんけ


―――――


 本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「アーケノはガチ勢コース入りで…テレサは、魔法はダメかぁー」

王子「…ふむ」

王子「ところで、判定表逆転実験、どうだった?」

王子「結果的に…逆転すれば良かった、っていうのはあったけど、結局は運次第って具合だし…あんま意味ないのかなーって俺は思うんだけど」

王子「それとも、制度的に残したい? 逆とか、リバース、とか分かるように表記してコンマを取ったら、逆にするよー、って」

王子「見間違いだとかが起きたら、ちょっと怖いなーって気持ちがあるんだけど…」


王子「コンマ神ね、ほんとにクソったれな愉悦っぷりだったよね」

王子「天の邪鬼を地でいってたよね」

王子「…うーん、気分導入でもいいんだけど…いちいち、※を書き忘れちゃうんだよね」

王子「後半、※を書き忘れて進行してたからね。逆、って書いて取ってたら応じるつもりではいたけど」

王子「そういう意味で、制度的に導入するのであれば、するとして※表記をなくして、いつでもウェルカムにしよーかなー、なんて」

王子「よっぽどコンマが叩き落とされてる時にね、ぽろっと逆で取ってもらって、やったー!てなればその人ヒーローですよ」

王子「…みたいな使い方ができたり?」

王子「愉悦されたらもう目も当てられないけど…」

王子「んー…まあ、じゃあ次回までに考えるね。次回更新時にさっぱりこの件に触れてなかったら、あ、忘れたなって思ってもらえてオーケーですよ」

王子「何か意見とかあれば、書いてくれたら目は通してますのでー」

王子「とりあえず今晩はこれにて、さらば。そろそろ冷えるからあったかくして眠ってね」


王子「すごく変な夢を見たんだ」

王子「でもその夢が思い出せないんだ、もやもやするよね」

王子「と、いうわけで! もやもやに負けず、コンマ神に虐げられてもめげずに、本日もやりませう」

王子「コンマ判定については、まあ…うーん、悩んだけど、ついついコンマ神に反逆したくなる時あるし…」

王子「逆、とかそういうワードを入れながらコンマ判定を取ったら、逆にしちゃいましょう」

王子「でも、そのワードを入れるの忘れてた、ってのは絶対なしだよ? 忘れてても、申告されても、ひっくり返せないよ」

王子「分かってるだろうけど念のためにね」

王子「で、この逆を導入すると、どうなるかだけど…」

 1 → 9
 2 → 8
 3 → 7
 4 → 6
 5 → 5
 6 → 4
 7 → 3
 8 → 2
 9 → 1
 0 → 0

王子「こんな風になるよ。でもって、もう一点」

王子「【0】とか【00】が出てる時も、リバース可能」

王子「その場合は」

 偶数 → 奇数
 奇数 → 偶数
 ※0 → 奇数

王子「と、なります」

王子「…まあ、ここぞで逆にしてもおk、頑なに逆を固持するもよし…」

王子「愉悦されて発狂しないようにだけ気をつけてください」

王子「だーれも使わなければ廃れていくだけだろうし、お好きにどうぞ!!」

王子「あと、逆にしなきゃ良かったんだよー、って責めたりもダメだよ? 仲良し、大事だよ?」

王子「悪者はコンマ神だけで充分だからね」

王子「そういうわけで、いってみましょう」


 【直下 コンマ判定】
 ゼドファに課題を与えられ続けること数週間…
 1~3 課題の難度が高すぎたの巻き
 4~6 まあ、もう制御についてはばっちりかな
 7~9 おやおや?


王子「いきなりかぁー…」

王子「これ、仮に【1】が出てても悪いことじゃないって判定だったんだよね…」

王子「悪いことには…なりようのない判定だったから…」

王子「……たまにはいっか、どっちでも良いことで」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 魔法で鎖をかなり自在に操ることまでできるようになっちゃったの巻き。意のままよ
 奇数 魔人族の血を引いてるからね、うん。複合魔法まで最終的にはいけそうよ、って具合に才能開花?
 ※0は偶数扱いやで


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部・訓練場――

アーケノ「…」

 ポゥッ…
 ジャララララッ
 グネグネ

アーケノ「…」スッ

 バッ
 ジャララララララッ
 ドッゴォォォォォォォォォンッ

アーケノ「…ふっ」

アーケノ「とうとう、俺の才能が芽吹いてしまったか…」

テレサ「…ほえー…」

アーケノ「…」スッ

 ジャラララッ
 ビチッ…

アーケノ(こうして、普段から腕に巻いておくのもかなりかっこいいし…)

アーケノ(これはいいぞ…)

アーケノ「ふふっ…ふふふふふ…」

テレサ(すごく悦に浸ってる…)

 スタスタ…

ゼドファ「2人とも」

アーケノ「!」

テレサ「あ、ゼドファさん」

ゼドファ「長く待たせてごめんね…。ようやく、ちゃんと話を聞けそうだよ」

アーケノ「やっとか」

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・王都デーモン・ジャンヌの店――

アーケノ「何ここ…?」

テレサ「…何の、お店?」

ゼドファ「さ、どうぞ」

ジャンヌ「いらっしゃいませー♪」

アテム「おお、来たのう、座るが良い」

アーケノ「……あれ、どっかで――」

テレサ「お、王様っ…!?」

アテム「うむ、余が暗夜王国の国王である」

アーケノ「!」

アテム「苦しゅうないぞ、楽にせよ」

アテム「少々、お前の話には余も関心を寄せておってのう」

アテム「余も聞きたかったのだ」

ゼドファ(むしろ、陛下のスケジュールの都合でかなり待たせてたことになってるんだけど…黙っておこう)


アテム「――ふうむ、なるほど」

アテム「となれば…やはり、闇の拡大は連中の仕業と見た方が良いのう」

ゼドファ「はい」

アーケノ「連中…?」

アテム「うむ…。度々、この国にちょっかいを出している者どもがおってのう」

ゼドファ「王国騎士団を2度も王都ごと襲撃して半壊状態にしてきたり、水の都で大量殺戮を行ったり…」

ゼドファ「暗夜王国に伝わる5つの秘宝を奪っていったり、まだ確証はないけど武器の密造、密入や、麻薬売買の裏にもいると思われてる」

アーケノ「…」

テレサ「…そんな人達が、いるんですか?」

アテム「うむ…。そして、今や地上を闇によって恐怖に陥れている」

アテム「この者達はかなりの実力者でのう、もはや災害も同然の破壊と混沌をもたらしてくる。騎士を派遣しようにも、今は別のことで手一杯」

アーケノ「…それと、石工の街のことで関係あるのか?」

アテム「おお、そうだったのう。ドラシロが伝言をした、ジュダルというのは騎士なのだ」

アテム「長期任務に出ていたのだが、連絡も途絶しておったので何かあったのではないかとドラシロに捜索をさせていた」

アテム「そんな折、彫像になっているのを発見した――とお前の口より伝えられたのだ」

ゼドファ「ジュダルが就いていた長期任務は間接的に、闇を拡大している一派との繋がりがあったんだ」

ゼドファ「だから、彼女なら何かを知ってるかも知れない。ジュダルの居場所が分かったのは、大事なことなんだよ」

テレサ「でも、闇に飲まれちゃってるんでしょう…?」

アテム「そこなのだ。…正直、闇をどうにかするほどの人員の余裕が今はない」

アテム「だが、このまま放置をすれば遠からぬ未来、地上は闇に全てを飲み込まれてしまう」

アテム「…」チラッ

ゼドファ「…」コクッ

アーケノ「?」

アテム「…そこで、だ。アーケノ、それにサンタテレサよ」

テレサ「は、はいっ」

アテム「そうかしこまるでない、余はお前の王なのだ。親しい家族のように接しても良い」

テレサ「そ、そんな…恐れ多い…」

アテム「そうかの? …まあ良い、お前らに頼みたいことがある」

アーケノ「何を?」

アテム「ちいと、闇を払ってきてくれぬか?」

アーケノ「…は?」


 【安価下1】
 1 はい
 2 いいえ


アーケノ「…」

アテム「…うむ、良い返事だのう」

アーケノ「してねえ!!」

アテム「さて、そうと決まればこの地上の平和はお前の双肩にかかっているということだ」

アーケノ「!?」

アテム「おお、これは御伽話の勇者の物語とそっくりだのう」

アテム「良いか、邪悪な親玉に世界の半分をくれてやろう、などと言われても荷担してはならぬぞ?」

ゼドファ「…」

アーケノ「だから、勝手に――」

アテム「支度金もある」

アーケノ「!」

アテム「ついでに、闇をどうにかせなばならず、近隣諸国と協議してお前の旅を各地でサポートできるようにしよう」

アテム「民家へ押し入って箪笥預金を奪っていくのは容認できぬが、宿などはまあ…格安利用ができるようはかれるであろう」

アーケノ「闇を払うって、そもそもどうやって…」

アテム「ゼドファ」

ゼドファ「はい。…あの闇は、呪術によるものなんだ。闇に触れると生命は石に変えられてしまう」

ゼドファ「だけど呪術にも破る方法はちゃんとある」

テレサ「そうなんですか?」

アテム「らしいのう」

アーケノ「…どうするんだ?」

ゼドファ「呪術を発動させている物品があるはずなんだ。それがどんなものになっているかは分からない」

ゼドファ「装飾品だったり、武器だったり…人の気持ちが、感情が向けられる道具が媒体になっているはずなのは確かだ」

ゼドファ「それを破壊することができれば発動されている呪術も消え去る」

アーケノ「それを探し出せばいい…ってことか?」

ゼドファ「うん」

アテム「だが、それで呪術を発動しているのならば…闇の中へと入らねばならぬであろう。それはどうするのだ?」

ゼドファ「……僕でもちょっと、それはまだ」

アーケノ「…」

ゼドファ「だけど、呪術の専門家なら何か方法を教えてくれるかも知れません」

アテム「呪術の専門家?」

テレサ「………壊そう…」ボソ

ゼドファ「まずは、呪術師を探してみて」

アテム「…そういうことのようだ。旅の成功を祈っておる――っと、その前に、必要なものを渡しておくとしよう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 支度金50Gをもらった!! …おい
 4~6 アテムの令状を手に入れた!!
 7~9 アテムの令状+上等な旅の必需品を手に入れた!!


アテム「ゼドファ、例のものを」

ゼドファ「はい」スッ

アテム「まず、この令状をやろう」

アーケノ「令状…? これ、メダルじゃん」

アテム「そのメダルに、余の命令を刻み込んである。それを見せれば色々とはからってもらえるであろう」

アテム「なくすでないぞ」

テレサ「なくしちゃダメだって」

アーケノ「ガキじゃあるまいし…」

アテム「そして、もろもろだ」

ゼドファ「これを」

アーケノ「…うわあ、ごっちゃり…」

アテム「長旅になるであろうからの。寝袋、調理器具、テント、その他もろもろ…ストレスを溜めぬようにと余の配慮だ」

アテム「感謝するが良い、わはははっ」

アーケノ「…」

ゼドファ「気をつけてね」

アテム「うむ。何せ、地上の未来がかかっておるのだからのう」

アーケノ「……ふんっ、そんなもの重荷になるか」

アテム「おお、言うではないか。地上に平和が訪れたら銅像でも建ててやるか?」

アーケノ「銅像…は…ダサイな…」

アテム「ん?」

ゼドファ「…しかし、陛下、2人はまだ若いですし…大丈夫でしょうか?」

アテム「んー…余は別に良いかとも思っておるが」


 【安価下1】
 1 無用な心配だ!!
 2 お助けキャラ?


アーケノ「平気だっ」

ゼドファ「っ…」

アテム「ふむ、本人がそう言うのであれば無用であろう」

テレサ「ほんとに大丈夫かな…?」

アテム「では旅の成功を、余は首を長ーくして待っておる」

アテム「闇を払うのだ、勇者アーケノよ」

アーケノ「!?」

アテム「――なんてのうっ、言ってみたかっただけだ。わはははっ」

ゼドファ「陛下…」


 【安価下1】
 1 じゃあ、早速出発だ!!
 2 他に何かしてく?
   ※併記やで~何でもできるんとちゃうで~


アーケノ「それじゃ、これで――うっ!?」ビクッ

アテム「んむ? どうした?」ニヤニヤ

アーケノ(何だっ…? 今、一瞬…寒気が…)

テレサ「…どしたの?」

ゼドファ「………あの、陛下…?」

アテム「…立ちくらみか?」

アーケノ「…? 別に、何でも…」

アーケノ「それじゃ――」

 ズズッ

アーケノ「!?」バッ

アテム「んむ? どうしたのだ、先ほどから」ニタニタ

アーケノ(絶対…こいつだ)

アテム(さて…心配無用と口では言っておったが、どのようなものか…)

アテム(この程度の殺気に動じておっては、どうにもならぬと思うがのう…)ニタニタ

アーケノ「…っ」

アテム「何だ、名残惜しいか? それもそうかの、余は王だからのう」

アテム「うむうむ、ならばサインのひとつでも書いてやるか?」

ゼドファ(完全に遊んでる…。デネブがいたら、バカ陛下、って何回連呼してるんだろう…?)


 【安価下1】
 1 上等だ、表でろぉっ!!
 2 不意打ちだ! 殺気を向けてきてるんだから文句は言わせん!!
 3 言いたいことあるならはっきり言えよ、って


アーケノ「…」

アテム「ほれ、色紙でも持ってこい。あ、それともお前の顔にでもサインを書いて――」

アーケノ「言いたいことがあるんならはっきり言え」

アテム「んむっ?」

テレサ「アーケノ! 王様なのに――」

アテム「わははっ、ではハッキリ言ってやろう」

アテム「余のこんなお遊び程度に翻弄されているようでは、この先がすこぶる不安でのう」

アテム「軽く稽古でもつけてやるか? んん?」


 【安価下1】
 1 …いらんっ
 2 折角だ、腕試ししてやる


 ――暗夜王国・王都デーモン・王城・中庭――

テレサ「……す、すごい…お城に入れちゃうなんて…」

アーケノ「…」ジャラッ

アテム「余は、この木剣で充分」

アテム「お前らは殺す気で余にかかってくるが良い」

アテム「なあに、多少の傷などゼドファが治癒術を使うから旅への支障は考えずとも良いぞ」

アーケノ「自分の心配はしねえのかよ」

アテム「わははっ、余はさっぱり負ける気はしておらぬからのう」

ゼドファ「…はぁぁ…」

アテム「では、開始だ。先手は譲ってやる。どこからでも、かかってこい」スッ

テレサ「っ…え、ほ、ほんとにやるの…?」

アーケノ「お前足手まといなんだからちょっとでも戦えよ」

テレサ「ええっ…?」

アーケノ「…それに、舐め腐ってるのがムカつく…」

アーケノ「そのたっかい鼻、叩き折ってやるよ」

アテム「ほれほれ、待ちくたびれる前に来ぬか」


 【安価下1】
 1 鎖で攻撃だ
 2 魔法で攻撃だ
 3 行け、テレサ


アーケノ「テレサ…」

テレサ「ん?」

 ゴニョゴニョ…」

テレサ「……う、うん?」

テレサ「うん…うーん…うん…」

アーケノ「…行け」

テレサ「……命令するみたいのやめてよ」

アーケノ「いいから行けよ」

テレサ「…はいはい…」チャキッ

アテム「ほれほれ…時間は有限なのだぞ?」

アテム「余の1秒とお前らの1秒は重みさえ違うのだ、早く来い」

テレサ「じゃ、じゃあ…お願いします」

アテム「うむ」

テレサ「…やあっ!」ダダッ

アテム「ふむ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 折角考えたテレサとの連携作戦が、一瞬で潰えた…
 4~6 テレサが攻め立てて、アーケノがサポートをしておくのさ
 7~9 波状攻撃なのだー!!


 ダダダッ

アテム(多少は良い動きだが、まだ甘いようだの)

 ブンッ
 ガッ…

テレサ「はあっ!」

 ズガッ

アテム「おおっ?」

アーケノ「行け――!」バッ

 ジャララララッ
 ガシィィッ

アテム「ほほう?」

テレサ「ここ、でぇぇっ…!」

 ブンッ
 ガッ

テレサ(止められ――)

アテム「で、どうする?」

アーケノ「こうだ…!」

 ドゴォォォンッ

アテム(地中から鎖が…!)

 バッ
 ダンッ

アテム(そして、余を後退させたところでテレサが前へ出るか)

 ブンッ
 スカッ

アテム(尚も鎖は動き続け、執拗に余へ攻め立てるとは)

アテム(なるほど――それなりに連携はできるようだのう)

 ヒュバッ
 ガンッ
 ジャラララッ

アテム「では、こうしたらどうだ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 アテムの属性って、今まで隠してたんだけど気づいてた? 特別なのが出てきましたよ、ようやく
 4~6 ただの木剣なのに斬撃を飛ばしよった…バカ(強い)陛下めっ!!
 7~9 ふっふっふ、ゼドファの教えはヤバかったのさ!! これで弟子入りコースじゃないんなら、弟子入りコースだったら…


テレサ「はあっ!」

 ブンッ
 ガシッ

テレサ(嘘っ…刃を、指で挟んで止められ――!?)

アテム「第六の属性を、見せてやろう」

ゼドファ「陛下っ…!?」

 ズォォォォォッ

アーケノ「何か知らんが、させるか――!」

 ジャラララララッ
 バシュンッ…

アーケノ・テレサ「「!?」」

アーケノ(何だっ、まるで、夜みたいにいきなり光が消えて――)

アテム「光波」

 カッ
 ドゴォォォォォォォォォォォォッ

テレサ「あうっ…!?」ドサァッ

アーケノ「光――?」

アテム「暗夜王国が、何故、暗夜王国と呼ばれているのか――という昔話があるのだがの」

 ヒュンッ

アーケノ「!?」

 ドガァァァァッ
 ズザァァァッ

アーケノ「こいつ――!」

 ジャラララッ
 ヒュンッ

アーケノ(いきなり消えて、いきなり出てきて、しかも周りが暗くて、何がっ…!?)

アテム「初代国王はのう、通常の五属性とは明らかに性質の違う属性の魔力を持っておったのだ」

アテム「光を操る魔法だった――と言われておる。乱世の時代において、初代国王はこの魔法を用いて国を統一せしめた」

アテム「初代国王の通った後は光の道のみが残り、敵対をしていた者は暗闇へと取り残されていった」

アテム「全ての光をこの王都のみへ集めたのだ。手に入れた地は全てが、暗闇の中にあった。故に、暗夜王国」

アテム「王という光なくしては輝かぬ国――時を経ても、王たる者にはこの力が与えられるのだ」

 カッ

アーケノ「っぐ…!?」

アーケノ(目が…光に眩まされて――)

アテム「中・輝煌魔法!」

アーケノ「!?」

 カカァッ
 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ドサァッ…

アテム「……まあ、戴冠してから得た力だからの、まだまだ余も使いこなせてはおらぬのだが」

アテム「珍しいであろう? わははっ、良い経験をしたのう。わはははっ」

ゼドファ(ジュダルが帰ってこないからって、ずっと見せびらかしたかっただけじゃ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 で、お前ら弱いな…って
 4~6 まあでもちょっとはやったんじゃん?って
 7~9 実力的にすこーし不安が残るから…って


ゼドファ「はぁ…」

 パァァァァッ

テレサ「王様…やっぱりすごい」

アテム「うむうむ、そうであろう? もっと誉め讃えて良いぞ?」

アーケノ(腹立つ…)

ゼドファ「よし…これで、治癒は終わり」

アテム「ご苦労。だが――お前ら、弱っちいのう」

アーケノ「」

テレサ「」

ゼドファ(陛下ェ…)

アテム「…ふうむ…よし、決めた。出立は明日にせよ」

アーケノ「は?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 一晩みっちりと弄ばr…しごかれた
 4~6 新キャラですか? 新キャラなんですか?
 7~9 新キャラちゃうんか…騎士からおともをつけられた


 ――暗夜王国・王都デーモン・騎士団本部・特殊任務班――

テレサ「――ここ、だっけ?」

アーケノ「ん…」

テレサ「何だろうね…? 出る前に、寄れって…」

アーケノ「さあ…?」

 ガチャッ

<じゃんけんぽんっ

<あいこでしょっ

<あいこでしょっ

テレサ「…じゃんけん…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 デネブがじゃんけんに負けたようです
 4~6 ゼドファがじゃんけんに負けたようです
 7~9 レイドがじゃんけんに負けたようです
  0  オッサンがじゃんけんに負けたようです


デネブ「っし、勝った!!」

レイド「…ふむ」

ゼドファ「……それで、ヒヒイロさん、このじゃんけんは?」

ヒヒイロ「ん? 陛下の勅命よ、勅命」

ゼドファ「え…」

ヒヒイロ「ほら、あそこのお2人についてって、適当に大丈夫だろうって見切りつけるまでお守りしなさいって」

デネブ「バカ陛下…」

レイド(……惜しいな、もう少し小さければ立候補してでも…)

ヒヒイロ「そーゆーわけだから、ゼドファくん、よろしくね」

デネブ「早く帰ってこいよ」

レイド「早く戻らないと、お前の仕事は溜まるぞ。他の誰にも消化できないものが多い」

ゼドファ「」

アーケノ(じゃんけん…)

テレサ(そんな適当に、決めてるの…?)


 ゼドファが一時的に 仲間 になったよ!! ▽


 【安価下1】
 そして、まずは呪術師を探すことに…
 1 商人のネットワークで、呪術師とか見つからぬ?
 2 噂によると、呪術師が住む人里離れた塔があるらしいからそこを目指そう
 3 商人じゃなくて、武器屋のネットワークとか?


 ――暗夜王国・街道――

ゼドファ「――まあ、乗りかかった船だと思えば…うん…」

テレサ「でも、どこへ行けばいいんですか?」

アーケノ「まずは呪術師…だったか」

ゼドファ「ああ…一応、手がかりなしだとどうしようもないだろうから、少し調べたんだ」

ゼドファ「それで、呪術師が住んでいる…って噂の塔があることを突き止めてね」

テレサ「塔?」

ゼドファ「人里離れてて、近づいたらカエルにされたとか、そういう噂が絶えないらしい…」

アーケノ「ふんっ、呪いなどかかるものか…」

ゼドファ「…アーケノって、ちょいちょい、気取ることあるよね? どっちが素なの?」

テレサ(ぶっ込んだー!!)

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 き、気取ってなんかないし?
 2 黙れ…!
 3 厨二キャラやめへん…?


アーケノ「な、何のことだか…」

ゼドファ「でも、何だか…口調が少し、何て言うんだろう…」

ゼドファ「………硬派な時があるよね?」

アーケノ「…」

テレサ(あ、ちょっとアーケノの顔が赤くなった…)

ゼドファ「かと思えば、何だか…いつもは普通のコみたいなところが多いし」

アーケノ「!?」

テレサ(耳まで…)

ゼドファ「…悩みとか、あるなら聞こうか?」

アーケノ「…」フルフル

テレサ(………ゼドファに、悪気はない…んだろうけど…)

アーケノ「…………何も、ないし…」

ゼドファ「そう…?」

アーケノ「…」

ゼドファ「あっ…それとも、もしかして…そういうのに憧れてるとか?」

アーケノ「」グサァァッ

テレサ(…あーあ…)

アーケノ「…」

アーケノ(…………何この気持ち…?)

ゼドファ「アーケノ?」

テレサ(普通になってもいいと思うけど…)

アーケノ(かっこ良くなかったり…するのか…?)

アーケノ(………………急に何か、恥ずかしくなってきたかも…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 で、でも、急にそういうのやめると不自然で余計に何か恥ずかしくなりそうだし!!
 4~6 その夜、悶絶した
 7~9 やめよう…って決めた


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 騎士っていうのはカウセリングができないといけないのでしょうか…?
 奇数 厨二に走っていた理由には、悲しいアーケノの事情があったのさ…自分を保とうとしていたのさ…それを辞めるということは…
 ※0は偶数扱いなんだよ


 ――夜

アーケノ「…」

テレサ「Zzz」

ゼドファ「…」ペラペラ ←本読んでる


 『お前みたいのが産まれてこなければぁぁっ…!!』

 『おぞましい、気持ち悪い、忌々しい…!』

 『この疫病神…!! 何でっ…どうして、わたしの子が、お前みたいなぁ…!!』

 『どうして死なないのよぉっ…!? 何でっ…わたしをそんな目で見るのよ!?』


アーケノ「…」ギュッ

ゼドファ「…?」パタン


 『ぼくは…いらない子どもなの……?』

 『どうしたら…いらない子どもじゃなくなるの……?』


ゼドファ「――アーケノ」ポンッ

アーケノ「っ…!」ビクッ

ゼドファ「……どうかした? 焚き火見つめて、そんなぼうっとして」

アーケノ「…」

アーケノ「【安価下1】」

 1 いらない子どもは…どうすれば良かった…?
 2 何でも…
 3 ちょっと、嫌なことを思い出してただけだから…


アーケノ「いらない子どもは…どうすれば良かった…?」

ゼドファ「…?」

アーケノ「…」

ゼドファ「…いらない、って?」

アーケノ「消えてしまえ…って、こういう風にされた、子ども」スッ

ゼドファ(……火傷の、痕…?)

ゼドファ(…………虐待――?)

アーケノ「…こんなことをされたって、嫌いになれるはずないような相手に」

アーケノ「どうやったら、良かったか…分からなくて、必要とされればいいんだ…って思うことにした」

ゼドファ「……うん」

アーケノ「……だから…その…」

ゼドファ「うん?」

アーケノ「…………………ひ、ヒーロー…」

ゼドファ「……ヒーロー?」

アーケノ「…に、なれたら…認めてくれるって思った、のに……」

アーケノ「………………………ださかった…?」

ゼドファ(ああ…そういう…)

ゼドファ「…………そう、だなあ…」

ゼドファ「悲しいことだけど、相容れることのできない人はいるよ…」

ゼドファ「…それがたまたま、キミの場合は…その人だった。でも、世界にはもっとたくさんの人がいるから」

ゼドファ「ちゃんと、キミを受け入れてくれる人だっている。分かってくれる人もいるはずだよ」

ゼドファ「だから、思い悩まなくても大丈夫。…ムリにヒーローになる必要も、ない」

アーケノ「…」

ゼドファ「それに自分が正しいと思うことをして、それが誰かを助けることに繋がれば誰だってヒーローになれる」

ゼドファ「気負うこともないし、素直な気持ちでいられればいいと思うよ」

アーケノ「…本当に?」

ゼドファ「うん」

アーケノ「………そう、か」


 【安価下1】
 1 じゃあ、素直にいこう
 2 正直、あんまりいい性格してないけどほんとに平気?
 3 厨二は、卒業だ…
   A なかったことにしよう
   B でも、格好とかは普通に格好良くないの? 腕に鎖とか…包帯とか…


アーケノ「……寝る」ゴロンッ

ゼドファ「……おやすみ」

アーケノ(………ほんとに、いいの…か?)

アーケノ(…俺が、俺のままじゃ…)


 『おぞましい、気持ち悪い、忌々しい…!』


アーケノ「…」

アーケノ(…………お母さん…今…何してるんだろ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 闇が拡大してて、街道を進めない…
 4~6 呪術師の塔…の付近の村まで来たけど…
 7~9 呪術師の塔へ到着やでー


 ――暗夜王国・街道――

 ズズズ…

ゼドファ「闇が動いてる…」

テレサ「……ここまで、来ない?」

ゼドファ「どうだろう…。でも、遠回りは必要かもね」

アーケノ「…」

テレサ「遠回り…って、どっちに?」

ゼドファ「ここからのルートだと…そうだな…」

アーケノ「あの山の周りだけ、闇が避けてる感じしない?」

ゼドファ「……確かに…そうかも。何でだろう…」

テレサ「でも、あそこまでどう行くの?」

ゼドファ「……もしかして、あの闇って…」

テレサ「?」

アーケノ「何?」

ゼドファ「水場は、避けてるんじゃないかな…? あの山、麓に湖があるんだ」

ゼドファ「…そこに繋がってる川があるから、それを辿れれば…」

アーケノ「!」

テレサ「じゃあ、それで行けるかも!」

ゼドファ「とにかく、見るだけ見てみようか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そいでもって闇で覆えない水場には魔物が配置されてる…と
 4~6 川をのぼってくんやでー
 7~9 中州の村…だと?


 ウゴウゴ…

テレサ「ええっ…何、あの…触手…?」

ゼドファ「イソギンチャク…の魔物?」

アーケノ「キモッ…」

ゼドファ「…でも、水場は闇で覆えないっていうのは正しいみたい」

ゼドファ「そういうところへ魔物を配置して、人のいられる場所を狭めてるんだ」

アーケノ「へえ…」

テレサ「…どうするの?」

ゼドファ「倒しながら進もう。近づかせたくないんなら、何かあるのかも」

アーケノ「分かった」

テレサ「…ええー…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無限にいるんじゃないかってぐらい数が多い
 4~6 鎖と魔法で、大群戦だと有利になれるようですよ
 7~9 魔法でドカーンと…便利やな


アーケノ「どおりゃっ!」

 ジャラララララッ
 ドガガガガガガガッ

テレサ「えいっ!」

 ズバァァッ
 ブシャアアアアッ

テレサ「うあああっ…!? た、体液…体液ぃっ…!」

ゼドファ「毒性じゃないから大丈夫! ――大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「全然、減らない…」

テレサ「臭いよぅ…アーケノ、臭いぃぃ~…」

アーケノ「っ…臭っ、近寄るな!」シッシッ

テレサ「酷っ!?」

ゼドファ「キリがないな、これじゃ…」


 【安価下1】
 1 鎖を布地みたいに織って、乗り物にしちゃう。でもって、魔法で道を切り拓きながら進もう
 2 極大魔法を連発しまくって、強引に突破?
 3 どうしよ…?


アーケノ「だったら…!」

 ジャラララララッ…

テレサ「何してるの?」

 ジャキッ…

アーケノ「鎖の絨毯」

テレサ「そんなことまで…」

アーケノ「これに乗って、魔法で敵を蹴散らす」

ゼドファ「どれくらい速度が出るかが問題だけど…とにかく、それで突破してみよう」

 スタッ

テレサ「鎖だから、地味に固い…」

アーケノ「行くぞ…!」

 ジャラララララッ…

ゼドファ「――極大・凍結魔法!」

 ビュォォォォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィィィィンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 思ったよりも速度が出ない…
 4~6 でっけーのが出てきた。さすがに倒さないとアカン系
 7~9 突破完了


 ズズズッ
 ザバァァァァァンッ

テレサ「うわっ…川の中から、デカいの出てきた!」

ゼドファ「あれは、ちょっと放置できないな…」

アーケノ「めんどくさいな…!」

魔物「ヴォォォォォォッ…!!」

ゼドファ「極大・烈風魔法!!」

 ビュォォォォォォォォォォォッ
 ズバズバズバァァァァァッ

テレサ「じゃ、行ってくるね…!」ダッ

テレサ「でぇええええいっ!」

 ズバァァァァァッ


 【安価下1】
 1 絨毯解除して、鎖で全身を締め上げて身動きを封じにかかる
 2 鎖を塊にしてハンマーみたいにぶっ叩いて攻撃やで
 3 魔法でガンガン行くんやで


 ジャラララララッ
 ガキィィンッ

アーケノ「おぉぉぉぉぉりゃああああああっ!!」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォンッ

 ザバァァァッ

テレサ「ちょっ…水――がぼぼぼっ…!?」

魔物「ヴォオオオオオオオ!!」

ゼドファ「大・雷撃魔法!」

 バチバチィィッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「まあだまだぁあああっ!!

 ブォォォォッ
 ドゴォォォォォォォォォンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 無限に湧いてきてるような雑魚どもを忘れてた
 4~6 あら、テレサがトドメ刺しちゃうのん?
 7~9 ゼドファの教えで、実は…?


