【スパロボ�】マサト「仕事をしよう」 (39)


前スレで質問があったので回答

どのスパロボをベースにしているのか?
→あんまり考えてません。どのスパロボかは不定ですがチャプター間の日常を書いていければいいなと思います。
 やったことあるのはF、F完、IMPACT、MX、Lとかです。なんでいろんな作品が混ざってくると思いますがあしからず。
 また、原作を見ていないものもけっこうあるので、キャラや設定にずれがあるかもしれませんが生温かい目でみてくだされば幸いです。

保健体育はあるの
→未定です

ちなみに今回は
マサト(ゼオライマー)、ロム(マシンロボ)、プルツー(ZZ)、ドモン(Gガン)、ガンダム系あたりが出る予定です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370316562



—18:00 購買前

ロム「む…」

「OPEN」

ロム「ここが開いているのは初めて見たな」

ウィーン

マサト「あ…」

ロム「マサト君か」


マサト「こ、こんにちは」

ロム「ああ」

ロム「…ここはマサト君が開けているのか?」

マサト「は、はい」

マサト「と言っても、今日が初めてなんですけど」

ロム「初めて?」

マサト「はい…」




ブライト『…仕事?』

マサト『はい…』

ブライト『どうしたんだ?マサトはゼオライマーに乗って出撃するのが…』

マサト『あ、そ、そうなんですが…』

マサト『この前カミーユさんが機体の整備を手伝っているのを見てですね』

ブライト『ふむ』

マサト『そのほかにもサイ・サイシーさんも厨房を手伝ったり』

マサト『テンカワさんも空いている部屋でラーメン屋をやったりしてますし』

ブライト『そ、そうなのか?』


シゲル『あれ?知りませんでしたか?』

マコト『まぁブライト艦長はあんまりナデシコに行くことはないですからね』

シゲル『めちゃめちゃおいしいから一度食べに行ってみたほうがいいですよ』

ブライト『う、うむ…』

ブライト『しかし彼らは半分趣味のようなものだろう?』

トーレス『まぁでもルーさんとかエマさんも掃除を手伝ったりしてるみたいですけどね』

マサト『…僕もこの戦いが終わったら…普通の人として生きていきたいと思うんです』

マサト『…美久と二人で』

ブライト『…』


マサト『だから人のためにもなるんだったら、ここでいろいろな仕事をしてみたいと思って…』

マヤ『…立派ねぇ』

マサト『あ、い、いやそんなんじゃ…』

ブライト『ふふ…許可しよう』

マサト『あ、ありがとうございます…!』

ブライト『しかし、何かあるだろうか?』

マヤ『あ、それなら…』




マサト「…ここは普段はジュドーさんたちがやっているそうなんですけど」

マサト「なんでもエルさんやビーチャさんの気が向いた時しか開けないらしくて」

ロム「だから君が開けているわけか」

マサト「…は、はい」

ロム「ふふ…ずいぶん前向きになった」

マサト「い、いえ…」

ロム「それでは少し見させてもらうよ」

マサト「は、はい」


ロム「…」

ロム「…これは、本…というものか?」

マサト「え?は、はい…」

ロム「ずいぶんたくさんあるな」

マサト「やはり長く置いておけるものじゃないと商売は成り立たないそうで」

マサト「だから売っているものの大半は書籍なので…本屋さんみたいなものですね」

ロム「そうか…」


マサト「ロムさんは、本が好きなんですか?」

ロム「私たちの星にはこんなものはなかったからな」

ロム「たしか紙…といったかな?」

マサト「そうですね」

ロム「うむ…」

ロム(せっかくマサト君が働いているんだ、何か買っていこう)

ロム「…」

ロム「じゃあ…これを」

『よつばと 1巻』


マサト「」

ロム「?」

マサト「あ、い、いえ…」

マサト(ロムさんなら燃えよ剣とかのほうがいいんじゃ…)

マサト(い、いやもしかしたらまだ難しい文字は読めないとか…)

マサト(あ…!もしかしたらレイナちゃんへのプレゼントとか…!)


