貴音「響、フルコースを探しに行きますよ。」 (58)

アイドルマスター(ぷちます寄り)×トリコのクロスSSです。
といってもトリコの登場人物は出てきません。
後若干暴力的に見える描写があるかもしれません。
ではどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1443784266

響「と、突然どうしたんだ貴音。」

貴音「世はグルメ時代、未知なる味を求めて探求する時代です。」

貴音「ですから私も、グルメアイドル兼料理人として活動しています。」(現在料理人ランキング18位)

響「そうだな、だから自分もアイドル美食屋として貴音とコンビを組んでるんじゃないか。」

貴音「ですがお恥ずかしいことに、フルコースメニューが全然埋まっておりません。」

響「あれ、そうだったっけ?」

貴音「それでここらで一気に集めようと思いまして・・・・・これが候補リストです。」

響「うげ・・・・これ全部集めるのか・・・・」

貴音「移動はみうらさんにお願いしましょう。」

みうらさん(捕獲レベル21)「あらー」

響「でも貴音ー、危険な冒険になるぞー。大丈夫か?」

貴音「ご心配いりません、実は響に内緒で食儀を習得しまして・・・・・」

響「マジか・・・・まぁいざとなったら自分がハム蔵たちと修行して編み出した動物模写(ビーストコンボ)があるから平気さー」

貴音「フフ、頼もしいですね、ではみうらさん、行きましょう。」

みうらさん「あらー」ヒュンッ

~萩原家~

ピンポーン

雪歩「はーい、あら四条さんに響ちゃん、どうしたんですか?」

貴音「ごきげんよう雪歩、実は雪歩のお茶が飲みたくて参りました。」

響(まさかフルコースって・・・・・)

雪歩「はぁ・・・・私のお茶でよければ・・・とりあえず上がってください、ゆきぽ、ご案内して。」

ゆきぽ「ぽえー」

貴音「まぁかわいらしい子ですね。」

雪歩「最近飼い始めたゆきぽです、家の手伝いまでやってくれるいい子ですよ。」

ゆきぽ(捕獲レベル8)「ぽえー」

雪歩「お茶が入りましたー、ゆきぽ、運んであげて。」

ゆきぽ「ぽえー」トテトテ

貴音「ありがとうございます、ではこのグルメケースに入れて・・・」コポコポ

雪歩「ええっ!ここで飲まないんですか!?」

貴音「全てのフルコースが揃ったら皆さんで味わいましょう、幸いこのケースに入れておけば淹れたての状態をそのまま保てますからね。」

貴音「さぁ響、次へ行きましょう。」

雪歩「」

響「雪歩が硬直してる・・・・」

フルコースメニュー「ドリンク」「雪歩のお茶」(捕獲レベル18)獲得

~天海家~

ピンポーン

春香「はいはーい、あら貴音さんに響ちゃん、どうしたの?」

貴音「御機嫌よう春香、実は春香のクッキーを食したくて参りました。」

春香「そうですかー、丁度今焼いてた所なんですよー、ささ、上がって上がって。」

~居間~

春香「さぁどうぞ~」

貴音「相変わらず春香のクッキーは美味しそうですね、では遠慮なく・・・・」スッ

はるかさん「かっかー!」バッ

響「うわっ、はるかさんだ!」

春香「もーだめじゃない大人しくしてなきゃ。」

はるかさん(捕獲レベル83)「ヴァ~い」

貴音「響、はるかさんは何と?」

響「このクッキーは全部自分のだ、誰にも渡さないって。」

春香「も~だめだよ独り占めしちゃ。」

貴音「かくなる上は仕方ありません、力ずくでいかせていただきます。」シャキン

響「おお、貴音が包丁を両手に構えた。アレが出るぞ!」

貴音「参ります・・・これがダンスのステップと調理術を合わせた秘技、微塵切りの舞い!」

ズババババ!

春香「おお、春香さんがバラバラに」

はるかさん(複数)「かっかー」

響「うぎゃー!破片が全部はるかさんになったぞー!」

数分後

はるかさん「かっかー」バタッ

貴音「ハァ・・・ハァ・・・厳しい戦いでした・・・」

春香「凄いよ貴音さん!まさかアレをああするなんて!」

貴音「何はともあれ、これでクッキーは私のものですね。」

フルコースメニュー「デザート」「春香のクッキー」(捕獲レベル17)獲得

~高槻家~

やよい「あ、貴音さんに響さん、どうしたんですか?」

貴音「やよい、最近もやし栽培を始めたそうですね。」

やよい「はい!何かウチの庭に植えたらニョキニョキ生えてきちゃって食べきれないくらいですよー」

響「何かもう軽い林みたいだな・・・・」

やよい「それに最近はこの子もいるから大助かりです!」

やよ「うっうー」

貴音「な、なんと面妖な・・・・」ドバドバ(鼻血)

