【安価】男「俺が・・・ガンダムに!?」 (91)

舞台は宇宙世紀
UC何年か>>3

0079より前はよくわからんので無効

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438658767

uc0088
ダブルゼータの時代

UC oo88

主人公の名前と所属している陣営
因みに陣営は 連邦 ネオジオン 無所属の三つでオナシャス

>>6

ニューディサイズだめ?
無所属

>>6
だめ(無慈悲)

名前

すまんミスった
名前は>>11

ザク・マイヤー

主人公 ザク・マイヤー♂

あーしまった陣営安価の時に無所属なら普段何してるかも安価すべきだったわゴメン

というわけで普段何してるか>>16
あと搭乗するガンダムの名前もオナシャス

ジャンク屋

ガンダムMk-2零号機

EXA読んでないけど勘弁してね(震え声)

じゃあ適当に始めていくわ

ザク「・・・」ガチャガチャ

ザク「あークソッ今月もカツカツだってのに不作だな・・・」

ザク「やっぱでっかい戦争の最中だと同業者も活発になるからかね・・・」

>>21(性別と名前)「おーいザクー」

名前 フィーナ・アトライト
性別 女性

ザク「フィーナか・・・」

フィーナ「あーポッド越しでもわかるその不景気そうな顔から察するにやっぱり駄目だったか!はっはっはこのポンコツ君め!」ドヤアアアアア

ザク「なぜ俺が失敗するとフィーナドヤ顔するのかは甚だ疑問だが・・・そうだよダメだったよ、メシ代すらままならないレベルでダメだったよ・・・」

フィーナ「はっはーじゃあザクは最低でも一か月このフィーナ様に図が上がらなくなるわけだ!」

ザク「え?」

フィーナ「こっち来て!」シュコーッ

ザク「お、おう」シュコーッ

ザク「」

フィーナ「じゃじゃーん!どうだ!迎えに来る途中でたまt・・・運命的に出会ったのだ!」

ザク「これ・・・ガンダムmk-2じゃないか!!!!しかもティターンズカラー!!!!」

フィーナ「え?これ前言ってた『ガンダム』ってのとは違うの?」

ザク「あーすまんその説明してる暇はない!いいから早くこれ引っ張って持ち帰るぞ!」

フィーナ「あ、アラホラサッサー!」




ザク(あれ?mk-2ってもうちょっとスマートじゃなかったっけ・・・?)

数時間後

mk-2零「」ジャーン

ザク「はーっしっかしこれまた随分綺麗だなあ・・・」

フィーナ「そだね・・・いつもは焦げた板切れとかそんなんばっかなのにこれは焦げ跡一つないなんて・・・ちょっと不自然じゃない?」

ザク「まあ輸送船のトラブルとかパイロットが乗り捨てたとかそんなんだろ。白い悪魔も最後は愛機を乗り捨てたらしいし」

フィーナ「ふーん・・・あ、そういえばさっきの続きなんだけどさ、『これ』なんなの?」

ザク「これはガンダムmk-2って言って、まあざっくりいうと白い悪魔『ガンダム』のお仲間だな」

フィーナ「へーじゃあ凄いんだ!」

ザク「つってもまあ装甲はガンダリウムγ使ってないし何かとトラブルの中心にいるしで正直乗りたいと思えないようなMSだな・・・」

フィーナ「トラブルって?」

ザク「民間人に略奪されたんだよ。それも確か10代の少年に」

フィーナ「じゃあ私たちも盗られないように注意しなきゃだね!」

ザク「そうだな・・・」

一方その頃 

ザク達がいるのと同じコロニー(サイド7)


>>26「うっ・・・ここは・・・?コロニー・・・なのか・・・?」

カイン・アビス ネオジオン特殊部隊新人隊員

>>26
所属の安価を忘れてたありがとう
我ながら間抜けすぎる・・・!

