キャスター「リュウノスケ、子役オーディションを始めましょう」 (18)

龍之介「子役オーディション?」

キャスター「そうです。 Fate/Zero 第2話で私に殺される子供を決めるのです」

龍之介「えっ、でもそういうのってあおき監督が決めるんじゃないの?」

キャスター「本来はそうなのですが……私が監督に駄々をこねた結果、特別に許可をもらいました」

龍之介「はは、旦那は子供好きだからねぇ」

キャスター「ふふふ……これで演技に関係なく私好みの子供を選出できますよ!」

龍之介「旦那! 声がでかいって! 聞こえたらマズイよ!」

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少年(遂にこの日が来た……Fate/Zeroのオーディション!!)

少年(ここで起用されれば……俺の知名度アップも間違いなし! 絶対に勝ち取ってみせる!!)

キャスター「さてみなさん、集まりましたね」

子ども達「はーーーい!!」

キャスター「……おっと、言い忘れてました」

龍之介「……?」

キャスター「私は男の子にしか興味がありませんので女の子達は帰ってください」

女の子達「!?」

龍之介(旦那、ショタコンだからなぁ)

少年(男で良かった……)

キャスター「さて……これで人数は減りましたね」

龍之介「ひぃ、ふぅ、みぃ……10人ぐらいかな?」

キャスター「ええ、そうですね」

少年(この日のためにセリフも覚えて練習したんだ……頑張るぞ!!)

キャスター「……もう出てきていいですよ」

龍之介「?」

ガチャッ

男×4「……」

少年達「!!?」

龍之介「ちょ、ちょっと旦那!! 何そのパンツ一丁のマスクした男達は!?」

キャスター「彼らの攻撃に最後まで耐えることのできた者を起用します」

龍之介「攻撃……?」

男×4「……」バッ!!

龍之介「!?」

少年(パンツを脱いだ!?)

キャスター「彼らの肉棒に耐えるのです!!」

少年B「えーーーーっ!?」

少年C「すいません……僕、やめます」

少年B「俺も……」

\ボクモーボクモー/

龍之介(そりゃそうだよな……)

キャスター「なんて根性のない坊や達なんでしょう……」

少年(俺だってやりたくねえよ……けど!!)

少年「……俺はやります!」

龍之介(嘘!?)

キャスター「なんと……たった一人、根性のある坊やがいましたね」

龍之介「ぼ、僕……本当にいいの?」

少年「は、はい!」

少年(こんな大役、滅多にないしな……これを機に売れれば親孝行できる!)

龍之介「ねえ旦那、現に希望者が一人しかいないんだからオーディションしなくてもいいんじゃない?」

キャスター「そうはいきませんリュウノスケ。 このオーディションは今後の私の人生を左右するんですからね」

龍之介「そ、そんなに……?」

キャスター(このオーディションで合格した人が私の可愛いペットになるのです!)

龍之介「ところでさ旦那……」

キャスター「なんですリュウノスケ」

龍之介「あのマスクした人達とはどういう関係?」

キャスター「♂」

龍之介「は?」

キャスター「察してください、リュウノスケ」

龍之介(うわぁ……)

少年「あの……何を奥でコソコソ話をしているんですか?」

キャスター「いえ、なんでもありませんよ坊や。 さあ、オーディションを始めましょう」

キャスター「いいですか坊や。 彼らに何をされても決して悲鳴を上げてはいけません……それも一時間」

少年「い、一時間!!?」

キャスター「おや、この役を勝ち取りたくないのですか?」

少年「や、やります!」

キャスター「分かればよろしい。 では始めましょう」

男×4「……」バッ!!

少年(フ、フルチンで来た!?)

キャスター「あなた達! 少年に無理矢理咥えようとするのです!」

男×4「……」

少年「む、むご……」

少年(ちょっ……やめ……)

キャスター「素晴らしい! 肉棒4つが彼の口の中に!!!」

龍之介(どこをどう見たら素晴らしいんだよ)

少年「……ぱあっ!!」

キャスター「坊や!! 吐き出してはいけません!! あと10分は咥えたままでいなさい!!」

少年「!!!?」

キャスター「いいから早く!」

少年「は、はい!」

キャスター「ご覧なさいリュウノスケ!! 涙目になっている少年の顔を!! なんと可愛いらしいでしょう!!」

キャスター「私の悲鳴を上げてはいけないという決まりを守りながら必死に堪えている姿……これこそが私の理想なのです!!」

龍之介「旦那、あの子助けてもいい?」

キャスター「ダメです! あなたにもあれをやらせますよ!」

龍之介「わ、分かったよ……」

少年(10分経った……)

キャスター「そこまでにしましょう」

少年「は、はい……オエッ」

キャスター「次の試練です」

少年(まだあるの!?)

