C.C「ま、まさか！」

ルル「そのまさかだ、ブリタニア作の仮面ライダーに視聴率で負けたんだよ……」

C.C「向こうは始めたばっかだし物珍しさじゃないのか？」

ルル「三週連続で負けている」

C.C「」

ルル「これは由々しき事態だ…ジェレミア！」ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

ジェレミア「はっ、何でしょうルルーシュ様！」ｽﾀｯ

ルルーシュ「いつものアレをするぞ！」

ジェレミア「かしこまりました、ルルーシュ様」

同日 斑鳩会議室

扇「ゼロ、今日の会議の議題は何だ？」

ゼロ「お前達！ブリタニアが仮面ライダーを放送していることは知っているな？」

カレン「確か蜃気楼の裏番組ですよね」

ディートハルト「ええ、しかし視聴率は私達より上です」

玉城「マジで！？くそぉ…ブリキ野郎めぇ……」

朝比奈「でも、ゼロの目的は仮面ライダーの再興だよね？」

ゼロ「確かにブリタニアの仮面ライダーでも私の目的は達成できるだろう、しかし私達の仮面ライダーが負けているという状況を黙って見ているつもりは毛頭無い！」

藤堂「ゼロ、その言葉が聞きたかった」ﾌｯ

南「でも、俺達も向こうに負けているとは到底思えないんだが」

藤堂「その話をする前に皆、この動画を見て欲しい」

千葉「藤堂さん、これは？」

藤堂「俺がブリタニアの仮面ライダーを独自に編集した動画だ、これを見て俺達が劣っている点に気づいて欲しい」

カレン「見た感じスーツのデザインとか戦闘シーンとかも私達のと大差ないですよ」

扇「い、いや待て！ブリタニアのには変身シーンがあるぞ！」

藤堂「そう、俺達のはG3タイプにしたから変身シーンは無い、しかし相手側はちゃんとCGで変身シーンを作ってきてる」

玉城「じゃあ、俺達も変身シーンを作ったらいいんじゃね？」

藤堂「いや今更それは遅い、それに向こうは主役にラウンズの枢木スザクを使ってきてる」

ジェレミア「こちらが勝る点は何一つ無いんじゃないでしょうか？」

藤堂「だから私はテコ入れをしようと思っている」

一同「「「テコ入れ！？」」」

朝比奈「でも、テコ入れって下手すると番組そのものをダメにするよね……」

ゼロ「いや、そうならない範囲ですればいい」

ディートハルト「では、新しい敵を作るとかでしょうか？」

ラクシャータ「新しい武器とかも王道さね」

藤堂「そんな事よりもっと大事なものがある」

南「確かに少女が全然出てないな」

藤堂「仮面ライダーといえば何だ？それは……」

一同ｺﾞｸﾘ

藤堂「バイクだ！」

玉城「あー！本当だ！」

カレン「確かにライダーなのにバイクに乗ってないのはおかしかったわね……」

扇「しかもブリタニアのもバイクに乗ってないぞ！」

ゼロ「俺はよくバイク(サイドカー)に乗ってるから運転は任しておけ」

ラクシャータ「でも、私はバイクを作る技術なんか持ってないわよぉ？」

千葉「ナイトメアを作れてそれは無いだろ…」

ジェレミア「サイボーグの私にも無理です」

藤堂「任せろ、バイクならパーツと設備さえあれば作れる」

ゼロ「私がバイクに名前を付けていいか？」

藤堂「無論だ、ゼロよ」