カイン「えっと・・・僕は・・・」

ジャンク屋(ザクでもジュドーでもない)「おっ!気が付いたか!」

カイン「……そうだ!mk-2!」ガバッ

ジャンク屋「おいおい!急に動くと体に悪いぞ!」

カイン「・・・すみません、じゃなかった、ありがとうございます、でもない、ありがとうございました・・・」

ジャンク屋「生真面目なのか・・・?まあ礼を言われて悪い気はしないわな。それでアンタは何者なんだ?」

カイン「…………」オロオロ

カイン「・・・助けてもらった相手にまで秘密主義というのもおかしいですね。僕はカイン、ネオジオンの兵士です」

ジャンク屋「へえ、アンタジオニストか!俺も好きだぜ!ジオン・・・というよりかはザクが!」

カイン「は、はは・・・(どう反応すればいいのかわかんない・・・)」

ジャンク屋「まあ動けるようになるまではここにいたほうがいい。宇宙を漂うってのはあれでなかなか疲れるからな。ほれ」つコーヒー

カイン「・・・すいません、何から何まで・・・」ショボン

ジャンク屋「おうどうした?タマァ拾ったんだからもっと嬉しそうな顔したらどうだ!?」カッカッカ

カイン「嬉しくなんか・・・ありませんよ・・・」ショボーン

ジャンク屋「・・・愚痴くらいなら聞いてやるぜ?」

カイン「・・・」

カイン「・・・僕のいた部隊は敵のMSを奪取する任務を請け負っていました」

カイン「奪うMSは旧式のポンコツだから警備は緩い、だから戦力は僕らだけで十分、上は鷹を括っていました」

カイン「今にして思えば、わざわざ奪いに行くMSがポンコツなはずないし、ましてや警備が甘いなんて考えるのはおかしかったんです・・・」

カイン「でも確かに輸送船の警備は大したことありませんでした。(これならいける)、みんながそう思ったのに・・・」

カイン「僕たちがミノフスキー粒子を散布すると同時に輸送船の中から一機のMSが出てきました」

カイン「そして………たった、たった一機のMSに僕のいた部隊は翻弄されました。こっちは5機もいたっていうのに・・・」

カイン「ものすごい速さで動き回る相手に、僕は慌てて輸送船を人質に降伏を迫りました」

カイン「パイロットは素直にMSから降りました」

カイン「その時、連邦の救援がやってきました。たまたま近くにいたんでしょう、運がなかったとしか言いようがありません」

カイン「だから僕はとっさにMSを持って逃げ出しました。なんとか逃げ切れればよし、それでなくとも奴らに返すわけにはいかない・・・」

カイン「後ろの爆発を無視して最大出力で帰投しようとしましたが、途中で連邦の攻撃があまりにも激しかったので焦ってMSを手放して一旦奴らの相手をしようと思い応戦しました」

カイン「…………そのままMSを見失って挙句の果てに自機まで失いました・・・ああ死にたい・・・」

PCが使えなくなったけどあまりにもキリが悪いからVITAから書くわ(ヤケクソ)

カイン「我ながらあの時はどうかしてました・・・いくら追い付かれそうだったからってあんな・・・」

ジャンク屋「・・・」

カイン「しかも部隊の皆も生きてるかどうか・・・」

ジャンク屋「・・・こっちから聞いてこんなこというのもなんだが、終わっちまったもんはしょうがないと諦めるのも大事だぜ?ちょっくら散歩にでも行こうや」

カイン「すいません、いまそんな気分じゃ・・・」

ジャンク屋「いいからいいから!このへんはジャンク屋家業が盛んだから面白いもんが見れるぜ!」

カイン「いたっ」ズキッ

ジャンク屋「おおっとそうだった、すまねえ・・・」バッ

カイン「いえ、大丈夫です・・・」

所戻ってザク宅

ザク「さて、こいつをどうするかだが・・・」

フィーナ「ウチの看板MSにしたらどう!?」

ザク「それもいいか・・・いや、だったらこいつを売った金で別のMSを買えばお釣りが・・・いやでもガンダムのインパクトは惜しいか・・・」ブツブツ

フィーナ「もー悩みだすとすぐこれだ!頼むから一週間以内に決めてよね、じゃないと食費が足らないんだから!」





ザク(そもそもこいつ・・・いや、そんなこと言い出したらフィーナが激怒しそうだしやめとこう・・・ガンダムなのは確かっぽいし・・・)


悩んだり治療したりで一週間たった所から続けるわ
じゃあの

~一週間後~

ザク「さて、このMSですが・・・」

フィーナ「・・・」ゴクリ

ザク「…………やっぱり売ることにしました!」

フィーナ「そっか・・・一回乗ってみたかったんだけどなあ・・・」

ザク「いや、別に今すぐ売るってわけでもないし、ちょっと乗るくらいはいいぞ?試運転もまだだったし」

フィーナ「ほんと!?」

ザク「まあお前操縦できないし俺の膝の上に座って固定具で括り付ける形になるけどそれでもいいなら・・・」チラ

フィーナ「是非!是非!」

ザク「・・・よし、じゃあ早速準備だ!」

フィーナ「おー!」



ザク(フォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!)

カイン「あの、そろそろ僕、お暇させていただこうと思うんですけど・・・」

ジャンク屋「おう!そうか!いやあよかったよ無事治って!」

カイン「何度言ったかわかりませんが本当にありがとうございました。このご恩は一生忘れません」

ジャンク屋「気にスンナって!困ったときはなんとやらだ!」カッカッカ

カイン「それでは、失礼します!」

ジャンク屋「おお!達者でな!」



カイン(やっぱりスペースノイドは気のいい人たちばかりだ・・・!)

mk-2零コックピット内

フィーナ「よっこいしょっと」

ザク「よ、よしベルトを・・・」

ザク(これはマズイこれはマズイこれはマズイこれはマズイこれはマズイ)

フィーナ「・・・?、動かさないの?」

ザク「お、おう・・・」グイッ


mk-2零「・・・」キュポーン


フィーナ「おお!」

ザク「よーし起き上がるぞ・・・」

ゴゴゴゴ



カイン「ん?この音は・・・?」

フィーナ「おおおおお!やっぱりこのアングルから見る景色はどんな場所でも壮観だー!」

ザク(ま、この視点から見えるものはいいもんじゃないんだけどなあ・・・)

