【SideM】柏木翼「おかわり!」 佐竹美奈子「わっほ~い!!」【ミリオンライブ!】 (54)

アイドルマスターSideMとアイドルマスターミリオンライブ!のクロスSSです。

呼称などに捏造を含みます。

一部地の文あります。

見ようによってはカップリングと見える要素があるかもしれません。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444565723

315プロ


柏木翼「俺達が健康番組に出演…ですか?」

315P「はい、先日出した企画が通ったんですよ。」

天道輝「○△総合病院で、一日かけて人間ドック……ずいぶんと豪勢だな。」

P「ホワイトデーの時薫さんから人間ドックをプレゼントされて、皆さんにも受けてもらおうと思って企画したんです!」

桜庭薫「……そんなことも、あったな。」

柏木翼「わあ、優しいんですね薫さん。」

薫「プロデューサーには倒られては困るからだ。」



天道輝 http://i.imgur.com/Wq7R7jq.jpg

桜庭薫 http://i.imgur.com/ZOwgzqA.jpg

柏木翼 http://i.imgur.com/Y9j6Oju.jpg


輝「しかし人間ドックかあ……話には聞いていたけどいろいろやるみたいだな。」

翼「身体測定、X線検査、血液検査……検尿に検便まであるんですね。」

薫「人体を検査する以上当然のことだ。やりすぎということはない。」

輝「しかしあれだな。今どっくも悪くないのにこういうことやるのも、変な気分だな!!」

薫「……プロデューサー、天道にはついでに脳神経科の診断も追加しておいてくれないか。」

輝「どういうことだよ!?」

P「あはは……」

翼「でも、これってテレビ番組なんですよね?何か特別な事をしなくちゃいけないとかそういうのはないんですか?」

P「いえ、特にする必要はないですよ。なんでもリアルな素の状態で受けるってコンセプトだそうで。」

薫「ふん、殊勝なことだ。」

輝「ま、そっちの方が気が楽だな。」

P「あ、でも一つ……」

翼「なんですか?」



P「この人間ドックの行われる18時間前から、断食をお願いします。」



翼「……えっ?」パサッ

輝「おいどうした翼?固まっちまって。」

翼「……」

薫「断食するのは当然のことだ。バリウム検査の際に胃液の活動跡があるとレントゲンに映す際に……」

翼「…………やだ。」

P「え?」

翼「……そんなの、絶対に嫌です!!」

輝「なっ!?」

薫(な、なんだこの気は!?)

翼「断食って……ご飯が食べられないってことですよね!!俺、そんなの……耐えられないですよプロデューサー!!」

薫(柏木が……こんなにも激情しているだと!?)

P「い、いやそうは言っても……」

輝「そうだぞ翼、あまり無茶を言うんじゃあない。」

薫「ああ、正確な値を出すためには必要なことだ。」

翼「で、でも……でも……」

P「柏木さん……わかってください。これもアイドルとして……」

翼「…………」

翼「……うぅっ……」ポロポロ



輝・薫・P(泣いたーーー!!!???)

翼「どうして……俺が何をしたんですか……!!」

P「柏木さん……」

翼「こんな目にあわなくちゃいけないなんて……何で俺、産まれてきたんだろう……!!」

輝(なんかすげえ壮大な事言ってる。)

翼「こんなつらい思いをするぐらいなら……俺、お茶碗に生まれたかった……!!」

薫「おい天道、どうするんだこれ。」

輝「いや俺に聞くなよ!!」

それから収録当日までの柏木翼は、かつてないほどに消沈していた。

だがその消沈っぷりとは裏腹に、これまで以上によく食べるようになっていた。

まるで、この先に起こる断食に備え食い貯めをしているかのように……

それは食事というものに対する惜別のようでもあった。

食への想い故に涙を流す者がいるのか――

天道輝と桜庭薫は戦慄にも似た感情を覚えていた。



そして収録当日を迎えた――――

一旦中断します。

美奈子出せなくて本当に申し訳ないです。

再開します。

なお、書いている人はW橘の人の大ファンだとだけ言っておきます。

収録当日――――



P「おはようございます……って、どうしたんですか翼さん!?」

翼「おはよう……ござい、ます…………」ゲッソリ

薫「二食抜くだけでここまでやつれる人間、初めて見たぞ。」

輝「健康番組に出る前から不健康じゃないか……」

P「だ、大丈夫ですか……?」

翼「大丈夫……です……」フラフラ

薫「どう見ても大丈夫じゃないんだが。」

翼「これが終わったら……これが終わったら、ご飯なんですよね……」フラフラ

輝「もう食への執念だけで動いているなこりゃ。」

P「と、とにかく今日の収録頑張ってきてください!!」

翼「ふぁい……」フラフラ

P(不安だ……)




