シブタク「俺、渋井丸拓男。略してシブタク」マミ「!?」 (66)

シブタク「へへ・・・付き合ってよ~、おねーさん」

シブタクの仲間C「流石タクさん!すんげぇ美人ゲット~」

マミ「な、なんなの!?あ、危ない!」

ゲルトルート「キシャーッ!」

シブタク「うおっ!?なんだお前、おばけか?」

ゲルトルート「シャアアアアアアアア!!」

シブタク「俺、渋井丸拓男。略してシブタク。へへっ。よろしく」

シブタクの仲間C「タクさんぱねえっす!おばけと友達になる人なんてそうそういませんよ!」

シブタク「へへっ。照れるぜ」

まどか「マ、マミさん・・・」

さやか「こいつらが使い魔ですか・・・?」

マミ「違うわよ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1441718043

シブタク「待ってよ~、付き合ってよ~素敵なお姉さ~ん」ブロロロロロロロ

マミ「ちょ、ちょっとやめなさい!」

シブタク「『やめなさい!』だって、きゃ~わ~いい~!」

ゲルトルート「シャーッ!」

マミ「くっ!」バッ

シブタク「ははっ。待ってよぉ~」

シブタクの仲間A「タク!あぶねえ!」

トラック「ブオオオオオオオオン」

ガシャアアアアアアアアン

ゲルトルート「ギャアアアアアアア!!」

シブタクの仲間B「た、タクっ!」

マミ「トラックに轢かれて魔女が死んだ・・・?」

グリーフシード「コロン」

シブタクの仲間C「タクさん!大丈夫っすか!?」

シブタク「全然平気。俺、シブタクよ?」

シブタクの仲間C「さっすがタクさん!トラックに轢かれても平気なんすね!」

シブタクの仲間C「おばけもどっかいっちまうし、もしかしてタクさんが倒したんすか!?」

シブタク「へへっ。まあな」

シブタクの仲間C「タクさんぱねえっす!渋井丸拓男さんパワーやべえっす!」


ほむら「・・・」

~翌日、病院にて~

マミ「孵化寸前のグリーフシードを見張るなんて無茶しすぎよ。でも、悪くは無いわね。それじゃ、奥にいる美樹さんとキュゥべえを助けましょう」

まどか「うん!」

ほむら「ここは手を引きなさい、巴マミ」

マミ「・・・あなたは!」

まどか「ほむらちゃん!」

ほむら「今回の魔女は今までとわけが違うわ」

マミ「そういうわけにもいかないわ。美樹さんとキュウべえを助けに行かなきゃいけないの」

ほむら「美樹さんの安全は保障するわ」

マミ「信用すると思う?それに、キュゥべえが入っていないわよ!」

ほむら「くっ!やめなさい!こんなことしている場合じゃ・・・!」

マミ「あとで解放してあげるわ。だから大人しくしていて。行きましょう、鹿目さん」

まどか「は、はい」タッタッタ

ほむら「行ってしまった・・・くっ!外れない・・・!」

ほむら(巴マミは・・・ここで・・・またっ・・・!!)


シブタク「へへっ。素敵なお姉さんみっけ~」ドッドッドッドッドッ

シブタクの仲間C「へへっ。流石タクさん。狙った女は逃がさないんすね!」

シャルロッテ「ウヒー」

マミ「悪いけど、一撃で決めさせてもらうわよ!ティロ・フィナーレ!!」

シャルロッテ「ウヒャー」

マミ「ふう、こんなもんかしら?」

シブタク「昨日の~素敵なおねえさ~ん~付き合ってよ~」ブロロロロロ

マミ「あなたは・・・!!」


まどか「・・・あっ!!!マミさん!シブタクさん!!」

シブタクの仲間A「タク!あぶねえ!」

シャルロッテ2「アーン」

マミ「あっ・・・」

シブタク「あぶねえ!素敵なおねえさん!!」ドンッ


パクン

シブタクの仲間B「タッ、タクッ!!」

シブタクの仲間C「タクさん!!!!」

まどか「ああっ・・・」

マミ(シブタクさん・・・私を押して・・・私を、庇って・・・魔女に・・・あああああ・・・)

シャルロッテ2「モグモグ…ン?」

トラック「ブオオオオオオン」

ドガッシャアアアアアアアアアアアアン

シャルロッテ2「ゴバァア…」

シャルロッテ2「ギャハッ」ドカーン

グリーフシード「コロン」


シブタク「へへっ。今のは流石に死んだかと思ったぜ」ドサッ

シブタクの仲間C「タクさん!」

シブタクの仲間A「タク!無事だったのか!」

シブタクの仲間B「ったく、心配させやがって」

シブタク「へへっ。うまく歯と歯の間に挟まってな」

シブタクの仲間C「タクさん!マジやべえっす!マジ最高っす!」

マミ「ああっ・・・よかった・・・」


ほむら(・・・生きてる。あの男、何者なの・・・?)