フィーナ「・・・あれ?あそこに凄い顔した人が・・・」



カイン「あれだ・・・!ガンダム・・・スペースノイドの敵・・・!」ギリッ

カイン「奪還しなきゃ・・・隊長の仇!」


ザク「よし、呼びかけてみるか」

ザク『おーい、どうした?』キュポーン

カイン「ひっ!」

以下『Ⅱ零=mk-Ⅱ零』

===========================================================

数日前

カイン「なんなんですかあれ!?」

カインの目には高速で動き回る二つ目のMSが悪魔のように映った

隊長「くそっ!あんな動きするMSなんて見たことねえぞ!」

???「遅いっ!」ピチューン

Ⅱ零が発射したビームライフルが隊長のガザDを貫いた

隊長「ぐおおおおおお!」ドーン

カイン「たいちょおおおおおおおおおおお!」

隊員A「くそっ!よくm」

???「甘いっ!」ピチューン

隊員A「うっ!」ドーン

カイン「あ・・・ああ・・・」ガクガク

???「次はお前だ!」ゴーッ

カイン「うわあああ!」グッ

カインのガザCは突進しながらライフルを乱射するⅡ零に対し急降下で回避、そのまま輸送船に直行した

カイン「ととと止まれ!動いたらこ、この船を壊す!」

===========================================================

カイン「う、ああ・・・」ガクガク

ザク「なんか痙攣してるぞ、ちょっとやばいんじゃないか?」

カイン「うわああああ!」ダッ


フィーナ「行っちゃった・・・」

ザク「まあいいだろ、あんまりああいうのに関わるもんじゃないし」

フィーナ「薄情だなあ」

ザク「経験則だよ」



カイン「はーっ、はーっ、はーっ」ガクガク

ジャンク屋「お、おい、どうした!?」

カイン「・・・すいません、ジャンク屋さん、その、無茶かもしれませんが、それでも、一生のお願いです・・・」

カイン「MSを・・・貸してください・・・!」ギロッ

ザク「でもこれよく動くなあ・・・」グオオオン

フィーナ「うん、これいい、すごくいいよ!」

ザク「わかるのか?」

フィーナ「なんとなく、いいと思う!」

ザク「フィーナのお墨付ならそれはもう売れるだろうなー(棒)」

フィーナ「そうでしょうそうでしょう!」ドヤアアアアア

ザク「ツッコめよ!・・・まあいいか、そろそろ降りるぞ」グオオオン

フィーナ「アラホラサッサー!」

ジャンク屋「いや、MSったってな・・・ウチには>>42しか置いてないぞ?」

カイン「それでかまいません!何としても、あのガンダムを倒さなきゃならないんです!」


安価>>42 条件:宇宙世紀0088までに存在しているMS

ネモ

カイン(ネモか・・・アースノイドのオモチャに乗るのもちょっと不愉快だけどまあ仕方ないか・・・)

カイン「ありがたく使わせていただきます!幾らですか?」

ジャンク屋「500万だ」

カイン「はっ!?・・・わ、わかりました、十年以内には必ず・・・」シロメ

ジャンク屋「ま、返してくれれば何も言わんさ!だからぜってえ無事に帰って来るんだぞ!」カッカッカ

カイン「が、頑張ります・・・」(絶対無理だけど)

ジャンク屋「まあぶっちゃけた話その機体はイワクつきの売れ残りなんだよ。バラして売るつもりだったんだがアンタが使ってくれるならそれもまたいいと思ってな」

カイン「そうなんですか」

ジャンク屋「しかしMSと戦うんだったらこれだけじゃ今一つ頼りねえな・・・>>44でも持ってくか?」

>>44
絶対的な指定は特になしだけどまあ武器とかそんな感じで

ジムストライカーのアレ

>>44
調べたらあれ『ツインビームスピア』ってんだって
斬撃モードになると完全に鎌にしかみえない・・・あれ?デスサイズの鎌ってひょっとしてこいつのうわなにをするやm

カイン「これは・・・?」

ジャンク屋「『ツインビームスピア』って武器だ。槍として突くもよし、鎌として切るもよしの優れもの・・・まあロッドにサーベル日本くっつけただけなんだがな」

カイン「た、助かります!」

カイン(くっ、正直あのMSと戦うためには飛び道具が欲しいところだけど・・・)

ジャンク屋「で、いつ行くんだ?」

カイン「今すぐ行きます。もしどこかに送られたりしたら大変ですし」

ジャンク屋「そうか、頑張れよ!」

カイン「はいっ!」

一方ザク宅

Ⅱ零を競売にかける時のために二人は看板等の小道具の準備をしていた

フィーナ「~♪」カキカキ

ザク「・・・」ガチャガチャ

ザク「・・・・・・なあ」

フィーナ「ん?」

ザク「・・・あの、だな、このMS・・・売ったら大金になると思うんだ」

フィーナ「うん」

ザク「その金ならな、こう、パーッとできると思うんだ」

フィーナ「そうだね・・・パーティーでもしたいの?」

ザク「そういうことじゃ・・・いや、あながち間違いでもないんだが」

フィーナ「もう!ハッキリ言ってよ!」プンスカ

ザク「・・・・・・・・・ゴホン」

フィーナ「・・・・・・」ゴクリ

ザク「俺t『ガンダム出て来おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおい!!!!!!!!!!!!』