――――収録を終えて。



スタッフ「お疲れ様でしたー!!」

輝「ふいー、やっと終わったな。」

薫「これまでは診察する側だったから、診察されるというのはどうもむず痒いものがあったな……」

輝「まあいいじゃねえか。それより……」



翼「」チーン



輝「燃え尽きてるな。」

薫「収録に支障をきたさないように努力していたのは評価したいが、収録が終わると同時に崩れ落ちたな。」

輝「まあ、二食抜いてるわけだし仕方ねえって。」

薫「確かに、僕たちもだいぶ空腹ではあるが……」

輝「しかしおかしいな、ロケ弁がないなんて。」

薫「つまみ食い防止じゃないか?しかしそれにしてもまだ来ないのは……」



バタバタバタバタ……


輝「ん?なんだ?」

P「大変です輝さん、薫さん、翼さん!!」

薫「どうしたんだプロデューサー、そんなにあわてて。」

P「ロケ弁の仕出しを頼んでいたところが食中毒を出して……ロケ弁がありません!!」

輝「な、なんだってー!?」



ドサッ


薫「か、柏木!?どうした、しっかりしろ!!」




翼「べ、弁当……ごは、ん……」

輝「やべえ、顔が真っ青だ!!しっかりしろ翼!!」

P「つ、翼さん!!しっかりしてください!!気を確かに!!」

翼「う~ん……」

輝「ど、どうする桜庭!?このままじゃ翼が……」

薫「落ち着け天道。僕の見たところによると極度の空腹とロケ弁がないということに対するショックで前後不覚になっているだけだ。ということはつまり……」

P「つまり?」

薫「なにか食べさせればいい。」

輝「な、なるほど!!」

P「でも、食べさせると言ってもロケ弁もありませんし、ここの病院の食堂は今改装工事中だって言ってましたよ……?」

薫「……やむを得ないが、ここは緊急事態だ。プロデューサー、僕たちはこれから外に出て柏木に何かを食べさせる。」

輝「おっし、翼を背負うのは任せろ!」

薫「プロデューサーは何か問題が起きたらその後処理を頼む。今は一刻を争うんだ!!」

P「え、ええ!?」

輝「悪いなプロデューサー!!緊急事態ってことで!!」

薫「それじゃあ……頼んだぞプロデューサー!!」ダッ

P「ちょ、ちょっとー!?」







――――街



輝「プロデューサーには悪いことしちまったな。」

薫「なに、謝罪は後からでもできる。それよりも今は柏木をどうするかだ。」

翼「ごは……ん…………ご……」ヒクヒク

輝「やべえな、なんかこのまま干からびそうだ。」

薫「くっ、まさかここまでだったとはな……」

輝「どうする桜庭?どっかファミレスとかファーストフードとかでもいいんじゃ……」

薫「駄目だ。今の柏木をそういう人の多く出入りするようなところに放り込むと大変目立ってしまう。下手をしたらスキャンダルにもなりかねん。」

輝「ってことは、個人経営の食堂とかそういう店にするべきってことか。」

薫「なおかつ、量を多く出してくれそうなところだな。」

輝「しかしそんな都合のいい店なんて……ん?」






薫「どうした天道、何か見つけたのか。」

輝「あれを見ろよ桜庭!!」

薫「……中華料理屋?」

輝「ああ、渡りに船とはよく言ったもんだぜ、あそこの店に入るぞ!!」

薫「ふむ……確かに中華なら一定以上の量は見込めるな。たまには役に立つな。」

輝「たまには、は余計だよ。それより早く入るぞ。」

薫「ああ。」






薫(――今になって思えば、その時一瞬だけだったが感じた妙な胸騒ぎを封じ込めたのは失敗だった。)

薫(いや、今どう思ったところで過去が変えられるわけではないからこの感情は無意味でしかない。)

薫(その店に入った時点で……僕たちは悪夢に見入られていたのだろう。)





薫(その店――佐竹飯店に。)