―――シブタクが生き残った理由など、ほむらが知る由もない。
シブタクの秘密を探るべく、少し時間を巻き戻して見て見よう。

~少し前~

シブタク「俺、渋井丸拓男。略してシブタク。へへっ。付き合ってよ、素敵なお姉さん」

素敵なお姉さん「こ、困ります!」

シブタク「『困ります!』だって!きゃ~わ~いい~!」

月(あいつで試すか・・・)

渋井丸拓男 事故死

月(さあ・・・どうなるっ!)

シブタク「めくって!脱がして全部!」

素敵なお姉さん「きゃあああああ!やめてえ!」

月(うひょおおおおおおおお!!)

月(くっ、今シブタクに死なれたら困る!せめて脱がせてから死ね!)

月(ど、どうする・・・どうする!!何か手は無いのか・・・!)パラパラパラ

――ただし、デスノートで操れる死の時間は人間界単位で23日間以内である。

月(これだああああああ!!)


渋井丸拓男 事故死  今から23日後に事故で死亡

月(さあ・・・どうなるっ!)ビンビン

素敵なお姉さん「いやああああ!」バッ

シブタク「ははっ。待ってよ~」ブロロロロロ

月「逃がしてんじゃねえよシブタクゥゥゥ!!!!」

デスノートに書かれたことは絶対。
――こうしてシブタクは23日間後までいかなる場合も死ぬことのない無敵の体になったのである。

まどか「な、なんか魔法少女って思っていたのと違うっていうか・・・」

さやか「シブタクみたいなの嫌だし、私達遠慮しときます・・・」

まどか「私も・・・」

マミ「あっ」


ほむら(・・・まあ、まどかが魔法少女から離れたのはいいことね。グッジョブ、シブタク)


マミ「そんな・・・私、また一人ぼっちなの・・・?」トントン

マミ「えっ・・・?」

シブタク「へへっ。付き合ってよ、素敵なお姉さん」

マミ「もう私・・・一人じゃない!」

シブタクの仲間C「さっすがタクさん!すんげえ美人ゲットォ~」

~病院~

シブタクの仲間C「一応病院に来たけど怪我もたいしたことないとかタクさんまじぱねえっすよぉ!」

シブタク「へへっ。まあな」

キョウスケノバカ!

シブタク「・・・さっきからうるせえなあ」チラッ

シブタクの仲間C「あー、なんか、ここの病室の男の子、腕がうまく動かないらしいんすよ。日常生活に支障はないらしいんすけど、大好きな音楽がひけなくなっちゃったみたいで・・・」