ザク・フィーナ「「!?」」

『出てこなければここを焼くぞ!出て来い!今すぐ出て来い!』

ザク「ガンダム・・・まさか!」

フィーナ「あ、あれそんな大事なものなの!?」

ザク「い、いやわからん!」

フィーナ「こんな時にそんな頼りないこと言わないでええええ!」


カイン「くっ・・・出てこないならこっちにも考えがあるぞ・・・!」


カインはネモの頭部バルカンで辺りを攻撃し始めた


フィーナ「ちょ、ちょっと!あれヤバイんじゃないの!?」

ザク「いや、こんなことをすれば流石に連邦の駐兵が来るはず・・・!」


駐兵『おい!そこのMS!止まりなさい!』

ザク「ほら!ネモが来たぞ!一機だけだけど!」

フィーナ「連邦軍仕事してよ!」


カイン「黙れ地球の虫ぃぃぃぃぃ!」

カインのネモがスピアのサーベルを一本取り外して投擲した

駐兵「うっ」ドーン

フィーナ「ちょっとおおおおおおお!?」

ザク「くそっ、こんなことならすぐにでも売りに行くべきだった・・・!」

フィーナ「・・・ところでザク」

ザク「どうした!?今避難の準備に忙しいんだ!」ドタバタ

フィーナ「このMS・・・いやお金を拾ったのは私だよね?」

ザク「ああそうだが!?」ドタバタ

フィーナ「ということは私に重大な借りが・・・いやもう命の恩人と言っても過言ではないよね?」

ザク「ああそうd・・・うん?」

フィーナ「じゃあザクの命は私の物だよね?どう使うかは私が決めるのが道理だよね?」

ザク「待て待て待て何が言いたい?」ガタガタ

フィーナ「・・・・・・ガンダムに乗ってあれ倒してきて」

ザク「は!?」


ザク「俺が・・・ガンダムに!?」

フィーナ「さっきの声凄く切羽詰ってた。自分を見失ってる人の声だった・・・だからあれは止まらないわ」

ザク「い、いやそんなことどうでもいいだろ!変なこと言ってないでさっさと行くぞ!」

フィーナ「・・・だめ、絶対逃げきれない」

ザク「なんでそんなこと言うんだ!」


フィーナ「確実にこっちに近づいてる・・・私とガンダムに・・・」

ザク「!、また『アレ』か!?」

フィーナ「もう数年来てなかったから・・・もうこないと思ったのに・・・」ガタガタ

ザク「お、落ち着け!」


カイン「!」キュピーン

カイン「そこか・・・!」グポーン

フィーナ「!」ビクッ

ザク「わ、わかった!すぐアイツやっつけてくるから!ここで待ってろよ!」

フィーナ「・・・」ガタガタ

ザク「・・・クソッ!」ダッ


カイン「うおおおおおお!」グオーッ

ザク「くそっ・・・」ヨジヨジ

カイン「このMS・・・!今のうちに・・・なっ、人!?くそっ!乗らせるか・・・!」

カインはバルカンの照準をザクに合わせた

ザク「しまっ―――」


カイン「!!!!!」ビクッ

カイン「ぐうっ、あっ、あたm、頭がががが・・・」

ザク「・・・?よくわからんが今のうち・・・!」トスッ

ザク「よーしよしちゃんと動けよ・・・!」

カイン「ぐうっ・・・しまった!遅かったか!」

Ⅱ零「・・・」グオオオオン

カイン「だからと言って・・・丸腰のMSに!」

ザク「くそ・・・武器は・・・」ピッ

ザク「知ってたけどやっぱ無いかぁ・・・!」

カインのネモがスピアを突撃モードにして突進する

ザク「・・・だからって!」

寸でのところで攻撃をかわし、スピアのロッド部分を掴む

カイン「なっ!?」

ザク「よっ!」バキィ

そのままロッドをへし折る

カイン「・・・この動きといいさっきの感覚といい・・・やはり!」ピピピッ

ザク「・・・?」ピッ

カイン『聞こえるか!ガンダムのパイロット!』

ザク「なんだ男か・・・わざわざオープンチャンネルを使って話すとかまさかお前ホモか!?」

カイン『どうしてそうなる!?・・・じゃなかった、お前・・・ひょっとしてニュー』

ザク「隙ありゃああああああああああああああ!」ボコオ

ガンダムの鉄拳がネモの胸部を強打した

カイン「ぐおええええええええええええええええええええ!!!!!」ギャシャグシャガシャ

カイン「う、うう・・・」

カイン「」チーン

ネモはそのまま動かなくなった・・・

数分後

ネモの中で気を失ったカインを拘束し、ザクはフィーナの元へ急いだ

ザク「フィーナ!くっそ重いんだよクソ野郎!」ドスッ

カインを床に乱暴に落とす

フィーナ「」

フィーナはグッタリしたまま動かなかった

ザク「フィーナ!フィーナ!」ユサユサ

フィーナ「・・・」ピクリ

ザク「フィーナ!」

フィーナ「あれ・・・ザク・・・無事だったの?」ヨロヨロ

ザク「あたり前だろ!」ヒシッ

フィーナ「やぁめないか暑苦しい・・・」ヨロヨロ


カイン「う、うう・・・」

フィーナ「あ、ところでこれ誰?」

ザク「忘れてた・・・始末しなきゃ」つでっかいナタ

フィーナ「ちょ、なにそれ!?」

ザク「おーい」ペチペチ

カイン「・・・ひっ!?」ビクッ

ザク「所属と名前と目的は?あと動いたら[ピーーー]」キラーン

カイン「ネオジオンのカイン・アビス・・・目的はMS・・・あのガンダムの奪取だ」