マサト「…630円です」

ロム「ありがとう」

マサト「あ、ありがとうございました」

ロム「ああ、がんばってくれ」

マサト「はい…ありがとうございます」

マサト「…」




マサト「…」

ウィーン

マサト「…いらっしゃいませ」

プルツー「…マサト…さん?」

マサト「プルツーちゃん」

プルツー「ど、どうしたの?ビーチャとかエルは…」

マサト「ああ…」

カクカクシカジカ…

プルツー「なるほどね…」


マサト「うん、頼んでやらせてもらってるんだ」

プルツー「変わったね、マサト…さん」

マサト「そ、そうかな?」

プルツー「うん…ふふ」

マサト「…」

マサト「ちゃ、ちゃんとレジとかはできるから…ゆっくりしていって」

プルツー「うん」


プルツー「…」

マサト「…」

プルツー「…これ」

マサト「うん…うん?」

『桜蘭高校ホスト部 8巻』

マサト「…420円です」

プルツー「…」

プルツー「…プルに頼まれたんだ」


マサト「あ、そ、そうなんだ…」

プルツー「うん…」

マサト「はは…はい」

プルツー「あ…ありがとう」

マサト「ありがとうございました」

プルツー「う、うん…」

マサト「…?」

プルツー「…」


プルツー「…ごめん、頼まれたっていうのはうそ…だった」

マサト「…」

プルツー「ま、マンガが結構好きで…」

プルツー「お、おかしい…かな?」

マサト「…そんなことないよ」

プルツー「そ、そう…」

プルツー「…」

マサト「…」


マサト「…今度」

プルツー「え?」

マサト「おすすめのマンガでも探しておくよ」

マサト「ここで仕事してると、空いている時間がたくさんあるからね」

プルツー「うん…」

プルツー「がんばってね」                   

マサト「うん、ありがとう」



ウィーン

ドモン「…」

マサト「あ、いらっしゃいませ」

ドモン「マサト。何をしているんだ」

マサト「…みんなに聞かれます」

カクカクシカジカ…

ドモン「…」

ドモン「ふっ…いい顔になった」

マサト「そ、そうですかね?」

ドモン「ああ」

マサト「…」


マサト「その、な、何か買いに来たんですか」

ドモン「!?」

マサト「あ、いえ、開いてたから寄ってみたって方も多いので…」

マサト「寄ってくれるだけでうれしいんですけど…はは」

ドモン「う、うむ…」

マサト「時間がありましたらゆっくりしていってください」

ドモン「…ああ」

ドモン「…」

マサト「…」

ドモン「…エルとかルーとかはいないのか?」

マサト「?…ええ、僕だけです」

ドモン「…そ、そうか」

マサト「…?」


ドモン「…」

ドモン「…マサト」

マサト「は、はい?」

ドモン「…俺は男だ」

マサト「…は、はぁ」

ドモン「…そして、おまえも男だ」

マサト「はい…」

ドモン「…ならばわかるはず」

ドモン「男には必ずやらなければならない『時』がある、わかるか?」

マサト「は、はぁ…なんとなく」

ドモン「そして、男同士の秘密というものもある」

ドモン「男は軽々しく口を開くべきではない…わかるか?」


マサト「あの…」

ドモン「…これを頼む」

『ゼクシィ決定版—イマドキ結婚の常識&マナー』

マサト「…え!?」

ドモン「か、勘違いするな!!」

マサト「!」

ドモン「そ、そういうことじゃないんだ!」

マサト「お、落ち着いてくださいドモンさん!」

ドモン「は…!」

マサト「大丈夫です!大丈夫ですから…」

ドモン「す、すまん…」


ドモン「…」

マサト「…」

マサト「…なんだかうらやましいです」

ドモン「…」

マサト「レインさんですか?」

ドモン「…あ、ああ」

ドモン「自慢じゃないが、俺は世間一般の常識というものに疎くてな…」

マサト「…」

ドモン「だが男には責任というものがある。だから…」


マサト「…わかりますよ」

ドモン「…なに?」

マサト「僕も…監視されながら生きてきた人間ですから」

ドモン「…マサト」

ウィーン

プル「プルプルプルプルー!」

ドモン「!?」

ジュドー「お、ドモンさんじゃん」

マサト「ジュドー…とプルちゃん」


プル「ねぇねぇ!プルツー、マンガ買いに来た!?」

マサト「う、うん…買っていったよ」

プル「やったぁ!」

ジュドー「だから言っただろ」

プル「だってー、心配だったんだもん!」

マサト「そ、その確認に?」

ジュドー「ああ。あとマサトさんの様子を見にね」

ジュドー「サンキュなマサトさん、あいつらの代わりに店番やってくれて」


マサト「じ、自分で頼んでやってることだから」

ジュドー「それでもだよ。ったくあいつら自分らで始めたくせにほんとにたまにしか店開けねぇんだから…」

マサト「い、いやいい経験させてもらってるから…」

ジュドー「そうかい?そりゃよかった」

ジュドー「ドモンさんも何か買いに来たのかい?」

ドモン「…いや」

プル「あー!ゼクシィだー!」

マサト「!?」ドモン「!?」


プル「へー、こんなのあったんだー!だれか買うの!?」

ドモン「…ぉ」

マサト「…」

マサト「ミサトさんの予約品だよ」

ドモン「…!?」

ジュドー「へぇーミサトさんがねぇ」

ジュドー「あの人も結構いい歳だからなぁ」

プル「あーいっけないんだー!そんなこと言ったら!」

プル「ミサトさんに言ってやろー!きゃははははは!」ウィーン

ジュドー「あ、ちょ…!待てプル!またな、マサトさん、ドモンさん!」タタタタ…

ドモン「…」

マサト「…」


ドモン「マサト…おまえ」

マサト「…1260円です」

ドモン「…」

ドモン「…助かった」

マサト「いえ…」

ドモン「釣りは取っといてくれ」

マサト「…仕事中ですから、お気持ちだけで」

ドモン「そうか…」


ドモン「…」

ドモン「そういえば、ナデシコでうまいラーメンを食わせてくれるらしい」

マサト「テンカワさんですか?」

ドモン「ああ。一度食べてみたいと思っていた」

ドモン「今度付き合ってくれないか?おごりだ」

マサト「…はい」

マサト「ふふ…ご一緒します」



—20:50

マサト「あ…もう9時か」

マサト「そろそろおしまいにしようかな…」

ウィーン

ロム「やあ、調子はどうだい」

マサト「あ、ロムさん」

ロム「まだやっているのか?」

マサト「は、はい…もうそろそろ閉めようかと思っていたところです」


ロム「ふむ…ということは、まだ営業時間ということだな」

マサト「え?」

ドン

『よつばと 2〜5巻』

マサト「…」

ロム「読んでみたらなかなか面白かったよ」

マサト「あ、はぁ…」

ロム「文学…漫画だったかな?あなどれない」

マサト「…あ、はは」


マサト(その後も僕は、時間を見つけて店番をやらせてもらっている)

マサト(みんな時々立ち寄ってくれて、何かを買って行ったり、話をしていったりしてくれる)

マサト(…ちなみに後日、葛城一尉に呼び出されて、こっぴどく怒られた)
※ミサト→29歳、レイン→20歳

マサト(ドモンさんと食べに行ったラーメンは、とてもおいしかった)



おわり


以上です。読んでくれた方お疲れ様&ありがとうございました。

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