シブタク「へぇ」

シブタクの仲間C「そんでもって、ほぼ毎日お見舞いに来ている女の子がいるらしいんすけど・・・痴話喧嘩っすかね?」

シブタク「いいや。俺の感だと、こりゃ男の方が精神まいっちゃって八つ当たりかましてるって感じだな」

シブタクの仲間C「マジパネエっすタクさん!そんなこともわかるんすか!?」

シブタク「当り前よ?俺、渋井丸拓男だから」

シブタクの仲間C「よくわかんねえけどすげーっす!」

シブタク「そしてこりゃ、女の方は男の方にホの字だな」

シブタクの仲間C「タクさんマジやべえっすよ!!」

シブタク「へへっ。いいこと考えたぜ」

シブタクの仲間C「えっ!マジっすか!?どんなんっすか!?」

シブタク「へへっ」

~恭介の病室~
恭介「もう僕の腕は動かないんだ!!奇跡か、魔法でもない限り!!」

さやか「~~っ!」

シブタク「へへっ」ブロロロロロ

看護婦さん「きゃあっ!?ここ病院ですよ!?」

シブタクの仲間C「さっすがタクさん!病院でもおかまいなしっすか!」

シブタク「へへっ」

さやか「あ、あんたは・・・!!」

シブタク「おっ!素敵なお姉さん~今から俺らと遊ばない?」

シブタクの仲間C「さっすがタクさん!すっげぇ美人ゲットォ~!」

さやか「やっ、やめてください!」

恭介「だれだあんたは!」

シブタク「へへっ。俺、渋井丸拓男。略してシブタク。よろしく。根性無しのお兄さん」

恭介「な――!」


シブタク「それより、付き合ってよ~。素敵なお姉さ~ん」ガシッ

さやか「ちょっ、やめっ・・・・きゃああああ!?」ジタバタ

シブタク「めくって!脱がして、全部!」

シブタクの仲間C「えっ、いいんすかぁ!?」

シブタク「はははっ」

さやか「やっ、やめてえ!」

恭介「やめろ!僕のさやかに何するんだ!」

さやか「えっ///」

恭介「ん・・・あっ///」

シブタクの仲間C「あれっ。タクさん、なんではなしちゃうんすか?いてっ」ポコッ

シブタク「へへっ」

シブタクの仲間C「あっ。もしかして、恋のキューピットっすかぁ!?憎まれ役を買って出るなんてタクさんまじぱねえっす!!一生ついていきます!!」

シブタク「へへっ。照れるぜ」ブロロロロ

シブタクの仲間A「タク!あぶねえ!」


ドガシャアアアアアアアアアアアン


シブタクの仲間B「タ、タク!」

シブタクの仲間C「タクさんがゴロゴロに追突されたあああああ!!」

婦長さん「ここ病院ですよ!?」


シブタク「いてて・・・」

シブタクの仲間C「タクさん大丈夫っすか!?やべえ音してましたよ!?」

シブタク「大丈夫よ。俺、シブタクだから」

シブタク「・・・ん?」キュピーン

シブタクの仲間C「あっ、待ってくださいよ!タクさん!」

シブタクの仲間A「タクのあの顔・・・」

シブタクの仲間B「間違いねえ・・・素敵なお姉さんの危険を感じ取ったんだ!いくぞ!」

シブタクの仲間A「おう!」

~廃工場~

まどか(どうしよう、魔女の結界に閉じ込められちゃった・・・!)

使い魔「ヒャッハアアアアア」

まどか「きゃああああっ!?」


シブタク「シブタクアタック!」ブロロロロロ…ドカッ

使い魔「ゲハァッ!?」

まどか「シブタクさん!」

シブタクの仲間A「タク!俺たちも手伝うぜえ!」バコッ

使い魔「オゲッ!?」

シブタクの仲間B「へっ!タクにだけ素敵なお姉さんの前でいいカッコさせるかよお!」

まどか(す、素敵なお姉さん///)

使い魔「ヒャハッ!」

シブタクの仲間C「うわっ!?」

シブタク「大丈夫かよ!へへっ!」バキッ

シブタクの仲間C「た、タクさん!ありがとうございます!!」

シブタク「へへっ」

シブタクの仲間C「俺、タクさんに一生ついていきますから!」

シブタク「へへっ。よっしゃ。俺がお前の面倒一生みてやるよ」

シブタクの仲間C「タクさん///」

魔女「ヒハッ」

シブタクの仲間C「うわっ!でかいテレビ!」

シブタクの仲間A「タク!あぶねえ!」

シブタク「おわあっ!?」

「ティロ・フィナーレ!!」

魔女「ああああああ」

グリーフシード「コロン」

マミ「大丈夫ですか!シブタクさん!」

シブタクの仲間C「おおおおお!素敵なお姉さん!ナイスっすうう!!」

まどか「マミさん・・・!」

シブタクの仲間C「助かりましたっす!!マジやべえっす!今のティロ・フィナーレ!ファンになりそうっす!」

マミ「ふふっ。私達、仲間でしょう?」

シブタクの仲間C「はい!ダチっす!完璧仲間っす!」

シブタク「へへっ。助かったぜ。素敵なお姉さん。これで俺たち、永遠の戦友ってやつ?」

マミ(永遠の戦友・・・!!もうなにも、怖くない!)