ザク「目的は俺たちじゃなくてガンダムか、よかった・・・」ホッ

カイン「じゃあ僕をかいh」

ザク「それじゃあ[ピーーー]」ヒュッ

フィーナ「こらっ!」

ピタリとザクの腕が止まる

フィーナ「無益な殺生はダメって言ってるでしょ!」

ザク「・・・チッ」

フィーナ「あのー」

カイン「は、はい!?」

フィーナ「あなた、あのMS・・・ジムでしたっけ?」

カイン「ネモな?」

フィーナ「そうそうそれそれ、あれどこから持って来たんですか?」

ザク「そういえば」

カイン「・・・道中助けてもらったジャンク屋に貸して貰いました」

ザク「・・・ひょっとしてそれはハゲのおっさんじゃなかったか?」

カイン「ええ、そうですけど・・・」

フィーナ「あのおっちゃん、まーた面倒なことを・・・」

ザク「じゃあ一応これ返してくるよ、フィーナはそいつが逃げないよう見張っててくれる?」

フィーナ「バッチコイ!」

ザク「いってきまーす・・・」


フィーナ「さて、私から個人的に質問があるんだけど・・・」

カイン「・・・」

フィーナ「さっきあなたがMSに乗ってた時、私となんというかこう、心が繋がった感じがしなかった?」

カイン「・・・やっぱりあなたがNTでしたか」

フィーナ「にゅーたいぷ・・・って人類の進化体だっけ?」

カイン「まあそんなところです、人類の革新と言われることが多いですが・・・って知らないんですか?」

フィーナ「うん、よくは知らないかな?」

カイン「NTとは、かつてジオン・ズム・ダイクンが提唱した・・・いや、それはいいや。要するに宇宙に適応して進化した人類のことです」

フィーナ「ふーん、それで宇宙に適応してニュータイプになるとなんかいいことあるの?」

カイン「そ、そうですね・・・MSの操縦が上手くなったり、サイコミュ兵器が使えるようになったり・・・」

フィーナ「要するに強くなるってこと?」

カイン「確かにそういう面もありますね」

フィーナ「人類の革新、ねえ・・・」

ザク「よっと」

ネモをそっと着陸させる

ジャンク屋「お!坊主戻って―――」

ザク「お れ だ よ」

ジャンク屋「なっ!?坊主はどうした!?」

ザク「とっ捕まえてガンがら締めにしてある。殺そうかとも思ったがフィーナに止められた」

ジャンク屋「そうか、よか―――」

ザク「よくない、そのせいで俺たち二人は死にかけたんだぞ?」

ジャンク屋「でも旅は道ずれ世は情けっていうだろ?」

ザク「そうだけど・・・」

ジャンク屋「ま、わざわざ返しに来てくれてありがとうな」

ザク「気にするな、旅は道ずれ世は情け、だ」

ジャンク屋「そりゃあお前使い方がちょいと違うぞ?」

ザク「・・・気にするな」

フィーナ「それで、私は本当にそのNTって奴なの?」

カイン「おそらく」

フィーナ「・・・じゃああなたはなんなの?」

カイン「えっ?」

フィーナ「あなたは私ともザクとも違う・・・あなたは何者なの?」ジッ

カイン「・・・僕はNTです!」プイッ

フィーナ「・・・」

フィーナ「ちぇ~やっぱボクみたいな少年にはワタクシのセクシーアイズは刺激的すぎたか~!」ハハハ

カイン「・・・」

数時間後

ザク「お前は明日連邦軍に引き渡すことになった」

カイン「・・・」

フィーナ「私たちもあんまり乱暴はしたくないから、暴れたりしないでね?」

カイン「・・・わかってます」


ザク(くそっ!こいつがいるせいであの話の続きができない!)

フィーナ(そういえばあの時何言おうとしてたんだろう・・・まあいっか。いつでも聞けるし)

その日の深夜

カイン(このっ・・・このっ・・・)グリグリ

ジャキッ

カイン(素人の拘束なんて僕にかかればこんなもんだ!・・・ああ痛かった)ヒリヒリ


ザク「zzzzzzzzzzz」 フィーナ「zzzzzzzzzzzzzzzz」

カイン(・・・NTの研究が進めばジオンの勝利はより確実なものになる・・・)ソッ

フィーナ「zzzzzz」

カイン(よし、あとはガンダムで・・・)

タタタ

ゴオオオオオ

ザク「・・・?」

ザク「大変だああああああああああああああああああああああああああああ!」バタッ

>>65「?」

>>65 名前と性別と職業

職業は軍人以外で

シーファ「どうしました・・・こんな時間に・・・?」ウツラウツラ

ザク「ゆ、ゆゆゆゆ誘拐と泥棒ががが」ガクガク

シーファ「落ち着きなさいな、ほら、ヒッヒッフー」

ザク「・・・」ヒッヒッフー

シーファ「・・・」コホン

そこからザクはしばらくの間シーファに昨日の事件の顛末と昨夜の状況をこと細かに話した

ザク「あ、えっと、昨夜としか・・・というか、警察はジオンの勢力下にある場所に調査に行けるんですか?」

シーファ「うーん・・・コロニー警察は連邦やジオンとは別組織で両者から圧力をかけられているので片方に加担する、あるいは敵対行動をとるともう片方にされてしまうので・・・まず無理ですね。大体戦争中に我々みたいな組織が存在すること自体結構無理がありますから」