アーケノ(よし、効いてる――)

魔物「ヴォオオオオオオオ!」

 ズォォォッ
 キュィンッ…

ゼドファ「何だっ…!?」

アーケノ「えっ…?」

魔物「ヴォォォォォォオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――ッ!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

 バチバチィィィッ

アーケノ「間に合っ、た…! 跳ね、返れぇっ…!」

ゼドファ「うん、いいタイピングの障壁魔法だ」

魔物「ヴォ――――」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォンッ…

テレサ「うわあ…」

 ザァァァ------…

魔物「」

アーケノ「ふぅっ…」

アーケノ(障壁魔法…覚えてて良かった…)

ゼドファ「また雑魚が群がってくる前に、一気にいこう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 どうにか湖へ辿り着いた。見事に水の上以外は闇に囲まれちゃってる…
 4~6 湖の上の浮き島にちょっとした集落みたいのが築かれてた
 7~9 近くに呪術師の塔がある…らしいんだけど


 ――暗夜王国・湖上の集落――

アーケノ「到着っ…」

テレサ「浮き島…になってるの? これ…」

ゼドファ「そうみたい。だけど…人の気配が…」

アーケノ「…どしたんだ…?」

テレサ「見るだけ、見てみよっか」

 スタスタ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 僅かな僅かな人がいたんだけど…
 4~6 人がいたから呪術師の塔について尋ねようとしたら…
 7~9 無人らしいけど、とりあえず休もうか…ってしてたら


 スタスタ…

ゼドファ「! あの…」タタッ

*「……んぁ…?」

ゼドファ「王国騎士です。少し、お尋ねしたいことが――」

*「騎士っ!?」バッ

アーケノ「?」

テレサ「どうしたんだろ…?」

*「ほ、ほんとに騎士様が…ああ、お助けください、騎士様っ…!」

ゼドファ「お、お助け…って、何かあったんですか…?」

*「この湖の底に…変な魔物が住み着いちまって、毎日、ひとり、若い娘を生贄に出さないと集落を転覆させるって…」

ゼドファ「!」

アーケノ「…湖の、底?」

テレサ「生贄なんて…ひどい…」

*「きょ、今日は…うちの、娘の番で…頼みます、騎士様ぁっ…!」

*「助けを求めようにも、周囲の闇と、川の大量の魔物のせいで孤立しちまってて…!」

ゼドファ「…分かりました」

アーケノ「マジで?」

ゼドファ「放ってはおけないよ」

テレサ「うんうん!」

アーケノ「…」

テレサ「でも…水の底にいるのに、どうやってそこまで行けばいいんだろう…?」


 【安価下1】
 1 古典的な、身代わり作戦で…テレサを生贄に仕立て上げて、出てきたとこを退治だね
 2 ゼドファなら魔法でどうにかなるんじゃね?
 3 こう…湖に毒的なものを撒いて、それで魔物を…


アーケノ「……ゼドファなら、魔法でどうにか行けないの?」

ゼドファ「水の底…か」

ゼドファ「……何か、方法あったかな…?」

テレサ「ゼドファ!」キラキラ

ゼドファ(ああ、期待の眼差しが無垢すぎて少しプレッシャー…)

ゼドファ(……いい、方法…水の底へ、潜る方法…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 強引すぎィ!!
 4~6 時間制限つきですが
 7~9 さすがやでー


ゼドファ「………ちょっと、時間をちょうだい」

ゼドファ「そしたら、ばっちりの方法があるから」

テレサ「さすがゼドファ!」

アーケノ「マジか…」

*「お願いします、騎士様…!」

ゼドファ「はい、任せてください」ニコッ

 ・
 ・
 ・

ゼドファ「――さて…と」

ゼドファ「じゃあ、説明するよ」

テレサ「もうできたの? 何かしてたの」

ゼドファ「これから僕がこの湖に穴を空ける」

アーケノ「穴…?」

ゼドファ「そして、湖底から水を排して地上と変わらない空間にする」

ゼドファ「イメージとしては…周囲が水で覆われてるドーム…みたいのを想像してくれればいいよ」

ゼドファ「そのドーム内で、例の魔物を倒す。水中で呼吸できるようにするだけだと、戦闘が難しいからね」

ゼドファ「ただ、ひとつ問題があって…かなり大掛かりな魔法になるから、僕はその維持でとても戦闘には加われそうにないんだ」

テレサ「じゃあ、わたしとアーケノで倒す必要があるの?」

ゼドファ「うん、そういうことだね」

アーケノ「別にいいけど…」

ゼドファ「相手がどんな魔物かは分からないけど、油断はしないようにね」

ゼドファ「じゃあ、始めるよ。準備はいいね」


 【直下 コンマ判定】
 さて、その魔物とは…
 1~3 いや、魔物言うてたやん。これ魔族やんけ。人型じゃないけど
 4~6 直立する亀…みたいな
 7~9 でっけえタコみたいな


ゼドファ「あんまり長引くと、僕の魔力が切れて水の底に沈んじゃう可能性もあるから気をつけてね」

 パァァァァッ
 ズズズッ…
 ザバァァァァァッ

テレサ「え?」

アーケノ「何て?」

ゼドファ「いってらっしゃい」

 ビュォォォッ
 フワッ
 ヒュォォォォンッ

アーケノ「何さらっと勝手なこと言ってんだよぉー!!」

テレサ「飛んでる…! ねえねえアーケノ、わたし達、飛んでるよ!?」

アーケノ「落ちてるんだよ!」

 ヒュォォォォッ…
 シュタッ…

アーケノ「ついた…」

テレサ「うわあ、綺麗…。水の底なのに、空気もちゃんとあって…変な感じ」

 ザバァァァンッ…

アーケノ「!」

魔物「生贄ハドウシタ…」

テレサ「そんなのもう、二度と出ないよ!」

アーケノ「………タコって…食えんのかな…?」

テレサ「食べれるよ」

アーケノ「マジ…!?」

魔物「エエイ人間ノデ歯向カウトハ…!」

 ウネウネウネ…

アーケノ「っと…その前に、倒すか…!」

テレサ「うん!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、強いぞ?
 4~6 エロタコだ…
 7~9 いけるんちゃう?


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 地味に鎖有能
 奇数 タコのクセにぃぃぃっ!!
 ※0は偶数やで


 シュババババッ

テレサ「うわっ…! 思ってたより、触手すごい…!」タタタッ

アーケノ「8本か――これくらいなら、縛りきれるか…?」ブンッ

 ジャラララッ

魔物「ヌゥゥゥ!?」

 ガシガシィィッ
 ギュゥゥッ…

アーケノ「よし、触手半分はこれで封じた…!」

テレサ「やった、アーケノすごい! いいねいいね!」ダンッ

 ズバァァァァッ

魔物「ヌグゥゥゥッ…!?」


 【安価下1】
 1 残り半分の触手も縛り上げてやらぁっ!!
 2 焼きタコになってまえ!!
 3 タコをぶん回してやる


王子「触手じゃなくて、タコだから足か…。ごめんね、頭の中ピンクで」

―――――

アーケノ「残りも、一気に…!」

 ジャララララッ

魔物「サセルモノカァ!!」

 ブシャアアアアアアッ

テレサ「うわっ…墨…!?」

アーケノ「痛っ…目に入って…!」

魔物「女ハ絶対ニ食ウ…!」

 シュバァァッ
 ガシィィッ

テレサ「うわあ、ぬるぬるぅー!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 もっとやr…けしからんまったく
 4~6 すでに縛ってる足を締め上げて、テレサをどうにか助けた
 7~9 テレサに気を取られてる間に、残りの足も束ねてやった


魔物「グェッヘッヘッヘ…」

魔物「ココガイイノカ? ソウダロウ、グェッヘッヘッヘ…」

 ニュルニュル…

テレサ「ひうっ…!?///」

 ジャラララッ
 ガシィィィッ

魔物「ヌゥッ…!?」

アーケノ「捕まえた――大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「ヌゥゥッホォォォォォオオオオオオ!?」

 ブンッ

テレサ「痛でっ…!」ドサッ

アーケノ「これでもう、お前の足は封じた…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 墨を吐いてきたんだけど、すごい威力だった
 4~6 やだこのエロタコ…思春期真っ盛りのアーケノにテレサの痴態見たくないのとか言ってきた…
 7~9 テレサがおこでタコにトドメ刺したよ


アーケノ「どうしてやるか…」ググッ

魔物「ヌゥゥ…!?」ググッ

魔物「オイ人間! オ前ハコノ女ノ肢体ニ我ガ足ガ絡ムサマヲ、見タクナイノカ!?」

アーケノ「…えっ?」

アーケノ「…………………」

テレサ「アーケノ!? 何考えてるの!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 クソ、思春期に何ていう精神攻撃を…!! お陰で鎖が緩んだ一瞬の隙を突かれたじゃないか!!
 4~6 テレサにぽかぽか叩かれてダメージ
 7~9 べ、べべべ、別にそんな、全然キョーミないし!! って


アーケノ「ハッ――そんなん、ち、ちちっ、ちっとも、キョーミねえよ!!」

テレサ「そうだよね! ねっ!?」

 グググッ

魔物「ヌグゥッ…!?」

アーケノ「タコなんかの口車に乗って――」ググッ

 ブォォッ

魔物「ヌ――!?」

アーケノ「たまるかぁああああっ!!」

 ドッゴォォォォォォォォォンッ

テレサ「うわあ、力技…」

アーケノ「トドメだ…! 極大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「グヌヌ、ォォォォオオオオオ……!」

魔物「セメテ食ベルンナラ、チュパチュパ…シャブルヨウニィィィ………」

 ズズゥゥン…

テレサ「…」←引いてる

アーケノ「……焼けた…」

テレサ「…」


 【安価下1】
 1 よし、食うか
 2 放置しとけば湖に住んでる生き物が食うか


 ――暗夜王国・湖上の集落――

アーケノ「…うまうま…」モグモグ

ゼドファ「意外と、確かに…」モグモグ

テレサ「…」

アーケノ「お前食わないの?」

テレサ「………だって、あのタコ…気持ち悪かったし…」

テレサ「あたしが食べたら、思うつぼっぽくて…」

ゼドファ「タコだけに?」

アーケノ「?」

テレサ「?」

ゼドファ「………ううん、何でも…」

ゼドファ「腹ごしらえが住んだら、呪術師の塔に行こうか…」


―――――


 本日はここまでです
 ありがとうございました


 ALIA ―― 年下の騎士

 ガチャッ…

デネブ「つ…かれ…た…」フラフラ

アリア「いらっしゃ……大丈夫?」

デネブ「……ダメ…」ボフッ

アリア「せめて汚れくらい払ってからソファーに…まあいいけど。お茶でも淹れてあげよっか?」

デネブ「うん…」

アリア(最近…やたら、家に来てる…。頻度も前より増えてるし…)

デネブ『――俺、アリアのこと絶対に幸せにするから、結婚してほしいっ!』

アリア(………………うーん…勢いで思いきり、やっちゃったけど…まだ、そうなのかな…?)

アリア「…」

アリア「デネブー、お茶入ったよ。こっちで飲もー」

アリア「…」

アリア「………あれ? どうしたんだろ…?」

 スタスタ…

アリア「デーネブ――って…あれ」

デネブ「Zzz」

アリア「……あーあ、こんな格好のまま眠っちゃって…。毛布くらい、かけてあげるか」

 ファサッ…

デネブ「Zzz」

アリア「……寝顔は、昔っから変わらないな」

アリア「前はけっこうかわいい顔してたのに、男の人っぽくなっちゃって…」

アリア「…」ツンツン

デネブ「んぅ…」モゾ

アリア「…」フニフニ

デネブ「ぅぅ…ん…」

アリア「…お疲れさま、デネブ。にしても…髪の毛伸び放題になってるな…これはこれだけど、うーん…」ポフポフ

デネブ「………あ…りあ…」モゾモゾ

アリア「!」

アリア「…ふふっ」

 ・
 ・
 ・

デネブ「んぁ……んっ? あれっ?」ガバッ

アリア「おはよ。疲れてたみたいだね」

デネブ「寝てたっ?」

アリア「ぐっすり」

デネブ(寝顔見られたぁぁぁぁぁ……………情けない…)

アリア「ねえ、デネブ」

デネブ「んっ…?」

アリア「髪の毛切ってあげようか? ぼさぼさになってるし、身だしなみって騎士には大事でしょ?」

デネブ「………うん」


 ちょきちょきと髪の毛を切ってもらいながら、デネブはちょっと夢見心地だったそうです。


王子「さーて、いつもより遅くなっちゃって悪いけど、やりましょうか」

王子「休日ってここぞとばかりに寝溜めしようとしちゃうよね」

王子「人間も冬眠みたいなことができれば良かったのにね…」


 【直下 コンマ判定】
 呪術師の塔…
 1~3 いやーな感じにトラップが張り巡らされております
 4~6 塔の中には入れたけど、上らなきゃいけないのか…
 7~9 やだ…この呪術師、フランクすぎ…?


 ――暗夜王国・呪術師の塔・1階――

 ギィィィィ…

テレサ「……うわあ…」

アーケノ「ひたすら…螺旋階段…?」

ゼドファ「外から見ただけでも、雲の上まで伸びてた気がするんだけどね…」

アーケノ「…」

テレサ「…」

ゼドファ「…こういう時は、魔法で楽しよう」

 ビュォォォォォッ
 フワッ

テレサ「おっ…?」フワフワ

アーケノ「浮い、たっ…?」フワフワ

ゼドファ「さ、これなら体は疲れな――」

 パァァァッ
 ドサッ
 シュタシュタッ

テレサ「痛っ…!」

アーケノ「っと…」

ゼドファ「あれっ…?」

ゼドファ「…………自力で上れって、こと…?」

アーケノ「…」

テレサ「えー…?」

ゼドファ「…えー、って言われても…ここは呪術師の陣地なんだから、逆らえないよ」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 さっぱり終わりが見えない…
 4~6 足腰がかなり疲れる…
 7~9 おや…?


 ――暗夜王国・呪術師の塔・?階――

テレサ「ふぅ…ふぅ…」

ゼドファ「ふぅーっ…」

アーケノ「お前ら遅いな…」

テレサ「アーケノって、体力あるよね…」

ゼドファ「僕はこれでも…インドア派だから…」

 ザッ…

アーケノ「あれっ…階段が、途切れた」

ゼドファ「本当だ…」

テレサ「最上階?」

ゼドファ「けっこう上ったつもりだけど、それにしては早いような…」

 デデンッ

アーケノ「!?」

テレサ「何の音!?」

 『問題です』

ゼドファ「どこから声が…」

 『父カエルはケロケロと鳴きます。母カエルはケロケロと鳴きます。では、子カエルは何と鳴く?』

 チクタクチクタクチクタク…

アーケノ「え、えっ…?」

テレサ「カエルの、泣き声って…親子で変わるの?」

ゼドファ「カエルの子はカエルじゃ…?」


 【安価下1】
 答えを書いてね


テレサ「ゲロゲーロ!」

アーケノ「…」

ゼドファ「…」

 ブブ---------

テレサ「えっ…」

 『カエルの子はオタマジャクシなので鳴きません』

テレサ「」

アーケノ「ひっかけ…?」

ゼドファ「ああ…そう言えば」

 『間違った者には……カエルになって反省してもらいます』

テレサ「へっ…?」

 ボフンッ

テレサカエル「ゲロッ」

アーケノ「!?」

ゼドファ「…え」

 『第2問――』

アーケノ「こんなくだらない問題、どうでもいいんだよ! 出てこい!」

 『…………じゃあ、一生、その女の子はカエルのままゲロ~』

テレサカエル「ゲロッ!?」ピョンッ

ゼドファ「答えたのが、運の尽き…?」

 『第2問。かけたり、たったり、つぶしたりするもの、なぁーんだ?』

 チクタクチクタクチクタク…

アーケノ「かけたり、たったり、つぶしたり…?」

ゼドファ「こういうの苦手なんだよなあ…ええと…」


 【安価下1】
 答えをおなしゃす


アーケノ「……時間!」

ゼドファ「!」

 『ファイナルアンサー?』

アーケノ「ファイナルアンサー!」

 『ちぃっ…じゃあ、その女の子は戻してやる』

 ボフンッ…

テレサ「ゲロ…あっ、やった、戻った!」ガバッ

アーケノ「うわっ…ちょ、そんな、しがみつくな…!」

ゼドファ「ああ、良かった…」

アーケノ「出てこいよ!」

 『用があるなら、なぞなぞに勝ったらにするがいい』

 『ただし、1問間違うごとに、呪っちゃうぞぉぉ~?』

ゼドファ「…性格が悪そうな…」

アーケノ「めんどくせえ…」

テレサ「アーケノ、今の調子でがんばって!」グッ

 『第3問。次の数字の並びを見て、?に入るのが何かを答えよ』

 ボフンッ…


 123+456 → 1
 765+876 → 4
 777+666 → 3
 567+012 → ?


テレサ「…どういうこと?」

ゼドファ「…」ジィッ

アーケノ「……んと…」


 【安価下1】
 答えおなしゃす


アーケノ「…2」

 『理由は?』

アーケノ「数字にある○の数!!」

テレサ「ああ…」

ゼドファ「そういう…」

 『…』

アーケノ「答えてやったんだから出てこい」

 『…』

アーケノ「あれ?」

テレサ「…黙っちゃった?」

ゼドファ「…おーい」

 『も、もう1問!』

アーケノ「やだって!」

テレサ「ちゃんと答えたじゃん!」

ゼドファ「…」

 『もう1問だけ…!』

アーケノ(負けず嫌い…?)

アーケノ「【安価下1】」

 1 やだ
 2 答えたら絶対出てきて言うこと聞けよ?
 3 いいから出てこい! 約束は守れよ!


アーケノ「答えたら絶対出てきて言うこと聞けよ?」

 『…』

アーケノ「…」

テレサ「え…?」

ゼドファ「そこ、黙るの…?」

アーケノ「おい!」

 『…』

 『死ね!!』

アーケノ「はあっ?」

テレサ「…何だったの…?」

ゼドファ「…もしかして…人嫌い的な?」

アーケノ「どうなんだよ?」

 シ--------ン…

テレサ「…無反応…」

アーケノ「…めんどくさ…」

ゼドファ「上に行ってみようか…」



 【安価下1】
 この奇妙な呪術師のお名前+性別おなしゃす

 【採用安価のコンマ判定】
 1~3 完璧にそっぽ向いてますわ
 4~6 しょーもないクイズばっかり出してきて、まともに取り合おうとしてこない…めんどくさい
 7~9 とぼけられたの巻き


 ――暗夜王国・呪術師の塔・最上階――

 ザッ…

ゼドファ「……部屋だ」

テレサ「…生活感ある…」

アーケノ「ここに、さっきのヤツがいるのか…?」

 ガサッ…

アーケノ「?」

ギャルコ「問題! チで始まって、コで終わる、3文字の、女の子が大好きでぺろぺろ味わうモノと言えば!?」

ギャルコ「回答者は、そこの女!」バッ

アーケノ「!?」

ゼドファ「っ…」

テレサ「チョコ」

ギャルコ「」orz

ゼドファ(ああ…)

アーケノ(際どい問題を…)

ギャルコ「じゃ、じゃあ、じゃあ…!」


 【安価下1】
 1 胸ぐら掴んで恫喝
 2 くっだらねえクイズはおしまいじゃあ!!て
 3 さっきつきあってやったんだから要件聞いてもらおうかって


 ガシッ

ギャルコ「ひぃぃっ…!?」

アーケノ「用があるならなぞなぞに勝ったらじゃなかったのかよ?」グググ

ギャルコ「そ、そそっ…それは、その…え、誰がそんなこと言ったのかナ~?」

ゼドファ(挙動不審だなあ…)

テレサ「まあまあ、アーケノ…」

アーケノ「お前が呪術師なんだろ?」

ギャルコ「そ、そそそそ…それが、一体、どういう関係あったり…? えー、わかんなーい、マジきもいんですけど~?」

アーケノ「あ?」グッ

ギャルコ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいーっ!」ブルブル

ギャルコ「はいそうですわたしがこの塔の呪術師ですやって来た人間になぞなぞ吹っかけて間違ったら呪術でいたずらしてます」

ゼドファ(大丈夫かなあ…この呪術師…)

ゼドファ「それじゃあ、なぞなぞに2回分正解してるんだから…ちょっとお願いを聞いてもらえるよね?」

ギャルコ「えええー…?」

テレサ「ええー、って…」

アーケノ「正解しただろ」

ギャルコ「…………ちっ…へーへー、わかりやしたよー」ムスッ

アーケノ(こいつ腹立つ)

 ・
 ・
 ・

ゼドファ「――って、いうことで…あの闇の中に入りたいんだ」

ギャルコ「入ればー?」ホジホジ

アーケノ「入れるようにしろ、って言ってんだよ」

ギャルコ「んじゃー、てきとーに呪いでもかかってからいけばいいんじゃーん? カエルにしたげるよー? 無料で」

テレサ「カエルじゃどうにもならないよ…」

ギャルコ「べーつにどーでもいーしぃー? うちには関係ないしー?」


 【安価下1】
 1 ねえ、1発ぶん殴っちゃダメなの?
 2 よし、鎖で締め上げて協力したいって思わせてやろう
 3 こいつめんどくさいんだけどどうしよ?って相談する


アーケノ「そーゆー態度取るんなら…」ジャラララッ

ギャルコ「?」

アーケノ「しょーがないもんなあ?」

ギャルコ「はあっ?」

 ジャララッ
 ガシィィィッ

ギャルコ「はうあっ…!?」

 グググッ

アーケノ「あーあー、素直に協力すればこんなことしないのになー」

 ググググッ

ギャルコ「い、いだい、いだいだいだい…! ちょ、ちょぉっ…!?」

 グググググッ

アーケノ「え、何、聞こえねー」

ギャルコ「ぐぬぬぬっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 バトるぜ
 4~6 強情なヤツ…!
 7~9 ギブが早かった


テレサ「ちょっと、やりすぎじゃない?」ボソ

アーケノ「別にそこまで強くしてねーし」ヒソ

ゼドファ「…じゃあさ…」ゴニョゴニョ

ギャルコ「いたい、いたいっ…!」モゾモゾ

アーケノ「ふむふむ…オーケー」

 ジャララッ…

ギャルコ「ぇ、ぁ…何、縛り方――これはぁっ…!?」

アーケノ「亀甲縛り…!」

 ガシィィィッ

ギャルコ「やーだー!!! 協力する、する、するからやめてぇぇーっ!!」

 ドサッ

ギャルコ「あ痛っ…」

ゼドファ(ギブ早かった…)

アーケノ(ほんとに縛り方変えたらギブした…!?)

テレサ(…うーん…この。ゼドファって意外と…こう…)

ギャルコ「協力させていただきますですはい…」←正座

ギャルコ「闇で石化されないくらい強い呪いをかけさせていただきます」

ギャルコ「そうすれば闇の中に入っても問題なく活動ができるはずでございますですはい」

アーケノ「呪いかけるの…?」

ギャルコ「呪いへ対抗するのは呪いじゃないとダメなんですはい」

テレサ「でも…呪いにかかっちゃったら、石化されなくても大変なことになっちゃうんじゃないの…?」

ギャルコ「ぐへへへ…それはどーにもなりませんからのぉぉ~?」

アーケノ「あ?」

ギャルコ「すんません調子のりましたでもそれなりのリスクを負わないと闇の中には入れません」

ゼドファ「……呪いって一口に言っても、全てがデメリットになるものじゃないはずだよね?」

ギャルコ「」ギクッ

ゼドファ「例えば健康祈願の願掛け…みたいなことがあるけど、ああいうのも呪術の一環には入っているし」

ギャルコ「」ギクギクッ

ゼドファ「そういうのはできないの?」

ギャルコ「……………………………………………………………できます…」

アーケノ(溜めたな…)

テレサ「じゃあ、そういうのかけてもらえればいいんだね」

ギャルコ「でもぉ~? そーゆーのって、あんま覚えてないしぃー?」

ギャルコ「闇に対抗できるくらい強力なものだと限られてくるしぃー?」

アーケノ「どんなの?」

ギャルコ「…んと…クシャミすると衝撃波が一緒に口から飛び出る呪いとかー」

ギャルコ「めちゃくちゃ耳が良くなるけど、良くなりすぎて安眠も妨げられるくらいになる呪いとかー」

ギャルコ「味覚が消える呪いとかー…絶対に風邪はひかないけど、脳機能の一部がバカになる呪いとかー」

アーケノ「…うわあ…」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 この3つから選ばなくちゃいけない系かぁー…
 7~9 頼むよゼドファ…


王子「…所だが、ってことは逆じゃない、ね? 1~3の判定は7~9に該当だから、逆にしてたら成功だったよ」

王子「あと、3つから…とか言ってたけど、ごめん、違った」

―――――

ギャルコ「選んでいいよぉー? 選べよ、ほら~」

ゼドファ「…」

テレサ「きっついなあ、これ…」

アーケノ「…クシャミが、マシ…?」

テレサ「地味に耳が良くなるのは辛そう…」

ゼドファ「……あ、僕はここで王都へ戻るから、呪いにかかるのは2人だけでいいよ」

テレサ「ええー!?」

アーケノ「逃げだろ!? おい、逃げてるだろ!?」

ゼドファ「は、ははは…いやあ、忙しい身分だからねー…」

ギャルコ「さっさと選べよ」

ギャルコ「それとも、2人きりなら、それ用の呪いとかかけてやろっかー?」

アーケノ(適当なことをこいつ…)

テレサ(どうしよ…?)


 【多数決】最速3票獲得選択肢を採用
 1 クシャミの呪い。クセで手を覆おうとしたら、手が大ダメージ受けちゃいます
 2 耳が良くなる呪い。寝不足待ったなし
 3 味覚がなくなる呪い。食事が苦痛になります
 4 風邪をひかなくなって、ドジが加速する呪い
 5 2人用の呪いってのかけてみやがれコンチキショー


アーケノ「…」

テレサ「…うぅぅ…何この選択…」

ゼドファ「…ちなみに、呪いって解けたり…」

ギャルコ「100回なぞなぞで連続正解したら解いてやってもいいけどぉー?」ホジホジ

アーケノ「っ…」

テレサ「100問も、なぞなぞってあるのかな…?」

ギャルコ「」ギクッ

アーケノ「…ああもうっ、どうせだから、その2人用ってのかけろ」

テレサ「ええっ!?」

ギャルコ「おっ? お? お? もしかして、そういう関係? マジで? え、マジ? いつからいつから?」

アーケノ「いいからやれよ」ジャラッ

ギャルコ「はいっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 どちらか一方が死亡すると、もう一方も同時に死亡する呪い
 奇数 ヨダカ&シャニとおんなじやーつ
 ※0は偶数扱いよ


ギャルコ「じゃあ…そこに立って」

アーケノ「ん…」

テレサ「え、えっ? ほんとに? ねえ、どんな呪い?」

ギャルコ「へーき、へーき、どっちか死んだ時、もう片方も死ぬってだけだから」

アーケノ「は?」

テレサ「ほえっ?」

ギャルコ「ぞえねゃじ みがひ! あらご! いねし でいおとあ らだんし たかいあ! くしら うゅじあり らな うゅじあり」

 シュバァァァァァッ

アーケノ「っぐ…!?」

テレサ「きゃあっ…!」

 ズォォォォォ…
 ズンッ…

ギャルコ「ほい、かんりょー…」

ゼドファ「…」

アーケノ「え…こいつが死んだら、俺も死ぬの?」

テレサ「何それ…? 聞いてないんだけど」

ギャルコ「直前に言ったじゃん」

アーケノ「」

テレサ「」

ゼドファ「何か…まるで、結婚式みたいだね」

アーケノ「」

テレサ「」

ゼドファ「……あれ? 2人とも、どうしたの?」


 アーケノとテレサは 呪い を受けた!! ▽


 【安価下1】
 1 もう呪われちゃったもんは仕方ないし、闇を払い始めるか…。とりあえず近場から
 2 闇を払うにせよ、闇の発生源を突き止めた方が効率的なはず…だよね? ってなった
 3 死ななきゃいいだけか、って開き直る


アーケノ「…はぁぁ…」

テレサ「うぅぅ…」

ゼドファ「…ともかく、これで闇の中に入れたんだから、いいじゃない」

アーケノ「良かねえよ!」

ゼドファ「っ…そう?」

テレサ「…まあ、もう仕方ないか、今さらだし…。なぞなぞに強くなろう…」

ゼドファ(テレサはそっちにはしるのか…)

アーケノ「闇に入って…要の物品を壊す…だっけ?」

ゼドファ「そう」

テレサ「でも、それってどこにあるの?」

ゼドファ「んー…闇は拡大してるけど、最初に発生した場所があると思うんだ」

ゼドファ「そこにあるんじゃないのかな?」

アーケノ「闇の、発生源?」

テレサ「それってどこ?」

ゼドファ「…どうだったかな…。騎士団には記録があると思うけど…」

アーケノ「はあ…?」

ゼドファ「……いや、でも…1箇所は覚えてる。暗夜砂漠東部。砂漠入口の街っていうのが、あってそこから発生した…とは聞いてるよ」

ゼドファ「…あとは、騎士団に寄ってくれれば場所を教えてあげられると思うから、行き詰まった戻っておいで」

テレサ「砂漠に行かなきゃダメ…ってこと?」

アーケノ「…砂漠かぁ…」

ゼドファ「キミ達は闇の中にも入れるんだから、道なりに行けるんだし、大丈夫だよ。気をつけてね」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 闇の中は生き物が石ころになってるから安全だろう…と思いきや、物質系の魔物には関係ないようで…
 4~6 テレサと2人旅でござんすー
 7~9 おやおや、2人旅にはならぬようで…?


 ――暗夜王国・闇の中・街道――

アーケノ「…」

テレサ「…」

 スタスタ…

アーケノ「…」

テレサ「…ほんとに、入れちゃったね…」

アーケノ「呪いがちゃんとかかってるってことだろ…」ムスッ

テレサ「だね…はぁぁ…」

 スタスタ…

アーケノ「…」

テレサ「……ほんとに、石ころになっちゃってるね…」

アーケノ「…」

テレサ「人も動物も魔物も…」

アーケノ「…」

テレサ「…こうしてると、気味が悪いくらい静かだし…」


 【安価下1】
 1 とことこ歩いて砂漠についたよ
 2 歩いてたら街についたから、住民は全員石ころになってるけど休んでくよ
 3 コミュる?


 スタスタ…

テレサ「…」

アーケノ「…」

テレサ(無言…)

アーケノ(何か…喋ったりした方がいいのか…? 静かすぎて、何かヤだし…)

 スタスタ…

テレサ「…」

アーケノ「…」


 ↓1~3
 テレサとのコミュ内容


テレサ「…あのさ、アーケノ」

アーケノ「…ん?」

テレサ「アーケノって、家族いる?」

アーケノ「…いない」

テレサ「えっ…」

アーケノ「…いない」

テレサ「あ、うん…」

アーケノ「……お前は?」

テレサ「わたしも、実はいない…」

アーケノ(なら何で話振ったんだよ…)

テレサ(うーん…)

アーケノ「そう言えばゼドファがさ」

テレサ「あ、うん! ゼドファね、いい人だったよね」

アーケノ「色んな縛り方、教えてくれたんだけど試していい?」

テレサ「やだよ!?」

アーケノ「ちっ…」

テレサ「舌打ちすることじゃないでしょ…? 普通に嫌に決まってるじゃん…」

アーケノ「つまんないの…」

テレサ「大体…そんな、縛るって…は、恥ずかしいじゃん…」

アーケノ「【安価下1】」

 1 でもあの呪術師、ちょっとアヘ顔になってたよな
 2 上手に縛るといい具合らしい
 3 練習台のくせに何を一丁前に…


アーケノ「でもあの呪術師、ちょっとアヘ顔になってたよな」

テレサ「だから何…?」

アーケノ「…」ジィッ

テレサ「…それが嫌って言ってるんじゃん!」

アーケノ「顔見ない」

テレサ「そういう問題じゃないの!」

アーケノ「ちっ…」

テレサ「だから舌打ちじゃないよね、ねっ!?」

テレサ「もう…もっと違う話とかしようよ…」

アーケノ「例えば?」

テレサ「例えばって言われても…うーん…」

テレサ「…………あ、そうだ。アーケノって好きな人とかいるの? 恋バナしようよ、恋バナ」

アーケノ「いない」

テレサ「即答…」

アーケノ「お前は?」

テレサ「いたらいいよねー…ははは…」

テレサ「これでも結婚願望強い方だと思うんだけどなあ…。3人くらい、子ども欲しいなあ…」

テレサ「賑やかな方が楽しいだろうし…」

アーケノ「…」

テレサ「アーケノ?」

アーケノ「………もし、産まれた赤ちゃんが魔族だったら、テレサはかわいがる?」

テレサ「え?」

アーケノ「…」

テレサ「んー…と…わたし、純粋に人間のつもりなんだけど、魔族って産まれるものなの?」

アーケノ「もし」

テレサ「もし…って言われても、現実味がなあ…」

テレサ「分かんないよ」

アーケノ「……ふーん?」

テレサ「何?」

アーケノ「…綺麗ごと言わないんだなー、って」

テレサ「だって、現実的じゃないもん」

アーケノ「…」


 【直下 コンマ判定】
 砂漠入口の街へついた
 1~3 闇の中なのに、うごめいてるものがある…
 4~6 要になってる物品を探すかあ…
 7~9 おやおや?