また中断します。

おかしい、今回で美奈子出せると思ったのに……

次には必ず出します。

都築、じゃなかった続き投下します。




――――佐竹飯店




佐竹美奈子「わっほ~い!!いらっしゃいませ~!!」

http://i.imgur.com/UPOcjHL.jpg

薫「3人だが、あいているか?」

美奈子「はい、あいてますよ……って、どうされました?お一人なんだか元気がないような……」

翼「」チーン

輝「ああ、悪いな、こいつ今死ぬほど腹減らしてるんだ。出来ればすぐにできるやつだしてほしいんだが……」

美奈子「すぐできる……チャーハンとかどうでしょう?」

輝「お、いいじゃん!!それじゃあチャーハン三つ、一つは大盛り……いや、特盛りで頼む!!」

薫「おい、天道!!」

輝「気にするなよ桜庭!!今は緊急事態なんだからさ。」

美奈子「……特盛り、でよろしいですか?」

輝「ああ、超特急で頼むぜ!!」

薫「……僕は知らないからな。」

美奈子「それじゃあお待ちください!!わっほ~い!!」

薫「まったく、君はいつもこうだ……人の話を聞かないで……」

輝「まあそう言うなって、翼のこともあるんだしさ。」

薫「……しかし、なんだろうな。」

輝「ん?どうかしたのか?」

薫「さっきの店員……なんだか気になってな。」

輝「お、おまえもしかしてああいう子が好みだったり?」

薫「バカを言うな。どこかで見たことあるような気がしただけだが……」

翼「う、ううん……」

輝「お、起きたのか翼。」

翼「あ、あれ……?輝さん、薫さん……?ここはいったい……?」

薫「ここは中華料理屋だ。」

輝「お前のためにチャーハン特盛り頼んどいたぜ。」

翼「チャーハン……!?あ、ありがとうございます……!!」

薫(チャーハンと聞いただけで目の光が戻った……なんなんだこいつは。)

輝「店員の女の子はすぐにできるって言ってたからもうちょっとだけ待っててくれよ。」

翼「は、はい!!」

薫「とはいえ、あまり期待しすぎるのもな……」



美奈子「お待たせしましたー!!」

輝「っと、本当に来たようだぜ!!」






翼「チャーハン……!!」

薫「……なあ、天道。」

輝「なんだ?」

薫「君は、特盛りは一つ、と頼んだよな?」

輝「ああ、そうだが?」

薫「じゃあなんで大皿に山盛りになってるチャーハンが『二つ』も来ているんだ!?」

輝「う~ん……どういうことだろう?」

翼「チャーハン……!!」キラキラ

美奈子「チャーハン特盛りただいまお持ちいたします~。」

輝・薫「えっ。」



薫「……ちょっと待て。今の店員の発言は、特盛りを『これから運ぶ』という意味に聞こえたんだが……」

輝「……桜庭、俺もそう聞こえた。」

翼「チャーハン……!!」キラキラ

薫「まさかとは思うが……この山盛りの二つのチャーハンは……」

輝「……『並盛り』だっていうのかよ!?」





美奈子「チャーハン特盛りお待たせいたしました~。」



薫「なっ……!!」






それは チャーハンと言うには


あまりにも大きすぎた


大きく ぶ厚く 重く


そして 大雑把すぎた


それは 正に 米塊だった


言うなれば 万里の長城


ただの食材であるはずの 米が 卵が 葱が 叉焼が


重厚な壁となって テーブル上に鎮座していた……






輝「な、なんなんだよ、これ……」

薫「……僕は今、悪い夢でも見ているのだろうか。」

輝「い、いくらなんでもこんなのってねえだろ……」

翼「…………」

薫「……どうした柏木?」

翼「……すごい。」

輝「翼?」



翼「凄いですよ輝さん薫さん!!おいしそうなチャーハンがこんなにたくさん!!これ、食べてもいいんですよね!?良いんですよね!?」



薫「……なんなんだこいつは。」

輝「さすが翼、だな……」

翼「は、早く食べましょう!!冷めないうちに!!冷めないうちに!!」

薫「わ、わかったからそうせっつくな。」

輝「そ、それじゃあ手を合わせて……」




翼「……いただきます!!!!」カッ




その時

柏木翼の眼の色が変わった――――








輝(……俺の出身県、福島県ってのは北海道や新潟と並ぶ日本国内でも有数の豪雪地帯だ。)

輝(俺の生まれ育った地域もそりゃもうとんでもなく雪が積もるんだ。)

輝(ひどい時には玄関が埋まっちまうぐらい積もるから、二階の窓から出入りしたことだってある。)

輝(そんな豪雪地帯での頼もしい味方が、除雪車だ。もし除雪車がなかったらと思うと正直ゾッとするぜ。)

輝(……だけど、俺は小さい頃、その除雪車が妙に怖かったんだ。)

輝(雪山を文字通り削り取ってしまうそのさまが、まるでなんでも食べてしまう化け物にでも見えていたんだろうな。)



輝(――――何でそんなことを突然思い返したかって?)