マミ「鹿目さん、怪我はない?」

まどか「はい!ありがとうございます!」

マミ「そう。危ないから帰ったほうがいいわ。変な人が出るかもしれないし・・・」

シブタクの仲間C「俺が送るっすよ!バイクの後ろに乗るといいっす!」

まどか「あ、じゃあお願いします!」

シブタクの仲間C「いやあ~、こんな素敵なお姉さんを後ろに乗せれるなんて、光栄っす!」ブロロロロロ

まどか(また言われた///)

シブタクの仲間C「いやぁ~、あの後ごちそうまでしてもらっちゃったんすよ」

シブタク「へへっ。よかったな」

シブタクの仲間C「あっ!タクさん!あれマミさんじゃないっすか!?」

シブタク「ん?」

シブタクの仲間C「なんかからまれてるみたいっすよ」


杏子「よぉ、マミ・・・久しぶりだな」

マミ「何かしら・・・?」

杏子「回りくどいことは嫌いだから単刀直入に言うぜ。この町から出てきな」

マミ「・・・どうして?」

杏子「へっ。一般人と一緒に戦うようなよわっちい奴は魔法少女失格なんだよ」

マミ「・・・それはシブタクさんのこと?」

杏子「なんだ。その呼び方。ダッセエな」

マミ「シブタクさんを侮辱するのは許さないわよ?」

杏子「ケッ。堕ちたな。お前も・・・」

シブタク「俺、渋井丸拓男。略してシブタク。へへっ。付き合ってよ、素敵なお姉さん」

杏子「うおっ!?」

マミ「シブタクさん!?」

杏子「てめぇか・・・魔女との戦いに首突っ込んでるイッパンピーポーは。怪我する前に手を引きなッ」ジャキッ

シブタクの仲間C「ひっ!?槍?」

杏子「死にたくないなら・・・消え失せろ!」

シブタク「死にたくないなら消え失せろ・・・?」スッ←サングラスを外す

シブタク「へへっ・・・!」ギンッ

杏子「っ!」

杏子(なっ・・・アタシがガン比べで押されているだと・・・!?)