―――――

 本日はここまでっす
 ありがとうございました


 ――暗夜王国・闇の中・砂漠入口の街――

 ズォォォォ…

テレサ「…黒い霧の中にいるみたい…」

アーケノ「けっこう濃いな…。せいぜい、向こう20メーターくらいまでしか見えないし」

テレサ「うん」

アーケノ「ここに、闇を発生させてるものがあるものが…ほんとにあるのか?」

テレサ「ないと困っちゃうよね」

アーケノ「…」

テレサ「…と、とにかく、探してみようよ」


 【安価下1】
 1 手分けして探すかー
 2 一応、分散せずに動こう


アーケノ「――特別、変なのはないっぽいな…」

テレサ「そうだねー…」

アーケノ「街の中はもう、全部?」

テレサ「うーん…あとは、砂漠船の乗り場くらい?」

アーケノ「そこもハズレだったら…」

テレサ「……砂漠まで入らないとダメなのかも…」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「行くか…」

テレサ「…そうだね…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 街中はハズレ…か
 4~6 あることに気づいた
 7~9 むむっ…?


アーケノ「かちこちになってるけど、人がこっちに集まってるな…」

テレサ「でも、逃げようとしてるみたいに見えるね」

アーケノ「…武器持ってるのに」

テレサ「…うん?」

アーケノ「ん?」

テレサ「………この人達、何から逃げようとしたんだろう?」

アーケノ「…何って、闇だろ」

テレサ「…じゃあ、闇は…この石にされちゃってる、この人達が逃げようとした方向からきたってことになるよね?」

アーケノ「…そっか、じゃあそれを辿っていけば」

テレサ「うん、闇の発生源だよ!」

アーケノ「ゲロゲーロのくせにやるじゃん」

テレサ「言わないで、それ…」

アーケノ「カエルの子どもはオタマジャクシなのに…」

テレサ「だーからー!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おうおうおう…
 4~6 それらしいものを発見はしたけど…
 7~9 何奴っ!?


 ――暗夜王国・闇の中・砂漠――

アーケノ「……これって」

テレサ「…うん、ここから黒いの出てるし…これだよ」

 ズズズ…

アーケノ「でも…」

テレサ「…これ壊したら、闇が晴れるんだよね…?」

アーケノ「そしたら…何か、すっげえ強そうなこの魔物も動き出すってこと…?」

魔物「」

テレサ「…だから、武器持ってたんだね」

アーケノ「こいつを退治しようとして、でも闇が出てきて逃げようとして…」

アーケノ「闇を晴らしても、絶対にこいつが動き出すんだよな…」

テレサ「……どうしよっか?」


 【安価下1】
 1 鎖で雁字搦めにしてから、闇の基点を破壊だ!!
 2 闇を払って、こいつも倒すしかねーべ…?
 3 ちょっと考えよう、うん


アーケノ「………こいつを倒せば済むだろ」ジャラッ

テレサ「倒せる…?」

アーケノ「どっちにしろ、そうしなきゃならないんだから仕方ない」

テレサ「それはそうなんだろうけど…」

アーケノ「とにかく、闇を発生させてる、これを壊すぞ」

テレサ「…分かった」

アーケノ「ふぅーっ…」ジャラッ

アーケノ「…………壊れろぉっ!」

 ジャラララララッ
 ドゴォォォォォォォォォォォンッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぬぬぬぅっ!? 罠!?
 4~6 あれれー? 闇って、すぐに晴れるわけじゃないの…?
 7~9 さて、ボス戦となるわけですが…
     7 巨大なサソリな魔物なのです
     8 巨大なヘビな魔物なのです
     9 巨大なトカゲな魔物なのです


 バリィィィィンッ…

アーケノ「壊れたっ…! テレサ、構えろ!」

テレサ「うんっ…!」チャキッ

 シ--------ン…

アーケノ「………」

テレサ「………」

アーケノ「…え?」

テレサ「……あれ?」

アーケノ「…壊れたよな?」

テレサ「うん…。さっきまで、黒いの出してたのに、もう出てないし…止まってるはず」

アーケノ「……周りの闇、全然晴れないけど…」

テレサ「……発生元を絶つのと、闇を払うのは…別?」

アーケノ「…え」

テレサ「…だって、そうとしか」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「……どうしろってんだよ!?」

テレサ「知らないよ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 時間差じゃね?って待てども待てども、闇は消えてくれなかった…
 4~6 おや、壊した闇の基点が、何か…
 7~9 どうしたものか…


アーケノ「どうすりゃいいんだ…?」

テレサ「んー…闇の拡大は、とりあえず抑えられてるのかな? これで」

アーケノ「…さあ」

テレサ「止める方法と、消す方法は別かぁ…」

テレサ「……また、王都まで戻ってゼドファに尋ねてみる?」

アーケノ「また戻って、またこっちに来るのかよ…? 二度手間だろ」

テレサ「だって分からないし」

アーケノ「んぅ…」

アーケノ「でも、ゼドファは…呪術を発動させてる物品を壊せば、消え去るって言ってた…よな?」

テレサ「言ってはいたけど…」

アーケノ「…じゃあ、まだ何かあるのかも」

テレサ「ひとつだけじゃない、ってこと?」

アーケノ「多分…どうだか分からないけど。……んでも、もう、他にそれらしいものってないよな…」

テレサ「…そうだね」


 【安価下1】
 1 もっぺん、周囲を調べてみよう
 2 破壊した物品を調べてみる
 3 砂漠をもっと先まで進んでみる


アーケノ「…」ヒョイッ

テレサ「どしたの?」

アーケノ「いや、これ…何だろと思って」

テレサ「…派手に壊したね」

アーケノ「うるせっ」

テレサ「……んー…」

アーケノ「…装身具だとか、そういうの…がなるみたいなこと言ってたけど…これは…」

テレサ「…壊しちゃったから、原型が何ともね…」

アーケノ「…あっ」

テレサ「分かった?」

アーケノ「…これ、元々、半分になってるんじゃね? ほら、組み合わせてみたけど…綺麗に真っ二つ」

テレサ「ほんとだ。でも、これって…」

アーケノ「…ペンダント…的な?」

テレサ「…かな?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 敵だよー!!
 4~6 あれっ?
 7~9 てことは、もひとつがあるのかも


アーケノ「てことは…もう半分がどっかにあるのか?」

テレサ「それを見つければいいわけだね。でも、どうしてそんな…」

アーケノ「…こうして、俺達みたいに闇をどうにかするヤツが来た時のために、分けてたとか…?」

テレサ「…まさかあ」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「…」

テレサ「…ないって、言い切れない気がする悲しさ」

アーケノ「とにかく探すか…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そーはさせねえとさ…
 4~6 見つからぬ…
 7~9 見つかったけど、これけっこう…アレね


アーケノ「よし、じゃあ片割れを――」

 ヒュォォォォッ…

テレサ「…?」

アーケノ「ん…?」

 ストッ…

アーケノ「!」

テレサ「…闇の中、なのに…」



 【安価下1】
 敵さんのお名前+性別やでー


プリン「ここに人が来るなんておっどろき~」プルンッ

アーケノ(…揺れた…)ゴクリ

テレサ「…あなたは、誰…?」

テレサ(アーケノが生唾飲んだ…警戒、してるの…?)

テレサ(確かに、ただ者じゃなさそう…)

プリン「誰かなんてどうでもいーの。この闇を払われちゃたまらないから、始末しにきただけ」プルンッ

アーケノ「じゃあ、敵だな…」ジャラッ

テレサ「っ…」チャキッ

プリン「そーだね、敵だね…。相手になるかどうか、分かんないけど」


 【安価下1】
 1 先手必勝!! 魔法ぶっぱぁあああっ!!
 2 鎖で先制攻撃だ!!
 3 出方をうかがおう…ごくり


アーケノ「…」ジリッ

テレサ(アーケノが…すごく警戒してる…?)ジリ

プリン「どうしたの、そんな及び腰で…」プルンッ

アーケノ(………揺れてるっ…!)ゴクリ

プリン「ビビってるんなら、そのまま死んじゃいなさい…!」ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 くそっ、乳揺れにばかり気を取られて反撃が…!!
 4~6 あれ、ふつーにつえーぞ
 7~9 こいつ、インファイターだ!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 さらに人が増えた件
 奇数 色気がヤバすぎてアーケノはさっぱり手も足も出ない…
 ※0は偶数扱いよ~


 ダンッ
 ブワッ…

アーケノ「――!?」

アーケノ(速いしっ、こいつ肉弾――)

 プルンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

 ジャラララッ
 クルンッ…シュタッ

アーケノ「痛って…」

プリン「なーんだ、てっきり見とれてくれてたから、そのままあっさり死ぬと思ったのに」

アーケノ「舐めんな…! テレサ、やるぞ!」

テレサ「あ、うんっ…!」

アーケノ「極大・火球魔法!」

 シュボォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

プリン「極大・竜巻魔法!」

 ビュォォォォォォォォォォォッ
 シュボォォォォォォォォォォォォォォォッ

テレサ「えっ…火が、巻き上げられて…!?」

アーケノ「マジかよ――!?」

プリン「そのまま、お返ししてあげる!」

 ズォォォォォォォォッ

アーケノ「うっ――!?」



 「――極大・竜巻魔法」



 ビュォォォォォォォォォォォッ
 シュバァアアアアアアアアンッ

プリン「わたしの魔法をっ――」

ヨダカ「やっと見つけたと思ったら何してんだ、お前?」

アーケノ「指輪っ…!?」

プリン(仲間がまだ…! でも、どうせ子どもだらけだし、大したことないよね…?)

アーケノ「お前、何で…」

ヨダカ「…話は後だ。そこの女、ぶっ飛ばしてからな」

プリン「…いいよ、まとめて相手したげるから」プルンッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 まあ、数の利があるしねー、ヨダカもおるしねー
 4~6 いいぞいいぞー、ヨダカ!
 7~9 プリンもなかなか…


アーケノ「まあいいや、数が増えるんなら――」

ヨダカ「邪魔すんなよ」ザッ

アーケノ「は?」

テレサ「え?」

プリン「…あら、坊やひとりで相手するの?」

ヨダカ「そうだっつってんだ、よっ!」ダンッ

 ブワァァァァァッ

プリン「ふんっ…あんたも風属性みたいだけど、そんなの効かないよっ!」

ヨダカ「風刃、風刃、風刃、風刃、風刃――!」

 ヒュバヒュバヒュバヒュバヒュバァァッ

プリン「っ――!」ザッ

ヨダカ「風纏――」グッ

 ビュォォォォッ

プリン「しまった…!?」

ヨダカ「ぶっ飛べっ…!」

 ドゴォォォォォォォォッ
 ブワァァァアアアアアアアアッ

プリン「あうううっ…!?」


 【安価下1】
 1 おう、勝手にぶっ飛ぶなよって鎖でプリンを絡め取る
 2 見てるだーけ
 3 放り出された…チャンス! トドメはやるもんか!!


 ジャララララッ
 ガシィィィッ

プリン「っ…!?」

アーケノ「勝手に、ぶっ飛ばされんじゃねえよ…!」グンッ

 ブォォォォンッ

プリン「うぐっ…!?」

アーケノ「どおおおおりゃああああああっ!」

 ドゴォォォォォォォオンッ

プリン「っぐ…!」

アーケノ「もう、一発…!」ジャラララッ

ヨダカ「邪魔すんなつったのに…!」ダンッ

テレサ「………見てるだけで、いいよね…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 逃げられた…
 4~6 ヨダカにトドメはもってかれた
 7~9 きっちり、自分の手でぶっ飛ばした


 ガシィィッ

プリン「ま、たっ…!」プルンッ

アーケノ(よ、よしっ…こう、そう、攻撃の一環で、ちょっと掠める程度に、あの――!)

 ビュォォォォッ

アーケノ「風っ…!?」

ヨダカ「しっかり、捕まえてろよ!」

アーケノ「あ、おい――!」

プリン「クソっ…!」

ヨダカ「これで、終わりだぁっ…!」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

 ズザァァッ
 ドサッ…

プリン「」プルンッ

ヨダカ「よしっ…」

アーケノ「ああああっ! お前、俺が…!」

ヨダカ「あーあ、砂まみれ…気持ち悪っ。ちょっと、移動するぞ」

 ビュォォォォォッ
 フワフワッ

テレサ「おわっ…」

アーケノ「え、あ、おい…! せめて、おっぱい――」

ヨダカ「視界悪いな…まあいっか」

 ヒュォォォォッ

アーケノ(ああ…おっぱいが…遠ざかるぅぅ…)

 ・
 ・
 ・

ヨダカ「――ふぅっ…すっきりした」スッポンポン

テレサ「…………服着て…」

ヨダカ「おい、俺のパーフェクトな体から目を逸らすってどういう了見だよ」

アーケノ「んで、何しにきたんだよ」ポイッ ←ヨダカの服投げた

ヨダカ「何しに…てか…」ゴソゴソ ←ちゃんと服着てる

ヨダカ「……お前のことがちょっと気になっただけ」

アーケノ「はあ?」

テレサ「もう着た?」

ヨダカ「あ、お前が闇をどうこうってのはもう聞いてるから」

アーケノ「…」

ヨダカ「ちょっと用があるから、同行さしてもらうぞ」

テレサ「えっ?」

アーケノ「はぁぁっ?」


 【安価下1】
 1 勝手に決めんな
 2 まあいいけど…


アーケノ「…」

ヨダカ「何だよ?」

テレサ「…理由とかは教えてくんないの?」

ヨダカ「んー…まあ、ちょっとこの闇ってのに興味があって、お前のこともちょっと知ってるから程度のもん」

アーケノ「…指輪じゃなくても強引だな…」

ヨダカ「そういうことだから。…あ、俺はヨダカ」

テレサ「あ、わたし、サンタテレサ。よろしくね」

ヨダカ「ん」

アーケノ「…まあいいけど…」

ヨダカ「で、今、どういう状況?」

 ・
 ・
 ・

アーケノ「――んで、もひとつ、見つけるかってとこで、あのおっぱ――女が来て、そこにお前も来た」

ヨダカ「…ふうん」

テレサ「もう半分、どこにあるんだろうね…」

ヨダカ「…探すしかないだろ」


 【安価下1】
 1 じゃあ、探しにいこう
 2 じゃあ、別れて探そう
   A 3人バラバラ
   B アーケノ&テレサ
   C アーケノ&ヨダカ
   D テレサ&ヨダカ


テレサ「でも…探すとして、こっちの方は調べたから砂漠の方なんだよね」

アーケノ「…はあ…」

ヨダカ「砂漠か…折角、砂落としたのに…」

アーケノ「…広すぎるし、バラバラになって探すか」

テレサ「はーい」

ヨダカ「ん…」

アーケノ「…あ、でも、壊して闇が消えたら、あの魔物が動き出す…よな?」

テレサ「じゃあ…見つけてもすぐに壊さないで、持ってこよっか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 見つからぬまま…あり?
 4~6 おお、見つかったー…と思ったら?
 7~9 何でい、素直に見つかるのかよ…


アーケノ「…」

 ザッザッ…

アーケノ「砂に、足取られて…動きづらい…」

アーケノ「…そろそろ、見つかってくれないと…やりきれないな…」

 ザッザッ…

アーケノ(…もう、とっくに夜だし…)

アーケノ(思ってたより冷えるしなあ…)

 ポゥ…

アーケノ「?」

アーケノ「…何だ?」チラッ

アーケノ(…持ってきてたペンダントの片割れが…何かに反応してる…?)

アーケノ(もしかして、もう一方の場所が…)

 ザッザッ…

アーケノ(やっぱり…何かに反応してるっぽい…)

 ザッザッ…

 ポゥゥゥ…

アーケノ「!」

アーケノ「あった…こいつを壊せば、闇が消えるはず…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 い、生きてたのか、プリン…!? しかも卑怯なマネを…
 4~6 生きていた、だと…プリン…!
 7~9 おろ?


 ポゥゥゥゥ…

アーケノ「あっ…? 光が、強く――」

 パァァァァァッ
 ギュオンッ…


 ――?・草原地帯――

アーケノ「っ――?」

 ヒュゥゥゥ…

アーケノ「……え、あれ?」

アーケノ「…砂漠にいたはず、なのに…ここって…?」

アーケノ「…」

アーケノ「…何だ…? どこ…え?」

<ドッゴォォォォォォォォォォォォンッ…

アーケノ「!?」

アーケノ「音…あっちから、明るくなってるし…火? 火事?」

アーケノ「いってみるか…」

 タタタッ

 ・
 ・
 ・

 ――?・草原地帯・街――

魔族「フハハハ! 我こそは魔王軍が12団を率いる、大将軍なり!」

魔族「人間どもよ、恐れおののけ、そして死に逝くがいい! 地上は我らが魔族に相応しい!!」

アーケノ「魔族の、軍隊…?」

アーケノ(でも…何か、変な感じがする…。何か分からないけど…何だ…?)

 ザッ…

?「そこまでだ、魔族!」

魔族「んむ…?」

アーケノ「今度は何だ…?」

魔族「何かと思えば人間の小僧か…我が前に立ちふさがろうというのならば、容赦はせぬ」

魔族「さあ、かかってくるが良い」

?「覚悟しろ――邪悪なる、魔族ッ!」ダンッ

アーケノ(……何だろ、この違和感…?)


 【安価下1】
 1 一応、加勢しとく…?
 2 眺めてる


 ズバァァァンッ

魔族「このっ――!」

?「はぁああああっ!」

 ヒュバァァッ
 ズッバァァァァァンッ…

?「ふぅっ…ふぅっ…」

アーケノ(強い…)

魔族「っ…み、ごと…。お前の…名を聞いて、おこう…」ググッ


ベテル「――ベテルギウス」


魔族「! ……ふっ…そうか、お前が…」

ベテル「…死ね、魔族――」

 ズバァァァンッ
 グシャアアッ…

アーケノ(ベテルギウス…)

ベテル「……これで、街は――」

 ヒュォッ
 ガツンッ…

ベテル「っ…」

アーケノ「石っ…?」

<で、出ていけ…バケモノ…!

アーケノ(そっか…違和感は、これか)

 ヒュンッ
 ヒュオッ

ベテル「っ…く…」

アーケノ(この石…俺をすり抜けてる…。これって、幻とか、そういうのなんだ…)

アーケノ(でも…このベテルギウスっていうヤツがいなかったら、街は滅ぼされてたのに…)

ベテル「…」スタスタ

アーケノ(…何も、文句とか言わないのか――)

 ・
 ・
 ・

ベテル「………大丈夫、だった…?」

少女「うん…。助けてくれて、ありがとう…お兄ちゃん」

ベテル「…いいんだ」

少女「…あのね、お礼に…これ、あげる」つペンダント

アーケノ「! あのペンダント…」

ベテル「…ありがとう。それじゃあ――」

 ブゥゥゥンッ

アーケノ「っ…何だ、またぼやけて――」

 ヒュバッ

アーケノ(あれは…絞首台――?)

ベテル「やめろ――!」

 グンッ

少女「」キュッ


少女「」ブラン…

アーケノ「っ…」

ベテル「…どうして――」

アーケノ(あの、女の子って…さっき、ペンダントをプレゼントしてた…?)

<どうしてだと? あの小娘は、お前に懐いていたからだ!

ベテル「そんな…理由…っ」

<お前みたいなのは、いなくなった方が平和なんだよぉっ!!

ベテル「っ…」

アーケノ「…」

 ブチッ

ベテル「分かった…」ポイッ

アーケノ(ペンダント…を…捨てた…?)

ベテル「――じゃあ、お前らが消えろ」

アーケノ「!?」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 ・
 ・
 ・

 ――暗夜王国・闇の中・砂漠――

 ペチペチ…

アーケノ「っ…?」

テレサ「あ、起きた…アーケノ、どしたの?」

アーケノ「…え、あ…え? 砂漠…?」

テレサ「アーケノ…?」

アーケノ「……そうだ、もひとつ…!」バッ

アーケノ「………あった…。やっぱ、このペンダント…」

テレサ「それ、片割れ?」

アーケノ「そう…だと思う。これを壊せば、闇も消える…よな?」

テレサ「だと思うけど」

アーケノ「…」

アーケノ(………何だったんだろ、今の…?)


 【安価下1】
 1 考えるのは後だ。闇を消そう
 2 砂漠歩き回って疲れたから、夜が明けてから闇を消そう


ヨダカ「――じゃ、壊せよ」

アーケノ「分かってる…。壊したら多分、この魔物が動き出すから…」

テレサ「大丈夫だって」

アーケノ「ん…じゃあ」

 ジャラララッ

アーケノ(あのベテルギウスってヤツが持ってた、ペンダント…なんだよな、これ)

アーケノ(女の子にプレゼントされて…そのせいで、あのコは絞首台で殺されて…)

アーケノ(でも…これ、かなり古くなってる…?)

アーケノ(………いや、考えるのは後だな。今は、闇を払って、この魔物を倒すんだ)

ヨダカ「早くしろって」

アーケノ「分かってるって! やるぞ!」

 ジャララララッ
 ドゴォォォォォォンッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 プリンまだ出てくるんか。まあ仲間には絶対ならないんだけどね
 4~9 さあ、ボス戦だよー!!
     4~5 サソリ
     6~7 ヘビ
     8~9 トカゲ


 バリィィィィィンッ…
 ズズズッ

ヨダカ「っ…」

テレサ「闇が…薄れてく――」

魔物「」ググッ

アーケノ「動き出すぞ…」

 ズォォォッ
 シュバァァァンッ…

魔物「キシィィィィィィッ!!」

テレサ「闇が晴れた…!」

ヨダカ「ふーん…」

アーケノ「うえ、動き出すとますます気持ち悪い魔物だな…」

魔物「キシ…」ガサガサガサ

ヨダカ「じゃ、ぶっ飛ばすぞ!」


 【安価下1】
 1 鎖で攻撃やで
 2 魔法で攻撃やで
 3 敵の主要武器っぽい、尻尾の針を鎖で封じにかかる


魔物「キシャアアアアア!」グンッ

アーケノ「させるかっ…!」

 ジャララララッ
 ガシィィィッ

 ブォォォンッ

アーケノ「う、おおっ…!?」

テレサ「えっ!?」

 ドゴォォォォォォンッ…

ヨダカ「お前、何してんだよ?」

アーケノ「尻尾…絡めて、止めようと思ったら、止まんなかった…」

テレサ「ええっ…?」

魔物「キシャアアア!」ググッ

ヨダカ「もっぱつ、くるぞ…!」

アーケノ(雑にやってちゃ、止めきれないな、あれ…!)バッ

 ドゴォォォォォォンッ…

テレサ「すっごい威力なんだけどっ…!?」

ヨダカ「当たったら死ぬな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 かなり強いのう…
 4~6 攻撃がさっぱり通じないな…
 7~9 どうにかこうにか、尻尾は止めた


アーケノ「今度はちゃんとっ――!」

 ジャララララッ
 ガシィィィィッ

アーケノ「もうお前に引っ張られたりはしな――」

魔物「キシャアアアアアア!!」

 グゥゥゥンッ…

アーケノ「う、おおおっ…!?」

アーケノ(やっちまった…?)

 ヒュバッ
 ドッゴォォォォォォォォンッ…

テレサ「アーケノ!」

ヨダカ「風纏…!」

 ビュォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォッ
 ブワァァァアアアアアアッ

ヨダカ「っ…こいつ、硬い――!?」

魔物「キシャアアアアアア!」

ヨダカ「うぇっ!?」

 ブォォォンッ
 ズドォォォォォォォォォッ

ヨダカ「っが…ふ…」ドサァッ

テレサ「ヨダカ…!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おおーう、アカンぞぉ…?
 4~6 攻撃力も守備力もサソリさんすごいみたいです
 7~9 ま、まだいける


ヨダカ「クッソ…だいじょぶだけど…」ググッ

アーケノ「つっえー…」ググッ

テレサ「良かった…2人とも丈夫で」

魔物「キシ…」

アーケノ(あの尻尾を止めるのは得策じゃないな…)

アーケノ(てことは、かいくぐって攻撃した方がいい…)

魔物「キシャアアアアアアア!!」

ヨダカ「大・竜巻魔法!」

 ビュォォォォォォォォォォォッ
 ブワァァァァアアアアアアアアアッ

ヨダカ「砂煙に紛れろ…! 目に砂入れねえようにな!」

アーケノ「分かった…!」ダンッ

テレサ「いやいや…入れないようにて言われても…」


 【安価下1】
 1 鎖のトゲ部分でかったそうな殻をぶち破れるかな?
 2 魔法で攻撃してみよう
 3 こういう時は…連携か?


アーケノ「物理がダメなら、こうだ…!」

アーケノ「大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「キシ…!」ググッ

ヨダカ「ん? ――まあいっか…!」ダンッ

 ドゴォォォォォッ

ヨダカ「って、やっぱ硬いな…!」

魔物「キシャアアアアアア!」

 ヒュバァァァッ

ヨダカ「っぶね…!」スカッ

テレサ「でぇえええええ―――――――――――――い!」

 ダンッ
 ギャリィィィィィィッ

テレサ「硬いっ…!」

アーケノ(今んとこ、魔法が1番、効いてるっぽいな…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 怯まなくなってきた…?
 4~6 ひょえっ、針がめちゃくちゃ連打されてきた
 7~9 おおっ、かったい殻が一箇所壊れた


アーケノ「極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「キシィィ…!」

 パキパキッ…

ヨダカ「ん? おっ、もっぱつだ!」

アーケノ「言われなくても…! 極大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

魔物「キシャアアアア…!!」

 バリィィンッ…

テレサ「一箇所――」

ヨダカ「壊れたな!」


 【安価下1】
 1 このまま魔法で攻撃だ
 2 壊れたところへ鎖をぶち込んで、内側に潜り込ませてガツンと攻撃を
 3 ヨダカとテレサの攻撃をサポートしとこう


アーケノ「食らえ…!」

 ジャララララッ
 グジャァァァァッ

魔物「キシ――!」

ヨダカ「風刃!」

 ヒュバァァァッ
 ズバァァァァァッ

テレサ「気持ち悪い――けど言ってる場合じゃない!」

 ブンッ
 ズバァァッ

魔物「キシャアアアア!!」

アーケノ「暴れるんじゃ、ねえよ…!」

 ジャラララッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべ、尻尾
 4~6 効いてる効いてる
 7~9 おっ?


アーケノ「内側をうねる鎖の味はどうだ!?」

 グジャアアッ

魔物「キシ――シャアアアアアア!」ググッ

テレサ「アーケノ、尻尾くるよ…!」

アーケノ「問題、なし…!」

 ヒュバァッ
 グンッ
 ダッ

 ドゴォォォォォンッ

アーケノ「もっぱつ、魔法だ! 大・爆裂魔法!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ

ヨダカ「けっこう効いてるけど、決定打に欠くな…」

テレサ「決定打?」

ヨダカ「虫は生命力強いんだよ…!」


 【安価下1】
 1 試したことはないんだけど…こう、鎖を魔法で操ってる要領で…
 2 鎖をサソリからぶっこ抜いて、塊にして一気にやってみる?
 3 魔法連打


アーケノ「…」

アーケノ(魔法で鎖を操ってる要領で…鎖に攻撃魔法を這わせて…みたりできれば…)

魔物「キシィ!」

 ヒュバッ
 ドゴォォォォォォォンッ

アーケノ(考えるより、やってみるか…!)

ヨダカ「風刃!」

 ヒュバァァァッ
 ズバァァァァンッ

アーケノ(劫火魔法を、鎖に発動…違う、鎖にやるんじゃなくて、鎖の表面で――)

アーケノ「いけるかっ…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おっとぉ…?
 4~6 ん、うん…?
 7~9 いけたー!


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 予想以上に…
 奇数 あ、鎖が耐えきれんかった…
 ※0は偶数扱いよ


アーケノ「食らえ――!」

 ジャララララッ
 シュボォォォォォォォッ

アーケノ「炎鎖縛!」

魔物「キシャアアアアアアア!!」

 ボォォォォォォォォッ

アーケノ「よっしゃ…! このまま、中身を直火で焼き尽くしてやるよ…!」

 シュッボォォォォォォォォォォォォォォッ

ヨダカ「火力上げてやるよ。――中・竜巻魔法!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ブワァァァアアアアアアアアッ

魔物「キシャアアアアア――――――――――――――!!!!」

 ズゥゥンッ…

魔物「」プスプス

アーケノ「ふぅっ…」

 ジャラララッ

テレサ「おお…」

ヨダカ「ああ、めんどくせえヤツだった…」

アーケノ「っ…まぶし…」

ヨダカ「朝か…」

テレサ「空はまだ…赤いまんまなんだね…闇は払えたのに」



 【直下 コンマ判定】
 1~3 しかしこれは、まだ始まりに過ぎなかった…
 4~6 この調子だね!って
 7~9 闇から解放されて、住民から手厚い歓待を…


 ――暗夜王国・砂漠入口の街・宿屋――

テレサ「ふぅぅ~…」ポフッ

ヨダカ「はぁぁ~…」ボフッ

テレサ「久々のベッドだぁ…」

ヨダカ「糖分が足りねえ…」

アーケノ(結局…あの草原って、何だったんだ…?)

アーケノ(…それに、あのペンダントも…)

アーケノ(………まあ、いっか…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカが菓子欠乏症に…!!
 4~6 テレサが次はどこへ行くのー?って
 7~9 むっ?


ヨダカ「……ちょっと、出てくる」

 バタムッ…

アーケノ「ん?」

テレサ「散歩かな?」

アーケノ「俺も、ちょっと休む…」ボフ

テレサ「疲れちゃったもんねぇ…ふわぁぁ…」

アーケノ「んー…」

テレサ「…」

アーケノ「…」ウトウト

テレサ「…Zzz」

 ・
 ・
 ・

アーケノ「……んぅ?」パチッ

アーケノ(………けっこう、寝た気が…もう夕方か…?)