輝(思い出しちまったからだよ、その『化け物』をな……)




今回はここで中断します。

おかしい、こんなに長くなるはずじゃなかったのに。

続き投下します。





目の前にある米の壁が、見る見るうちに削られ消えていく。

それはまるで火炎放射機を当てられ溶けていく雪のようであった。

それは、食事と呼ぶにはあまりにも獰猛だった。

もはやそれは食事というよりも、凌辱に近いものがあった。

そこには法もない、秩序もない、倫理もない。

今の柏木翼には、アイドルであるという自覚すらも存在しない。

ただひたすらに、一心不乱に飢えを満たしたい、純然たる食欲だけがそこに存在していた…………









薫「か、かしわ、ぎ……!?」

輝「なんだよこれ……こんなのアイドルじゃねえよ!!」

翼「――――ッ!!ッ!!――ッ!!!!」ガツガツ

薫「言語能力すら失われているのか……?」

輝「い、いやちょっと待て桜庭!!何だか様子がおかしいぞ!?」

翼「…………」

薫「む……?今度はいったいどうしたというんだ?」

翼「……」

輝「……あ、もしかしてあんなにがっついたからのどに詰まったんじゃねえか!?」

薫「まったく世話の焼ける……店員さん、なにか飲み物を……」

美奈子「わっほ~い!!ただいま~!!」

輝「もう来るのかよ!!」

翼「…………」

薫「おい柏木、コップを……」

翼「……ぃ」

輝「え?」





翼「…………美味しい。」ポロポロ




輝・薫(泣いてるーーーー!?!?)






翼「なんて……なんておいしいんだ……こんなにおいしいチャーハンがあったなんて……俺、俺…………」ポロポロ

薫(本当になんなんだこいつは。)

翼「ご飯の一粒一粒にしっかり油が通って、塩加減も絶妙……!!間間に挟まってくる具材の大きさ、味付け、どれも一級品……いや、それ以上だ!!俺の今まで食べたどんなチャーハンよりも、最高だ……!!」ポロポロ

輝「……お、お気に召したようで……」

美奈子「え、えーっと……お飲み物おかわりは……」

翼「あ……こ、このチャーハンを作ったのは、誰ですか!?」

薫「おい柏木?」

美奈子「あ、私ですけど……」

翼「あなたなんですね……!!こんなに素晴らしいチャーハンを作ってくれたのは……!!本当に、本当にありがとうございます……!!」

美奈子「え、もうこんなに食べたんですか!?」

輝「あー、こいつ大食いでさ……」

薫「尤もここまで食べるとは予想外だったがな。」

美奈子「す、すごいです!!こんなに早くこんなに多く食べられる人、初めて見ました!!」

翼「え、そうですか?えへへ……」



ぐううぅぅ……



輝「え?」

薫「……おい、柏木、今の音って。」

翼「……ごめんなさい、一気に食べたら胃が元気になっちゃったみたいで……」



輝・薫(まだ食えるのかよ!?!?)





美奈子「あ、それ食べ終えたらおかわりもありますけど。」

輝・薫「なっ!!??」

美奈子「もしよろしかったら別のメニューもいかがですか?」

輝「ちょ、ちょっと待ってくれ!!」

美奈子「あ、そちらのお兄さんも何かいりますか?」

輝「あ、良いです。結構です。」

薫(い、いったいなんなんだこの店員は……)

翼「あ、それだったら海老チリ飯お願いします。」

薫「何ィ!?」

翼「あ、もちろんこっち先に食べちゃってからでいいんで……」

美奈子「わっほ~い!!少々お待ちくださ~い!!」

輝「……桜庭、俺らも食おうぜ。」

薫「……見てるだけで胃拡張か胃下垂になりそうだ。」




輝(桜庭と俺は……なんとか大量のチャーハンを何とか胃に押し込んだ。)

輝(店を出た後桜庭は「もう米を見るのもいやだ」と真っ青な顔で言っていたが、正直俺も同意見だった。実家の近所の田んぼ一枚から取れる米を一気に食いつくした気分だった。)

輝(その一方で、翼はこれまた大量の海老チリ飯と天津飯を食べ、しめのデザートとして杏仁豆腐と桃まんをたいらげていた。)

輝(「またここに来ましょうね!!」と言っていたが……もう勘弁願いたいぜ。)



薫(今日は本当に散々な日だった。)

薫(柏木が大食いなのは今に始まったことじゃないが、あそこまで食べるとは驚くと同時に恐怖すら感じた。)

