マシュ「A.D.1999 混沌崩壊珠間瑠市……ですか?」【Fate/GO×ペルソナ2】 (14)


Dr.ロマン「うん。突如として現れた特異点。2つの特異点を戻したことで、新しいのを発生させたのかしれないね」

マシュ「それで場所は?」

Dr.ロマン「初めてレイシフトをした冬木市に近い時代。ノストラダムスの大予言が流行っていた年代……」

Dr.ロマン「A.D.1999の日本の政令指定都市。珠間瑠市だよ」

Dr.ロマン「作戦の要旨は前回までと同じだ」

マシュ「特異点の調査および修正。聖杯の調査、並びに入手か破壊、ですね」

Dr.ロマン「うん。今回も成功させて、必ず無事に帰ってきて欲しい」

マシュ「もちろんです。ね、先輩」

「うん。もちろん」

Dr.ロマン「いい返事だ。頼んだよ」


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――A.D.1999 日本 珠間瑠市――

狂った男「電波だよ。電波電波電波電波電波電波ぁぁぁ」

狂った男「この世界は間違ってるんだ!」

狂った男「てめぇもそれが分かってるはずだ。周防達哉ぁ」

達哉「……」

狂った男「あっちも間違いで、そっちも間違いだったが、この世界もなぁぁぁ」

達哉「須藤。お前が幾ら吠えようとも、この世界は滅ぼさせない」

須藤「ヒャハハハハ。だが、向こうでも1人だったが、こっちでも1人だ。1人で何が出来る!」

須藤「それに、前回、前々回と違い、今回の俺には、コレがある!」

手に持つ聖杯が光り輝く

須藤「さぁ来るがいい、英霊たちよ。そして間違っているこの世界を滅ぼすが言いぃぃ」

達哉「させるか! ペルソナァ」

須藤「邪魔をさせるか。ペルソナァァァァァ」


マシュ「ここが珠間瑠市」

マシュ「酷い荒れようですね」

街はボロボロ。

もう崩壊寸前だ。

悪魔「――」

マシュ「! 先輩。来ますッ」

悪魔「ガァァァァァア」


――珠間瑠市 青葉区――

マシュ「戦闘終了です」

マシュ「それにしても悪魔が普通に徘徊しているとは驚きます」

――ガガ……ガガガ……――

マシュ「通信不可です。通信可能な場所まで移動しましょう」

マシュ「先輩?」

キャー
ウワァァァァァ

マシュ「悲鳴です。向こうにある建物からです。急ぎましょう、先輩っ」


――珠間瑠市 青葉区 野外音楽堂――


マリー・アントワネット・オルタ「ああ。もっと、もっと悲鳴を聞かせてちょうだい。とても素敵よ」

エリザベート「ちょっと! 人のファンになんてことしてくれるのよッ」

アリー・アントワネット・オルタ「あら? そうでしたの? でも、まともに聴いている様子はまるで――」

エリザベート「うるさい!」

槍をアリー・アントワネット・オルタへ向けて刺すが、それを優雅に躱す

隙をつき魔力の塊をエリザベートへと放ち当てる

エリザベート「いったぁぁぁぁ」


エリザベート「――!」

剣を持った騎士が死角から現れエリザベートを攻撃するが、なんとか槍でその一撃を防ぐ

シュヴァリエ・デオン「――遅くなりました。マリー様」

マリー・アントワネット・オルタ「いえ、構わないわ」

エリザベート「――確かオルレアンでいた男女」

シュヴァリエ・デオン「キミの将来の姿には、色々と世話になった。その借りを今ここで返していいかい?」


マシュ「――! エリザベートさんに、マリーさんに、デオンさん?」


エリザベート「あら、子イヌじゃない」

シュヴァリエ・デオン「ああ、キミ達は何時ぞやの」

マリー・アントワネット・オルタ「? 誰、だったかしら。思いだせないわ」

マリー・アントワネット・オルタ「いえ…………ぅ」

シュヴァリエ・デオン「マリー様!」

マリー・アントワネット・オルタ「大丈夫。ちょっと頭が痛くなっただけ」

シュヴァリエ・デオン「大事を取り一度撤退しますか」

マリー・アントワネット・オルタ「そう、ね……」

マリー・アントワネット・オルタ「――マスター」

サングラスの男「何かな」

マリー・アントワネット・オルタ「撤退するわ。ここに探し者はいない」

サングラスの男「そのようだ」

マリー・アントワネット・オルタとシュヴァリエ・デオンは黒い渦に呑まれて姿を消した


マシュ「気をつけて下さい先輩。アレはサーヴァントでもなく、人間でも無い、何か別のモノです」

マシュ「……1つ聞きます。マスターと言う事は、貴方が聖杯の所持者ですか」

サングラスの男「私では無い。――願望器を持ったとして、虚無の私では所詮は使い道は無い」

マシュ「……」

エリザベート「そんなはどうでもいいわ。私のコンサートを邪魔した罪。万死に値するんだから!」

槍を構えたエリザベートは、サングラスの男に向けて槍を放つ

身体に当たる寸前。サングラスの男の身体から、一本の腕が現れ、槍を掴む。

青い円柱型の光が地面から吹き上がり、異形が姿を現した

ゴッド神取『……』

エリザベート「な、なに。その気持ち悪いの。とりあえず、私の槍から手を離せっ!」


ゴッド神取は槍を放す直前に腕から強力な衝撃を放ち、エリザベートを吹き飛ばした

エリザベート「――ぁ」

そのままエリザベートは地面に倒れた。

召還されない所から致命傷は受けていないようである。

マシュ「サーヴァントではありませんね」

サングラスの男「これはペルソナ。もう1人の私だ。……サーヴァントの類似品とでも思ってくれていい」

マシュ「ペル、ソナ?」

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