テレサ「Zzz」

アーケノ「…まだ寝てるし…。……そういや、ヨダカは――」


 【直下 コンマ判定】
 1 何しとるん、ヨダカ
 2 ハズレやでー
 3 姫様彫像
 4 寝起きのケーキ…って…
 5 神父彫像
 6 少年彫像
 7 姐御彫像
 8 青年彫像
 9 ヨダカが飲酒してる…


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 おっおっおっ…?
 奇数 ひょえっ…束の間すぎる平和やったんか…
 ※0は偶数扱いやでぇ~


<ドゴォォォォォォンッ…

アーケノ「!?」

アーケノ「テレサ、起きろ…!」ゲシッ

テレサ「あうっ…?」モゾ

<ドゴォォォンッ…

テレサ「………何の、音…?」グシグシ

アーケノ「分かんないけど…行くぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 げぇっ…山の洞窟に閉じ込められてた、あのバケモノ…!!
 4~6 ナイリィ&プリン?vsヨダカでしたが…これは
 7~9 ぱ、ぱぱ、パルミラさん…!?
  0  ベ テ ル ギ ウ ス


 バサァッ
 バサァァッ

ヨダカ「何だってんだよ…!?」

アーケノ「ヨダカ!」

テレサ「どしたの!?」

ヨダカ「いきなり魔物が大群で来やがったんだよ! もう少しで完成だったのに、邪魔しやがってぇぇ…!」プルプル

アーケノ「完成?」

テレサ「でも、どうして魔物が、こんなに…?」

ヨダカ「知るか…!」

 ズズズ…

アーケノ「……なあ、あっち…の方、闇が来てないか…?」

テレサ「えっ…あ、ほんとだ…!」

ヨダカ「闇…? ここを払ったと思ったら、別のとこから…? タイミングが…」

アーケノ「…大量の魔物と、闇の拡大――これって、もしかして…!」

 バサァァァッ
 ヒュォォォォッ

ヨダカ「うざってえ…!」ダンッ

 ドゴォォォォッ
 ドサァッ…

アーケノ(この、鳥の魔物も、見覚え――)

パルミラ「――あら、また会ったわね、坊や」

アーケノ「っ…!?」

パルミラ「…ふーん…もしかして、あんたが闇を払っちゃったの?」

アーケノ「やっぱり、お前――」

ヨダカ「てめええっ!!」

パルミラ「ん? …あら、指輪にして放り捨てたのに戻ってる…」

アーケノ「えっ?」

ヨダカ「っ…やっぱ、これ全部お前らの仕業か…。インガ達はどこにやった!?」

パルミラ「教える義理ないわよ」

テレサ(……スタイルいい人…だけど、何かちょっと怖い感じもあるな…)

ヨダカ「だったら、吐かせてやる」グッ

アーケノ「きっちり、あの時のお返ししてやる。覚悟しろ」ジャラッ

パルミラ「……あっそ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とんでもない魔物を引き連れてきてやがった…
 4~6 またもや、相手にされない…
 7~9 vsパルミラ!!


パルミラ「でも、今日はちょっとそういう気分じゃないから…代わりの玩具をあげる」

ヨダカ「うるせえ…!」ダッ

パルミラ「光栄に思いなさい? このあたしでも、手懐けるのにかなり苦労しちゃったんだから」

パルミラ「来なさい、――魔眼のシリウス」

 ヒュォォォッ…

アーケノ「っ…?」

テレサ「何っ…?」

ヨダカ「は――?」

 ドゴォォォォォォォォォォォォォォォッ…
 バサァァッ…

シリウス「フゥーッ…フゥーッ…」

アーケノ「っ…あ、あの、時の…」

ヨダカ「……シリウス、って…まさか…え…?」

テレサ「な、何…? あんな、魔物っているの…?」

パルミラ「多分、今、あたしが従えてる中じゃ、1番だから…ミンチになる前に楽な死に方を選んだらいいんじゃない?」

パルミラ「それじゃあね」フワッ

ヨダカ「あ、待てっ――」

シリウス「ゴォォォォォ―――――――――!!」バサァッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 手に負えねえよ…
 4~6 無理ゲーですよ…
 7~9 アカンぞー、アカンぞー


 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「う、おおっ…!」

 ジャラララッ
 ガシィッ

テレサ「きゃあっ…!」フワッ

アーケノ「あ、おい…!」ジャララッ

 ガシィィッ

テレサ「痛っ…でも、ありがと…!」

ヨダカ「マジか…ただ、吼えただけで…これって…」

パルミラ「――これでほんとにもう行っちゃうけど、このあたしが従えてるんだから強くもなってるわよ?」

ヨダカ「てめえっ…!」

パルミラ「じゃ、あの世へ逝ってらっしゃい――」スィィッ

アーケノ「……勝ち目、なくね…?」


 【安価下1】
 1 いやでも、身動きを封じれればワンチャンくらい…!
 2 ヨダカ、何か知ってる風じゃん、どうすりゃいいか分からねえの!?
 3 …三十六計なんとやら…


テレサ「ムリムリムリ…」

ヨダカ「っ…クソ…!」

シリウス「ゴォォォ…」ギロッ

ヨダカ「…逃げるぞ!」

アーケノ「えっ?」

テレサ「あ、うん――」

アーケノ「いやっ…でも、街が…!」

ヨダカ「うるせえ、自分の命が最優先だ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ひょえっ…
 4~6 逃げれるかぁ…?
 7~9 どーにか?


ヨダカ「風・浮遊魔法!」

 ビュォォォォォォォッ
 フワフワフワッ

ヨダカ「もう一丁――風・透過魔法!」

 ビュォォォォォォッ
 スゥゥゥッ…

ヨダカ「行くぞ!」

 ヒュォォォォッ

アーケノ「う、おおっ…!? 消えてる…!」

テレサ「しかも飛んでる…!」

ヨダカ(振り切れるかっ…? 多分速度じゃ絶対にムリだけど――)

ヨダカ「クッソ、俺が逃げるとか…!!」

 ヒュォォォォォォッ…

 ・
 ・
 ・

 スタッ…

ヨダカ「………闇に、また飲まれてた」

アーケノ「折角…払ったのに」

テレサ「…それに多分、街の人も…」

ヨダカ「…」

アーケノ「…でも、どっかから引っ張ってきた闇なら、その大本を叩けばまた晴れる…よな」

ヨダカ「だろうな」

アーケノ「…」

テレサ「…」


 【安価下1】
 1 気を取り直そう。着実に闇を払っていけばいいだけ…のはず
 2 さっきの魔物って、何だったん?って
 3 あの魔物使いのこと知ってるの?って


アーケノ「とにかく、闇の発生源はひとつ壊したのに変わりないし」

アーケノ「この調子で、やってけばいいだろ」

テレサ「それは…でも…」

ヨダカ「それ以外にねーよ」

ヨダカ(にしても…シリウスが、操られてるって、どうすりゃいいんだ…?)

ヨダカ(それに…魔物使いに操られてたってことは…もう……?)

アーケノ「そうと決まれば…次だな」

テレサ「次?」

アーケノ「どこに行くかってこと…。闇の中を通過できても、発生源が分からなきゃ意味ないし…」

アーケノ「ただ探すだけじゃ、どうにもならないだろ」

ヨダカ「…そうだな」

アーケノ「…何か、手がかりがあればいいんだけど…王都まで戻るのも面倒臭いし」


 【安価下1】
 1 まだ闇に飲まれてないところに行って、どっちから闇が来たか尋ねればいいんじゃね?って方針
 2 砂漠を飲んだ闇が来た方角へ向かってみる?
 3 ………面倒だけど、また王都まで戻って闇がどこで発生したかの記録を見せてもらう?


テレサ「…じゃあさ、まだ闇に飲まれてない街とかに行くのは?」

アーケノ「何で?」

テレサ「そしたら、闇がどっちの方から向かってきてるか見てるかも知れないでしょ?」

ヨダカ「…そうするか」

アーケノ「…んー…分かった」

ヨダカ「上から、闇がないとこ見てきてやるよ」フワッ

テレサ「…………空飛べるって、いいね」

アーケノ「…そうだな」


 【安価下1】
 1 ぽつりと闇から切り離されてるように佇む教会があったらしい
 2 なだらかな丘陵地帯の街があったって
 3 谷に築かれた街が闇に取り残されてたって


 ――暗夜王国・闇の中・森の小道――

アーケノ「思いきり、闇の中だけど…ほんとに、この先にあったのかよ?」

ヨダカ「行けば分かるんだから黙ってろよ」

テレサ「…飲まれてる最中だった…とかじゃないんだよね…?」

ヨダカ「あーもー、うるっせえな、見てきてやったのに」

アーケノ「だって、こんな…おもっきし…」

 ザッ…

アーケノ「………あ」

テレサ「え…?」

ヨダカ「ほらな、言ったろ。何で、ここだけ闇に飲まれてないかは知らねえけど」

アーケノ「教会――」



 【安価下1】
 脳筋神父の教会なんだけどさ…
 1 孤児ABCに名前つけとく?
 2 ABCのままでおk?


王子「さくっと、名前つけちゃおう」

王子「内訳は、生意気ボーイ、お転婆ガール、泣虫ボーイ、の3人だよ」

王子「こう…ふつーな、名前がいいなあ…。食べものとか取ったりとか…そういうんじゃなくて、ふつーに…」

王子「…ね?」

王子「一応、1個空けで安価とってくね」


 【安価下1】
 生意気ボーイの名前

 【安価下3】
 お転婆ガールの名前

 【安価下5】
 泣虫ボーイの名前

キシリア


王子「女性名イメージが強すぎるので、>>579は下へずらしますね。カミーユさんわかないでね」

―――――

 ――暗夜王国・エルの教会――

 ザッ…

ギレン「あれ?」

ミーズ「どしたの、ギレ――ああっ!?」

カイン「ふぇぇ…しらない、ひと…」ギュッ

ギレン「くっつくなよ!」

ミーズ「たいへん、たいへん! トレバーよばなきゃ!」

 バタバタ
 タタタタッ

アーケノ「……子ども?」

テレサ「…すごい勢いで、逃げ…教会の中に駆け込んでいったね」

ヨダカ「…ガキか…」

アーケノ「……とりあえず、教会だし、勝手に入っちゃって平気だよな?」

テレサ「多分…」

 ギィィィ…

<こっちこっち!

<トレバー、はやくー!

<ふぇぇぇ…

<分かったから、引っ張らないでくださ――

アーケノ「…」

テレサ「…こ、こんにちは」

ヨダカ「…」

トレバー「3人とも、外で遊んでおいで。闇には入っちゃダメだよ」

ギレン「えー、なんで?」

ミーズ「おとなのはなしなの!」グッ

ギレン「トレバーもおとなじゃないし、きたひともおとなじゃ――」

ミーズ「いーくーのー!」

ギレン「ひっぱるなよ!」

カイン「ふぇぇ…け、けんかだめぇー!!」

 バタバタ…

トレバー「……どうぞ」

アーケノ(何だ、こいつ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うーむ…
 4~6 ぬっ?
 7~9 おおっ?


アーケノ「…何でここ、闇に飲まれてないんだ?」

トレバー「…本当に効果があって驚いていましたが、僅かに保管されていた聖水を撒きました」

トレバー「闇が近づいてきたのが分かっていましたので」

ヨダカ「さっさと逃げりゃ良かったじゃん」

トレバー「……人を待っているので」

テレサ「こんな、状態で?」

トレバー「…はい」

アーケノ「…まあいいけど、闇がどっちから来てるか、知らない?」

トレバー「闇が、どっちから来てるか?」

テレサ「わたし達、闇を消すために旅してるの。その発生源が分かれば、消せるんだけど…知らないかなって」

トレバー「…そうですか。生憎ながら、ここを浸蝕している闇は、2方向から来ていまして」

トレバー「朝起きたら、聖水のお陰でこの教会の敷地分だけ闇に避けられていました。恐らく、2方向からの闇が合流したような地点だと思います」

ヨダカ「…どっちとどっち?」

トレバー「…北西と、南西です」

テレサ「…けっこう、アバウトだね」

ヨダカ「…」キョロキョロ

アーケノ「そうだな…」

トレバー「…自給自足で、僅かな野菜を育てて暮らしている状態なので、大したもてなしはできませんが、泊まっていかれますか?」

テレサ「えっ…でも…」

トレバー「…その代わり、僅かばかりのご寄付をいただければ」スッ ←十字架見せた

アーケノ「教会ってがめつい…」

ヨダカ「…」スンスン

テレサ「ヨダカ、何してるの?」

ヨダカ「……脳筋神父の臭いがする…」

トレバー「!?」

ヨダカ「…気のせいか…。教会だし、こういう臭いか…?」

トレバー「あの…エルさん、ですか?」

ヨダカ「知ってんの?」

トレバー「はい…。ここは、エルさんの教会です」

ヨダカ「…………………あいつ、ほんとに神父だった…?」

トレバー「寄付はけっこうです、どうか…エルさんのことを、教えてください。もうしばらく、戻ってなく…」

テレサ「人を待ってるって…その人?」

トレバー「…はい」

アーケノ「たまには屋根のあるとこで寝ようぜ…」

ヨダカ「…別にいいけど」


―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


 ――暗夜王国・エルの教会――

トレバー「――そうですか…そんなことが」

ヨダカ「ん、もういいだろ?」シャカシャカ ←生クリーム作成中

ギレン「わくわく」ジィィッ

ミーズ「てかてか」ジィィッ

カイン「あまいにおい…」キラキラ

ヨダカ(めちゃくちゃ見られてる…)

アーケノ(何この光景…ヨダカが子どもに囲まれてる…)

テレサ(ほほえましいなあ…)

ヨダカ「…」スッ

 スタスタ
 ゾロゾロ…

ヨダカ(ついてくんのかよ…)

 ガタッ
 スッ…

ヨダカ「お、焼けた、焼けた…」

ギレン「わくわく!」キラキラ

ミーズ「しーっ」

カイン「…」キラキラ

トレバー「――乞食みたいにものをもらうのはダメだよ。大人しく座りな」

ギレン「えー?」

ミーズ「だってー」

トレバー「ダメ…」

カイン「ふぇぇぇ…」グスッ

アーケノ「…てか、あの材料どっから…?」ヒソ

テレサ「ヨダカ、フットワーク軽いから…知らない内にどっかから調達してきたんじゃない?」ヒソ

ギレン「ちょっとだけ!」

トレバー「ダメ」

ミーズ「どーしてもダメ…?」

トレバー「ダメ」

カイン「ふぇぇぇ…」

トレバー「…」

ヨダカ「……………………………………いいよっ、食えよ、できたら! だから何か…そういうやり取りやめろ!」

ギレン「やったー!!」

ミーズ「ケーキっ、ケーキっ♪」

カイン「ケーキー!」

 ワイワイ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ケーキを食べたとこで、もう行きますよ
 4~6 エルに会ったら、って伝言をお願いされた
 7~9 何かの役に立てば…って最後の聖水をもらったよ


ヨダカ(もっとでっかいの作れば良かった…)

トレバー「…申し訳ありませんでした、分けてくださって」

ヨダカ「いいっつの…」

ギレン「ありがと、にーちゃん!」

ミーズ「およめさんになってあげようか…?」モジモジ

カイン「ありがとうございました」

ヨダカ「…」プイッ

アーケノ「…んじゃ、行くか」

テレサ「そうだね。確か、北西と南西…の方から闇は来たんだっけ」

トレバー「ええ、そうです」

アーケノ「どっちから行くか…」


 【安価下1】
 1 北西?
 2 南西?
 3 他にまだ闇に飲まれてないとこないのかね? ちょっとヨダカ見てきてよ


 ――暗夜王国・闇の中・街道――

アーケノ「北西って…こっち?」

テレサ「多分ね」

ヨダカ「じゃねえの?」

 スタスタ

アーケノ「ならいいけど…」

テレサ「にしても、ヨダカのケーキおいしかったね」

ヨダカ「お前らまで食うから、取り分減ったんだぞ…」ジトッ

アーケノ「はあ?」

ヨダカ「…」ムスッ

テレサ「ま、まあまあ…皆で食べた方がおいしくなるし」

ヨダカ「俺が作ってるんだからうまいのは当然なんだよ」

アーケノ「すっげえ自信…」


 【安価下1】
 1 デルザー大陸での旅についてヨダカから聞く
 2 同行してきたのは、元お仲間を心配してのこと?ってたずねる
 3 コミュる
   ※相手も併記やで


ヨダカ「…お前らちょっとそのまま歩いてろ」

アーケノ「どこ行くんだよ?」

ヨダカ「食い足りないから、材料調達してくるだけ…!」フワッ

テレサ「…うわあ」

アーケノ「…自由…」

テレサ「だね…」


 ↓1~3
 テレサとのコミュ内容やで~

>>598をテレサが承諾

ちょっとだけよ


王子「>>600は残念ながら、無効ですね」

王子「アーケノの行動しか選択できませんので」

王子「あと、やたら緊縛したいみたいだけど…何、アーケノがそういうフェチに目覚めた方向に持ってきたいの?」

王子「そういうキャラづけしたいの? 変態キャラになってっちゃうけどいいの? いいの?」

王子「それと、>>600が無効だから、もひとつ、コミュ内容ぶっ込んでもいいよ」

王子「では、書いてきますので」


アーケノ「……テレサって、甘いもの好き?」

テレサ「ん? うん、好きだよ?」

アーケノ「…ふうん」

テレサ「どうして?」

アーケノ「……じゃあ、縛られるの好き?」

テレサ「は?」

アーケノ「…………ちょっとだけ、ちょっとでいいから」ジャラッ

テレサ「やだ」

アーケノ「先っちょだけ」

テレサ「先っちょって何!?」

アーケノ「………指とか?」

テレサ「そんなの縛って嬉しい…?」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「【安価下1】」

 1 ………………それは、オーケーってことでいいの?
 2 まあまあ
 3 ちょっとおどけただけだろ、ガチの反応するなよ…


アーケノ「ちょっとおどけただけだろ、ガチの反応するなよ…」

テレサ「…一瞬、本気かと思ったんだけど…」

アーケノ「だってゼドファが、何か…色々教えてくれちゃったから」

テレサ「色々?」

アーケノ「縛り方」

テレサ「…」

アーケノ「…ちょっと興味わくだろ」

テレサ「わかないよ…」

アーケノ「いや、意外と、ほんとに興味そそるんだって」

テレサ「ええー…?」

アーケノ「高手小手縛りとか、片手小手縛りとか、海老責めとか、逆海老とか、座禅縛りとか、そういう…」

テレサ「え、何それ…縛り方の名前?」

アーケノ「そうそう。色々あるんだよ」

テレサ「へえー…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 色々と縛り方について話した結果、ゼドファ変態説が浮上して終わった
 4~6 色々と語りあって、無益な時間過ごしたなあ…って2人でなった
 7~9 教えるだけ教えて満足した。以降、もう緊縛関連はNGですよ!


アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「………何かさ」

テレサ「…うん」

アーケノ「…無性に、むなしい」

テレサ「そりゃあね…何の役にも立たないことをずっと喋っててもね…」

テレサ「後には何も残らないよ」

アーケノ「…」

テレサ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あっるぇぇ~?
 4~6 一段と闇が濃い場所へ到着したよ。発生源…かな?
 7~9 おや、闇を抜けちゃった…?


 ストッ…

ヨダカ「いたいた」

アーケノ「戻ってきた」

テレサ「おかえりー」

ヨダカ「ん」

アーケノ「何かありそうだったか? 上から見て」

ヨダカ「別になーんも…。闇でよく見えねえし、晴れてるとこもなさげだし」

テレサ「発生源って、どこなんだろうね…」

 ガササッ…

アーケノ「っ…?」

ヨダカ「…」スッ

テレサ「どしたの?」

アーケノ「……風、吹いた?」

ヨダカ「吹いてない…。何か、いるな…」

テレサ「何か、って…闇の中、なのに?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何かがいそうな感じはするのに、何もない…何かやな感じ…
 4~6 何かが逃げた! とりあえず追うか、ってなって走ってたら…洞窟?
 7~9 あっ、何か頭がおかしそうな…ちょっと既視感ある感じの…


ヨダカ「…」ジッ

アーケノ「…出て、こいよっ!」

 ジャラララッ
 ガサァッ
 ヒュオンッ…

アーケノ「…手応えが、ない…?」

テレサ「え?」

ヨダカ「…風刃」

 ヒュバァァッ
 バサァァッ…

ヨダカ「……薮の中には、何もないな」

アーケノ「…逃げられた?」

ヨダカ「…かも」

テレサ「何かが、いるってことは確かなんだよね…?」

ヨダカ「…あんま油断するなよ」

 ・
 ・
 ・

アーケノ(………焦れったいな…)

アーケノ(何か、いそうな感じはするのに、全然見つからねえし…)

アーケノ(でも、燃やしても鎖で探っても出てきやしねえし…)

テレサ「…」

ヨダカ「…」

アーケノ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 そのまま闇の発生源と思しき、風鳴りの街へ到着した
 4~6 そして夜になった…
 7~9 闇に飲まれてない、丘陵の街へついた


 ――暗夜王国・闇の中・風鳴りの街――

 ヒュォォォォォ…

アーケノ「何か、すっごいとこだな…」

ヨダカ「やたら風が吹くし…」

テレサ「闇のせいで暗いけど、晴れたら景色がいいのかな?」

ヨダカ「さあ? 来たことねえし」

アーケノ「でも闇が濃いし…どっかに闇の発生源があるかも」

テレサ「うん、そうだね」

ヨダカ「……まだ、得体の知れない何かがつきまとってるから気を抜くなよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 石舞台のようなものがあって、そこに立ってみたら…
 4~6 闇が漏れ出てきている場所を発見した
 7~9 あれれ、って


アーケノ「何だろ、これ?」

テレサ「んー…舞台?」

ヨダカ「へー。…よっと」

 グッ

アーケノ「おーれもっ」

 タンッ

テレサ「あ、もう2人とも…こういうとこって、あんまり入っちゃいけないようなとこなのに…」ヨジヨジ

 ジャララッ
 ガシッ
 グイッ

テレサ「うわっ…と、ありがと」

アーケノ「………見通し、悪っ」

ヨダカ「闇が濃いからな」

 ズズ…

アーケノ「…ん?」

ヨダカ「…何だ?」

 ズズズッ…

テレサ「ゆ、揺れてる…?」

 ドゴォォォォォォォォンッ

アーケノ「う、おおっ…!?」

 ジャラララッ
 ガツンッ…
 プランッ

ヨダカ「いきなり床が壊れた…!?」フワッ

テレサ「ちょっ…2人とも…!?」

アーケノ「あ、っと」

 ジャラララッ
 ガシッ

テレサ「ふぅーっ…」

ヨダカ「どうして急に――」

 ヒュォォッ

アーケノ「!?」

?「落ちろ。――極大・重力魔法」

 ズズズズッ
 ズドォォォォォォォォォォッ

アーケノ「やべ、鎖が、抜けっ…!」

テレサ「落ちるぅぅうううううう―――――――――――!!」

ヨダカ「くっそ、飛んでられなっ――」

 ズドォォォォォォォンッ…

?「…」



 【安価下1】
 さて、また敵でごぜーますよ
 お名前+性別でやんすよ

 【採用安価のコンマ判定】
 1~9の内、2と4と9がハズレです


王子「ヌッヘッホとか、グッグックとか…ごめんな感じですので、ごめんなさい」

―――――

 ――暗夜王国・風鳴りの地下神殿――

アーケノ「痛ってぇぇぇ…」

テレサ「い、生きてる…生きてた…良かったぁ…」

ヨダカ「叩きつける前に、風起こしてやったんだよ。感謝しろ」

アーケノ「もっと痛くないようにしろよ…」

テレサ「いやいや、充分でしょ…」

テレサ「……でも、ここって…何だろ?」

アーケノ「ん…?」キョロキョロ

ヨダカ「暗くてよく分かんねえな…」

アーケノ「確か、アテムにもらったものの中に…」ゴソゴソ

アーケノ「あった、松明」

 シュボォォッ

テレサ「……ダンジョン…?」

アーケノ「古臭い神殿…って感じか?」

ヨダカ「ふーん…。上は、塞がれたな…。あそこからは出られないか」

アーケノ「出口あんのか…?」

テレサ「どうなんだろうね…」

ヨダカ「とにかく、行くか」

 ・
 ・
 ・

アーケノ「お、広いとこに出た…」

テレサ「でも出口とは違うみたいだね…」

ヨダカ「ん? おい、奥照らせ」

アーケノ「奥?」

ヨダカ「!」

 タタタッ

テレサ「あっ、ヨダカどしたの?」

ヨダカ「これっ……」チャキッ

アーケノ「何それ……って、銃?」

ヨダカ(モニカのだ…。どうして、こんなとこに…?)

ヨダカ(……そう言えば、モニカってあいつらの………?)


 ヨダカは 血塗れのマスケット銃 を手に入れた!! ▽


 【直下 コンマ判定】
 1~3 地下だから、ここには闇が入り込んではいなかったようです。…が、ボスっぽい魔物がいました
 4~6 地上を目指してまた神殿内を探索です
 7~9 地上を目指してたら、運がよろしいことに闇の発生源になってるものを発見しました


ヨダカ(モニカの銃があって、ここに闇の発生源もあって…)

ヨダカ(間違いなくあいつらが関与してるけど…何で、モニカの銃がここに…?)

アーケノ「…」チラ

テレサ「…」チラ

ヨダカ「…」

アーケノ「…あれ見っけてから、ヨダカが何か考え込んでるよな?」ヒソ

テレサ「うん。どうしたんだろね」ヒソ

ヨダカ(………モニカ…)


 【安価下1】
 1 そっとしとこう
 2 たずねちゃう
 3 そう言えば、叩き落としたヤツって何だったんだろ、って


アーケノ「…ヨダカ」

ヨダカ「……ん?」

アーケノ「それ、見つけてから急に黙り込んでどしたんだよ?」

テレサ「何か大切なものなの?」

ヨダカ「…」

アーケノ「…おいって」

ヨダカ「…」

テレサ「ヨダカ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 信頼度が足りぬようです
 4~6 ほんのちょっぴりしか教えてくれなかった
 7~9 教えてくれたよ


 【0】

ヨダカ「……これは、知り合いが持ってたんだよ」

テレサ「知り合い?」

アーケノ「それが何で、ここにあんだよ?」

ヨダカ「知るか」

ヨダカ「でも…あいつらの仲間だった」

テレサ「それって、闇を拡散してる…?」

ヨダカ「そう」

ヨダカ「……でも、俺が1年前に…手にかけた」

ヨダカ「何があったかなんて知らないけど、この国を異常に憎んでた」

ヨダカ「…この国の人間全部と、それに与する全てを憎悪して、見てらんなかった…からやった」

テレサ「…」

アーケノ「なのに、どうして大事そうに、そんなの持ってるんだよ」

ヨダカ「………………友達だったんだよ」

テレサ「友達を…止めたかったの?」

ヨダカ「…」

テレサ「…」

アーケノ「だったら、別に殺すまでしなくても…」

ヨダカ「…もう、終わってることなんだから黙ってろ」


ザブロスト「――再会したいか?」


ヨダカ「!」

アーケノ「っ…お前!」

テレサ「さっきの…!」

ザブロスト「…それをここへ安置していたのは、薄れていた憎悪へ再び染めるためだ」

ヨダカ「何だと…?」

ザブロスト「闇とは、地に染み込んだ人々の絶望の叫び、怨嗟、憎しみ」

ザブロスト「あの方によって蘇生されたモニカという女は、その銃がある限り、復活を遂げることができる」

ヨダカ「!」

アーケノ「復活…?」

ザブロスト「情念が消えぬ限り、そして依り代が破壊されぬ限り、あの方は無限の命を授けてくださる…!」

ザブロスト「だが、何故、小娘ごときにそれほどの寵愛を与えているのかは理解できん」

ザブロスト「この俺の方が、遥かにあの方に忠実であると言うのに…!!」

ヨダカ「復活…モニカに、また…」

ザブロスト「ああ…そうだ、あの方への忠誠心を示すために、そして、モニカという小娘が寵愛を受けることへの抗議として…」

ザブロスト「試しに復活をさせてみるか?」

テレサ「そんな…命を何だと思って――」

ヨダカ「やれよ」

テレサ「!」

アーケノ「ヨダカ…?」

 【直下 コンマ判定】
 偶数 モニカ、復活!
 奇数 モニカ…復活…
 ※0は偶数扱いよ


ザブロスト「ほう…?」

ヨダカ「…やれ」

アーケノ「はあ? なあ、敵の仲間なんだろ、なら――」

ヨダカ「いいから、モニカを復活させてみろ!!」

テレサ「っ…ヨダカ…」

ザブロスト「……手にかけておいて、また、蘇らせろと言うのか」

ザブロスト「いいだろう。望み通りに、俺が蘇らせてやる」

 ズズズッ…

血塗れのマスケット銃『…』フワッ

ヨダカ「っ…」

ザブロスト「憎悪に塗れた哀れな女を蘇らせたいとは、随分とお前は非情な小僧だな!!」

 ブワァァァァァッ

アーケノ「っ…何だ、周囲の闇が――」

テレサ「ほ、本当に…人が蘇るなんてことっ…?」

 ズォォォォォォッ…
 バシュンッ


モニカ「…っ…ここ、は――」


ヨダカ「…モニカ」

モニカ「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 憎悪マーックス!!
 4~6 vsモニカ&ザブロスト
 7~9 モニカの様子が…


ヨダカ「モニカ、俺っ…お前のことほんとは――」

 チャキッ

モニカ「よくも…」

ヨダカ「…モニカ…?」

アーケノ「…え、おい…」

モニカ「よくも、裏切ってくれたね、ヨダカ」

ヨダカ「違う…! 裏切ったんじゃない!」

ザブロスト「…おい、モニカよ」

モニカ「………誰」

ザブロスト「仲間だ。お前を蘇生したのは、この俺だ」

モニカ「…あっそ。で?」

ザブロスト「この3人は敵対者だ。地上を覆い尽くそうとする闇を晴らそうともがいている」

ザブロスト「そして、ここは暗夜王国だ」

モニカ「ふうん…」

テレサ「…」

ヨダカ「モニカ、もうやめろ。…お前は、俺と一緒に甘いの作ってるだけで――」

モニカ「ふざけないでよ。ヨダカなんて、きらい」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカたんつおーい
 4~6 ヨダカは精神値高くないからねー
 7~9 決裂っすよー


 【0】

ヨダカ「嫌いって何だよ!?」

モニカ「そのままの、意味…!」ダンッ

 モニカがマスケット銃を構え、地を蹴った。
 軽やかに駆けてヨダカへと迫り、マスケット銃を振るうと銃身は剛直な刃へと変じる。

 ヒュォッ

モニカ「ヨダカに何が分かるの!?」

モニカ「わたしはっ――生きてるだけで苦しいの!!」

 ブォォンッ
 ヒュォッ

 モニカがマスケット銃を振るう度、その銃身は形を変えた。
 剛直な刃から、トゲつきの棍棒へ、トゲつきの棍棒から鋭い槍へ、その度にリーチは変わり、ヨダカを翻弄しながら攻め立てる。

ザブロスト「だから言ったのだ、愚か者め!!」

ザブロスト「何度蘇ろうとも、依り代そのものが憎悪に汚染されている以上、永遠に魂は憎しみへ囚われる!!」

ザブロスト「甘い考えで蘇らせるとは愚の骨頂!! そのまま死んでしまうといい!」

 ザシュゥゥゥッ

 とうとう、モニカが掠める程度だがヨダカを捕えた。
 激しく体を回転させながらモニカがマスケット銃を振り切ると、グンと伸びた刀身がヨダカの上げた右腕へ叩きつける。

 ズッドォッ

ヨダカ「っ――」

モニカ「わたしがいつ、ヨダカに助けてなんて言ったの!?」

モニカ「余計な邪魔して勝手に殺しておいて、何が、もうやめろなの!?」

モニカ「ヨダカはそんなことしないって信じてたのに! どうして、そんな偽善ぶったことをしたの!!?」

 ズブゥゥッ
 グシャアアアッ

 ヨダカの右腕――骨まで到達していた刃が再び形を変えて、かぎ爪となって深く肉へ食い込んだ。
 そのままモニカがマスケット銃を担ぐようにして振り下ろし、ヨダカが地面へと背中から叩きつけられる。

 チャキッ

ヨダカ「っ…」

 体を起こそうとしたヨダカの鼻先へ、刃の先端が突きつけられる。

モニカ「…きらい」

モニカ「ヨダカなんて、きらい」

モニカ「うざい、ムカつく、憎い、憎い、憎い――!」

モニカ「わたしがわたしでいるためには、ああしないといけなかったのに!!」

ヨダカ「…」

 見上げる形でモニカを見つめたまま、ヨダカはそっと手を上げた。
 その手を払うようにしてモニカが刃で弾こうとしたが、逆にそれを強く握って掴まれる。

 グシュッ…

 握り締めた刃がヨダカの手から血を流させる。
 それでも尚、両者はじっと睨み合ったままだった。

ヨダカ「…………それでも」

モニカ「…」

ヨダカ「俺は、お前のこと好きだ」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 救われてよ…
 奇数 先延ばし
 ※0は偶数扱いよ


モニカ「っ――ふざけないでぇ!!」

 剣を振り上げ、モニカが叫んだ。
 感情のままに剣が振り下ろされるが、その前にヨダカは中指がちぎれかかった手をモニカへ向ける。

ヨダカ「風縛!」

 ビュォォォォッ
 グググッ…

 まとわりつく風がモニカの身体を拘束する。
 同時にヨダカは飛び起きて、剣を振り上げた姿勢のモニカへと飛びついた。

モニカ「っ――」

 叫ぼうとしたモニカの口が、塞がれる。
 頭を抱え込むように寄せながら、ヨダカは彼女の口を自分の唇で塞いでいた。

アーケノ「!」

テレサ「っ…」

ザブロスト「ムダなことを――大・土槍魔法!!」

 ズドォォォォォォォッ

 2人を引き離すように、地面から巨大な土の棘がせり上がった。
 モニカがヨダカを突き飛ばし、両者の間に土の棘が立ちはだかる。

モニカ「……何で…何が、何が好きなの」

モニカ「状況分かってる? 殺されようとしてて、それでどうして――!」

ヨダカ「お前が苦しんでても、泣いてようが、喚いてようが、俺がそばにいてやる!」

ヨダカ「でもってうまいお菓子作って食わしてやる! どんな仏頂面してようが、そうしてお前に笑顔をくれてやる!」

ヨダカ「忘れちまえ、昔のことなんか! 俺だけ見てろ!!」

モニカ「っ――ねえ、そこの! 行こ、もうヤダ…顔も見たくない…!」ギリッ

ザブロスト「…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おや、仲間割れでござんすか?
 4~6 逃げられた…
 7~9 モニカだけ離脱された


王子「あっ、判定表間違った…けどいっか。ごめん。あとほんとにアーケノ嫌いじゃないよ」

―――――

ザブロスト「――はぁぁ?」

モニカ「何…?」

ザブロスト「どうしてこの俺が、お前なんかの言うことを聞かなければならない」

モニカ「…は?」

ヨダカ「モニカ…!」

アーケノ(何だ…仲間割れ…?)

