美城常務「お久しぶりです」 (21)

※駄文
※キャラがつかめてないのでキャラ崩壊かも
※書き溜なのでサクサクと

美城「本日はお招きいただきありがとうございます」

黒井「堅苦しい挨拶はいい、ここはプライベートの場だ」

美城「……わかりました」

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美城「それにしてもあなた方が一緒にいるなんて珍しいですね……高木社長」

高木「たまにはライバル会社の社長としてでなく、旧友として呑むのもいいかと思ってね」

黒井「フンッ、貴様みたいな三流プロダクションとは違って私は忙しい身なのでな……感謝するがいい」

高木「君は本当に相変わらずだね……」

黒井「それで、今西の奴はどうした?奴も誘ったと聞いたのだが……」

美城「彼なら外せない出張が急にできたらしく、来れないそうです」

黒井「フンッ、この私との会合を無視するとは……」

高木「企画したのは私だけどね」

美城「それで……私がこの会合に呼ばれた理由はなんでしょうか?」

高木「理由がなくては呼んではいけないのかね?」

美城「いえ、そういうことではありません」

美城「ただ、普段誘われないような会合に突然呼ばれるには何か理由があるのかと」

高木「なるほど、それもそうだね」

黒井「高木、御託はいいからさっさと本題に入ろうじゃあないか」

黒井「忙しい私の貴重な時間をこれ以上無駄にはしたくないのでね」

高木「わかった、単刀直入に言おう」

高木「346プロのアイドルの唐突な路線変更、あれは君の仕業かい?」

美城「はい」

高木「やはりか……何故突然そんなことを?」

美城「以前のやり方ではアイドルが育ち、利益を上げるまでに時間がかかり過ぎます。それを改善したまでです」

高木「君は急ぎすぎてるのではないかね?もう少し彼女たちのことを理解し、それに合わせた売り出し方をした方がファンは付いてくると思うんだが……」

美城「そのやり方では非効率的だと言っているのです」

黒井「それは違う、ファンを置いて一般層を大量にファンにしようとするやり方は後になって後悔するものだ」

美城「どういうことですか?」

黒井「今君がやっているやり方はアイドルを正しく「偶像」にしようとしている。確かにこのやり方だと一時的には利益が増えるかもしれない。しかし、偽物はすぐにバレる。そこに本物の輝きがないからな」

高木「黒井の言う通りだ、しかも一般の人々は流行りに流されやすい。もし流行りがそのアイドルから別のアイドルに流れた時、助けてくれるのはファン達だ、そのファンを蔑ろにするようなやり方こそ、非効率的だと思わないかね?」

美城「それは違います、流行りに乗っている時に、一般層をファンに引きずり込めばいいだけのことです」

高木「君のやり方でそれができると思うのかい?」

美城「はい、私のやり方と、彼女たちの力を持ってすれば可能かと」

黒井「フンッ、やれるだけやってみればいいさ」

黒井「もし君が原石を使い潰すようなことをするようなら引き抜かせてもらうまでだ」

高木「黒井もそこまで分かってるのなら、プロデューサーを付けて、彼女たちのことをもっと大切に扱うべきだと思わないかね?」

黒井「フンッ、これだから貴様は甘ちゃんなんだ」

黒井「アイドルたちはプロデューサーに頼らず、自分たちで己の進む道を定め、切り開いていくべきなんだ」

高木「確かに彼女たちが自分で進む道を決めるのは大事だ」
高木「だからと言って彼女たちが困った時に共に道を探し、切り開く手伝いをするプロデューサーを付けないのは間違いだ」

黒井「違う、その手伝いこそが余計なお世話なんだ」

黒井「そんなことをしたら、プロデューサーに頼りっきりになり、難解だが重要な自問自答を他人に投げることになる」

黒井「そうなってしまえばもはや一種の依存だ」

高木「依存ではない、一種の信頼関係じゃないか」

黒井「もし、突然プロデューサーが変わったら彼女たちはどうなる?」

黒井「信頼関係があったプロデューサーと新しいプロデューサーから見た彼女たちが違っていたらどうする?」

黒井「全てを己の力で切り開いて行こうとする強靭な精神力こそ、アイドルには必要なのだよ」

高木「何故君には分からない?共に協力し合い、高みに登ろうとせんとする彼らの信頼関係が」

高木「いざという時に頼れるという精神的な安定をもたらすことが。それによってより自然体で自己表現がてきるということが!」バンッ!

黒井「貴様こそ精神的なスキからアイドルから転げ落ちるという最悪の事態を巻き起こす可能性が理解できんのか!」バンッ!

美城「お二人とも!落ち着いてください」

高木「ム……すまない、熱くなりすぎた」

黒井「フンッ、興が醒めた……今日はこれで帰らせてもらう」

高木「それじゃあこれで解散だね……」

美城「そうですね……」

黒井「ここはVIPな私が出しておこう、感謝するがいい」

美城「いえ、それはできません」

高木「美城くん。こういうときは、好意に甘えておくものだよ」

美城「そう……ですか、わかりました。黒井社長、ありがとうございます」

高木「ありがとう、黒井」

黒井「ウィ、それでは私はこれで」スタスタ

高木「それじゃあ、また。美城くん、父上と今西くんによろしくと伝えておいてくれるかね」

美城「わかりました」

高木「ありがとう、それじゃあまた」スタスタ

美城「お疲れ様でした」

美城(彼らは彼らの確固たる信念を持って仕事をし、それを貫き通したからこそ今の立場がある)

美城(だからこそ、私は私なりのやり方で彼らに対抗する)

美城(例えそれが、事務所の社員を敵に回すことになってでも……)

モバマスの17話を見て、美城常務には彼女なりの信念が確固としてあるようなことを考えてたらこんなの書いてました……。
考え方が違っているだけで、目指すところはおそらく同じである黒井社長と高木社長には友情出演してもらいました。
黒井社長の「孤高でなければならない」という考え方、嫌いじゃないんですけどね……。

淡々と駄文を綴っていってすみません……これが初投稿なんでゆるしてください!なんでもしまむら!

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