シブタクの仲間A「お嬢ちゃん・・・おイタがすぎるぜ・・・」スッ

杏子「なっ、なんだよ!」

シブタクの仲間B「怪我したくなかったら消え失せろって言ってんだよ・・・」

シブタクの仲間A「俺らに光モン突きつけといて生きて帰れると思うなよ?」鉄パイプスッ

シブタクの仲間C「そ、そうっす!俺らを怒らせると怖いっすよ!」

杏子「うっ・・・」


ほむら「そこまでよ」

シブタクの仲間B「あんたは・・・」

シブタクの仲間A「悪いが引っ込んでてくれないか。これは俺たちの問題なんだ」

シブタク「まあま、お前ら、その辺にしとけ」スッ

シブタクの仲間A「タク・・・!ま、そうだわな。こんなオシメもとれてねえようなガキを相手に大人気ないよな」

杏子「なっ――!」

ほむら「ありがとう。シブタク」

シブタク「へへっ。いいってことよ」

ほむら「少し大事な話があるの。聞いてくれる?佐倉杏子も」

杏子「・・・ちっ。しゃーねーな!わーったよ!」

ほむら「あと数日で、この町にワルプルギスの夜という魔女が現れるわ。それを倒すのに協力してほしいの。もちろん、巴マミにも」

マミ「もちろん、私は構わないわ」

杏子「・・・本当か?」

ほむら「間違いないわ。私は、それを追ってここまできたの。ワルプルギスの夜は強力――私1人の力では、到底かなわないわ」

杏子「へっ・・・面白そうじゃんか」

シブタクの仲間C「俺たちも協力しましょう!タクさん!」

シブタク「・・・」

シブタクの仲間C「・・・タクさん?」

ほむら「・・・無理もないわ。ワルプルギスはあまりにも強大・・・一般人が戦えば、間違いなく生きては帰れない」

シブタクの仲間C「そんな・・・タクさん!」

シブタク「・・・」

杏子「へっ。おっさん?びびってんのか?」

シブタク「・・・」

シブタクの仲間C「なっ!タクさんはおっさんじゃない!」

杏子「へっ・・・いいぜ。協力してやるよ。このおっさんが使い物にならねーんだ。アタシが代わりになってやるよ」

マミ「シブタクさん・・・」

シブタク「・・・」

シブタクの仲間C「み、見損ないましたよタクさん!!こんな素敵なお姉さんたちを見捨てるなんて・・・!!」

シブタク「・・・」

杏子「まるでアタシたちが負けるような口ぶりだな」

シブタクの仲間C「そ、それは・・・」

マミ「安心して。私達は負けないわ。シブタクさん・・・今まで、ありがとう。あなたのおかげで、私、強くなれた気がするわ」

シブタク「・・・」

マミ「シブタクさん。ワルプルギスを倒したら・・・バイクの後ろに乗せてくれない?」

シブタク「・・・へっ」ブロロロロロ

シブタクの仲間C「タクさん!!!」

マミ「シブタクさん・・・」

杏子「で、どうすんだ?ワルプルギスまでなんかやっとくことあんのか?」

ほむら「しばらくはグリーフシード集めね」

杏子「ちっ。まあ、一度口にしちまったもんはしゃーねーな。協力してやるよ」

マミ「私もよ。がんばりましょう」

ほむら「ええ」

シブタクの仲間C「お、俺も協力するッす!」

ほむら「ええ・・・ありがとう」

ほむら(まどか・・・今度こそは!)



シブタク「・・・」ブロロロロ

シブタクの仲間A「おい、タク・・・いいのかよ」

シブタク「・・・」

シブタクの仲間B「タク・・・?」

シブタク「俺、シブタクよ?」

シブタクの仲間A「タク・・・!」

~そして、決戦の日~
ほむら「くっ・・・このプレッシャー!」

杏子「やべえな・・・ここにきて、ちょっと不安だぜ」

マミ「弱音?あなたらしくないわね。」

杏子「うっ、うるせえ!」

ほむら「来るわよ・・・!」

マミ「シブタクさん・・・私に力を・・・!」



ワルプルギス「キャハハハハハハハハ!!」


シブタクの仲間C「ひっ、ひゃああああああああああ!?」

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハ!!」

ほむら「時を止めてッ!」カッ

ほむら「撃つ!!」ドカドカドカドカドカドカドカドカ

マミ「ティロ・フィナーレ!!」ドガアアアアアアア

杏子「らああああああああああああ!!」シャバアアアアア

ワルプルギス「キャッハッハッハッハ!!!」ズドドドドド

ほむら「くうううっ!!」ガガガガガガ

マミ「きゃあああっ!!」ガガガガガガ

杏子「くそっ!全然効いてねえじゃねえか!!」ガガガガガガ

シブタクの仲間C「うひゃああああああああああ!?」

マミ「はぁ、はぁ・・・ま、まずいわね・・・」

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハ!!」

杏子「くっそ・・・!もうグリーフシード残って、ねえのか・・・あっ?」ガクン

杏子(足が・・・!)

ほむら(また、駄目なの・・・?また・・・!!)