ザブロスト「お前を復活させたのはひとえに、お前よりも俺の方があの方には忠実で有能だと示すためだけだ」

ザブロスト「復活しておいて、何の手土産や報告もなしに戻ろうというつもりか?」

ザブロスト「それであの方の寵愛を受けるなど片腹痛いわ! ロマンスごっこにでもつきあって、死んでしまうがいい!」

ザブロスト「極大・重力魔法!!」

 ズズッ
 ズドォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「うっぐ…!」

テレサ「っ…!」

ヨダカ「こい、つっ…!」

モニカ「………あっそ」ググッ

ザブロスト「っ…何故、立っていられる…!?」

モニカ「三下風情が、えらぶらないでくれる?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカvsザブロストで神殿がががが
 4~6 モニカがザブロストを屈服させて、逃げちゃった
 7~9 モニカさんつよーい…ザブロストをやっつけて行っちゃったよ


ザブロスト「っ――大・爆裂魔法!!」

 カッ 
 ドッゴォォォォォォォォォォォッ

 ブンッ…

モニカ「バカじゃないの!?」ダンッ

ザブロスト「っ…!」

モニカ「重力発動をしてたままなら、抑えていられたのに逸って別の魔法を使って…!」

 ブォォォンッ
 ズバァァァァァッ

ザブロスト「っ…大・土壁魔法!」

 ズドォォォォォォォォォォッ

モニカ「それで防ごうっての? ますますバカじゃない――」ブンッ

 斬りつけられたザブロストが、モニカとの間に開いた僅かな隙間へ、巨大な土の壁を出す。
 だが、モニカは無造作にマスケット銃を振るった。マスケット銃は即座に巨大な質量のハンマーとなり、土壁を豪快に破壊する。

 ドゴォォォォォォォォォンッ

ザブロスト「何、だと――こんな、こんな小娘如きが俺を…!」

 ズザァァッ

 ザブロストへと降りそそぐ土塊の中へモニカはさらに踏み込んだ。
 マスケット銃が幅広の剣となって、振り上げられる。ザブロストの脇腹から、反対側の脇下までが切り裂かれた。

 ズバァァァァァァッ
 グシャアアアアアッ

モニカ「いいよ、じゃあ…ひとりで帰るから」

 ブンッ
 ピシャッ…

 刃についた血を払い飛ばし、マスケット銃は元の姿になる。

ヨダカ「待て、モニカ…!」

モニカ「うるさい、なあ…!!」

 ズズズッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォンッ

 モニカの苛立ちの声とともに、神殿が揺れた。
 かと思うと装飾の施された壁がぶち破られて土がうねり出してくる。

アーケノ「何だ、これ…!?」

テレサ「土を…操ってるの…?」

ヨダカ「俺の目え見て、ちゃんと言え! お前、本当にそのままでいいのかよ!?」

 ドゴォォォォォォォンッ

 ヨダカが伸ばした手は、上から落下してきた岩によって阻まれた。
 神殿内の崩落が始まる。柱という柱が壊れ、天井からは落石が降る。

 舞い上がった土煙はたちまち神殿内を覆い尽くし、モニカの姿はどこかへと消え去っていった。



アーケノ「――収まった…」

テレサ「落っことされたり、上から岩が落ちてきたり…何か、散々な日だね…」

アーケノ「…神殿も、ぐっちゃぐちゃだな…。ただでさえ、道に迷ってたのに」

テレサ「…だね…」

アーケノ「…」チラッ

テレサ「…」チラッ

ヨダカ「…」

アーケノ(……でも、多分1番…ショック受けてんのはヨダカだよな…)


 【安価下1】
 1 とにかく、外へ出よう
 2 何か声かけて励ました方がいいのか…?
 3 あのモニカって女に惚れてるの?ってストレートに


アーケノ「………とにかく、外出ようぜ」

テレサ「……あ、うん。…ヨダカ、行こ」

ヨダカ「………ああ」

アーケノ「…」

 スタスタ…

アーケノ(ひっでえな…)

アーケノ(潰されなかったのがかなり運が良かった…)

 ジャラララッ
 ガシッ
 グンッ
 シュタッ

アーケノ「…お」

テレサ「何か見えた?」

アーケノ「…派手に崩れたから、地上にまで穴空いてる。あそこから出られると思う」

テレサ「ほんと? やった」

アーケノ「生き埋めじゃなくて良かった…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ヨダカ離脱のお知らせ…
 4~9 ザブロストも死んだので、特に障害もなく闇の要を破壊できたよ


 バリィィィィンッ…

 ズズズッ…

アーケノ「……闇が晴れてく」

テレサ「さんざんだったけど、あれからは何もなくて良かったね」

アーケノ「だな」

ヨダカ「………はぁぁ…」

アーケノ「…」

テレサ「ヨダカ…だいじょぶ?」

ヨダカ「ん…」

アーケノ「…」

ヨダカ「俺はいいから…どうするか決めろよ」


 【安価下1】
 1 本当にいいの?って
 2 トレバーに教わった、もう一方の闇の発生源へ向かおう
 3 とりあえず、宿で休もう


 ――暗夜王国・街道――

テレサ「やっぱり、晴れると気持ちがいいね。空は赤いけど」

アーケノ「闇の中と違って見通しもいいしな」

 スタスタ

テレサ「どこまで晴れてるかは分からないけど」

アーケノ「魔物とかも出るしな…」

テレサ「そう言えばそうなんだよね…」

ヨダカ「…」

 スタスタ

アーケノ「…」

テレサ「…」

ヨダカ「…」

 スタスタ

アーケノ(ヨダカって、意外と静かだと逆に気になるな…)

 ガタガタ…

アーケノ「ん? 向こうから何か…」

テレサ「キャラバン…?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔物に襲われたそうで…
 4~6 お買い物できるよ
 7~9 おおう、商品になってやがったか…
     7 姐御像
     8 インガ像
     9 スピカ像
  0  ライド像


 ガタガタッ…

テレサ「にしては…何か早いよ!?」

アーケノ「何だっ…?」

*「おおい、危ないぞ、キミらも逃げろ!」

テレサ「何で? 何かあったの!?」

*「魔物が後ろから追いかけてきてるんだ!!」

アーケノ「魔物っ?」

テレサ「大変…助けなきゃ!」ダッ

*「あ、ちょっと…! 危ないぞ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれれー? 分裂して増えるぞー?
 4~6 けっこう大きめの群れっぽいな
 7~9 あっさり退治できたら、お礼にって


 ピョンピョンピョンッ

アーケノ「何だ…? あんま見かけない魔物だな」

テレサ「ぷにぷにしてそう…」

ヨダカ「スライムか…」

アーケノ「スライム? まあいいや、強そうじゃないし!」

 ジャララララッ
 バシィィィンッ
 ドゴォォォォォンッ

アーケノ「弱い…!」

 ウゾウゾ…

テレサ「あれっ…でも何か、飛び散ったのが動いてる」

ヨダカ「あいつら、ちぎれたりするとその分だけ分裂して増殖すんだよ…」

アーケノ「」

テレサ「え…」


 【安価下1】
 1 じゃあ、焼く!
 2 じゃあどうすりゃいいの?
 3 かまうものか!!


アーケノ「物理がダメなら、魔法だ!」

アーケノ「極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 グジャァァァ…

テレサ「あ、溶けてる!」

ヨダカ「溶かしきらないとまた分裂するぞ!」

アーケノ「溶かしきるのかよ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 数が多くて一気に殲滅できず、炎を免れたのが襲ってくるからってテレサとヨダカが追い払うと分裂…これどないしよ
 4~6 ヨダカのフォローでどうにか
 7~9 火力を上げたぜぃ、いけたぜぃ


 ピョンピョンピョンッ

テレサ「まだ、奥に無事なのがいるよ!」

ヨダカ「あいつら、炎を避けてこっち来るぞ…!」

アーケノ「だぁあああああっ! まどろっこしい!」

アーケノ「だったら、ガンガン、火力上げりゃあいいんだろ!」

アーケノ「もっぱつだ――極大・劫火魔法!!」

 シュゴォォォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 プスプス…
 シュゥゥゥゥ…

アーケノ「ふぅっ…どうにかなった」

テレサ「良かったー、アーケノいて…」

ヨダカ「…何でスライムなんかが地上に…」

 ガタガタ…

*「おおっ…キミ達、ありがとう!」

*「闇に飲まれて…かと思ったら、また晴れて、何かと思ってたら魔物に襲われちゃってね」

アーケノ「!」

*「ああっと…食料は全て、何でか全てダメになってたんだが、お礼に何か好きなものを持っていってくれ」

*「とは言っても、本当に大したものはないんだがね…」


 【直下 コンマ判定】
 1・2・4・9 何かもらえるってさ
 3・5・7・8 像発見


アーケノ「何でもいいの?」

*「んー…まあ、扱ってる品なら、何でも」

*「だけど、こっちも商売があるからひとつくらいにしてくれ」

テレサ「さすがにそんなにたくさんもらおうなんて思ってないよ」

ヨダカ「ひとりひとつ?」

*「……え」

アーケノ「え、3人でひとつ?」

テレサ「ちょっ、2人とも…困ってるでしょ」

*「………い、いやっ、こっちは助けてもらった身だ、ひとり、ひとつ…ってことにしよう」

アーケノ「っし」

テレサ「ごめんなさい…ありがとうございます」


 【安価下1】
 1 世界樹の酒:ものすごく貴重な品。何かに役立つ?
 2 癒しの香草:焚くとリラックス効果のある香りを出してくれる
 3 その他、どんなん欲しいねん?
   ※ないものはないから、そういうのは下にズラしちゃうよ



男(アーケノ)と女(テレサ)の身体の一部と適当な何かを入れることで二人のペットモンスターを産み出せる

この流れで1


王子「…申し訳ない、ですが」

王子「>>679-681はいずれも、NGですよ」

王子「……効果を書いてもらったり、名称だけでこっちに効果はある程度丸投げー、ってやってもらっといて申し訳ないけど」

王子「NG理由は…んー…凝りすぎ、と言うか…まあ、些細なやーつなら、いいんだけど…ね?」

王子「うん…。引き続きおなしゃす」


王子「入れ違いになっちゃってたみたいだね、>>682を採用です」

―――――

アーケノ「…何この瓶」スッ

*「!!?」

アーケノ「ん?」

*「……あ、あー…それは、あー…せ、世界樹の酒、と言ってね」

ヨダカ「世界樹…」

*「世界樹というものが、地上のどこかにあるらしいんだ」

*「何でも、その葉っぱはすごい力を秘めてるらしくて、そのお酒を飲むと…こう、何かがあるらしい」

*「はっきりとはしないんだけど、かなり高価な品で…ほら、キミはまだ未成年――」

アーケノ「じゃあこれもらう」

*「……………………………………………どうぞ…」

ヨダカ「俺、このブーメランもらうぞ」スッ

*「どうぞ…」

アーケノ「ブーメラン?」

ヨダカ「俺が使ってたの、なかったんだよ…。素手じゃめんどくせえし」

テレサ「え、っと…じゃ、じゃあ…わたし、この綺麗なの、もらってもいいですか?」

*「どうぞ」

*(そんな綺麗なだけで価値のない石っころをわざわざ選んでくれるだなんて…)ホロリ


 アーケノは 世界樹の酒 を手に入れた!! ▽


 【直下 コンマ判定】
 1~3 キャラバンと別れてからけっこう経って、よーやく、次に着いたけど…闇を払われるのが嫌なようで
 4~6 よーやく、次の闇の発生源に到着したよ
 7~9 闇に飲まれてない丘陵の街へ着いたよ


 ――暗夜王国・闇の中・吹き溜まりの村――

アーケノ「………何だ、ここ?」

テレサ「…何だか、石になってる人達が…いちいち、ちょっと…アウトローっぽい、感じが…」

ヨダカ「身なりからしても…そういうのが集まってるような場所なんだろ」

アーケノ「…ふーん…」

テレサ「じゃあ、ブツを探そっか」

アーケノ「そうだな」

ヨダカ「…ゴミゴミしてる村だな…。とっ散らかってるっつーか…」

ヨダカ「探すの、めんどくさそう…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おおふ…闇の要を壊されないための措置で、その物品を魔物に埋め込んでるようですよ…倒さなきゃ壊せない!
 4~6 また出てきたよ…敵が
 7~9 闇の要を見つけたぞー! ってなってたんだけど…なあ…
  0  ぎゃーす…また、シリウス…


 【0】

アーケノ「探すか…」

テレサ「これさあ…闇払って、いきなり…ここの人達に囲まれて襲われちゃったり…しない?」

ヨダカ「なったらぶちのめすだけだろ」

アーケノ「…逃げればいいし」

テレサ「……否定、できないんだよね…」

 ビュォォォォォォッ…

ヨダカ「っ…」

 スッ…
 バサァァァッ…

アーケノ「風――って…!?」

パルミラ「ほんっとに、しぶといわね…」

ヨダカ「お前――!」

テレサ「あ、えっ…あ、ね、ねえ…また、あの…砂漠での、あの…魔物…!」

シリウス「ゴォォォォォ…」バサァッ

パルミラ「また逃げてもいいわよ? 追いやしないけど、コイツは置いてくから」

アーケノ「…っ」

ヨダカ(やべえかもな…)

テレサ「う…ど、どうする…?」

アーケノ「どうする、ったって…退けねえよ…」

パルミラ「あら、じゃあやるってこと? いいわよ、思う存分、自殺なさいな」

パルミラ「――やりなさい」

 バサァァァッ
 ブワァァァァァァッ

シリウス「ゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ――――――――――ー――――――――――――――ッ!!」


 【安価下1】
 1 鎖を張ってシリウスを突っ込ませる。自分の突進力でもがいちまえ!
 2 回避に専念
 3 シリウスを相手どるのと、闇の要を探して壊すのに分かれよう
   A シリウスの足止め
   B 闇の要破壊
   ※3を選択時は、AとBにそれぞれ、アーケノ・スピカ・ヨダカの3名を割り振ってください


シリウス「ゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――ッ!!」

 ヒュォォッ
 ドゴォォォォォォォォォッ

 シリウスが翼をはばたかせると、猛烈なスピードで突撃をしてきた。
 目で追いきれぬほどの速度。通過することだけが分かり、直後に風圧と駆け抜けた衝撃波に襲われる。

ヨダカ「っぐ…!」

アーケノ「敵いっこねえよ、やっぱ…!」

テレサ「直撃じゃないのに、こんな…!?」

ヨダカ「っ――お前ら、俺が食い止めてるから、その間に闇の要ってのをぶっ壊してこい!」

テレサ「ヨダカだけで抑えられるの!?」

ヨダカ「さっさと行け! おいシリウス、こっちに来い! 風刃!!」

 ヒュバァァァッ
 ギィィィンッ

 ヨダカが放った風の刃は、――しかし、シリウスには全く通じた様子はなかった。
 妖しく真っ赤に輝く双眸がヨダカを見据え、再び翼が撃ち降ろされる。

 バサッ
 ヒュバァァッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

テレサ「ヨダカっ…!」

アーケノ「っ…さっさと、壊しに行くぞ!」ダッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 パルミラが…
 4~6 はよう見つけないとヨダカがアカン…
 7~9 ヨダカがかなり粘っちゃいるけど、時間かけるとやっぱり危うい


<ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

<正気に戻れっつーの!!

<ビュォォォォォォォォォッ

<ブワァァァァアアアアアアアアッ

アーケノ(ヨダカでも、長くは保ちそうにないな)タタタッ

テレサ「探す…探すにしても、時間かかっちゃうよね」

アーケノ「手分けするぞ! でも、あっちのに巻き込まれないようにしろよ!」

テレサ「分かった!」

<ゴォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――ッ!



 【直下 コンマ判定】
 1~3 あ、言った傍からテレサが巻き込まれてる…アーケノだけで探すしかないっぽいな。大急ぎで
 4~6 やっべ、巻き込まれた…頼むで、テレサ
 7~9 うまくいったよぉー!!


 ブワァァッ…

アーケノ「っ――?」

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「う、おおおおっ…!?」

 ドサァッ
 ゴロゴロッ…

ヨダカ「お前、何巻き込まれてんだよ!?」

アーケノ「そっちが来たから――」

シリウス「ゴォォォォォ――――――――――――ッ!」バサァァッ

アーケノ「クッソ!」

 ジャララララッ
 ガシッ
 グンッ…

 ドゴォォォォォォォォンッ

アーケノ「あっぶね…」プラ-ン

シリウス「ゴォォォォォォオオオオオオオオオオオオオ――――――――――――――――――――――――――!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おーまいがっ…
 4~6 ひょぇぇぇぇ…
 7~9 テレサナイス…だけども
  0  シリウスをどうにか…


 ブワァァァァァァァッ

 シリウスの咆哮が、空気をビンと振動させた。
 それを追いかけるように地面が剥がれることで視覚化された衝撃がアーケノとヨダカへ襲いかかる。

 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「っ――」ドサァッ

ヨダカ「はぁっ…クッソ…」ググッ

シリウス「ゴォォォォ…」

アーケノ(やっべえ…どうにもなんねえ…これ)

アーケノ(クッソ…今ので、荷物まで、散らばっ……ん?)

世界樹の酒『…』ポゥゥゥゥ

アーケノ(なんでだ…もらった、酒が光ってる…?)


*『世界樹というものが、地上のどこかにあるらしいんだ』

*『何でも、その葉っぱはすごい力を秘めてるらしくて、そのお酒を飲むと…こう、何かがあるらしい』


アーケノ「世界樹…って、ヨダカ…知ってる…か?」

ヨダカ「こんな時に何だよ…?」

アーケノ「…何でか、あの酒が光ってるんだけど…何で?」

ヨダカ「知るかっ…世界樹なんて、ろくに――んっ…? そういや、世界樹って…そっか」

アーケノ「……ビンゴ?」

ヨダカ「…多分…世界樹の力ってのは地上を守るためのもんだ…」

ヨダカ「魔界と違って、瘴気に満たされてないのも…世界樹がろ過してるから…だとしたら」

アーケノ「その、力があるっていう、あの酒なら…」

ヨダカ「シリウスを…戻せるかも知れない」


 【安価下1】
 1 二人掛かりで、全力で動きを止めて世界樹の酒をぶっかけよう
 2 いや、瓶ごと口に突っ込んで飲ませてやっか?
 3 いやいや、1本しかないんだから確実にシリウスに使わなきゃいけないし…
   A 足止めはヨダカに任せて、アーケノが世界樹の酒をシリウスにぶっかけるなり、飲ませるなりしよう
   B 足止めはアーケノが買って出るから、ヨダカ、しっかり頼むぜ


アーケノ「…」パシッ

アーケノ「俺が、これを使う」

ヨダカ「…んじゃ、動きを止める…。しくじるなよ」グッ

アーケノ「そっちもな…!」グッ

シリウス「ゴォォォ…オオオオオオォォォォォォォォォォォ――――――――――――――――ッ!!」

 バサァァッ

ヨダカ「極大・竜巻魔法!!」

 ビュォォォォォォォォォォッ

 シリウスが羽撃くのと同時、ヨダカが魔法を放った。
 巻き起こった濃密な風の渦へシリウスは突撃し、出てきたところをヨダカが身を投げ打つように飛びかかる。

 ドゴォォォォッ

ヨダカ「俺ごとだ――風縛!」

 ビュォォォォォォォォォッ

 シリウスの翼を回した腕で抑え込み、同時に猛烈な風でヨダカが縛り上げる。
 だがシリウスは猛然とした暴力でもって、ヨダカを振りほどくなり、細い足を掴んで口を開いた。

 キュォォォォッ…

ヨダカ「おいっ、嘘だろ――何だよ、その口に溜めてるやつ…!?」

アーケノ「口開けてんなら、チャンスだ…! そのまま動かすなよ!」

ヨダカ「っ――しゃあねえな、ったく…!」

 ブォォンッ
 ガスゥゥゥッ

 口を開いたシリウスの前に、魔力が集束されていた。
 ヨダカが意を決して手に入れたばかりのブーメランをその口へと叩き込み、顎を外せとばかりに真下へと押し上げる。

シリウス「ゴォォォ、オオオオオオッ…!」

アーケノ「こいつを飲んで、元に戻れぇええええええっ…!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おろろろーん…
 4~9 飲ませたっ…!!


 キュポンッ…

 瓶のコルクを指で弾き飛ばし、アーケノがシリウスに飛びかかる。
 足を持ち上げられて逆さまの状態でも、ヨダカがどうにかこうにかブーメランでシリウスの口を開いていた。

 ガッ…

 僅かにシリウスの口へ瓶の口がぶつかる。
 だが、遠慮なく、思いきりそのままアーケノは喉の奥へ突っ込むかのように小瓶を押し入れた。

 トポトポトポッ…

アーケノ「入った…!」

ヨダカ「飲み込ませろ…!」

 バッ
 ズゴォンッ

 ブーメランをヨダカが外す。
 アーケノが素早く、シリウスの下顎へ掌底を叩き込んで強引に口を閉じさせた。

シリウス「オオ、オオォォォォォオオオオオオオオオオオ――――――――――――ー―――――――――ッ!!」

 バサァァッ
 ブワァァァァッ

 シリウスが翼を羽撃き、凄まじい衝撃とともに空へ飛び上がった。
 その拍子にアーケノとヨダカは強く地面へと弾き出され、シリウスを見上げる。

シリウス「オォォォォオオオオオオオオオオオオオオ―――――――――――――――――――――――――――――――――――ッ!!」

 パァァァァァァァッ…

ヨダカ「光った…」

アーケノ「成功した――?」

パルミラ「――あーあ、もったいない」

アーケノ「!」バッ

テレサ「うっ…ぐ…」バタバタ

パルミラ「で…このお嬢ちゃん、殺しちゃってもいいかしら?」ググッ

ヨダカ「てめえっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~5 ぐぬぬぬ…
 6~9 シリウスぅぅぅぅ!


パルミラ「動いたら、このまま絞め殺す」ググッ

テレサ「か…ふ――」

アーケノ「っ…!」

ヨダカ「このアマ…どうしろってんだよ…」

パルミラ「なんちゃって、順番に殺すだ――」

 ヒュォォォォッ

パルミラ「!?」

 ブンッ
 ドゴォォンッ

アーケノ「返せ――!」

 ジャララララッ
 ガシィッ

 突如として飛来した瓦礫に気づき、パルミラが片手でそれを撃ち落とした。
 すかさずアーケノが鎖を放ち、テレサの身体を絡め取って引き寄せる。

パルミラ「しまった…!」



シリウス「――よくも、手駒にしてくれたな」ザッ



パルミラ「っ…不利になっちゃったかしら…」ジリ

ヨダカ「お前…!」

シリウス「…すまない、迷惑をかけたらしい。だが、先にあの女を倒すぞ」

ヨダカ「…言われるまでもねえよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 またもや、置き土産で逃亡っすか、パルミラさん
 4~6 パルミラは逃げてった
 7~9 逃がすかぁぁぁっ!!


パルミラ「…仕方ないわね」

シリウス「色々と、聞き出させてもらうぞ…!」ダッ

ヨダカ「おらぁっ!」ブンッ

 シュルルルルッ

パルミラ「はいはい、また後でね――」

 ズズッ…
 ドゴォォォォォォォォンッ

魔物「グルルルル…!」

パルミラ「それじゃ」

 ビュォォォォォッ
 フワッ

アーケノ「逃がすかよ!」

 ジャララララッ

パルミラ「逃がしたくなきゃ、そのコを即効で倒すことね」

 ビュォォォォォッ
 ガラァンッ…

アーケノ(クッソ、風で鎖を吹き飛ばされた…!)

テレサ「けほっ…ごほっ…ごめん、アーケノ…」

アーケノ「いいって…別に、それよか、あの魔物だ!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 強いっすわー。しかもシリウスは虚勢張ってただけらしいし、アーケノもヨダカもテレサもダメージ負ってるし…
 4~6 4人がかりならイケる…よね?
 7~9 そらいけますよ、4人がかりなら


魔物「グルルル…ガァアアアアアア――――――ー――――――――ッ!!」ダンッ

シリウス「大・雷撃魔――ぐっ…」

ヨダカ「はあ!? おい…!」

 ドゴォォォォォォッ

シリウス「うっぐ…」ドサァッ

ヨダカ「ばっか…何、してんだよ…」ドサァッ

シリウス「…すまない…あの女を退かせるために…ムリをしていた…が、まともに戦うのはな…」

ヨダカ「おい…」

魔物「ガァアアアアアア!」

アーケノ「だからって、こっち来られても…!」

 ジャラララッ
 ガシィィィッ
 ブォォォンッ…

アーケノ「けっこう、ヤバいんだけど…!?」

 ザシュゥゥゥゥゥッ

テレサ「アーケノ――痛っ…う…」フラッ

アーケノ「はぁっ…はぁっ…」

魔物「グルルルル…」

ヨダカ「…意外と、やべえかも…」

シリウス「…すまないな、もう格好もつけられん…」

アーケノ「でも、やるしかないか…」

テレサ「そう…だね…」ズキズキ


 【安価下1】
 1 こういう時こそ、魔法ぶっぱだ!!
 2 こういう時こそ、連携だね!
 3 無茶をしてでも、時間をかけずに仕留める!


アーケノ「こういう時は…ゴリ押し!」

 ジャララララッ
 ガキィンッ…

魔物「ガァアアアアアッ!」

アーケノ「ぶっ潰れろぉぉおおおおおおお――――――――――――――――っ!!」

 ブォォォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォンッ

 アーケノが鎖を束ねて塊にし、その巨大なハンマーを振り下ろした。
 だが魔物は素早い身のこなしでそれを避けるなり、アーケノへと襲いかかっていく。

ヨダカ「こんの、獣風情がぁっ…!」

 ブンッ
 シュルルルルルッ
 グシャアアアアッ

魔物「ガァアアアアア!?」

 アーケノにその鋭い爪牙が襲いかかろうとしたが、ヨダカの放ったブーメランが片目へ突き刺さった。
 そのまま魔物はアーケノを圧し潰すかのように倒れかかっていくが、テレサが固く握り締めた剣を同時に繰り出す。

 ズブゥゥゥゥゥッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 苦しい一進一退
 4~6 イケるかぁ?
 7~9 テレサいけるやん


魔物「ガァアアアアア!!」

 ブォォォンッ

 暴れるように魔物はその場で体を回転させた。
 アーケノとテレサが弾き飛ばされて地面を転がり、ヨダカがブーメランを空中でキャッチして振り下ろす。

 ズバァァァァッ

ヨダカ「クッソ、こいつ…!」

アーケノ「動きをっ…止める!」

 ジャララララッ
 ガシィィィィッ

 アーケノが鎖を放ち、魔物の右前足を絡め取った。
 そのまま力ずくで引っ張って魔物の重心をずらし、転倒を狙う。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 しぶてー
 4~6 あっ、鎖が…
 7~9 仕留めたよ、やっと…


 ビィィィィンッ…
 グググッ…

アーケノ「今の、内だ…!」

テレサ「分かった…!」ダッ

魔物「グルルルル…!」ググッ

アーケノ「早く…抑えつけんのも、限界、がっ…!」

ヨダカ「風纏――」

 ビュォォォォォッ

テレサ「でぃやぁぁあああああ―――――――――――――――っ!」

ヨダカ「これで、死んどけぇえええええ―――――――――――――――っ!!」

魔物「ガァアアアアア!!」グググッ…

 プツンッ

アーケノ「うぇっ…!?」ドサァッ

 ズドォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォッ
 ブワァァァァァァッ

 テレサが魔物の首へと、深々と突き刺した。
 同時にヨダカが風を纏った拳を叩き込み、魔物の背がヘコみ、腹部から地面へと激しく叩きつけられる。

 ドゴォォォォンッ…

テレサ「はぁっ…はぁっ…」ズブッ

ヨダカ「仕留めた…」

アーケノ「………………………鎖が…千切れた…」

シリウス「…どうにか…なりはした…か……」



―――――

 本日はここまでです
 ありがとうございました


 ――暗夜王国・吹き溜まりの村――

シリウス「――なるほど、状況は分かった」

アーケノ「……何で、上着ないんだよ? サイズ合わなかったのか?」

シリウス「ポリシーだ」

テレサ「え…」

ヨダカ「…」

シリウス「闇を払うのに俺も協力しよう」

シリウス「恐らく、先ほどのようにこれをしていればヤツらは出しゃばって妨害をしてくる」

シリウス「またもや、はぐれてしまったリリの行方をヤツらが知っているかも知れない」

アーケノ「リリ?」

シリウス「………俺の連れの、少女だ。彼女は特別で、その力を悪用しようとする者もいた」

シリウス「だから、俺が保護をしたい」

テレサ「仲間が増えるっていいね」

アーケノ「…ん、まあ…いいけども…」

シリウス「だが、俺はあまり素手は得意ではなくてな。槍などの長物があればいいんだが…」

アーケノ「俺も、鎖切れちゃったし…どっかで調達だな」

ヨダカ「ここにゃ、何もねえからな…」

テレサ「しっ…暮らしてる人はいるんだから」

シリウス「…ジェシカかスピカでもいれば、何か便利なものを作ってくれそうなものだが…」

アーケノ「誰?」

ヨダカ「元仲間」

シリウス「…元、というのもどうだ?」

ヨダカ「だって今はどこにいるかも知らねえし…」

シリウス「ジュダルの居場所は、分かっているんだったな」

アーケノ「分かってるけど…闇が来る前から、彫像みたいになってたし…ただ、闇を払って戻るもんなの?」

シリウス「ふむ…。俺やヨダカは、石になる呪いにかけられていたわけではないからな…」

ヨダカ「呪いを解く方法ってのも探さねえとな…。お前らみたいに、別の呪いで予防とかって方法じゃなく」

テレサ「…あれば、良かったよねー…」

アーケノ「仕方ないだろ…」

シリウス「呪いをかける方法があるなら、解く方法もあるようには思えるが…」


 【安価下1】
 1 もっかい、ギャルコのとこ…? でも、解呪についてゼドファが触れてなかったってことは、望み薄なのかな…?
 2 王都デーモンに一旦戻る?
 3 石に変わってるならそれを見つけてからでもええんとちゃう?