シーファ「一応このコロニー周辺の中立施設の調査はしてみますが・・・まあ期待しないほうがいいですね」

ザク「・・・」

シーファ「・・・ごめんなさいね」

ザク「・・・」ウルッ

シーファ「・・・・・・・・・ただ、一応考えがあります」シブシブ

シーファ「私の人脈を総動員すれば居場所くらいは突き止められます。もっとも、そうすると私と友人が少し危ない目に合うことになってしまいますが・・・まあそのくらいのリスクは大目にみましょう」

シーファ「・・・しかし、もしあなたが以前話してくれたことが本当なら・・・一番の問題はその後、居場所が判明したあとでしょうね。」

ザク「まあ、そうでしょうね・・・」

シーファ「まあそれは調べてみないことには何とも言えませんね。今日はもう帰ってしっかり休みなさい」

ザク「・・・はい」



ザク「・・・よしっ、久々に本気だすか」キラーン

???「えーっと、確かこの辺だったよね・・・この前ガンダムが出たって場所・・・」

ザク「・・・」ガチャガチャ

???「あ、おあつらえ向きにガラクタの山を漁ってる人がいる!おーい!」

ザク「?」

???「この辺でガンダムっぽいMS見かけませんでした>>69

イーノ

とかってあり?

↑なんかいろいろミスった今のナシで

???「えーっと、確かこの辺だったよね・・・この前ガンダムが出たって場所・・・」

ザク「・・・」ガチャガチャ

???「あ、おあつらえ向きにガラクタの山を漁ってる人がいる!おーい!」

ザク「?」

???「この辺でガンダムっぽいMS見かけませんでしたか?あ、私は>>71っていうんですけど」

>>71
名前と性別
連邦軍の人

リリィ=マルセーユ


連取りアカンなら↓で

コミケ楽しかったです(燃えカス) そして生ぱるにゃすはとても愛らしかったです(小並感)
連投は(ほかの人がこないので)OKです


リリィ「何か情報はありませんかね?てか無いとワタシの首がスカイハイしちゃうんですよ。物理的な意味でも」

ザク「あーアレならジオンに盗まれたよ。はいさようなr」

リリィ「ちょっと!!!!なんですかそのツッコミどころしかない発言は!」

ザク「・・・」

リリィ「ガンダムの情報くださいよ!くださいったら!ねえ!」

ザク「・・・じゃかあしい。俺は今忙しいんだ・・・」ガチャガチャ

リリィ「・・・何やってるんですか?」

ザク「ごらんのとおり、ジャンク屋さ」

リリィ「なんですかその偉そうな言い方は・・・」

ザク「・・・」モクモク

リリィ「・・・」ジーッ


ザク「・・・・・・・・・閃いた!」ガバッ

リリィ「ガンダムの情報ですか!?」

ザク「違う!けど近い!」

ザク「俺はこれから例のガンダムがあるであろう場所に奇襲をかける予定だったんだけど」

リリィ「凄い内容の割にいろいろ不確実すぎませんかね・・・・・・」

ザク「否定はしない。でもあれだ、お前も切羽詰ってるんじゃないのか?」

リリィ「いやもうホントそうなんですよ。今にも死にそうです。割とマジで」

ザク「そこで、だ。俺がガンダム取り返したらそれを買ってくれないか?」

リリィ「えーリリィ今お金ないのータダじゃダメ?」キャルーン

ザク「じゃあいいや」

リリィ「ごめんなさい冗談です」

ザク「前金としてMSの貸し出しと武装を買う金、報酬としての金は5000000でどうだ」

リリィ「えーそれはちょっと高いんじゃないーい?」

ザク「しかしジオンの基地を潰した名声がついてくる」

リリィ「あ、そっか・・・じゃあまあ打倒な額かなあ・・・?」

ザク「じゃあ適当にMS引っ張ってきてくれ。何でもいい。調整はこっちでやるから・・・あ、でもホビーハイザック以外で頼むぞ」

リリィ「『ホビーハイザックだけはやめろよ!絶対だぞ!絶対だからな!』って奴?」」

ザク「違う!」

数日後

リリィ「おーい!持って来たよ!>>77しかなかったけど!」

>>77
なるべく連邦軍の機体で

ギャプラン

可変MSktkr

ザク「おお!これは・・・!」

リリィ「結構カッコいいでしょ!・・・ってうわ!何この山!?」

ザク「武装」

リリィ「いやこれ・・・武器じゃないのもあるよね?」

ザク「あーいいからあっち行け!これから忙しくなるんだかr」


シーファ「速報朗報大特報!フィーナちゃんの居場所が分かったよ!」

ザク「おおおおおおお待ってましたああああああああああああああああ!!!!」ダッ

リリィ「何この差」

ザク「で、場所は!?場所は!?」

シーファ「いやあそれがもう悪い予感が大的中でね!!!!・・・コホン、悪い予感が的中しました」

ザク「っていうとやっぱり!」

