津田「ああ…この間の中間テストの結果が悪かったもんで会長に叱られちゃいまして。自分たちが見てやるからここにいる時はお前は勉強をしろ、ってことで…」

古谷「ありゃりゃー。なっさけないなあまったく。仮にも副会長でしょー？アンタ」

津田「いや、もう返す言葉もありませんよ…」

ｶﾞﾗｯ

シノ「すまんな津田、遅くなった……って、古谷先輩？いらしてたんですか」

古谷「いまさっきね」

スズ「また遊びに？」

古谷「モチのロン」

アリア「たいへん、お茶お出ししなくっちゃ…」

古谷「あーいいよいいよお構いなく。それよりさあ、津田がテストでやらかしちゃったんだって？」

シノ「そうですよ！！津田は普段は一応真ん中よりは上の成績ではあるんですが気を抜くとすぐに酷い点数を取るんです」

古谷「そうなのかあー」

アリア「ヌいてるのは気だけじゃないんじゃない津田君？」

津田「え、なにか言いました？」

スズ「ですからこうしてここで私たち3人がかりで指導をしてる次第です」

シノ「しかし私たちが津田の勉強を見てやれるのは学校にいる間だけだからな……津田のことだ。家では勉強を放り出し、ゲームやら自家発電やらに勤しんでいるに違いない」

津田「自家発電についてはノーコメントとさせてもらいますけど。家ではどうしても気が抜けて勉強する気になれないんですよねー」

古谷「ふ～ん………ねえ、だったらさあ、私が家庭教師やってあげよっか？」

津田「え？」

シノ「か、家庭教師ですか？古谷先輩が津田の？」

古谷「そそ。私見ての通り結構ヒマなんだよね～。英語以外なら全然教えられるし」

アリア「いい考えかもしれませんねー。先輩に家でも見ててもらえば津田君もさすがに成績上がるんじゃないかな」

津田「いや、でも…ありがたい話ですけど、お給料とか払えませんし…」

古谷「いーよいーよ。カラダで払ってくれれば」

シノ「なっ、なにをおっしゃるんですか先輩！！」

古谷「ジョークジョーク。私にとっちゃホントにヒマつぶしって感じだからさー、お金はいいよ。どうすんの津田？この私に家庭教師してもらっちゃう？」

津田「そ、そういうことでしたら、是非…。ありがとうございます」