アーケノ「呪いの解き方なんて、そうそう分からなそうなんだから…その元仲間を確保してからでいいんじゃねえの?」

シリウス「…それもそうかも知れんな」

テレサ「あと何人いるの?」

ヨダカ「俺とシリウス以外が呪いにかけられてるんなら…6人?」

シリウス「ああ」

アーケノ「その内の1人は石工の街、か」

テレサ「誰かの手に渡ってたりするのかな?」

アーケノ「……あるかも。けっこう、一目見ただけで、何かすげえって感じあったし」

シリウス「ならば、そういったものに心当たりがないか、人に出会ったら尋ねながら行くとしよう」

ヨダカ「で、行くってどっちに?」

アーケノ「…ええと」ガサッ ←地図広げた

シリウス「吹き溜まりの村は――ここだな」スッ

テレサ「あ、けっこう、暗夜王国の外れの方まで来てたんだ…」

ヨダカ「さらに西へ行ったら、旧バイス王国か」

シリウス「だが、あそこは魔族とガマーベの軍隊が居座っているからな…。できれば近づきたくはないところだ…」

アーケノ「闇のせいで身動き取れなくなってんじゃないの?」

ヨダカ「そんでも、リスクは高い」

シリウス「ヨダカ、上空から闇を見てきたんだったな? この近辺で、闇はどこにある?」

ヨダカ「この辺にはもう闇はなかった。3箇所の闇が払えてるし」

テレサ「東は王都方面で、西が旧バイス王国…。北の方って、何があるの?」

シリウス「そっちは岩山だな。人はあまりいないし、これといった集落などもない」

シリウス「だが、そこを抜ければ小国がひしめいている」

アーケノ「…その、ジュダルってのを回収しに、どんどん東に向かってくか? 途中で王都に寄ろうと思えば寄れるし…」

アーケノ「石工の街は、ガマーベでもけっこう東の方だから、その途中も闇にけっこう覆われてるだろうし」

ヨダカ「……俺はどうでもいいから、任した」

シリウス「…そうだな…。俺も、西に行くのは勧めないが、それでも行きたいのであれば止めん」


 【安価下1】
 1 東へ(王都・ガマーベ王国方面)
 2 西へ(旧バイス王国方面)
 3 北へ(岩山地帯・小国方面)


アーケノ「…んー…」

テレサ「どうする?」

アーケノ「………どーれーにーしーよーうーかーなー…」

ヨダカ「…」

シリウス「それで決めるのか…」

アーケノ「おーこーめーつーぶっ! こっち!」

テレサ「西…」

シリウス「…西か」

ヨダカ「何でお前、勧めないとか言われてた方が行くんだよ…リスクが高いって俺も言ったのに」

アーケノ「うるさいな、いいだろ、もう決めたんだから。行くぞ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 旧バイス王国との国境沿いは、山になっておりますよー
 4~6 国境付近の村へ着いた
 7~9 割と平和な道中


 ――暗夜王国・国境付近の村――

シリウス「ここは、旧バイス王国との国境にもなっている山への入口ともなっている村だ」

シリウス「土地柄と言うか…旧バイス王国が侵略されてからは、難民が多く流入してきたと聞いていたが…今は落ち着いているようだな」

ヨダカ「難民ね…」

アーケノ「とりあえず、ここで武器が揃えばいいんだけど…」

シリウス「そうだな」

テレサ「じゃあ、武具屋さん?」

アーケノ「とりあえずな」


 【直下 コンマ判定】
 1~6 ふつーの鎖を入手した
 7~9 魔法の鎖を入手したよー
  0  魔法の鎖+彫像チャレンジ


アーケノ「魔法の、鎖…?」

*「ええ、何でも…魔力によって、自在に鎖が伸び縮みするとかで」

アーケノ「…じゃ、これもらう」

*「まいど」

*「ああ、そうそう…先端のアタッチメントを選べるようになってまして」

アーケノ「アタッチメントて…」

*「返しつきのトゲタイプ、この巨大なアイスピックのようなトゲタイプ、先端にナイフがついているタイプと…この3つからお選びいただけます」

アーケノ(…返しつき、のがいいか…?)

アーケノ(でも、この逆にシンプルな普通のトゲみたいの、アリかも…)

アーケノ(………いやでも、このナイフみたいになってんのも、これはこれで…)

アーケノ(…悩ましい…)


 【安価下1】
 1 返しつき
 2 トゲタイプ
 3 ナイフタイプ


アーケノ「………いや、やっぱこれだな」

*「返しつきのものですね。ではどうぞ」

アーケノ「ん」

シリウス「俺は、この槍をもらおう」

*「はい、どうもありがとうございます」

アーケノ「…よし、これで装備はとりあえずオーケーと」

シリウス「さて、国境越えだな」

アーケノ「って…テレサとヨダカは?」

シリウス「ん? そう言えば、いないな…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 彫像探ししてたらしいけど、さっぱりだったって
 4~6 彫像探ししてたら、それらしいものが国境の方に運ばれてった、て情報を入手したらしいよ
 7~9 彫像チャーンス


テレサ「二人とも!」タタタッ

アーケノ「どこ行ってたんだよ?」

テレサ「彫像見つけたよ!」

シリウス「本当か?」

テレサ「うん。今、ヨダカが譲ってって交渉中」

シリウス「ヨダカ…が…?」

アーケノ「…あいつ強引だよな」

シリウス「急いで向かおう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 インガ像
 4~6 ジェシカ像
 7~9 スピカ像
  0  エル or ライド


 タタタッ

ヨダカ「だーかーらーっ、それはただのよくできた彫像じゃねえんだよ!」

富豪「それがどうした。これはわたしが、大金をはたいて手に入れたのだ」

ヨダカ「どうしたもこうしたも、誰のもんでもねえのを勝手に取引してんな!」

富豪「話にもならん! わたしに金をドブへ捨てろと言っているのか?」

ヨダカ「そうだよ」

富豪「何ぃ?」

シリウス「待て、待ってくれ…非礼を詫びよう」

ヨダカ「あ、来た」

富豪「ん? 何だ、お前らは」

テレサ「あの…その彫像、譲ってもらえませんか?」

富豪「難度も言わせるな。これは、わたしが買ったのだ」

ヨダカ「買うもクソもねえんだよ、こいつにそんな価値ねえよ」

富豪「価値を見出すのはこのわたしだけでいい。価値がないのなら捨て置けばいいだろう」

ヨダカ「そうじゃなくて!」

アーケノ「ああもう、お前黙ってろよ」

ヨダカ「ああ?」

シリウス「落ち着け、ヨダカ」

シリウス「その彫像は、彫像ではなく、呪いによって石にされてしまった俺達の仲間なんだ」

シリウス「だから、どうか譲っていただきたい」

富豪「……ふんっ、譲るにしろ、わたしは大金を使ったのだ。タダでやるわけにはいかんな」

テレサ「いくらですか?」

富豪「50万ゴールドだ」

アーケノ「50万…!?」

シリウス「…さすがに、それほどのものはな…」

ヨダカ「だったら力ずくで――」

富豪「騎士を呼ぶぞ」

ヨダカ「知るか」

アーケノ「ダメだろ、それは」

シリウス「ヨダカ、頼むから…今は大人しくしていてくれ」

シリウス「金以外で、どうにか譲っていただく方法はないだろうか?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 とりつく島もねえ…
 4~6 引き換えにお宝を持ってきたら交換してくれる、ってことに
 7~9 危なめのおつかいをこなしたら、ってことに


富豪「ふんっ、そんなものはない」

富豪「おい、運べ!」

*「はい」

ヨダカ「あ、おい!」

シリウス「頼む、どうか…!」

富豪「金でも持ってくることだな!」

 スタスタ…
 ガタガタ…

テレサ「…お金持ちなら、気前よく譲ってくれればいいのに」

アーケノ「めんどくせえな…」

ヨダカ「やっぱ力ずくだろ」

シリウス「俺が許さん」

ヨダカ「ああ?」

シリウス「暴力的な手段など認めん」

ヨダカ「じゃあどうするんだよ!?」

シリウス「それは…」

アーケノ「……50万も、稼げるの…?」

テレサ「ムリでしょ…」

ヨダカ「ほらな」


 【安価下1】
 1 考えれば何かあるはずだよ
 2 インガ像の場所は把握した…て、ことで後回し…?
 3 解呪方法を見つけて、勝手に解いちゃえばいいんじゃね?


アーケノ「…でもさ、どうせ、元に戻す方法も分かってないんだし、いいんじゃね?」

シリウス「いい、とは?」

アーケノ「ここにある、ってのは把握できてるんだし、仮にゲットできても、あんな人型サイズの像を持ち歩くなんて大変じゃん」

アーケノ「だったら、場所だけ分かったってことにしといて、後回しにしちゃえば?」

シリウス「…だが、また人の手に渡るとも限らないぞ」

ヨダカ「50万の彫像なんて、そうそう取引しないんじゃね?」

テレサ「それも、そうかも…?」

シリウス「ふむ…」

アーケノ「どうせ、やれることないんだし…見つけられた、ってだけにしとこう」

シリウス「……分かった。それなら、そうしよう」

アーケノ「ヨダカもそれでいい?」

ヨダカ「…ま、別にあいつなんて、どうとでもなるだろうし…。また拾いに戻ってくるのはめんどくさいけど」

ヨダカ「石っころのままのが、逆にいいんじゃね?」

テレサ「ええー…?」

シリウス「ドライだな、お前は」

アーケノ「んじゃ、国境越えよう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おいおい、魔族どもは闇の中だってのに動き回ってるよ…どうやってんだか分からないけど、ここぞとばかりに色々築いてるよ
 4~6 国境を越えたら…そこは一面が闇に覆い尽くされていました
 7~9 闇の中だから魔物とも人とも魔族とも出くわさない。そういう意味では、平和な道中


 ――暗夜旧バイス間国境・山頂――

 ズォォォォォォォ…

アーケノ「……何、これ…」

テレサ「……一面、ずっと、闇…?」

ヨダカ「こっちはもう、ほとんど闇に飲まれてるな…」

シリウス「こうも切れ間もなく、闇に覆われていると…闇の要とやらを探すのも苦労しそうだな」

アーケノ「…」

テレサ「でも…地上の闇を晴らすには、遅かれ早かれ来なきゃならなかったんだよね」

アーケノ「……そうだな」

シリウス「来てしまった以上は仕方がない。行くとしよう」


 【安価下1】
 1 さっさと次イベやー
 2 その前に道中でコミュったりする?
   ※相手も併記だよー
 3 4人で何か、お喋りみたいのをすれば仲も深まったりするかもよ
   ※これを選択した場合は、何か、話題を出してくれるとありがたいです。ひとつだけね


 ――旧バイス王国・国境の山――

シリウス「今日はここまでにしておこう」

ヨダカ「んじゃ俺、菓子作るから邪魔すんなよ」

アーケノ「しないって」

テレサ「できたらちょうだいね」

シリウス「食事は俺が用意しよう」


 ↓1~3
 テレサとのコミュ内容
 ※緊縛だのエロトークだのグロ話だの、そういうのは変なのとみなして採用しませんのであしからず~


テレサ「…シリウスって、いい人だね」

アーケノ「…上裸だけどな」

テレサ(それ、アーケノが言える…? 何かこう…こう…って具合のかっこなのに)

アーケノ「…テレサさ、前に戦争が嫌いって言ってただろ?」

テレサ「ん? うん…。正確には、殺し合いが嫌い…かな」

アーケノ「何で?」

テレサ「……だって、殺し合いだよ…」

アーケノ「…………ただそれだけの理由で、俺についてくるまでするか?」

テレサ「それは…」

アーケノ「…」

テレサ「…家族がいない、って話…したでしょ? おじいちゃんは、傭兵やってたんだって」

テレサ「若いころって言ってたから、ずっと昔だと思うけど。…そんなの、分からないくらい、やさしかった」

テレサ「でも…数年前に、いきなり、おじいちゃんに家族を殺された…って人が来て…わたし以外、みんな…殺された」

アーケノ「……復讐?」

テレサ「…うん、多分。もう…おじいちゃんは、けっこう年だったのに、容赦なく、真っ先に…」

テレサ「止めにかかったお父さんも…わたしを守ろうとした、お母さんのことも…その人は、斬り殺した」

アーケノ「…お前は?」

テレサ「………危なかったけど、すぐに騎士が駆けつけてくれて…その人が、抵抗をやめなかったから、その場で」

アーケノ「…」

テレサ「だから…殺し合いなんて、嫌い…。人を殺したら、その家族が、きっと…悲しんで、怒り狂ったら…また、誰かを殺しちゃう」

テレサ「そうやって、ずっと…ぐるぐるぐるぐる、ずっと、永遠に殺し合いが終わらないんだと思う」

テレサ「だから…人殺しは、1番嫌い」

アーケノ「お前は…その、復讐に来たヤツのこと…恨んだりしないの?」

テレサ「恨んだって仕方ないもん。その人の家族のところに行って、同じことやり返すなんて、もっと無意味だし…やろうだなんて思わないけど」

テレサ「…嫌な気持ちだけが、残るんだよ…殺しなんて」

アーケノ「…殺しにきたのが…もしも、魔族だったら?」

テレサ「?」

アーケノ「魔族だったら…恨んだり、する?」

テレサ「………………どうだろ…?」

アーケノ「どうせ…暗夜王国だって、魔族は敵なんだろ?」

テレサ「敵って…だって、魔族は…その……良くないことしか、してないもん」

テレサ「わたしは魔族のことなんて…魔族っていう括りでしか知らないけど、いい印象は持てないことしか聞いたことないよ」

アーケノ「…」

テレサ「…アーケノって、何か、よく…人間と魔族を比べるっていうか、魔族のことをよく気にしてる感じだけど…」

テレサ「何かあるの?」

アーケノ「!」

テレサ「…?」

アーケノ「別に…何も、ない」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 何かあるな、って悟られた
 4~6 ちょっぴり怪しまれてるよ
 7~9 本人が何もないって言うんなら、ってスタンスらしいよ


テレサ「……そう」

アーケノ「…ん」

テレサ「…」

アーケノ「………そういえば、ヨダカなんだけど」

テレサ「ん?」

アーケノ「あの、モニカって女と…どんな関係なんだろな」

テレサ「……うーん…よく、分かんなかったけど…複雑そうだよね」

テレサ「…ヨダカは、あの女の子のこと、好きなのかな?」

アーケノ「…じゃねえの? …何か、すげえ強引だったし」

テレサ「…でも、あのコは――拒否してた」

アーケノ「…知人とか、友達…みたいなことは言ってたな」

テレサ「明らかにそれ以上っぽい接し方だったけど…片思い?」

アーケノ「…あんな女に?」

テレサ「あんな、なんて失礼だよ」

アーケノ「………あれ見て、言えるのか?」

テレサ「……………………でも…ヨダカの好きな人だよ?」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ「…けど、殺した…って」

テレサ「何かあったみたいのは、確かじゃない」

アーケノ「……好きな女を、普通殺すか…?」

テレサ「…」

アーケノ「…」

テレサ「………何か、あったんだよ」

アーケノ「何かって?」

テレサ「聞かないと分からないけど…」

アーケノ「……聞いてこいよ」

テレサ「ええっ? やだよ、そんな…デリカシーのない…」

アーケノ「気にならねえの?」

テレサ「ならないわけじゃ…ないけど。……じゃあ、アーケノ行けば?」

アーケノ「ええ?」

テレサ「ほらー、自分でも嫌ならわたしに押しつけないでよ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 結局、何もヨダカに尋ねることなく終わり
 4~6 シリウスなら知ってるんじゃね?て、こっそり尋ねたけどさっぱりでした
 7~9 思い切ってヨダカに尋ねたけど、一睨みされて答えてもらえなかった


 【0】

アーケノ「ほらっ…」ヒソ

テレサ「ちょ、アーケノ…一緒にって…」ヒソ

ヨダカ「……何だよ?」ジトッ

アーケノ「……ヨダカさ」

テレサ「ひとつ、いい?」

ヨダカ「何を?」

アーケノ「あの、モニカって女と…どういう関係なんだよ?」

ヨダカ「…」

テレサ「…べ、別にね、あの…言いたくなかったらいいけど」

ヨダカ「…」


 【直下 コンマ判定】
 偶数 お?
 奇数 ほっとけ、って
 ※0は偶数扱いよ


ヨダカ「…ほっとけ」

ヨダカ「次、その話題出してきたら問答無用でぶっ飛ばすぞ」プイッ

アーケノ「…」

テレサ「…ごめん」

ヨダカ「ふんっ…」

アーケノ(タブーか)

テレサ(…触れられたくない…のか)

シリウス「――そろそろ、食事ができるぞ」

テレサ「はーい」

アーケノ(ヨダカは…何を考えてるんだろう)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 城塞都市に辿り着いたけど、魔族が普通に占拠してる…闇が濃いから、ここにありそうなものだけど
 4~6 おや、魔族どもは何故か闇の中でも動いてるぞ…?
 7~9 城塞都市に到着したよ
  0  お、お前は…!?


 ――旧バイス王国・闇の中・城塞都市――

アーケノ「…………どういうことだよ?」ヒソ

テレサ「……あれって、魔族の、軍隊?」

シリウス「そうだろうな…」

ヨダカ「何で、あいつら…闇の中なのに、普通に動けてるんだ?」

テレサ「…魔族には呪いが効かないとか?」

ヨダカ「いや普通に効くっつの」

アーケノ「…闇が濃いから、ここに要はありそうだけど」

シリウス「城塞都市に魔族が占拠しているとあっては、かなり骨が折れそうなものだな」

テレサ「魔族は、呪いにかからなくなる方法とかを知ってるのかな?」

ヨダカ「………けっこう、それはあるかもな。地上と違って、魔界は呪術もある程度は認知されてるし」

アーケノ「…」

テレサ「……何かヨダカって…詳しいね」

ヨダカ「はあ? 魔族なんだから当然だろ」

アーケノ「………え」

テレサ「…誰が…魔族?」

ヨダカ「俺」

テレサ「ええっ…!?」

アーケノ「…」

ヨダカ「うっせーな、驚くなよ、今さら…。気づかれるだろ」

テレサ「あ、え、あ…う、うん…」

アーケノ「……魔族が、呪いをどうにかする方法を知ってるとして…解除する方法まで分かってたりする…のか?」

ヨダカ「さあ? 誰もが使えるようなもんでもねえし、詳しいヤツが地上まで出てきてて、そいつに命じて対抗策を編み出したのかもだし」

ヨダカ「末端に至るまでが、そいつを分かってるってことはないだろうな」

シリウス「……だが、末端ではないのなら、何か分かっているかも知れないな」

シリウス「それを聞き出せれば…解呪の方法も掴めるかも知れん」

アーケノ「…ついでに、ここの闇の要も壊せれば一石二鳥か」

テレサ「だけど…それって、この城塞に4人で挑まなくちゃならないんだよね」

ヨダカ「どっちにしろ、この城塞を通過しなきゃ、向こう側には行けねえんだからそれは避けられねえよ」


 【安価下1】
 1 よし、じゃあ闇の要破壊と、呪いについて聞き出すのと2つに別れよう
   A 闇の要の捜索及び破壊
   B 呪いについて
   ※AとBに4人をそれぞれ割り振ってね
 2 まずは闇の要を探して、破壊しよう
 3 とりあえず、呪いについて聞き出してから闇を払おう


アーケノ「ともかく、闇を払うのが優先だろ。呪いとかは、その後だ」

シリウス「いいだろう」

ヨダカ「けど…多分、この闇を利用して、地上を侵略する準備とかしてるに決まってる」

ヨダカ「闇の要ってのも、厳重に守ってるだろうな」

テレサ「…大変そうだね」

アーケノ「…正面から突っ込むのは、ちょっと厳しい…か?」

シリウス「そうだな。それでは厳しいだろうが…」

ヨダカ「いいじゃん、行こうぜ、真っ正面から」

テレサ「他の方法も考えるだけ考えとこうよ…」


 【安価下1】
 1 いや、やっぱり正面突破だ
 2 陽動と本命に分かれよう
   A 陽動
   B 本命
   ※それぞれに分けてね
 3 こっそり侵入とかできねえかな? できるだけ戦闘は避ける感じで


シリウス「せめて、陽動と本命に別れて、陽動が派手に暴れたところで敵の目をかいくぐって本命が侵入――」

アーケノ「頭痛くなってくる…」

ヨダカ「だろ? だったら、正面突破だ」

テレサ「ええ?」

アーケノ「…それで行くか」

シリウス「…」

アーケノ「下手に分散したって大変だし」

テレサ「それはそうかもだけど…」

シリウス「いいだろう…。逆にその方が、安全かも知れない」

ヨダカ「んじゃ、決まりだな」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 魔族は個々も強いし、数も多いし…かなーり厳しいよ
 4~6 笑っちゃえるくらい手強いよ
 7~9 闇が濃いのが逆に幸いした。見通しがかなり悪いからね。まあ、探すのも大変なんだけど


アーケノ「派手にぶち込むぜ! ――極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

ヨダカ「うわ、頑丈だな、あの門…」

シリウス「だが、敵が出てくれば吊り橋も降りる――」

 ギィィッ…
 ガタンッ…

<敵だぁああああ――――――――っ!!

<久々の戦いだ、はしゃぎすぎるなよぉ!!

<ヒャッハァァ―――――――ッ!!

 ドドドドッ

テレサ「いっぱい来た!」

アーケノ「蹴散らすだけだ!」

ヨダカ「ちょっと楽しくなってくるな」

シリウス「やれやれ…仕方がないな」


 【安価下1】
 1 魔法主体でガンガンいくよ
 2 鎖で片っ端から敵を絡め取って、そこを仲間に攻撃させてくスタイル
 3 先頭に立ってガンガンいくよ


 ダダダッ

アーケノ「邪魔だ、どけぇっ!」

 ブンッ
 ジャラララララッ
 ドゴォォォォンッ

魔族A「うおおおおおおっ!」

 ブォォォンッ

アーケノ「何の!」

 ジャラッ
 ギャリィィィッ

魔族A「ぬっ…!?」

アーケノ「もら、ったぁっ!!」

 ドゴォォォォンッ
 ズザァァァッ…

魔族A「何の、軽いわぁっ!!」

アーケノ(完全に入ったと思ったのに…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 つえーな、こいつら!! タフだし、パワーもあるし、数も多いし!!
 4~6 あれ、突出しすぎて囲まれてへん? テレサ達どこや?
 7~9 気づいたら自然と、こっちは2人組でフォローし合いながらの陣形になってたよ
     7 テレサとだよ
     8 ヨダカとだよ
     9 シリウスとだよ


王子「ファ!?」

王子「…ここで、で、ござますかい…」

王子「ぬぬぬ…どうしたもんか…」


 【00】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 ベテルも危ぶんだ、アレはやっぱり格別だった?
 奇数 魔族は瘴気でパワーアップができる、一方、人間にとって瘴気は毒。…ハーフのアーケノは…?
 ※0は偶数扱いよ


 ジャララララッ…

アーケノ(やっべえ、思ってたより、数が…!)

アーケノ(それに、魔族ってやっぱり、強え…!)

魔族A「そうら、どうした小僧ぉぉぉぉっ!?」

 ブォォォンッ
 サッ
 ドゴォォォォォォォォォォッ

アーケノ「クッソ――!」

 ブンッ
 ジャララララッ
 ギィィンッ

魔族A「そんなもの、もう見切ったわぁああああっ!」

アーケノ「やば――」



ライド「――極大・爆裂火球魔法!!」



ヨダカ「!?」

シリウス「!?」

 シュボォォォォォォォッ
 カッ…
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「うっぐ…!?」

テレサ「何っ…!?」

 シュタッ…

ライド「ここは僕が抑えるから…!」

ヨダカ「お前っ…何で!?」

シリウス「無事だったのか?」

ライド「何かしに来たんなら、早くやっちゃってください!」

アーケノ「な、何? 何なんだよ、あいつ? 知り合い?」

シリウス「ああ…仲間だ。ライドに任せて、今の内に闇の要を探そう」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、何か魔法使えないんだけど…
 4~6 闇の要の前には番人がおったよ
 7~9 闇の要を壊した…けど、ライドくんを放って脱出ってわけにも…ねえ?


 ――旧バイス王国・闇の中・城塞都市・宝物殿――

 バリィィィィンッ…

アーケノ「壊れた…!」

ヨダカ「はぁっ…はぁっ…突破してくんのも一苦労だったな」

テレサ「あ、でもさっきの人…」

シリウス「そうだな…。ライドのところへ合流しよう」

アーケノ「戻るのか…」

ヨダカ「行くぞ」

テレサ「仲間って…皆、石にされちゃったんじゃなかったの?」

シリウス「そうだとばかり思っていたが…本人に事情を聞かなければ分からんな」

アーケノ「誰かに戻してもらえたんだとしたら…何か、解呪の方法とかも知ってるのか?」

ヨダカ「だったら手間が省けていいな…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 かなーり、つえーのが待ち受けてたでやんす~
 4~6 つえーのが2体もいるでやんすー
 7~9 つえーのがライドくんと戦ってるよー。参戦だよー


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 あれれ…? コンマ神がライドageしてるだなんて…上げて落とすいつもの愉悦…? ライドくんが成長してた件
 奇数 魔法が一切効かない、つえーヤツが相手で…ライドくんも大苦戦してた
 ※0は偶数扱いよ


魔族将軍「どうした、先ほどまでの威勢は!?」

 ブォォォォォッ
 ドゴォォォォォォォォォォォォォッ

ライド「ぐっ…!?」

ライド(魔法が効かない…か)

 ズザァッ

魔族将軍「自慢の魔法が通用しないとなった途端に、その体たらく! しょせんは人げ――」

 シュルルルルッ
 ズドォォォォッ

魔族将軍「ぐぬぅっ…!?」

ヨダカ「お前も周りが見えてねえな!」

 ジャララララッ
 ガシィィィッ

魔族将軍「鎖っ…!? この程度で――」

シリウス「一瞬でも止まれば、こちらのものだ!」

 ブォォッ
 ズドォォォォォォォォッ

魔族将軍「くぅっ…!」

アーケノ「そらよぉっ!」グンッ

魔族将軍(ただの鎖ならば引きちぎるものを――)グラッ

テレサ「はぁぁっ!」

 ズバァァァッ

魔族将軍「だが、これしきでぇっ…! 極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「しまった、鎖が…!」

魔族将軍「ふんっ…5人がかりか…いいだろう、かかって来い」

ヨダカ「すっげえ自信…」

ライド「2人とも…」

シリウス「話は後にしよう、ライド」

ライド「…魔法が、あいつに効かない」

アーケノ「効かない?」

テレサ(わたしはさっぱり使えないから、別に変わらないじゃんとか思っちゃうけど黙っとこう)

ヨダカ「でもぶん殴ればいいだろ」

シリウス「ああ、物理で倒す」

アーケノ「どうせ首でも飛べば死ぬだろうし」

ライド「…」

ライド(発想が逞しい…)


 【安価下1】
 1 魔法が効かなくても目くらましくらいにはなるっしょ
 2 鎖で拘束して仲間に攻撃してもらう感じで
 3 ガンガン行くぜぃ


魔族将軍「どうした…睨むだけでは何も起きぬぞ?」チャキィッ

アーケノ(あっちの得物は、でっかい槍か…。つか、あれ…ランス? 普通、馬とかに乗って使うだろ…)

アーケノ(それに、あの重装備…。重っそうな鎧に、盾までつけて、防御は万全って具合か…)

アーケノ(まあでも…関係ないな)

アーケノ「攻撃するのみ、か…!」ダンッ

ヨダカ「おらよっ!」ブンッ

 シュルルルルッ

魔族将軍「そんなもの…!」

 ガァンッ

シリウス「弾き飛ばす、その一動作で充分だ!」ダンッ

 ブォォォォォッ
 ギャリィッ

魔族将軍「臆することなく向かう姿勢は見事、だが!」

シリウス「!?」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ

魔族将軍「この鉄壁の守りと、我が攻撃力が合わされば人数差などは考慮にも値せん!」

アーケノ「うるせえ、デカブツ!」

 ジャララララッ
 ガシィィッ

魔族将軍「それでまた、捉えたつもりか!? 今度は逆に、貴様を釣り上げてくれる――」

 ブォォォンッ

魔族将軍「っ!?」ヨロッ

アーケノ「この鎖は伸縮自在なんだよ、バァーカ!! お前が俺を引っ張り出そうとしても、伸ばしてお前が勝手によろけるだけだ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 敵もなかなか…
 4~6 しっかし、防御力が高い
 7~9 いいぞいいぞー、がんばれー


アーケノ(デカすぎる隙だ――ここを突けば!)