やよい「この子の頭からはいくらでもタケノコが生えるんですよー」

やよ(捕獲レベル14)「うっうー!」

貴音「やよい、このもやしを私にもわけてくださいませんか?」

やよい「はい!いいですよ!」

貴音「あとこの子も・・・・」ギュッ

やよ「うー?」

響「タケノコだけにしときなさい。」

フルコースメニュー「サラダ」「やよいのもやし」(捕獲レベル4)とやよのタケノコ 獲得

響「何かここまで楽勝だったなー」(はるかさん以外は)

貴音「いえ、むしろここからが本番ですよ。」

~アキヅキ海溝~

響「貴音ー、泳ぎ大丈夫かー?」

貴音「食儀を習得したから大丈夫だと言ったでしょう。響こそ大丈夫ですか?」

響「自分は動物模写(シャチ)があるから平気さー」

ナレーション「説明しよう!響はシャチになりきることにより、水中を自在に泳ぐことができるのだ!」

響「他にもタコスミ吐いたり、ウナギみたいに電気を出すことだってできるぞー」

貴音「お喋りはそのくらいにして、そろそろこの海溝の主の縄張りに入りますよ。」

??「めっ!」

響「うわ!なんか両腕がハリセンみたいになってるエビが来たぞー!」

貴音「あれがこの海溝の主、ロブスター・ザ・ちっちゃん・・・通称ちっちゃんです」

ちっちゃん(捕獲レベル56)「めっ!」

ちっちゃん「めっ!めっ!」ブンブン!

響「うわっ!なんかスゴイ怒ってるぞ!」

貴音「ちっちゃんは縄張りを荒らす物には容赦しませんからね・・・気を付けてください、そのハサミハリセンは切れ味抜群です。

ちっちゃん「めっ!」ズバッ!

響「ゲ!岩が真っ二つに!」

貴音「ですがあのお下げからは極上のエビフライが採れるという・・・・」

響「何か弱点とかないのかー!?」

貴音「ありますよ、今みうらさんが手配してくれています。」

みうらさん「あらー」ヒュン

貴音「おや、来たようですね。」

P「どうしたみうらさん・・・って何で水中に!?」ゴボゴボ

響「ぷ・・・プロデューサー!?」

ちっちゃん「めっ・・・めーーーーっ!」プシュー!

響「あ!ちっちゃんがゆでダコみたいに赤くなった!」

貴音「今の内に・・・腹パンノッキング!」ゴッ

ちっちゃん「めっ・・・」ガクッ

貴音「ふう、捕獲完了です。」

フルコースメニュー「魚料理」「ちっちゃんのエビフライ」(捕獲レベル56)獲得

P「は、早く助けて・・・・」ゴボゴボ

~キサラギ氷山~

響「うわ~凄い真っ平な氷山だな~まるで壁だぞ。」

貴音「このぴよぴよ気球がなければとても登れませんでしたね。」

ぴよぴよ(捕獲レベル30)「ぴっ!」

響「このてっぺんに次の獲物がいるんだろ?」

貴音「ええ、次も油断なりません。」

~山頂~

貴音「やっと着きましたね。」

響「わ~ここも真っ平で何にもないな~あれ?中央に何かいるぞ?」

??「くっ?」

貴音「おや、あれこそが次の獲物、ブルーバード・ちひゃー、通称ちひゃーです。」

ちひゃー(捕獲レベル72)「くっ!」

響「何か大人しそうで可愛らしいぞ~」ボイン

貴音「ええ、ちひゃーは普段は大人しい生き物なのですが・・・・」ボイン

ちひゃー「くっ・・・・」ペターン

貴音「1部の女性にだけは、激しい敵意を向けるそうです。」

ちひゃー「しゃ・・・しゃーーーーー!」

ちひゃー「くううううううう!!!!!!」キィィィィィン!!!