シーファ「NT研究所です・・・」


リリィ「・・・!」

ザク「こうしちゃいられない早く準備を!」

シーファ「手伝いますか?」

ザク「じゃあシーファさんはこっちの山の整備をお願いします!」

シーファ「あい任されました!」


リリィ「・・・NT研究所に、行くんですか?」

ザク「五月蠅い黙ってろ!」

リリィ「行くのかと聞いて居るんです」

リリィの眼光は数分前とは比べ物にならないほど鋭くなっていた


ザク「・・・・・・・・・だったらなんだ」

リリィ「私も同行します」


シーファ「・・・はいぃ!?」

ザク「却下。NT研究所は連邦もジオンも警備がかなり厳重だから足を引っ張られると俺が死ぬ。だから却下だ」

リリィ「・・・・・・お言葉ですが、多分私のほうが強いです」

ザク「言ってろ」ガチャガチャ

フィーナ「ごめんなさいね、今回のは遊びじゃないから・・・」



リリィ「・・・お願いします」

リリィはその場に座り込んで土下座した


フィーナ「ちょ、ちょっと!やめてくださいよみっともない!」

ザク「おいばかやめろ俺はそういうのに弱いんだ・・・!」

リリィ「私はその施設に恨みがあるんです・・・!だから、どうしてもやらなきゃならないんです!」ドゲザ

ザク「・・・理由を聞いてもいいのか?」


リリィ「わかりました。では、少し長くなりますが・・・」


リリィ「私の姉は小さい頃から機械いじりが大の得意でした―――」


姉「ねえみてみてリリィ!ラジオ!」

リリィ「すごーい!どうやったの?」

姉「えーっとね、ここのヒモをこうやってここにつなぐとね、こう、でんぱがうわーっとくるの!」

リリィ「へー!よくわかんないけどすごーい!」

父「・・・ほう、姉は機械の仕組みが分かるのかい?」

姉「えっとね、よくわかんないけどわかるの!・・・あ、ちょっと待てて!」トテトテ


姉「はい!」つ水の入ったコップ

リリィ「わー!ありがとう!ちょうどお水がほしかったの!」


父「・・・」


数日後

姉「おじさんたちだれ?」

研究員「私たちはね、今日姉ちゃんのお世話を頼まれたんだよ」


姉「・・・?おくすり?お注射はいやだよ!」

研究員「え!?い、いや・・・そんなことは」

姉「・・・頭?・・・手術?・・・ひっ!」ビクッ

研究員「いいから来るんだ!」

姉「い、いやっ!」」

リリィ「お姉ちゃん!」

研究員「おい、そいつも連れて行け!」

姉「だめ!にげて!」

リリィ「う、うわああああ!」


叫びながら走った私は警察に保護されてなんとか難を逃れましたが、姉の方は連れていかれてしまいました

彼らがジオンだったのか、連邦だったのか、あるいはまったく関係ない第三者なのか、手がかりが全くないのでそれすらもわかりませんでした

それから私はNT、ひいてはNT研究所について死ぬ気で勉強しました

NT研究所は軍・・・というかの管理下にあるものが多いこと

連邦軍がジオンとは比べ物にならないほどの多くの施設を管理していたこと

それを知った私は連邦軍に入り、様々な基地を見学という名目で調査しました

しかしどこに行っても姉らしき人物はおらず、それどころか目に入るのは白目を剥いて絶叫する実験体ばかり

私は姉の捜索をあきらめ、NT研究所を潰すことを決意しました

もう私の姉のような人を出さないため・・・なんて立派な理由ではなく、単なる敵討ちですが、それでも私は様々な手を打ちました

が、やっぱり一人ではどうしても出来ることが限られていて困っていて・・・

いつか、連邦で偉くなって上から圧力かけて基地を全部潰せるようになるまではじっと我慢しようと思っていたのですが・・・

リリィ「・・・ジオンの基地だろうと連邦の基地であろうとNT研究所を潰せる機会が目の前にあるのに黙っているなんてことはとてもできません、どうか、私も連れて行って下さい・・・!」

ザク「・・・解った」

シーファ「えっ!?」

ザク「ついてくるのは構ないが援護もしないし囮になってもらうしなんかあったら無慈悲に切り捨てるけど」

リリィ「構いません」

ザク「じゃあお互い頑張ろう」

リリィ「はいっ!じゃあリリィはちょっといろいろ準備してきます!またすぐ来ます!」



シーファ「いいんですか!?いくらなんでもあんな子が今回の作戦で生き残れるわけがないじゃないですか!」

ザク「・・・お、囮がいれば作戦の成功率が上がるじゃないですか」

シーファ「そんなこと言って、ホントは情が湧いただけなんでしょ!また痛い目見ることになりますよ!大体今回のことだってさっさと例のゴミカスジオン兵を始末してれば何事もなかったのに!昔から甘いんだよ!お前は!」

