ゆき「めぐねえ、めぐねえ…」みーくん「その人は死にましたよ」 (19)

みーくん「そのめぐねえという人は、死にました」

ゆき「めぐねえ、めぐねえっ!」ポロポロ

みーくん「めぐねえは死にました。めぐねえは死んでいるんですよゆき先輩」

ゆき「めぐねえ…恐いよ。助けてめぐねえ…めぐねぇ…助けて」ブルブル

みーくん「死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました」

ゆき「うっ、あぁあ゛ッ!めぐねえ!めぐねえ!めぐねぇーーっ!」バタバタ

みーくん「めぐねえは死にましたよ、ゆき先輩」

ゆき「うわぁーーん!!めぐねえっ!めぐねえ!助けてめぐねえーーっ!助けてーーっ!!」

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みーくん「死人が助けてくれるわけありませんよ。ゆき先輩」

ゆき「めぐねえ!出てきてめぐねえ!お願い、助けてめぐねえ!私、私恐いのっ!助けてめぐねえ!」

みーくん「出てきません。めぐねえという人は死んでます。あなたが見捨てたんですよね?そうですよねゆき先輩?」

ゆき「う゛っ、う゛あ゛あ゛っ!お願い、お願い出てきてめぐねえ!助けてめぐねえーーっ!恐いよぉ!」バタバタ

みーくん「めぐねえは死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました」

ゆき「あ゛ぁああああっ!!やめでぇ…やめてよみーくん…うっく、ひくっ、なんでぇ?どうしてそんなこと…」ぐすっ

みーくん「めぐねえは死んでしまいましたよゆき先輩。あなたが見捨てたから、鉄扉の向こう側で死んだんですよね?」

ゆき「違うのぉ…!やめてよ、やめてよみーくん…違うよ…恐い、恐いよ…助けてめぐねえ…」

みーくん「めぐねえは助けにきません。死んでます」

ゆき「違う!違う!!めぐねえ…めぐねえいるもん!!私のこと…私のこといっつも助けてくれるもんっ!!」バシッバシッ

みーくん「いいえ死んでます。死にました。あなたが見捨てて、見殺しにしました。めぐねえは死にました」

ゆき「うぁああっ!う゛ああああああああああああ゛!!!」バシバシバシバシ!

みーくん「めぐねえは死んでます。あなたが見殺しにしたくせにあなたが見殺しにしたくせにあなたが見殺しにしたくせに」

みーくん「めぐねえは死にましためぐねえは死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました死にました」

みーくん「見捨てたくせに見捨てたくせに見捨てたくせに見捨てたくせに見捨てたくせに見捨てたくせに見捨てたくせに」

みーくん「殺しておいてよく助けてなんて言えますね殺しておいて殺しておいて殺しておいて殺しておいて殺しておいて」

みーくん「あなたが殺したあなたが見殺しにしたあなたが見捨てたあなたが殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した殺した」


ゆき「う゛う゛ぅ゛ぅ゛……やめでぇ…もうやめてよぉ…めぐねえ…めぐねえ…」じたばた

みーくん「どうしましたかゆき先輩?」

ゆき「う、ううぅっ、恐いの…恐いよぉ…みんな、私を見捨てないでぇ…助けて、助けてぇ…ううっ、めぐねえ、めぐねえ…」

ゆき「恐いよぉ、恐いのぉ…助けて…不安で、どうしようもっ、なくてっ、私には…めぐねえしかっ、た、助けてくれる人…」

ゆき「助けてぇ、おいていかないでぇ…助けてよめぐねえ…恐い、恐いよ…めぐねえ、めぐねえめぐねえめぐねえ…」ひっく、ぐすっ

みーくん「めぐねえは死にました」

ゆき「う゛わ゛っ!うわ゛ぁーーん!!めぐねえっ!めぐねえーーっ!!」バタバタ

ゆき「助けて!助けてっ!助けて…助けてぇ!!」バタバタ

ゆき「恐いのっ、恐いのぉ!!誰かっ、誰か助けてぇ!恐いよぉぉ!!う゛わ゛ぁあああん!!」

みーくん「はい。私がゆき先輩を助けますよ。私がそばにいます」

ゆき「うわっ、うわ゛ぁあ゛ああああん!!助けてぇ!!助けてぇーーっ!!」バタバタ

みーくん「ゆき先輩。私はここにいますよ」ぎゅっ

ゆき「う゛ぅあ゛ぁぁっ!みーくん、みーくんっ!助けてぇ…私、私恐いのぉ…」ポロポロ

みーくん「はい。私がゆき先輩を助けます」にこっ

ゆき「私、一人じゃ、一人じゃ私、なんにも、なんにもっ、で、できないからっ、う、うぁあっ」ひっく、ひっく

みーくん「そうですねぇ」

ゆき「見捨て、見捨てないでぇ…!お願い…助けてぇ…助けてよみーくん…」ぐすっ

みーくん「はい♪私がゆき先輩を助けます」にこっ

ゆき「ううっ、うわぁーーん!みーくん!みーくん、みーくん、みーくん!!」ぎゅっ

みーくん「そうですよ。私はここにいます」なでなで

ゆき「みーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくんみーくん」ぎゅぅ

みーくん「これからは、ずーっと私がそばにいますからね。私がゆき先輩を守ります。助けますから」なでなで

ゆき「ううっ、みーくん!みーくんみーくんみーくんみーくん!助けて、うっく、助けてぇみーくん…」ぐすっぐすっ

みーくん「大丈夫ですよゆき先輩。私はゆき先輩を見捨てたりなんかしませんから」にこっ

ゆき「うわぁああん!!私、私ぃ、恐くてぇ…ううっ、うぅ…みーくん、みーくん、助けてみーくん…」ぎゅぅ

みーくん「大丈夫ですゆき先輩。私がずーっとここにいますから。だから、ゆき先輩はずーっとゆき先輩のままでいいんですよ」

ゆき「うわぁーーん!うわぁあああああん!!みーくん!みーくぅん!!」ボロボロ

みーくん「はい♪私はここにいます、ゆき先輩」なでなで

みーくん(ゆき先輩)

みーくん(あのモールで、私を助けに来てくれた人)

みーくん(そして、今は私が助けてあげる人)

みーくん(いっしょにいると、あたたかい気持ちになれる人)

みーくん(今は、私がゆき先輩をあたたかくしてあげられているのかな?)

みーくん(その人が、泣きじゃくりながら、怯えながら私にすがりついてくる…)

みーくん(そんなこの人を抱きしめていると)

みーくん(すごく、安心する)にこっ

みーくん(ぬくもりを、なによりも実感できる瞬間)

みーくん(怯えるこの人を抱きしめると、とてもあたたかい)

みーくん(私が必要とされているんだと感じる)

みーくん(世界に私たち二人だけしかいなくて、どちらかが欠けてもいけないようにさえ感じられる)

みーくん(今、ここに、生きているんだと感じる)

みーくん(二人がここにいるんだと感じる)

みーくん(だから、これから先に私たちになにがあったとしても)


みーくん「私たちは、ここにいます」

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