響「ギャー!凄い超音波だ!」

貴音「これで堅い氷塊すら割るという噂もありますからね・・・・ぴよぴよ、例の物を。」

ぴよぴよ「ぴっ!」(耳栓してるので平気)ふよふよ

ちひゃー「くっ?」

ぴよぴよ「ぴっ!」マイクサシダス

ちひゃー「くっ!」キラキラ

ちひゃー「くーっくくーっ・・・くっ♪」♪~

響「な、なんて綺麗な歌声なんだ!」

貴音「年に一度この氷山をステージにして歌ってるそうですよ、そしてこの歌ってる時が1番肉の旨みが増すそうです。」

響「ま・・・まさか・・・・」

貴音「それでは失礼して・・・腹パンノッキング!」

ちひゃー「くっ・・・・」バタッ

響「ひ、ひどい・・・」

フルコースメニュー「肉料理」「ブルーバードの胸肉」(捕獲レベル72)獲得

~ミナセ砂漠~

響「あ、暑い・・・・」

貴音「ですがここのオアシスの泉こそ極上のスープなのです。」

響「お、あれじゃないか?」

貴音「今回はあっさり見つかりましたね。」

ゴゴゴ・・・

響「な、なんだこの地響き!?」

響「み、見ろ!オアシスが盛り上がっていくぞ!」

貴音「いえ、あれはオアシスではありませんでした。巨大な生物の額だったのです!」

??「キー!」

響「で、デカっ!」

貴音「あれこそジャイアント・イオ・・・通称いお・・・」

いお(捕獲レベル77)「キー!!!」

いお「キー!」ズビーム!

ドカアアアン!

響「うわ!ビームで向こうのピラミッド消し炭になったぞ!どうするんだ!」

貴音「いえ、ここはどんどんビームを出させるのです」

響「え?」

貴音「実はあのビームを撃った後に流れる汗があの泉・・・つまり極上のスープなのです!」

響「ぐ、具体的にはどうするんだ?」

貴音「響、これを着てください。」

響「なんだこれ?」

貴音「いおの嫌いな生物の着ぐるみです、これを着て逃げ回ってください。」

響「な、なんだってー!?」

貴音「さぁ早く。」

響「ええいもうヤケだ!動物模写(チーター)!」

ナレーション「説明しよう!響はチーターになりきることにより、速く走れるのだ!」

いお「キ・・・!!!キー!キー!キー!」

ビーム!ビーム!ビーム!

響「わあああああああ!!!!!」

数分後

いお「キ・・・キー・・・」ゼェゼェ

ポタポタ

貴音「これで採取完了ですね。」

響「つ・・・疲れた・・・」

フルコースメニュー「スープ」「いおの汗」獲得

~ホシイ平原~

響「うわ・・・本当におにぎりが木になってる・・・・」

貴音「あれがかなり極上らしいですよ。」

響「今回は簡単そうだな。」

貴音「ですが、あの木には番人がいるそうです。」

響「番人?」

??「ナノ!」

響「うわ!何だ!?」

貴音「あれがこの木の番人・・・ビーストあふぅ、通称あふぅです。」

あふぅ(捕獲レベル86)「ナノォォォォォ!」ガルル

響「な、なんか凄い強そうだぞ・・・」

貴音「心配無用、今回もみうらさんにお願いしてあります。」

みうらさん「あらー」ヒュン

真「うわ!何だここ!?」

響「ああ~そういうことね。」

あふぅ「は・・・は・・・」

響「あ、姿が変わってく・・・・」

あふぅ「はにぃぃぃぃぃ!!!!!!」

真「ちょ、抱きつかないでってば!す、すごい力だ!」ボキボキ

貴音「今のうちに採取しましょう。」

響「ご、ごめんな真・・・・」

フルコースメニュー「前菜」「おにぎりの実」(捕獲レベル1以下(あふぅを無視する場合))獲得

~いつもの無人島~

響「真・・・大丈夫かな・・・・」

貴音「一応まこちーを派遣したので大丈夫でしょう、それより次で最後です、気合入れましょう。」

響「そ、そうだな・・・・この洞窟の奥か?」

貴音「ええ」

??「だぞ?」

響「おお!何か可愛い子がいるぞ!へ~ちびきっていうのか。」

ちびき(捕獲レベル不明)「・・・・・」

貴音(おかしいですね、噂ではこんな小さいはずでは・・・)

ちびき「ふ、ふぇ・・・・・」

響「ど、どうした?」

ちびき「びえええええええ!!!!!」ボン!ボン!ボン!