キャスター「次は彼らに20分間舌で舐められるのです!!」

少年「!?」

キャスター「さあ、あなた達!! 坊やを舐めるのです!」

男×4「……」コクリ

少年「ちょ……まっ……」

男×4「……」レロレロレロレロ

少年「!!!」ビクビク!!

キャスター「悲鳴を上げてはいけませんよ!」

少年「ふぁ、ふぁい……///」

少年(ふざけんなよ……色んなところを舐めやがって!///)

龍之介「……」

キャスター「!!」

パァン!!

龍之介「うわあ!?」

キャスター「龍之介、警察を呼ぶのは私が許しません」

龍之介「くそ、携帯が……だったら!」ダッ

キャスター「ふんっ!」

龍之介「ぐはっ!?」

キャスター「外へ出て助けを呼ぶことも私が許しません」

龍之介(くそ、どうすれば……どうすればあの子を救える!?)

男×4「……」レロレロレロレロ

少年「うっ……ううっ」

キャスター「少年、あと3分ですよ」

少年(絶対に悲鳴は上げない!!)

少年(売れなきゃ……売れなきゃいけない! 母さんと父さんに楽をさせるんだ!!)

キャスター「なかなか耐えますね……それでこそ調教しがいがある!!」












少年「20分……経ちました」

キャスター「よろしい! では最後の試練!!」

少年(なんだろう……)

キャスター「ホモセックスをするのです!!」

少年「えっ……」

龍之介「!!?」

キャスター「30分間! 悲鳴を上げてはいけませんよ!」

少年「あっ……ああっ……」

男「……」バッ

少年「!!」

龍之介「……僕!! こんなチョイ役を取ってもなんも得しない! 早く悲鳴を上げるんだ!!」

少年「……」ブンブン

龍之介「そんな……どうして!?」

少年「どんな小さな役でもいい……全力で挑みたいんです!!」

少年「父さんと……母さんのために!!」

龍之介「!!!」

男「……」

少年「!!」

キャスター「おや……?」

少年「んっ……んんっ!!」

少年(な、なんだ……この感覚は……)

キャスター「あの様子……もしや坊や!!」

少年「んんーーーーーーーーっっっっ!!///」

キャスター「なんと……」

龍之介「そんな……ここまで来て……」

ガンガン!

キャスター「ん……?」

監督「今の悲鳴はなんだ! 開けろ!!」ガンガン!

龍之介「あおき監督だ!!」

キャスター「もういいです……少年は試練に耐えられなかった……開けましょう」

ガチャッ

キャスター「どうも監督」

監督「鶴岡さん、今の悲鳴は?」

キャスター「彼です……」

少年「はぁ……はぁ……」

少年(くそ……我慢できなかった……)

監督「……君」

少年「は、はい……」

監督「……俺のドラマに出てくれないか?」

少年「へ……?」

キャスター「監督……残念ながら彼はオーディションに不合格で……」

監督「うるせえ! 監督の俺が言ってるんだ!! 採用は採用だ!」

キャスター「」

少年「い、いいんですか?」

監督「ああ、今の悲鳴は演技じゃなかったとしても素人じゃ中々できないからね、頼んだよ……ところで名前は?」

少年「お、大原です!! が、頑張ります!!」

龍之介(確かにあの悲鳴は凄かったな……頑張れ少年!!)

男×4「……」

監督「ところで彼らは?」

龍之介「き、気にしないでください」

龍之介(こうして大原少年は見事に役を勝ち取った)

龍之介(悲鳴により視聴者にトラウマを与えた彼は悲鳴の人と呼ばれるようになった)

龍之介(このドラマの出演を機に大原少年は様々な役をこなし、後に『奈須きのこ賞』を受賞するにまで至った)

龍之介(そしてお金も沢山もらい、親孝行もできたそうだ)

龍之介(因みに旦那はあんなことを繰り返した所為で逮捕された)

おまけ

ライダー「食事に……セ、セックス///」

監督「カーーーーット!!」

ウェイバー「なんだよ! いい歳してセックスって言うのも恥ずかしがってんのかよ!」

ライダー「う、うるさい!!///」

〜終わり〜

大原桃子さんのあの悲鳴はもっと評価されるべきってことをSSで伝えようとした結果がこれです

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年04月18日 (月) 00:56:36   ID: ARFHcf7f

アニメの舞台裏って設定のSSもっと見たい

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