アーケノ「おぉぉぉぉっ…!」

魔族将軍「何の――爆裂球!!」

アーケノ「!?」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォッ

テレサ「アーケノ…!」

アーケノ「ぐっ…クソ…もうちょい、だったのに――」

魔族将軍「生ヌルいわぁあああっ!」

 ブォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォンッ

テレサ「きゃっ…!」

ライド「っ…!」

ヨダカ「なんつー、怪力だよ…!」

シリウス「やるな――」

 ブォォッ

魔族将軍「一息つく暇など、あると思うたかぁっ!?」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 本格的に強い
 4~6 5人がかりなのに、やられないので精一杯
 7~9 厳しい…けど


王子「【0】が多い…」

王子「ライドくんの出現で、コンマ神が本腰入れてきた…?」


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 攻略法を見つけたぜぃ!!
 奇数 物理攻撃の要になってたシリウスとヨダカが…!
 ※0は偶数扱いよー


ヨダカ「やっべ――」

魔族将軍「ぜぇえええええええ―――――――――――――――い!!」

 ブォォォッ
 ズッドォォォォォォォォォォォォォッ

シリウス「ヨダカ…!」

 ブンッ

ヨダカ「っ…」ボトッ

魔族将軍「心配をしている、場合かぁあああああっ!?」

 ズザァァッ

シリウス「くっ…!」

 ブォォンッ
 ブォォォンッ

 ギャリィィッ

シリウス(しまった…ヤツの槍で、逸らされて――)

 ズドォォォォォォォッ

シリウス「っく…」

アーケノ「あいつ、強すぎ…!」

 ジャラララッ
 ガシガシッ…
 ポイッ…

魔族将軍「我から傷ついた者どもを遠ざけたとて、苦痛が長引くのみよ…」

ライド「マズいな…」

ライド(でも…聖眼を使うわけにも…)

テレサ「…実質、これで3対1…」

アーケノ「それでもやるっきゃねえんだよ」


 【安価下1】
 1 どこまでも伸びる魔法の鎖を生かして、巨大質量のハンマーにして思いっきりいこう。30立方メートルくらいの塊を落としちゃる
 2 とにかく、鎖で雁字搦めにしまくって少しでも動きを封じにかかる
 3 鎖を自分に巻きつけておいて、少しでも致命傷を負いづらくしながら近接戦を挑む


アーケノ「ふぅーっ…」

アーケノ(まだ、こっちには人数がいる…とにかく、動きを封じればタコ殴りだ)

魔族将軍「…降参せぬだけ、誉めてやろう」

魔族将軍「だがそれは、愚かな行為に他ならぬ…!」ダンッ

アーケノ「来やがれ、デカブツ!!」

 ジャラララララッ
 ギィィンッ

アーケノ(わざと弾かせといて、一旦、あいつの視界から出す――)

テレサ「っ…!」チャキッ

魔族将軍「小娘如きが、我が前へと立ちふさがるとは笑止千万ッ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 きっついでぇー
 4~6 止まらねぇぇぇ…
 7~9 がんばれ


テレサ「うっ――!?」

 アーケノの策を察知し、立ちはだかったテレサはその圧力に腰が引ける。
 繰り出された突撃槍を弾こうとしてテレサが剣を振るうが、その軌道は逸れることなく突き進む。

ライド「危ない――!」ダンッ

 ザシュゥゥゥゥッ
 ジャララララララッ

 とっさにライドがテレサを押し倒すようにして庇ったが、突撃槍はライドの背を抉り取る。
 魔族将軍の背後からヘビのように迫った鎖が、その巨躯を縛り上げにかかった。

アーケノ「食らえぇぇぇっ…!」

魔族将軍「浅知恵よのう!!」

 鎖は魔族将軍へと絡まるが、力ずくで腕のみを鎖の隙間から突き出されてしまう。
 さらに無尽蔵に伸びる鎖を強く引っ張られ、余分に鎖が引き出されたことで中だるみを起こす。

テレサ「このぉぉっ!」

 素早く起き上がったテレサが魔族将軍へと剣を振るい上げる。
 だが、突撃槍の長い柄が逆に鎖を絡めて、たるんだ部分で輪を作るとテレサにかけてしまった。

アーケノ「っ――」

ライド「まだ、大丈夫…!」

 想定外の事態にアーケノが歯噛みしたが、ライドの声で我に返る。
 跳んだライドが魔族将軍の顔へと回し蹴りを放っていた。それも無造作に上げられた腕で防がれるが、ライドは動き続ける。

魔族将軍「こざかしい――!!」

 ブワァァァァァァッ
 ドッゴォォォォォォォォッ

 魔族将軍が怒鳴り、魔力の奔流が周囲へ衝撃のように広がった。
 テレサがかけられた鎖を抜け、果敢に魔族将軍へと斬りかかったが、盾に阻まれてそのまま蹴り飛ばされる。

アーケノ(強い…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ぼろっぼーろ…次くらいの判定から、でっどえーんが見えてきちゃうよ…
 4~6 それでも、肉薄し続ける…けども
 7~9 とにかく手数で攻めてく方針にした…んだけど


 ドッゴォォォォォォォォォォンッ…
 シュゥゥゥゥゥ…

魔族将軍「弱い――」

アーケノ「ふぅっ…ふぅっ…」ググッ

テレサ「っ…」

ライド「……っ」

魔族将軍「…多少は手応えがあるかとも思うたが、期待はずれだ」

魔族将軍「しょせんは人間の寄り集まり…期待をした方がバカバカしいものだったか」

アーケノ(まだ…俺は動ける…)

アーケノ(動けるけど…けっこう、ガタがくるな…)

アーケノ(鎖で止めるのもムリ…魔法は効かない…)

アーケノ(あとは…もう…殴り合いでケリつけるしか…でも、こいつ相手じゃ…)


 【安価下1】
 1 ヒットアンドアウェイで
 2 攻撃は最大の防御なり?
 3 まずはあの鎧とか盾とかを壊しに…もしくは、ひっぺがし…できるかなあ…?


アーケノ「なめんな…」ジャラッ

魔族将軍「まだ歯向かうか…いいだろう、来い」

魔族将軍「叩きのめして、身の程をわきまえさせてやる。――あの世で悔いることだ!」

アーケノ「てめえが、死ねぇっ…!」ダッ

 ジャララッ
 ガシガシッ

 鎖を自分に巻きつけながら、アーケノが魔族将軍へと迫る。
 繰り出された突撃槍を腕に巻きつけた鎖で受け、いなしながら前へ。

魔族将軍「小細工と浅知恵で、どうにかなると思うかぁっ!!」

 ブォォッ
 ドゴォッ

 懐へ潜り込んでぶち当てた一撃は、硬い鎧に阻まれる。
 膝蹴りが迫ってきて顎へ直撃する。軽く飛ばされたところへ突撃槍が振り下ろされる。

 ドゴォォォォォンッ

アーケノ「っ――まだぁっ…!!」

 それでもすかさず起き上がり、アーケノが地を蹴る。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 ボッコボコ!! …にされる…
 7~9 がんばってぇー


 ドゴォォォォッ

 迫ったアーケノの顔面に、突撃槍の柄尻がぶち当たる。
 よろけたところへ、魔族将軍の回し蹴りが炸裂して地面をそのまま数回アーケノは跳ねた。

 ジャラララッ
 ガンッ…

 だが、鎖を伸ばして、適当な建物に打ち込む。
 それを巻き取り、自分自身を引っ張りながらアーケノはさらに向かっていく。

魔族将軍「ここまで来ると見苦しいとしか、言いようがない!」

 ブォォォンッ
 ガンッ
 グォンッ

アーケノ「うるっせぇっ!!」

 カウンターの要領で繰り出された魔族将軍の攻撃を、さらに別の箇所へ打ち込んだ鎖に引っ張らせて回避する。
 そうして魔族将軍を基点に一回転し、遠心力を高めながらアーケノは膝蹴りをぶち込む。

 ドゴォッ…

アーケノ「~っ――」

魔族将軍「その程度で、我が鎧を打ち破れると思ったか?」

 阻む鎧。
 跳ね返ってきた痛みが、膝からアーケノの全身へ駆け巡る。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 もうちょい粘れ
 7~9 立て直せ!


アーケノ「このっ…」

魔族将軍「いい加減に目障りだ、消え失せろ!!」ガシッ

魔族将軍「極大・劫火魔法!!」

アーケノ「っ――障壁、魔法!」

 バチィィィッ

 シュボォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

魔族将軍「逃れるか…」

 ドサァァッ

アーケノ(魔法は効かないって言ってたけど…障壁魔法であいつを弾けた――?)

アーケノ(多分…普通の攻撃魔法は通じなかった…ってことだよな…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん…
 4~6 よし、分かった
 7~9 いけるんちゃう?


ライド「――分かった…」ヨロッ

アーケノ「っ…?」

ライド「やっと…確信が持てた…。攻撃魔法は通じなかった。でも障壁魔法で弾けた…」

ライド「魔法が封じられてるでもないし、あいつも魔法を使ってる…なら」

ライド「魔法が通用しない仕掛けは、あの鎧にある…」

アーケノ「…鎧」

ライド「それか、盾――」

魔族将軍「それに気づいたところでどうなる?」

魔族将軍「このまま、何もできずに貴様らは死ぬのみだ」

ヨダカ「ぶゎーか…ナメんな…」ヨロッ

シリウス「……………アーケノが、時間を稼いでくれたからな…。そろそろ、イケる」グッ

魔族将軍「死に損ないめ」

テレサ「痛っ…たいけど……言ってる場合じゃないし…」

アーケノ「身ぐるみ剥いだら…」

ライド「魔法で、攻撃できる…。厳重に魔法から身を守ってるんなら、魔法に弱いのかも…」

ヨダカ「けっこう…ありうるな、それ」

魔族将軍「…ふんっ、ならば、やってみろ!!」


 【安価下1】
 1 鎖じゃ通じなさそうなのは、もう痛いくらい分かってるから、接近して力ずくで剥いでくよ
 2 こういう時こそ連携だ
 3 ガンガン…いくよ



―――――

 キリ悪いですが、本日はここまでです
 ありがとうございました


王子「本日はおやすみのご連絡です」

王子「また次回!」


魔族将軍「…ふんっ、ならば、やってみろ!」

 魔族将軍が突撃槍を構えると同時、ヨダカがブーメランを投げた。
 大きく弧を描きながらブーメランが飛び――途中ですっと消え去ってしまう。

魔族将軍「小細工を!」

 ダンッ

シリウス「剥がせてもらうぞ、その防具――」

 シリウスが一目散に魔族将軍へ躍り出て、槍を繰り出した。
 盾がそれを受け止め、何かに弾かれるようにして魔族将軍の左腕の盾が揺れ動く。

 ギャリィィッ

 即座にシリウスの槍の穂先が盾の縁をひっかけた。
 ヨダカが盾へ一撃をぶつけたブーメランを中空でキャッチし、振り下ろす。

 ガンッ

魔族将軍「ぬ――!」

 上下に揺さぶられ、緩んだところで一気に盾がすっぽ抜ける。
 シリウスとヨダカの連携が成功し、魔族将軍の左腕の盾は地面へと転がった。

アーケノ「盾か、鎧か…!」

ライド「確かめる!」

アーケノ「極大・劫火魔法!!」

ライド「極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォォォォォォォッ
 シュボォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ドッゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ

 凄まじい劫火が魔族将軍を包み込んだ。
 シリウスが槍で落ちた盾を弾き飛ばしながら後退し、ヨダカは浮き上がってそれを見つめる。


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おおう、盾じゃなかったのかー。しかも、突撃してくるし
 4~6 盾じゃなかったっぽいね
 7~9 よーし、魔法が効くようになったぞ! このまま、ガンガン攻撃してこうか


アーケノ「どうだ――?」

 ドドドッ…
 ブワァァァァァァッ

 炎の中を、突破してくるものが見える。
 盾は確かに外した――だが、怯んだ様子もなく、炎を目くらましのようにして仕掛けてきている。

アーケノ「鎧か…!」

シリウス「鎧は剥ぐわけにもいかんな、破壊するか」

 ダンッ

 すかさずシリウスが槍を下げながら走り出した。
 猛進してくる魔族将軍の前で、槍を地面へついて体を浮かせながら飛ぶ。そうして飛び越えながら背後を取り――

シリウス「雷鐘!!」

 カッ
 ドゴォォォォォォォォンッ

 凄まじい閃光と轟音が轟く。
 魔族将軍のすぐ前でその光は炸裂をしていた。

アーケノ(グラサンしてて良かった…!!)

 ジャララララッ

テレサ「目がっ…!」

 魔族将軍が、よろける。
 鎖を放ったアーケノは魔族将軍の突撃槍を絡め、強く振り回した。

 グォォォォンッ

魔族将軍「これしきでっ…!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 うびゃーって
 4~6 止まらないだと…
 7~9 連携連携


 【0】
 【直下 コンマ判定】
 偶数 魔法の鎖で良かったのぅ、ほんま。勝った!!
 奇数 ら、ライドくぅーん!!
 ※0は偶数扱いよ


魔族将軍「止められると思うたかぁああああああああ――――――――――――――――――っ!!」

 アーケノが強く引きながら魔族将軍の動きを止めようとしても、止まらない。
 怒号を飛ばしながら魔族将軍が渾身の力で、地面に突撃槍を突き刺した。

 ドゴォッ
 ズズズッ…

 地面が鳴動する。
 直後、大地が槍の突き出された場所から激しく割れ始めた。
 割れた隙間から、無数の火の玉が吐き出されるように飛ぶ。

 ドッゴォォォォォォォォォォォォッ
 ヒュォォォッ
 ヒュォッ
 シュボォォォォォォォォォッ

ライド「あっぐぁ…!!」

アーケノ「!」

魔族将軍「まずは、ひとぉおおおおおおおお―――――――――――――――りっ!!」

 ブォォォォッ
 ズドォォォォォォォォォォォォォォッ

ライド「っ――」

 ドサァァッ

アーケノ「しまった…!」

シリウス「クソっ…!」

ヨダカ「怯むなァ!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おいおいおい、強すぎだよ…もうこれ
 4~6 満身創痍だもん…
 7~9 がんばってよ、ほんと


アーケノ「あの鎧さえ、剥げば…!!」

ヨダカ「剥き出しにして、ぶっ殺してやらぁ!!」

 ジャララララッ
 シュルルルルッ

魔族将軍「ヌルい!!」

 ギャリィン
 ガァンッ

シリウス「一点突破だ…!」

 ズドォォッ
 ギギギッ

テレサ「そこっ…!」ダンッ

 ヒュォッ
 ギィンッ

シリウス「ビクともーー」

テレサ「しない…!」

魔族将軍「うぬぼれるなよ、人間ども!!」

 ブワァァァァッ
 ドッゴォォォォォォォォォォッ


 【安価下1】
 1 質量攻撃で隙を!
 2 とにかく一点集中で鎧をぶっ壊す
 3 ガンガン
   A 殴るぜ
   B 特攻


アーケノ「うるっせぇぇぇっ…!!」

 バッ
 ジャララララッ

魔族将軍「くたばれ、死に損ないめがぁっ!!」

 ヒュォッ
 ギャリリリリィッ

 鎖を体へ巻きつけ、即席の鎧にしながらアーケノが突撃する。
 突撃槍を身をよじりながらどうにかやり過ごし、そのまま拳を振るう。

 ドゴォッ

アーケノ(硬いっ…!)

ヨダカ「もう、一、丁ッ!」

 ブォォォンッ
 ズガァァッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ちょびぃーっと
 4~6 すこーし
 7~9 ヒビ


 ピシッ…

アーケノ(あんな、ちょっとだけ…!?)

魔族将軍「はぁああああああっ!」

 ブォンッ
 ドゴォォォォンッ

ヨダカ「げっほ…けほっ…」

アーケノ「ふぅっ…はぁっ…」

シリウス「手強すぎる…」

テレサ「……ちょっと、もう、限界近い…んだけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 これは負けイベなのか…? いやでも、うーん…ロクなことにならないから、まだ粘ろう
 7~9 大丈夫、ヒビ割れたんだからちゃんと壊せる


魔族将軍「まとめて、あの世へ葬ってやる」

アーケノ「てめえが逝け…!」

魔族将軍「ああ、さらばだ! 極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「うぐっ…おおっ…!?」

 ダダダッ

アーケノ「!」

魔族将軍「――死ね」

 ズッドォォォォォォォォォォォォォォッ



                                              ―――――― DEAD END



王子「…ガンガンは…あれよ」

王子「当たりの時の方が、少ないよ」

王子「うん」


 【安価下1】
 リトライ先選択
 1 >>859
 2 >>862
 2 >>865


 ピシッ…

アーケノ(あんな、ちょっとだけ…!?)

魔族将軍「はぁああああああっ!」

 ブォンッ
 ドゴォォォォンッ

ヨダカ「げっほ…けほっ…」

アーケノ「ふぅっ…はぁっ…」

シリウス「手強すぎる…」

テレサ「……ちょっと、もう、限界近い…んだけど…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 これは負けイベなのか…? いやでも、うーん…ロクなことにならないから、まだ粘ろう
 7~9 大丈夫、ヒビ割れたんだからちゃんと壊せる


シリウス「あのヒビ…あそこを一気に穿つぞ」

アーケノ「一気に…って」

シリウス「局所破壊ならば、槍や剣の突きの方が勝っている…」

シリウス「俺とテレサで、さらにあそこへ攻撃を重ねる。ヨダカとアーケノは、状況を見て動いてくれ」

ヨダカ「トドメは譲らねえ」

アーケノ「倒せりゃいいっつの…」

テレサ「壊せる…かな?」

シリウス「やれると思わなければ、何もやれない」

魔族将軍「今際の言葉でも相談しているのか?」

アーケノ「誰が…」ペッ

ヨダカ「てめえをぶっ殺す算段だ」

魔族将軍「…ふんっ、ならばやってみろ。叩き潰してくれる!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ほへー
 4~6 ひゅーぅ
 7~9 いってー


シリウス「うおおおおおおおおっ…!」

 ダダダッ

魔族将軍「ふっ――真正面から叩き伏せてやろう!」

 ギャリィィン
 ガッ
 ズバァァァッ

 シリウスと魔族将軍が壮絶に互いの得物を振るう。
 だが、魔族将軍に分があった。みるみる、シリウスは傷だらけの体をさらに傷めていく。

アーケノ「こうなりゃ…!」

 ジャララララッ
 ヒュバァッ

 アーケノが鎖を放ち、魔族将軍が頭を振って避ける。
 シリウスが踏ん張り、無理な姿勢から一気に槍を繰り出した。

 ズドォォッ
 ピシ…

テレサ(まだ、あんなちょっとだけ――でも!)

 ダンッ

魔族将軍「次は小娘か、話にもならんなぁっ!!」

 ブォォォォッ
 ジャララララッ
 ガシッ…

魔族将軍「!」

テレサ「ありがと、アーケノ!!」

 ブォォンッ
 ドガァッ

テレサ「壊れ、てぇぇぇっ…!」

 グンッ
 ギャリィィィンッ

テレサ「っ…!」

アーケノ(ダメだ、ヒビが少し広がったくらいで…!)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 でっどえーん
 4~6 どんだけきびしーのよ…
 7~9 勝ってよ


 【0】

ヨダカ「そのまま、しっかり握ってろっ!!」

 ビュォォォォォォォッ

テレサ「っ…!?」

 強風が、テレサの背を押し込んだ。
 下半身で踏ん張りを利かせながら、テレサは反射的にその風に逆らおうとしたが意図に察して前のめりに一歩を踏み出す。

 ギャリッ…

魔族将軍「ムダな足掻きを…!!」

 ジャララララッ
 ガシィィッ

アーケノ「もう、終いにしろ…!!」

魔族将軍「くっ…!」ググッ

ヨダカ「押し込めぇえええええええっ…!」ダッ

 ドゴッ
 ギャリィィッ

 ヨダカがさらにテレサの背に体当たりをする。
 刃が、捉えたヒビの隙間をかちりとはまる。

魔族将軍「ええいっ、しぶとい羽虫同然の分際で…!」ググッ

アーケノ「もう、放さねえ、ぞぉっ…!」グッ

シリウス「もう、一押し…絶えろ、テレサ…!!」

 ダッ
 ドゴォォォッ

ヨダカ「ぐえっ…!」

テレサ「でぇぇぇええええええええええ―――――――――――――――――――いっ!!」

 ピシピシィィッ
 バリィィィィィィィィィンッ

 ズドォォォォォォッ

 ヨダカとシリウスの後押しを受けながら、テレサの剣がとうとう鎧を打ち破る。
 そのまま刃の切っ先は魔族将軍の心臓を貫き、背中から血塗れの剣が突き出た。

魔族将軍「っ……何、だと――」

 ドサァァァッ…

ヨダカ「ざっまあ、見やがれ!!」

アーケノ「誰が羽虫だ、ボケなすが!!」



 【直下 コンマ判定】
 尚、コンマ神の愉悦によって重傷負ってたライドくん…
 1~3 あれれー? 放っておいたらすっごく危険だぞぉー…? どうにかしないと
 4~6 あー、こらひどい。自然治癒は…見込めなさそうね
 7~9 戦闘さえ終わればだいじょび、だいじょび。そんくらいの重傷てことで


王子「ちょいと、10分か、15分か、時間をくだされ」

王子「できるだけ早く戻りまーす」


 ――旧バイス王国・街道――

ヨダカ「振り切れたか…」

アーケノ「はぁっ…ふぅっ…」

テレサ「もう…ダメ…動けない…」ペタッ

シリウス「ああ…だが、休んでもいられん」

シリウス「ライドの様子が、変だ。かなり、危険な状態だろう…」スッ

ライド「…」

テレサ「顔色が…それに、血、これ…まだ全然止まっても…」

ヨダカ「とりあえず止血だな」

シリウス「ああ。…だが、血を止めても、それだけでは危険な状態に変わりないな」

アーケノ「んじゃ、どうすんだよ?」

シリウス「…」

テレサ「…医者とか」

ヨダカ「いねえよ、ここがどこか分かってんだろ」

シリウス「ついさっきまで、闇に閉ざされていたんだ。それに、ここに人が残っていても、魔族か、ガマーベに占領されているはず」

アーケノ「占領されてたって、医者くらい…!」

ヨダカ「どうせ、すぐに城塞都市から追っ手が出てくる。将軍をぶっ殺したんだから…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 危険を犯してでも、近くの魔族に占領されてる村へ行くことに
 4~6 近くのガマーベ軍が占領している土地へ行くことに
 7~9 誰かたすけてけすた


 ――旧バイス王国・魔族領地・農村――

 コソッ…

ヨダカ「…俺の透過魔法は、3人が限度」

シリウス「…ヨダカと、ライド。それに、誰かひとりで侵入するか…」

アーケノ「でもって、医者に診せて…残った方が、追っ手に備える…?」

テレサ「診てもらえるかな? お医者さんがいるかどうかも…」

シリウス「いないならいないで、何かしら…薬などといったものの備蓄を見つけて拝借する他ない」

シリウス「放っておけば、ライドは死ぬ」

アーケノ「…」


 【安価下1】
 1 アーケノは侵入
 2 アーケノは村の外で待機


ヨダカ「んじゃ、食い止めろよ」

シリウス「ああ。そっちも頼む」

テレサ「うん」

アーケノ「…気をつけろよ」

ヨダカ「風・透過魔法――」

 ヒュォォォォッ
 スゥゥッ…

シリウス「…さて、何もなければいいが」

アーケノ「医者、いんのかな…? ここ」

シリウス「さてな…。それも不安だ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 早速、追っ手っぽいのが…まだ気づかれてはないけど
 4~6 戻っては来たけど…医者はおらんかったようで
 7~9 けっこう長いこと、待つなあ…


 バサァァッ

シリウス「!」

 シュタッ…

アーケノ「来た…魔物に乗って空からとか…」

シリウス「しっ…」

<おい、城塞都市から来た

<どうした?

<城塞都市に人間どもが入ってきて、闇を払った。閣下もやられた

<何!?

<それらしい人間どもを見つけたら、すぐに殺せ。こっちの方へ逃げているはずだ

<ああ、分かった

シリウス「…」

アーケノ「…情報伝わるの早え…」

シリウス「……ヨダカ達が、何事もなければいいが」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 見せしめとあぶり出し…魔族ってほんと野蛮…
 4~6 やべっ、ヨダカ達が見つかった…?
 7~9 随分と長いこと、待たされる…


 ・
 ・
 ・

アーケノ「…………遅い」

シリウス「…ああ」

アーケノ「…何かあったんじゃ…?」

シリウス「だが、騒ぎらしいことは起きていない」

シリウス「うまく、やっているのかも知れない。…治療など」

アーケノ「そっか…」

シリウス「…」

アーケノ「このまま、何もなきゃいいけど」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 ありゃー…
 4~6 どうにか一命は取り留めて、戻ってきた
 7~9 おけ!!


アーケノ「…」ウトウト

シリウス「…」

<ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「っ…!?」バッ

シリウス「何だっ…?」

アーケノ「え、えっ…あれ、俺、寝てた…?」

シリウス「今の物音を聞いたな」

アーケノ「今、何時くらい?」

シリウス「明け方――といったところだ。順調かと思っていたが、バレたか」

シリウス「だが、これまで何もなかったのならば、ある程度は期待できそうだな」

アーケノ「ある程度?」

シリウス「治療を終えて、休ませていたところでバレた――とかだ」

シリウス「とにかく、合流しにいこう」


 【安価下1】
 1 片っぽは残って、帰り道の確保した方がええんちゃう?
   A アーケノが残るよ
   B シリウス残って
 2 村を占拠してる魔族軍にこっちから攻撃かけてやる。騒ぎが分散されるから、それで機を窺って逃げよう
 3 合流しに行って一気に突破して逃げよう


アーケノ「俺はここに残って、出口が塞がれないようにする」

シリウス「分かった。俺は迎えにいく。踏ん張ってくれ」

アーケノ「うん」

シリウス「頼むぞ…!」ダッ

 タタタッ

アーケノ「……よしっ…ここを死守だ」

 ジャラララッ

アーケノ「かかってきやがれ――」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 1対4でござますか
 4~6 あれ…魔族はこっちに来ない…。全部、あっちに行っちゃった系…? だいじょぶかな…?
 7~9 首尾よく運べよ!!


 ダダダッ…

アーケノ「来たっ――4人か」

魔族A「何だ、貴様!」

魔族B「いいからやっちまえぇっ!」

魔族C「大・凍結魔法!!」

 ビュォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィンッ

アーケノ「うっ――極大・劫火魔法!!」

 シュボォォォォォォォォォォォッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォッ

 ダダダッ

アーケノ「!」

魔族D「キィエエエエエエエ――――――――――――――ッ!!」

 ブォォォォンッ
 ギャリィィィッ

魔族A「はぁあああああっ!」

 ブォンッ

アーケノ「クソ…!」バッ

魔族B「死ねぇぇっ!!」

アーケノ「!?」

 ドゴォォォォォォォォッ
 ドサァッ…

アーケノ(つえーな、やっぱ…)ヨロッ


 【直下 コンマ判定】
 1~3 反逆タイム入りかぁ…? あかんぞ?
 4~6 アーケノだって結構な数の激戦をくぐり抜けてるから強うなっとるんじゃ
 7~9 何の何の、アーケノはサシよりもこういうのの方が向いてるんだよ


アーケノ「でも…負けねえぞ」

 ジャラララッ

魔族A「ほざけぇっ…!」

 ダンッ

魔族C「大・氷柱魔法!!」

 ビュォォォォォッ
 ズドドドドドドドドッ

 ジャラララッ
 ギンッ
 ガガガッ
 ガィンッ

魔族C「何っ、鎖で、俺の魔法を…!」

 バッ

魔族B「それが、どぉぉおしたぁああああ――――――――――――っ!」

アーケノ「っ――イケる!」

 パシッ
 グォォンッ
 ドッゴォォォォォォォッ

魔族B「ぐっ…」

魔族A「はぁぁぁあああああああああ――――――――――――っ!!」

 ジャラララッ
 ギャリィィィッ
 グルングルンッ…

魔族A「巻きついて…!?」

アーケノ「いっけぇぇぇぇ―――――――――――――っ!!」

 ブォォォンッ
 ドッゴォォォォォォォォォンッ

魔族D「こいつっ…!」

 モクモクモク…

魔族A「クソ…小僧が…!」


 【安価下1】
 1 確実にひとりずつ仕留めてくよー
 2 一網打尽で進路クリア状態にしといたらぁ!!
 3 防いでいなしてぶん投げていのちだいじに


魔族A「調子に乗るなぁ…!!」

魔族D「挟撃だ…!」

 ダダダッ

魔族C「極大・凍結魔法!!」

 ビュォォォォォォォォォォォォォッ
 ガッキィィィィィィィィィィィンッ

アーケノ「極大・爆裂魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォッ

アーケノ「からのっ…!」

 ジャララララララララッ
 ガシャンッ…

アーケノ「ぶっ、潰、れろぉおおおおおおお―――――――――――――――っ!!」

 ブォォォォォンッ
 ズッドォォォォォォォォォォォォォォンッ…


 【直下 コンマ判定】
 1~3 やべ、外してた…
 4~6 仕留めるには至らなかったか
 7~9 進路クリアー、合流完了!!


アーケノ「ふぅっ…よっしゃ、上手くいった――」

 タタタッ
 ジャラッ

アーケノ「援軍――じゃなかった!」

ヨダカ「道開いてんじゃん、良くやった!」

テレサ「後ろにいっぱいいるから、逃げよ! 早く!」

シリウス「ライドは、あとは安静にさせておけば大丈夫なようだ!」

アーケノ「分かった!」

 ザッ…

アーケノ「ついでに、見舞っといてやらぁ――極大・爆裂魔法!!」

ヨダカ「じゃあ俺も! 極大・竜巻魔法!!」

 カッ
 ドッゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ

 ビュォォォォォォォォォォォッ
 ブワァァァァァァァァァァァァァァッ

 ・
 ・
 ・

 ――旧バイス王国・街道――

テレサ「はぁぁー………もう…休める…?」

アーケノ「…ねむい…」

ヨダカ「寝る」

シリウス「…そうだな、休むとしよう…」

ライド「Zzz」


 【直下 コンマ判定】
 でもってようやく、ライドくんが呪いにかかってた理由でござますよ
 1~3 解呪されたことについては、知らないらしいっす…おい…
 4~6 聖眼のお陰で、呪術にも強い抵抗力を持ってたらしい。呪術の効きが甘かったんだって
 7~9 ライドくんも呪術効かない勢だったらしくて、魔法かけられてたけど聖眼でどうにかしたって
  0  超強力(物理ではない)な協力者がいたらしいどすえ。その人が解呪してくれたって


ライド「――あの呪術は、人間を石に変えるものだったよね」

ヨダカ「そだな」

シリウス「インガは確認済みだ。ジュダルも、石になっているのを確認されている」

ライド「多分、あれって石になると、記憶も途絶えるんだ」

ライド「闇が払われた後の人の反応からしても、間違いないと思う」

アーケノ「んで?」

ライド「でも…僕は、石にされても周囲の起きてる状況が分かった」

シリウス「ん…?」

テレサ「どうして?」

ライド「それは…………僕の、この眼だと思う」

アーケノ「何その眼。変な色なだけじゃねえの?」

ライド「…うん」

ライド「ともかく…これがあったから、僕は完全に石にはなりきらなかった」

ライド「声を出すことも、動くことももちろんできなかったけど、ずっと、考えることはできた」

シリウス「…どれくらいだ」

ライド「…………分からないけど、動けるようになったのは最近だから」

アーケノ(…その間、動くのもできないくせして、頭だけは分かってたってことか…?)

テレサ「…」

ヨダカ「んで、どうやって呪いを解いたんだよ?」


 【直下 コンマ判定】
 1~4 謎の宗教集団だとさ…
 5~9 自力だってさ、ライドくんすごーい


ライド「………自力で」

シリウス「自力?」

アーケノ「は?」

テレサ「できるの…? 石にされてたのに…」

ライド「頭が動いてたから、この呪いってものについて、ずっと考えてた」

ライド「魔法とは違う、呪術の仕組みを考えて、考えて、考えて……それで、どうにか」

ヨダカ「考えてどうにかなるもんなのか…? それ」

ライド「…少なくとも、僕は…」

ライド「……呪術は、呪いの源は…人間の感情だから」

ライド「それも、人を憎んだり、恨んだりする…負の感情って言うようなもの」

シリウス「…」

ライド「…………だから、たまたま…っていうのも、あったのかも」

ヨダカ「ふーん…」

アーケノ「何がたまたまなんだよ?」

ライド「…と、ともかく、それで、どうにか解呪できたんだ。多分、他の皆も、僕なら…解呪できると思う」

シリウス「本当か?」

ヨダカ「…つっても、また戻るのもな…。バイスの内側の方に来ちゃったから、インガのとこまで戻るんじゃ城塞都市をまた突破だ」

アーケノ「また…?」

テレサ「それは、やだね…」

シリウス「となると…どうにか、この地を踏破するしかないな」

ライド「……うん」


 【安価下1】
 1 とにかく、闇を払うのが優先ってことで。隅々まで練り歩いて…闇の要を壊すのか…
 2 海を目指しつつ、途中で闇が払えるなら払う…って具合で? バイスは危険だし…
 3 残り5人を解呪してく方針? 道中で闇があれば払うとして


アーケノ「長居はしたくないし、さっさとこんなとこ出てこう」

ヨダカ「賛成」

シリウス「陸路では戻れない…となれば、海だな」

テレサ「じゃあ、海を目指す感じ?」

ライド「分かった」

アーケノ「……海って、どっち?」

ヨダカ「さあ?」

シリウス「……ここからだとすれば、向こうだが…まっすぐは行けないな」

テレサ「どうして?」

シリウス「惑わしの森というのがある。そこへ踏み入ると、道に迷って永遠に彷徨い続けるはめになる」

ライド「……惑わしの、森」

アーケノ「…それは、やだな」

ライド「僕は、でも…前に1回、あっさり通り抜けられたけど」

アーケノ「マジ?」

テレサ「え、そうなの? 迷信?」

シリウス「ん? 迷信…ではないはずだが」


 【安価下1】
 1 惑わしの森でショートカットじゃい
 2 まあでも安全策ということで。危険を避けるための長居無用だけど、危ないとこに行くのも本末転倒だし


アーケノ「でも、通り抜けられたんなら行こうぜ」

テレサ「ライドがいれば大丈夫ってことだよね?」

ライド「……そこまでは、ちょっと」

ヨダカ「たかが森だろ」

シリウス「…大丈夫だろうか…?」

 ・
 ・
 ・

 ――旧バイス王国・惑わしの森――

アーケノ「霧が濃いな…」

 ザッザッ…

アーケノ「確かにこれなら、すぐ道に迷いそうなもんだけど…」

アーケノ「別にそこまで危険そうって感じでも…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、バラバラ?
 4~6 だよねー、ってテレサと言い合うけど…あれ?
 7~9 はぐれてるよ、早速
     7 テレサ&シリウスと一緒
     8 テレサ&ライドと一緒
     9 ライド&ヨダカと一緒
  0  はぐれぬ!! 突破!!