シブタクの仲間C「た、タクさん・・・すいません・・・!俺・・・!護れないかもっす・・・・・・!」

マミ「シブタク、さん・・・!」


ブォンブォン
ヴォオオオオオオオオオン
ブオオオオン
パラリラパラリラ
ブロロロロロロロロロロロロロロロロ


シブタクの仲間C「こ、このバイクの音は・・・!!」


「「「(シブ)タク(さん)!」」」



シブタク「へへっ」

シブタクの仲間C「タクさああああん!!マジパネエっす!登場タイミングが完全に正義のヒーローっすよ!!」

シブタクの仲間A「何も俺たちは逃げ回ってたわけじゃねえぜ」

シブタクの仲間C「あ、あれはっ!」


ワアアアアアアアアアアアア


シブタクの仲間C「み、みんな!」


シブタクの仲間B「全国のタクの仲間だ。アイツの人脈の広さには驚かされたぜ」


シブタクの仲間X「へっ。他でもねえ、タクの頼みだ!」

シブタクの仲間R2「ま、あんなドデケエバケモンでも、俺たちにかなう訳ないんだよねえ」

シブタクの仲間ZZ「クククッ・・・」

シブタクの仲間E3「よし、それじゃあいっちょ行きますか!」

シブタクの仲間B「全国シブタク連合!一世一代の大勝負だァ!」

シブタク「行くぜおめえらァ!」

シブタク連合「「「「おおおおおおおおおおおお!!」」」」



シブタク「俺、渋井丸拓男。略してシブタク。へへっ、付き合ってよ・・・」ギロッ

ワルプルギス「キャハッ?」

シブタク「素敵なお姉さん・・・!!」ギンッ

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハハハ!!!!!!!」

ブオオオオオオオオオオオオオオン


シブタクの仲間D「オラァァァ!!火炎瓶じゃあああ!!」シュボッ

ワルプルギス「キャーッハッハッハ!!」

シブタクの仲間G「ちぃっ!気持ち悪い奴だぜ!」

シブタクの仲間F「おらああああああ!!なら近接戦闘だあああ!!」

シブタクの仲間H「タクの為だ」

ワルプルギス「キャハッ?」

シブタクの仲間T「オラオラオラ死ねェ!オラオララァー!」

シブタクの仲間W3「ヒャハッ!魔女だかなんだかしらねえが、俺っちのナイフさばきに勝てるかよォー!」


ワアアアアアアワアアアアア
ドカドカバキバキグシャグシャ



杏子「まるでクローズだな」


ワルプルギス「キャハハハハハハハ!!」

シブタクの仲間たち「うわああああああ!?」ドカーン

マミ「くっ・・・やっぱり、一般人じゃ・・・!」

ほむら「でも・・・数が尋常じゃない!ワルプルギスが怯んでるわ!」

杏子「不良パワーやべえ・・・!」

マミ「どれだけ倒されても士気が落ちていない・・・」

ほむら「あの不良たちが彼・・・シブタクのカリスマ性の高さを物語っているわ」


シブタク「シブタクパンチ!」

シブタクの仲間Y「まじやべえ!タクさんのパンチこんな化け物にも通用してますよマジで!」

シブタク「へへっ。このパンチがあるから俺は負けなしなわけよ!」

シブタクの仲間W2「シブタクさんパネエ!」

ワルプルギス「キャーッハッハッハッハ!!」ドカドカドカドカドカドカ

シブタクの仲間R3「うわあああああああああああああ!」バキッ

シブタクの仲間S「R3!!くっそぉ・・・てめえ、よくも!・・・えっ?」

ワルプルギス「キャハハハハ!!」

シブタクの仲間S「うわっ・・・うわあああああああ!!」ドカーン

シブタク「この野郎・・・許さねえぞ!!」

ワルプルギス「キャハァァ!!」ギャンッ

シブタクの仲間A「タク!!」

マミ「危ない!!」


シブタク「え?」

ワルプルギス「キャハハハハハハッ!!」カッ

ほむら「シブタク!!」

杏子「おっさーーーーん!!」



シブタク「げほっ・・・ごほっ・・・」ゴロゴロ

トラック「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」


マミ「あっ!危ない!」

ほむら「避けて!シブタク!」

シブタクの仲間C「タ、タクさん!!」


キイイイイイイイイイイイイッ

マミ「止まっ・・・た?」

トラックの運転手「ば、馬鹿野郎!急に飛び出してきやがって・・・ひ、ひいいいい!?」

シブタク「お、俺、渋井丸拓男・・・げほっ。略して、し、シブタク・・・!素敵なお兄さん・・・ちょっとこのトラック貸してよ・・・!」

トラックの運転手「に、兄ちゃん、ボロボロじゃねえか!病院に行った方が・・・!」

シブタク「へへっ。俺、シブタクよ?だ、大丈夫だっての・・・それより素敵なお兄さん・・・今俺、どうしてもやらなきゃいけないこと・・・やってるんだよね・・・へへっ」

トラックの運転手「あんた・・・!」

トラックの運転手「よっしゃ!兄ちゃん、ただのワルじゃねえな!アンタの瞳に男を見たぜ!持ってきな!好きなように使ってくれい!」

シブタク「へへっ・・・ありがとな、素敵なお兄さん・・・」ガチャッ

シブタク「ごほっ、ごほっ・・・ごぼっ!」

シブタク(血が、こんなに・・・)

シブタク(へへっ・・・こりゃまずいかもな・・・)

シブタク(目も・・・かすんできやがった・・・)

シブタク(・・・なに弱気になってんだか。俺らしくねえ)

シブタク(そら、いくぜえ!相棒!)

