【がっこうぐらし!】悠里「これが最後のナプキンね・・・」 由紀「?」 (22)

胡桃「え、じゃあ次からは・・・」

悠里「タンポンね」

美紀「購買部にはもうないですし、しょうがないですね・・・」

胡桃「アレあまり好きじゃないんだよなぁ」

悠里「贅沢は言えないわ。しないわけにはいけないし・・・」

由紀「ねぇねぇ。みんななんの話してるの?」

胡桃「ナプキンがなくなったんだ。早いとこ遠足に行かないとなぁ」

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由紀「ナプキン?確かキッチンにあったよ?」ゴソゴソ

悠里「本当?ゆきちゃん」

由紀「じゃじゃーん!ほら、あったよー!」

美紀「・・・」

胡桃「そりゃ紙ナプキンじゃー!」

由紀「へ?」

悠里「ゆきちゃん。そっちのナプキンじゃなくて」

胡桃「こっちのナプキンだよ。ゆきだって使うだろ?」

由紀「なにこれ?使ったことないよ?」

悠里「えっ?」

胡桃「・・・あー。そうか!ゆきはタンポン派なんだな」

由紀「たんぽん?」

美紀「これですよ」

由紀「?」

悠里「ゆきちゃん、まさか・・・」

胡桃「いやいやいや。高三だろ?まだってことは・・・」

美紀「ゆき先輩、子供っぽい先輩だとは思ってましたが・・・」

由紀「むっ!みーくんひどーい!」

悠里「え、えーっと・・・。ゆきちゃん、生理って来てる?」

由紀「整理?」

美紀「くるみ先輩!図書室で保健体育の教科書取りに行きましょう!」

胡桃「その方が早そうだな」

由紀「肝試し!?私も行きたーい!」

悠里「だーめ。ゆきちゃんはここで私とお勉強よ」

由紀「そ、そんなぁ・・・」

・・・

胡桃「にしても驚いたなぁ」

美紀「ですね。個人差があるとはいえ・・・」

胡桃「・・・よし、話はここまで。バリケード越えるぞ」

美紀「・・・はい」

・・・

悠里「(さて、どこから話すべきかしら・・・)」

悠里「(教科書を待ってからの方が・・・)」

由紀「よーしよしよし。太郎丸は今日も元気だねぇ」ナデナデ

太郎丸「ワン!」

悠里「ねぇゆきちゃん。授業で保健体育ってあったわよね?」

由紀「あった!でもだいたい寝ちゃっててー」

悠里「もう。それじゃ先生に怒られちゃうじゃない」

由紀「あはは・・・」

ガラッ

胡桃「ただいまー」

美紀「教科書取ってきました」

由紀「うっ」

悠里「二人ともありがとう。それじゃあ早速始めましょうか」

由紀「ちょ、ちょーっとお腹の調子が・・・」

美紀「その手には乗りませんよ。観念してください」

由紀「うぅ・・・」

胡桃「これは由紀にとって大事な授業なんだ」

由紀「・・・そうなの?」

悠里「えぇ。だからしっかり教えるわよ」

由紀「・・・はぁい」

・・・

ペラッ

悠里「えっと、つまり女の子はね・・・」

由紀「ふんふん」

胡桃「りーさん顔真っ赤だ」

美紀「なかなか見られない表情ですね」

悠里「もう!二人とも!」

胡桃「あはは。悪い悪い」

美紀「すみません・・・」

悠里「コホン。だから月に一度ね・・・」

由紀「りーさんもあるの?」

悠里「えぇ。くるみや美紀さんにも」

由紀「じゃあ私だけまだなんだ・・・」

美紀「先輩、ここ読んでください」

由紀「えーっと、個人差がある?」

胡桃「そういうこと。早いからいいとか遅いから悪いとか関係ないんだよ」

由紀「・・・そっか」ホッ

悠里「(個人差とは言っても、ここまで遅いとちょっと心配ね・・・)」

美紀「由紀先輩もそのうち来ますよ」

胡桃「来たら来たらで大変だけどな・・・」

由紀「うーん・・・」

由紀「でも早く来てほしいな。みんなと一緒がいいもん」

胡桃「・・・そうだな」

悠里「ねっ。大事な授業だったでしょ」

由紀「うん!」

美紀「次からは授業中に寝たらダメですよ」

由紀「それはー・・・」

胡桃「目が泳いでるぞ~」

由紀「ちょ、ちょっとおトイレ!」タタッ

美紀「逃げましたね」

胡桃「だな」

悠里「ふぅ。恥ずかしかった・・・」

美紀「お疲れ様でした。お茶入れますね」

悠里「ありがとう」

胡桃「私にもー」

『うわあああああああああ!!!』

胡桃「!?」

美紀「今の!?」

悠里「ゆきちゃん!」

ダダダッ

胡桃「ゆき!ここか!」

由紀「わわわっ!ちょ、ちょっと待って!」

美紀「”あいつら”は、いないみたいですけど」

悠里「ゆきちゃん。どうしたの?」

由紀「え、えーっとね。なんか血がね、いっぱい・・・」

胡桃「・・・えっ?」

悠里「もしかして・・・」

由紀「来た?みたい?」

悠里「そう。ならよかった」

美紀「・・・もう。驚かさないでください」

由紀「えへへ。ごみん・・・」

胡桃「そうか。ゆきにもついに来たか」ウンウン

美紀「なんですかそのお父さんみたいな反応」

胡桃「今夜はお赤飯だな!ってなにやらせんだ!」

悠里「お赤飯はないけど今日は少し豪華な食事にしましょう」

由紀「本当!?やったー!」

美紀「でしたら今度はナプキンのつけ方とか教えないといけないですね」

胡桃「りーさん頼んだ」

悠里「ま、また私・・・」

由紀「ナプキン?それってもうないって言ってたやつだっけ?」

悠里胡桃美紀「あっ・・・」


おわり

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