鳥みたいな奴(捕獲レベル777)「キエエエエエエエ!!!」

トカゲみたいな奴(捕獲レベル609)「ガアアアアアアアア!」

ヤマタノオロチ(捕獲レベル853)「シャアアアアアアア!」

響「うわ!何か凄いのがでて来たぞ!」

貴音「これが・・・最後の獲物の正体・・・・・」

ちびき「だぞ・・・」グスッ

響(あの子・・・・・もしかして)

響「貴音・・・ここは自分に任せて。」

貴音「響・・・あぶない!」

猛獣たち「グルル・・・」

響「ほーら大丈夫だぞー、自分達別にちびきを襲いにきたわけじゃないからなー。」

猛獣たち「・・・・・」スッ

貴音「道が・・・・開いた・・・」

ちびき「だぞだぞ!」

響「そっかー」

貴音「ちびきは何と?」

響「ちびきは元々友達とこの島に遊びに来て友達がいつの間にかいなくなっちゃってこの島にひとりぼっちになっちゃったんだ。」

貴音「まぁ」

響「そんで、この動物たちはこの島にやってきた美食屋達からちびきを守ってたのさー」

猛獣たち「グルル・・」

貴音「成程・・・ところでその友達とはこの子ですか?」

??「しじょ」

響「うわ!貴音、どうしたんだその子?」

貴音「さっきそこで拾いました。たかにゃというそうです。」

たかにゃ「しじょ」スッ(よろしく)

ちびき「だ・・・だぞーーー!!!」ダキッ

たかにゃ「しじょしじょ」ヨシヨシ

響「よかったなー、でも今までどこ行ってたんだ?」

貴音「美味しそうな匂いにつられてグルメ界まで行ってしまったそうです。」

響「おいおい・・・・」

貴音「しかし、これでは食材が・・・・」

猛獣たち「ぐるる・・・」

貴音「響、彼らは何と?」

響「自分達の役目は終わった、後は煮るなり焼くなり好きにしていいってさ。」

貴音「そうですか・・・それでは・・・・」ニヤリ

フルコースメニュー「メイン」「???」獲得

~数日後、765プロ屋上~

貴音「皆さん本日は私のフルコースを心行くまでご堪能ください。」

貴音「それでは・・・・この世の全ての食材に感謝を込めて」

765プロ一同「いただきます!」

律子「このエビフライ美味しいわね~何か力がみなぎってくるわ!」ブンッ!

P「ぐはっ!」

律子「ご、ごめんなさいプロデューサー!」

P「り、律子はこれ以上強くならないでくれ・・・・・」

ちっちゃん「めっ!」実はお下げは取ってもまた生える

千早「この肉もあっさりしてて美味しいわね、何か喉の調子も良くなってきた気がするわ。いまなら沢山歌えそう。」

ちひゃー「くっ」実は胸肉は取っても問題ない

春香「ん~我ながらこのクッキー美味しい~特に変わったところはないけど。」

はるかさん「かっかー」

真「おおお!雪歩のお茶飲んだらあふぅにやられた怪我が治ってきた!」

雪歩「真ちゃん・・・・良かった・・・」

美希「このおにぎり美味しいのー!何かキラキラしてきたのー!」キラキラ

まこちー「まきょ!」

ゆきぽ「ぽえー」

あふぅ「ナノ!」

やよい「あー!伊織ちゃんウチのもやし食べたらおでこがキラキラしてるー!」

伊織「ち、違・・・このサラダが美味しいからよ!」テカテカ

やよい「わたしもこのスープ飲んだら元気がわいてきましたー!」ガルーン!

いお「もっ」

やよ「うっうー!」

P「さて俺も一口・・・って辛ーーー!!!」

亜美「んっふっふ~どうかね兄ちゃん」

真美「この捕獲レベル999の特性タバスコの味は~」

こあみまみ(捕獲レベル各13)「とかち~」

あずさ「ふふふ、楽しそうね。」

小鳥「そうですね。」

みうらさん「あらー」

ぴよぴよ「ぴっ」

貴音「皆、自分に適合する食材だったようですね。」

響「そうだな~美味しいからな!」

貴音「それに、「皆で楽しく食べる」という最高のスパイスがありますからね。」

響「へへへ・・・・」

ちびき「だぞ!」

たかにゃ(捕獲レベル99)「しじょ」(最高)

貴音「さて皆さんお待たせしました。」

貴音「これが私のメインディッシュ、「ひびたかスペシャルらぁめん」です!」

ピカー!

765プロ一同「おおーっ」

亜美「すごい!ラーメンが光ってるよう!」

真美「味も最高だよー!」

あずさ「うふふ、おはだけしちゃいそうね。」

律子「やめてくださいね。」

P「ところで貴音。」

貴音「はい、何でしょう。」

P「このラーメン、具材は何だ?」

貴音「それは・・・・」

貴音「とっぷしいくれっとです♪」

~おわり~

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