薫(今日の事で一つわかったことがある。)

薫(何がどうあっても、柏木の食事を抜くようなスケジュールを組んではいけない、ということだ。)

薫(プロデューサーにもそう言っておかねばな。)



薫(しかしあの店員……どこかで見たような気がするのだが、いったいどこで……)






――――765プロ





美奈子「あなたを愛でイッパイにした~い♪心に詰め込むの~♪」

馬場このみ「あら、今日の美奈子ちゃんやけに御機嫌ねえ。」

http://i.imgur.com/Eqgy5PN.jpg

双海真美「それが聞いてよこのみん!!おととい佐竹飯店にすごいお客さんが来たんだってー!!」

http://i.imgur.com/GaM8x5b.jpg

木下ひなた「なんでも特盛りのチャーハンを一人で食べちまったって話だべ。たまげたよぉ……」

http://i.imgur.com/cXhSRbl.jpg

このみ「う、うそでしょ!?あの万里の長城みたいな特盛りチャーハンを一人で!?」

中谷育「ほんとなんだって!!しかもおかわりしてデザートも食べたって……」

http://i.imgur.com/BTDOKhm.jpg

このみ「……マジ?」

真美「うん、大マジ。」

ひなた「東京っておっかねえ人がいるんだべな……」

育「どんな人が来たんだろう?お相撲さんでも来たのかなあ?」

真美「いやいや、ナカニシみたいなプロレスラーかもしれないよ?」

このみ「……いや、それでも大概よ。前にプロデューサーと私達5人でチャレンジしたけど1時間かかってようやく完食したってのに……」

ひなた「プロデューサー、あのあと大変だったって言ってたべ……」

765P「お、みんないるか?それじゃあそろそろレッスン行くぞ。」

美奈子「わっほ~い!!今日も頑張っていきましょ~!!」

765P「お、美奈子今日も元気だな。」

美奈子「はい!!今日も張り切っていきますよ!!」

このみ「そう言えばプロデューサー、今日のレッスンって合同レッスンだって聞いたけど……」

765P「ああ、今日は特別によその事務所のアイドルとレッスンなんだ。その相手というのもな……」






――――レッスンスタジオ




315P「まったく、この間は散々でしたよ、あとの処理本当に大変だったんですからね?」

輝「悪かったって!!でもあの時はほんと緊急事態だったんだからさあ……」

315P「とにかく!もうあんな無茶はしないでくださいね?」

薫「……すまない。」

翼「すいません……それより、今日のレッスンはよその事務所のアイドルとの合同レッスンなんでしたよね?」

315P「ええ、向こうはもうついているそうですね。」

輝「渋滞に引っ掛かってなきゃ俺達の方が速くついてたのについてないぜ……」

薫「多少の遅れは誤差のうちだ。予定の時間には間に合っているのだからぐちぐち言うんじゃない。」

翼「プロデューサー、よその事務所ってどこの事務所なんですか?」

315P「ふふっ、それは見てのお楽しみですよ。」

輝「ッと、んなこと言ってる間についたな。このスタジオか……」




――ガチャ




輝「おはようございます!!今日は合同レッスン、よろし……!?」

薫「おい、どうした天道。」

翼「どうしたんですか……!?」




美奈子「ああーっ!!この間のお客さん!!」

翼「ああーっ!!この間の中華料理屋さん!!」








美奈子「うわー!!あなたもアイドルだったんですね!!」

翼「そっちこそアイドルだったなんて……すっごい偶然ですね!!」

天道「う、うそだろ……こんな事ってあるのかよ……」

真美「えー!?この兄ちゃんが特盛りチャーハン完食の兄ちゃん!?」

このみ「お、大きい……」

ひなた「はえ~……凄い偶然だべなあ……」

育「すごい……」

薫「そうか……思い出した。彼女は765プロミリオンシアターのアイドルだった……!!」

輝「ま、マジかよ……」

765P「……いったい何がどうなってるんですか?」

315P「私にも何が何だか……」





輝「なあ、桜庭……世界って、意外と狭いな。」

薫「……君と意見が合うとはな。」





美奈子「またうちの店に来てくださいね!!」

翼「はい!!」



おわり


以上で終わります。
書いてて楽しかったは楽しかったんですが、なんでこんなに長くなったんだろうと首を捻っています。
もうちょっとコンパクトにまとめられる技量がほしい。


過去作

秋山隼人「ラブレター・パニック」



もっとSideMのSSが増えてほしいところですが、そのためにもまずは書けるネタが浮かんだら書く!!
またネタが浮かんだら書きたいと思います。

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