トラック「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン」

シブタクの仲間F「あ、あれは!?」

シブタクの仲間K「運転席に乗っているのは・・・!」

シブタクの仲間U2「タクさんだああああああ!!」

「「「うおおおおおおおおおおお」」」

シブタクの仲間I「タクさん!あれをコイツにぶつけるつもりだあああああああ!」

シブタクの仲間O「マジやべえ!!タクさんマジやべえ!」

シブタクの仲間P「あのデカさのトラックだ!さすがのこいつもひとたまりねえぜ!」

シブタクの仲間W「マジやべえ!トラックで追突するとか下手すりゃ警察沙汰だぞ!!」

シブタクの仲間G3「タクさん警察が怖くねえのか!?やべえ!マジやべえ!!」

ワルプルギス「キャハハハハハハハハ!!」

シブタク「へへっ・・・!!」ブオオオオオオオオオオオオオオン

ワルプルギス「キャハハハハハハハハハハハ!!」ガガガガガガガ

マミ「ワルプルギスがひっくり返って・・・上下逆から、元に・・・!」

ほむら「彼女を本気にさせたわけね・・・何者なの。シブタク」


ワルプルギス「キャハッ…ギャハハハハハハッ!!」

シブタク「くうううううううう!!」キュルキュルキュルキュル

シブタクの仲間Q2「まじかよ!あの化け物、トラックを受け止めやがった!!」

シブタクの仲間E「や、やべえ!タクさんのトラックが押し返されてる・・・!!」

シブタクの仲間A「なにしてんだ!タクんとこいくぞ!!」

シブタク「へへっ・・・!!化け物め・・・!!」

シブタク(アクセルを踏む足に力が入らねえ・・・!ここまでか・・・!)

「タクさん!!」「タクさん!」「タク!」



マミ「シブタクさんの仲間たちが、後ろからトラックを押している・・・!」

ほむら「あんなのが何になるというの・・・!?」



シブタクの仲間Z3「タク!俺たちも力を貸すぜ!」

シブタクの仲間Y5「こんな奴に負けるんじゃねえ!!」

シブタクの仲間B「お前らぁ!もっとキバっておせえ!タクの背中を任されてんだぞォ!!」

「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」」」」

シブタク「へへっ。おまえら・・・!」


ワルプルギス「――――ッッ!?」ズズッ

マミ「ワルプルギスが、押されてる・・・?」

杏子「あのくそったれなワルプルギスが笑うのをやめている・・・!」

ほむら「シブタク・・・!」


シブタクの仲間C「うおおおおおおおおおお!!タクさん!いけるっす!いけるっすよ!!俺もこんなところで見てる場合じゃないっす!!あそこにいくっす!!」

マミ「わ、わたしも!」

杏子「あたしもっ!!」

ほむら「・・・・・・私も!」バッ

シブタク「へへっ・・・ワルプルギスさん・・・だっけ?素敵なお姉さん」

ワルプルギス「ッッッ!!!」ザリッ

シブタク「へへっ。俺ももしかしたら、絶望してお前みたいになってたかもしれない・・・俺、あんまいい人間じゃないしな・・・!」

ワルプルギス「~~~~~~ッッ!!!」ザリザリザリ

シブタク「でも俺には、お前にはなかったもんがあった・・・へへっ。それは、後ろで支えてくれる、仲間だ」

ワルプルギス「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」ザザザザザッ

シブタク「へへっ。悲しいね。ワルプルギス。俺はお前の元の名前も姿もなーんもしらねえ。でもお前は覚えとけよ!」

シブタク「俺は渋井丸拓男!略してシブタクだぁ!!」ギュイイイイイイイイン

マミ「シブタクさん!」

杏子「おっさん!」

シブタクの仲間A「タク!」

シブタクの仲間B「タク!」

シブタクの仲間C「タクさん!」

ほむら「いっけええええええええええええええ!!!」

シブタク「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

ワルプルギス「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

その時――奇跡が起こった。シブタクに集まった多くの人間の希望の総量が、ワルプルギスの絶望を上回り、ワルプルギスを消滅させた。

ほむら「や、やったわ!」

シブタク「へへっ・・・」ブウウウウウン

シブタク(ッ!?急にハンドルがっ!?)


ドガッシャアアアアアアアアアン

マミ「シブタクさん!?」

杏子「なんだ!?急に道をずれて横転しやがった!」

シブタクの仲間B「タク!!」

シブタクの仲間C「タクさあああああん!!」


デスノートに書かれたことは絶対。それはいかなる奇跡をもってしても、打ち消す事のできない決められた運命――。
渋井丸拓男――事故死。デスノートに名前を書かれてから、23日。ジャスト552時間。

――デスノートに狂い無し。

シブタクは僕達の心の中で永遠に生き続けている。

ドラマ版デスノートではモルモットとして殺されたシブタクはいないので今頃元気に素敵なお姉さんとナンパしているでしょう。

シブタクよ永遠なれ。

おわれ

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