ザク「シーファさん口調が昔に戻ってますよ」

シーファ「おおっと・・・」コホン

NT研究所

カイン「・・・」

フィーナ「・・・また見に来たの・・・?いい趣味ね・・・?」

カイン「・・・」

フィーナ「ねえ、何か面白い話でもしてよ。毎日毎日検査とお薬だけじゃあ頭がおかしくなっちゃう・・・」

カイン「・・・」

フィーナ「・・・はあ、そんなんじゃあ一生嫁が来ないよ」

カイン「・・・そのセリフ何回言えば気が済むんですか」

フィーナ「お、喋った」

フィーナ「じゃあ喋りついでになんかあなたの話聞かせてよ」

カイン「嫌ですよ」

フィーナ「じゃあせめて私の話を聞いてくれない?」

カイン「・・・」

フィーナ「・・・私、私の話かあ・・・いざ言おうと思うと思いつかないモンだなあ・・・」

フィーナ「あ、そうそう、私達親が居ないの。というか、居たにはいたんだけど本当の家族はザクだけなんだよね」

フィーナ「というのもね・・・」

フィーナは昔のことを語り始めた

昔・・・私が12歳の時だから五年前・・・いつだったっけ?83年?そのくらいの時にさ、なんかいたじゃない、テロリストが。名前は忘れたけど

あの人たちのせいでなんか私たちの住んでいたところでもジオンの人達が突然なんか喚きながら暴れまわってね

そのせいで私達の家も壊されちゃったんだけど

逃げてる時にね、私とザクを置いて親が先にスタコラサッサと逃げちゃったの

私はもう悲しくて悲しくてね、その場にへたり込んで

私達を可愛がってくれてたのは嘘っぱちで、本当は私は愛されてなかったんだって

でもその時ザクが必死に手を引っ張ってくれてね

そのおかげでなんとか生き残って、その後親じゃない大人のお世話になったりもしたけどなんとか二人で幸せに暮らしてたのに・・・

フィーナ「・・・どうしてガンダムだけじゃだめだったの?」

カイン「NTを研究すればジオンが勝利がより確実なものになり、よりよい未来へ向かうことが出来るからです」

フィーナ「そういうことじゃなくってさ・・・人さらいなんてして良心は痛まないの?」

カイン「良心で戦争が終わるものでもないでしょう」

フィーナ「田舎の両親がないてるぞ!良心だけに!」

カイン「・・・両親ならずっと昔に死にました」

フィーナ「へー」

カイン「いや、へーって・・・」

フィーナ「私の本当の両親も早くに死んじゃってね。さっき話したのは義理の親だったのよ。まあそれでも昔は好きだったんだけどね・・・」

カイン「そ、そうなんですか」

フィーナ「私のことは話したからあなたのことを聞かせてよ」

カイン「嫌ですよ」

フィーナ「あーあーもうこれだからジオンに芸なしとかいわれちゃうんだよー」

カイン「それをいうならジオンに兵なしです」

フィーナ「どっちでもいいしどうでもいい・・・あー暇暇暇ー!」ジタバタ


研究員「おい、時間だ」ガチャッ

フィーナ「っ!」ビクッ

フィーナ「・・・じゃあね、またお話できるといいな」

研究員「ほらいくぞっ!」



カイン「・・・」

研究室



フィーナ「うっわ・・・何この・・・何?」

研究員「ふっふっふ、これは君とカインさんのデータを基に作った真のNT専用MAだ」

フィーナ「真の?・・・いつか試したあのコマみたいなのがないみたいだけど」

研究員「ファンネルのことか?ハッ、あんなものはもう要らなくなるさ」

フィーナ「へー、・・・まあ聞いといてなんだけどどうでもいいや。さっさと打つなり調べるなりして部屋に戻してくれない?」

研究員「えっ!?最後まで聞いてくれないのか!?」

フィーナ「何?言う相手いないの?」

研究員「・・・ああそうだよどうせボッチだよ周りから疎まれてるよ人生研究一色だよ!」

フィーナ「あーはいはいわかった聞くよ聞きますよ!」

研究員「ありg・・・コホン、これは宇宙空間で最大限にNTの空間認識能力を発揮するためにMAを球状にして全方向の相手に対して対応を可能にした画期的なMAなのだ!」

フィーナ「なにその小学生みたいな発想」

研究員「小学生言うな!」

フィーナ「でもこれNTじゃなくても使えるんじゃないの?」

研究員「いやー無理無理。だってこれ操縦超複雑だから」

フィーナ「ふーん」

研究員「じゃあもうすぐ完成するコイツのためにも今日も実験させてもらうぞ」

フィーナ「・・・そういう非情なところがあるからボッチなんじゃないの?」

研究員「かもな。まあ研究できればどうでもいいが」

三日後

ザク宅

ザク「・・・出来た」

そこには大型スラスターと様々な武装を無理やり取り付け、元の姿は見る影もないMA形態のギャプランがあった

リリィ「おお!凄い!リリィ感激!」

シーファ「名前付けましょうよ名前!」

ザク「ギャプラン・ザクカスタムとか」

リリィ「無難にギャプラン改では?」

シーファ「いやそこはもっとパンチを効かせて無敵変形ギャプランダーとか」



リリィ「え?」

シーファ「?」キョトン

ザク「あー・・・改で決定」

シーファ「そ、そんな!」ガーン

リリィ「いや、今のはリリィでもドン引きするレベルですよ・・・」



NT研究所

カイン「これが・・・」

研究員「そう、これこそが真のNT専用MA・・・名前は・・・どうしましょうか」

カイン「ニュータイプのボールだからニューボールでいいんじゃないですか?」

研究員「それだと連邦の兵器っぽくないですか?」

カイン「それもそうか、うーん・・・じゃあNTBにしよう。それならまだマシでしょう」

研究員「えー、もっと恰好いい名前にしましょうよ」

カイン「別に僕はあなたが考えてくれるなら何でもいいんですけど」

研究員「それはめんどくさいので嫌です」

カイン「・・・じゃあNTBで」

研究員「了解しました。ではこれがマニュアルです」ドカッ

カイン「うわっ・・・厚さが普通の三倍くらいありますね・・・」

研究員「ふふ、三倍なんて縁起がいいじゃないですか。まあ操縦が複雑ですからね、仕方ないですよ」

カイン「・・・」

研究員「ま、NTのあなたなら余裕でしょう。頑張ってください!」

カイン「・・・はい」

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