テレサ「うん」

テレサ「ちょっと見通しが悪いくらいだし…これくらい、ね?」

アーケノ「だな」

テレサ「ねえ、シリウス、ほんとにここって――」クルッ

テレサ「…」

アーケノ「どした?」クルッ

テレサ「………あれ?」

アーケノ「あ…? いない…?」

テレサ「…」

アーケノ「…道に迷ってたり、すんの?」

テレサ「さあ…? でも、はぐれちゃったのは、確かかも…」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 完全にはぐれたし、道にも迷ってますな
 4~6 これ以上はぐれないために、って繋いだ手が、何となくどぎまぎしちゃう二人
 7~9 あれ、はぐれたまま森を抜けちゃった…? あれ?


テレサ「……ね、ねえ、アーケノ」

アーケノ「ん?」キョロキョロ

テレサ「は…はぐれないようにさ、手、繋いでいい?」

アーケノ「…いいけど」

 ギュッ

アーケノ「………力込め過ぎじゃね?」

テレサ「ダメなの、わたし、こういうの…。ホラーとか、絶対ダメなの、お願い…」

アーケノ「…」

テレサ「はなさないでね?」

アーケノ「……ん」

アーケノ「とにかく…行くか」

 スタスタ…

アーケノ「…………………」

テレサ「…………………」

アーケノ(……な、何か、俺、手汗が滲んできてるような…)

アーケノ(…てか、テレサの手…意外と、ちょっと冷たいな…)

アーケノ(剣振ってるから柔らかいってわけでもないし…いや、何考えてんだ、俺…)

アーケノ「…」

テレサ「…」

<ガサッ

テレサ「ひゃうっ…!?」ブルッ

アーケノ「!」ジャラッ

アーケノ「…………何だ、熟れた実が落ちただけか」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 なんかこう、なんかこう、五里霧中感
 4~6 歩いても歩いても出れないし、行き会えないし…どうしよ
 7~9 テレサが怖がって、距離が近い…。思春期男子にはちとつらい…


テレサ「……で、出口、まだ…?」

アーケノ「何でお前、目えつむってんだよ…?」

テレサ「だってぇ…ほら…何か、怖いかも…」

アーケノ「ちゃんと歩けよ」

テレサ「いきなり、骸骨ががしゃーんって出てこない!?」

アーケノ「出ねえよ…」

テレサ「ほんと…? 見ちゃいけないものとか、出てこない?」

アーケノ「何だよ…見ちゃいけないものって」

テレサ「ゆ…ゆ、幽霊…とか…?」

アーケノ「…ないない」

テレサ「ほんと?」

アーケノ「だから目え開いて歩けって…」

テレサ「うん…」

 ギュゥゥッ

アーケノ「……何で目え開けると、手え握るの強くなんだよ…」

テレサ「こ、転ばぬ先の杖だよ!」

アーケノ「…あ、死体!」

テレサ「うわああああああっ!?」ヒシッ

 ビクビク

アーケノ「嘘だって」

テレサ「アーケノっ!!」

アーケノ(怖がりだな、ほんとに…)

アーケノ(でも…このまま歩いてても、道に迷ってるだけなんじゃ…?)


 【安価下1】
 1 いや、歩き続けよう
 2 とりあえず、立ち止まろう
 3 木をよじ登って俯瞰してみたり…?


アーケノ(……いや、歩かなきゃ出られもしないか)

テレサ「…」

 スタスタ…

テレサ「……そう言えば、やけに静かだよね」

アーケノ「そうだな」

テレサ「…こんなに静かなら、大きい声出せば気づいてもらえないかな?」

アーケノ「さあ?」

アーケノ「……けど、何も聞こえてこないってことは、向こうが大声出してても分からないってことじゃね?」

アーケノ「…声出すだけムダなんじゃねえの?」

テレサ「…このまま、歩き続けてたら、気づいたらちょっとずつ景色が変わって…そのまま、あの世に辿り着いちゃって…」

アーケノ「ないだろ」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 あれ、洞窟…?
 4~6 歩き疲れてきたよぅ…
 7~9 あれ、出れちゃった…?


アーケノ「…」

テレサ「つか…れたんだけど…」

アーケノ「…もう暗いしな…」

テレサ「……こうして、道に迷って…二度と外に出られないんだ…はは…はははは…」

テレサ「迷信じゃなかったんだ…」

アーケノ「…」

テレサ「ははは…」

アーケノ(疲れて頭おかしくなったのか…?)

アーケノ「休むか…」

テレサ「それで飢え死にしちゃうんだ…うぅぅ…」


 【安価下1】
 1 ネガティブ思考のテレサに喝を入れちゃる
 2 休みつつも鎖をずぅぅぅーっと頭上に伸ばしてく。ヨダカが空から見てたりしたら気づいてくれないかなって
 3 コミュる


テレサ「さようなら、地上…」

テレサ「天国のお母さん、お父さん、おじいちゃん、おばあちゃん、早く来ちゃってごめんなさい…」

アーケノ「何でもう死んでるんだよ…」

テレサ「だぁってぇぇ…」

アーケノ「…抜けられるって言ってただろ」

テレサ「それは…そうだけど…レアケースだったんだよ…」

テレサ「はぁぁ…素直に迂回してればなあ…あーあー…あーあーあーあ…」

アーケノ「ぐちぐちうっせーなあ…」


 ↓1~3
 テレサとのコミュ内容


アーケノ「ビビんなよ…」

テレサ「だってぇぇ…」

アーケノ「…ったく」

 ギュッ
 ポンポン

テレサ「っ…え、あ、アーケノっ…?」

アーケノ「このまま子守唄でも歌ってやるか?」ナデナデ

テレサ「むっ…そんなのいりませんー」

アーケノ「じゃあもう怖がるなよ」パッ

テレサ「あっ………」

アーケノ「ん?」

テレサ「………も、もうちょっと…怖いから、ぎゅって、してて…?」

アーケノ「…ん」

 ギュッ…

テレサ「…」

アーケノ「…」

テレサ「…」

アーケノ(………何この状況!?)

アーケノ(ち、違う…違う違う、こう…そう、これは小動物的な感じで…)

アーケノ(別にそういう、アレじゃなくて…)

アーケノ(そ…そう、だから…その、テレサはただのテレサであって…)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 モニカクラスのちっぱいだったから、小動物的感覚で収まった
 4~6 ……むにゅって、控えめなりに
 7~9 やらかい、小さい、あったかいの三拍子…こらもうね


テレサ「…」モゾ

アーケノ(……意外と、小さいんだな…こいつ)

アーケノ(すっぽり、腕にいい具合に収まっちゃって…)

アーケノ(それに何か…こんなに、人の体って、やわらかいもんなのか…?)

アーケノ(……ぬくいし…)

アーケノ「…」ゴクリ

テレサ「…アーケノ」

アーケノ「あ、ん、んんっ…?」

テレサ「アーケノって、意外とあったかいね」←ウワメヅカイ

アーケノ「」ズキュ----ン

テレサ「…アーケノ?」

アーケノ「…っ、な、何だよ、ビビりっ」

テレサ「ビビりって…そんな言い方しなくてもいいじゃん…」

テレサ「大体さ? 普通に道に迷うだけでも心細くなんのに、二度と出れないみたいなこと言われちゃってる、こんなとこでさ?」

テレサ「しかも皆ともはぐれちゃってるしさ? 歩いても歩いても、外にも出られやしなくて、静かで暗くなっちゃってさ?」

 イジイジイジ…

アーケノ(っ…な、何だよ…こいつ…)

アーケノ(……こ、こんなにこう…こう…かわいいようなヤツだったっけ…?)


 【直下 コンマ判定】
 1~3 みつめあーうとー、すなーおなー…ってことで、意地悪して寝ることにした
 4~6 ドギマギタイムはおしまいでーす
 7~9 ひょえっ…


 バクバクバクバク…

アーケノ(あれ、えっ…何だ、こう…何で、俺、ドキドキしてんだよ…)

アーケノ(いやいやいやいや、違う…違う、小動物的な、そういう愛玩の、あれだから…これは)

アーケノ(……あれ、こんなくっついてて…この、音、聞かれてたり…?)

アーケノ(………うわ、うわ、何だ、何だこれ?)

アーケノ(離れろ! 察しろ! 離れろ、それか耳塞いでろ!!)

テレサ「どしたの、アーケノ? 顔赤くして」

アーケノ「は、はは? はぁぁぁっ? だ、誰が顔赤くしてんだよっ?」

アーケノ「お前の体温高いんだろ、お子様体形」

テレサ「何それっ?」

アーケノ「あー、暑くなってきたー、お前が熱いから」ヒラヒラ

アーケノ「さっさと、この霧が晴れたり――」フイッ

 ピタッ…

ヨダカ「…」ジトッ ←何してんの、って目

シリウス「…」コホン ←何かを自重しろとばかりの控えめ咳払い

ライド「…」フイッ ←目を逸らしてくれた

アーケノ(晴れてるっ!!?)

テレサ「…あれ? あーっ、皆いる!!?」

シリウス「…まあ、仕掛けがあったわけだ。この森に」

ヨダカ「でもって、お前ら探してたら対面座位…」

ライド「…」

テレサ「対面…ざい?」

アーケノ「【安価下1】」

 1 ち、ちっげーし、これはテレサがビビってたからってだけで、そういんじゃねえーし!!
 2 何で黙ってたんだよ!!? いつからだよ、おら、答えろよ!!?
 3 ……………たいめん、ざい?


アーケノ「………………たいめん、ざい?」

ヨダカ「…はっ、ガキだな」

アーケノ「お前に言われたくねえよ」

ヨダカ「俺はこれでも、25だ」

テレサ「ええええっ!?」

アーケノ「はあっ!? どう見ても俺らよりちょっと下くらいだろ!?」

シリウス「まあ、寒いのなら…俺の使ってない上着を貸してやるが、どうする?」

テレサ「え? あっ…だ、大丈夫」

ライド「………ごゆっくり…する?」

アーケノ「しねえよ」

ヨダカ「んじゃ行くぞ。もう、こんな森はこりごりだ」

シリウス「そうだな。森を抜けたところで、野宿しよう」

ライド(たいめんざい…って、何だろう…?)


 【安価下1】
 1 以降、アーケノはテレサを意識するようになってしまいました
 2 夜になって、焚き火を囲んで実のない話をする野郎ども。テレサは寝た
   ※何か放り込みたい話題があれば併記してもええんやで


 ――旧バイス王国・街道――

ヨダカ「で、完成じゃなくて、そこに蜜を垂らしてやって…」

テレサ「へえー…おいしそう」

ヨダカ「まずいのの話なんかしねえよ」

テレサ「そうだよね」

アーケノ「…」チラチラ

シリウス「コホンッ…」

アーケノ「?」

シリウス「…あー……一応、年長者としての老婆心だが」ヒソ

シリウス「男としては、あまり回りくどいことをしていると余計な勘違いをされることもあるぞ」ヒソ

ライド「…」ピクッ ←地味に聞いてる

シリウス「相手を見極めることも大事だろうが、挙動不審になっては怪しまれるだけだ」ヒソ

シリウス「その気があるなら…堂々とした方がいいだろう」ヒソ

アーケノ「………は、はあ?」

ライド「…」

シリウス「老婆心だ、気にしなくてもいい」

アーケノ「…」

ライド「…」

ヨダカ「んで、トッピングのフルーツが…」

テレサ「へえー!!」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 おや、変な感じに…
 4~6 闇の中へ入っていきますよ
 7~9 おやおや、闇が濃いということは…闇の要が近くにありそうですな


 ――旧バイス王国・闇の中・湖畔の都――

 ズォォォォォ…

アーケノ「…やっぱ、水は避けるのか」

テレサ「そうみたいだね…。でも、街は完全に飲み込まれちゃってるし…」

シリウス「湖畔の都と言えば、風光明媚な眺めや、学術院で栄えていたのだがな…」

ヨダカ「こんだけ闇が濃いと、どこの話だか…って感じだな」

ライド「…学術院」

アーケノ「けっこう広いみたいだな…」

シリウス「ああ。市街地も広いが、学術院もかなりの規模だからな」

シリウス「探すのは手間取りそうだ」

ヨダカ「めんどくせえな」


 【安価下1】
 1 手分けして探そう
   ※5人だから、2:3でも、1:2:2でも、1:4でも、好きなように分けて併記してね。バラバラでも可よ
 2 皆でまとまって行動するお
   A 市街地から
   B 学術院から
   C 教会もあるねんな


 スタスタ…

アーケノ「…あんまり、人はいなかったみたいだな」

テレサ「そうだね。石にされちゃってる人も少ないし…」

テレサ「その前に占領されちゃってたから、そもそもの人がいなかったんだろうね…」

アーケノ「魔族がいないっぽいのを見ると…ガマーベに占領されたのか」

テレサ「……住んでた人達は、どこに行っちゃったんだろう…」

アーケノ「…」

テレサ「…」


 【安価下1】
 1 教会があった。覗いてこう
 2 学術院を覗いてみよう
 3 市街地をまだ探索する


 ――旧バイス王国・闇の中・湖畔の都・王立学術院――

アーケノ「…広っ」

テレサ「門をくぐって、いきなり広場…。閑散としてるけど」

アーケノ「ここ探すのも、大変そうだな…」

 スタスタ

テレサ「…あ、この先、関係者以外立入り禁止…って」

アーケノ「知るかよ」

テレサ「いいの?」

アーケノ「いいだろ、闇を払ってやるんだから」

テレサ「…それも、そうか」

 スタスタ

アーケノ「………学校って、こんな感じなのか」

テレサ「みたいだね」

 スタスタ

アーケノ「…勉強なんかして、何が楽しいんだか」

テレサ「わたしは、通ってみたかったけどなー、学校」

アーケノ「じゃあ通えば良かったじゃん」

テレサ「ムリ、ムリ…。お金かかるし、入るのにも頭良くなきゃいけないし…」

テレサ「皆が皆、学校に通えるようになったらいいのに」

アーケノ「……俺はやだな」

テレサ「何で?」

アーケノ「………何でも」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 罠か
 4~6 広くて迷う
 7~9 んん?


 カツカツ…

アーケノ「地下まであるし…」

テレサ「わくわくするね」

アーケノ「扉だ…でけえな」

 グッ
 ギィィィ…

テレサ「っ…」

 パァァァァァ…

アーケノ「何だ、この部屋…? 光ってて、ここだけ…闇がない?」

テレサ「あ、見て…! あの真ん中、像があるよ」

アーケノ「……あの感じ」

テレサ「…多分、そうだよね」

アーケノ「でも……何かあるな、これ。不自然すぎるし」


 【直下 コンマ判定】
 1~3 姐御
 4~6 神父
 7~9 姫様
  0  選択可能


―――――

王子「本日はここまでです。ありがとうございました」

王子「そして、このスレもここまでということで、以下、Q&Aコーナーですよ!」

王子「次スレはこちらですよ」

 【安価・コンマ】ファンタジー世界であれこれ【バトル?育成?16スレ目?】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1445522778/)

王子「アシをつけてくれるんであれば、質問と一緒に、アシを選択してくださいね」

王子「ただし、1番早く質問をくれた人が採用したアシだけが、ずっとついてくれるからね。質問ごとには変わりません」

王子「質問、待ってまーす」


 マリリー ヒヒイロ スピカ エル トレバー ミーシャ リナ ドラシロ ゼドファ アテム テレサ


テレサ

次スレでアーケノが10人目の主人公と明記されてないのはわざと?
だとするならアーケノは主人公ではなかったことに

ゼドファは変態なんですか?

アテムの弟が登場することはもうないっぽい?

ゼドファはヒヒイロとよく変態なお店に行っているんですか?


王子「皆の王子様と!!」

テレサ「テレサでーす!」

王子「……のっ!」

テレサ「え?」

王子「あ、ほら、あの…タイトルコール…」

テレサ「あ、Q&Aコーナー、でーす!」

王子(ぐだった…)

王子「でも、女の子が、きたぁー! やったぁー!! ふっふー!!」

テレサ「すごいはしゃいでる…」

王子「王子様のここ、空いてますよ?」キリッ

テレサ「あ、はい…」

王子「…」

 >>966

テレサ「次スレのテンプレで、アーケノが10人目の主人公って明記されてないのはわざとなんですか? って」

王子「んー…どうでしょう」

テレサ「答えてくれるんじゃないの?」

王子「ただ、ひとつ…確かに言えることはあります」

王子「1人目の…2人目の…って並んでるでしょ? あれをね、10人目…ってやると、ズレるんだ」

テレサ「え…?」

王子「じゃあ、半角で10にすればいいじゃん、って思うかも知れないけど…半角はアルファベットくらいにしか適用したくないんだ」

テレサ「何それ…」

王子「さて、深い意味があるのかないのか…それは、今後の安価とコンマ次第!!」

 >>967

テレサ「ゼドファは変態さんですか?」

王子「まあ、人並み…じゃないかな? たまたま、彼の場合は緊縛に興味を持っていたか、過去に興味があったかとか…」

王子「そういう事情で詳しかった、っていう可能性はあるよね」

テレサ「仮に変態さんだとして…いる? それ」

王子「けっこう、ズバッと言うね、テレサ…。親しみやすさだよ、親しみやすさ」

テレサ「ええー…? 引くんだけど、普通に…」

王子「引かないでよ…。男の子にはね、フェチズムっていうものがあるんだよ」

王子「ゼドファは魔法使いだから、その性質として…こう、ひとつ興味持っちゃうと、とことんね、追究しちゃうんだよ…」

王子「それがたまたま、緊縛に向けられたことがあるのだろうか…っていうことのひとつとしてね? 深い意味とかないからさ」

テレサ「…あ、次の質問」

 >>968

テレサ「アテムの弟が出てくることはもうないの?って」

王子「んー…どうだろね。まあ、あんまり出す予定はないけど…展開次第じゃ出てこないこともない…かなと」

テレサ「あんまり、出ない系?」

王子「そうだね。今のところは絡んでくる予定はないよ」


 >>969

テレサ「ゼドファとヒヒイロは、よく変態なお店にいくの?」

王子「どうでしょうね…。オッサンは体力ないから、プレーなお店は行かないと思うよ」

王子「ゼドファも、あんまり…性欲よりは知識欲の方が強いから、そういうのにお金はかけないんじゃないかな」

王子「だけど、つき合いでこう…バニーガールがいて、お酒を飲めるようなお店には行ってると思うよ」

テレサ「…ダメな大人だ」

王子「おつきあいだよ、おつきあい」

テレサ「そういう言い訳なんでしょ?」

王子「…ほら、そういうところはね、犯罪の温床になりやすいからって騎士としてオフを潰して――」

テレサ「って、いう言い訳なんでしょ?」

王子「…そうですネ」

テレサ「何か幻滅かも…騎士に」

王子「騎士の、皆が皆ってわけじゃないからね? 一部の騎士が…」

テレサ「あーあ、幻滅…」

王子「…」

テレサ「………………そう言えば、まともな騎士って、今まで出てきたのかな?」

王子「それ以上はいけない」

王子「皆、どっかしら、何かしら、アレってのは触れちゃいけない」

モニカが救われるとして、ちゃんと罰を受けますか? 永久投獄とかされますか? ヨダカと流浪の旅とかじゃなくて

ちゃんとした罰なしでモニカが幸せになっちゃったらチュミヌさん達が報われません
それこそチュミヌさん達に対して最悪のゲスプレーをすることになってしまうと思うのですが、その辺り何か考えていますか?

もしアーケノが死んでBADENDになっても話は続く?

モニカが以外が生き返ることはあるんですか?

ゲスプレー及び斜め上の安価を禁止にしたのは話がたたみづらくなって、すっごく困っちゃうから?

猫ヨダカ殺してゲームエンドになったのは何でですか?
モニカみたいに再生させればいいと思ったんですけど


 >>972

テレサ「けっこう、厳しい質問」

王子「んー…まあ、まず、救われるかどうかも、まだビミョーな線だけど…そっち方面へ持っていこうとはしてるよ」

王子「でもって救われたとして、その後のことはコンマ次第だから何とも言えないよね」

王子「救われたと思ったら死んじゃう可能性もあるだろうし、それこそ終身刑的なものにされるかも知れないし、どうなるかはコンマ次第」

王子「ただまあ、何もなしで終わる…ってのはないんじゃないかなあ、と」

テレサ「ゲスりまくっちゃったからね」

王子「そうだね」

王子「正直、あそこまでゲスるとは思ってなかったよ…。お陰でもうね、簡単に救えないよね。もともと難しかったのに、さらにだよね」

 >>973

王子「アーケノがバッドエンドになっても…か」

テレサ「どうなの?」

王子「んー…まあ、バッドエンドの迎え方にもよるんじゃないかな?」

王子「一応のラスボスになってるベテルギウスに完膚なきまでに敗北を喫しちゃえば、もう続きようがない終わり方だろうし」

王子「バッドエンドって言っても、戦いに勝ちはしたのに何かを失っちゃっても負けも同然…なバッドエンドもあるだろうし」

テレサ「あー…んー…? お話が終わるって、どの時点でのこと?」

王子「それも問題だね、モニカ編から始まったこのスレとしての話が、アーケノバッドエンドでも続くかどうかなのか…」

テレサ「その場合だったら?」

王子「んー…続けるかどうか、ぶっちゃけ、すごくビミョーなラインです。ただ、まあ…バッドエンドは迎えたくないよね」

テレサ「それは…うん」

王子「だから、考えなくてもいいんじゃない? ダメ?」

テレサ「……ダメじゃない?」

 >>974

テレサ「モニカ以外が生き返る可能性について」

王子「さあー…? 基本、ないよね。まあ、元主人公だし? ってくらいのアレだから」

テレサ「じゃあ、ないって考えの方がいい?」

王子「そうだね。…しない方針を取ってるよ」

 >>975

テレサ「ゲス関連安価の禁止は、話を畳む都合?」

王子「んー…と、そうね…。まあ、あれだよ。単純に捌くのがつらい」

テレサ「えー。安価スレの醍醐味なのに?」

王子「だってさー、何? 例えば緊縛に目覚めさせたいとか? それしたって、いいことないしさ?」

王子「むしろ、悪い方向にしか持っていけないしさ? そうしたくないから強引に収めるけど、意味ないことになっちゃうしさ?」

王子「うん…無意味」

テレサ「…怒られるんじゃない?」

王子「いや、正直、断腸の思いなんだよ? その他、自由、っていう…あれで選択肢の数を水増ししてたし」

王子「でも何かねえ…何も得しないことばっかり、取られちゃうもんで、しかも末尾Oばかりで同じ人じゃないのて疑心暗鬼になったりさ」

王子「そんな風に思いたくはないんだけど…何か、ねえ?」

テレサ「ねえって言われても…ぶっちゃけすぎじゃない?」

王子「そういう無用な不安や心配やストレスを避けるために、仕方なく…って感じなんだよ」

王子「ご理解、ご協力のほどをよろしくお願いします」

テレサ「…お願いします」

敵キャラの名前を安価するとき、重要じゃないキャラは重要じゃないキャラと併記してはいかがでしょうか?

せっかく名前つけてもプリンやザブロストのような処理のされ方をされると思うと
真面目に名前考える気が失せます。というかあれで終了ならヌッヘだのゲッグだのでよかったのでは?


 >>976

テレサ「猫ヨダカ」

王子「再生させれば…って言われても、しませんしおすし…」

テレサ「でもモニカ蘇ったよ?」

王子「色々と条件があるんですよ、蘇生にも」

王子「それに、そんなことできるのはベテルギウスくらいのもんで、ヨダカを蘇らせる理由もないしね」

テレサ「ふーん」

 >>978

テレサ「だってさ」

王子「何か、質問っていうか、クレームコーナーになりつつあるんじゃ…」

テレサ「そんだけのことをやらかしてるんだよ」

王子「ごめんなさい」

王子「でも、あれよ。登場したって、その後がどうなるかはコンマ次第な部分があるんだよ」

王子「まあ敵キャラの場合はね、けっこう早めの退場になりやすいんだけど、ぶっちゃけ、決まってないんだよ」

テレサ「それならそうって併記すれば?」

王子「敵キャラですよー…って」

テレサ「それだけじゃアレだから怒られてるんじゃん」

王子「怒られてないもん」

王子「まあ、退場が早すぎて考える気が失せる…ってのは耳が痛いから本当にごめんなさいですけども」

王子「でもほんとに…うん、重要キャラになるかどうかなんて、出す時点じゃ考えてなかったりするんだよ」

王子「極論では名前なんて記号だし…。じゃあ、何でヌッヘッホとかゲッグッグがダメなんだって怒られちゃいそうだけど…」

王子「何か…パッと見で、あ、名前だな…って分かるようなのがいいわけで…言い訳ですけど」

テレサ「ごめんね、お酒飲んでるから」

王子「あとね、できれば…4文字内がいいよね、名前って」

王子「表記の時、それが収まりいいし。長いと省略するためにどこで切るかとか、どう略するかで悩むし…略せねえってなると打つのだるいし」

テレサ「…質問の答え的には?」

王子「重要キャラだとか、そうじゃないっていうのは、コンマ次第なので表記はいたしません」

王子「ご理解をよろしくお願いします。ごめんなさい」

像は指輪と違って破壊できるんですか?
ジュダル管理してるおっちゃんは壊されたらどうのって言ってたけど


 >>980

テレサ「像、壊れるの?」

王子「壊れないよ」

テレサ「おっちゃんが文句言ってたのに?」

王子「ブラフ、ブラフ。はったりだよ」

王子「そう簡単に壊されてたまるかっていうね」

テレサ「…誰視点で、壊れちゃたまらないの?」

王子「…メタ視点?」

ゲスプレー反対なら何故モニカで存分にゲスプレーさせたの?

アテムの属性以外に隠された属性はある?

ライド君は性行為にトラウマあるから勃たないのですか?

ジュダル編終了時から今に至るまでの暗夜王国の騎士の数の変動っぷりを教えてください

できればエル編からジュダル編まででどのくらい騎士の数が変わったかも教えてください

テレサはインガを買った富豪にケチつけてたけど
安価王国ではああいう場合どういった法的処理がされるん?

もう番外編みたいなのはないのですか?

最後に登場してから出番ないキャラがたくさんいるけど
そいつの中で既に死んでたりする奴はいる?


 >>982

王子「ゲスプレーしたがってるような人がいたっぽいのが1点」

テレサ「…」

王子「あとはモニカのすることがなかったから、接点を持たせようとしたっていう理由が2点目」

テレサ「…」

王子「あわよくば、ゲスプレーを止められて、改心するきっかけになれば…っていうので、3点目」

テレサ「で、見事に悪い結果になっちゃった?」

王子「やりすぎちゃいました…」

テレサ「考えなしって、いけないんだね」

王子「そうだね…」

 >>983

テレサ「アテムの以外に、隠された属性は?」

王子「今のとこ、考えてましぇーん」

テレサ「…アテムのって、何だったの?」

王子「んー…光属性と言うべきか、闇属性と言うべきか…その両方の性質を持ってる系?」

テレサ「曖昧…」

王子「ちゃんと考えてなかった…」

 >>984

テレサ「…質問読みたくない…」

王子「テレサはそのままでいいよ」

王子「えーと…まあ、うん、トラウマはしっかり植えつけられてるね」

王子「不全かどうかは…んー…別に考えてはないんだけどね…。多分、性欲はもうトラウマで封じられてるんじゃないかなあ…?」

王子「子づくりとか、もうしたがらないんだろうね、ライドくんは」

 >>985-986

テレサ「騎士の数の変動っぷり…だって」

王子「ちゃんとした数は…考えてなかったんだよなあ…」

王子「どっかで、ちらっと数字出した記憶もあるけど…どうだったかなあ…」

王子「んー…ちょっと、これは後回しで答えますね。過去スレ見ながらちょっとまとめとくんで」

テレサ「忘れてたら、ガツンとぶつけていいからね」

 >>987

テレサ「気前よくしてくれてもいいのにー…みたいなことは言った記憶あるけど…法的措置…?」

王子「民事不介入でしょうね」

テレサ「えー?」

王子「というか、まあ、物品として売買されてるわけだし? それをタダで譲ってほしい、って言われても…ねえ? なことあるじゃん?」

テレサ「それはそうだけど…」

王子「まあ、裏技としては…アテムの名前と権力を使って、騎士にでも照合してもらえれば余裕でゲットできたんだけど」

テレサ「せこい」

王子「うん。せこいから、よしといた。何かの判定で【0】偶数でも出ればできるように考えてた」

 >>988

テレサ「番外編だって」

王子「ネタ切れなう! 募集中!!」

テレサ「ただし、絶対に採用されるとは限りませんので、ご理解をお願いします!!」


 >>989

テレサ「すでに死んじゃってたりするキャラ…だって」

王子「んー…………決めてはないね」

王子「どっかで偶然、何かの役回りを思いついて再登場…みたいなことがあるかもだから」

テレサ「…それに備えて、決めておかないってこと?」

王子「選択肢は広く持っておきたいじゃない?」

テレサ「せこい」

王子「せこくてけっこう、コケコッコー!!」

テレサ「開き直った!」

王子「いけませんか?」キリッ

テレサ「…」

アーケノの顔って焼けただれて包帯まみれで傍から見れば不気味極まりない
そんな人がテレサに抱き着いたの見てシリウスやライドは特に何も思わなかったの?

番外編でジュダルのモテモテ受難生活が見たいです

駄目ですかね?


 >>992

王子「んー…まあ、あれよ。主人公補正で、顔は火傷してないんじゃん?」

テレサ「え、そうなの?」

王子「グロメン主人公なんてね、ハードル高いだけで得がないからね。そういうことだよ」

王子「顔にまで包帯巻かれてる、なんてことは一切触れてませんし。体はまあ、火傷痕だらけに違いないけどね」

テレサ「ふーん」

王子「それに、一応は…ちょびっとは旅してる間柄なのに、そこまで不気味がったりはしないと思うよ」

王子「それにアーケノとテレサが仲良さげっていうのは見れば分かることだし」

王子「そりゃね、何にも知らない人が包帯ぐるぐる男と抱き合ってる女の子見たら、ひょえってなるだろうけど…」

テレサ「まあ、旅してる最中だし?」

王子「そうそう」

王子「それにシリウスもライドくんも、けっこう何でも許容しちゃうタイプだしね」

王子「当人同士に問題ないなら…ってことなら、見て見ぬふりとかすると思うよ」

王子「ちなみにヨダカは、盛ってやがんなあ? みたいな感じに見てました」


 >>993

王子「いいんじゃないかな? 時間軸は、適当に想像補完してもらうとして」

テレサ「いいなー、モテモテ」

王子「果たして、どうかな…」

テレサ「え?」

王子「――って、具合の話…になる、のかなあ? 何も、考えてないけど。予告なしに内容変わるだろうけれど」

 >>994

テレサ「王様の株価が…」

王子「バカ陛下だし、いいんじゃん?」

王子「ともかく、Q&Aコーナーはこれにておしまいです! 久しぶりにスレ内で終われた!!」

テレサ「やったね」

王子「やっぱりアシスタントは女の子に限るよね、うん」

王子「愛想もいいと、尚良しだよね」

テレサ「そう? えへへ」

王子「さて、そういうわけでおしまいです」

王子「どうもありがとうございました!」

テレサ「ました!」

王子「以上、皆の王子様と!」

テレサ「テレサの!」

王子「Q&Aコーナー、でしたー!!」

王子「採用されるような>>1000、がんばってねー!!」

>>1000ならアルクトスが主役な番外編

>>1000ならテレサが強キャラに

>>1000ならテレサもアーケノにドギマギする

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